1 00:00:37,903 --> 00:00:43,175 ずいずい ずっころばし ごまみそ ずい 2 00:00:43,175 --> 00:00:46,775 アー ごまみそ ずい 3 00:01:48,808 --> 00:01:51,143 江戸城 4 00:01:51,143 --> 00:01:54,914 数万坪に及ぶ広大な城内の 一番奥に 5 00:01:54,914 --> 00:01:59,185 下界と全く隔絶された一角がある 6 00:01:59,185 --> 00:02:01,954 そこが大奥と呼ばれ 7 00:02:01,954 --> 00:02:06,092 千何百人もの女たちだけが 住んでいた 8 00:02:06,092 --> 00:02:10,896 本丸との たった一つの通路である この御鈴廊下を通るのは 9 00:02:10,896 --> 00:02:13,499 将軍ただ一人で 10 00:02:13,499 --> 00:02:16,602 男子は一切禁制 11 00:02:16,602 --> 00:02:19,602 いわば江戸城のハレムであった 12 00:02:23,275 --> 00:02:27,413 今宵は将軍家光のお渡り 13 00:02:27,413 --> 00:02:31,113 しとねに上がるのは 中臈 千代であった 14 00:03:13,392 --> 00:03:16,792 お作法により改むる 15 00:03:24,670 --> 00:03:26,672 ハッ あ… 16 00:03:26,672 --> 00:03:28,674 アー! 17 00:03:28,674 --> 00:03:31,043 大事でございます お出合いなさいませ 18 00:03:31,043 --> 00:03:33,846 大事にござります 大事にござります 19 00:03:33,846 --> 00:03:36,415 大事にござります お出合いなさいませ 20 00:03:36,415 --> 00:03:38,851 大事にござります 千代 21 00:03:38,851 --> 00:03:41,287 ハッ 22 00:03:41,287 --> 00:03:44,156 そなたというおなごは 気でも くるったか 23 00:03:44,156 --> 00:03:46,725 事もあろうに上様のお命を 24 00:03:46,725 --> 00:03:51,263 誰かに頼まれたな 言え 誰に頼まれたのじゃ 25 00:03:51,263 --> 00:03:54,233 誰に頼まれたのかと 聞いておるのじゃ 26 00:03:54,233 --> 00:03:58,204 しぶといおなごめ 黙っていて済むと思うか 27 00:03:58,204 --> 00:04:00,206 重野 引っ立てい 28 00:04:00,206 --> 00:04:02,408 アッ こっちへ来るのじゃ 来い 29 00:04:02,408 --> 00:04:05,444 引っ立てい 来い 30 00:04:05,444 --> 00:04:09,281 しぶといおなごめ 行け 31 00:04:09,281 --> 00:04:11,281 さあ 行け 32 00:04:19,258 --> 00:04:21,727 千代は何者かに殺され 33 00:04:21,727 --> 00:04:24,497 死体は城外で発見された 34 00:04:24,497 --> 00:04:27,933 検視の結果 千代の体には 鞭の痕があったが 35 00:04:27,933 --> 00:04:32,938 致命傷は全く見当たらず 毒殺でもない 36 00:04:32,938 --> 00:04:39,011 ただ一つ 右手の指に 女の髪の毛が絡みついていた 37 00:04:39,011 --> 00:04:41,213 手がかりは それだけしかないのだ 38 00:04:41,213 --> 00:04:45,918 だが上様のお命が 狙われていたことは紛れもない 39 00:04:45,918 --> 00:04:49,388 千代が何者の命を受けていたか 40 00:04:49,388 --> 00:04:51,657 また どこでどう殺され 41 00:04:51,657 --> 00:04:55,461 どうやって大奥から 運び出されたか 42 00:04:55,461 --> 00:04:57,461 皆目 分からぬ 43 00:05:12,912 --> 00:05:16,248 表から探索を申し入れたが 44 00:05:16,248 --> 00:05:18,984 春日局殿は大奥の男子禁制を 盾にとって 45 00:05:18,984 --> 00:05:21,687 頑として承知せず 46 00:05:21,687 --> 00:05:24,223 総取締の面目に懸けても 47 00:05:24,223 --> 00:05:27,723 自らの手で真相を究明すると 一歩も引かんのだ 48 00:05:29,762 --> 00:05:34,300 だが万が一 上様暗殺の 第二の手が伸びたら… 49 00:05:34,300 --> 00:05:36,700 鷹!聞いてるのか 50 00:05:47,279 --> 00:05:50,916 今回に限って破格の礼金を出そう 51 00:05:50,916 --> 00:05:54,216 金500枚 それも前金だ 52 00:05:56,355 --> 00:05:58,355 断る 見損なうな 53 00:06:04,730 --> 00:06:07,566 引き受けてくれ 54 00:06:07,566 --> 00:06:10,035 いくらなら 引き受けるというのだ? 55 00:06:10,035 --> 00:06:14,740 相手が悪い 男子禁制の大奥では 俺でも動きが取れん 56 00:06:14,740 --> 00:06:17,743 それに第一 身元調べが厳重な 大奥に どうやって入るんだ 57 00:06:17,743 --> 00:06:21,413 その道は この信綱が 何とか つけてやる 58 00:06:21,413 --> 00:06:24,483 たとえ お前の動きが封じられても 59 00:06:24,483 --> 00:06:26,583 朱鷺と百舌鳥がいるではないか 60 00:06:29,088 --> 00:06:31,156 頼む 61 00:06:31,156 --> 00:06:33,156 今度は わしも頭を下げる 62 00:06:35,160 --> 00:06:38,030 な? 63 00:06:38,030 --> 00:06:40,030 引き受けてくれ 64 00:06:50,275 --> 00:06:53,875 おい!俺は引き受けたとは 言ってねえぞ 65 00:07:04,189 --> 00:07:07,292 大奥は かつて将軍の乳母であり 66 00:07:07,292 --> 00:07:12,064 総取締を務める春日局を 最高の権力者として 67 00:07:12,064 --> 00:07:14,867 更に いま一人 秀忠の側室として 68 00:07:14,867 --> 00:07:18,504 一生不遇のうちに終わった お静の方付の老女で 69 00:07:18,504 --> 00:07:21,173 今は仏門に入っているが 70 00:07:21,173 --> 00:07:25,177 なお隠然たる勢力を 保っている祖心尼 71 00:07:25,177 --> 00:07:28,814 この2人を頂点として 動いている女だけの城だ 72 00:07:28,814 --> 00:07:32,618 すごいじゃない 私 一生に一度でいいから 73 00:07:32,618 --> 00:07:35,487 江戸城の大奥ってとこ のぞいてみたかったの 74 00:07:35,487 --> 00:07:39,024 そいで きれいな… 何てったっけ 打掛? 75 00:07:39,024 --> 00:07:41,694 そう その打掛を 着てみたかったのよ 76 00:07:41,694 --> 00:07:46,231 そいで こうしゃなりしゃなりと 歩く私の姿 夢にまで見たわ 77 00:07:46,231 --> 00:07:48,400 鷹は今回 ゆっくり 休んでていいわよ 78 00:07:48,400 --> 00:07:51,737 朱鷺様と この百舌鳥が行く あー もう願ってもない仕事だわ 79 00:07:51,737 --> 00:07:54,673 私もう じっとしてられない 80 00:07:54,673 --> 00:07:56,742 あきれた女だ 81 00:07:56,742 --> 00:07:59,645 それに手がかりというのは 死んだ中臈の指に絡んでいた 82 00:07:59,645 --> 00:08:02,347 数本の髪の毛だけだ 83 00:08:02,347 --> 00:08:07,753 それに江戸城のど真ん中 大奥で 将軍の命を狙う不敵な奴ら 84 00:08:07,753 --> 00:08:11,223 こいつは今までになかった強敵だ そんな浮かれてる場合じゃない 85 00:08:11,223 --> 00:08:14,827 分かってないのね 女心ってそういうものよ 86 00:08:14,827 --> 00:08:16,862 それに私だって不知火のくノ一 87 00:08:16,862 --> 00:08:20,232 これで ばっちりと さえた腕 見せちゃうんだから 88 00:08:20,232 --> 00:08:23,602 朱鷺 お前はどうする? 89 00:08:23,602 --> 00:08:26,939 まあ今までと違って 俺は正面立って動けない 90 00:08:26,939 --> 00:08:30,008 へたすると2人とも 91 00:08:30,008 --> 00:08:32,010 やるわ 92 00:08:32,010 --> 00:08:37,010 500金あれば 国にいるみんなも 当分の間は安んじて暮らせるもの 93 00:08:40,052 --> 00:08:42,052 はい 94 00:08:45,290 --> 00:08:47,392 使い道は2人に任せる 95 00:08:47,392 --> 00:08:49,692 よし これで話は決まった 96 00:08:51,797 --> 00:08:53,799 アハハ ンー ずっといい男だよ 97 00:08:53,799 --> 00:08:56,599 せいぜい関取だよ (せき払い) 98 00:08:58,937 --> 00:09:00,973 ここがお前たちの部屋じゃ 99 00:09:00,973 --> 00:09:05,444 お前と同じ御末の お里に お春 100 00:09:05,444 --> 00:09:08,044 あとは万事 2人に聞くがよい 101 00:09:13,685 --> 00:09:15,685 ねえ ちょっとちょっと 102 00:09:18,824 --> 00:09:23,128 うわあ きれいな着物 103 00:09:23,128 --> 00:09:26,098 今 町ではそんな柄が はやってるのね 104 00:09:26,098 --> 00:09:31,436 あの… あんた 一日中 こんな着物 着てるの? 105 00:09:31,436 --> 00:09:36,241 そうよ 柄の着物は 大奥に入ってから丸2年 106 00:09:36,241 --> 00:09:38,343 袖を通したこともないわ 107 00:09:38,343 --> 00:09:42,247 じゃ 御末ってのは きれいな打掛は着ないの? 108 00:09:42,247 --> 00:09:45,117 え? ちょいと そこの新参者 109 00:09:45,117 --> 00:09:47,117 こっち寄りな 110 00:09:49,188 --> 00:09:53,325 いいかい?打掛を着られるのは 御目見以上 111 00:09:53,325 --> 00:09:56,161 御仲居 御火之番 御使番 112 00:09:56,161 --> 00:09:59,961 あと3階級もしなきゃ 打掛なんか着らんないのよ 113 00:10:05,804 --> 00:10:08,941 何をしとるんだ ほい 114 00:10:08,941 --> 00:10:12,744 ほらほら はい 115 00:10:12,744 --> 00:10:15,781 ほらほらほら はい 116 00:10:15,781 --> 00:10:20,152 ねえ 春日局様や祖心尼様は どこにいらっしゃるの? 117 00:10:20,152 --> 00:10:22,154 もっとずっと奥 118 00:10:22,154 --> 00:10:25,357 私など年に1度ぐらいしか お顔を見ることもできないわ 119 00:10:25,357 --> 00:10:28,160 コラ!何しゃべくっとんだ 120 00:10:28,160 --> 00:10:31,597 えい!えい! さっさとやらんか ほら 121 00:10:31,597 --> 00:10:34,297 ほら ほれ 122 00:11:13,071 --> 00:11:17,271 何だ どこまで行っても 同じじゃないの 123 00:11:31,356 --> 00:11:34,893 大奥には数々の年中行事がある 124 00:11:34,893 --> 00:11:39,398 また時には楽しい狂言や舞もある 125 00:11:39,398 --> 00:11:42,634 そのたびに奥女中たちは それぞれ扮装を凝らし 126 00:11:42,634 --> 00:11:44,803 髪を結わねばならない 127 00:11:44,803 --> 00:11:49,174 そのために大奥の片隅 128 00:11:49,174 --> 00:11:53,574 さまざまの小道具や かもじを用意した一室があった 129 00:11:58,717 --> 00:12:00,719 手がかりは 130 00:12:00,719 --> 00:12:04,919 死んだ中臈の指に絡んでいた 数本の髪の毛だけしかないんだ 131 00:12:14,232 --> 00:12:16,401 ヒッ 132 00:12:16,401 --> 00:12:18,570 何をしています? 133 00:12:18,570 --> 00:12:21,873 あの… かわやへ参りましたが 134 00:12:21,873 --> 00:12:25,510 帰りが分からなくなってしまって 135 00:12:25,510 --> 00:12:27,746 新参者ですね? 136 00:12:27,746 --> 00:12:32,884 はい 今日 ご奉公に上がった 小夜と申します 137 00:12:32,884 --> 00:12:36,989 御末の部屋は この廊下の 突き当たりを左に行き 138 00:12:36,989 --> 00:12:40,292 次の角を右に ずっと行った所にある 139 00:12:40,292 --> 00:12:44,463 さあ人目につかぬうちに 早く部屋に戻りなさい 140 00:12:44,463 --> 00:12:46,463 ありがとうございました 141 00:12:48,467 --> 00:12:52,838 この日 春日局の招きにより 142 00:12:52,838 --> 00:12:58,210 京の公家 錦小路家の次女 綾姫が 143 00:12:58,210 --> 00:13:01,910 道中つつがなく 江戸城内に入った 144 00:13:28,206 --> 00:13:32,177 長の道中 お障りもなく ご安着のほど 145 00:13:32,177 --> 00:13:35,177 祝着至極に存じまする 146 00:13:37,949 --> 00:13:40,152 至らぬ者ゆえ 147 00:13:40,152 --> 00:13:44,122 何とぞ よしなに お引き回しくださいますよう 148 00:13:44,122 --> 00:13:46,792 お願い申し上げまする 149 00:13:46,792 --> 00:13:51,596 早速にも上様とのお目見えを 取り計らいたいところながら 150 00:13:51,596 --> 00:13:55,901 実は先頃 思わぬ不祥事が 起こりましてな 151 00:13:55,901 --> 00:13:59,738 いや 姫には 何のお関わり合いもないが 152 00:13:59,738 --> 00:14:04,576 上様には少なからず お心を乱しておいでのご様子 153 00:14:04,576 --> 00:14:08,180 事の決着をつけ お気持ちが晴れてから 154 00:14:08,180 --> 00:14:11,116 お目もじをするのが 姫様のためにもなろうと 155 00:14:11,116 --> 00:14:13,116 存じましてのう 156 00:14:15,454 --> 00:14:17,654 お願い申し上げまする 157 00:14:54,693 --> 00:14:56,893 待たせましたな 158 00:15:23,788 --> 00:15:26,291 ほう 159 00:15:26,291 --> 00:15:32,230 お茶を点てることだけに 明け暮れる世捨て人の この祖心尼 160 00:15:32,230 --> 00:15:39,404 そのたびごとに この京 船橋の 五色豆を思い出していた 161 00:15:39,404 --> 00:15:41,673 何よりのお土産 162 00:15:41,673 --> 00:15:47,546 綾姫様のお心遣い 涙の出るほど うれしいとお伝えくだされ 163 00:15:47,546 --> 00:15:50,515 承知いたしました 164 00:15:50,515 --> 00:15:53,385 女中どもの話では 165 00:15:53,385 --> 00:15:57,856 神々しいまでに お美しいお方とか 166 00:15:57,856 --> 00:16:01,526 この上は一日も早く お目見えを済まし 167 00:16:01,526 --> 00:16:06,198 立派なお世継ぎを 産んでいただきたいものじゃ 168 00:16:06,198 --> 00:16:08,633 お気の毒とは存じますが 169 00:16:08,633 --> 00:16:15,006 ご自分の幸せは ご自分の力で 切り開かねばなりません 170 00:16:15,006 --> 00:16:18,343 私などには考えも及ばぬ ご事情があっての上とは 171 00:16:18,343 --> 00:16:20,345 お察しいたしますが 172 00:16:20,345 --> 00:16:24,015 あ… たとえ どのようなご身分の 殿御であっても 173 00:16:24,015 --> 00:16:29,221 嫌いなら なぜ お断りに ならなかったのでございます? 174 00:16:29,221 --> 00:16:31,321 それはどういう意味じゃ? 175 00:16:39,631 --> 00:16:41,833 びっくりした 176 00:16:41,833 --> 00:16:45,070 どうやら殺しの現場は ここらしいわ 177 00:16:45,070 --> 00:16:49,207 だけど誰が中臈を殺したのか まだ分からない 178 00:16:49,207 --> 00:16:54,613 それが分かれば上様暗殺の計画を している黒幕が浮かんでくるのに 179 00:16:54,613 --> 00:16:57,782 私の勘では 千代って中臈を折檻したのは 180 00:16:57,782 --> 00:17:00,385 春日局様だって聞いてるし 181 00:17:00,385 --> 00:17:03,788 元々 局様は千代が町方の娘なので 182 00:17:03,788 --> 00:17:06,788 上様のおしとねに上がるのに 反対していたんですって 183 00:17:09,060 --> 00:17:12,097 大奥の数ある御殿女中の中で 184 00:17:12,097 --> 00:17:15,000 白髪の交じっている者となると… 185 00:17:15,000 --> 00:17:17,736 あっ 何だか におってきたね 186 00:17:17,736 --> 00:17:21,573 鷹が連絡用に持っていけと 言ったハトは? 187 00:17:21,573 --> 00:17:23,642 大丈夫 188 00:17:23,642 --> 00:17:27,412 今度は鷹の力を借りずに 私たちだけで解決するんだから 189 00:17:27,412 --> 00:17:30,015 それより がっかり 見て この格好 190 00:17:30,015 --> 00:17:33,418 フフッ 打掛を着られると 張り切ってたのに 191 00:17:33,418 --> 00:17:36,755 当てが外れたわね 大当て外れもいいとこ 192 00:17:36,755 --> 00:17:40,825 御火之番 相勤め… 193 00:17:40,825 --> 00:17:44,029 大丈夫 みんな 気味悪がって この部屋には近づかないから 194 00:17:44,029 --> 00:17:46,531 じゃ また明日 この時刻にね 195 00:17:46,531 --> 00:17:49,467 さっしゃりましょう 196 00:17:49,467 --> 00:17:54,406 御火之番 相勤めまする 197 00:17:54,406 --> 00:17:56,406 火の用心… 198 00:18:15,293 --> 00:18:17,495 そなた 199 00:18:17,495 --> 00:18:24,035 私に なぜ きっぱりと 断らなかったのかと申したな 200 00:18:24,035 --> 00:18:26,037 申し訳ございません 201 00:18:26,037 --> 00:18:31,643 つい失礼なことを 口にいたしまして 202 00:18:31,643 --> 00:18:33,643 とがめているのではない 203 00:18:36,715 --> 00:18:41,415 そなた おなごの幸せを どう考えている? 204 00:18:43,922 --> 00:18:46,991 このお方ならと思う殿御に 205 00:18:46,991 --> 00:18:50,929 生涯を捧げるのが 206 00:18:50,929 --> 00:18:54,099 おなごの誠の幸せだと 207 00:18:54,099 --> 00:18:56,199 私は思っております 208 00:18:58,470 --> 00:19:03,670 それでは姫様は上様のことを… 209 00:19:06,745 --> 00:19:09,114 過ぐる年 210 00:19:09,114 --> 00:19:12,317 上様がご上洛あそばされ 211 00:19:12,317 --> 00:19:16,287 賢所でご休息の際 212 00:19:16,287 --> 00:19:20,187 接待役を仰せつかって お茶を進ぜました 213 00:19:23,027 --> 00:19:27,265 上様は とうにお忘れでしょうが 214 00:19:27,265 --> 00:19:30,101 私の心の中には 215 00:19:30,101 --> 00:19:35,273 上様のお姿が焼き付いて 離れなかったのです 216 00:19:35,273 --> 00:19:37,509 それ以来 217 00:19:37,509 --> 00:19:41,309 私はずっと上様のことだけを 考えていました 218 00:19:44,048 --> 00:19:48,048 姫様 申し訳ございません 219 00:19:50,054 --> 00:19:52,690 私は姫様のお輿入れを 220 00:19:52,690 --> 00:19:54,993 これまで何度か繰り返された 221 00:19:54,993 --> 00:19:59,898 堂上方と徳川家を結ぶ 政略のためだとばかり 222 00:19:59,898 --> 00:20:02,934 思い込んでおりました 223 00:20:02,934 --> 00:20:07,534 私は浅はかな女でございました 224 00:20:09,908 --> 00:20:12,010 私こそ 225 00:20:12,010 --> 00:20:15,814 自分一人の胸に 秘めておけばよいものを 226 00:20:15,814 --> 00:20:18,214 はしたなく口に出して 227 00:20:20,852 --> 00:20:25,623 でも そなたにだけは 228 00:20:25,623 --> 00:20:28,623 私の本心を 知ってもらいたかったのです 229 00:20:34,199 --> 00:20:36,199 どうしたのです? 230 00:20:38,837 --> 00:20:42,240 私は 231 00:20:42,240 --> 00:20:46,740 姫様が おうらやましくなって まいりました 232 00:20:50,248 --> 00:20:54,648 これから先も私のそばを離れず 233 00:21:01,793 --> 00:21:03,793 ずっと一緒にいておくれ 234 00:21:05,830 --> 00:21:10,468 いえ それは… 235 00:21:10,468 --> 00:21:14,973 信綱様から そなたのことを 頼まれた時は 236 00:21:14,973 --> 00:21:17,208 正直言って 237 00:21:17,208 --> 00:21:22,013 目付役を押しつけられたようで 嫌な気がしてならなかった 238 00:21:22,013 --> 00:21:25,513 が 今は違う 239 00:21:27,752 --> 00:21:30,952 そなたを手放しとうない気持ちで いっぱいなのです 240 00:21:44,269 --> 00:21:47,171 はるばる お越しあそばしたというのに 241 00:21:47,171 --> 00:21:50,909 綾姫様が何やら おかわいそうでなりませぬ 242 00:21:50,909 --> 00:21:53,545 本当に 一日も早う 243 00:21:53,545 --> 00:21:56,614 上様とのお目見えを させてあげとうございます 244 00:21:56,614 --> 00:22:00,585 だが あの一件も いまだに五里霧中 245 00:22:00,585 --> 00:22:03,588 大奥の安全を しかと確かめるまでは 246 00:22:03,588 --> 00:22:07,759 上様を大奥へお招きすることは 断じてなりません 247 00:22:07,759 --> 00:22:12,263 とはいえ間もなく 嘉祥の祝いが参ります 248 00:22:12,263 --> 00:22:16,768 上様をお招きするのは 年来のしきたりゆえ 249 00:22:16,768 --> 00:22:19,337 分かっている 250 00:22:19,337 --> 00:22:21,406 お局様 251 00:22:21,406 --> 00:22:24,206 もし お局様 252 00:23:18,630 --> 00:23:20,630 ハッ 253 00:23:35,179 --> 00:23:39,951 局様のご心配は よう分かります 254 00:23:39,951 --> 00:23:44,555 したが並の行事とは異なり 255 00:23:44,555 --> 00:23:50,895 東照神君様 天下ご統一を ことほぐ嘉祥の祝い 256 00:23:50,895 --> 00:23:54,895 中止なさるのは いかがなものかと 257 00:24:21,526 --> 00:24:24,395 しかし 258 00:24:24,395 --> 00:24:27,298 万に一つ 259 00:24:27,298 --> 00:24:31,135 上様の身に異変が起こったら 260 00:24:31,135 --> 00:24:34,772 取り返しがつきますまい 261 00:24:34,772 --> 00:24:37,875 備えあれば憂えなしとか 262 00:24:37,875 --> 00:24:40,812 警戒に万遺漏なきを期せば 263 00:24:40,812 --> 00:24:43,912 万に一つの不安も防げましょう 264 00:24:46,818 --> 00:24:51,189 春日はあくまで反対じゃ 265 00:24:51,189 --> 00:24:53,491 それなれば 266 00:24:53,491 --> 00:24:57,191 お気の済むようになされるのが よろしかろう 267 00:24:59,263 --> 00:25:01,365 とは申せ 268 00:25:01,365 --> 00:25:04,869 他ならぬ嘉祥の祝い 269 00:25:04,869 --> 00:25:09,307 確かなる実証もなく 中止したとあっては 270 00:25:09,307 --> 00:25:12,877 大名たちに対する 上様のご威信にも 271 00:25:12,877 --> 00:25:14,879 関わりはせぬかと 272 00:25:14,879 --> 00:25:19,884 まあ いささか老婆心までに 申し上げておきまする 273 00:25:19,884 --> 00:25:22,286 それにいま一つ 274 00:25:22,286 --> 00:25:27,558 綾姫様も このままで 放っておくおつもりか? 275 00:25:27,558 --> 00:25:32,997 何の 折を見て上様との お目見えを取り計らう所存じゃ 276 00:25:32,997 --> 00:25:35,666 それなれば なおのこと 277 00:25:35,666 --> 00:25:39,966 嘉祥の祝いが またとない機会で ございましょうに 278 00:25:43,608 --> 00:25:46,511 6月16日は 279 00:25:46,511 --> 00:25:51,983 元和元年 徳川家康が 天下を平定した日である 280 00:25:51,983 --> 00:25:56,754 以来 徳川家では この日を嘉祥の日と呼び 281 00:25:56,754 --> 00:25:59,157 盛大な祝いが執り行われ 282 00:25:59,157 --> 00:26:01,459 将軍は大奥に足を運んで 283 00:26:01,459 --> 00:26:05,363 園遊会を催すのが 習わしとなっていた 284 00:26:05,363 --> 00:26:09,563 お成りにございます お成りにございます 285 00:26:25,383 --> 00:26:29,783 おお そなたは過ぐる年 京で… 286 00:26:32,023 --> 00:26:34,292 はい 287 00:26:34,292 --> 00:26:38,196 あの時の綾にございます 288 00:26:38,196 --> 00:26:40,765 ああ やはりそうであったか 289 00:26:40,765 --> 00:26:44,168 名前を聞いただけでは思い出せず うかつであった 290 00:26:44,168 --> 00:26:46,771 許してくれ 291 00:26:46,771 --> 00:26:49,240 いいえ 292 00:26:49,240 --> 00:26:52,577 思い出してくださいましただけで 293 00:26:52,577 --> 00:26:55,012 綾は… 294 00:26:55,012 --> 00:27:00,785 同じ城の中にいながら 今日まで 知らずに過ごしていたとは 295 00:27:00,785 --> 00:27:04,055 春日 恨みに思うぞ 296 00:27:04,055 --> 00:27:06,455 その儀につきましては… 297 00:27:12,029 --> 00:27:15,329 言い訳は聞かぬ きっと叱りおく 298 00:27:26,811 --> 00:27:29,647 くせ者!くせ者でございますぞ 299 00:27:29,647 --> 00:27:31,916 上様 姫様 300 00:27:31,916 --> 00:27:34,552 くせ者でござる 出合え 出合え 301 00:27:34,552 --> 00:27:36,687 出合え 302 00:27:36,687 --> 00:27:39,757 違います 私はくせ者じゃ ありません 放してください 303 00:27:39,757 --> 00:27:42,727 違います 私はくせ者じゃありません 304 00:27:42,727 --> 00:27:44,729 あっ 痛い 違います 305 00:27:44,729 --> 00:27:47,531 私は… くせ者じゃないったら 306 00:27:47,531 --> 00:27:51,231 上様を狙うとは大それた女 早々に引っ立てい 307 00:27:54,372 --> 00:27:57,174 えい!言え! 308 00:27:57,174 --> 00:27:59,877 言え! 309 00:27:59,877 --> 00:28:03,381 誰に頼まれて上様を狙ったのじゃ 310 00:28:03,381 --> 00:28:05,483 私ではありません 311 00:28:05,483 --> 00:28:08,886 では誰じゃ 誰に頼まれたのじゃ 312 00:28:08,886 --> 00:28:11,756 ええい しぶといおなごめ 313 00:28:11,756 --> 00:28:14,556 アッ!アッ! 314 00:28:35,646 --> 00:28:39,946 まだ気がつかぬか? はい 先程のぞいてみましたが 315 00:28:43,754 --> 00:28:45,754 あ… ハッ 316 00:28:51,662 --> 00:28:53,662 中の者を はい 317 00:28:56,267 --> 00:28:59,403 庭の方は? いえ 見当たりません 318 00:28:59,403 --> 00:29:01,403 もっとしっかり捜すのです はい 319 00:29:21,759 --> 00:29:23,759 ああ しまった… 320 00:29:29,633 --> 00:29:33,170 あの新入り ひどくやられたらしいわよ 321 00:29:33,170 --> 00:29:36,207 血だらけで髪を振り乱して 322 00:29:36,207 --> 00:29:38,209 すごい顔だったそうよ 323 00:29:38,209 --> 00:29:42,546 その新入りがさ こないだの御中臈と同じように 324 00:29:42,546 --> 00:29:45,950 ゆうべ急に姿を消したんだよ 325 00:29:45,950 --> 00:29:49,020 こりゃあ殺されてますよ きっと 326 00:29:49,020 --> 00:29:51,420 あー くわばら くわばら 327 00:30:17,581 --> 00:30:20,181 おしとねのう 328 00:30:22,319 --> 00:30:26,519 おしとねに上げるのは 綾姫をおいて他にはない 329 00:30:29,427 --> 00:30:32,029 だが春日が 330 00:30:32,029 --> 00:30:36,029 おいそれと 首を縦に振るはずがないわ 331 00:30:39,537 --> 00:30:44,041 局はどうあろうと上様が いたく姫をお気に召している 332 00:30:44,041 --> 00:30:46,841 むしろ上様の方をあおり立てて 333 00:31:33,324 --> 00:31:35,860 残念だけど鷹に知らせて 334 00:31:35,860 --> 00:31:40,160 やっぱり私たちには ちょっと荷が重すぎたようね 335 00:31:52,810 --> 00:31:54,810 しまった 336 00:32:00,784 --> 00:32:03,754 1人は捕まえた もう1人いる 追え 337 00:32:03,754 --> 00:32:06,824 はい はい 338 00:32:06,824 --> 00:32:08,824 とうとう捕まったね 339 00:32:16,267 --> 00:32:18,467 鷹 早く来て 340 00:32:31,448 --> 00:32:34,748 お局様 何事じゃ はしたない 341 00:32:36,687 --> 00:32:38,989 上様には明夜 綾姫様を 342 00:32:38,989 --> 00:32:42,359 おしとねにお召しとのことで ございます 343 00:32:42,359 --> 00:32:44,628 何?それは誠か? 344 00:32:44,628 --> 00:32:48,832 ただ今 御錠口衆を通じて お達しがありましたよし 345 00:32:48,832 --> 00:32:52,670 上様としたことが軽はずみな 346 00:32:52,670 --> 00:32:55,270 何としても おとどまり願わねば 347 00:32:58,209 --> 00:33:02,009 姫様 明かりは要らぬと申すに 348 00:33:06,016 --> 00:33:11,088 ご安心くださいませ 上様はお局様のお言葉を 349 00:33:11,088 --> 00:33:14,725 お聞き入れにならなかったそうで ございますよ 350 00:33:14,725 --> 00:33:19,129 これで明夜のお渡りは しかと定まりました 351 00:33:19,129 --> 00:33:24,429 さあ 白無垢など一切 手落ちなきよう改めおかねば 352 00:33:40,451 --> 00:33:43,988 お局様 差し出がましいことながら 353 00:33:43,988 --> 00:33:46,323 今宵 上様のおしとねに 354 00:33:46,323 --> 00:33:49,623 私にお添い寝を させていただきとうございます 355 00:33:51,629 --> 00:33:53,998 添い寝? はい 356 00:33:53,998 --> 00:33:56,000 上様のお身を守るには 357 00:33:56,000 --> 00:33:59,370 終始おそばにいるのが 最上と存じます 358 00:33:59,370 --> 00:34:01,870 上様がお許しあそばすまい 359 00:34:04,308 --> 00:34:06,308 できました 360 00:34:22,126 --> 00:34:25,195 姫様 361 00:34:25,195 --> 00:34:31,195 どうぞ 行く末長く お幸せに 362 00:34:33,237 --> 00:34:35,237 ありがとう 363 00:34:39,143 --> 00:34:44,243 いつぞやの約束 忘れないでくださいね 364 00:34:47,384 --> 00:34:50,954 もう一度 約束しておくれ 365 00:34:50,954 --> 00:34:55,854 どんなことがあろうと 私のそばから離れないと 366 00:35:00,764 --> 00:35:03,264 なぜ返事をしないのです? 367 00:35:07,871 --> 00:35:10,841 今宵限り 368 00:35:10,841 --> 00:35:15,679 二度とお目にかかることはないと 369 00:35:15,679 --> 00:35:18,679 何を… 何を言うのです 370 00:35:32,629 --> 00:35:35,129 お渡りのお時刻にございます 371 00:36:09,466 --> 00:36:13,866 いつ どこにおりましょうとも 372 00:36:15,873 --> 00:36:18,509 姫様のお幸せを 373 00:36:18,509 --> 00:36:20,509 念じております 374 00:36:22,813 --> 00:36:24,913 さあ 姫様 375 00:37:56,440 --> 00:38:00,840 お局様よりお添い寝を 申しつかった菊でございます 376 00:38:07,451 --> 00:38:10,651 さあ 姫 入るがよい 377 00:38:56,900 --> 00:39:00,771 やっと今日という日が来た 378 00:39:00,771 --> 00:39:03,571 この夜をどんなに待ったか知れぬ 379 00:39:08,412 --> 00:39:10,412 私も 380 00:39:12,482 --> 00:39:16,782 お添い寝の女 そなたもであろう? 381 00:39:19,423 --> 00:39:24,494 ほんに おめでたい夜でございます 382 00:39:24,494 --> 00:39:27,197 おめでたい夜か 383 00:39:27,197 --> 00:39:31,668 そなた 名は何という? 384 00:39:31,668 --> 00:39:33,670 菊と申します 385 00:39:33,670 --> 00:39:39,543 いや 余が尋ねるのは そなたの本当の名じゃ 386 00:39:39,543 --> 00:39:43,943 風魔一族の名だたるくノ一と見た 387 00:39:48,285 --> 00:39:51,985 女狐 とうとう正体を現したな 388 00:40:08,138 --> 00:40:10,338 鷹 鷹 389 00:40:13,477 --> 00:40:15,477 ヤーッ! 390 00:40:21,318 --> 00:40:23,318 早く逃げろ 391 00:41:38,528 --> 00:41:40,964 剣は瞬息なり 392 00:41:40,964 --> 00:41:44,701 剣の勝負は太刀行きの速さで 決まるという 393 00:41:44,701 --> 00:41:48,338 光と影の交錯 394 00:41:48,338 --> 00:41:51,738 これが かげろう殺法の神髄である 395 00:42:35,752 --> 00:42:39,089 百舌鳥… ほんの一撃ち 396 00:42:39,089 --> 00:42:41,689 百舌鳥の命は絶ゆる 397 00:42:51,568 --> 00:42:53,870 慶長5年 398 00:42:53,870 --> 00:42:57,607 お取り潰しになった 蒲生忠之の側室 399 00:42:57,607 --> 00:43:00,510 それがお前の正体だ 400 00:43:00,510 --> 00:43:03,246 よくぞ探り出した 褒めてとらす 401 00:43:03,246 --> 00:43:07,417 公家を丸め込んで大奥に忍び込み 将軍暗殺を謀った 402 00:43:07,417 --> 00:43:10,821 風魔はその手先 筋書きはお見通しだ 403 00:43:10,821 --> 00:43:14,090 言うことはそれだけか? 404 00:43:14,090 --> 00:43:16,693 風魔どもは一敗地にまみれたが 405 00:43:16,693 --> 00:43:20,931 この祖心尼は まだ負けてはおらぬわ 406 00:43:20,931 --> 00:43:23,600 百舌鳥とやらの命を助けたくば 407 00:43:23,600 --> 00:43:27,204 即刻 武器を捨てい 408 00:43:27,204 --> 00:43:31,504 さあ 何とする?不知火の若造! 409 00:43:36,413 --> 00:43:38,415 アッ 410 00:43:38,415 --> 00:43:40,415 百舌鳥 411 00:43:43,753 --> 00:43:46,690 ハッ 412 00:43:46,690 --> 00:43:52,429 ウー… 413 00:43:52,429 --> 00:43:55,829 アッ アッ 414 00:44:04,841 --> 00:44:08,678 百舌鳥 大丈夫か? 415 00:44:08,678 --> 00:44:12,916 バカ野郎 心配させやがって 416 00:44:12,916 --> 00:44:15,352 さあ行くぞ 417 00:44:15,352 --> 00:44:18,752 鷹… 朱鷺様 待って 418 00:44:22,392 --> 00:44:24,828 これで3度目 419 00:44:24,828 --> 00:44:29,299 姫様としてのお手前も これが最後になりましょう 420 00:44:29,299 --> 00:44:32,002 のう?重野 はい 421 00:44:32,002 --> 00:44:37,502 姫様 早う立派なお世継ぎを お願い申します 422 00:44:39,643 --> 00:44:42,312 フフフ 423 00:44:42,312 --> 00:44:45,148 それにしても あの晩は 424 00:44:45,148 --> 00:44:49,219 徳川家のため 余自身のためと 425 00:44:49,219 --> 00:44:54,219 信綱めに くどく説き伏せられて やむなくすり替わったが 426 00:44:56,826 --> 00:44:59,763 まさか あのような仕組みが あろうとはのう 427 00:44:59,763 --> 00:45:04,901 ほんに上様には 申し訳ないことをいたしました 428 00:45:04,901 --> 00:45:07,203 でも これを潮に 429 00:45:07,203 --> 00:45:13,243 今後 おしとねには必ずお添い寝を お付けするよう相定めました 430 00:45:13,243 --> 00:45:15,243 何? 431 00:45:17,881 --> 00:45:20,481 鷹とか申したのう あの男 432 00:45:23,086 --> 00:45:25,155 もう一度 会いたい 433 00:45:25,155 --> 00:45:28,925 私も一言 礼を 言いたいと存じますが 434 00:45:28,925 --> 00:45:32,028 それは かなわぬ望み 435 00:45:32,028 --> 00:45:36,433 鷹はいずれかの空高く 舞い上がっておりましょう 436 00:45:36,433 --> 00:45:41,938 いつ どこにおりましょうとも 437 00:45:41,938 --> 00:45:47,238 姫様のお幸せを念じております