1 00:00:00,460 --> 00:00:02,840 いやー。 撃たれたって聞いたんですけど。 2 00:00:02,840 --> 00:00:05,640 大丈夫でしたか?内臓とか 出ませんでしたか? 3 00:00:05,640 --> 00:00:07,280 平気なんですか? 4 00:00:09,160 --> 00:00:10,540 はあ。 まあ 一応。 5 00:00:10,540 --> 00:00:12,340 よかった。 6 00:00:12,340 --> 00:00:14,860 信長さんが 撃たれたって 聞いて心配で 僕 7 00:00:14,860 --> 00:00:16,300 夜しか 眠れなかったんです。 8 00:00:16,300 --> 00:00:18,120 基本 人って夜しか 寝ないっすけどね。 9 00:00:18,120 --> 00:00:21,720 ナイス ツッコミ。拾ってくるなぁ。 信長さん。 10 00:00:21,720 --> 00:00:24,000 現代では 漫才師だったとか?それは ねえか。 11 00:00:24,000 --> 00:00:26,080 っていうか 前 会ったときからすげえ キャラ変しません? 12 00:00:26,080 --> 00:00:27,140 いや。全然 変わってませんよ。 13 00:00:27,140 --> 00:00:28,840 めちゃめちゃ 変わってますよ。 14 00:00:28,840 --> 00:00:31,780 前 帰るときなんて「お前ら 終わりだ」って脅してたじゃないですか。 15 00:00:32,100 --> 00:00:33,240 《織田は もう 終わるぞ?》 16 00:00:33,240 --> 00:00:35,620 それは長政君じゃないかな? 17 00:00:35,620 --> 00:00:36,820 いや。 松永さんです。 18 00:00:40,200 --> 00:00:41,880 フッ。やっぱ 乗ってこねえか。 19 00:00:41,880 --> 00:00:42,900 さすがだな お前。 20 00:00:42,900 --> 00:00:45,500 いや いや いや。逆に バレないと 思ってる方がすごいですよ。 21 00:00:45,500 --> 00:00:48,280 で 今日は?どうしたんですか? 22 00:00:48,840 --> 00:00:52,200 あらためて 同盟の申し入れに 来たのよ。 23 00:00:52,720 --> 00:00:55,720 今は お前らに 付いてる方が得だと 思ってな。 24 00:00:56,280 --> 00:00:58,600 仲間に なってやるよ。 信長。 25 00:00:58,600 --> 00:00:59,620 まあ いいですけど。 26 00:00:59,620 --> 00:01:02,780 さすがは 5カ国を治める総理大臣だ。 27 00:01:02,780 --> 00:01:04,180 心が 広いや。 28 00:01:04,620 --> 00:01:05,720 総理大臣? 29 00:01:16,320 --> 00:01:19,460 閉めんで!閉めんでくれ! 30 00:01:22,580 --> 00:01:23,280 待たれよ。 31 00:01:24,580 --> 00:01:27,280 ま… 待たれよ。待たれよ。 32 00:01:27,960 --> 00:01:28,780 ちょっ。 待たれよ。 33 00:01:29,120 --> 00:01:30,580 せーの。 34 00:01:32,360 --> 00:01:34,540 一国の あるじってのは現代でいうと 35 00:01:34,540 --> 00:01:37,120 総理大臣みたいなもんなんだぞ?分かってんのか? お前。 36 00:01:37,120 --> 00:01:38,320 分かってますよ。 37 00:01:38,600 --> 00:01:41,220 だって 俺みんなが 笑って 暮らせる国つくりたいですもん。 38 00:01:41,760 --> 00:01:44,100 でも 考えてるんですけど。 39 00:01:44,980 --> 00:01:47,820 実際 どうすりゃいいのか分かんないんですよね。 40 00:01:48,080 --> 00:01:49,740 松永さん。 教えてください。 41 00:01:51,920 --> 00:01:55,060 だって 松永さん 自分の国で政治 やってんでしょ? 42 00:01:55,060 --> 00:01:58,140 おう。 京のリンカーンとは俺のこったよ。 43 00:01:58,420 --> 00:01:59,420 リンカーン? 44 00:02:00,600 --> 00:02:02,020 桜の木 切った人。 45 00:02:02,020 --> 00:02:03,360 おうよ。 きこりよ。 46 00:02:03,360 --> 00:02:05,660 で 結局 どうすりゃいいんすか? 47 00:02:06,720 --> 00:02:10,260 うーん。 そうだな。 取りあえず民の声を 聞くこったな。 48 00:02:10,900 --> 00:02:11,940 民の声? 49 00:02:12,220 --> 00:02:13,960 大変じゃ。 大変じゃ。大変じゃ。 50 00:02:15,120 --> 00:02:16,620 ワン。 51 00:02:18,040 --> 00:02:18,880 何が あったの? 52 00:02:18,880 --> 00:02:22,000 領民が年貢を下げろと城門で 暴れております。 53 00:02:22,000 --> 00:02:22,880 マジで? 54 00:02:23,860 --> 00:02:24,880 チャンスじゃん。 55 00:02:25,240 --> 00:02:25,900 チャンス? 56 00:02:25,900 --> 00:02:30,640 坊丸殿。 ああ。 葉っぱを口に入れてはなりませぬ。 57 00:02:31,080 --> 00:02:32,240 力丸です。 58 00:02:32,240 --> 00:02:34,020 もう ややこしい。 59 00:02:34,020 --> 00:02:36,760 帰蝶さま。 私は幼子は 苦手にございます。 60 00:02:36,760 --> 00:02:37,260 にぎやかでよいではないか。 帰蝶さま。 私は幼子は 苦手にございます。 61 00:02:37,260 --> 00:02:38,920 にぎやかでよいではないか。 62 00:02:38,920 --> 00:02:40,220 のう? 千丸。 63 00:02:40,220 --> 00:02:41,500 坊丸です。 64 00:02:45,000 --> 00:02:46,220 ≪殿。 お待ちください。 65 00:02:46,220 --> 00:02:47,480 大丈夫だって。 66 00:02:47,480 --> 00:02:50,060 領民たちは武器を 持っております。危のうございます。 67 00:02:50,620 --> 00:02:51,140 ≪うつけ。 68 00:02:51,140 --> 00:02:51,400 殿。 ≪うつけ。 69 00:02:51,400 --> 00:02:51,900 殿。 70 00:02:52,300 --> 00:02:53,660 何をしておるのじゃ? 71 00:02:53,660 --> 00:02:55,580 今から 民の声を 聞いてきます。 72 00:02:55,980 --> 00:02:57,040 民の声? 73 00:02:57,160 --> 00:02:57,820 すまん。 74 00:02:58,400 --> 00:02:59,780 信長に 会わせろ! 75 00:03:00,200 --> 00:03:00,920 すまん。 76 00:03:01,460 --> 00:03:04,140 すまん! すまん! 77 00:03:04,640 --> 00:03:07,720 分かった。 分かった。 すまん! 78 00:03:08,180 --> 00:03:09,080 兄上。 79 00:03:11,380 --> 00:03:15,400 父上は何を 謝っておられるのですか? 80 00:03:15,720 --> 00:03:17,400 すまん! すまん! 81 00:03:21,520 --> 00:03:22,840 行くぞ。 蘭丸。 82 00:03:24,120 --> 00:03:28,280 お主ら 森殿のせがれではござらぬか。 83 00:03:28,280 --> 00:03:29,240 いかがした? 84 00:03:37,500 --> 00:03:39,380 分かった。 すまん!すまん。 85 00:03:42,880 --> 00:03:43,640 あっ。 殿。 殿。 86 00:03:43,640 --> 00:03:44,460 皆さーん! あっ。 殿。 殿。 87 00:03:44,460 --> 00:03:46,180 皆さーん! 88 00:03:46,180 --> 00:03:47,480 ど… どこ 行った?どうした? 89 00:03:49,380 --> 00:03:50,260 織田。 90 00:03:51,080 --> 00:03:53,140 織田 信長です。 91 00:03:54,880 --> 00:03:57,740 皆さんの話 聞かせてください。 92 00:03:58,580 --> 00:03:59,880 国民のため 93 00:04:00,780 --> 00:04:02,740 暮らしやすい世の中を つくります。 94 00:04:03,540 --> 00:04:04,960 それが 私の マニフェ…。 95 00:04:09,240 --> 00:04:11,660 マ…。 マニ。 あれ?マニ マニ。 マニフェ。 96 00:04:13,840 --> 00:04:14,720 マ… マニ。マニ 何だっけ? 97 00:04:16,460 --> 00:04:17,760 ま…。 まに まに まに。 98 00:04:18,120 --> 00:04:19,340 間に さされる! 99 00:04:20,600 --> 00:04:22,180 マニファクチャー! 100 00:04:28,520 --> 00:04:32,420 とにかく いい国 つくろう織田 信長! 101 00:04:33,560 --> 00:04:34,880 私が 変える! 102 00:04:39,080 --> 00:04:39,720 元気ですか! 103 00:04:46,560 --> 00:04:49,080 何で がきがちょろちょろしてんだ? 104 00:04:53,120 --> 00:04:53,960 坊主。 105 00:04:54,660 --> 00:04:56,380 その本おじさんに くれねえか? 106 00:04:57,560 --> 00:04:59,200 タダとは 言わねえよ。 107 00:04:59,920 --> 00:05:01,840 君には この拳銃を あげよう。 108 00:05:01,840 --> 00:05:03,620 いらないか。 いらないか。 109 00:05:04,420 --> 00:05:06,960 じゃあ まんじゅうは どうだ? 110 00:05:07,540 --> 00:05:09,200 よーし。 いい子だ。 111 00:05:36,020 --> 00:05:37,720 俺のこと どこにも書いてねえじゃねえか。 112 00:05:40,340 --> 00:05:41,400 まんじゅう 返せ。 113 00:05:43,300 --> 00:05:46,680 何故 わらわが お主の務めに付き合わねばならぬ? 114 00:05:47,040 --> 00:05:49,700 まあまあ。 これもデートみたいなもんだって。 115 00:05:50,000 --> 00:05:51,520 何が でぇとじゃ。 116 00:05:51,520 --> 00:05:54,580 お主は 領民たちの 暮らしぶりを見に来たのであろう? 117 00:05:54,580 --> 00:05:56,060 でぇとでは なかろうが。 118 00:05:56,300 --> 00:05:57,860 怒んなって。 119 00:05:58,420 --> 00:05:59,920 じゃあ 何か好きなもん 買ってあげる。 120 00:05:59,920 --> 00:06:01,060 誠か? 121 00:06:01,060 --> 00:06:01,880 行こう。 122 00:06:03,440 --> 00:06:05,800 うわー。 この風車がカワイイと 思わぬか? 123 00:06:06,140 --> 00:06:08,460 わらわに どの色が似合うと思う? 124 00:06:08,460 --> 00:06:12,140 ああ。 わらわは 赤色がカワイイと 思うけどなぁ。 125 00:06:13,900 --> 00:06:16,220 ああ。 この色も カワイイなぁ。 126 00:06:17,480 --> 00:06:18,860 ああー。 迷ってしまう。 127 00:06:20,340 --> 00:06:21,980 うつけ。どっちが 似合う…。 128 00:06:22,520 --> 00:06:25,420 どっちも どっちも似合うよ。 129 00:06:29,320 --> 00:06:30,160 ≪高っ! 130 00:06:30,860 --> 00:06:31,920 これ 高くない? 131 00:06:34,660 --> 00:06:35,580 そうなの? 132 00:06:36,920 --> 00:06:38,220 痛え。 何すんだよ? 133 00:06:38,220 --> 00:06:40,860 独り言を 言っておった わらわがアホみたいではないか! 134 00:06:41,480 --> 00:06:42,340 えっ? 何か 言ってた? 135 00:06:42,340 --> 00:06:45,480 どの風車が カワイイか聞いておったのじゃ。 136 00:06:47,220 --> 00:06:48,060 痛い。 カワイイ。 痛い。 うーん。全部 似合う。 痛い。 137 00:06:48,260 --> 00:06:50,360 いいかげんなことを!もう よい! 138 00:06:50,360 --> 00:06:52,360 ごめんって。 139 00:06:52,560 --> 00:06:55,220 今 お店の人に びっくりすること聞いちゃってさ。 140 00:06:55,220 --> 00:06:56,020 何がじゃ? 141 00:06:56,020 --> 00:07:00,120 この町の人自由に 売りたいもの売れないんだってさ。 142 00:07:00,520 --> 00:07:02,340 どうして 自由に商売できないんだろ? 143 00:07:02,920 --> 00:07:05,320 この町に 限ったことではございませぬ。 144 00:07:07,140 --> 00:07:09,020 座があるからにでございます。 145 00:07:09,420 --> 00:07:10,100 座? 146 00:07:10,100 --> 00:07:12,600 座とは商いを 独占するために 147 00:07:12,600 --> 00:07:14,600 商人たちがつくった 組合のこと。 148 00:07:15,300 --> 00:07:18,980 つまり 商いをするには 座に入らなければならぬのです。 149 00:07:18,980 --> 00:07:20,160 じゃあ みんなそれに 入ればいいじゃん。 150 00:07:20,160 --> 00:07:23,380 いいえ。座を牛耳る 商人頭たちは 151 00:07:23,380 --> 00:07:26,520 もうけを 独占するため新参者を 入れたがらないのです。 152 00:07:26,520 --> 00:07:29,500 入るにしても多くの銭を 納めねばなりませぬ。 153 00:07:29,500 --> 00:07:31,760 貧しい商人にはとても 払えませぬ。 154 00:07:31,760 --> 00:07:33,100 それって おかしくない? 155 00:07:33,100 --> 00:07:35,440 みんな 自分の 売りたいものを自由に 売った方がいいじゃん。 156 00:07:35,800 --> 00:07:37,140 そんな おかしな規則 なくしちゃおうよ。 157 00:07:37,140 --> 00:07:37,480 商人頭たちが黙ってはおりませぬ。 そんな おかしな規則 なくしちゃおうよ。 158 00:07:37,480 --> 00:07:39,640 商人頭たちが黙ってはおりませぬ。 159 00:07:39,640 --> 00:07:43,420 やつらは 町の商いを牛耳っております故 160 00:07:43,420 --> 00:07:47,880 物を売らぬと 騒ぎだせば国の財は 傾いてしまいます。 161 00:07:48,580 --> 00:07:49,320 俺 一度 話してくるよ。 162 00:07:49,320 --> 00:07:49,740 無駄にございます。 俺 一度 話してくるよ。 163 00:07:49,740 --> 00:07:50,480 無駄にございます。 164 00:07:50,900 --> 00:07:53,760 座がなくなれば商人頭たちには 大きな損失。 165 00:07:53,760 --> 00:07:55,380 話してみなきゃ分かんないって。 166 00:07:55,380 --> 00:07:56,020 いや。 しかし。 167 00:07:56,020 --> 00:07:58,440 殿。 木下 藤吉郎お供いたしまする。 168 00:07:59,700 --> 00:08:02,440 馬番上がりが 何を言うか? 169 00:08:02,440 --> 00:08:04,340 馬番上がりだからこそにございます。 170 00:08:04,660 --> 00:08:07,920 織田家 家中において民の暮らしを 知ってるのはそれがしだけにございます。 171 00:08:07,940 --> 00:08:09,700 確かに そうだね。 172 00:08:10,320 --> 00:08:11,220 猿君。 行こう。 173 00:08:11,220 --> 00:08:12,560 認めませぬ。 174 00:08:13,040 --> 00:08:17,040 でも 俺 みんなが自由に 商売できるようにしたいんですよね。 175 00:08:17,740 --> 00:08:20,580 いくら 織田 信長さまのお頼みとあれど 176 00:08:20,780 --> 00:08:23,000 わしらにも暮らしが ありますからなぁ。 177 00:08:23,000 --> 00:08:24,520 そこを 何とか。 178 00:08:24,520 --> 00:08:26,040 ≪いやー。 うまい。 179 00:08:26,040 --> 00:08:28,020 こんな うまい まんじゅうは初めてでございます。 180 00:08:28,240 --> 00:08:31,120 いやー。 こりゃ 日の本中の人に食べてもらいたいですなぁ。 181 00:08:31,120 --> 00:08:33,980 しかし 今のままでは いかん。この町は 人の往来が 少な過ぎる。 182 00:08:33,980 --> 00:08:35,240 もったいないですぞ。 ご主人。 183 00:08:35,700 --> 00:08:36,500 もったいない? 184 00:08:36,500 --> 00:08:41,720 座を 撤廃してしまえばこの町に 銭や 職を求めた人々が日の本中から 押し寄せてくる。 185 00:08:41,720 --> 00:08:43,600 さすれば この まんじゅうは今の倍。 186 00:08:43,600 --> 00:08:44,540 いや。 187 00:08:45,360 --> 00:08:46,640 10倍は 売れますぞ。 188 00:08:46,640 --> 00:08:48,860 さらに この まんじゅうの評判を 聞き付けた人々が 189 00:08:48,860 --> 00:08:50,220 遠方からやって来るやもしれぬ。 190 00:08:50,220 --> 00:08:53,900 自由に 商いができ人も増え まんじゅうも 売れる。 191 00:08:54,240 --> 00:08:56,580 殿が 目指しておられるのはかようなことにございますよね? 192 00:08:57,400 --> 00:08:59,640 えっ? そう。 そう そう そう。それ 目指してます。 193 00:08:59,800 --> 00:09:04,000 ご主人。 あきんどとあれば抱えきれんほどの 夢と銭を 持つべきだ。 194 00:09:04,000 --> 00:09:05,560 この町に 人が集まれば 195 00:09:05,560 --> 00:09:08,200 その懐には 銭が入りきらんようになりますぞ。 196 00:09:08,200 --> 00:09:09,820 そんなにもうかるじゃろうか? 197 00:09:09,820 --> 00:09:12,900 心配 ご無用。 必ずや殿が もうけさせてくれます。 198 00:09:13,840 --> 00:09:15,040 ああ。 いや。 しかし 199 00:09:15,360 --> 00:09:18,900 そんな高い 通行税を払ってこの町に人が やって来るだろうか? 200 00:09:18,920 --> 00:09:20,960 関所のことを気にしておられるのですな? 201 00:09:21,760 --> 00:09:23,840 そこに関しては。 殿。 202 00:09:25,720 --> 00:09:26,860 関所は 廃止します。 203 00:09:27,500 --> 00:09:30,160 関所がなくなれば 人ってたくさん 来ますよね? 204 00:09:30,680 --> 00:09:31,540 それは。 205 00:09:31,540 --> 00:09:35,480 人が たくさん 来れば座がなくても 物が売れてもうかりますよね? 206 00:09:35,480 --> 00:09:36,500 た… 確かに。 207 00:09:36,500 --> 00:09:38,660 じゃあ関所 なくしちゃいましょう。 208 00:09:38,660 --> 00:09:40,160 さすが 殿。 209 00:09:40,160 --> 00:09:43,080 関所がなくなれば 人の行き来は自由になり この町は にぎわう。 210 00:09:43,920 --> 00:09:45,240 まんじゅうも飛ぶように 売れますな。 211 00:09:45,240 --> 00:09:47,680 売れますなぁ。 212 00:09:49,860 --> 00:09:51,460 俺と一緒に 213 00:09:52,180 --> 00:09:53,880 この町 盛り上げましょう。 214 00:09:56,520 --> 00:09:59,280 いやー。猿君の 説得のおかげだよ。 215 00:09:59,280 --> 00:10:00,120 もったいなき お言葉。 216 00:10:00,120 --> 00:10:02,340 ちょこざいな。 217 00:10:03,940 --> 00:10:04,880 恐れながら 殿。 218 00:10:05,200 --> 00:10:06,980 褒美を頂ければ幸いにございます。 219 00:10:07,360 --> 00:10:08,320 この野猿が! 220 00:10:09,060 --> 00:10:12,600 図に乗るでないわ。商人を 説き伏せた程度で褒美じゃと? 221 00:10:12,880 --> 00:10:13,840 たわけたこと 申すな! 222 00:10:13,840 --> 00:10:16,800 まあまあ。 で 何が欲しいの? 223 00:10:16,800 --> 00:10:18,340 名を 改めたく存じます。 224 00:10:18,340 --> 00:10:19,080 名前? 225 00:10:20,160 --> 00:10:21,240 どんなんにすんの? 226 00:10:21,240 --> 00:10:22,840 織田家が誇る 二大武将。 227 00:10:22,840 --> 00:10:24,680 丹羽 長秀さまの 「羽」と「秀」 228 00:10:24,680 --> 00:10:26,980 そして 柴田さまの「柴」を 頂戴し 229 00:10:27,280 --> 00:10:28,880 藤吉郎の「吉」と合わせ 230 00:10:29,060 --> 00:10:31,040 羽柴 秀吉と名乗りとう存じまする。 231 00:10:31,660 --> 00:10:32,980 秀吉!? 232 00:10:33,120 --> 00:10:34,240 いかがなさいましたか? 233 00:10:34,660 --> 00:10:38,300 あっ。 有名なのは 豊臣さんか。 234 00:10:38,840 --> 00:10:43,020 猿君。 豊臣さんに 負けないようにこれからも 頑張ってね。 235 00:10:43,340 --> 00:10:43,980 はっ。 236 00:10:45,760 --> 00:10:48,800 おうおう おうおう。見え透いた お世辞を。 237 00:10:48,960 --> 00:10:50,780 勝家殿。 物 申してやれ。 238 00:10:50,780 --> 00:10:51,820 猿め。 239 00:10:52,180 --> 00:10:53,700 カワイイとこ あるじゃないか。 240 00:10:54,200 --> 00:10:55,520 丹羽さま。 柴田さま。 241 00:10:55,820 --> 00:10:57,420 今後とも 諸事 ご指南のほどを。 242 00:11:01,680 --> 00:11:03,640 家臣どもにへつらって。 243 00:11:05,780 --> 00:11:07,040 どういうつもりだ? 244 00:11:08,200 --> 00:11:09,300 出世のためだ。 245 00:11:10,700 --> 00:11:12,800 どう 動くにせよ家臣の中心に なっておった方が 246 00:11:12,800 --> 00:11:14,180 何かと 都合がよかろう。 どう 動くにせよ家臣の中心に なっておった方が 247 00:11:14,680 --> 00:11:15,280 で 248 00:11:17,420 --> 00:11:18,520 これから どうする? 249 00:11:20,500 --> 00:11:23,160 一つ 気になることができた。 250 00:11:40,600 --> 00:11:41,920 ≪おーい。 お前たち。 251 00:11:42,120 --> 00:11:43,500 父上。 父上。 父上。 252 00:11:46,420 --> 00:11:47,740 父上。上手になったか? 253 00:11:47,740 --> 00:11:48,280 はい。 254 00:11:48,280 --> 00:11:50,500 勝蔵。 精が出るな。 255 00:11:52,800 --> 00:11:54,980 おい。 勝蔵。どうした? 256 00:12:01,580 --> 00:12:03,420 父上は情けのうございます。 257 00:12:05,220 --> 00:12:06,160 な… 情けない? 258 00:12:06,540 --> 00:12:08,940 武士が 領民にやすやすと 頭を下げるなど。 259 00:12:11,220 --> 00:12:12,180 蘭丸。 行くぞ。 260 00:12:17,620 --> 00:12:20,460 恥ずかしいところをお見せしてしまいましたな。 261 00:12:21,760 --> 00:12:22,600 いえ。 262 00:12:23,220 --> 00:12:24,440 しかしながら 263 00:12:25,380 --> 00:12:27,920 せがれが 恥じる気持ちも 分かるのです。 264 00:12:29,260 --> 00:12:31,660 わしは こんな 見てくれですし 265 00:12:31,980 --> 00:12:34,140 剣術も 得意とは いえませぬ。 266 00:12:35,820 --> 00:12:38,740 何ともみっともない 父親です。 267 00:12:43,020 --> 00:12:45,820 わしは 時々 思うのです。 268 00:12:48,260 --> 00:12:52,120 もし 勝家殿のように男らしかったら。 269 00:12:53,500 --> 00:12:56,040 丹羽殿のように博識であれば。 270 00:12:57,680 --> 00:13:00,540 秀吉殿のように雄弁であれば。 271 00:13:04,820 --> 00:13:10,760 せがれたちは 少しはわしを 誇れるのかなぁと。 272 00:13:15,380 --> 00:13:16,220 森殿。 273 00:13:18,100 --> 00:13:20,620 いまさら そんなこと言っても 遅いですな。 274 00:13:21,460 --> 00:13:25,620 いやいや。 妙な話をして申し訳ない。 お忘れくだされ。 275 00:13:26,580 --> 00:13:28,120 遅いことなどありませぬ。 276 00:13:30,380 --> 00:13:31,420 今からでも 277 00:13:33,480 --> 00:13:35,320 ご子息の誇りになることはできます。 278 00:13:37,320 --> 00:13:38,460 そうですかね? 279 00:13:40,080 --> 00:13:41,300 必ず できます。 280 00:13:44,500 --> 00:13:45,200 さあさあ。 281 00:13:46,140 --> 00:13:48,920 カワイイのう。 猿。 282 00:13:49,320 --> 00:13:50,440 気に入った。 283 00:13:51,060 --> 00:13:53,460 何か 分からぬことがあれば 284 00:13:53,460 --> 00:13:56,340 これからは 何でもわしに 聞けばよい。 285 00:13:56,580 --> 00:13:57,280 はっ。 286 00:13:58,040 --> 00:14:00,220 では 早速 お言葉に甘えて。 287 00:14:00,220 --> 00:14:02,840 信長さまは 双子であらせられるのでしょうか? 288 00:14:03,180 --> 00:14:03,800 はい? 双子? 289 00:14:03,800 --> 00:14:07,180 ああ いや。町へ行ったとき 殿によく似た者を 見たもので。 290 00:14:07,180 --> 00:14:08,600 他人の空似であろう。 291 00:14:08,600 --> 00:14:09,340 では影武者が いるということは? 他人の空似であろう。 292 00:14:09,340 --> 00:14:10,740 では影武者が いるということは? 293 00:14:10,740 --> 00:14:12,840 殿は 豪放磊落な お方。 294 00:14:12,840 --> 00:14:15,600 入れ替わったところでまねなど できるわけがない。 295 00:14:16,840 --> 00:14:18,380 しかし まあ馬から 落ちて 296 00:14:18,380 --> 00:14:22,400 頭を 打たれたときはどうなることかと 思ったがなぁ。 297 00:14:23,240 --> 00:14:24,320 頭を 打った? 298 00:14:24,860 --> 00:14:25,620 アホ! 299 00:14:25,920 --> 00:14:28,100 それは わしらだけの秘密であろうが。 300 00:14:28,100 --> 00:14:32,460 猿は わしの秘蔵っ子じゃ。話しても よかろうが。 301 00:14:32,740 --> 00:14:34,820 ああ。 口の軽い男じゃ。 302 00:14:34,820 --> 00:14:36,720 丹羽殿。それは どういうことで? 303 00:14:36,720 --> 00:14:38,200 ずいぶん前になるがのう。 304 00:14:38,480 --> 00:14:41,580 殿は 馬から 落ちて多くのことを お忘れになり 305 00:14:41,900 --> 00:14:45,120 以来 人が変わったように明るくなられたのじゃ。 306 00:14:46,520 --> 00:14:47,780 人が変わった。 307 00:14:49,380 --> 00:14:50,360 元気ですか! 308 00:14:50,980 --> 00:14:51,660 一つ! 309 00:14:53,700 --> 00:14:56,660 座をなくして 自由に商売が できるようにします。 310 00:14:58,220 --> 00:14:59,060 一つ! 311 00:15:00,480 --> 00:15:04,220 関所もなくして 人や 物が自由に 行き交えるようにします。 312 00:15:05,340 --> 00:15:06,020 一つ! 313 00:15:09,000 --> 00:15:11,880 農民の皆さんは 無理して戦に 参加しなくていいです。 314 00:15:12,420 --> 00:15:17,000 その代わり 次男以降の人は織田で雇って お給料を払います。 315 00:15:19,580 --> 00:15:24,280 これが 総理大臣 織田 信長のマニファクチャーです! 316 00:15:29,880 --> 00:15:35,240 心配ないさ~! 317 00:15:36,920 --> 00:15:38,920 市と 座の解放。 318 00:15:39,560 --> 00:15:41,100 何たる 妙案。 319 00:15:41,900 --> 00:15:45,440 いうなれば楽市楽座でございますな。 320 00:15:46,080 --> 00:15:47,360 楽市楽座? 321 00:15:47,680 --> 00:15:50,920 っつうか 家康君何か キャラ 違くない? 322 00:15:50,920 --> 00:15:53,480 前は もうちょっとふにゃふにゃって してなかったっけ? 323 00:15:53,480 --> 00:15:56,060 あのときはお恥ずかしいかぎりでござった。 324 00:15:56,620 --> 00:15:59,600 以前の それがしはおなごに うつつを抜かし 325 00:16:00,060 --> 00:16:01,660 ふ抜けておったのです。 326 00:16:01,660 --> 00:16:02,680 が しかし 327 00:16:03,500 --> 00:16:05,660 ようやく 目覚めたのでござる! 328 00:16:05,660 --> 00:16:06,490 ござる。 329 00:16:06,490 --> 00:16:09,140 信長さまの 叱咤激励のおかげで 330 00:16:09,980 --> 00:16:13,240 今は剣術稽古に 明け暮れる毎日。 331 00:16:14,260 --> 00:16:16,300 日々 「男とは 何か?」 332 00:16:17,280 --> 00:16:20,280 「男とは どうあるべきか?」を考えておりまする。 333 00:16:22,000 --> 00:16:22,780 そう。 334 00:16:23,380 --> 00:16:24,920 それがしは 今 335 00:16:25,740 --> 00:16:27,800 男に 夢中なのです! 336 00:16:27,840 --> 00:16:29,540 君 極端だねぇ。 337 00:16:31,500 --> 00:16:34,520 ああー。 でも 残念だな。 338 00:16:38,620 --> 00:16:40,740 これ 持ってると 帰蝶が嫌がるからさ 339 00:16:40,740 --> 00:16:43,080 女好きの家康君にもらってもらおうと思ったんだけど。 340 00:16:46,160 --> 00:16:48,180 中に おなごが 入っておる。 341 00:16:49,640 --> 00:16:50,700 うん。 こんにちは。 342 00:16:51,140 --> 00:16:54,320 それがし 名を徳川 家康と申します。 343 00:16:57,140 --> 00:16:57,880 あれ? 344 00:16:58,720 --> 00:17:00,740 それがし 名を 徳川…。 345 00:17:00,740 --> 00:17:02,820 それ 写真ね。 絵みたいなもんね。 346 00:17:02,820 --> 00:17:03,720 絵なの!? 347 00:17:04,660 --> 00:17:06,580 何とも 精巧な。 348 00:17:06,580 --> 00:17:07,380 では。 さっ。 349 00:17:10,020 --> 00:17:12,100 でも 男に 夢中な家康君には 必要ないか。 350 00:17:12,100 --> 00:17:12,960 ちょっと 待って。 でも 男に 夢中な家康君には 必要ないか。 351 00:17:12,960 --> 00:17:13,600 ちょっと 待って。 352 00:17:14,380 --> 00:17:15,920 だって必要ないでしょ? 353 00:17:15,920 --> 00:17:18,260 いや。 信長さまから頂けるのであれば。 354 00:17:18,940 --> 00:17:20,140 あの。家宝にいたします。 ヘヘッ。 355 00:17:24,400 --> 00:17:26,940 いや。 もう 本当にありがとうございます。 356 00:17:27,620 --> 00:17:31,720 信長さまのおかげでこの町は ホントににぎやかになりました。 357 00:17:31,720 --> 00:17:32,940 ありがとうございます。 358 00:17:34,160 --> 00:17:36,540 では どうぞ ごゆっくり。 359 00:17:37,140 --> 00:17:38,600 よし。 売るよ。 よし。 360 00:17:42,780 --> 00:17:44,500 俺 分かったわ。 361 00:17:47,940 --> 00:17:52,020 戦のない 世の中 つくりたいってずっと 言ってきたけど。 362 00:17:52,960 --> 00:17:54,880 俺が つくりたいのって 363 00:17:57,380 --> 00:18:00,620 ああいう人たちの笑顔なのかもしれないなぁ。 364 00:18:02,540 --> 00:18:05,620 ようやく その第一歩が踏み出せた気がするよ。 365 00:18:08,440 --> 00:18:12,320 大きな 一歩でございますな。 殿。 366 00:18:13,080 --> 00:18:14,820 もう。 また 泣いた。 367 00:18:17,280 --> 00:18:18,320 す… すいません。 368 00:18:22,040 --> 00:18:23,800 わしは もう 泣きません。 369 00:18:24,780 --> 00:18:25,860 ホントに? 370 00:18:27,360 --> 00:18:28,100 はい。 371 00:18:30,220 --> 00:18:30,940 殿。 372 00:18:31,740 --> 00:18:37,340 この森 可成 殿の夢のためどこまでも ついていきますぞ。 373 00:18:39,520 --> 00:18:40,580 ありがと。 374 00:18:41,120 --> 00:18:43,660 あっ。 でもあんまり 付きまとわないでね。 375 00:18:44,120 --> 00:18:44,840 はい! 376 00:18:45,720 --> 00:18:47,540 楽市楽座だと? 377 00:18:49,220 --> 00:18:50,920 かような 政など 378 00:18:51,560 --> 00:18:53,180 うまくいくわけはない。 379 00:18:53,540 --> 00:18:56,060 しかし それが京を中心に 380 00:18:56,580 --> 00:18:59,260 織田領に 人が押し寄せてるそうにございます。 381 00:19:04,420 --> 00:19:05,020 市。 382 00:19:08,520 --> 00:19:11,600 茶々。よい子にしておったか? 383 00:19:14,040 --> 00:19:17,420 兄上が 民の生活を豊かにしていると 聞きました。 384 00:19:19,400 --> 00:19:20,540 そのようじゃな。 385 00:19:20,940 --> 00:19:26,120 殿も 領民たちが 自由に 笑って 暮らせる国をつくりたいと 願っておられるのではないですか? 386 00:19:28,260 --> 00:19:29,900 ならば 戦など やめ 387 00:19:30,400 --> 00:19:32,540 兄上と 力を合わせてはいかがですか? 388 00:19:35,280 --> 00:19:36,460 お二人なら 389 00:19:37,160 --> 00:19:39,540 きっと 素晴らしい世をつくれるはずです。 390 00:19:41,460 --> 00:19:43,740 ずいぶんと面白いことを 思い付くのだな。 391 00:19:45,600 --> 00:19:47,020 うーん?何となくだよ。 392 00:19:47,460 --> 00:19:49,880 お主は ただならぬ才を 持っておるのかもしれぬ。 393 00:19:49,880 --> 00:19:52,540 んなこと ない。もう 照れんじゃん。 394 00:19:52,540 --> 00:19:55,840 かような町を 日の本中に広げていければよいな。 395 00:19:55,840 --> 00:19:57,480 なるほど。 396 00:19:58,460 --> 00:19:59,820 それ いいね。 397 00:20:14,440 --> 00:20:16,040 かような町を? 398 00:20:16,420 --> 00:20:18,160 もう一つ つくる? 399 00:20:18,160 --> 00:20:20,160 そう。 京都から織田領に 来るのって 400 00:20:20,160 --> 00:20:22,060 すげえ 遠くて 大変じゃん。 401 00:20:22,620 --> 00:20:28,020 だから 途中に みんなが休める宿場町みたいなのを つくったら いいんじゃないかなと 思って。 402 00:20:28,020 --> 00:20:32,440 さすれば今より 多くの人や 物が織田領に 来られますな。 403 00:20:32,440 --> 00:20:36,020 でしょ? それで 新しい町でも楽市楽座 やったら 404 00:20:36,540 --> 00:20:40,260 みんなの暮らし 今より もっと豊かになるんじゃないかな? 405 00:20:40,440 --> 00:20:42,680 それは 妙案ですな。ぜひ やりましょう。 406 00:20:42,680 --> 00:20:45,200 いや。 しかし どこに町を つくるおつもりで? 407 00:20:46,100 --> 00:20:47,420 宇佐山が よろしいかと。 408 00:20:48,240 --> 00:20:49,120 宇佐山? 409 00:20:49,120 --> 00:20:51,480 京と 織田をつなぐ街道の 途中にございます。 410 00:20:51,740 --> 00:20:54,880 今後 織田領の発展には 欠かせぬ要所となることでしょう。 411 00:20:55,300 --> 00:20:56,980 いいじゃん。そこに しようよ。 412 00:20:56,980 --> 00:21:00,480 では その町づくりの役目この わしに。 413 00:21:00,480 --> 00:21:01,340 いいえ。 414 00:21:01,860 --> 00:21:04,120 知恵を使うことあらば ぜひ この わしに。 415 00:21:04,120 --> 00:21:07,300 いや。 いやいや。 私が。それがしが。 重矩に。 416 00:21:07,300 --> 00:21:11,730 ここは それがしが。 私めに。何? 私 重矩に。 417 00:21:11,730 --> 00:21:12,720 殿! 418 00:21:15,140 --> 00:21:18,660 わしに その役目お任せいただけませぬか? 419 00:21:19,060 --> 00:21:19,740 森殿。 420 00:21:20,880 --> 00:21:22,060 お願いいたします! 421 00:21:22,880 --> 00:21:23,700 森殿。 422 00:21:24,000 --> 00:21:27,380 町を つくるとなれば多くの民を束ねることになるんじゃ。 423 00:21:27,380 --> 00:21:31,260 そうじゃ。お主には 荷が重過ぎる。 424 00:21:31,260 --> 00:21:33,200 森殿には無理に 決まっておろうが。 425 00:21:33,680 --> 00:21:36,320 そこを 何とか!お願いいたします! 426 00:21:39,400 --> 00:21:40,100 殿。 427 00:21:43,520 --> 00:21:44,500 分かった。 428 00:21:45,740 --> 00:21:46,940 森りんに 任せるよ。 429 00:21:47,360 --> 00:21:49,660 ま… 誠ですか? 430 00:21:51,320 --> 00:21:53,860 よろしく 頼むね。 森りん。 431 00:21:54,840 --> 00:21:56,620 ありがたき 幸せ! 432 00:22:01,760 --> 00:22:06,320 兄上! 父上が宇佐山の町づくりの 大役を。 433 00:22:06,320 --> 00:22:07,380 誠か!? 434 00:22:08,280 --> 00:22:09,360 それは よかった。 435 00:22:09,360 --> 00:22:11,840 ≪何故 殿は 森殿に 宇佐山を お任せした? 436 00:22:11,840 --> 00:22:14,040 戦では使い物に ならぬからであろう。 437 00:22:14,040 --> 00:22:16,540 ≪森殿は 武功を挙げられぬ駄目な 武士だからのう。 438 00:22:26,140 --> 00:22:26,920 兄上。 439 00:22:28,400 --> 00:22:30,020 ≪おーい! お前たち! 440 00:22:30,740 --> 00:22:33,660 わしは 宇佐山城へ行くことになったぞ。 441 00:22:34,940 --> 00:22:37,780 町づくりの 大役を仰せ付かったのじゃ。 442 00:22:39,000 --> 00:22:43,220 これは 殿の夢を支える大きな務めなんだぞ。 443 00:22:43,700 --> 00:22:45,200 武士として 立派に 役…。 444 00:22:45,200 --> 00:22:45,800 町づくりなど! 武士として 立派に 役…。 445 00:22:45,800 --> 00:22:46,480 町づくりなど! 446 00:22:49,920 --> 00:22:52,440 そのようなことは武士の務めでは ございませぬ! 447 00:22:54,060 --> 00:22:55,820 武功を挙げてこそ 武士の務め。 448 00:22:56,220 --> 00:22:57,120 父上は。 449 00:22:59,600 --> 00:23:01,720 父上は武士などでは ございませぬ! 450 00:23:09,840 --> 00:23:11,440 お… 怒られてしもうたわ。 451 00:23:23,700 --> 00:23:25,780 蘭丸。 いかがした? 452 00:23:27,220 --> 00:23:28,260 帰蝶さま。 453 00:23:28,260 --> 00:23:29,380 よいよい。 454 00:23:30,880 --> 00:23:32,600 気を落として いかがした? 455 00:23:33,500 --> 00:23:35,180 兄上と ケンカでもしたか? 456 00:23:36,520 --> 00:23:38,700 兄上と 父上が 457 00:23:40,440 --> 00:23:42,320 仲が 悪いのでございます。 458 00:23:44,500 --> 00:23:45,600 そうか。 459 00:23:46,020 --> 00:23:51,660 兄上は弱くて やすやすと頭を下げてしまう 父上が 460 00:23:53,600 --> 00:23:55,820 情けなくて 嫌いなのです。 461 00:24:00,060 --> 00:24:03,420 頭を下げることはそんなに 情けないことか? 462 00:24:05,600 --> 00:24:07,260 わらわは そうは 思わぬぞ? 463 00:24:08,740 --> 00:24:11,620 明日は お父上が宇佐山に たつ日。 464 00:24:12,700 --> 00:24:14,080 笑顔で 見送ってやろう。 465 00:24:17,400 --> 00:24:18,740 では 参ろうか。 466 00:24:23,740 --> 00:24:26,800 それでは 殿。いってまいります。 467 00:24:29,420 --> 00:24:31,220 よろしく 頼むね。 森りん。 468 00:24:31,720 --> 00:24:32,340 はい! 469 00:24:36,600 --> 00:24:37,700 勝家殿。 470 00:24:38,620 --> 00:24:41,220 戻ったらまた 酒を飲みましょう。 471 00:24:49,720 --> 00:24:51,320 よい子に しておるんじゃぞ? 472 00:24:57,220 --> 00:24:58,580 留守を 頼んだぞ。 473 00:25:09,620 --> 00:25:10,540 父上。 474 00:25:15,100 --> 00:25:15,880 どうした? 475 00:25:18,060 --> 00:25:18,800 蘭丸。 476 00:25:20,020 --> 00:25:20,840 行くぞ。 477 00:25:45,220 --> 00:25:47,760 織田は楽市楽座が 功を奏し 478 00:25:48,280 --> 00:25:50,080 大層 栄えつつあるとのこと。 479 00:25:50,700 --> 00:25:51,840 このまま 放っておいてよろしいのでしょうか? 480 00:25:51,840 --> 00:25:52,980 案ずるな。 481 00:25:53,640 --> 00:25:55,560 すでに 手は打ってある。 482 00:26:00,060 --> 00:26:02,660 大殿。 了承を頂くことができました。 483 00:26:02,660 --> 00:26:04,040 そうか。 484 00:26:06,240 --> 00:26:07,220 長政。 485 00:26:08,020 --> 00:26:08,980 始めるぞ。 486 00:26:10,540 --> 00:26:11,380 はい。 487 00:26:12,580 --> 00:26:13,800 松永さんが 危ない? 488 00:26:13,800 --> 00:26:13,820 はい。 急ぎ加勢してほしいとの書状が 届いております。 松永さんが 危ない? 489 00:26:13,820 --> 00:26:17,000 はい。 急ぎ加勢してほしいとの書状が 届いております。 490 00:26:17,580 --> 00:26:19,720 京にて 摂津の 三好と交戦中ですが 491 00:26:19,720 --> 00:26:23,380 次々と他国が 三好に 加勢しており 相当苦戦を 強いられておるとのこと。 492 00:26:23,380 --> 00:26:27,160 浅井 朝倉までもが松永討伐のために 京に 進軍中とのこと。 493 00:26:27,460 --> 00:26:30,320 このままでは 松永軍は確実に 敗北いたします。 494 00:26:30,320 --> 00:26:33,940 殿。 あんな コウモリ男助けることはございませぬ! 495 00:26:33,940 --> 00:26:34,520 しかし 同盟国を見捨てたとなれば 殿。 あんな コウモリ男助けることはございませぬ! 496 00:26:34,520 --> 00:26:35,980 しかし 同盟国を見捨てたとなれば 497 00:26:35,980 --> 00:26:37,340 織田の信頼は 地に落ちる。 498 00:26:37,340 --> 00:26:41,700 されど われわれが京へ 上っている間敵国が 攻めてきたらどうするつもりじゃ? 499 00:26:41,700 --> 00:26:43,000 落ち着いてくだされ。 500 00:26:43,960 --> 00:26:45,740 まずは 殿の お考えをお聞きしましょう。 501 00:26:47,020 --> 00:26:48,540 松永さんに 加勢しよう。 502 00:26:49,340 --> 00:26:51,400 でも 城の守りも固めておきたいから。 503 00:26:51,720 --> 00:26:53,780 猿君。 残って 城を守ってくれる? 504 00:26:54,040 --> 00:26:54,760 御意。 505 00:26:55,520 --> 00:26:57,820 では私も 残りましょう。 506 00:26:58,900 --> 00:27:00,820 後の みんなは フォロー ミー! 507 00:27:04,760 --> 00:27:06,360 おう。 信長。 508 00:27:07,640 --> 00:27:09,140 あれ?何で そんな 余裕なんすか? 509 00:27:09,140 --> 00:27:11,340 おう。 さっきまでしんどかったんだがな 510 00:27:11,340 --> 00:27:13,880 三好の連中 退却し始めたからもう 大丈夫だ。 511 00:27:14,100 --> 00:27:16,820 しかし 浅井 朝倉が加勢したのでは? 512 00:27:17,780 --> 00:27:20,140 うん。 こっちに来るっつう 話だったんだが 513 00:27:20,140 --> 00:27:21,820 どうやら 京には向かってねえみてえだな。 514 00:27:21,820 --> 00:27:22,720 向かっていない? 515 00:27:22,720 --> 00:27:25,200 されど 両軍ともすでに 挙兵したはず。 516 00:27:25,200 --> 00:27:27,100 ならば やつらは どこへ? 517 00:27:28,280 --> 00:27:29,020 殿。 518 00:27:29,980 --> 00:27:31,480 何か 妙ではございませぬか? 519 00:27:32,560 --> 00:27:35,860 京に 向かってない?まさか この城に? 520 00:27:35,860 --> 00:27:38,300 それがその どちらでもないようで。 521 00:27:38,300 --> 00:27:38,340 どちらでもない? それがその どちらでもないようで。 522 00:27:38,340 --> 00:27:39,480 どちらでもない? 523 00:27:40,600 --> 00:27:42,460 兄上。いかがなされた? 524 00:27:43,500 --> 00:27:44,380 これは 525 00:27:45,420 --> 00:27:46,720 もしや わな!? 526 00:27:46,960 --> 00:27:47,860 わなじゃと!? 527 00:27:47,860 --> 00:27:50,360 はい。浅井 朝倉は 三好を使い 528 00:27:50,360 --> 00:27:52,620 われわれを 京に おびき寄せたに相違ありませぬ。 529 00:27:53,200 --> 00:27:55,820 その隙に別の目的を 果たすために。 530 00:27:56,260 --> 00:27:57,620 別の目的? 531 00:27:58,000 --> 00:28:01,420 やつらの狙いはいったい 何じゃ? 532 00:28:03,600 --> 00:28:04,600 まさか。 533 00:28:05,400 --> 00:28:06,620 ≪大変にございます! 534 00:28:06,620 --> 00:28:07,240 どうした? 535 00:28:07,240 --> 00:28:09,840 浅井 朝倉軍がこちらに 進軍中! 536 00:28:09,840 --> 00:28:09,860 何じゃと!? 浅井 朝倉軍がこちらに 進軍中! 537 00:28:09,860 --> 00:28:11,020 何じゃと!? 538 00:28:11,020 --> 00:28:11,980 敵の数は? 539 00:28:11,980 --> 00:28:13,060 約 3万! 540 00:28:14,920 --> 00:28:16,400 3万!? 541 00:28:17,320 --> 00:28:18,280 ≪殿! 542 00:28:18,600 --> 00:28:20,500 各国が 一気に宇佐山に 兵を進めております。 543 00:28:20,500 --> 00:28:21,260 ≪宇佐山!? 544 00:28:21,260 --> 00:28:23,730 やはり 浅井 朝倉は各国と 手を組み 545 00:28:23,730 --> 00:28:25,680 初めから 宇佐山を落とすつもりだったのでは? 546 00:28:25,960 --> 00:28:26,960 信長よ。 547 00:28:27,320 --> 00:28:28,900 いよいよ 全国大名の 548 00:28:29,380 --> 00:28:31,300 織田つぶしが始まったんじゃねえか? 549 00:28:31,780 --> 00:28:34,060 しかし 敵は何故 宇佐山を? 550 00:28:34,880 --> 00:28:38,380 宇佐山は京と 織田をつなぐ要所となるべき場所。 551 00:28:38,380 --> 00:28:42,600 楽市楽座における 織田の繁栄に 恐れを抱き奪うつもりであろう。 552 00:28:43,240 --> 00:28:47,040 人の流れを 途絶えさせ織田の財を 圧迫させる 狙いか。 553 00:28:48,240 --> 00:28:50,280 何とか 宇佐山を守るすべは ないのでしょうか? 554 00:28:50,280 --> 00:28:52,040 3万の兵が攻めてきておるのじゃ。 555 00:28:52,040 --> 00:28:54,380 森の軍だけで太刀打ちできるはずがなかろう。 556 00:28:54,380 --> 00:28:56,740 森殿も 逃げておるに相違あるまい。 557 00:28:56,740 --> 00:28:59,720 敵の数は 3万。相手になりませぬ。 558 00:28:59,720 --> 00:29:01,300 退却の ご指示を。 559 00:29:01,720 --> 00:29:02,620 わしは…。 560 00:29:02,800 --> 00:29:04,060 早く 逃げましょう。 561 00:29:04,060 --> 00:29:05,060 わしは…。 562 00:29:10,220 --> 00:29:11,100 ≪殿! 563 00:29:12,800 --> 00:29:14,900 森殿が敵を 迎え撃っております! 564 00:29:16,680 --> 00:29:18,780 いけ! 565 00:29:26,180 --> 00:29:27,780 あのアホが! 566 00:29:28,260 --> 00:29:29,880 バカなまね しおって! 567 00:29:32,380 --> 00:29:33,340 森りんは 568 00:29:37,020 --> 00:29:38,980 織田のために戦ってくれてるんだ。 569 00:29:44,900 --> 00:29:45,780 みんな 570 00:29:48,100 --> 00:29:49,400 宇佐山へ 行こう。 571 00:29:50,080 --> 00:29:50,880 はっ。 572 00:29:52,020 --> 00:29:53,500 松永さん。 俺 行きます。 573 00:29:53,500 --> 00:29:54,220 おう。 574 00:29:58,620 --> 00:29:59,800 よーし。 575 00:30:00,080 --> 00:30:01,980 もう一仕事 すっか。 576 00:30:02,900 --> 00:30:04,140 いいか? てめえら! 577 00:30:05,080 --> 00:30:08,260 逃げた連中一人 残らず たたっ切れ! 578 00:30:08,580 --> 00:30:09,760 分かったな? 579 00:30:11,100 --> 00:30:13,820 ≪もうすぐ帰蝶さまが 来られるから ここで 待っておれ。 580 00:30:14,120 --> 00:30:14,800 ≪はい。 581 00:30:16,760 --> 00:30:17,580 帰蝶さま。 582 00:30:18,560 --> 00:30:19,460 大事ない。 583 00:30:20,040 --> 00:30:21,820 何も 心配は いらぬぞ。 584 00:30:31,980 --> 00:30:33,820 もう これ以上は持ちませぬ。 585 00:30:36,800 --> 00:30:38,100 踏ん張るのじゃ。 586 00:30:41,940 --> 00:30:45,280 何としてもこの城を 守るのじゃ。 587 00:30:54,500 --> 00:30:55,500 何事じゃ? 588 00:30:55,620 --> 00:30:57,240 ≪大変にございます! 589 00:30:57,640 --> 00:31:00,220 延暦寺が 挙兵しました! 590 00:31:01,200 --> 00:31:02,180 何じゃと!? 591 00:31:08,340 --> 00:31:12,260 延暦寺の 僧兵まで敵に 加勢するとは。 592 00:31:13,560 --> 00:31:15,800 もう 終わりです。退却しましょう! 593 00:31:16,820 --> 00:31:18,660 《俺が つくりたいのって 594 00:31:19,340 --> 00:31:22,540 ああいう人たちの笑顔なのかもしれないなぁ》 595 00:31:22,900 --> 00:31:25,600 《よろしく 頼むね。 森りん》 596 00:31:36,540 --> 00:31:37,980 わしが 守りますぞ。 597 00:31:39,700 --> 00:31:40,560 殿。 598 00:31:48,760 --> 00:31:50,480 よいか? 皆の衆。 599 00:31:54,220 --> 00:31:55,960 わしが 敵の盾になる。 600 00:31:56,920 --> 00:31:58,000 お主らは 601 00:31:59,960 --> 00:32:03,600 何としてもこの城を 守りぬくのじゃ。 602 00:32:04,000 --> 00:32:05,040 しかし! 603 00:32:05,260 --> 00:32:06,140 わしは 604 00:32:08,000 --> 00:32:09,260 この命を 605 00:32:11,120 --> 00:32:12,980 織田のために 捧げる。 606 00:32:17,680 --> 00:32:20,560 わしを 支えてくれた皆のために。 607 00:32:24,920 --> 00:32:28,160 わしを許し そばに置いてくれた 608 00:32:30,700 --> 00:32:32,000 殿のために。 609 00:32:34,880 --> 00:32:35,860 そして! 610 00:32:36,520 --> 00:32:37,480 《父上。 父上》 611 00:32:37,840 --> 00:32:38,500 《はい》 612 00:32:42,340 --> 00:32:46,440 せがれたちの誇りであるために。 613 00:32:48,420 --> 00:32:49,340 わしは 614 00:32:50,420 --> 00:32:52,180 武士として 戦う! 615 00:33:11,760 --> 00:33:12,880 お守りじゃ。 616 00:33:13,620 --> 00:33:14,600 持っておれ。 617 00:33:23,800 --> 00:33:24,600 父上。 618 00:33:42,260 --> 00:33:44,260 織田 信長が 家臣 619 00:33:44,700 --> 00:33:47,120 森 三左衛門 可成! 620 00:33:48,280 --> 00:33:51,380 これより 先一歩も 通さん! 621 00:34:02,180 --> 00:34:03,280 森りん。 622 00:34:21,280 --> 00:34:22,220 《殿。 623 00:34:25,280 --> 00:34:28,020 わしは 幸せ者でございました》 624 00:34:34,720 --> 00:34:36,640 《殿に 仕えたことこそ…》 625 00:34:49,220 --> 00:34:51,560 《わしの 最大の手柄にございます》 626 00:35:03,760 --> 00:35:04,880 森りん! 627 00:35:16,860 --> 00:35:18,020 嘘だろ? 628 00:35:48,040 --> 00:35:48,920 森殿。 629 00:36:04,900 --> 00:36:06,620 森。 630 00:36:13,640 --> 00:36:16,320 お主は 立派だったぞ。 631 00:36:21,460 --> 00:36:23,580 最後まで 632 00:36:30,320 --> 00:36:33,140 立派な 武士だったぞ。 633 00:36:35,640 --> 00:36:36,460 森殿。 634 00:36:38,940 --> 00:36:40,020 立派です。 635 00:36:42,720 --> 00:36:43,880 立派じゃ。 636 00:37:05,040 --> 00:37:06,080 ≪帰蝶さま。 637 00:37:43,180 --> 00:37:46,660 もう。 みんなそんな顔 すんの やめようよ。 638 00:37:49,320 --> 00:37:52,160 ほら。 泣いちゃ 駄目だって。ねっ? 639 00:38:00,520 --> 00:38:01,860 つうか 640 00:38:03,940 --> 00:38:06,240 森りんもすげえ 泣き虫だったよね。 641 00:38:09,500 --> 00:38:11,260 いっつも すぐ 泣いちゃってさ。 642 00:38:13,380 --> 00:38:15,000 いい大人なのに 643 00:38:16,600 --> 00:38:18,020 わんわん わんわん。 644 00:38:20,860 --> 00:38:21,820 でもさ…。 645 00:38:29,140 --> 00:38:30,480 何でだろうね? 646 00:38:35,880 --> 00:38:37,680 あんなに 泣いてたのにさ。 647 00:38:42,480 --> 00:38:44,360 笑顔しか 思い出せないんだ。 648 00:38:51,280 --> 00:38:52,560 だからさ みんな 649 00:38:54,640 --> 00:38:55,800 森りんのこと 650 00:39:00,560 --> 00:39:02,100 笑顔で 送り出してあげよう。 651 00:39:08,200 --> 00:39:09,040 殿。 652 00:39:17,440 --> 00:39:18,920 よーし! 653 00:39:19,420 --> 00:39:21,440 酒を 持ってまいれ! 654 00:39:27,200 --> 00:39:28,100 森りん。 655 00:39:29,940 --> 00:39:30,940 ありがとう。 656 00:39:32,740 --> 00:39:33,720 献杯! 657 00:39:33,960 --> 00:39:35,160 献杯! 658 00:39:42,680 --> 00:39:43,780 森め 659 00:39:44,640 --> 00:39:49,580 戻ってきたら また 酒 飲みましょうって言ったではないか。 フフッ。 660 00:39:53,360 --> 00:39:55,420 大バカ者が! 661 00:39:56,080 --> 00:39:56,880 勝家殿。 662 00:39:59,060 --> 00:40:00,380 もう 泣くのは やめじゃ。 663 00:40:11,980 --> 00:40:13,340 眠れぬのか? 664 00:40:14,940 --> 00:40:16,060 あのとき 665 00:40:18,380 --> 00:40:19,500 父上に 666 00:40:21,400 --> 00:40:22,500 言えば よかった。 667 00:40:24,180 --> 00:40:25,160 《父上》 668 00:40:26,180 --> 00:40:27,060 《どうした?》 669 00:40:28,560 --> 00:40:29,440 《蘭丸。 670 00:40:30,160 --> 00:40:30,980 行くぞ》 671 00:40:35,120 --> 00:40:36,260 頑張ってって 672 00:40:38,720 --> 00:40:40,440 言ってあげれば よかった。 673 00:40:45,440 --> 00:40:46,560 そうすれば 674 00:40:48,780 --> 00:40:49,860 父上は 675 00:40:51,620 --> 00:40:54,200 死ななかったかもしれないのに。 676 00:41:06,600 --> 00:41:08,160 言ってあげればよい。 677 00:41:13,300 --> 00:41:16,440 これから 毎日お父上に 678 00:41:19,080 --> 00:41:21,640 心の中で話し掛けてあげればよい。 679 00:41:24,120 --> 00:41:24,900 きっと。 680 00:41:27,800 --> 00:41:29,320 きっと 届くはずじゃ。 681 00:41:49,540 --> 00:41:50,580 それがしは 682 00:41:52,680 --> 00:41:54,560 強い武士に なりとう存じます。 683 00:41:56,180 --> 00:41:57,120 父のような 684 00:42:00,920 --> 00:42:02,800 立派な 武士になりとうございます。 685 00:42:04,460 --> 00:42:05,580 ですから どうか 686 00:42:07,880 --> 00:42:09,360 殿に お仕えさせてください。 687 00:42:12,380 --> 00:42:13,140 勝蔵。 688 00:42:14,220 --> 00:42:15,820 これからは 名を改めるとよい。 689 00:42:16,900 --> 00:42:18,160 信長さまの 「長」と 690 00:42:18,660 --> 00:42:19,660 お父上 691 00:42:20,380 --> 00:42:23,640 可成殿の 「可」という字を一文字ずつ 賜り 692 00:42:25,060 --> 00:42:28,240 森 長可と 名乗るのだ。 693 00:42:32,660 --> 00:42:33,480 森 694 00:42:35,000 --> 00:42:36,100 長可。 695 00:42:38,520 --> 00:42:41,760 信長さまと お父上をそなたが つなぐのだ。 696 00:42:44,500 --> 00:42:46,640 お父上の願いを絶やさぬようにな。 697 00:42:54,760 --> 00:42:55,480 はい。 698 00:43:03,340 --> 00:43:07,040 これから きっと森りんが 守ってくれるから。 699 00:43:08,080 --> 00:43:08,920 だから 700 00:43:09,500 --> 00:43:10,780 お父さんのように 701 00:43:12,480 --> 00:43:14,180 強く 立派に 生きてほしい。 702 00:43:16,820 --> 00:43:18,160 よろしく 頼むね。 703 00:43:19,960 --> 00:43:22,480 森 長可君。 704 00:43:27,040 --> 00:43:27,880 はい! 705 00:43:47,060 --> 00:43:48,920 この人たちの幸せ 706 00:43:51,260 --> 00:43:53,460 森りんが 守ってくれたんだね。 707 00:43:56,440 --> 00:43:57,640 これからは 708 00:43:59,480 --> 00:44:01,060 俺が守るよ。 709 00:44:04,060 --> 00:44:04,900 殿。 710 00:44:06,380 --> 00:44:07,840 強くなられましたね。 711 00:44:09,940 --> 00:44:11,540 ただ そうしたいだけ。 712 00:44:12,340 --> 00:44:13,560 森りんの分も。 713 00:44:18,460 --> 00:44:21,880 ≪信長さま!団子を 食べていってくだされ! 714 00:44:24,460 --> 00:44:25,200 ≪どうぞ どうぞ。 715 00:44:28,640 --> 00:44:29,420 よし。 716 00:44:29,820 --> 00:44:30,160 さあ どうぞ。 717 00:44:30,160 --> 00:44:30,420 では ちそうになろう。 さあ どうぞ。 718 00:44:30,420 --> 00:44:31,700 では ちそうになろう。 719 00:44:32,420 --> 00:44:33,480 光秀殿。 720 00:44:35,840 --> 00:44:37,680 光秀殿に お伺いしたいことが。 721 00:44:38,380 --> 00:44:39,180 いかがした? 722 00:44:39,560 --> 00:44:41,620 信長さまは 双子であらせられるのですか? 723 00:44:49,320 --> 00:44:50,320 はて 724 00:44:51,200 --> 00:44:52,620 存じませぬが。 725 00:44:53,460 --> 00:44:54,380 ああ。 さようですか。 726 00:44:54,880 --> 00:44:56,460 何故そう 思われたのですか? 727 00:44:56,760 --> 00:45:00,560 いやー。 この間 殿によく似た者を 見掛けたもので 728 00:45:00,560 --> 00:45:01,820 もしやと 思ったのですが。 729 00:45:02,980 --> 00:45:04,200 他人の空似ですな。 730 00:45:16,060 --> 00:45:17,760 それは 誠か? 731 00:45:19,680 --> 00:45:22,180 これで 信長は 終わりだな。 732 00:45:24,200 --> 00:45:25,800 ついに 動くのですね。 733 00:45:28,680 --> 00:45:29,900 武田 信玄が。 734 00:45:31,620 --> 00:45:33,280 どうぞ どうぞ。頂いて。 735 00:45:34,620 --> 00:45:35,160 どう? 736 00:45:35,160 --> 00:45:36,120 うまいですな。 737 00:45:37,040 --> 00:45:39,020 みんな おいで。おごりだから。 738 00:45:40,240 --> 00:45:43,320 ほら。 そこの人も。 ねえ?おいでよ。 739 00:45:46,180 --> 00:45:48,120 武田が 織田領に向け 進軍を始めました。 740 00:45:48,120 --> 00:45:50,120 もう 来たのですか? 741 00:45:50,120 --> 00:45:51,920 攻め込まれれば 太刀打ちできませぬぞ。 742 00:45:51,920 --> 00:45:55,060 信長さまこそ 天下人に ふさわしい お方だと。 743 00:45:55,060 --> 00:45:56,140 ふざけんな! 744 00:45:56,140 --> 00:45:57,700 お主は 優し過ぎるのだ。 745 00:45:57,700 --> 00:45:59,520 ユーは 何しに 日本へ? 746 00:45:59,520 --> 00:46:02,060 必ずや 武田を たたきつぶしてみせます! 747 00:46:02,600 --> 00:46:04,420 メリー クリスマス! 748 00:46:04,420 --> 00:46:06,420 めりー くりすます! 749 00:46:06,780 --> 00:46:10,180 みんな。 戦おう。 諦めたら そこで 試合終了って いうじゃん。 750 00:46:10,180 --> 00:46:11,180 大丈夫か? 751 00:46:11,180 --> 00:46:13,740 必ず 戻ってくるのじゃぞ?