1 00:00:03,937 --> 00:00:08,609 <おいちには 時々 何かを背負った人の心や➡ 2 00:00:08,609 --> 00:00:13,280 亡くなった人の影が見えるという 力があった> 3 00:00:13,280 --> 00:00:16,950 お京さん…。 お京さんね? 4 00:00:16,950 --> 00:00:21,288 <死んだ姉 お京が 自分の中で生きているとおびえる➡ 5 00:00:21,288 --> 00:00:24,791 いさご屋の若旦那 庄助> 6 00:00:24,791 --> 00:00:28,662 今度は… 臭いも…。 7 00:00:28,662 --> 00:00:34,434 <そして ちまたを揺るがす 連続殺人事件が起きる。➡ 8 00:00:34,434 --> 00:00:40,641 その殺された夜鷹と 同じ長屋に住んでいた およしが…> 9 00:00:40,641 --> 00:00:42,976 いさご屋から逃げてください。 え? 10 00:00:42,976 --> 00:00:48,148 (およし)あそこには 人殺しがいます。 11 00:00:48,148 --> 00:00:52,653 <事件の鍵を握る およしだったが…> 12 00:00:52,653 --> 00:00:55,355 およし。 13 00:00:56,990 --> 00:00:59,459 しまった! <そんな中…➡ 14 00:00:59,459 --> 00:01:03,263 庄助の父 吉兵衛が 何者かに襲われる> 15 00:01:03,263 --> 00:01:06,099 大旦那様! 16 00:01:06,099 --> 00:01:12,406 お京が… 来た…。 17 00:01:12,406 --> 00:01:24,985 ♬~ 18 00:01:24,985 --> 00:01:35,295 お京が… 彼岸花の 浴衣を着て…。 19 00:01:35,295 --> 00:01:37,230 お京様のお着物…。 20 00:01:37,230 --> 00:01:40,968 まずは 血止めを。 新しい布団を敷いてください! 21 00:01:40,968 --> 00:01:43,303 はい! 22 00:01:43,303 --> 00:01:47,174 (お富)騒々しいこと。 何なの 朝っぱらから バタバタ…。 23 00:01:47,174 --> 00:01:50,177 (悲鳴) お静かに! 24 00:01:50,177 --> 00:01:53,313 これから 手当ていたします。 (乙松)おっ母さん…。 25 00:01:53,313 --> 00:01:55,983 乙松 来ちゃ駄目だ。 後で話します。 26 00:01:55,983 --> 00:01:58,885 家の方たちには内密に。 は… はい。 27 00:01:58,885 --> 00:02:02,255 庄助さんは どうしてるかしら? 28 00:02:02,255 --> 00:02:04,558 様子を見てまいります。 はい! 29 00:02:06,126 --> 00:02:08,595 (新吉)薬籠です。はい。 30 00:02:08,595 --> 00:02:11,631 大旦那は いかがですか? 肩がひどいの。 31 00:02:11,631 --> 00:02:13,934 これじゃ 傷口が塞がらない。 32 00:02:13,934 --> 00:02:18,772 菖蒲長屋へ走りますか? いえ。 長屋にも病人がいる。 33 00:02:18,772 --> 00:02:21,274 お父っつぁまは根岸だし…。 だったら➡ 34 00:02:21,274 --> 00:02:24,177 おいちさんが縫えばいいじゃないですか。 私!? 35 00:02:24,177 --> 00:02:29,016 おいちさんならできます 一人でも。 でも…。 36 00:02:29,016 --> 00:02:33,286 ここに医者は おいちさんしか いないんだ! 37 00:02:33,286 --> 00:02:36,957 あっしは 何をやりますか? 38 00:02:36,957 --> 00:02:39,960 新吉さん…。 39 00:02:46,299 --> 00:02:49,970 湯飲みに 8分目ほどの湯で この薬を溶いてください。 40 00:02:49,970 --> 00:02:52,873 それと 焼酎と新しいさらしも。 へい! 41 00:02:52,873 --> 00:03:09,256 ♬~ 42 00:03:09,256 --> 00:03:11,758 う…。 43 00:03:11,758 --> 00:03:35,982 ♬~ 44 00:03:35,982 --> 00:03:40,787 うるせえ じじいなんすよ。 45 00:03:40,787 --> 00:03:46,126 毎日毎日 仕事場にやって来て…➡ 46 00:03:46,126 --> 00:03:49,996 「こんな品じゃ売れねえ➡ 47 00:03:49,996 --> 00:03:54,201 こんな飾りは品がねえ」。 48 00:03:56,303 --> 00:04:02,909 でも なるほどなと思うことも多くて。 49 00:04:02,909 --> 00:04:11,618 だから 言われた所を 夜なべして直したんです。 50 00:04:14,387 --> 00:04:18,258 早く見てもらいてえなあ…。 51 00:04:18,258 --> 00:04:32,606 ♬~ 52 00:04:32,606 --> 00:04:37,410 こういうことだったんですね。 53 00:04:37,410 --> 00:04:44,117 あたしは… お京は…➡ 54 00:04:44,117 --> 00:04:49,623 とどのつまり お父っつぁんを殺そうとしたんだ。 55 00:04:52,626 --> 00:04:57,497 この血は 恐らく はけで塗られたものです。 56 00:04:57,497 --> 00:04:59,966 (お久)はけ? 57 00:04:59,966 --> 00:05:04,371 ほら はけで はいたような筋が ついてるでしょ? 58 00:05:04,371 --> 00:05:10,076 それに これ。 はけから抜け落ちた毛です。 59 00:05:10,076 --> 00:05:18,084 では… これも あたしを陥れようと…。 60 00:05:20,787 --> 00:05:25,258 あ… あああ…。 61 00:05:25,258 --> 00:05:28,094 (長治)およしは来ますかね? 62 00:05:28,094 --> 00:05:32,399 住まいが分からねえとなりゃ 商いに出てくるのを待つしかねえ。 63 00:05:32,399 --> 00:05:38,705 子供がいるんだ。 銭は欲しいはずだい。 あっしは向こうに。おう。 64 00:05:54,955 --> 00:06:00,227 (夜鷹)ちょいと旦那。 急ぎでないなら 遊んでいかないかい? 65 00:06:00,227 --> 00:06:02,729 (悲鳴) 66 00:06:02,729 --> 00:06:04,664 およし! (太一)親分 あっちだ! 67 00:06:04,664 --> 00:06:08,902 およし! 長治 太一 追え! (長治 太一)へい! 68 00:06:08,902 --> 00:06:11,705 およし! しっかりしろ! 69 00:06:16,243 --> 00:06:18,445 おめえは死なせねえ! 70 00:06:20,080 --> 00:06:22,582 田澄先生~! あっ…。 71 00:06:22,582 --> 00:06:26,386 先生 あちこち刺されておりやす。 手当てをお願いしやす。 72 00:06:26,386 --> 00:06:30,257 このなりですが 大切な証人で…。 73 00:06:30,257 --> 00:06:33,059 (十斗)ここへ寝かせてください。 はい。 あっ…。 74 00:06:34,761 --> 00:06:37,063 お願いしやす。 75 00:06:39,266 --> 00:06:43,937 (おしま)あ… この人。 おっ ご存じなんで? 76 00:06:43,937 --> 00:06:47,407 (おしま)前に 一度 子供を連れて ここへ。 (十斗)分かりますか?➡ 77 00:06:47,407 --> 00:06:50,110 聞こえますか? 78 00:06:50,110 --> 00:06:53,146 まずいな 血が止まらない。 79 00:06:53,146 --> 00:06:58,451 しっかりしろ およし。 死ぬな~! 80 00:07:01,221 --> 00:07:04,925 およし! およし! 81 00:07:06,559 --> 00:07:11,231 (お京)おねえちゃん 逃げて 危ない! 82 00:07:11,231 --> 00:07:13,566 逃げて~! 83 00:07:13,566 --> 00:07:16,903 (物音) 誰!? 84 00:07:16,903 --> 00:07:28,415 ♬~ 85 00:07:31,084 --> 00:07:36,256 (おまき)具合は どうです? 顔色は まだまだだけど。 86 00:07:36,256 --> 00:07:40,593 ここは…。 仙五朗のうちです。 87 00:07:40,593 --> 00:07:45,098 私は まき。 坊やは無事だ。 88 00:07:45,098 --> 00:07:48,101 うちの女たちが見てます。 89 00:07:50,770 --> 00:07:56,409 (おまき)あんたの兄さんの話 うちの人から聞いたことがありますよ。 90 00:07:56,409 --> 00:08:01,715 仙五朗の探索に巻き込まれて 死んじまったと。 91 00:08:04,217 --> 00:08:07,220 (おまき) うちのお父っつぁんとおんなじだ。 92 00:08:10,890 --> 00:08:15,061 ゆっくりお休み。 ここにいる間は➡ 93 00:08:15,061 --> 00:08:18,365 私や うちの女たちが➡ 94 00:08:18,365 --> 00:08:21,368 みんなで あんたのこと 守るから。 95 00:08:23,069 --> 00:08:25,739 おかみさん…。 96 00:08:25,739 --> 00:08:38,918 ♬~ 97 00:08:38,918 --> 00:08:42,622 う~ん いい子だね。 こっち こっち。 98 00:08:48,595 --> 00:08:52,265 狙われた? おいちさんがですかい? 99 00:08:52,265 --> 00:08:55,101 声をかけたら すぐに逃げました。 大事ありません。 100 00:08:55,101 --> 00:08:58,938 いやいや しかし それは 一刻の猶予もならねえ。 101 00:08:58,938 --> 00:09:02,242 (おまき)およしさん! おっ! 102 00:09:03,777 --> 00:09:06,679 親分さん…。 103 00:09:06,679 --> 00:09:12,352 話します。 私の知ってること 何もかも。 104 00:09:12,352 --> 00:09:17,057 だから 助けてあげて。 105 00:09:17,057 --> 00:09:22,562 おいちさんも… 若旦那も。 106 00:09:22,562 --> 00:09:28,268 およし お前…。 107 00:09:31,905 --> 00:09:43,249 (弐助の荒い息遣い) 108 00:09:43,249 --> 00:09:46,586 弐助さん 汗が… どうされました? 109 00:09:46,586 --> 00:09:49,389 あ いや 何でも。 110 00:09:49,389 --> 00:09:51,758 ああ いやいやいや…。 親分さん。 111 00:09:51,758 --> 00:09:57,096 話って何です? こんな所に 私ら集めて。 こっちは 忙しいんですよ。 112 00:09:57,096 --> 00:10:00,600 大旦那は大けが 若旦那は病がち。 113 00:10:00,600 --> 00:10:03,503 おっしゃるとおりだ。 申し訳ない。 114 00:10:03,503 --> 00:10:07,474 けど… こういうゴタゴタを終わらせるには➡ 115 00:10:07,474 --> 00:10:09,776 いろいろありましてね。 116 00:10:09,776 --> 00:10:14,114 ようやく めどが立った次第で…。 117 00:10:14,114 --> 00:10:17,016 若旦那を陥れようって人が 分かったんですね?➡ 118 00:10:17,016 --> 00:10:20,620 夜鷹殺しの下手人も。 (お富)若旦那を? 119 00:10:20,620 --> 00:10:25,125 どういうことです? ご新造さんもご存じのとおり➡ 120 00:10:25,125 --> 00:10:29,996 若旦那は 病がちで 商いにも しばしば障りが出てた。 121 00:10:29,996 --> 00:10:35,301 それを いまいましく思う者が 若旦那の心を操り➡ 122 00:10:35,301 --> 00:10:40,974 弱らせようとしたんです。 うまくやりゃあ 疲れ果てた若旦那が➡ 123 00:10:40,974 --> 00:10:48,314 てめえで命を絶つんじゃないかってね。 (お富)はあ~ なるほど。 124 00:10:48,314 --> 00:10:54,654 フフフッ 親分は 私をお疑いってわけだ。 125 00:10:54,654 --> 00:11:01,928 バカバカしい! いいですか? 私がこの店の身代 乗っ取るつもりなら➡ 126 00:11:01,928 --> 00:11:07,600 こんな悠長なことはしない。 大旦那に じかに話をつけますよ。 127 00:11:07,600 --> 00:11:10,937 私に… 相談を持ちかけてきたじゃないか。 128 00:11:10,937 --> 00:11:13,406 何だって? (弐助)大旦那が生きてる間に➡ 129 00:11:13,406 --> 00:11:18,278 乙松を店の跡取りにしたいと。 お前…。 130 00:11:18,278 --> 00:11:23,283 無理だ…。 もう 黙ってらんねえ~! 131 00:11:25,018 --> 00:11:31,424 私は… 私は ご新造さんに 何度も詰め寄られたんです。➡ 132 00:11:31,424 --> 00:11:36,963 乙松に店を継がせたい。 力を貸せと! 133 00:11:36,963 --> 00:11:40,433 お… お前さんこそ およしに ちょっかい出そうとして➡ 134 00:11:40,433 --> 00:11:42,969 大旦那の耳に届く前に なんとかしてくれって➡ 135 00:11:42,969 --> 00:11:45,872 そう 泣きついてきたんじゃないか! なっ…! 136 00:11:45,872 --> 00:11:52,312 およしさんは この店の女中さんだった。 それで間違いありませんね? 137 00:11:52,312 --> 00:11:55,982 じゃあ およしさんが 店を辞めたのは…。 138 00:11:55,982 --> 00:12:00,753 おおかた このトラフグが 無体なことでもしかけたんだろうさ。 139 00:12:00,753 --> 00:12:04,090 トラフグ!? フフッ! 140 00:12:04,090 --> 00:12:07,126 いいえ およしさんが 店から消えたのは➡ 141 00:12:07,126 --> 00:12:13,633 この店に 恐ろしいたくらみがあるのを 知ってしまったからです。 142 00:12:17,103 --> 00:12:24,410 大旦那を殺して その疑いを若旦那にかぶせる。 143 00:12:24,410 --> 00:12:26,913 誰が そんな…。 144 00:12:28,615 --> 00:12:31,417 いや 違う 違う! 145 00:12:31,417 --> 00:12:36,623 およしが そう言ったんですか? およしは どこにいるんですか? 146 00:12:36,623 --> 00:12:40,426 夜鷹殺しは あれは 一体 誰が どういうつもりで…! 147 00:12:40,426 --> 00:12:45,965 夜鷹なら 店へ来ましたよ ゆすりにね。 148 00:12:45,965 --> 00:12:50,637 あっ そうか。 やっと分かった。 149 00:12:50,637 --> 00:12:54,140 あの女たち 何を言ってるんだと思ったけど➡ 150 00:12:54,140 --> 00:12:57,043 あれは およしから 大旦那を殺すたくらみを聞きつけて➡ 151 00:12:57,043 --> 00:13:00,013 私をゆすりに来たってわけか…。 152 00:13:00,013 --> 00:13:03,816 それで お前は どうしたんだ? どうもしやしませんよ。 153 00:13:03,816 --> 00:13:07,787 身に覚えのないことだもの。 口封じに夜鷹を殺った。 154 00:13:07,787 --> 00:13:10,256 殺ってなんかいませんよ! 155 00:13:10,256 --> 00:13:13,092 ただ…。 ただ? 156 00:13:13,092 --> 00:13:20,400 そんなたくらみがあるなら それはそれで都合がいいと思って…。 157 00:13:20,400 --> 00:13:26,205 大旦那も若旦那も見殺しにしようとした。 158 00:13:29,609 --> 00:13:32,111 引っ立てろ! 待ってくださいよ 親分さん! 159 00:13:32,111 --> 00:13:36,282 親分。 これが 番頭の帳場の下に。 160 00:13:36,282 --> 00:13:38,785 これは…! ああ…。 161 00:13:38,785 --> 00:13:42,955 あとは 番屋で聞く。 お前も来い。 162 00:13:42,955 --> 00:13:47,126 親分さん あああ… あっしは どうなるんでぇ? 163 00:13:47,126 --> 00:13:49,796 (小声で)悪いようにはしねえよ。 来い! 164 00:13:49,796 --> 00:13:53,299 (弐助)あああ…。 (お富)何だって もう…➡ 165 00:13:53,299 --> 00:13:56,803 何で 私なんだよ~! 166 00:14:02,108 --> 00:14:05,745 う…。 167 00:14:05,745 --> 00:14:09,082 お目覚めですか? 168 00:14:09,082 --> 00:14:18,591 何だ お前は…。 ほかの者は どうした? 169 00:14:18,591 --> 00:14:25,264 皆さん お忙しいようで。 あっしに ここについていろと。 170 00:14:25,264 --> 00:14:27,767 お前が? 171 00:14:27,767 --> 00:14:32,772 それと これを見ていただきたくて。 172 00:14:35,274 --> 00:14:40,480 何か起きたのか? 店で…。 173 00:14:45,418 --> 00:14:49,288 もうすぐ 親分さんが ここに来ます。 174 00:14:49,288 --> 00:14:55,094 親分さんの方から 全てお話ししますので。 175 00:14:55,094 --> 00:14:58,798 そうか。 176 00:15:00,900 --> 00:15:05,204 (吉兵衛)おい。 はい。 あっ…。 177 00:15:06,773 --> 00:15:10,243 かんざしですか? お前に…➡ 178 00:15:10,243 --> 00:15:13,546 一つ 頼みがある。 179 00:15:15,114 --> 00:15:18,384 (ため息) 180 00:15:18,384 --> 00:15:22,922 終わりましたね。 181 00:15:22,922 --> 00:15:28,728 こうするよりほかに手だては…。 182 00:15:30,396 --> 00:15:36,702 私は長屋に戻ります。 ここでの役目は もう…。 183 00:15:43,276 --> 00:15:46,946 庄助さん。 ああ おいちさん。 184 00:15:46,946 --> 00:15:50,783 繁盛してますね。 ええ。 185 00:15:50,783 --> 00:15:53,419 品物を いくつか入れ替えてみたんです。 186 00:15:53,419 --> 00:15:57,623 新吉さんの作ったかんざしも そこに並べるつもりです。 187 00:15:59,792 --> 00:16:03,763 私 長屋に戻ります。 そのご挨拶に。 188 00:16:03,763 --> 00:16:09,468 ああ あたしこそ おいちさんのおかげで 己を取り戻せそうです。 189 00:16:09,468 --> 00:16:14,073 ありがとうございました。 庄助さん 楽しそう。 190 00:16:14,073 --> 00:16:18,744 ええ。 まるで 霧が晴れたようで。 191 00:16:18,744 --> 00:16:21,080 (おうた)若旦那~。 192 00:16:21,080 --> 00:16:23,749 見て。 どう? 伯母さん! 193 00:16:23,749 --> 00:16:26,586 よくお似合いです。 194 00:16:26,586 --> 00:16:29,255 ああ… ですが…。 195 00:16:29,255 --> 00:16:33,259 そのお召し物なら…。 196 00:16:36,996 --> 00:16:40,600 (庄助)こちらの方が ずっと当世風になりますよ。 197 00:16:40,600 --> 00:16:43,503 どう? 全然違う。 198 00:16:43,503 --> 00:16:47,473 若旦那 さすが みたてがいい! 199 00:16:47,473 --> 00:16:51,611 これなら 番頭がいなくても 安泰だわ! 伯母さん! 200 00:16:51,611 --> 00:16:58,951 あ おいち。 お前も みたててもらいな。 あ… 私は お邪魔だから。 201 00:16:58,951 --> 00:17:05,358 じゃ お二人で 後は よろしくね。 ハハハハハッ。 202 00:17:05,358 --> 00:17:09,729 何か… すみません。 いえ。 203 00:17:09,729 --> 00:17:13,900 うちの品を気に入っていただけて 何よりです。 204 00:17:13,900 --> 00:17:19,372 あたしは 子供の頃から この商いが好きでした。 205 00:17:19,372 --> 00:17:28,748 美しい くしも あでやかな くしも それを飾るお客様も。 206 00:17:28,748 --> 00:17:33,252 これからは 飛び切りきれいな品物を 好きなだけ並べて➡ 207 00:17:33,252 --> 00:17:38,557 自分が思うように商ってゆきたい。 208 00:17:43,596 --> 00:17:48,401 きれいでしょう。 ええ とても。 209 00:17:50,269 --> 00:17:53,572 ずっと許せなかったんですよ。 210 00:17:55,141 --> 00:17:57,944 こんなに きれいなものを…。 211 00:17:59,779 --> 00:18:03,783 汚いやつらが商うなんて。 212 00:18:15,227 --> 00:18:18,230 (ふすまが開く音) 213 00:18:23,569 --> 00:18:26,372 誰だ。 214 00:18:28,741 --> 00:18:31,744 お京なのか? 215 00:18:39,385 --> 00:18:42,588 お前は…➡ 216 00:18:42,588 --> 00:18:46,092 お京ではない。 217 00:18:51,263 --> 00:18:53,933 お前…。 218 00:18:53,933 --> 00:18:55,935 (ふすまが開く音) 219 00:18:59,605 --> 00:19:08,314 ♬~ 220 00:19:08,314 --> 00:19:10,316 (吉兵衛)うわ~! 221 00:19:13,886 --> 00:19:16,088 そこまでだ! 222 00:19:21,360 --> 00:19:24,563 お久さん! うっ く…! 223 00:19:24,563 --> 00:19:27,600 あっ! 昼間のあれは…! 224 00:19:27,600 --> 00:19:32,905 おめえさんたちが事を起こしやすいよう 一芝居 打たせてもらいやした。 225 00:19:32,905 --> 00:19:38,077 番頭の弐助は 前々から ちょいちょい 店の金 くすねてたようでね。 226 00:19:38,077 --> 00:19:42,748 ほのめかしたら 力を貸してくれた。 血だらけのはけには➡ 227 00:19:42,748 --> 00:19:49,388 さすがの弐助も驚いておりやした。 あれは おめえさんたちがやったもんだね。 228 00:19:49,388 --> 00:19:52,925 汚い…。 229 00:19:52,925 --> 00:19:55,961 お前たちは汚い! 230 00:19:55,961 --> 00:20:00,266 何もかも きれいなものなんざ ありゃあしませんよ。 231 00:20:00,266 --> 00:20:06,405 そこそこの泥かぶって なんとか やってくのが 世の中ってもんで。 232 00:20:06,405 --> 00:20:09,942 若旦那。 (庄助)お京ですよ。 233 00:20:09,942 --> 00:20:14,613 今 ここにいるのは。 234 00:20:14,613 --> 00:20:19,785 大旦那に やいばを向けたのは あたしの中のお京がやったことだ。 235 00:20:19,785 --> 00:20:22,288 あたしは何もしちゃいない。 236 00:20:26,292 --> 00:20:28,294 夜鷹を殺したのも? 237 00:20:28,294 --> 00:20:31,130 アハハ! あたしのはずがない。 238 00:20:31,130 --> 00:20:35,801 身の証しなら この人が立ててくれるはずだ。 239 00:20:35,801 --> 00:20:39,972 そうでしょう? 先生。 240 00:20:39,972 --> 00:20:48,481 ええ。 それをさせるために あなたは 私を この家に呼んだのですから。 241 00:20:50,449 --> 00:20:53,753 ご存じだったんですか。 242 00:20:55,654 --> 00:20:58,557 ずっと不思議だったんです。 243 00:20:58,557 --> 00:21:05,764 あなたは 私の前で 倒れたり 気を失ったりしました。 244 00:21:05,764 --> 00:21:12,271 でも 脈や気息には 何の乱れもなかった。 245 00:21:12,271 --> 00:21:15,274 なぜだろう…。 246 00:21:15,274 --> 00:21:21,981 ひょっとしたら この人は そういうお芝居をしているんじゃないか。 247 00:21:21,981 --> 00:21:29,989 狙われているふりをして 全ての疑いから 自分を外そうとして…。 248 00:21:32,591 --> 00:21:39,298 フッ フフフ… ハハハハ…。 249 00:21:39,298 --> 00:21:42,968 ハッハッハッハ…! 250 00:21:42,968 --> 00:21:46,305 なぜ 大旦那を殺めたかったんで? 251 00:21:46,305 --> 00:21:49,975 何もかも取り上げてきたからですよ。 252 00:21:49,975 --> 00:21:55,648 あたしから母親も お京も 商いも。 253 00:21:55,648 --> 00:22:04,456 ただ一人 話を聞いてくれた女も 引き離して追い出した! 254 00:22:06,258 --> 00:22:10,262 懲らしめるのは当たり前でしょう? 255 00:22:15,401 --> 00:22:22,408 お前は いつまで そんな 子供じみたことを…! 256 00:22:24,109 --> 00:22:26,412 (およし)庄助さん! 257 00:22:27,980 --> 00:22:30,482 (庄助)およし…。 258 00:22:33,285 --> 00:22:36,789 大旦那が お連れしろと。 259 00:22:42,795 --> 00:22:51,503 およしが家を出たのは 大旦那に 追い出されたからじゃありやせん。 260 00:22:51,503 --> 00:22:57,009 それは 若旦那だって ご存じのはずだ。 261 00:23:01,180 --> 00:23:06,185 若旦那が好きでした。 262 00:23:09,588 --> 00:23:15,928 商いと きれいなものが好きな若旦那が…。 263 00:23:15,928 --> 00:23:19,765 でも…。 264 00:23:19,765 --> 00:23:24,270 いいこと思いついた。 お京が教えてくれたんだ。 265 00:23:24,270 --> 00:23:29,608 およしと一緒になるには 邪魔なやつがいなくなればいいのさ。 266 00:23:29,608 --> 00:23:32,645 店も あたしの思うまま商いができる。 まさか…。 267 00:23:32,645 --> 00:23:37,483 お京は きっと うまくやってくれる。 先代を やってくれたみたいに…。 268 00:23:37,483 --> 00:23:41,787 お京様は そんなこと 望んでやしません! 269 00:23:41,787 --> 00:23:44,623 およし! 270 00:23:44,623 --> 00:23:46,959 ハハハッ。➡ 271 00:23:46,959 --> 00:23:48,961 およし? 272 00:23:50,629 --> 00:23:53,532 お… およし! 273 00:23:53,532 --> 00:23:58,304 (およし)恐ろしかった。 私と一緒になるために➡ 274 00:23:58,304 --> 00:24:01,573 そんなことを言いだすなんて。➡ 275 00:24:01,573 --> 00:24:07,379 恐ろしくて おぞましくて…。 276 00:24:09,248 --> 00:24:14,954 (およし)私さえいなければ 若旦那様は 人殺しにならずに済む。 277 00:24:16,922 --> 00:24:22,628 (およし)生まれてくる子に 若旦那の恐ろしい姿を見せずに済む…。 278 00:24:26,632 --> 00:24:32,638 二度と ここへ戻るつもりはなかった。 279 00:24:35,274 --> 00:24:44,616 でも… 「庄助を改心させられるのは お前しかいない」。 280 00:24:44,616 --> 00:24:48,921 大旦那様が そう おっしゃって…。 281 00:24:52,124 --> 00:24:57,996 だから この子も連れてきました。 282 00:24:57,996 --> 00:25:03,736 心を入れ替える まっとうなお父っつぁんを見せたくて。 283 00:25:03,736 --> 00:25:21,153 ♬~ 284 00:25:21,153 --> 00:25:28,160 あなたが変わるのを お京さんも待っています。 285 00:25:29,862 --> 00:25:34,800 ずっと 子供のまま 縛りつけられているんです。 286 00:25:34,800 --> 00:25:41,473 あなたの ゆがんでしまった心のせいで…。 287 00:25:41,473 --> 00:25:44,476 お京が…? 288 00:25:47,613 --> 00:25:51,417 解き放ってあげてくれませんか? 289 00:26:15,374 --> 00:26:23,882 お京を お前の弱さの盾にするな。 290 00:26:26,585 --> 00:26:34,092 お前は お京じゃない。 お前は あの子の父親だ。 291 00:26:34,092 --> 00:26:42,301 そして… 私の息子だ。 292 00:26:47,272 --> 00:26:55,080 罪は 共にかぶる。 293 00:26:57,282 --> 00:27:28,914 (泣き声) 294 00:27:28,914 --> 00:27:54,773 ♬~ 295 00:27:54,773 --> 00:27:59,945 どこへでも行けるよ もう。 296 00:27:59,945 --> 00:28:32,744 ♬~ 297 00:28:32,744 --> 00:28:39,918 お久は お京様の世話を そりゃあ よく したそうですよ。 298 00:28:39,918 --> 00:28:46,258 跡取りじゃないというだけで 邪けんにされるお京様を➡ 299 00:28:46,258 --> 00:28:48,961 ふびんに思って…。 300 00:28:51,096 --> 00:28:55,801 先代のじい様が亡くなった時…。 301 00:29:10,349 --> 00:29:15,354 お京だ。 お京が仕返ししてくれたんだ。 302 00:29:17,122 --> 00:29:22,828 それを 本当だと 思い込むようになったんですね。 303 00:29:24,563 --> 00:29:34,072 お京さんが… お京さんになった自分が 大旦那を殺すんだと。 304 00:29:34,072 --> 00:29:38,377 夜鷹が店にゆすりをかけてきた時も➡ 305 00:29:38,377 --> 00:29:46,084 夜鷹は およしから いさご屋には 店と大旦那を狙う➡ 306 00:29:46,084 --> 00:29:51,390 人殺しがいると聞いたらしい。 だが 相手にされず➡ 307 00:29:51,390 --> 00:29:56,762 若旦那は たくらみがあらわになるのを恐れて…。 308 00:29:56,762 --> 00:30:00,966 あっ… あ ああ…。 309 00:30:23,422 --> 00:30:26,224 (庄助)何でだろうなあ。 310 00:30:28,260 --> 00:30:31,763 好きなのになあ…。 311 00:30:34,633 --> 00:30:40,305 お久には もう 止めようがなかった。 312 00:30:40,305 --> 00:30:45,811 夜中に 私を脅そうとしたのは お久さんでした。 313 00:30:45,811 --> 00:30:50,682 恐らく 私を店から遠ざけようとして。 314 00:30:50,682 --> 00:30:57,422 これ以上 庄助に 罪を重ねさせたくなかったんでしょう。 315 00:30:57,422 --> 00:31:00,759 お京様のためにも。 316 00:31:00,759 --> 00:31:06,565 お京さんには 何度も会いました。 317 00:31:10,268 --> 00:31:13,772 そうですか。 318 00:31:13,772 --> 00:31:18,643 稚児まげの かわいい女の子でした。 319 00:31:18,643 --> 00:31:27,285 「おっ母様の所へ行きたい。 でも 体が重くて ふわっとしない」って➡ 320 00:31:27,285 --> 00:31:30,122 悲しそうで…。 321 00:31:30,122 --> 00:31:39,831 だから 約束したんです。 必ず… 必ず➡ 322 00:31:39,831 --> 00:31:44,136 おっ母様の所へ 送ってあげるからねって。 323 00:31:46,571 --> 00:31:50,075 お嬢様…。 324 00:31:54,312 --> 00:31:57,115 はあ…。 325 00:32:05,390 --> 00:32:08,693 おっ母様~! 326 00:32:12,931 --> 00:32:15,434 お京! 327 00:32:20,672 --> 00:32:23,108 お京…。 328 00:32:23,108 --> 00:32:37,122 ♬~ 329 00:32:37,122 --> 00:32:41,626 (お京)おねえちゃん ありがとう。 330 00:32:41,626 --> 00:32:58,810 ♬~ 331 00:33:03,748 --> 00:33:07,252 いさご屋の大旦那からだ。 332 00:33:08,920 --> 00:33:17,262 店は畳んで 大旦那は 仏門に入られるそうだ。 333 00:33:17,262 --> 00:33:23,068 孫を大切に育ててほしいと。 334 00:33:36,114 --> 00:33:40,619 (セミの声) 335 00:33:40,619 --> 00:33:44,789 (おしま)鳴いてるね…。 336 00:33:44,789 --> 00:33:49,995 (巳助)ああ。 気になるか? 337 00:33:52,297 --> 00:33:55,800 いい感じだ…。➡ 338 00:33:55,800 --> 00:34:00,805 夏も もう 終わりだ。 339 00:34:02,574 --> 00:34:09,447 鳴け 鳴け。 最期に もう一鳴きだ。 340 00:34:09,447 --> 00:34:15,921 そうだ。 鳴け 鳴け! 341 00:34:15,921 --> 00:34:19,391 フフッ…。 342 00:34:19,391 --> 00:34:25,096 先生。 私ね…。 343 00:34:25,096 --> 00:34:28,600 ん? どうした。 344 00:34:28,600 --> 00:34:35,941 こうやって ず~っと寝たきりで➡ 345 00:34:35,941 --> 00:34:45,116 何日も何日も 終わりを待つのが苦しかった…。➡ 346 00:34:45,116 --> 00:34:52,624 もういっそ 自分で おしまいに しちまおうかなんて…。 347 00:34:52,624 --> 00:34:58,496 (巳助)おしま。 でもね…➡ 348 00:34:58,496 --> 00:35:07,205 田澄先生が 頼りないもんだから…。 349 00:35:10,742 --> 00:35:23,054 だから 一人前になるお手伝いができて… 幸せでした。 350 00:35:28,760 --> 00:35:32,063 田澄先生…。 351 00:35:39,471 --> 00:35:42,307 ありがとう…。 352 00:35:42,307 --> 00:36:01,559 ♬~ 353 00:36:01,559 --> 00:36:05,363 今日は ここまでにするか。 354 00:36:09,434 --> 00:36:14,072 薬草より 薬研が擦り切れそうだな。 355 00:36:14,072 --> 00:36:16,908 すいません。 356 00:36:16,908 --> 00:36:20,745 おしまのことを思い出していたのか? 357 00:36:20,745 --> 00:36:36,094 ♬~ 358 00:36:36,094 --> 00:36:40,765 私は 最期のことばかり考えていました。 359 00:36:40,765 --> 00:36:49,107 おしまさんが苦しまないように 迷わないように…。 360 00:36:49,107 --> 00:36:57,782 それでも おしまさんは ただ生きようとしていた。➡ 361 00:36:57,782 --> 00:37:06,491 笑ったり 痛がったり…。 362 00:37:06,491 --> 00:37:15,700 死ぬのは ほんの… その先の出来事にしかすぎなかった。 363 00:37:19,104 --> 00:37:22,807 私は何も分かってなかった…。 364 00:37:43,261 --> 00:37:45,263 これは? 365 00:37:45,263 --> 00:37:50,769 長崎の旧知の医者に お前のことを頼んだ。 366 00:37:50,769 --> 00:37:57,408 私の師匠だから もう じじいだが…。 そろそろ いいんじゃないか? 367 00:37:57,408 --> 00:38:00,712 ですが…。 行ってください。 368 00:38:02,547 --> 00:38:06,351 いさご屋に住み込んで 分かったんです。 369 00:38:06,351 --> 00:38:14,893 私は あそこで ただ傷を縫ったり 痛みを和らげたり➡ 370 00:38:14,893 --> 00:38:18,563 そんなことしかできなかった。 371 00:38:18,563 --> 00:38:27,238 でも 病んでいた人たちの傷は こころの奥にありました。 372 00:38:27,238 --> 00:38:33,745 もし 何か新しい そういう医術があるなら…。 373 00:38:33,745 --> 00:38:36,381 そんなものはない。 374 00:38:36,381 --> 00:38:41,219 心に効く医術など どこにもない。 375 00:38:41,219 --> 00:38:50,261 だが ほんの少しでも 体が 元の力を取り戻せるなら➡ 376 00:38:50,261 --> 00:38:55,466 惑わず 心に踏み込むことができるなら…。 377 00:39:01,906 --> 00:39:10,215 学んでこい。 そして お前の学んだものを 私に教えてくれ。 378 00:39:10,215 --> 00:39:15,086 私も まだ 道半ばだ。 379 00:39:15,086 --> 00:39:17,889 私にも! 380 00:39:17,889 --> 00:39:30,468 ♬~ 381 00:39:30,468 --> 00:39:33,738 松庵先生…。 382 00:39:33,738 --> 00:39:54,926 ♬~ 383 00:39:54,926 --> 00:39:57,395 花を残していくとは➡ 384 00:39:57,395 --> 00:40:00,898 十斗のやつ 粋なことをするなあ。 385 00:40:03,101 --> 00:40:08,273 どんなお医者になるのかしら 田澄様。 386 00:40:08,273 --> 00:40:12,610 病ではなく 人を見る。 387 00:40:12,610 --> 00:40:17,916 そんな医者になるんだそうだ。 人を…。 388 00:40:20,351 --> 00:40:23,621 (十斗)竜胆ならば 薬になる。 389 00:40:23,621 --> 00:40:25,957 役に立つぞ。 390 00:40:25,957 --> 00:40:30,428 ここならば にぎやかだから 田澄様が江戸をたっても➡ 391 00:40:30,428 --> 00:40:34,799 私たち いつでも思い出せるわね。 392 00:40:34,799 --> 00:40:40,305 妹の行く末も 見守ることができる。 393 00:40:40,305 --> 00:40:43,107 え…。 394 00:40:45,643 --> 00:40:49,514 何だ 土がついてるぞ。 え どこですか? 395 00:40:49,514 --> 00:40:52,517 おでこ。 おでこ。 あれ? 396 00:40:52,517 --> 00:40:54,519 (十斗)フッ…。 397 00:40:58,222 --> 00:41:01,592 よし。 取れました? 398 00:41:01,592 --> 00:41:04,595 (笑い声) 399 00:41:13,204 --> 00:41:19,944 お気を付けて… お兄様。 400 00:41:19,944 --> 00:41:42,200 ♬~ 401 00:41:42,200 --> 00:41:45,970 きれいね…。 402 00:41:45,970 --> 00:41:52,143 これを 整えるのは 大変だろうなあ…。 403 00:41:52,143 --> 00:41:54,645 飾り細工の話?え… あ いや。 404 00:41:54,645 --> 00:41:56,581 アハハハハ! 405 00:41:56,581 --> 00:41:59,317 ⚟ううっ…。 シッ! 406 00:41:59,317 --> 00:42:01,819 うう… う…。 407 00:42:03,254 --> 00:42:06,391 どうされたんです? 苦しいですか? 408 00:42:06,391 --> 00:42:08,326 大丈夫ですか? 409 00:42:08,326 --> 00:42:12,130 あなた 赤子が…。 410 00:42:14,132 --> 00:42:16,134 おいちさん? 411 00:42:16,134 --> 00:42:19,937 何かが…。 え? 412 00:42:19,937 --> 00:42:22,607 来ます。 413 00:42:22,607 --> 00:42:24,542 来る! 414 00:42:24,542 --> 00:42:35,253 ♬~ 415 00:42:39,624 --> 00:42:44,429 呪いがかかるんです。 子をないがしろにした者には。 416 00:42:44,429 --> 00:42:47,632 お武家が絡んでくるとなりゃ いよいよ やっかいだ。 417 00:42:47,632 --> 00:42:50,134 ちく 抜かすでねえ! ちく…? 418 00:42:50,134 --> 00:42:54,839 何か起きます。 とても怖いことが。