1 00:00:06,339 --> 00:00:07,807 (川久保(かわくぼ))学童机!? 2 00:00:07,874 --> 00:00:11,978 (百音(ももね))はい あの… 学校の子供たちの机— 3 00:00:12,045 --> 00:00:15,482 あれを 広葉樹の材料で 作れたらと思いまして 4 00:00:15,548 --> 00:00:16,950 確かに 5 00:00:17,450 --> 00:00:21,187 机は硬ぐねえどダメだがら— 6 00:00:22,255 --> 00:00:24,257 ナラが使えんな 7 00:00:24,324 --> 00:00:27,060 (翔洋(しょうよう)) …で これが大当だりですよ 8 00:00:27,127 --> 00:00:28,962 教育委員会に問い合わせだら— 9 00:00:29,029 --> 00:00:32,932 登米(とめ)市の学童机は もう 30年も替えでなくて— 10 00:00:32,999 --> 00:00:36,403 近々 新しい物ど 入れ替えようとしてるらしいんです 11 00:00:36,469 --> 00:00:39,672 (木村(きむら))…で サンプル 作って アピールすれば 12 00:00:39,739 --> 00:00:41,808 採用もありうる? 13 00:00:42,375 --> 00:00:46,279 いやいやいや 学校で使う物(もん)なんて— 14 00:00:46,346 --> 00:00:48,715 メーカーが がっちり押さえでで— 15 00:00:48,782 --> 00:00:51,518 食い込む余地なんて ねえんでねえ? 16 00:00:51,584 --> 00:00:53,686 それが… 17 00:00:53,753 --> 00:00:57,357 今 公共の建物や設備は— 18 00:00:57,424 --> 00:01:00,794 “地元の木材 使って 作りなさいよ”ってのが— 19 00:01:00,860 --> 00:01:02,896 行政のトレンドなんですよ 20 00:01:02,962 --> 00:01:03,997 (山崎(やまざき))そうそうそう 21 00:01:04,063 --> 00:01:07,434 (翔洋)地元の木 使ってっと 補助金も出るみたいで… 22 00:01:07,500 --> 00:01:08,868 (山崎)そうそうそう 23 00:01:09,836 --> 00:01:11,037 (机をたたく音) (川久保)そしたら 24 00:01:11,104 --> 00:01:14,140 価格でも勝でっかもしんねえ 25 00:01:14,207 --> 00:01:17,277 その可能性なぐはないです 26 00:01:23,583 --> 00:01:25,919 サンプルだげでも作ってみっか 27 00:01:25,985 --> 00:01:27,253 (山崎)ハッ… 28 00:01:27,320 --> 00:01:28,855 -(翔洋)ウン! -(木村)よし! 29 00:01:28,922 --> 00:01:30,790 …どなれば まずは木だ! 30 00:01:30,857 --> 00:01:32,492 やべえど こいづは! 31 00:01:32,559 --> 00:01:34,127 (笑い声) 32 00:01:34,194 --> 00:01:35,528 (山崎)アイデア 出だね 33 00:01:35,595 --> 00:01:36,896 はい! 34 00:01:36,963 --> 00:01:38,465 -(百音)ありがとうございます! -(山崎)イエーイ! フフッ… 35 00:01:38,531 --> 00:01:40,200 {\an8}♪~ 36 00:02:48,468 --> 00:02:50,470 {\an8}~♪ 37 00:02:50,537 --> 00:02:54,474 (サヤカ)なるほど 学校の机ね 38 00:02:57,610 --> 00:02:58,845 いいんでないの? 39 00:02:58,912 --> 00:03:00,346 (百音)はい! フフッ… 40 00:03:00,413 --> 00:03:05,385 子供が使う机なんて いい話にもなりそうだっちゃ 41 00:03:05,451 --> 00:03:06,386 (百音)えっ? 42 00:03:07,687 --> 00:03:11,858 実現したら マスコミに ガンガン アピールして— 43 00:03:11,925 --> 00:03:13,426 取材してもらおう 44 00:03:14,160 --> 00:03:17,897 他県がらも 注文が入っかも 45 00:03:17,964 --> 00:03:20,233 えっ? こっちから お願いするんですか? 46 00:03:20,900 --> 00:03:24,671 あのね 多少 こざがしくても— 47 00:03:24,737 --> 00:03:28,675 世の中に知ってもらわなぎゃ 利益につながんないの 48 00:03:29,709 --> 00:03:30,977 なるほど… 49 00:03:36,849 --> 00:03:39,085 -(翔洋)見てみる? -(百音)あっ はい! 50 00:03:45,024 --> 00:03:46,826 おおっ! 51 00:03:46,893 --> 00:03:48,428 (翔洋)すごいでしょう 52 00:03:48,494 --> 00:03:50,863 (百音)すごい… 53 00:03:50,930 --> 00:03:52,065 わあ… 54 00:03:52,966 --> 00:03:54,867 (翔洋)んで 行きましょうか 55 00:03:54,934 --> 00:03:56,302 -(翔洋)ねっ? はい -(百音)はい 56 00:04:00,540 --> 00:04:02,275 はい ここまで! 57 00:04:02,342 --> 00:04:03,443 -(百音)はい -(翔洋)セーフティー 58 00:04:11,784 --> 00:04:13,720 (作動音) 59 00:04:17,924 --> 00:04:19,192 (木の倒れる音) 60 00:04:19,259 --> 00:04:21,327 おおっ… 61 00:04:26,299 --> 00:04:28,368 (木を切断する音) 62 00:04:34,274 --> 00:04:37,343 すごーいですね 63 00:04:45,451 --> 00:04:46,586 (熊谷(くまがい))ンッ… 64 00:04:47,787 --> 00:04:48,621 (熊谷)おい! 65 00:04:50,857 --> 00:04:53,660 はい 今回 ナラの伐採の指揮をしてもらう— 66 00:04:53,726 --> 00:04:58,064 山番頭の熊谷さんと 作業員の皆さんです 67 00:04:58,131 --> 00:04:59,966 朝礼では 時々 会ってるよね 68 00:05:00,033 --> 00:05:02,902 あっ はい でも なかなか お話しする機会がなくて… 69 00:05:02,969 --> 00:05:05,672 うん 熊谷さんはね… あっ クマさんね 70 00:05:05,738 --> 00:05:09,976 クマさんはね この山のごどなら 何でも分がる人だがら 71 00:05:10,043 --> 00:05:12,812 植えだ木だげじゃないよ 自生の広葉樹まで— 72 00:05:12,879 --> 00:05:15,581 どごに いい木があっか 全部 頭に入ってんだがら 73 00:05:15,648 --> 00:05:17,717 -(百音)はぁ… すごっ! -(翔洋)ねっ? 74 00:05:17,784 --> 00:05:20,253 毎日 見でれば 分がるよ 75 00:05:21,888 --> 00:05:24,457 んで 皆さん よろしく お願いします 76 00:05:24,524 --> 00:05:25,925 よろしく お願いします 77 00:05:34,334 --> 00:05:35,334 ちょっと ねえ… 78 00:05:37,970 --> 00:05:41,574 あの… 山で仕事する人だぢは 寡黙なんで— 79 00:05:41,641 --> 00:05:45,044 いっつも あんな感じです 気にしなくて大丈夫ですよ 80 00:05:45,111 --> 00:05:47,146 そうなんですね よ… 良かったです 81 00:05:47,213 --> 00:05:51,017 うん 海の人だぢどは 雰囲気 違うでしょう 82 00:05:51,084 --> 00:05:53,753 うちの地元の人たちは 特別 明るいんで 83 00:05:53,820 --> 00:05:55,221 ああ そう フフフ… 84 00:05:55,288 --> 00:05:57,690 (熊谷) 翔洋さん ちょっといいが? 85 00:05:57,757 --> 00:06:00,593 -(翔洋)はい! はいはい… はい -(百音)あっ… 86 00:06:02,095 --> 00:06:03,062 (翔洋)はいはい 87 00:06:03,129 --> 00:06:05,164 (熊谷)机 作んだったら— 88 00:06:05,865 --> 00:06:10,002 横川(よこがわ)の50年超えだナラが 最高だど思ってんだげどさ 89 00:06:10,069 --> 00:06:11,237 (翔洋)はいはい 90 00:06:11,304 --> 00:06:13,206 (熊谷) 今日の下見は中止していいが? 91 00:06:13,272 --> 00:06:14,207 (翔洋)えっ? 92 00:06:14,974 --> 00:06:17,410 (熊谷)あそごは 谷が近い 93 00:06:17,477 --> 00:06:21,748 この分だど あの辺は 昼には 雨が降りだす 94 00:06:22,315 --> 00:06:25,985 今日は こっちの晴れでるほうで スギの作業 終わらせっから 95 00:06:26,052 --> 00:06:27,487 ナラは あしたでいいが? 96 00:06:28,421 --> 00:06:31,224 (翔洋) うん クマさんが そう言うなら… 97 00:06:32,191 --> 00:06:35,862 あの… こごと谷の天気は 変わるんですか? 98 00:06:37,296 --> 00:06:41,567 こんだげ地形が複雑で 全部 同じ天気なわげねえだろう 99 00:06:45,638 --> 00:06:49,575 (百音)でも 今 空に 雲は 全然ないですし… 100 00:06:49,642 --> 00:06:52,812 (熊谷)山の雲は 下がら来んだ 101 00:06:53,312 --> 00:06:54,514 何言ってんだ 102 00:06:56,749 --> 00:06:57,750 翔洋さん ちょっと 103 00:06:57,817 --> 00:06:59,085 (翔洋)あっ はい 104 00:07:01,721 --> 00:07:03,890 雲は 下がら? 105 00:07:08,861 --> 00:07:10,163 下… 106 00:07:18,004 --> 00:07:19,138 (施錠音) 107 00:07:19,972 --> 00:07:22,275 (里乃(りの)) あれ? モネちゃん まだ仕事? 108 00:07:22,341 --> 00:07:24,110 あっ いえ あの… 109 00:07:24,844 --> 00:07:26,512 読みたい本があって… 110 00:07:26,579 --> 00:07:30,149 ちょっと こご お借りしてもいいですか? 111 00:07:30,216 --> 00:07:33,653 (里乃)いいげど… なに? 見られだら恥ずがしいの? 112 00:07:33,719 --> 00:07:34,821 あっ いや… 113 00:07:36,088 --> 00:07:37,557 (里乃)まあ 聞がないどぐね 114 00:07:37,623 --> 00:07:39,358 (笑い声) 115 00:07:39,425 --> 00:07:40,459 -(百音)ありがとうございます -(里乃)お先に 116 00:07:40,526 --> 00:07:42,328 (百音)お疲れさまです 117 00:08:07,720 --> 00:08:09,922 (百音)“なぜ 雲はできるの?” 118 00:08:10,423 --> 00:08:15,695 “水や氷の粒が たくさん集まって 雲はできているよ” 119 00:08:18,731 --> 00:08:20,833 “なぜ 風は吹くの?” 120 00:08:20,900 --> 00:08:24,270 “太陽に照らされて あたたまった空気は—” 121 00:08:24,337 --> 00:08:26,138 “上にのぼっていく” 122 00:08:31,177 --> 00:08:33,379 “なぜ 雨は降るの?” 123 00:08:33,446 --> 00:08:38,251 “雲の粒が くっつき合って 雨の粒になるんだね” 124 00:08:49,161 --> 00:08:52,498 “冷たい風が吹くと 雨が降る” 125 00:08:53,399 --> 00:08:56,502 “高気圧 低気圧って なに?” 126 00:09:02,542 --> 00:09:03,609 うん… 127 00:09:17,523 --> 00:09:18,624 ダメだ… 128 00:09:20,393 --> 00:09:21,294 -(菅波(すがなみ))何が? -(百音)うわっ! 129 00:09:22,461 --> 00:09:24,697 びっくりした えっ… 130 00:09:24,764 --> 00:09:28,434 な… 何ですか? 先生… 何の用事ですか? 131 00:09:30,803 --> 00:09:33,839 (菅波)聞き取りノートを こっちに置いてきてしまって 132 00:09:35,241 --> 00:09:40,179 (菅波)やっぱり あった さっき急いでたからだ 133 00:09:54,594 --> 00:09:57,296 先生が 絵本から始めろと… 134 00:09:58,631 --> 00:09:59,865 どうでしたか? 135 00:10:02,868 --> 00:10:04,537 面白かったです 136 00:10:05,104 --> 00:10:07,173 もっと興味が湧きました 137 00:10:08,975 --> 00:10:14,080 でも まず 雨が降る仕組みが よく分かりません 138 00:10:19,418 --> 00:10:21,287 あっ… こご 139 00:10:21,988 --> 00:10:26,492 “空気は 温められると軽くなって 空に上っていきます” 140 00:10:26,559 --> 00:10:28,928 “上る途中で空気は冷えて—” 141 00:10:28,995 --> 00:10:32,365 “小さな水や 氷の粒ができるんです” 142 00:10:32,431 --> 00:10:33,666 はい 143 00:10:34,800 --> 00:10:35,868 なんで? 144 00:10:36,836 --> 00:10:37,770 えっ? 145 00:10:39,939 --> 00:10:44,410 まず “空気が温められる”って 何が空気を温めてるんですか? 146 00:10:44,477 --> 00:10:47,046 火 たいてるわけでもないのに… 147 00:10:47,113 --> 00:10:50,483 …で そもそも 軽くなって 上っていくって なんで? 148 00:10:50,549 --> 00:10:53,686 “冷えると 水や氷ができる”って… 149 00:10:53,753 --> 00:10:56,188 “できる”って どごに? 150 00:10:56,255 --> 00:10:57,690 …ていうか なんで? 151 00:11:02,194 --> 00:11:03,496 あっ すいません 152 00:11:14,940 --> 00:11:18,377 まずは 雨が降る仕組み… 153 00:11:18,444 --> 00:11:21,647 空気は 冷やされると 水や氷が現れる 154 00:11:21,714 --> 00:11:24,016 このひとつのことだけを 考えましょう 155 00:11:24,083 --> 00:11:26,085 ほかは考えないでください 156 00:11:26,152 --> 00:11:27,820 は… はい 157 00:11:27,887 --> 00:11:31,757 空気には 目に見えていないだけで 水蒸気が含まれています 158 00:11:32,391 --> 00:11:35,094 この全ての空気が そうです 159 00:11:36,195 --> 00:11:37,229 はい 160 00:11:37,830 --> 00:11:40,332 この 空気が取り込める水分の量は— 161 00:11:40,399 --> 00:11:43,803 気温… つまり 温度によって決まっています 162 00:11:46,238 --> 00:11:47,306 はい 163 00:11:52,912 --> 00:11:56,515 (菅波)温度が高いと 水蒸気を たくさん含むことができて— 164 00:11:56,582 --> 00:11:59,118 低いと ちょっとしか含むことができません 165 00:11:59,185 --> 00:12:00,286 なぜ… 166 00:12:00,352 --> 00:12:02,755 (菅波)ここで “なぜ”は やめておきましょう 167 00:12:02,822 --> 00:12:05,958 これは 飽和水蒸気量といって— 168 00:12:06,025 --> 00:12:09,995 厳密に理解するのが とてつもなく難しい現象なんです 169 00:12:10,062 --> 00:12:12,498 そんな難しいんですか 170 00:12:12,565 --> 00:12:13,799 じゃ いいです 171 00:12:14,567 --> 00:12:17,036 それで 空気が冷やされると— 172 00:12:17,103 --> 00:12:21,107 溶けていられなくなった分の水が 水滴となって現れる 173 00:12:21,173 --> 00:12:22,208 それが雨です 174 00:12:24,210 --> 00:12:26,445 うん… はぁ… 175 00:12:29,849 --> 00:12:31,083 ちょっと失礼 176 00:12:40,526 --> 00:12:43,295 (氷を取る音) 177 00:12:45,631 --> 00:12:46,699 (蓋を閉める音) 178 00:12:50,236 --> 00:12:51,270 (百音)うん? 179 00:12:51,337 --> 00:12:53,005 見ていてください 180 00:12:54,240 --> 00:12:55,374 はい 181 00:13:39,518 --> 00:13:40,953 (菅波)これが 雨です 182 00:13:42,855 --> 00:13:44,590 アア… 183 00:13:47,426 --> 00:13:49,094 9月は 気温が高いので— 184 00:13:49,161 --> 00:13:52,198 空気は 水分を多く含むことができます 185 00:13:52,264 --> 00:13:56,268 今日は 雨が降ったので 恐らく 空気中の水分は多い 186 00:13:56,836 --> 00:13:58,804 そこに この冷えたグラスを置くと— 187 00:13:58,871 --> 00:14:02,274 グラスと接した空気が冷やされて 温度が下がり— 188 00:14:02,341 --> 00:14:06,846 水分を含んでいられなくなって その分が水滴となって現れます 189 00:14:06,912 --> 00:14:09,915 ああっ… そうなんだ 190 00:14:09,982 --> 00:14:12,318 雨が降るのも この仕組みです 191 00:14:15,020 --> 00:14:18,290 空気は冷やされると 水や氷が現れる 192 00:14:18,791 --> 00:14:21,760 まずは このイメージを 頭にたたき込んでください 193 00:14:21,827 --> 00:14:22,828 はい 194 00:14:22,895 --> 00:14:26,365 次回は 雲ができる仕組みについて 考えましょう 195 00:14:26,432 --> 00:14:27,800 では 196 00:14:27,866 --> 00:14:30,703 はい! あっ ありがとうございました 197 00:14:32,705 --> 00:14:34,173 (ドアの閉まる音) 198 00:14:36,809 --> 00:14:37,977 次回? 199 00:14:54,760 --> 00:14:56,028 (氷の解ける音)