1 00:00:03,198 --> 00:00:05,216 います。 2 00:00:05,216 --> 00:00:08,987 >>やっと宝物を探し当てたよう な…。 3 00:00:34,395 --> 00:00:38,983 ♪♪~ 4 00:00:38,983 --> 00:00:43,438 <馬庭念流の達人 神谷又十郎。→ 5 00:00:43,438 --> 00:00:48,092 その腕を見込んだ謎の隠居 楽翁から 意外な誘いを受ける> 6 00:00:48,092 --> 00:00:52,792 世直しの手伝いをしては もらえまいか。 7 00:00:54,465 --> 00:00:57,602 <一度は誘いを断った 又十郎だったが→ 8 00:00:57,602 --> 00:01:01,239 老中 水野忠成の横暴に泣く 庶民のため→ 9 00:01:01,239 --> 00:01:05,243 仲間を集めて立ち上がる。→ 10 00:01:05,243 --> 00:01:08,743 こうして 隠密組が結成された> 11 00:01:10,264 --> 00:01:14,302 (千景)材木だって? どこにも材木がねえんだよ! 12 00:01:14,302 --> 00:01:17,889 <江戸の材木を買い占め その利ざやを稼ごうとする→ 13 00:01:17,889 --> 00:01:22,360 水野一派の陰謀をつかんだ 隠密組> 14 00:01:22,360 --> 00:01:24,362 使えるな。 15 00:01:24,362 --> 00:01:27,365 火つけは させねえぞ。 16 00:01:27,365 --> 00:01:32,904 <江戸の町を火つけから守り 一味を一網打尽にする初手柄!> 17 00:01:32,904 --> 00:01:35,823 そなた ここで何をしておる? 18 00:01:35,823 --> 00:01:38,960 (千代)お小夜ちゃんが 急な病で亡くなったって…。 19 00:01:38,960 --> 00:01:42,764 <陰謀渦巻く大奥に乗り込んだ 又十郎。→ 20 00:01:42,764 --> 00:01:47,218 水野とつながる大奥に住む 鬼たちを 見事 懲らしめる> 21 00:01:47,218 --> 00:01:51,522 人の命に卑しいも卑しくねえも あるかい! 22 00:01:51,522 --> 00:01:54,726 いたぞ! 捕まえろ! 23 00:01:54,726 --> 00:01:58,262 <水野家から逃げ出した 用人 孫七。→ 24 00:01:58,262 --> 00:02:04,852 隠密組が逃走を助けると 埋蔵金の 謎を解く重要な人物だった> 25 00:02:04,852 --> 00:02:08,139 水野はまだ 埋蔵金の夢なんぞ 見てるなら→ 26 00:02:08,139 --> 00:02:10,408 掘り出させて やりてえんだが。 27 00:02:10,408 --> 00:02:13,995 <またも 水野に一泡吹かせた 隠密組だったが…> 28 00:02:13,995 --> 00:02:18,032 (水野)今度邪魔をするようだと ただではおかん! 29 00:02:18,032 --> 00:02:22,987 <刺客の犬飼が現れ ついに 正体を突き止められてしまう> 30 00:02:22,987 --> 00:02:25,523 貴様 誰だ? それは言えんな。 31 00:02:25,523 --> 00:02:29,423 <隠密組 そして 又十郎の運命はいかに?!> 32 00:02:36,334 --> 00:02:39,220 (喜八郎)旦那様~! (千景)父上~! 33 00:02:39,220 --> 00:02:41,239 (神谷又十郎)父上~! 34 00:02:41,239 --> 00:02:47,895 <今を去る35年前 父や母 そして 兄を殺された神谷又十郎> 35 00:02:47,895 --> 00:02:54,736 又十郎様の父上は あなた方の手によって暗殺された。 36 00:02:54,736 --> 00:02:59,173 <これまで 押し込み強盗の仕業と 聞かされてきた又十郎だったが→ 37 00:02:59,173 --> 00:03:04,295 その真相を 実は喜八郎が 知っていることを突き止めた。→ 38 00:03:04,295 --> 00:03:10,284 そして ついに 閉ざされていた 扉を開くこととなる> 39 00:03:10,284 --> 00:03:15,984 西行寺まで お越し下さいますよう。 40 00:03:19,093 --> 00:03:23,393 ♪♪~ 41 00:05:10,988 --> 00:05:13,688 (千代)ただいま~。 42 00:05:18,162 --> 00:05:23,134 ただいま。 あら 書き物なんて珍しい。 43 00:05:23,134 --> 00:05:29,090 いや 亡き父上が残されたものだ。 44 00:05:29,090 --> 00:05:33,090 へえ~。 あっ すぐご飯の支度するわね。 45 00:05:40,268 --> 00:05:55,399 ♪♪~ 46 00:05:55,399 --> 00:06:00,271 (神谷庄左衛門の声) 「天明4 辰年 3月24日。→ 47 00:06:00,271 --> 00:06:04,058 城中において 佐野善左衛門儀→ 48 00:06:04,058 --> 00:06:08,930 田沼山城守様に 刃傷におよび候一件→ 49 00:06:08,930 --> 00:06:13,130 いきさつ 佐野ごとくに候こと」。 50 00:06:16,854 --> 00:06:19,256 (佐野善左衛門)山城殿! 51 00:06:19,256 --> 00:06:21,356 うりゃ~! 52 00:06:24,729 --> 00:06:26,729 わあ~! 53 00:06:28,399 --> 00:06:31,799 (良晏)力 及びませず。 54 00:06:35,439 --> 00:06:39,093 (庄左衛門の声)「その一件について お調べを仰せつかったのは→ 55 00:06:39,093 --> 00:06:43,698 山城守様の死後 7日目のことであった」 56 00:06:43,698 --> 00:06:48,898 (庄左衛門)我ら 命に代えまして 相務めまする。 57 00:06:54,291 --> 00:06:59,797 (庄左衛門の声) 「この度 わしは半兵衛ともども 大役を仰せつかった」。 58 00:06:59,797 --> 00:07:03,067 心して お役目全うせねばならん。 59 00:07:03,067 --> 00:07:06,771 (りく) それは おめでとうございます。 60 00:07:06,771 --> 00:07:11,271 誠に おめでたいことで。 61 00:07:13,427 --> 00:07:16,464 (庄左衛門の声) 「しかし 調べを進めると→ 62 00:07:16,464 --> 00:07:21,485 単に佐野善左衛門の私怨による 刃傷という風評に→ 63 00:07:21,485 --> 00:07:27,892 首をかしげざるをえない事実が 見え隠れしてきた」。 64 00:07:27,892 --> 00:07:33,297 我らが見た山城の神様には 出血もさほどなかった。→ 65 00:07:33,297 --> 00:07:39,553 それが なぜ8日もたった後に 亡くなられたのかだ。 66 00:07:39,553 --> 00:07:43,591 (佐伯岳容) あれは 毒が入っても死にますね。 67 00:07:43,591 --> 00:07:45,593 毒…。 68 00:07:45,593 --> 00:07:51,599 死ぬほどのケガでもないのに 8日もたって死んだとなると→ 69 00:07:51,599 --> 00:07:56,399 じわりと効き目を現す 毒かもしれません。 70 00:08:04,895 --> 00:08:09,895 (庄左衛門の声)「それは ある雨の夜のことであった」。 71 00:08:18,909 --> 00:08:23,497 (石巻平十郎)あれこれつついて 波風を立てては→ 72 00:08:23,497 --> 00:08:29,620 ご政道に乱れを生じさせると 存ずるが。 73 00:08:29,620 --> 00:08:34,692 (庄左衛門の声)「この一件をもって 佐野善左衛門刃傷の背後には→ 74 00:08:34,692 --> 00:08:38,395 はかりごとがあると確信した」。 75 00:08:38,395 --> 00:08:46,137 (庄左衛門) これは 佐野を使って仕組まれた 暗殺なのだ。→ 76 00:08:46,137 --> 00:08:50,891 そのことを一番に喜ぶのは 田沼様に異を唱える方々。 77 00:08:50,891 --> 00:08:54,095 (榊 半兵衛)それが 太田備後守様。 78 00:08:54,095 --> 00:08:56,464 備後守様も そのお一人。 79 00:08:56,464 --> 00:09:03,137 人材の登用で 不満のくすぶる 御三家御三卿。 80 00:09:03,137 --> 00:09:05,389 御三家御三卿! 81 00:09:05,389 --> 00:09:08,626 (庄左衛門)徳川家譜代の諸大名。→ 82 00:09:08,626 --> 00:09:16,333 中でも 奥州白河松平越中守様は 八代将軍の孫に当たられる。→ 83 00:09:16,333 --> 00:09:20,938 血筋からすれば 将軍にもなれたお人ながら→ 84 00:09:20,938 --> 00:09:25,659 主殿頭様が 奥州白河松平家の 養子に推挙して→ 85 00:09:25,659 --> 00:09:29,259 将軍職に就く芽を潰したとも聞く。 86 00:09:34,502 --> 00:09:38,522 御三家御三卿…。 87 00:09:38,522 --> 00:09:44,222 それに 奥州白河松平越中守。 88 00:09:47,631 --> 00:09:50,634 (庄左衛門の声)「それらの名を 列記することは はばかられた。→ 89 00:09:50,634 --> 00:09:56,423 よって 報告書には 田沼様への 佐野善左衛門の刃傷には→ 90 00:09:56,423 --> 00:10:00,861 ある一派の謀殺の疑いありと 記すにとどめて→ 91 00:10:00,861 --> 00:10:04,461 御小人頭にお渡しした」。 92 00:10:07,234 --> 00:10:10,387 (一橋治斉)これはならん。 93 00:10:10,387 --> 00:10:14,124 (庄左衛門の声)「報告書は 知らぬ間に書き換えられ→ 94 00:10:14,124 --> 00:10:19,124 公に 佐野の私怨による一件として 片づけられた」。 95 00:10:26,287 --> 00:10:31,987 (庄左衛門の声) 「真実 ここにあり。 無念に候」。 96 00:10:44,555 --> 00:10:48,792 これは…! 母上! 父上~! 97 00:10:48,792 --> 00:10:51,028 父上! お前たちは逃げよ! 98 00:10:51,028 --> 00:10:54,428 旦那様~! 父上~! 99 00:10:56,767 --> 00:10:59,567 父上~! 100 00:11:06,560 --> 00:11:09,163 でや~! 101 00:11:09,163 --> 00:11:28,163 ♪♪~ 102 00:11:52,723 --> 00:11:57,423 お待ち申しておりました。 103 00:11:59,063 --> 00:12:07,054 ♪♪~ 104 00:12:07,054 --> 00:12:15,963 父や母 兄上の死は 押し込みなど では なかったんだな! 105 00:12:15,963 --> 00:12:18,932 武家の一党でございました。 106 00:12:18,932 --> 00:12:22,903 つまり 父上の報告書を恐れた連中→ 107 00:12:22,903 --> 00:12:30,227 太田備後守 松平越中守 本多弾正らや 御三家御三卿。 108 00:12:30,227 --> 00:12:35,766 その中で 今も生きてるのは 誰と誰だい? 109 00:12:35,766 --> 00:12:42,389 それを聞いて どうなさいます? 110 00:12:42,389 --> 00:12:46,794 父上の無念を晴らす! 111 00:12:46,794 --> 00:12:49,494 確かな証しは ございません! 112 00:12:53,067 --> 00:12:55,367 だったら捜すまでよ! 113 00:13:07,531 --> 00:13:11,631 楽翁! 楽翁! 114 00:13:14,638 --> 00:13:16,957 (唐沢伴内)楽翁様は お留守だが。 115 00:13:16,957 --> 00:13:20,427 いつ戻る? 何か? 116 00:13:20,427 --> 00:13:25,949 楽翁は 昔からの幕閣の消息に 明るいか? 117 00:13:25,949 --> 00:13:27,968 さあ…。 118 00:13:27,968 --> 00:13:33,057 押し売り お前さん 以前 俺に言ったことがあるな。 119 00:13:33,057 --> 00:13:41,532 楽翁のそばにいれば 父 母 それに 兄の死の訳が知れるかもしれんと。 120 00:13:41,532 --> 00:13:44,835 そう… でしたかな。 121 00:13:44,835 --> 00:13:47,388 何を! 122 00:13:47,388 --> 00:13:51,692 言ったような気もするが。 123 00:13:51,692 --> 00:13:57,097 あれは 隠密組を作らせるための 方便だったのか! 124 00:13:57,097 --> 00:14:02,703 言ったとすれば 楽翁様の お言いつけどおりに。 125 00:14:02,703 --> 00:14:05,706 楽翁が戻ったら知らせろ! 126 00:14:05,706 --> 00:14:32,833 ♪♪~ 127 00:14:32,833 --> 00:14:37,133 (門弟)先生! 神谷先生! 128 00:14:39,857 --> 00:14:43,057 (犬飼小四郎)ちと尋ねる。 129 00:14:54,671 --> 00:14:58,358 (千景)お父上が残された書物を 夜っぴて読んで→ 130 00:14:58,358 --> 00:15:01,728 明け方 いなくなった? 131 00:15:01,728 --> 00:15:05,716 まっ おおかた 喜八郎の所でも行って→ 132 00:15:05,716 --> 00:15:11,905 昔話でもしたんだと思うよ。 で そのまま道場へ。 133 00:15:11,905 --> 00:15:29,105 ♪♪~ 134 00:15:34,194 --> 00:15:36,563 お前は…。 135 00:15:36,563 --> 00:15:41,585 先日はよくも 駆け込み人を 逃がしてくれたな 神谷又十郎。 136 00:15:41,585 --> 00:15:43,587 名を知ったか。 137 00:15:43,587 --> 00:15:46,590 前々から何かと 邪魔立てしていたのは→ 138 00:15:46,590 --> 00:15:49,790 楽翁の指図だったのだな。 139 00:15:55,933 --> 00:15:59,433 覚悟しろ。 今日の俺は 機嫌が悪いんだ。 140 00:16:07,895 --> 00:16:09,897 (悲鳴) 141 00:16:09,897 --> 00:16:12,097 いずれ また。 142 00:16:16,103 --> 00:16:23,460 敵は… ま 恐らく水野だろうが 楽翁との つながりを知った。 143 00:16:23,460 --> 00:16:26,663 又十郎様の名前まで。 144 00:16:26,663 --> 00:16:31,685 それに やつは 俺を張ってたというより→ 145 00:16:31,685 --> 00:16:34,655 楽翁の庵に張り付いていたようだ。 146 00:16:34,655 --> 00:16:38,559 そこへ のこのこ 現れたのが俺だ。 147 00:16:38,559 --> 00:16:45,059 しかし 水野はどうして 楽翁に目を付けたんだ? 148 00:16:53,056 --> 00:17:00,797 丹波福知山朽木家 江戸御留守居役 沢島伝右衛門と申しまする。 149 00:17:00,797 --> 00:17:03,533 (水野忠成)それで? 150 00:17:03,533 --> 00:17:09,523 うわさによりますれば ご公儀においては 今→ 151 00:17:09,523 --> 00:17:17,497 上様の若君様 姫君様方の ご養子先や お輿入れ先を→ 152 00:17:17,497 --> 00:17:19,516 お探しであるとか。 153 00:17:19,516 --> 00:17:24,905 何せ 上様は 子宝に恵まれておいでのゆえ→ 154 00:17:24,905 --> 00:17:29,693 お世継ぎはともかく 他のお子たちの先々のことには→ 155 00:17:29,693 --> 00:17:33,664 大層 心を痛めておいでじゃ。 156 00:17:33,664 --> 00:17:39,770 はい。 それで… 万が一でございますが→ 157 00:17:39,770 --> 00:17:44,524 そのお子たちのご養子先 お輿入れ先に→ 158 00:17:44,524 --> 00:17:52,265 当家の名前が 上がりました時には…→ 159 00:17:52,265 --> 00:17:56,903 将軍家と ご縁つながりになれる ということは→ 160 00:17:56,903 --> 00:18:01,558 恐れ多くも有り難く 光栄には存じまするが…。 161 00:18:01,558 --> 00:18:08,765 実は 近年当家におきましては 飢饉に見舞われましてな→ 162 00:18:08,765 --> 00:18:14,488 勝手向きが甚だ 逼迫しております。 163 00:18:14,488 --> 00:18:20,510 この有様では 上様のお子を お迎えするに忍びず→ 164 00:18:20,510 --> 00:18:24,314 勝手ながら ご辞退申し上げたく→ 165 00:18:24,314 --> 00:18:30,604 出羽守様に おすがりする次第でございます。 166 00:18:30,604 --> 00:18:45,585 ♪♪~ 167 00:18:45,585 --> 00:18:50,757 事情は よう飲み込みました。 良いように致そう。 168 00:18:50,757 --> 00:18:55,557 よろしくお願い申し上げます。 169 00:19:03,220 --> 00:19:06,320 (インコ)カネ カネ。 170 00:19:08,241 --> 00:19:10,441 待たせた。 171 00:19:18,869 --> 00:19:22,272 (遠藤成勝) 丹波福知山ですか。 172 00:19:22,272 --> 00:19:24,491 上様のお子を迎えるとなると→ 173 00:19:24,491 --> 00:19:28,361 一万両 二万両の出費を 覚悟せねばならん。 174 00:19:28,361 --> 00:19:35,135 それに比べれば 二百三百で 済ませれば安上がりということよ。 175 00:19:35,135 --> 00:19:39,439 出羽守様 これまで 出羽守様のもくろみに→ 176 00:19:39,439 --> 00:19:43,727 ことごとく立ちはだかってきた 者の正体が判明致しました。 177 00:19:43,727 --> 00:19:46,363 誰じゃ? じかに動いたのは→ 178 00:19:46,363 --> 00:19:54,454 神谷又十郎という町道場の師範代 なれど その裏には 楽翁様が。 179 00:19:54,454 --> 00:19:57,190 楽翁?! 180 00:19:57,190 --> 00:20:00,377 やはり あのご仁が! 181 00:20:00,377 --> 00:20:04,381 それにしても 町道場の師範代と楽翁がなぜ? 182 00:20:04,381 --> 00:20:07,717 それは まだ…。 183 00:20:07,717 --> 00:20:11,171 なるほど 楽翁か。 はは! 184 00:20:11,171 --> 00:20:16,026 楽翁め 何とかしたいが おいそれとは 手は出せんな。 185 00:20:16,026 --> 00:20:20,564 ご隠居とは申せ 元白河藩主 松平越中守であり→ 186 00:20:20,564 --> 00:20:23,800 将軍家のお血筋でも あられます。 うむ。 187 00:20:23,800 --> 00:20:26,536 それに 幕府の要職 諸大名の中には→ 188 00:20:26,536 --> 00:20:30,357 楽翁様のご親戚 信奉者も あまた おられます。 189 00:20:30,357 --> 00:20:33,527 それよ。 190 00:20:33,527 --> 00:20:35,862 かといって このままでは…。 191 00:20:35,862 --> 00:20:42,853 代わりに せめて その神谷という 者だけでも 何とかならんか。 192 00:20:42,853 --> 00:20:48,308 その者と徒党を組む者どもも 探り出し→ 193 00:20:48,308 --> 00:20:52,395 今までの恨みもあるし 皆殺しとせよ! 194 00:20:52,395 --> 00:20:54,397 はは! 195 00:20:54,397 --> 00:21:00,053 さすれば 楽翁も ちっとは肝を冷やすじゃろ。 196 00:21:00,053 --> 00:21:03,824 神谷…。 何じゃ? 197 00:21:03,824 --> 00:21:06,359 神谷 どこかで見たような気が。 ん? 198 00:21:06,359 --> 00:21:09,659 仕事柄 何かの書きつけで ありましたか…。 199 00:21:11,364 --> 00:21:16,002 この書類の中から 神谷という名前を探し出せ! は! 200 00:21:16,002 --> 00:21:19,372 10年… いや 20年 30年 遡ろうともだ! 201 00:21:19,372 --> 00:21:21,372 はは! 202 00:21:24,060 --> 00:21:27,960 (掛け声) 203 00:21:29,633 --> 00:21:32,502 (伊助)仕事が済んだら 喜八郎さんの家に。 204 00:21:32,502 --> 00:21:34,802 (木村源兵衛)分かった。 205 00:21:41,194 --> 00:21:52,822 ♪♪~ 206 00:21:52,822 --> 00:21:58,595 おお 2人もか。 (春之丞)ああ。 207 00:21:58,595 --> 00:22:02,295 ちょうど よかった。 (おとき)何だい? 208 00:22:06,019 --> 00:22:09,456 ふ~う ちょっと色っぽいじゃないか。 209 00:22:09,456 --> 00:22:13,727 そりゃあ…。 木村さんが ほれた女だね。 210 00:22:13,727 --> 00:22:16,429 分かるか? 知ってる。 211 00:22:16,429 --> 00:22:21,284 栄華堂に来る芸者の勝次さんだ。 212 00:22:21,284 --> 00:22:25,322 違うよ。 じゃ 誰だい? 213 00:22:25,322 --> 00:22:28,822 いい… いい! 214 00:22:31,795 --> 00:22:34,264 待たせて済まなかった。 215 00:22:34,264 --> 00:22:38,101 何か? 小舟を舫ってある。 216 00:22:38,101 --> 00:22:40,086 で? 217 00:22:40,086 --> 00:22:43,857 又十郎様の身辺が きな臭くなってきた。 218 00:22:43,857 --> 00:22:47,394 で お前さんたちも 気をつけてほしい。 219 00:22:47,394 --> 00:22:49,562 それは どういう…? 220 00:22:49,562 --> 00:22:51,562 うん…。 221 00:22:56,319 --> 00:23:03,927 ♪♪~ 222 00:23:03,927 --> 00:23:06,896 (男の声)おう! お千代ちゃん 今 帰りかい? 223 00:23:06,896 --> 00:23:10,496 おじさんも? うん じゃ。 ハッハッハ…。 224 00:23:15,338 --> 00:23:18,858 ただいま。 225 00:23:18,858 --> 00:23:22,963 表 誰だ? 植木屋の熊七さん。 226 00:23:22,963 --> 00:23:27,067 あ… 今ね この辺りじゃ 見かけない人 キョロキョロしてたから→ 227 00:23:27,067 --> 00:23:30,353 気をつけないと。 228 00:23:30,353 --> 00:23:43,700 ♪♪~ 229 00:23:43,700 --> 00:23:51,224 (カラスの鳴き声) 230 00:23:51,224 --> 00:23:56,624 ♪♪~ 231 00:23:58,698 --> 00:24:03,698 はあ はあ はあ…。 232 00:24:23,757 --> 00:24:27,657 (念仏) 233 00:24:38,671 --> 00:24:40,671 (カラスの鳴き声) 234 00:24:56,222 --> 00:24:58,222 (カラスの鳴き声) 235 00:24:59,909 --> 00:26:28,109 ♪♪~ 236 00:26:38,324 --> 00:26:43,224 うううう~。 237 00:26:52,906 --> 00:26:54,906 (悲鳴) 238 00:26:58,394 --> 00:27:00,694 ≪(町人)お役人だ~! 239 00:27:05,635 --> 00:27:08,087 熊吉! 240 00:27:08,087 --> 00:27:28,157 ♪♪~ 241 00:27:28,157 --> 00:27:30,593 しくじったか。 は。 242 00:27:30,593 --> 00:27:33,396 あとは 一網打尽にする他あるまい。 243 00:27:33,396 --> 00:27:36,596 どのような手を用いてもじゃ! は! 244 00:27:40,470 --> 00:27:43,670 ≪火の用心! 245 00:28:14,187 --> 00:28:16,256 又さん! 246 00:28:16,256 --> 00:28:18,408 皆 無事でよかった。 247 00:28:18,408 --> 00:28:21,008 さっ こちらへ。 248 00:28:23,963 --> 00:28:31,063 これは お富と申しまして 昔から いささか世話になっている者で。 249 00:28:35,391 --> 00:28:40,413 ここにいる皆が襲われた ということか。 250 00:28:40,413 --> 00:28:45,435 とにかく私は 松島町には帰らず しばらく ここに。 251 00:28:45,435 --> 00:28:48,288 俺は 荷運びで知り合った 男の長屋に。 252 00:28:48,288 --> 00:28:50,957 おときは? 芸人仲間の家に。 253 00:28:50,957 --> 00:28:53,376 俺は 森田座の役者の家に。 254 00:28:53,376 --> 00:28:56,362 ほら この子が役者をしていた 時分の朋輩さ。 255 00:28:56,362 --> 00:29:02,869 しかし 又十郎様のことが知れて 間もなく みんなの所にまで。 256 00:29:02,869 --> 00:29:08,191 これは 相当探索にたけた 連中ですな。 257 00:29:08,191 --> 00:29:15,398 まさか 俺らが邪魔になって 楽翁が売ったということは…。 258 00:29:15,398 --> 00:29:23,698 え! まさか… とは思いますが。 259 00:29:35,852 --> 00:29:41,852 組頭様 ようやく神谷の名のある 書きつけを見つけました。 260 00:30:01,761 --> 00:30:03,763 ほ~う。 261 00:30:03,763 --> 00:30:09,318 天明4年の 3月24日を。 うむ。 262 00:30:09,318 --> 00:30:17,593 「新番士 佐野善左衛門 城中にて 田沼山城守様に刃傷」。 263 00:30:17,593 --> 00:30:21,898 おお おぼろながら覚えておる。 35年前でございます。 264 00:30:21,898 --> 00:30:26,586 この一件で 田沼主殿頭様は 職を辞され→ 265 00:30:26,586 --> 00:30:31,657 主殿頭様と親しかった父は 罷免という憂き目を見たのじゃ。 266 00:30:31,657 --> 00:30:34,660 それもこれも その後 老中となられた→ 267 00:30:34,660 --> 00:30:37,630 松平越中守様のご意向と 伺っております。 268 00:30:37,630 --> 00:30:40,950 そうよ。 しかし それが? 269 00:30:40,950 --> 00:30:43,950 4月9日をご覧下さりませ。 270 00:30:49,225 --> 00:30:54,330 「佐野善左衛門刃傷につき内々にて お調べすべく沙汰あり。→ 271 00:30:54,330 --> 00:30:59,001 小人目付 榊 半兵衛 同 神谷庄左衛門に→ 272 00:30:59,001 --> 00:31:02,622 その旨申しつくる」。 ん? 273 00:31:02,622 --> 00:31:05,992 この 神谷庄左衛門というのが? 274 00:31:05,992 --> 00:31:11,764 例の 神谷又十郎の 父親ではないかと。 275 00:31:11,764 --> 00:31:13,900 ああ…。 276 00:31:13,900 --> 00:31:18,654 調べましたところ 父親は 刃傷の一件を探り 報告した後→ 277 00:31:18,654 --> 00:31:25,628 不慮の災難で死んでおります。 それも 妻女と嫡男と共に。 278 00:31:25,628 --> 00:31:28,064 ほ~う。 生き残ったのは長女と→ 279 00:31:28,064 --> 00:31:31,234 そして 次男の神谷又十郎。 280 00:31:31,234 --> 00:31:33,436 しかし その災難とは? 281 00:31:33,436 --> 00:31:36,756 それについては 当時さまざまな うわさが流れましたようで。 282 00:31:36,756 --> 00:31:38,774 佐野善左衛門の刃傷は→ 283 00:31:38,774 --> 00:31:42,361 田沼主殿頭様を良しとせぬ 一派の謀略であり→ 284 00:31:42,361 --> 00:31:46,499 神谷庄左衛門は その真相に 迫ったがゆえ 暗殺されたと。 285 00:31:46,499 --> 00:31:48,501 ほ~う。 286 00:31:48,501 --> 00:31:53,289 当時 主殿頭様に不満を募らせて いたのは 徳川御三家御三卿。 287 00:31:53,289 --> 00:31:55,508 それに 譜代の大名諸侯。 288 00:31:55,508 --> 00:32:00,897 当時の松平越中 隠居した楽翁も その一人じゃ。 289 00:32:00,897 --> 00:32:02,899 はい。 290 00:32:02,899 --> 00:32:05,935 なるほど。 しかし 暗殺のうわさが まことなら→ 291 00:32:05,935 --> 00:32:12,675 その神谷又十郎にとって 楽翁は いわば敵。 292 00:32:12,675 --> 00:32:16,875 それが なぜ楽翁と組むのじゃ? 293 00:32:33,829 --> 00:32:37,829 千代。 今 帰った。 294 00:32:53,833 --> 00:33:00,033 (戸をたたく音) 姉上! 295 00:33:04,877 --> 00:33:08,414 又十郎 何事です? 296 00:33:08,414 --> 00:33:11,517 千代が まだ戻りません。 297 00:33:11,517 --> 00:33:15,917 だって 一時も前に帰ったんだよ。 298 00:33:17,640 --> 00:33:23,963 まさか かどわかしってわけじゃ…。 299 00:33:23,963 --> 00:33:29,452 とにかくお前は 家にお戻り。 うちの人や店の者に捜させるから。 300 00:33:29,452 --> 00:33:54,427 ♪♪~ 301 00:33:54,427 --> 00:34:02,134 「明日 夜五つ 下谷幡随院に 一党と共に来られたし。→ 302 00:34:02,134 --> 00:34:07,834 さもなくば 娘の命は 無きものと思うべし」。 303 00:34:10,109 --> 00:34:15,931 俺は明日 一人で行く。 いや それはなりません。 304 00:34:15,931 --> 00:34:19,001 これは 皆には 関わりのないことだ。 305 00:34:19,001 --> 00:34:25,391 いいえ。 隠密組をこさえた時から 一蓮托生と決めていました。 306 00:34:25,391 --> 00:34:31,180 それに お千代ちゃんをたやすく 引き渡す相手とは思えません。 307 00:34:31,180 --> 00:34:37,180 まして お千代ちゃんの身を 盾にされたら手も足も出ませんぞ。 308 00:34:40,339 --> 00:34:43,259 姉上に 何と言えば…。 309 00:34:43,259 --> 00:34:48,898 千景様には 伊助を走らせて 何とか うまく取り繕いましょう。 310 00:34:48,898 --> 00:34:52,935 それより 明日のことです。 311 00:34:52,935 --> 00:34:57,940 明日 五つまでには まだ時があります。 312 00:34:57,940 --> 00:35:00,393 みんなで良い手を考えましょう。 313 00:35:00,393 --> 00:35:03,095 三人寄れば文殊の知恵。 314 00:35:03,095 --> 00:35:09,051 隠密組 5人の知恵を かき集めれば…。 315 00:35:09,051 --> 00:35:53,562 ♪♪~ 316 00:35:53,562 --> 00:35:56,632 これが 幡随院の見取り図だ。 317 00:35:56,632 --> 00:36:00,953 ここが入り口 ここが本堂。 ここに1つ裏門がある。 318 00:36:00,953 --> 00:36:20,673 ♪♪~ 319 00:36:20,673 --> 00:36:22,773 では。 320 00:36:26,162 --> 00:36:28,397 参ります。 321 00:36:28,397 --> 00:36:36,897 ♪♪~ 322 00:36:40,092 --> 00:36:42,492 (牧浦)来ました。 323 00:36:59,795 --> 00:37:06,118 娘は? 仲間と共にと言ったはずだが。 324 00:37:06,118 --> 00:37:09,418 来ておる。 325 00:37:11,540 --> 00:37:13,626 娘はどこだ? 326 00:37:13,626 --> 00:37:15,626 おい。 327 00:37:22,985 --> 00:37:25,585 千代。 328 00:37:27,223 --> 00:37:30,523 刀を 鞘ごと放れ。 329 00:37:32,795 --> 00:37:34,897 おい。 330 00:37:34,897 --> 00:37:38,534 (苦しそうな声) 331 00:37:38,534 --> 00:37:40,534 ひきょう! 332 00:37:54,183 --> 00:37:56,583 (うめき声) 333 00:38:07,496 --> 00:38:10,396 (発射音) 334 00:38:15,187 --> 00:38:17,387 何だ あれは? 335 00:38:31,287 --> 00:38:34,340 (どよめき) 336 00:38:34,340 --> 00:38:38,694 騒ぐな! 静まれ! こけおどしに うろたえるな! 337 00:38:38,694 --> 00:40:08,784 ♪♪~ 338 00:40:08,784 --> 00:40:10,903 源さん! 339 00:40:10,903 --> 00:40:13,703 おとき殿 ここは任せろ! 340 00:40:30,873 --> 00:40:32,873 や~! 341 00:40:50,025 --> 00:40:52,025 やあ~! 342 00:41:03,255 --> 00:41:06,358 ♪♪~ 343 00:41:06,358 --> 00:41:10,162 父上! 344 00:41:10,162 --> 00:41:13,132 父上。 345 00:41:13,132 --> 00:41:16,132 (すすり泣き) 346 00:41:31,016 --> 00:41:33,385 こいつは どうする? 347 00:41:33,385 --> 00:41:37,956 このまま おめおめとは戻れん。 いっそ殺せ! 348 00:41:37,956 --> 00:41:41,727 そうはいかねえ。 349 00:41:41,727 --> 00:41:48,050 又十郎様 こそこそ逃げ出そうと する お方がおりましてな。 350 00:41:48,050 --> 00:41:50,069 誰だ? 351 00:41:50,069 --> 00:41:53,872 あっ 水野家に出入りしていた ほら 奥右筆の…。 352 00:41:53,872 --> 00:41:56,525 遠藤! おお~! 353 00:41:56,525 --> 00:42:03,132 名前は 再三 耳にしていたが おめえが 水野の腰巾着か。 354 00:42:03,132 --> 00:42:08,070 腰巾着とは… 腰巾着とは無礼な! 355 00:42:08,070 --> 00:42:11,140 無礼ついでに 水野の所へ案内してもらおうか。 356 00:42:11,140 --> 00:42:13,325 何?! 357 00:42:13,325 --> 00:42:15,327 あとは頼んだぞ。 358 00:42:15,327 --> 00:42:17,329 俺も行く。 私も。 359 00:42:17,329 --> 00:42:20,329 いや 千代を頼む。 360 00:42:30,025 --> 00:42:34,463 (松永兵庫助)貴様か! であえ であえ~! 361 00:42:34,463 --> 00:42:40,702 動いたら このご仁の胴体が 真っ二つになるぜ。 362 00:42:40,702 --> 00:42:43,822 神谷又十郎。 363 00:42:43,822 --> 00:42:47,022 何じゃ! 何じゃ 何じゃ! 364 00:42:55,501 --> 00:42:59,138 おめえが 水野だね。 365 00:42:59,138 --> 00:43:03,692 無… 無礼な! 無礼は どっちだよ。 366 00:43:03,692 --> 00:43:06,562 人の娘 かどわかしたやつの 言いぐさかい。 367 00:43:06,562 --> 00:43:08,831 これ以上 俺らに手 出すんなら→ 368 00:43:08,831 --> 00:43:13,135 おめえらの悪行を 世間に吹聴したっていいし→ 369 00:43:13,135 --> 00:43:16,505 何なら 足腰が立たなくなった 犬飼ってやつを→ 370 00:43:16,505 --> 00:43:19,508 こちらの門前に 縛りつけたっていいんだぜ。 何?! 371 00:43:19,508 --> 00:43:23,278 私は知らぬ。 かどわかしは 出羽守様が! 372 00:43:23,278 --> 00:43:26,498 遠藤! その方 この期に及んで な… 何を! 373 00:43:26,498 --> 00:43:29,301 私は 私は…。 よくも…→ 374 00:43:29,301 --> 00:43:32,437 わし一人の仕業のような 物言いを! 私は! 375 00:43:32,437 --> 00:43:37,092 お前だって 幡随院に来たじゃねえか! 376 00:43:37,092 --> 00:43:40,128 殺される俺らを 見物しに来たんだろうが。 377 00:43:40,128 --> 00:43:42,497 どうなんだ! 378 00:43:42,497 --> 00:43:46,735 ああ。 そうだ。 ほれ見ろ! 379 00:43:46,735 --> 00:43:50,339 こやつも わしの 手先になっておったのじゃ。 380 00:43:50,339 --> 00:43:53,258 手先になど なっておりませぬ! 何! 381 00:43:53,258 --> 00:43:57,629 私は 水野様だけのために 働いているのではございませぬ! 382 00:43:57,629 --> 00:44:00,933 なんと! 私はむしろ ご公儀のために→ 383 00:44:00,933 --> 00:44:04,436 将軍家の おんためにあるのです。 384 00:44:04,436 --> 00:44:06,922 考えてもご覧なされませ 出羽守様。 385 00:44:06,922 --> 00:44:09,858 我ら奥右筆がいなければ 老中といえども→ 386 00:44:09,858 --> 00:44:15,230 お役に立てぬでは ありませぬか! おのれ… よくも… よくも! 387 00:44:15,230 --> 00:44:17,399 うるさい 黙れ! 388 00:44:17,399 --> 00:44:20,869 言っておくがな 政を 滞りなく推し進めるためには→ 389 00:44:20,869 --> 00:44:23,655 秩序というものが なくてはならんのだ! 390 00:44:23,655 --> 00:44:27,859 それを お前らは 何やら正義面して徒党を組み→ 391 00:44:27,859 --> 00:44:30,062 身の程知らずの振る舞いを…。 392 00:44:30,062 --> 00:44:36,134 そのような思い上がったやつなど 最期を見届けに行ったまでだ! 393 00:44:36,134 --> 00:44:39,488 見届けられず あいにくだったな。 394 00:44:39,488 --> 00:44:41,640 (水野)秩序じゃ 秩序! 395 00:44:41,640 --> 00:44:45,928 神谷又十郎! その方の父親は→ 396 00:44:45,928 --> 00:44:51,533 その秩序を乱そうとしたがゆえに 殺されたのではないのか! 397 00:44:51,533 --> 00:44:54,086 父を知ってるのか? ああ。 398 00:44:54,086 --> 00:45:01,660 貴様は何故 父親の敵とも言うべき 松平越中守のために働いた! 399 00:45:01,660 --> 00:45:06,365 松平越中守? 俺はそんなやつの ために働いた覚えはねえ。 400 00:45:06,365 --> 00:45:10,719 貴様 楽翁の意を受けて 動いておったであろうが! 401 00:45:10,719 --> 00:45:12,738 楽翁? 402 00:45:12,738 --> 00:45:18,638 楽翁こそ 元白河藩主 松平越中守よ。 403 00:45:20,896 --> 00:45:23,231 待て 待て! 404 00:45:23,231 --> 00:45:28,253 うそだと思うなら その目で確かめてみるんだな。→ 405 00:45:28,253 --> 00:45:32,353 え? ハハハハハ…。 406 00:45:40,866 --> 00:45:43,866 (戸をたたく音) 407 00:45:57,866 --> 00:46:01,870 楽翁が あの松平越中守だと 知っていたな! 408 00:46:01,870 --> 00:46:04,539 存じておりました。 409 00:46:04,539 --> 00:46:07,626 知っていて なぜ言わなかった! 410 00:46:07,626 --> 00:46:13,332 楽翁は言ってみりゃ 父上の… 父ばかりではない! 411 00:46:13,332 --> 00:46:18,437 母や兄上の敵じゃあねえか! 412 00:46:18,437 --> 00:46:23,959 そうと知らずに俺は 楽翁の世直しの話に乗って→ 413 00:46:23,959 --> 00:46:27,462 立ち働いたんだぞ! 悔やんでも悔やみきれぬ! 414 00:46:27,462 --> 00:46:36,655 楽翁が越中守と知れば あなた様は 必ず敵を討とうとなさいます。 415 00:46:36,655 --> 00:46:42,455 当たり前だ! それだけは 何としてでも! 416 00:46:50,035 --> 00:46:52,635 余計なことを。 417 00:47:04,449 --> 00:47:18,930 旦那様 奥様 新之助様が 敵の刃に倒れられたのは→ 418 00:47:18,930 --> 00:47:26,130 千景様 12歳。 あなた様 10歳。 419 00:47:29,925 --> 00:47:46,691 それから 35年間 旦那様の 忘れ形見のおそばで お仕えをし→ 420 00:47:46,691 --> 00:47:52,431 お育てを申し上げながら→ 421 00:47:52,431 --> 00:48:05,331 いつの間にか 子を持たぬこの身に とって お二方は まさに我が子。 422 00:48:11,133 --> 00:48:18,306 親として 我が子に剣を抜かせ→ 423 00:48:18,306 --> 00:48:23,662 人を殺めるようなことだけは させたくなかった! 424 00:48:23,662 --> 00:48:50,062 ♪♪~ 425 00:48:53,575 --> 00:48:59,175 (千景)そう。 そういうことが あったのですか。 426 00:49:12,093 --> 00:49:24,693 父上も母上も兄上も おかわいそうに。 427 00:49:26,358 --> 00:49:33,231 楽翁が じかに手を下したわけでは ありませんが→ 428 00:49:33,231 --> 00:49:38,420 敵の一党にくみしていたのは事実。 429 00:49:38,420 --> 00:49:43,720 故に 仇を討とうと思いますが よろしいか 姉上。 430 00:49:46,461 --> 00:49:50,098 お許しを。 431 00:49:50,098 --> 00:49:52,998 姉上! 432 00:49:55,820 --> 00:49:58,920 なりません。 しかし…。 433 00:50:01,960 --> 00:50:07,065 これが 父上の最後の言葉です。 434 00:50:07,065 --> 00:50:15,740 父上は 無念のうちに 敵の刃で 命を落とされたのです。 435 00:50:15,740 --> 00:50:20,240 私は それが あまりにも哀れでなりません。 436 00:50:23,615 --> 00:50:27,786 だけど又十郎…。 父上は よく→ 437 00:50:27,786 --> 00:50:31,957 己の信念は貫けと 申しておられました。 438 00:50:31,957 --> 00:50:36,895 私は 貫きたいのです。 439 00:50:36,895 --> 00:50:39,497 駄目! 440 00:50:39,497 --> 00:50:42,367 敵討ちなんて駄目! 441 00:50:42,367 --> 00:50:47,856 そうだよ。 ちゃんとした証しも なしに 斬り込んだりしたら→ 442 00:50:47,856 --> 00:50:50,642 ただの人殺しになるんですよ。 443 00:50:50,642 --> 00:50:52,627 しかし…。 444 00:50:52,627 --> 00:50:57,427 千代を罪人の娘にしても いいんですか? 445 00:51:06,791 --> 00:51:10,128 私のことは どうでもいいの。 446 00:51:10,128 --> 00:51:13,732 父上には 孤児の私を 育ててもらった恩があるし→ 447 00:51:13,732 --> 00:51:16,334 だから それはいいの。 448 00:51:16,334 --> 00:51:18,320 よくないよ。 449 00:51:18,320 --> 00:51:21,172 罪人の弟を持つ 叔母さんは どうなるの? 450 00:51:21,172 --> 00:51:24,809 深川栄華堂はどうなるの 父上! 451 00:51:24,809 --> 00:51:49,951 ♪♪~ 452 00:51:49,951 --> 00:51:54,222  回想 父上のお役目は 人の秘密を かぎ回る卑しい勤めゆえに→ 453 00:51:54,222 --> 00:51:56,722 貧しい暮らしなのですか? 454 00:51:59,661 --> 00:52:05,233 又十郎! よ~く聞け! 455 00:52:05,233 --> 00:52:08,737 この世に卑しい勤めなどはない! 456 00:52:08,737 --> 00:52:14,059 卑しいのは 邪悪に心を売る輩だ。 457 00:52:14,059 --> 00:52:20,882 邪悪の理不尽に屈してはならぬ。 許してもならぬ。 458 00:52:20,882 --> 00:52:25,670 正義と信じるものを貫くのだ。 459 00:52:25,670 --> 00:52:32,970 そのあげく そしりや非難を 浴びても うろたえるな。 460 00:52:37,215 --> 00:52:42,637 ひたすら 我が思う道を行くのだ。 461 00:52:42,637 --> 00:53:24,496 ♪♪~ 462 00:53:24,496 --> 00:53:27,198 (千景)どれになさいますか? 463 00:53:27,198 --> 00:53:32,098 きんつばと お大福。 はい 分かりました。 464 00:53:36,791 --> 00:53:41,391 ありがとうございました。 またのお越しを。 465 00:53:50,255 --> 00:53:52,755 父上! 466 00:53:55,927 --> 00:53:58,429 父上でしょう? 467 00:53:58,429 --> 00:54:02,729 顔は見えなくても 後ろ姿で分かるのよ。 468 00:54:14,596 --> 00:54:18,666 行くの? 469 00:54:18,666 --> 00:54:22,466 だから 別れに来たの? 470 00:54:29,460 --> 00:54:34,860 (雷鳴) 471 00:54:39,938 --> 00:54:48,229 我が父を 亡き者にした一派の 生き残りに会いたいのだ。 472 00:54:48,229 --> 00:54:55,429 いま一度 じかに会わねば 俺のこの先は 何も始まらん。 473 00:55:04,028 --> 00:55:07,528 帰ってきますね? 474 00:55:10,051 --> 00:55:12,854 帰る。 475 00:55:12,854 --> 00:55:15,154 必ず? 476 00:55:18,576 --> 00:55:23,231 ああ。 何としても。 477 00:55:23,231 --> 00:55:43,217 ♪♪~ 478 00:55:43,217 --> 00:55:45,517 喜八郎! 479 00:55:53,094 --> 00:55:55,396 どけ! いや! 480 00:55:55,396 --> 00:55:58,166 どけ! 481 00:55:58,166 --> 00:56:00,785 (楽翁)お通しせよ。 482 00:56:00,785 --> 00:56:03,521 なれど…。 483 00:56:03,521 --> 00:56:06,221 (楽翁)よい。 484 00:56:13,164 --> 00:56:16,864 下がっておれ 伴内。 485 00:56:25,627 --> 00:56:29,330 何の用で来たか分かるか? 486 00:56:29,330 --> 00:56:32,967 おおよそは。 487 00:56:32,967 --> 00:56:36,571 神谷庄左衛門の名は 知っていような? 488 00:56:36,571 --> 00:56:39,958 忘れられぬ。 489 00:56:39,958 --> 00:56:46,931 俺が そのせがれだと知ってて お前は…。 490 00:56:46,931 --> 00:56:53,738 私の望む世直しをかなえてくれる 人物と見込んだゆえな。 491 00:56:53,738 --> 00:56:56,391 ふざけるな! 492 00:56:56,391 --> 00:57:04,999 俺はおめでたいことに 父 母 兄の 敵のために働いたんだぞ! 493 00:57:04,999 --> 00:57:09,520 そういう巡り合わせに なってしもうた。 494 00:57:09,520 --> 00:57:17,020 楽翁! お前は 父を亡き者にした 一党の中にいたんだな? 495 00:57:21,099 --> 00:57:25,436 暗殺を命じたのは誰だ? 496 00:57:25,436 --> 00:57:29,724 わしかもしれぬ。 497 00:57:29,724 --> 00:57:31,726 何? 498 00:57:31,726 --> 00:57:36,614 暗殺の動きがあると うすうす知りながら→ 499 00:57:36,614 --> 00:57:42,937 それを止めようともせず 私の望む世の中が来るならばと→ 500 00:57:42,937 --> 00:57:47,692 卑劣にも傍観したゆえな。 501 00:57:47,692 --> 00:57:52,692 そなたの父を殺したも 同じことなのだ。 502 00:57:56,868 --> 00:57:59,470 別に逃げ隠れはせぬ。 503 00:57:59,470 --> 00:58:05,070 しばしの間 話をさせてはくれぬか? 504 00:58:19,223 --> 00:58:26,831 あの時分の私は 若かった。 505 00:58:26,831 --> 00:58:32,286 若いがゆえに その時の政には→ 506 00:58:32,286 --> 00:58:37,809 己の思い描く世との隔たりに 怒りもあった。 507 00:58:37,809 --> 00:58:40,027 賄賂の横行。 508 00:58:40,027 --> 00:58:46,400 徳川親藩譜代大名を ないがしろにした人材の登用と→ 509 00:58:46,400 --> 00:58:54,092 田沼主殿頭殿のなされようが 許せなかった。→ 510 00:58:54,092 --> 00:58:59,831 主殿頭を追い落とさねば 私の思う世の中は来ぬと→ 511 00:58:59,831 --> 00:59:04,702 まっすぐに思い詰めていたのだ。 512 00:59:04,702 --> 00:59:10,992 だから 老中になった私は 改革を断行した。 513 00:59:10,992 --> 00:59:19,000 質素倹約 銭商いではなく 米作りを根本とした。 514 00:59:19,000 --> 00:59:23,321 だが それも壁に突き当たった。 515 00:59:23,321 --> 00:59:28,025 ついに 改革は挫折。 516 00:59:28,025 --> 00:59:35,399 何故に うまくいかなかったのかを 知ったのは→ 517 00:59:35,399 --> 00:59:39,270 老中職を引いたあとよ。 518 00:59:39,270 --> 00:59:46,594 主殿頭への意趣返しもあったなあ。 若かったのだ。 519 00:59:46,594 --> 00:59:50,414 青臭い意欲ばかりが先走って→ 520 00:59:50,414 --> 00:59:57,355 人の心のひだのありように 思いが至らなかったのだと。 521 00:59:57,355 --> 01:00:05,563 故に 武家ばかりか 町人からまで 背を向けられたのだと。 522 01:00:05,563 --> 01:00:13,971 そう思い当たった時 私は 私の思い上がりを責めた。 523 01:00:13,971 --> 01:00:22,730 この悔恨の穴埋めは いつかは せねばならぬと。 524 01:00:22,730 --> 01:00:26,300 それが 世直しだったのだが。 525 01:00:26,300 --> 01:00:32,857 水野出羽守を田沼主殿頭の再来と 言う者がいる。 526 01:00:32,857 --> 01:00:38,296 だが 今の水野出羽守の所業は→ 527 01:00:38,296 --> 01:00:43,050 主殿頭のなされようとは 雲泥の差がある。 528 01:00:43,050 --> 01:00:52,093 主殿頭には 主殿頭なりの 国造りの思いがあったのだなと→ 529 01:00:52,093 --> 01:00:57,031 今は 思えるのだ。 530 01:00:57,031 --> 01:01:02,603 だが 水野出羽守は ただ 己の欲のために→ 531 01:01:02,603 --> 01:01:10,194 その歯がゆさから 世直しを思いついたのだが→ 532 01:01:10,194 --> 01:01:23,391 よりによって 神谷庄左衛門の せがれ殿と行き当たってしもうた。 533 01:01:23,391 --> 01:01:29,191 会うた時から 今日のことは覚悟していた。 534 01:01:32,066 --> 01:01:34,866 私を斬りに来たのであろう? 535 01:01:36,537 --> 01:01:41,525 おとなしく斬られると言うのか。 536 01:01:41,525 --> 01:01:44,025 存分に。 537 01:01:48,733 --> 01:01:56,333 そなたが斬っても 罪にはならぬ よう 伴内に言い含めてある。 538 01:01:58,492 --> 01:02:03,092 私は病死と届け出ることに。 539 01:02:06,033 --> 01:02:10,371 御前! 私はそのことを 承服できませぬ。 540 01:02:10,371 --> 01:02:13,491 みすみす殿様を 討たせるわけには! 541 01:02:13,491 --> 01:02:15,593 伴内。 御前! 542 01:02:15,593 --> 01:02:18,193 控え! 543 01:02:30,091 --> 01:02:32,391 さあ。 544 01:02:35,096 --> 01:02:37,396 ようし! 545 01:02:49,327 --> 01:02:58,703 なぜだ? なぜそのような 穏やかな顔でいられる? 546 01:02:58,703 --> 01:03:06,003 神谷又十郎と出会うたおかげかも しれんな。 547 01:03:13,884 --> 01:03:17,084 父上~! 548 01:03:29,633 --> 01:03:31,619 でや~! 549 01:03:31,619 --> 01:03:34,319 父上~! 550 01:03:40,728 --> 01:04:02,299 ♪♪~ 551 01:04:02,299 --> 01:04:14,728 あの日 父は 火の中で戦いながら 穏やかな顔を俺に向けた。 552 01:04:14,728 --> 01:04:19,316 無念であったはずなのに。 553 01:04:19,316 --> 01:04:27,725 敵と相討ちになりながら なぜ穏やかな顔で。 554 01:04:27,725 --> 01:04:41,472 恐らく 死んでも せめて 2人の子供を残せるという→ 555 01:04:41,472 --> 01:04:45,672 安堵の気持ちだったのかもしれぬ。 556 01:04:48,162 --> 01:04:55,262 姉御と そなたと。 557 01:05:11,886 --> 01:05:19,686 思い出した! 馬庭念流は 殺しの剣じゃなかったぜ。 558 01:05:23,564 --> 01:05:49,390 ♪♪~ 559 01:05:49,390 --> 01:05:51,876 泣いてんのか 喜八郎。 560 01:05:51,876 --> 01:05:55,196 泣いてなんか。 561 01:05:55,196 --> 01:06:00,496 うれしいのに 泣くわけがありません。 562 01:06:02,553 --> 01:06:04,572 泣くな 喜八郎。 563 01:06:04,572 --> 01:06:06,790 泣いてなんか…。 564 01:06:06,790 --> 01:06:10,261 泣くな! 泣いてません。 565 01:06:10,261 --> 01:06:12,830 泣くな…。 566 01:06:12,830 --> 01:06:14,832 泣いてません。 567 01:06:14,832 --> 01:06:38,572 ♪♪~ 568 01:06:38,572 --> 01:06:41,058 千代。 569 01:06:41,058 --> 01:06:43,460 千代 千代! 570 01:06:43,460 --> 01:06:56,840 ♪♪~ 571 01:06:56,840 --> 01:06:59,440 父上。 572 01:07:04,865 --> 01:07:07,065 又十郎。 父上。 573 01:07:08,686 --> 01:07:12,556 何としても帰ると言ったはずだ。 574 01:07:12,556 --> 01:07:14,556 父上。 575 01:07:26,904 --> 01:07:28,889 こちらでございます。 576 01:07:28,889 --> 01:07:36,563 (組頭)時に 上様の第25子 弓姫様の お輿入れ先の選定だが。 577 01:07:36,563 --> 01:07:38,549 ああ。 578 01:07:38,549 --> 01:07:41,619 大奥から催促があったようで→ 579 01:07:41,619 --> 01:07:44,071 ご老中からも せっつかれておるのだ。 580 01:07:44,071 --> 01:07:48,058 縁組官位補任は高垣か? は! 581 01:07:48,058 --> 01:07:52,062 お輿入れ先については いろいろ 名は上がっているのですが→ 582 01:07:52,062 --> 01:07:57,801 どの家も 干魃や飢饉を 訴えておりまして なかなか…。 583 01:07:57,801 --> 01:08:02,356 どこか ないのか? 584 01:08:02,356 --> 01:08:06,656 おっ なくはないな。 585 01:08:08,295 --> 01:08:12,616 (立花)さて 次に…。 586 01:08:12,616 --> 01:08:22,660 弓姫様のお輿入れ先について 奥右筆から推挙があったのは…→ 587 01:08:22,660 --> 01:08:31,568 おお! 出羽守殿 あなた様の名が。 588 01:08:31,568 --> 01:08:33,987 なんと! 「水野家ならば→ 589 01:08:33,987 --> 01:08:37,991 上様ともお近しく 家柄もよし。→ 590 01:08:37,991 --> 01:08:44,391 最もふさわしいと勘案致します」 とある。 591 01:08:47,217 --> 01:08:51,689 (老中)これで水野殿は 将軍家とご縁続き。 592 01:08:51,689 --> 01:08:57,389 誠に喜ばしい。 ハハハハ…。 593 01:09:04,985 --> 01:09:07,654 遠藤! その方…。 594 01:09:07,654 --> 01:09:13,054 この度は 誠に おめでとう存じまする。 595 01:09:20,667 --> 01:09:25,355 大事じゃ 大事じゃ。 寧子 お上の姫様を迎えるとなると→ 596 01:09:25,355 --> 01:09:29,026 御殿を造らねばならぬ。 その他 もろもろかかるゆえ→ 597 01:09:29,026 --> 01:09:31,128 何万両という金が出て行く! 598 01:09:31,128 --> 01:09:33,530 (寧子)それは大事。 599 01:09:33,530 --> 01:09:36,900 どこかに金はないのか? 誰かの埋蔵金などが。 600 01:09:36,900 --> 01:09:40,087 以前 家康様の埋蔵金が あるやらないやら→ 601 01:09:40,087 --> 01:09:43,123 耳にしたことがございますが。 それじゃ! 602 01:09:43,123 --> 01:09:48,262 いやいや しかし 神君 家康公の 金まで狙うとなると→ 603 01:09:48,262 --> 01:09:52,449 おお 恐れ多い。 ああ…。 604 01:09:52,449 --> 01:09:56,386 良い手立てがあるでは ありませぬか。 605 01:09:56,386 --> 01:09:58,405 何じゃ? 606 01:09:58,405 --> 01:10:02,025 赤坂榎町 千駄木 芝赤羽橋の→ 607 01:10:02,025 --> 01:10:05,796 各ご側室のお屋敷を 処分なされば→ 608 01:10:05,796 --> 01:10:09,983 少しは足しになるものと 存じますが。 609 01:10:09,983 --> 01:10:13,220 え? うん。 610 01:10:13,220 --> 01:10:18,420 (インコ)よきにはからえ。 611 01:10:29,670 --> 01:11:29,470 ♪♪~ 612 01:11:31,231 --> 01:11:35,131 (ウグイスの鳴き声) 613 01:11:37,154 --> 01:11:44,054 いや~。 誠に花日和でございますな。 614 01:11:47,180 --> 01:11:51,235 はい 父上。 おう。 615 01:11:51,235 --> 01:11:53,954 (笑い声) 616 01:11:53,954 --> 01:11:56,254 いやいやいや…。 617 01:11:58,191 --> 01:12:01,562 ほら やっぱりここだ。 毎年ここだからね。 618 01:12:01,562 --> 01:12:04,865 おうおうおう。 皆さんもどうぞ さあさあ。 619 01:12:04,865 --> 01:12:10,320 (源兵衛)では 遠慮なく。 お~ ごちそうですなあ。 620 01:12:10,320 --> 01:12:12,406 珍しく甘い物がありませんね。 621 01:12:12,406 --> 01:12:15,058 ん? 忘れたのか? 622 01:12:15,058 --> 01:12:17,694 いいえ。 623 01:12:17,694 --> 01:12:19,696 (どよめき) 624 01:12:19,696 --> 01:12:24,751 さすが 菓子屋の娘だ。 ハッハッハ…。 625 01:12:24,751 --> 01:12:27,251 はい どうぞ。 626 01:12:29,723 --> 01:12:34,523 お~ 桜吹雪だ。 627 01:12:40,233 --> 01:12:46,373 おい 春之丞 お前の季節だぞ。 628 01:12:46,373 --> 01:12:52,396 <花見をする面々には 穏やかな笑顔があふれていた。→ 629 01:12:52,396 --> 01:12:58,585 そして 又十郎の胸の中に 漂っていた暗い霧も晴れ→ 630 01:12:58,585 --> 01:13:03,985 この春のような日ざしが 差し込んでいた> 631 01:13:07,728 --> 01:13:15,953 ♪♪~(主題歌) 632 01:13:15,953 --> 01:14:24,353 ♪♪~