1 00:00:02,461 --> 00:00:04,396 ≪倒れるぞ! 2 00:00:04,396 --> 00:00:11,870 材木の商いを始めるため 盗賊たちを雇い入れた直虎。 3 00:00:11,870 --> 00:00:14,540 (直虎)おお~! 4 00:00:14,540 --> 00:00:19,211 その者たちは 力強い仲間となり。 5 00:00:19,211 --> 00:00:21,146 (龍雲丸)尼小僧様って→ 6 00:00:21,146 --> 00:00:25,884 不思議な お方だと思いましてね。 何だかんだで こう→ 7 00:00:25,884 --> 00:00:29,555 人を取り込んでいっちまうと いいますか。 8 00:00:29,555 --> 00:00:34,855 そなた このまま 井伊に残れ。 9 00:00:36,428 --> 00:00:40,128 我の者になれ! 10 00:00:42,568 --> 00:00:45,904 そのころ 小野の屋敷では。 11 00:00:45,904 --> 00:00:49,241 (政次)菩提寺の本尊が盗まれた。 12 00:00:49,241 --> 00:00:51,176 (近藤)はい。 13 00:00:51,176 --> 00:00:54,580 それで 盗人を 捜しておりましたところ→ 14 00:00:54,580 --> 00:01:00,252 捨て置けぬ噂を一つ 耳に致しましてな。 噂…。 15 00:01:00,252 --> 00:01:03,856 井伊様が 我が領内より 木を盗んだ賊を→ 16 00:01:03,856 --> 00:01:10,856 事もあろうに 罰するどころか 手なずけ 囲うておると。 17 00:01:13,532 --> 00:01:21,532 (せきこみ) 18 00:01:23,876 --> 00:01:27,546 確かに 木を切る者は入れましたが→ 19 00:01:27,546 --> 00:01:30,883 あれは 例の賊にございましたか? 20 00:01:30,883 --> 00:01:34,219 ご家老には ご存じありませぬか。 21 00:01:34,219 --> 00:01:38,090 あいにく 私は くだんの賊の顔を確かめる折も→ 22 00:01:38,090 --> 00:01:40,092 ございませんでしたゆえ。 23 00:01:40,092 --> 00:01:43,562 それは 確かな お話にございますか? 24 00:01:43,562 --> 00:01:47,232 ひそかに 人を入れ 確かめさせましたところ→ 25 00:01:47,232 --> 00:01:50,569 まず 間違いござらぬかと。 26 00:01:50,569 --> 00:01:53,472 お腹立ちは ごもっともにございます。 27 00:01:53,472 --> 00:01:58,472 すぐに 賊を引き渡すよう 手配致しましょう。 28 00:02:02,848 --> 00:04:40,848 ♪♪~ 29 00:04:49,881 --> 00:04:53,752 う~… 家来とは何の話じゃ。 30 00:04:53,752 --> 00:04:56,221 (六左衛門) ゆうべ 頭に 家来になれと→ 31 00:04:56,221 --> 00:04:58,921 しつこく 迫っておられたではないですか。 32 00:05:00,492 --> 00:05:06,832 ほかに 何か… 何か おかしな事を言わなんだか? 33 00:05:06,832 --> 00:05:10,702 何故か存じませぬが どこかに隠し子はおらぬかと→ 34 00:05:10,702 --> 00:05:12,704 執ように聞いておられました。 35 00:05:12,704 --> 00:05:16,842 何故… 何故 我に酒を飲ました! 36 00:05:16,842 --> 00:05:20,178 (方久) 誰も おすすめしておりませぬよ。 37 00:05:20,178 --> 00:05:23,081 ほかには… ほかには 何か。 38 00:05:23,081 --> 00:05:27,052 ≪(弥吉)直虎様。 但馬様が いらっしゃいましたが。 39 00:05:27,052 --> 00:05:31,790 その なぜか 近藤殿も ご一緒で。 40 00:05:31,790 --> 00:05:35,090 (方久)あららららららら。 41 00:05:36,728 --> 00:05:39,531 (直之)菩提寺の ご本尊様が→ 42 00:05:39,531 --> 00:05:43,201 消えうせたという事に ございますか? 43 00:05:43,201 --> 00:05:45,137 はい。 44 00:05:45,137 --> 00:05:49,541 寺から盗まれたとの知らせを受け つきましては→ 45 00:05:49,541 --> 00:05:54,212 こちらで 山仕事をしておる 者たちを改めとうございます。 46 00:05:54,212 --> 00:05:56,548 かの者たちが盗んだとでも 言うのか。 47 00:05:56,548 --> 00:06:01,820 井伊様は あの時の賊を 処罰もせず→ 48 00:06:01,820 --> 00:06:04,723 あろう事か 手なずけ 囲うておると→ 49 00:06:04,723 --> 00:06:07,692 皆が そう 噂をしております。→ 50 00:06:07,692 --> 00:06:12,164 ならば ありうる話ではござりませぬか。 51 00:06:12,164 --> 00:06:15,834 井伊で使うておるのは あの時の賊ではござらぬし→ 52 00:06:15,834 --> 00:06:19,704 その者たちは 朝から晩まで働いておった。 53 00:06:19,704 --> 00:06:21,706 盗みに出向くなど ありえぬ。 54 00:06:21,706 --> 00:06:24,176 彼奴らは どこで 何をやらかしておるのか→ 55 00:06:24,176 --> 00:06:26,511 分かったものではございませぬぞ。 ありえぬ! 56 00:06:26,511 --> 00:06:30,811 もう あの者たちは 以前のような盗みはせぬ! 57 00:06:35,187 --> 00:06:37,856 (近藤)ほう では やはり→ 58 00:06:37,856 --> 00:06:42,527 あの者たちを囲うておられた という事にござりますな。→ 59 00:06:42,527 --> 00:06:46,865 我が領を犯した賊と知りながら 罰する事もなく! 60 00:06:46,865 --> 00:06:50,165 それがしが 頼んだのでございます。 61 00:06:52,204 --> 00:06:55,106 木を切るに 人の当てがなく。 62 00:06:55,106 --> 00:06:58,543 それがしが その者たちに頼むしかないと。 63 00:06:58,543 --> 00:07:01,146 殿は それを お認め下さったまでの事。 64 00:07:01,146 --> 00:07:04,049 我らは 彼奴らに 木を盗まれ→ 65 00:07:04,049 --> 00:07:08,820 こたびは 菩提寺の本尊まで 盗まれたのでございますぞ!→ 66 00:07:08,820 --> 00:07:13,820 これ以上の侮辱は もはや 耐えかねまする! 67 00:07:16,161 --> 00:07:21,032 井伊が これ以上 当家を むげになさるおつもりなら→ 68 00:07:21,032 --> 00:07:24,732 こちらにも考えがございますぞ! 69 00:07:30,709 --> 00:07:37,182 恐れながら 近藤殿の訴えは 理が通っておりまする。→ 70 00:07:37,182 --> 00:07:41,052 井伊は その者たちを 引き渡すという事で→ 71 00:07:41,052 --> 00:07:43,752 よろしうございますか? 72 00:07:46,191 --> 00:07:53,491 それとも あくまで その者たちを かくまいますか? 73 00:08:08,813 --> 00:08:11,113 お答えを。 74 00:08:19,824 --> 00:08:22,727 分かった。 75 00:08:22,727 --> 00:08:26,027 引き渡そう。 76 00:08:29,501 --> 00:08:32,501 連れていかれるがよい。 77 00:08:34,172 --> 00:08:39,472 (政次)では その者たちのところへ 案内致しましょう。 78 00:08:42,847 --> 00:08:44,783 行くぞ! はっ。 79 00:08:44,783 --> 00:08:48,520 一人残らず ひっ捕らえよ! はっ。 80 00:08:48,520 --> 00:08:51,856 之の字。 81 00:08:51,856 --> 00:08:55,193 あの者たちは 表道を行く。 82 00:08:55,193 --> 00:08:58,096 裏へ行き 先回りせよ。 83 00:08:58,096 --> 00:09:01,466 勝手に逃げたとあれば 文句のつけようもあるまい。 84 00:09:01,466 --> 00:09:05,337 急げ! 頭たちを逃がせ! はっ。 85 00:09:05,337 --> 00:09:43,508 ♪♪~ 86 00:09:43,508 --> 00:09:47,379 逃げてくれ 頭。 87 00:09:47,379 --> 00:10:03,194 ♪♪~ 88 00:10:03,194 --> 00:10:07,065 頼む。 逃げてくれ! 89 00:10:07,065 --> 00:10:22,547 ♪♪~ 90 00:10:22,547 --> 00:10:25,247 誰か来たんじゃねえか。 91 00:10:36,895 --> 00:10:42,895 ≪裏に回れ。 逃すな。 92 00:10:47,238 --> 00:10:50,238 間に合わなかったか…。 93 00:10:52,110 --> 00:10:57,582 いかなる事にござるか! 賊は どこにもおらぬではないか! 94 00:10:57,582 --> 00:11:00,852 (政次)一足先に 出ていったのかもしれませぬ。 95 00:11:00,852 --> 00:11:03,521 賊は 鼻が ききますゆえ。 96 00:11:03,521 --> 00:11:07,392 もしや 但馬殿。 97 00:11:07,392 --> 00:11:09,392 あ! 98 00:11:15,533 --> 00:11:21,873 まだ近くにおるかもしれませぬな。 捜しましょう! 99 00:11:21,873 --> 00:11:26,544 捜せ! 草の根を分けても 捜し出せ! 100 00:11:26,544 --> 00:11:29,244 (一同)はっ! 捜せ~! 101 00:11:42,894 --> 00:11:47,232 ≪(直之)殿! 之の字! 頭たちは! 102 00:11:47,232 --> 00:11:53,104 さすがは盗賊あがり。 異変を察し 一足先に逃げたようにございます。 103 00:11:53,104 --> 00:11:57,404 そうか。 逃げたか…。 104 00:12:03,515 --> 00:12:19,531 ♪♪~ 105 00:12:19,531 --> 00:12:23,868 頭たちは 近藤の手からは逃れたものの→ 106 00:12:23,868 --> 00:12:30,542 その行方は知れず 数日がたった。 107 00:12:30,542 --> 00:12:34,212 (六左衛門)近藤殿の手下は まだ 見張っておりますが。→ 108 00:12:34,212 --> 00:12:38,883 あの者たちが戻ってきている 様子は ございませぬな。 109 00:12:38,883 --> 00:12:42,754 さすがに もう 井伊には戻ってこぬであろう。 110 00:12:42,754 --> 00:12:46,758 気賀に戻ったのでございますかな。 111 00:12:46,758 --> 00:12:50,228 (方久)まあ そこは賊。 112 00:12:50,228 --> 00:12:56,100 隠れる場所は そこここに 用意しておるのでございましょう。 113 00:12:56,100 --> 00:13:04,100 まあ 逃げおおせただけでも 上々とせねばならぬの。 114 00:13:10,848 --> 00:13:12,784 ≪(弥吉)直虎様。 115 00:13:12,784 --> 00:13:18,523 南渓様が お話があると。 和尚様が? 116 00:13:18,523 --> 00:13:23,194 何故 近藤殿の菩提寺に 寄進など せねばならぬのですか。 117 00:13:23,194 --> 00:13:27,065 (南渓)あの者らが ご本尊を盗んだのであろう。 118 00:13:27,065 --> 00:13:30,535 盗んでおりませぬ。 あんなものは 言いがかりにございます。 119 00:13:30,535 --> 00:13:34,872 こちらから寄進をする理由など ありませぬ! 120 00:13:34,872 --> 00:13:37,542 何と申すかのう。 121 00:13:37,542 --> 00:13:41,212 もう 手打ちにした方が よいと思うのじゃ。 122 00:13:41,212 --> 00:13:43,147 手打ち。 123 00:13:43,147 --> 00:13:47,552 こちらも 近藤側の咎人でもあったものを→ 124 00:13:47,552 --> 00:13:52,423 ひと言も告げずに 勝手に裁いたのは事実であるし→ 125 00:13:52,423 --> 00:13:59,163 まあ その辺り ご本尊を贈り うやむやにの。 126 00:13:59,163 --> 00:14:02,066 盗んでもおりませぬのに。 127 00:14:02,066 --> 00:14:07,038 いたずらに 敵を増やしても よい事は何もないぞ。 128 00:14:07,038 --> 00:14:13,338 頭を下げるのも 当主としての役目じゃぞ。 129 00:14:16,714 --> 00:14:19,183 近藤殿の菩提寺に? 130 00:14:19,183 --> 00:14:25,883 和尚様の勧めで 寺づきあいを通し 和解に行かれました。 131 00:14:28,526 --> 00:14:32,397 何か。 いや…。 132 00:14:32,397 --> 00:14:35,697 聞いていなかったものでな。 133 00:14:38,870 --> 00:14:42,170 何じゃ 何じゃ。 弱いのう。 134 00:14:48,880 --> 00:14:53,551 そもそも ご本尊が たやすく 取り替えが きくなどとは→ 135 00:14:53,551 --> 00:14:57,422 思うて頂きとうは ございませぬがな。 136 00:14:57,422 --> 00:15:02,160 それはもう 重々 承知しております。 137 00:15:02,160 --> 00:15:07,031 ちなみに こちらのご本尊は どなたが。 138 00:15:07,031 --> 00:15:11,836 康久仏師作の 観音様にてございまする。 139 00:15:11,836 --> 00:15:16,507 もちろん ご本尊様が戻られた暁には→ 140 00:15:16,507 --> 00:15:20,378 お戻しになるも ほかに お祭りになるも→ 141 00:15:20,378 --> 00:15:22,847 お任せ致しますが→ 142 00:15:22,847 --> 00:15:29,187 ご本尊が お留守というのは 心もとない事かと。 143 00:15:29,187 --> 00:15:33,057 さぞ 僧らも 心 痛めておりましょうな。 144 00:15:33,057 --> 00:15:36,527 日々の行などは いかにして。 145 00:15:36,527 --> 00:15:40,865 朝な夕なに ご本尊のおらぬ お厨子に→ 146 00:15:40,865 --> 00:15:43,201 手を合わせておりまする。 147 00:15:43,201 --> 00:15:45,870 (近藤)そもそも どなたかが あの賊めらを→ 148 00:15:45,870 --> 00:15:47,805 さっさと ご処罰されておれば→ 149 00:15:47,805 --> 00:15:51,505 かような事にも なりませなんだものを。 150 00:15:57,215 --> 00:16:01,819 何分 直虎は 僧でもございまして。 151 00:16:01,819 --> 00:16:05,490 武家の仕置きに 戸惑いを 覚えたようでございまして…。 152 00:16:05,490 --> 00:16:07,425 さような お考えならば→ 153 00:16:07,425 --> 00:16:11,162 仏門に戻られるが よろしいと存じますがな。 154 00:16:11,162 --> 00:16:14,832 ハハハ これはこれは 手厳しい。 155 00:16:14,832 --> 00:16:19,704 何とぞ それくらいにして頂きたく。 156 00:16:19,704 --> 00:16:22,707 近藤殿。 157 00:16:22,707 --> 00:16:28,707 私が至らぬばかりに 騒動を引き起こした。 158 00:16:31,182 --> 00:16:35,882 まことに すまなかった。 159 00:16:40,858 --> 00:16:45,530 いや… お顔をお上げ下さいませ。 160 00:16:45,530 --> 00:16:49,230 それがしは お分かり頂ければ それで。 161 00:16:58,876 --> 00:17:01,145 おお そうじゃ。 162 00:17:01,145 --> 00:17:04,482 ご本尊が おった所を 拝見したいのじゃが→ 163 00:17:04,482 --> 00:17:07,819 よろしいかの。→ 164 00:17:07,819 --> 00:17:13,491 ご寄進するにあたり ご本尊の 大きさを測っておきたいのじゃが。 165 00:17:13,491 --> 00:17:16,791 ええ。 どうぞ。 166 00:17:22,834 --> 00:17:25,834 こちらにございます。 167 00:17:42,520 --> 00:17:47,859 はて ご本尊は おられぬようになったのでは? 168 00:17:47,859 --> 00:17:50,528 これは お… おかしうございますな。 169 00:17:50,528 --> 00:17:54,198 こ… これは本尊ではない。 170 00:17:54,198 --> 00:17:59,070 別のものを置かせたのであろう。 そう言うておられたではないか。 171 00:17:59,070 --> 00:18:02,807 あ! 私と致しました事が。 172 00:18:02,807 --> 00:18:04,742 (南渓)しかし 先ほどは→ 173 00:18:04,742 --> 00:18:09,480 朝な夕なに 空のお厨子に手を合わせておると。 174 00:18:09,480 --> 00:18:13,150 あれは その。 忘れておったのであろう? 175 00:18:13,150 --> 00:18:17,488 和尚。 ええ。 あっ 今朝…→ 176 00:18:17,488 --> 00:18:22,159 今朝 代わりのご本尊を お祭りしてございます。 177 00:18:22,159 --> 00:18:26,831 (南渓) ハハハハハ さようでございますか。 178 00:18:26,831 --> 00:18:29,500 ちょうどよい大きさのものが ござって→ 179 00:18:29,500 --> 00:18:36,800 何よりでございましたな。 では 失礼して。 180 00:18:38,509 --> 00:18:43,848 (南渓)おお これは ご本尊にしても よいほどの→ 181 00:18:43,848 --> 00:18:47,518 いい顔をされておりますなあ。 182 00:18:47,518 --> 00:18:55,518 確か ご本尊の作は 康久仏師でしたな。 これは。 183 00:18:57,528 --> 00:19:00,431 (南渓)おっ…! いかがしました 和尚。 184 00:19:00,431 --> 00:19:04,335 なんと まあ。 これも 康久仏師の作で→ 185 00:19:04,335 --> 00:19:09,473 ここに 銘があるのじゃ。 186 00:19:09,473 --> 00:19:13,144 なんと! 187 00:19:13,144 --> 00:19:20,144 (南渓)近藤殿。 もしやとは思いますが これは。 188 00:19:29,694 --> 00:19:36,694 ご本尊御自ら 戻ってこられたのじゃな。 189 00:19:39,370 --> 00:19:44,108 さようにございますかな…。 190 00:19:44,108 --> 00:19:46,844 近藤殿。 191 00:19:46,844 --> 00:19:53,184 拙僧が思うに ご自身で戻ってこられたは→ 192 00:19:53,184 --> 00:19:56,520 仏の み心ではござらぬか。 193 00:19:56,520 --> 00:20:01,392 わしが戻ってきたのじゃから もう ここらで おさめよと。 194 00:20:01,392 --> 00:20:07,692 え いや しかし。 (南渓)全て お見通しじゃぞと。 195 00:20:14,538 --> 00:20:19,210 ご本尊様に お経をあげても よろしいかの? 196 00:20:19,210 --> 00:20:24,081 井伊と近藤殿の 末永い繁栄を願い。 197 00:20:24,081 --> 00:20:27,084 ええ… ええ! 是非! 198 00:20:27,084 --> 00:20:31,555 南渓様に お経をあげて頂けるなど。 199 00:20:31,555 --> 00:20:34,225 私も 共に よろしいですか? 200 00:20:34,225 --> 00:20:37,525 もちろんでございます! 201 00:20:44,235 --> 00:21:02,935 (読経) 202 00:21:10,861 --> 00:21:15,533 わしのところに 頭が 忍んできよっての。 203 00:21:15,533 --> 00:21:17,533 え! 204 00:21:24,875 --> 00:21:27,575 ほう。 205 00:21:30,548 --> 00:21:35,219 で 事の顛末を話したところの。 206 00:21:35,219 --> 00:21:37,888 仏像なぞ 盗んでねえですよ。 207 00:21:37,888 --> 00:21:41,559 朝から晩まで働いて 盗みに行けるわけがねえ。 208 00:21:41,559 --> 00:21:43,894 ハハッ まあ 向こうとしては→ 209 00:21:43,894 --> 00:21:47,765 そこら辺りは どうでもいいんじゃろうの。 210 00:21:47,765 --> 00:21:50,234 俺らを捕まえるために→ 211 00:21:50,234 --> 00:21:53,137 新たな言いがかりをつけたって わけですか。 212 00:21:53,137 --> 00:21:57,575 ハハハ おぬし 察しがいいの。 213 00:21:57,575 --> 00:22:00,845 (龍雲丸) 俺らの事を 賊だの 悪党だの よく言いまさぁね。→ 214 00:22:00,845 --> 00:22:07,145 お武家さんは。 のう。 己の事は棚に上げての。 215 00:22:11,489 --> 00:22:20,197 和尚様。 盗まれてないとすりゃあ ご本尊様は どこにありますかね。 216 00:22:20,197 --> 00:22:26,537 まあ 動かすのも 恐れ多いものじゃからの。 217 00:22:26,537 --> 00:22:33,237 恐らくは そのままにしておるのじゃろうの。 218 00:22:37,181 --> 00:22:42,086 そこで 頭が考え出したのが 今日の策じゃ。 219 00:22:42,086 --> 00:22:47,825 わしが ご本尊の事で 近藤の菩提寺に行くとなれば→ 220 00:22:47,825 --> 00:22:52,125 ご本尊は さすがに隠されよう。 221 00:23:17,188 --> 00:23:22,059 (南渓)そうして 頭は わしらが話をしている隙に→ 222 00:23:22,059 --> 00:23:26,197 隠された ご本尊を盗み出し…。 223 00:23:26,197 --> 00:23:32,536 [回想] 私が至らぬばかりに 騒動を引き起こした。 224 00:23:32,536 --> 00:23:36,536 まことに すまなかった。 225 00:23:39,410 --> 00:23:42,880 (南渓)また 元に戻し。→ 226 00:23:42,880 --> 00:23:49,220 慌てた近藤を わしが うまい事 丸め込むという算段でな。 227 00:23:49,220 --> 00:23:52,556 盗人にしか考えつかぬ話ですな。 228 00:23:52,556 --> 00:23:57,428 ハハハハ 手放しに褒めるには はばかられるが→ 229 00:23:57,428 --> 00:24:03,167 ああ 見事なもんじゃ。 しかし まあ これで→ 230 00:24:03,167 --> 00:24:08,505 近藤も しばらくは おとなしくしておるであろうの。 231 00:24:08,505 --> 00:24:17,181 しかし もう 井伊に戻ってはこぬでしょうな。 232 00:24:17,181 --> 00:24:21,181 (南渓)おい。 どうするつもりじゃ。 233 00:24:29,526 --> 00:24:31,462 何故。 234 00:24:31,462 --> 00:24:36,200 ヘヘ。 俺も あの寺におったのですから。 235 00:24:36,200 --> 00:24:40,070 あ… そうか。 236 00:24:40,070 --> 00:24:43,874 頭。 殿がの おぬしらは→ 237 00:24:43,874 --> 00:24:49,213 井伊に戻ってくるのか 聞いておるのじゃが。 238 00:24:49,213 --> 00:24:54,885 でなきゃ こんな七面倒くせえ事 しませんでしょう。 239 00:24:54,885 --> 00:24:58,885 井伊に戻らねば 銭も受け取れぬし。 240 00:25:00,691 --> 00:25:03,391 それに…。 241 00:25:05,829 --> 00:25:11,502 俺らは 決して やってないって 言ってくれたそうじゃねえですか。 242 00:25:11,502 --> 00:25:15,372 じゃあ やってねえってとこ 見せつけねえと。→ 243 00:25:15,372 --> 00:25:20,072 尼小僧様が うそついた事に なっちまいまさぁ。 244 00:25:28,519 --> 00:25:32,189 なにも 泣くほどの事じゃ ねえでしょう。 245 00:25:32,189 --> 00:25:37,189 すまぬ。 うれしうてな。 246 00:25:49,206 --> 00:25:52,109 (六左衛門)ぽつりぽつりと 戻ってまいりまして→ 247 00:25:52,109 --> 00:25:54,545 今日で皆 そろいましてございます。 248 00:25:54,545 --> 00:25:56,480 そうか。 皆。 249 00:25:56,480 --> 00:26:01,151 けがなどしておる者もなく ほっと致しました。 250 00:26:01,151 --> 00:26:06,490 あの… このあとは いかがなさるおつもりですか。 251 00:26:06,490 --> 00:26:08,425 切り出しが終われば→ 252 00:26:08,425 --> 00:26:12,363 何か 別の役目を頼めぬものかとは 考えておるが。 253 00:26:12,363 --> 00:26:16,500 井伊で あの者たちを 召し抱えるという お話は。 254 00:26:16,500 --> 00:26:19,169 あれは 酔うた勢いというか。 255 00:26:19,169 --> 00:26:22,506 そなた あの者たちに 怒っておったではないか。 256 00:26:22,506 --> 00:26:29,179 いや まあ…。 つきおうてみれば 気のいい輩ですし→ 257 00:26:29,179 --> 00:26:32,850 腕もたてば 技もある。→ 258 00:26:32,850 --> 00:26:37,521 こたびの事も あっぱれと言うしか ございませぬし。 259 00:26:37,521 --> 00:26:41,392 よう言うのう。 260 00:26:41,392 --> 00:26:44,395 それがしは あの者たちを→ 261 00:26:44,395 --> 00:26:47,531 井伊を守る家来衆に 致しとうございまする! 262 00:26:47,531 --> 00:26:50,868 ようございますな。 あの者たちがおれば→ 263 00:26:50,868 --> 00:26:54,538 銭も 寄ってきそうでございますしな。 264 00:26:54,538 --> 00:26:58,876 しかし 但馬は どう言うかの。 265 00:26:58,876 --> 00:27:02,146 あの… 実は。 266 00:27:02,146 --> 00:27:05,816 あの者たちが 気になる事を言うておりまして。 267 00:27:05,816 --> 00:27:09,153 気になる事? 実は あの日→ 268 00:27:09,153 --> 00:27:14,024 見知らぬ女人が 追っ手が来ると 知らせに来てくれたそうなのです。 269 00:27:14,024 --> 00:27:18,162 ≪追っ手が参ります。 早く お逃げ下さい。 270 00:27:18,162 --> 00:27:22,032 (方久)それで 逃げられたのでございますか。 271 00:27:22,032 --> 00:27:27,838 (六左衛門)はい。 それが どうも 人相などを聞きますと→ 272 00:27:27,838 --> 00:27:31,508 なつ… なのではないかと。 273 00:27:31,508 --> 00:27:35,846 (方久)何故 なつ殿が さような知らせを。 274 00:27:35,846 --> 00:27:40,184 ひょっとして 但馬殿は 引き渡すふりをしながら→ 275 00:27:40,184 --> 00:27:44,884 その裏で あの者たちを 逃がしたのではないかと。 276 00:27:50,194 --> 00:27:56,066 (せきこみ) 277 00:27:56,066 --> 00:27:59,203 (なつ)大事のうございますか? 278 00:27:59,203 --> 00:28:06,810 どうやら まこと 風邪をひいてしまったらしい。 279 00:28:06,810 --> 00:28:10,510 あまり 近寄らぬ方がよいぞ。 280 00:28:13,484 --> 00:28:16,386 [回想] (なつ)お取り込み中 申し訳ございませぬ。→ 281 00:28:16,386 --> 00:28:19,156 近藤様が いらっしゃっております。 282 00:28:19,156 --> 00:28:21,456 (政次)近藤殿が…! 283 00:28:25,829 --> 00:28:31,168 なつ。 もし 私が おかしな せきをしたら→ 284 00:28:31,168 --> 00:28:35,168 あの者たちに逃げるように 伝えてくれ。 285 00:28:42,513 --> 00:28:47,184 貧乏くじをひかれ 風邪をひかれ。→ 286 00:28:47,184 --> 00:28:51,054 義兄上は 賢いお方かと 思うておりましたが→ 287 00:28:51,054 --> 00:28:55,754 だんだんと分からぬように なってまいりました。 288 00:29:03,667 --> 00:29:08,367 失礼。 殿が おいでにございます。 289 00:29:13,810 --> 00:29:18,148 (せきこみ) 290 00:29:18,148 --> 00:29:21,485 具合が よくないのか。 291 00:29:21,485 --> 00:29:24,785 大した事ではござりませぬ。 292 00:29:26,356 --> 00:29:32,496 あの者たちが戻ってきた事は 知っておるな。 293 00:29:32,496 --> 00:29:34,431 はい…。 294 00:29:34,431 --> 00:29:39,369 あの者たちを家来にという話が 出ておる。 295 00:29:39,369 --> 00:29:43,507 そなたも それでよいか? 296 00:29:43,507 --> 00:29:46,843 お好きなようになされば よろしいかと。 297 00:29:46,843 --> 00:29:49,179 その件については 私は今→ 298 00:29:49,179 --> 00:29:51,848 口を出せぬ風向きに ございますゆえ。 299 00:29:51,848 --> 00:29:54,184 本音で話せ。 300 00:29:54,184 --> 00:29:57,854 あの者たちを守ってくれたのは そなたではないか。 301 00:29:57,854 --> 00:30:00,554 なつを使うて。 302 00:30:04,194 --> 00:30:08,865 引き渡してしまえば 殿が また 大騒ぎされましょう。 303 00:30:08,865 --> 00:30:10,801 それが面倒であったまで。 304 00:30:10,801 --> 00:30:16,206 では 召し抱えるのには反対か。 305 00:30:16,206 --> 00:30:20,077 申し上げたところで 既に お心は 決まっておりましょう。 306 00:30:20,077 --> 00:30:23,080 そんな事はない。 307 00:30:23,080 --> 00:30:29,080 こたびの事については 政次の考えに従う。 308 00:30:33,557 --> 00:30:40,557 政次が 誰よりも 井伊の事を 考えておるのは明らかじゃ。 309 00:30:49,106 --> 00:30:52,406 反対は致しませぬ。 310 00:30:54,244 --> 00:31:00,117 ただし あの者たちに致されませぬよう。 311 00:31:00,117 --> 00:31:03,053 致されぬ? 312 00:31:03,053 --> 00:31:05,522 あの者たちを 井伊のために使うのは→ 313 00:31:05,522 --> 00:31:08,859 よろしうございます。 ですが→ 314 00:31:08,859 --> 00:31:13,730 あの者たちのために 井伊を使わぬよう。 315 00:31:13,730 --> 00:31:17,868 もし さような事になれば→ 316 00:31:17,868 --> 00:31:23,168 私は 殿を まことに廃する事を 考えねばならぬかもしれませぬ。 317 00:31:28,879 --> 00:31:31,214 分かった。 318 00:31:31,214 --> 00:31:49,900 ♪♪~ 319 00:31:49,900 --> 00:31:52,900 改まって お話とは。 320 00:31:56,773 --> 00:32:01,773 この役目が終わったら どうするつもりじゃ。 321 00:32:03,447 --> 00:32:08,185 とりあえずは 気賀に戻るつもりでございます。 322 00:32:08,185 --> 00:32:12,885 そ… そうか。 323 00:32:18,528 --> 00:32:24,528 そなた 井伊に仕える気はないか!? 324 00:32:26,203 --> 00:32:30,203 もちろん 皆 まとめてじゃ。 325 00:32:33,076 --> 00:32:37,214 酔うておらぬ! 真面目に言うておる! 326 00:32:37,214 --> 00:32:39,149 侍は…。 327 00:32:39,149 --> 00:32:42,886 そなたが 武家を嫌うておるのは 知っておる。 328 00:32:42,886 --> 00:32:49,760 しかし 元は 武家の息子であったのであろ。 329 00:32:49,760 --> 00:32:53,897 武家の息子が 武家を 泥棒と言うまでになるには→ 330 00:32:53,897 --> 00:32:55,832 ようよう あった事と思う。 331 00:32:55,832 --> 00:33:01,132 じゃが 考えてみてはくれぬか。 332 00:33:05,842 --> 00:33:08,512 まあ…。 333 00:33:08,512 --> 00:33:14,812 まあ 返事は 銭を渡す時でよいゆえ。 334 00:33:17,854 --> 00:33:20,554 ではな。 335 00:33:31,201 --> 00:33:35,872 あれは来ぬな! 恐らく! うむ! 来ぬわ! 336 00:33:35,872 --> 00:33:37,808 そうとは限らぬのではないですか。 337 00:33:37,808 --> 00:33:40,808 いや あれは 来ぬ! 338 00:33:49,219 --> 00:34:12,175 ♪♪~ 339 00:34:12,175 --> 00:34:16,847 (モグラ)お家が 再興できるかもしれませんぜ。 340 00:34:16,847 --> 00:34:20,183 聞いてたのか。 341 00:34:20,183 --> 00:34:24,483 悪い話じゃねえんじゃ ねえですか。 342 00:34:30,527 --> 00:34:33,227 皆は 喜ぶか? 343 00:34:35,198 --> 00:34:41,538 (モグラ)何だかんだとは言いつつ 侍になれると聞けば。→ 344 00:34:41,538 --> 00:34:45,238 頭は やっぱり 引っ掛かりますかい。 345 00:34:48,879 --> 00:34:54,751 武家は 泥棒だ泥棒だって ほえてきた手前もあるしな。 346 00:34:54,751 --> 00:34:58,889 それは 皆 同じでさぁ。 347 00:34:58,889 --> 00:35:04,160 それに あの尼小僧様が 一味違うという事は→ 348 00:35:04,160 --> 00:35:09,460 皆 もう うすうす分かっております。 349 00:35:16,740 --> 00:35:20,176 (龍雲丸) 皆 まとめて 面倒見たいって 言ってきてんだ。→ 350 00:35:20,176 --> 00:35:22,846 どうだ。 お前ら。 351 00:35:22,846 --> 00:35:26,516 (ゴクウ)おら なりてえ!→ 352 00:35:26,516 --> 00:35:29,185 おら ここにいて 百姓になりてえ。 353 00:35:29,185 --> 00:35:32,088 (カジ)ばか! 百姓じゃねえ。 侍だよ。 354 00:35:32,088 --> 00:35:34,057 (ゴクウ)百姓がええ! 355 00:35:34,057 --> 00:35:39,529 (力也)こいつ こないだの娘っ子に ほれちまったようなんでさぁ。 356 00:35:39,529 --> 00:35:41,829 (笑い声) 357 00:35:44,401 --> 00:35:46,403 (モグラ)力也は どうじゃ。 358 00:35:46,403 --> 00:35:54,103 ああ… 悪いとこじゃねえよな。 退屈だけどよ。 359 00:35:55,879 --> 00:35:57,879 カジは どうじゃ。 360 00:36:00,216 --> 00:36:06,216 おいらは… 頭の後をついていくだけでさぁ。 361 00:36:08,825 --> 00:36:13,496 よし じゃあ 決まりだ。 362 00:36:13,496 --> 00:36:25,196 ♪♪~ 363 00:36:26,843 --> 00:36:29,746 頭が 住む所を聞いてきた? 364 00:36:29,746 --> 00:36:32,716 はい。 気になったようで。 365 00:36:32,716 --> 00:36:36,186 六左。 之の字。 366 00:36:36,186 --> 00:36:39,522 これは ひょっとすると。 はい。 367 00:36:39,522 --> 00:36:43,860 井伊家に仕える事を考えておる という証しにございましょう! 368 00:36:43,860 --> 00:36:47,731 早速 考えてやらんといかんのう! はい。 369 00:36:47,731 --> 00:36:52,202 では それがしは 弓をそろえてやりますかな。 370 00:36:52,202 --> 00:36:55,538 (六左衛門)おお よろしいですな。 それがしは そうですな→ 371 00:36:55,538 --> 00:36:58,238 うたげの準備を致しますぞ。 372 00:37:06,149 --> 00:37:10,020 失礼致します。 373 00:37:10,020 --> 00:37:13,823 こちらで よろしいですか。 すまぬ。 374 00:37:13,823 --> 00:37:17,694 明日は 駿府ではございませぬよね。 375 00:37:17,694 --> 00:37:22,394 新たな家来を召し抱えねば ならぬやもしれぬからな。 376 00:37:26,169 --> 00:37:28,505 (なつ)綻びが。 377 00:37:28,505 --> 00:37:31,408 それぐらい 構わぬ。 378 00:37:31,408 --> 00:37:33,843 なりませぬ。 379 00:37:33,843 --> 00:37:40,143 ご家老は 義兄様じゃと きちんと 見せつけてやらねばなりませぬ。 380 00:37:42,185 --> 00:37:47,524 では 頼む。 381 00:37:47,524 --> 00:37:49,459 はい。 382 00:37:49,459 --> 00:38:00,804 ♪♪~ 383 00:38:00,804 --> 00:38:03,139 (たけ)何故 さように…。 384 00:38:03,139 --> 00:38:07,811 明日は きちんとした装いの方が よかろうと思うてな。 385 00:38:07,811 --> 00:38:13,511 (祐椿尼)このような姿は 初めて見たかもしれませぬね。 386 00:38:15,685 --> 00:38:17,821 何じゃ。 387 00:38:17,821 --> 00:38:23,821 (高瀬) 母上様 ま~で 乙女のようじゃ。 388 00:38:26,162 --> 00:38:33,462 こうして いよいよ 銭の受け渡しの日となったのじゃ。 389 00:38:44,848 --> 00:38:49,519 何じゃ 皆。 めかし込んで。 390 00:38:49,519 --> 00:38:52,856 殿は いつもどおりにあられますな。 391 00:38:52,856 --> 00:39:00,156 そうじゃ。 我は いつも平常心 平常心じゃからな。 392 00:39:25,755 --> 00:39:29,492 (力也)頭。 どうかしたんですかい。 393 00:39:29,492 --> 00:39:31,792 いや。 394 00:39:35,365 --> 00:39:37,834 雲が。 395 00:39:37,834 --> 00:39:59,856 ♪♪~ 396 00:39:59,856 --> 00:40:03,856 龍が向かってくるように ございまする。 397 00:40:06,729 --> 00:40:09,029 うむ。 398 00:40:11,868 --> 00:40:16,539 ≪直虎様。 かの者たちが参りました! 399 00:40:16,539 --> 00:40:18,474 うむ! 400 00:40:18,474 --> 00:40:38,474 ♪♪~ 401 00:40:41,564 --> 00:40:45,902 頭。 お役目 ご苦労であった。 402 00:40:45,902 --> 00:40:50,602 三月の間 お世話になりやした。 403 00:40:53,776 --> 00:40:57,776 では。 まず こちらを。 404 00:41:16,866 --> 00:41:19,166 (龍雲丸)どうも。 405 00:41:26,876 --> 00:41:29,545 龍雲丸。 406 00:41:29,545 --> 00:41:35,218 前に話した 当家への奉公の件じゃが。 407 00:41:35,218 --> 00:41:38,218 返事は。 408 00:41:45,561 --> 00:41:48,261 断りまさぁ。 409 00:41:55,238 --> 00:41:58,908 (ゴクウ)断るって…。 (力也)侍に なるんじゃなかったんですかい! 410 00:41:58,908 --> 00:42:01,177 (ざわめき) 411 00:42:01,177 --> 00:42:03,112 てめえらがなる分には 構わねえよ。 412 00:42:03,112 --> 00:42:08,051 ただ 俺は やっぱり 武家勤めは できねえわ。 413 00:42:08,051 --> 00:42:10,853 何故じゃ! わけは! 414 00:42:10,853 --> 00:42:14,190 (直之) そうじゃ わけを言え! わけを! 415 00:42:14,190 --> 00:42:23,490 そりゃあ 空に 雲があったからでさ…。 416 00:42:29,205 --> 00:42:33,205 何じゃ それは…。 417 00:42:37,880 --> 00:42:40,216 続く。 418 00:42:40,216 --> 00:42:42,885 (政次)駿府より縁談が参りました。 419 00:42:42,885 --> 00:42:46,556 人質…。 (政次)利用するか 利用されるか。 420 00:42:46,556 --> 00:42:49,459 下克上にございます! 承知したか! 421 00:42:49,459 --> 00:42:52,428 (瀬名)井伊の事は どうか お忘れございませぬよう。 422 00:42:52,428 --> 00:42:55,565 許さぬぞ! たけ! 我のもとを去るなど! 423 00:42:55,565 --> 00:43:00,565 はっ! (南渓)もう おとわは おらぬのじゃの。 424 00:43:04,173 --> 00:43:07,844 <浜松市に隣接する 愛知県新城市。→ 425 00:43:07,844 --> 00:43:12,144 のどかな田園風景が広がる 奥三河の入り口です> 426 00:43:17,186 --> 00:43:22,886 <宇利城は 井伊谷三人衆の一人 近藤康用の居城といわれています> 427 00:43:24,527 --> 00:43:30,527 <この城は 遠江に通じる街道を おさえる天然の要害です> 428 00:43:37,874 --> 00:43:42,745 <徳川家康の祖父の代 三河統一を目指す松平氏と→ 429 00:43:42,745 --> 00:43:47,445 今川勢が激戦を繰り広げた 城としても知られています> 430 00:43:49,886 --> 00:43:53,556 <創建1,300年以上と伝わる…> 431 00:43:53,556 --> 00:43:56,225 <近藤氏の菩提寺です。→ 432 00:43:56,225 --> 00:44:01,225 当時の住職は 康用の弟 覚禅でした> 433 00:44:03,833 --> 00:44:08,704 <この寺には 今川氏真が 三河の離反を防ぐため発給した→ 434 00:44:08,704 --> 00:44:11,004 安堵状が残されています> 435 00:44:16,179 --> 00:44:19,082 <今川氏の勢力が衰えを見せると→ 436 00:44:19,082 --> 00:44:24,782 やがて 近藤氏も 勢力争いに 巻き込まれていく事になるのです>