1 00:00:02,444 --> 00:00:04,379 (龍雲丸)井伊の材木で 気賀に→ 2 00:00:04,379 --> 00:00:06,848 城を造るって話じゃねえか! 3 00:00:06,848 --> 00:00:09,751 堀江の大沢基胤による→ 4 00:00:09,751 --> 00:00:15,190 築城の企てに揺れる 気賀の町。 5 00:00:15,190 --> 00:00:21,530 とりわけ 城造りに反対したのが 龍雲丸じゃった。 6 00:00:21,530 --> 00:00:27,202 俺の親は 城を守るって言って 死んだんでさぁ。 7 00:00:27,202 --> 00:00:29,871 そんな時。 8 00:00:29,871 --> 00:00:33,542 (方久)大沢様の代わりに 井伊が→ 9 00:00:33,542 --> 00:00:38,413 気賀に入るというように 持っていく事は できませぬかね。 10 00:00:38,413 --> 00:00:42,884 (直虎)井伊が 気賀に入る? 大沢殿の代わりにか? 11 00:00:42,884 --> 00:00:50,759 もし 駿府が認めるのならば 殿 お受けになるつもりは?→ 12 00:00:50,759 --> 00:00:56,898 殿は 気賀の城主を お受けになりますか? 13 00:00:56,898 --> 00:01:01,736 そ… それは…。 14 00:01:01,736 --> 00:01:04,705 ≪(足音) 15 00:01:04,705 --> 00:01:09,705 (梅)申し上げます。 気賀の町衆が参っておりますが。 16 00:01:25,059 --> 00:01:29,196 (与太夫) 先日は お手間を取らせまして。 17 00:01:29,196 --> 00:01:33,534 何の。 井伊は 材木を出さねばならぬ立場。 18 00:01:33,534 --> 00:01:36,234 ひと事ではないゆえな。 19 00:01:37,872 --> 00:01:44,545 (与太夫)あの… 気賀を…→ 20 00:01:44,545 --> 00:01:50,217 大沢様に代わって 井伊様に→ 21 00:01:50,217 --> 00:01:54,517 お預かり頂くわけには まいりませぬか。 22 00:01:58,559 --> 00:02:03,397 (与太夫)皆で話し合ったのですが どう考えても→ 23 00:02:03,397 --> 00:02:08,836 井伊様に お引き受け頂く方が 話が早く→ 24 00:02:08,836 --> 00:02:11,739 確かなのではないかと。→ 25 00:02:11,739 --> 00:02:16,177 難しい事は分かっております。 しかし 私どもも→ 26 00:02:16,177 --> 00:02:19,847 できる事は何でも致しますゆえ。 27 00:02:19,847 --> 00:02:28,147 どうか 気賀を お助け頂けぬでしょうか。 28 00:02:31,192 --> 00:02:33,127 しかし…。 29 00:02:33,127 --> 00:02:35,863 やりましょう! 30 00:02:35,863 --> 00:02:39,200 申し合わせたかのような 巡り合わせ。 31 00:02:39,200 --> 00:02:43,537 これは もう 天命にございましょう! 32 00:02:43,537 --> 00:02:47,408 では よろしく…。 (一同)お頼み申し上げ…。 33 00:02:47,408 --> 00:02:49,410 待て! 34 00:02:49,410 --> 00:02:54,110 一晩… 一晩 考えさせてくれ。 35 00:03:00,087 --> 00:05:37,787 ♪♪~ 36 00:05:51,859 --> 00:05:56,197 (政次)殿が思いとどまられるとは お珍しいですな。 37 00:05:56,197 --> 00:06:01,035 大沢殿は 堀江のみならず 志津城も治める国衆じゃ。 38 00:06:01,035 --> 00:06:03,804 今川の信も篤い。 39 00:06:03,804 --> 00:06:06,473 首をすげ替えるなど→ 40 00:06:06,473 --> 00:06:08,809 果たして まことに できるものなのか→ 41 00:06:08,809 --> 00:06:11,145 見当もつかぬ。 42 00:06:11,145 --> 00:06:15,482 しかし 戦もせずに 気賀が手に入れられるとならば→ 43 00:06:15,482 --> 00:06:18,482 これほど うまい話も ございませぬな。 44 00:06:20,154 --> 00:06:25,492 そなた この間は 関わるなと 言うておったではないか。 45 00:06:25,492 --> 00:06:27,428 いやぁ。 さすがに こうなれば→ 46 00:06:27,428 --> 00:06:30,428 いささか 話が違ってまいりましょう。 47 00:06:32,166 --> 00:06:38,505 但馬は この話 乗った方が よいと思うのか。 48 00:06:38,505 --> 00:06:42,176 浜名の湖へと つながる水運を 考えれば→ 49 00:06:42,176 --> 00:06:44,511 やる値打ちはあると思います。 50 00:06:44,511 --> 00:06:49,183 ゆえに お止めは致しませぬが。 が? 51 00:06:49,183 --> 00:06:54,521 あとは 殿のお心一つかと。 52 00:06:54,521 --> 00:06:56,457 我の? 53 00:06:56,457 --> 00:07:00,757 気賀を預かりたいか 否か。 54 00:07:09,470 --> 00:07:17,470 できる事なら 気賀の者たちに 報いてやりたいとは思う。 55 00:07:20,114 --> 00:07:25,486 皆が作り上げてきた 町の形を→ 56 00:07:25,486 --> 00:07:28,786 守る事ができれば…。 57 00:07:35,162 --> 00:07:38,499 殿。 ありがとうございます! 58 00:07:38,499 --> 00:07:41,168 皆 皆 喜びます! 59 00:07:41,168 --> 00:07:45,039 うまくいくものかどうか 自信はないがの。 60 00:07:45,039 --> 00:07:47,041 大事のうございますよ。 61 00:07:47,041 --> 00:07:52,179 私が思うに さほど難しい事では ございませぬゆえ。 62 00:07:52,179 --> 00:07:55,516 一体 どのような策を 考えておるのじゃ。 63 00:07:55,516 --> 00:08:01,121 (方久)まず 気賀は 大沢様に詫びを入れて下され。→ 64 00:08:01,121 --> 00:08:04,992 このまま 兵を入れられては 元も子もございませぬゆえ。 65 00:08:04,992 --> 00:08:06,994 心得ました。 66 00:08:06,994 --> 00:08:11,131 私は 駿府の関口様に→ 67 00:08:11,131 --> 00:08:15,803 井伊に口添え頂けるよう 頼もうと思います。 68 00:08:15,803 --> 00:08:18,138 (直之)関口様!? 69 00:08:18,138 --> 00:08:23,811 [回想] (関口)忠義が足らぬゆえ かような事になるのじゃ。 70 00:08:23,811 --> 00:08:27,681 あの関口様が 口添えなどするわけがなかろう。 71 00:08:27,681 --> 00:08:30,484 あの 関口様とは。 72 00:08:30,484 --> 00:08:33,821 (六左衛門)今川の直臣で 井伊の目付けです。 73 00:08:33,821 --> 00:08:36,156 井伊の目付けだからこそ→ 74 00:08:36,156 --> 00:08:40,156 取り入る隙があると 思うのでございますよ。 75 00:08:42,496 --> 00:08:45,496 私に お任せ下さいませ。 76 00:08:49,370 --> 00:08:52,506 (中安) まだ 町なかで 小競り合いが続いておるが→ 77 00:08:52,506 --> 00:08:55,409 あれも そなたらが 治めるというのじゃな。 78 00:08:55,409 --> 00:08:59,380 (与太夫)はい。 私どもの方で 説き伏せてまいります。→ 79 00:08:59,380 --> 00:09:03,117 普請の支度も 速やかに行いますゆえ→ 80 00:09:03,117 --> 00:09:10,791 どうか これまでの事は 水に流して頂けぬかと。 81 00:09:10,791 --> 00:09:15,129 (尾藤)次に何かあれば うぬらも容赦はせぬゆえな! 82 00:09:15,129 --> 00:09:17,464 心得ておくよう! 83 00:09:17,464 --> 00:09:19,400 はい! 84 00:09:19,400 --> 00:09:22,100 (大沢基胤)とにかく…。 85 00:09:24,805 --> 00:09:27,708 早う進めるよう。 86 00:09:27,708 --> 00:09:31,008 (一同)は… はい! 87 00:09:51,832 --> 00:09:55,502 面を上げよ。 88 00:09:55,502 --> 00:09:59,373 お目通り かない 身の誉れにございます。 89 00:09:59,373 --> 00:10:03,673 これは お近づきのしるしに。 90 00:10:09,049 --> 00:10:11,051 これは? 91 00:10:11,051 --> 00:10:14,188 南蛮の香料にございます。 92 00:10:14,188 --> 00:10:16,123 香? 93 00:10:16,123 --> 00:10:20,123 うっ! 何じゃ! この強いにおいは! 94 00:10:30,537 --> 00:10:32,537 (方久)こちらを。 95 00:10:41,882 --> 00:10:45,219 なんと 雅な。 96 00:10:45,219 --> 00:10:49,556 さようにございましょう。 97 00:10:49,556 --> 00:10:54,428 癖に なりそうじゃの。 98 00:10:54,428 --> 00:11:00,428 関口様。 少々 内密なお話があるのですが。 99 00:11:09,042 --> 00:11:12,779 (関口)で 話とは何じゃ? 100 00:11:12,779 --> 00:11:19,853 気賀の城のお話にございますが まことのところ どうお思いで? 101 00:11:19,853 --> 00:11:23,524 さぞや お腹立ちではないかと 存じまして。 102 00:11:23,524 --> 00:11:27,394 腹立ち? 何がじゃ? 103 00:11:27,394 --> 00:11:32,199 気賀は治めようによっては 相当に もうかります。 104 00:11:32,199 --> 00:11:36,069 港や船 宿 蔵→ 105 00:11:36,069 --> 00:11:38,539 それは もう ありとあらゆる手段を使って→ 106 00:11:38,539 --> 00:11:40,474 もうけられましょうし。→ 107 00:11:40,474 --> 00:11:44,878 それが全て 日々 お目付けに 苦心されておられる→ 108 00:11:44,878 --> 00:11:49,750 関口様ではなく 大沢様のものとなる。→ 109 00:11:49,750 --> 00:11:53,554 口惜しうは思われぬのですか? 110 00:11:53,554 --> 00:11:58,425 いや 特には。 111 00:11:58,425 --> 00:12:01,828 さようにございますか。 112 00:12:01,828 --> 00:12:06,166 欲がなくていらっしゃいますなあ。 113 00:12:06,166 --> 00:12:08,101 まあの…。 114 00:12:08,101 --> 00:12:13,040 (方久)私などは 気賀が 井伊家のお預かりであればと→ 115 00:12:13,040 --> 00:12:16,176 口惜しうてならぬのです。 116 00:12:16,176 --> 00:12:23,517 もし 万が一 気賀が 井伊家のお預かりとなれば→ 117 00:12:23,517 --> 00:12:29,389 関口様に ご恩も返せるのにと。 118 00:12:29,389 --> 00:12:33,193 恩を返すとは? 119 00:12:33,193 --> 00:12:37,531 例えば 太守様も あずかり知らぬところで→ 120 00:12:37,531 --> 00:12:44,204 港の よいもうけ口の一つなどを お分けする事もできましょうし。 121 00:12:44,204 --> 00:12:47,874 港の もうけ口…。 122 00:12:47,874 --> 00:12:50,777 残念な事にございますなあ。 123 00:12:50,777 --> 00:12:54,777 城の普請は もう 進んでおるのか? 124 00:12:57,551 --> 00:13:01,551 それがにございますね…。 125 00:13:03,156 --> 00:13:05,826 転んだ。 一度で。 126 00:13:05,826 --> 00:13:12,526 銭の力というのは まことに すさまじいものじゃな。 127 00:13:14,167 --> 00:13:19,840 但馬は やりにくいか。 方久と関口様が結び付いては。 128 00:13:19,840 --> 00:13:24,711 いや むしろ ありがたい話です。 129 00:13:24,711 --> 00:13:30,183 袖の下に応じたと 弱みを握れる事にもなりますゆえ。 130 00:13:30,183 --> 00:13:32,483 なるほど…。 131 00:13:36,523 --> 00:13:40,523 太守様には 香炉をお持ちすると よいかもしれぬ。 132 00:13:42,863 --> 00:13:46,533 よいものを探しておられた。 133 00:13:46,533 --> 00:13:51,533 そうか。 耳に入れておこう。 134 00:13:56,543 --> 00:13:59,880 (ゴクウ)気賀を引き払うって。 何でまた。 135 00:13:59,880 --> 00:14:04,151 気賀の連中は 大沢を追い出すのをやめて→ 136 00:14:04,151 --> 00:14:09,022 手を結んで うまい事やってくんだとよ。 137 00:14:09,022 --> 00:14:11,825 そうなりゃ ここも ほかと同じだ。 138 00:14:11,825 --> 00:14:14,494 長居しても 面白かねえだろ。 139 00:14:14,494 --> 00:14:17,831 (力也)けど 出てくったって どこに移るんだ。 140 00:14:17,831 --> 00:14:20,167 (カジ)んなもん いつもどおり どこだって いいじゃねえかよ。 141 00:14:20,167 --> 00:14:23,167 残りてぇやつは 残りゃいい。 142 00:14:27,040 --> 00:14:29,040 (モグラ)頭。 143 00:14:33,513 --> 00:14:35,813 (モグラ)客人です。 144 00:14:41,855 --> 00:14:48,528 よかった。 まだ出ていっては おらなかったのじゃな。 145 00:14:48,528 --> 00:14:51,198 (ゴクウ)中村屋様。 大沢を受け入れるってなぁ→ 146 00:14:51,198 --> 00:14:55,535 まことですか? うむ。 そういう話であったのだが→ 147 00:14:55,535 --> 00:15:00,807 今 井伊の殿様に 大沢に代わってもらえぬかと→ 148 00:15:00,807 --> 00:15:03,477 探って頂いておる。 149 00:15:03,477 --> 00:15:07,814 (カジ)すると 井伊が 気賀を治めるって事ですか。 150 00:15:07,814 --> 00:15:13,687 (モグラ)けど そりゃあ 今川に逆らうって事でさね? 151 00:15:13,687 --> 00:15:18,387 (与太夫)危ない橋じゃが 共に渡ると言うて下さった。 152 00:15:20,160 --> 00:15:24,498 もう一度 考えてみてはくれぬかの。 153 00:15:24,498 --> 00:15:29,836 気賀は そなたらを 頼りにしておる! 154 00:15:29,836 --> 00:15:40,480 ♪♪~ 155 00:15:40,480 --> 00:15:44,184 [回想] そなたが心の奥底で 望んでおるような土地など→ 156 00:15:44,184 --> 00:15:48,522 日の本の どこにもないぞ。 157 00:15:48,522 --> 00:15:54,822 己で作り出さねば 誰も与えてなどくれぬ。 158 00:16:28,829 --> 00:16:31,529 (関口)面を上げよ。 159 00:16:35,702 --> 00:16:39,840 (氏真)そちは確か いつぞや 種子島を持ってきた。 160 00:16:39,840 --> 00:16:43,510 井伊家家臣 瀬戸方久にございます。 161 00:16:43,510 --> 00:16:49,182 こちらは 気賀の中村与太夫にございます。 162 00:16:49,182 --> 00:16:55,856 唐渡りの 香炉にございます。 163 00:16:55,856 --> 00:16:58,525 お気に召せば よろしいのですが。 164 00:16:58,525 --> 00:17:01,825 よい心がけじゃ。 165 00:17:13,473 --> 00:17:17,811 これは なんと 愛らしい。 166 00:17:17,811 --> 00:17:20,480 春が喜ぼう。 ハハハハ。 167 00:17:20,480 --> 00:17:25,819 ハハハハ。 実は 太守様に 一つ→ 168 00:17:25,819 --> 00:17:29,519 お聞き届け頂きたき儀が ございまして。 169 00:17:38,164 --> 00:17:41,835 ≪(足音) 170 00:17:41,835 --> 00:17:45,135 申し上げます! 火急のお知らせにございます。 171 00:18:03,790 --> 00:18:07,661 どいつも こいつも…! 172 00:18:07,661 --> 00:18:10,463 (関口)太守様? 173 00:18:10,463 --> 00:18:12,399 太守様! 174 00:18:12,399 --> 00:18:14,399 (掛け軸を切り落とす音) 175 00:18:20,473 --> 00:18:28,348 どいつも こいつも 余をばかにしおって! 176 00:18:28,348 --> 00:18:31,048 (関口)改めよ。 177 00:18:37,824 --> 00:18:42,162 (与太夫)何が起こったので ございましょうか。 178 00:18:42,162 --> 00:18:45,065 さあ。→ 179 00:18:45,065 --> 00:18:48,501 関口様 関口様! 180 00:18:48,501 --> 00:18:50,437 一体 何が。 181 00:18:50,437 --> 00:18:57,437 武田の義信公が ご自害なされたそうじゃ。 182 00:19:01,781 --> 00:19:08,455 武田信玄の嫡男 義信は 氏真の妹の夫であり→ 183 00:19:08,455 --> 00:19:14,127 武田 今川の同盟の要でもあった。 184 00:19:14,127 --> 00:19:18,465 その義信を 自害に追い込んだという事は→ 185 00:19:18,465 --> 00:19:25,765 武田は 今川を切り捨てる と言われたも同じでござった。 186 00:19:28,475 --> 00:19:34,147 (方久)こうなると 武田との決裂は必至。 187 00:19:34,147 --> 00:19:41,021 戦となる日も遠からずと 関口様は仰せで。 188 00:19:41,021 --> 00:19:45,158 戦に強い大沢殿を免じ→ 189 00:19:45,158 --> 00:19:51,498 井伊に 気賀を任せるなどという事は…→ 190 00:19:51,498 --> 00:19:55,198 考えにくいという事か。 191 00:19:57,837 --> 00:20:02,175 まこと 面目のうございます。 192 00:20:02,175 --> 00:20:06,846 そなたが謝る事ではあるまい。 193 00:20:06,846 --> 00:20:12,519 これは 天災のようなものじゃ。 194 00:20:12,519 --> 00:20:16,189 (与太夫)しかし 気賀は→ 195 00:20:16,189 --> 00:20:19,092 諦めたわけではございませぬ。 196 00:20:19,092 --> 00:20:24,531 そのうち 再び。 197 00:20:24,531 --> 00:20:31,404 そうじゃな。 よい折があればな…。 198 00:20:31,404 --> 00:20:34,104 (与太夫)はい。 199 00:20:36,543 --> 00:20:39,879 (政次) 気賀の件を 方久が言いだす前に→ 200 00:20:39,879 --> 00:20:46,553 義信殿自害の知らせが来たのは よかったのかもしれませぬな。 201 00:20:46,553 --> 00:20:49,456 後ならば その場で→ 202 00:20:49,456 --> 00:20:53,893 たたき斬られていたやも しれませぬ。 203 00:20:53,893 --> 00:20:55,893 まことに。 204 00:21:00,233 --> 00:21:05,505 あの者たちは どうなさるのですか? 205 00:21:05,505 --> 00:21:08,842 もう出ていっておると思うぞ。 206 00:21:08,842 --> 00:21:12,542 気に入らねば 出ていくという やつじゃからの。 207 00:21:29,863 --> 00:21:33,533 (力也)あっ 中村屋様。 208 00:21:33,533 --> 00:21:36,870 (与太夫)頭は おるか? 209 00:21:36,870 --> 00:21:42,742 それが ふらっと出ていっちまって それっきり帰ってこねえんでさ。 210 00:21:42,742 --> 00:21:46,212 わしらも これから どうしたものかと→ 211 00:21:46,212 --> 00:21:49,512 困っておるところでして。 212 00:21:52,552 --> 00:21:57,223 ≪(龍雲丸) お~ 水くれねえか。 水。 213 00:21:57,223 --> 00:21:59,893 (一同)頭! 草履が いかれちまってよ→ 214 00:21:59,893 --> 00:22:04,164 もう足が泥だらけになっちまった。 ったく! 215 00:22:04,164 --> 00:22:07,066 頭。 出てったんじゃ なかったんですかい? 216 00:22:07,066 --> 00:22:09,035 んな事 ひと言も言ってねえだろう。 217 00:22:09,035 --> 00:22:11,504 見回りだ 見回り! 218 00:22:11,504 --> 00:22:14,407 見回りなら そう言って下さいや! 219 00:22:14,407 --> 00:22:18,407 悪い! (笑い声) 220 00:22:23,850 --> 00:22:28,521 中村屋様 今日は。 221 00:22:28,521 --> 00:22:33,393 井伊が 気賀を治めるという話が→ 222 00:22:33,393 --> 00:22:37,093 難しうなってな。 それを伝えに。 223 00:22:40,533 --> 00:22:47,833 諦めたわけではないが 当面は 大沢様の下に入るという事になる。 224 00:22:49,876 --> 00:22:55,176 それで 城の普請は いつから。 225 00:23:02,455 --> 00:23:07,455 うちが請け負うのが 一番いいに 決まってると思うんですがね。 226 00:23:11,497 --> 00:23:13,433 やらなきゃ 首が飛ぶっつうなら→ 227 00:23:13,433 --> 00:23:16,733 もう やるしかねえじゃ ねえですか。 228 00:23:24,510 --> 00:23:27,180 城か。 これ 城か。 229 00:23:27,180 --> 00:23:30,083 (力也) これ みんな 見て回ったんですか。 230 00:23:30,083 --> 00:23:36,856 おうよ。 忍び込むの 大変だったんだぞ。 231 00:23:36,856 --> 00:23:40,727 いい加減に造ってある 城もありゃ→ 232 00:23:40,727 --> 00:23:44,197 こりゃ もう どうやって 落とすんだっていう→ 233 00:23:44,197 --> 00:23:47,100 城まであるんだ。 234 00:23:47,100 --> 00:23:49,535 中村屋様。 235 00:23:49,535 --> 00:23:53,406 俺 これなら 気賀のために なるんじゃねえかっつう城を→ 236 00:23:53,406 --> 00:23:56,876 思いついたんでさぁ。 237 00:23:56,876 --> 00:23:58,811 けど てめえらで やんなきゃ→ 238 00:23:58,811 --> 00:24:03,149 誰も そんなもん 造っちゃくれねえでしょ。 239 00:24:03,149 --> 00:24:07,020 うちに やらしちゃくれませんか。 240 00:24:07,020 --> 00:24:16,496 ♪♪~ 241 00:24:16,496 --> 00:24:21,196 (笑い声) 242 00:24:23,836 --> 00:24:26,506 (山村)何? 普請代は持つゆえ→ 243 00:24:26,506 --> 00:24:28,841 そちらの好きに建てたい という事か。 244 00:24:28,841 --> 00:24:31,744 (与太夫)はい。 もちろん 皆様には お確かめ頂きますが→ 245 00:24:31,744 --> 00:24:33,713 この者は 土地をよく知っておりまして→ 246 00:24:33,713 --> 00:24:36,516 この地に 城が出来るのなら→ 247 00:24:36,516 --> 00:24:42,216 いろいろと 考えがあると 申しておりまして。 248 00:24:44,190 --> 00:24:47,890 (山村) 中安様。 いかが致しましょう。 249 00:24:51,064 --> 00:24:54,534 あまり 長くかかるものにせぬようにな。 250 00:24:54,534 --> 00:24:57,437 長く? とにかく 急ぎ 絵図を作り→ 251 00:24:57,437 --> 00:25:01,437 持ってくるよう。 (山村)早急にな。 252 00:25:05,478 --> 00:25:08,778 何だか あっけなくねえですか。 253 00:25:12,151 --> 00:25:17,490 (方久)しかし 惜しうございましたなあ。→ 254 00:25:17,490 --> 00:25:23,190 気賀との えにしも これまでですかな…。 255 00:25:28,501 --> 00:25:31,838 ゴクウ…! 256 00:25:31,838 --> 00:25:33,773 おお。 尼小僧様。 257 00:25:33,773 --> 00:25:40,513 そなたは まだ ここにおるのか。 (ゴクウ)へえ まあ。 258 00:25:40,513 --> 00:25:45,852 では 頭だけが出ていったのか? そなたらを置いて。 259 00:25:45,852 --> 00:25:47,852 え? 260 00:25:49,722 --> 00:25:51,722 え? 261 00:26:12,011 --> 00:26:15,815 何故じゃ。 262 00:26:15,815 --> 00:26:18,718 なぜ 出ていかなかった! 263 00:26:18,718 --> 00:26:21,487 いちゃ 悪いんですかい。 264 00:26:21,487 --> 00:26:26,187 何が何でも出ていくような事を 言うておったではないか! 265 00:26:29,362 --> 00:26:32,498 せっかくですし 見に行きますか? 266 00:26:32,498 --> 00:26:35,798 城の普請場でも。 267 00:26:45,511 --> 00:26:48,511 一体 どこに行くのじゃ。 268 00:26:56,155 --> 00:26:58,858 よ~し 止めろ。 269 00:26:58,858 --> 00:27:01,858 いかり 下ろせ。 270 00:27:04,464 --> 00:27:06,399 何をしておる。 271 00:27:06,399 --> 00:27:12,699 もう泣いても わめいても 誰も助けに来ませんぜ。 272 00:27:23,816 --> 00:27:26,152 違いまさぁ! 違いまさぁ! うそでさぁ! うそ! 273 00:27:26,152 --> 00:27:28,488 では 何故 かような所に止めた! 274 00:27:28,488 --> 00:27:33,188 ここなんでさぁ。 城。 ここに造るんでさぁ。 275 00:27:35,161 --> 00:27:37,096 湖じゃが…。 276 00:27:37,096 --> 00:27:39,832 (龍雲丸)今は 潮が満ちていて 見えませんが→ 277 00:27:39,832 --> 00:27:45,171 潮が引くと この下は 中州になるんでさぁ。 278 00:27:45,171 --> 00:27:47,840 中州。 279 00:27:47,840 --> 00:27:52,178 (龍雲丸)ここが この城。 280 00:27:52,178 --> 00:27:56,516 つまり この城に近づけるのは→ 281 00:27:56,516 --> 00:27:58,451 潮が満ちている時。 282 00:27:58,451 --> 00:28:01,787 しかも 船を持つものだけ。→ 283 00:28:01,787 --> 00:28:05,087 敵が馬に乗ってきても どうにもなんねえ。 284 00:28:07,126 --> 00:28:10,029 仮に…→ 285 00:28:10,029 --> 00:28:15,001 潮が引いていても ぬかるんでて 馬は来れねえ。→ 286 00:28:15,001 --> 00:28:17,470 こっちが往生している間に→ 287 00:28:17,470 --> 00:28:19,805 この中にいる やつらは→ 288 00:28:19,805 --> 00:28:24,105 裏から 船で逃げ出すという 寸法でさぁ。 289 00:28:33,152 --> 00:28:37,490 俺は 城なんか ない方がいいと 今でも思っていますが→ 290 00:28:37,490 --> 00:28:44,830 もし この世に あった方がいい 城なんてものがあるとすれば→ 291 00:28:44,830 --> 00:28:49,830 こういうもんなんじゃねえのかな って思うんでさぁ。 292 00:28:51,704 --> 00:28:55,474 捕まらぬための城か。 293 00:28:55,474 --> 00:28:59,174 根が盗人なもんでね。 294 00:29:02,114 --> 00:29:05,114 よいのではないか。 295 00:29:09,455 --> 00:29:12,155 実に よいと思うぞ。 296 00:29:15,328 --> 00:29:19,028 よし 行くぞ! 297 00:29:29,775 --> 00:29:35,481 雲も 何か 城に関わりがあるのか? 298 00:29:35,481 --> 00:29:37,416 雲? 299 00:29:37,416 --> 00:29:43,116 以前 空に雲があるから 仕官はせぬと。 300 00:29:45,825 --> 00:29:49,161 勘弁して下せぇよ。 301 00:29:49,161 --> 00:29:51,461 何故じゃ。 302 00:29:54,500 --> 00:30:01,173 言わねえで下せえよ。 青臭え話なんで。 303 00:30:01,173 --> 00:30:04,173 うむ。 304 00:30:06,045 --> 00:30:09,849 城が落ちて…→ 305 00:30:09,849 --> 00:30:14,186 落ち延びた俺は 逃げて逃げて→ 306 00:30:14,186 --> 00:30:18,858 もう どことは分からない所まで 来て→ 307 00:30:18,858 --> 00:30:22,728 そこを拾ってくれたのが 盗賊の男で→ 308 00:30:22,728 --> 00:30:28,200 このまま売り飛ばされるか 盗みを手伝うか→ 309 00:30:28,200 --> 00:30:31,103 どっちがいいか選べと迫られ→ 310 00:30:31,103 --> 00:30:34,403 俺は手伝う方を選んだんでさぁ。 311 00:30:37,209 --> 00:30:44,083 とはいえ やはり 盗賊なんて 嫌でしてね。→ 312 00:30:44,083 --> 00:30:47,553 でも 入るとこなんて 決まってるわけでさ。→ 313 00:30:47,553 --> 00:30:53,426 でっけえ寺 立派な侍屋敷 侍に くっついてる商人の蔵か。→ 314 00:30:53,426 --> 00:30:58,564 ある所には 山のように盗るもんがあって。→ 315 00:30:58,564 --> 00:31:01,264 ない所には ない。 316 00:31:03,402 --> 00:31:09,175 (龍雲丸)ああ 世の中ってのは こうなってんのかと思って。→ 317 00:31:09,175 --> 00:31:14,513 俺は 盗賊稼業に なじんでいったんでさぁ。 318 00:31:14,513 --> 00:31:19,213 ところが 今度は その一味が お縄になりまして。 319 00:31:21,387 --> 00:31:25,387 (龍雲丸)俺は また一人だけ 生き残ったんでさぁ。 320 00:31:27,526 --> 00:31:29,862 (龍雲丸)自分は よくよく こんな星回りなのかと→ 321 00:31:29,862 --> 00:31:32,562 嫌んなりましてね。 322 00:31:34,200 --> 00:31:40,500 (龍雲丸)そん時に 大きな龍雲が 出ておったんでさぁ。 323 00:31:42,074 --> 00:31:45,811 (龍雲丸)その雲を 日がな一日 見ておりましたら→ 324 00:31:45,811 --> 00:31:49,749 一つ 気が付きましてね。→ 325 00:31:49,749 --> 00:31:54,520 一日 雲を見ていても 誰も何も言わねえって。→ 326 00:31:54,520 --> 00:31:59,892 家も 銭も 知る人もねえ。 けど 裏返しゃあ→ 327 00:31:59,892 --> 00:32:04,730 俺が どこで何をしようと 構わねえわけで。 328 00:32:04,730 --> 00:32:09,168 今日から 俺は→ 329 00:32:09,168 --> 00:32:14,168 龍雲丸だ~! 330 00:32:16,041 --> 00:32:19,512 (龍雲丸) これから先は 誰にも縛られず→ 331 00:32:19,512 --> 00:32:24,212 己の心に従って生きてやるのだと 決めたんでさぁ。 332 00:32:28,187 --> 00:32:36,529 けど 気付いたら 仲間に縛られ 町に縛られ。 333 00:32:36,529 --> 00:32:39,865 ざまぁねえでさ。 334 00:32:39,865 --> 00:32:50,509 ♪♪~ 335 00:32:50,509 --> 00:32:58,551 頭は まことの 心の奥深いところでは→ 336 00:32:58,551 --> 00:33:03,389 ずっと奪われてきたものを 取り戻したいと→ 337 00:33:03,389 --> 00:33:06,389 望んでおったのではないか? 338 00:33:08,360 --> 00:33:14,660 仲間や 根づいて暮らせる土地や。 339 00:33:18,037 --> 00:33:23,175 その心に従うというところでは→ 340 00:33:23,175 --> 00:33:30,516 龍雲丸は より龍雲丸に なったような気がするがの。 341 00:33:30,516 --> 00:33:40,526 ♪♪~ 342 00:33:40,526 --> 00:33:47,826 尼小僧様は いつも 俺の考えつかぬ事を言う。 343 00:33:49,535 --> 00:33:52,438 お互いさまじゃ。 344 00:33:52,438 --> 00:34:05,438 ♪♪~ 345 00:34:07,486 --> 00:34:14,159 頭。 そういえば 大沢殿は これで よいと言うてくれそうなのか。 346 00:34:14,159 --> 00:34:17,496 今のところ 早くしろとしか 言わねえんでさ。 347 00:34:17,496 --> 00:34:19,832 ほかの普請も 多いんじゃねえですかね。 348 00:34:19,832 --> 00:34:21,767 ほかの普請? 349 00:34:21,767 --> 00:34:25,704 大沢は この辺りに いくつも城を持っていますが→ 350 00:34:25,704 --> 00:34:28,704 修繕している所が多いんですわ。 351 00:34:37,383 --> 00:34:39,683 頭。 352 00:34:46,058 --> 00:34:49,528 大沢の方から 手を引きたいと→ 353 00:34:49,528 --> 00:34:52,828 申し出てもらえば よいのではないか。 354 00:34:54,400 --> 00:34:58,203 そうすれば…→ 355 00:34:58,203 --> 00:35:01,807 そこに 井伊が滑り込める。 356 00:35:01,807 --> 00:35:23,829 ♪♪~ 357 00:35:23,829 --> 00:35:26,129 政次! 358 00:35:27,700 --> 00:35:31,170 確かに 大沢殿は忙しいかもしれませぬ。 359 00:35:31,170 --> 00:35:34,073 徳川に寝返った城を 取り戻すための戦も→ 360 00:35:34,073 --> 00:35:40,512 あったようにございますし。 では いけそうかの。 361 00:35:40,512 --> 00:35:45,184 まだ 今川の家中も 揺れておりましょう。 362 00:35:45,184 --> 00:35:47,119 太守様に いつ切り出すのがよいか→ 363 00:35:47,119 --> 00:35:51,056 そこは 私に任せてもらえませぬか? 364 00:35:51,056 --> 00:35:57,196 分かった。 大沢の方は 方久と進めておく。 365 00:35:57,196 --> 00:35:59,131 気賀を手に入れるため→ 366 00:35:59,131 --> 00:36:04,470 再び 直虎は動き始めた。 367 00:36:04,470 --> 00:36:07,373 まずは 大沢。 368 00:36:07,373 --> 00:36:14,146 堀江城に 志津城の改築 宇津山城への加勢→ 369 00:36:14,146 --> 00:36:18,484 この上 気賀というのは 正直なところ→ 370 00:36:18,484 --> 00:36:21,387 大変ではござりませぬか。 371 00:36:21,387 --> 00:36:27,493 気賀は 商人たちが仕切っておった町。 372 00:36:27,493 --> 00:36:32,364 やっかいとは 思うておるの。 373 00:36:32,364 --> 00:36:38,504 大沢様。 ここは ひとつ→ 374 00:36:38,504 --> 00:36:42,841 井伊に代わっては もらえませぬでしょうか。→ 375 00:36:42,841 --> 00:36:45,511 気賀が その気になれば→ 376 00:36:45,511 --> 00:36:49,848 徳川 武田とも通ずる事は 難しうはございませぬ。 377 00:36:49,848 --> 00:36:54,186 しかしながら 今川へのご恩も 忘れてはおりません。 378 00:36:54,186 --> 00:37:01,486 何も そこを揺るがせ 足元から 火をつける事はないと存じます。 379 00:37:05,130 --> 00:37:14,830 ひとつ 大沢様から 井伊を ご推挙頂けませぬでしょうか。 380 00:37:20,679 --> 00:37:23,816 続いて 駿府。 381 00:37:23,816 --> 00:37:26,719 氏真は 政から逃げ→ 382 00:37:26,719 --> 00:37:32,157 来る日も来る日も 踊りに うつつを抜かしておった。 383 00:37:32,157 --> 00:37:43,769 ♪♪~ 384 00:37:43,769 --> 00:37:48,507 (政次)「急ぎ 方久を 駿府に遣わされたし」。 385 00:37:48,507 --> 00:38:08,794 ♪♪~ 386 00:38:08,794 --> 00:38:14,466 (大沢)我が大沢が 浜名東岸の 守りを固めるためにも→ 387 00:38:14,466 --> 00:38:22,808 気賀は よしみの深い井伊に お任せして頂けぬかと。 388 00:38:22,808 --> 00:38:28,147 井伊も お任せ頂けるならば 一丸となり→ 389 00:38:28,147 --> 00:38:32,818 太守様の御為に 銭を稼ぎ出そうと思うております。 390 00:38:32,818 --> 00:38:40,818 恐れながら 私も この者らの申すとおりかと。 391 00:38:45,831 --> 00:38:52,531 好きにせよ。 どうせ 余は能なしじゃ。 392 00:39:04,316 --> 00:39:08,086 ≪(方久)殿! 殿! 393 00:39:08,086 --> 00:39:10,786 いかがであった? 394 00:39:19,131 --> 00:39:26,471 (方久)気賀は 井伊に任せると。 395 00:39:26,471 --> 00:39:28,407 でかしたぞ 方久。 396 00:39:28,407 --> 00:39:34,346 さすがは 銭の犬じゃ! カ~ン! カンカンカンカン! 397 00:39:34,346 --> 00:39:38,817 気賀の者たちも さぞ 喜びましょう。 うむ! 398 00:39:38,817 --> 00:39:43,488 (笑い声) (方久)カ~ン! カンカンカンカンカ~ン! 399 00:39:43,488 --> 00:39:48,488 (笑い声) 400 00:39:54,499 --> 00:40:02,841 おとわが… 気賀を取ったぞ。 401 00:40:02,841 --> 00:40:13,852 ♪♪~ 402 00:40:13,852 --> 00:40:20,192 こうして 気賀は 井伊に任される事になり。 403 00:40:20,192 --> 00:40:26,531 いくぞ~! (一同)オ~! 404 00:40:26,531 --> 00:40:31,870 龍雲党の手によって 浜名の湖の上に→ 405 00:40:31,870 --> 00:40:37,542 まことに風変わりな城が 築かれたのじゃった。 406 00:40:37,542 --> 00:40:58,830 ♪♪~ 407 00:40:58,830 --> 00:41:03,702 これは 誰が普請したのだ? 408 00:41:03,702 --> 00:41:06,171 龍雲党にございます。 409 00:41:06,171 --> 00:41:10,509 全て そこの者たちが 請け負いまして。 410 00:41:10,509 --> 00:41:13,509 そうか…。 411 00:41:18,850 --> 00:41:23,150 ご家老は 気に入らぬか。 412 00:41:24,723 --> 00:41:27,023 いや…。 413 00:41:30,462 --> 00:41:33,198 大したものだ。 414 00:41:33,198 --> 00:42:00,826 ♪♪~ 415 00:42:00,826 --> 00:42:06,498 こたびは 出てはいかぬのか。 416 00:42:06,498 --> 00:42:10,798 ここに根を張ると 決めたんで。 417 00:42:17,843 --> 00:42:19,843 そうか。 418 00:42:21,713 --> 00:42:30,422 気賀を手に入れ 右に左に頼もしき味方を備え→ 419 00:42:30,422 --> 00:42:34,192 井伊は 新たなる船出の時を→ 420 00:42:34,192 --> 00:42:37,529 迎えたのじゃった。 421 00:42:37,529 --> 00:42:40,198 続く。 422 00:42:40,198 --> 00:42:43,535 (政次)寝返りが始まり 戦に もつれ込みます。 423 00:42:43,535 --> 00:42:47,205 (寿桂尼)例の話をお進め下され。 424 00:42:47,205 --> 00:42:50,108 (信玄)化け物か。 あの ばばは。 425 00:42:50,108 --> 00:42:53,545 (南渓)恐らく 会えるのも 最後になるであろうの。 426 00:42:53,545 --> 00:42:56,448 大方様は 私にとって→ 427 00:42:56,448 --> 00:43:00,448 敵であったのか 味方であったのかと。 428 00:43:02,154 --> 00:43:08,493 <戦国時代 浜名湖の湖岸には 多くの城が築かれていました。→ 429 00:43:08,493 --> 00:43:12,164 それらの中には 潮の干満を利用して→ 430 00:43:12,164 --> 00:43:16,864 満潮になると 容易に近づく事が できない城がありました> 431 00:43:18,503 --> 00:43:21,840 <今は 石碑のみが残る…> 432 00:43:21,840 --> 00:43:23,775 <かつては この辺りに→ 433 00:43:23,775 --> 00:43:28,513 急ごしらえの城柵が 張り巡らされていたといいます。→ 434 00:43:28,513 --> 00:43:34,853 古くから 今川氏の家臣が 守っていた城 刑部城。→ 435 00:43:34,853 --> 00:43:41,526 この刑部城から 都田川を挟んで→ 436 00:43:41,526 --> 00:43:44,429 下流にある堀川城まで→ 437 00:43:44,429 --> 00:43:47,866 舟での行き来があったと いわれています。→ 438 00:43:47,866 --> 00:43:51,736 水上交通は 湖岸を守る者たちにとって→ 439 00:43:51,736 --> 00:43:54,206 重要な手段でした。→ 440 00:43:54,206 --> 00:43:58,076 浜名湖の西側の町 湖西市にある 宇津山城も→ 441 00:43:58,076 --> 00:44:01,776 今川氏の家臣によって 築城された城です> 442 00:44:03,482 --> 00:44:08,353 <この城には 今も 多くの遺構を 見る事ができます。→ 443 00:44:08,353 --> 00:44:13,158 兵士たちは 火急の時 舟隠し場の舟で→ 444 00:44:13,158 --> 00:44:17,496 浜名湖へ脱出したと いわれています。→ 445 00:44:17,496 --> 00:44:20,165 地の利を得た湖岸の城を舞台に→ 446 00:44:20,165 --> 00:44:24,165 数々の戦いが 繰り広げられていくのです>