1 00:00:33,889 --> 00:00:36,825 (朝利)但馬殿。 (脇差しを振り下ろす音) 2 00:00:36,825 --> 00:00:41,964 (政次)奥山殿… 何を。 3 00:00:41,964 --> 00:00:44,964 ≪(物音) 4 00:00:55,511 --> 00:01:00,983 (次郎)政次! いかがしたのじゃ! 何があった! 5 00:01:00,983 --> 00:01:06,655 奥山殿を… 斬ってしまった。 6 00:01:06,655 --> 00:01:09,655 何故。 7 00:01:16,665 --> 00:01:18,665 (直親)舅殿。 8 00:01:25,007 --> 00:01:27,676 (しの)父上。 9 00:01:27,676 --> 00:01:32,514 父上! 父上! 10 00:01:32,514 --> 00:01:44,159 [ 回想 ] (亀之丞)父上… 父上~! 父上~! 父上~! 11 00:01:44,159 --> 00:01:46,161 (孫一郎)但馬を捜せ! 12 00:01:46,161 --> 00:01:49,932 小野の屋敷にも問いただすのじゃ。 (一同)はっ。 13 00:01:49,932 --> 00:01:54,932 (泣き声) 14 00:02:05,514 --> 00:02:07,650 仇を。 15 00:02:07,650 --> 00:02:09,985 仇を討って下さいませ! 16 00:02:09,985 --> 00:02:14,323 けがをしている者を襲うなど 卑怯千万にございまする!➡ 17 00:02:14,323 --> 00:02:20,996 父が何をしたと言うのです! (しのの泣き声) 18 00:02:20,996 --> 00:02:23,296 (直親)分かった。 19 00:02:25,334 --> 00:02:31,940 だが しのは この事を 一旦 心の外に追いやってくれ。 20 00:02:31,940 --> 00:02:35,811 腹の子に さわらぬように。 21 00:02:35,811 --> 00:02:37,811 はい…。 22 00:02:40,282 --> 00:02:48,957 (孫一郎)直親様。 奥山家としては 小野を討つ所存にございます。 23 00:02:48,957 --> 00:02:52,257 そうなろうな…。 24 00:02:53,829 --> 00:02:59,968 (政次)奥山殿が なつと亥之助を 奥山に戻せと言うてきて➡ 25 00:02:59,968 --> 00:03:04,640 なつが戻りたくないと言うので お断りしておったのだが➡ 26 00:03:04,640 --> 00:03:07,640 お聞き入れ下さらず。 27 00:03:09,311 --> 00:03:13,182 奥山殿が 会って話したいと言うので。 28 00:03:13,182 --> 00:03:16,985 (朝利)但馬殿。 (脇差しを振り下ろす音) 29 00:03:16,985 --> 00:03:20,856 ♬~ 30 00:03:20,856 --> 00:03:22,858 ああああっ! 31 00:03:22,858 --> 00:03:28,597 ♬~ 32 00:03:28,597 --> 00:03:32,468 殿の おらぬようになった事を よい事に➡ 33 00:03:32,468 --> 00:03:35,471 勝手放題やりおって。➡ 34 00:03:35,471 --> 00:03:40,771 そうはいかぬ… そうはいかぬ。 死ね! 35 00:03:52,287 --> 00:03:54,623 奥山殿。 36 00:03:54,623 --> 00:04:00,496 政次。 正直に 直親に この事を正直に言え。 37 00:04:00,496 --> 00:04:02,498 それ以外に道は。 38 00:04:02,498 --> 00:04:09,972 小野は また あいつの父を 奪った事になったのだぞ。 39 00:04:09,972 --> 00:04:13,642 義理とはいえな。 40 00:04:13,642 --> 00:04:16,942 いくら何でも 許すと思うか。 41 00:04:22,985 --> 00:04:28,657 手当て かたじけない。 夜分に すまなかった。 42 00:04:28,657 --> 00:04:30,592 政次! 43 00:04:30,592 --> 00:04:34,463 しばし ここに隠れておれ。 この件は 我が なんとかする。 44 00:04:34,463 --> 00:04:37,266 次郎様に なんとかしてもらう 義理はない。 45 00:04:37,266 --> 00:04:39,601 なんとかしたいのじゃ。 46 00:04:39,601 --> 00:04:44,940 これは 竜宮小僧の務めじゃ。 47 00:04:44,940 --> 00:07:34,940 ♬~ 48 00:07:37,913 --> 00:07:40,582 但馬が逃げた!? 49 00:07:40,582 --> 00:07:43,919 (左馬助)申し開きに参るよう 伝えたところ➡ 50 00:07:43,919 --> 00:07:48,256 昨夜から戻っておらぬという事で ございました。➡ 51 00:07:48,256 --> 00:07:52,928 それにしても 何故 但馬は 奥山殿を。 52 00:07:52,928 --> 00:07:55,263 父は 但馬の乗っ取りを 疑っておりました。 53 00:07:55,263 --> 00:07:57,199 諭しているうちに討たれたに 違いありませぬ! 54 00:07:57,199 --> 00:08:01,136 しかしながら 但馬が討ったという 確たる証しは。 55 00:08:01,136 --> 00:08:04,272 (直由)逃げたという事が 何よりの証しでござろう。 56 00:08:04,272 --> 00:08:06,942 小野は言わずと知れた 獅子身中の虫!➡ 57 00:08:06,942 --> 00:08:10,812 今川が倒れた今こそ 成敗の時でござる! 58 00:08:10,812 --> 00:08:21,289 ♬~ 59 00:08:21,289 --> 00:08:24,589 (弥吉)小野の名代の方が おいででございます。 60 00:08:31,299 --> 00:08:33,235 なつ殿。 61 00:08:33,235 --> 00:08:37,535 (孫一郎)なつ! 何故…。 62 00:08:39,574 --> 00:08:45,914 お前の父上が殺されたのじゃぞ! それを小野の名代とは! 63 00:08:45,914 --> 00:08:48,214 孫一郎殿! 64 00:09:01,463 --> 00:09:05,934 (なつ)本日は 小野の義兄上の名代として➡ 65 00:09:05,934 --> 00:09:10,634 ひと言 申し上げたく 参上致しました。 66 00:09:13,275 --> 00:09:19,147 そもそもの事の起こりは 私が 小野から戻りたくないと➡ 67 00:09:19,147 --> 00:09:22,951 わがままを申し上げた事に ございます。 68 00:09:22,951 --> 00:09:29,291 義兄上は 私の意志を 父に伝えてくれておりましたが➡ 69 00:09:29,291 --> 00:09:32,194 父は認めず。 70 00:09:32,194 --> 00:09:38,567 それが かような惨事と なってしまいました。 71 00:09:38,567 --> 00:09:42,237 (孫一郎)但馬に そう言えと 言わされておるのであろう。 72 00:09:42,237 --> 00:09:45,574 違います。 亥之助を人質に取られ そう言えと。 73 00:09:45,574 --> 00:09:49,244 亡き殿様は 玄蕃様と私に➡ 74 00:09:49,244 --> 00:09:54,916 井伊の者たちをつなぐ懸け橋に なってほしいとおっしゃいました。 75 00:09:54,916 --> 00:09:59,588 私は そのお役目を➡ 76 00:09:59,588 --> 00:10:08,263 玄蕃様亡きあと 継いでいきたいと そう思うております。 77 00:10:08,263 --> 00:10:16,263 何とぞ 私に お役目を果たさせて 頂けませんでしょうか。 78 00:10:19,274 --> 00:10:25,147 (千賀)皆様方には 亥之助の事も お考え頂きたく存じます。 79 00:10:25,147 --> 00:10:30,619 もし ここで 奥山が 小野を討つ事になれば➡ 80 00:10:30,619 --> 00:10:35,490 父の家と母の家が 殺し合う事になりまする。 81 00:10:35,490 --> 00:10:40,295 そうなれば 亥之助は この後➡ 82 00:10:40,295 --> 00:10:44,966 さぞかし 生きにくい事と なりましょう。 83 00:10:44,966 --> 00:10:51,840 どうか どうか。 亥之助のために➡ 84 00:10:51,840 --> 00:10:58,140 ここにて この話を おおさめ頂けませんでしょうか! 85 00:10:59,981 --> 00:11:05,854 しかし 小野に おとがめなし というわけにはいきますまい! 86 00:11:05,854 --> 00:11:10,992 そうです! 父を殺したは事実。 87 00:11:10,992 --> 00:11:13,992 何のとがめもなしというは あまりにも! 88 00:11:15,664 --> 00:11:18,964 政次は 抜いておりませぬ。 89 00:11:21,536 --> 00:11:26,675 舅殿が刺されておったのは ご自身の脇差しでございました。 90 00:11:26,675 --> 00:11:29,010 (孫一郎)但馬が父から 抜き取ったのでございましょう! 91 00:11:29,010 --> 00:11:32,614 部屋の壁の低い所や 床➡ 92 00:11:32,614 --> 00:11:38,286 尋常の争いならば ありえぬ所に 刀傷が多く残っておりました。 93 00:11:38,286 --> 00:11:41,957 これは 何故と思われますか? 94 00:11:41,957 --> 00:11:44,292 刀を振り回したものが➡ 95 00:11:44,292 --> 00:11:48,630 転んだり よろめいておったという事か。 96 00:11:48,630 --> 00:11:52,330 私も そう考えるのが 自然かと存じます。 97 00:11:53,969 --> 00:11:57,305 死ね! 98 00:11:57,305 --> 00:12:03,979 (左馬助) 抜いたのは 脚を悪くした奥山殿 という事でござりまするか? 99 00:12:03,979 --> 00:12:12,654 (直親)政次は 身を守るために しかたなく…➡ 100 00:12:12,654 --> 00:12:15,954 刺してしまったのだと思われます。 101 00:12:18,526 --> 00:12:24,266 (直親)義理の父の仇を討てぬのは 口惜しい限りではございますが➡ 102 00:12:24,266 --> 00:12:28,670 これをとがめるのもまた できぬと➡ 103 00:12:28,670 --> 00:12:33,370 それがしは存じまする。 104 00:12:46,154 --> 00:12:51,626 なつ殿。 いかがであった!? 105 00:12:51,626 --> 00:12:57,299 無事 おさまりましてございます。 106 00:12:57,299 --> 00:13:02,637 まことに つらい役目を引き受けて頂いて。 107 00:13:02,637 --> 00:13:07,976 いえ もとよりの役目にございます。 108 00:13:07,976 --> 00:13:10,276 なつ。 109 00:13:12,847 --> 00:13:17,319 いつか この礼は 必ず。 110 00:13:17,319 --> 00:13:24,659 亥之助を お守りさえ頂ければ。 111 00:13:24,659 --> 00:13:26,959 是非もない。 112 00:13:30,332 --> 00:13:36,632 何一つ とがめなしなど… それでは 父が あまりにも…。 113 00:13:40,608 --> 00:13:45,608 恨むなら 私を恨め。 え…? 114 00:13:51,953 --> 00:13:56,291 私が 父上のお気持ちに➡ 115 00:13:56,291 --> 00:13:59,991 もっと心を配るべきであったのだ。 116 00:14:01,629 --> 00:14:06,929 だから 恨むなら 私を…。 117 00:14:09,304 --> 00:14:16,177 悪いのは きっと 父なのでございましょう。 118 00:14:16,177 --> 00:14:19,647 なれど そんな父でも。 119 00:14:19,647 --> 00:14:23,347 父は 父なのでございます! 120 00:14:24,986 --> 00:14:27,655 そうじゃな。 121 00:14:27,655 --> 00:14:33,461 (泣き声) 122 00:14:33,461 --> 00:14:39,934 そうじゃな。 しの。 そうじゃ。 123 00:14:39,934 --> 00:14:50,278 ♬~ 124 00:14:50,278 --> 00:14:54,616 やはり ここか。 125 00:14:54,616 --> 00:14:58,486 なつから聞きました。 126 00:14:58,486 --> 00:15:02,186 それがしの かばい立てを して下さったそうで。 127 00:15:05,627 --> 00:15:11,966 かたじけのうござりまする。 俺は信じたぞ。 鶴。 128 00:15:11,966 --> 00:15:22,610 ♬~ 129 00:15:22,610 --> 00:15:27,610 これで 検地の時の借りは 返したからな。 130 00:15:34,589 --> 00:15:36,524 亀! 131 00:15:36,524 --> 00:15:46,601 ♬~ 132 00:15:46,601 --> 00:15:53,274 お義父上を すまなかった。 133 00:15:53,274 --> 00:15:55,974 俺だって ああする。 134 00:16:24,639 --> 00:16:27,939 (昊天)よい働きをしたそうですね。 135 00:16:30,979 --> 00:16:36,784 こうならぬように 気を配るべきであったのに➡ 136 00:16:36,784 --> 00:16:40,784 まぬけもよいところにございます。 137 00:16:47,929 --> 00:16:51,929 日々是好日ですよ。 次郎。 138 00:16:53,601 --> 00:16:58,273 よい日も悪い日も 掛けがえのない一日です。 139 00:16:58,273 --> 00:17:01,973 振り返ってみれば どれも。 140 00:17:05,613 --> 00:17:14,956 今日を限りに もう二度と かような事が起こらなかったと。 141 00:17:14,956 --> 00:17:22,297 そういう日であったと いつか振り返りたいものです。 142 00:17:22,297 --> 00:17:27,168 (南渓のものまねで) どうすれば そうなるかの。 143 00:17:27,168 --> 00:17:31,306 似てませんよ。 144 00:17:31,306 --> 00:17:34,909 (南渓のものまねで) ど… どうすれば そうなるかの。 145 00:17:34,909 --> 00:17:41,609 (笑い声) 146 00:17:58,933 --> 00:18:02,804 (南渓)次郎。 どこ行くのじゃ~? 147 00:18:02,804 --> 00:18:07,942 川名へ遊びに行ってまいります。 川名? 148 00:18:07,942 --> 00:18:10,845 (直平)あ~ あちちち…! 149 00:18:10,845 --> 00:18:14,816 白黒など構わず 成敗してしまえば よかったんじゃ! 150 00:18:14,816 --> 00:18:18,953 直親は 情けがすぎる! (一同)そうじゃ! 151 00:18:18,953 --> 00:18:22,624 なれど こたびは まことに 心を 入れ替えたようにございますよ。 152 00:18:22,624 --> 00:18:26,494 噂にございますが 奥山殿の怨霊を恐れ➡ 153 00:18:26,494 --> 00:18:29,964 写経を始めたと。 写経…? 154 00:18:29,964 --> 00:18:33,835 ええ。 怖い怖いと 震え上がって おるようにございます。 155 00:18:33,835 --> 00:18:37,772 ハハハッ 小野は肝っ玉が小さいからのう。 156 00:18:37,772 --> 00:18:39,774 さようにございます。 157 00:18:39,774 --> 00:18:45,446 もう裏切る事も ないかと存じますよ。 158 00:18:45,446 --> 00:18:50,251 何故 それがしが 写経をせねばならぬのですか。 159 00:18:50,251 --> 00:18:56,551 あのな。 どうも 奥山殿が 成仏されておらぬようなのじゃ。 160 00:18:58,593 --> 00:19:02,263 お… お戯れを。 161 00:19:02,263 --> 00:19:05,600 哀れにも ゆうべ 獲物を探すように➡ 162 00:19:05,600 --> 00:19:08,900 本堂をうろついておられた。 163 00:19:12,940 --> 00:19:17,640 信じる信じぬは 任せるが。 164 00:19:42,904 --> 00:19:49,577 (一同)えい! えい! えい!➡ 165 00:19:49,577 --> 00:19:51,913 えい! えい…! 166 00:19:51,913 --> 00:19:55,213 (直由)但馬殿。 はい…。 167 00:19:59,787 --> 00:20:03,925 奥山殿を悼み 写経をやっておるのじゃと。 168 00:20:03,925 --> 00:20:06,260 ええ。 はい。 169 00:20:06,260 --> 00:20:10,932 かわいらしいところが あるではないか。 170 00:20:10,932 --> 00:20:15,603 ハハハハハッ…。➡ 171 00:20:15,603 --> 00:20:18,903 気合い入れて! (一同)はっ。 172 00:20:35,289 --> 00:20:38,960 そして 冬。 173 00:20:38,960 --> 00:20:42,296 (藤七郎)殿… 殿。 174 00:20:42,296 --> 00:20:44,632 こればかりは 助太刀もできませぬぞ。 175 00:20:44,632 --> 00:20:46,932 分かっておる。 176 00:20:48,970 --> 00:20:55,970 ≪(産声) 177 00:21:01,315 --> 00:21:06,015 (たけ)直親様。 さすがに こちらに いらっしゃるのは。 178 00:21:14,862 --> 00:21:16,862 男子か。 179 00:21:18,866 --> 00:21:21,166 はい。 180 00:21:25,006 --> 00:21:29,877 産声も大きく 肌の色もよい。 丈夫な子です。➡ 181 00:21:29,877 --> 00:21:38,286 きっと さしたる病もせず 健やかに育ちますよ。 182 00:21:38,286 --> 00:21:40,621 はい。 183 00:21:40,621 --> 00:21:53,634 ♬~ 184 00:21:53,634 --> 00:22:00,308 そうですか。 父となられましたか。 185 00:22:00,308 --> 00:22:20,995 ♬~ 186 00:22:20,995 --> 00:22:25,666 (直平)虎松じゃ! お前は 虎松じゃ! 187 00:22:25,666 --> 00:22:28,336 (赤子の泣き声) (笑い声) 188 00:22:28,336 --> 00:22:31,672 (直平)どうじゃ 勇ましい よい名であろう! 189 00:22:31,672 --> 00:22:34,942 虎は千里を往って 千里を還ると 申しますからな。 190 00:22:34,942 --> 00:22:37,612 頼もしき事 この上ございませぬな! 191 00:22:37,612 --> 00:22:41,282 虎は死んで皮を残すと申します。 192 00:22:41,282 --> 00:22:45,152 きっと 後に名を残す お子となりましょう! 193 00:22:45,152 --> 00:22:47,622 (笑い声) 194 00:22:47,622 --> 00:22:50,291 どうじゃ。 直親。 195 00:22:50,291 --> 00:22:54,629 虎は とても自分の子を 大切にするそうにございます。 196 00:22:54,629 --> 00:22:56,964 私も 虎松もまた➡ 197 00:22:56,964 --> 00:23:01,664 さような親にあれかしと 思うております。 198 00:23:05,973 --> 00:23:11,673 (弥吉)あの。 但馬様が お祝いにいらっしゃいましたが。 199 00:23:13,314 --> 00:23:16,314 通せ! (弥吉)はっ。 200 00:23:19,654 --> 00:23:24,325 (政次)こたびは ご嫡男 虎松様ご誕生の儀➡ 201 00:23:24,325 --> 00:23:29,196 まこと めでたき事と 存じ上げます。 202 00:23:29,196 --> 00:23:35,196 これよりは 小野よりの 祝いの品にございます。 203 00:23:42,810 --> 00:23:47,510 (直由)これは? (左馬助)何でしょうな。 204 00:23:53,287 --> 00:23:57,287 どうぞ お改め下さい。 205 00:24:16,310 --> 00:24:20,010 まことか。 政次。 206 00:24:24,185 --> 00:24:33,594 これまでの 直満の所領を全て 虎松に返上すると申すのか! 207 00:24:33,594 --> 00:24:36,263 はい。 208 00:24:36,263 --> 00:24:45,563 天文13年の あの時以前の井伊に 戻したく存じます。 209 00:24:47,875 --> 00:24:54,615 [ 回想 ] (亀之丞)父上… 父上…。 210 00:24:54,615 --> 00:25:03,958 父上~! 父上~! 父上~!➡ 211 00:25:03,958 --> 00:25:15,658 父上~! 父上~! 父上~! 212 00:25:18,305 --> 00:25:22,977 心得た… 但馬。 213 00:25:22,977 --> 00:25:41,262 ♬~ 214 00:25:41,262 --> 00:25:46,262 以後も よろしく頼む。 215 00:25:48,135 --> 00:25:50,938 はっ。 216 00:25:50,938 --> 00:26:02,550 ♬~ 217 00:26:02,550 --> 00:26:05,953 ご初代様。 218 00:26:05,953 --> 00:26:10,291 無事に 虎松をお授け下さりました事を➡ 219 00:26:10,291 --> 00:26:13,591 お礼申し上げます。 220 00:26:23,838 --> 00:26:27,138 (石が落ちる音と水音) 221 00:26:31,579 --> 00:26:34,915 ≪(直親)何をしておるのだ? あ…。 222 00:26:34,915 --> 00:26:39,615 井戸に 水が 湧いてきておるのかもしれぬ! 223 00:26:44,592 --> 00:26:47,292 見ておれ。 224 00:26:50,264 --> 00:26:52,199 (石が落ちる音と水音) 225 00:26:52,199 --> 00:26:54,135 の! 226 00:26:54,135 --> 00:26:58,939 これは 虎松の誕生を祝って 下さっておるのかもしれぬの! 227 00:26:58,939 --> 00:27:04,639 虎松は きっと 井伊を よみがえらせる男になるのじゃ! 228 00:27:08,282 --> 00:27:13,954 今日 政次が 祝いに 父上の所領を返してくれた。 229 00:27:13,954 --> 00:27:20,628 まことか!? まことに そこまで 政次が!? 230 00:27:20,628 --> 00:27:27,628 これは 竜宮小僧様の働きの おかげかの。 231 00:27:35,576 --> 00:27:39,914 知られてしまったとは➡ 232 00:27:39,914 --> 00:27:44,614 竜宮小僧としては まだまだじゃな。 233 00:27:54,261 --> 00:27:58,261 おとわに報いるには どうすればよい? 234 00:28:06,273 --> 00:28:09,573 おとわの望みは何じゃ。 235 00:28:24,291 --> 00:28:30,965 今日のような日が 日々であるように。 236 00:28:30,965 --> 00:28:36,770 喜びに満ちた日々が 続くように。 237 00:28:36,770 --> 00:28:41,242 井伊を守ってほしい。 238 00:28:41,242 --> 00:28:47,542 それが 我の望みである。 239 00:28:56,257 --> 00:29:05,266 では それがしは さような井伊を おとわ様に➡ 240 00:29:05,266 --> 00:29:12,606 次郎法師様に 竜宮小僧様に➡ 241 00:29:12,606 --> 00:29:17,278 井伊の姫に ささげましょう。 242 00:29:17,278 --> 00:29:37,278 ♬~ 243 00:29:39,900 --> 00:29:43,570 申し上げます。 岡崎城を守っていた松平殿が➡ 244 00:29:43,570 --> 00:29:46,473 牛久保城を 攻撃したよしにございます。 245 00:29:46,473 --> 00:29:49,243 (関口) あれは 織田と戦っておったのでは なかったのか! 246 00:29:49,243 --> 00:29:51,912 松平殿が 織田より 城を守っておったというは➡ 247 00:29:51,912 --> 00:29:53,847 全て こちらへの口実! 248 00:29:53,847 --> 00:29:56,784 裏では 既に織田と手を結び➡ 249 00:29:56,784 --> 00:30:02,923 今回の謀反にあいなった様子に ございまする! 250 00:30:02,923 --> 00:30:06,623 (氏真)元康が 裏切った。 251 00:30:08,595 --> 00:30:16,937 松平元康は 今川方の国衆であった 牧野氏の牛久保城を急襲。 252 00:30:16,937 --> 00:30:20,607 これにて 今川に反旗を翻す意志を➡ 253 00:30:20,607 --> 00:30:25,307 表沙汰にする格好となったのじゃ。 254 00:30:28,282 --> 00:30:31,582 (直親)松平が裏切ったか。 255 00:30:34,955 --> 00:30:37,858 井伊は 様子見を決め込んだが➡ 256 00:30:37,858 --> 00:30:42,558 元康の勢いは とどまるところを知らず。 257 00:30:44,631 --> 00:30:51,305 西三河の国衆たちは 次々と 松平に寝返り。 258 00:30:51,305 --> 00:30:56,005 松平の人質を皆殺しにせよ! 259 00:30:57,978 --> 00:31:04,278 駿府に残された瀬名たちに 危機が迫っておった。 260 00:31:06,987 --> 00:31:10,858 和尚様。 和尚様。 261 00:31:10,858 --> 00:31:14,862 瀬名様から もう 1年 何の音沙汰もございませぬ。 262 00:31:14,862 --> 00:31:16,997 見せしめに 松平の人質が➡ 263 00:31:16,997 --> 00:31:19,666 寺にて殺されたというでは ありませぬか。 264 00:31:19,666 --> 00:31:23,537 和尚様は 心配ではないのですか! 265 00:31:23,537 --> 00:31:26,340 また 佐名叔母上を 見捨てるのですか! 266 00:31:26,340 --> 00:31:31,040 んなこたぁ お前に言われずとも 分かっとる! 267 00:31:46,960 --> 00:31:51,832 言って下されば こちらから出向きますものを。 268 00:31:51,832 --> 00:31:53,834 直親。 269 00:31:53,834 --> 00:32:01,308 今川に 瀬名らの命乞いに 参らせてもらえぬか。 270 00:32:01,308 --> 00:32:05,979 そのうち 松平は 瀬名らを引き取るために➡ 271 00:32:05,979 --> 00:32:10,851 今川と手打ちをするものと 見ておったが➡ 272 00:32:10,851 --> 00:32:14,551 どうやら 当てが外れたようじゃ。 273 00:32:16,623 --> 00:32:19,993 表には迷惑をかけぬ。 274 00:32:19,993 --> 00:32:22,896 あくまで わしと次郎の➡ 275 00:32:22,896 --> 00:32:27,668 親戚としての 懇願という形にするゆえ。 276 00:32:27,668 --> 00:32:30,337 次郎様の? 277 00:32:30,337 --> 00:32:35,175 あいつも 心配でたまらぬようでの。 278 00:32:35,175 --> 00:32:43,875 瀬名は あいつにとって たった一人の女子の友であるしの。 279 00:32:48,622 --> 00:32:51,622 お帰りなさいませ。 280 00:32:53,961 --> 00:32:57,297 (南渓)これ 次郎を呼んできてくれるか。 281 00:32:57,297 --> 00:33:00,297 次郎様は。 282 00:33:05,172 --> 00:33:20,320 ♬~ 283 00:33:20,320 --> 00:33:23,320 佐名叔母上。 284 00:33:26,994 --> 00:33:35,802 (佐名)次郎様 どうか 瀬名を 瀬名を助けて下さいませ。 285 00:33:35,802 --> 00:33:37,938 瀬名様は 今。 286 00:33:37,938 --> 00:33:40,841 もう ずっと 今川館に幽閉され➡ 287 00:33:40,841 --> 00:33:45,541 今日明日にでも 殺されるのではないかと。 288 00:33:47,614 --> 00:33:50,284 (政次)次郎様が 今川へ命乞いに。 289 00:33:50,284 --> 00:33:54,955 (直親)急ぎ和尚様が後を追って 発たれたのだが。 290 00:33:54,955 --> 00:33:59,626 あの気性で 命乞いなどできるのか。 291 00:33:59,626 --> 00:34:04,326 とにかく 待つしかあるまい。 292 00:34:08,969 --> 00:34:11,872 (ため息) 293 00:34:11,872 --> 00:34:14,872 (寿桂尼)面を上げよ。 294 00:34:19,613 --> 00:34:26,320 まあ 大きうなったものじゃ。 295 00:34:26,320 --> 00:34:30,190 あの。 大方様。 296 00:34:30,190 --> 00:34:35,929 悪いが 瀬名の事は聞き入れぬ。 297 00:34:35,929 --> 00:34:40,229 できぬ。 去ね。 298 00:34:45,606 --> 00:34:47,541 これを。 299 00:34:47,541 --> 00:34:52,279 どうか これに お目通し下さいませ。 300 00:34:52,279 --> 00:34:57,150 こたびの事 瀬名様は 何一つ 知らぬ事にてございました。 301 00:34:57,150 --> 00:35:00,621 この このように。 302 00:35:00,621 --> 00:35:04,958 桶狭間にても 武功を立て 太守様のお役に立ち➡ 303 00:35:04,958 --> 00:35:08,295 今川にての出世を望む旨を 書きよこしております。 304 00:35:08,295 --> 00:35:11,198 忠義に満ちあふれた文に ございます! 305 00:35:11,198 --> 00:35:17,971 夫は どうあれ 瀬名様は 今川を心から思っておいでです。 306 00:35:17,971 --> 00:35:19,971 どうか! 307 00:35:26,980 --> 00:35:33,280 よろしい では 岡崎に参りなされ。 308 00:35:34,788 --> 00:35:41,261 そなたの働きにて 元康が和睦に応じれば➡ 309 00:35:41,261 --> 00:35:47,601 褒美に 瀬名と子の命は助けましょう。 310 00:35:47,601 --> 00:35:51,601 そんな むちゃな。 311 00:35:53,273 --> 00:35:58,573 できぬなら 話にならぬな。 312 00:36:09,623 --> 00:36:12,292 分かりました。 313 00:36:12,292 --> 00:36:16,630 では 私と瀬名様 お子様を➡ 314 00:36:16,630 --> 00:36:20,930 岡崎まで 送り届け頂けますでしょうか。 315 00:36:22,969 --> 00:36:27,307 私が参っている間に 方々を斬り殺されては➡ 316 00:36:27,307 --> 00:36:31,645 何のかいもございませぬゆえ。 317 00:36:31,645 --> 00:36:34,247 なんと まあ。 318 00:36:34,247 --> 00:36:38,118 うまくいかねば 私もろとも その場で斬り殺されれば➡ 319 00:36:38,118 --> 00:36:44,591 よろしうございます。 それで いかがにございますか! 320 00:36:44,591 --> 00:36:51,465 フフッ… よい覚悟じゃ。 フフフ。 321 00:36:51,465 --> 00:36:55,235 ≪申し上げます。 何じゃ。 322 00:36:55,235 --> 00:36:57,938 三河より 急ぎの知らせが参り➡ 323 00:36:57,938 --> 00:37:00,607 上ノ郷城が松平の手に落ち➡ 324 00:37:00,607 --> 00:37:06,907 城主の鵜殿長照様は自害して 果てられたとの事! 325 00:37:13,954 --> 00:37:16,623 あの。 326 00:37:16,623 --> 00:37:23,623 上ノ郷の長照は 我が孫じゃ。 327 00:37:27,968 --> 00:37:36,668 せっかく来た事じゃ。 瀬名に引導を渡して 帰れ。 328 00:37:44,451 --> 00:37:47,451 (瀬名)そなたは。 329 00:37:53,927 --> 00:37:56,830 瀬名… 様。 330 00:37:56,830 --> 00:38:01,601 おとわ 次郎… 様? 331 00:38:01,601 --> 00:38:05,939 そうじゃ。 何故 何故 ここに! 332 00:38:05,939 --> 00:38:08,842 命乞いに来たのじゃ。 333 00:38:08,842 --> 00:38:13,814 私の命乞いに。 井伊から? 334 00:38:13,814 --> 00:38:18,952 嫌な噂ばかり流れてきてな。 335 00:38:18,952 --> 00:38:26,293 私のために 来て下さる方がおるなど…。 336 00:38:26,293 --> 00:38:29,293 瀬名様。 337 00:38:30,964 --> 00:38:38,572 上ノ郷の鵜殿様を討ったとなれば もう 私も容赦はされますまい。 338 00:38:38,572 --> 00:38:42,242 諦めてはならぬ。 まだ。 339 00:38:42,242 --> 00:38:46,112 殿には もう 我らを助ける お気持ちなどないのじゃ。 340 00:38:46,112 --> 00:38:49,916 もう 1年じゃ。 341 00:38:49,916 --> 00:38:53,916 助けるつもりなら とうに しておられよう。 342 00:39:00,260 --> 00:39:05,260 松平のお方様。 何用にございますか? 343 00:39:07,934 --> 00:39:13,634 明日 龍泉寺にて ご自害頂く事と あいなりましたので。 344 00:39:17,611 --> 00:39:22,282 お待ち下され。 お待ち下され! 345 00:39:22,282 --> 00:39:28,282 竹千代と亀姫だけは どうか。 どうか お慈悲を! 346 00:39:31,291 --> 00:39:36,129 (泣き声) どうか…。 347 00:39:36,129 --> 00:39:39,429 どうか お慈悲を。 348 00:39:44,237 --> 00:39:50,911 次郎が巻き添えを食う事はあると 思うか。 349 00:39:50,911 --> 00:39:54,211 ないとは言えぬでしょうな。 350 00:39:58,585 --> 00:40:03,585 明日 今川の館が 焼け落ちるかもしれぬ。 351 00:40:05,458 --> 00:40:10,931 前は そう言うて 戻ってこられましたけれど…。 352 00:40:10,931 --> 00:40:23,510 ♬~ 353 00:40:23,510 --> 00:40:25,810 まだじゃ。 瀬名様。 354 00:40:27,948 --> 00:40:33,620 まずは 経を唱えてからじゃ。 355 00:40:33,620 --> 00:40:37,490 私は 出家ではございませぬゆえ。 356 00:40:37,490 --> 00:40:44,631 私は 大方様より 瀬名様に 引導を 渡す事を申しつけられておる。 357 00:40:44,631 --> 00:40:48,301 という事は まだ引導が渡せておらぬと➡ 358 00:40:48,301 --> 00:40:52,172 ごねる事はできる。 さような事をしたとて。 359 00:40:52,172 --> 00:40:59,646 じゃが そうこうしているうちに 今川館が焼け落ちるかもしれぬ。 360 00:40:59,646 --> 00:41:02,983 本気で…。 刑は寺で行われる。 361 00:41:02,983 --> 00:41:05,885 ならば 逃げ出す隙とて あるかもしれぬ。 362 00:41:05,885 --> 00:41:08,655 元康様が 駆けつけてこられるかもしれぬ。 363 00:41:08,655 --> 00:41:10,590 かもしれぬ かもしれぬと。 364 00:41:10,590 --> 00:41:13,994 たとえ そなたが死んでも構わぬと 思うても➡ 365 00:41:13,994 --> 00:41:17,994 我は そなたを 生き延びさせたいのじゃ。 366 00:41:19,666 --> 00:41:26,366 たった一人の 友であるのだから。 367 00:41:32,245 --> 00:41:42,889 ♬~ 368 00:41:42,889 --> 00:41:47,827 (読経) 369 00:41:47,827 --> 00:41:57,504 (読経) 370 00:41:57,504 --> 00:42:12,886 ♬~ 371 00:42:12,886 --> 00:42:15,855 (南渓)傑山。 372 00:42:15,855 --> 00:42:19,325 次郎は。 373 00:42:19,325 --> 00:42:21,325 ≪お待ち下され! 374 00:42:22,996 --> 00:42:25,665 お待ち下され! 375 00:42:25,665 --> 00:42:28,334 まだ 引導を渡しておらぬのじゃ! 376 00:42:28,334 --> 00:42:32,205 大方様より 引導を渡せと 仰せつかりましたのじゃ! 377 00:42:32,205 --> 00:42:35,608 きちんと念をはらわぬと たたりが残りますぞ! 378 00:42:35,608 --> 00:42:38,945 雷が落ち 今川館が焼け落ちても よろしいか! 379 00:42:38,945 --> 00:42:41,614 今川は 瀬名様の怨念にて➡ 380 00:42:41,614 --> 00:42:43,550 子子孫々 根絶やしにされるかも…! 381 00:42:43,550 --> 00:42:45,485 邪魔だ! 次郎様! 382 00:42:45,485 --> 00:42:48,955 お待ち下され! 383 00:42:48,955 --> 00:42:51,655 どけ! 384 00:42:58,631 --> 00:43:04,971 ≪(いななきと叫び声) 385 00:43:04,971 --> 00:43:07,307 次郎! 危ない! 386 00:43:07,307 --> 00:43:09,307 あっ! 387 00:43:11,978 --> 00:43:14,314 我らには もう 後がないのじゃ! 388 00:43:14,314 --> 00:43:16,249 今川様の目付けにございます。 389 00:43:16,249 --> 00:43:19,986 (南渓)やると決めたのは直親じゃ。 (直親)虎松を頼むぞ。 390 00:43:19,986 --> 00:43:23,323 どんな卑きょうな手を使っても 戻ってくるのじゃ! 391 00:43:23,323 --> 00:43:26,226 瀬名! 答えを選ばれよ。 392 00:43:26,226 --> 00:43:31,926 俺のたった一つの美しい思い出が なくなってしまう。 393 00:43:34,267 --> 00:43:37,170 <愛知県岡崎市。➡ 394 00:43:37,170 --> 00:43:43,943 松平元康 後の徳川家康 誕生の地として知られています。➡ 395 00:43:43,943 --> 00:43:48,615 元康は 岡崎城内の坂谷邸で 生まれました。➡ 396 00:43:48,615 --> 00:43:50,950 しかし 6歳で ふるさとを離れ➡ 397 00:43:50,950 --> 00:43:53,853 織田家 そして 今川家の人質として➡ 398 00:43:53,853 --> 00:43:56,623 少年期を過ごします。➡ 399 00:43:56,623 --> 00:44:01,923 元康が 再び 岡崎に戻ったのは 19歳の時でした> 400 00:44:03,496 --> 00:44:06,633 <松平家の菩提寺 大樹寺。➡ 401 00:44:06,633 --> 00:44:12,333 桶狭間の戦いに敗れた元康は この寺に立ち寄ります> 402 00:44:13,973 --> 00:44:18,845 <先祖の墓前で 自害しようとした元康。➡ 403 00:44:18,845 --> 00:44:23,983 しかし 寺の住職の説得で 思いとどまったと➡ 404 00:44:23,983 --> 00:44:25,983 伝えられています> 405 00:44:29,656 --> 00:44:34,494 <本堂に掲げられた 「厭離穢土欣求浄土」の経文。➡ 406 00:44:34,494 --> 00:44:37,931 汚れなき世を築くために生きよ との教えを➡ 407 00:44:37,931 --> 00:44:41,631 元康は 後に流旗に記しています> 408 00:44:43,269 --> 00:44:47,140 <今川家臣が逃げ出し 空になった岡崎城に入り➡ 409 00:44:47,140 --> 00:44:51,840 元康は 今川家と 決別する事となるのです> 410 00:45:39,826 --> 00:45:43,463 <天保11年 正月3日の夜半➡ 411 00:45:43,463 --> 00:45:48,301 本所亀戸の武蔵屋喜兵衛の 別宅から火が出た。➡ 412 00:45:48,301 --> 00:45:51,638 武蔵屋は 日本橋本石町の薬種屋で➡ 413 00:45:51,638 --> 00:45:56,476 市中に広く その名を知られた 老舗だった。➡ 414 00:45:56,476 --> 00:45:59,512 焼け跡から 3人の焼死体が出たが➡