1 00:00:33,983 --> 00:00:38,921 (方久)この綿の実を 井伊で作っては いかがかと。 2 00:00:38,921 --> 00:00:43,059 (直虎) そなたは まこと すばらしいの。 3 00:00:43,059 --> 00:00:46,729 相次ぐ戦で 荒れ果てた井伊谷。 4 00:00:46,729 --> 00:00:50,399 直虎は 他の国から人手を集め➡ 5 00:00:50,399 --> 00:00:55,071 そこで 綿作りを始めたのじゃった。 6 00:00:55,071 --> 00:00:57,974 そして。 7 00:00:57,974 --> 00:01:00,943 何じゃ これは。 8 00:01:00,943 --> 00:01:05,943 (直之) 種子島というものにございます。 9 00:01:08,084 --> 00:01:11,754 無理を言い 方久に取り寄せてもらいました。 10 00:01:11,754 --> 00:01:15,091 何をするものなのじゃ? 11 00:01:15,091 --> 00:01:20,791 使うところをご覧頂いた方が 早うございますな。 12 00:01:25,434 --> 00:01:30,106 ≪(桔梗)では 昊天様 よろしくお願い致します。 13 00:01:30,106 --> 00:01:32,708 ≪(昊天)ようお越し下さいました。 虎松様。➡ 14 00:01:32,708 --> 00:01:37,708 手習いを指南致します 昊天 傑山にございます。 15 00:01:49,058 --> 00:01:52,929 (南渓)ありゃまあ 人見知りかの? 16 00:01:52,929 --> 00:01:57,229 (桔梗)見知らぬ人が かように大勢いるので。 17 00:02:00,069 --> 00:02:03,069 (昊天)では 参りましょうか。 18 00:02:04,941 --> 00:02:11,941 (直之) 巣口から 玉薬と弾を込め…。 19 00:02:17,086 --> 00:02:23,960 (直之)火皿に口薬を詰め 一旦 火蓋を閉じます。➡ 20 00:02:23,960 --> 00:02:30,099 火縄を火ばさみに挟み 火蓋を切り➡ 21 00:02:30,099 --> 00:02:34,399 的に向こうて 狙いを定め…。 22 00:02:39,909 --> 00:02:42,609 (銃声) うわっ! 23 00:02:53,723 --> 00:02:58,594 こ… これは何じゃ。 妖術か!? 24 00:02:58,594 --> 00:03:03,399 敵に近づく事なく 敵をしとめる事ができる。 25 00:03:03,399 --> 00:03:07,699 これが 種子島にございます。 26 00:03:11,274 --> 00:03:13,409 今の井伊には➡ 27 00:03:13,409 --> 00:03:17,079 戦の采配を任せられるものも ほとんど おらず➡ 28 00:03:17,079 --> 00:03:19,982 武術の心得のある者も 少のうございます。 29 00:03:19,982 --> 00:03:24,954 なれど これならば 百姓でも わけなく使う事ができます。 30 00:03:24,954 --> 00:03:29,425 井伊には うってつけの戦道具では ございませんでしょうか! 31 00:03:29,425 --> 00:06:16,125 ♬~ 32 00:06:18,394 --> 00:06:21,730 一つ 十貫? はい。 33 00:06:21,730 --> 00:06:24,066 ならぬ ならぬ ならぬ! さような! 34 00:06:24,066 --> 00:06:26,969 それでなくても 新しく来た者の面倒や何やで➡ 35 00:06:26,969 --> 00:06:30,406 借金は減らすどころか 増えるばかりなのじゃぞ! 36 00:06:30,406 --> 00:06:33,676 しかし 今のままでは いざ 戦となれば➡ 37 00:06:33,676 --> 00:06:35,611 あっという間に やられてしまいますぞ。 38 00:06:35,611 --> 00:06:40,349 それこそ 虎松様のお命も 取られてしまうかもしれませぬ。 39 00:06:40,349 --> 00:06:42,685 し… しかし。 40 00:06:42,685 --> 00:06:48,023 民百姓を守らずして 何のご領主にございましょう! 41 00:06:48,023 --> 00:06:53,723 しかし 一つ十貫もするのであろう…。 42 00:06:57,700 --> 00:07:03,038 もちろん ご入り用とあれば 銭は 私の方で用立てしますが…。 43 00:07:03,038 --> 00:07:07,910 実際に使うとなれば 玉薬も入り用となりますし。➡ 44 00:07:07,910 --> 00:07:10,913 それがまた 高うございますし。➡ 45 00:07:10,913 --> 00:07:15,618 ちと 井伊には 分不相応かと。 46 00:07:15,618 --> 00:07:19,054 戦備えは 最も大事な武家の役目じゃ! 47 00:07:19,054 --> 00:07:20,990 銭の話ばかりするな! 48 00:07:20,990 --> 00:07:24,290 何事も 先立つものは 銭にございますぞ。 49 00:07:25,928 --> 00:07:30,065 これを 井平で作る事はできぬのか? 50 00:07:30,065 --> 00:07:32,001 は? 51 00:07:32,001 --> 00:07:36,672 刀作りを命じておる井平は 優れた鍛冶の村と聞く。 52 00:07:36,672 --> 00:07:41,010 もし 作る事ができれば 買うよりも安う あがろうし➡ 53 00:07:41,010 --> 00:07:45,347 それこそ よそに売って 稼ぐ事も できるのではないか! 54 00:07:45,347 --> 00:07:48,017 殿 それでまいりましょう! 55 00:07:48,017 --> 00:07:49,952 お待ち下され。 56 00:07:49,952 --> 00:07:52,888 作ると申しましても 綿とは わけが違うのですぞ! 57 00:07:52,888 --> 00:07:55,357 何より 大層 手間もかかりましょうし。 58 00:07:55,357 --> 00:07:58,260 しかし 作れる者も おるのであろう? 59 00:07:58,260 --> 00:08:03,260 そりゃあ…。 では やってみねば 分からぬではないか! 60 00:08:06,001 --> 00:08:08,704 (関口) 百姓を集めるのは構わぬが➡ 61 00:08:08,704 --> 00:08:12,041 他国の間者が 紛れておるかもしれぬ。➡ 62 00:08:12,041 --> 00:08:15,911 その辺りは 目を光らせておくように。 63 00:08:15,911 --> 00:08:18,714 (政次)はい…。➡ 64 00:08:18,714 --> 00:08:23,586 恐れながら 私から 一つ➡ 65 00:08:23,586 --> 00:08:27,723 お伺いしても よろしうございましょうか。 66 00:08:27,723 --> 00:08:30,392 (氏真)おばば様の事か。 67 00:08:30,392 --> 00:08:32,995 [ 回想 ] (氏真)おばば様! いかがなされた!➡ 68 00:08:32,995 --> 00:08:34,930 おばば様! 69 00:08:34,930 --> 00:08:40,336 もちろん ご快癒なさる事は 願ってはおりますが。 70 00:08:40,336 --> 00:08:43,672 そちの事は忘れておらぬ。 71 00:08:43,672 --> 00:08:49,011 あれは おばば様が 勝手に やった事じゃしの。 72 00:08:49,011 --> 00:08:51,680 我が主の後見を お認めになったのは➡ 73 00:08:51,680 --> 00:08:56,680 大方様にございますゆえ。 その辺り 気になりまして。 74 00:09:06,028 --> 00:09:08,728 こちらにございます。 75 00:09:21,377 --> 00:09:24,713 井平とは かような所であったのか。 76 00:09:24,713 --> 00:09:28,050 (直之)直虎様は 初めてにございますか? うむ。 77 00:09:28,050 --> 00:09:30,750 (方久)五平。 78 00:09:33,656 --> 00:09:37,956 こちらが 刀鍛冶の五平にございます。 79 00:09:41,997 --> 00:09:44,667 (五平)これと同じものをで ございますか…。 80 00:09:44,667 --> 00:09:50,539 (方久)そうじゃ。 かようなもの そう たやすくはできまいな。 81 00:09:50,539 --> 00:09:55,010 木は 樫か胡桃を用いれば。 82 00:09:55,010 --> 00:09:58,881 鉄は 手に入るもので 十分でございましょう。 83 00:09:58,881 --> 00:10:02,885 筒の部分は 薄く のばしたものを 巻いて張り合わせれば。 84 00:10:02,885 --> 00:10:06,021 何じゃ できそうではないか! 85 00:10:06,021 --> 00:10:08,924 (五平)いや… 見当がつくのは ここまでにございます。➡ 86 00:10:08,924 --> 00:10:13,362 かようなカラクリは 細かな兼ね合いが肝。 87 00:10:13,362 --> 00:10:16,031 それが うまく できるか否か。 88 00:10:16,031 --> 00:10:19,702 皆 そこが難しいと 諦めるそうですよ。 89 00:10:19,702 --> 00:10:24,373 無理をお願いしても。 やってみなければ分かりませぬな。 90 00:10:24,373 --> 00:10:28,043 では。 これを見本に頂いても。 91 00:10:28,043 --> 00:10:29,978 それは お借りしてきたもの。 うっ…! 92 00:10:29,978 --> 00:10:33,716 構わぬ。 して いつごろ出来る? 93 00:10:33,716 --> 00:10:37,416 そこは はっきりとは 申し上げかねますが。 94 00:10:39,388 --> 00:10:43,058 まあ 待つよりほか ございますまいな。 95 00:10:43,058 --> 00:10:47,730 作り方を知る者より 絵図などを 手に入れる事はできぬのか。 96 00:10:47,730 --> 00:10:49,665 (方久)たとえ あったとして➡ 97 00:10:49,665 --> 00:10:53,068 いくら金を積まれようとも 出さぬと思いますよ。 98 00:10:53,068 --> 00:10:56,405 けちくさいのう。 何を! 99 00:10:56,405 --> 00:11:00,075 つまるところ かかりは全て 私持ちではないですか! 100 00:11:00,075 --> 00:11:02,411 あの見本も 要は私が買い取り。 101 00:11:02,411 --> 00:11:05,314 うまくいけば あっという間に 取り戻せるではないか。 102 00:11:05,314 --> 00:11:09,314 銭の犬ともあろう者が そう ほえるな。 103 00:11:11,420 --> 00:11:15,090 この事 六左殿には。 104 00:11:15,090 --> 00:11:20,963 六左は 但馬に せめられると すぐに口を割ってしまうし。 105 00:11:20,963 --> 00:11:26,101 出来るまでは 知らせんでよいのではないか。 106 00:11:26,101 --> 00:11:29,101 (くしゃみ) 107 00:11:43,385 --> 00:11:49,057 ≪(亥之助) 伯父上 入ってもよいですか? 108 00:11:49,057 --> 00:11:52,057 構わぬ。 入れ。 109 00:11:56,732 --> 00:12:00,068 どうした 何かあったのか? 110 00:12:00,068 --> 00:12:02,404 変わったものを 見つけたので➡ 111 00:12:02,404 --> 00:12:05,404 伯父上なら お分かりになるかと。 112 00:12:15,417 --> 00:12:18,754 (亥之助)お分かりですか? 113 00:12:18,754 --> 00:12:24,426 いやあ…。 皆目 分からぬ。 114 00:12:24,426 --> 00:12:30,766 伯父上でも 分からぬ事があるのですか。 115 00:12:30,766 --> 00:12:34,636 当たり前だ。 調べておこう。 116 00:12:34,636 --> 00:12:37,573 ありがとうございます。 117 00:12:37,573 --> 00:12:55,924 ♬~ 118 00:12:55,924 --> 00:13:03,924 種子島が… 何故。 119 00:13:08,604 --> 00:13:10,904 面を上げよ。 120 00:13:12,741 --> 00:13:15,077 なつより聞きました。 121 00:13:15,077 --> 00:13:19,414 無事 百姓も来るようになったそうで➡ 122 00:13:19,414 --> 00:13:21,750 ようございました。 123 00:13:21,750 --> 00:13:28,090 まあ その… おかげさまでの。 124 00:13:28,090 --> 00:13:32,928 それがしは 忠告をしたまで 殿のお力にございましょう。 125 00:13:32,928 --> 00:13:38,928 ほかに 何か変わった事などは。 126 00:13:43,372 --> 00:13:48,672 虎松が 手習いを始めた事くらいかの。 127 00:13:57,386 --> 00:14:00,289 駿府は 変わりはなかったか? 128 00:14:00,289 --> 00:14:06,061 特には。 殿には お励みになるようにと。 129 00:14:06,061 --> 00:14:08,361 そうか。 130 00:14:10,732 --> 00:14:12,732 では。 131 00:14:37,693 --> 00:14:41,363 これ。 和尚様は お留守か。 132 00:14:41,363 --> 00:14:45,233 はい。 福満寺の法要に 出向かれておりまして。 133 00:14:45,233 --> 00:14:49,237 そうか。 134 00:14:49,237 --> 00:14:54,537 ≪(直久) そこでは ござらぬような。 135 00:14:56,912 --> 00:15:01,612 (直久)そこで ございますかね。 136 00:15:03,385 --> 00:15:05,320 おっ。 137 00:15:05,320 --> 00:15:09,725 (亥之助)かあ~! 虎松様は お強いのう。 138 00:15:09,725 --> 00:15:13,061 (直久)まこと 5つとは思えぬ! 139 00:15:13,061 --> 00:15:17,933 さすが ご初代様の生まれ変わりじゃ。 140 00:15:17,933 --> 00:15:20,936 それでは 勝負になっておらぬではないか。 141 00:15:20,936 --> 00:15:23,071 直虎様。 142 00:15:23,071 --> 00:15:26,408 置く所を教えては 何にもならぬではないか。 143 00:15:26,408 --> 00:15:30,078 これでは 虎松が 全く己で考えるようにならぬ。 144 00:15:30,078 --> 00:15:33,348 (直久)しかし 虎松様は まだ小さくあられますし。 145 00:15:33,348 --> 00:15:37,219 手加減していては 虎松が強うならぬ。 146 00:15:37,219 --> 00:15:42,357 これよりは 手加減は無用じゃ。 分かったか! 147 00:15:42,357 --> 00:15:44,657 (直久 亥之助)はい…。 148 00:15:49,698 --> 00:15:54,698 (あやめ)ぎゅっと引くと。 はい どうぞ。 149 00:16:01,309 --> 00:16:03,609 ただいま戻りました。 150 00:16:05,247 --> 00:16:08,947 (しの)虎松。 どうでしたか? 151 00:16:12,721 --> 00:16:16,021 (しの)何かあったのですか? 152 00:16:27,069 --> 00:16:30,369 (あやめ)お疲れなのですかね? 153 00:16:34,876 --> 00:16:39,014 種子島にございますが。 まこと おやりになるのですか? 154 00:16:39,014 --> 00:16:41,349 こたびは やけに渋るのう。 155 00:16:41,349 --> 00:16:44,686 うまくいくかどうか かなり怪しうございますし➡ 156 00:16:44,686 --> 00:16:49,357 うまくいったところで さて 材となる鉄は どこから入れるか。 157 00:16:49,357 --> 00:16:51,693 どこから 安く買ってくるか。 158 00:16:51,693 --> 00:16:54,596 方久殿の 腕の見せどころではないか。 159 00:16:54,596 --> 00:16:57,032 また…。 (角太郎)直虎様! 160 00:16:57,032 --> 00:16:59,367 お~ 角! (角太郎)こっち こっち!➡ 161 00:16:59,367 --> 00:17:02,270 見てくりょお~! 162 00:17:02,270 --> 00:17:07,042 お~ だいぶ育ったのう。 163 00:17:07,042 --> 00:17:12,914 (甚兵衛) いや~ よそから来たもんも 皆 よう働いてくれましてのう。 164 00:17:12,914 --> 00:17:15,717 あれは 何をしておるのじゃ? 165 00:17:15,717 --> 00:17:19,588 (甚兵衛)鰯をもとにした肥やしを 試しに作っておりますけえ。➡ 166 00:17:19,588 --> 00:17:23,391 又吉は 三河から こっちへ来たもんで➡ 167 00:17:23,391 --> 00:17:26,728 綿を育てた事があるようで。 168 00:17:26,728 --> 00:17:29,631 それは頼もしいのう。 169 00:17:29,631 --> 00:17:34,931 (又吉)細かくなり過ぎぬように 気を付けて。 へい。 170 00:17:40,008 --> 00:17:42,911 この者たちを 守ってやりたいではないか。 171 00:17:42,911 --> 00:17:44,880 もしも 戦となったならば➡ 172 00:17:44,880 --> 00:17:47,682 よい道具を 渡してやりたいではないか。 173 00:17:47,682 --> 00:17:50,352 まあ お気持ちは分かりますが。 174 00:17:50,352 --> 00:17:52,287 よし。 175 00:17:52,287 --> 00:17:55,023 又吉 我にも教えてくれ! (又吉)はっ。 176 00:17:55,023 --> 00:17:57,359 ああ よい よい。 177 00:17:57,359 --> 00:18:01,029 鰯は 綿を作るのに よいのか? 178 00:18:01,029 --> 00:18:05,901 (又吉)綿は肥やしをやるほど ようけ実をつけると申します。 179 00:18:05,901 --> 00:18:10,038 こうやって 雑魚の油を抜いて 肥やしに致します。 180 00:18:10,038 --> 00:18:15,377 三年荒野を聞きつけ やって来た百姓たちは➡ 181 00:18:15,377 --> 00:18:19,047 それは よう働いてくれた。 182 00:18:19,047 --> 00:18:20,982 (直之)次の者 参れ。 183 00:18:20,982 --> 00:18:22,918 (六左衛門)どんどん参れ。 こっちじゃ こっちじゃ。 184 00:18:22,918 --> 00:18:28,918 じゃが 集まってくる者もおる一方で。 185 00:18:34,329 --> 00:18:37,999 (桜)どうしましたか? 186 00:18:37,999 --> 00:18:44,699 逃げ出す者がおる事には 気が付かなかったのじゃ。 187 00:19:02,224 --> 00:19:05,227 虎松が寺に来ぬようになった? 188 00:19:05,227 --> 00:19:08,964 (昊天)はい。 (祐椿尼)何故 そのような? 189 00:19:08,964 --> 00:19:11,900 大変申し上げにくいのですが➡ 190 00:19:11,900 --> 00:19:17,038 直虎様 前に 子らに 手加減をせぬようにと➡ 191 00:19:17,038 --> 00:19:18,974 お命じになったでしょう。 192 00:19:18,974 --> 00:19:22,911 切磋琢磨してこその 手習いにございましょう? 193 00:19:22,911 --> 00:19:28,049 おっしゃるとおりですが それ以来 皆 虎松様相手に➡ 194 00:19:28,049 --> 00:19:31,720 全く 手加減をせぬように なってしまったのです。➡ 195 00:19:31,720 --> 00:19:34,623 鍛錬では 次々と投げられ➡ 196 00:19:34,623 --> 00:19:37,525 鬼ごっこでは 追いつかずに 鬼ばかりで。➡ 197 00:19:37,525 --> 00:19:40,528 五目並べも全戦全敗。➡ 198 00:19:40,528 --> 00:19:46,001 すると 虎松様は 何をやっても 全く かなわぬようになり。 199 00:19:46,001 --> 00:19:49,671 果てには 来なくなってしまった というわけにございます。 200 00:19:49,671 --> 00:19:54,342 あらまあ。 おかわいそうに。 201 00:19:54,342 --> 00:19:58,213 (昊天)しの殿から 以後は 虎松様の手習いは➡ 202 00:19:58,213 --> 00:20:02,217 屋敷に 私どもが伺う形に 変えてほしいと。 203 00:20:02,217 --> 00:20:06,354 まあ 手習い自体は 続けるというのであれば。 204 00:20:06,354 --> 00:20:09,024 なりませぬ! 205 00:20:09,024 --> 00:20:14,324 井伊の跡継ぎが さように ひ弱な事で どうするのですか! 206 00:20:18,033 --> 00:20:20,368 まこと申し訳ございませぬが➡ 207 00:20:20,368 --> 00:20:24,668 虎松様の具合が よろしくないのです。 208 00:20:26,708 --> 00:20:31,008 (六左衛門) あの よろしくない とは? 209 00:20:32,580 --> 00:20:35,383 もし はやり病などであれば➡ 210 00:20:35,383 --> 00:20:40,055 直虎様に おうつししては いけませぬのでと…➡ 211 00:20:40,055 --> 00:20:42,390 しの様が。 212 00:20:42,390 --> 00:20:44,726 御免! 直虎様! 213 00:20:44,726 --> 00:20:47,395 (桔梗)直虎様! 勝手をなされては困ります! 214 00:20:47,395 --> 00:20:51,733 虎松! どこにおる! 出てこい! 虎松! 215 00:20:51,733 --> 00:20:55,733 もし! おやめ下さいませ! 216 00:21:03,078 --> 00:21:05,013 虎松! 217 00:21:05,013 --> 00:21:06,948 (あやめ)あららら あら あら。 218 00:21:06,948 --> 00:21:08,950 何故 隠れる。 219 00:21:08,950 --> 00:21:10,952 出てこい。 220 00:21:10,952 --> 00:21:15,423 話をしようと言うておるのじゃ。 221 00:21:15,423 --> 00:21:21,096 聞こえぬのか。 話をしようと言うておるのじゃ! 222 00:21:21,096 --> 00:21:23,998 大将が さような事で どうする! 223 00:21:23,998 --> 00:21:27,769 (虎松の泣き声) おい! なぜ泣く! 224 00:21:27,769 --> 00:21:30,105 何もしておらぬではないか! 225 00:21:30,105 --> 00:21:32,374 おい! もう よろしいですか? 226 00:21:32,374 --> 00:21:35,043 びいびい泣くのではない! みっともない! 227 00:21:35,043 --> 00:21:36,978 そなたは 井伊の跡継ぎ。 228 00:21:36,978 --> 00:21:39,381 皆を守っていかねばならぬ 立場じゃ。 229 00:21:39,381 --> 00:21:44,052 その者が かような体たらくで 何とする! 230 00:21:44,052 --> 00:21:49,924 ならば 跡継ぎにして頂かずとも 結構にございます! 231 00:21:49,924 --> 00:21:54,396 虎松は 泣き虫で 出来の悪う子でございますから➡ 232 00:21:54,396 --> 00:21:57,065 到底 ご立派な あなた様の跡継ぎなど➡ 233 00:21:57,065 --> 00:21:59,000 なれますまい! しの殿。 234 00:21:59,000 --> 00:22:02,937 さような事を言うておるのでは。 さように 虎松に ご不満なら➡ 235 00:22:02,937 --> 00:22:07,237 ご自分で 腹を痛めて お生みになってはいかがですか! 236 00:22:09,077 --> 00:22:13,415 厚かましい。 人の子に文句ばかりつけ…。➡ 237 00:22:13,415 --> 00:22:17,415 虎松 怖かったですね。 行きましょう。 238 00:22:19,087 --> 00:22:22,757 悔しくないのか 虎松! 239 00:22:22,757 --> 00:22:25,660 かなわぬからと 尻尾を巻いて 引き下がり➡ 240 00:22:25,660 --> 00:22:28,096 それでよいのか! 241 00:22:28,096 --> 00:22:43,578 ♬~ 242 00:22:43,578 --> 00:22:45,878 直虎様。 243 00:22:48,716 --> 00:22:51,619 何をやっておるのですか。 244 00:22:51,619 --> 00:22:54,389 面目ございませぬ。 245 00:22:54,389 --> 00:22:58,726 (たけ)なれど フフッ それも ようございますね。 246 00:22:58,726 --> 00:23:02,397 姫様のお子というのも。 247 00:23:02,397 --> 00:23:04,332 姫様のお子ならば➡ 248 00:23:04,332 --> 00:23:08,269 たけも もう一ふんばり しとうございます。 ハハハハハッ! 249 00:23:08,269 --> 00:23:11,072 さような事が 許されるはずなかろう! 250 00:23:11,072 --> 00:23:15,743 井伊は 井伊は 直親の子が継がねば! 251 00:23:15,743 --> 00:23:20,415 申し訳ございませぬ! 252 00:23:20,415 --> 00:23:24,285 ただの ざれ言でしょう。 253 00:23:24,285 --> 00:23:28,285 すまぬ。 たけ。 254 00:23:30,425 --> 00:23:34,725 少し 頭を冷やしてまいります。 255 00:23:43,972 --> 00:23:48,376 伯父上には かないませぬ。 256 00:23:48,376 --> 00:23:51,076 もう一度。 257 00:23:53,248 --> 00:23:59,387 結局 あれは 何か分からなかったのですか? 258 00:23:59,387 --> 00:24:04,058 うむ。 すまぬな。 259 00:24:04,058 --> 00:24:09,358 (亥之助)伯父上でも分からぬ事が あるのですね。 260 00:24:11,399 --> 00:24:17,699 [ 回想 ] (政次)種子島が… 何故。 261 00:24:20,408 --> 00:24:22,708 伯父上? 262 00:24:25,079 --> 00:24:27,379 当たり前だ。 263 00:24:30,752 --> 00:24:34,022 (井戸から水を出す音) 264 00:24:34,022 --> 00:24:45,633 ♬~ 265 00:24:45,633 --> 00:24:49,037 おぬし まだ井伊の領内に おったのか。 266 00:24:49,037 --> 00:24:52,907 おおっ! あん時の尼小僧様。 267 00:24:52,907 --> 00:24:54,909 尼小僧? 268 00:24:54,909 --> 00:24:58,713 どうも尼様って感じも しなくてなあ。 269 00:24:58,713 --> 00:25:02,050 あ! それは 我のものではないか! 270 00:25:02,050 --> 00:25:05,386 お! つい あんばいがよくて。 271 00:25:05,386 --> 00:25:09,257 申し訳ございやせん。 返します 返します。 272 00:25:09,257 --> 00:25:12,727 旅をしておるのではなかったのか。 273 00:25:12,727 --> 00:25:17,065 へへ。 実は➡ 274 00:25:17,065 --> 00:25:20,401 お宝を探しておりやして。 275 00:25:20,401 --> 00:25:22,337 お宝!? ええ。 276 00:25:22,337 --> 00:25:25,073 南朝のさる皇子様が➡ 277 00:25:25,073 --> 00:25:30,945 隠し持っていた財宝を 埋めたって話がございやして。 278 00:25:30,945 --> 00:25:34,882 さような話があるのか。 聞いた事はございやせんか。 279 00:25:34,882 --> 00:25:37,652 まことにあるのか。 井伊にか。 ええ。 280 00:25:37,652 --> 00:25:42,952 とにかく それを探し…。 あてどもない旅にごぜえますよ。 281 00:25:46,027 --> 00:25:48,696 よいのう。 282 00:25:48,696 --> 00:25:53,368 そなたは どこにでも行けるのじゃな…。 283 00:25:53,368 --> 00:25:58,368 何なら 一緒に行きますか? 284 00:26:00,241 --> 00:26:05,541 我には ここで せねばならぬ事が あるからの。 285 00:26:07,715 --> 00:26:11,052 人手 どうなりました。 286 00:26:11,052 --> 00:26:14,922 おかげさまでの。 あれは もう ようなったのじゃが➡ 287 00:26:14,922 --> 00:26:19,394 今は 手習いをしたくないという 子どもに往生しておる。 288 00:26:19,394 --> 00:26:21,329 手習いが やになっちまったんですか。 289 00:26:21,329 --> 00:26:28,736 うむ。 何もかも勝てぬので 嫌になってしもうたようでの。 290 00:26:28,736 --> 00:26:32,006 とにかく 何かで一度➡ 291 00:26:32,006 --> 00:26:35,877 勝たせてやったら よいのではないですかね。 292 00:26:35,877 --> 00:26:41,015 勝たせてやる? そうすりゃ 勝つ事の楽しさも覚えるし➡ 293 00:26:41,015 --> 00:26:44,715 やりゃ できるとも 思うでしょうし。 294 00:26:47,355 --> 00:26:49,691 それじゃ。 295 00:26:49,691 --> 00:26:52,026 またもや恩に着るぞ! 旅の者! 296 00:26:52,026 --> 00:26:55,726 お宝 見つかるとよいの! 297 00:27:07,041 --> 00:27:53,354 ♬~ 298 00:27:53,354 --> 00:27:56,054 [ 回想 ] 勝った! 299 00:28:02,029 --> 00:28:03,965 [ 回想 ] そなたは 井伊の跡継ぎ。 300 00:28:03,965 --> 00:28:06,367 皆を守っていかねばならぬ 立場じゃ。 301 00:28:06,367 --> 00:28:09,067 悔しくないのか 虎松! 302 00:28:16,711 --> 00:28:20,411 ≪(物音) 303 00:28:24,385 --> 00:28:26,685 ≪(物音) 304 00:28:34,195 --> 00:28:37,932 虎松。 我じゃ 直虎じゃ。 305 00:28:37,932 --> 00:28:40,232 入るぞ。 306 00:29:05,026 --> 00:29:13,367 我は そなたの父上とは 幼なじみであったのじゃぞ。 307 00:29:13,367 --> 00:29:20,241 そなたの父上は 幼い頃 亀と呼ばれておっての。 308 00:29:20,241 --> 00:29:27,915 その名のとおり 亀のように おっとりとした男子であった。 309 00:29:27,915 --> 00:29:35,623 優しいが 少し頼りなく 体も弱くてな。 310 00:29:35,623 --> 00:29:42,323 己では 笛しか取り柄のない などと言うてな。 311 00:29:44,665 --> 00:29:47,568 (虎松)まこと… に? 312 00:29:47,568 --> 00:29:49,537 まことじゃ。 313 00:29:49,537 --> 00:29:55,009 なれど 弓も うまく 知恵もある➡ 314 00:29:55,009 --> 00:29:58,709 肝の据わった頼もしい男になった。 315 00:30:00,681 --> 00:30:04,381 何故じゃと思う? 316 00:30:11,025 --> 00:30:14,325 悔しかったから。 317 00:30:16,898 --> 00:30:23,598 本当は 誰より強くないといけないのに。 318 00:30:25,573 --> 00:30:32,573 できないと いけないのに…。 319 00:30:41,389 --> 00:30:45,259 勝とう 虎松。 320 00:30:45,259 --> 00:30:51,065 我も共に戦うゆえ 何か一つでよい。 321 00:30:51,065 --> 00:30:54,402 皆の鼻を明かしてやろうぞ。 322 00:30:54,402 --> 00:31:00,741 (泣き声) 323 00:31:00,741 --> 00:31:03,041 返事は? 324 00:31:07,615 --> 00:31:10,751 ≪(家人)賊が! …あっ。 325 00:31:10,751 --> 00:31:14,088 な… 直虎様!? 326 00:31:14,088 --> 00:31:20,428 虎松! 何を言われたのです!? 大事ないですか!? 327 00:31:20,428 --> 00:31:23,764 は… 母上。 328 00:31:23,764 --> 00:31:25,700 何です? 329 00:31:25,700 --> 00:31:30,000 虎松は 勝ちたいです! 330 00:31:32,373 --> 00:31:39,073 勝って 父上のようになりたいです! 331 00:31:43,017 --> 00:31:48,017 我も 虎松を勝たせてやりたい。 332 00:31:49,724 --> 00:31:53,594 我は 虎松に できぬからと言って➡ 333 00:31:53,594 --> 00:31:57,064 引っ込むような男には なってほしくはない。 334 00:31:57,064 --> 00:32:00,935 それは 井伊にとっても よくないし➡ 335 00:32:00,935 --> 00:32:04,739 虎松にも よくない。 336 00:32:04,739 --> 00:32:09,739 しの殿とて そう思われておるのではないか。 337 00:32:13,748 --> 00:32:20,748 数日でよい。 虎松を 我に鍛えさせてほしい。 338 00:32:34,035 --> 00:32:37,371 分かりました。 339 00:32:37,371 --> 00:32:42,243 なれど 必ず 虎松を勝たせる事。 340 00:32:42,243 --> 00:32:44,245 か… 必ず? 341 00:32:44,245 --> 00:32:49,245 負ければ 私の言うとおりにして頂きます。 342 00:32:54,722 --> 00:32:57,625 あい分かった! 343 00:32:57,625 --> 00:33:02,396 よし 虎松! 今から特訓じゃ。 344 00:33:02,396 --> 00:33:12,406 ♬~ 345 00:33:12,406 --> 00:33:15,743 これで 亥之助を 返り討ちにしてやろうではないか。 346 00:33:15,743 --> 00:33:18,043 はい。 347 00:33:42,903 --> 00:33:45,603 やるぞ。 348 00:33:59,053 --> 00:34:02,053 (しの) 取っていかれる気がするのです。 349 00:34:07,728 --> 00:34:11,398 虎松を。➡ 350 00:34:11,398 --> 00:34:20,098 あの子は… 直親様の血を 継いでいるから。 351 00:34:22,743 --> 00:34:28,616 直虎様は 母上には なられませぬよ。 352 00:34:28,616 --> 00:34:33,020 なられるとすれば 父上でしょう。 353 00:34:33,020 --> 00:34:35,356 父? 354 00:34:35,356 --> 00:34:39,656 何だか 父親のようでは ございませぬか? 355 00:34:46,700 --> 00:35:06,387 ♬~ 356 00:35:06,387 --> 00:35:10,257 やるぞ。 357 00:35:10,257 --> 00:35:19,934 (泣き声) 358 00:35:19,934 --> 00:35:23,404 ほら やるぞ。 359 00:35:23,404 --> 00:35:32,012 (泣き声) 360 00:35:32,012 --> 00:36:09,383 ♬~ 361 00:36:09,383 --> 00:36:15,256 そうして 再び 虎松と亥之助が➡ 362 00:36:15,256 --> 00:36:19,059 あいまみえる日が やって来たのじゃ。 363 00:36:19,059 --> 00:36:25,733 虎松。 最後に一つ。 必ず勝てる秘策を教えてやろう。 364 00:36:25,733 --> 00:36:28,033 え! 365 00:36:34,008 --> 00:36:36,677 よし。 では 行くぞ! 366 00:36:36,677 --> 00:36:38,977 はい! 367 00:36:44,351 --> 00:36:47,051 では。 368 00:36:54,995 --> 00:36:57,364 行きま~す。 369 00:36:57,364 --> 00:37:01,235 [ 回想 ] (政次)五目並べで必ず勝てる手は 知っておる。 370 00:37:01,235 --> 00:37:03,935 五目並べというのは…。 371 00:37:07,374 --> 00:37:11,712 必ず 先手に利があるのだ。 372 00:37:11,712 --> 00:37:45,346 ♬~ 373 00:37:45,346 --> 00:37:49,046 勝った~! 374 00:38:00,894 --> 00:38:05,194 もう一度。 375 00:38:13,040 --> 00:38:16,740 亥之助 もう一度じゃ! 376 00:38:23,684 --> 00:38:26,387 はい! 377 00:38:26,387 --> 00:38:44,671 ♬~ 378 00:38:44,671 --> 00:38:47,007 しの殿。 379 00:38:47,007 --> 00:38:51,879 その 虎松も励んでおるし➡ 380 00:38:51,879 --> 00:38:58,179 諦めねば 勝負はつかぬという事で なんとか これで勝った事に。 381 00:39:02,356 --> 00:39:07,027 昊天様。 (昊天)はい。 382 00:39:07,027 --> 00:39:11,698 わがままを申したにもかかわらず 再び お受け入れ下さり➡ 383 00:39:11,698 --> 00:39:14,601 かたじけのう存じます。 384 00:39:14,601 --> 00:39:16,901 (昊天)はい。 385 00:39:18,572 --> 00:39:25,045 この上は 虎松が 立派に 直親殿の跡を継げるよう➡ 386 00:39:25,045 --> 00:39:27,745 鍛えてやって下さいませ。 387 00:39:30,717 --> 00:39:32,653 はい。 388 00:39:32,653 --> 00:39:53,953 ♬~ 389 00:40:06,553 --> 00:40:11,358 後見 直虎様も 形なしじゃの。 390 00:40:11,358 --> 00:40:14,027 それでよいのでございます。 391 00:40:14,027 --> 00:40:19,027 我は 直親の代わりであるのですから。 392 00:40:21,702 --> 00:40:24,037 戻ってきてくれただけで➡ 393 00:40:24,037 --> 00:40:27,037 上々にございます。 394 00:40:33,046 --> 00:40:35,382 ≪(直之)直虎様! 395 00:40:35,382 --> 00:40:39,720 急ぎ お戻り下さい。 何か あったのか。 396 00:40:39,720 --> 00:40:44,020 ここでは話せませぬ! とにかく お館にて! 397 00:40:45,592 --> 00:40:48,061 (六左衛門)直虎様! 五平。 398 00:40:48,061 --> 00:40:50,964 申し訳ございません! 何か あったのか。 399 00:40:50,964 --> 00:40:52,933 一体 何が起こったのでございますか? 400 00:40:52,933 --> 00:40:57,070 それが… 盗まれたのでございます。 401 00:40:57,070 --> 00:41:01,408 盗まれた? (六左衛門)何がにございますか? 402 00:41:01,408 --> 00:41:03,343 その者の事は気にするな! 続けよ。 403 00:41:03,343 --> 00:41:05,746 (五平) 何者の仕業かは分かりませぬが➡ 404 00:41:05,746 --> 00:41:07,681 見本のものも 作っておりましたものも➡ 405 00:41:07,681 --> 00:41:12,619 今朝方 こつ然と無くなっておりまして。 406 00:41:12,619 --> 00:41:15,422 井平へ向かう! え? 407 00:41:15,422 --> 00:41:18,091 ここで 角 突き合わせておっても 進まぬ。 408 00:41:18,091 --> 00:41:20,427 行けば 何か分かるやもしれぬ。 409 00:41:20,427 --> 00:41:22,763 馬を。 (六左衛門)あの。 410 00:41:22,763 --> 00:41:26,463 (政次)お探しのものは こちらでございますか? 411 00:41:35,342 --> 00:41:38,712 間違いないか。 はい。 412 00:41:38,712 --> 00:41:42,049 確かに わしのもんで。 413 00:41:42,049 --> 00:41:45,719 何故 これが そなたのもとにある。 414 00:41:45,719 --> 00:41:48,622 盗んだのかと聞いておる! 415 00:41:48,622 --> 00:41:52,593 かようなものを作らせておるなど 目付として➡ 416 00:41:52,593 --> 00:41:55,893 黙って見過ごすわけには いきませぬからな。 417 00:41:58,298 --> 00:42:01,068 またぞろ 謀反でも➡ 418 00:42:01,068 --> 00:42:03,971 たくらんでおるのでは ございませぬか? 419 00:42:03,971 --> 00:42:07,407 (直之)我らは 謀反など たくらんではおらぬ! 420 00:42:07,407 --> 00:42:12,079 もし 戦となれば これを使って 今川の兵として戦うつもりじゃ! 421 00:42:12,079 --> 00:42:14,748 そのための備えにすぎぬ。 422 00:42:14,748 --> 00:42:17,417 果たして 信じて頂けますかどうか。 423 00:42:17,417 --> 00:42:22,289 謀反をたくらむものは 皆 そう申しますからな。 424 00:42:22,289 --> 00:42:25,289 抜くな! 之の字! 425 00:42:29,429 --> 00:42:32,032 直虎様。 426 00:42:32,032 --> 00:42:38,372 助けてほしければ 自ら 後見を降りられよ。 427 00:42:38,372 --> 00:42:41,041 汚いぞ。 政次。 428 00:42:41,041 --> 00:42:44,911 かように脇の甘い そなたが 井伊を守りきれるとは➡ 429 00:42:44,911 --> 00:42:47,611 到底 思えぬ。 430 00:42:52,386 --> 00:42:55,722 おとなしく 後見を降りられよ。 431 00:42:55,722 --> 00:43:02,722 それが 井伊のため そして 御身のためだ。 432 00:43:09,269 --> 00:43:11,738 続く。 433 00:43:11,738 --> 00:43:13,674 我をうまく使え。 434 00:43:13,674 --> 00:43:16,610 乗った! どうでございます! この話! 435 00:43:16,610 --> 00:43:20,414 これを読めば 政次の手の内が 分かるという事にございますか? 436 00:43:20,414 --> 00:43:24,084 (関口)何故に。 何の謀反じゃ! おばば様 どうか お戻り下さい。 437 00:43:24,084 --> 00:43:26,987 政次は 一つだけ 大きな間違いをしております。 438 00:43:26,987 --> 00:43:29,756 (政次) それが 唯一の道かと考えます。 439 00:43:29,756 --> 00:43:32,056 話そう! 政次! 我と。 440 00:43:36,029 --> 00:43:38,932 <静岡県森町。➡ 441 00:43:38,932 --> 00:43:41,902 遠江の東に位置する この地は➡ 442 00:43:41,902 --> 00:43:45,602 かつて 鍛冶や鋳物業が 栄えた町です> 443 00:43:47,374 --> 00:43:52,713 <遠州住友安と名の刻まれた 短刀。➡ 444 00:43:52,713 --> 00:43:55,615 南北朝時代 遠江の鍛冶職人によって➡ 445 00:43:55,615 --> 00:43:58,315 作られたものといわれています> 446 00:44:00,587 --> 00:44:03,724 <良質な砂鉄が採れた この地には➡ 447 00:44:03,724 --> 00:44:06,626 金属を溶かして 鐘や武器などを作る➡ 448 00:44:06,626 --> 00:44:10,626 鋳物師という職人たちも 多くいました> 449 00:44:12,733 --> 00:44:16,603 <鋳物師が暮らしていたとされる 西金谷。➡ 450 00:44:16,603 --> 00:44:20,903 ここには 鋳物師の神様が祭られています> 451 00:44:23,376 --> 00:44:28,281 <1, 300年以上の歴史を持つ…> 452 00:44:28,281 --> 00:44:31,581 <周辺の鋳物師らを 取りまとめていました> 453 00:44:33,687 --> 00:44:38,358 <今川氏は この寺を通じて 鋳物師に特権を与え➡ 454 00:44:38,358 --> 00:44:41,358 職人らを厚遇したといいます> 455 00:44:43,029 --> 00:44:46,700 <各地で腕を磨いた名工たち。➡ 456 00:44:46,700 --> 00:44:49,603 権力者にとって 彼らとの結び付きが➡ 457 00:44:49,603 --> 00:44:53,603 軍事力の要となっていったのです> 458 00:45:40,887 --> 00:45:44,691 8時45分になりました。 ニュースをお伝えします。 459 00:45:44,691 --> 00:45:46,660 政府は 460 00:45:46,660 --> 00:45:48,678 安全保障関連法に基づいて 461 00:45:53,183 --> 00:45:56,987 あすにも日本の防衛のために活動 しているアメリカ軍の艦船などを