1 00:00:33,927 --> 00:00:38,865 (直虎)前に話した 当家への奉公の件じゃが。 2 00:00:38,865 --> 00:00:41,668 返事は。 3 00:00:41,668 --> 00:00:44,003 (龍雲丸)断りまさぁ。 4 00:00:44,003 --> 00:00:46,906 (ざわめき) 5 00:00:46,906 --> 00:00:50,343 (ゴクウ)断るって…。 (力也)侍に なるんじゃなかったんですかい! 6 00:00:50,343 --> 00:00:54,013 何故じゃ! わけは! 7 00:00:54,013 --> 00:01:00,687 空に 雲があったからでさ…。 8 00:01:00,687 --> 00:01:04,687 何じゃ それは…。 9 00:01:07,026 --> 00:01:11,364 (六左衛門)待て! 頭! 頭!➡ 10 00:01:11,364 --> 00:01:16,035 もう少し 分かるように述べてくれぬか。➡ 11 00:01:16,035 --> 00:01:18,938 我らは そなたが来るのを 楽しみにしておったのじゃ。➡ 12 00:01:18,938 --> 00:01:22,938 これでは さすがに納得がいかぬ。 13 00:01:25,712 --> 00:01:30,049 やはり 柄じゃねえと思うんでさぁ。 14 00:01:30,049 --> 00:01:32,749 んじゃ! 15 00:01:39,659 --> 00:01:42,328 何じゃあ それは! 16 00:01:42,328 --> 00:04:19,328 ♬~ 17 00:04:27,693 --> 00:04:31,364 [ 回想 ] 実は お宝を探しておりやして。 18 00:04:31,364 --> 00:04:36,202 あてどもない旅にごぜえますよ。 19 00:04:36,202 --> 00:04:41,502 もとより そういう男であったがの…。 20 00:04:44,310 --> 00:04:50,983 (政次)やはり ここか。 分かったような事を言うな。 21 00:04:50,983 --> 00:04:55,855 こたびは 残念でございましたな。 22 00:04:55,855 --> 00:04:58,658 あの者たちが来てくれれば➡ 23 00:04:58,658 --> 00:05:01,994 こちらとしては よい事も多かったが➡ 24 00:05:01,994 --> 00:05:05,331 あの者たちには そうでなかったという事であろう。 25 00:05:05,331 --> 00:05:08,031 致し方あるまい。 26 00:05:15,007 --> 00:05:20,346 しかし。 のう 但馬。 27 00:05:20,346 --> 00:05:27,220 皆 あの者たちのように 生きられれば よいであろうの。 28 00:05:27,220 --> 00:05:33,626 侍にという話を やすやすと蹴る事ができるのは➡ 29 00:05:33,626 --> 00:05:40,326 あの者たちが 何にも頼らず 生きていけるからであろう。 30 00:05:41,968 --> 00:05:50,309 一人一人の身の内に 生きるすべを持っておれば➡ 31 00:05:50,309 --> 00:05:56,309 好きなように 生きていけるのではないかの。 32 00:06:01,654 --> 00:06:05,354 買いかぶりがすぎると思いますが。 33 00:06:16,669 --> 00:06:22,341 この年より 直虎は 百姓に 読み書きに加え➡ 34 00:06:22,341 --> 00:06:27,213 薬草の知識も伝え始めた。 35 00:06:27,213 --> 00:06:31,017 更には 護身の術➡ 36 00:06:31,017 --> 00:06:34,620 銭の扱い方も 教えるようになり。 37 00:06:34,620 --> 00:06:37,957 (方久) 金が欲しいという 気持ちじゃ! 38 00:06:37,957 --> 00:06:43,296 百姓の子らが 手習いに来る事も 許すようになった。 39 00:06:43,296 --> 00:06:46,198 井伊に行けば さような暮らしができるのか。 40 00:06:46,198 --> 00:06:48,634 そら ええのう。 41 00:06:48,634 --> 00:06:56,309 その噂は 領外の者も引き付け 人は少しずつ増え続け…。 42 00:06:56,309 --> 00:06:58,978 やがて 直虎の名は➡ 43 00:06:58,978 --> 00:07:04,978 ひそかに 耳目を集める事に なっていったのじゃ。 44 00:07:14,527 --> 00:07:19,298 (氏真)井伊の女領主は なかなかの働きぶりらしいの。 45 00:07:19,298 --> 00:07:23,669 戦ごとがないゆえの ままごとにございます。 46 00:07:23,669 --> 00:07:26,572 全ては 太守様が 武田から➡ 47 00:07:26,572 --> 00:07:30,543 遠江をお守り下さるゆえの事に ございましょう。 48 00:07:30,543 --> 00:07:38,843 (関口)実は 井伊に 太守様より 一つ 頼み事があっての。 49 00:07:45,624 --> 00:07:50,496 (方久)塩留にございます。 塩留とは? 50 00:07:50,496 --> 00:07:54,967 今川は 武田に 裏切られたではないですか。 51 00:07:54,967 --> 00:07:56,902 その仕返しとして➡ 52 00:07:56,902 --> 00:08:02,641 武田への塩の商いを…➡ 53 00:08:02,641 --> 00:08:06,512 禁じたのでございますよ。 (六左衛門)あ…。➡ 54 00:08:06,512 --> 00:08:09,315 武田には 海がございませぬから。 55 00:08:09,315 --> 00:08:12,651 塩の商いを止められると 困るわけにございますか。 56 00:08:12,651 --> 00:08:18,524 これで あらかじめ 今川に塩の売買を許され➡ 57 00:08:18,524 --> 00:08:23,996 独り占めしておった大商人たちは 売るに売れなくなった。 58 00:08:23,996 --> 00:08:27,867 すると それまで 締め出されておった者たちが➡ 59 00:08:27,867 --> 00:08:30,870 ここぞとばかりに➡ 60 00:08:30,870 --> 00:08:36,575 裏で 塩を 流し始めたわけにございます! 61 00:08:36,575 --> 00:08:39,478 (直之)なんと。 (方久)これは もう➡ 62 00:08:39,478 --> 00:08:42,948 銭の犬たちの 下克上にございます! 63 00:08:42,948 --> 00:08:48,287 いや~ 実に 胸のすく話にございますな。 64 00:08:48,287 --> 00:08:53,587 で そなたも ひともうけしたというわけか。 65 00:08:58,297 --> 00:09:03,169 私は もはや 井伊の家臣でもあります。➡ 66 00:09:03,169 --> 00:09:08,941 お家に迷惑をかける さような さような事は…。 67 00:09:08,941 --> 00:09:10,876 (小声で)致しませぬ。 68 00:09:10,876 --> 00:09:16,315 え? やっておりますな。 69 00:09:16,315 --> 00:09:19,652 では やはり 気賀で決まりじゃな。 70 00:09:19,652 --> 00:09:21,587 はい。 71 00:09:21,587 --> 00:09:23,522 材木の商いじゃ。 72 00:09:23,522 --> 00:09:26,325 さように 駿府が乱れておるのであれば➡ 73 00:09:26,325 --> 00:09:29,228 気賀を通した方が よかろうな。 74 00:09:29,228 --> 00:09:31,197 仰せのとおりかと。 75 00:09:31,197 --> 00:09:35,601 では 中村屋と話を進め始めてくれ。 76 00:09:35,601 --> 00:09:37,901 (方久)かしこまりました。 77 00:09:40,473 --> 00:09:44,276 駿府より 縁談が参りました。 78 00:09:44,276 --> 00:09:49,949 高瀬か! いえ 新野の桜殿にございます。 79 00:09:49,949 --> 00:09:55,649 桜か。 国衆の離反を防ぐための 策にございます。 80 00:09:57,623 --> 00:10:04,296 ありていに申せば 縁談という名で 今一度 国衆たちの人質を➡ 81 00:10:04,296 --> 00:10:07,967 集め直しているという事に ございます。 82 00:10:07,967 --> 00:10:10,667 人質…。 83 00:10:18,310 --> 00:10:20,246 相手は。 84 00:10:20,246 --> 00:10:24,650 あの雪斎禅師のご生家 庵原様にございます。 85 00:10:24,650 --> 00:10:28,988 庵原といえば 今川の重臣も重臣。 86 00:10:28,988 --> 00:10:32,658 さような家に嫁がせれば いざという時➡ 87 00:10:32,658 --> 00:10:35,995 全く 動きが とれぬように なるのではないか。 88 00:10:35,995 --> 00:10:39,331 それだけ焦っておるという事です。 89 00:10:39,331 --> 00:10:41,667 焦っておる相手に 爪を立てれば➡ 90 00:10:41,667 --> 00:10:45,967 痛くもない腹を探られぬとも 限りませぬ。 91 00:10:49,008 --> 00:10:53,679 武家の婚儀とは さようなものにございます。 92 00:10:53,679 --> 00:10:59,018 利用するか 利用されるか。 93 00:10:59,018 --> 00:11:10,318 ♬~ 94 00:11:14,567 --> 00:11:23,567 (織田信長) 例の縁組みの話 そなたが 迷うておるようじゃと聞いての。 95 00:11:25,711 --> 00:11:29,381 (忠次)め… めっそうもない事に ございます! 96 00:11:29,381 --> 00:11:31,717 当家は迷うてなどは。 97 00:11:31,717 --> 00:11:38,524 (信長)しかし 武田より 内々に 話も来て➡ 98 00:11:38,524 --> 00:11:41,994 迷うておるようじゃと 耳にしての。 99 00:11:41,994 --> 00:11:45,664 (家康)空耳にございましょう。 (信長)そなた➡ 100 00:11:45,664 --> 00:11:51,337 余の頭越しに あのハゲ狸と 結ぼうとしておらぬか。 101 00:11:51,337 --> 00:11:54,006 さような事!? 102 00:11:54,006 --> 00:11:58,344 織田様と我が殿は ご兄弟も同じの間柄! 103 00:11:58,344 --> 00:12:02,014 弟が 兄を裏切る事など ございましょうか! 104 00:12:02,014 --> 00:12:08,014 余は 実の弟を斬ったがの。 105 00:12:13,359 --> 00:12:20,359 (信長)あのような事は 二度と 余に させんでほしいものじゃ。 106 00:12:22,034 --> 00:12:26,372 のう 弟よ。 107 00:12:26,372 --> 00:12:29,274 (家康)もちろんでございます! 108 00:12:29,274 --> 00:12:34,179 余の言うとおりにしておれば 駿府は そのうち➡ 109 00:12:34,179 --> 00:12:37,983 そなたの手に落ちよう。 (家康)はっ。 110 00:12:37,983 --> 00:12:44,657 じゃが…➡ 111 00:12:44,657 --> 00:12:52,357 こざかしい策を弄ずれば 岡崎は 誰かの手に落ちよう…。 112 00:12:55,000 --> 00:12:57,903 承知したか! 113 00:12:57,903 --> 00:13:03,676 この 豆狸。 114 00:13:03,676 --> 00:13:06,376 はっ はああ! 115 00:13:11,350 --> 00:13:13,650 戻る。 116 00:13:28,367 --> 00:13:34,067 (忠次)大事ございませぬか! 殿! 殿! 117 00:13:40,312 --> 00:13:46,985 (祐椿尼)桜の事 そう悩まずとも よいのではないですかね。 118 00:13:46,985 --> 00:13:49,985 そうでしょうか…。 119 00:13:51,657 --> 00:13:57,329 (祐椿尼) それこそ 瀬名殿のような話も あるではないですか。 120 00:13:57,329 --> 00:13:59,264 瀬名殿? 121 00:13:59,264 --> 00:14:02,000 (祐椿尼)そもそも 良縁とは思えなかったものが➡ 122 00:14:02,000 --> 00:14:11,000 松平 いえ 徳川は今や 大出世ではありませぬか。 123 00:14:27,226 --> 00:14:31,226 (たけ)では 姫様。 124 00:14:33,632 --> 00:14:39,304 たけ… おい たけ! 125 00:14:39,304 --> 00:14:44,004 (たけ)は? これは 我のものではないぞ。 126 00:14:46,979 --> 00:14:52,279 ああ! すぐに すぐに取り替えてまいります! 127 00:14:58,991 --> 00:15:03,662 瀬名殿… か。 128 00:15:03,662 --> 00:15:09,001 どうしておるのかの。 瀬名殿も。 129 00:15:09,001 --> 00:15:20,345 ♬~ 130 00:15:20,345 --> 00:15:24,683 ≪お方様 おいでになられました。 131 00:15:24,683 --> 00:15:46,638 ♬~ 132 00:15:46,638 --> 00:15:52,311 (瀬名)まあ まるで 竹千代の父上様のようですこと。 133 00:15:52,311 --> 00:15:54,611 父上ではないか。 134 00:15:56,181 --> 00:16:00,181 お久しうございます。 殿。 135 00:16:02,321 --> 00:16:04,621 (ため息) 136 00:16:07,192 --> 00:16:10,192 今日は 何が。 137 00:16:12,331 --> 00:16:16,201 竹千代に 織田から 姫を迎えるのですか。 138 00:16:16,201 --> 00:16:19,004 いっそ 武田の姫を迎え➡ 139 00:16:19,004 --> 00:16:22,341 武田と じかに 手を組めればと 考えておったのじゃ。 140 00:16:22,341 --> 00:16:28,213 さすれば 多少なりとも 織田に 意見も言えるかと思うてな。 141 00:16:28,213 --> 00:16:33,619 じゃが 早々に ばれてしもうた。 まあ 収まったが…。 142 00:16:33,619 --> 00:16:36,521 しかし 恐ろしかったぞ。 143 00:16:36,521 --> 00:16:39,958 鬼自らが いきなり乗り込んできての。 144 00:16:39,958 --> 00:16:45,631 久方ぶりに 殺されるかと思うたわ。 145 00:16:45,631 --> 00:16:53,305 結句… 飼い主が 今川が織田に代わっただけじゃ。 146 00:16:53,305 --> 00:16:58,644 今思えば 肌が合わぬところはあったが➡ 147 00:16:58,644 --> 00:17:01,546 今川は のどかであった。 148 00:17:01,546 --> 00:17:05,984 女子は美しく 華やぎ…。 149 00:17:05,984 --> 00:17:09,321 何故 三河だけでは いかんのかのう。 150 00:17:09,321 --> 00:17:13,191 三河は 地味もよいし 食うにも困らぬ。 151 00:17:13,191 --> 00:17:18,997 もうよいではないか。 駿府など わざわざ取らずとも。 152 00:17:18,997 --> 00:17:23,669 家中のやつらも 次は遠江じゃ 駿河じゃ➡ 153 00:17:23,669 --> 00:17:27,539 今川の骨まで しゃぶれと申すし。 154 00:17:27,539 --> 00:17:34,239 我らは もう 何度 かような話を しておるのでございましょうか? 155 00:17:46,291 --> 00:17:50,161 (家康)岡崎では言えぬのじゃ…。 (ため息) 156 00:17:50,161 --> 00:17:55,461 (家康)相変わらず 広いのう。 お前の膝は。 157 00:17:59,304 --> 00:18:01,239 な… 何をするのじゃ! 158 00:18:01,239 --> 00:18:07,239 どなたと比べて 広いと おっしゃっておられるのやら。 159 00:18:08,980 --> 00:18:12,850 ハハハハ…。 160 00:18:12,850 --> 00:18:16,654 なれど 殿。 161 00:18:16,654 --> 00:18:23,995 瀬名も 殿が 駿河の城に入るのを 見とうございます。➡ 162 00:18:23,995 --> 00:18:26,898 鬼や ハゲ狸ではなく➡ 163 00:18:26,898 --> 00:18:34,272 かわいらしい豆狸が入る事こそが 不幸中の幸い。 164 00:18:34,272 --> 00:18:38,272 せめてもの ご恩返しとも言える事かと。 165 00:18:40,945 --> 00:18:43,281 そうやってのぉ? 166 00:18:43,281 --> 00:18:50,621 そうやって 皆 己の野心のために わしを使いっ走りにするのじゃ。 167 00:18:50,621 --> 00:18:54,959 わしは 一生 駆けずり回るだけじゃ。 168 00:18:54,959 --> 00:18:58,296 長生きすれば よろしうございますよ。 169 00:18:58,296 --> 00:19:02,967 さすれば 鬼も ハゲ狸も➡ 170 00:19:02,967 --> 00:19:07,267 殿より先に おらぬようになりまする。 171 00:19:09,640 --> 00:19:14,312 それで また 空き城を拾うか。 172 00:19:14,312 --> 00:19:18,983 それが よろしうございますかと。 173 00:19:18,983 --> 00:19:22,320 ハハハハ。 174 00:19:22,320 --> 00:19:25,223 よし。 そろそろ戻るか。 175 00:19:25,223 --> 00:19:29,193 今 酒を用意させておりまするが。 よいよい。 もう十分じゃ。 176 00:19:29,193 --> 00:19:34,599 では 竹千代の事は また追って 知らせをよこすゆえ。 177 00:19:34,599 --> 00:19:37,299 あの 殿。 178 00:19:39,270 --> 00:19:45,143 あの 井伊は。 179 00:19:45,143 --> 00:19:51,143 井伊の事は どうか お忘れございませぬよう。 180 00:19:52,817 --> 00:19:55,620 分かっておる。 181 00:19:55,620 --> 00:19:57,620 数正。 ≪(数正)はっ。 182 00:20:16,641 --> 00:20:19,977 そういうわけで 桜殿には➡ 183 00:20:19,977 --> 00:20:24,977 駿府の庵原殿のもとに 嫁いで頂く事に あいなりました。 184 00:20:26,651 --> 00:20:30,321 庵原といえば かの雪斎禅師の。 185 00:20:30,321 --> 00:20:32,990 今川の重臣も重臣。 186 00:20:32,990 --> 00:20:37,328 しかも 藤原の流れをくむ名門じゃ。 187 00:20:37,328 --> 00:20:40,231 まあ それは願ってもない。 188 00:20:40,231 --> 00:20:45,670 (桜) あの さような立派な お家で➡ 189 00:20:45,670 --> 00:20:49,540 私などが やっていけるので ございましょうか。 190 00:20:49,540 --> 00:20:53,010 (桔梗)あら! では 私が代わりましょうか。 191 00:20:53,010 --> 00:20:57,010 (桜)いえ。 お姉様。 それは。 (六左衛門)ハハハハ。 192 00:20:59,884 --> 00:21:02,884 あの 直虎様。 193 00:21:07,558 --> 00:21:10,858 いえ。 何でもございませぬ。 194 00:21:14,031 --> 00:21:19,704 身に余るお話 ありがとうございました。 195 00:21:19,704 --> 00:21:22,373 うむ…。 196 00:21:22,373 --> 00:21:35,319 ♬~ 197 00:21:35,319 --> 00:21:41,993 (たけ)姫様。 どうかなさいましたか? 198 00:21:41,993 --> 00:21:48,332 母上は 恨みと思うた事は ございませんでしたか? 199 00:21:48,332 --> 00:21:53,204 恨み? 母上が 井伊に 嫁いでこられたのは➡ 200 00:21:53,204 --> 00:21:58,676 井伊中が 今川憎しと なっておった頃でございましょう。 201 00:21:58,676 --> 00:22:05,349 ああ… さまざま 大仰な事を 考えたような気も致しますが。➡ 202 00:22:05,349 --> 00:22:11,022 殿が なんとも お優しいお方で。 203 00:22:11,022 --> 00:22:13,691 毒気を抜かれたというか…。 204 00:22:13,691 --> 00:22:16,360 それからは 新野の家の事は➡ 205 00:22:16,360 --> 00:22:20,360 あまり 考えぬように なってしまいましたね。 206 00:22:30,908 --> 00:22:34,312 桜が 嫌がっておるのですか? 207 00:22:34,312 --> 00:22:40,184 いえ。 桜は そこまで 考えておらぬようなのですが➡ 208 00:22:40,184 --> 00:22:44,655 あやめ殿は 案じておられるようで。 209 00:22:44,655 --> 00:22:50,328 せめて 頼もしきお方だと よいですね。 210 00:22:50,328 --> 00:22:54,999 その 相手のお方が。 211 00:22:54,999 --> 00:22:57,999 そうですね…。 212 00:23:05,343 --> 00:23:11,015 (南渓)庵原殿のご嫡男との 密談を取り持てという話か。 213 00:23:11,015 --> 00:23:13,684 雪斎様の お家の方という事であれば➡ 214 00:23:13,684 --> 00:23:16,020 和尚様は うまく誘い出し➡ 215 00:23:16,020 --> 00:23:18,923 お話しする事が できるのではないですか。 216 00:23:18,923 --> 00:23:22,693 (南渓)どうにも こうにも この方ではという折には➡ 217 00:23:22,693 --> 00:23:25,029 どうするつもりじゃ? 218 00:23:25,029 --> 00:23:28,699 あまりに 頼りになりそうもない方ならば➡ 219 00:23:28,699 --> 00:23:32,303 一度は 嫁がせるにせよ➡ 220 00:23:32,303 --> 00:23:35,640 折を見て なにかしら理由を見つけ➡ 221 00:23:35,640 --> 00:23:38,940 下がらせるという手も ございましょう。 222 00:23:40,511 --> 00:23:44,811 時をおけば できる事はあろうかと。 223 00:23:46,651 --> 00:23:50,988 つまらんのぉ。 は!? 224 00:23:50,988 --> 00:23:55,860 殿は もっと愉快な策を考えると 思うとったのに。 225 00:23:55,860 --> 00:24:01,999 粗相をして 向こうから断らせるやら➡ 226 00:24:01,999 --> 00:24:06,871 桜の代わりに ばばを連れていくやら。 227 00:24:06,871 --> 00:24:08,873 さような事をしても➡ 228 00:24:08,873 --> 00:24:14,345 では 別の娘をと 言われるだけにございましょう。 229 00:24:14,345 --> 00:24:17,014 お願いしますからね! 230 00:24:17,014 --> 00:24:22,353 (しの) ここのところ 今川の よい噂は あまり耳にしませぬ。 231 00:24:22,353 --> 00:24:26,223 その 古参のお家に 嫁ぐというのは…➡ 232 00:24:26,223 --> 00:24:30,523 人質という意味合いも 強うございますよね。 233 00:24:32,163 --> 00:24:35,299 どのような 心積もりをして 行くのが よいものか➡ 234 00:24:35,299 --> 00:24:38,999 祐椿様に お話を伺いたく。 235 00:24:41,972 --> 00:24:44,875 何か おかしき事でも? 236 00:24:44,875 --> 00:24:47,845 ああ いえ。 237 00:24:47,845 --> 00:24:51,649 殿も 同じ事を 聞いてまいりましたもので。 238 00:24:51,649 --> 00:24:54,552 殿が? ええ。 239 00:24:54,552 --> 00:24:57,521 それで 和尚様に頼み➡ 240 00:24:57,521 --> 00:25:02,293 ひそかに 人品を確かめに 行ったようですよ。➡ 241 00:25:02,293 --> 00:25:07,998 その上で できる手だてを考えたいと。 242 00:25:07,998 --> 00:25:13,871 (しの) 何だか いっぱしの殿様のように なってまいりましたね。 243 00:25:13,871 --> 00:25:17,341 (祐椿尼)ねえ。 244 00:25:17,341 --> 00:25:22,213 では 私が 出しゃばるまでもございませぬ。 245 00:25:22,213 --> 00:25:25,513 失礼致します。 246 00:25:40,965 --> 00:25:46,303 しの様も 随分 大人になられましたね。 247 00:25:46,303 --> 00:25:51,976 ええ もう立派な お方様です。 248 00:25:51,976 --> 00:25:57,848 私の出番など ありませんね。 249 00:25:57,848 --> 00:26:01,318 では お方様。 250 00:26:01,318 --> 00:26:08,318 一つ たけの願いを 聞いて頂きたいのですが。 251 00:26:27,011 --> 00:26:29,914 失礼を。 252 00:26:29,914 --> 00:26:34,614 このお方が あの おとわ様かと。 253 00:26:37,621 --> 00:26:40,958 先代太守様のお下知を 書き換えさせた➡ 254 00:26:40,958 --> 00:26:43,861 あっぱれな女童と。 255 00:26:43,861 --> 00:26:46,861 おや ご存じで。 256 00:26:48,632 --> 00:26:54,972 今 直虎様を知らぬものは 駿府には おりませぬよ。 257 00:26:54,972 --> 00:26:56,907 え! 258 00:26:56,907 --> 00:26:59,310 (庵原)女だてらに家督を継ぎ➡ 259 00:26:59,310 --> 00:27:02,646 一風変わった策で 井伊を治めていらっしゃる。 260 00:27:02,646 --> 00:27:07,646 面白きお方。 そして…。 261 00:27:12,656 --> 00:27:18,956 あれを捨て置けば 恐ろしい事になるかもしれぬと。 262 00:27:27,204 --> 00:27:32,943 今川としては 何としても 離反をさせたくはない。 263 00:27:32,943 --> 00:27:35,279 それがゆえの こたびの➡ 264 00:27:35,279 --> 00:27:39,979 我が庵原との縁談に ございますかと。 265 00:27:42,953 --> 00:27:49,253 それがしは 直虎様のお目には かないましたでしょうか。 266 00:27:52,296 --> 00:27:55,596 お見通しでございましたか。 267 00:27:58,168 --> 00:28:04,642 どうか 井伊様には 泥舟から 逃げ出すばかりではなく➡ 268 00:28:04,642 --> 00:28:11,342 泥舟を今一度 堅い舟にする事も お考え頂けませぬでしょうか。 269 00:28:17,655 --> 00:28:23,955 言うは やすいが 人というのは弱いものじゃ。 270 00:28:28,299 --> 00:28:36,140 さて 戦となり 己の命すら危ういとなった時に➡ 271 00:28:36,140 --> 00:28:41,840 忠義を貫き通す自信があると 我には言い切れぬ。 272 00:28:45,282 --> 00:28:50,282 庵原殿は 自信が おありか? 273 00:28:56,894 --> 00:28:59,296 ございます。 274 00:28:59,296 --> 00:29:03,968 ほう それは何故。 275 00:29:03,968 --> 00:29:07,838 忠義を貫く事こそが➡ 276 00:29:07,838 --> 00:29:12,138 生き延びる道であるからに ございます。 277 00:29:14,979 --> 00:29:18,649 最後まで 忠義を尽くした者こそ➡ 278 00:29:18,649 --> 00:29:23,349 敵にすら惜しいと思われるのでは ございませんでしょうか。 279 00:29:31,228 --> 00:29:35,933 申し分のない若者であったな。 はい。 280 00:29:35,933 --> 00:29:42,606 しかし 思ったより 殿の働きは 認められておったようじゃの。 281 00:29:42,606 --> 00:29:47,945 あれは 迷惑な話にございましたね。 282 00:29:47,945 --> 00:29:50,280 阿呆な女子が治める➡ 283 00:29:50,280 --> 00:29:53,617 取るに足らぬところよと 見なされておった方が➡ 284 00:29:53,617 --> 00:29:58,617 井伊は よほど動きやすいでは ございませぬか。 285 00:30:00,290 --> 00:30:04,161 [ 回想 ] でかしたぞ おとわ。 286 00:30:04,161 --> 00:30:07,631 はい! 287 00:30:07,631 --> 00:30:12,331 もう おとわは おらぬのじゃの。 288 00:30:16,640 --> 00:30:19,977 つまらんのう…。 289 00:30:19,977 --> 00:30:42,232 ♬~ 290 00:30:42,232 --> 00:30:46,203 (六左衛門)直虎様。 新野より 桜が参っております。 291 00:30:46,203 --> 00:30:49,503 桜が。 292 00:31:08,692 --> 00:31:12,029 おや 殿。 293 00:31:12,029 --> 00:31:14,329 面を上げよ。 294 00:31:15,899 --> 00:31:23,040 桜。 庵原殿に内密で会うてきた。 295 00:31:23,040 --> 00:31:27,340 (祐椿尼)それで どのような お方だったのですか? 296 00:31:29,379 --> 00:31:35,079 実に まっすぐな 気骨のある若者であった。 297 00:31:36,653 --> 00:31:42,326 もう聞いておるかもしれぬが 今 庵原の家に嫁ぐ事は➡ 298 00:31:42,326 --> 00:31:45,662 もろ手を挙げて喜べる事ではない。 299 00:31:45,662 --> 00:31:55,339 じゃが あのお方を夫に持つ事は 幸いな事ではないかと思うた。 300 00:31:55,339 --> 00:32:00,210 それでも もし 辛抱ができぬ事があれば➡ 301 00:32:00,210 --> 00:32:05,910 いつでも 文をよこせ。 共に 文句を言うてやる。 302 00:32:08,886 --> 00:32:13,690 庵原へ 行ってくれるか? 桜。 303 00:32:13,690 --> 00:32:19,563 あの… 庵原様は➡ 304 00:32:19,563 --> 00:32:24,034 もし 直虎様が嫁げと言われれば➡ 305 00:32:24,034 --> 00:32:28,705 嫁ぎたいと思われるような お方でございましたか? 306 00:32:28,705 --> 00:32:34,005 その 年の釣り合いなどは 考えずにでございますよ。 307 00:32:36,313 --> 00:32:39,216 無礼な。 308 00:32:39,216 --> 00:32:43,654 我は まだ若いし 年よりも若う見えるし➡ 309 00:32:43,654 --> 00:32:48,354 領主でなければ 迷わず 嫁ぎたいと思うたわ。 310 00:32:57,668 --> 00:33:06,009 殿。 ありがたき ご縁談を ありがとうございます。➡ 311 00:33:06,009 --> 00:33:11,348 頼りなき私にございますが 庵原のお家のため➡ 312 00:33:11,348 --> 00:33:15,686 そして 井伊のお家のため➡ 313 00:33:15,686 --> 00:33:22,025 できる限りの働きを致したく 存じます。 314 00:33:22,025 --> 00:33:27,025 頼むぞ。 桜。 (桜)はい。 315 00:33:28,899 --> 00:33:34,972 扇は そちらに。 鏡は化粧の横へ。 316 00:33:34,972 --> 00:33:38,842 しの殿が? ええ。 317 00:33:38,842 --> 00:33:44,314 桜に きちんと 事情を言い含め 心積もりをさせたようですよ。 318 00:33:44,314 --> 00:33:47,651 さような事を して下さったのですか。 319 00:33:47,651 --> 00:33:51,321 今度 会うたら 礼を言うておきます。 320 00:33:51,321 --> 00:33:54,321 そうですね。 321 00:33:57,661 --> 00:34:01,999 (高瀬) 母上 お着替えをお持ちしました。 322 00:34:01,999 --> 00:34:04,299 たけは? 323 00:34:08,872 --> 00:34:13,010 たけは…➡ 324 00:34:13,010 --> 00:34:16,880 たけは 里へ 下がりました。 325 00:34:16,880 --> 00:34:18,880 え…? 326 00:34:20,884 --> 00:34:26,356 はっ! …はっ! 327 00:34:26,356 --> 00:34:31,028 (祐椿尼)もう 耳も遠くなり 勘違いも多くなったゆえ➡ 328 00:34:31,028 --> 00:34:33,930 いとまを頂きたいと。 329 00:34:33,930 --> 00:34:39,630 後ろ髪を引かれるゆえ 殿には会わずに行くと。 330 00:34:43,307 --> 00:34:45,242 たけ…。 331 00:34:45,242 --> 00:34:49,542 たけ! たけ! 332 00:34:52,649 --> 00:34:56,949 たけ! 我じゃ! 止まれ! 333 00:34:58,522 --> 00:35:01,992 姫様! 許さぬぞ! たけ! 334 00:35:01,992 --> 00:35:04,895 我のもとを去るなど! 335 00:35:04,895 --> 00:35:08,665 なれど もう お役に立てませぬし。 336 00:35:08,665 --> 00:35:11,568 役になど 立てずともよい! 337 00:35:11,568 --> 00:35:16,340 井伊の館で よぼよぼになり 死ねばよい。 338 00:35:16,340 --> 00:35:21,678 たけは 我が みとると 決めておったのじゃ。 339 00:35:21,678 --> 00:35:25,015 我を置いていくなど。 340 00:35:25,015 --> 00:35:31,315 我のもとを去るなど 決して許さぬからな! 341 00:35:38,962 --> 00:35:42,299 姫様じゃ。 342 00:35:42,299 --> 00:35:44,968 怒りっぽうて 泣き虫で➡ 343 00:35:44,968 --> 00:35:50,307 たけの言う事など 一つも聞いて下さらぬ猪で。 344 00:35:50,307 --> 00:35:55,645 なれど それはそれは 情けの深い…➡ 345 00:35:55,645 --> 00:36:00,645 私の とわ姫様。 346 00:36:06,990 --> 00:36:11,862 今一度 お会いできて たけは うれしうございます。 347 00:36:11,862 --> 00:36:15,162 何を言うておるのじゃ。 たけ。 348 00:36:17,334 --> 00:36:22,005 なれど もう 姫様は姫様ではございますまい。 349 00:36:22,005 --> 00:36:26,676 井伊の殿として ご決心をされねば。 350 00:36:26,676 --> 00:36:30,547 何を言うておるか分からぬ! 351 00:36:30,547 --> 00:36:36,953 お家の勝手向きは いまだ苦しうございましょう。 352 00:36:36,953 --> 00:36:40,824 乳母一人とはいえ きちんと役に立つものを➡ 353 00:36:40,824 --> 00:36:42,826 お召し抱えになるべきかと 存じます。 354 00:36:42,826 --> 00:36:48,126 さような事 たけに指図されるいわれはない! 355 00:36:52,502 --> 00:37:03,647 最後に一つくらい 私の言う事を 聞いて下さいませよ。 姫様。 356 00:37:03,647 --> 00:37:28,672 ♬~ 357 00:37:28,672 --> 00:37:32,542 たけ! 358 00:37:32,542 --> 00:37:36,947 馬に乗れ! 里まで送る! 359 00:37:36,947 --> 00:37:38,882 そんな めっそうもない。 360 00:37:38,882 --> 00:37:43,182 これ以上 言う事は聞いてやらぬ! 乗れ! 361 00:37:47,958 --> 00:37:54,631 (政次)たけは お家のためにと 自ら退いたのですか。 362 00:37:54,631 --> 00:37:57,631 我は 果報者じゃ。 363 00:37:59,970 --> 00:38:06,309 あの者たちのように 思うがままには生きられぬが➡ 364 00:38:06,309 --> 00:38:14,009 井伊のために その身を ささげてくれる者に囲まれておる。 365 00:38:16,953 --> 00:38:21,653 もっと 心せねばならぬの。 366 00:38:26,630 --> 00:38:29,630 驚きにございます。 367 00:38:32,469 --> 00:38:36,769 今まで お分かりでなかったとは。 368 00:38:43,146 --> 00:38:46,616 そこでじゃ 政次。 369 00:38:46,616 --> 00:38:51,288 一つ 桔梗の縁談も 取り持ってはくれぬか。 370 00:38:51,288 --> 00:38:53,223 桔梗殿の。 371 00:38:53,223 --> 00:38:57,160 そなたの今川への忠勤ぶりとも 見せかけられようし➡ 372 00:38:57,160 --> 00:39:02,632 こちらから 動く事で 嫁ぎ先のかじを握る事もできよう。 373 00:39:02,632 --> 00:39:06,503 今川の家臣にございますか? 374 00:39:06,503 --> 00:39:09,973 北条じゃ。 375 00:39:09,973 --> 00:39:15,312 北条ならば 今川の唯一の味方。 376 00:39:15,312 --> 00:39:20,984 今川に 怪しまれる事もなかろうし➡ 377 00:39:20,984 --> 00:39:26,684 できれば 動きを知りたいところではある。 378 00:39:29,326 --> 00:39:35,599 なかなか よろしき お考えかと。 379 00:39:35,599 --> 00:39:51,615 ♬~ 380 00:39:51,615 --> 00:39:54,517 ≪(弥吉)直虎様! 何かあったのか。 381 00:39:54,517 --> 00:39:59,517 た… たけが 死んだかもしれませぬ! は? 382 00:40:02,626 --> 00:40:07,497 どういう事じゃ。 たけの幽霊が…。 383 00:40:07,497 --> 00:40:11,635 どこに! どこに たけの幽霊が出たのじゃ! 384 00:40:11,635 --> 00:40:15,635 そこ! そこに現れたのですが。 385 00:40:19,509 --> 00:40:21,509 たけ…。 386 00:40:37,661 --> 00:40:39,596 出た~! 387 00:40:39,596 --> 00:40:42,896 (祐椿尼)何を騒いでおるのですか。 388 00:40:44,534 --> 00:40:48,004 まあまあ そう かしこまらずとも。 389 00:40:48,004 --> 00:40:51,704 母上。 こ… この者は。 390 00:40:53,677 --> 00:40:59,015 (祐椿尼) たけの姪で 梅というそうです。 391 00:40:59,015 --> 00:41:00,950 梅…。 392 00:41:00,950 --> 00:41:02,886 (梅)梅と申します。 393 00:41:02,886 --> 00:41:07,357 以後 よろしゅう お願い申し上げまする。 殿! 394 00:41:07,357 --> 00:41:12,357 (祐椿尼)自分の後をと たけが頼んでくれたのですよ。 395 00:41:14,698 --> 00:41:19,035 よろしう頼むぞ。 梅! 396 00:41:19,035 --> 00:41:22,035 はい! 397 00:41:32,982 --> 00:41:38,982 井伊から駿府へ 桜が嫁いでいった頃。 398 00:41:45,995 --> 00:41:52,869 徳川の嫡男 竹千代のもとへ 織田から 徳姫が こし入れ。 399 00:41:52,869 --> 00:42:01,344 それに伴い 瀬名も 惣持寺から 岡崎城へ移る事となったのじゃ。 400 00:42:01,344 --> 00:42:18,695 ♬~ 401 00:42:18,695 --> 00:42:22,031 桔梗の縁談が まとまったか…。 402 00:42:22,031 --> 00:42:24,701 北条の狩野様に 決まりましてござります。 403 00:42:24,701 --> 00:42:27,036 ご当主 北条氏康様が家臣➡ 404 00:42:27,036 --> 00:42:29,706 狩野飛騨守殿の ご子息にございます。 405 00:42:29,706 --> 00:42:33,406 うむ。 よいところじゃの。 406 00:42:36,513 --> 00:42:44,220 ≪(方久)直虎様! 直虎様! 直虎様! 直虎様! 407 00:42:44,220 --> 00:42:46,656 どうした? 408 00:42:46,656 --> 00:42:49,559 直虎様。 409 00:42:49,559 --> 00:42:52,328 材木の売り先が見つかったと➡ 410 00:42:52,328 --> 00:42:55,665 中村屋より 知らせがございました! 411 00:42:55,665 --> 00:42:59,335 でかしたぞ! 方久! 412 00:42:59,335 --> 00:43:02,672 この出来事は 井伊にとって➡ 413 00:43:02,672 --> 00:43:07,672 かつてない大きな実りを もたらすのじゃが。 414 00:43:09,345 --> 00:43:11,681 続く。 415 00:43:11,681 --> 00:43:14,350 気賀に 材木を運ぶよう 手配せよ! 416 00:43:14,350 --> 00:43:16,686 (方久)カンカンカン カンカンカンカンカ~ン! 417 00:43:16,686 --> 00:43:20,557 (氏真)いよいよ その時が来たという事じゃ。 418 00:43:20,557 --> 00:43:22,559 なんという 無理難題を! 419 00:43:22,559 --> 00:43:26,362 (政次)井伊に 三河と内通したる謀反の疑い。 420 00:43:26,362 --> 00:43:30,033 (龍雲丸)待ってろよ~ 尼小僧! 421 00:43:30,033 --> 00:43:32,033 井伊を頼む。 422 00:43:34,871 --> 00:43:37,640 <静岡県静岡市。➡ 423 00:43:37,640 --> 00:43:42,512 この地で生まれたとされる 徳川家康の正室 築山殿は➡ 424 00:43:42,512 --> 00:43:46,812 歴史小説で 瀬名姫という呼び名で 知られています> 425 00:43:48,651 --> 00:43:54,991 <名前の由来は 梶原山の裾野に 広がる 瀬名という地。➡ 426 00:43:54,991 --> 00:43:57,327 領主の瀬名氏と瀬名姫が➡ 427 00:43:57,327 --> 00:44:00,627 同族だったからとも いわれています> 428 00:44:02,198 --> 00:44:05,001 <瀬名氏の菩提寺 光鏡院は➡ 429 00:44:05,001 --> 00:44:10,001 一族の祖 瀬名一秀が開いたと 伝わっています> 430 00:44:15,345 --> 00:44:18,248 <駿府から三河に移り住んだ 瀬名姫は➡ 431 00:44:18,248 --> 00:44:21,948 築山殿と呼ばれる事になります> 432 00:44:28,358 --> 00:44:31,261 <築山殿は 岡崎城の城外➡ 433 00:44:31,261 --> 00:44:35,961 築山と呼ばれた場所で 暮らしていたといいます> 434 00:44:37,634 --> 00:44:40,303 <かつて この場所にあった 築山稲荷が➡ 435 00:44:40,303 --> 00:44:43,303 その名を残しています> 436 00:44:45,975 --> 00:44:49,646 <この後 交わされる 徳川と織田の縁組みが➡ 437 00:44:49,646 --> 00:44:54,346 瀬名姫の運命を 大きく変える事となるのです> 438 00:45:33,923 --> 00:45:35,858 (お俊)お父っつぁん! 439 00:45:35,858 --> 00:45:39,662 <伝七の女房 お俊の父親 米次は➡ 440 00:45:39,662 --> 00:45:43,833 お俊が16の時 誤って人を殺めた罪で➡ 441 00:45:43,833 --> 00:45:46,336 島送りに処せられた> 442 00:45:46,336 --> 00:45:50,006 (お俊)お父っつぁんが? 443 00:45:50,006 --> 00:45:53,676 <そして 去年 伝七と お俊は➡ 444 00:45:53,676 --> 00:45:57,876 米次が島で死んだという知らせを 耳にした>