1 00:00:07,007 --> 00:00:10,010 (お知保)ここは 天下を治める将軍家。 2 00:00:10,010 --> 00:00:14,014 私ならば 喜んで染まります。 3 00:00:14,014 --> 00:00:16,016 それは そなたの考えであろう。 4 00:00:16,016 --> 00:00:18,018 私に押し付けないでください! 5 00:00:18,018 --> 00:00:22,022 好きでもない相手と➡ 6 00:00:22,022 --> 00:00:26,026 交わる意味が どこにある。 7 00:00:28,028 --> 00:00:30,000 (松島)万が一にも あの御台が世継ぎをなせば➡ 8 00:00:30,000 --> 00:00:32,032 (松島)万が一にも あの御台が世継ぎをなせば➡ 9 00:00:32,032 --> 00:00:36,036 公家の者どもが 政にまで口を挟んでくるでしょう。 10 00:00:36,036 --> 00:00:41,041 その前に何としても 側室をあてがうのです。 11 00:00:41,041 --> 00:00:45,045 われらの息のかかった側室を。 12 00:01:00,060 --> 00:01:03,997 もし この先 側室となれば➡ 13 00:01:03,997 --> 00:01:08,001 金輪際 里帰りなど許されぬ。 14 00:01:08,001 --> 00:01:11,004 最後に会ってくるがよい。 15 00:01:11,004 --> 00:01:13,006 <はい。 16 00:01:22,015 --> 00:01:27,020 (お品)今日は一段と 髪が艶やかで お美しゅうございます。 17 00:01:27,020 --> 00:01:30,000 やはり 昨晩… フフッ。 18 00:01:30,000 --> 00:01:32,025 やはり 昨晩… フフッ。 19 00:01:32,025 --> 00:01:34,027 何を想像している? 20 00:01:34,027 --> 00:01:36,029 それは その…。 21 00:01:36,029 --> 00:01:41,034 昨晩 お渡りが… ですから。 22 00:01:43,036 --> 00:01:46,039 何も なかった。 23 00:01:46,039 --> 00:01:48,041 何も!? 24 00:01:48,041 --> 00:01:51,044 で… ございますか? 25 00:01:57,050 --> 00:02:00,000 これを頂いただけだ。 26 00:02:00,000 --> 00:02:00,053 これを頂いただけだ。 27 00:02:00,053 --> 00:02:03,991 そのためだけに 上様は お渡りを? 28 00:02:06,994 --> 00:02:10,998 あのお方が よく分からない。 29 00:02:10,998 --> 00:02:15,002 蛇のような冷たい目をしてると 思いきや…。 30 00:02:15,002 --> 00:02:18,005 このように お優しい一面も。 31 00:02:20,007 --> 00:02:23,010 でも どこか いつも おさみしそうで➡ 32 00:02:23,010 --> 00:02:26,013 どれが本当のお顔なのか…。 33 00:02:26,013 --> 00:02:28,015 何だ? 34 00:02:28,015 --> 00:02:30,000 上様のことが もっと知りたいのですね。 35 00:02:30,000 --> 00:02:32,019 上様のことが もっと知りたいのですね。 36 00:02:51,038 --> 00:02:56,043 (商人)今 江戸で大人気の 喜多川 歌麿という絵師が描いた➡ 37 00:02:56,043 --> 00:02:59,046 浮世絵にございます。➡ 38 00:02:59,046 --> 00:03:00,000 どちらが お好みでございましょう? 39 00:03:00,000 --> 00:03:02,049 どちらが お好みでございましょう? 40 00:03:22,002 --> 00:03:24,004 どれも好かん。 41 00:03:24,004 --> 00:03:30,000 ♬~ 42 00:03:30,000 --> 00:03:35,015 ♬~ 43 00:03:35,015 --> 00:03:38,018 <(赤ん坊の声) 44 00:03:42,022 --> 00:03:46,026 (赤ん坊の声) 45 00:03:52,032 --> 00:03:58,038 (田沼)銭が回れば 文化も花開く。 46 00:04:00,040 --> 00:04:03,977 そんなことより 側室の件は? 47 00:04:03,977 --> 00:04:06,980 上様のご説得を 急いでくださいませ。 48 00:04:09,983 --> 00:04:14,988 だから そう焦るな。 49 00:04:14,988 --> 00:04:18,992 万が一にも あの御台が将軍生母となれば➡ 50 00:04:18,992 --> 00:04:23,997 公家の者どもが 政に口を挟み そなたの地位も危ぶまれますぞ。 51 00:04:23,997 --> 00:04:27,000 心配には及ばぬ。 52 00:04:27,000 --> 00:04:30,000 上様は いずれ 必ず わしの言うことを聞く。 53 00:04:30,000 --> 00:04:33,006 上様は いずれ 必ず わしの言うことを聞く。 54 00:04:33,006 --> 00:04:36,009 どこから その自信は来るのです? 55 00:04:36,009 --> 00:04:48,021 ♬~ 56 00:04:48,021 --> 00:04:51,024 まあ…。 57 00:04:51,024 --> 00:04:53,026 見ておれ。 58 00:04:55,028 --> 00:04:57,030 お品。 59 00:04:57,030 --> 00:05:00,000 これから 私が何をされようと 言い返しては駄目だ。 60 00:05:00,000 --> 00:05:01,034 これから 私が何をされようと 言い返しては駄目だ。 61 00:05:01,034 --> 00:05:03,971 なぜです? 言ったであろう? 62 00:05:03,971 --> 00:05:06,974 私は そなたが ひどい目に遭わされることが➡ 63 00:05:06,974 --> 00:05:09,977 何よりつらい。 だから 矛先が➡ 64 00:05:09,977 --> 00:05:12,980 そなたに向くようなことは しないでほしいのだ。 65 00:05:14,982 --> 00:05:16,984 <(夜霧)あら まあ。➡ 66 00:05:16,984 --> 00:05:20,988 それでは 添い寝姫ではございませぬか。 67 00:05:20,988 --> 00:05:23,991 (朝霧)お渡りがあったにも かかわらず➡ 68 00:05:23,991 --> 00:05:26,994 添い寝だけ… とは。 69 00:05:26,994 --> 00:05:29,997 (笑い声) 70 00:05:29,997 --> 00:05:30,000 (高岳)これ。 2人とも無礼であろう。 71 00:05:30,000 --> 00:05:35,002 (高岳)これ。 2人とも無礼であろう。 72 00:05:37,004 --> 00:05:44,011 これはこれは 失礼つかまつりました。 73 00:05:44,011 --> 00:05:46,346 添い寝姫様。➡ 74 00:05:46,346 --> 00:05:52,019 あっ これは失敬。 御台さま。 75 00:05:52,019 --> 00:05:56,023 (笑い声) 76 00:05:58,025 --> 00:06:00,000 お知保姉ちゃん 帰ってきたよ! 77 00:06:00,000 --> 00:06:01,028 お知保姉ちゃん 帰ってきたよ! 78 00:06:13,974 --> 00:06:16,977 ただいま。 79 00:06:42,002 --> 00:06:44,004 (松島)上様。 80 00:06:48,008 --> 00:06:50,010 せんえつではございますが➡ 81 00:06:50,010 --> 00:06:53,013 上様にお願いしたき 儀がございます。 82 00:06:56,016 --> 00:06:58,018 何だ。 83 00:06:58,018 --> 00:07:00,000 側室を 設けていただけないでしょうか。 84 00:07:00,000 --> 00:07:02,022 側室を 設けていただけないでしょうか。 85 00:07:02,022 --> 00:07:04,625 (高岳)場所柄もわきまえず 何を! 86 00:07:04,625 --> 00:07:07,961 ご無礼は承知の上➡ 87 00:07:07,961 --> 00:07:13,967 将軍家の御為 身命をとして お願い申し上げております。 88 00:07:22,976 --> 00:07:24,978 面を上げよ。 89 00:07:30,984 --> 00:07:34,655 子など いらぬ。➡ 90 00:07:34,655 --> 00:07:39,993 それ故 側室は必要ない。 91 00:07:42,996 --> 00:07:44,998 何故にございますか? 92 00:07:47,000 --> 00:07:52,005 上様は 神君 家康公以来 受け継がれてきた➡ 93 00:07:52,005 --> 00:07:55,008 将軍家のお血筋を 絶やされてもよいと➡ 94 00:07:55,008 --> 00:07:58,011 おっしゃるのですか? 95 00:07:58,011 --> 00:08:00,000 ♬~ 96 00:08:00,000 --> 00:08:07,955 ♬~ 97 00:08:07,955 --> 00:08:14,962 [将軍家のお血筋を絶やさぬよう 設けられた大奥] 98 00:08:14,962 --> 00:08:20,968 [この場所で お世継ぎを巡る おぞましい戦いが➡ 99 00:08:20,968 --> 00:08:25,973 まさに 始まろうと しているのでした] 100 00:08:25,973 --> 00:08:27,975 ♬~ 101 00:08:27,975 --> 00:08:30,000 ♬~ 102 00:08:30,000 --> 00:08:32,980 ♬~ 103 00:08:32,980 --> 00:08:35,983 上様が そのようなことを? 104 00:08:35,983 --> 00:08:37,985 どうしてか…。 105 00:08:41,989 --> 00:08:44,992 もしや あのことが? 106 00:08:44,992 --> 00:08:47,995 あのこと? 107 00:08:47,995 --> 00:08:51,999 あくまでも 女中たちの噂話ですので➡ 108 00:08:51,999 --> 00:08:54,668 誠か否かは分かりませぬが…。 109 00:08:54,668 --> 00:08:58,005 構わぬ。 教えてくれ。 110 00:08:58,005 --> 00:09:00,000 上様のお父上 家重公は➡ 111 00:09:00,000 --> 00:09:01,008 上様のお父上 家重公は➡ 112 00:09:01,008 --> 00:09:03,944 とにかく 女癖が悪く➡ 113 00:09:03,944 --> 00:09:06,947 上様の母上 お幸の方さまとの関係は➡ 114 00:09:06,947 --> 00:09:09,950 冷えきっていたそうなのです。 115 00:09:09,950 --> 00:09:13,954 そして あるとき突然 家重公が➡ 116 00:09:13,954 --> 00:09:19,960 お幸の方さまを ろうに閉じ込めてしまったそうで。 117 00:09:19,960 --> 00:09:22,963 (竹千代)《母上!》 118 00:09:22,963 --> 00:09:26,967 《竹千代…》➡ 119 00:09:26,967 --> 00:09:29,970 《あ… あ…》➡ 120 00:09:29,970 --> 00:09:30,000 《すまない…》➡ 121 00:09:30,000 --> 00:09:31,972 《すまない…》➡ 122 00:09:31,972 --> 00:09:34,975 《う… ああ…》 (倒れる音) 123 00:09:37,978 --> 00:09:40,981 (竹千代)《じじさま!》 《どうした!? 竹千代》 124 00:09:40,981 --> 00:09:44,985 《母上を! 母上をお助けください!》 125 00:09:44,985 --> 00:09:48,989 《父上が! 父上が母上を!》 126 00:09:51,992 --> 00:09:55,996 (お品)そうして 吉宗公により 助け出されたそうなのですが➡ 127 00:09:55,996 --> 00:09:59,666 お幸の方さまは ろうにいた間➡ 128 00:09:59,666 --> 00:10:00,000 ろくに食事も与えられず 体を壊してしまったそうで…。 129 00:10:00,000 --> 00:10:07,007 ろくに食事も与えられず 体を壊してしまったそうで…。 130 00:10:07,007 --> 00:10:09,009 まさか…。 131 00:10:13,013 --> 00:10:15,015 《死んだか》 132 00:10:17,017 --> 00:10:20,020 《フンッ》 133 00:10:20,020 --> 00:10:30,000 ♬~ 134 00:10:30,000 --> 00:10:34,034 ♬~ 135 00:10:34,034 --> 00:10:39,039 (お品)ですから もしかしたら 上様は…。 136 00:10:39,039 --> 00:10:43,043 愛のない親の元に生まれた 苦しみをご存じだから➡ 137 00:10:43,043 --> 00:10:45,379 あのようなことを…。 138 00:10:45,379 --> 00:10:50,050 もし そうなら おさみしい方ですね。 139 00:10:54,054 --> 00:10:58,058 ここに来たとき 家族に もう会えないと言われて➡ 140 00:10:58,058 --> 00:11:00,000 どうして 私だけがと思っていた。 141 00:11:00,000 --> 00:11:03,063 どうして 私だけがと思っていた。 142 00:11:03,063 --> 00:11:07,000 だが 上様は…。 143 00:11:07,000 --> 00:11:11,004 もっと おつらい思いを されてきたのかもしれないな…。 144 00:11:15,008 --> 00:11:20,013 (昭島)このままでは お世継ぎは 望めないかもしれませんねぇ。 145 00:11:20,013 --> 00:11:22,015 (昭島・お平)ウフフフ…。 146 00:11:22,015 --> 00:11:25,018 その場合 どうなるのです? 147 00:11:25,018 --> 00:11:27,020 その場合は… ウフフ。 148 00:11:27,020 --> 00:11:29,022 (昭島)これを見よ。 149 00:11:29,022 --> 00:11:30,000 (お玲・お平)おお! 150 00:11:30,000 --> 00:11:31,024 (お玲・お平)おお! 151 00:11:31,024 --> 00:11:34,027 将軍家と血縁関係のある お家から➡ 152 00:11:34,027 --> 00:11:38,031 次期将軍候補が選ばれます。➡ 153 00:11:38,031 --> 00:11:44,037 尾張 紀伊 水戸の御三家からは もちろんのこと➡ 154 00:11:44,037 --> 00:11:47,708 八代将軍 吉宗公の血を引く➡ 155 00:11:47,708 --> 00:11:51,044 清水 田安 一橋のご子息も➡ 156 00:11:51,044 --> 00:11:54,047 候補として有力であろう。 157 00:11:54,047 --> 00:11:59,052 こんなに候補がいたら お家同士で争いになりそう。 158 00:11:59,052 --> 00:12:00,000 私の一押しは この 田安家ですが。 159 00:12:00,000 --> 00:12:03,056 私の一押しは この 田安家ですが。 160 00:12:03,056 --> 00:12:04,992 (お玲)なぜです? 161 00:12:04,992 --> 00:12:10,998 ご子息の定信さまが それは もう色男で。 162 00:12:10,998 --> 00:12:13,000 分かった。 163 00:12:13,000 --> 00:12:16,003 引き続き 内情を知らせてくれ。 164 00:12:20,007 --> 00:12:24,011 (定信)大奥に忍ばせている 隠密の話によりますと➡ 165 00:12:24,011 --> 00:12:29,016 上様は お子をおつくりにならんと 仰せのようで。 166 00:12:29,016 --> 00:12:30,000 何? 167 00:12:30,000 --> 00:12:31,018 何? 168 00:12:31,018 --> 00:12:36,023 御台さまは そのことで 周囲にさげすまれているそうで➡ 169 00:12:36,023 --> 00:12:40,027 お気の毒に存じます。 170 00:12:40,027 --> 00:12:46,033 そちは確か昔 御台さまと 親しくしておったな。 171 00:12:46,033 --> 00:12:51,038 あちらは すっかり お忘れのようでしたが…。 172 00:13:05,986 --> 00:13:07,988 姉上。 173 00:13:11,992 --> 00:13:16,997 家に戻ってきてくれませんか? 174 00:13:16,997 --> 00:13:20,000 えっ? 175 00:13:20,000 --> 00:13:25,005 (お加代)母上の看病や 弟たちの世話や➡ 176 00:13:25,005 --> 00:13:28,008 私一人では…。 177 00:13:34,014 --> 00:13:40,020 (武元)長崎奉行の石谷 清昌殿より ご報告がございます。 178 00:13:40,020 --> 00:13:45,025 出島より来訪した オランダ商館 ティチングなる者が➡ 179 00:13:45,025 --> 00:13:49,696 上様にお目通りを 願い出ているそうにございます。 180 00:13:49,696 --> 00:13:51,698 オランダ? (武元)はっ。 181 00:13:51,698 --> 00:13:53,700 お断りください。 182 00:13:59,039 --> 00:14:00,000 異国のやからは むやみに 開国を願い出るだけでなく➡ 183 00:14:00,000 --> 00:14:04,978 異国のやからは むやみに 開国を願い出るだけでなく➡ 184 00:14:04,978 --> 00:14:10,984 礼節を欠き どのような無礼を 働くか分かりませぬ。 185 00:14:10,984 --> 00:14:13,987 上様が直接お会いになるなど…。 186 00:14:15,989 --> 00:14:19,326 ティチングとは どのような人物だ? 187 00:14:19,326 --> 00:14:20,994 はっ。 それは…。 188 00:14:20,994 --> 00:14:23,664 関わりのないことにございます。 189 00:14:31,004 --> 00:14:38,011 このような無駄話で 上様の貴重なお時間を割くのは➡ 190 00:14:38,011 --> 00:14:40,013 いかがなものかと。 191 00:14:46,019 --> 00:14:49,022 (武元)失礼つかまつりました。 192 00:15:11,979 --> 00:15:14,982 (家治)何をしておる? 193 00:15:14,982 --> 00:15:16,984 上様! 194 00:15:16,984 --> 00:15:20,988 これは その…。 195 00:15:20,988 --> 00:15:25,993 もうすぐ 上様の母君の命日だと 伺いましたので➡ 196 00:15:25,993 --> 00:15:29,997 少し早いですが 供養をと思いまして。 197 00:15:33,000 --> 00:15:38,005 なぜ そなたが? 198 00:15:38,005 --> 00:15:40,007 それは…。 199 00:15:42,009 --> 00:15:45,012 めおと… ですので。 200 00:15:56,023 --> 00:16:00,000 ♬~ 201 00:16:00,000 --> 00:16:03,964 ♬~ 202 00:16:24,985 --> 00:16:27,988 これ以上 倫子さまが さげすまれるのは我慢なりません。 203 00:16:27,988 --> 00:16:30,000 どうすれば 添い寝のその先に いけるんでしょうか。 204 00:16:30,000 --> 00:16:31,992 どうすれば 添い寝のその先に いけるんでしょうか。 205 00:16:31,992 --> 00:16:36,930 いやぁ それはいかにも 難儀なことですねぇ…。 206 00:16:36,930 --> 00:16:38,932 あっ! 207 00:16:42,936 --> 00:16:44,938 どうも。 208 00:16:48,942 --> 00:16:52,946 先日は 門札を拾っていただき ありがとう存じます。 209 00:16:52,946 --> 00:16:57,951 (お品)いえ。 無事にお返しできて よかったです。 210 00:16:57,951 --> 00:17:00,000 失礼ですが 名は何と? 211 00:17:00,000 --> 00:17:01,955 失礼ですが 名は何と? 212 00:17:01,955 --> 00:17:04,958 品にございます。 (猿吉)ちょっと! 213 00:17:04,958 --> 00:17:06,960 ちょっとちょっと お役人さん! 214 00:17:06,960 --> 00:17:09,296 奥女中を口説くなど ご法度ですぞ! 215 00:17:09,296 --> 00:17:11,298 (貞之助)口説いてなどおりません。 216 00:17:11,298 --> 00:17:15,969 少しばかり お礼をと思いまして。 217 00:17:17,971 --> 00:17:21,975 何か 好物はございますか? 218 00:17:21,975 --> 00:17:25,979 き… きんつばが 好きにございますが。 219 00:17:25,979 --> 00:17:28,982 きんつばですか。 220 00:17:28,982 --> 00:17:30,000 分かりました。 楽しみに お待ちください。 221 00:17:30,000 --> 00:17:31,985 分かりました。 楽しみに お待ちください。 222 00:17:31,985 --> 00:17:44,932 ♬~ 223 00:17:44,932 --> 00:17:46,934 おいしいです! 224 00:17:46,934 --> 00:17:48,936 よかった。 225 00:17:48,936 --> 00:17:50,938 袖も直していただき ありがとう存じます。 226 00:17:50,938 --> 00:17:53,941 うん。 227 00:17:53,941 --> 00:17:56,944 何でも すぐに できてしまうんですね。 228 00:17:56,944 --> 00:18:00,000 すごいです。 229 00:18:00,000 --> 00:18:00,948 すごいです。 230 00:18:00,948 --> 00:18:06,954 大奥に奉公すれば このぐらい できるようになる。 231 00:18:06,954 --> 00:18:12,960 教養も身に付くし 悪いことばかりじゃないのよ。 232 00:18:12,960 --> 00:18:16,964 しかし 大奥には➡ 233 00:18:16,964 --> 00:18:19,967 お高くとまっているおなごが 多いのでしょう? 234 00:18:19,967 --> 00:18:25,973 姉上は 争い事など苦手ではないですか。 235 00:18:25,973 --> 00:18:28,976 (お知保)大丈夫。➡ 236 00:18:28,976 --> 00:18:30,000 私には 夢があるから。 237 00:18:30,000 --> 00:18:33,981 私には 夢があるから。 238 00:18:33,981 --> 00:18:35,983 夢? 239 00:18:41,989 --> 00:18:46,994 誰よりも偉くなることよ。 240 00:18:46,994 --> 00:18:55,002 偉くなれば おなごでも 高禄を頂けるようになる。 241 00:18:55,002 --> 00:19:00,000 家族みんなが おなかいっぱい お米を食べれるようになる。 242 00:19:00,000 --> 00:19:01,008 家族みんなが おなかいっぱい お米を食べれるようになる。 243 00:19:01,008 --> 00:19:07,014 悔しいけど この世は生まれが全てなの。 244 00:19:09,016 --> 00:19:13,020 私は それを 大奥で嫌というほど見てきた。 245 00:19:18,025 --> 00:19:21,028 (お知保) 高貴な家に生まれたお方は➡ 246 00:19:21,028 --> 00:19:25,032 欲しいものが 簡単に手に入る。 247 00:19:28,035 --> 00:19:30,000 けれど 貧乏人が幸せになるには➡ 248 00:19:30,000 --> 00:19:32,039 けれど 貧乏人が幸せになるには➡ 249 00:19:32,039 --> 00:19:36,977 必死に努力して➡ 250 00:19:36,977 --> 00:19:40,981 たとえ 誰かを蹴落とそうとも➡ 251 00:19:40,981 --> 00:19:43,984 偉くなる他ないの。 252 00:19:48,989 --> 00:19:52,993 そこまでする必要が あるのですか? 253 00:19:52,993 --> 00:19:54,995 私は…。 254 00:19:56,997 --> 00:20:00,000 たとえ貧しくとも 姉上と一緒に暮らしたいです。 255 00:20:00,000 --> 00:20:04,004 たとえ貧しくとも 姉上と一緒に暮らしたいです。 256 00:20:10,010 --> 00:20:12,012 お加代…。 257 00:20:12,012 --> 00:20:14,014 家族ではないですか! 258 00:20:23,023 --> 00:20:25,025 (お平)本日のお菓子は➡ 259 00:20:25,025 --> 00:20:28,028 栗入りの きんつばにございます。 260 00:20:28,028 --> 00:20:30,000 お品の大好物じゃないか。 261 00:20:30,000 --> 00:20:31,031 お品の大好物じゃないか。 262 00:20:31,031 --> 00:20:33,033 はい。 263 00:20:33,033 --> 00:20:42,976 ♬~ 264 00:20:42,976 --> 00:20:45,979 お品。 265 00:20:45,979 --> 00:20:47,981 どうぞ。 266 00:20:47,981 --> 00:20:50,984 いいのですか? もちろんだ。 267 00:20:50,984 --> 00:20:52,986 ありがとう存じます。 268 00:21:00,994 --> 00:21:03,997 うん。 おいしい。 269 00:21:05,999 --> 00:21:08,001 ん…。 270 00:21:08,001 --> 00:21:10,003 ん… んっ…。 271 00:21:10,003 --> 00:21:14,007 お品? 大丈夫か!? 272 00:21:14,007 --> 00:21:19,012 (お品のせき) 273 00:21:19,012 --> 00:21:21,014 どうして こんなものが…。 274 00:21:25,018 --> 00:21:28,021 この菓子作りに関わった者たちを 全員お呼びください。 275 00:21:28,021 --> 00:21:30,000 全員です! 276 00:21:30,000 --> 00:21:30,023 全員です! 277 00:21:30,023 --> 00:21:32,025 (お平)承知つかまつりました! 278 00:21:42,970 --> 00:21:44,972 (高岳)御台など しょせんは 諸大名に➡ 279 00:21:44,972 --> 00:21:49,977 威光を示すために置かれた お飾りの捨て石。 280 00:21:49,977 --> 00:21:54,648 立場をわきまえろという話じゃ。 281 00:21:54,648 --> 00:21:59,987 あの清廉潔白であるような 物言いが➡ 282 00:21:59,987 --> 00:22:00,000 鼻につきましてございます。 283 00:22:00,000 --> 00:22:02,990 鼻につきましてございます。 284 00:22:02,990 --> 00:22:05,993 ほんに そのとおり。 285 00:22:05,993 --> 00:22:09,930 何が そしりをなくすじゃ。 286 00:22:13,934 --> 00:22:17,938 そのうち 黒く汚れてゆくであろう。 287 00:22:23,944 --> 00:22:28,949 (松島)このようなものが 町に出回っているそうです。➡ 288 00:22:28,949 --> 00:22:30,000 そなたが賄賂で出世を果たし➡ 289 00:22:30,000 --> 00:22:31,952 そなたが賄賂で出世を果たし➡ 290 00:22:31,952 --> 00:22:35,956 上様までをも 言いなりにしているとか。 291 00:22:35,956 --> 00:22:39,960 フフフフ。 好きに言わせておけ。 292 00:22:39,960 --> 00:22:44,965 裏で 宗武殿が 風来山人という作家を雇い➡ 293 00:22:44,965 --> 00:22:47,968 書かせたとの噂も。 294 00:22:49,970 --> 00:22:54,975 (松島)そなた 相当 恨まれておいでのようですね。 295 00:22:54,975 --> 00:23:00,000 もし 上様にお子ができなければ あの者たちの思うつぼかと。 296 00:23:00,000 --> 00:23:01,982 もし 上様にお子ができなければ あの者たちの思うつぼかと。 297 00:23:01,982 --> 00:23:05,986 案ずるな。 298 00:23:05,986 --> 00:23:10,924 それより… 「田沼将軍」 299 00:23:10,924 --> 00:23:12,926 よい見出しだな。 300 00:23:21,935 --> 00:23:26,940 私は毒味を担当しただけに ございます! 301 00:23:26,940 --> 00:23:28,942 お運びする前に 3つほど食べましたが➡ 302 00:23:28,942 --> 00:23:30,000 どれも 異物など 含まれておりませんでした! 303 00:23:30,000 --> 00:23:32,946 どれも 異物など 含まれておりませんでした! 304 00:23:32,946 --> 00:23:35,949 3つも食べたのですか? 305 00:23:35,949 --> 00:23:40,954 いや… 御台さまのお命を お守りするためにございます! 306 00:23:40,954 --> 00:23:43,957 (お玲)私は 表の御膳所から届いた きんつばを➡ 307 00:23:43,957 --> 00:23:46,960 お皿に盛り付けただけに ございます。 308 00:23:46,960 --> 00:23:49,963 そのわずかな間に 異物を入れるなど➡ 309 00:23:49,963 --> 00:23:52,966 無理にございます! 310 00:23:52,966 --> 00:23:58,972 御台所頭の奥田 隆盛と申します。 311 00:23:58,972 --> 00:24:00,000 奥田殿。 そなたが菓子作りを? 312 00:24:00,000 --> 00:24:02,976 奥田殿。 そなたが菓子作りを? 313 00:24:02,976 --> 00:24:07,915 (奥田)いえ。 私は 指示を出しただけにございます。 314 00:24:07,915 --> 00:24:11,919 実際に こしらえましたのは 別の者でして。 315 00:24:11,919 --> 00:24:15,923 その者が 本日の菓子に➡ 316 00:24:15,923 --> 00:24:18,926 きんつばがよいのではないかと 進言も…。 317 00:24:20,928 --> 00:24:23,931 その方の名は? 318 00:24:23,931 --> 00:24:26,934 葉山 貞之助にございます。 319 00:24:32,940 --> 00:24:38,946 あのきんつばは 葉山殿が作ったそうですね。 320 00:24:38,946 --> 00:24:41,949 申し訳ございませぬ!➡ 321 00:24:41,949 --> 00:24:43,951 異物をまぜ入れるなど➡ 322 00:24:43,951 --> 00:24:46,954 断じて許されることでは ございませぬ。➡ 323 00:24:46,954 --> 00:24:52,960 どのようないきさつであろうと 責任は それがしにございます! 324 00:24:52,960 --> 00:24:55,963 どうぞ お手討ちに! 325 00:24:55,963 --> 00:24:58,966 お手討ち!? (貞之助)この大奥では➡ 326 00:24:58,966 --> 00:25:00,000 御台さまのお口に入れるものに 何か大事があれば➡ 327 00:25:00,000 --> 00:25:01,969 御台さまのお口に入れるものに 何か大事があれば➡ 328 00:25:01,969 --> 00:25:04,972 お手討ちにされる決まりですので。 329 00:25:04,972 --> 00:25:07,908 そんな…。 330 00:25:07,908 --> 00:25:10,911 そうですか。 331 00:25:10,911 --> 00:25:14,915 決まりならば仕方がないですね。 332 00:25:14,915 --> 00:25:16,917 (お品)倫子さま!? 今日限りで➡ 333 00:25:16,917 --> 00:25:20,587 お役目を終えられたと思って➡ 334 00:25:20,587 --> 00:25:25,926 これからは 私に仕えていただけませんか? 335 00:25:27,928 --> 00:25:30,000 私の膳の管理を そなたと➡ 336 00:25:30,000 --> 00:25:31,932 私の膳の管理を そなたと➡ 337 00:25:31,932 --> 00:25:34,935 ここにいる お品に 全て任せたいのです。 338 00:25:37,938 --> 00:25:40,941 こうして 直接お会いして➡ 339 00:25:40,941 --> 00:25:43,944 謝罪の意を 一番に示してくださったのは➡ 340 00:25:43,944 --> 00:25:45,946 葉山殿だけでした。 341 00:25:45,946 --> 00:25:48,949 そなたのことは信用できます。 342 00:25:54,955 --> 00:25:57,958 引き受けてくださいますか? 343 00:26:00,961 --> 00:26:02,963 もちろんにございます。 344 00:26:02,963 --> 00:26:05,966 有り難き幸せ! 345 00:26:05,966 --> 00:26:15,909 ♬~ 346 00:26:15,909 --> 00:26:18,912 お品殿。➡ 347 00:26:18,912 --> 00:26:22,916 この後は 御台さまに頂いた大役➡ 348 00:26:22,916 --> 00:26:26,920 しかと 務めていく所存にございます。➡ 349 00:26:26,920 --> 00:26:30,000 何とぞ お力添えいただけますか? 350 00:26:30,000 --> 00:26:32,926 何とぞ お力添えいただけますか? 351 00:26:32,926 --> 00:26:34,928 もちろんにございます。 352 00:26:39,933 --> 00:26:42,936 (お品)でも…。 353 00:26:42,936 --> 00:26:45,939 この碁石は いったい誰が…。 354 00:26:48,942 --> 00:26:54,948 確かなのは 私を忌み嫌う者たちが➡ 355 00:26:54,948 --> 00:26:57,951 ここにも大勢いるということだ。 356 00:27:09,963 --> 00:27:13,967 これで少しは おとなしくなるであろう。 357 00:27:13,967 --> 00:27:15,969 他言無用ぞ。 358 00:27:15,969 --> 00:27:18,972 はい。 359 00:27:18,972 --> 00:27:22,976 しかし まさか 小さい方をお選びになるとは…。 360 00:27:26,980 --> 00:27:29,983 《ん… んっ…》 361 00:27:29,983 --> 00:27:30,000 あのようなおなごが 一番目障りじゃ。 362 00:27:30,000 --> 00:27:34,988 あのようなおなごが 一番目障りじゃ。 363 00:27:34,988 --> 00:27:54,942 ♬~ 364 00:27:54,942 --> 00:28:00,000 ♬~ 365 00:28:00,000 --> 00:28:03,951 ♬~ 366 00:28:03,951 --> 00:28:08,956 (松島)鬼にならねば 生きてはいけぬ…。 367 00:28:14,962 --> 00:28:18,966 ここは 鬼だらけ。 368 00:28:30,978 --> 00:28:32,980 《側室を設けてくださいませ》 369 00:28:32,980 --> 00:28:37,985 《側室を 設けていただけないでしょうか》 370 00:28:45,926 --> 00:29:00,000 ♬~ 371 00:29:00,000 --> 00:29:05,946 ♬~ 372 00:29:05,946 --> 00:29:08,949 ♬~ 373 00:29:08,949 --> 00:29:12,953 (家治)《なぜ そなたが?》 374 00:29:12,953 --> 00:29:14,955 《それは…》 375 00:29:16,957 --> 00:29:19,960 《めおと… ですので》 376 00:29:47,921 --> 00:29:50,924 (悲鳴) 377 00:29:50,924 --> 00:29:53,927 (雷鳴) 378 00:29:57,931 --> 00:29:59,933 失礼いたします。 (女性)失礼いたします。 379 00:30:04,938 --> 00:30:07,941 誰が こんな…。 380 00:30:07,941 --> 00:30:10,944 アハハハ…! 381 00:30:12,946 --> 00:30:15,949 添い寝姫には➡ 382 00:30:15,949 --> 00:30:20,954 添い寝蛇じゃなぁ。 ハハハ。➡ 383 00:30:20,954 --> 00:30:27,961 この大奥で 清廉潔白になど 生きられるはずもない。 384 00:30:29,963 --> 00:30:30,000 しかと思い知るがよい。 385 00:30:30,000 --> 00:30:33,967 しかと思い知るがよい。 386 00:30:33,967 --> 00:30:36,970 (雷鳴) 387 00:30:36,970 --> 00:30:42,910 ハハハ… アハハハ…! 388 00:30:44,912 --> 00:30:46,914 (雷鳴) 389 00:31:09,870 --> 00:31:11,872 ハァ… 次から次へと…。 390 00:31:11,872 --> 00:31:13,807 歯向かえば また 大きな矢が飛んでくる。 391 00:31:13,807 --> 00:31:15,809 どうすればよいものか…。 392 00:31:20,480 --> 00:31:23,817 何もできず 情けないな…。 393 00:31:23,817 --> 00:31:25,819 倫子さま…。 394 00:31:30,824 --> 00:31:33,827 えっ!? 上様! 395 00:31:33,827 --> 00:31:35,829 どうして…。 396 00:31:37,831 --> 00:31:40,834 明日の夜 待っておれ。 397 00:31:44,838 --> 00:31:48,842 あの部屋なら 蛇も出なかろう。 398 00:31:59,853 --> 00:32:00,000 (高岳) こよいも また お渡りだと!? 399 00:32:00,000 --> 00:32:03,857 (高岳) こよいも また お渡りだと!? 400 00:32:03,857 --> 00:32:06,860 はい…。 401 00:32:09,863 --> 00:32:11,865 なぜじゃ…。 402 00:32:15,802 --> 00:32:18,805 (松島)蛇を仕込んだのは そなたか? 403 00:32:21,808 --> 00:32:24,811 はて 何の話でしょう? 404 00:32:26,813 --> 00:32:30,000 上様は ああ見えて お優しいお方。➡ 405 00:32:30,000 --> 00:32:31,818 上様は ああ見えて お優しいお方。➡ 406 00:32:31,818 --> 00:32:36,823 蛇が出たことで お二人の仲が 近づいたのでございましょう。 407 00:32:39,826 --> 00:32:43,830 余計なことをするな 浅知恵が。 408 00:33:02,850 --> 00:33:04,852 外へ出よ。 409 00:33:04,852 --> 00:33:06,854 えっ? 410 00:33:23,804 --> 00:33:26,807 あっ。 411 00:33:26,807 --> 00:33:30,000 奇麗ですね。 412 00:33:30,000 --> 00:33:30,811 奇麗ですね。 413 00:33:30,811 --> 00:33:33,814 この城は狭い。 414 00:33:33,814 --> 00:33:37,818 だが 空は高い。 415 00:33:39,820 --> 00:33:45,826 見上げれば 悩みなど ちっぽけに感じる。 416 00:33:48,829 --> 00:33:53,834 もしかして 励ましてくださってるのですか? 417 00:34:01,842 --> 00:34:06,847 この空は 遠い異国ともつながっておる。 418 00:34:08,849 --> 00:34:11,852 海を渡る者たちは➡ 419 00:34:11,852 --> 00:34:18,859 船の上から 星を読み わが国にやって来るのだ。 420 00:34:18,859 --> 00:34:21,862 お詳しいのですね。 421 00:34:21,862 --> 00:34:26,867 学問だけは 幼い頃より たたき込まれてきたからな。 422 00:34:28,869 --> 00:34:30,000 だが…。 423 00:34:30,000 --> 00:34:30,871 だが…。 424 00:34:32,873 --> 00:34:35,876 まったく足りておらぬ。 425 00:34:43,884 --> 00:34:46,887 鎖国を強いているせいで この国は➡ 426 00:34:46,887 --> 00:34:52,893 天文学 地理学 医学と➡ 427 00:34:52,893 --> 00:34:57,898 あらゆる面で 後れを取っておるのだ。 428 00:34:57,898 --> 00:35:00,000 でしたら もっと 諸外国と 交流を持てればよいですね。 429 00:35:00,000 --> 00:35:02,903 でしたら もっと 諸外国と 交流を持てればよいですね。 430 00:35:04,905 --> 00:35:07,908 何を言うておる。 431 00:35:09,910 --> 00:35:11,912 できるはずがなかろう。 432 00:35:13,847 --> 00:35:18,852 上様は ここを どうされてゆきたいのですか? 433 00:35:23,857 --> 00:35:30,000 この国は今 子供の数が どんどん減っている。 434 00:35:30,000 --> 00:35:30,864 この国は今 子供の数が どんどん減っている。 435 00:35:33,867 --> 00:35:35,869 度重なる天変地異で➡ 436 00:35:35,869 --> 00:35:41,875 子を産み 育てる余裕など ないのであろう。 437 00:35:44,878 --> 00:35:51,885 だから わしは この国を もっと豊かにしていきたい。 438 00:35:51,885 --> 00:35:57,891 日々の暮らしだけではなく 学問もだ。 439 00:35:57,891 --> 00:35:59,893 学問? 440 00:35:59,893 --> 00:36:00,000 身分によって 分断される世ではなく➡ 441 00:36:00,000 --> 00:36:04,898 身分によって 分断される世ではなく➡ 442 00:36:04,898 --> 00:36:10,904 もっと 子が自由に学べる場所を つくりたい。 443 00:36:10,904 --> 00:36:16,844 そして おのおのが身に付けた 知識を持ち寄ることで➡ 444 00:36:16,844 --> 00:36:21,849 共に この国を豊かにしていきたい。 445 00:36:24,852 --> 00:36:30,000 それが わしの目指す国造りだ。 446 00:36:30,000 --> 00:36:31,859 それが わしの目指す国造りだ。 447 00:36:34,862 --> 00:36:37,865 すてきです。 448 00:36:37,865 --> 00:36:40,868 すてきな夢です。 449 00:36:42,870 --> 00:36:47,875 そなたに 夢はないのか? 450 00:36:47,875 --> 00:36:50,878 大それたものは…。 451 00:36:50,878 --> 00:36:58,886 けれど 根っこの部分では 上様と同じかもしれません。 452 00:36:58,886 --> 00:37:00,000 生まれや立場によって 線を引かれる日々に➡ 453 00:37:00,000 --> 00:37:01,889 生まれや立場によって 線を引かれる日々に➡ 454 00:37:01,889 --> 00:37:04,892 窮屈しておりまして。 455 00:37:04,892 --> 00:37:07,895 もっと おなごが色とりどりに➡ 456 00:37:07,895 --> 00:37:11,899 生きられたらいいのにと 願っております。 457 00:37:19,840 --> 00:37:24,845 まあ 難しいかもしれませんが…。 458 00:37:37,858 --> 00:37:40,861 あっ。 (池に落ちる音) 459 00:37:42,863 --> 00:37:44,865 そなたは…。 460 00:37:47,868 --> 00:37:49,870 そのままでいろ。 461 00:37:58,879 --> 00:38:00,000 好きに生きろ。 462 00:38:00,000 --> 00:38:00,881 好きに生きろ。 463 00:38:04,885 --> 00:38:06,887 はい。 464 00:38:06,887 --> 00:38:26,840 ♬~ 465 00:38:26,840 --> 00:38:30,000 ♬~ 466 00:38:30,000 --> 00:38:43,857 ♬~ 467 00:38:43,857 --> 00:38:45,859 (お知保)ごめんね。 468 00:38:47,861 --> 00:38:53,867 偉くなりたいことには 本当は もう一つ理由があって。 469 00:38:55,869 --> 00:38:59,873 私には ずっと好きな人がいて…。 470 00:39:02,876 --> 00:39:05,879 (お知保) そのお方の目に留まるには➡ 471 00:39:05,879 --> 00:39:08,882 偉くなるしかないの。 472 00:39:12,886 --> 00:39:19,826 だから 私は 大奥へ戻ります。 473 00:39:19,826 --> 00:39:30,000 ♬~ 474 00:39:30,000 --> 00:39:31,839 ♬~ 475 00:39:31,839 --> 00:39:35,843 (戸の開閉音) 476 00:39:35,843 --> 00:39:43,851 ♬~ 477 00:39:43,851 --> 00:39:45,853 (お加代)姉上! 478 00:39:45,853 --> 00:39:58,866 ♬~ 479 00:39:58,866 --> 00:40:00,000 (お加代) 姉上と一緒に暮らせないのは➡ 480 00:40:00,000 --> 00:40:01,535 (お加代) 姉上と一緒に暮らせないのは➡ 481 00:40:01,535 --> 00:40:06,874 さみしいですが それでも 私は…。 482 00:40:09,877 --> 00:40:12,880 姉上の気持ちを大事にしたいです。 483 00:40:17,818 --> 00:40:20,821 家のことなら 任せてください。 484 00:40:20,821 --> 00:40:30,000 ♬~ 485 00:40:30,000 --> 00:40:31,832 ♬~ 486 00:40:31,832 --> 00:40:34,835 必ず…。 487 00:40:36,837 --> 00:40:40,841 偉くなってくださいませ。➡ 488 00:40:40,841 --> 00:40:43,844 約束です。 489 00:40:45,846 --> 00:40:47,848 うん。 490 00:40:47,848 --> 00:41:00,000 ♬~ 491 00:41:00,000 --> 00:41:07,868 ♬~ 492 00:41:07,868 --> 00:41:09,870 ハァ…。 493 00:41:12,873 --> 00:41:18,812 側室の件 考えていただけましたでしょうか。 494 00:41:20,814 --> 00:41:23,817 お世継ぎをつくることは➡ 495 00:41:23,817 --> 00:41:26,820 将軍のしかるべき責務に ございます。 496 00:41:29,823 --> 00:41:30,000 何度も言わせるな。 497 00:41:30,000 --> 00:41:33,827 何度も言わせるな。 498 00:41:33,827 --> 00:41:35,829 側室は必要ない。 499 00:41:37,831 --> 00:41:40,834 わしには…。 500 00:41:42,836 --> 00:41:44,838 御台がおる。 501 00:41:48,842 --> 00:41:50,844 フッ。 502 00:42:09,863 --> 00:42:12,866 何をする! 503 00:42:17,804 --> 00:42:20,807 (田沼)お忘れか? 504 00:42:20,807 --> 00:42:26,813 そなたが今日 将軍でいられるのは 誰のおかげじゃ? 505 00:42:26,813 --> 00:42:30,000 ♬~ 506 00:42:30,000 --> 00:42:41,828 ♬~ 507 00:42:41,828 --> 00:42:43,830 なあ? 508 00:42:45,832 --> 00:42:47,835 竹千代。 509 00:42:47,835 --> 00:43:00,000 ♬~ 510 00:43:00,000 --> 00:43:07,855 ♬~ 511 00:43:07,855 --> 00:43:17,798 ♬~ 512 00:43:17,798 --> 00:43:23,804 本日は わしより報告があり 集まってもらった。 513 00:43:27,808 --> 00:43:30,000 オランダ商館長のティチングを 城に 招き入れることにした。 514 00:43:30,000 --> 00:43:34,815 オランダ商館長のティチングを 城に 招き入れることにした。 515 00:43:34,815 --> 00:43:39,820 (お平)異国の者を? (お玲)このお城に!? 516 00:43:39,820 --> 00:43:43,824 もっと 海の向こうに目を向け 知見を広げるためだ。 517 00:43:48,829 --> 00:43:54,835 そなたたちにも もてなしなど 力を貸してほしい。 518 00:44:12,853 --> 00:44:16,857 [それは めおとであるお二人に➡ 519 00:44:16,857 --> 00:44:21,862 確かな絆が芽生えた瞬間で ございました] 520 00:44:27,868 --> 00:44:30,000 [このときまでは] 521 00:44:30,000 --> 00:44:30,871 [このときまでは] 522 00:44:30,871 --> 00:44:34,875 (松島)私からも ご報告がございます。 523 00:44:41,548 --> 00:44:45,886 こたび 上様の側室に おなりあそばされました…。 524 00:44:45,886 --> 00:44:56,230 ♬~ 525 00:44:56,230 --> 00:44:58,899 (松島)お知保さまにございます。 526 00:45:02,903 --> 00:45:04,905 何ですと!? 527 00:45:04,905 --> 00:45:24,858 ♬~ 528 00:45:24,858 --> 00:45:27,861 ♬~ 529 00:45:27,861 --> 00:45:30,000 ハハハハ…! 530 00:45:30,000 --> 00:45:32,866 ハハハハ…! 531 00:45:32,866 --> 00:45:52,886 ♬~ 532 00:46:17,845 --> 00:46:19,847 [そして…]