1 00:00:06,006 --> 00:00:09,009 (鈴の音) 2 00:00:09,009 --> 00:00:17,017 (御鈴番)上様 おな~り~。 3 00:00:17,017 --> 00:00:30,000 ♬~ 4 00:00:30,000 --> 00:00:33,033 ♬~ 5 00:00:33,033 --> 00:00:38,038 (松島)《こたび 上様の側室に おなりあそばされました➡ 6 00:00:38,038 --> 00:00:41,041 お知保さまにございます》 7 00:00:41,041 --> 00:00:51,051 ♬~ 8 00:00:51,051 --> 00:00:55,055 (倫子)子は いらぬと 仰せであったのに…。 9 00:00:55,055 --> 00:00:57,057 (お品)将軍としてのお立場を➡ 10 00:00:57,057 --> 00:00:59,059 考えてのことでは ございませんか? 11 00:00:59,059 --> 00:01:00,000 だからといって 何故 お知保殿を…。 12 00:01:00,000 --> 00:01:02,062 だからといって 何故 お知保殿を…。 13 00:01:03,997 --> 00:01:09,002 私では… 嫌やいうことか? 14 00:01:19,012 --> 00:01:21,014 心配には及びません。 15 00:01:21,014 --> 00:01:24,017 お知保殿は あくまで側室。 16 00:01:24,017 --> 00:01:27,020 正式な妻は 倫子さまです。 17 00:01:27,020 --> 00:01:30,000 (足音) 18 00:01:30,000 --> 00:01:31,024 (足音) 19 00:01:31,024 --> 00:01:33,026 (朝霧)申し上げます。➡ 20 00:01:33,026 --> 00:01:38,031 こよい 上様のお渡りが あるそうにございます。 21 00:01:40,033 --> 00:01:42,035 お相手は…。 22 00:01:46,039 --> 00:01:50,043 お知保さまとのことにございます。 23 00:01:57,050 --> 00:02:00,000 (田沼)こたびは 賢明なご判断 ありがたく存じます。 24 00:02:00,000 --> 00:02:03,056 (田沼)こたびは 賢明なご判断 ありがたく存じます。 25 00:02:03,056 --> 00:02:04,992 お知保殿は どこか➡ 26 00:02:04,992 --> 00:02:09,997 上様の母上 お幸の方さまに 似た雰囲気をお持ちで➡ 27 00:02:09,997 --> 00:02:14,001 将軍生母にふさわしい器のお方と。 28 00:02:17,004 --> 00:02:19,006 これで満足か? 29 00:02:19,006 --> 00:02:29,016 ♬~ 30 00:02:29,016 --> 00:02:30,000 人を脅し 従わせ…。 31 00:02:30,000 --> 00:02:33,020 人を脅し 従わせ…。 32 00:02:33,020 --> 00:02:37,024 そなたには 人の心がないのか? 33 00:02:42,029 --> 00:02:44,031 はて? 34 00:02:51,038 --> 00:02:59,046 そんなもので この将軍家を 守れるのでしょうか? 35 00:02:59,046 --> 00:03:00,000 天下太平の世を 保てるのでしょうか? 36 00:03:00,000 --> 00:03:03,050 天下太平の世を 保てるのでしょうか? 37 00:03:04,985 --> 00:03:11,992 お世継ぎのご誕生 心よりお待ち申し上げております。 38 00:03:17,998 --> 00:03:21,001 亡き母上のためにも。 39 00:03:21,001 --> 00:03:30,000 ♬~ 40 00:03:30,000 --> 00:03:30,010 ♬~ 41 00:03:30,010 --> 00:03:32,012 (田沼)《竹千代さま》 42 00:03:32,012 --> 00:03:38,018 《母上から ご遺言をお預かりしております》 43 00:03:41,021 --> 00:03:43,023 《おいでください》 44 00:03:43,023 --> 00:03:58,038 ♬~ 45 00:03:58,038 --> 00:04:00,000 間もなく 増上寺代参の時期にございます。➡ 46 00:04:00,000 --> 00:04:03,043 間もなく 増上寺代参の時期にございます。➡ 47 00:04:03,043 --> 00:04:07,981 通例どおり お忙しい 上様 御台さまに代わり➡ 48 00:04:07,981 --> 00:04:12,986 われわれ奥女中が 代参を務めさせていただきます。 49 00:04:12,986 --> 00:04:15,989 代参…。 50 00:04:15,989 --> 00:04:18,992 (家治)相分かった。 51 00:04:18,992 --> 00:04:21,995 私も共に参らせていただきます。 52 00:04:23,997 --> 00:04:27,000 将軍家のご先祖さまに お参りすることは➡ 53 00:04:27,000 --> 00:04:30,000 御台所の大事な務めであると 心得ます。 54 00:04:30,000 --> 00:04:30,003 御台所の大事な務めであると 心得ます。 55 00:04:30,003 --> 00:04:33,006 恐れながら 御台さまが外に出向くなど➡ 56 00:04:33,006 --> 00:04:38,011 前例のないことにございますれば ここは一つ われわれに…。 57 00:04:38,011 --> 00:04:41,014 御台。 58 00:04:41,014 --> 00:04:43,016 頼んだ。 59 00:04:43,016 --> 00:04:46,019 はい。 60 00:04:46,019 --> 00:04:55,028 ♬~ 61 00:04:55,028 --> 00:04:57,030 (貞之助)白味噌煎餅? 62 00:04:57,030 --> 00:05:00,000 (お品)はい。 代参の折に 持っていこうと思うのです。➡ 63 00:05:00,000 --> 00:05:00,033 (お品)はい。 代参の折に 持っていこうと思うのです。➡ 64 00:05:00,033 --> 00:05:02,035 倫子さまの大好物でして。 65 00:05:02,035 --> 00:05:05,973 さようですか。 66 00:05:05,973 --> 00:05:08,976 白味噌か…。 67 00:05:08,976 --> 00:05:11,979 (お品)江戸の味噌だと 難しいですか? 68 00:05:11,979 --> 00:05:14,982 いえ 心得ました。 69 00:05:14,982 --> 00:05:17,985 ありがとう存じます。 70 00:05:29,997 --> 00:05:30,000 (お平)ねえ うれしい~!➡ 71 00:05:30,000 --> 00:05:33,000 (お平)ねえ うれしい~!➡ 72 00:05:33,000 --> 00:05:35,002 ねえ どれにしましょう? 73 00:05:35,002 --> 00:05:40,007 待ちに待った代参なのですから おしゃれしないと~! 74 00:05:40,007 --> 00:05:44,011 誠に 城の外に出られるのですか!? 75 00:05:44,011 --> 00:05:46,013 ええ そうよ。 76 00:05:46,013 --> 00:05:50,017 将軍家や幕府にゆかりのお寺を 参拝するのです。 77 00:05:50,017 --> 00:05:52,019 でも 本当の目的は➡ 78 00:05:52,019 --> 00:05:56,023 その後に立ち寄る 歌舞伎見物~! 79 00:05:56,023 --> 00:06:00,000 幸治郎さまのお芝居を 生で拝めるなんて! 80 00:06:00,000 --> 00:06:00,027 幸治郎さまのお芝居を 生で拝めるなんて! 81 00:06:03,964 --> 00:06:08,969 (定信)上様が側室を? 何故に…。 82 00:06:08,969 --> 00:06:12,973 もうじき 代参の時期であったな。 83 00:06:12,973 --> 00:06:16,977 詳しい日取りが決まり次第 知らせてくれ。 84 00:06:21,982 --> 00:06:23,984 <(お知保)よいか お菊。➡ 85 00:06:23,984 --> 00:06:25,986 しかと支度 頼みましたよ。 86 00:06:25,986 --> 00:06:27,988 こよいは お渡りがあるのですから。 87 00:06:27,988 --> 00:06:29,990 (お菊)承知しました。 88 00:06:40,000 --> 00:06:44,004 (お知保)これより 上様の夜とぎのお相手は➡ 89 00:06:44,004 --> 00:06:46,006 私にお任せくださいませ。 90 00:06:48,008 --> 00:06:51,011 ご苦労さまにございました。 91 00:06:51,011 --> 00:07:00,000 ♬~ 92 00:07:00,000 --> 00:07:03,957 ♬~ 93 00:07:03,957 --> 00:07:07,961 (鈴の音) 94 00:07:07,961 --> 00:07:27,981 ♬~ 95 00:07:27,981 --> 00:07:30,000 ♬~ 96 00:07:30,000 --> 00:07:31,985 ♬~ 97 00:07:31,985 --> 00:07:34,988 (女性)上様のおなりにございます。 98 00:07:34,988 --> 00:07:55,008 ♬~ 99 00:07:55,008 --> 00:08:00,000 ♬~ 100 00:08:00,000 --> 00:08:04,952 ♬~ 101 00:08:04,952 --> 00:08:15,963 ♬~ 102 00:08:15,963 --> 00:08:20,968 [姫様の中で 今までに感じたことのない➡ 103 00:08:20,968 --> 00:08:27,641 嫉妬の炎が 燃え始めているのでした] 104 00:08:27,641 --> 00:08:30,000 ♬~ 105 00:08:30,000 --> 00:08:32,646 ♬~ 106 00:08:32,646 --> 00:08:44,992 ♬~ 107 00:08:44,992 --> 00:08:48,996 上様の分も しかとお参りができて よかったですね。 108 00:08:48,996 --> 00:08:50,998 ああ。 109 00:08:53,000 --> 00:08:56,003 やはり 外は気持ちいいな。 110 00:08:56,003 --> 00:08:59,006 (はしゃぐ声) 111 00:08:59,006 --> 00:09:00,000 (お品)この後 皆は 歌舞伎見物に行くそうです。 112 00:09:00,000 --> 00:09:02,009 (お品)この後 皆は 歌舞伎見物に行くそうです。 113 00:09:02,009 --> 00:09:04,945 ああ。 114 00:09:04,945 --> 00:09:06,947 (お品)あの はしゃぎよう…。 115 00:09:06,947 --> 00:09:11,952 久々に城から出られて 皆も うれしいのであろう。 116 00:09:11,952 --> 00:09:16,957 そういえば お知保殿の姿が 見当たりませんが…。 117 00:09:18,959 --> 00:09:20,961 <(猿吉)お品さま~! 118 00:09:20,961 --> 00:09:23,964 待て。 (猿吉)ああっ! 119 00:09:23,964 --> 00:09:25,966 この者は 私の知り合いです。 120 00:09:25,966 --> 00:09:27,968 あっ。 知り合い? 121 00:09:27,968 --> 00:09:30,000 以前 お話しした 五菜の猿吉です。 122 00:09:30,000 --> 00:09:31,972 以前 お話しした 五菜の猿吉です。 123 00:09:31,972 --> 00:09:33,974 ああ。 124 00:09:33,974 --> 00:09:35,976 (猿吉)お初に お目にかかります! 125 00:09:35,976 --> 00:09:40,981 猿吉にございます! 以後 お見知りおきを! 126 00:09:40,981 --> 00:09:44,985 いつも お品が お世話になっています。 127 00:09:44,985 --> 00:09:48,989 めっそうもございません。 有り難きお言葉! 128 00:09:48,989 --> 00:09:51,992 猿吉。 あれを 持ってきてくれたのですね? 129 00:09:51,992 --> 00:09:53,994 はい。 130 00:10:01,001 --> 00:10:04,004 わあ~ 白味噌の香りだ。 131 00:10:04,004 --> 00:10:07,007 葉山殿に作っていただきました。 132 00:10:07,007 --> 00:10:10,010 お召し上がりください。 ありがとう。 133 00:10:13,013 --> 00:10:15,015 うん おいしい! 134 00:10:15,015 --> 00:10:19,019 あのう… お二人は この後 歌舞伎見物に? 135 00:10:19,019 --> 00:10:22,022 そのつもりよ。 (猿吉)どうかお気を付けください。 136 00:10:22,022 --> 00:10:24,024 江戸の男どもは おなごを口説く際➡ 137 00:10:24,024 --> 00:10:28,028 お尻をつねったり 袖の中に 恋文を入れてきたりします故。 138 00:10:28,028 --> 00:10:30,000 (お品)えっ!? そうなのか? 139 00:10:30,000 --> 00:10:30,030 (お品)えっ!? そうなのか? 140 00:10:30,030 --> 00:10:32,032 <こんな所で お休みでしたか。 141 00:10:32,032 --> 00:10:34,034 あっ! 早速 現れたな! 142 00:10:36,036 --> 00:10:41,041 ご無沙汰しております。 御台さま。 143 00:10:41,041 --> 00:10:46,046 《お目にかかれて 恐悦至極に存じます》 144 00:10:48,048 --> 00:10:50,050 (定信)代参の時期ですので こちらに来れば➡ 145 00:10:50,050 --> 00:10:52,052 御台さまにお会いできるかと 思いまして。 146 00:10:52,052 --> 00:10:54,054 おい その方! 147 00:10:54,054 --> 00:10:56,056 御台さまを口説くなど お手討ちですぞ! 148 00:10:56,056 --> 00:10:58,058 そうです! お尻をつねったりしたら➡ 149 00:10:58,058 --> 00:11:00,000 承知しません! 大丈夫だ。 150 00:11:00,000 --> 00:11:01,061 承知しません! 大丈夫だ。 151 00:11:01,061 --> 00:11:04,998 この方は 上様のいとこの 松平 定信さまです。 152 00:11:04,998 --> 00:11:07,000 (猿吉)えぇ!? (定信)またの名を➡ 153 00:11:07,000 --> 00:11:10,003 賢丸と申します。 154 00:11:10,003 --> 00:11:12,005 賢丸…。 155 00:11:12,005 --> 00:11:14,007 えっ 賢丸なのか!? 156 00:11:14,007 --> 00:11:17,010 いかにも。 思い出してくださいましたか? 157 00:11:17,010 --> 00:11:20,013 あっ。 え~っと…。 158 00:11:20,013 --> 00:11:23,016 賢丸だ! 覚えてないか? 159 00:11:23,016 --> 00:11:25,018 (定信)いっとき 御台さまと同じ浜御殿に➡ 160 00:11:25,018 --> 00:11:27,020 仮住まいをしておりました。 161 00:11:29,022 --> 00:11:30,000 (お品)《賢丸さま?》 162 00:11:30,000 --> 00:11:32,025 (お品)《賢丸さま?》 163 00:11:38,031 --> 00:11:40,033 ああ! 164 00:11:40,033 --> 00:11:43,036 でも どうして お名前が? 「松平」と…。 165 00:11:43,036 --> 00:11:46,039 (定信)あれから 養子に出されたのです。 166 00:11:46,039 --> 00:11:48,041 そうだったのか。 (猿吉)皆さま➡ 167 00:11:48,041 --> 00:11:50,043 お知り合いでございましたか。 168 00:11:50,043 --> 00:11:53,046 (定信)こうして 久々に お会いできたのですから➡ 169 00:11:53,046 --> 00:11:57,050 少しだけ 江戸の町を ご案内いたしましょうか? 170 00:11:57,050 --> 00:11:59,052 しかし…。 なりません。 171 00:11:59,052 --> 00:12:00,000 もし 何かあったら…。 172 00:12:00,000 --> 00:12:01,054 もし 何かあったら…。 173 00:12:01,054 --> 00:12:03,991 それに 添番の目もありますし。 174 00:12:03,991 --> 00:12:07,995 あっ 浜御殿でお休みに なっていることにしてみては? 175 00:12:07,995 --> 00:12:09,997 (お品)猿吉まで。 176 00:12:09,997 --> 00:12:13,000 添番の者どもには 私から うまく言っておきます。 177 00:12:13,000 --> 00:12:15,002 御台さまのことは➡ 178 00:12:15,002 --> 00:12:19,006 この身に代えても お守りいたします。 179 00:12:23,010 --> 00:12:26,013 承知しました。 180 00:12:26,013 --> 00:12:30,000 思い切り 楽しんでらしてください。 181 00:12:30,000 --> 00:12:30,017 思い切り 楽しんでらしてください。 182 00:12:30,017 --> 00:12:33,020 ありがとう。 (定信)では 参りますか。 183 00:12:33,020 --> 00:12:36,023 倫子殿。 184 00:12:36,023 --> 00:12:38,025 あっ。 185 00:12:41,028 --> 00:12:47,034 (武元)オランダの書物を 一式 集めてまいりました。 186 00:12:47,034 --> 00:12:50,037 こちらが天文学。 187 00:12:50,037 --> 00:12:53,040 こちらが地理学。 188 00:12:53,040 --> 00:12:55,042 本草学に➡ 189 00:12:55,042 --> 00:12:58,045 医学でございます。 190 00:13:03,050 --> 00:13:06,987 これらを全て お読みになるのですか? 191 00:13:06,987 --> 00:13:08,989 ああ。 192 00:13:12,993 --> 00:13:15,996 (家治)《鎖国を強いているせいで この国は➡ 193 00:13:15,996 --> 00:13:22,002 天文学 地理学 医学と➡ 194 00:13:22,002 --> 00:13:25,005 あらゆる面で 後れを取っておるのだ》 195 00:13:27,007 --> 00:13:30,000 《でしたら もっと 諸外国と 交流を持てればよいですね》 196 00:13:30,000 --> 00:13:32,012 《でしたら もっと 諸外国と 交流を持てればよいですね》 197 00:13:32,012 --> 00:13:35,015 《できるはずがなかろう》 198 00:13:35,015 --> 00:13:38,018 《なぜです? 上様は天下人》 199 00:13:38,018 --> 00:13:40,020 《これから いかようにも➡ 200 00:13:40,020 --> 00:13:43,023 この国を変えていけるでは ないですか》 201 00:13:50,030 --> 00:13:56,036 (松島)上様は いずれ そなたの言うことを聞く。 202 00:13:56,036 --> 00:13:58,038 そう言っては おりませんでしたか? 203 00:13:58,038 --> 00:14:00,000 何を言っておる。 204 00:14:00,000 --> 00:14:00,040 何を言っておる。 205 00:14:00,040 --> 00:14:05,979 側室の件も 算段どおり お知保殿を…。 206 00:14:11,985 --> 00:14:16,990 まさか うまくいかなかったのか? 207 00:14:16,990 --> 00:14:30,000 ♬~ 208 00:14:30,000 --> 00:14:37,010 ♬~ 209 00:14:37,010 --> 00:14:49,022 ♬~ 210 00:14:49,022 --> 00:14:52,025 《どうされたのですか?》 211 00:14:52,025 --> 00:14:54,027 《疲れた》 212 00:14:54,027 --> 00:14:56,029 《寝る》 213 00:14:56,029 --> 00:15:00,000 ♬~ 214 00:15:00,000 --> 00:15:08,976 ♬~ 215 00:15:08,976 --> 00:15:11,979 (松島)御台に気を使われて いるのやもしれませぬ。 216 00:15:11,979 --> 00:15:13,981 お優しい方ですから。 217 00:15:16,984 --> 00:15:18,986 案ずるな。 218 00:15:18,986 --> 00:15:23,991 ですから どこから その自信はくるのです? 219 00:15:26,994 --> 00:15:28,996 フフフ…。 220 00:15:28,996 --> 00:15:30,000 わしは 上様の闇を知っておるのだ。 221 00:15:30,000 --> 00:15:35,002 わしは 上様の闇を知っておるのだ。 222 00:15:37,004 --> 00:15:40,007 大きな闇をな。 223 00:15:40,007 --> 00:16:00,000 ♬~ 224 00:16:00,000 --> 00:16:00,027 ♬~ 225 00:16:00,027 --> 00:16:12,973 ♬~ 226 00:16:33,994 --> 00:16:39,933 (にぎやかな話し声) 227 00:16:39,933 --> 00:16:41,935 ずいぶんと栄えているのだな。 228 00:16:41,935 --> 00:16:43,937 ここは 商売上手のあきんどが集まる➡ 229 00:16:43,937 --> 00:16:45,939 大通りですからね。 230 00:16:50,944 --> 00:16:53,947 あっ。 231 00:16:53,947 --> 00:16:55,949 カワイイ。 232 00:16:57,951 --> 00:16:59,953 買わないのですか? 233 00:16:59,953 --> 00:17:00,000 あっ 大奥では 着けられそうにないので。 234 00:17:00,000 --> 00:17:02,956 あっ 大奥では 着けられそうにないので。 235 00:17:04,958 --> 00:17:06,960 これを。 (店主)へい。 236 00:17:06,960 --> 00:17:10,964 えっ? お似合いになると思いますよ。 237 00:17:16,970 --> 00:17:18,972 ほら。 238 00:17:24,978 --> 00:17:26,980 (店主)へい どうも。 239 00:17:31,985 --> 00:17:33,987 (定信)お行儀が悪いですぞ。 240 00:17:33,987 --> 00:17:35,923 一度やってみたかったのだ。 241 00:17:35,923 --> 00:17:37,925 賢丸も食べるか? 242 00:17:37,925 --> 00:17:40,928 こうやって 倫子殿と遊んだ日は➡ 243 00:17:40,928 --> 00:17:44,932 いつも お菓子を食べ過ぎて 後で 親に叱られておりました。 244 00:17:44,932 --> 00:17:46,934 ハハハ 懐かしいな。 245 00:17:54,942 --> 00:17:57,945 どうしたのだ? 246 00:17:57,945 --> 00:17:59,947 ああ。 247 00:18:03,951 --> 00:18:06,954 えっ? あっ ちょっと! 248 00:18:32,980 --> 00:18:43,991 ♬~ 249 00:18:43,991 --> 00:18:45,993 どうぞ。 250 00:18:45,993 --> 00:18:56,003 ♬~ 251 00:18:56,003 --> 00:18:58,005 お優しいのですね。 252 00:18:58,005 --> 00:19:00,000 いえ… 江戸に こんな所が…。 253 00:19:00,000 --> 00:19:04,011 いえ… 江戸に こんな所が…。 254 00:19:04,011 --> 00:19:10,017 (家治)《この国は今 子供の数が どんどん減っている》 255 00:19:10,017 --> 00:19:13,020 《度重なる天変地異で➡ 256 00:19:13,020 --> 00:19:18,025 子を産み 育てる余裕など ないのであろう》 257 00:19:25,032 --> 00:19:27,034 いいのか? 258 00:19:31,038 --> 00:19:33,040 ありがとう。 259 00:19:33,040 --> 00:19:46,987 ♬~ 260 00:19:46,987 --> 00:19:49,990 早く報告を。 261 00:19:49,990 --> 00:19:52,993 何のために 蘭学を? 262 00:19:52,993 --> 00:19:54,995 オランダ商館長と話すためだ。 263 00:19:54,995 --> 00:19:58,999 わしの知識が乏しければ 会話にならぬであろう。 264 00:19:58,999 --> 00:20:00,000 ご心配はございませぬ。 対応は全て われわれが。 265 00:20:00,000 --> 00:20:03,003 ご心配はございませぬ。 対応は全て われわれが。 266 00:20:03,003 --> 00:20:07,007 わしが 直接会うと申したはずだ。 267 00:20:11,011 --> 00:20:14,014 これは何じゃ? (通史)あっ。 268 00:20:14,014 --> 00:20:24,024 ♬~ 269 00:20:24,024 --> 00:20:27,027 (浪人)うっ… ああ…。➡ 270 00:20:27,027 --> 00:20:29,029 くっそ…。 271 00:20:29,029 --> 00:20:30,000 その方 風来山人か? 272 00:20:30,000 --> 00:20:32,032 その方 風来山人か? 273 00:20:32,032 --> 00:20:35,035 (浪人)その屋号は 取り上げられちまったけどな。 274 00:20:35,035 --> 00:20:36,970 お前のせいで。 275 00:20:36,970 --> 00:20:40,974 あの… 何があったのですか? 276 00:20:40,974 --> 00:20:44,978 (浪人)こいつが こんなもん書かせるからだよ! 277 00:20:49,983 --> 00:20:51,985 これ…。 278 00:20:51,985 --> 00:20:54,988 上様のためでもあるのです。➡ 279 00:20:54,988 --> 00:20:56,990 目を覚ましていただくために。 280 00:20:56,990 --> 00:20:59,660 どういう意味にございますか? 281 00:20:59,660 --> 00:21:00,000 (定信)上様は 田沼殿に 政を任せきりにしているのです。 282 00:21:00,000 --> 00:21:03,997 (定信)上様は 田沼殿に 政を任せきりにしているのです。 283 00:21:03,997 --> 00:21:07,000 田沼殿は 一部のあきんどばかりを重用し➡ 284 00:21:07,000 --> 00:21:11,004 そのせいで 町には貧富の差が 生じてしまいました。 285 00:21:11,004 --> 00:21:13,006 このように腹をすかせ➡ 286 00:21:13,006 --> 00:21:18,011 苦しんでいる者たちが 大勢いるのです。 287 00:21:18,011 --> 00:21:21,014 上様は何故 田沼殿に…。 288 00:21:21,014 --> 00:21:24,017 ハハハハ…。 289 00:21:24,017 --> 00:21:26,019 うつけだからだろ!➡ 290 00:21:26,019 --> 00:21:28,021 自分じゃ何もできない! 考えない! 291 00:21:28,021 --> 00:21:30,000 あんなの単なる お飾り将軍だよ! 292 00:21:30,000 --> 00:21:30,023 あんなの単なる お飾り将軍だよ! 293 00:21:30,023 --> 00:21:32,025 そんなことはありません! 294 00:21:32,025 --> 00:21:35,963 上様は しかと この国のことを 考えておられます! 295 00:21:35,963 --> 00:21:38,966 お飾りでも うつけでも 断じてございません! 296 00:21:38,966 --> 00:21:40,968 どうして あんたに そんなことが分かるんだよ! 297 00:21:40,968 --> 00:21:42,970 御台所だからです! 298 00:21:42,970 --> 00:21:44,972 (浪人)えっ? 299 00:21:44,972 --> 00:21:46,974 あっ…。 300 00:21:46,974 --> 00:21:48,976 冗談だろ? 301 00:21:48,976 --> 00:21:50,978 (定信)お忍びで この辺りを散策されているのだ。➡ 302 00:21:50,978 --> 00:21:52,980 他言無用ぞ。 303 00:21:52,980 --> 00:21:54,982 えぇ!? あああ…➡ 304 00:21:54,982 --> 00:21:58,986 も… 申し訳ございませぬ! どうか お手討ちだけは!➡ 305 00:21:58,986 --> 00:22:00,000 ひらに ご容赦を!➡ 306 00:22:00,000 --> 00:22:00,988 ひらに ご容赦を!➡ 307 00:22:00,988 --> 00:22:04,992 それがしは ただ…。 308 00:22:04,992 --> 00:22:06,994 この国は もっと良くなるはずなのに➡ 309 00:22:06,994 --> 00:22:10,998 それができていないことが 悔しいのです! 310 00:22:13,000 --> 00:22:16,003 そなたの名は? 311 00:22:16,003 --> 00:22:21,008 風来山人。 またの名を…。 312 00:22:21,008 --> 00:22:23,010 平賀 源内と申します。 313 00:22:28,015 --> 00:22:30,000 (お品)これもいい。 314 00:22:30,000 --> 00:22:30,684 (お品)これもいい。 315 00:22:30,684 --> 00:22:33,020 いや こっちかな~。 316 00:22:33,020 --> 00:22:35,022 (猿吉)いつまで選んでんですか。 317 00:22:35,022 --> 00:22:41,962 そもそも あの料理人に 土産を渡す必要あるのですか? 318 00:22:41,962 --> 00:22:46,967 奥女中が上様以外の殿方と 恋に落ちるなど ご法度ですぞ。 319 00:22:49,970 --> 00:22:51,972 これを下さい。 320 00:22:51,972 --> 00:22:54,975 (店主) はい ありがとうございます。 321 00:22:54,975 --> 00:22:57,978 (お品)猿吉には これを。 322 00:22:57,978 --> 00:22:59,980 えっ? 323 00:22:59,980 --> 00:23:00,000 いつも仕えてくれているお礼よ。 324 00:23:00,000 --> 00:23:01,982 いつも仕えてくれているお礼よ。 325 00:23:01,982 --> 00:23:05,986 え~! 326 00:23:09,990 --> 00:23:11,992 <(朝霧)お知保殿。 327 00:23:11,992 --> 00:23:15,996 そなた なぜ 代参に来なかったのです? 328 00:23:15,996 --> 00:23:21,001 城に残って 何をしていたのですか? 329 00:23:24,004 --> 00:23:27,007 私には 他の殿方に うつつを抜かしている➡ 330 00:23:27,007 --> 00:23:29,009 いとまなどございませんので。 331 00:23:29,009 --> 00:23:30,000 フッ。 何を偉そうに。 332 00:23:30,000 --> 00:23:33,013 フッ。 何を偉そうに。 333 00:23:33,013 --> 00:23:38,952 御台さま同様 添い寝しただけの者が。 334 00:23:38,952 --> 00:23:44,958 (夜霧)ご側室のお役目は 返上ということでしょう。 335 00:23:53,967 --> 00:23:58,972 せんえつながら 私は 上様のご寵愛を受けるため➡ 336 00:23:58,972 --> 00:24:00,000 これまで あらゆる鍛錬を 積んでまいりました。 337 00:24:00,000 --> 00:24:02,976 これまで あらゆる鍛錬を 積んでまいりました。 338 00:24:02,976 --> 00:24:06,980 本日も そなたたちが 外で羽を伸ばしている間➡ 339 00:24:06,980 --> 00:24:10,984 蘭学の勉強をしていたのです。 340 00:24:10,984 --> 00:24:15,989 少しでも 上様のお役に 立つためにございます。➡ 341 00:24:15,989 --> 00:24:21,995 そなたたちに何と言われようと 痛くも かゆくもございません。 342 00:24:21,995 --> 00:24:24,998 私は側室として 必ず➡ 343 00:24:24,998 --> 00:24:28,001 上様の身も心も 満たしてみせます故。 344 00:24:42,950 --> 00:24:44,952 倫子さま。 345 00:24:44,952 --> 00:24:49,957 お知保殿の言うことなど 気にする必要はございません。 346 00:24:49,957 --> 00:24:53,961 あの者は ただ 虚勢を張っているだけです。 347 00:24:55,963 --> 00:25:00,000 お知保殿は 誠に上様のことが好きなのだ。 348 00:25:00,000 --> 00:25:01,969 お知保殿は 誠に上様のことが好きなのだ。 349 00:25:01,969 --> 00:25:06,974 それが よく分かった。 350 00:25:11,912 --> 00:25:17,918 負けとうないと 思ってしもたんや…。 351 00:25:17,918 --> 00:25:21,922 あれだけ お手がつくかで競い合うなど➡ 352 00:25:21,922 --> 00:25:23,924 くだらないと思っていたのに…。 353 00:25:23,924 --> 00:25:30,000 ♬~ 354 00:25:30,000 --> 00:25:43,944 ♬~ 355 00:25:43,944 --> 00:26:00,000 ♬~ 356 00:26:00,000 --> 00:26:03,964 ♬~ 357 00:26:03,964 --> 00:26:05,966 ♬~ 358 00:26:26,920 --> 00:26:30,000 まさか一局 お手合わせ願えるとは。 359 00:26:30,000 --> 00:26:30,924 まさか一局 お手合わせ願えるとは。 360 00:26:32,926 --> 00:26:37,931 昔も よく こうして指したであろう。 361 00:26:37,931 --> 00:26:41,935 一度も勝たせてもらえたことは ございませぬが。 362 00:26:43,937 --> 00:26:45,939 それより 何用だ? 363 00:26:45,939 --> 00:26:47,941 話があるのであろう。 364 00:26:49,943 --> 00:26:51,945 (定信)上様は何故➡ 365 00:26:51,945 --> 00:26:55,949 田沼殿の言いなりに なっておられるのですか。➡ 366 00:26:55,949 --> 00:26:58,952 聡明だった竹千代さまは どこへ行ってしまったのですか。 367 00:27:02,956 --> 00:27:07,961 頭の切れる家臣を重用するのは 当然であろう。 368 00:27:09,963 --> 00:27:14,968 御台さまも 気に病んでおられましたよ。 369 00:27:16,970 --> 00:27:18,972 (家治)御台? 370 00:27:18,972 --> 00:27:21,975 先日お会いしたのです。 371 00:27:21,975 --> 00:27:23,977 以前と変わらぬ 明るいお方で➡ 372 00:27:23,977 --> 00:27:27,981 昔 よく遊んだ日々を 思い出しました。 373 00:27:27,981 --> 00:27:30,000 何故 御台に会った? 374 00:27:30,000 --> 00:27:30,984 何故 御台に会った? 375 00:27:33,987 --> 00:27:36,990 気になりますか? 376 00:27:38,992 --> 00:27:40,994 ただ 心配だったのです。 377 00:27:40,994 --> 00:27:45,999 上様が側室を持たれたと聞き 心をお痛めになっていないかと。 378 00:27:54,007 --> 00:27:57,010 その方には関係なかろう。 379 00:27:57,010 --> 00:27:59,012 (定信)それがあるのです。 380 00:28:01,014 --> 00:28:07,020 御台さまは 私の初恋のお方故。 381 00:28:12,960 --> 00:28:16,964 あれ? ご存じかと。 382 00:28:19,967 --> 00:28:21,969 ですから 幸せになっていただかないと➡ 383 00:28:21,969 --> 00:28:23,971 困るのです。 384 00:28:38,986 --> 00:28:40,988 これはこれは。 385 00:28:42,990 --> 00:28:47,995 松平さま 本日は どのようなご用で? 386 00:28:47,995 --> 00:28:49,997 上様と一局 お手合わせを。 387 00:28:49,997 --> 00:28:54,001 また負けてしまいましたが。 388 00:28:54,001 --> 00:28:57,004 そうでしたか。 389 00:28:57,004 --> 00:28:59,006 失礼いたします。 390 00:28:59,006 --> 00:29:00,000 (雷鳴) 391 00:29:00,000 --> 00:29:04,011 (雷鳴) 392 00:29:07,014 --> 00:29:11,952 (宗武)《何故 賢丸を 養子に出さねばならんのだ!》➡ 393 00:29:11,952 --> 00:29:14,621 《うちの跡取りだぞ!?》 394 00:29:14,621 --> 00:29:16,957 《異存は認められませぬ》 395 00:29:16,957 --> 00:29:19,960 《家重公のご意向故》 396 00:29:19,960 --> 00:29:22,963 《フハハハ…》 397 00:29:22,963 --> 00:29:25,966 《その方が 仕向けたのであろう?》 398 00:29:30,971 --> 00:29:35,976 《それがしに そのような裁量はございませぬ》 399 00:29:35,976 --> 00:29:52,993 ♬~ 400 00:29:52,993 --> 00:30:00,000 《これよりは 松平さまと 名乗っていただきます》 401 00:30:00,000 --> 00:30:07,941 《その紋所は もう 着られなくなりますな》 402 00:30:07,941 --> 00:30:11,945 (雷鳴) 403 00:30:11,945 --> 00:30:21,955 ♬~ 404 00:30:21,955 --> 00:30:30,000 ♬~ 405 00:30:30,000 --> 00:30:33,967 ♬~ 406 00:30:33,967 --> 00:30:35,969 誰かおらぬか。 407 00:30:37,971 --> 00:30:40,974 (役人)はっ。 408 00:30:40,974 --> 00:30:44,978 こよい 大奥へ参る。 409 00:30:50,918 --> 00:30:54,922 こよい 大奥へ参る。 410 00:30:54,922 --> 00:31:00,000 ♬~ 411 00:31:00,000 --> 00:31:14,942 ♬~ 412 00:31:14,942 --> 00:31:21,949 ♬~ 413 00:31:21,949 --> 00:31:25,953 <(朝霧)申し上げます。 414 00:31:25,953 --> 00:31:28,956 こよい 御台さまに➡ 415 00:31:28,956 --> 00:31:30,000 お渡りがございます。 416 00:31:30,000 --> 00:31:30,958 お渡りがございます。 417 00:31:30,958 --> 00:31:50,911 ♬~ 418 00:31:50,911 --> 00:32:00,000 ♬~ 419 00:32:00,000 --> 00:32:03,924 ♬~ 420 00:32:03,924 --> 00:32:07,928 (松島)御台を断じて 上様に近づけるな。 421 00:32:07,928 --> 00:32:09,930 分かったな? 422 00:32:09,930 --> 00:32:11,932 はい。 423 00:32:16,937 --> 00:32:20,941 倫子さま! 424 00:32:20,941 --> 00:32:22,943 よかったですね! 425 00:32:22,943 --> 00:32:25,946 ああ! 426 00:32:25,946 --> 00:32:27,948 あっ お支度を。 427 00:32:27,948 --> 00:32:29,950 ああ。 428 00:32:38,959 --> 00:32:40,894 <こよいは 私が➡ 429 00:32:40,894 --> 00:32:42,896 御台さまのお世話を させていただきます。 430 00:32:42,896 --> 00:32:44,898 頼みます。 431 00:32:46,900 --> 00:32:48,902 そなた一人か? 432 00:32:48,902 --> 00:32:50,904 さようでございます。 433 00:32:53,907 --> 00:33:00,000 <(お湯の流れる音) 434 00:33:00,000 --> 00:33:00,914 <(お湯の流れる音) 435 00:33:00,914 --> 00:33:20,934 ♬~ 436 00:33:20,934 --> 00:33:23,937 ♬~ 437 00:33:23,937 --> 00:33:25,939 倫子さま? 438 00:33:25,939 --> 00:33:28,942 あっ お品。 どうされましたか? 439 00:33:28,942 --> 00:33:30,000 体を洗ってもらうとき 何か変な臭いがして…。 440 00:33:30,000 --> 00:33:32,946 体を洗ってもらうとき 何か変な臭いがして…。 441 00:33:32,946 --> 00:33:34,948 えっ? 442 00:33:34,948 --> 00:33:54,902 ♬~ 443 00:33:54,902 --> 00:34:00,000 ♬~ 444 00:34:00,000 --> 00:34:01,909 ♬~ 445 00:34:01,909 --> 00:34:04,912 このぬか袋 中身が ぬかではございません! 446 00:34:04,912 --> 00:34:06,914 えっ!? 447 00:34:09,917 --> 00:34:12,920 時は稼ぎました。 448 00:34:12,920 --> 00:34:16,924 こよい 必ず 説き伏せてくださいませ。 449 00:34:19,927 --> 00:34:23,931 相分かった。 450 00:34:23,931 --> 00:34:28,936 こんな体では… 会いに行けない。 451 00:34:28,936 --> 00:34:30,000 一から お支度し直しましょう。 452 00:34:30,000 --> 00:34:31,939 一から お支度し直しましょう。 453 00:34:31,939 --> 00:34:34,942 しかし これでは お湯が使えない。 454 00:34:34,942 --> 00:34:38,946 今からでは 間に合わないであろう…。 455 00:34:40,881 --> 00:34:43,884 諦めるなんて 倫子さまらしくありません。 456 00:34:45,886 --> 00:34:49,890 上様に お会いしたくないのですか? 457 00:34:57,898 --> 00:34:59,900 手伝うてくれるか? 458 00:35:01,902 --> 00:35:03,904 万事 お任せを。 459 00:35:03,904 --> 00:35:06,907 (鈴の音) 460 00:35:13,914 --> 00:35:16,917 冷たい…。 461 00:35:16,917 --> 00:35:18,919 大丈夫だ。 462 00:35:23,924 --> 00:35:25,926 頼む。 463 00:35:29,930 --> 00:35:30,000 いきます。 464 00:35:30,000 --> 00:35:31,932 いきます。 465 00:35:33,934 --> 00:35:37,938 ハァ… ハァ ハァ…。 466 00:35:37,938 --> 00:35:41,942 ああ… ハァ ハァ ハァ…。 467 00:36:11,905 --> 00:36:14,842 御台は どうした? 468 00:36:14,842 --> 00:36:17,845 お加減が 優れぬようにございます。➡ 469 00:36:17,845 --> 00:36:22,850 こよいは 私が お相手を務めさせていただきます。 470 00:36:29,857 --> 00:36:30,000 (お知保)上様! お待ちください 上様! 471 00:36:30,000 --> 00:36:34,862 (お知保)上様! お待ちください 上様! 472 00:36:34,862 --> 00:36:36,864 私をお抱きください! (家治)そなたは➡ 473 00:36:36,864 --> 00:36:39,867 むなしくないのか!? 474 00:36:39,867 --> 00:36:42,870 好きでもない男に抱かれ➡ 475 00:36:42,870 --> 00:36:45,873 そんなに地位が欲しいか? 高禄が欲しいか? 476 00:36:48,876 --> 00:36:50,878 私が一番欲しいのは…。 477 00:36:52,880 --> 00:36:54,882 上様にございます。 478 00:36:56,884 --> 00:36:58,886 大奥にご奉公して以来➡ 479 00:36:58,886 --> 00:37:00,000 私は上様のことを ずっと お慕い申し上げておりました。 480 00:37:00,000 --> 00:37:02,890 私は上様のことを ずっと お慕い申し上げておりました。 481 00:37:08,896 --> 00:37:11,899 (女性)《あ~ 嫌だ》 (女性)《ホント。 ハハハ…》 482 00:37:11,899 --> 00:37:14,835 (女性)《行きましょ》 (女性)《あ~ 怖っ》 483 00:37:14,835 --> 00:37:19,840 (笑い声) 484 00:37:19,840 --> 00:37:30,000 ♬~ 485 00:37:30,000 --> 00:37:39,860 ♬~ 486 00:37:39,860 --> 00:37:42,863 ♬~ 487 00:37:42,863 --> 00:37:46,867 《床板よりも そなたを大事にしろ》 488 00:37:46,867 --> 00:38:00,000 ♬~ 489 00:38:00,000 --> 00:38:00,881 ♬~ 490 00:38:00,881 --> 00:38:06,887 (お知保)あの日から 私は偉くなると決めたのです。➡ 491 00:38:06,887 --> 00:38:12,893 偉くなって 上様を 一番近くでお支えすると。➡ 492 00:38:12,893 --> 00:38:15,162 ですから むなしくなどありませぬ。 493 00:38:15,162 --> 00:38:17,831 この上ない喜びにございます。 494 00:38:17,831 --> 00:38:22,836 何とぞ… 何とぞ! 495 00:38:22,836 --> 00:38:24,838 上様! 496 00:38:31,845 --> 00:38:35,849 ご寝所へお戻りください。 497 00:38:35,849 --> 00:38:39,853 そなたが御台に 何かしたのか? 498 00:38:39,853 --> 00:38:43,857 それがしではございませぬ。 499 00:38:43,857 --> 00:38:47,861 奥女中たちにございます。 500 00:38:47,861 --> 00:38:51,865 まだ お分かりになりませぬか? 501 00:38:51,865 --> 00:38:53,867 御台さまが 苦しめられているとしたら➡ 502 00:38:53,867 --> 00:38:57,871 その源は 上様にございます。 503 00:38:57,871 --> 00:39:00,000 上様が お子をおつくりになり お世継ぎを決めぬかぎり➡ 504 00:39:00,000 --> 00:39:01,875 上様が お子をおつくりになり お世継ぎを決めぬかぎり➡ 505 00:39:01,875 --> 00:39:05,879 醜い争いがやむことは ございませぬ。 506 00:39:11,885 --> 00:39:15,822 このままでは あなたさまのせいで➡ 507 00:39:15,822 --> 00:39:18,825 また 人が死にますぞ。 508 00:39:21,828 --> 00:39:23,830 (田沼)《竹千代さま》 509 00:39:23,830 --> 00:39:30,000 ♬~ 510 00:39:30,000 --> 00:39:39,847 ♬~ 511 00:39:39,847 --> 00:39:42,850 《誰だ?》 512 00:39:42,850 --> 00:39:45,853 《この者は…》 513 00:39:45,853 --> 00:39:49,857 《竹千代さまの父上に ございます》 514 00:39:49,857 --> 00:39:54,862 (雷鳴) 515 00:39:54,862 --> 00:39:59,867 (田沼)《お幸の方さまは この男と情を通じ➡ 516 00:39:59,867 --> 00:40:00,000 竹千代さまが お生まれになったのです》 517 00:40:00,000 --> 00:40:02,870 竹千代さまが お生まれになったのです》 518 00:40:08,876 --> 00:40:15,816 (田沼) 《お前は 将軍家の子ではない》 519 00:40:18,819 --> 00:40:20,821 《嘘じゃ…》 520 00:40:20,821 --> 00:40:24,825 《嘘じゃ 嘘じゃ 嘘じゃ!》 521 00:40:24,825 --> 00:40:26,827 《お幸の方さまは いまわの際に➡ 522 00:40:26,827 --> 00:40:29,830 全てを 打ち明けてくださいました》 523 00:40:29,830 --> 00:40:30,000 《はっ》 524 00:40:30,000 --> 00:40:31,832 《はっ》 525 00:40:33,834 --> 00:40:38,839 (田沼)《そして 竹千代さまの お立場を守るために➡ 526 00:40:38,839 --> 00:40:42,843 この男の口封じを それがしに託したのです》 527 00:40:42,843 --> 00:40:45,846 《ぐっ… 何をする… ああ… 何をする!》➡ 528 00:40:45,846 --> 00:40:48,849 《あ… ハァ… あ… ハァハァハァ…》 529 00:40:48,849 --> 00:40:52,853 《水… 水をくれ!》➡ 530 00:40:52,853 --> 00:40:55,856 《水をくれ!》 531 00:40:58,859 --> 00:41:00,000 《水… 水…》 532 00:41:00,000 --> 00:41:01,862 《水… 水…》 533 00:41:09,870 --> 00:41:12,873 (刺す音) (男)《うぐっ…》➡ 534 00:41:12,873 --> 00:41:16,810 《ぐっ…》➡ 535 00:41:16,810 --> 00:41:23,817 《あ… ぐぐ…》➡ 536 00:41:23,817 --> 00:41:26,820 《あ…》 537 00:41:26,820 --> 00:41:30,000 (雷鳴) 538 00:41:30,000 --> 00:41:31,825 (雷鳴) 539 00:41:31,825 --> 00:41:34,828 《うわああ! うわああ!》➡ 540 00:41:34,828 --> 00:41:37,831 《うわああ! うわああー!》 541 00:41:37,831 --> 00:41:41,835 《うわ… うわあああ…》➡ 542 00:41:41,835 --> 00:41:45,839 《うう… あああ…》 543 00:41:45,839 --> 00:42:00,000 ♬~ 544 00:42:00,000 --> 00:42:05,859 ♬~ 545 00:42:05,859 --> 00:42:12,866 ♬~ 546 00:42:12,866 --> 00:42:18,805 《フハハハハ…》➡ 547 00:42:18,805 --> 00:42:25,812 《ハハハハ…!》 548 00:42:25,812 --> 00:42:29,816 《これで 立派な将軍になれますぞ!》 549 00:42:29,816 --> 00:42:30,000 《竹千代さま!》 550 00:42:30,000 --> 00:42:33,820 《竹千代さま!》 551 00:42:33,820 --> 00:42:40,827 《ハハハハ…!》 552 00:42:40,827 --> 00:42:44,831 (田沼)さあ ご決断を。 553 00:42:54,842 --> 00:42:56,844 できました。 554 00:42:56,844 --> 00:42:58,846 ありがとう。 555 00:42:58,846 --> 00:43:00,000 ♬~ 556 00:43:00,000 --> 00:43:18,799 ♬~ 557 00:43:18,799 --> 00:43:24,805 ♬~ 558 00:43:24,805 --> 00:43:27,808 (松島)何のご用に ございましょうや? 559 00:43:27,808 --> 00:43:30,000 こよいは 上様のお渡りが。 そのお役目は➡ 560 00:43:30,000 --> 00:43:30,811 こよいは 上様のお渡りが。 そのお役目は➡ 561 00:43:30,811 --> 00:43:35,816 お知保さまが代わりに 務めることと相成りました。➡ 562 00:43:35,816 --> 00:43:40,821 御台さまは 待てど暮らせど お越しにならぬものですから。 563 00:43:42,823 --> 00:43:45,826 そなたが全て 仕向けたのであろう!? 564 00:43:45,826 --> 00:43:47,828 どうして こんなことをする? 565 00:43:47,828 --> 00:43:50,831 私に何の恨みがある? 566 00:43:54,835 --> 00:43:58,839 ここから先は お通しできませぬ。 567 00:44:00,841 --> 00:44:02,843 上様…。 568 00:44:02,843 --> 00:44:04,845 <上様! 569 00:44:04,845 --> 00:44:17,858 ♬~ 570 00:44:17,858 --> 00:44:23,864 <上様! 上様…。 571 00:44:23,864 --> 00:44:30,000 ♬~ 572 00:44:30,000 --> 00:44:39,880 ♬~ 573 00:44:39,880 --> 00:44:41,882 お戻りくださいませ! 574 00:44:41,882 --> 00:44:43,884 こうすると お決めになられたのは➡ 575 00:44:43,884 --> 00:44:45,886 上様でございます! 576 00:44:45,886 --> 00:45:00,000 ♬~ 577 00:45:00,000 --> 00:45:05,906 ♬~ 578 00:45:05,906 --> 00:45:10,911 ♬~ 579 00:45:10,911 --> 00:45:12,913 うっ…。 580 00:45:12,913 --> 00:45:17,851 ♬~ 581 00:45:17,851 --> 00:45:22,856 (泣き声) 582 00:45:22,856 --> 00:45:26,860 ♬~ 583 00:45:26,860 --> 00:45:29,863 [やり場のない嫉妬にもだえ➡ 584 00:45:29,863 --> 00:45:30,000 これは 恋なのだと 思い知る姫様] 585 00:45:30,000 --> 00:45:35,869 これは 恋なのだと 思い知る姫様] 586 00:45:38,872 --> 00:45:41,875 [しかし この恋が➡ 587 00:45:41,875 --> 00:45:48,882 さらなる生き地獄へと 姫様を追い落とすのでした] 588 00:45:48,882 --> 00:45:53,887 ♬~ 589 00:46:17,845 --> 00:46:19,847 [そして…]