1 00:00:02,006 --> 00:00:04,008 あ… ハッ…。 2 00:00:04,008 --> 00:00:08,012 (苦しむ声) (家治)御台? どうした!? 御台! 3 00:00:08,012 --> 00:00:10,014 (貞之助)《このお香には➡ 4 00:00:10,014 --> 00:00:13,017 お子をできにくくする薬草が 使われておりました》 5 00:00:13,017 --> 00:00:15,019 何をしているのです? 6 00:00:15,019 --> 00:00:19,023 倫子殿の悲しむ顔だけは➡ 7 00:00:19,023 --> 00:00:22,026 見たくないのだがなあ。 8 00:00:24,028 --> 00:00:26,000 (家治)御台! 9 00:00:26,000 --> 00:00:27,031 (家治)御台! 10 00:00:31,035 --> 00:00:34,038 お香に 薬草が? 11 00:00:34,038 --> 00:00:37,041 はい。➡ 12 00:00:37,041 --> 00:00:41,045 長らく お子ができなかったのは そのためかと…。 13 00:00:43,047 --> 00:00:46,050 いったい 誰がこのような…。 14 00:00:48,052 --> 00:00:53,057 御台の件 誰の仕業か調べはついたのか? 15 00:00:53,057 --> 00:00:56,000 いえ…。 16 00:00:56,000 --> 00:00:56,060 いえ…。 17 00:00:56,060 --> 00:01:01,999 ただ われわれの考えでは 松島殿ではないかと。➡ 18 00:01:01,999 --> 00:01:05,002 お知保の方さまが 竹千代君をお産みになり➡ 19 00:01:05,002 --> 00:01:09,006 松島殿の大奥での地位は 盤石となりました。➡ 20 00:01:09,006 --> 00:01:14,011 それ故 御台さまが お子を産むことのないよう…。 21 00:01:14,011 --> 00:01:17,014 (家治)その松島と共に➡ 22 00:01:17,014 --> 00:01:21,018 お知保を側室に推したのは そなたではなかったか? 23 00:01:23,020 --> 00:01:25,022 引き続き 調べさせていただき…。 24 00:01:25,022 --> 00:01:26,000 (家治)もうよい。 25 00:01:26,000 --> 00:01:28,025 (家治)もうよい。 26 00:01:28,025 --> 00:01:30,027 わしが調べる。 27 00:01:33,030 --> 00:01:36,033 御台が子をなすことを 快く思わぬのは➡ 28 00:01:36,033 --> 00:01:39,036 お前たちも同じであろう。 29 00:01:39,036 --> 00:01:44,041 世継ぎに公家の血が混じれば 面倒だからな。 30 00:01:44,041 --> 00:01:55,052 ♬~ 31 00:01:55,052 --> 00:01:56,000 承知つかまつりました。 32 00:01:56,000 --> 00:01:58,055 承知つかまつりました。 33 00:01:58,055 --> 00:01:59,991 ん~? フフフ。 34 00:01:59,991 --> 00:02:02,994 (夜霧)高岳さま。 (高岳)うん? 35 00:02:02,994 --> 00:02:06,998 お品殿の処分は どうなったのでございますか? 36 00:02:06,998 --> 00:02:10,001 そう焦るな。 37 00:02:10,001 --> 00:02:14,005 強力な後ろ盾を得ておる。 38 00:02:14,005 --> 00:02:23,014 その者と とっておきの秘策を 講じておるところじゃ。 39 00:02:23,014 --> 00:02:26,000 (定信)しかと片付けたか? 40 00:02:26,000 --> 00:02:27,018 (定信)しかと片付けたか? 41 00:02:32,023 --> 00:02:37,695 このまま 誰にも悟られず 果たしてみせようぞ。 42 00:03:05,990 --> 00:03:10,995 《このひとときが 一番幸せにございます》 43 00:03:10,995 --> 00:03:26,000 ♬~ 44 00:03:26,000 --> 00:03:31,015 ♬~ 45 00:03:31,015 --> 00:03:51,035 ♬~ 46 00:03:51,035 --> 00:03:56,000 ♬~ 47 00:03:56,000 --> 00:04:00,978 ♬~ 48 00:04:00,978 --> 00:04:05,983 (田沼)葉山 貞之助殿に ございますな? 49 00:04:05,983 --> 00:04:08,986 さようでございますが。 50 00:04:08,986 --> 00:04:10,988 お待ち申し上げておりました。 51 00:04:10,988 --> 00:04:26,000 ♬~ 52 00:04:26,000 --> 00:04:31,008 ♬~ 53 00:04:31,008 --> 00:04:34,011 ♬~ 54 00:04:34,011 --> 00:04:37,014 (鳴き声) 55 00:04:37,014 --> 00:04:39,016 (女性)こら 待て。 56 00:04:39,016 --> 00:04:43,020 もう… 駄目ではないか。 57 00:04:46,023 --> 00:04:49,026 (松島)神聖なる御鈴廊下に 猫を持ち込むなど➡ 58 00:04:49,026 --> 00:04:51,028 無礼千万! 59 00:04:51,028 --> 00:04:54,031 これより いとまを取らす。 60 00:04:54,031 --> 00:04:56,000 (鳴き声) 61 00:04:56,000 --> 00:04:57,034 (鳴き声) 62 00:04:59,036 --> 00:05:03,975 (昭島)また一人 奥女中が お役御免になったそうですよ。 63 00:05:03,975 --> 00:05:06,978 (お玲)えっ? これで20人目ではないですか。 64 00:05:06,978 --> 00:05:09,981 それも 高岳さまの部屋子ばかり。 65 00:05:09,981 --> 00:05:12,984 恐れていた粛清が始まりました…。 66 00:05:12,984 --> 00:05:14,986 粛清? 67 00:05:14,986 --> 00:05:17,989 (昭島) 松島さまに逆らう者は 全員➡ 68 00:05:17,989 --> 00:05:21,993 この城から追われることに なるでしょう。➡ 69 00:05:21,993 --> 00:05:25,997 もう ここは松島さまの天下です。 70 00:05:25,997 --> 00:05:26,000 ♬~ 71 00:05:26,000 --> 00:05:38,342 ♬~ 72 00:05:43,014 --> 00:05:45,016 (お品)倫子さま? 73 00:05:45,016 --> 00:05:47,018 あ… すまない。 74 00:05:47,018 --> 00:05:49,020 お料理が お口に合いませんか? 75 00:05:49,020 --> 00:05:51,022 あっ いや。 76 00:05:51,022 --> 00:05:55,026 こうして 好きな食材を 食べられるようになって満足だ。 77 00:05:55,026 --> 00:05:56,000 ただ 少し味が変わった気が…。 78 00:05:56,000 --> 00:05:59,964 ただ 少し味が変わった気が…。 79 00:05:59,964 --> 00:06:02,967 (お品)実は そうなのです。➡ 80 00:06:02,967 --> 00:06:04,969 これまで 倫子さまの御膳は➡ 81 00:06:04,969 --> 00:06:07,972 全て 葉山殿が こしらえておられましたが➡ 82 00:06:07,972 --> 00:06:10,975 長らく お休みを取られているようで…。 83 00:06:10,975 --> 00:06:13,978 そうなのか? はい。 84 00:06:13,978 --> 00:06:16,981 ある日 突然 お姿を見なくなり➡ 85 00:06:16,981 --> 00:06:18,983 あの真面目で 誠実なお方が➡ 86 00:06:18,983 --> 00:06:22,987 倫子さまに任されたお役目を 投げ出すとは思えません。 87 00:06:22,987 --> 00:06:26,000 何かあったのではないかと 心配で心配で…。 88 00:06:26,000 --> 00:06:27,992 何かあったのではないかと 心配で心配で…。 89 00:06:36,000 --> 00:06:42,006 もしや お品… 葉山殿のこと? 90 00:06:42,006 --> 00:06:45,009 何をおっしゃいますか! 91 00:06:45,009 --> 00:06:48,012 そんなこと… あり得ません! 92 00:06:48,012 --> 00:06:50,014 そうか? 93 00:06:50,014 --> 00:06:52,016 (お品)はい。 94 00:06:52,016 --> 00:06:56,000 私には 恋など ぜいたくにございます。 95 00:06:56,000 --> 00:06:57,021 私には 恋など ぜいたくにございます。 96 00:06:59,023 --> 00:07:02,960 (家治)その後 具合はどうだ? 97 00:07:02,960 --> 00:07:05,963 あれから もう 三月もたつのですよ? 98 00:07:05,963 --> 00:07:08,966 ご心配なさらないでください。 99 00:07:08,966 --> 00:07:14,972 いまだに何の手掛かりもつかめず すまぬ…。 100 00:07:14,972 --> 00:07:18,976 いえ。 私なら大丈夫ですから。 101 00:07:18,976 --> 00:07:22,980 こうして 上様と並んで散歩をし➡ 102 00:07:22,980 --> 00:07:25,983 ゆっくりと 四季折々の花を楽しんで➡ 103 00:07:25,983 --> 00:07:26,000 毎日が幸せで…。 104 00:07:26,000 --> 00:07:28,986 毎日が幸せで…。 105 00:07:30,988 --> 00:07:32,990 申し訳ございません。 106 00:07:32,990 --> 00:07:35,993 フッ。 河馬のようだな。 107 00:07:35,993 --> 00:07:37,995 カバ? 108 00:07:37,995 --> 00:07:40,998 アフリカの川で暮らす 太った馬だ。 109 00:07:40,998 --> 00:07:44,001 口が両手幅ほどに開くらしい。 110 00:07:44,001 --> 00:07:47,004 化け物ではないですか! 111 00:07:47,004 --> 00:07:49,006 ハハッ。 112 00:07:49,006 --> 00:07:51,008 もう…。 113 00:07:59,016 --> 00:08:02,954 貞之助さま…。 114 00:08:02,954 --> 00:08:06,958 <奇麗な夕日にございますな。 115 00:08:14,966 --> 00:08:17,969 どうして…。 116 00:08:17,969 --> 00:08:22,974 残念ながら 待ち人がいらっしゃることは➡ 117 00:08:22,974 --> 00:08:25,977 もう ないかと。 118 00:08:25,977 --> 00:08:26,000 どういう意味にございますか? 119 00:08:26,000 --> 00:08:28,980 どういう意味にございますか? 120 00:08:28,980 --> 00:08:31,983 お見せしたいものがございます。 121 00:08:31,983 --> 00:08:41,993 ♬~ 122 00:08:41,993 --> 00:08:46,998 <(せき) 123 00:08:46,998 --> 00:08:54,005 ♬~ 124 00:08:54,005 --> 00:08:56,000 さあ こちらです。 125 00:08:56,000 --> 00:08:59,944 さあ こちらです。 126 00:08:59,944 --> 00:09:03,948 (せき) 127 00:09:08,953 --> 00:09:11,956 あ… 貞之助さま!? 128 00:09:15,960 --> 00:09:18,963 どうして このような…。 (田沼)お分かりになりませぬか? 129 00:09:21,966 --> 00:09:26,000 上様以外の殿方と情を通じるなど あるまじき大罪ですぞ。 130 00:09:26,000 --> 00:09:28,973 上様以外の殿方と情を通じるなど あるまじき大罪ですぞ。 131 00:09:31,976 --> 00:09:34,979 (お品) 申し訳ございませんでした。➡ 132 00:09:34,979 --> 00:09:38,983 全て 私の落ち度にございます。 133 00:09:38,983 --> 00:09:40,985 どんな処分も お受けいたしますので➡ 134 00:09:40,985 --> 00:09:44,989 どうか 貞之助さまをお助け…。 135 00:09:44,989 --> 00:09:48,993 (田沼)ほう。 さようですか。 136 00:09:48,993 --> 00:09:51,996 どんな処分でも。 137 00:09:54,999 --> 00:09:56,000 聞いておられましたか? 138 00:09:56,000 --> 00:09:58,002 聞いておられましたか? 139 00:09:58,002 --> 00:10:02,006 <ええ。 140 00:10:02,006 --> 00:10:05,009 もちろん。 141 00:10:05,009 --> 00:10:09,013 フフフフ…。 142 00:10:12,016 --> 00:10:18,022 こたびのことを不問にする策が 一つだけございます。 143 00:10:20,024 --> 00:10:25,029 私の部屋子になりなさい。 144 00:10:25,029 --> 00:10:26,000 そして 上様の側室となり お子を産むのです。 145 00:10:26,000 --> 00:10:33,037 そして 上様の側室となり お子を産むのです。 146 00:10:33,037 --> 00:10:38,042 何を… おっしゃっているのですか? 147 00:10:38,042 --> 00:10:41,045 聞こえませぬか? 148 00:10:41,045 --> 00:10:47,051 上様の お子を産むのです。 149 00:10:49,053 --> 00:10:54,058 そ… そんなこと… できるはずがありません! 150 00:10:54,058 --> 00:10:56,000 私は 御台さまの付き人なのですよ!? 151 00:10:56,000 --> 00:10:58,062 私は 御台さまの付き人なのですよ!? 152 00:10:58,062 --> 00:11:00,998 そうですか。 153 00:11:00,998 --> 00:11:06,003 では この話はなかったことに。 154 00:11:08,005 --> 00:11:10,007 お待ちください! 155 00:11:10,007 --> 00:11:15,012 何故 このような…。 156 00:11:17,014 --> 00:11:24,021 そなたこそ 何を拒む理由があるのです?➡ 157 00:11:24,021 --> 00:11:26,000 そもそも 御台さまを裏切り➡ 158 00:11:26,000 --> 00:11:27,024 そもそも 御台さまを裏切り➡ 159 00:11:27,024 --> 00:11:29,026 よその殿方と 逢瀬を重ねていたのは➡ 160 00:11:29,026 --> 00:11:31,028 そなたではないか! 161 00:11:38,035 --> 00:11:44,041 これが表沙汰になれば お品殿は流罪。 162 00:11:44,041 --> 00:11:49,046 そして 葉山殿は 死罪となるでしょう。 163 00:11:55,052 --> 00:11:56,000 この提案は われわれからの 恩情にございます。 164 00:11:56,000 --> 00:12:01,993 この提案は われわれからの 恩情にございます。 165 00:12:11,002 --> 00:12:13,004 (松島)奥の者一同➡ 166 00:12:13,004 --> 00:12:19,010 引き続き 諸事万端 相務めさせていただきます。 167 00:12:33,024 --> 00:12:35,026 あ…。 熱いな。 168 00:12:35,026 --> 00:12:37,361 まだ眠気が続いておるのか? 169 00:12:37,361 --> 00:12:41,032 はい。 申し訳ございません。 170 00:12:41,032 --> 00:12:43,034 眠気? 171 00:12:43,034 --> 00:12:46,037 すぐに奥医師に診てもらえ。 172 00:12:46,037 --> 00:12:48,039 はい。 173 00:12:48,039 --> 00:12:56,000 ♬~ 174 00:12:56,000 --> 00:13:05,990 ♬~ 175 00:13:05,990 --> 00:13:09,994 御台さまのご容体は? 176 00:13:09,994 --> 00:13:12,997 (奥医師)ご懐妊にございます。 177 00:13:16,000 --> 00:13:18,002 お子を? 178 00:13:18,002 --> 00:13:20,004 私が? 179 00:13:23,007 --> 00:13:26,000 ハッ…。 180 00:13:26,000 --> 00:13:26,010 ハッ…。 181 00:13:28,012 --> 00:13:34,018 [姫様のところに ようやく訪れたコウノトリ] 182 00:13:34,018 --> 00:13:39,023 [しかし このご懐妊が➡ 183 00:13:39,023 --> 00:13:43,027 新たな悲劇の幕開けと なるのでした] 184 00:13:43,027 --> 00:13:46,030 ♬~ 185 00:13:46,030 --> 00:13:49,033 ♬~ 186 00:14:16,994 --> 00:14:19,997 お品! 187 00:14:23,000 --> 00:14:26,000 倫子さま… どうされたのですか? 188 00:14:26,000 --> 00:14:27,004 倫子さま… どうされたのですか? 189 00:14:27,004 --> 00:14:29,006 ようやく…。 190 00:14:31,008 --> 00:14:33,945 ようやく お子が来てくれた。 191 00:14:33,945 --> 00:14:36,948 誠にございますか!? ああ。 192 00:14:36,948 --> 00:14:39,951 あ… よかった。 193 00:14:39,951 --> 00:14:43,955 これまで たくさん励ましてくれた お品のおかげだ。 194 00:14:43,955 --> 00:14:45,957 ありがとう。 195 00:14:52,964 --> 00:14:54,966 お品? 196 00:14:57,969 --> 00:15:01,973 (お品)倫子さま 実は…。 197 00:15:03,975 --> 00:15:05,977 どうした? 198 00:15:08,980 --> 00:15:10,648 あ… いえ。➡ 199 00:15:10,648 --> 00:15:15,987 こたびは 誠におめでとうございます。 200 00:15:15,987 --> 00:15:20,992 倫子さまなら きっと いい母親になられます。 201 00:15:20,992 --> 00:15:23,995 ありがとう。 202 00:15:23,995 --> 00:15:26,000 (高岳)まさか 御台さまが身ごもるとは…。 203 00:15:26,000 --> 00:15:29,000 (高岳)まさか 御台さまが身ごもるとは…。 204 00:15:31,002 --> 00:15:33,938 もし 若君であれば➡ 205 00:15:33,938 --> 00:15:38,943 上様は 御台さまのお子を 世継ぎにお決めになるのでは? 206 00:15:38,943 --> 00:15:42,947 (田沼) まあ… そうなるでしょうな。 207 00:15:42,947 --> 00:15:47,952 されば われわれが お品殿に お子を産ませたところで➡ 208 00:15:47,952 --> 00:15:50,955 意味を成さぬではないですか! 209 00:15:53,958 --> 00:15:56,000 よくよくお考えください。 210 00:15:56,000 --> 00:15:57,295 よくよくお考えください。 211 00:15:57,295 --> 00:16:01,966 こたび 側室になるのは お品殿ですぞ? 212 00:16:01,966 --> 00:16:06,637 お品殿は 御台さまが幼き頃より もっとも信頼を寄せてきた付き人。 213 00:16:06,637 --> 00:16:11,976 その付き人に 上様がお手をつけたとなれば…。 214 00:16:11,976 --> 00:16:17,982 御台さまと上様の仲に亀裂が? 215 00:16:17,982 --> 00:16:21,986 (田沼)御台さまは ひどく傷心なされ➡ 216 00:16:21,986 --> 00:16:26,000 城の外れの二の丸に 下られるやもしれませぬな。 217 00:16:26,000 --> 00:16:27,992 城の外れの二の丸に 下られるやもしれませぬな。 218 00:16:27,992 --> 00:16:36,934 しかし 上様は 御台さまに 心底ほれ込んでいるご様子。 219 00:16:36,934 --> 00:16:39,937 側室に お品殿を迎え入れるでしょうか? 220 00:16:39,937 --> 00:16:44,942 心配なさらずとも それがしにお任せくだされ。 221 00:16:44,942 --> 00:16:48,946 何ぞ 手だてが? 222 00:16:51,949 --> 00:16:55,953 (家治)ここに わしらの子が…。 223 00:16:55,953 --> 00:16:56,000 はい。 224 00:16:56,000 --> 00:16:57,955 はい。 225 00:17:03,961 --> 00:17:05,963 上様? 226 00:17:18,976 --> 00:17:22,980 あらゆる道理をこえて➡ 227 00:17:22,980 --> 00:17:25,983 ただただ うれしい。 228 00:17:29,987 --> 00:17:33,925 早く この子に会いたいな。 229 00:17:33,925 --> 00:17:35,927 はい。 230 00:17:35,927 --> 00:17:47,939 ♬~ 231 00:17:47,939 --> 00:17:51,943 (松島)少し よろしいですか? 232 00:17:59,951 --> 00:18:04,956 これは? 233 00:18:04,956 --> 00:18:07,959 一服すれば…。 234 00:18:07,959 --> 00:18:09,961 お子が流れます。 235 00:18:12,964 --> 00:18:16,968 どうするかは そなたに任せます。 236 00:18:16,968 --> 00:18:26,000 ♬~ 237 00:18:26,000 --> 00:18:30,982 ♬~ 238 00:18:30,982 --> 00:18:34,986 (家治)わしは 学問所をつくることにした。 239 00:18:34,986 --> 00:18:36,988 学問所? 240 00:18:36,988 --> 00:18:41,993 (家治)それも この国の至る所にだ。 241 00:18:41,993 --> 00:18:47,999 身分の隔てなく 全ての子供が通える場所にする。➡ 242 00:18:47,999 --> 00:18:55,006 そして ここで学んだ者たちが 諸外国に負けぬ力を養い➡ 243 00:18:55,006 --> 00:18:56,000 海の向こうとも 渡り合えるようにしたい。 244 00:18:56,000 --> 00:18:58,009 海の向こうとも 渡り合えるようにしたい。 245 00:19:02,013 --> 00:19:05,016 (家治)わしらの子のためにも➡ 246 00:19:05,016 --> 00:19:09,020 この国の未来を もっと明るいものにしたいのだ。 247 00:19:11,022 --> 00:19:20,031 では 私は必ず この子を丈夫に産み 守ります。 248 00:19:20,031 --> 00:19:24,035 上様がおつくりになる未来を 見せてあげたいですから。 249 00:19:32,977 --> 00:19:34,979 アハッ。 250 00:19:39,984 --> 00:19:42,987 <フフフフ。 251 00:19:47,992 --> 00:19:50,995 フフッ。 252 00:19:50,995 --> 00:19:56,000 ♬~ 253 00:19:56,000 --> 00:20:05,009 ♬~ 254 00:20:05,009 --> 00:20:11,015 惨めなものですね。 255 00:20:11,015 --> 00:20:15,019 どんなに尽くしたところで➡ 256 00:20:15,019 --> 00:20:22,026 御台さまの一番大切なお方は 上様。 257 00:20:22,026 --> 00:20:26,000 そなたは 単なる付き人にすぎませぬ。 258 00:20:26,000 --> 00:20:28,032 そなたは 単なる付き人にすぎませぬ。 259 00:20:31,969 --> 00:20:38,976 われらは 恋一つ 許されぬというに。 260 00:20:41,979 --> 00:20:45,983 アハハ… ウフフ…。 261 00:20:56,994 --> 00:21:03,000 新たに もう一人 側室を設けてくださいませ。 262 00:21:03,000 --> 00:21:06,938 何を言っておる。 263 00:21:06,938 --> 00:21:09,941 未来永劫 将軍家をお守りするためには➡ 264 00:21:09,941 --> 00:21:13,945 子孫繁栄が不可欠。 265 00:21:13,945 --> 00:21:18,950 神君 家康公は そのお血筋を絶やさぬよう➡ 266 00:21:18,950 --> 00:21:23,955 16人ものお子をなされたとか。 267 00:21:23,955 --> 00:21:26,000 わしには 竹千代と 御台の子がおれば十分だ。 268 00:21:26,000 --> 00:21:27,959 わしには 竹千代と 御台の子がおれば十分だ。 269 00:21:27,959 --> 00:21:34,966 新たな側室には お品殿を推挙いたします。 270 00:21:34,966 --> 00:21:36,968 お品? 271 00:21:36,968 --> 00:21:41,973 御台さまの付き人 公家の出にございます。 272 00:21:44,976 --> 00:21:50,982 その方… 何をたくらんでおる? 273 00:21:53,985 --> 00:21:56,000 全ては 上様の御為にございます。 274 00:21:56,000 --> 00:21:58,990 全ては 上様の御為にございます。 275 00:22:01,993 --> 00:22:03,928 断る。 276 00:22:03,928 --> 00:22:23,948 ♬~ 277 00:22:23,948 --> 00:22:26,000 ♬~ 278 00:22:26,000 --> 00:22:34,959 ♬~ 279 00:22:34,959 --> 00:22:36,961 《これ》 280 00:22:36,961 --> 00:22:38,963 《頑張ったご褒美だ》 281 00:22:38,963 --> 00:22:56,000 ♬~ 282 00:22:56,000 --> 00:22:58,983 ♬~ 283 00:23:01,986 --> 00:23:03,921 (せき) 284 00:23:03,921 --> 00:23:05,923 起きろ。 285 00:23:05,923 --> 00:23:07,925 飯だ。 286 00:23:13,931 --> 00:23:17,935 どうした? 早う食え。 287 00:23:20,938 --> 00:23:26,000 これ以上 お品殿を 苦しめたくありません。 288 00:23:26,000 --> 00:23:26,944 これ以上 お品殿を 苦しめたくありません。 289 00:23:26,944 --> 00:23:30,948 このまま 自害を…。 (田沼)罪人のお前に➡ 290 00:23:30,948 --> 00:23:34,952 そのような権利はない。 さあ食え。 291 00:23:34,952 --> 00:23:39,957 あ… ああ…。 292 00:23:39,957 --> 00:23:42,960 ふ… ぐ… ふっ…。 293 00:23:42,960 --> 00:23:44,962 (貞之助のせき) 294 00:23:46,964 --> 00:23:48,966 (お平)はいはい 急いでくださいね。➡ 295 00:23:48,966 --> 00:23:51,302 ああ 違う違う違う。 そちらが こちらですからね。 296 00:23:51,302 --> 00:23:53,304 うん はいはいはい。 で…。 297 00:23:53,304 --> 00:23:55,973 違います。 こちらは そちらです。 298 00:23:55,973 --> 00:23:56,000 (女性)はい すいません。 (お平)もう… 急いでください!➡ 299 00:23:56,000 --> 00:23:58,976 (女性)はい すいません。 (お平)もう… 急いでください!➡ 300 00:23:58,976 --> 00:24:01,979 御台さまの本日のお毒味 いかがいたしましょ。 301 00:24:03,915 --> 00:24:07,919 (お平)お知保の方さま。 いかがいたしましたか? 302 00:24:07,919 --> 00:24:11,923 竹千代君の今後の献立が 気になりまして。 303 00:24:11,923 --> 00:24:15,927 それでしたら こちらでございます。 304 00:24:15,927 --> 00:24:17,929 ありがとう。 305 00:24:19,931 --> 00:24:22,934 (お平)あっ そうね。 これは こちらで。 はい。 306 00:24:22,934 --> 00:24:26,000 え~… ああ。 307 00:24:26,000 --> 00:24:26,938 え~… ああ。 308 00:24:26,938 --> 00:24:45,957 ♬~ 309 00:24:45,957 --> 00:24:51,963 ♬~ 310 00:24:51,963 --> 00:24:55,967 (お平)御台さまのお父上さまから ご懐妊祝いが届いております。➡ 311 00:24:55,967 --> 00:24:56,000 白味噌煎餅にございます。 312 00:24:56,000 --> 00:24:58,970 白味噌煎餅にございます。 313 00:24:58,970 --> 00:25:00,972 父上から。 314 00:25:00,972 --> 00:25:19,924 ♬~ 315 00:25:19,924 --> 00:25:24,929 あっ そういえば お品を見ませんでしたか? 316 00:25:24,929 --> 00:25:26,000 それが お姿が見えず…。 317 00:25:26,000 --> 00:25:26,931 それが お姿が見えず…。 318 00:25:26,931 --> 00:25:30,935 本日のお毒味は 私が しかと務めさせていただきました。 319 00:25:30,935 --> 00:25:32,937 そうですか。 320 00:25:32,937 --> 00:25:52,957 ♬~ 321 00:25:52,957 --> 00:25:54,959 (お知保)《礼を申すつもりは ございません》 322 00:25:54,959 --> 00:25:56,000 《それで構いません》 323 00:25:56,000 --> 00:25:57,962 《それで構いません》 324 00:26:01,966 --> 00:26:05,903 《元気に 育つのですよ》 325 00:26:05,903 --> 00:26:19,917 ♬~ 326 00:26:19,917 --> 00:26:21,919 <(お知保)おやめください! 327 00:26:25,923 --> 00:26:26,000 口にしてはおりませぬか!? 328 00:26:26,000 --> 00:26:27,925 口にしてはおりませぬか!? 329 00:26:27,925 --> 00:26:29,927 はい。 330 00:26:37,935 --> 00:26:39,937 申し訳ございませぬ! 331 00:26:43,941 --> 00:26:45,943 まさか…。 332 00:26:47,945 --> 00:26:50,948 私のお子を? 333 00:26:52,950 --> 00:26:56,000 誠に… 申し訳ございませぬ…。 334 00:26:56,000 --> 00:26:58,956 誠に… 申し訳ございませぬ…。 335 00:26:58,956 --> 00:27:01,959 (お平)上様に ご報告を! 336 00:27:01,959 --> 00:27:03,961 お待ちください! 337 00:27:11,969 --> 00:27:17,975 私は 口にしておりません。 338 00:27:19,977 --> 00:27:22,980 おなかのお子も無事です。 339 00:27:22,980 --> 00:27:24,982 それ故に…。 340 00:27:26,984 --> 00:27:28,986 不問にいたします。 341 00:27:28,986 --> 00:27:32,990 (お平)御台さま…。 342 00:27:32,990 --> 00:27:35,993 このことが表沙汰になれば➡ 343 00:27:35,993 --> 00:27:38,996 お知保殿には 厳しい処分が下るでしょう。 344 00:27:40,998 --> 00:27:47,004 竹千代君から 母親を奪いたくはありませんから。 345 00:27:54,011 --> 00:27:56,000 そなたのためではございません。 346 00:27:56,000 --> 00:27:57,014 そなたのためではございません。 347 00:27:59,016 --> 00:28:01,018 竹千代君のためです。 348 00:28:04,956 --> 00:28:06,958 はい。 349 00:28:08,960 --> 00:28:10,962 申し訳ございませんでした。 350 00:28:10,962 --> 00:28:20,972 ♬~ 351 00:28:29,981 --> 00:28:31,983 あっ お玲殿。 352 00:28:31,983 --> 00:28:34,986 お品を見掛けませんでしたか? (お玲)いえ。 353 00:28:34,986 --> 00:28:36,921 そうか…。 354 00:28:36,921 --> 00:28:38,923 今日は大事な日だというのに。 355 00:28:38,923 --> 00:28:40,925 (お玲)大事な日? 356 00:28:40,925 --> 00:28:44,929 お品が 私に仕えてくれて 15年目の記念日なのです。 357 00:28:44,929 --> 00:28:46,931 そうなのですか。 358 00:28:48,933 --> 00:28:50,935 こちらは? 359 00:28:50,935 --> 00:28:52,937 書庫に納める書物にございます。 360 00:28:52,937 --> 00:28:55,940 書庫? この城に書庫があるのか? 361 00:28:55,940 --> 00:28:56,000 はい。 歴代の将軍さまが お集めになった書物が➡ 362 00:28:56,000 --> 00:28:58,943 はい。 歴代の将軍さまが お集めになった書物が➡ 363 00:28:58,943 --> 00:29:01,946 10万冊ほど納められております。 364 00:29:01,946 --> 00:29:05,950 そんなに? お品が喜びそうだ。 365 00:29:05,950 --> 00:29:10,955 しかし 城の外れにあるため お品さまは立ち入れぬかと…。 366 00:29:10,955 --> 00:29:14,959 あ… そうか…。 367 00:29:34,979 --> 00:29:37,915 <お品! 368 00:29:37,915 --> 00:29:39,917 どこにいたのだ? 369 00:29:39,917 --> 00:29:41,919 申し訳ございません。 370 00:29:45,923 --> 00:29:50,928 折り入って ご相談したいことがございます。 371 00:29:50,928 --> 00:29:54,932 分かった。 ただ… 後でもいいか? 372 00:29:54,932 --> 00:29:56,000 えっ? 急ぎ 用があるのだ。 373 00:29:56,000 --> 00:29:57,935 えっ? 急ぎ 用があるのだ。 374 00:29:57,935 --> 00:30:00,938 そんなに急いで どちらへ? 375 00:30:00,938 --> 00:30:03,941 上様のところだ。 376 00:30:03,941 --> 00:30:05,943 では 後でな。 377 00:30:05,943 --> 00:30:21,959 ♬~ 378 00:30:21,959 --> 00:30:23,961 <(高岳)覚悟は…。 379 00:30:25,963 --> 00:30:26,000 決まりましたか? 380 00:30:26,000 --> 00:30:28,966 決まりましたか? 381 00:30:35,907 --> 00:30:38,910 お呼び立てして 申し訳ございません。 382 00:30:38,910 --> 00:30:41,913 (家治)遠慮はいらぬ。 383 00:30:41,913 --> 00:30:44,916 相談とは何だ? 384 00:30:44,916 --> 00:30:49,921 城の書庫に納められている書物を 幾つかお借りしたいのです。 385 00:30:49,921 --> 00:30:52,924 何故 そのような? 386 00:30:52,924 --> 00:30:56,000 本日は 付き人のお品が 私に仕えてくれて➡ 387 00:30:56,000 --> 00:30:56,928 本日は 付き人のお品が 私に仕えてくれて➡ 388 00:30:56,928 --> 00:30:58,930 15年目の記念日でして。 389 00:30:58,930 --> 00:31:05,937 日頃の礼に お品の大好きな書物を たくさん読ませてあげたいのです。 390 00:31:05,937 --> 00:31:08,606 そうか…。 391 00:31:08,606 --> 00:31:13,945 しかし 付き人のために そこまでするか? 392 00:31:13,945 --> 00:31:16,948 お品は ただの付き人ではございません。 393 00:31:16,948 --> 00:31:23,955 どんなときも 共に支え合ってきた 友であり… 家族ですから。 394 00:31:25,957 --> 00:31:26,000 分かった。 395 00:31:26,000 --> 00:31:27,959 分かった。 396 00:31:27,959 --> 00:31:33,965 好きに使うがよい。 ありがとう存じます。 397 00:31:33,965 --> 00:31:45,910 ♬~ 398 00:31:45,910 --> 00:31:52,917 最後に一目会って 決めるがよい。 399 00:31:52,917 --> 00:31:56,000 ♬~ 400 00:31:56,000 --> 00:32:06,931 ♬~ 401 00:32:06,931 --> 00:32:08,933 貞之助さま! 402 00:32:14,939 --> 00:32:19,944 あ… お品殿…。 403 00:32:21,946 --> 00:32:24,949 (貞之助)う… あ…。 404 00:32:32,957 --> 00:32:35,893 申し訳ございませぬ。 405 00:32:35,893 --> 00:32:38,896 申し訳ございませぬ…。 406 00:32:38,896 --> 00:32:44,902 なぜ… 謝るのです? 407 00:32:44,902 --> 00:32:47,905 それがしが あのとき…。➡ 408 00:32:47,905 --> 00:32:50,908 門札を落としていなければ…。 409 00:32:52,910 --> 00:32:56,000 (貞之助)鍵を… お渡ししていなければ…。 410 00:32:56,000 --> 00:32:57,915 (貞之助)鍵を… お渡ししていなければ…。 411 00:33:03,921 --> 00:33:09,927 (貞之助)あなたさまのことを… お慕いしていなければ…。 412 00:33:13,931 --> 00:33:18,936 (貞之助) お品殿は… こんなことには…。 413 00:33:18,936 --> 00:33:26,000 ♬~ 414 00:33:26,000 --> 00:33:29,947 ♬~ 415 00:33:29,947 --> 00:33:35,887 私は… 後悔などしていません。 416 00:33:39,891 --> 00:33:43,895 貞之助さまと出会い➡ 417 00:33:43,895 --> 00:33:47,899 私の毎日は… 華やぎました。 418 00:33:51,903 --> 00:33:56,000 (お品)誰かを愛することも➡ 419 00:33:56,000 --> 00:33:56,908 (お品)誰かを愛することも➡ 420 00:33:56,908 --> 00:34:00,912 愛されることもないと 思っていた生涯に…。 421 00:34:03,915 --> 00:34:08,920 あなたさまが 彩りを与えてくださったのです。 422 00:34:08,920 --> 00:34:18,930 ♬~ 423 00:34:18,930 --> 00:34:24,936 この先も 夕日を見るたび➡ 424 00:34:24,936 --> 00:34:26,000 貞之助さまのことを思い出します。 425 00:34:26,000 --> 00:34:28,940 貞之助さまのことを思い出します。 426 00:34:28,940 --> 00:34:35,880 私にとって 一番大切なお方は…。 427 00:34:35,880 --> 00:34:40,885 御台さまに… ございましょう。 428 00:34:42,887 --> 00:34:50,895 (貞之助)それがしは お品殿に そんな思いをさせてまで…。 429 00:34:50,895 --> 00:34:52,897 生き永らえたくはございませぬ。 430 00:34:54,899 --> 00:34:56,000 (泣き声) 431 00:34:56,000 --> 00:35:00,905 (泣き声) 432 00:35:00,905 --> 00:35:03,908 <(足音) 433 00:35:03,908 --> 00:35:08,913 まだ決心がつきませ~ぬか~? 434 00:35:13,918 --> 00:35:17,922 仕方がございませぬな…。 435 00:35:17,922 --> 00:35:20,925 やれ。 (男)はっ。 436 00:35:30,935 --> 00:35:32,937 何をするのです!? 437 00:35:34,939 --> 00:35:36,941 (指の骨を折る音) (貞之助の絶叫) 438 00:35:36,941 --> 00:35:39,944 おやめください! (田沼)早く決断するのです。 439 00:35:39,944 --> 00:35:41,946 やれ。 (指の骨を折る音) 440 00:35:41,946 --> 00:35:43,948 (貞之助の絶叫) 441 00:35:43,948 --> 00:35:45,950 (お品)貞之助さまは 料理人なのです! 442 00:35:45,950 --> 00:35:47,952 そんなことをされたら…。 (田沼)やれ! 443 00:35:47,952 --> 00:35:50,955 (指の骨を折る音) (貞之助の絶叫) 444 00:35:50,955 --> 00:35:55,960 おやめください! おやめください…。 445 00:35:57,962 --> 00:36:01,966 ならば 腹をくくれ! 446 00:36:01,966 --> 00:36:03,968 この罪人が! 447 00:36:05,970 --> 00:36:07,972 (指の骨を折る音) (貞之助の絶叫) 448 00:36:07,972 --> 00:36:10,975 あ… うう…。 449 00:36:42,874 --> 00:36:45,877 どこに行ったのだ? お品…。 450 00:36:50,882 --> 00:36:56,000 (田沼)こちらは 上様の母上 お幸の方さまが残された➡ 451 00:36:56,000 --> 00:36:56,888 (田沼)こちらは 上様の母上 お幸の方さまが残された➡ 452 00:36:56,888 --> 00:36:58,890 遺書にございます。 453 00:37:02,894 --> 00:37:07,899 こちらには 上様の実の父親が➡ 454 00:37:07,899 --> 00:37:12,837 山村座の歌舞伎役者 桜田 真太郎であることや➡ 455 00:37:12,837 --> 00:37:16,841 その桜田殿を口封じのため 亡き者にするよう➡ 456 00:37:16,841 --> 00:37:20,845 それがしに託した旨が しかと記されております。 457 00:37:28,853 --> 00:37:32,190 これを白日の下にさらせば➡ 458 00:37:32,190 --> 00:37:37,862 上様は 将軍の座を 追われるだけではなく➡ 459 00:37:37,862 --> 00:37:40,865 幕府をあざむいた逆賊と 見なされ➡ 460 00:37:40,865 --> 00:37:43,868 死罪となるでしょう。 461 00:37:43,868 --> 00:37:50,875 また 妻である御台さまも 罪を背負わされ 流罪。➡ 462 00:37:50,875 --> 00:37:54,879 おなかの子は罪人として 生まれるやいなや➡ 463 00:37:54,879 --> 00:37:56,000 殺されましょ…。 (家治)やめろ! 464 00:37:56,000 --> 00:37:56,881 殺されましょ…。 (家治)やめろ! 465 00:37:59,884 --> 00:38:01,886 やめてくれ…。 466 00:38:05,890 --> 00:38:08,893 そなたは いったい…。 467 00:38:11,829 --> 00:38:14,832 何がしたいのだ? 468 00:38:14,832 --> 00:38:24,842 ♬~ 469 00:38:24,842 --> 00:38:26,000 御台さまとお子のお命を 守りたくはないのですか? 470 00:38:26,000 --> 00:38:33,851 御台さまとお子のお命を 守りたくはないのですか? 471 00:38:33,851 --> 00:38:52,870 ♬~ 472 00:38:59,877 --> 00:39:05,883 (鈴の音) 473 00:39:09,820 --> 00:39:17,828 ♬~ 474 00:39:17,828 --> 00:39:20,831 (家治) 《早く この子に会いたいな》 475 00:39:23,835 --> 00:39:26,000 (田沼)《御台さまとお子のお命を 守りたくはないのですか?》 476 00:39:26,000 --> 00:39:29,841 (田沼)《御台さまとお子のお命を 守りたくはないのですか?》 477 00:39:29,841 --> 00:39:49,861 ♬~ 478 00:39:49,861 --> 00:39:56,000 ♬~ 479 00:39:56,000 --> 00:40:09,814 ♬~ 480 00:40:09,814 --> 00:40:19,824 ♬~ 481 00:40:19,824 --> 00:40:22,827 懐かしいな。 482 00:40:26,831 --> 00:40:31,836 お品の悩みが晴れて➡ 483 00:40:31,836 --> 00:40:35,840 上様の願いが かないますように。 484 00:40:35,840 --> 00:40:55,860 ♬~ 485 00:40:55,860 --> 00:40:56,000 (しおりの落ちる音) 486 00:40:56,000 --> 00:40:57,862 (しおりの落ちる音) 487 00:40:57,862 --> 00:41:17,815 ♬~ 488 00:41:17,815 --> 00:41:26,000 ♬~ 489 00:41:26,000 --> 00:41:33,831 ♬~ 490 00:41:38,836 --> 00:41:41,839 お品? 何をしているのだ? 491 00:41:44,842 --> 00:41:47,845 せんえつながら➡ 492 00:41:47,845 --> 00:41:55,853 お品さまは こたび 御台さまの付き人のお役目から➡ 493 00:41:55,853 --> 00:41:56,000 離れることと相なりました。 494 00:41:56,000 --> 00:41:58,856 離れることと相なりました。 495 00:41:58,856 --> 00:42:00,858 えっ? 496 00:42:05,863 --> 00:42:07,865 聞いておりませぬぞ! 497 00:42:07,865 --> 00:42:10,801 そなた いったい 何を…。 498 00:42:13,804 --> 00:42:21,812 お品さまは 上様の側室に おなりあそばされました。 499 00:42:23,814 --> 00:42:26,000 (松島)総取締の私を通さずに➡ 500 00:42:26,000 --> 00:42:26,817 (松島)総取締の私を通さずに➡ 501 00:42:26,817 --> 00:42:29,820 そのような勝手は 断じて許しませぬ! 502 00:42:29,820 --> 00:42:33,824 しかしながら お品さまは すでに➡ 503 00:42:33,824 --> 00:42:37,828 上様との男女の契りを済まされ➡ 504 00:42:37,828 --> 00:42:43,835 名実共に 側室にあらせられます。 505 00:42:49,841 --> 00:42:51,843 お品…。 506 00:42:54,846 --> 00:42:56,000 嘘であろう? 507 00:42:56,000 --> 00:42:56,848 嘘であろう? 508 00:43:00,852 --> 00:43:02,854 お品! 509 00:43:10,795 --> 00:43:14,799 おのれ… 田沼。 510 00:43:14,799 --> 00:43:26,000 ♬~ 511 00:43:26,000 --> 00:43:34,819 ♬~ 512 00:43:34,819 --> 00:43:37,822 あ… うっ…。 513 00:43:37,822 --> 00:43:40,825 うっ… ハァ ハァ…。 514 00:43:40,825 --> 00:43:42,827 (お品)倫子さま!? (松島)奥医師を! 515 00:43:42,827 --> 00:43:44,829 はい! 516 00:43:44,829 --> 00:43:49,834 あ… ハァ… うう…。 517 00:43:49,834 --> 00:43:51,836 あっ… ハァ…。 518 00:43:58,843 --> 00:44:02,847 御台。 (苦しむ声) 519 00:44:02,847 --> 00:44:05,850 何があった? 520 00:44:05,850 --> 00:44:10,855 お子が… 生まれるようにございます。 521 00:44:10,855 --> 00:44:12,857 生まれる? 522 00:44:16,861 --> 00:44:19,864 しかし まだ…。 523 00:44:19,864 --> 00:44:26,000 ♬~ 524 00:44:26,000 --> 00:44:27,872 ♬~ 525 00:44:27,872 --> 00:44:30,875 (家治)御台…。 526 00:44:30,875 --> 00:44:34,879 ハァ… ハァ…。 527 00:44:34,879 --> 00:44:46,891 ♬~ 528 00:44:46,891 --> 00:44:48,893 (定信)そうか。➡ 529 00:44:48,893 --> 00:44:54,899 ほんによく効く 懐妊祝いだ。 530 00:44:54,899 --> 00:44:56,000 (お平)《ご懐妊祝いが 届いております》➡ 531 00:44:56,000 --> 00:44:56,901 (お平)《ご懐妊祝いが 届いております》➡ 532 00:44:56,901 --> 00:44:59,904 《白味噌煎餅にございます》 533 00:45:01,906 --> 00:45:04,909 残るは 竹千代。 534 00:45:04,909 --> 00:45:07,912 そして 家治か…。 535 00:45:07,912 --> 00:45:26,000 ♬~ 536 00:45:26,000 --> 00:45:27,865 ♬~ 537 00:45:27,865 --> 00:45:33,871 ♬~ 538 00:45:33,871 --> 00:45:38,876 [信じる者を失った姫様は➡ 539 00:45:38,876 --> 00:45:43,881 孤独の中 母になろうとしているのでした] 540 00:45:43,881 --> 00:45:48,886 ハァ ハァ… ハァ…。 541 00:46:11,843 --> 00:46:13,845 [そして…]