1 00:00:07,007 --> 00:00:12,012 (倫子)私は必ず この子を丈夫に産み 守ります。 2 00:00:12,012 --> 00:00:17,017 上様がおつくりになる未来を 見せてあげたいですから。 3 00:00:17,017 --> 00:00:22,022 (高岳)お品さまは 上様との男女の契りを済まされ➡ 4 00:00:22,022 --> 00:00:27,027 名実共に 側室にあらせられます。 5 00:00:27,027 --> 00:00:30,000 お品…。 嘘であろう? お品! 6 00:00:30,000 --> 00:00:31,031 お品…。 嘘であろう? お品! 7 00:00:34,034 --> 00:00:36,036 御台。 8 00:00:40,040 --> 00:00:43,043 ハァ ハァ ハァ…。 9 00:00:43,043 --> 00:00:55,055 ♬~ 10 00:00:55,055 --> 00:00:57,057 (産婆)もう一息でございます。 11 00:00:57,057 --> 00:01:00,000 (いきむ声) 12 00:01:00,000 --> 00:01:01,061 (いきむ声) 13 00:01:16,009 --> 00:01:18,011 御台は? 14 00:01:18,011 --> 00:01:21,014 子は無事か? 15 00:01:21,014 --> 00:01:25,018 御台さまは ご無事にございます。 16 00:01:27,020 --> 00:01:29,022 されど…。 17 00:01:35,028 --> 00:01:49,042 (泣き声) 18 00:01:49,042 --> 00:01:57,050 (泣き声) 19 00:01:57,050 --> 00:02:00,000 (お玲)それは 小さな姫君だったそうで。➡ 20 00:02:00,000 --> 00:02:01,054 (お玲)それは 小さな姫君だったそうで。➡ 21 00:02:01,054 --> 00:02:03,991 お生まれになったときには もう…。 22 00:02:03,991 --> 00:02:23,010 ♬~ 23 00:02:23,010 --> 00:02:29,016 ♬~ 24 00:02:29,016 --> 00:02:30,000 (松島) 死産など よくあることです。 25 00:02:30,000 --> 00:02:33,020 (松島) 死産など よくあることです。 26 00:02:36,023 --> 00:02:38,025 気に病むことはない。 27 00:02:43,030 --> 00:02:46,033 命とは はかないものだ。 28 00:02:48,035 --> 00:02:50,037 わしを人でなしと思うか? 29 00:02:53,040 --> 00:02:58,045 最初に あらゆるものを奪ったのは あの男だ。 30 00:02:58,045 --> 00:03:00,000 (吉宗)《将軍家の世継ぎは 長子継承の習わしにより➡ 31 00:03:00,000 --> 00:03:04,985 (吉宗)《将軍家の世継ぎは 長子継承の習わしにより➡ 32 00:03:04,985 --> 00:03:06,987 竹千代じゃ》 33 00:03:09,990 --> 00:03:11,992 《しかと頼んだぞ》 34 00:03:11,992 --> 00:03:14,995 《はい じじさま》 35 00:03:18,999 --> 00:03:25,005 (吉宗)《賢丸 お前も よく竹千代を支えよ》 36 00:03:25,005 --> 00:03:27,007 《分かったな?》 37 00:03:29,009 --> 00:03:30,000 《返事をせい!》 38 00:03:30,000 --> 00:03:32,012 《返事をせい!》 39 00:03:32,012 --> 00:03:34,014 《はい》 40 00:03:38,018 --> 00:03:42,022 (定信)何が 長子継承の習わしだ。 41 00:03:42,022 --> 00:03:45,025 より優れた者が 跡を継ぐことこそ➡ 42 00:03:45,025 --> 00:03:48,028 世のことわりであろう。 43 00:03:52,032 --> 00:03:56,036 これから先は わしが全てを奪う番だ。 44 00:04:00,040 --> 00:04:03,977 (田沼)こたびは 誠に…。➡ 45 00:04:03,977 --> 00:04:06,980 ご愁傷さまにございます。 46 00:04:17,991 --> 00:04:21,995 胸を 大層お痛めのことと 存じますが➡ 47 00:04:21,995 --> 00:04:24,998 ここは やはり お子は多いに 越したことがないと➡ 48 00:04:24,998 --> 00:04:28,001 お分かりいただけたかと。 49 00:04:28,001 --> 00:04:30,000 引き続き 何とぞ お品さまと新しいお子を…。 50 00:04:30,000 --> 00:04:34,007 引き続き 何とぞ お品さまと新しいお子を…。 51 00:04:37,010 --> 00:04:54,027 ♬~ 52 00:04:54,027 --> 00:04:59,032 今すぐ 出ていけ。 53 00:04:59,032 --> 00:05:00,000 ♬~ 54 00:05:00,000 --> 00:05:15,983 ♬~ 55 00:05:15,983 --> 00:05:18,986 (女性)《よくも まあ 御台さまを裏切って》 56 00:05:18,986 --> 00:05:22,990 (女性) 《全て お品さまのせいでは?》 57 00:05:22,990 --> 00:05:25,993 (女性) 《御台さまが おかわいそう》 58 00:05:33,000 --> 00:05:35,002 (お品)うっ…。 59 00:05:35,002 --> 00:05:38,005 まあ! 60 00:05:38,005 --> 00:05:41,008 どうされたのです? 61 00:05:41,008 --> 00:05:43,010 目まいが。 62 00:05:47,014 --> 00:05:49,016 まさか…。 63 00:05:59,026 --> 00:06:00,000 (家治)《これで満足か?》 64 00:06:00,000 --> 00:06:01,028 (家治)《これで満足か?》 65 00:06:01,028 --> 00:06:04,965 《そなたには 人の心がないのか?》 66 00:06:04,965 --> 00:06:10,971 《そなたと飲む この酒こそが 泥水にございました》 67 00:06:19,980 --> 00:06:21,982 田沼殿! 68 00:06:23,984 --> 00:06:25,986 お品さまが…。 69 00:06:25,986 --> 00:06:27,988 お品さまが! 70 00:06:27,988 --> 00:06:30,000 お子を 授かったようにございます! 71 00:06:30,000 --> 00:06:30,991 お子を 授かったようにございます! 72 00:06:37,998 --> 00:06:41,001 誠か!? 73 00:06:41,001 --> 00:06:43,003 はい! 74 00:06:43,003 --> 00:06:47,007 ハハハハハ…! 75 00:06:56,016 --> 00:07:00,000 [新たな お世継ぎ候補の出現により…] 76 00:07:00,000 --> 00:07:00,020 [新たな お世継ぎ候補の出現により…] 77 00:07:02,022 --> 00:07:06,960 あった! [大きく揺れ動く 大奥] 78 00:07:06,960 --> 00:07:08,962 (鈴の音) 79 00:07:08,962 --> 00:07:11,965 [そして➡ 80 00:07:11,965 --> 00:07:14,968 とうてい受け入れきれない 深い悲しみが➡ 81 00:07:14,968 --> 00:07:18,972 姫様の心を➡ 82 00:07:18,972 --> 00:07:22,976 めおとの仲を➡ 83 00:07:22,976 --> 00:07:25,979 むしばんでゆくのでした] 84 00:07:25,979 --> 00:07:30,000 ♬~ 85 00:07:30,000 --> 00:07:35,989 ♬~ 86 00:07:41,995 --> 00:07:43,997 これは どうも。 87 00:07:49,002 --> 00:07:55,008 年明けには 上様のお子に お会いできるかと思うと➡ 88 00:07:55,008 --> 00:07:59,012 楽しみで 楽しみで。 89 00:08:01,014 --> 00:08:03,951 私も 大変楽しみにございます。 90 00:08:03,951 --> 00:08:08,956 さぞかし かわいらしい 姫君にございましょう。 91 00:08:12,960 --> 00:08:15,963 若君です。 若君に決まっています! 92 00:08:19,967 --> 00:08:22,970 竹千代君がくれたのです。 93 00:08:22,970 --> 00:08:24,972 今日は6つも拾ったらしい。 94 00:08:24,972 --> 00:08:29,977 まあ 健やかにお育ちですね。 (お知保)はい。 95 00:08:29,977 --> 00:08:30,000 <(お凛)御台さま お部屋に入られませんか? 96 00:08:30,000 --> 00:08:33,981 <(お凛)御台さま お部屋に入られませんか? 97 00:08:36,984 --> 00:08:39,987 お着替えの用意が 調いましてございます。 98 00:08:55,002 --> 00:08:58,005 (お知保)御台さま➡ 99 00:08:58,005 --> 00:09:00,000 本日の総触れも つつがなく終えましてございます。 100 00:09:00,000 --> 00:09:01,008 本日の総触れも つつがなく終えましてございます。 101 00:09:03,010 --> 00:09:04,945 そうですか。 102 00:09:08,949 --> 00:09:11,952 長らく お務めをお休みし➡ 103 00:09:11,952 --> 00:09:14,955 申し訳ございません。 104 00:09:16,957 --> 00:09:19,960 (お知保)いえ…。 105 00:09:19,960 --> 00:09:21,962 それは? 106 00:09:27,968 --> 00:09:30,000 セミの抜け殻にございます。 107 00:09:30,000 --> 00:09:30,971 セミの抜け殻にございます。 108 00:09:30,971 --> 00:09:36,977 夏も終わりに近づき 庭のあちこちに落ちてございます。 109 00:09:39,980 --> 00:09:41,982 よかったですね。 110 00:09:45,986 --> 00:09:52,993 さなぎから 立派な大人になれたのですね。 111 00:10:02,002 --> 00:10:06,006 お品が➡ 112 00:10:06,006 --> 00:10:09,009 お子を授かったと聞きました。 113 00:10:11,011 --> 00:10:13,013 誠ですか? 114 00:10:16,016 --> 00:10:18,018 はい。 115 00:10:21,021 --> 00:10:23,023 そうですか。 116 00:10:28,028 --> 00:10:30,000 (松島) 子など産もうとするからです。 117 00:10:30,000 --> 00:10:31,031 (松島) 子など産もうとするからです。 118 00:10:34,034 --> 00:10:39,039 お知保の方さまは その務めを見事に果たされました。 119 00:10:43,043 --> 00:10:46,046 この先 何があろうと➡ 120 00:10:46,046 --> 00:10:51,051 竹千代君を 世継ぎに押し上げようぞ。 121 00:10:51,051 --> 00:10:53,053 はい。 122 00:10:53,053 --> 00:10:55,055 <(竹千代)母上! 123 00:10:57,057 --> 00:11:00,000 また見つけました。 (お知保)おお すごいなあ。 124 00:11:00,000 --> 00:11:02,062 また見つけました。 (お知保)おお すごいなあ。 125 00:11:13,006 --> 00:11:16,009 母上? 126 00:11:16,009 --> 00:11:20,013 そなたは 必ず大きくなるのですよ。 127 00:11:22,015 --> 00:11:24,017 必ず…。 128 00:11:24,017 --> 00:11:30,000 ♬~ 129 00:11:30,000 --> 00:11:41,034 ♬~ 130 00:11:41,034 --> 00:11:44,037 (家治)《わしらの子のためにも➡ 131 00:11:44,037 --> 00:11:48,041 この国の未来を もっと明るいものにしたいのだ》 132 00:11:48,041 --> 00:12:00,000 ♬~ 133 00:12:00,000 --> 00:12:04,992 ♬~ 134 00:12:04,992 --> 00:12:13,000 《この城で 誰よりもさみしそうな あなたさまを➡ 135 00:12:13,000 --> 00:12:15,002 幸せにしたい》 136 00:12:15,002 --> 00:12:30,000 ♬~ 137 00:12:30,000 --> 00:12:30,017 ♬~ 138 00:12:30,017 --> 00:12:33,020 御台は? 139 00:12:33,020 --> 00:12:35,022 (お凛)中に。 140 00:12:43,030 --> 00:12:46,033 御台 聞こえるか? 141 00:12:49,036 --> 00:12:55,042 そなたに… 打ち明けたいことがある。 142 00:12:58,045 --> 00:13:00,000 (家治)入るぞ。 143 00:13:00,000 --> 00:13:00,047 (家治)入るぞ。 144 00:13:04,985 --> 00:13:10,991 (泣き声) 145 00:13:10,991 --> 00:13:14,995 申し訳ございません。 146 00:13:14,995 --> 00:13:18,999 今は…。 147 00:13:18,999 --> 00:13:25,005 上様のお顔を見るのが どうしようもなく つらいのです。 148 00:13:28,008 --> 00:13:30,000 あの子を思い出して。 149 00:13:30,000 --> 00:13:30,010 あの子を思い出して。 150 00:13:35,015 --> 00:13:39,019 確かに…。 151 00:13:39,019 --> 00:13:42,022 確かに ここで生きていたのに! 152 00:13:42,022 --> 00:13:54,034 ♬~ 153 00:14:17,991 --> 00:14:19,993 貞之助さま…。 154 00:14:28,001 --> 00:14:30,000 もうじき あなたさまを救えます。 155 00:14:30,000 --> 00:14:33,006 もうじき あなたさまを救えます。 156 00:14:33,006 --> 00:14:48,956 ♬~ 157 00:14:48,956 --> 00:14:50,958 <お品さま。 158 00:14:52,960 --> 00:14:54,962 どうして…。 159 00:14:54,962 --> 00:14:56,964 やはり こちらに おいででしたか。 160 00:14:56,964 --> 00:15:00,000 どうしても お品さまに お会いしたかったので 秘密裏に。 161 00:15:00,000 --> 00:15:00,968 どうしても お品さまに お会いしたかったので 秘密裏に。 162 00:15:00,968 --> 00:15:04,972 すぐに出るのです! こんなところ 誰かに見られたら。 163 00:15:04,972 --> 00:15:08,976 お体は大丈夫にございますか?➡ 164 00:15:08,976 --> 00:15:11,979 何か 足りないものは ございませぬか? 165 00:15:11,979 --> 00:15:16,984 この猿吉 電光石火のごとく 買ってまいります。 166 00:15:20,988 --> 00:15:24,992 優しさは無用です。 167 00:15:27,995 --> 00:15:30,000 私は 倫子さまを…。 168 00:15:30,000 --> 00:15:33,333 私は 倫子さまを…。 169 00:15:33,333 --> 00:15:36,937 《お品…》 170 00:15:36,937 --> 00:15:38,939 《嘘であろう?》 171 00:15:41,942 --> 00:15:46,947 おなかの子は 幸せになれるのですか? 172 00:15:46,947 --> 00:15:48,949 えっ? 173 00:15:51,952 --> 00:15:56,957 今のお品さまは とっても苦しそうで➡ 174 00:15:56,957 --> 00:16:00,000 ちっとも幸せそうじゃありませぬ。 175 00:16:00,000 --> 00:16:00,961 ちっとも幸せそうじゃありませぬ。 176 00:16:16,977 --> 00:16:18,979 (貞之助)《このお香には➡ 177 00:16:18,979 --> 00:16:21,982 お子をできにくくする薬草が 使われておりました》 178 00:16:23,984 --> 00:16:27,988 (貞之助)《御台さまは おそらく そのせいで》 179 00:16:49,610 --> 00:16:51,945 あっ。 180 00:17:01,955 --> 00:17:03,957 怒っておるのか? 181 00:17:03,957 --> 00:17:18,972 ♬~ 182 00:17:18,972 --> 00:17:20,974 すまない。 183 00:17:25,979 --> 00:17:28,982 すまなかった! 184 00:17:38,926 --> 00:17:41,929 (お平)あっ。➡ 185 00:17:41,929 --> 00:17:44,932 失礼いたします。 186 00:17:44,932 --> 00:17:50,938 松平 定信さまから 贈り物が届いております。 187 00:17:53,941 --> 00:17:55,943 賢丸から? 188 00:17:55,943 --> 00:18:00,000 ♬~ 189 00:18:00,000 --> 00:18:15,963 ♬~ 190 00:18:15,963 --> 00:18:20,968 (定信) 「こよい 夜空をご覧ください」➡ 191 00:18:20,968 --> 00:18:24,972 「どんな暗闇にも 花は咲きます」 192 00:18:33,981 --> 00:18:35,983 <(爆発音) 193 00:18:37,985 --> 00:18:39,987 (花火の音) 194 00:18:39,987 --> 00:18:59,006 ♬~ 195 00:18:59,006 --> 00:19:00,000 (定信)倫子殿には 悪いことをしたのう。 196 00:19:00,000 --> 00:19:04,011 (定信)倫子殿には 悪いことをしたのう。 197 00:19:04,011 --> 00:19:11,018 しかし あの男が 次々に側室を設けたわけは➡ 198 00:19:11,018 --> 00:19:14,021 田沼の差し金だったか。 199 00:19:17,024 --> 00:19:22,029 これ以上 無能な将軍に この国を任せてはおけぬ。 200 00:19:24,031 --> 00:19:26,033 (定信)のろしは上がった。 201 00:19:26,033 --> 00:19:30,000 <(花火の音) 202 00:19:30,000 --> 00:19:35,976 <(花火の音) 203 00:19:41,982 --> 00:19:44,985 <(お品のいきむ声) [季節は巡り➡ 204 00:19:44,985 --> 00:19:49,990 お品さまは 出産の時を迎えておりました] 205 00:19:49,990 --> 00:19:53,994 (高岳)まだか? まだなのか? (お品のいきむ声) 206 00:19:53,994 --> 00:19:57,998 (産婆)もう少しでございます。➡ 207 00:19:57,998 --> 00:20:00,000 頭が見えてまいりました。 208 00:20:00,000 --> 00:20:01,001 頭が見えてまいりました。 209 00:20:01,001 --> 00:20:04,004 おいきみくださいませ。 210 00:20:04,004 --> 00:20:07,007 若君か? なあ 若君であろう? 211 00:20:07,007 --> 00:20:11,945 (産婆)もう少しでございます。 おいきみくださいませ。 212 00:20:11,945 --> 00:20:16,950 若君じゃ。 若君 若君 若君…。 213 00:20:16,950 --> 00:20:18,952 (お品のいきむ声) 214 00:20:18,952 --> 00:20:23,957 (産声) (女性たち)おめでとうございます。 215 00:20:23,957 --> 00:20:25,959 どうじゃ? 216 00:20:25,959 --> 00:20:28,962 (産婆) 元気な若君さまにございます。 217 00:20:28,962 --> 00:20:30,000 ほれ見たことか!! あ~! 218 00:20:30,000 --> 00:20:31,965 ほれ見たことか!! あ~! 219 00:20:31,965 --> 00:20:33,967 高岳さま!? 220 00:20:33,967 --> 00:20:38,972 ハァ ハァ ハァ…。 (産声) 221 00:20:47,981 --> 00:20:51,985 (田沼)葉山殿 目をお覚ましくだされ。 222 00:20:55,989 --> 00:20:59,993 お品さまは 見事に お務めを果たされましたぞ。 223 00:21:01,995 --> 00:21:05,999 これで そなたは自由の身です。 224 00:21:10,938 --> 00:21:12,940 葉山殿? 225 00:21:23,951 --> 00:21:30,000 ♬~ 226 00:21:30,000 --> 00:21:43,971 ♬~ 227 00:21:43,971 --> 00:21:51,979 ♬~ 228 00:21:51,979 --> 00:21:56,984 (お品)約束どおり 貞之助さまを お助けいただけますか。 229 00:22:05,993 --> 00:22:08,929 葉山殿から お預かりしました。 230 00:22:10,931 --> 00:22:13,934 (田沼)お品さまに渡してほしいと。 231 00:22:22,943 --> 00:22:27,948 貞之助さまは? ご息災ですか? 232 00:22:32,953 --> 00:22:36,957 今ごろ はるか遠くの島で➡ 233 00:22:36,957 --> 00:22:40,961 得意の料理でも振る舞われて いるのではないですか。 234 00:22:45,966 --> 00:22:48,969 お品の方さま➡ 235 00:22:48,969 --> 00:22:51,972 われらは そなたが 産んでくださった若君を➡ 236 00:22:51,972 --> 00:22:55,976 必ずや 次期将軍に押し上げます。 237 00:22:55,976 --> 00:22:57,978 そして この世に お生まれになったことを➡ 238 00:22:57,978 --> 00:22:59,980 決して後悔させませぬ。 239 00:23:03,984 --> 00:23:08,922 こたびは 誠に大儀でございました。 240 00:23:10,924 --> 00:23:13,927 私の子を将軍に? 241 00:23:13,927 --> 00:23:15,929 しかし 上様には➡ 242 00:23:15,929 --> 00:23:20,934 ご嫡男の竹千代さまが おられるではないですか。 243 00:23:20,934 --> 00:23:24,938 はい。 されど お品の方さまこそ➡ 244 00:23:24,938 --> 00:23:28,942 将軍生母の器にふさわしいお方と 考えております。 245 00:23:28,942 --> 00:23:30,000 それに もし 竹千代君が お世継ぎになられた場合➡ 246 00:23:30,000 --> 00:23:34,948 それに もし 竹千代君が お世継ぎになられた場合➡ 247 00:23:34,948 --> 00:23:37,951 お品さまの若君は➡ 248 00:23:37,951 --> 00:23:41,955 生涯 日の当たらぬところで 生きることとなるでしょう。 249 00:23:44,958 --> 00:23:51,965 竹千代君を脅かす存在として この城を追われ➡ 250 00:23:51,965 --> 00:23:53,967 最悪の場合…。 251 00:23:53,967 --> 00:23:55,969 それ故 なんとしても➡ 252 00:23:55,969 --> 00:23:58,972 若君を次期将軍に 押し上げる必要があるのです。 253 00:24:01,975 --> 00:24:05,979 何とぞ ご覚悟を。 254 00:24:05,979 --> 00:24:25,933 ♬~ 255 00:24:25,933 --> 00:24:30,000 ♬~ 256 00:24:30,000 --> 00:24:40,948 ♬~ 257 00:24:45,953 --> 00:24:49,957 そなたには礼を申す。 258 00:24:53,961 --> 00:24:55,963 上様。 259 00:25:04,972 --> 00:25:13,914 差し出がましいとは存じますが 一つだけ お願いがございます。 260 00:25:15,916 --> 00:25:17,918 何だ? 261 00:25:21,922 --> 00:25:25,926 若君の御幼名に…。 262 00:25:25,926 --> 00:25:29,930 「貞」の字を 入れていただけないでしょうか? 263 00:25:40,941 --> 00:25:42,943 「貞」という字には➡ 264 00:25:42,943 --> 00:25:48,949 強い意志を貫くという意味が 込められているそうにございます。 265 00:25:48,949 --> 00:25:56,957 私は 大切な人を傷つけてまで 母になりました。 266 00:25:59,960 --> 00:26:00,000 そのときの罪と愛を忘れずに。 267 00:26:00,000 --> 00:26:05,966 そのときの罪と愛を忘れずに。 268 00:26:09,903 --> 00:26:12,906 この子を守り通すという 強い覚悟を➡ 269 00:26:12,906 --> 00:26:15,909 この名に込めたいのです。 270 00:26:19,913 --> 00:26:23,917 では…。 271 00:26:23,917 --> 00:26:26,920 貞次郎とするか。 272 00:26:32,926 --> 00:26:37,931 今日から そなたは貞次郎だ。 273 00:26:59,953 --> 00:27:00,000 (お平)御台さま!➡ 274 00:27:00,000 --> 00:27:01,955 (お平)御台さま!➡ 275 00:27:01,955 --> 00:27:04,958 こたびも すてきな贈り物が 届いております。 276 00:27:10,964 --> 00:27:12,966 賢丸から? 277 00:27:12,966 --> 00:27:14,968 (お平)はい。 278 00:27:19,973 --> 00:27:21,975 (お平)いまだに おつらいでしょうが➡ 279 00:27:21,975 --> 00:27:24,978 定信さまから 贈り物が届いたときだけは➡ 280 00:27:24,978 --> 00:27:27,981 笑顔を おこぼしになって。 281 00:27:27,981 --> 00:27:30,000 (お玲)ほんに お優しいお方ですね 定信さまは。 282 00:27:30,000 --> 00:27:30,984 (お玲)ほんに お優しいお方ですね 定信さまは。 283 00:27:30,984 --> 00:27:33,654 (お玲)御台さまを励まそうと。 284 00:27:33,654 --> 00:27:35,989 (においを嗅ぐ音) (昭島)においます。 285 00:27:35,989 --> 00:27:38,992 においます。 (お平)何がです? 286 00:27:38,992 --> 00:27:44,932 いくらなんでも 贈り物が 届きすぎではありませぬか? 287 00:27:44,932 --> 00:27:48,936 はっ! もしや あのお二人…。 288 00:27:48,936 --> 00:27:51,939 あ~! 289 00:27:51,939 --> 00:27:53,941 お~! 290 00:27:59,947 --> 00:28:00,000 (定信)「間もなく 増上寺代参の時期が➡ 291 00:28:00,000 --> 00:28:01,949 (定信)「間もなく 増上寺代参の時期が➡ 292 00:28:01,949 --> 00:28:03,951 やってまいりますね」➡ 293 00:28:03,951 --> 00:28:06,954 「かつて 江戸の町を散策した日のことを➡ 294 00:28:06,954 --> 00:28:08,956 覚えておいででしょうか?」 295 00:28:16,964 --> 00:28:22,970 (定信)「あのときのように いま一度 お会いしたく存じます」 296 00:28:22,970 --> 00:28:27,975 (定信)「われらの思い出の地 浜御殿で お待ちしております」 297 00:28:34,982 --> 00:28:37,985 まずは 20の学問所を開く。 298 00:28:37,985 --> 00:28:41,922 各藩に 急ぎ方針をまとめるよう 申し伝えよ。 299 00:28:41,922 --> 00:28:44,925 (武元)はっ。 (田沼)せんえつながら 上様➡ 300 00:28:44,925 --> 00:28:47,928 今は どこの藩も 財政が逼迫しており➡ 301 00:28:47,928 --> 00:28:51,932 学問所に経費を回す余裕は ないものと存じます。 302 00:28:51,932 --> 00:28:55,936 どうか この件は 今しばらく 先送りに…。 303 00:28:55,936 --> 00:29:00,000 藩の財政が厳しいならば 幕府から金子を出せ。 304 00:29:00,000 --> 00:29:00,941 藩の財政が厳しいならば 幕府から金子を出せ。 305 00:29:03,944 --> 00:29:08,949 そなたの強いた政策により 商人たちから巻き上げた銭が➡ 306 00:29:08,949 --> 00:29:11,952 幕府の蔵には 山ほどあるであろう。 307 00:29:11,952 --> 00:29:15,956 しかし その金子は 国を守るためのもの。 308 00:29:15,956 --> 00:29:20,961 学問こそ 国を守る礎だ。 309 00:29:20,961 --> 00:29:23,964 古い習わしにとらわれず➡ 310 00:29:23,964 --> 00:29:26,967 身分の隔てなく 優秀な人材を育てねば➡ 311 00:29:26,967 --> 00:29:30,000 やがて この国は 諸外国に侵略され➡ 312 00:29:30,000 --> 00:29:31,972 やがて この国は 諸外国に侵略され➡ 313 00:29:31,972 --> 00:29:35,976 この幕府も 消えてなくなるであろう。 314 00:29:35,976 --> 00:29:39,913 皆も しかと心得よ。 315 00:29:39,913 --> 00:29:41,915 (武元たち)はっ! 316 00:29:46,920 --> 00:29:49,923 理想ばかり語りおって。 317 00:29:54,928 --> 00:29:57,931 こたびは 誠に おめでたいですな。 318 00:30:00,934 --> 00:30:03,937 竹千代君に ご兄弟がおできになって。 319 00:30:06,940 --> 00:30:10,944 そなたが何をしようと 無駄にございましょう。 320 00:30:10,944 --> 00:30:12,946 長子継承の習わしにより➡ 321 00:30:12,946 --> 00:30:17,951 お世継ぎは ご嫡男の竹千代君と 決まっております。 322 00:30:23,957 --> 00:30:26,960 お忘れか? 323 00:30:26,960 --> 00:30:30,000 それがしの意向に 上様は 必ず応じること。 324 00:30:30,000 --> 00:30:32,966 それがしの意向に 上様は 必ず応じること。 325 00:30:34,968 --> 00:30:39,907 松島殿ともあろうお方が➡ 326 00:30:39,907 --> 00:30:42,910 浅はかでございましたな。 327 00:30:48,916 --> 00:30:52,920 (朝霧)誠にカワイイ。 328 00:30:54,922 --> 00:30:56,924 お品の方さま。 329 00:30:56,924 --> 00:31:00,000 われらの手で 何としても 貞次郎君をお守りしようぞ。 330 00:31:00,000 --> 00:31:03,931 われらの手で 何としても 貞次郎君をお守りしようぞ。 331 00:31:03,931 --> 00:31:05,933 はい。 332 00:31:15,943 --> 00:31:18,946 (家治)話とは何だ? 333 00:31:18,946 --> 00:31:20,948 お世継ぎの件にございます。 334 00:31:27,955 --> 00:31:30,000 (松島)かつて大奥は 2人の後継者が ぶつかり合い➡ 335 00:31:30,000 --> 00:31:30,958 (松島)かつて大奥は 2人の後継者が ぶつかり合い➡ 336 00:31:30,958 --> 00:31:33,961 大きく揺れ動いておりました。 337 00:31:33,961 --> 00:31:36,964 上様も ご存じかと。 338 00:31:38,966 --> 00:31:41,902 (松島) しかし 大御所の吉宗公が➡ 339 00:31:41,902 --> 00:31:46,907 お世継ぎは家治さまであると 宣言されました。 340 00:31:46,907 --> 00:31:52,913 そのおかげで 無用な争いは収まり 事なきを得たのです。 341 00:31:55,916 --> 00:31:59,920 何か よからぬ災いが起こる前に➡ 342 00:31:59,920 --> 00:32:00,000 お世継ぎは ご嫡男の竹千代君であると➡ 343 00:32:00,000 --> 00:32:03,924 お世継ぎは ご嫡男の竹千代君であると➡ 344 00:32:03,924 --> 00:32:06,927 広く宣言していただきたいのです。 345 00:32:10,931 --> 00:32:12,933 そなたの思いは分かった。 346 00:32:14,935 --> 00:32:16,937 しかと考えておく。 347 00:32:19,940 --> 00:32:21,942 ありがとう存じます。 348 00:32:34,955 --> 00:32:37,958 (家治)何だ? 349 00:32:37,958 --> 00:32:40,894 お世継ぎの件にございます。 350 00:32:42,896 --> 00:32:46,900 (田沼)松島殿に お世継ぎは 竹千代君にされるよう➡ 351 00:32:46,900 --> 00:32:49,903 念を押されたのでは ございませぬか? 352 00:32:49,903 --> 00:32:52,906 松島の言うことも一理ある。 353 00:33:00,914 --> 00:33:05,919 されど 上様は 古い風習を変えられたいとか? 354 00:33:09,923 --> 00:33:13,927 生まれた順により 世継ぎを決める習わしは➡ 355 00:33:13,927 --> 00:33:18,932 まさに 人から自由と可能性を奪う 悪しき風習と心得ます。 356 00:33:21,935 --> 00:33:24,938 ここは一つ それがしの先見の明を信じ➡ 357 00:33:24,938 --> 00:33:28,942 お品の方さまの若君である 貞次郎君を➡ 358 00:33:28,942 --> 00:33:30,000 お世継ぎに お選びくださいませ。 359 00:33:30,000 --> 00:33:31,945 お世継ぎに お選びくださいませ。 360 00:33:38,952 --> 00:33:43,891 (田沼)御台さまを 裏切られてまでもうけた➡ 361 00:33:43,891 --> 00:33:46,894 大切なお子なのですから。 362 00:34:11,852 --> 00:34:13,854 まあ なんと甘美な香り。 363 00:34:13,854 --> 00:34:17,858 この甘菓子のように 御台さまと定信さまも➡ 364 00:34:17,858 --> 00:34:19,860 甘~いご関係…。➡ 365 00:34:19,860 --> 00:34:21,862 ん~! 366 00:34:21,862 --> 00:34:25,866 びっ… 美味でございます~。 367 00:34:25,866 --> 00:34:29,870 そういえば お世継ぎの件 どうなるのでしょうね。 368 00:34:29,870 --> 00:34:30,000 お世継ぎ? (お玲)上様は➡ 369 00:34:30,000 --> 00:34:31,872 お世継ぎ? (お玲)上様は➡ 370 00:34:31,872 --> 00:34:35,876 竹千代さまと貞次郎さま どちらにお決めになるのか➡ 371 00:34:35,876 --> 00:34:37,878 大奥は その話で持ちきりにございます。 372 00:34:37,878 --> 00:34:40,881 はてはて どちらになるのか。 373 00:34:40,881 --> 00:34:44,885 お子が2人もおられると 迷われて大変ですね。 374 00:34:57,898 --> 00:34:59,900 2人ではなかろう。 375 00:35:05,906 --> 00:35:07,908 御台? 376 00:35:15,849 --> 00:35:17,851 何をしておる? 377 00:35:24,858 --> 00:35:30,000 リンドウの花 いつの間にか 枯れてしまったのですね。 378 00:35:30,000 --> 00:35:31,865 リンドウの花 いつの間にか 枯れてしまったのですね。 379 00:35:38,872 --> 00:35:41,875 咲いているときは美しいですが➡ 380 00:35:41,875 --> 00:35:47,881 枯れてしまうと さみしいですね。 381 00:35:50,884 --> 00:35:54,888 まるで…。 382 00:35:54,888 --> 00:35:58,892 最初から いないみたいに。 383 00:36:01,895 --> 00:36:06,900 ここにあったことすら 皆に忘れられて。 384 00:36:10,904 --> 00:36:15,843 そなたに見せたいものがある。 385 00:36:21,849 --> 00:36:24,852 これは? 386 00:36:24,852 --> 00:36:26,854 松の木だ。 387 00:36:28,856 --> 00:36:30,000 一年中 変わることなく 緑の葉を保ち 枯れることがない。 388 00:36:30,000 --> 00:36:36,864 一年中 変わることなく 緑の葉を保ち 枯れることがない。 389 00:36:36,864 --> 00:36:43,871 そして 1,000年 生きるといわれておる。 390 00:36:49,877 --> 00:36:56,884 わしは この松に娘を思っている。 391 00:37:07,895 --> 00:37:12,900 わしは 生涯忘れぬ。 392 00:37:12,900 --> 00:37:18,839 そなたが長い間 体の中で大事に育て➡ 393 00:37:18,839 --> 00:37:24,845 わしらの元に生まれてきてくれた 娘のことを…。 394 00:37:27,848 --> 00:37:30,000 決して忘れはせぬ。 395 00:37:30,000 --> 00:37:32,853 決して忘れはせぬ。 396 00:37:58,879 --> 00:38:00,000 父として 娘に恥じぬ世をつくると 誓ったのだ。 397 00:38:00,000 --> 00:38:07,888 父として 娘に恥じぬ世をつくると 誓ったのだ。 398 00:38:09,890 --> 00:38:13,827 (泣き声) 399 00:38:13,827 --> 00:38:30,000 ♬~ 400 00:38:30,000 --> 00:38:33,847 ♬~ 401 00:38:33,847 --> 00:38:47,861 ♬~ 402 00:38:47,861 --> 00:38:52,866 私も なかったことにはいたしません。 403 00:38:57,871 --> 00:39:00,000 この子が運んでくれた喜びも➡ 404 00:39:00,000 --> 00:39:02,876 この子が運んでくれた喜びも➡ 405 00:39:02,876 --> 00:39:07,881 悲しみも➡ 406 00:39:07,881 --> 00:39:13,820 全て抱えて 生きてまいります。 407 00:39:24,831 --> 00:39:27,835 「千代姫」 408 00:39:27,835 --> 00:39:30,000 いい名です。 409 00:39:30,000 --> 00:39:30,838 いい名です。 410 00:39:30,838 --> 00:39:43,851 ♬~ 411 00:39:43,851 --> 00:39:52,526 ♬~ 412 00:39:52,526 --> 00:39:54,862 あっ! 大事ないですか? 413 00:39:54,862 --> 00:39:56,864 はい。 414 00:39:56,864 --> 00:39:59,867 申し訳ございませぬ。 いえ。 415 00:39:59,867 --> 00:40:00,000 竹千代君 城の中で走ってはなりませぬ。 416 00:40:00,000 --> 00:40:03,871 竹千代君 城の中で走ってはなりませぬ。 417 00:40:03,871 --> 00:40:05,873 (竹千代)はい。 418 00:40:05,873 --> 00:40:08,876 どうぞ。 ありがとう存じます。 419 00:40:18,819 --> 00:40:21,822 御台さまと妹の分にございます。➡ 420 00:40:21,822 --> 00:40:25,826 竹千代には とてもカワイイ妹がいると➡ 421 00:40:25,826 --> 00:40:27,828 母上から聞きました。 422 00:40:42,843 --> 00:40:45,846 ありがとう。 423 00:40:45,846 --> 00:40:51,852 そなたは 優しい兄上ですね。 424 00:40:51,852 --> 00:41:00,000 ♬~ 425 00:41:00,000 --> 00:41:03,864 ♬~ 426 00:41:03,864 --> 00:41:07,868 (松島)《お世継ぎは ご嫡男の竹千代君であると➡ 427 00:41:07,868 --> 00:41:10,871 広く 宣言していただきたいのです》 428 00:41:10,871 --> 00:41:14,808 (田沼)《お品の方さまの 若君である貞次郎君を➡ 429 00:41:14,808 --> 00:41:16,810 お世継ぎに お選びくださいませ》 430 00:41:21,815 --> 00:41:26,820 (昭島)御台さまが…。 (お平)ようやく戻られたんですね。 431 00:41:26,820 --> 00:41:28,822 (お玲)よかった! 432 00:41:31,825 --> 00:41:36,830 (女性) 上様の おなりにございます。 433 00:41:54,848 --> 00:41:59,853 今日は 世継ぎの件で 申し伝えたきことがある。 434 00:42:04,858 --> 00:42:08,862 わしには 3人の子がいる。 435 00:42:10,864 --> 00:42:15,802 (家治)竹千代 貞次郎。 436 00:42:15,802 --> 00:42:18,805 そして…。 437 00:42:18,805 --> 00:42:20,807 千代姫だ。 438 00:42:23,810 --> 00:42:25,812 (家治)いずれも 大切なわが子であり➡ 439 00:42:25,812 --> 00:42:27,814 優劣などない。 440 00:42:33,820 --> 00:42:36,823 (家治)この先 子らには➡ 441 00:42:36,823 --> 00:42:40,827 互いに争い合うのではなく➡ 442 00:42:40,827 --> 00:42:47,835 徳川家紋の三つ葉葵のように 支え合うことで➡ 443 00:42:47,835 --> 00:42:50,838 天下太平の世を築いてもらいたい。 444 00:42:52,840 --> 00:42:56,844 それ故 世継ぎは 兄弟の要となり➡ 445 00:42:56,844 --> 00:42:59,847 支えられる者として…。 446 00:43:01,849 --> 00:43:05,853 年長者である竹千代に任せる。 447 00:43:10,858 --> 00:43:15,796 竹千代には その証しとして 「家基」の名を与える。 448 00:43:19,800 --> 00:43:24,805 この先 いかなることがあろうと➡ 449 00:43:24,805 --> 00:43:27,808 世継ぎは家基だ。 450 00:43:27,808 --> 00:43:29,810 しかと心得よ。 451 00:43:33,814 --> 00:43:35,816 承知つかまつりました。 452 00:43:35,816 --> 00:43:52,833 ♬~ 453 00:43:52,833 --> 00:43:59,840 ♬~ 454 00:43:59,840 --> 00:44:00,000 お世継ぎの件 どういうことにございましょう? 455 00:44:00,000 --> 00:44:04,845 お世継ぎの件 どういうことにございましょう? 456 00:44:15,856 --> 00:44:18,859 己の立場をお忘れか? 457 00:44:35,876 --> 00:44:37,878 将軍は このわしだ。 458 00:44:42,883 --> 00:44:44,885 わしが決める。 459 00:44:46,887 --> 00:45:00,000 ♬~ 460 00:45:00,000 --> 00:45:03,904 ♬~ 461 00:45:03,904 --> 00:45:07,908 「私も お会いしたく存じます」 462 00:45:07,908 --> 00:45:11,912 「代参の日に 浜御殿で」 463 00:45:15,849 --> 00:45:18,852 (定信) 世継ぎは家基に決まったか。 464 00:45:20,854 --> 00:45:23,857 では 消さねばならぬな。 465 00:45:31,865 --> 00:45:33,867 できた! 466 00:45:33,867 --> 00:45:36,870 家基さま!? あっ お待ちくだされ。 467 00:46:15,843 --> 00:46:17,845 [そして…]