1 00:00:13,013 --> 00:00:15,015 (家治)《わしは…》 2 00:00:15,015 --> 00:00:19,019 《将軍家の子ではないのだ》 3 00:00:19,019 --> 00:00:21,021 《田沼だけが このことを…》 4 00:00:24,024 --> 00:00:27,027 《すまない…》 5 00:00:31,031 --> 00:00:33,033 どうしたら…。 6 00:00:33,033 --> 00:00:39,039 (家治のせき) 7 00:00:39,039 --> 00:00:42,042 (田沼)お風邪を召されたそうで。➡ 8 00:00:42,042 --> 00:00:48,048 お体の具合 いかがにございましょうか。 9 00:00:48,048 --> 00:00:51,051 大事ない。 10 00:00:51,051 --> 00:00:55,055 それより 世継ぎの件だが…。 11 00:00:55,055 --> 00:00:59,059 まだ決めるつもりはない。 12 00:00:59,059 --> 00:01:00,000 (田沼)何故に? 13 00:01:00,000 --> 00:01:02,062 (田沼)何故に? 14 00:01:02,062 --> 00:01:07,000 わしの血は まやかしだ。 15 00:01:15,008 --> 00:01:21,014 (家治)誠に わしの血を引く者を 将軍に据えてよいものか…。 16 00:01:21,014 --> 00:01:24,017 (田沼)迷う必要は ございませぬ。 17 00:01:24,017 --> 00:01:28,021 もし 仮に御三家や御三卿から 養子を招き入れれば➡ 18 00:01:28,021 --> 00:01:30,000 家臣や大奥から 大きな反発を招くでしょう。➡ 19 00:01:30,000 --> 00:01:32,025 家臣や大奥から 大きな反発を招くでしょう。➡ 20 00:01:32,025 --> 00:01:35,028 貞次郎君のお立場もありませぬ。 21 00:01:35,028 --> 00:01:50,043 ♬~ 22 00:01:50,043 --> 00:01:53,046 下さい。 23 00:01:55,048 --> 00:01:57,050 (子供)下さい。 24 00:01:59,052 --> 00:02:00,000 (子供)下さい。 25 00:02:00,000 --> 00:02:02,055 (子供)下さい。 26 00:02:05,993 --> 00:02:10,998 《次は お品殿の若君 貞次郎か》 27 00:02:10,998 --> 00:02:14,001 《今のあなたさまに 大義などございませぬ!》➡ 28 00:02:14,001 --> 00:02:17,004 《ただ おのれをおとしめた者たちに➡ 29 00:02:17,004 --> 00:02:19,006 復讐したいだけにございます!》 30 00:02:21,008 --> 00:02:23,010 お前に何が分かる…。 31 00:02:26,013 --> 00:02:28,015 下さい。 32 00:02:28,015 --> 00:02:30,000 ♬~ 33 00:02:30,000 --> 00:02:43,030 ♬~ 34 00:02:45,032 --> 00:02:53,040 ♬~ 35 00:02:53,040 --> 00:02:57,044 (人々の話し声) 36 00:03:02,049 --> 00:03:03,984 さっきのお方は? 37 00:03:03,984 --> 00:03:07,988 ああ うちの看板役者 市村 幸治郎だよ。 38 00:03:16,997 --> 00:03:18,999 今日も満員御礼だ。 39 00:03:18,999 --> 00:03:23,003 粋な芝居 頼んだよ。 幸治郎。 40 00:03:23,003 --> 00:03:25,005 当然さ。 41 00:03:30,010 --> 00:03:33,013 (お平)上様は ご加減が優れず➡ 42 00:03:33,013 --> 00:03:39,019 本日も奥入りは お控えに なられるそうにございます。 43 00:03:39,019 --> 00:03:41,021 そうですか…。 44 00:03:44,024 --> 00:03:50,030 (せき) 45 00:03:50,030 --> 00:03:53,033 [出自を巡る 秘密] 46 00:03:55,702 --> 00:04:00,000 (せき) 47 00:04:00,000 --> 00:04:00,040 (せき) 48 00:04:00,040 --> 00:04:03,977 [この大きな秘密を前に➡ 49 00:04:03,977 --> 00:04:08,982 なすすべを見いだせずにいる 姫様なのでした] 50 00:04:08,982 --> 00:04:12,986 ♬~ 51 00:04:12,986 --> 00:04:17,991 ♬~ 52 00:04:30,003 --> 00:04:34,007 嘆願書の件 お聞き及びかと。 53 00:04:37,010 --> 00:04:41,014 (田沼)これで 大奥総取締のお役目は➡ 54 00:04:41,014 --> 00:04:44,017 高岳殿に引き継がれることと なりましょう。 55 00:04:47,020 --> 00:04:51,024 ずっと 不可思議でございました。 56 00:04:51,024 --> 00:04:58,031 上様は何故に そなたの言うことを お聞きになっていたのか。 57 00:04:58,031 --> 00:05:00,000 その訳が ようやく分かりました。 58 00:05:00,000 --> 00:05:03,036 その訳が ようやく分かりました。 59 00:05:05,973 --> 00:05:07,975 何? 60 00:05:10,978 --> 00:05:15,983 金輪際 そなたの好きにはさせませぬ。 61 00:05:22,990 --> 00:05:25,993 申し訳ございませぬ。 62 00:05:25,993 --> 00:05:28,996 御台さまと お話しになっているところに➡ 63 00:05:28,996 --> 00:05:30,000 居合わせておりました。 64 00:05:30,000 --> 00:05:30,998 居合わせておりました。 65 00:05:35,002 --> 00:05:38,672 もしや 田沼殿に…。 66 00:05:38,672 --> 00:05:41,008 (家治)何も話すことはない! 67 00:05:41,008 --> 00:05:46,013 金輪際 触れるな。 68 00:05:51,018 --> 00:05:54,021 恐れながら そうはまいりませぬ。 69 00:05:54,021 --> 00:06:00,000 私は あるお方と約束したのです。 70 00:06:00,000 --> 00:06:00,027 私は あるお方と約束したのです。 71 00:06:00,027 --> 00:06:05,966 どんなことがあろうと 上様をお守りすると。 72 00:06:05,966 --> 00:06:08,969 (絶叫) 73 00:06:10,971 --> 00:06:15,976 (御年寄)《そなたのような おなごに 価値などない》 74 00:06:23,984 --> 00:06:26,987 《ならば 松島》 75 00:06:26,987 --> 00:06:28,989 《私の元へ参らぬか?》 76 00:06:32,993 --> 00:06:38,999 (お幸)《そなたに 竹千代の 教育係を任せたいのです》 77 00:06:38,999 --> 00:06:43,003 《私は生まれつき 体が弱く➡ 78 00:06:43,003 --> 00:06:47,007 どのくらい生きられるか 分かりませぬ》 79 00:06:47,007 --> 00:06:50,010 《それ故に…》 80 00:06:50,010 --> 00:06:54,014 《竹千代を 末永く見守ってくださる方が➡ 81 00:06:54,014 --> 00:06:56,016 必要なのです》 82 00:07:00,020 --> 00:07:03,023 《私は…》 83 00:07:03,023 --> 00:07:06,960 《ここにいても よいのでしょうか?》 84 00:07:06,960 --> 00:07:08,962 《もちろんです》 85 00:07:14,968 --> 00:07:21,975 (松島)それからは あなたさまが 私の生きる意味となりました。 86 00:07:21,975 --> 00:07:25,979 上様をお守りするためならば➡ 87 00:07:25,979 --> 00:07:28,982 鬼にでもなろうと決めたのです。 88 00:07:28,982 --> 00:07:30,000 それ故 もし 上様が➡ 89 00:07:30,000 --> 00:07:31,985 それ故 もし 上様が➡ 90 00:07:31,985 --> 00:07:36,990 田沼殿に 長年にわたり 苦しめられてきたのだとしたら➡ 91 00:07:36,990 --> 00:07:39,993 断じて 許すわけにはまいりませぬ! 92 00:07:41,995 --> 00:07:45,999 そなたの思いは 分かった。 93 00:07:54,007 --> 00:08:00,000 されど このことは 聞かなかったことにしてほしい。 94 00:08:00,000 --> 00:08:01,014 されど このことは 聞かなかったことにしてほしい。 95 00:08:01,014 --> 00:08:03,016 上様…。 96 00:08:05,953 --> 00:08:07,955 忘れてくれ。 97 00:08:07,955 --> 00:08:09,957 頼む。 98 00:08:09,957 --> 00:08:20,968 ♬~ 99 00:08:20,968 --> 00:08:23,971 できた。 100 00:08:23,971 --> 00:08:25,973 <(お平)失礼いたします。 101 00:08:28,976 --> 00:08:30,000 松平 定信さまより お菓子のお届け物にございます。 102 00:08:30,000 --> 00:08:33,981 松平 定信さまより お菓子のお届け物にございます。 103 00:08:33,981 --> 00:08:35,983 賢丸から…。 104 00:08:35,983 --> 00:08:39,987 (お平)誠に よく すてきな贈り物 下さいますね。 105 00:08:42,990 --> 00:08:44,992 《賢丸!?》 106 00:08:44,992 --> 00:08:49,997 《ずっと お慕いしておりました》 107 00:08:51,999 --> 00:08:58,005 (定信)「倫子殿。 その後 いかがお過ごしでしょうか」➡ 108 00:08:58,005 --> 00:09:00,000 「私は 倫子殿に また いつお会いできるかと➡ 109 00:09:00,000 --> 00:09:02,676 「私は 倫子殿に また いつお会いできるかと➡ 110 00:09:02,676 --> 00:09:06,947 心もとない気持ちでおります」➡ 111 00:09:06,947 --> 00:09:10,951 「そんな折 驚くことがございました」 112 00:09:13,954 --> 00:09:19,960 (定信)「上様に うり二つの 歌舞伎役者を見掛けたのです」➡ 113 00:09:19,960 --> 00:09:23,964 「それは もう 血のつながりを 感じずにはいられないほどに➡ 114 00:09:23,964 --> 00:09:26,967 似ておりまして」 115 00:09:28,969 --> 00:09:30,000 (定信)「御台さまは 何かご存じありませんでしょうか」 116 00:09:30,000 --> 00:09:33,974 (定信)「御台さまは 何かご存じありませんでしょうか」 117 00:09:35,976 --> 00:09:40,981 (定信)「名を 市村 幸治郎というそうです」 118 00:09:42,983 --> 00:09:46,987 市村 幸治郎…。 119 00:09:46,987 --> 00:10:00,000 ♬~ 120 00:10:00,000 --> 00:10:06,006 ♬~ 121 00:10:06,006 --> 00:10:09,009 上様。 122 00:10:11,011 --> 00:10:15,015 ご加減が優れないと伺いました。 大丈夫ですか? 123 00:10:15,015 --> 00:10:19,019 長らく顔を見せておらず すまぬ。 124 00:10:19,019 --> 00:10:23,023 大事ない。 案ずるな。 125 00:10:23,023 --> 00:10:25,025 はい。 126 00:10:25,025 --> 00:10:30,000 実は 折り入って お伝えしたいことがございます。 127 00:10:30,000 --> 00:10:32,032 実は 折り入って お伝えしたいことがございます。 128 00:10:32,032 --> 00:10:35,035 何だ? 松平 定信さまが➡ 129 00:10:35,035 --> 00:10:38,038 文で 知らせてくださったのですが➡ 130 00:10:38,038 --> 00:10:43,043 江戸の町に 上様に そっくりなお方がいるそうで。 131 00:10:43,043 --> 00:10:46,046 定信? 132 00:10:46,046 --> 00:10:49,049 申し訳ございません。 浜御殿で暮らしていた折に➡ 133 00:10:49,049 --> 00:10:52,052 親しくさせていただいて おりまして。 134 00:10:52,052 --> 00:10:55,055 それ故 今も時折…。 135 00:10:58,058 --> 00:11:00,000 わしに似ている者が おるだと? 136 00:11:00,000 --> 00:11:02,062 わしに似ている者が おるだと? 137 00:11:05,999 --> 00:11:08,001 こちらの方かと。 138 00:11:16,009 --> 00:11:18,011 歌舞伎役者…。 139 00:11:18,011 --> 00:11:21,014 市村 幸治郎という名だそうです。 140 00:11:21,014 --> 00:11:24,017 血のつながりを 感じずにはいられないほど➡ 141 00:11:24,017 --> 00:11:28,021 上様に そっくりだそうでして。 142 00:11:30,023 --> 00:11:32,025 上様? 143 00:11:32,025 --> 00:11:35,028 単なる偶然であろう。 144 00:11:35,028 --> 00:11:38,031 気にならないのですか? 145 00:11:38,031 --> 00:11:42,035 これ以上 何かを知って 何になる…。 146 00:11:42,035 --> 00:11:48,041 ますます おのれに 失望するだけだ。 147 00:11:55,048 --> 00:12:00,000 私も あれから考えました。 148 00:12:00,000 --> 00:12:00,053 私も あれから考えました。 149 00:12:00,053 --> 00:12:04,992 上様が これまで 抱えてこられた苦悩を思うと➡ 150 00:12:04,992 --> 00:12:06,994 胸が痛みます。 151 00:12:08,996 --> 00:12:14,001 されど それと同時に こうも思うのです。 152 00:12:16,003 --> 00:12:22,009 血筋とは そんなに 大事なことなのでしょうか? 153 00:12:26,013 --> 00:12:30,000 上様がおっしゃっていたのでは ございませんか。 154 00:12:30,000 --> 00:12:30,017 上様がおっしゃっていたのでは ございませんか。 155 00:12:30,017 --> 00:12:34,021 生まれによって分断される世の中を 変えていきたいと。 156 00:12:38,025 --> 00:12:41,028 私も 京の都で生まれましたが➡ 157 00:12:41,028 --> 00:12:48,035 今は 上様の妻として 武家の家で生きております。 158 00:12:48,035 --> 00:12:53,040 誰と どこで どんな話をしたか。 159 00:12:53,040 --> 00:12:55,042 そういった小さな積み重ねで➡ 160 00:12:55,042 --> 00:12:58,045 人は成り立っていくように 思うのです。 161 00:13:02,049 --> 00:13:06,987 そう思えば 幼い頃から勉学に励み➡ 162 00:13:06,987 --> 00:13:10,991 誰よりも この国のことを 思っていらっしゃる上様は➡ 163 00:13:10,991 --> 00:13:16,997 間違いなく 将軍の器に ふさわしいお方と存じます。 164 00:13:24,004 --> 00:13:26,006 ですから どうか…。 165 00:13:28,008 --> 00:13:30,000 誇りをお持ちください。 166 00:13:30,000 --> 00:13:30,010 誇りをお持ちください。 167 00:13:34,014 --> 00:13:42,022 私の夫は 第十代将軍 徳川 家治さまです。 168 00:13:51,031 --> 00:13:54,034 歌舞伎役者…。 169 00:14:01,041 --> 00:14:04,978 山村の… 定紋。 170 00:14:04,978 --> 00:14:07,981 (田沼)《こちらには 上様の実の父親が➡ 171 00:14:07,981 --> 00:14:11,985 山村座の歌舞伎役者 桜田 真太郎であることや…》 172 00:14:11,985 --> 00:14:14,988 《それがしに託した旨が しかと記されております》 173 00:14:14,988 --> 00:14:18,659 《ぐっ… ぐぐ…》 174 00:14:18,659 --> 00:14:20,994 (竹千代) 《うわああ! うわああ!》 175 00:14:20,994 --> 00:14:30,000 ♬~ 176 00:14:30,000 --> 00:14:41,014 ♬~ 177 00:14:41,014 --> 00:14:45,018 ♬~ 178 00:14:45,018 --> 00:14:47,020 面を上げよ。 179 00:14:47,020 --> 00:14:55,028 ♬~ 180 00:15:24,992 --> 00:15:27,995 こりゃあ たまげた…。 181 00:15:27,995 --> 00:15:30,000 本日は尋ねたいことがあり 来てもらった。➡ 182 00:15:30,000 --> 00:15:34,001 本日は尋ねたいことがあり 来てもらった。➡ 183 00:15:34,001 --> 00:15:39,940 その方の父は もしや…。 184 00:15:39,940 --> 00:15:43,944 桜田 真太郎。 185 00:15:47,948 --> 00:15:51,952 違うか? 186 00:15:51,952 --> 00:15:55,956 さように… ございます。 187 00:15:57,958 --> 00:15:59,960 母は? 188 00:16:01,962 --> 00:16:08,969 (幸治郎)奥女中… だったとか。 189 00:16:08,969 --> 00:16:13,974 つまり そなたとわしは…。 190 00:16:15,976 --> 00:16:17,978 (家治)兄弟。 191 00:16:17,978 --> 00:16:20,981 <やはり そうでしたか。 192 00:16:24,985 --> 00:16:26,987 何故に!? 193 00:16:28,989 --> 00:16:30,000 墓参りの折に 必ずや ご両人が密会なさると思い…。 194 00:16:30,000 --> 00:16:33,994 墓参りの折に 必ずや ご両人が密会なさると思い…。 195 00:16:33,994 --> 00:16:35,929 後を。 196 00:16:39,933 --> 00:16:41,935 ようやく合点がいきました。 197 00:16:43,937 --> 00:16:47,941 もしや この秘密を 田沼殿に握られ…。 198 00:16:49,943 --> 00:16:53,947 従う他なかったのでは? 199 00:16:57,951 --> 00:17:00,000 残念ながら 私も 見過ごすわけにはまいりません。 200 00:17:00,000 --> 00:17:02,956 残念ながら 私も 見過ごすわけにはまいりません。 201 00:17:02,956 --> 00:17:05,959 あなたさまは 幕府を欺いた罪人として➡ 202 00:17:05,959 --> 00:17:07,961 打ち首となるでしょう。 203 00:17:18,972 --> 00:17:21,975 私の出自については➡ 204 00:17:21,975 --> 00:17:28,982 墓場まで持っていくものと 心に決めておりました。➡ 205 00:17:28,982 --> 00:17:30,000 しかし…。 206 00:17:30,000 --> 00:17:31,985 しかし…。 207 00:17:41,929 --> 00:17:48,936 母が 父 桜田に宛てた 文にございます。 208 00:17:48,936 --> 00:18:00,000 ♬~ 209 00:18:00,000 --> 00:18:08,956 ♬~ 210 00:18:08,956 --> 00:18:20,968 ♬~ 211 00:18:20,968 --> 00:18:23,971 父の遺品から見つけました。 212 00:18:25,973 --> 00:18:30,000 その文によりますと 確かに 私は➡ 213 00:18:30,000 --> 00:18:30,978 その文によりますと 確かに 私は➡ 214 00:18:30,978 --> 00:18:33,981 桜田 真太郎のせがれに ございます。 215 00:18:36,984 --> 00:18:38,986 されど 上様は…。 216 00:18:40,988 --> 00:18:42,990 違うかと。 217 00:18:45,993 --> 00:18:48,996 どういうことだ? 218 00:18:54,001 --> 00:18:56,003 お読みください。 219 00:18:56,003 --> 00:19:00,000 ♬~ 220 00:19:00,000 --> 00:19:10,017 ♬~ 221 00:19:10,017 --> 00:19:13,020 (田沼)《身ごもられた?》➡ 222 00:19:13,020 --> 00:19:18,025 《しかし 家重さまのお渡りは 長らくないものと…》 223 00:19:21,028 --> 00:19:27,034 (田沼)《ハァ… まさか…》 224 00:19:27,034 --> 00:19:29,036 《諦めてくださいませ》➡ 225 00:19:29,036 --> 00:19:30,000 《これだけお渡りがない中で➡ 226 00:19:30,000 --> 00:19:32,039 《これだけお渡りがない中で➡ 227 00:19:32,039 --> 00:19:35,976 他の殿方のお子であることは 一目瞭然》 228 00:19:35,976 --> 00:19:37,978 《そこを どうにか…》 229 00:19:37,978 --> 00:19:41,982 《田沼殿のお力で かなえてくださいませぬか?》 230 00:19:43,984 --> 00:19:47,988 (お幸)《上様は そなたのことを信頼しています》 231 00:19:47,988 --> 00:19:51,992 《田沼殿の言うことならば 信じるでしょう》 232 00:19:51,992 --> 00:19:54,995 《どんなことでも いたします故…》 233 00:19:54,995 --> 00:20:00,000 ♬~ 234 00:20:00,000 --> 00:20:09,009 ♬~ 235 00:20:09,009 --> 00:20:12,012 《いったい 誰の子じゃ!?》 236 00:20:12,012 --> 00:20:14,014 《詳しいことは分かりませぬ》 237 00:20:14,014 --> 00:20:21,021 《しかし これは 立派な大奥法度違反》 238 00:20:21,021 --> 00:20:25,025 《そのような おなご…》 239 00:20:25,025 --> 00:20:28,028 《ろうに ぶち込め!》 (竹千代)《母上!?》 240 00:20:28,028 --> 00:20:30,000 (家重) 《このことは誰にも告げるな》➡ 241 00:20:30,000 --> 00:20:32,032 (家重) 《このことは誰にも告げるな》➡ 242 00:20:32,032 --> 00:20:35,969 《不貞を働いたおなごの子 となれば➡ 243 00:20:35,969 --> 00:20:40,974 竹千代の世継ぎの話が 危ぶまれる》 244 00:20:40,974 --> 00:20:45,979 (田沼)《ここならば 内密に お子をお産みになれます》 245 00:20:47,981 --> 00:20:51,985 《恩に着ます》 246 00:20:51,985 --> 00:20:56,990 《この子が無事に生まれた後は➡ 247 00:20:56,990 --> 00:21:00,000 歌舞伎役者の桜田 真太郎殿に お預けください》 248 00:21:00,000 --> 00:21:02,996 歌舞伎役者の桜田 真太郎殿に お預けください》 249 00:21:05,999 --> 00:21:11,004 《必ずや この子を 大切に育ててくださいます》 250 00:21:14,007 --> 00:21:19,012 (幸治郎)そうして生まれた赤子が 私にございます。 251 00:21:23,016 --> 00:21:28,021 では わしは…。 252 00:21:28,021 --> 00:21:30,000 桜田が母と 逢瀬を重ねるようになったのは➡ 253 00:21:30,000 --> 00:21:32,025 桜田が母と 逢瀬を重ねるようになったのは➡ 254 00:21:32,025 --> 00:21:38,966 おそらく 上様がお生まれになった ずっと後の話。 255 00:21:38,966 --> 00:21:40,968 つまり…。 256 00:21:42,970 --> 00:21:44,972 田沼に…。 257 00:21:46,974 --> 00:21:51,979 だまされていたということか。 258 00:21:51,979 --> 00:21:54,982 (幸治郎) 目的は分かりかねますが➡ 259 00:21:54,982 --> 00:21:57,651 嘘に誠の話を織り交ぜて➡ 260 00:21:57,651 --> 00:22:00,000 お伝えになったので ございましょう。 261 00:22:00,000 --> 00:22:00,988 お伝えになったので ございましょう。 262 00:22:10,998 --> 00:22:15,002 徳川の血筋であったか…。 263 00:22:15,002 --> 00:22:18,005 (同心)遺体が上がったって? (岡っ引き)おお 旦那。➡ 264 00:22:18,005 --> 00:22:21,008 へい こっちです。 おい どいた。➡ 265 00:22:21,008 --> 00:22:24,011 首を さっくりといかれていやす。 266 00:22:29,016 --> 00:22:30,000 (同心)これは? 267 00:22:30,000 --> 00:22:31,018 (同心)これは? 268 00:22:35,022 --> 00:22:37,958 そなたまで…。 269 00:22:37,958 --> 00:22:43,964 どこに行ってしまったの? 猿吉…。 270 00:22:51,972 --> 00:22:55,976 (岡っ引き)旦那。 やはり 遺書ですかね? 271 00:22:55,976 --> 00:22:58,979 (同心)早く お奉行に伝えねば。 272 00:23:02,983 --> 00:23:09,923 (田沼)お二人お揃いで いかがされましたか? 273 00:23:09,923 --> 00:23:13,927 わしの出自について➡ 274 00:23:13,927 --> 00:23:16,930 御台にも聞いてもらおうと 思ってな。 275 00:23:18,932 --> 00:23:22,936 上様の妻として➡ 276 00:23:22,936 --> 00:23:25,939 そなたのした 極悪非道な行いについて➡ 277 00:23:25,939 --> 00:23:28,942 知る義務があると存じます。 278 00:23:31,945 --> 00:23:36,950 はて 何の話にございましょう? 279 00:23:36,950 --> 00:23:38,952 わしの父は…。 280 00:23:40,954 --> 00:23:45,959 九代将軍 家重公である。 281 00:23:47,961 --> 00:23:50,964 (家治)そうだな? 282 00:23:50,964 --> 00:23:54,968 しかし そなたは長年にわたり…。 283 00:23:56,970 --> 00:23:58,972 わしをだました! 284 00:24:01,975 --> 00:24:04,978 母の思いを踏みにじり…。 285 00:24:06,980 --> 00:24:08,916 利用したのだ! 286 00:24:13,921 --> 00:24:16,924 (田沼)《名を「幸治郎」と➡ 287 00:24:16,924 --> 00:24:19,927 名付けていただきたいそうに ございます》 288 00:24:21,929 --> 00:24:24,932 《ありがとう存じます》 289 00:24:24,932 --> 00:24:30,000 《お幸の分も それがしが しかと幸治郎を育てます》 290 00:24:30,000 --> 00:24:30,938 《お幸の分も それがしが しかと幸治郎を育てます》 291 00:24:36,944 --> 00:24:39,947 《ハハハ…》 292 00:24:42,950 --> 00:24:48,956 《上様のおなごに手を出すなど 言語道断》 293 00:24:51,959 --> 00:24:54,962 《この不届き者が》 294 00:24:56,964 --> 00:25:00,000 なぜ こんなことをした!? 答えろ! 295 00:25:00,000 --> 00:25:00,968 なぜ こんなことをした!? 答えろ! 296 00:25:02,970 --> 00:25:05,973 そこまでして 人の上に立ちたいか!? 297 00:25:05,973 --> 00:25:08,909 力が欲しいか!? 298 00:25:08,909 --> 00:25:12,913 そなたは もはや 人間ではない! 299 00:25:12,913 --> 00:25:14,915 鬼だ! 300 00:25:16,917 --> 00:25:18,919 化け物だ! 301 00:25:18,919 --> 00:25:29,930 ♬~ 302 00:25:29,930 --> 00:25:30,000 (家治)何が おかしい? 303 00:25:30,000 --> 00:25:32,933 (家治)何が おかしい? 304 00:25:32,933 --> 00:25:37,938 では 他に どうしろと? 305 00:25:41,942 --> 00:25:45,946 それがしの他に➡ 306 00:25:45,946 --> 00:25:48,949 誰が この国を変えられるのですか? 307 00:25:48,949 --> 00:26:00,000 ♬~ 308 00:26:00,000 --> 00:26:01,962 ♬~ 309 00:26:01,962 --> 00:26:05,966 上様は その足で➡ 310 00:26:05,966 --> 00:26:08,902 荒れた田畑を歩いたことが ございますか? 311 00:26:10,904 --> 00:26:14,908 その目で 城下に暮らす民の営みを➡ 312 00:26:14,908 --> 00:26:17,911 ご覧になったことが ございますか? 313 00:26:17,911 --> 00:26:30,000 ♬~ 314 00:26:30,000 --> 00:26:30,924 ♬~ 315 00:26:30,924 --> 00:26:35,929 たまたま 将軍家に生まれ➡ 316 00:26:35,929 --> 00:26:37,931 高い所から 見下ろすだけの者たちに➡ 317 00:26:37,931 --> 00:26:39,933 何ができる! 318 00:26:46,940 --> 00:26:50,944 それがしは この30年➡ 319 00:26:50,944 --> 00:26:54,948 粉骨砕身 この国のために 仕えてまいりました。 320 00:26:57,951 --> 00:27:00,000 <(お亀)《あなた》 321 00:27:00,000 --> 00:27:00,954 <(お亀)《あなた》 322 00:27:00,954 --> 00:27:03,957 《少しは お休みになられては?》 323 00:27:03,957 --> 00:27:07,961 (田沼)《そんないとまはない》 324 00:27:07,961 --> 00:27:11,965 《早く この国を変えなければ…》 325 00:27:11,965 --> 00:27:15,969 《何か根本的に…》 326 00:27:15,969 --> 00:27:18,972 (田沼)《吉宗公の ゆき過ぎた倹約政策により➡ 327 00:27:18,972 --> 00:27:22,976 町に銭が回らなくなり 民が悲鳴を上げております》 328 00:27:22,976 --> 00:27:26,980 《何とぞ… 何とぞ ご一考くださいませ》 329 00:27:40,994 --> 00:27:43,997 (家重)《うるさいのう》➡ 330 00:27:43,997 --> 00:27:47,000 《せっかくの酒が まずくなる》 331 00:27:52,005 --> 00:27:56,009 《下々の者は 米不足やら 疫病やらと➡ 332 00:27:56,009 --> 00:27:58,011 騒いでおるらしいのう》 333 00:28:00,013 --> 00:28:05,018 《しかし われらは この城にいるかぎり安泰じゃ》➡ 334 00:28:05,018 --> 00:28:07,020 《よかった よかった》 335 00:28:07,020 --> 00:28:12,960 (笑い声) 336 00:28:12,960 --> 00:28:15,963 この国は おかしい。➡ 337 00:28:15,963 --> 00:28:20,968 徳川の血を引くというだけで 皆がひれ伏す。➡ 338 00:28:20,968 --> 00:28:24,972 側だけみて 中身など まったく見ておらぬ。 339 00:28:24,972 --> 00:28:27,975 この国の者たちは ふ抜けだらけじゃ! 340 00:28:29,977 --> 00:28:30,000 (田沼)ならば 偉くなる他ないではないですか。 341 00:28:30,000 --> 00:28:35,983 (田沼)ならば 偉くなる他ないではないですか。 342 00:28:35,983 --> 00:28:39,987 地位さえ手に入れれば 皆が こびへつらうのです! 343 00:28:42,990 --> 00:28:45,993 それ故に それがしは…。 344 00:28:47,995 --> 00:28:54,001 後悔は しておりませぬ。 345 00:28:59,006 --> 00:29:00,000 それが そなたの本心か。 346 00:29:00,000 --> 00:29:04,011 それが そなたの本心か。 347 00:29:07,014 --> 00:29:09,950 (家治) 徳川の血を引く わしのことも➡ 348 00:29:09,950 --> 00:29:12,953 そうやって見下してきたのだな。 349 00:29:17,958 --> 00:29:24,965 吉宗公と家重公が 2人揃って 1つだけ➡ 350 00:29:24,965 --> 00:29:27,968 わしに言い残したことがある。 351 00:29:30,971 --> 00:29:35,976 「田沼を重用せよ」と。 352 00:29:38,979 --> 00:29:43,984 (家治)これが 何を意味するか分かるか? 353 00:29:43,984 --> 00:29:47,988 そなたは わしをだまさずとも➡ 354 00:29:47,988 --> 00:29:55,996 おのれの才と働きで 政を担う要となれていたのだ。 355 00:29:55,996 --> 00:30:00,000 その功名を 自らの手で汚した!➡ 356 00:30:00,000 --> 00:30:02,002 その功名を 自らの手で汚した!➡ 357 00:30:02,002 --> 00:30:05,005 それでも…。 358 00:30:07,007 --> 00:30:08,942 (家治)悔いはないか? 359 00:30:08,942 --> 00:30:28,962 ♬~ 360 00:30:28,962 --> 00:30:30,000 ♬~ 361 00:30:30,000 --> 00:30:35,969 ♬~ 362 00:30:35,969 --> 00:30:37,971 田沼。 363 00:30:39,973 --> 00:30:41,975 蟄居閉門を命ずる。 364 00:30:44,978 --> 00:30:50,984 その後の子細は 追って沙汰する。 365 00:30:50,984 --> 00:31:00,000 ♬~ 366 00:31:00,000 --> 00:31:10,938 ♬~ 367 00:31:10,938 --> 00:31:18,946 ♬~ 368 00:31:25,953 --> 00:31:28,956 お風邪が長引いてしまいますよ。 369 00:31:32,960 --> 00:31:36,964 いまだに信じられなくてな。 370 00:31:36,964 --> 00:31:42,903 わしが 徳川の血を引くなど…。 371 00:31:47,908 --> 00:31:52,913 いったい これまで 何に悩まされてきたのか。 372 00:31:55,916 --> 00:32:00,000 しかし わしは あの者の嘘により➡ 373 00:32:00,000 --> 00:32:02,923 しかし わしは あの者の嘘により➡ 374 00:32:02,923 --> 00:32:06,927 徳川の人間としてでなく➡ 375 00:32:06,927 --> 00:32:10,931 一人の人として この世を見ることができた。 376 00:32:12,933 --> 00:32:19,940 そして 身分によって 分断されぬ世をつくりたいと➡ 377 00:32:19,940 --> 00:32:23,944 志を持つことができたのだ。 378 00:32:23,944 --> 00:32:29,950 ほんに 皮肉な話だが。 379 00:32:33,954 --> 00:32:37,958 田沼殿も 上様のように この国を憂い➡ 380 00:32:37,958 --> 00:32:40,894 変えていきたいと 思われていたことに➡ 381 00:32:40,894 --> 00:32:42,896 違いはないのですよね? 382 00:32:44,898 --> 00:32:48,902 やり方には 決して賛同できませんが。 383 00:32:51,905 --> 00:32:55,909 ずっと この家を守ることだけが➡ 384 00:32:55,909 --> 00:33:00,000 天下太平の世を築くことだと 信じてきた。 385 00:33:00,000 --> 00:33:00,914 天下太平の世を築くことだと 信じてきた。 386 00:33:00,914 --> 00:33:06,920 されど 時折 分からなくなる。 387 00:33:08,922 --> 00:33:11,925 力ある諸外国や➡ 388 00:33:11,925 --> 00:33:14,928 度重なる天変地異を前に➡ 389 00:33:14,928 --> 00:33:21,935 武家の一家にすぎない徳川に 何ができる…。 390 00:33:27,941 --> 00:33:30,000 この国の者たちは ふ抜けだらけと 田沼は言っていたが➡ 391 00:33:30,000 --> 00:33:33,947 この国の者たちは ふ抜けだらけと 田沼は言っていたが➡ 392 00:33:33,947 --> 00:33:35,949 わしは そうは思わぬ。 393 00:33:37,951 --> 00:33:42,890 民の力を 信じたいのだ。 394 00:33:47,895 --> 00:33:52,900 そのために必要な変化ならば 喜んで受け入れたい。 395 00:33:59,907 --> 00:34:00,000 ならば こちらを…。 396 00:34:00,000 --> 00:34:01,909 ならば こちらを…。 397 00:34:05,913 --> 00:34:10,918 何としても かなえなくてはなりませんね。 398 00:34:15,923 --> 00:34:17,925 御台。 399 00:34:17,925 --> 00:34:30,000 ♬~ 400 00:34:30,000 --> 00:34:37,945 ♬~ 401 00:34:37,945 --> 00:34:41,882 ♬~ 402 00:34:41,882 --> 00:34:45,886 そなたがいてくれて…。 403 00:34:48,889 --> 00:34:50,891 よかった。 404 00:34:53,894 --> 00:34:56,897 [それから お二人は つかの間➡ 405 00:34:56,897 --> 00:35:00,000 めおととして 穏やかな時を 過ごされたのでございました] 406 00:35:00,000 --> 00:35:02,903 めおととして 穏やかな時を 過ごされたのでございました] 407 00:35:07,908 --> 00:35:15,916 いつか また 子を授かれたときには➡ 408 00:35:15,916 --> 00:35:18,919 「万寿」と名付けたいな。 409 00:35:20,921 --> 00:35:22,923 万寿? 410 00:35:27,928 --> 00:35:30,000 限りなく長く 生きてほしいのだ。 411 00:35:30,000 --> 00:35:34,935 限りなく長く 生きてほしいのだ。 412 00:35:34,935 --> 00:35:45,946 ♬~ 413 00:36:08,902 --> 00:36:12,906 (家治)以上が 事の全てだ。➡ 414 00:36:12,906 --> 00:36:17,845 もう 案ずるな。 415 00:36:17,845 --> 00:36:21,849 (松島)さようでございましたか。➡ 416 00:36:21,849 --> 00:36:24,852 田沼殿が…。 417 00:36:24,852 --> 00:36:30,000 あの者は 死罪にする他あるまい。 418 00:36:30,000 --> 00:36:30,858 あの者は 死罪にする他あるまい。 419 00:36:34,862 --> 00:36:40,868 それから 大奥総取締の件だが。 420 00:36:43,871 --> 00:36:46,874 引き続き そなたに頼みたい。 421 00:36:50,878 --> 00:36:54,882 引き受けてくれるか? 422 00:36:54,882 --> 00:36:57,885 もちろんにございます。 423 00:36:59,887 --> 00:37:00,000 有り難き幸せ。 424 00:37:00,000 --> 00:37:01,889 有り難き幸せ。 425 00:37:08,896 --> 00:37:14,835 (家治の泣き声) 426 00:37:16,837 --> 00:37:22,843 御台さまの… おかげでしょうか。 427 00:37:22,843 --> 00:37:25,846 えっ? 428 00:37:25,846 --> 00:37:27,848 いえ…。 429 00:37:30,851 --> 00:37:34,855 「こたびは 上様のことで 貴重な知らせを賜り➡ 430 00:37:34,855 --> 00:37:37,858 ありがとう存じます」 431 00:37:37,858 --> 00:37:42,863 「おかげで ようやく 大きな山を 乗り越えられたように思います」 432 00:37:44,865 --> 00:37:49,870 「代参の折 浜御殿でおっしゃって いただいたことですが…」 433 00:37:49,870 --> 00:37:55,876 「私は やはり これからも 上様と添い遂げたいと…」 434 00:37:57,878 --> 00:38:00,000 こうなったら 力ずくで奪うまでだ。 435 00:38:00,000 --> 00:38:01,882 こうなったら 力ずくで奪うまでだ。 436 00:38:07,888 --> 00:38:09,890 待っておれ 家治。 437 00:38:11,892 --> 00:38:14,828 (家治のせき) 438 00:38:19,833 --> 00:38:23,837 [そして お世継ぎを巡る争いが➡ 439 00:38:23,837 --> 00:38:29,843 新たな展開を迎えようと しているのでした] 440 00:38:29,843 --> 00:38:30,000 (家治)何だ これは…。 441 00:38:30,000 --> 00:38:32,846 (家治)何だ これは…。 442 00:38:32,846 --> 00:38:37,851 (松島)猿吉という男を ご存じでしょうか? 443 00:38:37,851 --> 00:38:41,855 はい。 お品が雇っていた五菜ですが。 444 00:38:45,859 --> 00:38:48,862 どうかされたのですか? 445 00:38:48,862 --> 00:38:53,867 その猿吉なる者が 先日➡ 446 00:38:53,867 --> 00:38:56,870 遺体で見つかったそうに ございます。 447 00:39:00,874 --> 00:39:04,878 その者が残した遺書に➡ 448 00:39:04,878 --> 00:39:10,884 御台さまのお子が流れるよう 毒を仕込んだのは おのれだと。 449 00:39:12,886 --> 00:39:14,821 え…。 450 00:39:14,821 --> 00:39:21,828 そして 家基さまを池に落とし あやめたのも…。 451 00:39:23,830 --> 00:39:27,835 そんな… まさか…。 452 00:39:29,837 --> 00:39:30,000 猿吉という男一人に➡ 453 00:39:30,000 --> 00:39:31,839 猿吉という男一人に➡ 454 00:39:31,839 --> 00:39:36,844 これだけのことが できるはずがあるまい。 455 00:39:36,844 --> 00:39:38,846 この遺書は まやかしだ! 456 00:39:38,846 --> 00:39:42,850 必ずや 何者かが裏で糸を引いておる。➡ 457 00:39:42,850 --> 00:39:45,853 何としても見つけ出し 捕らえるのだ! 458 00:39:45,853 --> 00:39:48,856 (幕臣たち)ははっ! 459 00:39:52,860 --> 00:39:55,863 (高岳)貞次郎君。 ハハハハ…。➡ 460 00:39:55,863 --> 00:39:59,867 カワイイのう。 (女性)かわいらしいです。 461 00:40:15,816 --> 00:40:17,818 (高岳たち)あっ! 462 00:40:17,818 --> 00:40:19,820 何をするのです!? 463 00:40:19,820 --> 00:40:21,822 全て そなたの仕業だったのか! 464 00:40:21,822 --> 00:40:27,828 そなたが 猿吉という五菜を雇い 家基さまを…。 465 00:40:27,828 --> 00:40:30,000 何の話です? (お知保)しらばっくれるな! 466 00:40:30,000 --> 00:40:30,831 何の話です? (お知保)しらばっくれるな! 467 00:40:30,831 --> 00:40:32,833 そなたが殺させたのであろう!?➡ 468 00:40:32,833 --> 00:40:37,838 貞次郎君を世継ぎにするために 私の子を…。 469 00:40:37,838 --> 00:40:41,842 (高岳)あっ あっ…。 (女性)やめてください! 470 00:40:41,842 --> 00:40:44,845 <おやめください! お知保殿! 471 00:40:44,845 --> 00:40:47,848 おやめください! お知保殿! 472 00:40:47,848 --> 00:40:57,858 (貞次郎の泣き声) 473 00:40:57,858 --> 00:41:00,000 (泣き声) 474 00:41:00,000 --> 00:41:05,866 (泣き声) 475 00:41:05,866 --> 00:41:10,871 (お品)《一匹の猫を 僧侶たちが奪い合って➡ 476 00:41:10,871 --> 00:41:15,809 その揚げ句 猫は争いのもとになるからと➡ 477 00:41:15,809 --> 00:41:17,811 殺されてしまうのです》 478 00:41:20,814 --> 00:41:26,820 争いのもとは… 殺される。 479 00:41:34,828 --> 00:41:36,830 (お品)猿吉…。 480 00:41:39,833 --> 00:41:44,838 嘘だ… 嘘であろう…。 481 00:41:44,838 --> 00:41:59,853 ♬~ 482 00:41:59,853 --> 00:42:00,000 (家治)お品には➡ 483 00:42:00,000 --> 00:42:02,856 (家治)お品には➡ 484 00:42:02,856 --> 00:42:05,859 この城を出てもらう。 485 00:42:08,862 --> 00:42:11,865 何故…。 486 00:42:11,865 --> 00:42:15,802 何故 お品を? 487 00:42:15,802 --> 00:42:20,807 家基や 千代姫が 亡くなったことで➡ 488 00:42:20,807 --> 00:42:23,810 お品を疑う者がおると聞いておる。 489 00:42:29,816 --> 00:42:30,000 そのようなありさまで ここに身を置いていても➡ 490 00:42:30,000 --> 00:42:34,821 そのようなありさまで ここに身を置いていても➡ 491 00:42:34,821 --> 00:42:36,823 無用な争いが生まれるだけだ。 492 00:42:40,827 --> 00:42:46,834 それから もう一つ。 493 00:42:53,841 --> 00:42:56,844 貞次郎が…。 494 00:42:56,844 --> 00:42:58,846 死んだ。 495 00:43:01,849 --> 00:43:04,852 「死んだ」? 496 00:43:04,852 --> 00:43:08,856 (家治)寝所で 亡くなっておるのを➡ 497 00:43:08,856 --> 00:43:10,858 乳母が見つけた。 498 00:43:12,860 --> 00:43:18,799 子細は今 奥医師が調べておる。 499 00:43:20,801 --> 00:43:23,804 そんな…。 500 00:43:23,804 --> 00:43:25,806 高岳さま!? 501 00:43:27,808 --> 00:43:30,000 この世のどこかに➡ 502 00:43:30,000 --> 00:43:31,812 この世のどこかに➡ 503 00:43:31,812 --> 00:43:35,816 わしの血筋を根絶やしにしようと もくろむ者がおる。 504 00:43:38,819 --> 00:43:45,826 子供たちの命を奪った その者を わしは…。 505 00:43:47,828 --> 00:43:51,832 生涯許さぬ。 506 00:43:51,832 --> 00:43:54,835 皆も心しておけ! 507 00:43:56,837 --> 00:43:59,840 承知つかまつりました。 508 00:43:59,840 --> 00:44:00,000 ♬~ 509 00:44:00,000 --> 00:44:19,860 ♬~ 510 00:44:19,860 --> 00:44:23,864 (定信)わしの世は すぐそこだ。 511 00:44:23,864 --> 00:44:25,866 ハハハハハ…。 512 00:44:25,866 --> 00:44:30,000 ハハハハハ…! 513 00:44:30,000 --> 00:44:30,871 ハハハハハ…! 514 00:44:36,877 --> 00:44:40,881 (せき) 515 00:44:47,888 --> 00:44:49,890 こんな別れがあるか…。 516 00:44:51,892 --> 00:44:53,894 お品…。 517 00:44:59,900 --> 00:45:00,000 失礼つかまつります。 518 00:45:00,000 --> 00:45:03,904 失礼つかまつります。 519 00:45:03,904 --> 00:45:07,908 いかがされましたか? 520 00:45:07,908 --> 00:45:11,912 (せき) 521 00:45:11,912 --> 00:45:14,848 (女性たち)《上様!? 上様!?》 (松島)上様が…。➡ 522 00:45:14,848 --> 00:45:17,518 お倒れになられました。 523 00:45:21,855 --> 00:45:27,861 [姫様たちに 最後の戦いが 迫っているのでした] 524 00:45:50,884 --> 00:45:52,886 [そして…] 525 00:45:58,892 --> 00:46:00,000 [『大奥』のノベライズ本 上下巻セットを➡ 526 00:46:00,000 --> 00:46:01,895 [『大奥』のノベライズ本 上下巻セットを➡ 527 00:46:01,895 --> 00:46:04,898 抽選で20名さまに プレゼントいたします] 528 00:46:04,898 --> 00:46:06,900 [詳しくは 番組ホームページへ]