1 00:00:06,006 --> 00:00:08,008 (激しいせき) 2 00:00:08,008 --> 00:00:12,012 ハァ ハァ…。 3 00:00:14,014 --> 00:00:19,019 《お品には この城を出てもらう》➡ 4 00:00:19,019 --> 00:00:21,021 《それから…》➡ 5 00:00:21,021 --> 00:00:25,025 《貞次郎が… 死んだ》 6 00:00:28,028 --> 00:00:30,000 (激しいせき) 7 00:00:30,000 --> 00:00:37,037 (激しいせき) 8 00:00:40,040 --> 00:00:45,045 どうか 上様をお守りください。 9 00:00:47,047 --> 00:01:00,000 (ごう音) 10 00:01:00,000 --> 00:01:03,063 (ごう音) 11 00:01:03,063 --> 00:01:10,003 [その年 不吉な未来を 予兆するかのように➡ 12 00:01:10,003 --> 00:01:14,007 浅間山が 火を噴いたのでした] 13 00:01:20,013 --> 00:01:22,015 (家治)《田沼》 14 00:01:22,015 --> 00:01:25,018 《蟄居閉門を命ずる》 15 00:01:29,022 --> 00:01:30,000 父上! 16 00:01:30,000 --> 00:01:31,024 父上! 17 00:01:31,024 --> 00:01:33,026 江戸の町が…。 18 00:01:33,026 --> 00:01:42,035 ♬~ 19 00:01:42,035 --> 00:01:46,039 [この国に そして 大奥に➡ 20 00:01:46,039 --> 00:01:50,043 かつてない危機が 迫っているのでした] 21 00:01:50,043 --> 00:01:53,046 ♬~ 22 00:01:53,046 --> 00:01:58,051 ♬~ 23 00:02:00,053 --> 00:02:03,991 (お平)信濃の浅間山が 大噴火したとか? 24 00:02:03,991 --> 00:02:06,994 被害は40里にも及ぶそうです。 25 00:02:06,994 --> 00:02:11,999 (お玲)この国は いったい どうなってしまうのでしょう…。 26 00:02:11,999 --> 00:02:16,003 この城は 呪われておる…。 27 00:02:22,009 --> 00:02:26,013 ハァ… ハァ…。 28 00:02:26,013 --> 00:02:28,015 上様! 29 00:02:28,015 --> 00:02:30,000 上様! (御匙)上様! 30 00:02:30,000 --> 00:02:31,018 上様! (御匙)上様! 31 00:02:31,018 --> 00:02:36,023 このままでは 田畑が荒れ果て 米不足に陥る。 32 00:02:36,023 --> 00:02:41,028 米の値が急騰する前に 何とかせねば…。 33 00:02:41,028 --> 00:02:44,031 (御匙)上様 動いてはなりませぬ。 34 00:02:44,031 --> 00:02:47,034 (家治のせき) (御匙)上様…。 35 00:02:47,034 --> 00:02:54,041 ハァ… こんなときに… 何もできぬとは…。 36 00:02:54,041 --> 00:03:00,000 ♬~ 37 00:03:00,000 --> 00:03:07,988 ♬~ 38 00:03:07,988 --> 00:03:09,990 田沼を…。 39 00:03:12,993 --> 00:03:15,996 (家治)呼んでくれ。 40 00:03:18,999 --> 00:03:24,004 (家治のせき) 41 00:03:30,010 --> 00:03:32,012 わしの代わりに…。 42 00:03:37,017 --> 00:03:40,020 (家治)政を任せたい。 43 00:03:43,023 --> 00:03:45,025 はっ? 44 00:03:58,038 --> 00:04:00,000 (家治)勘違いするな。 45 00:04:00,000 --> 00:04:01,041 (家治)勘違いするな。 46 00:04:01,041 --> 00:04:04,978 わしは…。 (せき) 47 00:04:04,978 --> 00:04:07,981 断じて そなたを許さん! 48 00:04:09,983 --> 00:04:12,986 しかし…。 49 00:04:22,996 --> 00:04:25,999 この国のため…。 50 00:04:29,002 --> 00:04:30,000 力を貸してくれ…。 51 00:04:30,000 --> 00:04:32,005 力を貸してくれ…。 52 00:04:32,005 --> 00:04:47,020 ♬~ 53 00:04:47,020 --> 00:04:53,026 ご下命 しかと承りました。 54 00:05:00,033 --> 00:05:06,974 上様に お会いできないのでしょうか? 55 00:05:06,974 --> 00:05:12,980 表への出入りは 固く禁じられております故…。 56 00:05:12,980 --> 00:05:23,991 ♬~ 57 00:05:23,991 --> 00:05:29,997 松島殿は 大丈夫でございますか? 58 00:05:29,997 --> 00:05:30,000 はっ? 59 00:05:30,000 --> 00:05:31,999 はっ? 60 00:05:31,999 --> 00:05:37,004 家基さまを亡くされ 上様まで…。 61 00:05:39,006 --> 00:05:43,010 さぞかし 心労が 重なりましてございましょう。 62 00:05:48,015 --> 00:05:52,019 御台さまの そういうところ➡ 63 00:05:52,019 --> 00:05:55,022 忌み嫌っておりました。 64 00:05:57,024 --> 00:06:00,000 そのような清廉潔白な お振る舞いを見ていると➡ 65 00:06:00,000 --> 00:06:01,028 そのような清廉潔白な お振る舞いを見ていると➡ 66 00:06:01,028 --> 00:06:04,965 こちらの心が汚れていることを➡ 67 00:06:04,965 --> 00:06:07,968 まざまざと 見せつけられるようで…。 68 00:06:07,968 --> 00:06:09,970 そのようなつもりは…。 69 00:06:09,970 --> 00:06:15,976 しかし そんな御台さま故に…。 70 00:06:20,981 --> 00:06:24,985 今では 感謝しております。 71 00:06:29,990 --> 00:06:30,000 また状況が分かり次第 お知らせいたします。 72 00:06:30,000 --> 00:06:35,996 また状況が分かり次第 お知らせいたします。 73 00:06:35,996 --> 00:06:38,999 はい。 よろしく頼みます。 74 00:06:38,999 --> 00:06:56,016 ♬~ 75 00:06:56,016 --> 00:07:00,000 浅間山の噴火で 各地に甚大な被害が広がっておる。 76 00:07:00,000 --> 00:07:01,021 浅間山の噴火で 各地に甚大な被害が広がっておる。 77 00:07:01,021 --> 00:07:03,023 まずは 諸国から米をかき集め➡ 78 00:07:03,023 --> 00:07:05,959 何としても 米の値を安定させるのだ。 79 00:07:05,959 --> 00:07:07,961 おのおの よろしく頼む! 80 00:07:07,961 --> 00:07:09,963 (幕臣たち)はっ! 81 00:07:15,969 --> 00:07:18,972 御台を…。 82 00:07:21,975 --> 00:07:24,978 御台を呼んでくれ…。 83 00:07:24,978 --> 00:07:28,982 しかし…。 (家治)構わぬ! 84 00:07:28,982 --> 00:07:30,000 ハァ… ハァ…。 85 00:07:30,000 --> 00:07:32,986 ハァ… ハァ…。 86 00:07:32,986 --> 00:07:34,988 呼んでくれ…。 87 00:07:36,990 --> 00:07:38,992 (御匙)はっ。 88 00:07:54,007 --> 00:07:56,009 上様! 89 00:08:02,015 --> 00:08:03,951 御台…。 90 00:08:08,956 --> 00:08:11,959 来てくれたか…。 91 00:08:26,974 --> 00:08:28,976 どうやら わしは…。 92 00:08:32,980 --> 00:08:40,988 この肉体を… 離れるときが来たらしい…。 93 00:08:42,990 --> 00:08:45,993 上様…。 94 00:08:47,995 --> 00:08:55,002 幾度も… 泣かせたな…。 95 00:09:01,008 --> 00:09:03,010 今も…。 96 00:09:14,955 --> 00:09:17,958 されど…。 97 00:09:21,962 --> 00:09:30,000 泣き顔さえも… いとおしい…。 98 00:09:30,000 --> 00:09:31,972 泣き顔さえも… いとおしい…。 99 00:09:31,972 --> 00:09:33,974 (泣き声) 100 00:09:33,974 --> 00:09:39,980 上様… 嫌でございます…。 101 00:09:39,980 --> 00:09:46,987 もっと… もっと おそばに…。 102 00:09:46,987 --> 00:09:48,989 (せき) 103 00:09:48,989 --> 00:09:50,991 上様! 104 00:09:50,991 --> 00:09:54,995 (激しいせき) 105 00:09:54,995 --> 00:10:00,000 わしには まだ… やり残したことが…。 106 00:10:00,000 --> 00:10:01,001 わしには まだ… やり残したことが…。 107 00:10:01,001 --> 00:10:03,003 (せき) 108 00:10:03,003 --> 00:10:06,006 たくさんある…。 109 00:10:09,009 --> 00:10:19,019 子供たちを… あやめた者を 捕らえねばならぬ…。 110 00:10:20,687 --> 00:10:30,000 もっと… この国を… 豊かにせねばならぬ…。 111 00:10:30,000 --> 00:10:30,030 もっと… この国を… 豊かにせねばならぬ…。 112 00:10:30,030 --> 00:10:43,043 ♬~ 113 00:10:43,043 --> 00:10:46,046 そなたと…。 114 00:10:51,051 --> 00:10:53,053 もっと…。 115 00:10:58,058 --> 00:11:00,000 い… 生きたかった…。 116 00:11:00,000 --> 00:11:02,062 い… 生きたかった…。 117 00:11:02,062 --> 00:11:16,009 ♬~ 118 00:11:16,009 --> 00:11:19,012 三つ葉…。 119 00:11:23,016 --> 00:11:26,019 葵のように…。 120 00:11:37,030 --> 00:11:40,033 上様? 121 00:11:43,036 --> 00:11:47,040 上様。 122 00:11:47,040 --> 00:11:52,045 あ… 上様…。 123 00:11:52,045 --> 00:11:59,052 (泣き声) 124 00:11:59,052 --> 00:12:00,000 上様…。 125 00:12:00,000 --> 00:12:01,054 上様…。 126 00:12:03,056 --> 00:12:05,993 身まかられた? 127 00:12:05,993 --> 00:12:26,013 ♬~ 128 00:12:26,013 --> 00:12:30,000 ♬~ 129 00:12:30,000 --> 00:12:33,020 ♬~ 130 00:12:33,020 --> 00:12:36,023 時は来た。 131 00:12:36,023 --> 00:12:39,026 動きだすとしましょうか。 132 00:12:39,026 --> 00:12:42,029 準備はできております。 133 00:12:46,033 --> 00:12:48,035 (武元)佐野。➡ 134 00:12:48,035 --> 00:12:51,038 頼んだぞ。 135 00:12:51,038 --> 00:12:53,040 はっ。 136 00:13:04,985 --> 00:13:06,987 田沼殿。 137 00:13:06,987 --> 00:13:09,990 少しお休みになられた方が。 138 00:13:09,990 --> 00:13:11,992 構わぬ。 139 00:13:11,992 --> 00:13:13,994 わしは…。 140 00:13:16,997 --> 00:13:20,000 上様に託されたのだ。 141 00:13:23,003 --> 00:13:25,005 田沼殿。 142 00:13:27,007 --> 00:13:30,000 ご子息の意知殿が…。 143 00:13:30,000 --> 00:13:30,010 ご子息の意知殿が…。 144 00:13:30,010 --> 00:13:41,021 ♬~ 145 00:13:41,021 --> 00:13:44,024 意知…。 146 00:13:44,024 --> 00:13:49,029 殿中に紛れ込んでいた 佐野という旗本に➡ 147 00:13:49,029 --> 00:13:51,031 斬り殺されたようにございます。 148 00:14:01,041 --> 00:14:03,977 田沼殿。➡ 149 00:14:03,977 --> 00:14:09,983 こたびは誠に ご愁傷さまにございます。 150 00:14:09,983 --> 00:14:12,986 定信さま…。 151 00:14:14,988 --> 00:14:18,992 今は とにかく 喪に服してくださいませ。 152 00:14:18,992 --> 00:14:24,998 後のことは 他の家臣にお任せになるとよい。 153 00:14:32,005 --> 00:14:38,011 恐れながら その儀はご無用にございます。 154 00:14:42,015 --> 00:14:48,021 この国難を乗り切ることは 上様に任された最後のお役目。 155 00:14:48,021 --> 00:14:51,024 しかと果たす所存にございます。 156 00:14:54,027 --> 00:14:58,031 まだ分かりませぬか? 157 00:14:58,031 --> 00:15:00,000 そなたは もう用済みだと 申しておるのです。 158 00:15:00,000 --> 00:15:03,036 そなたは もう用済みだと 申しておるのです。 159 00:15:03,036 --> 00:15:13,981 ♬~ 160 00:15:13,981 --> 00:15:16,984 (定信)田沼 意次。 161 00:15:16,984 --> 00:15:20,988 本日をもって 老中職を罷免いたす。 162 00:15:22,990 --> 00:15:25,993 何をおっしゃっておる…。 163 00:15:25,993 --> 00:15:30,000 徳川御三家 御三卿の合議により そう決まりましてござります。 164 00:15:30,000 --> 00:15:35,002 徳川御三家 御三卿の合議により そう決まりましてござります。 165 00:15:35,002 --> 00:15:41,008 (武元)本日まで お務め 誠にご苦労さまにございました。 166 00:15:41,008 --> 00:15:46,013 (定信) 幼い頃 私は あなたによって➡ 167 00:15:46,013 --> 00:15:48,015 この城を追われました。 168 00:15:50,017 --> 00:15:53,020 (定信)そして 今日➡ 169 00:15:53,020 --> 00:15:57,024 ここを去るのは あなたです。 170 00:16:23,984 --> 00:16:27,988 (家治)《三つ葉…》 171 00:16:27,988 --> 00:16:29,990 《葵のように…》 172 00:16:31,992 --> 00:16:34,995 どういう意味にございますか? 173 00:16:37,931 --> 00:16:40,934 上様…。 174 00:16:45,939 --> 00:16:47,941 <(お平)申し上げます。➡ 175 00:16:47,941 --> 00:16:52,946 お品さまに お届け物が届いております。 176 00:16:52,946 --> 00:16:54,948 お品に? 177 00:16:54,948 --> 00:16:56,950 どうすればよいものかと…。 178 00:16:56,950 --> 00:17:00,000 ♬~ 179 00:17:00,000 --> 00:17:16,970 ♬~ 180 00:17:16,970 --> 00:17:24,978 ♬~ 181 00:17:27,981 --> 00:17:30,000 (話し声) 182 00:17:30,000 --> 00:17:33,987 (話し声) 183 00:17:33,987 --> 00:17:36,924 (民たち)♬「世直し 世直し」 184 00:17:36,924 --> 00:17:39,927 (民)佐野さまをたたえよう! 185 00:17:39,927 --> 00:17:42,930 (民)この貧しき世をつくり➡ 186 00:17:42,930 --> 00:17:47,935 民を苦しめていた田沼親子を 成敗してくれたのだ! 187 00:17:47,935 --> 00:17:51,939 (民)佐野さまは 世直し大明神じゃ! 188 00:17:51,939 --> 00:17:58,946 ♬~ 189 00:17:58,946 --> 00:18:00,000 (お亀)やめてください! やめてください!➡ 190 00:18:00,000 --> 00:18:01,949 (お亀)やめてください! やめてください!➡ 191 00:18:01,949 --> 00:18:03,951 やめて…。 (役人)邪魔をいたすな! 192 00:18:03,951 --> 00:18:05,953 キャーッ! 193 00:18:07,955 --> 00:18:10,958 (お亀)あなた…。➡ 194 00:18:10,958 --> 00:18:15,963 屋敷は幕府の命により 取り壊しとなりました…。 195 00:18:15,963 --> 00:18:19,967 何故 このような…。➡ 196 00:18:19,967 --> 00:18:22,970 あなたは この国のため➡ 197 00:18:22,970 --> 00:18:25,973 仕えてきたのでは なかったのですか!? 198 00:18:29,977 --> 00:18:30,000 何をしよる。 199 00:18:30,000 --> 00:18:31,979 何をしよる。 200 00:18:31,979 --> 00:18:33,981 何をしておる! 201 00:18:38,986 --> 00:18:42,990 ハハハハ…。 202 00:18:42,990 --> 00:18:53,000 やはり この国の者たちは なぁ~にも見えとらん。 203 00:18:53,000 --> 00:18:59,006 ふ抜けだらけじゃ~! 204 00:18:59,006 --> 00:19:00,000 (定信)これよりは この松平 定信が➡ 205 00:19:00,000 --> 00:19:02,009 (定信)これよりは この松平 定信が➡ 206 00:19:02,009 --> 00:19:06,013 老中首座のお役目を 引き継ぐことと相成った。 207 00:19:06,013 --> 00:19:11,018 これまで田沼がなしてきた政を 一掃する。 208 00:19:11,018 --> 00:19:15,022 新しい世をつくるのだ。 209 00:19:15,022 --> 00:19:17,024 異論は許さん! 210 00:19:17,024 --> 00:19:19,026 (幕臣たち)ははっ! 211 00:19:21,028 --> 00:19:24,031 定信さま。 212 00:19:28,035 --> 00:19:30,000 御台さまがお会いしたい とのことでございます。 213 00:19:30,000 --> 00:19:31,038 御台さまがお会いしたい とのことでございます。 214 00:19:31,038 --> 00:19:34,041 倫子殿が? 215 00:19:34,041 --> 00:19:45,986 ♬~ 216 00:19:58,999 --> 00:20:00,000 家治公のことは 何と申し上げればよいものか…。 217 00:20:00,000 --> 00:20:07,007 家治公のことは 何と申し上げればよいものか…。 218 00:20:11,011 --> 00:20:15,015 いまだにお世継ぎが定まらず➡ 219 00:20:15,015 --> 00:20:19,019 将軍の席は空いたままに ございますが➡ 220 00:20:19,019 --> 00:20:24,024 この定信が しかと政の主導を 務めさせていただきます。 221 00:20:29,029 --> 00:20:30,000 それが 目的ですか? 222 00:20:30,000 --> 00:20:35,035 それが 目的ですか? 223 00:20:37,971 --> 00:20:44,978 そうやって 政の要に立つために そなたは…。 224 00:20:48,982 --> 00:20:53,987 賢丸は 優しい人でした。 225 00:20:55,989 --> 00:20:59,993 されど 時折➡ 226 00:20:59,993 --> 00:21:00,000 どうしようもなく恐ろしい面が あったことを思い出したのです。 227 00:21:00,000 --> 00:21:03,997 どうしようもなく恐ろしい面が あったことを思い出したのです。 228 00:21:15,008 --> 00:21:20,013 猿吉殿が お品に残していた文です。 229 00:21:22,015 --> 00:21:25,018 ここに…。 230 00:21:25,018 --> 00:21:27,354 全ては そなたの指示でしたことだと➡ 231 00:21:27,354 --> 00:21:29,356 書かれてありました。 232 00:21:36,964 --> 00:21:39,967 猿吉? 233 00:21:42,970 --> 00:21:47,975 何者にございましょう。 234 00:21:47,975 --> 00:21:49,977 どこの馬の骨とも 分からぬような者の➡ 235 00:21:49,977 --> 00:21:52,980 言うことなど➡ 236 00:21:52,980 --> 00:21:55,983 真に受ける必要はございません。 237 00:21:55,983 --> 00:21:57,985 賢丸は…。 238 00:21:59,987 --> 00:22:00,000 恐ろしくもありましたが それでも➡ 239 00:22:00,000 --> 00:22:05,993 恐ろしくもありましたが それでも➡ 240 00:22:05,993 --> 00:22:09,663 心の優しい人だと 信じておりました。 241 00:22:11,665 --> 00:22:19,006 上様が どんな思いで亡くなったか…。 242 00:22:19,006 --> 00:22:23,010 大奥のおなごたちが どれほどの涙を流したか! 243 00:22:31,018 --> 00:22:36,957 もし これが誠ならば➡ 244 00:22:36,957 --> 00:22:40,961 そなたには 天罰が下りましょう! 245 00:22:43,964 --> 00:22:48,969 いずれ 必ず! 246 00:22:48,969 --> 00:22:57,978 ♬~ 247 00:23:03,984 --> 00:23:23,937 ♬~ 248 00:23:23,937 --> 00:23:27,941 ♬~ 249 00:23:27,941 --> 00:23:30,000 なぜ 気付けなかった…。 250 00:23:30,000 --> 00:23:31,945 なぜ 気付けなかった…。 251 00:23:31,945 --> 00:23:33,947 なぜ! 252 00:23:36,950 --> 00:23:40,954 <(鐘の音) 253 00:23:40,954 --> 00:23:42,956 <(悲鳴) 254 00:23:42,956 --> 00:23:45,959 (昭島)火事じゃ~! 255 00:23:45,959 --> 00:23:47,961 火事じゃ~!➡ 256 00:23:47,961 --> 00:23:49,963 逃げるのです! 逃げるのです! 257 00:23:49,963 --> 00:23:54,968 (悲鳴) 258 00:23:54,968 --> 00:23:56,970 キャーッ! 259 00:23:56,970 --> 00:24:00,000 次から次へと 何故 こんなにも災いが…。 260 00:24:00,000 --> 00:24:01,975 次から次へと 何故 こんなにも災いが…。 261 00:24:01,975 --> 00:24:06,980 やはり この城は 呪われておるのじゃ…。 262 00:24:06,980 --> 00:24:09,917 御台さま! 火事にございます! 263 00:24:09,917 --> 00:24:11,919 お逃げください! 264 00:24:11,919 --> 00:24:13,921 御台さま!? 265 00:24:17,925 --> 00:24:21,929 もう よい…。 266 00:24:21,929 --> 00:24:29,937 このまま… ここで 上様と…。 267 00:24:29,937 --> 00:24:30,000 (悲鳴) 268 00:24:30,000 --> 00:24:32,940 (悲鳴) 269 00:24:32,940 --> 00:24:37,945 早く あちらへ! 早く! 270 00:24:37,945 --> 00:24:39,947 早く! 急いで! 271 00:24:39,947 --> 00:24:53,961 ♬~ 272 00:24:53,961 --> 00:24:58,966 (鐘の音) (悲鳴) 273 00:24:58,966 --> 00:25:00,000 何故…。 274 00:25:00,000 --> 00:25:01,969 何故…。 275 00:25:01,969 --> 00:25:06,974 お役を解かれたのでは なかったのですか? 276 00:25:06,974 --> 00:25:08,909 どうじゃ? 277 00:25:08,909 --> 00:25:11,912 燃えさかる江戸城は。 278 00:25:13,914 --> 00:25:16,917 奇麗じゃろ。 279 00:25:16,917 --> 00:25:19,920 もしや そなたが? 280 00:25:27,928 --> 00:25:30,000 そなたと飲む酒だけは…。 281 00:25:30,000 --> 00:25:30,931 そなたと飲む酒だけは…。 282 00:25:32,933 --> 00:25:34,935 うまかったのう。 283 00:25:34,935 --> 00:25:53,954 ♬~ 284 00:25:53,954 --> 00:25:58,959 (悲鳴) 285 00:25:58,959 --> 00:26:00,000 ♬~ 286 00:26:00,000 --> 00:26:10,904 ♬~ 287 00:26:10,904 --> 00:26:13,907 何をしているのです? 288 00:26:13,907 --> 00:26:18,912 御台さまが お逃げにならないのなら 私も。 289 00:26:20,914 --> 00:26:27,588 私は 真っすぐで 奇麗事ばかり並べる➡ 290 00:26:27,588 --> 00:26:30,000 御台さまが 大嫌いにございました。 291 00:26:30,000 --> 00:26:32,926 御台さまが 大嫌いにございました。 292 00:26:39,933 --> 00:26:42,936 けれど 今は…。 293 00:26:48,942 --> 00:26:51,945 ですから➡ 294 00:26:51,945 --> 00:26:55,949 こんな最期も 悪くないかもしれませぬ。 295 00:27:00,954 --> 00:27:02,956 <倫子さま! 296 00:27:02,956 --> 00:27:04,958 どうして…。 297 00:27:10,964 --> 00:27:12,966 倫子さま! 298 00:27:12,966 --> 00:27:14,968 どうして…。 299 00:27:18,972 --> 00:27:22,976 上様が身まかられたと聞いて➡ 300 00:27:22,976 --> 00:27:24,978 どうしても お伝えしたきことがあり➡ 301 00:27:24,978 --> 00:27:27,981 戻ってまいりました。 302 00:27:27,981 --> 00:27:30,000 もう 二度と会えぬものと…。 303 00:27:30,000 --> 00:27:30,984 もう 二度と会えぬものと…。 304 00:27:34,988 --> 00:27:37,991 全て…。➡ 305 00:27:37,991 --> 00:27:41,929 全て われらのためだったのです。 306 00:27:41,929 --> 00:27:43,931 われらのため➡ 307 00:27:43,931 --> 00:27:47,935 そして 徳川のために➡ 308 00:27:47,935 --> 00:27:49,937 上様は…。 309 00:27:51,939 --> 00:27:55,943 大きな嘘をつかれました。 310 00:27:55,943 --> 00:27:58,946 嘘? 311 00:27:58,946 --> 00:28:00,000 どういうことです!? 312 00:28:00,000 --> 00:28:02,950 どういうことです!? 313 00:28:02,950 --> 00:28:04,952 貞次郎君は…。 314 00:28:07,955 --> 00:28:09,957 生きているのです。 315 00:28:12,960 --> 00:28:18,966 (家治)《貞次郎を連れて この城を出てほしい》➡ 316 00:28:18,966 --> 00:28:24,972 《御三卿の一橋家の子として 育てるのだ》 317 00:28:24,972 --> 00:28:27,975 《何故 そのような…》 318 00:28:27,975 --> 00:28:30,000 (家治)《御台は この書物を読んだとき➡ 319 00:28:30,000 --> 00:28:32,980 (家治)《御台は この書物を読んだとき➡ 320 00:28:32,980 --> 00:28:37,985 猫を殺さず 増やすと 言ったそうだな》 321 00:28:37,985 --> 00:28:40,921 《ならば わしは…》 322 00:28:42,923 --> 00:28:46,927 《隠そうと思う》➡ 323 00:28:46,927 --> 00:28:50,931 《無用な争いがなくなる そのときまで》 324 00:28:53,934 --> 00:28:59,940 (家治)《いつか 平穏を取り戻した その後には➡ 325 00:28:59,940 --> 00:29:00,000 貞次郎を 皆で育ててほしい》➡ 326 00:29:00,000 --> 00:29:05,946 貞次郎を 皆で育ててほしい》➡ 327 00:29:05,946 --> 00:29:11,952 《御台 お品 お知保と…》 328 00:29:14,955 --> 00:29:20,961 《徳川家紋の 三つ葉葵のように》 329 00:29:23,964 --> 00:29:26,967 上様…。 330 00:29:38,979 --> 00:29:41,915 そういう意味にございましたか。 331 00:29:41,915 --> 00:30:00,000 ♬~ 332 00:30:00,000 --> 00:30:01,935 ♬~ 333 00:30:01,935 --> 00:30:04,938 ♬~ 334 00:30:04,938 --> 00:30:09,943 (田沼)それがしは➡ 335 00:30:09,943 --> 00:30:16,950 上様と交わした 最後のお約束さえ➡ 336 00:30:16,950 --> 00:30:20,954 守ることは相成りませんでした…。 337 00:30:20,954 --> 00:30:30,000 ♬~ 338 00:30:30,000 --> 00:30:40,908 ♬~ 339 00:30:40,908 --> 00:30:56,924 ♬~ 340 00:30:56,924 --> 00:31:00,000 (刀を突き刺す音) 341 00:31:00,000 --> 00:31:00,928 (刀を突き刺す音) 342 00:31:00,928 --> 00:31:07,935 (腹を切る音) 343 00:31:10,938 --> 00:31:15,943 あなたさまは天国に…。 344 00:31:15,943 --> 00:31:21,949 それがしは… 地獄に…。 345 00:31:21,949 --> 00:31:30,000 ♬~ 346 00:31:30,000 --> 00:31:31,959 ♬~ 347 00:31:31,959 --> 00:31:34,962 やはり 上様とそれがしは…。 348 00:31:37,965 --> 00:31:40,901 表裏一体! 349 00:31:40,901 --> 00:31:53,914 ♬~ 350 00:32:02,923 --> 00:32:06,927 まさか また ここで暮らす日が来ようとは。 351 00:32:06,927 --> 00:32:10,931 来月には 元の暮らしに戻れるかと。 352 00:32:10,931 --> 00:32:12,933 そうですか。 353 00:32:14,935 --> 00:32:17,938 <(お品)倫子さま。 お知保の方さま。 354 00:32:17,938 --> 00:32:19,940 お品。 355 00:32:23,944 --> 00:32:26,947 その子は もしや…。 356 00:32:26,947 --> 00:32:30,000 (お品)名をあらため 豊千代君と申します。 357 00:32:30,000 --> 00:32:31,952 (お品)名をあらため 豊千代君と申します。 358 00:32:31,952 --> 00:32:34,955 上様が名付けてくださいました。 359 00:32:34,955 --> 00:32:38,959 そうですか…。 360 00:32:38,959 --> 00:32:40,894 あっ。 361 00:32:40,894 --> 00:32:43,897 上様に似ておる。 362 00:32:47,901 --> 00:32:52,906 この先は皆で 豊千代君を守っていこう。 363 00:32:52,906 --> 00:33:00,000 ♬~ 364 00:33:00,000 --> 00:33:10,924 ♬~ 365 00:33:10,924 --> 00:33:16,930 私は どうすればよいですか? 366 00:33:16,930 --> 00:33:26,940 ♬~ 367 00:33:26,940 --> 00:33:30,000 ♬~ 368 00:33:30,000 --> 00:33:38,952 ♬~ 369 00:33:38,952 --> 00:33:46,894 (家治)《いつか また 子を授かれたときには➡ 370 00:33:46,894 --> 00:33:50,898 「万寿」と名付けたいな》➡ 371 00:33:50,898 --> 00:33:57,905 《限りなく長く 生きてほしいのだ》➡ 372 00:33:57,905 --> 00:34:00,000 《わしは 学問所をつくることにした》➡ 373 00:34:00,000 --> 00:34:01,909 《わしは 学問所をつくることにした》➡ 374 00:34:01,909 --> 00:34:03,911 《わしらの子のためにも➡ 375 00:34:03,911 --> 00:34:08,916 この国の未来を もっと明るいものにしたいのだ》 376 00:34:08,916 --> 00:34:22,930 ♬~ 377 00:34:22,930 --> 00:34:25,933 そうですね…。 378 00:34:27,935 --> 00:34:30,000 上様。 379 00:34:30,000 --> 00:34:30,938 上様。 380 00:34:30,938 --> 00:34:42,883 ♬~ 381 00:35:05,906 --> 00:35:09,910 やはり 住み慣れたこの城が 一番ですね。 382 00:35:09,910 --> 00:35:13,847 しかし 定信さまは 大の倹約派とのお噂。 383 00:35:13,847 --> 00:35:17,851 禁欲と娯楽の抑制を 標榜されておられます。 384 00:35:17,851 --> 00:35:22,856 出版物も厳しく統制されるとか? 385 00:35:22,856 --> 00:35:26,860 自由に考えを持つことも 禁じられるんでしょう。 386 00:35:26,860 --> 00:35:29,863 ん~! 地獄ではないですか! 387 00:35:29,863 --> 00:35:30,000 そのような暮らしで 何をよすがにすればよい…。 388 00:35:30,000 --> 00:35:34,868 そのような暮らしで 何をよすがにすればよい…。 389 00:35:49,883 --> 00:35:52,886 お品の方さま…。 390 00:35:52,886 --> 00:35:54,888 どうして…。 391 00:35:56,890 --> 00:35:59,893 松島殿の計らいにより➡ 392 00:35:59,893 --> 00:36:00,000 私の付き人として 戻ってきたのです。 393 00:36:00,000 --> 00:36:03,897 私の付き人として 戻ってきたのです。 394 00:36:06,900 --> 00:36:09,903 余計なまねを。 395 00:36:14,842 --> 00:36:19,847 私から 皆に 伝えたきことがございます。 396 00:36:25,853 --> 00:36:30,000 家治公が身まかられ 変わりゆく日々に➡ 397 00:36:30,000 --> 00:36:30,858 家治公が身まかられ 変わりゆく日々に➡ 398 00:36:30,858 --> 00:36:34,862 皆も さぞかし不安な思いで いることでしょう。 399 00:36:41,869 --> 00:36:48,876 家治公は生前 この国を もっと豊かにしたいと仰せでした。 400 00:36:48,876 --> 00:36:53,881 そのために 民の力を信じ➡ 401 00:36:53,881 --> 00:36:57,885 日本各地に 学問所をおつくりになったのです。 402 00:37:00,888 --> 00:37:06,894 いずれ その成果が きっと 実を結ぶときが来るでしょう。 403 00:37:06,894 --> 00:37:11,899 ですから どうか 心を強くお持ちください。 404 00:37:14,835 --> 00:37:16,837 大丈夫。 405 00:37:16,837 --> 00:37:21,842 この先 何があろうと 皆のことは➡ 406 00:37:21,842 --> 00:37:28,849 大御台と相成った私が この身をもって守ります。 407 00:37:28,849 --> 00:37:30,000 はい。 408 00:37:30,000 --> 00:37:30,851 はい。 409 00:37:36,857 --> 00:37:39,860 ついてまいります。 410 00:37:39,860 --> 00:37:48,869 ♬~ 411 00:37:48,869 --> 00:37:51,872 (源内)浅間山の大噴火から5年! 412 00:37:51,872 --> 00:37:54,875 ついに 誰もが作れる サツマイモの栽培方法を➡ 413 00:37:54,875 --> 00:37:56,877 編み出したぞ! (民)これは すごい! 414 00:37:56,877 --> 00:38:00,000 (若者たち)皆さま! お読みください! お願いします! 415 00:38:00,000 --> 00:38:01,882 (若者たち)皆さま! お読みください! お願いします! 416 00:38:01,882 --> 00:38:05,886 いき過ぎた質素倹約は 貧しい国を生むだけです! 417 00:38:05,886 --> 00:38:07,888 (若者)松平 定信さまの 治世が続けば➡ 418 00:38:07,888 --> 00:38:10,891 われらは ますます貧しくなるでしょう! 419 00:38:10,891 --> 00:38:13,827 (若者)今こそ 皆で声を上げるのです! 420 00:38:13,827 --> 00:38:17,831 (源内)「白河の 清きに魚もすみかねて➡ 421 00:38:17,831 --> 00:38:20,834 もとの濁りの田沼 恋しき」 422 00:38:20,834 --> 00:38:23,837 ハハッ。 423 00:38:23,837 --> 00:38:27,841 お前さんたち どこのもんだい? 424 00:38:27,841 --> 00:38:30,000 十代将軍 家治公が おつくりになった➡ 425 00:38:30,000 --> 00:38:30,844 十代将軍 家治公が おつくりになった➡ 426 00:38:30,844 --> 00:38:32,846 学問所で学びし者です。 427 00:38:32,846 --> 00:38:35,849 そうか。 428 00:38:35,849 --> 00:38:38,852 配れ! 配れ 配れ! 429 00:38:38,852 --> 00:38:40,854 (若者たち)はい! 430 00:38:40,854 --> 00:38:45,859 城下では 定信さまの罷免を求める声が➡ 431 00:38:45,859 --> 00:38:50,864 次第に 大きくなっているそうですね。 432 00:38:50,864 --> 00:38:54,868 いき過ぎた質素倹約は 町に銭が回らなくなり➡ 433 00:38:54,868 --> 00:38:57,871 不景気に陥る。 434 00:38:57,871 --> 00:39:00,000 吉宗公の政の際 そのことに気付かれた田沼殿は➡ 435 00:39:00,000 --> 00:39:02,876 吉宗公の政の際 そのことに気付かれた田沼殿は➡ 436 00:39:02,876 --> 00:39:07,881 それを変えようと 尽力されておりました。 437 00:39:07,881 --> 00:39:11,885 民も そのことに 気付き始めたのでしょう。 438 00:39:15,822 --> 00:39:20,827 私どもからも そなたの罷免を求める意見書を➡ 439 00:39:20,827 --> 00:39:24,831 御三家 御三卿の皆さまに提出し➡ 440 00:39:24,831 --> 00:39:29,837 本日 お聞き届けいただけることに➡ 441 00:39:29,837 --> 00:39:30,000 相成りました。 442 00:39:30,000 --> 00:39:31,839 相成りました。 443 00:39:31,839 --> 00:39:35,843 まさか… そのようなことできるはずが…。 444 00:39:35,843 --> 00:39:39,847 大奥のおなごたちの声を 侮らないでいただきたい! 445 00:39:39,847 --> 00:39:44,852 将軍家を 誰よりも近くでお支えし➡ 446 00:39:44,852 --> 00:39:47,855 同じ時を過ごす家族なのですから。 447 00:39:51,859 --> 00:39:55,863 そなたには➡ 448 00:39:55,863 --> 00:39:58,866 この城から 出ていっていただきます。 449 00:40:07,875 --> 00:40:11,879 ハハハハ…。 450 00:40:11,879 --> 00:40:14,815 ハハハハ…。 451 00:40:16,817 --> 00:40:21,822 ハハハハ…! 452 00:40:23,824 --> 00:40:26,827 倫子殿から…。 453 00:40:29,830 --> 00:40:30,000 引導を渡される日が来ようとは…。 454 00:40:30,000 --> 00:40:32,833 引導を渡される日が来ようとは…。 455 00:40:32,833 --> 00:40:47,848 ♬~ 456 00:40:47,848 --> 00:40:54,855 もし 私が 世継ぎに選ばれていたら…。 457 00:40:56,857 --> 00:41:00,000 もっと違う未来に なっていたのでしょうか。 458 00:41:00,000 --> 00:41:00,861 もっと違う未来に なっていたのでしょうか。 459 00:41:03,864 --> 00:41:06,867 倫子殿とも…。 460 00:41:09,870 --> 00:41:14,808 私の夫は 何があろうと➡ 461 00:41:14,808 --> 00:41:19,813 家治公 お一人です。 462 00:41:19,813 --> 00:41:30,000 ♬~ 463 00:41:30,000 --> 00:41:39,833 ♬~ 464 00:41:39,833 --> 00:41:59,853 ♬~ 465 00:41:59,853 --> 00:42:00,000 ♬~ 466 00:42:00,000 --> 00:42:02,856 ♬~ 467 00:42:04,858 --> 00:42:07,861 <(お品)お待ちください! <(足音) 468 00:42:11,865 --> 00:42:14,801 母上! 469 00:42:14,801 --> 00:42:16,803 万寿。 470 00:42:16,803 --> 00:42:30,000 ♬~ 471 00:42:30,000 --> 00:42:34,821 ♬~ 472 00:42:34,821 --> 00:42:37,824 [そして 時は巡り…] 473 00:42:41,495 --> 00:42:45,832 [家治公の養子として迎えられた 豊千代君が➡ 474 00:42:45,832 --> 00:42:48,836 晴れて 元服を済まされ➡ 475 00:42:48,836 --> 00:42:55,843 十一代将軍 徳川 家斉さまと おなりあそばされたのでした] 476 00:42:55,843 --> 00:43:00,000 ♬~ 477 00:43:00,000 --> 00:43:02,850 ♬~ 478 00:43:02,850 --> 00:43:06,854 うららかな春の日に ございますね。 479 00:43:06,854 --> 00:43:09,857 はい。 480 00:43:09,857 --> 00:43:11,859 心行くまで➡ 481 00:43:11,859 --> 00:43:17,798 めおとの時を お過ごしくださいませ。 482 00:43:17,798 --> 00:43:19,800 はい。 483 00:43:19,800 --> 00:43:21,802 ありがとう存じます。 484 00:43:21,802 --> 00:43:30,000 ♬~ 485 00:43:30,000 --> 00:43:38,819 ♬~ 486 00:43:38,819 --> 00:43:41,822 《家治さま》 487 00:43:41,822 --> 00:43:44,825 《あなたさまがいなくなって➡ 488 00:43:44,825 --> 00:43:47,828 15回目の春が やってまいりました》 489 00:43:50,831 --> 00:43:55,836 《嫁いだ頃のあなたさまは 冷たい目で➡ 490 00:43:55,836 --> 00:43:59,840 何を考えておられるのか さっぱり分からず➡ 491 00:43:59,840 --> 00:44:00,000 私は 怖いとすら感じておりました》 492 00:44:00,000 --> 00:44:04,845 私は 怖いとすら感じておりました》 493 00:44:07,848 --> 00:44:12,853 《されど 同じ時を過ごすうちに➡ 494 00:44:12,853 --> 00:44:19,860 誰よりも愛情深く 純粋で そして➡ 495 00:44:19,860 --> 00:44:22,863 ちょっぴり不器用なお方だと 知りました》 496 00:44:25,866 --> 00:44:27,868 《今 あなたさまは➡ 497 00:44:27,868 --> 00:44:30,000 体も 地位も 富も 力も 持ち合わせぬお姿となりました》 498 00:44:30,000 --> 00:44:36,877 体も 地位も 富も 力も 持ち合わせぬお姿となりました》 499 00:44:40,881 --> 00:44:44,885 《それでも 私は➡ 500 00:44:44,885 --> 00:44:48,889 一番に あなたさまに会いたいと 願うのです》 501 00:44:53,894 --> 00:44:57,898 《2人で紡いだ この愛があれば➡ 502 00:44:57,898 --> 00:45:00,000 この先も私は 前へ前へと 歩んでゆきます》 503 00:45:00,000 --> 00:45:04,905 この先も私は 前へ前へと 歩んでゆきます》 504 00:45:08,909 --> 00:45:18,852 《明日 私たちの娘 万寿姫が 婚儀の時を迎えます》 505 00:45:38,872 --> 00:45:41,875 [この後 FODでは 大奥の裏側で➡ 506 00:45:41,875 --> 00:45:44,878 松平 定信の画策と人生が 明らかになる➡ 507 00:45:44,878 --> 00:45:48,882 もう一つの物語を 本日より 独占配信スタート] 508 00:45:48,882 --> 00:45:51,885 [本編に隠された 数々の伏線と あわせてお楽しみください]