1 00:00:02,604 --> 00:00:05,104 ≫ブラウンのカカオ風味の ソースだけじゃなくて 2 00:00:05,874 --> 00:00:08,374 ホワイトのほうもあるから またいいんですよね。 3 00:00:09,344 --> 00:00:11,844 チョコだけじゃない感じが。 ≫私、よくわかった。 4 00:00:11,947 --> 00:00:14,447 やっぱり、甘いのと こういう、しょっぱいって 5 00:00:14,516 --> 00:00:17,016 意外とマッチするんですね。 6 00:00:18,203 --> 00:00:20,703 ≫スイカに塩かけるとか そういう感じ…。 7 00:00:33,352 --> 00:00:35,003 (鈴の音) 8 00:00:35,003 --> 00:00:40,008 ≪(お鈴番)上様 おなりー。 9 00:00:40,008 --> 00:00:56,341 ♬~ 10 00:00:56,341 --> 00:01:05,334 ♬~ 11 00:01:05,334 --> 00:01:07,669 (音羽)<元禄元年。➡ 12 00:01:07,669 --> 00:01:13,008 時は 五代将軍 綱吉公の み世にございました> 13 00:01:13,008 --> 00:01:16,345 (女中たち)♬「わっしょい わっしょい 五穀豊穣」➡ 14 00:01:16,345 --> 00:01:19,998 ♬「わっしょい わっしょい 栄耀栄華」 15 00:01:19,998 --> 00:01:27,005 <先代 家綱公 甲府宰相 綱重公の 思いがけぬ ご逝去により➡ 16 00:01:27,005 --> 00:01:32,344 突然の 将軍職就任という 光栄に浴された 上様は➡ 17 00:01:32,344 --> 00:01:36,331 ご生母 桂昌院様と共に➡ 18 00:01:36,331 --> 00:01:39,334 浮かれ立つような 日々の享楽に おぼれ➡ 19 00:01:39,334 --> 00:01:45,674 大奥は 長い江戸期を通じて 最も 華やいだ➡ 20 00:01:45,674 --> 00:01:50,974 絢爛たる退廃のうちに あったのでございます> 21 00:02:08,347 --> 00:02:10,332 (美吉野)ご覧なさいませ。 22 00:02:10,332 --> 00:02:14,670 お伝の方様と 上様の 仲のおよろしいこと。 23 00:02:14,670 --> 00:02:18,006 (秀尾)ほんにのう。 (葛原)お伝の方様は➡ 24 00:02:18,006 --> 00:02:21,009 桂昌院様の お覚えも めでたくてあらせられる。➡ 25 00:02:21,009 --> 00:02:25,013 桂昌院様にとっては 大事な 大事な 上様の➡ 26 00:02:25,013 --> 00:02:27,332 お世継ぎを お産みなされた お腹様じゃ。 27 00:02:27,332 --> 00:02:32,004 自然 ほかの ご側室とは 扱いも違うてまいりましょう。 28 00:02:32,004 --> 00:02:35,674 (秀尾)哀れなのは ご正室の 信子様じゃ。 29 00:02:35,674 --> 00:02:40,345 上様にも桂昌院様にも 顧みられず あれでは まるで置物。 30 00:02:40,345 --> 00:02:42,681 今に始まったことではない。 31 00:02:42,681 --> 00:02:47,002 将軍家の御台所といえば 家柄がよいだけの置物➡ 32 00:02:47,002 --> 00:02:50,022 飾り物と 昔から 決まっています。 33 00:02:50,022 --> 00:02:54,343 とは申せ ご側室の お伝の方様は もとはと言えば➡ 34 00:02:54,343 --> 00:02:57,029 素性 卑しき 黒鍬者の娘。➡ 35 00:02:57,029 --> 00:02:59,348 お屋敷の下働きだった お方にございましょう? 36 00:02:59,348 --> 00:03:04,002 (葛原)桂昌院様も それは同じじゃ。 お忘れか? 37 00:03:04,002 --> 00:03:06,338 あのお方が 「お玉」と呼ばれ➡ 38 00:03:06,338 --> 00:03:11,677 人に小突かれ こき使われていた 昔があったこと。 39 00:03:11,677 --> 00:03:18,977 (祈とう) 40 00:03:25,340 --> 00:03:29,344 (隆光)お告げが 出ましてございます。➡ 41 00:03:29,344 --> 00:03:34,333 大変 不吉な運気が 漂うておりまする。➡ 42 00:03:34,333 --> 00:03:36,668 あるいは 今日という日が➡ 43 00:03:36,668 --> 00:03:41,268 加持ご祈とうに ふさわしからぬ 日であったやもしれませぬ。 44 00:03:44,343 --> 00:03:46,943 今日のところは これにて。 45 00:03:48,680 --> 00:04:01,280 (桂昌院)隆光殿。 何が見えたのか 言うてくだされ。 46 00:04:09,000 --> 00:04:14,673 初めに申し上げておきますが 悪い運気というものは➡ 47 00:04:14,673 --> 00:04:20,679 その後の ご精進 努力によって 取り除くことができまする。 48 00:04:20,679 --> 00:04:27,002 ご承知おきの上 お心を静かに お聞きくだされ。 49 00:04:27,002 --> 00:04:29,302 分かりました。 50 00:04:33,341 --> 00:04:39,681 お世継ぎに 死の影が 表れておりまする。 51 00:04:39,681 --> 00:04:41,981 徳松君にか!? 52 00:04:51,676 --> 00:05:04,339 ♬~ 53 00:05:04,339 --> 00:05:06,939 (柳沢)結構な お点前で ございます。 54 00:05:10,011 --> 00:05:17,352 上様のことで ひとつ そなたに 頼みたい儀があるのです。 55 00:05:17,352 --> 00:05:20,338 何なりと お申しつけください。 56 00:05:20,338 --> 00:05:24,009 前々から 思うていたことじゃが➡ 57 00:05:24,009 --> 00:05:33,309 上様のお世継ぎが 徳松君お一人 というのは 何とも 心もとない。 58 00:05:36,004 --> 00:05:44,029 それは 確かに。 ふふ。 何が 「それは確かに」じゃ。 59 00:05:44,029 --> 00:05:49,000 そなた 信子のところにも お伝のところにも➡ 60 00:05:49,000 --> 00:05:54,005 両方に出入りして 機嫌を 取り結んでいるのであろう? 61 00:05:54,005 --> 00:05:59,344 ふふふ。 口と腹とは つながっていまい。 62 00:05:59,344 --> 00:06:05,000 (柳沢)桂昌院様には 何もかも お見通しにございますな。 63 00:06:05,000 --> 00:06:08,019 (桂昌院)上様も お優しい お方故➡ 64 00:06:08,019 --> 00:06:11,006 お側近く仕える 女子たちとは➡ 65 00:06:11,006 --> 00:06:14,676 いつも 仲ようは なされておられる。 66 00:06:14,676 --> 00:06:19,014 じゃが 肝心の閨のこととなると➡ 67 00:06:19,014 --> 00:06:24,669 このところ いずれの方にも お渡りがない。 68 00:06:24,669 --> 00:06:30,342 近頃は 奥の女子には飽きたなどと 仰せになる。 69 00:06:30,342 --> 00:06:33,361 そのお気持ちは 分かります。 70 00:06:33,361 --> 00:06:39,361 花園に 日々 暮らしておれば 花に飽きるのも 無理からぬこと。 71 00:06:41,002 --> 00:06:46,002 何か 手はないのか? 吉保。 72 00:06:48,343 --> 00:06:53,943 私に お任せくださりませ。 一計をひねり出して進ぜましょう。 73 00:06:57,002 --> 00:07:02,602 ほんに そなたは頼りになる。 74 00:07:11,333 --> 00:07:14,002 (安子)鬼は 外! (家人たち)鬼は 外! 75 00:07:14,002 --> 00:07:19,007 <この頃 上様が まだ 館林藩主であった時からの➡ 76 00:07:19,007 --> 00:07:23,011 ご重臣であった 牧野成貞様は➡ 77 00:07:23,011 --> 00:07:27,332 血生臭い ご権勢の争いなど 知らぬ顔に➡ 78 00:07:27,332 --> 00:07:33,004 家族水入らずの 穏やかな一日を 過ごしておられました> 79 00:07:33,004 --> 00:07:37,008 (安子)鬼は 外! (家人たち)鬼は 外! 80 00:07:37,008 --> 00:07:40,345 (安子)福は 内! (家人たち)福は 内! 81 00:07:40,345 --> 00:07:42,013 (安子)鬼は 外! 82 00:07:42,013 --> 00:07:46,334 (成貞)ほうれ! ほうれ! 鬼は ここじゃぞー! 83 00:07:46,334 --> 00:07:48,336 (安子)出ていきなされ。 鬼は外じゃ。 84 00:07:48,336 --> 00:07:53,024 (成貞)これは したり。 やや。 恐ろしや 恐ろしや。➡ 85 00:07:53,024 --> 00:07:56,011 ああーっ! (安子)父上!?➡ 86 00:07:56,011 --> 00:07:57,679 いかがなされました!? (成貞)痛い 痛い 痛い 痛い…。 87 00:07:57,679 --> 00:07:59,681 (阿久里)余り はしゃがれるからじゃ。➡ 88 00:07:59,681 --> 00:08:01,333 おけい。 (おけい)はい。 89 00:08:01,333 --> 00:08:03,335 早う 殿に こう薬を。 (おけい)はい。 90 00:08:03,335 --> 00:08:05,670 痛てててて。 よいよい。 これぐらい たいしたことはない。 91 00:08:05,670 --> 00:08:08,006 (阿久里)もうーっ。 ほんに 粗こつな。 92 00:08:08,006 --> 00:08:13,011 明日は 上様の御前で お能を舞われるのでしょう? 93 00:08:13,011 --> 00:08:16,014 まあ 上様の御前で? ああ。 94 00:08:16,014 --> 00:08:19,334 足を出してください。 よいと申すに。 95 00:08:19,334 --> 00:08:22,003 早う 足を。 あっ 痛い 痛い 痛い… 痛い! 96 00:08:22,003 --> 00:08:24,005 (成住)義父上。 大丈夫でございますか? 97 00:08:24,005 --> 00:08:28,009 ああ。 成住。 見てみろ。 98 00:08:28,009 --> 00:08:30,679 女房ものう こう古くなると➡ 99 00:08:30,679 --> 00:08:32,998 亭主の扱いが ぞんざいになって 困る。 100 00:08:32,998 --> 00:08:34,666 (成住と成貞の笑い声) 101 00:08:34,666 --> 00:08:37,686 (成貞)もそっと 優しくできぬか。 これで十分です。 102 00:08:37,686 --> 00:08:39,337 あっ 痛い 痛い 痛い 痛い! (一同の笑い声) 103 00:08:39,337 --> 00:08:45,010 <人の運命とは 何と はかない ものでございましょうか。➡ 104 00:08:45,010 --> 00:08:49,347 この ご家族の 一点の曇りもない 幸せも➡ 105 00:08:49,347 --> 00:08:53,001 一人娘の安子様の この笑顔も➡ 106 00:08:53,001 --> 00:09:00,342 江戸城 大奥の 謀を前にした 風前の灯火にございました> 107 00:09:00,342 --> 00:09:06,681 ♬~ (テーマ曲) 108 00:09:06,681 --> 00:09:26,668 ♬~ 109 00:09:26,668 --> 00:09:46,671 ♬~ 110 00:09:46,671 --> 00:10:00,668 ♬~ 111 00:10:00,668 --> 00:10:02,268 (成貞)うっ。 112 00:10:10,695 --> 00:10:12,347 (成貞)ああ…。 113 00:10:12,347 --> 00:10:18,336 ♬(謡曲) 114 00:10:18,336 --> 00:10:21,005 (成貞)申し訳ございませんでした。 115 00:10:21,005 --> 00:10:25,009 (桂昌院)いかがされました? (綱吉)いかがした 成貞? 116 00:10:25,009 --> 00:10:34,686 (成貞)はっ。 実は ゆうべ 足をくじきまして。 117 00:10:34,686 --> 00:10:41,693 この老体には 「忠度」は いささか 荷が重うございました。 118 00:10:41,693 --> 00:10:47,993 面目次第もございません。 どうか ご容赦のほどを。 119 00:11:14,008 --> 00:11:16,608 (綱吉)「忠度」は こう舞うのじゃ。 120 00:11:19,681 --> 00:11:34,345 ♬(綱吉の謡) 121 00:11:34,345 --> 00:11:36,347 (感嘆の声) 122 00:11:36,347 --> 00:11:41,002 (柳沢)いや 上様の舞いは さすがに ご品格が違います。 123 00:11:41,002 --> 00:11:47,675 (綱吉)うむ。 したが 成貞も 足の痛みに耐え よう舞った。➡ 124 00:11:47,675 --> 00:11:54,275 ほんに そなたは忠義者よの。 もったいない お言葉にございます。 125 00:11:56,668 --> 00:12:00,338 (柳沢)いかがです 上様? 次なる 能の集いは➡ 126 00:12:00,338 --> 00:12:04,638 牧野様のお宅に 出向かれては? (綱吉)うむ? 127 00:12:11,015 --> 00:12:13,001 それも 面白そうじゃの。 128 00:12:13,001 --> 00:12:18,339 うむ。 次の会は そなたの屋敷にて 催そう。 129 00:12:18,339 --> 00:12:23,939 はっ。 は… ははっ。 130 00:12:33,004 --> 00:12:36,674 上様が!? 誠にございますか!? (成貞)さよう。 131 00:12:36,674 --> 00:12:43,014 上様がな この屋敷に おなりになる。 はははは。 132 00:12:43,014 --> 00:12:47,669 喜べ。 これで 我が家の運は 末広がりじゃ。 133 00:12:47,669 --> 00:12:51,673 いやぁ しかし めでたいことです。 134 00:12:51,673 --> 00:12:56,678 そうよ。 こんな ありがたいことがあるか? 135 00:12:56,678 --> 00:13:03,017 父上。 父上の 長年のご忠義を 上様が お認めくださったのです。 136 00:13:03,017 --> 00:13:10,008 ようございましたな。 安子。 よう言うてくれた。 137 00:13:10,008 --> 00:13:16,308 (成貞の笑い声) 138 00:13:26,674 --> 00:13:29,344 (安子)母上?➡ 139 00:13:29,344 --> 00:13:35,344 母上。 ああ…。 安子。 140 00:13:39,337 --> 00:13:44,676 上様の おなりのことなら ご安堵なされませ。 141 00:13:44,676 --> 00:13:50,276 父上のお覚えが めでたくてこその 思し召しにございます。 142 00:13:52,684 --> 00:14:01,676 私が 上様に最後にお会いしたのは あの方が 十二の時。 143 00:14:01,676 --> 00:14:09,667 父上との縁組みが決まって 城を出る 前の日であった。 144 00:14:09,667 --> 00:14:15,340 上様は 粘るような目で 私をご覧になり➡ 145 00:14:15,340 --> 00:14:20,678 庭先から 石を投げてこられたのじゃ。 146 00:14:20,678 --> 00:14:22,678 石を? 147 00:14:32,674 --> 00:14:38,029 (阿久里)私は 桂昌院様付きの 侍女であった故➡ 148 00:14:38,029 --> 00:14:43,334 ご幼少の頃の 上様を よう存じ上げているが➡ 149 00:14:43,334 --> 00:14:47,338 癇の強い お方であった。 150 00:14:47,338 --> 00:14:54,345 欲しいものがあれば 我慢できぬ お方での。 151 00:14:54,345 --> 00:14:57,645 何事もなく 済めばよいが。 152 00:18:27,341 --> 00:18:32,346 (柳沢)牧野様。 上様を お迎えするために➡ 153 00:18:32,346 --> 00:18:36,000 能舞台を普請なさったと 聞き及びましたが。 154 00:18:36,000 --> 00:18:40,338 (成貞)ああ。 上様を 当家に お迎えするなど➡ 155 00:18:40,338 --> 00:18:43,341 一生に 二度とない 誉れにござる故のう。 156 00:18:43,341 --> 00:18:47,345 その事で ちと 牧野様に お話がございます。 157 00:18:47,345 --> 00:18:51,332 (成貞)うん。 実は➡ 158 00:18:51,332 --> 00:18:56,337 上様に 徳松君のほか お世継ぎが お産まれにならぬ事で➡ 159 00:18:56,337 --> 00:19:00,675 桂昌院様が 頭を痛めておいでなのです。➡ 160 00:19:00,675 --> 00:19:07,348 ご存じでしたか? (成貞)ああ…。 いや。 161 00:19:07,348 --> 00:19:12,670 頼みとは それです。 当日 牧野様のお屋敷に➡ 162 00:19:12,670 --> 00:19:19,343 上様の お身の回りの世話を致す 女子を 幾人か 揃えて頂きたい。 163 00:19:19,343 --> 00:19:21,345 ああ。 164 00:19:21,345 --> 00:19:24,999 大奥での閨は 宿直など 人の目もあり 煩わしく➡ 165 00:19:24,999 --> 00:19:28,686 上様は 日頃から こぼしておいでです。 166 00:19:28,686 --> 00:19:31,672 家臣の屋敷でなら 心おきなく➡ 167 00:19:31,672 --> 00:19:34,675 羽をお伸ばしになることも できましょう。 168 00:19:34,675 --> 00:19:38,975 ああ はあ…。 あっ なるほど。 169 00:19:41,015 --> 00:20:00,668 ♬~ 170 00:20:00,668 --> 00:20:04,338 ♬~ 171 00:20:04,338 --> 00:20:20,671 ♬(謡曲) 172 00:20:20,671 --> 00:20:30,681 ♬~ 173 00:20:30,681 --> 00:20:46,281 ♬~ 174 00:20:49,350 --> 00:20:56,674 (成貞)いやぁ お見事にございます。 いやいや。 誠にもって お見事。 175 00:20:56,674 --> 00:21:00,010 (綱吉)「見事」としか 言う言葉がないのか?➡ 176 00:21:00,010 --> 00:21:04,310 そなたの世辞は 聞き飽きた。 (成貞)はっ? 177 00:21:07,001 --> 00:21:09,336 (笑い声) 178 00:21:09,336 --> 00:21:16,010 冗談じゃ。 そなたは 忠義一辺倒で 世辞も 満足に言えぬのじゃな。➡ 179 00:21:16,010 --> 00:21:22,333 なかなかに うい奴じゃ。 (成貞)申し訳ございませぬ。 180 00:21:22,333 --> 00:21:24,335 (綱吉)成貞。 (成貞)はっ。 181 00:21:24,335 --> 00:21:29,340 長年の勤め 殊勝であった。 二万石の加増を 申しつける。 182 00:21:29,340 --> 00:21:33,340 はっ? あっ いや…。 183 00:21:35,346 --> 00:21:39,946 ははっ。 ありがたき幸せにございます。 184 00:21:42,002 --> 00:21:52,602 疲れた。 わしは 少し休みたい。 はっ… あっ。 ははっ。 185 00:21:55,015 --> 00:22:01,005 安子。 上様を 奥の間へ。 はい。 186 00:22:01,005 --> 00:22:04,341 (綱吉)待て。 (成貞)はっ? 187 00:22:04,341 --> 00:22:08,012 (綱吉)案内には 阿久里に立ってもらおう。 188 00:22:08,012 --> 00:22:11,999 (成貞)はっ? (綱吉)成貞。 知ってのとおり➡ 189 00:22:11,999 --> 00:22:16,003 わしは 阿久里が そなたに 嫁ぐ前から 見知っておる。➡ 190 00:22:16,003 --> 00:22:20,007 案内は 気心が知れた者に 頼みたい。 191 00:22:20,007 --> 00:22:25,307 (成貞)は… はあ。 (阿久里)かしこまりました。 192 00:22:28,015 --> 00:22:34,615 (綱吉)手を取ってくれ。 疲れた。 あっ…。 193 00:22:41,345 --> 00:23:00,664 ♬~ 194 00:23:00,664 --> 00:23:19,667 ♬~ 195 00:23:19,667 --> 00:23:25,339 いずれも 近在の旧家の娘で ございます。➡ 196 00:23:25,339 --> 00:23:31,345 お好きな者に お着替えを 手伝わせましょう。 197 00:23:31,345 --> 00:23:37,345 (綱吉)そなたらは下がっておれ。 上様? 198 00:23:39,670 --> 00:23:44,670 阿久里。 わしは そなたと 二人きりになりたいのじゃ。 199 00:23:55,352 --> 00:24:00,652 (成貞)どうした そなたたち? 何か 粗相でもあったか? 200 00:24:02,343 --> 00:24:07,348 阿久里は?➡ 201 00:24:07,348 --> 00:24:11,648 阿久里。 (娘)なりませぬ。 202 00:24:13,337 --> 00:24:20,678 ♬~ 203 00:24:20,678 --> 00:24:38,345 ♬~ 204 00:24:38,345 --> 00:24:41,332 (阿久里)どうか ご容赦を! ご容赦を。➡ 205 00:24:41,332 --> 00:24:46,337 上様。 上様! お許しください! 206 00:24:46,337 --> 00:24:55,679 ♬~ 207 00:24:55,679 --> 00:25:08,342 ♬~ 208 00:25:08,342 --> 00:25:10,344 (安子)父上。 209 00:25:10,344 --> 00:25:27,644 ♬~ 210 00:25:29,346 --> 00:25:36,670 (成貞)上様。 先日は 当家へお出ましになり➡ 211 00:25:36,670 --> 00:25:43,344 誠に ありがたく 恐悦至極に存じ奉ります。 212 00:25:43,344 --> 00:25:46,644 (綱吉)うむ。 わしも満足しておる。 213 00:25:52,686 --> 00:25:58,286 (綱吉)その方の 心尽くしの もてなし 格別であった。 214 00:26:00,344 --> 00:26:09,336 七日後 また参るが よいか? よいか? 成貞。 215 00:26:09,336 --> 00:26:13,674 はっ…。 は… ははっ。 216 00:26:13,674 --> 00:26:33,677 ♬~ 217 00:26:33,677 --> 00:26:51,678 ♬~ 218 00:26:51,678 --> 00:26:57,668 <悪夢は 一度ならず 二度 三度 四度と➡ 219 00:26:57,668 --> 00:27:02,668 季節の変わる頃を過ぎても 繰り返されたのでございます> 220 00:27:09,012 --> 00:27:14,668 <その間にも 江戸城 大奥には 上様を取り巻いて➡ 221 00:27:14,668 --> 00:27:18,672 さまざまな思惑が 入り乱れておりました> 222 00:27:18,672 --> 00:27:23,677 (信子)それでは 来る月 京の帝の お使いとして➡ 223 00:27:23,677 --> 00:27:29,333 常磐井のお局さんが 江戸まで お見えにならしゃるのですね? 224 00:27:29,333 --> 00:27:31,668 (使者)さようにござります。 225 00:27:31,668 --> 00:27:38,025 (信子)見目麗しく 天下随一のご才女と お噂の高い➡ 226 00:27:38,025 --> 00:27:45,666 常磐井のお局さん。 是非にも お会いしたいものじゃ。 227 00:27:45,666 --> 00:27:52,005 ここ大奥は お伝なる お末あがりの側室をはじめ➡ 228 00:27:52,005 --> 00:28:00,347 血筋卑しく 教養も足りぬ者たちが 幅を利かせております故。 229 00:28:00,347 --> 00:28:10,347 ♬~ 230 00:32:01,338 --> 00:32:06,009 (女中)染子様。 (女中たちの歓声) 231 00:32:06,009 --> 00:32:11,009 (染子の笑い声) 232 00:32:13,333 --> 00:32:20,006 (染子)おちよの番ですよ。 さあ 思い切って振ってください。 233 00:32:20,006 --> 00:32:23,009 誰の手じゃ? 殿? 234 00:32:23,009 --> 00:32:26,012 殿にござりまするか? (柳沢)今 帰った。 235 00:32:26,012 --> 00:32:30,350 (染子)お早い お帰り 染子は うれしゅうございます。 236 00:32:30,350 --> 00:32:34,337 上様のお相手で いつも いつも 遅う お帰りあそばすのに。 237 00:32:34,337 --> 00:32:38,341 (柳沢)上様のお相手は 今は ほかのお方に 任せておる。➡ 238 00:32:38,341 --> 00:32:43,941 その分 わしは 暇になったのじゃ。 さようにございますか。 239 00:32:45,682 --> 00:32:49,282 我が屋敷に 上様を お招きしとうはないものじゃ。 240 00:32:51,004 --> 00:32:53,006 上様をお招きしたら➡ 241 00:32:53,006 --> 00:32:56,676 そなたを お目通りさせぬわけには いくまいからの。 242 00:32:56,676 --> 00:33:01,014 私が 上様にお目もじすると 何か 困ったことでも? 243 00:33:01,014 --> 00:33:11,341 うむ? うむ。 そうよのう。 困る。 大いに困る。 244 00:33:11,341 --> 00:33:16,012 (笑い声) 245 00:33:16,012 --> 00:33:36,016 ♬~ 246 00:33:36,016 --> 00:33:44,341 ♬~ 247 00:33:44,341 --> 00:33:51,681 (成貞)では これより 上様は 暫時 ご休息をあそばされる。➡ 248 00:33:51,681 --> 00:33:53,681 阿久里。 249 00:33:55,335 --> 00:33:57,635 (綱吉)待て。 250 00:34:01,341 --> 00:34:03,641 今日は もう帰る。 251 00:34:09,332 --> 00:34:11,332 (近侍)はっ。 252 00:34:13,003 --> 00:34:15,603 (綱吉)阿久里には これを遣わす。 253 00:34:19,009 --> 00:34:31,009 白銀百枚 色羽二重五十巻じゃ。 はっ。 ははっ。 254 00:34:39,696 --> 00:34:51,296 ♬~ 255 00:35:20,337 --> 00:35:22,689 (成貞)先日は 当家へのお出まし➡ 256 00:35:22,689 --> 00:35:27,010 また 妻 阿久里への 格別の思し召し➡ 257 00:35:27,010 --> 00:35:33,333 誠にありがたく 恐悦至極に存じ奉ります。 258 00:35:33,333 --> 00:35:36,686 (綱吉)阿久里には ようしてもろうた。➡ 259 00:35:36,686 --> 00:35:41,675 わしが 礼を言うていたと 改めて 申し伝えておけ。 260 00:35:41,675 --> 00:35:43,677 はっ。 261 00:35:43,677 --> 00:35:50,277 そなたは 果報者よ。 よき妻と娘に 恵まれて。 262 00:35:54,004 --> 00:35:59,604 安子は 阿久里に似て 見目麗しいのう。 263 00:36:03,346 --> 00:36:07,946 見目麗しく 優しい。 264 00:36:12,355 --> 00:36:18,655 成貞。 わしのもとに 安子を遣わさぬか? 265 00:36:20,347 --> 00:36:28,347 や… 安子をでございますか!? (綱吉)うむ。 266 00:36:31,675 --> 00:36:39,332 上様。 安子には 夫がございます。 267 00:36:39,332 --> 00:36:46,006 成住という婿が。 (綱吉)離縁させればよい。➡ 268 00:36:46,006 --> 00:36:53,346 なるほど 一人娘を差し出すのは そなたも惜しかろう。➡ 269 00:36:53,346 --> 00:37:01,338 が 安子は まだ若い。 一介の側役の 娘であるよりは➡ 270 00:37:01,338 --> 00:37:06,676 わしの側室になったほうが さきざき 幸せというものじゃ。➡ 271 00:37:06,676 --> 00:37:09,676 そなたの家も 栄える。 272 00:37:12,666 --> 00:37:21,007 上様。 そ… そればかりは。 273 00:37:21,007 --> 00:37:23,343 (扇子で たたく音) 274 00:37:23,343 --> 00:37:25,343 何と申した? 275 00:37:27,347 --> 00:37:34,337 (綱吉)よう聞き取れなんだが まさか 家臣の分際で➡ 276 00:37:34,337 --> 00:37:37,937 主君に 口答え致すつもりでは あるまいの? 277 00:37:40,360 --> 00:37:47,660 下総関宿 五万三千石の命運は そちの返答次第に懸かっておる。 278 00:37:57,360 --> 00:38:05,960 いえ。 まさか 口答えなど。 279 00:38:20,667 --> 00:38:29,267 (成貞)近いうちに 城から 迎えが参る。 支度を致しておけ。 280 00:38:31,344 --> 00:38:34,347 (成住)義父上! (安子)成住様! 281 00:38:34,347 --> 00:38:37,000 安子を差し出すおつもりですか!? 282 00:38:37,000 --> 00:38:43,022 上様のお申しつけじゃ。 逆らえぬ。 なぜ 逆らえぬのです! 283 00:38:43,022 --> 00:38:48,344 上様は ご気性の激しい 怖い お方じゃ。 284 00:38:48,344 --> 00:38:52,332 逆ろうたら どうなるか分からん。 285 00:38:52,332 --> 00:38:54,684 家を守るためには これしかないのじゃ! 286 00:38:54,684 --> 00:39:00,284 家など失うても 私は 安子を取られたくはありませぬ! 287 00:39:02,008 --> 00:39:07,013 義父上。 義父上は それでも 人の親ですか!? 288 00:39:07,013 --> 00:39:13,013 娘を慰みものにされても かまわぬと 仰せにございますか!? 289 00:39:15,338 --> 00:39:23,680 安子は…。 安子は わたしの妻です。 290 00:39:23,680 --> 00:39:28,334 今生を添い遂げると 誓い合うた 女房にございます。 291 00:39:28,334 --> 00:39:35,341 命に代えても 安子だけは渡しませぬ。 292 00:39:35,341 --> 00:39:37,360 成住様。 293 00:39:37,360 --> 00:39:42,960 何を言うても もう遅いのじゃ。 294 00:39:46,336 --> 00:39:48,004 ≪(おけい)殿様!➡ 295 00:39:48,004 --> 00:39:53,304 お… 奥方様が! えっ? 296 00:43:45,341 --> 00:43:55,668 ♬~ 297 00:43:55,668 --> 00:44:12,018 ♬~ 298 00:44:12,018 --> 00:44:17,618 阿久里。 許せよ。 299 00:44:21,677 --> 00:44:30,977 わしが悪かった。 阿久里! 300 00:44:39,011 --> 00:44:42,611 (安子)成住様!? 何をなさいます!? (成住)腹を切る! 301 00:44:44,333 --> 00:44:47,003 上様に ご翻意を促すためじゃ。 302 00:44:47,003 --> 00:44:51,340 安子。 そなたの体には 指一本 触れさせぬ。 303 00:44:51,340 --> 00:44:54,360 (安子)おやめください! 止めるな 安子! 304 00:44:54,360 --> 00:44:58,960 いいえ 止めます! あなたが死んで 何になるのです? 305 00:45:08,341 --> 00:45:11,677 上様は 欲しいものは 必ず 手に入れる お方。 306 00:45:11,677 --> 00:45:13,679 あなたが死んだら➡ 307 00:45:13,679 --> 00:45:16,679 私をお召し上げになるに 決まっています。 308 00:45:18,668 --> 00:45:29,345 では どうすればよい? どうすれば…。 309 00:45:29,345 --> 00:45:35,668 ♬~ 310 00:45:35,668 --> 00:45:55,671 ♬~ 311 00:45:55,671 --> 00:46:10,670 ♬~ 312 00:46:10,670 --> 00:46:13,270 母上。 313 00:46:21,347 --> 00:46:23,647 おかわいそうに。 314 00:46:27,353 --> 00:46:36,679 (泣き声) 315 00:46:36,679 --> 00:46:52,679 ♬~ 316 00:47:15,668 --> 00:47:19,668 母上を このまま 死なせは致しませぬ。 317 00:47:22,692 --> 00:47:30,333 この敵は きっと 安子が 取って差し上げまする。 318 00:47:30,333 --> 00:47:46,332 ♬~ 319 00:47:46,332 --> 00:48:06,335 ♬~ 320 00:48:06,335 --> 00:48:17,935 父上。 成住様。 321 00:48:25,338 --> 00:48:28,341 いってまいります。 322 00:48:28,341 --> 00:48:30,676 (侍)出立。 323 00:48:30,676 --> 00:48:45,674 ♬~ 324 00:48:45,674 --> 00:49:05,678 ♬~ 325 00:49:05,678 --> 00:49:19,675 ♬~ 326 00:49:19,675 --> 00:49:26,999 (安子)お側用人 牧野成貞の娘 安子と申します。 327 00:49:26,999 --> 00:49:33,672 大奥のしきたり 習わしなど 存じ上げぬ事が 多うございます。 328 00:49:33,672 --> 00:49:39,672 ご指南のほど 何卒 よろしくお願い申し上げまする。 329 00:49:45,668 --> 00:49:58,681 ♬~ 330 00:49:58,681 --> 00:50:02,334 (お伝)人妻を わざわざ召し上げて 側室にするとは➡ 331 00:50:02,334 --> 00:50:05,337 上様も 物好きな お方にございます。 332 00:50:05,337 --> 00:50:07,339 (桂昌院の笑い声) 333 00:50:07,339 --> 00:50:11,360 (桂昌院)悋気は お体に 悪うございますよ。 お伝殿。➡ 334 00:50:11,360 --> 00:50:17,333 何と言うても そなたは 天下に ただ一人の お世継ぎのお母上。➡ 335 00:50:17,333 --> 00:50:24,633 どなたが来ようと そのお立場は 毛筋ほども揺るぎは致しませぬ。 336 00:50:27,343 --> 00:50:30,943 (お伝)悋気というほどのことでは ございませぬが。 337 00:50:36,001 --> 00:50:42,007 にしても あの安子とやら➡ 338 00:50:42,007 --> 00:50:46,679 母親が 自害して 間もないというに➡ 339 00:50:46,679 --> 00:50:52,679 奥に来て あの落ち着きぶりは いささか妙じゃ。 340 00:50:55,671 --> 00:51:02,678 あの女子には 気をつけねばなりますまい。 341 00:51:02,678 --> 00:51:18,678 ♬~ 342 00:51:20,679 --> 00:51:24,679 (小山)それでは 上様を お待ちくださいませ。 343 00:51:49,358 --> 00:51:54,658 (鈴の音) 344 00:51:57,333 --> 00:52:16,669 ♬~ 345 00:52:16,669 --> 00:52:36,672 ♬~ 346 00:52:36,672 --> 00:52:47,666 ♬~ 347 00:52:47,666 --> 00:53:04,333 ♬~ 348 00:53:04,333 --> 00:53:10,673 <その時 安子様は まだ お気づきではなかったのです。➡ 349 00:53:10,673 --> 00:53:13,342 敵は 一人ではないこと➡ 350 00:53:13,342 --> 00:53:19,942 この大奥という 伏魔殿には 数知れぬ敵が 控えていることを> 351 00:53:23,669 --> 00:53:32,678 ♬『修羅場』 352 00:53:32,678 --> 00:53:52,665 ♬~ 353 00:53:52,665 --> 00:54:12,685 ♬~ 354 00:54:12,685 --> 00:54:32,671 ♬~ 355 00:54:32,671 --> 00:54:52,674 ♬~ 356 00:54:52,674 --> 00:55:12,678 ♬~ 357 00:55:12,678 --> 00:55:27,678 ♬~ 358 00:55:37,903 --> 00:55:40,405 ◆さあ、 359 00:55:40,405 --> 00:55:42,608 ここからは、「ゆうがたLIVE  ワンダー」です。 360 00:55:42,608 --> 00:55:44,943 まずはお天気情報から、 361 00:55:44,943 --> 00:55:48,280 片平さん。 週末はかなり 362 00:55:48,280 --> 00:55:52,835 冷えこむみたいですね。 363 00:55:54,386 --> 00:55:56,572 ◆大寒波襲来となりそうなんです ね。 364 00:55:56,572 --> 00:55:59,107 この間、何日か前も