1 00:00:06,589 --> 00:00:09,089 ≫お餅とアイスを 一緒に食べる感覚。 2 00:00:09,325 --> 00:00:11,825 ≫ミタパンからいく? ミタパンが異様な興奮具合。 3 00:00:14,481 --> 00:00:16,981 こんなに感情をあらわにしたの 見たことない。 4 00:00:20,353 --> 00:00:22,853 ≫いってみてください。 三田さん、食べてひと言感想。 5 00:02:04,240 --> 00:02:08,578 (染子)うれしい…。 今一度 こうして 殿に➡ 6 00:02:08,578 --> 00:02:14,250 抱かれとう ございました。 7 00:02:14,250 --> 00:02:19,572 (安子)吉里君は 上様のお子では ございません。➡ 8 00:02:19,572 --> 00:02:25,578 柳沢様に ご処分を。 ≪(中臈)申し上げます!➡ 9 00:02:25,578 --> 00:02:30,583 ただいま 染子様が お隠れになりました。 10 00:02:30,583 --> 00:02:33,183 (中臈)上様の おなりにございます。 11 00:02:39,576 --> 00:02:46,583 (柳沢)私が参りました時には 既に お命を絶たれた後でございました。 12 00:02:46,583 --> 00:02:48,883 (綱吉)遺言は読んだ。 13 00:02:51,921 --> 00:02:57,221 (綱吉)吉里が そなたの子だと 噂する者がおるそうじゃな。 14 00:03:00,930 --> 00:03:03,230 (綱吉)吉里は 我が子じゃ。 15 00:03:08,588 --> 00:03:12,188 手厚く 弔ってやれ。 (柳沢)ははっ。 16 00:03:15,245 --> 00:03:19,933 (安子)上様。 染子様を 見舞うて差し上げても➡ 17 00:03:19,933 --> 00:03:25,233 よろしゅうございますか。 (綱吉)見舞うてやれ。 18 00:03:55,602 --> 00:03:58,902 (柳沢)ごゆるりと お別れをなさいませ。 19 00:04:02,925 --> 00:04:05,525 柳沢様。 20 00:04:07,597 --> 00:04:10,583 誠に これは ご自害にございますか。 21 00:04:10,583 --> 00:04:14,183 上様に 申し述べたとおりに ございます。 22 00:04:16,923 --> 00:04:22,223 あなた様が仰せなら そうなのでございましょう。 23 00:04:27,250 --> 00:04:33,589 染子様の お気持ちを どこの どなたよりも➡ 24 00:04:33,589 --> 00:04:36,189 あなた様が よう ご存じのはずじゃ。 25 00:04:37,910 --> 00:04:44,250 私は 一度 ご忠告を申し上げました。 26 00:04:44,250 --> 00:04:47,850 いらぬ ご詮索は おやめくださいませ。 27 00:04:52,258 --> 00:04:55,595 大事な方の お命のためです。 28 00:04:55,595 --> 00:05:02,268 ♬~ 29 00:05:02,268 --> 00:05:16,599 ♬~ 30 00:05:16,599 --> 00:05:21,254 ♬~ (テーマ曲) 31 00:05:21,254 --> 00:05:29,579 ♬~ 32 00:05:29,579 --> 00:05:33,266 (柳沢)染子様の ご葬儀は 来る月 七日➡ 33 00:05:33,266 --> 00:05:38,254 一ツ橋の新寺院にて 執り行う事に 致したいと存じます。 34 00:05:38,254 --> 00:05:42,909 (綱吉)よい折り故 言うておく。 そちたちの中に➡ 35 00:05:42,909 --> 00:05:47,930 吉里の血筋について 疑いを 持つ者がおるようじゃ。 36 00:05:47,930 --> 00:05:54,587 そのような輩の 心ない言の葉が 染子を 自害に追い込んだこと➡ 37 00:05:54,587 --> 00:05:59,592 肝に銘じて これよりは 口を慎むように。➡ 38 00:05:59,592 --> 00:06:03,592 よいな。 (家臣たち)ははっ。 39 00:06:09,252 --> 00:06:22,248 (読経) 40 00:06:22,248 --> 00:06:30,248 (読経) 41 00:06:47,573 --> 00:06:54,263 (お伝)徳松の前です。 嘘 偽りなき誠を➡ 42 00:06:54,263 --> 00:07:00,263 お聞きしとうございます。 (安子)はい。 43 00:07:02,588 --> 00:07:08,588 (お伝)徳松を殺めたのは あなた様ですか? 44 00:07:11,914 --> 00:07:20,214 (安子)いいえ。 お方様。 誓って 私ではございません。 45 00:07:25,261 --> 00:07:30,600 (お伝)長丸君のこと もし 私が➡ 46 00:07:30,600 --> 00:07:33,586 出来心で 梅の実を お与えしたことが➡ 47 00:07:33,586 --> 00:07:38,574 お命を奪うたのなら お許しくだされ。 48 00:07:38,574 --> 00:07:41,174 私は…。 (安子)もう よいのです。 49 00:07:43,579 --> 00:07:50,253 あなた様は お子を亡くされ 十分に苦しまれた。 50 00:07:50,253 --> 00:07:54,574 私も 同じ苦しみをなめました。 51 00:07:54,574 --> 00:08:00,574 責めを負うべきは あなた様ではございませぬ。 52 00:08:04,250 --> 00:08:06,250 安子様。 53 00:08:13,926 --> 00:08:17,226 そのお言葉で 救われました。 54 00:08:19,248 --> 00:08:24,921 黒鍬者の娘と 見下されるのが悔しうて➡ 55 00:08:24,921 --> 00:08:35,581 上ばかり見て 生きて参ったが すべてを失うた今➡ 56 00:08:35,581 --> 00:08:39,602 惜しいのは 帰らぬ命だけ。➡ 57 00:08:39,602 --> 00:08:44,257 世継ぎ争いなど 男に任せておけばよい。 58 00:08:44,257 --> 00:08:52,582 人を慈しみ 子を慈しんで生きるより ほか➡ 59 00:08:52,582 --> 00:08:55,585 女子に どんな生き方があろう。 60 00:08:55,585 --> 00:09:12,185 ♬~ 61 00:13:01,247 --> 00:13:03,249 (信子)上さんとの 次のお閨に それを。➡ 62 00:13:03,249 --> 00:13:05,251 佐殿とも 話しおうたが➡ 63 00:13:05,251 --> 00:13:09,588 今 上さんに 誰より 無理なく お近づきになれるのは➡ 64 00:13:09,588 --> 00:13:16,588 そなたです。 頼れるのは そなたしかないのじゃ。 65 00:13:18,581 --> 00:13:20,881 お断りします。 66 00:13:23,252 --> 00:13:25,254 (安子)人を殺めるより先に➡ 67 00:13:25,254 --> 00:13:28,591 なすべきことが あるように思います。➡ 68 00:13:28,591 --> 00:13:31,243 まずは 上様に 心の長を打ち明け➡ 69 00:13:31,243 --> 00:13:34,914 柳沢様のこと 吉里君のこと➡ 70 00:13:34,914 --> 00:13:38,601 今一度 お考え直し頂くよう ご説得 申し上げます。 71 00:13:38,601 --> 00:13:42,588 そのような 手ぬるいことを! そなた 側室の分際で➡ 72 00:13:42,588 --> 00:13:46,188 御台所の わたしに 物申すのか! 73 00:13:48,577 --> 00:13:52,877 御台様? くっ…。 大事ない。 74 00:13:58,587 --> 00:14:04,187 佐殿。 安子殿に よう お話し申せ。 75 00:14:08,247 --> 00:14:13,919 安子様。 ここは よう お考えくだされ。 76 00:14:13,919 --> 00:14:19,909 上様の優柔不断な ご性格が 柳沢のような悪人を 跋扈させ➡ 77 00:14:19,909 --> 00:14:27,583 染子様を 死に至らしめたのです。 誰かが 太刀を振るわねば➡ 78 00:14:27,583 --> 00:14:32,583 女子が泣く世は いつまでも 終わりになりませぬ。 79 00:14:34,240 --> 00:14:38,840 ≪(大典侍)そのお役目 わたしに お任せくださいませ。 80 00:14:40,930 --> 00:14:42,930 (右衛門佐)大典侍殿。 81 00:14:45,251 --> 00:14:55,244 お話は 残らず お聞きしました。 ご安心を。 他言は致しませぬ。 82 00:14:55,244 --> 00:15:01,934 というて わたしも 殺生は嫌です。 要は 柳沢を➡ 83 00:15:01,934 --> 00:15:05,921 あの座から 引きずり下ろせば よろしいのでしょ? 84 00:15:05,921 --> 00:15:11,260 わたしが 上さんの お子を産み そのお子が お世継ぎになれば➡ 85 00:15:11,260 --> 00:15:15,581 それで 万事 治まりまする。 何を たわけたことを言わしゃる。 86 00:15:15,581 --> 00:15:20,919 いえ。 確かに 吉里君が お世継ぎでなくなれば➡ 87 00:15:20,919 --> 00:15:22,921 それに越したことはありませぬ。 88 00:15:22,921 --> 00:15:26,909 子など そう簡単に 身ごもれるものではない。 89 00:15:26,909 --> 00:15:31,914 (大典侍)月のものが止まって 三月になりまする。➡ 90 00:15:31,914 --> 00:15:37,603 それに 毎日 眠うて 眠うて。 91 00:15:37,603 --> 00:15:43,909 安子さん。 お子を身ごもると やはり 眠うなるものですか?➡ 92 00:15:43,909 --> 00:15:49,932 うふふ…。 うふふふ…。 93 00:15:49,932 --> 00:16:05,932 ♬~ 94 00:16:10,919 --> 00:16:22,915 ♬~ 95 00:16:22,915 --> 00:16:42,918 ♬~ 96 00:16:42,918 --> 00:16:47,256 ♬~ 97 00:16:47,256 --> 00:16:57,583 もう 誰にも 子など 生ませてなるものか。 98 00:16:57,583 --> 00:17:08,927 滑って転んで 腹の子もろとも 死ねばよいのじゃ。 99 00:17:08,927 --> 00:17:23,575 ♬~ 100 00:17:23,575 --> 00:17:31,583 (信子)ひゃあー! うわー! ああ 熱い! 熱い! わあー! 101 00:17:31,583 --> 00:17:35,587 (飯島)大典侍様! (浜岡)誰か! 誰か おらぬか!➡ 102 00:17:35,587 --> 00:17:38,587 火事じゃ! 火事じゃ! (飯島)大典侍様! 103 00:17:40,242 --> 00:17:45,581 (音羽)<大やけどを負われた上に 著しい ご持病の悪化もあって➡ 104 00:17:45,581 --> 00:17:51,270 御台様は 明日をも知れぬ ご容体に陥られました。➡ 105 00:17:51,270 --> 00:17:55,908 安子様は すぐに お見舞いに 出向かれたのでございます> 106 00:17:55,908 --> 00:17:59,578 (信子)うっ…。 うう…。 107 00:17:59,578 --> 00:18:01,878 御台様。 108 00:18:05,267 --> 00:18:07,920 お苦しゅうございますか? 109 00:18:07,920 --> 00:18:21,917 ♬~ 110 00:18:21,917 --> 00:18:24,937 (信子)安子殿。 111 00:18:24,937 --> 00:18:31,243 あのことは そなたが 何もせずとも➡ 112 00:18:31,243 --> 00:18:35,543 ほかにも 手立てはある。 113 00:18:38,917 --> 00:18:52,917 楽しみじゃのう。 ふふふふ…。 ふふふふ…。 ふふふふ…。 114 00:19:17,589 --> 00:19:22,589 (綱吉)誰も おらぬのか。 (信子)人払いを致しました。 115 00:19:24,263 --> 00:19:28,250 (信子)お薬を…。 (綱吉)おう 薬か。 116 00:19:28,250 --> 00:19:30,850 (信子)その 小箱の中に。 117 00:19:37,576 --> 00:19:42,915 これか? さようにございます。 118 00:19:42,915 --> 00:19:45,915 (綱吉)待て。 今 のませてやる。 119 00:20:11,577 --> 00:20:14,596 (信子の せきこみ) 120 00:20:14,596 --> 00:20:16,896 (信子)申し訳ございません。 121 00:20:21,937 --> 00:20:28,237 口移しで お願いします。 122 00:20:32,914 --> 00:20:34,914 相分かった。 123 00:20:53,251 --> 00:20:55,251 (綱吉)うっ…。 124 00:20:59,574 --> 00:21:08,917 薬と思うたか。 これは 毒じゃ。 毒をのむのじゃ! 125 00:21:08,917 --> 00:21:10,517 (綱吉の せきこみ) 126 00:21:13,588 --> 00:21:15,888 毒じゃと? 127 00:21:18,243 --> 00:21:21,843 (綱吉)誰か…。 誰かおるか…。 128 00:21:23,915 --> 00:21:32,240 (信子)ふふふふ…。 効き目が 出て参りましたなあ。 129 00:21:32,240 --> 00:21:39,581 せいぜい お苦しみになるがよい。 わたしを ないがしろにし➡ 130 00:21:39,581 --> 00:21:45,881 次々に 女子と戯れ お子を作った罰にございます。 131 00:21:51,576 --> 00:21:58,917 奥に来てからの 独り寝の日々は それは 地獄にございました。 132 00:21:58,917 --> 00:22:07,917 ほかの女子を見る 上さんの目。 特に あの安子を見る目。 133 00:22:09,578 --> 00:22:14,583 信子…。 (信子)さようでございますとも。 134 00:22:14,583 --> 00:22:19,588 長丸を殺めたのは この わたしです。 135 00:22:19,588 --> 00:22:24,910 柳沢が これを使えと 渡してくださいました故。 136 00:22:24,910 --> 00:22:28,510 (綱吉)よ… 吉保が? 137 00:22:30,599 --> 00:22:33,935 (信子)あのお方は ずっと先から➡ 138 00:22:33,935 --> 00:22:38,590 将軍の座を 狙っていたのやないですか?➡ 139 00:22:38,590 --> 00:22:45,597 おかわいそうな 上さん。 ご寛容が 仇になりましたな。 140 00:22:45,597 --> 00:22:52,897 無二の味方と思うていた お方に うまうまと してやられて。 141 00:22:54,589 --> 00:23:04,249 吉保が… 長丸を…。 わたしは もう 死にます。 142 00:23:04,249 --> 00:23:07,586 独りでは 死にとうない。 143 00:23:07,586 --> 00:23:11,886 一緒に…。 一緒に 死んでくださいませ。 144 00:23:21,249 --> 00:23:23,549 上さん? 145 00:23:28,256 --> 00:23:30,556 上さん? 146 00:23:32,260 --> 00:23:34,560 上さん? 147 00:23:42,921 --> 00:23:45,921 わたしのものや。 148 00:23:48,243 --> 00:23:55,584 ようやっと…。 ようやっと…。 149 00:23:55,584 --> 00:24:03,925 わたしのものに なってくださった。 150 00:24:03,925 --> 00:24:19,908 ♬~ 151 00:24:19,908 --> 00:24:33,922 ♬~ 152 00:24:33,922 --> 00:24:36,241 (安子)草庵殿。 153 00:24:36,241 --> 00:24:39,261 <上様のお目は 覚めることなく➡ 154 00:24:39,261 --> 00:24:46,861 生死の境を さまよう日々が 幾日も 続いたのでございます> 155 00:24:56,928 --> 00:25:00,916 ≪(音羽)成住様。 (成住)何者? 156 00:25:00,916 --> 00:25:05,516 (音羽)大奥にて 安子様に お仕えしている者でございます。 157 00:25:14,913 --> 00:25:18,583 (音羽)私は 長年 水戸の光圀公の下で➡ 158 00:25:18,583 --> 00:25:20,602 世の動きを 見て参りました。➡ 159 00:25:20,602 --> 00:25:23,255 それを あなた様に お伝え致したく。 160 00:25:23,255 --> 00:25:24,906 (成住)世の動きなど 今更…。 161 00:25:24,906 --> 00:25:30,245 (音羽)安子様のために お身を お役立て頂きたいのです。➡ 162 00:25:30,245 --> 00:25:34,599 上様が ご危篤で 明日をも知れぬ お命です。 163 00:25:34,599 --> 00:25:37,252 お亡くなりあそばした場合の お世継ぎは➡ 164 00:25:37,252 --> 00:25:40,255 染子様の お生みになられた 吉里君。 165 00:25:40,255 --> 00:25:44,242 待て。 染子様とは 柳沢の側室であろう。 166 00:25:44,242 --> 00:25:47,579 (音羽)さよう。 吉里君は 実のところ➡ 167 00:25:47,579 --> 00:25:53,602 上様の お子ではございません。 染子様は その秘密を守るために➡ 168 00:25:53,602 --> 00:25:59,240 ご自害に 追い込まれました。 いえ 恐らくは 柳沢様に…。➡ 169 00:25:59,240 --> 00:26:02,577 安子様のお子 長丸君を 殺めたのも➡ 170 00:26:02,577 --> 00:26:06,915 実は 柳沢様ではないかという 疑いがございます。 171 00:26:06,915 --> 00:26:09,918 安子の子は 健勝ではなかったのか? 172 00:26:09,918 --> 00:26:13,922 ご誕生の翌年 ご逝去あそばしてございます。 173 00:26:13,922 --> 00:26:19,911 (柳沢)⦅邪魔者は 斬って捨て 進まねばなりませぬ。➡ 174 00:26:19,911 --> 00:26:25,911 女子でも 容赦は致しませぬ。 無論 貴殿の奥方でも⦆ 175 00:26:27,919 --> 00:26:35,519 わたしは… どうすればよい? 176 00:30:33,264 --> 00:30:53,251 ♬~ 177 00:30:53,251 --> 00:31:09,918 ♬~ 178 00:31:09,918 --> 00:31:13,218 安子には 手を掛けさせぬ。 179 00:31:19,911 --> 00:31:24,582 指一本 触れさせぬ! 180 00:31:24,582 --> 00:31:30,582 ♬~ 181 00:32:01,936 --> 00:32:03,936 柳沢様。 182 00:32:05,573 --> 00:32:10,573 何か? 成住様は ご無事か? 183 00:32:13,931 --> 00:32:16,931 もしや 成住様のお身に 何か あったのでは? 184 00:32:24,575 --> 00:32:28,913 その方は 一度 死罪になった お方です。 185 00:32:28,913 --> 00:32:33,913 上様の お下知にて 命を頂戴致しました。 186 00:32:37,922 --> 00:32:54,922 ♬~ 187 00:32:54,922 --> 00:33:14,909 ♬~ 188 00:33:14,909 --> 00:33:34,929 ♬~ 189 00:33:34,929 --> 00:33:44,922 ♬~ 190 00:33:44,922 --> 00:33:47,922 安子様 いかがなされました? 191 00:33:51,929 --> 00:33:53,929 (音羽)安子様? 192 00:33:58,269 --> 00:34:01,269 (安子)成住様が 亡くなられたのです。 193 00:34:04,242 --> 00:34:06,911 (音羽)えっ? 194 00:34:06,911 --> 00:34:10,598 (安子)私の浅知恵で 上様に 命ごいするつもりが➡ 195 00:34:10,598 --> 00:34:12,583 かえって ご不興を買うことになり…。 196 00:34:12,583 --> 00:34:15,937 それは…。 それは違います。 197 00:34:15,937 --> 00:34:18,589 成住様の お命を奪ったのは 恐らくは➡ 198 00:34:18,589 --> 00:34:22,260 柳沢様 ご自身に ございましょう。➡ 199 00:34:22,260 --> 00:34:29,267 私は 柳沢様の お屋敷に忍び入り 成住様に お会いしました。➡ 200 00:34:29,267 --> 00:34:31,919 表の世の流れを 洗いざらい お話しし➡ 201 00:34:31,919 --> 00:34:36,924 折あらば 柳沢様の お命を絶って頂きたいと➡ 202 00:34:36,924 --> 00:34:41,524 刀を お渡ししたのです。 刀を? 203 00:34:46,601 --> 00:34:48,901 (成住)⦅うっ! うっ!⦆ 204 00:34:50,588 --> 00:34:53,925 (成住)⦅うっ! うっ!⦆ 205 00:34:53,925 --> 00:35:07,922 ♬~ 206 00:35:07,922 --> 00:35:09,922 ⦅安子…⦆ 207 00:35:15,580 --> 00:35:20,918 (音羽)申し訳ございませぬ! お許しくださいませ。➡ 208 00:35:20,918 --> 00:35:25,518 私が いらぬ差し出口を きいたばかりに 成住様は…。 209 00:35:30,244 --> 00:35:35,544 もう よい。 よいのじゃ。 210 00:35:37,585 --> 00:35:40,585 そなたを恨みはせぬ。 211 00:35:43,591 --> 00:35:52,250 刀を手に 柳沢に刃向こうて 返り討ちに遭うたなら➡ 212 00:35:52,250 --> 00:35:57,550 むしろ 夫は 武士として 本懐を遂げたことになりましょう。 213 00:36:03,244 --> 00:36:08,844 憎きは 柳沢吉保じゃ。 214 00:39:48,252 --> 00:39:50,588 <上様の ご全快を お祝いする宴が➡ 215 00:39:50,588 --> 00:39:53,574 吹き上げの お庭で 催されたのは➡ 216 00:39:53,574 --> 00:39:57,244 その月の 十五日のことにございました> 217 00:39:57,244 --> 00:40:01,265 (美吉野)もう一つ 参りまーす。 (秀尾)はい。 ほっ。 ほっ。➡ 218 00:40:01,265 --> 00:40:05,920 やっ。 やあー。 (綱吉)ははは…。 219 00:40:05,920 --> 00:40:09,573 (葛原)いつもより 余計に 回っておりまする!➡ 220 00:40:09,573 --> 00:40:13,928 ほっ。 ほっ。 (秀尾)よぉー!➡ 221 00:40:13,928 --> 00:40:16,928 やややや…! 222 00:40:21,252 --> 00:40:26,240 若君。 さっ 座って お召し上がりくださりませ。 223 00:40:26,240 --> 00:40:28,240 (吉里)うん。 224 00:40:43,574 --> 00:40:45,574 安子。 225 00:40:47,578 --> 00:40:51,932 はい。 少し 酔うた。 226 00:40:51,932 --> 00:40:55,252 西の あずま屋に 茶席が設けてある。 227 00:40:55,252 --> 00:40:56,852 一服しに参ろう。 228 00:41:03,928 --> 00:41:08,928 (綱吉)来るな。 安子 そなただけでよい。 229 00:41:10,935 --> 00:41:12,935 (安子)はい。 230 00:41:44,268 --> 00:41:49,907 (綱吉)わしは 将軍職を 退こうと思う。 231 00:41:49,907 --> 00:41:52,910 (安子)上様。 232 00:41:52,910 --> 00:41:55,913 (綱吉)そなたさえ 側にいてくれれば➡ 233 00:41:55,913 --> 00:42:02,513 わしは もう 何もいらん。 この世に 未練などない。 234 00:42:05,256 --> 00:42:07,908 (綱吉)のう 安子。➡ 235 00:42:07,908 --> 00:42:14,248 「生類憐みの令」は そう悪い法でもないぞ。➡ 236 00:42:14,248 --> 00:42:23,574 およそ あらゆる生き物の中で 人が 最も業が深く 汚れておる。 237 00:42:23,574 --> 00:42:29,574 生まれ変わっても 人にだけは なりとうないものじゃ。 238 00:42:37,922 --> 00:42:52,586 ♬~ 239 00:42:52,586 --> 00:42:57,574 上様。 未の刻より 前田家 世継ぎの拝謁の儀がございます。➡ 240 00:42:57,574 --> 00:43:02,874 お早く お戻りくださりませ。 (綱吉)分かった。 241 00:43:06,917 --> 00:43:08,919 (柳沢)安子様。 242 00:43:08,919 --> 00:43:26,920 ♬~ 243 00:43:26,920 --> 00:43:46,907 ♬~ 244 00:43:46,907 --> 00:43:50,260 ♬~ 245 00:43:50,260 --> 00:43:53,860 夫の敵 覚悟! 246 00:43:58,936 --> 00:44:02,236 よせ 吉保! (安子)あっ。 247 00:44:08,912 --> 00:44:27,915 ♬~ 248 00:44:27,915 --> 00:44:29,915 (柳沢)上様…。 249 00:44:32,586 --> 00:44:38,586 見たか。 この男が 主君に仇なすを。 250 00:44:40,911 --> 00:44:46,511 (綱吉)将軍殺しじゃ。 (音羽)人を呼んで参ります。 251 00:44:50,254 --> 00:44:53,254 (綱吉)うお…。 (安子)上様! 252 00:45:01,248 --> 00:45:03,248 吉保…。 253 00:45:05,586 --> 00:45:10,240 これが そなたが したかったことであろう。 254 00:45:10,240 --> 00:45:17,840 わしを殺し わしに取って代わりたかった。 255 00:45:20,584 --> 00:45:33,597 (綱吉)じゃが そなたは 長丸を…。 我が子までも 手に掛けた。 256 00:45:33,597 --> 00:45:36,897 それだけが 余計じゃったな。 257 00:45:41,922 --> 00:45:51,922 安子。 此奴の盛った毒で 長丸は死んだ。 258 00:45:55,586 --> 00:46:04,886 じゃが 毒を長丸に のませたのは 御台であった。 259 00:46:06,580 --> 00:46:19,580 その 深い恨みを 御台の心に 育てたのは この わしじゃ。 260 00:46:23,263 --> 00:46:33,563 つまりは…。 わしが 長丸を殺したのじゃ。 261 00:46:36,910 --> 00:46:41,910 上様…。 許せ 安子。 262 00:46:44,585 --> 00:46:46,885 此奴も 許してやれ。 263 00:46:53,243 --> 00:47:02,586 (綱吉)ただし 吉里は 時期 将軍候補から外す。➡ 264 00:47:02,586 --> 00:47:05,586 遺言を そう書き直した。 265 00:47:15,582 --> 00:47:26,243 安子。 そなたは 最後まで 成住に…。 266 00:47:26,243 --> 00:47:29,843 夫に忠実な妻であったな。 267 00:47:35,936 --> 00:47:44,936 わしは 生まれ変わったら そなたと 夫婦になりたい。 268 00:47:48,582 --> 00:47:54,922 いや。 それは 高望みか。 269 00:47:54,922 --> 00:48:08,602 ♬~ 270 00:48:08,602 --> 00:48:17,902 生まれ変わったら わしは 花になりたい。 271 00:48:22,916 --> 00:48:31,575 (綱吉)目立たず 人の邪魔にならず➡ 272 00:48:31,575 --> 00:48:38,582 散って 地を汚すこともなく➡ 273 00:48:38,582 --> 00:48:46,882 そなたの手で 手折られて 散りたいものじゃ。 274 00:48:50,911 --> 00:49:02,239 上様? 上様? 上様? 上様! 上様! 275 00:49:02,239 --> 00:49:06,539 (家臣)上様! 何奴の仕業! 276 00:49:14,918 --> 00:49:18,918 上様は ご自害なされました。 277 00:49:22,592 --> 00:49:25,595 (家臣)はあー。 278 00:49:25,595 --> 00:49:30,250 (音羽)柳沢様! 武士には 殉死という 花道がございます!➡ 279 00:49:30,250 --> 00:49:33,250 上様に殉じて 腹を召されませ! 280 00:49:38,241 --> 00:49:40,241 (安子)いや。 281 00:49:42,579 --> 00:49:44,879 それには 及びませぬ。 282 00:49:47,918 --> 00:49:50,587 生きて 償って頂こう。 283 00:49:50,587 --> 00:50:06,920 ♬~ 284 00:50:06,920 --> 00:50:15,929 ♬~ 285 00:50:15,929 --> 00:50:21,251 <ご乱心の果てとも見える 上様の 不吉な ご最期は➡ 286 00:50:21,251 --> 00:50:27,908 表には ご病死として 伝えられました。➡ 287 00:50:27,908 --> 00:50:34,598 御台様は 毒をあおられた後 ご重体となっておられましたが➡ 288 00:50:34,598 --> 00:50:37,918 ただ 一筋残る妄念で➡ 289 00:50:37,918 --> 00:50:41,922 上様の身まかられる時を 待っておられたかのように➡ 290 00:50:41,922 --> 00:50:49,579 七日後 後を追って ご成仏されました。➡ 291 00:50:49,579 --> 00:50:54,584 上様 御台様の 慌ただしい ご葬儀の後➡ 292 00:50:54,584 --> 00:51:00,924 お伝の方様は 落飾され 瑞春院と 称され➡ 293 00:51:00,924 --> 00:51:07,247 大典侍様は 寿光院と称されました> 294 00:51:07,247 --> 00:51:12,602 (お鈴番)上様 おなりー! 295 00:51:12,602 --> 00:51:18,241 <そして 表の世では 甲府宰相 綱豊様が➡ 296 00:51:18,241 --> 00:51:20,911 徳川家宣を名乗り➡ 297 00:51:20,911 --> 00:51:29,269 幕府の要請を受けて 六代将軍に 就任されました。➡ 298 00:51:29,269 --> 00:51:34,241 大奥にも また 新たなる 時代の幕が上がり➡ 299 00:51:34,241 --> 00:51:38,578 まさに 右衛門佐様の 待ち望まれた世が➡ 300 00:51:38,578 --> 00:51:41,578 やってきたのでございます> 301 00:51:46,253 --> 00:51:51,908 <柳沢様は 改めて 殉死を 申し出られましたが➡ 302 00:51:51,908 --> 00:51:58,265 新将軍の家宣様より 「殉死は 旧時代の悪弊故 禁ずる」との➡ 303 00:51:58,265 --> 00:52:03,865 お達しを受け 神田橋のお屋敷に 逼塞されました> 304 00:52:09,910 --> 00:52:14,598 染子? 染子か? 305 00:52:14,598 --> 00:52:31,932 ♬~ 306 00:52:31,932 --> 00:52:49,249 ♬~ 307 00:52:49,249 --> 00:52:53,937 <そのお心に つきまとう思いは 何だったのか。➡ 308 00:52:53,937 --> 00:52:58,241 失った権力の座ではなく 二度と帰らぬ➡ 309 00:52:58,241 --> 00:53:04,841 愛しい方の 面影ではなかったかと 思われてなりません> 310 00:53:07,601 --> 00:53:10,587 <そして この方にも➡ 311 00:53:10,587 --> 00:53:16,576 新たなる 旅立ちの日が やって参りました。➡ 312 00:53:16,576 --> 00:53:20,247 安子様は 落飾され 落ち着き先に➡ 313 00:53:20,247 --> 00:53:23,583 世に 駆け込み寺として 知られている➡ 314 00:53:23,583 --> 00:53:30,240 名もない 尼寺を選ばれました。 将軍家の ご側室として➡ 315 00:53:30,240 --> 00:53:33,260 例のないことでは ございましたが➡ 316 00:53:33,260 --> 00:53:37,247 安子様の ご決断を 尊重するようにという➡ 317 00:53:37,247 --> 00:53:40,267 上様の ご遺言に守られての➡ 318 00:53:40,267 --> 00:53:44,921 お一人きりの ご出立にございました> 319 00:53:44,921 --> 00:53:49,909 (音羽)安子様。 (安子)音羽。 320 00:53:49,909 --> 00:53:52,909 お供致します。 321 00:54:03,907 --> 00:54:09,929 (音羽)なぜ 寺に入ることを 選ばれました? 322 00:54:09,929 --> 00:54:15,919 (安子)私は 大奥で 人の心の闇に触れた。➡ 323 00:54:15,919 --> 00:54:19,589 世には 善人と悪人が いるのではない。➡ 324 00:54:19,589 --> 00:54:24,889 人の心の中に 善と悪があるのです。 325 00:54:26,913 --> 00:54:31,918 この世にある限り 生まれてくる 心の澱や 汚れを➡ 326 00:54:31,918 --> 00:54:35,922 少しでも すすぐ手伝いをしたいと 思うたのです。 327 00:54:35,922 --> 00:54:41,911 (音羽)確かに 尼寺も 女子の園にございますれば➡ 328 00:54:41,911 --> 00:54:46,916 女子同士の争いも ありましょうなあ。 329 00:54:46,916 --> 00:54:51,916 その時は 割って やめさせます。 やめるでしょうか。 330 00:54:53,907 --> 00:54:58,244 上様なら きっと おっしゃるでしょう。 331 00:54:58,244 --> 00:55:04,250 「女子同士の争いは もう 真っ平じゃ」と。 332 00:55:04,250 --> 00:55:09,923 (安子と音羽の笑い声) 333 00:55:09,923 --> 00:55:26,223 ♬~ 334 00:55:46,476 --> 00:55:48,912 ◆こんにちは。 335 00:55:48,912 --> 00:55:51,231 「ゆうがたLIVEワンダー」、 336 00:55:51,231 --> 00:55:54,651 始まりました。 337 00:55:54,651 --> 00:55:56,936 まずは、お天気情報を片平さんか ら伝えてもらいます。 338 00:55:56,936 --> 00:55:59,255 ◆こんにちは。 よろしくお願いします。