1 00:00:49,722 --> 00:00:51,722 ≪(ドアの開く音) 2 00:00:57,730 --> 00:01:01,734 (亜紀)これ どういうことですか?➡ 3 00:01:01,734 --> 00:01:05,738 私のことですよね? 4 00:01:05,738 --> 00:01:08,738 (亜紀)答えてください。 5 00:01:10,743 --> 00:01:14,743 この本を書くために 私と? 6 00:01:23,756 --> 00:01:26,759 (文夫)そうです。 7 00:01:26,759 --> 00:01:28,759 (文夫)初めから そうです。 8 00:01:38,704 --> 00:01:40,704 最低。 9 00:01:42,708 --> 00:01:44,708 ≪(池田)中原さん! 10 00:01:50,716 --> 00:01:52,716 (池田)どうしたんですか? 11 00:01:55,721 --> 00:01:57,723 すいません。 12 00:01:57,723 --> 00:02:08,734 ♬~ 13 00:02:08,734 --> 00:02:12,738 すいません。 (池田)何が あったんですか? 14 00:02:12,738 --> 00:02:17,743 いや。 何も。 すいません。 15 00:02:17,743 --> 00:02:31,690 ♬~ 16 00:02:31,690 --> 00:02:33,692 ≪(鳴き声) 17 00:02:33,692 --> 00:02:37,696 うん? ちくわ。 18 00:02:37,696 --> 00:02:41,696 おはよう。 うーん。 19 00:03:05,724 --> 00:03:09,724 駄目 駄目。 切り替え 切り替え。 よし。 20 00:03:11,730 --> 00:03:13,732 ああ…。 21 00:03:13,732 --> 00:03:16,735 (美和)誰か システム部からの バグの修正の報告書 受け取った? 22 00:03:16,735 --> 00:03:18,737 (玲奈)あっ。 すいません。 (沙織)ねえ。 打ち合わせに使う➡ 23 00:03:18,737 --> 00:03:20,739 リリースの資料。 印刷 できてる? (圭子)すぐ 出します。 24 00:03:20,739 --> 00:03:22,741 (沙織)うん。 急いでね。 (圭子)はい。 25 00:03:22,741 --> 00:03:24,743 いいんじゃないかな。 特性を生かす 視点なんか すごく いいと思う。 26 00:03:24,743 --> 00:03:26,745 粗筋も含めて 作り始めてみて。 27 00:03:26,745 --> 00:03:31,684 (亮介)はい。 よかった。 徹夜した かいが ありました。 28 00:03:31,684 --> 00:03:33,686 あれ? 徹夜したの? 急がなくて よかったのに。 29 00:03:33,686 --> 00:03:37,690 (亮介)いや。 僕にとっては 急ぎなんです。➡ 30 00:03:37,690 --> 00:03:40,693 早く 立ち直りたいから。 31 00:03:40,693 --> 00:03:42,695 (亮介)なんて?➡ 32 00:03:42,695 --> 00:03:45,698 絶対 通したい企画だから 頑張っただけです。 33 00:03:45,698 --> 00:03:47,700 最近 仕事が すごい 楽しいんですよ。 34 00:03:47,700 --> 00:03:52,705 そっか。 それは 頼もしい。 はい。 35 00:03:52,705 --> 00:03:55,705 よし。 36 00:03:59,712 --> 00:04:03,716 (亮介)何か あったんですか? ううん。 何にもない。 37 00:04:03,716 --> 00:04:07,720 何か あったら 相談してください。 中原さんの相談に➡ 38 00:04:07,720 --> 00:04:11,724 乗れるくらいの男には なるつもりなんで。 39 00:04:11,724 --> 00:04:14,724 ありがと。 はい。 40 00:04:23,736 --> 00:04:26,736 うーん。 41 00:04:29,742 --> 00:04:31,677 (賢三)何 ずっと 同じページ 見て➡ 42 00:04:31,677 --> 00:04:33,679 うだうだ うだうだ 考えてんですか? 43 00:04:33,679 --> 00:04:35,681 そんなに 怒ることかな? 44 00:04:35,681 --> 00:04:37,683 (賢三)世間の常識では そうでしょう?➡ 45 00:04:37,683 --> 00:04:39,685 まあ あなたの常識が どうか 知りませんけど。 46 00:04:39,685 --> 00:04:41,687 うーん。 (賢三)まあまあ まあまあ。➡ 47 00:04:41,687 --> 00:04:44,690 その作品 諦めて 何か 別のもの 書いてみたら? 48 00:04:44,690 --> 00:04:46,692 いや。 駄目だ。 49 00:04:46,692 --> 00:04:48,694 この作品が 出来上がるまで 俺は 前には 進めない。 50 00:04:48,694 --> 00:04:52,694 (賢三)だったら 謝るしか ないでしょ? 51 00:04:58,704 --> 00:05:00,706 ≪(ドアの開く音) ≪(純一)おはよう。 52 00:05:00,706 --> 00:05:04,710 (一同)おはようございます。 (純一)新作アプリ 好評だな。 53 00:05:04,710 --> 00:05:06,712 おかげさまで。 ありがとうございます。 54 00:05:06,712 --> 00:05:08,714 (純一)次の企画も 頼むぞ。 第2弾を すぐ 出したい。 55 00:05:08,714 --> 00:05:10,716 進めてますよ。 (純一)そうか。➡ 56 00:05:10,716 --> 00:05:14,720 当然 監修は また 高山先生に 頼むんだろう? 57 00:05:14,720 --> 00:05:16,722 (美和)もちろん。 ですよね? ☎ 58 00:05:16,722 --> 00:05:18,724 うん。 ですよね。 (純一)じゃあ よろしく 頼むよ。 59 00:05:18,724 --> 00:05:22,728 (純一)あっ。 会議室 借りるわ。 はい。 60 00:05:22,728 --> 00:05:25,731 (玲奈)分かりました。 中原さん。 ロビーに 高山さんが➡ 61 00:05:25,731 --> 00:05:27,733 いらしてるそうです。 えっ? 62 00:05:27,733 --> 00:05:29,735 (沙織)何で 上がってこないんだろう?➡ 63 00:05:29,735 --> 00:05:33,672 いつも 来てるのに。 何でだかねぇ。 64 00:05:33,672 --> 00:05:36,675 ちょっと 行ってきます。 ハハハ。 ハハハ。 65 00:05:36,675 --> 00:05:38,677 チッ。 66 00:05:38,677 --> 00:05:53,692 ♬~ 67 00:05:53,692 --> 00:05:55,692 何ですか? 68 00:05:59,698 --> 00:06:01,698 昨日のことだけど…。 69 00:06:07,706 --> 00:06:11,706 そのう。 あれだ。 70 00:06:14,713 --> 00:06:18,713 何ですか? 許してほしい。 71 00:06:20,719 --> 00:06:26,719 えっ? 小説に 書くことを。 72 00:06:30,746 --> 00:06:34,667 それだけ? それだけって? 73 00:06:34,667 --> 00:06:40,673 いや。 私に 他に 何か言うことが あるんじゃないんですか? 74 00:06:40,673 --> 00:06:43,676 いや。 だから 小説を 書くことを 認めてほしいと 言ってる。 75 00:06:43,676 --> 00:06:46,679 だから 小説 小説って あなたの 頭ん中には➡ 76 00:06:46,679 --> 00:06:48,681 小説しか ないんですか? そりゃ そうだろう。 77 00:06:48,681 --> 00:06:50,683 あの小説を 書かないと 俺は 前には 進めないんだ。 78 00:06:50,683 --> 00:06:52,685 あなたの 踏み台になれって 言うんだ? 79 00:06:52,685 --> 00:06:54,687 いや。 そういうことじゃないよ。 80 00:06:54,687 --> 00:06:58,687 俺は…。 もう いい。 もう たくさん。 81 00:07:00,693 --> 00:07:09,693 あなたには 人の気持ちが 分からないんですね。 82 00:07:15,708 --> 00:07:17,710 失礼します。 83 00:07:17,710 --> 00:07:30,689 ♬~ 84 00:07:30,689 --> 00:07:39,565 ♬~ 85 00:07:39,565 --> 00:07:42,565 謝れば 許してやったのに。 86 00:09:37,816 --> 00:09:42,821 ♬(店内のBGM) 87 00:09:42,821 --> 00:09:57,836 ♬~ 88 00:09:57,836 --> 00:10:03,842 (編集長)いいですね。 すごく 面白いですよ。 89 00:10:03,842 --> 00:10:05,844 どうも。 90 00:10:05,844 --> 00:10:10,844 (編集長)来月に 出せるよう 急いで 準備を進めます。 91 00:10:15,854 --> 00:10:17,856 (玲奈)ありがとうございます。 はい。 92 00:10:17,856 --> 00:10:19,858 (亮介)中原さん。 うん? 93 00:10:19,858 --> 00:10:21,860 (亮介)高山さんの話 聞きました? えっ? 何? 94 00:10:21,860 --> 00:10:23,862 (亮介)小説家デビュー するっていう。 95 00:10:23,862 --> 00:10:28,867 そうなんだ? ふーん。 96 00:10:28,867 --> 00:10:31,870 (圭子)これ 見ました? (沙織)うん?➡ 97 00:10:31,870 --> 00:10:33,872 ああ。 見た見た。➡ 98 00:10:33,872 --> 00:10:37,809 「どこにでも いる ヒロインの 心理を リアルに描く」か。 99 00:10:37,809 --> 00:10:40,812 (亮介)へえー。 すごいな。 楽しみですね。 100 00:10:40,812 --> 00:10:43,815 うん。 ですね。 101 00:10:43,815 --> 00:11:01,833 ♬~ 102 00:11:01,833 --> 00:11:04,836 よし。 忘れ物も なしと。 OK。 103 00:11:04,836 --> 00:11:07,839 [TEL] おっ。 104 00:11:07,839 --> 00:11:11,843 えっ? あっ…。 [TEL] 105 00:11:11,843 --> 00:11:13,845 あっ。 もしもし。 106 00:11:13,845 --> 00:11:16,848 [TEL](池田)こんばんは。 今 どちらですか? 107 00:11:16,848 --> 00:11:19,851 えっ。 今は あのう。 帰るところです。 108 00:11:19,851 --> 00:11:21,853 [TEL](池田)あっ。 よかった。 実は 今 中原さんの➡ 109 00:11:21,853 --> 00:11:23,855 会社の近くに いるんですけど。 えっ? 110 00:11:23,855 --> 00:11:25,857 [TEL](池田)焼き鳥でも 食べに 行きませんか? 111 00:11:25,857 --> 00:11:27,859 あっ。 いや。 焼き鳥? [TEL](池田)すぐ 迎えに行きます。 112 00:11:27,859 --> 00:11:30,859 いやいや…。 あのう。 ちょっと。 [TEL](通話の切れる音) 113 00:11:32,864 --> 00:11:34,866 (池田)すいません。 強引に 誘ってしまって。 114 00:11:34,866 --> 00:11:36,802 いいえ。 (池田)この前➡ 115 00:11:36,802 --> 00:11:40,806 泣いていたのが 気になって。 はあ…。 116 00:11:40,806 --> 00:11:46,812 (池田)何か あったんですか? いえ。 117 00:11:46,812 --> 00:11:50,816 言いたくなければ 大丈夫です。 118 00:11:50,816 --> 00:11:55,821 今日は 友達として 一緒に 楽しめたらと 思います。 119 00:11:55,821 --> 00:11:58,824 友達として? (池田)はい。 120 00:11:58,824 --> 00:12:02,828 落ち込んでるときは 肉を食べると 元気になりますよ。➡ 121 00:12:02,828 --> 00:12:04,830 だから 今日は 肉を 食べましょう。➡ 122 00:12:04,830 --> 00:12:06,832 いっぱい 食べましょう。 123 00:12:06,832 --> 00:12:09,832 おっ。 熱っ。 124 00:12:11,837 --> 00:12:13,839 (池田)うーん。 じゃあ いただきます。 125 00:12:13,839 --> 00:12:15,839 (池田)はい。 126 00:12:17,843 --> 00:12:21,847 うん。 おいしい。 (池田)うん。 127 00:12:21,847 --> 00:12:25,851 (田代)そっか。 別居を? (萠子)うん。 思い切ったの。 128 00:12:25,851 --> 00:12:27,853 (田代)うーん。 でも いいんですかね? 129 00:12:27,853 --> 00:12:29,855 (萠子)何よ?➡ 130 00:12:29,855 --> 00:12:31,857 親を ないがしろに するなとか 言うわけ? 131 00:12:31,857 --> 00:12:33,859 (田代)いや。 そういうわけじゃ ないけど。➡ 132 00:12:33,859 --> 00:12:37,796 それで いいのかなと 思って。 133 00:12:37,796 --> 00:12:40,799 (萠子)だいたい 何で あなたに 私と お母さんのこと➡ 134 00:12:40,799 --> 00:12:43,802 話さなきゃ いけないのよ? 恋人でもないのに。 135 00:12:43,802 --> 00:12:45,804 (田代)いいじゃないですか。➡ 136 00:12:45,804 --> 00:12:48,807 もしかしたら そうなるかも しれませんよ? 137 00:12:48,807 --> 00:12:51,810 (萠子)なりません。 (田代)あっ。 そうですか。 138 00:12:51,810 --> 00:12:55,814 (萠子)ねえ。 仕事の邪魔だからさ 帰ってくれる? 139 00:12:55,814 --> 00:12:58,817 (田代)じゃあ バラを下さい。 (萠子)はい。 140 00:12:58,817 --> 00:13:00,819 何本 ご用意しましょうか? (田代)1本。 141 00:13:00,819 --> 00:13:03,822 えっ? (田代)お幾らですか? 142 00:13:03,822 --> 00:13:07,826 (萠子)1本なら 差し上げます。 どうぞ。 143 00:13:07,826 --> 00:13:12,831 どうも。 じゃあ。 (萠子)じゃあ。 144 00:13:12,831 --> 00:13:17,836 (田代)あっ。 お母さんとのこと➡ 145 00:13:17,836 --> 00:13:22,841 もっと いい解決方法が あると 思いますよ。 146 00:13:22,841 --> 00:13:24,841 じゃあ また。 147 00:13:35,871 --> 00:13:38,790 ≪(生徒)ありがとうございました。 148 00:13:38,790 --> 00:13:42,794 (みどり)すいません。 ごめんなさい。 149 00:13:42,794 --> 00:13:45,797 (沢田)じゃあ 次は 誰に 読んでもらおうかな? 150 00:13:45,797 --> 00:13:47,799 (みどり)失礼します。 (生徒たち)はい。 151 00:13:47,799 --> 00:13:49,799 (みどり)あっ。 ありがとう…。 152 00:13:51,803 --> 00:13:55,803 (沢田)坂田。 読んでみろ。 (陵)えっ。 153 00:13:59,811 --> 00:14:01,811 (みどり)やれ。 154 00:14:06,818 --> 00:14:08,820 (陵)パス。 155 00:14:08,820 --> 00:14:11,820 (沢田)パスは なしだ。 (陵)えーっ。 156 00:14:13,825 --> 00:14:17,829 (陵)「最近 思うこと。 坂田 陵」➡ 157 00:14:17,829 --> 00:14:22,834 「僕の母は 僕たち 3人の子供を 育ててくれました」➡ 158 00:14:22,834 --> 00:14:25,837 「それは 大変なことだと 思います」➡ 159 00:14:25,837 --> 00:14:30,842 「でも 僕たちは 母の大変さを どれくらい 分かっていたのか?」➡ 160 00:14:30,842 --> 00:14:32,844 「僕たちの世話を してくれていることが➡ 161 00:14:32,844 --> 00:14:36,782 何だか 当然のことのような 気がしてしまっていたのです」 162 00:14:36,782 --> 00:14:39,785 「兄たちに それでは駄目だと 言われて➡ 163 00:14:39,785 --> 00:14:43,789 そのとおりだと 思ったしだいです」 164 00:14:43,789 --> 00:14:47,793 「あるとき 兄の 昴の提案で➡ 165 00:14:47,793 --> 00:14:50,796 母の職場を こっそり 見に行ったことが ありました」 166 00:14:50,796 --> 00:14:52,798 ≪(みどり)《えーとですね。 今日は➡ 167 00:14:52,798 --> 00:14:54,800 中華丼。 オムライスになります》 168 00:14:54,800 --> 00:15:00,806 (陵)「そのときの母を 見て すごく 奇麗だと 思いました」➡ 169 00:15:00,806 --> 00:15:04,810 「母が いつまでも すてきで いられるよう➡ 170 00:15:04,810 --> 00:15:08,814 僕たちも 家事を手伝ったり 心配を かけないよう➡ 171 00:15:08,814 --> 00:15:11,817 努力したいと 思います」➡ 172 00:15:11,817 --> 00:15:14,820 「そして 母には➡ 173 00:15:14,820 --> 00:15:18,824 いつまでも すてきな母で いてほしいと 思います」➡ 174 00:15:18,824 --> 00:15:21,827 そして まあ…。➡ 175 00:15:21,827 --> 00:15:26,827 そろそろ いい男の人を ゲットしてほしいと 思います。 176 00:15:29,835 --> 00:15:31,835 (みどり)もう。 177 00:15:37,776 --> 00:15:39,778 (生徒)あれ? 沢田っち 泣いてねえ? 178 00:15:39,778 --> 00:15:42,781 嘘だろ? 179 00:15:42,781 --> 00:15:48,781 感動したんだよ。 感動したら 泣いていいんだ。 180 00:15:56,795 --> 00:16:00,799 ≪(陵)ただいま。 (みどり)おかえり。 181 00:16:00,799 --> 00:16:02,801 (陵)すげえ ごちそうじゃん。 何かの お祝い? 182 00:16:02,801 --> 00:16:05,804 (みどり)あら。 お祝いが なくちゃ ごちそう 作っちゃ 駄目なの? 183 00:16:05,804 --> 00:16:07,806 (陵)そんなこと ないけど。 (みどり)こら。 まだ。 もう。 184 00:16:07,806 --> 00:16:10,809 (陵)うまっ。 185 00:16:10,809 --> 00:16:13,812 (みどり)ねえ。 パスは ないでしょ。 パスは。 186 00:16:13,812 --> 00:16:17,816 (陵)だって 照れるじゃん。 187 00:16:17,816 --> 00:16:22,821 陵。 ありがとね。 (陵)うん。 188 00:16:22,821 --> 00:16:24,823 ≪(ドアの開く音) ≪(昴)ああ。 腹 減った。 189 00:16:24,823 --> 00:16:27,826 (碧)何か いい匂い しない? (昴)おお! うまそうじゃん。 190 00:16:27,826 --> 00:16:29,828 (碧)何 これ? (昴)何で? 191 00:16:29,828 --> 00:16:31,830 (みどり)においを 嗅ぎつけてきたな。➡ 192 00:16:31,830 --> 00:16:34,833 あんたたちも 手伝いなさい。 (昴)うわ。 何か あったな これ。 193 00:16:34,833 --> 00:16:36,768 (碧)何だ? 何だ これは? (みどり)何だろう? 194 00:16:36,768 --> 00:16:38,770 (昴)何か あったよ これ。 (みどり)早く 手 洗ってらっしゃい。 195 00:16:38,770 --> 00:16:41,773 (一同)いただきます! 196 00:16:41,773 --> 00:16:44,776 (一同)うーん。 うまい。 うまっ。 197 00:16:44,776 --> 00:16:46,778 (昴)わっ。 ヤベえ。 のり 付いた。 198 00:16:46,778 --> 00:16:49,781 (みどり)えっ? 嫌だ。 もう。 199 00:16:49,781 --> 00:16:51,783 (陵)何 やってんの? (碧)あっ。 200 00:16:51,783 --> 00:16:54,786 (昴)わっ。 付いた 付いた 付いた。 陵は? 201 00:16:54,786 --> 00:16:57,789 俺? ごめん。 付いてない。 (昴)この流れは 付けろよ。 202 00:16:57,789 --> 00:16:59,791 (碧)とん とん とんだろうが。 (昴)付けとけよ。 母ちゃんは? 203 00:16:59,791 --> 00:17:02,791 (みどり)えっ? あれ? (笑い声) 204 00:17:04,796 --> 00:17:06,798 (田代)あっ。 萠子さん。 205 00:17:06,798 --> 00:17:10,802 (萠子)何なの? 仕事中なんだからね。➡ 206 00:17:10,802 --> 00:17:15,807 あっ。 どういうこと? (田代)「どういうこと?」って。➡ 207 00:17:15,807 --> 00:17:18,810 お母さんと お話しするぐらい いいじゃないですか。➡ 208 00:17:18,810 --> 00:17:21,813 ここの ティラミス おいしいんですよ。 209 00:17:21,813 --> 00:17:23,815 (絹江)私も だまされたのよ。➡ 210 00:17:23,815 --> 00:17:28,820 話があるからって 言われて 来たら あなたが 来るなんて。 211 00:17:28,820 --> 00:17:31,820 (田代)すいません。 まっ どうぞ。 212 00:17:37,762 --> 00:17:40,765 (萠子)元気そうだね。 (絹江)ええ。 そっちは どう?➡ 213 00:17:40,765 --> 00:17:43,768 一人暮らし 不便でしょう? (萠子)ううん。 すごく 快適。 214 00:17:43,768 --> 00:17:47,772 (絹江)ああ。 そう。 なら よかった。➡ 215 00:17:47,772 --> 00:17:52,777 久しぶりにね あなたの 子供のころのこと 思い出して➡ 216 00:17:52,777 --> 00:17:54,779 この人と 楽しく お話ししてたの。 ねっ? 217 00:17:54,779 --> 00:17:57,782 (萠子)どういう話? (絹江)うん。 小学校のとき➡ 218 00:17:57,782 --> 00:18:01,786 男の子と ケンカして 相手を 泣かせてしまったこととか。 219 00:18:01,786 --> 00:18:04,789 (萠子)もう。 それ 私の 恥ずかしい話じゃないの。 220 00:18:04,789 --> 00:18:06,791 (田代)ずいぶん 楽しい お子さんだったみたいですね。 221 00:18:06,791 --> 00:18:08,793 まあね。 (絹江)他にも➡ 222 00:18:08,793 --> 00:18:10,795 まだ たくさん あんのよ。 (田代)えっ? 223 00:18:10,795 --> 00:18:12,795 (絹江)次は 何を お話ししようかしら? 224 00:18:14,799 --> 00:18:16,799 (絹江)嫌? 225 00:18:19,804 --> 00:18:21,806 離れて 暮らしても➡ 226 00:18:21,806 --> 00:18:24,809 たまには こうやって話すのも 悪くないかもね。 227 00:18:24,809 --> 00:18:26,811 (絹江)そうね。 228 00:18:26,811 --> 00:18:30,815 時々 会える? (萠子)もちろん。 229 00:18:30,815 --> 00:18:33,818 よかった。 230 00:18:33,818 --> 00:18:36,755 (萠子)ありがとう。 (田代)いえいえ。 僕は 何にも。 231 00:18:36,755 --> 00:18:38,757 (絹江)ねえ。 萠子。 (萠子)うん? 232 00:18:38,757 --> 00:18:40,759 (絹江)田代さんって ホントに いい方よ。➡ 233 00:18:40,759 --> 00:18:43,762 お母さんね 田代さんとだったら➡ 234 00:18:43,762 --> 00:18:45,764 萠子 うまく いくんじゃないかって。 235 00:18:45,764 --> 00:18:47,766 (萠子)それは 私が 決めることだから。 236 00:18:47,766 --> 00:18:50,769 (絹江)えっ? (萠子)私が いいと思ったら➡ 237 00:18:50,769 --> 00:18:54,773 そしたら ちゃんと 報告するから。 ねっ。 238 00:18:54,773 --> 00:18:56,775 そうね。➡ 239 00:18:56,775 --> 00:18:58,777 これ おいしいって。 (萠子)えーっ? 240 00:18:58,777 --> 00:19:00,779 (絹江)食べてみたら? ねえねえ。 はい。 241 00:19:00,779 --> 00:19:03,782 いただきます。 あっ。 お母さん。 コーヒー 頼んで。 242 00:19:03,782 --> 00:19:06,785 (絹江)すいません。 (田代)これがね 絶品なんですよ。 243 00:19:06,785 --> 00:19:08,785 (萠子)うーん。 おいしい。 (田代)でしょ? ほら。 244 00:20:42,914 --> 00:20:44,916 (萠子)しかし 許せない。 高山の野郎め。 245 00:20:44,916 --> 00:20:46,918 (みどり)まさか そんなことに なるとはね。 246 00:20:46,918 --> 00:20:48,920 (萠子)人のこと ネタにして 「小説家です」って➡ 247 00:20:48,920 --> 00:20:51,923 胸 張って 言うつもり? ああー。 腹 立つ。➡ 248 00:20:51,923 --> 00:20:53,925 ねえ。 今から 文句 言いに 行こうか? もう。 249 00:20:53,925 --> 00:20:55,927 (みどり)ねえ もう 落ち着いてよ。 ほら。 ねっ? ほら。➡ 250 00:20:55,927 --> 00:20:57,929 ちくわ あげる。 ねっ。 (萠子)もう。 251 00:20:57,929 --> 00:20:59,931 (みどり)ねえ。 亜紀。 それから 会ってないの? 252 00:20:59,931 --> 00:21:03,935 まあね。 (みどり)そっか。 253 00:21:03,935 --> 00:21:06,938 はい。 お待たせしました。 しかし 2人とも 元気ですね。 254 00:21:06,938 --> 00:21:09,941 (みどり)やったー。 (萠子)私は 吹っ切れたからね。➡ 255 00:21:09,941 --> 00:21:12,944 母親とも 距離を 置いたから それなりに やっていけそうだし。 256 00:21:12,944 --> 00:21:14,946 そっか。 (みどり)あの レンタル彼氏はよ? 257 00:21:14,946 --> 00:21:17,949 (萠子)あっ。 あれは…。 あっ。 今は いい。 258 00:21:17,949 --> 00:21:20,952 (みどり)何? 「今は」って。 (萠子)今はさ 色々 一人でさ➡ 259 00:21:20,952 --> 00:21:22,954 頑張ってみたいの。 260 00:21:22,954 --> 00:21:24,956 まあ あいつと そういうタイミングが 合えば➡ 261 00:21:24,956 --> 00:21:28,960 そうなるかもでしょ 的な? ねえ。 ちくわ。 262 00:21:28,960 --> 00:21:30,962 ちょっと。 乱暴に しないでね。 263 00:21:30,962 --> 00:21:32,964 (萠子)うん。 分かってるよ。 (みどり)なるほどね。➡ 264 00:21:32,964 --> 00:21:34,966 私も 沢田先生とは➡ 265 00:21:34,966 --> 00:21:36,968 先生と 母親っていう関係で やっていけそうかな。 266 00:21:36,968 --> 00:21:39,971 いいね。 2人とも 方向性 決まってて。 267 00:21:39,971 --> 00:21:41,906 うらやましいよ。 あたしゃ。 (萠子)亜紀はさ➡ 268 00:21:41,906 --> 00:21:44,909 やっぱり 男運がねぇ。 うるさいっつうの。 269 00:21:44,909 --> 00:21:46,911 (萠子)痛っ。 まったく もう。 270 00:21:46,911 --> 00:21:49,914 それで もう いいの? えっ? まあね。 271 00:21:49,914 --> 00:21:51,916 (萠子)いいに 決まってんじゃん。 そんな男さ。 272 00:21:51,916 --> 00:21:56,921 (みどり)もう。 亜紀に聞いてんの。 ほらさ よく分かんないけど。➡ 273 00:21:56,921 --> 00:21:59,924 物 書く人って ほら。 奥さんとか 恋人➡ 274 00:21:59,924 --> 00:22:01,926 題材にしたり するじゃない? (萠子)いや。 だからってさ➡ 275 00:22:01,926 --> 00:22:04,929 何でも 書いていいわけじゃ なくない? 亜紀は まださ➡ 276 00:22:04,929 --> 00:22:06,931 恋人でも ないのよ? (みどり)そっか。 277 00:22:06,931 --> 00:22:08,933 (萠子)そうだよ。 まあね。 そうだね。 278 00:22:08,933 --> 00:22:11,936 (萠子)まあ 一度さ 全部 リセットした方が➡ 279 00:22:11,936 --> 00:22:13,938 私は いいと思うよ? (みどり)うん。 280 00:22:13,938 --> 00:22:16,941 うん。 (萠子)ねっ? 281 00:22:16,941 --> 00:22:18,943 分かった! さあ。 まあ 飲もう。 282 00:22:18,943 --> 00:22:21,946 (みどり)飲んでるよ いつも。 日本酒 いっちゃう? 283 00:22:21,946 --> 00:22:24,946 日本酒 いっちゃう? (一同)いっちゃう? 284 00:22:28,953 --> 00:22:32,957 まったく。 ちくわは いいな。 悩み事が なさそうで。 285 00:22:32,957 --> 00:22:35,960 気が 楽で。 286 00:22:35,960 --> 00:22:39,964 いやぁ。 しかし おなかが いっぱいに なりましたな。 287 00:22:39,964 --> 00:22:41,899 [TEL] うん? うん? 288 00:22:41,899 --> 00:22:44,902 [TEL] ああ…。 289 00:22:44,902 --> 00:22:46,904 はい。 もしもし。 290 00:22:46,904 --> 00:22:49,907 [TEL](池田)池田です。 夜分に すいません。 291 00:22:49,907 --> 00:22:53,911 いえ。 どうか されました? 292 00:22:53,911 --> 00:22:59,917 [TEL](池田)はい。 あのう。 今から 会えませんか? 293 00:22:59,917 --> 00:23:02,920 今からですか? 294 00:23:02,920 --> 00:23:05,923 (池田)実は 今度 仕事で➡ 295 00:23:05,923 --> 00:23:08,926 電子書籍部の 部長を 任されることに なりまして。 296 00:23:08,926 --> 00:23:13,931 そうなんですか? すごい。 おめでとうございます。 297 00:23:13,931 --> 00:23:16,934 出世ですね。 (池田)ありがとうございます。➡ 298 00:23:16,934 --> 00:23:18,936 今まで 紙のことばっかり やってきたんで➡ 299 00:23:18,936 --> 00:23:22,940 やっていけるのか どうか。 でも 頑張ります。 300 00:23:22,940 --> 00:23:27,945 池田さんだったら 絶対 大丈夫ですよ。 301 00:23:27,945 --> 00:23:31,949 (池田)この知らせを 受けたとき 一番に 浮かんだのは➡ 302 00:23:31,949 --> 00:23:34,952 中原さんのことです。➡ 303 00:23:34,952 --> 00:23:38,952 中原さんなら 一緒に 喜んでくれるんじゃないかって。 304 00:23:54,906 --> 00:24:02,914 (池田)中原さんは 強い女性だと 思ってました。➡ 305 00:24:02,914 --> 00:24:09,921 けど こないだ 泣いてる あなたを 見たとき 思ったんです。➡ 306 00:24:09,921 --> 00:24:12,921 どうして あんな別れ方を したんだろうって。 307 00:24:14,926 --> 00:24:19,931 (池田)僕は 中原さんのこと 何も 分かってなかった。➡ 308 00:24:19,931 --> 00:24:22,934 あのとき 思ったんです。➡ 309 00:24:22,934 --> 00:24:26,934 この人を 守りたい。 そばに いたいって。 310 00:24:30,942 --> 00:24:37,942 (池田)もう一度 僕に チャンスを もらえませんか? 311 00:24:51,896 --> 00:24:54,896 ごめんなさい。 312 00:24:56,901 --> 00:25:02,901 私 池田さんとは お付き合い できません。 313 00:25:05,910 --> 00:25:08,913 (池田)どうしてですか? 314 00:25:08,913 --> 00:25:12,917 池田さんとは こう 何ていうか。 315 00:25:12,917 --> 00:25:18,917 友達みたいな感じが いいのかな なんて。 316 00:25:21,926 --> 00:25:23,928 ホントに すいません。 317 00:25:23,928 --> 00:25:28,933 いえ。 謝るのは こちらの方です。 318 00:25:28,933 --> 00:25:31,936 変なこと 言って 申し訳ない。 319 00:25:31,936 --> 00:25:41,879 ♬~ 320 00:25:41,879 --> 00:25:43,881 (くしゃみ) 321 00:25:43,881 --> 00:25:55,881 ♬~ 322 00:27:29,820 --> 00:27:33,820 小説 出すんですか? 323 00:27:39,830 --> 00:27:43,830 何ですか? 完成したんだ。 324 00:27:46,837 --> 00:27:50,841 読めって いうんですか? 325 00:27:50,841 --> 00:27:53,841 君の許しが なければ 本は 出さない。 326 00:27:55,846 --> 00:27:59,846 読むなり 捨てるなり 君の好きにしてくれ。 327 00:28:03,854 --> 00:28:06,857 そうやって 私に 責任を 押し付けるんですか? 328 00:28:06,857 --> 00:28:10,857 そうじゃない。 そんなもん 読みたくない。 329 00:28:22,873 --> 00:28:25,873 あっ。 あっ。 ちょっ。 あっ…。 330 00:28:29,814 --> 00:28:33,814 もう 書くのは やめるよ。 えっ? 331 00:28:35,820 --> 00:28:38,820 君のこと 傷つけるつもりは なかった。 332 00:28:40,825 --> 00:28:43,825 でも いいかげんに 書いたもんじゃない。 333 00:28:46,831 --> 00:28:50,835 君のこと 面白いと思ったんだ。 334 00:28:50,835 --> 00:28:56,841 失敗ばっかりして。 でも めげずに。 335 00:28:56,841 --> 00:28:59,844 見てる こっちが ひやひやしたけど。 336 00:28:59,844 --> 00:29:03,844 でも 君のこと 見てると 元気になれたんだ。 337 00:29:07,852 --> 00:29:12,852 その明るさがあれば 自分の小説が うまく いくような気がしたんだ。 338 00:29:16,861 --> 00:29:21,866 結局 小説のために 私に 会ってたんですね。 339 00:29:21,866 --> 00:29:24,869 違う。 340 00:29:24,869 --> 00:29:29,869 両方 大事なんだ。 小説を書くことも…。 341 00:29:32,810 --> 00:29:34,810 君のことも。 342 00:29:38,816 --> 00:29:42,820 好きでもない 相手のことを あんなには 書けないよ。 343 00:29:42,820 --> 00:29:46,824 好きでもない 相手のことを 毎日毎日 考えて➡ 344 00:29:46,824 --> 00:29:50,828 その相手のことを 文字にしていく。 345 00:29:50,828 --> 00:29:54,832 そんなことが できるほど 俺は 器用じゃない。 346 00:29:54,832 --> 00:30:05,843 ♬~ 347 00:30:05,843 --> 00:30:20,858 ♬~ 348 00:30:20,858 --> 00:30:35,806 ♬~ 349 00:30:35,806 --> 00:30:38,809 あっ。 ちょっ…。 350 00:30:38,809 --> 00:30:58,829 ♬~ 351 00:30:58,829 --> 00:31:10,841 ♬~ 352 00:31:10,841 --> 00:31:25,856 ♬~ 353 00:31:25,856 --> 00:31:36,801 ♬~ 354 00:31:36,801 --> 00:31:45,810 《両方 大事なんだ。 小説を書くことも。 君も》 355 00:31:45,810 --> 00:31:50,815 《好きでもない 相手のことを あんなには 書けないよ》 356 00:31:50,815 --> 00:31:54,819 《そんなことが できるほど 俺は 器用じゃない》 357 00:31:54,819 --> 00:32:05,830 ♬~ 358 00:32:05,830 --> 00:32:22,847 ♬~ 359 00:32:22,847 --> 00:32:27,847 ≪(ドアの開く音) (賢三)いらっしゃいませ…。 360 00:32:31,789 --> 00:32:35,793 読みました。 うん? 361 00:32:35,793 --> 00:32:38,796 この小説 出してください。 えっ? 362 00:32:38,796 --> 00:32:41,799 ホントに 自分の作品だって 思えるものにして➡ 363 00:32:41,799 --> 00:32:44,802 勝負してください。 その代わり➡ 364 00:32:44,802 --> 00:32:46,804 私の意見を ちゃんと 聞いてからに してくださいね。 365 00:32:46,804 --> 00:32:49,807 いや…。 366 00:32:49,807 --> 00:32:51,809 勝手に 書いたことは 謝る。 367 00:32:51,809 --> 00:32:56,814 いや。 でも 納得できないものは のめないよ。 のめない。 うん。 368 00:32:56,814 --> 00:33:00,818 じゃあ 納得できるまで 話し合いましょう。 369 00:33:00,818 --> 00:33:04,822 いや…。 それは 意外な展開だな。 370 00:33:04,822 --> 00:33:06,824 俺は とても そこまでは 思い付かなかった。 371 00:33:06,824 --> 00:33:08,826 私 思ったんです。 男と 女って➡ 372 00:33:08,826 --> 00:33:12,830 駄目なところが いっぱい あるんだなって。 373 00:33:12,830 --> 00:33:15,833 うん。 あるな。 でも それを➡ 374 00:33:15,833 --> 00:33:19,837 批判し合ってばっかり いたんじゃ 何も 始まらないなって。 375 00:33:19,837 --> 00:33:22,840 駄目なところこそ お互いに ツッコみ合いながら➡ 376 00:33:22,840 --> 00:33:24,842 生きていかなきゃ いけないんじゃ ないかなって。 377 00:33:24,842 --> 00:33:27,861 うん。 だよな。 378 00:33:27,861 --> 00:33:32,861 私も 高山さんも。 379 00:33:34,785 --> 00:33:37,785 似た者同士。 380 00:33:40,791 --> 00:33:42,791 しょうがないですね。 381 00:33:46,797 --> 00:33:50,801 大事な作品なんですよね? ああ。 382 00:33:50,801 --> 00:33:52,803 よし。 じゃあ 始めよう。 うん? 383 00:33:52,803 --> 00:33:54,805 うん。 始めよう 始めよう。 何? 384 00:33:54,805 --> 00:33:56,807 座って。 いいから 座って。 いや。 ちょっ…。 385 00:33:56,807 --> 00:33:58,809 マスター。 ペン。 (賢三)はいはい。 386 00:33:58,809 --> 00:34:00,811 よいしょ よいしょ よいしょ…。 ちょっと 何? ずいぶん 急だな。 387 00:34:00,811 --> 00:34:04,815 だから 座って。 それが 人生だっちゅうの。 388 00:34:04,815 --> 00:34:06,817 まずね タイトル。 これが いけないな。 389 00:34:06,817 --> 00:34:08,819 『幸せを つかめない女』 390 00:34:08,819 --> 00:34:10,821 これの どこが いけない? これ 絶望的。 391 00:34:10,821 --> 00:34:12,823 誰も 読まないです これじゃ。 何で? そうかな? 392 00:34:12,823 --> 00:34:15,826 『幸せを つかめない女』じゃなくて 『幸せを つかみたい女』 393 00:34:15,826 --> 00:34:17,828 ああ。 なるほどね。 こっちの方が 希望があるからね。 394 00:34:17,828 --> 00:34:19,830 ああ。 なるほど。 悪くない。 分かりましたか? それからね➡ 395 00:34:19,830 --> 00:34:21,832 あと これ 気になった。 これ。 うん? 396 00:34:21,832 --> 00:34:23,834 もう 思い出しちゃうから。 もう ホントに。 397 00:34:23,834 --> 00:34:26,837 これ 伸治のことですよね? し…。 うん? 398 00:34:26,837 --> 00:34:28,772 (伸治)《分かってくれるよな?》 399 00:34:28,772 --> 00:34:32,776 「バンドマンの男は 冷たい言葉を 彼女に浴びせ 別れを告げた」 400 00:34:32,776 --> 00:34:35,779 「今まで過ごした時間を 全て 無にしてしまうような➡ 401 00:34:35,779 --> 00:34:40,784 残酷な言葉を前に 彼女は 何も 言い返せなかった」 402 00:34:40,784 --> 00:34:43,787 これの どこが いけないの? 「彼女は 何も 言い返せなかった」? 403 00:34:43,787 --> 00:34:45,789 うん。 ぷっ。 404 00:34:45,789 --> 00:34:48,792 彼女は 何も 言い返せなかったんじゃ なくって➡ 405 00:34:48,792 --> 00:34:50,794 「言い返さなかった」 406 00:34:50,794 --> 00:34:52,796 えっ? えっ? なぜ 言い返さなかった? 407 00:34:52,796 --> 00:34:54,798 だって 大人の女はね➡ 408 00:34:54,798 --> 00:34:57,801 そういうふうに 取り乱したくないの。 人前で。 409 00:34:57,801 --> 00:35:00,804 ああ。 女の プライドだ。 410 00:35:00,804 --> 00:35:02,806 今 思うとなぁ。 411 00:35:02,806 --> 00:35:05,809 一発 ぶん殴ってやりゃ よかったな。 ホントに あの男。 412 00:35:05,809 --> 00:35:07,811 ああ。 これも 思い出しちゃった。 413 00:35:07,811 --> 00:35:09,813 すごい いらっと くるんですけど。 414 00:35:09,813 --> 00:35:12,816 思い出した? ハハハ。 笑い過ぎ。 415 00:35:12,816 --> 00:35:21,825 ♬~ 416 00:35:21,825 --> 00:35:23,827 はい。 どうぞ。 417 00:35:23,827 --> 00:35:30,768 ♬~ 418 00:35:30,768 --> 00:35:34,772 うん。 そうだ そうだ。 これ。 419 00:35:34,772 --> 00:35:37,775 「やり直そうと 強引に 腕を引かれた そのとき➡ 420 00:35:37,775 --> 00:35:40,778 男が 大きな音を立てて 椅子から 立ち上がり➡ 421 00:35:40,778 --> 00:35:44,782 バンドマンの男を 挑発するような態度を 取ると➡ 422 00:35:44,782 --> 00:35:47,785 店の外に 連れ出した。 そして…」 423 00:35:47,785 --> 00:35:51,789 はいはい はいはい。 これ これ。 ちょっと もう。 424 00:35:51,789 --> 00:35:53,791 ちょっと。 これ。 うん? 何? 425 00:35:53,791 --> 00:35:55,793 これって ホントですか? どこ どこ? 426 00:35:55,793 --> 00:35:58,796 これ。 《恋というのは オーバーのように➡ 427 00:35:58,796 --> 00:36:02,800 何度も 着たり脱いだり できるものじゃないんだ》 428 00:36:02,800 --> 00:36:05,803 (伸治)《はっ?》 《『チャンピオン』という 映画の中の➡ 429 00:36:05,803 --> 00:36:09,803 言葉だ》 (伸治)《また 映画かよ?》 430 00:36:11,809 --> 00:36:14,812 《彼女は 手ひどい 失恋の痛みから 立ち上がり➡ 431 00:36:14,812 --> 00:36:18,812 一人の 大人の女として 前を向こうとしてる》 432 00:36:20,818 --> 00:36:26,818 《君も 一人の 大人の男として 前を向くべきじゃないのか?》 433 00:36:28,759 --> 00:36:31,762 何か ちょっと カッコ良過ぎや しませんか? 434 00:36:31,762 --> 00:36:34,765 いや。 別に 信じたくないなら 信じなくていいよ。 435 00:36:34,765 --> 00:36:38,769 また 偏屈なこと 言って。 偏屈は 直らないんでね。 436 00:36:38,769 --> 00:36:40,771 あっ。 まっ それも そうだな。 437 00:36:40,771 --> 00:36:46,777 あっ。 あと これ。 これ。 438 00:36:46,777 --> 00:36:50,781 「2人は 物語を紡いでいくことに どんどん 夢中になっていった」 439 00:36:50,781 --> 00:36:53,784 「気付くと 男は 彼女の肩を抱き➡ 440 00:36:53,784 --> 00:36:56,787 彼女は 男の瞳に映る 自分を 見詰めた」 441 00:36:56,787 --> 00:36:59,790 「男のまなざしに 一瞬 胸が 高鳴ったことに➡ 442 00:36:59,790 --> 00:37:01,792 彼女は ひどく 動揺した」 443 00:37:01,792 --> 00:37:04,795 だいたい あんときは どういうつもりで? 444 00:37:04,795 --> 00:37:09,800 いや。 別に どういうつもりも 何も あんときは あのう…。 445 00:37:09,800 --> 00:37:11,802 まっ 流れっていうか。 446 00:37:11,802 --> 00:37:13,804 流れ? うん。 447 00:37:13,804 --> 00:37:15,806 流れで? うん。 448 00:37:15,806 --> 00:37:17,806 ってことは あんときも 流れで? 449 00:37:21,812 --> 00:37:23,814 《ちょっと。 何するんですか?》 450 00:37:23,814 --> 00:37:25,816 あれは…。 あれ。 451 00:37:25,816 --> 00:37:29,820 男のプライドっていうか。 はい? 452 00:37:29,820 --> 00:37:31,820 何? プライドって。 453 00:37:33,824 --> 00:37:36,827 挑発するようなこと 言うから。 454 00:37:36,827 --> 00:37:39,830 何 言っちゃってんだ。 ちょっと待った。 455 00:37:39,830 --> 00:37:41,832 ほらほら。 ここ ここ。 456 00:37:41,832 --> 00:37:44,835 「彼女には 一瞬 情熱が 込み上げた」って。 457 00:37:44,835 --> 00:37:47,838 感じてないですから。 情熱なんて。 そっか。 458 00:37:47,838 --> 00:37:49,840 それからね 無理やり キスって。 459 00:37:49,840 --> 00:37:52,843 女が そんなんで 喜ぶと 思ってんだ? 460 00:37:52,843 --> 00:37:54,845 女性は 少しぐらい 強引な方が いいんじゃないかな? 461 00:37:54,845 --> 00:37:57,848 えっ? ハハハ。 (せきばらい) 462 00:37:57,848 --> 00:38:00,851 でもね 女心も 知らないくせにね そうやって ちょっと➡ 463 00:38:00,851 --> 00:38:02,853 脚本家なんか よく やってるな なんて 思ってんだけどね。 464 00:38:02,853 --> 00:38:04,855 今 何か ちょっと ごまかしたでしょ。 うん? 何にも。 465 00:38:04,855 --> 00:38:06,857 いや。 ごまかしたよ。 ごまかしてないです。 466 00:38:06,857 --> 00:38:09,860 いや。 ごまかしたって。 いいから早く。 はい。 次。 次 次。 467 00:38:09,860 --> 00:38:11,862 納得いくまで 話すんじゃなかったのかな? 468 00:38:11,862 --> 00:38:13,864 何か いっぱい あるなぁ これ。 色々 書いてある。 469 00:38:13,864 --> 00:38:15,866 「悪意を感じる」とかね 私に 読まれないと思って➡ 470 00:38:15,866 --> 00:38:17,868 いろんなこと 書いてんな これ。 471 00:38:17,868 --> 00:38:20,871 「何かにつけて 女子会と称して 集まり」って 何なんですか? 472 00:38:20,871 --> 00:38:23,874 この 悪意のある文面は。 いや。 そう 感じたんだから➡ 473 00:38:23,874 --> 00:38:25,876 仕方ないだろう。 この年になってね➡ 474 00:38:25,876 --> 00:38:28,812 何でも 話し合える友達が いるっていうのは➡ 475 00:38:28,812 --> 00:38:30,814 掛け替えのないことなんですよ。 476 00:38:30,814 --> 00:38:32,816 それは 主人公の感情とは 関係ない部分だ。 477 00:38:32,816 --> 00:38:36,820 作家性の問題だ。 そこだけは 譲れない。 478 00:38:36,820 --> 00:38:39,823 何ですか それ? 体育座りして 子供みたいに。 479 00:38:39,823 --> 00:38:41,825 だって 譲れないよ。 主人公 感情だけで済んだら➡ 480 00:38:41,825 --> 00:38:43,827 それは おかしくなる。 文章が。 もしもし? 子供ですか? 481 00:38:43,827 --> 00:38:46,830 いやいやいや。 ここだけは 絶対に 譲れない。 482 00:38:46,830 --> 00:39:05,849 ♬~ 483 00:39:05,849 --> 00:39:08,852 痛っ。 484 00:39:08,852 --> 00:39:10,854 (せきばらい) 寝てないよ。 485 00:39:10,854 --> 00:39:12,856 何が? 全然 寝てない。 486 00:39:12,856 --> 00:39:14,858 何も 言ってないよ。 487 00:39:14,858 --> 00:39:17,861 「繊細で 傷つきやすい彼女に➡ 488 00:39:17,861 --> 00:39:21,865 なぜ 彼らは 気付かなかったのだろう?」 489 00:39:21,865 --> 00:39:23,867 よし。 これで どうだ? 490 00:39:23,867 --> 00:39:35,812 ♬~ 491 00:39:35,812 --> 00:39:44,821 ♬~ 492 00:39:44,821 --> 00:39:49,826 「今は 少なくとも そんな心配は 無用だろう」 493 00:39:49,826 --> 00:39:54,831 「彼女は そのとき 喜びのあまり 子供のように 破顔して➡ 494 00:39:54,831 --> 00:39:57,831 飼い猫に 頬を寄せていた」 495 00:40:02,839 --> 00:40:05,842 「瞳は 輝きを増し➡ 496 00:40:05,842 --> 00:40:09,846 その素肌は 薄紅色に 染まっていく」 497 00:40:09,846 --> 00:40:11,848 「男は そんな彼女を見て➡ 498 00:40:11,848 --> 00:40:15,852 自分の行為の正当性は さておき➡ 499 00:40:15,852 --> 00:40:18,855 美しいと 思った」 500 00:40:18,855 --> 00:40:30,801 ♬~ 501 00:40:30,801 --> 00:40:32,803 《何だ これ?》 502 00:40:32,803 --> 00:40:46,817 ♬~ 503 00:40:46,817 --> 00:40:50,821 あっ。 お待ちしてました。 あっ。 お待たせしました。 504 00:40:50,821 --> 00:40:52,823 参りますか? うん。 505 00:40:52,823 --> 00:40:57,828 あのとき やっぱり 駆け付けてきてくれてたんですね。 506 00:40:57,828 --> 00:40:59,830 うん? 507 00:40:59,830 --> 00:41:03,834 恋も 仕事も うまく いかなかったときに➡ 508 00:41:03,834 --> 00:41:07,838 高山さんが 駆け付けてきてくれた。 509 00:41:07,838 --> 00:41:12,843 いや。 だから 駆け付けてないって。 正直に話す 約束ですよ。 510 00:41:12,843 --> 00:41:14,845 そうだな。 うん。 511 00:41:14,845 --> 00:41:17,848 仕方ない。 認めるよ。 うん。 512 00:41:17,848 --> 00:41:21,852 あのときは 色々あって しょうがなく…。 513 00:41:21,852 --> 00:41:23,852 しょうがなく? 514 00:41:25,856 --> 00:41:28,792 君のことが 心配だったっていうのも ある。 515 00:41:28,792 --> 00:41:31,795 正直で よろしい。 516 00:41:31,795 --> 00:41:34,798 あのころからかな? 君のことを モデルに 小説を書いたら➡ 517 00:41:34,798 --> 00:41:37,801 面白いんじゃないかと 思えてきて。 518 00:41:37,801 --> 00:41:41,801 《うん。 うまい》 《うん。 うまい》 519 00:41:44,808 --> 00:41:46,808 《すいません》 520 00:41:51,815 --> 00:41:53,817 (従業員)お待ち遠。 はい。 521 00:41:53,817 --> 00:41:55,819 ありがとうございます。 522 00:41:55,819 --> 00:41:58,819 はい。 どうぞ。 はい。 ありがとう。 523 00:42:01,825 --> 00:42:04,828 よいしょ。 よいしょ。 524 00:42:04,828 --> 00:42:07,828 いただきます。 いただきます。 525 00:42:11,835 --> 00:42:16,840 うん。 うまい。 やっぱ これだ。 526 00:42:16,840 --> 00:42:18,842 《あっ!?》 527 00:42:18,842 --> 00:42:29,786 ♬~ 528 00:42:29,786 --> 00:42:32,789 私ね ここの部分が すごい 好きなんですよ。 529 00:42:32,789 --> 00:42:36,793 「彼女の 白い素肌は 薄紅色に染まり➡ 530 00:42:36,793 --> 00:42:40,797 素の魅力が あふれていた」 最高! 531 00:42:40,797 --> 00:42:44,801 駄目だ。 直そう。 えっ? ちょっと。 駄目ですよ。 532 00:42:44,801 --> 00:42:46,803 いや。 ちょっと 聞いてて 気持ち悪いもん。 533 00:42:46,803 --> 00:42:48,805 気持ち悪いとか。 気持ち悪くないですから。 534 00:42:48,805 --> 00:42:50,807 この薄紅色っていうの ちょっと 気持ち悪いよ。 535 00:42:50,807 --> 00:42:52,809 薄紅色の ここが いいんじゃないですか。 536 00:42:52,809 --> 00:42:54,811 いや。 聞いてると ちょっと 気持ち悪い。 537 00:42:54,811 --> 00:42:56,813 「これから どうなっていくかは 分からない」 538 00:42:56,813 --> 00:43:00,817 「そんなのは だらしないことだと 世間は 言うかもしれない」 539 00:43:00,817 --> 00:43:02,819 「けれど いまさら 普通なんてことに➡ 540 00:43:02,819 --> 00:43:07,824 惑わされることすら おかしいのだ」 541 00:43:07,824 --> 00:43:09,826 「ただ これが 運命でないとは➡ 542 00:43:09,826 --> 00:43:13,830 誰も 言い切ることは できないはずだ」 543 00:43:13,830 --> 00:43:19,836 「現に 今 素の自分で 何の 気取りもなく 素直でいられる」 544 00:43:19,836 --> 00:43:23,836 「これだけでも 彼女にとっては じゅうぶん 幸せなのだ」 545 00:43:26,843 --> 00:43:29,779 「高まっていくのを 感じながら➡ 546 00:43:29,779 --> 00:43:33,783 たとえ 裏切られない確証は ないとしても➡ 547 00:43:33,783 --> 00:43:37,783 ずっと 探してきた答えを 見つけたような気がした」 548 00:43:45,795 --> 00:43:48,795 完成だ。 嘘? 549 00:43:50,800 --> 00:43:53,803 おめでとうございます。 550 00:43:53,803 --> 00:43:55,803 できた。 551 00:44:00,810 --> 00:44:03,813 すごい。 いやぁ。 できた。 552 00:44:03,813 --> 00:44:14,824 ♬~ 553 00:44:14,824 --> 00:44:17,827 よし。 さっ。 次 何やれば いいかな? マスター。 554 00:44:17,827 --> 00:44:19,829 (賢三)じゃあね これ 配ってきてもらえます? 555 00:44:19,829 --> 00:44:22,832 おいしそうだな。 小倉トースト。 早く 食べたい。 556 00:44:22,832 --> 00:44:26,836 (賢三)すいませんね。 うん。 おなか すいた。 557 00:44:26,836 --> 00:44:28,772 よいしょ。 ≪(ドアの開く音) 558 00:44:28,772 --> 00:44:30,774 ≪(純一)こんちは。 あれ? 559 00:44:30,774 --> 00:44:32,776 (純一)あれ? まだ 少し 早かったかな? 560 00:44:32,776 --> 00:44:35,779 そうね。 うん。 561 00:44:35,779 --> 00:44:37,781 (純一)ああ そうだ。 うん? 562 00:44:37,781 --> 00:44:39,783 (純一)出版 おめでとう。 何で 私に言うの? 563 00:44:39,783 --> 00:44:41,785 (純一)君の本でも あるだろ? でも まあ➡ 564 00:44:41,785 --> 00:44:43,787 フィクションでも ありますからね。 (純一)ほう。➡ 565 00:44:43,787 --> 00:44:45,789 そういうことに しときますか。 566 00:44:45,789 --> 00:44:48,789 そういうことに しといてください。 567 00:44:50,794 --> 00:44:54,798 幸せになれよ。 えっ? 568 00:44:54,798 --> 00:44:58,798 昔からの 知り合いとしてさ 親心っていうの? 569 00:45:00,804 --> 00:45:03,807 ありがと。 (純一)うん。➡ 570 00:45:03,807 --> 00:45:05,809 さあ。 マスター。 僕も 何か 手伝いましょうか? 571 00:45:05,809 --> 00:45:07,811 (賢三)そうですね…。 572 00:45:07,811 --> 00:45:15,819 ♬~ 573 00:45:15,819 --> 00:45:19,823 (一同)乾杯。 乾杯。 574 00:45:19,823 --> 00:45:21,825 (亮介)この 小倉トースト すごい おいしいんですよ。➡ 575 00:45:21,825 --> 00:45:23,827 食べてみてください。 (沙織)ふーん。 576 00:45:23,827 --> 00:45:28,765 (賢三)お口直しに いかがですか? (美和)いやぁ。 577 00:45:28,765 --> 00:45:33,770 おめでとうございます。 色々 ありがとうございます。 578 00:45:33,770 --> 00:45:35,772 (池田)ヒロインの キャラが 面白いって 評判ですよ。➡ 579 00:45:35,772 --> 00:45:38,775 それに 女性の心情が リアルに 描かれてるって。 580 00:45:38,775 --> 00:45:42,779 そうですか…。 581 00:45:42,779 --> 00:45:45,782 ああ。 ですね。 小説家としての 第一歩を➡ 582 00:45:45,782 --> 00:45:47,784 踏み出したってことですね。 [TEL](バイブレーターの音) 583 00:45:47,784 --> 00:45:50,787 (池田)あっ。 [TEL](バイブレーターの音) 584 00:45:50,787 --> 00:45:52,789 (池田)編集長からだ。 すいません。 失礼します。 585 00:45:52,789 --> 00:45:54,789 ああ。 (池田)はい。 もしもし。 586 00:45:56,793 --> 00:45:58,795 君には ホント 感謝してる。 何 言ってんの。 587 00:45:58,795 --> 00:46:01,798 高山さんの力ですよ。 その力 ちゃんと 貸してくださいね。 588 00:46:01,798 --> 00:46:03,800 私たちのアプリに。 任しといてください。 589 00:46:03,800 --> 00:46:05,802 はい。 590 00:46:05,802 --> 00:46:15,812 (英語の会話) 591 00:46:15,812 --> 00:46:18,812 彼も 頼もしくなったな。 592 00:46:23,820 --> 00:46:25,822 (田代)萠子さん。 (萠子)あっ。 593 00:46:25,822 --> 00:46:27,841 (田代)どうも。 (萠子)何で来たの? 594 00:46:27,841 --> 00:46:30,760 (田代)こんにちは。 「何で?」って 自分が 呼んだんじゃないですか。 595 00:46:30,760 --> 00:46:32,762 (萠子)あっ。 そうだっけ? (みどり)ねえねえ。➡ 596 00:46:32,762 --> 00:46:34,764 男は 当分 いいんじゃなかったの? 597 00:46:34,764 --> 00:46:37,767 (萠子)あっ。 この人 もう そんなんじゃないから。 598 00:46:37,767 --> 00:46:39,769 (田代)まっ。 すぐに そんなんに なるかもしれませんけどね。 599 00:46:39,769 --> 00:46:41,771 (萠子)はっ? ならないって。 (田代)また そんな。 600 00:46:41,771 --> 00:46:44,774 (みどり)私は どっちでも いいんですけど。 601 00:46:44,774 --> 00:46:46,776 人は 少しずつ 変わっていくもんなんだな。 602 00:46:46,776 --> 00:46:48,778 そうですね。 603 00:46:48,778 --> 00:46:50,780 ≪(純一)立花君さ。 ≪(沙織)はい。 604 00:46:50,780 --> 00:46:52,782 (純一)今度 うちに おいでよ。 おいしいものでも 作ってあげる。 605 00:46:52,782 --> 00:46:55,785 (沙織)いや。 私は 大丈夫です。 (純一)えっ? いいってこと? 606 00:46:55,785 --> 00:46:58,788 (玲子)社長。 もう その辺で。 (純一)うん? 何? 何で? 607 00:46:58,788 --> 00:47:00,790 (玲子)社員には 手を出さない方が よろしいかと。 608 00:47:00,790 --> 00:47:02,792 (純一)手 出してないよ まだ。 (玲奈)社長。➡ 609 00:47:02,792 --> 00:47:07,792 ネットに 散々 書かれてるのにさ。 (圭子)タフっすよね。 610 00:47:09,799 --> 00:47:11,801 うち 来る? あの人も 一応➡ 611 00:47:11,801 --> 00:47:13,803 変わろうと してるみたいですよ。 付き合う人はね➡ 612 00:47:13,803 --> 00:47:15,805 一人って 決めたみたい。 へえー。 613 00:47:15,805 --> 00:47:17,807 ずいぶんと 進歩したもんだ。 ですね。 614 00:47:17,807 --> 00:47:19,809 あれ? もしかして 僕のこと 話してます? 615 00:47:19,809 --> 00:47:22,812 ううん。 いや。 あのさ。 616 00:47:22,812 --> 00:47:24,814 やっぱり 付き合う女性は 一人に限るね。 617 00:47:24,814 --> 00:47:27,817 今ごろ 気付いたんかい。 ダブルブッキングの恐れはないし➡ 618 00:47:27,817 --> 00:47:29,819 連絡先も 混乱しない。 そうだね。 619 00:47:29,819 --> 00:47:32,822 あっ。 そうそう。 新しい企画の話➡ 620 00:47:32,822 --> 00:47:35,825 あした 会社で 聞かせてくれよ。 OK。 621 00:47:35,825 --> 00:47:37,827 高山先生も 頼みますよ。 ええ。 こちらこそ。 622 00:47:37,827 --> 00:47:39,829 口説いてきちゃう? (純一)口説いてない。 コミュニケーション。 623 00:47:39,829 --> 00:47:43,829 何 言って…。 怪しいね。 (純一)何 盛り上がってんの? 624 00:47:45,835 --> 00:47:48,838 (池田)では 皆さん。 ここで 高山先生より➡ 625 00:47:48,838 --> 00:47:52,842 ご挨拶を 頂きたいと思います。 (一同)よっ! よっ! 626 00:47:52,842 --> 00:48:12,862 ♬~ 627 00:48:12,862 --> 00:48:16,866 どうして 突然 抜け出したんですか? 628 00:48:16,866 --> 00:48:20,870 どうも ああいう集まりは 苦手でね。 629 00:48:20,870 --> 00:48:24,870 あなたのための パーティーなのに。 まったく もう。 630 00:48:27,844 --> 00:48:31,714 私たちは これから どう 変わっていくんですかね? 631 00:48:31,714 --> 00:48:34,717 もしくは 何も 変わらないか。 632 00:48:34,717 --> 00:48:38,721 それって 何か つまらなくないですか? 633 00:48:38,721 --> 00:48:42,725 小説のネタに なるような事件が 次々と起こるのも 大変だからね。 634 00:48:42,725 --> 00:48:45,728 でも それって ネタ作りに 困りません? 635 00:48:45,728 --> 00:48:47,730 まあ 僕としては 君が そばに いるだけでも➡ 636 00:48:47,730 --> 00:48:53,736 ずいぶんと 事件だ。 ネタには 困らないよ。 637 00:48:53,736 --> 00:48:56,736 それって どういう意味ですか? もう。 638 00:48:58,741 --> 00:49:02,745 私は 変わらないと思います。 うん? 639 00:49:02,745 --> 00:49:07,750 幾つになっても 奇麗でいたい。 640 00:49:07,750 --> 00:49:12,755 自分のこと 好きでいたい。 641 00:49:12,755 --> 00:49:24,767 それに 高山さんにも ずっと 好きでいてほしいから。 私のこと。 642 00:49:24,767 --> 00:49:31,808 ♬~ 643 00:49:31,808 --> 00:49:34,811 照れた。 照れましたね? ホントに もう。 644 00:49:34,811 --> 00:49:38,815 照れてないよ。 照れた。 照れました。 645 00:49:38,815 --> 00:49:50,827 ♬~ 646 00:49:50,827 --> 00:50:05,842 ♬~ 647 00:50:05,842 --> 00:50:23,842 ♬~