1 00:00:01,935 --> 00:00:04,271 健さんは? お医者さん 早く…。 2 00:00:04,271 --> 00:00:07,107 (京吾)すいません。 すいません。➡ 3 00:00:07,107 --> 00:00:10,911 健さん! 大丈夫ですか? 4 00:00:13,413 --> 00:00:16,783 (都)健さん! 5 00:00:16,783 --> 00:00:21,788 ♬~ 6 00:00:44,011 --> 00:00:47,748 (島民)こんな時も姫は戻らないのか? 7 00:00:47,748 --> 00:00:52,319 (島民)どういうおつもりなのか? (島民)姫がいれば こんなこと…。 8 00:00:52,319 --> 00:00:56,823 (島民)誰か姫を…。 (島民)姫がいれば…。 9 00:00:56,823 --> 00:01:00,160 (島民)姫様。 (島民)姫…。 10 00:01:00,160 --> 00:01:03,063 (島民)姫様…。 11 00:01:03,063 --> 00:01:12,806 ♬~ 12 00:01:12,806 --> 00:01:16,944 (京吾) 姫がいなくなってから 何かがおかしい。 13 00:01:16,944 --> 00:01:19,413 そう思いませんか? (馬門)そう? 14 00:01:19,413 --> 00:01:21,949 健さんが ケガをするのは いつものことだよ。 15 00:01:21,949 --> 00:01:25,819 でも こんなに長く ふせっておられるのは 初めてです。 16 00:01:25,819 --> 00:01:29,823 島の民たちも不安に思っています。 17 00:01:29,823 --> 00:01:32,960 姫が戻れば 万事うまくいくと? 18 00:01:32,960 --> 00:01:36,763 だって 姫がいた時は…。 19 00:01:39,633 --> 00:01:44,304 京吾は 婚姻契約は何のために行われると思う? 20 00:01:44,304 --> 00:01:51,178 それは もちろん 星の民の姫である 五色家の女性たちを守るためです。 21 00:01:51,178 --> 00:01:53,647 健さんが都様を。 22 00:01:53,647 --> 00:01:59,319 そして いつか 誰かが姫を。 23 00:01:59,319 --> 00:02:02,923 そう。 では もしも➡ 24 00:02:02,923 --> 00:02:06,793 契約者が 五色家の女性を守れなかった時は? 25 00:02:06,793 --> 00:02:08,795 え? 26 00:02:08,795 --> 00:02:15,102 つまり 都様や姫が 悲しみや苦痛を感じた時は? 27 00:02:17,938 --> 00:02:21,608 契約者は 罰を受ける。 28 00:02:21,608 --> 00:02:25,612 無理しないで。 (健)大丈夫 大丈夫。 29 00:02:30,283 --> 00:02:32,953 (馬門)姫が島を出ていったことは➡ 30 00:02:32,953 --> 00:02:36,823 都様に 大変な心労と苦しみを与えた。 31 00:02:36,823 --> 00:02:40,627 (京吾)そんな。 健さんのせいではないのに。 32 00:02:40,627 --> 00:02:43,330 そういう契約なのだよ。 33 00:02:49,636 --> 00:02:51,938 確かに…。 34 00:02:53,507 --> 00:02:57,511 愛する女性のために苦しむのならば➡ 35 00:02:57,511 --> 00:03:01,915 それもまた 名誉かもしれません。 36 00:03:01,915 --> 00:03:05,252 苦しめる側の気持ちは? 37 00:03:05,252 --> 00:03:07,587 それは…。 38 00:03:07,587 --> 00:03:10,257 自分には コントロールできないことで➡ 39 00:03:10,257 --> 00:03:15,262 自分の大切な人間が 苦しんだり 傷ついたりする。 40 00:03:16,930 --> 00:03:21,601 (馬門)文様 都様 そして 姫も。 41 00:03:21,601 --> 00:03:24,905 ずっと その苦しみを 背負われてきたのですよ。 42 00:03:28,475 --> 00:03:34,948  心の声  思えば姫は いつもお一人だった。 43 00:03:34,948 --> 00:03:37,851  回想 うわっ 見て。 めっちゃ大きいの。 44 00:03:37,851 --> 00:03:41,621 でっかいの。 見て。 めっちゃでっかいの。 45 00:03:41,621 --> 00:03:53,633 ♬~ 46 00:03:53,633 --> 00:03:58,638 姫様 ごきげんよう。 (子どもたち)ごきげんよう。 47 00:04:00,440 --> 00:04:03,243 (しおり)ごきげんよう。 48 00:04:03,243 --> 00:04:18,792 ♬~ 49 00:04:18,792 --> 00:04:22,596  心の声 (京吾)あのころから 姫は➡ 50 00:04:22,596 --> 00:04:27,601 寂しさや苦しみを背負っておられたのか。 51 00:04:29,936 --> 00:04:33,240 姫 よかったら これを。 52 00:04:35,609 --> 00:04:41,281 ありがとう 京吾。 でも 自分で見つけたいの。 53 00:04:41,281 --> 00:04:43,216 え? 54 00:04:43,216 --> 00:04:51,791 ♬~ 55 00:04:51,791 --> 00:04:55,629  心の声 (京吾)友達などというのは おこがましい。➡ 56 00:04:55,629 --> 00:04:59,299 でも…。 57 00:04:59,299 --> 00:05:02,202 (京吾)姫! 姫 またお一人で…➡ 58 00:05:02,202 --> 00:05:04,137 おっとっと… 姫! 59 00:05:04,137 --> 00:05:08,909 お一人は ダメですって。 何で無視するんですか? 60 00:05:08,909 --> 00:05:10,844 車道側は危ないですよ。 61 00:05:10,844 --> 00:05:15,782 1人で大丈夫です。 何かあったら どうするのですか? 62 00:05:15,782 --> 00:05:17,918 例えば? 63 00:05:17,918 --> 00:05:19,853 石に つまずいちゃったり➡ 64 00:05:19,853 --> 00:05:22,789 突然 雨が降ってきて 風邪をひいちゃうかも。 65 00:05:22,789 --> 00:05:27,594 あ~ 隕石が降ってくるかもしれないし それから それから…。 66 00:05:27,594 --> 00:05:30,897 京吾は心配しすぎです。 67 00:05:37,270 --> 00:05:42,609 あっ あの…。 68 00:05:42,609 --> 00:05:48,315 いずれ 姫も 契約のお相手を 選ぶことになりますよね。 69 00:05:52,953 --> 00:05:55,856 ええ。 70 00:05:55,856 --> 00:06:00,760 私にも その資格があるようです。 71 00:06:00,760 --> 00:06:05,232 あっ 姫に選んで頂けるよう 頑張らなくちゃ! 72 00:06:05,232 --> 00:06:07,567 …なんて。 73 00:06:07,567 --> 00:06:10,470 (笑い声) 74 00:06:10,470 --> 00:06:12,472 京吾は…。 75 00:06:16,910 --> 00:06:22,916 私のことが 好きなのですか? 76 00:06:25,252 --> 00:06:27,254 はい。 77 00:06:33,593 --> 00:06:39,899 なぜ 私が好きなのですか? 78 00:06:41,468 --> 00:06:47,607 なぜって… 姫ですから。 79 00:06:47,607 --> 00:06:55,482 ♬~ 80 00:06:55,482 --> 00:06:58,952  心の声 (京吾)あんなに寂しそうな 姫の顔を見たのは➡ 81 00:06:58,952 --> 00:07:02,822 初めてだった。 82 00:07:02,822 --> 00:07:23,143 ♬~ 83 00:07:23,143 --> 00:07:25,845 健さん? 84 00:07:29,249 --> 00:07:33,920 健さん。 そのようなことは庭師にさせれば…。 85 00:07:33,920 --> 00:07:37,223 好きなんだ 庭掃除。 86 00:07:50,470 --> 00:07:55,942 あの 変なことを聞くようですが➡ 87 00:07:55,942 --> 00:08:00,547 婚姻契約の相手に選ばれるには 何が重要でしょうか? 88 00:08:00,547 --> 00:08:06,886 え? 京吾君 もしかして しおりの契約者になりたいの? 89 00:08:06,886 --> 00:08:09,589 あっ いえ! あの その…。 90 00:08:23,436 --> 00:08:25,438 あ…。 91 00:08:27,207 --> 00:08:31,578 気持ちじゃない? お互いの。 92 00:08:31,578 --> 00:08:35,915 普通の恋愛と何も変わらないよ。 93 00:08:35,915 --> 00:08:37,851 頑張ってね。 94 00:08:37,851 --> 00:08:40,153 はい! 95 00:08:43,256 --> 00:08:48,261  心の声  (京吾)そして 文様が病にふせられた。 96 00:09:07,881 --> 00:09:13,553 先ほど 母は星になりました。 97 00:09:13,553 --> 00:09:15,889 (島民たちのすすり泣き) 98 00:09:15,889 --> 00:09:19,559 (都)今後は この私➡ 99 00:09:19,559 --> 00:09:23,897 五色 都が 島をつかさどります。 100 00:09:23,897 --> 00:09:26,800 何も心配することはありません。 101 00:09:26,800 --> 00:09:32,505 これからも 島の幸せを守ってまいりましょう。 102 00:09:34,908 --> 00:09:41,581 いずれ私が老いた時には しおりが役目を引き継ぎます。 103 00:09:41,581 --> 00:09:47,253 この島の平和は 未来永劫 守られるのです。 104 00:09:47,253 --> 00:09:51,257 (島民)しおり様 姫様…。 (島民)姫…。 105 00:09:53,126 --> 00:10:04,804 ♬~ 106 00:10:04,804 --> 00:10:09,109 (京吾) 姫 どこにいらっしゃるのですか?➡ 107 00:10:09,109 --> 00:10:11,945 聞こえているなら 返事をして下さい。➡ 108 00:10:11,945 --> 00:10:14,614 姫! 109 00:10:14,614 --> 00:10:23,923 ♬~ 110 00:10:41,841 --> 00:10:44,144 姫。 111 00:10:46,980 --> 00:10:51,651 私 島を出たい。 112 00:10:51,651 --> 00:10:53,953 え? 113 00:10:56,523 --> 00:11:03,530 この島を出て 別の場所で生活がしてみたいの。 114 00:11:05,198 --> 00:11:11,938 いや でも そんなの 許されるわけがないですよね。 115 00:11:11,938 --> 00:11:15,642 許されるわけがない。 116 00:11:17,810 --> 00:11:22,115 でも 誰に? 117 00:11:27,954 --> 00:11:33,259  心の声 (京吾)あれは どういう意味だったんだろう。 118 00:11:38,298 --> 00:11:46,639  心の声 (京吾)そして あの時 私は 何て言うべきだったのか。 119 00:11:46,639 --> 00:11:52,645 (都)それでは 母の遺言書を開かせて頂きます。 120 00:12:05,592 --> 00:12:08,595 都様 いかがされました? 121 00:12:21,140 --> 00:12:28,815 「孫娘 しおりが 島を出ることを許可する。➡ 122 00:12:28,815 --> 00:12:33,620 何人たりとも それを禁ずることは許さない」。 123 00:12:33,620 --> 00:12:37,624 (ざわめき) 124 00:12:42,295 --> 00:12:44,230 (健)都さん! 125 00:12:44,230 --> 00:12:46,966 都様! 健様! 健様! 126 00:12:46,966 --> 00:12:48,901 都様! 127 00:12:48,901 --> 00:13:11,924 ♬~ 128 00:13:11,924 --> 00:13:14,827  心の声  (京吾)あの時は何も言えなかった。➡ 129 00:13:14,827 --> 00:13:20,833 姫を引き止める言葉を持たなかったから。 130 00:13:25,471 --> 00:13:30,176  心の声 (京吾)でも 今は…。 131 00:13:32,612 --> 00:13:35,948 本当に行くの? 132 00:13:35,948 --> 00:13:39,619 今のご両親の様子を見れば➡ 133 00:13:39,619 --> 00:13:43,956 姫も ご自身が必要とされていることを 悟るでしょう。 134 00:13:43,956 --> 00:13:46,292 姫のお気持ちは? 135 00:13:46,292 --> 00:13:53,166 姫のお苦しみは この京吾が 一緒に背負います。➡ 136 00:13:53,166 --> 00:13:57,904 一緒に背負って 半分にでも➡ 137 00:13:57,904 --> 00:14:02,775 三分の一にでもします。 だから…。 138 00:14:02,775 --> 00:14:05,244 私も一緒に行こう。 139 00:14:05,244 --> 00:14:07,914 え? 140 00:14:07,914 --> 00:14:13,786 京吾は少々 先走っている。 私が一緒にいたほうがいいだろう。 141 00:14:13,786 --> 00:14:15,788 先走ってなどおりません。 142 00:14:15,788 --> 00:14:29,936 ♬~ 143 00:14:29,936 --> 00:14:36,943  心の声 小さな積み重ねが 幸せな日常になっていく。 144 00:14:40,947 --> 00:14:45,284  心の声 伝わるといいな。 145 00:14:45,284 --> 00:14:47,220 (一郎) しおりさんが どうしたいのか教えて。 146 00:14:47,220 --> 00:14:49,622 一郎さんは逃げなかったですよね。 147 00:14:49,622 --> 00:14:52,291 島を継ぐつもり? (都)皆を幸せにしている。➡ 148 00:14:52,291 --> 00:14:54,961 とても尊いことなのよ。 逃げてもいいと思うよ。 149 00:14:54,961 --> 00:14:57,263 ぶち壊したいです。 俺は全力で支える。