1 00:00:56,523 --> 00:00:59,293  心の声  (しおり)フリージア新人賞の応募原稿➡ 2 00:00:59,293 --> 00:01:01,929 最後まで描ききることができました。➡ 3 00:01:01,929 --> 00:01:04,631 ありがとうございます。 4 00:01:07,267 --> 00:01:10,170 (まち)ん~ おいしい!➡ 5 00:01:10,170 --> 00:01:15,142 やっぱり宿題のあとのプリンは最高だね。 (ふみお)ねっ。 6 00:01:15,142 --> 00:01:18,412 あっ いいですね。 プリンですか? 7 00:01:18,412 --> 00:01:21,315 (一郎)仕事 一段落したら 甘い物食べたくなっちゃって。 8 00:01:21,315 --> 00:01:24,217 分かります。 私も今➡ 9 00:01:24,217 --> 00:01:27,154 新人賞の原稿 応募してきました。 10 00:01:27,154 --> 00:01:29,790 お疲れさま。 11 00:01:29,790 --> 00:01:34,294 あっ しおりさんも食べる? もう一つあるけど。はい 頂いちゃいます。 12 00:01:34,294 --> 00:01:36,797 ⚟ごめんください。 13 00:01:41,435 --> 00:01:46,139 まち ふみお ちょっと2人で遊んでて。 14 00:01:46,139 --> 00:01:48,141 (2人)ふん。 15 00:01:55,148 --> 00:01:59,453 何の知らせもなく こんな急に。 どうしたのですか? 16 00:01:59,453 --> 00:02:02,923 (京吾)大変なんです。 健さんが…。 17 00:02:02,923 --> 00:02:07,627 ♬~ 18 00:02:09,262 --> 00:02:13,934 なるほど。 お父様が ケガをしてしまったと。 19 00:02:13,934 --> 00:02:21,274 単なるケガではございません。 もう10日も ふせっておられます。 20 00:02:21,274 --> 00:02:24,277 それは大変だ。 21 00:02:31,618 --> 00:02:34,287 怪しいですね。 22 00:02:34,287 --> 00:02:36,623 な… 何がですか? 23 00:02:36,623 --> 00:02:41,294 10日前に そんな一大事があったのなら 電話で知らせてもいいはずです。 24 00:02:41,294 --> 00:02:43,230 なのに なぜ直接ここに? 25 00:02:43,230 --> 00:02:50,637 いや 心配をかけるから 姫には 連絡しないよう言われていましたし。 26 00:02:50,637 --> 00:02:53,340 それに あの…。 27 00:02:58,512 --> 00:03:03,517 姫 どうか島にお戻り下さい。 28 00:03:10,590 --> 00:03:14,461 そんなことだろうと思っていました。 29 00:03:14,461 --> 00:03:19,933 母には 1年こちらで過ごしていいと 許可を得ています。 30 00:03:19,933 --> 00:03:23,270 京吾が口出しすることではないのですよ。 31 00:03:23,270 --> 00:03:30,610 ですが このままでは 島がおかしくなってしまいます。➡ 32 00:03:30,610 --> 00:03:34,281 健さんが 庭作業中に 転倒されたのは事実です。 33 00:03:34,281 --> 00:03:40,620 それに 都様も ずっと様子がおかしくて。➡ 34 00:03:40,620 --> 00:03:42,956 都様だけではありません。 35 00:03:42,956 --> 00:03:47,294 島の民もみんな 不安に思っています。 36 00:03:47,294 --> 00:03:53,967 島には 私たちには姫が必要なのです。➡ 37 00:03:53,967 --> 00:03:59,673 だから どうか どうか…。 38 00:04:02,576 --> 00:04:04,911 京吾。 39 00:04:04,911 --> 00:04:08,582 はい。 40 00:04:08,582 --> 00:04:12,919 もう一度 言います。 41 00:04:12,919 --> 00:04:19,593 私は 島に戻るつもりはないのです。 42 00:04:19,593 --> 00:04:23,930 この男のせいですか? そんなの 許されません! 43 00:04:23,930 --> 00:04:26,833 誰かに許してもらう必要はありません。 44 00:04:26,833 --> 00:04:30,837 私がいたいのは ここなのです。 45 00:04:36,276 --> 00:04:38,945 姫…。 46 00:04:38,945 --> 00:04:47,287 あの しおりさんは 応援してほしいんだと思います。 47 00:04:47,287 --> 00:04:50,190 応援? 48 00:04:50,190 --> 00:04:54,161 お前と一緒にいることをか? 違います。 49 00:04:54,161 --> 00:04:58,899 しおりさんが「自分で決めたこと」をです。 50 00:04:58,899 --> 00:05:02,769 (京吾)自分で決めたこと? 51 00:05:02,769 --> 00:05:09,242 自分で考えて 悩んで決めたことを。 52 00:05:09,242 --> 00:05:15,115 ご両親 島の人たち➡ 53 00:05:15,115 --> 00:05:20,420 そして多分 あなたにも。 54 00:05:30,530 --> 00:05:33,533 分かりました。 55 00:05:39,940 --> 00:05:44,277 島に戻りましょう。 56 00:05:44,277 --> 00:05:49,149 え? そして 宣言します。 57 00:05:49,149 --> 00:05:58,625 私は これから 自分に従って生きていくことを。 58 00:05:58,625 --> 00:06:00,894 は? 59 00:06:00,894 --> 00:06:06,766 京吾が来てくれたおかげで 決断することができました。 60 00:06:06,766 --> 00:06:09,469 ありがとう。 61 00:06:11,905 --> 00:06:14,574 そんな…。 62 00:06:14,574 --> 00:06:19,246 (馬門)勇み足で来るから こうなる。 63 00:06:19,246 --> 00:06:21,948 あなたたちも出ておいで。 (まち ふみお)うわあ。 64 00:06:25,919 --> 00:06:28,255 聞いてたの!? 65 00:06:28,255 --> 00:06:32,125 だって 心配で。 66 00:06:32,125 --> 00:06:37,597 あなた方も いらしたらどうですか? 船と宿は こちらで用意しますよ。 67 00:06:37,597 --> 00:06:40,500 どういうつもりで? 島の者は みんな➡ 68 00:06:40,500 --> 00:06:44,938 京吾や都様の側につく。 それでは不公平だ。 69 00:06:44,938 --> 00:06:47,841 姫にも味方がいたほうがよいでしょう。 70 00:06:47,841 --> 00:06:50,543 馬門。 71 00:06:52,612 --> 00:06:56,483 じゃあ みんなで行くか。 72 00:06:56,483 --> 00:06:59,486 (2人)やった~。 イエイ! 73 00:07:05,558 --> 00:07:08,461 (護国)じゃじゃじゃじゃ~ん! (桃香)じゃ~ん! 74 00:07:08,461 --> 00:07:13,233 ありがとう! ありがとう! 75 00:07:13,233 --> 00:07:16,903 せっかくだから 喚姫島のこと 桃香と いろいろ調べたんだよね~。 76 00:07:16,903 --> 00:07:20,573 そ~う もう めっちゃきれいな海だった~! 77 00:07:20,573 --> 00:07:24,244 どこまでも広がるプライベートビーチ~。 ビーチ~。 78 00:07:24,244 --> 00:07:28,581 何かね イルカとか ウミガメも 見れることもあるらしいの。 79 00:07:28,581 --> 00:07:32,919 だから これ よかったら持ってって~。 え~ ありがとう。ありがとう。 80 00:07:32,919 --> 00:07:34,854 ありがとうございます いつも。 81 00:07:34,854 --> 00:07:38,792 感激です。 護国さんも桃香さんもお忙しいのに…。 82 00:07:38,792 --> 00:07:41,261 観光気分ですか。 83 00:07:41,261 --> 00:07:44,931 何言ってんの。 五色さんの力になりたいだけだよ。 84 00:07:44,931 --> 00:07:48,802 ねっ。うん。 ご両親に 自分の決意を 伝えにいくんでしょう。 85 00:07:48,802 --> 00:07:53,606 頑張ってって どうしても言いたくてね。 86 00:07:53,606 --> 00:07:57,944 私がさ 漫画っていう仕事を選んだのは➡ 87 00:07:57,944 --> 00:08:03,750 自分の気持ちとか思いを たくさんの人に伝えたかったから。 88 00:08:03,750 --> 00:08:07,754 分かってもらえないこととか いっぱいある。 89 00:08:07,754 --> 00:08:12,892 嫌われることも 誤解されちゃうことも。 90 00:08:12,892 --> 00:08:20,600 でも 「伝える」ってね 人と人との理解の第一歩だから。 91 00:08:22,902 --> 00:08:24,904 はい。 92 00:08:26,573 --> 00:08:29,242 何言ってんだ。 93 00:08:29,242 --> 00:08:32,912 (ドアが開く音) (穂波)あっ いたいた。 94 00:08:32,912 --> 00:08:36,583 穂波さん。 はい どうぞ これ。 95 00:08:36,583 --> 00:08:39,486 昨日の夜ね クッキー焼いたの。 (まち)え~ クッキー? 96 00:08:39,486 --> 00:08:43,256 旅のお供に どうぞ。 (2人)ありがとう! 97 00:08:43,256 --> 00:08:47,927 頑張ってね。 ありがとうございます。 98 00:08:47,927 --> 00:08:50,263 (栗津)大家さん。 はい。 99 00:08:50,263 --> 00:08:54,134 留守は 僕たちに任せて➡ 100 00:08:54,134 --> 00:08:57,937 しっかり 五色さん 守ってあげてね。 101 00:08:57,937 --> 00:09:00,540 まちたちも守ってあげるよ。 102 00:09:00,540 --> 00:09:05,211 守ってあげる。 まちちゃん ふみくん。 103 00:09:05,211 --> 00:09:09,883 俺も ご両親に伝えたい。 え? 104 00:09:09,883 --> 00:09:14,554 しおりさんが 安心して こっちで暮らせるように➡ 105 00:09:14,554 --> 00:09:16,856 ちゃんと考えてるからって。 106 00:09:21,428 --> 00:09:25,899 じゃあ 守られちゃおうかなあ。 107 00:09:25,899 --> 00:09:27,934 (笑い声) フウ~! 108 00:09:27,934 --> 00:09:30,069 ガー! 109 00:09:30,069 --> 00:09:37,577 ♬~ 110 00:09:37,577 --> 00:09:40,914 そんな顔するもんじゃない。 111 00:09:40,914 --> 00:09:44,918 あいつら 姫に なれなれしすぎます。 112 00:09:48,788 --> 00:09:51,925 (馬門)いい仲間だ。 113 00:09:51,925 --> 00:09:59,632 でも 島の民の思いのほうが深い。 絶対に。 114 00:10:01,601 --> 00:10:03,903 (一同)わあ~! 115 00:10:31,965 --> 00:10:34,634 あの島ですか? 116 00:10:34,634 --> 00:10:37,971 ええ。 117 00:10:37,971 --> 00:11:06,666 ♬~ 118 00:11:18,278 --> 00:11:20,613 ⚟(子ども)姫~! 119 00:11:20,613 --> 00:11:23,283 姫様! 姫様!姫様! 120 00:11:23,283 --> 00:11:26,619 姫様! 121 00:11:26,619 --> 00:11:36,629 (島民たちの話し声) 122 00:11:36,629 --> 00:11:39,332 皆さん。 123 00:11:40,967 --> 00:11:44,837 みんな 姫のお帰りを待っていたのですよ。 124 00:11:44,837 --> 00:11:47,840 (子ども)姫のお客さん? こんにちは。 125 00:11:47,840 --> 00:11:49,976 (2人)こんにちは。 126 00:11:49,976 --> 00:11:53,813 おなかすいてない? あめ食べる? 127 00:11:53,813 --> 00:11:56,849 (まち)いいの? ありがとう。 128 00:11:56,849 --> 00:12:00,920 ありがとう。 やったあ。 129 00:12:00,920 --> 00:12:04,591  心の声 何か 思ってたのと違う。 130 00:12:04,591 --> 00:12:11,464 (島民)姫 毎日 姫に祈っていたよ。 私たちの声 姫に聞こえていたかい? 131 00:12:11,464 --> 00:12:15,935 (島民)寂しかったです。 戻ってくると信じてました。 132 00:12:15,935 --> 00:12:20,273 (島民)姫様 お元気そうで何より。 133 00:12:20,273 --> 00:12:23,943 (子ども)姫 もうどこにも行かないよね。 134 00:12:23,943 --> 00:12:31,618 (島民)よかったです… 姫様。 (島民)姫様…。 135 00:12:31,618 --> 00:12:37,490 (京吾)行きませんよね。 戻ってきて下さったんですよね 姫。 136 00:12:37,490 --> 00:12:41,794 (島民)姫様…。 (島民)姫様! 137 00:12:47,967 --> 00:12:49,969 馬門さん。 138 00:12:51,638 --> 00:12:55,975 皆さん 姫は 都様にご挨拶しに行かなくては。 139 00:12:55,975 --> 00:12:57,910 またあとで。 140 00:12:57,910 --> 00:13:24,937 ♬~ 141 00:13:24,937 --> 00:13:28,808 姫も お分かりになったでしょう。 142 00:13:28,808 --> 00:13:32,111 島の民が どれほど姫を…。 143 00:13:34,280 --> 00:13:39,619 私は 姫と久我さんを五色家に案内する。 京吾は お子様方と宿のほうへ。 144 00:13:39,619 --> 00:13:42,288 えっ! いや 私も五色家へ。 145 00:13:42,288 --> 00:13:45,992 お子様たちは 旅の疲れがあるようだ。 146 00:13:47,627 --> 00:13:51,331 京吾 よろしくね。 147 00:13:54,300 --> 00:13:59,605 はい では こちらへ。 148 00:14:01,107 --> 00:14:03,409 (馬門)どうぞ。 149 00:14:11,584 --> 00:14:15,455 ごめんなさい。 150 00:14:15,455 --> 00:14:22,762 私 島の人たちに はっきり言えなくて。 151 00:14:24,597 --> 00:14:26,933 焦ることないよ。 152 00:14:26,933 --> 00:14:29,602 (馬門)物事には順序があります。 153 00:14:29,602 --> 00:14:33,306 まずは 島の長である 都様を説得しなくてはね。 154 00:14:46,619 --> 00:14:50,623 ここが 五色家です。 155 00:14:52,959 --> 00:14:55,661 おおっ。