1 00:00:02,102 --> 00:02:40,093 ♬~ 2 00:02:46,533 --> 00:02:49,870 <天正10年6月2日。➡ 3 00:02:49,870 --> 00:02:52,773 その運命の日。➡ 4 00:02:52,773 --> 00:02:58,545 南海の黒潮に乗って 日本へたどりついた 助左衛門の呂宋丸は➡ 5 00:02:58,545 --> 00:03:03,250 瀬戸内の下津井の港まで やって来ていた> 6 00:03:04,818 --> 00:03:48,395 ♬~ 7 00:03:48,395 --> 00:03:52,532 (助左)大元様には 何と言い訳しよう。 8 00:03:52,532 --> 00:03:55,435 呂宋へ残れと言ったのは➡ 9 00:03:55,435 --> 00:03:57,738 この俺だからな…。 10 00:04:05,479 --> 00:04:11,151 (末蔵)あ~あ やっぱり 外は涼しい。 11 00:04:11,151 --> 00:04:17,023 やれやれ 堺の港まで あと2日か。 12 00:04:17,023 --> 00:04:22,162 あっ 船長。 姫路には寄りますか? 13 00:04:22,162 --> 00:04:26,032 うん。 今 それを考えていたところだ。 14 00:04:26,032 --> 00:04:31,171 下津井の者たちの話では 秀吉様は この4月から➡ 15 00:04:31,171 --> 00:04:33,840 備中の高松城を攻めておられるそうだ。 16 00:04:33,840 --> 00:04:36,743 今度は 水攻めだそうで。 17 00:04:36,743 --> 00:04:42,849 城の周りに 湖をつくって 城ごと 湖に沈めてしまわれたそうだ。 18 00:04:42,849 --> 00:04:46,720 やることが いちいち桁外れだ 秀吉様は。 19 00:04:46,720 --> 00:04:51,191 秀吉様には会ってゆかれますか? 20 00:04:51,191 --> 00:04:54,094 牛窓で帆を下ろせば➡ 21 00:04:54,094 --> 00:04:59,866 その手前から 岡山に行く河口があります。 22 00:04:59,866 --> 00:05:03,870 明日の天気次第だな。 23 00:05:06,673 --> 00:05:10,143 按針 流れ星だ。 24 00:05:10,143 --> 00:05:13,813 (按針)どっちに流れた。 東の方だ。 25 00:05:13,813 --> 00:05:21,488 ああ… 流星 南へ飛べば晴れ 東へ飛べば大風。 26 00:05:21,488 --> 00:05:23,423 明日は 風あるよ。 27 00:05:23,423 --> 00:05:29,162 風の向きは どうだ? ああ… いなさだね。 28 00:05:29,162 --> 00:05:32,499 時化るか? 荒れるね。 29 00:05:32,499 --> 00:05:37,370 明日の船出は 見合わせますか。 30 00:05:37,370 --> 00:05:39,839 牛窓まで行ってみよう。 31 00:05:39,839 --> 00:05:44,177 みんな 一歩でも 堺に近づいていきたいだろうからな。 32 00:05:44,177 --> 00:05:49,883 そりゃあもう。 何しろ 半年ぶりでございますからな。 33 00:06:04,130 --> 00:06:07,801 <明くる6月3日。➡ 34 00:06:07,801 --> 00:06:14,107 呂宋丸が 岡山水道沖にさしかかった時の 出来事であった> 35 00:06:25,151 --> 00:06:28,054 おい! 牛窓まで行けるか!? 36 00:06:28,054 --> 00:06:31,024 (末蔵)潮の流れは速いが なんとか もつでしょう! 37 00:06:31,024 --> 00:06:35,028 (権六)船長! 前方から 小舟が近づいてきますよ! 38 00:06:40,166 --> 00:06:42,836 飛脚舟じゃないか あれは。 (文次)潮流に流されてる。 39 00:06:42,836 --> 00:06:46,706 (一松)ああ 飛脚舟は 船足が速い代わりに 嵐には弱いからな。 40 00:06:46,706 --> 00:06:48,708 (新助)こんな時化の日に 流されてくるなんて➡ 41 00:06:48,708 --> 00:06:51,411 正気とは思えねえ。 どんどん近づいてくるぞ! 42 00:06:53,179 --> 00:06:55,482 いかん! ぶつかる! 向きを変えろ! 43 00:06:57,050 --> 00:07:00,353 駄目だ! 間に合わねえ~! 44 00:07:02,455 --> 00:07:04,391 来るぞ! 45 00:07:04,391 --> 00:07:22,776 ♬~ 46 00:07:22,776 --> 00:07:25,478 権六! 船倉を見てこい! へい! 47 00:07:25,478 --> 00:07:28,381 一松 文次! 生きてる者を助け上げろ! (一松 文次)へい! 48 00:07:28,381 --> 00:07:30,350 早くしろ! 49 00:07:30,350 --> 00:08:05,352 ♬~ 50 00:08:07,087 --> 00:08:10,457 船長 こっちは駄目だ! 51 00:08:10,457 --> 00:08:14,127 船長! この侍の懐中に こんなもんが! 52 00:08:14,127 --> 00:08:17,430 文筒か? 気が付いたぞ! 53 00:08:22,002 --> 00:08:27,474 密書を… 密書を…。 これでございますか!? 54 00:08:27,474 --> 00:08:37,484 こ… これを 毛利の小早川左衛門佐様の陣へ…。 55 00:08:37,484 --> 00:08:40,387 小早川様の陣へ!? 56 00:08:40,387 --> 00:08:44,824 急ぎ 頼む…。 57 00:08:44,824 --> 00:08:46,760 あなた様のお名は!? 58 00:08:46,760 --> 00:08:54,501 惟任日向守様の… 家臣…。 59 00:08:54,501 --> 00:08:56,436 しっかり! しっかりなさいま…。 60 00:08:56,436 --> 00:08:59,839 灸を持ってきた! 要らんよ。えっ! 61 00:08:59,839 --> 00:09:04,677 はて… 惟任日向守様といえば 明智光秀様のことだ。 62 00:09:04,677 --> 00:09:07,647 明智様は 織田方の武将。 63 00:09:07,647 --> 00:09:10,784 それが どうして 敵の小早川様に この密書を…。 64 00:09:10,784 --> 00:09:13,453 おい! 秀吉様への間違いではないのか。 65 00:09:13,453 --> 00:09:16,122 小早川といえば 今は 高松城を挟んで➡ 66 00:09:16,122 --> 00:09:18,792 秀吉様と にらみ合ってる相手だからのう。 67 00:09:18,792 --> 00:09:20,727 そりゃあ 秀吉様へ届ける手紙でしょう。 68 00:09:20,727 --> 00:09:24,130 いや 小早川へと言ったぞ。 俺には そう聞こえた。 なあ 船長。 69 00:09:24,130 --> 00:09:26,066 (按針)開けてみたら どうかね。 70 00:09:26,066 --> 00:09:29,469 構わんかな…。 (按針)中身で確かめるしか 方法ない。 71 00:09:29,469 --> 00:09:31,771 …よし! 72 00:09:43,817 --> 00:09:46,152 何て書いてあるんで? 73 00:09:46,152 --> 00:09:51,825 「急度 飛檄をもって 言上せしめ候」…。 74 00:09:51,825 --> 00:09:59,499 (光秀)「今度 羽柴筑前守秀吉こと 備中国において 乱妨をくわだつる条➡ 75 00:09:59,499 --> 00:10:03,169 将軍 御旗を出され 三家御対陣のよし➡ 76 00:10:03,169 --> 00:10:08,508 まことに御忠烈の至り ながく来世に伝うべく候。➡ 77 00:10:08,508 --> 00:10:14,380 然らば 光秀こと 近年 信長に対し 憤りを抱き➡ 78 00:10:14,380 --> 00:10:22,388 今月2日 本能寺において 信長父子を誅し 素懐を達し候」。 79 00:10:24,057 --> 00:10:27,527 今月2日…。 (文次)今日は3日だ。 80 00:10:27,527 --> 00:10:30,864 (権六)昨日 本能寺で 何があったというんで? 81 00:10:30,864 --> 00:10:33,766 「信長父子を誅し」…。 82 00:10:33,766 --> 00:10:37,737 「信長父子を誅し」って… 何のことじゃ? 83 00:10:37,737 --> 00:10:41,207 「誅する」というのは 悪人を退治するということじゃ。 84 00:10:41,207 --> 00:10:44,110 退治する? 誰が 誰を? 85 00:10:44,110 --> 00:10:50,884 「光秀こと 近年 信長に対し 憤りを抱き 遺恨 もだし難く➡ 86 00:10:50,884 --> 00:10:55,755 今月2日 本能寺において 信長父子を誅し」…。 87 00:10:55,755 --> 00:11:00,693 光秀様が 信長様を…? 88 00:11:00,693 --> 00:11:03,463 そのような…。 89 00:11:03,463 --> 00:11:06,833 (光秀)「かつは 将軍御本意を遂げらるるの条➡ 90 00:11:06,833 --> 00:11:10,503 生前の大慶 これに過ぐべからず候。➡ 91 00:11:10,503 --> 00:11:14,173 この旨 よろしく 御披露にあずかるべきものなり。➡ 92 00:11:14,173 --> 00:11:18,044 誠惶誠恐。 6月2日。➡ 93 00:11:18,044 --> 00:11:23,750 小早川左衛門佐殿。 惟任日向守」。 94 00:11:25,518 --> 00:11:30,390 あの信長様が…。 95 00:11:30,390 --> 00:13:15,161 ♬~ 96 00:13:15,161 --> 00:13:20,166 どこでもいい! 一番近い港に 船を着けろ! 97 00:13:27,507 --> 00:13:31,844 岡山から 笹瀬川に沿って備中へ入り➡ 98 00:13:31,844 --> 00:13:35,715 高松城下の秀吉様の陣へ お届けするんだ。 へい。 99 00:13:35,715 --> 00:13:39,519 秀吉様の陣中へ訪ねたら➡ 100 00:13:39,519 --> 00:13:43,189 石田左吉様か 小西行長様に お目通りを願って➡ 101 00:13:43,189 --> 00:13:45,124 それを手渡してくれ。 へい。 102 00:13:45,124 --> 00:13:48,061 お二人なら ぬしの顔も ご存じだろうからな。 103 00:13:48,061 --> 00:13:50,530 へい。 104 00:13:50,530 --> 00:13:55,201 毛利方に渡ったら 一大事だ。 心して行け。 105 00:13:55,201 --> 00:13:58,104 承知しました。 106 00:13:58,104 --> 00:14:03,810 牛窓で待っている。 この分の給金は 別に はずむからな。 107 00:14:03,810 --> 00:14:08,481 いや 銭なんて…。 俺は 長浜の出だ。 108 00:14:08,481 --> 00:14:13,820 秀吉様の一大事の時に お役に立てりゃあ 本望です。 109 00:14:13,820 --> 00:14:17,824 俺も 同じ気持ちだ。 110 00:14:21,160 --> 00:14:24,497 <同じ日の昼過ぎ。➡ 111 00:14:24,497 --> 00:14:31,838 備中国高松の戦場では 羽柴秀吉と 高松城主 清水宗治の間で➡ 112 00:14:31,838 --> 00:14:35,174 講和の談判が成る。➡ 113 00:14:35,174 --> 00:14:43,516 両者の仲介役には 毛利方の外交僧 安国寺恵瓊が当たった。➡ 114 00:14:43,516 --> 00:14:49,522 本能寺の訃報は まだ ここには届いていない> 115 00:14:51,190 --> 00:14:57,063 宗治には 腹を切らせる。 116 00:14:57,063 --> 00:15:03,770 領国の割地は 河辺川 八幡川以東は 織田家に お譲りいたす。 117 00:15:03,770 --> 00:15:07,140 これ 全て そちらの お申し入れどおりでござる。 118 00:15:07,140 --> 00:15:09,475 恐れながら その儀➡ 119 00:15:09,475 --> 00:15:12,145 後巻きの 吉川 小早川ご両家も➡ 120 00:15:12,145 --> 00:15:14,080 ご承知のことでござりましょうか。 121 00:15:14,080 --> 00:15:16,482 いや 両家には断りなしだ。 122 00:15:16,482 --> 00:15:20,820 全ては わしと宗治が 直談合で決したことだ。 123 00:15:20,820 --> 00:15:25,158 いちいち 両方の川に相談してたんじゃ 百年たったって和睦にはならん。 124 00:15:25,158 --> 00:15:29,162 何せ 中国者は律儀じゃからのう。 125 00:15:31,497 --> 00:15:35,168 どうだ 筑前殿。➡ 126 00:15:35,168 --> 00:15:38,070 この辺りで 手を打とうじゃないか。 127 00:15:38,070 --> 00:15:40,506 (秀吉)ああ 願ってもないこと。 128 00:15:40,506 --> 00:15:44,210 恵瓊殿 かたじけのうござる。 129 00:15:45,845 --> 00:15:51,150 で 宗治殿からの条件は。 130 00:15:52,718 --> 00:15:56,489 宗治の首と引き換えに➡ 131 00:15:56,489 --> 00:16:01,327 城中5,000の兵の命を 助けていただきたい。➡ 132 00:16:01,327 --> 00:16:04,330 宗治の願いは それだけだ。 133 00:16:04,330 --> 00:16:08,100 承知つかまつった。 134 00:16:08,100 --> 00:16:13,472 宗治の切腹 および 誓紙の交換は 明4日としたいが➡ 135 00:16:13,472 --> 00:16:15,808 ご異存はござらぬか。 136 00:16:15,808 --> 00:16:18,144 異存ござらぬ。 137 00:16:18,144 --> 00:16:23,816 万端 恵瓊殿に ご一任申す。 138 00:16:23,816 --> 00:16:25,818 ふう~。 139 00:16:27,486 --> 00:16:31,157 ♬~ 140 00:16:31,157 --> 00:16:34,494 <同じ日 同じ刻➡ 141 00:16:34,494 --> 00:16:40,500 堺から伊賀の山中を 三河へ向かって逃亡中の一行がある> 142 00:16:43,836 --> 00:16:51,177 <本能寺の変の凶報が 堺であそぶ 徳川家康のもとに知らされたのは➡ 143 00:16:51,177 --> 00:16:55,848 当日2日の夕刻であった。➡ 144 00:16:55,848 --> 00:17:01,454 家康は 今井兼久の案内で その夜のうちに 堺を脱し➡ 145 00:17:01,454 --> 00:17:05,124 河内の飯盛に出て 近江の信楽を突っ切り➡ 146 00:17:05,124 --> 00:17:07,793 伊賀越えをして 伊勢に入り➡ 147 00:17:07,793 --> 00:17:13,132 白子の浜から海を渡って 領国 三河へ逃げ込もうという➡ 148 00:17:13,132 --> 00:17:15,835 必死の旅につく> 149 00:17:17,803 --> 00:17:22,141 <既に 光秀は 伊賀路へ使いを走らせ➡ 150 00:17:22,141 --> 00:17:28,147 逃げていく家康の首に 莫大な懸賞金をかけている> 151 00:17:38,491 --> 00:17:40,426 (兼久)行く手は どうだ。 152 00:17:40,426 --> 00:17:42,828 (梢)伊賀の国境 加太の峠に➡ 153 00:17:42,828 --> 00:17:45,164 40~50人ほどの土豪が 待ち伏せをいたしております。 154 00:17:45,164 --> 00:17:49,035 (家康)40~50ほどの敵ならば 我らが手勢で なんとか斬り防げよう。 155 00:17:49,035 --> 00:17:51,837 お待ちくださいませ。 156 00:17:51,837 --> 00:17:54,173 きやつらの狙いは➡ 157 00:17:54,173 --> 00:17:58,044 光秀殿が 殿のお首にかけた 永代の恩賞にございます。 158 00:17:58,044 --> 00:18:03,783 しかし それ以上の銭を出すと言えば 道をあけるでしょう。 159 00:18:03,783 --> 00:18:07,486 ここは ひとつ 手前どもに お任せを。 160 00:18:09,655 --> 00:18:13,459 誰か ここへ。 はっ! 161 00:18:13,459 --> 00:18:18,130 銀5貫をもって 加太の土豪へ 掛け合いに行ってくれ。 162 00:18:18,130 --> 00:18:22,802 道をあければ その上に もう5貫出すと言え。 163 00:18:22,802 --> 00:18:26,105 かしこまりました。 早速。 164 00:18:29,475 --> 00:18:32,144 兼久。 165 00:18:32,144 --> 00:18:40,019 こなたへの恩は 家康 生涯忘れぬぞ。 166 00:18:40,019 --> 00:18:43,756 もったいないお言葉でございます。 167 00:18:43,756 --> 00:18:48,494 それにつけても 憎むべきは 明智光秀。 168 00:18:48,494 --> 00:18:53,366 せめて 今 ここに 2,000の手兵でもいれば 即刻 都へ討ち入り➡ 169 00:18:53,366 --> 00:18:57,837 かの謀反人の首をあげて 盟友の無念を晴らさんものを…。 170 00:18:57,837 --> 00:19:00,740 ご心中 お察しいたします。 171 00:19:00,740 --> 00:19:04,643 兼久…。 172 00:19:04,643 --> 00:19:07,446 おことたちとは ここで別れよう。 173 00:19:07,446 --> 00:19:13,119 加太を越えれば 伊勢だ。 もはや 光秀の追っ手も届くまい。 174 00:19:13,119 --> 00:19:15,421 梢。 はい。 175 00:19:16,989 --> 00:19:23,129 そなたも 兼久と共に 堺へ帰るがいい。 176 00:19:23,129 --> 00:19:27,800 私は 徳川様の雇われ者にございます。 177 00:19:27,800 --> 00:19:31,470 堺へは二度と戻らぬつもりで 出てまいりました。 178 00:19:31,470 --> 00:19:33,806 三河まで お供いたします。 179 00:19:33,806 --> 00:19:38,144 ならぬ。 そなたは もはや 一児の母ではないか。 180 00:19:38,144 --> 00:19:41,047 子を捨てることは わしは許さぬ。 181 00:19:41,047 --> 00:19:45,818 もう そなたは くノ一ではない。 三河の家来でもない。 182 00:19:45,818 --> 00:19:51,690 一人の母として 堺で生きよ。 183 00:19:51,690 --> 00:19:54,493 お館様! 184 00:19:54,493 --> 00:19:59,198 (家康)産後間もない身で ご苦労だった。 185 00:20:02,168 --> 00:20:09,175 兼久。 梢のこと 末永う頼むぞ。 186 00:20:13,779 --> 00:20:17,183 かたじけのうございます。 187 00:20:17,183 --> 00:20:23,522 三河へ戻り次第 光秀討伐の兵を挙げる。 188 00:20:23,522 --> 00:20:27,860 たとえ 主君を欺いた逆臣といえども➡ 189 00:20:27,860 --> 00:20:31,197 目下のところは 光秀が天下人。 190 00:20:31,197 --> 00:20:36,068 光秀を討つとは すなわち 天下を奪い返すことだ。 191 00:20:36,068 --> 00:20:42,808 光秀の手から 天下を奪い返す者となりたい。 192 00:20:42,808 --> 00:20:51,517 柴田勝家様は 上杉を相手の戦で 越後を動けず➡ 193 00:20:51,517 --> 00:20:56,422 備中に在陣の 羽柴秀吉様も➡ 194 00:20:56,422 --> 00:21:02,161 毛利の大軍とにらみ合って 身動き一つできませぬ。 195 00:21:02,161 --> 00:21:10,035 光秀討伐の総大将は 殿のほかには おわしませぬ。 196 00:21:10,035 --> 00:21:12,171 急ぎ帰り着かねば…。 197 00:21:12,171 --> 00:21:15,508 ⚟(銃声) 198 00:21:15,508 --> 00:21:17,443 土一揆のやからでございます! 199 00:21:17,443 --> 00:21:19,845 早く お立ち退きを! こしゃくな! 200 00:21:19,845 --> 00:21:23,849 (喚声) 201 00:21:47,072 --> 00:21:49,208 うわっ! 202 00:21:49,208 --> 00:21:51,911 野郎! うわっ! 203 00:22:05,491 --> 00:22:07,426 (銃声) 204 00:22:07,426 --> 00:22:09,428 梢! 205 00:22:11,363 --> 00:22:14,166 ああ~っ! 206 00:22:14,166 --> 00:22:16,101 おのれ! 207 00:22:16,101 --> 00:22:37,189 ♬~ 208 00:22:37,189 --> 00:22:39,124 梢! 209 00:22:39,124 --> 00:22:41,126 (やまびこ)梢! 210 00:22:43,862 --> 00:23:06,819 (赤子の泣き声) 211 00:23:06,819 --> 00:23:12,124 (宗久)何が悲しい 小太郎…。 212 00:23:14,493 --> 00:23:17,830 夢でも見ておったか。 213 00:23:17,830 --> 00:23:25,838 (赤子の泣き声) 214 00:23:52,731 --> 00:24:01,140 もはや… なすべきこともない。 215 00:24:01,140 --> 00:24:04,476 (鼓の音) 216 00:24:04,476 --> 00:24:11,817 ♬「人間五十年」 217 00:24:11,817 --> 00:24:25,364 ♬「下天の内をくらぶれば」 218 00:24:25,364 --> 00:24:42,514 ♬「夢幻の如くなり」 219 00:24:42,514 --> 00:24:55,861 ♬「ひとたび生を得て 滅せぬ者の有るべき…」 220 00:24:55,861 --> 00:25:05,471 ♬「滅せぬ者の有るべきか」 221 00:25:05,471 --> 00:25:07,406 (鼓の音) 222 00:25:07,406 --> 00:25:43,509 ♬~ 223 00:25:43,509 --> 00:25:45,844 <同じ日の夜…。➡ 224 00:25:45,844 --> 00:25:53,152 信長の死が 備中高松の秀吉の陣中へ ひそかに知らされた> 225 00:25:57,856 --> 00:26:05,164 ⚟(うめき声) 226 00:26:08,133 --> 00:26:15,474 (号泣) 227 00:26:15,474 --> 00:26:17,776 座れ。 228 00:26:21,346 --> 00:26:25,350 殿… 両名 参りました。 229 00:26:27,085 --> 00:26:34,827 (泣き声) 230 00:26:34,827 --> 00:26:39,131 これ…。 はっ。 231 00:26:45,170 --> 00:26:49,041 このこと 断じて他言は無用だぞ。 232 00:26:49,041 --> 00:26:52,845 心を落ち着けて読め。 233 00:26:52,845 --> 00:26:55,747 小早川の陣へ向かうはずの飛脚が➡ 234 00:26:55,747 --> 00:27:00,452 雨のために 道を誤り 当陣屋付近をうろついていたのを➡ 235 00:27:00,452 --> 00:27:04,323 夜回りの者が からめ捕り 取り上げた書状だ。 236 00:27:04,323 --> 00:27:06,625 (行長)拝見。 237 00:27:08,327 --> 00:27:12,064 (左吉)敵方の攪乱では…。 238 00:27:12,064 --> 00:27:15,801 初め捕らえた時には そうも考えてみた。 239 00:27:15,801 --> 00:27:20,672 ところが 半刻ほど前 都より 長谷川宗仁の使者が➡ 240 00:27:20,672 --> 00:27:24,476 こちらは 口上で 同様のことを伝えてきたのだ。 241 00:27:24,476 --> 00:27:27,813 光秀殿が…!? 242 00:27:27,813 --> 00:27:32,150 もはや 信長公の横死は 疑いようもない事実だ。 243 00:27:32,150 --> 00:27:58,377 (号泣) 244 00:27:58,377 --> 00:28:01,780 殿の あの取り乱しようは…。 245 00:28:01,780 --> 00:28:07,119 無理もない。 我が殿にとって 信長公は➡ 246 00:28:07,119 --> 00:28:10,822 父であり 神であったお方だ。 247 00:28:13,792 --> 00:28:16,795 官兵衛。 はっ。 248 00:28:31,343 --> 00:28:34,479 飛脚は どうした…。 249 00:28:34,479 --> 00:28:41,353 光秀の飛脚も 宗仁の使者も 共に口を封じました。 250 00:28:41,353 --> 00:28:43,822 殺したのか。 251 00:28:43,822 --> 00:28:48,694 明日 宗治殿のお首を頂戴するまでは たとえ 味方にも漏れてはならぬと存じ➡ 252 00:28:48,694 --> 00:28:50,696 即刻。 253 00:28:53,165 --> 00:28:56,068 そうか…。 254 00:28:56,068 --> 00:29:03,775 小早川への飛脚が 我が陣に紛れ込んだのは➡ 255 00:29:03,775 --> 00:29:07,779 こりゃ 幸運としか言いようがなかった…。 256 00:29:36,141 --> 00:29:39,044 上様…。 257 00:29:39,044 --> 00:29:43,015  回想  (藤吉郎)殿に お願いがございます。 258 00:29:43,015 --> 00:29:45,817 (信長)言うてみよ。 259 00:29:45,817 --> 00:29:48,487 この退き口の殿➡ 260 00:29:48,487 --> 00:29:51,189 手前に お申しつけくださりませ。 261 00:29:53,825 --> 00:29:55,827 猿…。 262 00:29:57,496 --> 00:30:00,499 かたじけのう存じまする。 263 00:30:08,140 --> 00:31:33,191 ♬~ 264 00:31:33,191 --> 00:31:35,527 あの光秀が…。 265 00:31:35,527 --> 00:31:51,543 ♬~ 266 00:31:51,543 --> 00:31:56,848 常軌を逸したか… 日向守光秀! 267 00:32:23,842 --> 00:32:26,745 官兵衛殿が恐ろしいことを言うた。 268 00:32:26,745 --> 00:32:29,714 あの人が 何を…。 269 00:32:29,714 --> 00:32:36,188 今こそ 我が殿が天下を取られる 千載一遇の好機だと。 270 00:32:36,188 --> 00:32:42,527 そのためにも 亡君の弔い合戦は 是が非でも 我らがやらねばならぬと。 271 00:32:42,527 --> 00:32:47,866 またまた 官兵衛殿の浅知恵に乗せられてか。 272 00:32:47,866 --> 00:32:51,536 殿の知恵袋に 浅知恵とは言い過ぎだぞ。 273 00:32:51,536 --> 00:32:56,875 事は 既に 毛利方に漏れているかもしれぬ。 274 00:32:56,875 --> 00:33:02,480 どのように街道を塞ぎ 幾人の飛脚を殺そうとも➡ 275 00:33:02,480 --> 00:33:07,352 これだけの大事を いつまでも 封じ込めておくわけにはいかん。 276 00:33:07,352 --> 00:33:14,092 主をなくした今 我ら羽柴勢は この備中の地に孤立をしてしまった。 277 00:33:14,092 --> 00:33:19,497 そうなれば 明日にも 吉川 小早川の大軍が➡ 278 00:33:19,497 --> 00:33:23,168 足守川を渡って 攻め込んでくるかもしれん。 279 00:33:23,168 --> 00:33:27,505 そうなったら 何もかも おしまいだ。 280 00:33:27,505 --> 00:33:32,811 好機到来などと 悠長なことを言っている人の気が知れぬ。 281 00:33:34,846 --> 00:33:38,516 官兵衛殿が口を封じた飛脚のことだが…。 282 00:33:38,516 --> 00:33:40,852 宗仁の使者か。 いや。 283 00:33:40,852 --> 00:33:44,523 もう一人の 小早川への密書を携えていた 飛脚の方だが。 284 00:33:44,523 --> 00:33:46,458 光秀の飛脚が どうした。 285 00:33:46,458 --> 00:33:51,196 (行長)当人は 呂宋丸という交易船の 水夫だと言い張っていたというのだ…。 286 00:33:51,196 --> 00:33:53,131 呂宋丸!? 呂宋丸といえば➡ 287 00:33:53,131 --> 00:33:56,534 助左という 殿が目をかけておられる商人の船だ。 288 00:33:56,534 --> 00:33:58,470 おお 助左なら知っている。 289 00:33:58,470 --> 00:34:02,340 しかし あの男 去年の秋から 呂宋へ渡っているはずではなかったのか。 290 00:34:02,340 --> 00:34:06,344 それが 備前の牛窓という港まで 来てるというのだ。 291 00:34:06,344 --> 00:34:08,480 何…!? 292 00:34:08,480 --> 00:34:10,815 捕らえた者の話では➡ 293 00:34:10,815 --> 00:34:14,686 飛脚は しきりと おことか私に会わせろと 叫んでいたそうだが➡ 294 00:34:14,686 --> 00:34:19,991 官兵衛殿が取り合わず その場で 首をはねてしまわれたという。 295 00:34:28,166 --> 00:34:30,101 見覚えは? 296 00:34:30,101 --> 00:34:37,175 長浜で 助左の瓦舟の人足をしていた男に 似ているな…。 297 00:34:37,175 --> 00:34:39,110 間違いない。 298 00:34:39,110 --> 00:34:44,849 では 牛窓沖で 明智の飛脚舟と遭遇したというのは➡ 299 00:34:44,849 --> 00:34:48,553 本当の話だったのか。 本当だろう。 300 00:34:50,188 --> 00:34:54,192 ひと言 取り次いでくれれば よいものを…。 301 00:34:57,862 --> 00:35:04,135 ♬~(謡) 302 00:35:04,135 --> 00:35:07,038 <明けて4日の正午。➡ 303 00:35:07,038 --> 00:35:10,008 高松城主 清水宗治は➡ 304 00:35:10,008 --> 00:35:14,145 秀吉から送られた小舟に乗って 湖上に こぎ出し➡ 305 00:35:14,145 --> 00:35:18,016 ここを切腹の場とする。➡ 306 00:35:18,016 --> 00:35:23,154 湖岸の長堤や山々に布陣する 3万の羽柴軍が➡ 307 00:35:23,154 --> 00:35:26,057 これを見守った> 308 00:35:26,057 --> 00:35:32,163 ♬~(謡) 309 00:35:32,163 --> 00:35:37,035 先方には まだ通じてないようだな。 310 00:35:37,035 --> 00:35:40,839 目下のところまでは。 311 00:35:40,839 --> 00:35:43,742 宗治は 何を舞ってるんだ。 312 00:35:43,742 --> 00:35:46,177 「誓願寺」にございます。 313 00:35:46,177 --> 00:35:50,048 分かってるわ! 「誓願寺」…。 314 00:35:50,048 --> 00:35:54,519 宗治が腹を切ったら 直ちに備中を脱し 姫路へ赴く。 315 00:35:54,519 --> 00:35:58,390 本陣の七本旗 瓢箪の馬印などは そのままにしておけ。 316 00:35:58,390 --> 00:36:02,127 殿は 官兵衛 ぬしに任すぞ。 317 00:36:02,127 --> 00:36:04,829 かしこまってござる。 318 00:36:07,465 --> 00:36:09,768 終わったか!? 319 00:36:19,077 --> 00:36:23,014 あっぱれ! 清水宗治こそ 武士の鑑なり! 320 00:36:23,014 --> 00:36:25,016 者ども 勝ちどきを上げよ! 321 00:36:25,016 --> 00:36:27,786 (一同)オ~! オ~! 322 00:36:27,786 --> 00:36:29,721 全軍 引き揚げだ。 323 00:36:29,721 --> 00:36:36,494 ♬~ 324 00:36:36,494 --> 00:36:42,367 <秀吉が備中を駆け抜けるやいなや 天が裂け 嵐が襲ってきた。➡ 325 00:36:42,367 --> 00:36:47,138 秀吉と3万の大軍は 泥にまみれ 嵐をついて➡ 326 00:36:47,138 --> 00:36:50,508 山陽道を ひたすら東へ走る。➡ 327 00:36:50,508 --> 00:36:57,849 「中国の大返し」と 後世までの 語りぐさとなる強行軍であった。➡ 328 00:36:57,849 --> 00:37:02,687 毛利方が本能寺の変を知ったのは その夜である。➡ 329 00:37:02,687 --> 00:37:10,395 もはや 備中には 一兵の秀吉軍も残ってはいなかった> 330 00:37:16,334 --> 00:37:20,338 筑前めに してやられたか! 331 00:37:27,479 --> 00:37:29,481 たあっ! 332 00:37:55,507 --> 00:37:58,409 船長! 戻ったか!? 333 00:37:58,409 --> 00:38:01,713 いや。 ちょっと…。 334 00:38:04,782 --> 00:38:09,654 助左! 左吉… 石田左吉様でございますか! 335 00:38:09,654 --> 00:38:16,394 左吉だ。 よう呂宋から戻った! 左吉様! 336 00:38:16,394 --> 00:38:19,130 どこから見ても 立派な船長だ。 337 00:38:19,130 --> 00:38:23,001 左吉様こそ ご立派な武者ぶりで 見違えてしまいました。 338 00:38:23,001 --> 00:38:27,705 さあ 中へ。 中へ お入りください。 どうぞ どうぞ! 339 00:38:35,680 --> 00:38:39,450 光秀が密書 確かに受け取った。 340 00:38:39,450 --> 00:38:44,155 では 文次は 無事に 秀吉様の陣へ たどりついたんでございますか。 341 00:38:44,155 --> 00:38:50,028 着いたとも。 ぬしの機転のおかげで 信長公の死を 敵方に知られずに済んだ。 342 00:38:50,028 --> 00:38:52,831 羽柴勢は助かった。 343 00:38:52,831 --> 00:38:58,703 船長。 これは 文次のやつに たんまり褒美をせびられますぜ。 344 00:38:58,703 --> 00:39:01,439 たんまりと はずんでやる。 (笑い声) 345 00:39:01,439 --> 00:39:05,310 当分 あいつの自慢話で うるせえぞ! そうだよ! 346 00:39:05,310 --> 00:39:08,780 (笑い声) 347 00:39:08,780 --> 00:39:13,117 ところで 文次のやつは まだ 秀吉様の陣で? 348 00:39:13,117 --> 00:39:15,453 いや。 349 00:39:15,453 --> 00:39:19,157 文次は ここへ連れてきた。 350 00:39:37,141 --> 00:39:42,013 これは… 一体 どういうことでございますか。 351 00:39:42,013 --> 00:39:45,817 おっしゃってくださいまし! 352 00:39:45,817 --> 00:39:50,488 敵方の鉄砲で 落命した。 353 00:39:50,488 --> 00:39:54,492 わしと一緒に ここへ来る途中でだ。 354 00:39:57,161 --> 00:40:02,467 文次! 文次…! 355 00:40:04,035 --> 00:40:06,738 すまぬことをした。 356 00:40:13,511 --> 00:40:20,852 文次は… 文次は 秀吉様の一大事に➡ 357 00:40:20,852 --> 00:40:26,524 お役に立てるのが うれしいと言って ここをたっていきました…。 358 00:40:26,524 --> 00:40:28,459 本人に悔いはないと思います。 359 00:40:28,459 --> 00:40:31,396 (泣き声) 360 00:40:31,396 --> 00:40:37,535 どうも いろいろ ありがとうございました。 361 00:40:37,535 --> 00:40:40,538 では いずれ…。 362 00:40:44,409 --> 00:40:46,711 石田様。 363 00:40:49,881 --> 00:40:56,220 羽柴勢は 全軍 備中を撤退して 姫路へ向かっている。 俺も 後を追う。 364 00:40:56,220 --> 00:41:00,491 羽柴様は 明智様と一戦を交わされますか。 365 00:41:00,491 --> 00:41:05,830 言うに及ばぬ。 亡き信長公の弔い合戦をつかまつり➡ 366 00:41:05,830 --> 00:41:09,167 ご自身も 討ち死にのお覚悟だ。 367 00:41:09,167 --> 00:41:13,838 助左。 ぬしとも これが最後かもしれんな。 368 00:41:13,838 --> 00:41:19,711 お待ちください。 姫路へは 手前がお送りいたしましょう。 369 00:41:19,711 --> 00:41:21,713 何!? 370 00:41:21,713 --> 00:41:25,850 おい 帆を上げるぞ! 371 00:41:25,850 --> 00:41:29,520 船長! こんなひどい雨の中ですか? 372 00:41:29,520 --> 00:41:33,858 目指すは 姫路の港だ。 方向を誤るな。大丈夫。 373 00:41:33,858 --> 00:41:38,529 末蔵。 朝まで 舵を離すなよ。 合点で! 374 00:41:38,529 --> 00:41:40,531 よし! 375 00:41:43,201 --> 00:41:46,537 錨を上げろ! へい! 376 00:41:46,537 --> 00:41:49,207 助左。 377 00:41:49,207 --> 00:41:54,545 姫路まで 海と陸との駆け比べをいたしましょう。 378 00:41:54,545 --> 00:42:22,507 ♬~ 379 00:42:22,507 --> 00:42:26,377 <織田信長が 地上から消えた。➡ 380 00:42:26,377 --> 00:42:30,181 同時に ヨーロッパ文明と歩調を合わせていた➡ 381 00:42:30,181 --> 00:42:34,052 近世への歩みが止まった。➡ 382 00:42:34,052 --> 00:42:38,523 永禄3年の桶狭間の勝利から23年。➡ 383 00:42:38,523 --> 00:42:42,860 永禄11年の上洛から15年。➡ 384 00:42:42,860 --> 00:42:49,534 衰退と混乱の極に達していた 中世末期の旧体制を ことごとく破壊し➡ 385 00:42:49,534 --> 00:42:54,205 近世への航路を切り開いた 天才的変革者が➡ 386 00:42:54,205 --> 00:42:58,509 突如として 戦国史上から消え去った> 387 00:43:03,481 --> 00:43:08,352 <日本の歴史は 近世への水先案内人を失って➡ 388 00:43:08,352 --> 00:43:14,358 たちまち 闇の大海を漂う漂流船となった> 389 00:43:16,494 --> 00:43:24,502 <助左衛門と自由都市 堺の 苦闘の歴史が ここから始まってゆく> 390 00:43:26,170 --> 00:43:31,042 <その宿敵となる相手を 今は それとも知らず➡ 391 00:43:31,042 --> 00:43:35,179 助左衛門の船が追いかけてゆく> 392 00:43:35,179 --> 00:43:44,188 ♬~