1 00:00:02,102 --> 00:02:41,094 ♬~ 2 00:02:50,203 --> 00:02:53,106 <頼 山陽は詩う。➡ 3 00:02:53,106 --> 00:02:57,544 「本能寺 溝の深さは幾尺なるぞ➡ 4 00:02:57,544 --> 00:03:01,415 吾が大事をなすは 今夕にあり➡ 5 00:03:01,415 --> 00:03:05,352 茭粽 手にあり 茭を併せて食らう➡ 6 00:03:05,352 --> 00:03:10,123 四簷の梅雨 天 墨のごとし➡ 7 00:03:10,123 --> 00:03:13,827 老の坂 西に去れば 備中の道➡ 8 00:03:13,827 --> 00:03:19,499 鞭を揚げて東を指せば 天 なお早し➡ 9 00:03:19,499 --> 00:03:24,805 吾が敵は まさに本能寺にあり」> 10 00:03:29,843 --> 00:03:33,714 <天正10年6月2日 早朝。➡ 11 00:03:33,714 --> 00:03:39,853 京都四条西洞院の本能寺に宿していた 織田信長を目がけて➡ 12 00:03:39,853 --> 00:03:44,524 光秀率いる1万3,000の反乱軍が 攻めかかる> 13 00:03:44,524 --> 00:03:55,535 ♬~ 14 00:03:55,535 --> 00:04:00,373 <信長 享年49歳。➡ 15 00:04:00,373 --> 00:04:08,115 天下統一の宿願を目前にしながらの 無念の死であった。➡ 16 00:04:08,115 --> 00:04:13,820 時を移さず 妙覚寺にいた信長の嫡子 信忠も➡ 17 00:04:13,820 --> 00:04:20,694 光秀の襲撃を受けて 二条御所で 非業の最期を遂げる> 18 00:04:20,694 --> 00:04:33,006 ♬~ 19 00:04:38,512 --> 00:04:44,184 <本能寺の急変が 備中高松の羽柴秀吉の陣中に届いたのは➡ 20 00:04:44,184 --> 00:04:46,853 明くる3日の夜である。➡ 21 00:04:46,853 --> 00:04:53,193 秀吉は 折からの嵐を冒して 山陽道を 姫路へ取って返す。➡ 22 00:04:53,193 --> 00:04:57,063 3万の大軍が それを追った。➡ 23 00:04:57,063 --> 00:05:03,069 後世の語りぐさとなる 「中国大返し」である> 24 00:05:10,143 --> 00:05:17,484 <その秀吉を追って 一隻の交易船が 瀬戸内を渡っていく。➡ 25 00:05:17,484 --> 00:05:22,822 呂宋から帰り着いたばかりの助左衛門が そこにいた> 26 00:05:22,822 --> 00:05:30,697 ♬~ 27 00:05:30,697 --> 00:05:37,370 <秀吉の軍団は 岡山東方10キロの沼城で 6日の夜を過ごし➡ 28 00:05:37,370 --> 00:05:44,110 7日 福岡村の渡しを越えた地点で 二手に分かれている。➡ 29 00:05:44,110 --> 00:05:49,516 秀吉だけが 福岡村を南下して 西片上の港へ向かい➡ 30 00:05:49,516 --> 00:05:53,853 ほかの配下の全軍は 船坂峠を越えて➡ 31 00:05:53,853 --> 00:05:57,157 播州への道を進む> 32 00:06:21,014 --> 00:06:24,818 (秀吉)沼城の宿でも 顔が見えんから 心配しておったんだが。 33 00:06:24,818 --> 00:06:27,721 そうか。 船を調達に行ってくれたのか。 (左吉)はあ。 34 00:06:27,721 --> 00:06:29,689 ああ なかなかよい船だな。 35 00:06:29,689 --> 00:06:33,159 殿。 この船に お見覚えございませぬか。 36 00:06:33,159 --> 00:06:35,829 見覚え? いいや。 37 00:06:35,829 --> 00:06:39,165 (行長)殿。 うん。あれなる旗を…。 38 00:06:39,165 --> 00:06:41,167 うん? 39 00:06:43,503 --> 00:06:46,406 「助」の字…。 40 00:06:46,406 --> 00:06:49,175 助左! 41 00:06:49,175 --> 00:06:52,078 こりゃあ 助左の船か!? はい。 42 00:06:52,078 --> 00:06:55,382 はあ~ そうか。 43 00:07:07,460 --> 00:07:12,799 ああ…。 おお ぬしゃ…。 44 00:07:12,799 --> 00:07:16,469 (助左)呂宋より 無事 立ち帰りましてございます。 45 00:07:16,469 --> 00:07:21,141 驚かせおって…。 驚かせおって! 46 00:07:21,141 --> 00:07:23,443 殿…。 47 00:07:26,479 --> 00:07:29,382 聞いたか…。 はっ。 48 00:07:29,382 --> 00:07:33,820 上様が 光秀の手によって果てられた。 49 00:07:33,820 --> 00:07:42,162 はい。 明智様の飛脚舟と 我らの船が遭遇いたしましたのも➡ 50 00:07:42,162 --> 00:07:46,499 亡き信長様のお導きと存じます。 51 00:07:46,499 --> 00:07:52,372 うん? 明智の飛脚舟だと? はい。 52 00:07:52,372 --> 00:07:58,845 毛利方へ宛てられた 信長様横死を伝えたる密書にございます。 53 00:07:58,845 --> 00:08:08,154 文次という この船の水夫に持たせて 高松の殿の陣中まで お届けいたしました。 54 00:08:15,128 --> 00:08:17,464 左吉…。 55 00:08:17,464 --> 00:08:23,136 3日夜 光秀様の密書を携えてまいった 飛脚にございます。 56 00:08:23,136 --> 00:08:27,007 では あの夜の飛脚は…。 57 00:08:27,007 --> 00:08:34,314 不運にも 牛窓へ帰る途中 敵弾を受けて果てました。 58 00:08:41,154 --> 00:08:44,057 ああ… そうか。 59 00:08:44,057 --> 00:08:48,361 あれは そういうことだったのか…。 60 00:08:55,168 --> 00:09:00,974 すまぬことをした。 …許してくれ。 61 00:09:00,974 --> 00:09:04,778 手をお離しくださいませ。 62 00:09:04,778 --> 00:09:09,115 帆を上げねばなりませぬ。 63 00:09:09,115 --> 00:09:15,422 殿 お供いたします。 赤穂まで。 64 00:09:16,990 --> 00:09:19,759 頼むぞ 助左! 65 00:09:19,759 --> 00:09:22,128 はい! 66 00:09:22,128 --> 00:09:44,818 ♬~ 67 00:09:44,818 --> 00:09:46,753 (末蔵)おお 権六。 (権六)へえ。 68 00:09:46,753 --> 00:09:50,490 (末蔵)明智征伐の軍議は 弾んでるかい。 69 00:09:50,490 --> 00:09:54,160 あれでも 軍議なのかのう。 何でだ? 70 00:09:54,160 --> 00:09:58,031 銭勘定ばかりなすっておられる。 そろばんというものをはじきながら。 71 00:09:58,031 --> 00:10:01,334 そろばんをはじいている? 72 00:10:04,170 --> 00:10:07,841 さて 残額は 銀子で 10貫目…➡ 73 00:10:07,841 --> 00:10:12,178 金子が 5百枚あるかないか といったところでございましょう。 74 00:10:12,178 --> 00:10:14,848 全軍の財産が たったそれだけか。 75 00:10:14,848 --> 00:10:18,184 何分にも 高松での滞陣が長うございましたし➡ 76 00:10:18,184 --> 00:10:21,087 出費も 予想を はるかに上回りましたので。 77 00:10:21,087 --> 00:10:24,057 う~ん… そら 随分 使ったな。 78 00:10:24,057 --> 00:10:28,828 土俵一俵を 銭百文 米1升で お買い上げになったのは➡ 79 00:10:28,828 --> 00:10:30,763 どなたでございましたか。 80 00:10:30,763 --> 00:10:33,733 ああ 高松の堤防づくりか…。 81 00:10:33,733 --> 00:10:36,536 あれも 急いでいたからな。 82 00:10:36,536 --> 00:10:40,406 土俵というのは 土を詰め込んだ俵のことで? 83 00:10:40,406 --> 00:10:43,209 そうだ。 泥だけを詰め込んだ俵だ。 84 00:10:43,209 --> 00:10:46,880 それを 一俵 銭百文で お買い上げになられ…!? 85 00:10:46,880 --> 00:10:50,216 (左吉)しかも 米を1升つけてな。 ああ…。 86 00:10:50,216 --> 00:10:55,088 少々 気前がよすぎたかな。 気前がよすぎましたな。 87 00:10:55,088 --> 00:11:04,731 堤防づくりの総額 銭63万5千40貫文 米6万3千5百石に及びました。 88 00:11:04,731 --> 00:11:10,837 いや かかったな…。 ハハハハ。 こりゃ参った。 89 00:11:10,837 --> 00:11:14,507 63万5千40貫文…。 90 00:11:14,507 --> 00:11:17,410 しかも 米に関しましては ほとんど 帳付けで買い上げております。 91 00:11:17,410 --> 00:11:19,379 後払いでか。 はい。 92 00:11:19,379 --> 00:11:22,182 敵国の領内に 借金を残してまいったわけでございます。 93 00:11:22,182 --> 00:11:24,117 ああ 払うよ。 払います。 94 00:11:24,117 --> 00:11:28,054 帳付けを踏み倒して逃げたと言われては 末代までの恥さらしだ。 95 00:11:28,054 --> 00:11:30,056 よろしくお願いいたしておきます。 96 00:11:30,056 --> 00:11:35,728 姫路の金蔵には 今 どれほどの金銀が蓄えてあるのかな。 97 00:11:35,728 --> 00:11:41,868 銀子で 7百50貫 金子で 8百枚余りかと存じます。 98 00:11:41,868 --> 00:11:45,572 米は? 8万5千石ほどは…。 99 00:11:47,207 --> 00:11:51,878 左吉。 ぬしなら この銭と米 どう使うか。 100 00:11:51,878 --> 00:11:54,781 銭一文 米一粒たりとも 無駄には使えませぬ。 101 00:11:54,781 --> 00:11:58,751 厳重に管理し 籠城に備えます。 102 00:11:58,751 --> 00:12:02,488 姫路で 明智の軍勢を迎え撃つのか。 103 00:12:02,488 --> 00:12:06,359 いいえ。 都へは攻め上ります。➡ 104 00:12:06,359 --> 00:12:10,830 しかし 明智殿は 屈指の軍略家。 105 00:12:10,830 --> 00:12:15,168 恐らくは 安土 長浜はもとより 近江一帯は➡ 106 00:12:15,168 --> 00:12:18,071 明智の軍門に 下っているものと思われます。 107 00:12:18,071 --> 00:12:23,509 されば それを短期日で切り取ることは 難しいと存じます。 108 00:12:23,509 --> 00:12:27,213 戦は長引くものと見ております。 109 00:12:29,849 --> 00:12:32,752 助左 ぬしはどうだ。 110 00:12:32,752 --> 00:12:35,722 はっ…。 ぬしなら どう使う。 111 00:12:35,722 --> 00:12:39,859 はあ 私は 戦のことは分かりません。 112 00:12:39,859 --> 00:12:42,195 いや 銭のことを聞いてるんだ。 113 00:12:42,195 --> 00:12:49,535 8百枚の金子に 7百50貫の銀子を どう生かして使うか。 114 00:12:49,535 --> 00:12:55,875 はい。 戦を 船出に例えてよければ➡ 115 00:12:55,875 --> 00:13:02,148 金銀も米も 一つ残らず 船に積み込みます。 116 00:13:02,148 --> 00:13:09,489 再び戻れるかどうかも分からぬ港に 金銀を残していっても しかたありません。 117 00:13:09,489 --> 00:13:15,828 そのとおりだ。 左吉 この戦に 籠城策はない。 118 00:13:15,828 --> 00:13:18,731 城中の金銀は 一分一厘余さず➡ 119 00:13:18,731 --> 00:13:23,503 家政の手から 番頭 鉄砲頭 弓頭などへ 知行に応じて分配してしまえ。 120 00:13:23,503 --> 00:13:27,173 米も同様だ。 扶持とりの者どもへ 5倍加増して くれてやれ。 121 00:13:27,173 --> 00:13:29,842 兵糧米などは 残すには及ばぬ。 122 00:13:29,842 --> 00:13:33,513 光秀とは 一戦で決着をつける。 123 00:13:33,513 --> 00:13:38,217 一戦で決着をつけねば 我らの負けだ! 124 00:14:03,142 --> 00:14:08,815 殿は。 死んだように おやすみだ。 125 00:14:08,815 --> 00:14:13,152 明智の軍勢は いかほどになっているかな。 126 00:14:13,152 --> 00:14:16,489 誰と誰が 明智に一味したかだ。 127 00:14:16,489 --> 00:14:19,392 明智に味方しそうな大名は…。 128 00:14:19,392 --> 00:14:22,829 一族の明智光春 津田信澄。 129 00:14:22,829 --> 00:14:28,701 丹後の一色善有 日野の蒲生賢秀 大和の筒井順慶…。 130 00:14:28,701 --> 00:14:33,172 丹後宮津城の細川藤孝 忠興親子。 131 00:14:33,172 --> 00:14:39,512 この辺りは まず 光秀殿に加担していると踏むべきだろう。 132 00:14:39,512 --> 00:14:44,851 やはり 細川忠興殿もな…。 133 00:14:44,851 --> 00:14:48,187 娘婿だからな 光秀殿には。 134 00:14:48,187 --> 00:14:53,860 <左吉の脳裏に ある人の顔がよぎった> 135 00:14:53,860 --> 00:14:58,531 ♬~ 136 00:14:58,531 --> 00:15:01,434 <明智光秀の三女 たまは➡ 137 00:15:01,434 --> 00:15:08,808 丹後の宮津城主 細川藤孝の嫡子 忠興のもとに嫁いでいる。➡ 138 00:15:08,808 --> 00:15:16,816 その細川家に 光秀より 味方に加わってくれという書状が届く> 139 00:15:18,818 --> 00:15:24,157 (光秀) 「急度 飛檄をもって 言上せしめ候。➡ 140 00:15:24,157 --> 00:15:29,829 近年 信長 我らに対し 度々 面目を失わせ➡ 141 00:15:29,829 --> 00:15:32,732 我意の振る舞いのみ これあるにつき➡ 142 00:15:32,732 --> 00:15:38,171 憤りを抱き 遺恨 もだし難く候。➡ 143 00:15:38,171 --> 00:15:41,507 今月2日 本能寺において➡ 144 00:15:41,507 --> 00:15:47,180 信長父子を誅し 鬱積を散じ候」。 145 00:15:47,180 --> 00:16:05,131 ♬~ 146 00:16:05,131 --> 00:16:09,001 我が頭を見よ。 147 00:16:09,001 --> 00:16:14,473 父 藤孝と共に 元結を払った。 148 00:16:14,473 --> 00:16:17,777 信長公の死を悼まんがためだ。 149 00:16:19,812 --> 00:16:26,686 (忠興)お許の父は 天下の謀反人となった。➡ 150 00:16:26,686 --> 00:16:32,992 我が細川家は 謀反人の勧誘には応じられぬ。 151 00:16:35,828 --> 00:16:45,838 家臣の中には 即刻 お許に 自害をさせよと言う者もいる…。 152 00:16:50,376 --> 00:16:54,080 (たま)自害はいたしませぬ。 153 00:17:00,453 --> 00:17:07,326 どうぞ 殿のお手で ご成敗くださいませ。 154 00:17:07,326 --> 00:17:09,462 お恨みはいたしませぬ。 155 00:17:09,462 --> 00:17:12,465 (忠興)城中より立ち退いてくれ。 156 00:17:14,133 --> 00:17:19,805 それより ほかに…➡ 157 00:17:19,805 --> 00:17:23,142 お許を救う道はない。 158 00:17:23,142 --> 00:17:38,157 ♬~ 159 00:17:38,157 --> 00:17:42,028 <丹後 味土野の山中へ…。➡ 160 00:17:42,028 --> 00:17:46,032 たまは 幽閉の身となった> 161 00:17:46,032 --> 00:17:58,044 ♬~ 162 00:18:05,117 --> 00:18:08,988 間もなく 赤穂へ着きます。 ああ。 163 00:18:08,988 --> 00:18:12,992 今夜のうちに 亀井の城へ着く。 164 00:18:15,127 --> 00:18:19,999 明智殿も 我らが これほど早く 中国から返してくるとは➡ 165 00:18:19,999 --> 00:18:22,001 思ってもいないだろう。 166 00:18:22,001 --> 00:18:25,771 戦場は どの辺りになるんでございます? 167 00:18:25,771 --> 00:18:32,478 京へ上る街道のいずれかで 正面から ぶつかり合うことになる。 168 00:18:32,478 --> 00:18:36,148 京の南… 淀川沿いで。 169 00:18:36,148 --> 00:18:42,855 <助左は 高槻の城主 高山右近の身を思った> 170 00:18:46,792 --> 00:18:50,162 <この日 高槻の右近のもとへ➡ 171 00:18:50,162 --> 00:18:56,035 ポルトガル宣教師 オルガンチノから 不思議な書状が届いた。➡ 172 00:18:56,035 --> 00:19:00,439 書状は 日本文とポルトガル文の2通で➡ 173 00:19:00,439 --> 00:19:05,778 日本文では 明智光秀の陣営に加わるように勧め➡ 174 00:19:05,778 --> 00:19:10,449 ポルトガル文では まさに その正反対のことが➡ 175 00:19:10,449 --> 00:19:15,788 すなわち たとえ 宣教師たちが 磔に処せられようとも➡ 176 00:19:15,788 --> 00:19:21,660 謀反人の味方はせぬようにという内容が 書かれてあった。➡ 177 00:19:21,660 --> 00:19:28,968 光秀に 右近の勧誘を強要された ポルトガル宣教師の機転であった> 178 00:19:41,814 --> 00:19:45,484 (右近)我ら 羽柴軍の先鋒を承り➡ 179 00:19:45,484 --> 00:19:48,187 明智勢を討つ! 180 00:19:51,824 --> 00:19:55,127 赤穂が見えたぞ~! 181 00:19:57,697 --> 00:20:00,166 (秀吉)あ~ よう寝たな~。 182 00:20:00,166 --> 00:20:05,037 (左吉)赤穂へ着きます。 (秀吉)うん。 もう一息だな。 183 00:20:05,037 --> 00:20:08,340 おい 助左! はい。 184 00:20:10,509 --> 00:20:14,380 どうだ 姫路まで一緒に来ないか。 185 00:20:14,380 --> 00:20:18,384 ひとまず 赤穂の港で お別れいたします。 186 00:20:18,384 --> 00:20:23,522 人に船を預けては行けないか。 船長だからな。 187 00:20:23,522 --> 00:20:26,225 いや 世話になった。 188 00:20:27,860 --> 00:20:32,732 殿。 呂宋から 玉薬を持ち帰ってまいりました。 189 00:20:32,732 --> 00:20:34,734 戦に お役立てください。 190 00:20:34,734 --> 00:20:36,869 おお 玉薬を。 はい。 191 00:20:36,869 --> 00:20:40,539 いや~ 高松から持ち帰っていく 火薬のほとんどが➡ 192 00:20:40,539 --> 00:20:42,475 水浸しで 使い物になりませぬ。 193 00:20:42,475 --> 00:20:44,877 分けてもらえれば 役に立つどころではない。 194 00:20:44,877 --> 00:20:47,780 ただし 代金は後払い。 いえ。 195 00:20:47,780 --> 00:20:52,551 代金は 船出の時に頂いております。 わしが? 196 00:20:52,551 --> 00:20:57,223 殿のお名で 助左の船に 投げ銀をいたしておきました。 おお。 197 00:20:57,223 --> 00:21:01,494 船倉にある玉薬は 全て 殿の取り分でございます。 198 00:21:01,494 --> 00:21:03,429 どうぞ お持ち帰りください。 199 00:21:03,429 --> 00:21:06,365 わしとぬしの 初めての商いか。 200 00:21:06,365 --> 00:21:12,838 はい。 呂宋との交易で 初めて お役に立つことができました。 201 00:21:12,838 --> 00:21:14,774 よし! もろうていく。 202 00:21:14,774 --> 00:21:19,712 ぬしの玉薬で 大ばくちを打ってみせるからな。 203 00:21:19,712 --> 00:21:22,181 ご武運を。 204 00:21:22,181 --> 00:21:24,517 ぬしも 達者でやれ。 205 00:21:24,517 --> 00:21:31,190 ♬~ 206 00:21:31,190 --> 00:21:33,526 <秀吉の一行は➡ 207 00:21:33,526 --> 00:21:36,428 赤穂から 相生街道をひた走って➡ 208 00:21:36,428 --> 00:21:40,432 その夜のうちに 姫路城へ入る> 209 00:21:44,870 --> 00:21:49,175 <秀吉は まず 湯殿に飛び込んだ> 210 00:21:51,210 --> 00:21:55,080 まず 天守から一番貝を吹いて 全軍に 飯を食わせよ。 211 00:21:55,080 --> 00:21:58,551 それから 次に 子の刻になったら 二番貝を吹いて➡ 212 00:21:58,551 --> 00:22:00,486 荷駄隊を先発させよ。 213 00:22:00,486 --> 00:22:02,822 三番貝は 丑三つ時で吹き鳴らせ。 214 00:22:02,822 --> 00:22:07,526 それを合図に 全軍出陣じゃ! 215 00:22:12,832 --> 00:22:16,702 <天正10年6月13日。➡ 216 00:22:16,702 --> 00:22:22,508 羽柴秀吉の軍4万と 明智光秀の軍勢1万6,000が➡ 217 00:22:22,508 --> 00:22:26,178 山崎の街道で 激突する。➡ 218 00:22:26,178 --> 00:22:28,848 戦いは 2時間余り続き➡ 219 00:22:28,848 --> 00:22:35,721 その間に 双方3,000人を超す戦死者の血が 雨に流された。➡ 220 00:22:35,721 --> 00:22:41,026 勝敗は 羽柴勢の一方的勝利に終わる> 221 00:22:46,866 --> 00:22:52,871 (雨の音) 222 00:23:22,167 --> 00:23:24,169 (刺される音) 223 00:23:38,183 --> 00:23:52,197 (喚声) 224 00:23:56,201 --> 00:24:01,473 <明智光秀 享年55歳。➡ 225 00:24:01,473 --> 00:24:08,347 山崎より敗走中 山科の小栗栖の里で 土民の竹槍にかかり➡ 226 00:24:08,347 --> 00:24:12,117 不覚の最期を遂げる。➡ 227 00:24:12,117 --> 00:24:18,123 光秀の天下は 11日目で壊滅した> 228 00:24:47,853 --> 00:24:49,855 大元様。 229 00:24:51,523 --> 00:24:55,394 (宗久)おお 助左! 230 00:24:55,394 --> 00:24:58,197 帰ってきたか! はい。 231 00:24:58,197 --> 00:25:03,469 無事に戻ってまいりました。 そうか そうか そうか。 232 00:25:03,469 --> 00:25:06,805 住吉様の御利益が これで 少しはあったか。 233 00:25:06,805 --> 00:25:09,475 住吉? うん。 234 00:25:09,475 --> 00:25:14,346 住吉明神じゃ。 ぬしの呂宋丸の絵馬を奉納しておいた。 235 00:25:14,346 --> 00:25:17,349 手前の船の絵馬を…? 236 00:25:19,818 --> 00:25:24,690 死んではならぬ者が死んでゆく…。 237 00:25:24,690 --> 00:25:29,161 神仏などに頼ったことのない わしがな➡ 238 00:25:29,161 --> 00:25:33,499 近頃 少々 気が弱くなってきた…。 239 00:25:33,499 --> 00:25:35,834 大元様…。 240 00:25:35,834 --> 00:25:41,707 信長公も他界された。 梢も死んだ。 241 00:25:41,707 --> 00:25:49,381 兼久も 徳川様の後をつけて 三河へ行ったっきり 消息がない。 242 00:25:49,381 --> 00:25:55,687 美緒までも ぬしの船で 呂宋へ行ってしまった。 243 00:25:57,523 --> 00:26:03,829 美緒が今井を出ていった訳は ぬしは知っておるだろう。 244 00:26:05,798 --> 00:26:12,137 兼久が 下女の梢に 子を産ませた。 245 00:26:12,137 --> 00:26:17,142 小太郎と わしが名を付けた。 246 00:26:23,482 --> 00:26:27,352 美緒も一緒に帰ってきたか。 247 00:26:27,352 --> 00:26:36,495 いえ 御寮様は 呂宋に おとどめしてまいりました。 248 00:26:36,495 --> 00:26:42,167 呂宋へ…。 そうか。 249 00:26:42,167 --> 00:26:49,475 美緒が そう願ったか。 250 00:26:52,177 --> 00:26:54,179 はい…。 251 00:26:58,050 --> 00:27:00,986 そうか…。 252 00:27:00,986 --> 00:27:22,474 ♬~ 253 00:27:22,474 --> 00:27:25,377 不憫なやつ…。 254 00:27:25,377 --> 00:27:40,025 ♬~ 255 00:27:40,025 --> 00:27:43,762 (宗久)助左。 はい。 256 00:27:43,762 --> 00:27:48,500 安土へ行くか。 安土? 257 00:27:48,500 --> 00:27:53,839 本能寺の急変以来 安土城は 明智勢に占拠され➡ 258 00:27:53,839 --> 00:27:57,709 今も 明智光春の手勢が籠もっておる。 259 00:27:57,709 --> 00:28:01,647 安土には 今日にも 山崎の敗報➡ 260 00:28:01,647 --> 00:28:06,785 光秀の横死の知らせが 届いているやもしれぬ。 261 00:28:06,785 --> 00:28:12,658 光春は 安土城に 火をかけるかも分からんな。 262 00:28:12,658 --> 00:28:16,128 安土の城が燃えるなんて…。 263 00:28:16,128 --> 00:28:20,465 あんな美しい城に 火をかけるなんて 誰ができましょう。 264 00:28:20,465 --> 00:28:24,136 敗走の兵は 野盗も同じだ。 265 00:28:24,136 --> 00:28:28,640 光春は 秀吉に城を渡すくらいならば➡ 266 00:28:28,640 --> 00:28:35,414 いっそ焼き捨てようと 考えているかも分からんぞ。 267 00:28:35,414 --> 00:28:41,420 安土城は 信長公と我らが 手塩にかけて つくった城だ。 268 00:28:43,155 --> 00:28:46,825 助左!はい。 269 00:28:46,825 --> 00:28:50,495 見納めに行かぬか。 270 00:28:50,495 --> 00:28:53,832 はい お供いたします。 271 00:28:53,832 --> 00:28:55,834 うむ。 272 00:29:00,105 --> 00:29:06,979 (喚声) 273 00:29:06,979 --> 00:29:12,684 (悲鳴) 274 00:29:12,684 --> 00:29:17,656 <安土城を占領していた明智光春が 坂本へ引き揚げるや➡ 275 00:29:17,656 --> 00:29:24,329 城下は 野盗と化した 明智の脱走兵や暴徒らの餌食となった。➡ 276 00:29:24,329 --> 00:29:27,799 ルイス・フロイスの「日本史」は語る。➡ 277 00:29:27,799 --> 00:29:35,474 「安土の町は この時 最後の審判の日を迎える光景を呈した。➡ 278 00:29:35,474 --> 00:29:40,345 逃げ惑う女 子供たちの泣き声 暴徒の叫びなど➡ 279 00:29:40,345 --> 00:29:47,052 民衆の混乱と狂気の沙汰は 慨嘆すべきものがあった」と> 280 00:30:09,841 --> 00:30:13,512 城は 大丈夫のようでございますね。 281 00:30:13,512 --> 00:30:17,182 いや まだ分からぬ。 282 00:30:17,182 --> 00:30:21,053 織田方の手に戻るまではな…。 283 00:30:21,053 --> 00:30:26,858 光春は退いても 留守の兵が籠もっているだろう。 284 00:30:26,858 --> 00:30:32,197 町の方で あちこち明るいのは 暴徒らの付け火でございましょうか。 285 00:30:32,197 --> 00:30:37,069 パーデレ フロイス様も 無事ならばよいが…。 286 00:30:37,069 --> 00:30:39,871 フロイス様が 安土へ? 287 00:30:39,871 --> 00:30:43,542 セミナリオを守るのだと言って 都から出ていったそうだ。 288 00:30:43,542 --> 00:30:48,547 坂本から オルガンチノが戻ってきて そう申した。 289 00:30:50,215 --> 00:30:54,086 端舟を貸してくださいまし。 どこへ行く。 290 00:30:54,086 --> 00:30:57,889 セミナリオへ。 フロイス様のもとへ参ります。 291 00:30:57,889 --> 00:30:59,825 いや 今は危ない。 292 00:30:59,825 --> 00:31:03,495 いや フロイス様には 数々の恩がございます。 293 00:31:03,495 --> 00:31:05,831 今のお話が本当なら 見捨ててはおけません。 294 00:31:05,831 --> 00:31:09,501 どうか… どうか 岸へ渡らせてくださいまし。 295 00:31:09,501 --> 00:31:12,838 いや いかん! いえ 守りたいのは➡ 296 00:31:12,838 --> 00:31:14,773 フロイス様だけではございません。 297 00:31:14,773 --> 00:31:18,710 あの安土のセミナリオの青瓦 あれは 全て➡ 298 00:31:18,710 --> 00:31:21,513 この私が 商いをいたしました品物でございます。 299 00:31:21,513 --> 00:31:25,217 これも 見捨ててはおけません。 300 00:31:26,852 --> 00:31:29,521 しかたのないやつ。 301 00:31:29,521 --> 00:31:31,857 おい! はっ! 302 00:31:31,857 --> 00:31:35,527 端舟を下ろしてやれ。 それから 10人ばかり この男につけろ。 303 00:31:35,527 --> 00:31:38,196 各自 鉄砲を持たせてな。 かしこまりました。 304 00:31:38,196 --> 00:31:40,198 おい! はっ! 305 00:32:02,821 --> 00:32:04,823 助左。 はい。 306 00:32:08,693 --> 00:32:17,702 今夜はな わしも 一つ 大きな賭けをしておる。 307 00:32:20,172 --> 00:32:26,044 あの安土の城の 五層七重の天主閣➡ 308 00:32:26,044 --> 00:32:32,184 あれは 信長公が この世に置いていかれた 唯一の形見だ。 309 00:32:32,184 --> 00:32:37,856 あの天主閣が 今夜 燃え落ちなければ➡ 310 00:32:37,856 --> 00:32:42,194 わしは 残りの生涯を あの城のために ささげたい。 311 00:32:42,194 --> 00:32:52,204 しかし もし あれが 今夜 燃え落ちた その時には…。 312 00:32:52,204 --> 00:32:56,875 城が燃え落ちた その時には…。 313 00:32:56,875 --> 00:33:02,147 その時には…。 314 00:33:02,147 --> 00:33:05,484 そうだな…➡ 315 00:33:05,484 --> 00:33:12,357 ぬしの船で 呂宋へでも渡るか。 316 00:33:12,357 --> 00:33:17,829 参りましょう。 ご案内いたします。 317 00:33:17,829 --> 00:33:23,502 美緒も驚くだろうな。 そりゃあ もう…。 318 00:33:23,502 --> 00:33:31,843 助左。はい。 美緒のことはな くれぐれも頼む。 319 00:33:31,843 --> 00:33:33,845 はい。 320 00:33:38,516 --> 00:33:41,419 これを持ってゆけ。 321 00:33:41,419 --> 00:33:45,390 しかし これは…。 322 00:33:45,390 --> 00:33:51,096 わしだと思って 持ってゆけ。 323 00:33:52,864 --> 00:33:54,866 はい。 324 00:34:00,472 --> 00:34:03,141 ありがとうございます。 325 00:34:03,141 --> 00:34:18,156 ♬~ 326 00:34:52,490 --> 00:34:54,492 これは…。 327 00:34:58,196 --> 00:35:00,498 急ごう! (傭兵たち)はっ! 328 00:35:34,499 --> 00:35:37,168 (泣き声) 329 00:35:37,168 --> 00:35:39,104 フロイス様! 330 00:35:39,104 --> 00:35:41,840 堺の助左でございます! 331 00:35:41,840 --> 00:35:45,510 戸を開けてくださいまし! 助左でございます! フロイス様! 332 00:35:45,510 --> 00:35:49,180 ⚟誰ですか? 助左です! 333 00:35:49,180 --> 00:35:51,516 ⚟スケザ? はい! 334 00:35:51,516 --> 00:35:55,820 セミナリオの瓦を運んでまいりました 助左でございます! 335 00:36:04,462 --> 00:36:08,133 パーデレ! (フロイス)おお 助左! 336 00:36:08,133 --> 00:36:13,471 ご無事だったんですね。 私は 大丈夫ですとも。 337 00:36:13,471 --> 00:36:15,473 (傭兵)何者だ! 338 00:36:18,343 --> 00:36:22,347 このセミナリオの学生たちです。 339 00:36:24,115 --> 00:36:30,422 恐れることはない。 皆 味方です。 340 00:36:32,157 --> 00:36:36,828 病気やけがで 逃げ遅れた者ばかり。 341 00:36:36,828 --> 00:36:41,700 皆さん ここには 間もなく 織田信雄様の軍勢が到着します。 342 00:36:41,700 --> 00:36:44,169 それまでの辛抱ですから。 343 00:36:44,169 --> 00:36:46,471 よろしいか? 344 00:36:51,042 --> 00:36:53,745 助左…。 345 00:36:56,181 --> 00:36:59,517 よく来てくれましたね。 ありがとう。 346 00:36:59,517 --> 00:37:04,355 パーデレ 呂宋へ行ってまいりました。 347 00:37:04,355 --> 00:37:10,795 えっ!? ルソンへ行きましたか! はい! 348 00:37:10,795 --> 00:37:14,666 とうとう行きましたね。 はい。 349 00:37:14,666 --> 00:37:23,374 じゃあ 土産話を聞かせてください。 私にも 学生たちにも。 350 00:37:23,374 --> 00:37:25,343 はい。 351 00:37:25,343 --> 00:37:29,147 ⚟開けろ! 早く開けろ! 352 00:37:29,147 --> 00:37:31,149 備えよ! (傭兵たち)はっ! 353 00:37:43,495 --> 00:37:46,164 おとなしく立ち去れ! 354 00:37:46,164 --> 00:37:50,502 さもないと 天下一の堺銃が 一斉に火を吹くぞ! 355 00:37:50,502 --> 00:37:52,804 何を!? (銃声) 356 00:37:55,373 --> 00:37:58,376 この手を下ろしたら 一斉射撃だ。 357 00:38:02,113 --> 00:38:04,415 3つ数える。 358 00:38:06,985 --> 00:38:12,290 1つ! 2つ! 359 00:38:15,660 --> 00:38:17,662 退け~! 360 00:38:23,802 --> 00:38:26,805 (一同)やった~! やったぞ~! 361 00:38:30,141 --> 00:38:32,811 ご苦労だった。 火縄を消してくれ。 (傭兵たち)はっ。 362 00:38:32,811 --> 00:38:35,814 火縄を消してくれ。(傭兵たち)はっ。 ご苦労だった。 363 00:38:40,151 --> 00:38:45,023 血を流さずに済んで よかった。 364 00:38:45,023 --> 00:38:49,827 パーデレ ひとつ お願いがございます。 どうぞ。 365 00:38:49,827 --> 00:38:53,698 セミナリオの鐘を 鳴らしていただけませんか。 366 00:38:53,698 --> 00:38:58,503 我らが無事なことを 大元様に知らせたいんです。 367 00:38:58,503 --> 00:39:01,206 鳴らしましょう。 368 00:39:03,341 --> 00:39:12,050 安土の町の全ての人々の耳にも 心にも 届くように➡ 369 00:39:12,050 --> 00:39:14,986 鳴らし続けましょう。 370 00:39:14,986 --> 00:39:37,141 (鐘の音) 371 00:39:37,141 --> 00:39:43,147 (轟音) 372 00:39:45,483 --> 00:39:52,490 <宗久には 金色の竜が 炎となって 天に舞い上がったかに見えた> 373 00:39:58,496 --> 00:41:17,842 ♬~ 374 00:41:17,842 --> 00:41:20,545 上様! 375 00:41:22,714 --> 00:41:26,417 上様ではございませぬか…! 376 00:41:32,857 --> 00:41:37,528 <天正10年6月15日の夜。➡ 377 00:41:37,528 --> 00:41:41,199 天下一の巨城 安土天主閣が➡ 378 00:41:41,199 --> 00:41:45,069 一本の巨大な火柱と化して 天を焦がし➡ 379 00:41:45,069 --> 00:41:51,209 やがて 夢のように消え去っていく…。➡ 380 00:41:51,209 --> 00:41:58,916 この夜 炎上する安土城と共に 信長の時代が終わった> 381 00:42:08,159 --> 00:42:15,166 (崩れる音) 382 00:42:41,059 --> 00:43:08,486 ♬~ 383 00:43:08,486 --> 00:43:16,160 <今井宗久の船が ある朝 ひそかに 堺の港を離れていく。➡ 384 00:43:16,160 --> 00:43:19,163 ただ一人の見送り人だった助左には➡ 385 00:43:19,163 --> 00:43:24,035 呂宋へ渡ると言い残していった 宗久だったが…➡ 386 00:43:24,035 --> 00:43:31,175 しかし その船は ついに 呂宋へ着くことはなかった> 387 00:43:31,175 --> 00:43:47,191 ♬~