1 00:00:02,102 --> 00:02:40,394 ♬~ 2 00:02:47,200 --> 00:02:50,871 <信長亡きあとの天下の行方を巡って➡ 3 00:02:50,871 --> 00:02:55,575 織田家中に 風雲が巻き起ころうとしている> 4 00:02:58,745 --> 00:03:03,150 <天正10年6月27日。➡ 5 00:03:03,150 --> 00:03:05,819 尾張 清洲城において➡ 6 00:03:05,819 --> 00:03:11,525 織田家の家督相続者を決める 重臣会議が開かれた> 7 00:03:26,139 --> 00:03:28,075 (勝家)筑前。 8 00:03:28,075 --> 00:03:31,511 (秀吉)ああ これはこれは 修理亮殿。 9 00:03:31,511 --> 00:03:36,850 逆臣 光秀を討ち取った働き なかなかに けなげであった。 10 00:03:36,850 --> 00:03:39,753 織田家の宿老として 褒めておくぞ。 11 00:03:39,753 --> 00:03:45,759 これはまた 思いがけないお言葉を賜り 恐悦に存じます。 12 00:03:53,867 --> 00:04:06,146 ♬~ 13 00:04:06,146 --> 00:04:13,820 <評議は 信長の三男 神戸信孝を 世継ぎにと推す柴田勝家と➡ 14 00:04:13,820 --> 00:04:18,158 信忠の遺児 三法師を推す羽柴秀吉の➡ 15 00:04:18,158 --> 00:04:21,461 2派に分かれて争われた> 16 00:04:51,858 --> 00:04:58,532 三法師様は 亡き上様のご嫡男 信忠様の遺児。 17 00:04:58,532 --> 00:05:03,370 上様にとっては 嫡孫にあたられる方でござる。 18 00:05:03,370 --> 00:05:06,807 信忠様も ご他界あそばされた今➡ 19 00:05:06,807 --> 00:05:11,144 その跡目を正し ご遺業を受け継がれるお方は➡ 20 00:05:11,144 --> 00:05:14,047 三法師様よりほかにござらぬ。➡ 21 00:05:14,047 --> 00:05:17,350 それが筋目ではござるまいか。 22 00:05:19,019 --> 00:05:22,322 <まさに 正論であった> 23 00:05:27,494 --> 00:05:30,797 <衆議は 一決した> 24 00:05:43,844 --> 00:05:50,851 <この清洲城へ 堺から 助左衛門が商いでやって来た> 25 00:06:06,800 --> 00:06:10,136 (左吉)助左。 (助左)おお 間に合いましたでしょうか。 26 00:06:10,136 --> 00:06:13,039 間に合った 間に合った。 持ってきてくれたか。 27 00:06:13,039 --> 00:06:16,476 はい。 お使者の口上では➡ 28 00:06:16,476 --> 00:06:21,348 童の喜びそうな南蛮の品を持ってこいとの お話でございましたが➡ 29 00:06:21,348 --> 00:06:23,817 なかなか難しい ご注文でございました。 30 00:06:23,817 --> 00:06:27,120 とりあえず 持ってまいりました。 どうぞ ご覧くださいませ。 31 00:06:30,156 --> 00:06:35,028 あっ どうぞ この箱… お手に取って ご検分ください。 32 00:06:35,028 --> 00:06:37,731 ああ…。 はい。 33 00:06:40,500 --> 00:06:44,170 ♬~(オルゴール) 34 00:06:44,170 --> 00:06:47,073 南蛮の調べだな。 はい。 35 00:06:47,073 --> 00:06:49,776 ♬~(オルゴール) 36 00:06:51,511 --> 00:06:55,682 ♬~(オルゴール) ほう… からくり箱になっておるのか! 37 00:06:55,682 --> 00:06:57,617 はい。 これは珍しい。 38 00:06:57,617 --> 00:07:01,454 南蛮人が オルゲルと申しておるものでございます。 39 00:07:01,454 --> 00:07:04,357 オルゲル…。はい。 う~ん。 40 00:07:04,357 --> 00:07:08,795 これは きっと気に入ってもらえそうだ。 ああ さようで。 41 00:07:08,795 --> 00:07:14,134 更に 童の喜ぶものといえば 食い物に限ると存じまして➡ 42 00:07:14,134 --> 00:07:18,471 金平糖に ビスカウトを持ってまいりました。 43 00:07:18,471 --> 00:07:22,809 ビスカウト?はい。 どうぞ ひとつ ご試食なすってみてくださいまし。 44 00:07:22,809 --> 00:07:25,712 これでございます。 ビスカウト。 45 00:07:25,712 --> 00:07:28,481 (せきばらい) 46 00:07:28,481 --> 00:07:32,819 あっ それは 南蛮船の乗員の航海食でございますんで➡ 47 00:07:32,819 --> 00:07:36,523 もう それならば どんな長い船旅でも 決して腐りません。 48 00:07:38,158 --> 00:07:40,827 うん… うんうん。 いかがでございます? 49 00:07:40,827 --> 00:07:44,164 南蛮の味がするな。 あっ さようで。 50 00:07:44,164 --> 00:07:46,499 お気に召しましたか? うん。さようで。 51 00:07:46,499 --> 00:07:48,435 あ… ところで➡ 52 00:07:48,435 --> 00:07:52,839 秀吉様は これを 一体 何に お使いなさるおつもりでございますか? 53 00:07:52,839 --> 00:07:55,175 人たらしだよ。 54 00:07:55,175 --> 00:07:59,045 ひ… 人たらし? うん。 55 00:07:59,045 --> 00:08:03,983 これらの品々で 急ぎ籠絡せねばならぬ お方がいるんだ。 56 00:08:03,983 --> 00:08:07,454 金平糖や ビスカウトで? うん。 57 00:08:07,454 --> 00:08:10,357 金銀を山と積むよりも よっぽど効き目がある。 58 00:08:10,357 --> 00:08:13,059 ハッハッハッハッハ! 59 00:08:16,129 --> 00:08:19,466 ♬~(オルゴール) 60 00:08:19,466 --> 00:08:21,468 (三法師)はいどう! はいどう! 61 00:08:23,136 --> 00:08:28,007 <清洲会議の議案には 家督の相続問題と並んで➡ 62 00:08:28,007 --> 00:08:33,780 残された領地の分配が 重要議題として挙がっていた。➡ 63 00:08:33,780 --> 00:08:38,485 世継ぎの決定で 秀吉に一敗を喫した勝家も➡ 64 00:08:38,485 --> 00:08:44,491 ここでは 秀吉から 近江長浜の領地を 取り上げることに成功した> 65 00:08:46,159 --> 00:08:51,498 <しかし 秀吉も黙って譲ってはいない。➡ 66 00:08:51,498 --> 00:08:54,401 長浜を勝家に譲る条件に➡ 67 00:08:54,401 --> 00:08:59,372 三法師の補佐役になることを 承諾させた。➡ 68 00:08:59,372 --> 00:09:06,980 実に 秀吉と勝家の 知力を尽くした謀略戦が展開した> 69 00:09:06,980 --> 00:09:12,786 ほら! アハハハ! ん~… ハ~ッ! 70 00:09:12,786 --> 00:09:21,795 ♬~ 71 00:09:21,795 --> 00:09:27,667 <清洲会議の最後は 新たな天下人となった三法師への➡ 72 00:09:27,667 --> 00:09:32,138 初の拝謁の儀式で締めくくりとなる> 73 00:09:32,138 --> 00:09:51,825 ♬~ 74 00:09:51,825 --> 00:09:56,162 <この日 勝家以下の織田家の諸大名は➡ 75 00:09:56,162 --> 00:09:58,832 世継ぎの三法師と共に➡ 76 00:09:58,832 --> 00:10:03,703 秀吉を拝礼する格好を とらされてしまった> 77 00:10:03,703 --> 00:10:11,711 ♬~ 78 00:10:13,847 --> 00:10:17,517 筑前を生きて清洲から帰してはならぬ! 79 00:10:17,517 --> 00:10:22,856 そもそも あの猿めが 三法師の君を お世継ぎに立てたのは➡ 80 00:10:22,856 --> 00:10:26,726 赤子将軍を抱いて 源氏の天下をかすめ取った➡ 81 00:10:26,726 --> 00:10:31,531 鎌倉幕府の執権 北条義時の前例に倣ったのだ。 82 00:10:31,531 --> 00:10:34,868 (藤孝)羽柴殿が 右大臣家に背きましょうか。 83 00:10:34,868 --> 00:10:40,740 きやつは 三法師の君の威を借りて 我らに 己を拝ました! 84 00:10:40,740 --> 00:10:45,512 思い上がった下郎の専横沙汰 断じて 放任はできぬ!➡ 85 00:10:45,512 --> 00:10:49,215 放っておけば きやつは 織田家をも滅ぼしてしまう! 86 00:10:49,215 --> 00:10:51,551 (一益)討つならば 早い方がいい。 87 00:10:51,551 --> 00:10:55,421 たった今から 筑前の宿所へ 手勢をよせかけますか! 88 00:10:55,421 --> 00:10:57,423 明日でよい。 いや 明日は➡ 89 00:10:57,423 --> 00:11:01,160 城中で 祝宴がござる。 荒事は控えた方が…。 90 00:11:01,160 --> 00:11:05,031 その宴のあと 皆で 二の丸に押し込め➡ 91 00:11:05,031 --> 00:11:07,033 詰め腹を切らせるのだ。 92 00:11:07,033 --> 00:11:09,035 (氏郷)切腹を!? 93 00:11:09,035 --> 00:11:16,176 上様の奉公への仕上げに きやつには 殉死を許そう。 94 00:11:16,176 --> 00:11:20,847 <この夜の勝家の陰謀を 秀吉に内通したのは➡ 95 00:11:20,847 --> 00:11:24,517 丹羽長秀である> 96 00:11:24,517 --> 00:11:30,189 ハッハッハッハッハ! 手足をからめて 腹を切らせるだとよ。 97 00:11:30,189 --> 00:11:33,526 あやがないのう。 98 00:11:33,526 --> 00:11:36,863 謀というのは あやがのうてはのう➡ 99 00:11:36,863 --> 00:11:41,167 かかる方も 興ざめしてしまうわ。 ハハ…。 100 00:11:42,735 --> 00:11:44,737 助左。 はっ。 101 00:11:44,737 --> 00:11:49,442 ぬしも ぼつぼつ 嫁をめとらねばのう。 はっ? 102 00:11:49,442 --> 00:11:55,215 おい どうだ。 おぬしたちの中で 誰か この男の嫁になりてえ者はいないか?➡ 103 00:11:55,215 --> 00:11:57,550 うん? ハハッ。 104 00:11:57,550 --> 00:12:02,155 この男はな 今に 天下一の大商人になる男だ。 105 00:12:02,155 --> 00:12:06,025 くっつくなら 今のうちだぞ。 アハハハハハ! 106 00:12:06,025 --> 00:12:09,495 助左。はっ。 ぬしは どうだ? うん? 107 00:12:09,495 --> 00:12:12,832 気に入ったのがいたら ほ~れ 堺へ連れ帰ってもいいぞ。➡ 108 00:12:12,832 --> 00:12:15,735 アハハハハハハ! 109 00:12:15,735 --> 00:12:18,504  心の声  己の命が危ういという時に➡ 110 00:12:18,504 --> 00:12:21,841 このはしゃぎようは どうしたというのだ。 111 00:12:21,841 --> 00:12:27,180 殿! 出立の支度 整いましてございます。 112 00:12:27,180 --> 00:12:31,517 (秀吉)左吉。はっ。 これへ。はっ。 113 00:12:31,517 --> 00:12:34,854 ああ よい。 114 00:12:34,854 --> 00:12:36,856 (せきばらい) 115 00:12:39,726 --> 00:12:44,864 これを受けよ。 兵馬の采配 そちに預ける。 116 00:12:44,864 --> 00:12:48,534 手前に? ただちに これより 本隊を引き連れ➡ 117 00:12:48,534 --> 00:12:50,870 美濃本道を 長浜目がけて駆けよ。 118 00:12:50,870 --> 00:12:52,805 して 殿は…。 119 00:12:52,805 --> 00:12:55,508 助左と別の道を行く。 120 00:12:58,745 --> 00:13:03,149 手前には とても 本隊の指揮などできかねます。 121 00:13:03,149 --> 00:13:06,052 できるできないは やってみなければ分かるまい。 122 00:13:06,052 --> 00:13:09,489 いや しかし 私は 殿の近侍にございます。 123 00:13:09,489 --> 00:13:11,824 おそばを離れるわけにはまいりませぬ。 124 00:13:11,824 --> 00:13:16,696 左吉 こういう折に 自らの手で じかに兵馬を動かしてみよ。 125 00:13:16,696 --> 00:13:20,500 700騎ほどであれば 修業には 手ごろであろうが。 126 00:13:20,500 --> 00:13:25,838 修業…。 何の修業にございますか? 127 00:13:25,838 --> 00:13:30,510 大名になるための修業だ。 はっ? 128 00:13:30,510 --> 00:13:33,513 さあ 行け! 129 00:13:35,181 --> 00:13:37,850 は… はい! 130 00:13:37,850 --> 00:13:46,859 ♬~ 131 00:13:46,859 --> 00:13:49,529 <秀吉の主隊700騎は➡ 132 00:13:49,529 --> 00:13:52,198 貝も鳴らさず 松明もかざさず➡ 133 00:13:52,198 --> 00:13:55,535 清洲城下を抜け出して 美濃本道をとり➡ 134 00:13:55,535 --> 00:13:58,838 一路 長浜へ引き揚げる> 135 00:14:05,345 --> 00:14:12,051 <同じ夜 助左衛門の小荷駄隊も清洲を離れる> 136 00:14:14,020 --> 00:14:23,696 (うめき声) 137 00:14:23,696 --> 00:14:25,832 どうした? うん? 138 00:14:25,832 --> 00:14:30,169 おなかが…。おなか痛いの? あ~ よしよしよし。➡ 139 00:14:30,169 --> 00:14:33,506 もうすぐだからな。 もうすぐ もうすぐ。 140 00:14:33,506 --> 00:14:36,843 前進! 141 00:14:36,843 --> 00:14:39,746 まだ痛いか? キャ~ッ! 142 00:14:39,746 --> 00:14:41,714 ばか者! 143 00:14:41,714 --> 00:14:43,716 逃げた!? うむ。 144 00:14:43,716 --> 00:14:48,187 代わりに 大島雲八とか申す 耳の遠い老臣が一人➡ 145 00:14:48,187 --> 00:14:51,524 主の不参の詫びを申し述べに 参っております。 146 00:14:51,524 --> 00:14:53,826 猿め…! 147 00:15:00,333 --> 00:15:04,103 <秀吉の一行は 津島を迂回して➡ 148 00:15:04,103 --> 00:15:06,806 まし江から いもらの渡りを通って➡ 149 00:15:06,806 --> 00:15:09,709 美濃の長松への道を たどる。➡ 150 00:15:09,709 --> 00:15:15,481 実に 風の渡るがごとき 爽やかな逃げぶりであった> 151 00:15:15,481 --> 00:15:27,193 ♬~ 152 00:15:29,829 --> 00:15:32,832 (秀吉)ああ…。 153 00:15:37,703 --> 00:15:39,839 助左。 はい。 154 00:15:39,839 --> 00:15:44,510 ぬしには 右大臣家の葬儀を 手伝ってもらいたいんだ。 155 00:15:44,510 --> 00:15:47,847 信長様の葬儀を…。 156 00:15:47,847 --> 00:15:52,718 上様の葬儀だけは わしが この手で やり遂げねばならぬ。 157 00:15:52,718 --> 00:15:56,522 天下一の大葬儀にするつもりだ。 158 00:15:56,522 --> 00:16:01,127 わしゃ これから 長浜へ帰ったら すぐ京へ渡って➡ 159 00:16:01,127 --> 00:16:04,463 朝廷に 官位を奏請せねばならん。 160 00:16:04,463 --> 00:16:09,802 右大臣家の葬儀をやる者が 従五位下では 格好がつかんからのう。 161 00:16:09,802 --> 00:16:13,673 せめて 少将の位は欲しいんだ。 162 00:16:13,673 --> 00:16:16,476 殿が 少将に…。 163 00:16:16,476 --> 00:16:20,813 右大臣家の葬儀には 莫大な金銀が動くぞ。 164 00:16:20,813 --> 00:16:26,519 供養料も1万貫 寄進する米も5百石は下るまい。 165 00:16:30,156 --> 00:16:32,091 助左。 はい。 166 00:16:32,091 --> 00:16:37,029 この大葬儀の わしの片腕になって 動いてみねえか。 うん? 167 00:16:37,029 --> 00:16:43,169 名は上がる 財は残る またとない機会だぞ。 168 00:16:43,169 --> 00:16:51,510 はい…。 手前は 風向きが変わったら 呂宋へ行かねばなりませんので。 169 00:16:51,510 --> 00:16:54,413 呂宋? はい。 170 00:16:54,413 --> 00:16:57,183 大元様のこともあります。 171 00:16:57,183 --> 00:17:02,021 宗久は 事実 呂宋へ渡ったのか? 172 00:17:02,021 --> 00:17:05,992 はい。 手前には そう言って行かれました。 173 00:17:05,992 --> 00:17:09,762 それに 呂宋のアゴーの浜には 今井様の御寮様も…。 174 00:17:09,762 --> 00:17:12,465 助左。 はい? 175 00:17:12,465 --> 00:17:15,801 宗久のことは もういいんじゃないのか。 176 00:17:15,801 --> 00:17:18,137 もういいとは…? 177 00:17:18,137 --> 00:17:21,474 宗久は去った。 178 00:17:21,474 --> 00:17:25,177 宗久の世は終わったんだ。 179 00:17:27,146 --> 00:17:33,019 宗久に代わって 今度は ぬしが 堺を自分のものにせよ。 180 00:17:33,019 --> 00:17:36,155 宗久が 上様と組んで 堺に君臨したように➡ 181 00:17:36,155 --> 00:17:39,825 今度は ぬしが わしと組んで 堺を動かすんだ。 182 00:17:39,825 --> 00:17:42,495 会合衆などは もう要らん。 183 00:17:42,495 --> 00:17:45,398 堺には ぬしが一人いればいい。 184 00:17:45,398 --> 00:17:48,834 堺を ぬしにくれてやるぞ。 185 00:17:48,834 --> 00:17:52,705 羽柴様… お言葉を返すようでございますが➡ 186 00:17:52,705 --> 00:17:56,709 堺は… 堺の町は 誰のものでもございません! 187 00:17:56,709 --> 00:17:59,845 堺に無用のものは 大名でございます。 188 00:17:59,845 --> 00:18:05,117 今後 堺を独り占めにしようとする者が 現れれば➡ 189 00:18:05,117 --> 00:18:07,453 その者こそ 堺の敵。 190 00:18:07,453 --> 00:18:09,789 私も戦わねばなりません。 191 00:18:09,789 --> 00:18:14,493 堺に生まれ育った者ならば 皆 同じ気持ちでございましょう。 192 00:18:18,798 --> 00:18:21,701 心意気じゃよ。 193 00:18:21,701 --> 00:18:24,470 わしゃ なにも 本気で堺を独り占めせよなどと➡ 194 00:18:24,470 --> 00:18:28,140 言うてるわけじゃない。 195 00:18:28,140 --> 00:18:31,477 心意気じゃよ。 なあ? 196 00:18:31,477 --> 00:18:35,348 そういう心意気で やってちょうよと 言うとるだけだがや。 197 00:18:35,348 --> 00:18:38,351 アハハハハハハハ! はあ。 198 00:18:38,351 --> 00:18:40,486 アハハ…。 199 00:18:40,486 --> 00:18:44,490 さあ ぼつぼつ参ろうかのう。 はっ。 200 00:18:46,359 --> 00:18:49,161 助左。 はい。 201 00:18:49,161 --> 00:18:53,032 右大臣家の葬儀は 10月の中頃に行う。 202 00:18:53,032 --> 00:18:57,036 それまでは 呂宋へ渡るな。 203 00:18:57,036 --> 00:18:59,038 いいな。 204 00:19:01,107 --> 00:19:07,780 <思えば この日が 助左衛門の生涯の分かれ道であった。➡ 205 00:19:07,780 --> 00:19:12,651 呂宋へたつか 秀吉に従うか> 206 00:19:12,651 --> 00:19:18,124 ♬~ 207 00:19:18,124 --> 00:19:20,793 <この年9月。➡ 208 00:19:20,793 --> 00:19:23,696 南へ誘う風の訪れを待って➡ 209 00:19:23,696 --> 00:19:28,134 助左衛門は 呂宋への帆を上げた> 210 00:19:28,134 --> 00:19:38,477 ♬~ 211 00:19:38,477 --> 00:19:43,149 (一松)お前 梅干し 大きいな。 (権六)何すんだ お前! 梅干し! 212 00:19:43,149 --> 00:19:55,161 ♬~ 213 00:19:55,161 --> 00:19:57,096 (鐘の音) 214 00:19:57,096 --> 00:20:01,834 <京都 紫野の大徳寺。➡ 215 00:20:01,834 --> 00:20:06,172 天正10年10月15日。➡ 216 00:20:06,172 --> 00:20:11,844 秀吉は ここで 豪華絢爛たる信長の法要を営んだ。➡ 217 00:20:11,844 --> 00:20:16,515 秀吉は 今は亡き主 信長のため➡ 218 00:20:16,515 --> 00:20:25,191 山内に 総見院を建立し 銀子千枚 銭1万貫 米5百石を寄進し➡ 219 00:20:25,191 --> 00:20:30,863 信長の実質的な後継者は 彼をおいてほかに その人なきことを➡ 220 00:20:30,863 --> 00:20:34,166 世に示したのであった> 221 00:20:47,213 --> 00:20:49,548 (マリキット)ミオさん! 222 00:20:49,548 --> 00:20:51,550 (美緒)はい。 223 00:20:53,886 --> 00:20:57,223 ミオさん! (タガログ語) 224 00:20:57,223 --> 00:21:01,093 えっ! (タガログ語) 225 00:21:01,093 --> 00:21:40,199 ♬~ 226 00:21:40,199 --> 00:21:42,535 助左…。 227 00:21:42,535 --> 00:21:54,547 ♬~ 228 00:21:54,547 --> 00:21:56,882 御寮様。 229 00:21:56,882 --> 00:22:13,832 ♬~ 230 00:22:13,832 --> 00:22:15,834 美緒様。 231 00:22:17,703 --> 00:22:20,506 助左。 232 00:22:20,506 --> 00:22:22,508 ⚟スケザ! 233 00:22:25,377 --> 00:22:27,680 スケザ! 234 00:22:30,850 --> 00:22:35,187 (タガログ語) 235 00:22:35,187 --> 00:22:47,199 ♬~ 236 00:22:50,202 --> 00:22:54,206 父上が 私を迎えに行くと言って 船出を…。 237 00:22:54,206 --> 00:23:00,012 はい。 安土城が焼け落ちたすぐあと 千石船を仕立てて 4か月ほど前。 238 00:23:10,489 --> 00:23:14,159 (彦助)マイニラの方へ 行かれたのでないか。 きっと そうだ。 239 00:23:14,159 --> 00:23:16,829 (しの)だって 美緒様の所在が分かってるのに➡ 240 00:23:16,829 --> 00:23:19,498 よその土地に行かれるはずが ないじゃないか。 241 00:23:19,498 --> 00:23:22,167 難破されたことに 間違いあるまい。 242 00:23:22,167 --> 00:23:27,840 だからといって 大元様が亡くなったと 決めつけるのは まだ気が早い。 243 00:23:27,840 --> 00:23:34,513 俺だって… 俺だって この島へは 漂流して たどりついたんだ。 244 00:23:34,513 --> 00:23:40,519 俺と同じように どこか ほかの小島に 漂着されているかもしれない。 245 00:23:45,524 --> 00:23:50,396 呂宋へ向かうと申されたのは 口実でしょう。 246 00:23:50,396 --> 00:23:53,866 私には分かる。 247 00:23:53,866 --> 00:23:58,203 父上は 死に場所を求めて 船を出されたのだ。 248 00:23:58,203 --> 00:24:01,206 そうに違いありません。 249 00:24:03,475 --> 00:24:05,811 美緒様…。 250 00:24:05,811 --> 00:24:15,154 御寮様 もう一度 私と一緒に 堺へ帰っていただけませんでしょうか。 251 00:24:15,154 --> 00:24:20,025 堺の どこへ帰れと…。 252 00:24:20,025 --> 00:24:28,500 御寮様がお戻りになるところは 今井様よりほかにはございません。 253 00:24:28,500 --> 00:24:34,173 私が今井へ戻れば 皆が不幸せになる。 254 00:24:34,173 --> 00:24:38,844 兼久殿と梢の間には 赤子もいる。 255 00:24:38,844 --> 00:24:43,182 あの人たちは 親子3人➡ 256 00:24:43,182 --> 00:24:46,852 仲よう暮らしていけば よいではありませぬか。 257 00:24:46,852 --> 00:24:52,858 その梢も もはや この世にはおりません。 258 00:24:54,727 --> 00:24:58,464 梢が死んだ? 259 00:24:58,464 --> 00:25:06,138 はい。 本能寺の急変の折 徳川様のお供をして 伊賀越えの途中➡ 260 00:25:06,138 --> 00:25:09,808 野盗に襲われて死んだと聞きました。 261 00:25:09,808 --> 00:25:13,145 それは まことか…!? はい。 262 00:25:13,145 --> 00:25:19,151 兼久様の手で 葬儀も済んだ由にございます。 263 00:25:21,820 --> 00:25:24,490 梢…。 264 00:25:24,490 --> 00:25:28,360 まだ がんぜない乳飲み子を残して➡ 265 00:25:28,360 --> 00:25:32,364 さぞや 心残りだったでしょうね…。 266 00:25:34,500 --> 00:25:40,172 御寮様。 御寮様が お戻りにならなければ➡ 267 00:25:40,172 --> 00:25:42,875 今井様は 滅びます。 268 00:25:45,043 --> 00:25:48,847 兼久殿のもとへ戻れと…。 269 00:25:48,847 --> 00:25:51,183 お前が…。 270 00:25:51,183 --> 00:25:58,857 ほかに 今井様の窮状を救う道はありません。 271 00:25:58,857 --> 00:26:02,161 戻りたくないと言ったら…。 272 00:26:15,140 --> 00:26:37,396 (雨の音) 273 00:26:37,396 --> 00:26:48,040 この小屋は ラカンドーラたちが お前と私のために建ててくれた…。 274 00:26:48,040 --> 00:26:58,050 この半年… ここで 一人 毎晩 お前の夢を見た。 275 00:27:04,456 --> 00:27:09,761 時には お前に抱かれた夢も…。 276 00:27:14,466 --> 00:27:18,337 会いたかった…。 277 00:27:18,337 --> 00:27:24,142 風が南に変わってからは 今日は来るか 明日は来るかと➡ 278 00:27:24,142 --> 00:27:27,813 沖を眺めていました。 279 00:27:27,813 --> 00:27:33,685 一たび会えば 半年は共に暮らせる。 280 00:27:33,685 --> 00:27:43,829 春の別れが来ても 半年待てば また お前の船が戻ってくる…。 281 00:27:43,829 --> 00:27:48,834 そんな暮らしを夢みていた…。 282 00:27:56,175 --> 00:28:00,445 今井へ戻りましょう。 283 00:28:00,445 --> 00:28:05,117 せめて お前の言うとおりに…。 284 00:28:05,117 --> 00:28:43,155 ♬~ 285 00:28:43,155 --> 00:28:48,026  心の声  大元様。 御寮様は 手前が代わりに➡ 286 00:28:48,026 --> 00:28:51,496 堺へ お連れいたします。 287 00:28:51,496 --> 00:29:01,807 ♬~ 288 00:29:08,447 --> 00:29:12,150 <山陰の冬は早い> 289 00:29:14,786 --> 00:29:21,460 <ここは 細川家の領地の果て 丹後半島 味土野の山中で➡ 290 00:29:21,460 --> 00:29:27,766 細川忠興の妻 たまが 幽閉の日々を送っている> 291 00:29:33,472 --> 00:29:37,342 (たま)これは…。 (霜)奥方様への贈り物にございます。 292 00:29:37,342 --> 00:29:40,979 (たま)まあ 殿様が こんなにお気遣いを…。 293 00:29:40,979 --> 00:29:44,816 (霜)いいえ。 これらの品々は 細川家からのものではございませぬ。 294 00:29:44,816 --> 00:29:47,819 殿様からではない? 295 00:29:57,829 --> 00:30:03,502 南蛮の書物まで…。 一体 どなたが このようなものを? 296 00:30:03,502 --> 00:30:08,373 それが 近江国の者と申されるほかは 身分をお明かしになりませぬ。 297 00:30:08,373 --> 00:30:10,375 そのお方は 今 どちらに。 298 00:30:10,375 --> 00:30:13,845 再三 お上がりくださるようにと お勧め申し上げたのですが➡ 299 00:30:13,845 --> 00:30:16,515 どうしても 表から 中へ お入りいただけません。 300 00:30:16,515 --> 00:30:20,385 すぐに帰ると申されますので それだけは やっと お引きとどめして➡ 301 00:30:20,385 --> 00:30:23,855 お庭先に ご案内申し上げております。 302 00:30:23,855 --> 00:30:26,558 この雪に 外で…。 303 00:30:38,403 --> 00:30:46,545 さて かくもわびしき山里へ はるばると よくお訪ねくださいました。 304 00:30:46,545 --> 00:30:51,216 ご姓名 ご身分のこと 決して 口外はいたしませぬゆえ➡ 305 00:30:51,216 --> 00:30:53,885 どうか お明かしくださいませ。➡ 306 00:30:53,885 --> 00:30:59,224 お名も知らぬでは お礼の申し上げようもございませぬゆえ。 307 00:30:59,224 --> 00:31:07,032 ご無礼とは存じますが その儀ばかりは 何とぞ ご容赦くださいませ。 308 00:31:07,032 --> 00:31:09,868 見も知らぬ方に あのように莫大な贈り物を➡ 309 00:31:09,868 --> 00:31:12,170 頂くわけにはまいりませぬ。 310 00:31:12,170 --> 00:31:17,843 しからば 自ら名乗ることはできませぬが➡ 311 00:31:17,843 --> 00:31:22,547 この面体に お見覚えがございますれば…。 312 00:31:31,857 --> 00:31:35,527 (左吉)7年前になりまする。 313 00:31:35,527 --> 00:31:38,864 都の南蛮寺で…。 314 00:31:38,864 --> 00:31:44,736 あの日 明智光秀様のご息女とも知らずに➡ 315 00:31:44,736 --> 00:31:48,874 我が荷車にお乗せして 逢坂山を越えました。 316 00:31:48,874 --> 00:31:55,547 あの時の若武者は 羽柴秀吉様の近侍で 石田左吉様と申された。 317 00:31:55,547 --> 00:31:57,482 はい! 318 00:31:57,482 --> 00:32:02,788 まあ…。 そのお方が よく かような所へ。 319 00:32:04,356 --> 00:32:08,493 因果でございました。 320 00:32:08,493 --> 00:32:14,499 もう二度と再び 相会う日もあるまいと 思うておりましたのに…。 321 00:32:24,509 --> 00:32:27,179 (霜)覚悟! 322 00:32:27,179 --> 00:32:29,114 これ 何事じゃ! 323 00:32:29,114 --> 00:32:34,052 羽柴筑前守は 我が明智一族を討ち滅ぼしたる憎き敵。 324 00:32:34,052 --> 00:32:37,189 筑前の家臣と知った上は 生かしては帰せぬ。 325 00:32:37,189 --> 00:32:39,524 覚悟しやれ! 326 00:32:39,524 --> 00:32:41,526 えいっ! お下がり! 327 00:32:43,195 --> 00:32:46,531 退散つかまつる。 いついつまでも お健やかに。 328 00:32:46,531 --> 00:32:48,466 御免。 329 00:32:48,466 --> 00:32:57,175 (泣き声) 330 00:32:59,110 --> 00:33:31,810 ♬~ 331 00:33:41,186 --> 00:33:45,857 <明けて 天正11年4月20日未明。➡ 332 00:33:45,857 --> 00:33:52,197 羽柴秀吉方の武将 中川清秀が守る 賤ヶ岳の大岩山の砦を➡ 333 00:33:52,197 --> 00:33:57,869 柴田勝家の甥 佐久間盛政が 兵1万5,000で奇襲し➡ 334 00:33:57,869 --> 00:34:01,740 清秀以下 1,000の守備兵を全滅させた。➡ 335 00:34:01,740 --> 00:34:09,814 ここに 秀吉対勝家の 天下分け目の決戦の火蓋が切られた。➡ 336 00:34:09,814 --> 00:34:12,717 盛政奇襲の報を受けた秀吉は➡ 337 00:34:12,717 --> 00:34:17,155 岐阜の大垣の陣より賤ヶ岳までの 15里の道のりを➡ 338 00:34:17,155 --> 00:34:19,491 僅か5時間で 取って返し➡ 339 00:34:19,491 --> 00:34:23,161 盛政の軍勢を大岩山より追い落とすと➡ 340 00:34:23,161 --> 00:34:27,832 その勢いで 勝家の本陣まで攻めかかる。➡ 341 00:34:27,832 --> 00:34:35,707 勢いを得た秀吉軍は 敗走する勝家軍を 越前の北ノ庄まで追撃する。➡ 342 00:34:35,707 --> 00:34:44,416 秀吉軍の猛攻の前に 勝家は 妻 お市を伴って 自害し果てた> 343 00:34:52,057 --> 00:34:57,762 <同じ頃 助左衛門も 呂宋をたつ> 344 00:35:03,668 --> 00:35:08,807 (タガログ語) 345 00:35:08,807 --> 00:35:22,153 ♬~ 346 00:35:22,153 --> 00:35:24,155 (助左のタガログ語) 347 00:35:26,825 --> 00:35:29,728 さようなら! 348 00:35:29,728 --> 00:35:44,743 ♬~ 349 00:35:50,048 --> 00:35:52,050 あっ! 350 00:35:52,050 --> 00:35:54,853 痛くない 痛くない 痛くない 痛くない。 351 00:35:54,853 --> 00:35:56,855 はい。 352 00:35:59,724 --> 00:36:02,127 (末蔵)今夜は 雷が来るぞ。 353 00:36:02,127 --> 00:36:06,464 権六 先に船長に言っておけ。 354 00:36:06,464 --> 00:36:12,337 雷か…。 一松 お前 船長に言え。 355 00:36:12,337 --> 00:36:14,806 何で 俺が…。 お前が言われたんだろ! 356 00:36:14,806 --> 00:36:17,142 いいから言え! あ~っ! 357 00:36:17,142 --> 00:36:20,812 おお… 今日はまた 妙なものが 空から降ってくる日だな おい。 358 00:36:20,812 --> 00:36:23,148 大丈夫か? 359 00:36:23,148 --> 00:36:25,817 みんな あと20日間の辛抱だ。 360 00:36:25,817 --> 00:36:28,520 頑張ってくれ。 (一同)へい! 361 00:36:30,155 --> 00:36:34,025 うん? 何だ くれるのか? 気前がいいな。 362 00:36:34,025 --> 00:36:38,029 雷が… 来るそうです。 363 00:36:38,029 --> 00:36:40,165 雷が。 364 00:36:40,165 --> 00:36:43,168 そ… そうか。 来るか。 365 00:36:50,809 --> 00:36:53,711 船出早々に 一荒れか…。 366 00:36:53,711 --> 00:36:57,415 そうだ。 船倉の荷を調べてくるかな。 367 00:37:03,388 --> 00:37:08,126 (按針)泣きどころあるよ 誰だって…。 368 00:37:08,126 --> 00:37:10,128 どうしたの? 369 00:38:02,313 --> 00:38:05,316 本当に来るか。 へい。 370 00:38:09,087 --> 00:38:12,457 ばかげてるかな。 371 00:38:12,457 --> 00:38:17,128 新助!(新助)へい! 代わってくれ。へい! 372 00:38:17,128 --> 00:38:20,031 きつくやってくれ! 少々暴れても ほどけないように。 373 00:38:20,031 --> 00:38:22,934 帆柱は やめときましょう。 一番 落ちやすいとこだ。 374 00:38:22,934 --> 00:38:25,003 承知だ! 早くやってくれ! 375 00:38:25,003 --> 00:38:27,005 按針! はい はい。 376 00:38:37,448 --> 00:38:41,452 おい… やめとけ。 377 00:39:01,639 --> 00:39:03,641 助左! 378 00:39:11,115 --> 00:39:14,786 御寮様! 荒れてきましたから 中へ! 早く! 379 00:39:14,786 --> 00:39:16,788 あ~! 380 00:39:27,131 --> 00:39:30,134 気が変にならなきゃいいが。 381 00:39:58,496 --> 00:40:00,498 (雷鳴) 南無三! 382 00:40:02,834 --> 00:40:08,539 (雷鳴) 383 00:40:21,519 --> 00:40:24,822 しの! 彦助! 離して…! 384 00:40:37,535 --> 00:40:40,838 (雷鳴) 385 00:40:47,211 --> 00:40:53,551 助左… 助左…➡ 386 00:40:53,551 --> 00:40:56,254 助左! 387 00:40:58,222 --> 00:41:03,528 誰だ! 誰だ 俺の名を呼ぶのは! 388 00:41:05,029 --> 00:41:08,333 (宗久)わしのそばへ来い。 389 00:41:11,502 --> 00:41:14,172 わしのところへ来い! 390 00:41:14,172 --> 00:41:19,477 大元様! あっ 大元様だ! 391 00:41:23,848 --> 00:41:30,188 ああ~! 大元様! 392 00:41:30,188 --> 00:41:33,191 亡くなられたのか…!? 393 00:41:37,862 --> 00:41:42,867 ああ… ううっ…。 394 00:41:52,877 --> 00:42:01,185 美緒~! 美緒~! 395 00:42:03,488 --> 00:42:05,790 父上!? 396 00:42:24,776 --> 00:42:26,711 御寮様! 397 00:42:26,711 --> 00:42:28,713 助左! 398 00:42:51,202 --> 00:42:54,105 さあ! 399 00:42:54,105 --> 00:42:57,075 助左! 400 00:42:57,075 --> 00:43:03,381 大元様が… 大元様が 我らを呼んでおられます。 401 00:43:09,153 --> 00:43:12,824 助左! 行ってはならぬ! 402 00:43:12,824 --> 00:43:17,161 行ってはならぬ 助左! 403 00:43:17,161 --> 00:43:20,498 ああっ! 404 00:43:20,498 --> 00:43:22,500 御寮様! 405 00:43:26,170 --> 00:43:28,506 御寮様! 406 00:43:28,506 --> 00:43:46,190 ♬~