1 00:00:02,069 --> 00:02:40,360 ♬~ 2 00:02:46,700 --> 00:02:50,170 たんまり入ったな。 行こう。 はい。 3 00:02:50,170 --> 00:02:52,839 (助左)権六。 4 00:02:52,839 --> 00:02:55,509 来年の秋には また会おう。 5 00:02:55,509 --> 00:03:00,514 (権六)船長も お達者で。ぬしもな。 はあ。 6 00:03:02,115 --> 00:03:06,453 おっ 新助。 はい。 7 00:03:06,453 --> 00:03:11,124 (新助)また乗せてもらえますか? うん。 来年なったら また来てくれ。 8 00:03:11,124 --> 00:03:14,127 待ってるから。 待ってるから。 9 00:03:15,796 --> 00:03:19,666 一松。 はい 一松。 10 00:03:19,666 --> 00:03:24,971 文次は? (一松)あ… ここに。 11 00:03:28,375 --> 00:03:32,813 あのな これは 文次の分だ。 12 00:03:32,813 --> 00:03:35,482 長浜へ帰るんだろ?  はい。 13 00:03:35,482 --> 00:03:38,385 じゃあ 文次の身内の者に あげてくれないか。 14 00:03:38,385 --> 00:03:43,090 はい。 ありがとうございます。 頼んだよ。 15 00:03:45,492 --> 00:03:48,829 ああ 末蔵さん。 16 00:03:48,829 --> 00:03:52,165 これから先の当ては? 17 00:03:52,165 --> 00:03:56,036 (末蔵)一度 若狭の小浜に戻ってみてえと。 18 00:03:56,036 --> 00:04:00,440 堺のどこぞの店で 櫛と金平糖でも買うて。 19 00:04:00,440 --> 00:04:03,343 じゃあ 女房殿と子供さんのもとへ。 20 00:04:03,343 --> 00:04:08,782 へい。 生死も定かじゃねえんだが もし 無事な顔に行き会えたら➡ 21 00:04:08,782 --> 00:04:12,452 しばらく一緒に暮らしてやろうかと 思うております。 22 00:04:12,452 --> 00:04:16,323 ああ そりゃいい…。 そうしてやってくれ。 23 00:04:16,323 --> 00:04:20,794 そりゃいい。 頂戴いたします。ご苦労さん。 24 00:04:20,794 --> 00:04:25,665 どうも 頼りない船長で 舵取りのぬしには すっかり世話をかけちまった。 25 00:04:25,665 --> 00:04:30,804 なんの! お前様の五体には 黒潮の血が流れとる。 26 00:04:30,804 --> 00:04:35,475 お前様は 根っからの海の男だ。 立派な船長だ。 27 00:04:35,475 --> 00:04:37,410 (按針)船長。➡ 28 00:04:37,410 --> 00:04:41,815 私も また 船長の船で 呂宋 渡りたいよ。 29 00:04:41,815 --> 00:04:45,485 そいつは みんなも同じ気持ちだ。 そうだな みんな! 30 00:04:45,485 --> 00:04:47,821 (一同)へい! 31 00:04:47,821 --> 00:04:52,159 船長!秋には戻ってきますで! 待ってるよ。 32 00:04:52,159 --> 00:04:57,497 船長 どうか 体だけは大事にして。 お前も… お前も気を付けろよ。 33 00:04:57,497 --> 00:04:59,499 ハハッ! ハハハッ! 34 00:05:01,101 --> 00:05:05,772 あっ 末蔵さん 気を付けてな。 どうも ご苦労さん。 どうも。 35 00:05:05,772 --> 00:05:11,478 船長 来年の秋に! ああ また会おう! また会おう! 36 00:05:19,786 --> 00:05:22,455 (彦助) 今井様からのお迎えの輿が そこに…。 37 00:05:22,455 --> 00:05:27,794 (美緒)そう…。 お世話をかけました。 38 00:05:27,794 --> 00:05:33,667 いえ…。 彦助夫婦のこと よろしくお願いいたします。 39 00:05:33,667 --> 00:05:37,470 落ち着いたら 立ち寄ってください。 40 00:05:37,470 --> 00:05:39,406 今井の方にも。 41 00:05:39,406 --> 00:05:41,408 はい。 42 00:05:57,791 --> 00:05:59,793 参りましょう。 43 00:06:09,769 --> 00:06:15,075 いろいろ すまぬ。 元気でな。 元気で。 44 00:06:40,133 --> 00:06:44,004 おい 彦助。 しのさんと仲よくやれよ。 45 00:06:44,004 --> 00:06:49,142 彦助。 俺も頑張るからよ。 はよ ええややこをつくれ。 46 00:06:49,142 --> 00:06:53,446 じゃあな。ああ 達者でな! 彦助を よろしくね。 47 00:06:55,015 --> 00:07:25,979 ♬~ 48 00:07:25,979 --> 00:07:32,285 ⚟(赤子の泣き声) 49 00:07:45,799 --> 00:07:48,501 この子が…。 50 00:07:50,136 --> 00:07:52,072 名は? 51 00:07:52,072 --> 00:07:54,808 小太郎様と申します。 52 00:07:54,808 --> 00:07:57,711 小太郎…。 53 00:07:57,711 --> 00:08:00,413 男の子か。 54 00:08:02,082 --> 00:08:04,985 かの恩知らずの三河の女子は➡ 55 00:08:04,985 --> 00:08:12,092 昨年6月 伊賀山中にて 落命いたした由にございます。 56 00:08:12,092 --> 00:08:18,431 聞きました。 こんなかわいい子を一人残して逝った➡ 57 00:08:18,431 --> 00:08:22,135 梢の心中が察せられます。 58 00:08:23,770 --> 00:08:26,473 抱かせておくれ。 59 00:08:40,320 --> 00:08:42,789 小太郎。 60 00:08:42,789 --> 00:08:48,094 今日からは 私が 母様になってあげましょうね。 61 00:08:57,137 --> 00:09:01,408 本当の母様と思ってくれれば いいのだけど…。 62 00:09:01,408 --> 00:09:04,411 ⚟(足音) 63 00:09:27,634 --> 00:09:35,108 (フロイス)「織田信長の死後 その家臣で 羽柴筑前殿と称する者が➡ 64 00:09:35,108 --> 00:09:38,978 天下の政治をつかさどることになった。➡ 65 00:09:38,978 --> 00:09:45,118 彼は 優秀な騎士であり 戦闘に熟練していたが➡ 66 00:09:45,118 --> 00:09:49,989 気品に欠けていた。 羽柴殿には➡ 67 00:09:49,989 --> 00:09:55,462 高貴さと武勲において 己に勝る2人の競争相手がおり➡ 68 00:09:55,462 --> 00:10:01,134 彼は 彼らを亡き者にしようと 決意を固めた。➡ 69 00:10:01,134 --> 00:10:10,143 そして まず 越前国の主君である 柴田勝家殿と一戦を交えて 彼を滅ぼし➡ 70 00:10:10,143 --> 00:10:13,813 5,000~6,000人の兵士を殺した。➡ 71 00:10:13,813 --> 00:10:18,485 柴田自身は 城に立て籠もり 火を放って➡ 72 00:10:18,485 --> 00:10:24,157 城中の家臣たちと共に 切腹して果てたのである。➡ 73 00:10:24,157 --> 00:10:29,496 第2の敵は 信長の息子 三七殿であった。➡ 74 00:10:29,496 --> 00:10:31,831 三七殿にとって➡ 75 00:10:31,831 --> 00:10:36,703 かつての父の家臣であった秀吉に 臣従することは➡ 76 00:10:36,703 --> 00:10:39,706 到底 耐え難いことであった。➡ 77 00:10:39,706 --> 00:10:44,844 彼は 羽柴勢が攻撃したことを知ると➡ 78 00:10:44,844 --> 00:10:49,182 それに対抗するに足る軍勢を 有しなかったので➡ 79 00:10:49,182 --> 00:10:52,085 それまでいた岐阜城を捨て➡ 80 00:10:52,085 --> 00:10:57,857 身内の武将のもとへ 援助を求めて逃走した」。 81 00:10:57,857 --> 00:11:01,728 <その三七殿こと 神戸信孝も➡ 82 00:11:01,728 --> 00:11:07,467 天正11年5月2日 尾張内海の大御堂寺に追い詰められて➡ 83 00:11:07,467 --> 00:11:10,470 切腹を強いられる> 84 00:11:17,477 --> 00:11:22,815 <秀吉とその軍団は 京に向かって 凱旋の駒を進める。➡ 85 00:11:22,815 --> 00:11:25,485 信長の死より1年➡ 86 00:11:25,485 --> 00:11:32,492 秀吉は 主の遺産と権力を そっくり掌中に収めたのであった> 87 00:12:00,119 --> 00:12:03,423 (扉が開く音) 88 00:12:44,497 --> 00:12:46,499 助左! 89 00:12:49,168 --> 00:12:51,170 右近様! 90 00:12:53,506 --> 00:12:57,844 (右近)懐かしい人の元気な顔に会えるのは うれしいものだ。 91 00:12:57,844 --> 00:13:01,714 よく訪ねてきてくれたな。 はい。 92 00:13:01,714 --> 00:13:06,653 高槻をお訪ねいたしましたら 殿のご家来衆の方に➡ 93 00:13:06,653 --> 00:13:09,789 わざわざ ここまで ご案内していただきました。 94 00:13:09,789 --> 00:13:13,459 呂宋へ渡っていたそうだな。 はい。 95 00:13:13,459 --> 00:13:18,131 殿からお譲りいただきました かの船で 行ってまいりました。 96 00:13:18,131 --> 00:13:22,001 おお… あの船が 呂宋航路の先兵を果たしてくれたことは➡ 97 00:13:22,001 --> 00:13:24,470 私の誉れでもある。 98 00:13:24,470 --> 00:13:28,341 呂宋の土産は 遠慮のう もろうておくぞ。 はい。 99 00:13:28,341 --> 00:13:33,813 しかし 今時分 この安土におられるとは 意外でございました。 100 00:13:33,813 --> 00:13:36,149 高槻で ご不在と伺いました時には➡ 101 00:13:36,149 --> 00:13:40,153 てっきり 京都へ伺候されたのだとばかり 思っておりましたが…。 102 00:13:53,166 --> 00:13:56,836 今日が何の日か 知って来たのか。 103 00:13:56,836 --> 00:14:05,111 はい。 6月2日 信長様のご命日でございましょう。 104 00:14:05,111 --> 00:14:11,451 都の大徳寺では 秀吉様をはじめ 織田家にゆかりの方々が➡ 105 00:14:11,451 --> 00:14:16,322 法会を修して お集まりのはずでございましょう。 106 00:14:16,322 --> 00:14:23,062 大徳寺での法会には 私は行かぬ方がよいのだ。 107 00:14:23,062 --> 00:14:26,999 行けば また 去年の葬儀と同じ ご無礼をして➡ 108 00:14:26,999 --> 00:14:30,470 ほかの会葬者に ご迷惑をかけることになる。 109 00:14:30,470 --> 00:14:34,173 去年の大葬儀で 何か…。 110 00:14:36,809 --> 00:14:44,150 信長公のご位牌に ご焼香ができなかった。 111 00:14:44,150 --> 00:14:48,020 私は キリシタンだ。 112 00:14:48,020 --> 00:14:52,024 天主の掟を背くことはできない。 113 00:14:55,495 --> 00:15:00,333 参列者の中には 私を斬れと言う者もいた。 114 00:15:00,333 --> 00:15:03,102 それも分かる。 115 00:15:03,102 --> 00:15:07,106 だから 今年は こちらから ご遠慮をした。 116 00:15:08,975 --> 00:15:14,714 信長公の供養ならば 大徳寺でなくともできる。 117 00:15:14,714 --> 00:15:18,451 むしろ 信長公を偲ぶならば➡ 118 00:15:18,451 --> 00:15:24,157 この安土の地こそ 最もふさわしいはずだ。 119 00:15:36,469 --> 00:15:40,339 安土…。 120 00:15:40,339 --> 00:15:45,144 夕映えの虚空に 金色の光を放ってそびえていた➡ 121 00:15:45,144 --> 00:15:50,016 五層七重の天主閣…。 122 00:15:50,016 --> 00:15:58,157 何百艘もの大小の船が出入りをした 湖畔の船止め…。 123 00:15:58,157 --> 00:16:02,161 楽市楽座で にぎわった町々…。 124 00:16:04,430 --> 00:16:13,773 全ては 信長公と共に 幻のように この地上から消えてしまった。 125 00:16:13,773 --> 00:16:19,779 この安土こそ 信長公の墓場だ。 126 00:16:23,115 --> 00:16:28,454 あれは いつのことでございましたでしょう…。 127 00:16:28,454 --> 00:16:32,124 このセミナリオの会堂に➡ 128 00:16:32,124 --> 00:16:38,464 信長様が ただお一人 ふらりと おいでになり➡ 129 00:16:38,464 --> 00:16:42,134 生徒たちの歌う歌声に➡ 130 00:16:42,134 --> 00:16:48,474 それは長い間 耳を 傾けられておられた日がございました。 131 00:16:48,474 --> 00:17:50,136 ♬~(歌声) 132 00:17:50,136 --> 00:17:57,143 信長様の あれは 何のほほ笑みだったのか…。 133 00:18:04,083 --> 00:18:12,091 その日のお姿も 今は 夢のような気がいたします。 134 00:18:17,430 --> 00:18:20,333 何かが始まろうとしていた。 135 00:18:20,333 --> 00:18:26,439 この安土から 信長公のもとから…。 136 00:18:26,439 --> 00:18:30,309 我らの まだ感知せざる さまざまな物事が…➡ 137 00:18:30,309 --> 00:18:36,782 我らの想像を絶する新しい天地が 開き始めた時だった。 138 00:18:36,782 --> 00:18:40,653 新しい天地…。 139 00:18:40,653 --> 00:18:45,791 信長公に 五層七重の天主をつくらせたもの➡ 140 00:18:45,791 --> 00:18:48,461 ぬしを呂宋へ駆り立てたもの➡ 141 00:18:48,461 --> 00:18:53,332 私をキリシタンの道へ導いたもの➡ 142 00:18:53,332 --> 00:18:56,802 別々に見える それぞれの意志も➡ 143 00:18:56,802 --> 00:19:01,640 実は 目指す行き先は 同じところではなかったのか。 144 00:19:01,640 --> 00:19:06,412 その行き先とは…。 145 00:19:06,412 --> 00:19:10,282 南蛮の国々…。 146 00:19:10,282 --> 00:19:15,287 パーデレらが我らに見せた 銅版画の世界。 147 00:19:17,423 --> 00:19:22,294 (右近)海のかなたの まだ見ぬ幻の町➡ 148 00:19:22,294 --> 00:19:33,439 マドリード コンスタンチノープル ローマ リスボン…。 149 00:19:33,439 --> 00:19:39,111 それらの町を思いに描き いつか この国にも➡ 150 00:19:39,111 --> 00:19:43,816 同じ町々を つくり上げようと していたのではないか…。 151 00:19:45,451 --> 00:19:50,456 このセミナリオは どうなるんでございますか。 152 00:19:52,324 --> 00:19:56,095 高槻へ移そう。 153 00:19:56,095 --> 00:20:01,100 ぬしの青瓦も共にな。 154 00:20:13,479 --> 00:20:22,488 我らは もはや 再び この地を訪れることはあるまいな…。 155 00:20:32,498 --> 00:20:38,838 <信長一周忌の法要を済ませた秀吉は その日のうちに 京都をたち➡ 156 00:20:38,838 --> 00:20:43,843 6月3日 大坂の石山城に入る> 157 00:20:59,158 --> 00:21:05,464 (秀吉)以後 天下の中心たるべき町は この大坂をおいて ほかにない。 158 00:21:05,464 --> 00:21:10,336 長浜を治めてる時から この大坂には 目をつけていたんだ。 159 00:21:10,336 --> 00:21:14,473 これからの町は 海に向いて開いていなければならん。 160 00:21:14,473 --> 00:21:20,479 安土 長浜 京都など 海を持たぬ町は 役に立たん。 161 00:21:25,484 --> 00:21:27,419 どうだ 左吉。 162 00:21:27,419 --> 00:21:29,822 …いや 三成。 163 00:21:29,822 --> 00:21:36,495 天守閣も 安土城より二重高い 九重の大天守だ。 164 00:21:36,495 --> 00:21:41,834 (三成)まさに 比類を絶する大城郭でございますな。➡ 165 00:21:41,834 --> 00:21:44,503 九重の大天守を頂く本丸より➡ 166 00:21:44,503 --> 00:21:49,842 二の丸 三の丸 西の丸 それに 山里曲輪と 5つの曲輪が並び立つ様は➡ 167 00:21:49,842 --> 00:21:53,512 まさに 三国無双の景観を 呈することでございましょうが。 168 00:21:53,512 --> 00:21:57,383 (行長)山里曲輪と申しますのは いかなる曲輪のことでございましょうか。 169 00:21:57,383 --> 00:21:59,852 手前 初めて耳にいたしますが。 170 00:21:59,852 --> 00:22:03,122 手前も 是非 お尋ね申したいと 思うておりました。 171 00:22:03,122 --> 00:22:05,791 山里曲輪か? 172 00:22:05,791 --> 00:22:07,726 フフフフフ…。 173 00:22:07,726 --> 00:22:11,130 山里とは 読んで字のごとし。 174 00:22:11,130 --> 00:22:14,833 我が懐かしき山の里よ。 175 00:22:17,469 --> 00:22:24,810 わしの生まれたのは 尾張国愛智郡 中村という 小さな小さな貧乏村でな➡ 176 00:22:24,810 --> 00:22:29,148 わしゃ そこで 小猿と呼ばれておった。 ホホホ…。 177 00:22:29,148 --> 00:22:32,051 食うや食わずの毎日だったがな➡ 178 00:22:32,051 --> 00:22:35,821 でも ふるさとというのは 奇妙なもんだな。 179 00:22:35,821 --> 00:22:40,159 時がたてばたつほど 懐かしく思い出されてくる。 180 00:22:40,159 --> 00:22:44,029 …というようなことを 茶頭の宗易に話したところ➡ 181 00:22:44,029 --> 00:22:46,498 わしの生まれた そのあばら家の風情を➡ 182 00:22:46,498 --> 00:22:49,168 そっくり茶室に移してはどうか➡ 183 00:22:49,168 --> 00:22:51,103 こう言いだしおってのう。 184 00:22:51,103 --> 00:22:53,038 そこで わしも思いついたんじゃ。 185 00:22:53,038 --> 00:22:55,841 いや どうせなら 家だけではのうて➡ 186 00:22:55,841 --> 00:22:59,178 庭も 小川も 小道も 裏山も➡ 187 00:22:59,178 --> 00:23:04,450 みや~ そっくり 村ごと 城の中へ つくってやれとな。 188 00:23:04,450 --> 00:23:09,321 城中に 殿のお生まれになった村を そっくりそのまま…。 189 00:23:09,321 --> 00:23:14,126 そうだ。 頭に思い描く里の情景は 全てだ。 190 00:23:14,126 --> 00:23:19,465 柿の木 丸木橋 土手に咲き乱れていた草花の類いまで➡ 191 00:23:19,465 --> 00:23:22,368 そっくりそのまま再現してやるんだ。 192 00:23:22,368 --> 00:23:24,370 ウフフ…。 193 00:23:26,138 --> 00:23:30,809 我が母者も ねねも この山里に住まわせるんだ。 194 00:23:30,809 --> 00:23:33,712 こうして わしは➡ 195 00:23:33,712 --> 00:23:37,683 思いついた時には いつでも 小猿の昔にかえってだな➡ 196 00:23:37,683 --> 00:23:42,421 里へ出かけ 茶を頂いて帰ってくるという趣向だ。➡ 197 00:23:42,421 --> 00:23:45,824 なあ。 これが 山里曲輪だ。 198 00:23:45,824 --> 00:23:48,127 フフフフ…。 199 00:23:51,497 --> 00:23:56,168 ああ~ 何だ 両名とも 言葉がないようだが。 200 00:23:56,168 --> 00:24:00,439 ああ 得意の銭勘定でもしておるんだろう。 201 00:24:00,439 --> 00:24:03,342 図星だな? アッハッハッハ! 202 00:24:03,342 --> 00:24:07,112 な~に 大本は この本願寺城の土台にあるんだから➡ 203 00:24:07,112 --> 00:24:09,448 思うほどには かかるまいよ。 204 00:24:09,448 --> 00:24:14,119 いや~ それでも 図面を拝見いたしまする限りでは➡ 205 00:24:14,119 --> 00:24:18,457 天守閣の土台をはじめとする石材が 相当に必要かと存じますが。 206 00:24:18,457 --> 00:24:22,127 石垣の石か? どれぐらいあれば かかりいいかな。 207 00:24:22,127 --> 00:24:25,464 (三成)さて… ざっぱなところで計算いたしましても➡ 208 00:24:25,464 --> 00:24:29,802 約40万個は要するかと。 209 00:24:29,802 --> 00:24:31,737 40万個…。 210 00:24:31,737 --> 00:24:36,675 石垣の石 一個 運賃を含めて 銀20匁としましても➡ 211 00:24:36,675 --> 00:24:41,146 40万個なら 銀で8千貫➡ 212 00:24:41,146 --> 00:24:47,486 米になおせば 一石の米の値を20匁として およそ40万石…。 213 00:24:47,486 --> 00:24:51,824 銀8千貫に 米40万石…。 214 00:24:51,824 --> 00:24:54,159 ほう…。 215 00:24:54,159 --> 00:24:57,062 (三成)石垣だけで この費用にございます。 216 00:24:57,062 --> 00:25:00,766 総工費に至りましては とても思いが及びませぬが➡ 217 00:25:00,766 --> 00:25:03,102 殿は それらの経費を 一体➡ 218 00:25:03,102 --> 00:25:06,772 どこから捻出なさる ご所存にございますか。 219 00:25:06,772 --> 00:25:09,675 やりくりならば 任せておきなさいな。 220 00:25:09,675 --> 00:25:14,113 大坂の賄いは 大坂の台所で ちゃんとやります。 221 00:25:14,113 --> 00:25:18,117 大坂は 本来 本願寺の門前町でございます。 222 00:25:18,117 --> 00:25:21,787 金銀とは縁のない町でございましょう。 223 00:25:21,787 --> 00:25:24,690 それを これから変えていこうというんだ。 224 00:25:24,690 --> 00:25:29,128 このわしの手で 日本中の富が 流れ込んでくる町に つくり替えるんだ。 225 00:25:29,128 --> 00:25:32,031 日本一の商いの町に育て上げるんだ。 226 00:25:32,031 --> 00:25:35,467 商いの町に?(秀吉)うん。 恐れながら➡ 227 00:25:35,467 --> 00:25:40,139 商いの町といたしましては 大坂のすぐ隣 3里ばかりの所に➡ 228 00:25:40,139 --> 00:25:43,809 堺の町がございます。 大坂を商いの町にして➡ 229 00:25:43,809 --> 00:25:48,814 堺と対立するようなことに相なりましては 双方の益になりませぬ。 230 00:25:51,150 --> 00:25:53,852 堺と対立はせぬ。 231 00:25:57,823 --> 00:26:01,693 対立はせぬ! 232 00:26:01,693 --> 00:26:05,431 第一 同じものは 2つ要らんからな。 233 00:26:05,431 --> 00:26:09,768 これから 堺の商人たちは みんな この大坂へ引っ越してくればいいんだ。 234 00:26:09,768 --> 00:26:13,439 彼らの豊かな金銀財宝もろともにな。 235 00:26:13,439 --> 00:26:17,776 (行長)堺を大坂へ移すと…。 そうだ。 236 00:26:17,776 --> 00:26:23,449 これからは 堺に代わって 大坂を商いの町としていく。 237 00:26:23,449 --> 00:26:26,785 堺は もう要らん。 殿! 238 00:26:26,785 --> 00:26:30,122 おことには 船奉行の任を与える。 えっ…。 239 00:26:30,122 --> 00:26:33,992 これから 堺の回船200艘ほどに 石材を積み込み➡ 240 00:26:33,992 --> 00:26:37,463 それを運ぶのを取りしきるよう。 はっ…。 241 00:26:37,463 --> 00:26:39,798 ついでだが 三成。 はっ。 242 00:26:39,798 --> 00:26:43,135 おことには 近江水口4万石を与える。 243 00:26:43,135 --> 00:26:45,471 手前を大名に…。 244 00:26:45,471 --> 00:26:52,144 両名とも それぞれ 海と陸で 経世の才を振るってみよ。 245 00:26:52,144 --> 00:26:54,146 (2人)はっ。 246 00:26:55,814 --> 00:26:59,518 ハハハハハハ! 247 00:27:18,070 --> 00:27:20,772 どうあっても 大坂へは来ないか。 248 00:27:20,772 --> 00:27:23,442 そればかりは どうも 気が進みません。 249 00:27:23,442 --> 00:27:25,744 あっ こちらでございます。 どうぞ。 250 00:27:28,113 --> 00:27:31,016 先月 大坂へ引っ越された 泉屋さんの納屋を➡ 251 00:27:31,016 --> 00:27:33,452 ただ同然で譲っていただきました。 252 00:27:33,452 --> 00:27:36,121 立派なもんでございましょう。 呂宋から積んできた荷は➡ 253 00:27:36,121 --> 00:27:39,024 当分 うちの納屋に 預けておけばいいじゃないか。 254 00:27:39,024 --> 00:27:41,793 納屋代のことなら 心配しなくてもよい。 255 00:27:41,793 --> 00:27:47,466 いえ… 小西様のご厚意に 甘え過ぎてはいけないという気持ちと➡ 256 00:27:47,466 --> 00:27:52,337 もう一つ 実は ここで 店を開いてみたいと存じまして。 257 00:27:52,337 --> 00:27:57,476 店を?はい。 ここで 何を商おうというのだ。 258 00:27:57,476 --> 00:28:01,079 何をと 別に特別な品物ではなく➡ 259 00:28:01,079 --> 00:28:04,750 呂宋から持ち帰りました品物の全てを ここに並べて➡ 260 00:28:04,750 --> 00:28:09,421 売ってみようかと思いまして。 はい。 え~ 明の生糸 鹿皮➡ 261 00:28:09,421 --> 00:28:13,091 それに 蜜 葡萄酒 鏡など いろいろございますんで。 262 00:28:13,091 --> 00:28:15,027 ここで…。 はい。 263 00:28:15,027 --> 00:28:18,964 あっ ここから… ここから前を店にいたしまして➡ 264 00:28:18,964 --> 00:28:23,735 この奥を住まいにいたしますので 今 つくり替えているとこでございます。 265 00:28:23,735 --> 00:28:30,442 話を戻すようだが… 大坂へは出てこないか。 266 00:28:30,442 --> 00:28:35,113 ぬしには 一番いい土地を 好きなだけ与えるようにという➡ 267 00:28:35,113 --> 00:28:38,984 殿の仰せもあることだし…。 268 00:28:38,984 --> 00:28:43,455 これから もっと大きな商人に なっていくためにも➡ 269 00:28:43,455 --> 00:28:48,327 堺にいるよりは 大坂に移った方が有利だ。 270 00:28:48,327 --> 00:28:51,029 考え直さないか。 271 00:28:53,799 --> 00:29:01,406 小西様…。 大海で 船が嵐の中を突っ切る時に➡ 272 00:29:01,406 --> 00:29:05,277 空っぽになった頭の中に 決まって浮かんでくるのは➡ 273 00:29:05,277 --> 00:29:10,749 堺の港の情景でございました。 274 00:29:10,749 --> 00:29:18,624 船旅が長ければ長いほど いつかは帰れる己の港が➡ 275 00:29:18,624 --> 00:29:22,094 船乗りには要るようでございます。 276 00:29:22,094 --> 00:29:29,801 堺の港は 長い航海の時の 私の心の支えでございます。 277 00:29:31,770 --> 00:29:36,441 帰る港がなくなってしまえば 航海もできなくなってしまいます。 278 00:29:36,441 --> 00:29:43,148 では 堺がなくなったら ぬしは どうするつもりだ。 279 00:29:45,117 --> 00:29:48,453 堺がなくなる? 280 00:29:48,453 --> 00:29:53,759 いや… まさか そういうことはないにしても…。 281 00:29:55,327 --> 00:30:00,465 それに 私は この店を広げる野心はございません。 282 00:30:00,465 --> 00:30:03,802 来年の秋に船出する その資金さえ集まれば➡ 283 00:30:03,802 --> 00:30:05,737 もう十分なんでございます。 284 00:30:05,737 --> 00:30:10,442 欲のない男だ。 はっ? 285 00:30:12,811 --> 00:30:14,813 ハハハハ。 286 00:30:20,485 --> 00:30:24,823 殿は ぬしから 呂宋の話を聞きたがっておられた。 287 00:30:24,823 --> 00:30:29,494 しかるべき日を選んで迎えに来るから それは断らないでくれよ。 288 00:30:29,494 --> 00:30:36,368 はい。 ただ 羽柴様も 雲の上へ 行っておしまいになられたようで➡ 289 00:30:36,368 --> 00:30:38,837 何だか 気軽には お訪ねできなくなりました。 290 00:30:38,837 --> 00:30:44,509 そんな遠慮は無用のこととして もっと取り入ってもらいたいのだがな。 291 00:30:44,509 --> 00:30:49,381 殿は ぬしには 随分と目をかけておられる。 292 00:30:49,381 --> 00:30:51,383 はい。 293 00:30:51,383 --> 00:30:58,523 さて 蜜屋でもなし 反物屋でもなし 鹿皮屋でもなし…。 294 00:30:58,523 --> 00:31:04,329 この店 何屋と呼べばよいものかな。 295 00:31:04,329 --> 00:31:07,132 呂宋屋とでも。 296 00:31:07,132 --> 00:31:09,468 呂宋屋な。 297 00:31:09,468 --> 00:31:11,470 はい! 298 00:31:14,806 --> 00:31:18,477 <天正11年9月1日。➡ 299 00:31:18,477 --> 00:31:25,150 大坂城築城は 本丸 天守閣の 土台づくりから開始された。➡ 300 00:31:25,150 --> 00:31:30,021 工事には 秀吉の幕下 三十余国の大名が従事し➡ 301 00:31:30,021 --> 00:31:33,492 常時 5万人の人々が動いた。➡ 302 00:31:33,492 --> 00:31:36,828 ルイス・フロイスの 報告するところによれば➡ 303 00:31:36,828 --> 00:31:40,165 普請開始から40日の間に➡ 304 00:31:40,165 --> 00:31:45,504 城の周囲に 7,000の家が たちまちにして建ち並んだという。➡ 305 00:31:45,504 --> 00:31:50,208 桃山時代の絢爛たる幕開けであった> 306 00:32:03,789 --> 00:32:11,096 <同じ頃 堺の町では 助左衛門が 初めての店を開いた> 307 00:32:40,492 --> 00:32:42,427 ブルルル…。 308 00:32:42,427 --> 00:32:44,362 いらっしゃい いらっしゃい。 309 00:32:44,362 --> 00:32:46,364 いらっしゃ…。 310 00:32:49,501 --> 00:32:51,503 駄目だな こら…。 311 00:32:53,171 --> 00:32:56,074 はあ~。 312 00:32:56,074 --> 00:32:59,077 客が来ない。 313 00:33:07,452 --> 00:33:09,754 何だ? おい。 314 00:33:12,324 --> 00:33:22,000 ♬~ 315 00:33:22,000 --> 00:33:25,003 <堺から大坂へ。➡ 316 00:33:25,003 --> 00:33:31,676 大勢の堺商人たちが より多くの富を求めて引っ越してゆく。➡ 317 00:33:31,676 --> 00:33:35,480 堺から運び出される金銀資材の行列は➡ 318 00:33:35,480 --> 00:33:40,485 黄金の川となって とめどなく流れ続けた> 319 00:33:53,498 --> 00:33:55,534 <黄金が流れ出すと➡ 320 00:33:55,534 --> 00:34:00,105 黄金のにおいを嗅ぎつけ 群がってくる一団がある。➡ 321 00:34:00,105 --> 00:34:07,812 その中で 今 一人の男が 地獄から よみがえってきた> 322 00:34:23,328 --> 00:34:27,332 (五右衛門)来るぞ。 抜かるなよ。 323 00:35:02,033 --> 00:35:04,769 うっ! 324 00:35:04,769 --> 00:35:06,771 ヒャッハ~! 325 00:35:10,642 --> 00:35:12,644 やあっ! ハハハハハ! 326 00:35:36,468 --> 00:35:38,470 うわっ! 327 00:35:43,141 --> 00:35:45,443 うわ~! 328 00:35:47,479 --> 00:35:50,482 うわ~っ! 329 00:35:54,352 --> 00:35:56,821 引き揚げだ。 330 00:35:56,821 --> 00:36:28,753 ♬~ 331 00:36:28,753 --> 00:36:36,061 ⚟(騒ぐ声) 332 00:36:38,129 --> 00:36:41,433 時代は回るか…。 333 00:36:44,803 --> 00:36:49,507 回り 回り…。 334 00:37:18,670 --> 00:37:24,442 (兼久)「淀川に 羽ばたきしぶく 山がらす➡ 335 00:37:24,442 --> 00:37:28,780 鵜のまねすとも 魚はとらじな」…。 336 00:37:28,780 --> 00:37:34,652 信長公気取りの筑前を 少々からかってやった。 337 00:37:34,652 --> 00:37:42,794 なるほど。 鵜は 信長公 山がらすとは 秀吉のことか。 338 00:37:42,794 --> 00:37:48,666 「山がらす 鵜のまねすとも 魚はとらじな」。 339 00:37:48,666 --> 00:37:52,804 ハッハッハ…。 こなたも 口が悪いのう。 340 00:37:52,804 --> 00:37:57,675 あれは 山崎の妙喜庵の朝会でのことだ。 341 00:37:57,675 --> 00:38:04,415 筑前が 賤ヶ岳の手柄話を とうとうと弁じ始めた。 342 00:38:04,415 --> 00:38:07,318 耳障りでな。 343 00:38:07,318 --> 00:38:13,758 話が一段落したところで 牡丹花肖柏の歌を教えてやった。 344 00:38:13,758 --> 00:38:16,427 肖柏の歌とは? 345 00:38:16,427 --> 00:38:23,768 茶席で 口にしてはならない話がある。 それを歌った歌だ。 346 00:38:23,768 --> 00:38:32,110 うん…。 茶席で禁じられている話題とは? 347 00:38:32,110 --> 00:38:39,450 我が仏 隣の宝 嫁姑…➡ 348 00:38:39,450 --> 00:38:44,155 天下の軍 人の善し悪し。 349 00:38:46,124 --> 00:38:48,793 戦話も禁じられているのか。 350 00:38:48,793 --> 00:38:54,666 ああ。 殊に 手柄話はな。 351 00:38:54,666 --> 00:39:02,740 で… 筑前には 面と向かって言ってやったのか? 352 00:39:02,740 --> 00:39:07,078 面と向かって 2度ほど 繰り返し歌ってやった。 353 00:39:07,078 --> 00:39:12,083 ハハハハッ! よく生きて帰ってこれたな。 354 00:39:22,627 --> 00:39:27,398 徳川は 兵を挙げるか。 355 00:39:27,398 --> 00:39:29,767 無論だ。 356 00:39:29,767 --> 00:39:32,103 早いか 遅いか。 357 00:39:32,103 --> 00:39:37,108 来年の春には 信雄殿を立てて挙兵する。 358 00:39:40,445 --> 00:39:43,348 秀吉に勝てるかな。 359 00:39:43,348 --> 00:39:50,121 秀吉などの小細工 家康殿には通じまい。 360 00:39:50,121 --> 00:39:54,792 徳川に賭けるつもりか。 361 00:39:54,792 --> 00:40:03,134 今井の身代 一文残らず なげうっても 家康に勝たせてみせるさ。 362 00:40:03,134 --> 00:40:07,138 美緒殿が承知するかな。 363 00:40:10,475 --> 00:40:16,347 今後 女房には口出しはさせぬ。 364 00:40:16,347 --> 00:40:26,024 (鐘の音) 365 00:40:26,024 --> 00:40:30,161 あ… はあ~。 366 00:40:30,161 --> 00:40:39,837 (鐘の音) 367 00:40:39,837 --> 00:40:42,173 繁盛していますか? 368 00:40:42,173 --> 00:40:45,076 は… はい。 おかげさまで。 369 00:40:45,076 --> 00:40:48,846 それは何よりです。 370 00:40:48,846 --> 00:40:51,516 蜜を頂きたいのだけど。 371 00:40:51,516 --> 00:40:54,185 はい。 どうぞ 中へ。 どうぞ。 372 00:40:54,185 --> 00:40:56,521 いえ ここで頂きます。 373 00:40:56,521 --> 00:41:00,224 さようで。 じゃあ 少々お待ちください。 374 00:41:09,100 --> 00:41:11,803 あ どうも お待たせしました。 375 00:41:13,471 --> 00:41:17,342 お代を。 どうもありがとうございます。 376 00:41:17,342 --> 00:41:20,345 夜分に すみませんでした。 いえ…。 377 00:41:22,146 --> 00:41:25,483 御寮様。 378 00:41:25,483 --> 00:41:32,824 実は 御寮様が 初めてのお客様でございました。 379 00:41:32,824 --> 00:41:35,727 そう…。 380 00:41:35,727 --> 00:41:39,497 くじけずに おやんなさい。 381 00:41:39,497 --> 00:41:41,499 はい。 382 00:41:50,842 --> 00:41:53,845 はっ! こんなに…!? 383 00:41:57,181 --> 00:41:59,484 ありがとうございました。 384 00:42:01,786 --> 00:42:05,656 <数日後 大坂の秀吉のもとより➡ 385 00:42:05,656 --> 00:42:11,462 助左衛門に 急きょ 伺候を求める書状が届く。➡ 386 00:42:11,462 --> 00:42:14,365 助左衛門が大坂へたったのは➡ 387 00:42:14,365 --> 00:42:20,138 天正11年の 秋も終わりの頃であった> 388 00:42:20,138 --> 00:42:38,122 ♬~ 389 00:42:55,039 --> 00:43:00,111 頭! 来ました。 390 00:43:00,111 --> 00:43:03,781 いいか… 一人も生かすな。 391 00:43:03,781 --> 00:43:05,783 へい。 392 00:43:07,452 --> 00:43:46,157 ♬~