1 00:00:03,338 --> 00:00:06,474 世子様 戦地に行かれては なりません。 2 00:00:06,474 --> 00:00:13,982 こたびは 私の手で あの世に 送ってやらねばな。 3 00:00:13,982 --> 00:00:21,856 世子様を不幸に陥れたのは 私の兄と 私かもしれません。 4 00:00:21,856 --> 00:00:26,356 私も 過去の事も 忘れてください。 5 00:00:38,873 --> 00:00:44,012 悪事とは いつか必ず露見するもの。 6 00:00:44,012 --> 00:00:49,684 そこから 追う者と追われる者の 物語が始まります。 7 00:00:49,684 --> 00:00:56,357 不義密通が露見した お国と源次郎は 平左衛門を殺し➡ 8 00:00:56,357 --> 00:01:01,029 手に手を取って 江戸から逐電いたします。 9 00:01:01,029 --> 00:01:06,901 一方 こちらも 恩義ある主人 新三郎を裏切り➡ 10 00:01:06,901 --> 00:01:12,373 悪霊封じのお札を剥がして お露の幽霊を引き入れた➡ 11 00:01:12,373 --> 00:01:19,073 伴蔵とお峰も詮議を逃れて 姿をくらまします。 12 00:01:26,921 --> 00:01:30,725 (お峰)早く埋めちまいなよ! 人に見られちまうよ! 13 00:01:30,725 --> 00:01:33,425 (伴蔵)分かってらい! 14 00:01:38,533 --> 00:01:42,337 早くしなよ! 渡し船が出ちまうよ! 15 00:01:42,337 --> 00:01:44,337 分かってらい! 16 00:01:52,347 --> 00:01:55,047 うわっ! 17 00:02:01,022 --> 00:02:07,695 (新五兵衛)源次郎とお国の密通には とうに気付いておられたようだな。 18 00:02:07,695 --> 00:02:13,368 (孝助)殿は 何故 すぐに お討ちにならなかったのでしょう? 19 00:02:13,368 --> 00:02:17,238 源次郎は かつての剣の弟子。 20 00:02:17,238 --> 00:02:20,708 子どもの頃から知っている親族だ。 21 00:02:20,708 --> 00:02:25,380 自分の手で斬るに忍びなかったのだろう。 22 00:02:25,380 --> 00:02:31,986 しかし 不義密通を知りながら 見逃したとあれば 武門の名折れ。 23 00:02:31,986 --> 00:02:35,657 飯島家にも 咎めが及ぶ。 24 00:02:35,657 --> 00:02:43,331 一太刀なりとも浴びせて 殺さずに 2人を逃そうとされたのだ。 25 00:02:43,331 --> 00:02:49,204 それを私が… 邪魔立てした形になってしまいました。 26 00:02:49,204 --> 00:02:54,943 主人を守ろうとしたお主に非はない。 27 00:02:54,943 --> 00:02:59,347 お頭は お主を死なせとうなかっただけだ。 28 00:02:59,347 --> 00:03:05,220 相川様 私は 草の根を分けても お国と源次郎を捜し出し➡ 29 00:03:05,220 --> 00:03:09,023 殿の仇を討ちとうございます。 30 00:03:09,023 --> 00:03:18,366 お徳殿との縁組みのこと… どうか お忘れ下さい。 31 00:03:18,366 --> 00:03:22,036 (新五兵衛)それはできぬ相談だな。 32 00:03:22,036 --> 00:03:24,706 それでは 殿の無念は 誰がそそぐというのです!? 33 00:03:24,706 --> 00:03:28,042 誰が仇討ちをやめろと申した? 34 00:03:28,042 --> 00:03:32,647 これを よく読むがいい。 35 00:03:32,647 --> 00:03:42,347 これは わし宛てにはなっておるが お主に対する遺言状であることは明白だ。 36 00:03:43,992 --> 00:03:49,330 (平左衛門)「孝助儀 あのように一本気なる気性ゆえ➡ 37 00:03:49,330 --> 00:03:58,006 必ず 我が仇を討たんとするに 相違なきこと明白に候。➡ 38 00:03:58,006 --> 00:04:06,681 しかしながら 貴殿には約定どおり 孝助を お徳殿の婿に迎え入れてもらいたく➡ 39 00:04:06,681 --> 00:04:11,019 頼み入り候。➡ 40 00:04:11,019 --> 00:04:18,893 今回の不始末 不義の両名を 我が手で討ち果たし候といえども➡ 41 00:04:18,893 --> 00:04:25,366 家名に傷がつくことは免れず 飯島家代々の霊に➡ 42 00:04:25,366 --> 00:04:30,038 あの世で顔向けできまじく候。➡ 43 00:04:30,038 --> 00:04:40,982 露も死に 後嗣これなく候わば 当家を残す唯一の道は➡ 44 00:04:40,982 --> 00:04:48,323 拙者が源次郎に討たれ その仇を孝助が見事そそいで➡ 45 00:04:48,323 --> 00:04:54,662 世に義名を上げるほかござなく候」。 46 00:04:54,662 --> 00:05:00,535 (新五兵衛)もし お主が 源次郎とお国を 見事 討ち果たした暁には➡ 47 00:05:00,535 --> 00:05:05,673 お徳との間にできた第1子に この相川家を継がせ➡ 48 00:05:05,673 --> 00:05:13,348 第2子は 飯島家にもらい受けて 男子なら平左衛門を名乗らせ➡ 49 00:05:13,348 --> 00:05:19,220 おなごなら 婿養子を迎えて 家名を継がせてほしい。➡ 50 00:05:19,220 --> 00:05:28,520 このことは 若年寄 内藤豊前守様にも 書状で願い出ているとのことだ。 51 00:05:32,300 --> 00:05:35,300 殿…。 52 00:05:36,971 --> 00:06:06,334 ♬~ 53 00:06:06,334 --> 00:06:11,005 (町医者)ひどく膿んでる。 傷も深い。➡ 54 00:06:11,005 --> 00:06:12,940 刀傷ですな。 55 00:06:12,940 --> 00:06:14,876 (源次郎)慣れねえ博打に 手ぇ出したおかげで➡ 56 00:06:14,876 --> 00:06:18,679 賭場で ちょっとした喧嘩に巻き込まれちまって。 57 00:06:18,679 --> 00:06:22,016 とんだ災難ですわ。 58 00:06:22,016 --> 00:06:27,355 この上州には 渡世人が多ござってな 江戸のお武家様で? 59 00:06:27,355 --> 00:06:31,025 (お国)よく効くお薬を塗って下さいまし。 60 00:06:31,025 --> 00:06:35,630 早く治したければ まず 傷口の化膿を止めることですな。 61 00:06:35,630 --> 00:06:41,969 この手の傷には この先の渋川の湯がよく効くのだが…。 62 00:06:41,969 --> 00:06:47,642 渋川なら旅の道中。 いいことを教えて頂きました。 63 00:06:47,642 --> 00:06:52,942 三国街道を越後に向かわれるので? ええ。 64 00:06:55,983 --> 00:06:58,319 越後の村上…。 65 00:06:58,319 --> 00:07:03,191 (善兵衛)お国をよく知る 亡き奥方様のご実家の者に聞いたので➡ 66 00:07:03,191 --> 00:07:07,995 相違なかろう。 痛み入ります。 67 00:07:07,995 --> 00:07:14,669 行き場を失った あの2人が頼る先は お国の実家くらいしかあるまい。 68 00:07:14,669 --> 00:07:23,678 屋号は 樋口屋。 村上のご城下で 乾物問屋を営んでおるとか。 69 00:07:23,678 --> 00:07:57,545 ♬~ 70 00:07:57,545 --> 00:08:01,516 (番頭)いらっしゃいまし。 一夜でよい。 宿は取れるか? 71 00:08:01,516 --> 00:08:04,986 へい ちょうど今朝 一部屋 空いたところでございます。 72 00:08:04,986 --> 00:08:09,323 お常さん 足を洗ってさしあげな。 (お常)は~い。➡ 73 00:08:09,323 --> 00:08:12,660 はい はいはい。 あ~ いらっしゃいまし。 74 00:08:12,660 --> 00:08:15,563 よいしょ はい はい はい。 75 00:08:15,563 --> 00:08:20,535 お常さんとやら 一つ聞くが 武家風の男と 女の2人連れを見かけなかったか? 76 00:08:20,535 --> 00:08:24,272 ああ… そのお二人なら 今朝まで いらっしゃったがね。 77 00:08:24,272 --> 00:08:27,008 旦那は 医者に診てもらってなあ。 まことか? 78 00:08:27,008 --> 00:08:31,345 ええ。 奥方は えれえ べっぴんさんでな。 フフッ! 79 00:08:31,345 --> 00:08:36,951 あれ? ちょっと あらら お客さん! お客さん! 80 00:08:36,951 --> 00:09:26,000 ♬~ 81 00:09:26,000 --> 00:09:28,903 もし。 (手代)はい。 82 00:09:28,903 --> 00:09:32,273 この辺りに 樋口屋という 乾物商があると聞いてきたのだが。 83 00:09:32,273 --> 00:09:36,611 ああ 樋口屋さんなら 確かに ここで商いをされておりましたが➡ 84 00:09:36,611 --> 00:09:42,950 10年ほど前 代替わりを潮に 店じまいされまして。 85 00:09:42,950 --> 00:09:48,623 さようか…。 かたじけない。 はい。 86 00:09:48,623 --> 00:10:32,199 ♬~ 87 00:10:32,199 --> 00:10:35,670 うっ! うう…。 88 00:10:35,670 --> 00:10:38,370 ううっ…。 89 00:10:42,343 --> 00:10:45,680 お国。 何だい? 90 00:10:45,680 --> 00:10:49,550 故郷にいた頃の話 してくれねえか? 91 00:10:49,550 --> 00:10:57,550 あまり楽しい話じゃないよ。 いいさ お前のことが知りてえだけだ。 92 00:11:02,029 --> 00:11:11,706 私の生まれた家は 越後村上で ヒジキや 昆布みたいな乾物を扱う問屋でね。 93 00:11:11,706 --> 00:11:18,045 父親は 小さいながら 手堅く商売をする真面目な人だった。 94 00:11:18,045 --> 00:11:26,721 でも 私が12の年に 父親が 後添えをもらってから 人生が変わった。 95 00:11:26,721 --> 00:11:29,056 その継母と うまくいかなかったのか? 96 00:11:29,056 --> 00:11:34,862 母親以外の女を女房にした父親が 許せなかったんだよ。 97 00:11:34,862 --> 00:11:40,334 あれこれと口を出す継母も憎かった。 98 00:11:40,334 --> 00:11:43,334 だから 家を出た。 99 00:11:45,005 --> 00:11:51,345 14の冬だった。 巡礼の人たちに交じって 江戸に出て➡ 100 00:11:51,345 --> 00:11:56,016 大店の呉服問屋に女中奉公したんだ。 101 00:11:56,016 --> 00:12:00,888 必死に働くうちに 主人夫婦にも かわいがられて➡ 102 00:12:00,888 --> 00:12:05,693 行儀作法も 一とおり 身につけさせてもらった。 103 00:12:05,693 --> 00:12:10,364 どうして その店を辞めた? そこの若旦那が 女好きで➡ 104 00:12:10,364 --> 00:12:13,033 しつこく 言い寄ってくるようになったのさ。 105 00:12:13,033 --> 00:12:16,370 せがれが せがれなら おやじも おやじで➡ 106 00:12:16,370 --> 00:12:19,707 妾になれと持ちかけてきた。 いくつの時だい? 107 00:12:19,707 --> 00:12:26,046 16だったか 17だったか… フフッ 忘れちまったよ。 108 00:12:26,046 --> 00:12:30,718 で どうやって切り抜けた? おかみさんに泣きついたら➡ 109 00:12:30,718 --> 00:12:34,989 得意先の旗本の家に 奉公の口を利いてくれたんだ。 110 00:12:34,989 --> 00:12:38,659 体のいい やっかい払いだね。 111 00:12:38,659 --> 00:12:42,329 そこで お嬢様付きの 奥女中になったんだけど…。 112 00:12:42,329 --> 00:12:47,001 またぞろ 男どもが ちょっかい出してきたんだな。 113 00:12:47,001 --> 00:12:53,874 でもね おかげで どうすれば 男の心をうまく操れるかも知った。 114 00:12:53,874 --> 00:12:58,345 悪女の誕生だな。 あとは お前様も知ってる話さ。 115 00:12:58,345 --> 00:13:04,218 まさか お前の仕えた旗本の娘ってのは…。 116 00:13:04,218 --> 00:13:10,925 飯島家に嫁いで お露様をお産みになった おりつ様のことさ。 117 00:13:10,925 --> 00:13:15,362 は~ そういうことかい。 118 00:13:15,362 --> 00:13:21,702 おりつ様は 最後までお姫様気分が 抜けないようなお方だったけど➡ 119 00:13:21,702 --> 00:13:25,702 私は 大好きだった。 120 00:13:29,376 --> 00:13:33,247 私が本当に悪い女になったのは➡ 121 00:13:33,247 --> 00:13:38,547 おりつ様が死んだ あの時からかもしれない。 122 00:13:40,654 --> 00:13:48,329 殿のことは嫌いじゃなかった。 自分の方を向かせる自信はあった。 123 00:13:48,329 --> 00:13:51,232 どうして 俺を選んだ? 124 00:13:51,232 --> 00:14:00,674 お前様は 金や力で 私をものにしようとした どの男とも違う。 125 00:14:00,674 --> 00:14:05,374 本当に私を必要としてくれた。 126 00:14:07,014 --> 00:14:13,888 だから あんたから離れやしない。 死んでも。 127 00:14:13,888 --> 00:14:40,881 ♬~ 128 00:14:40,881 --> 00:14:43,651 御免。 129 00:14:43,651 --> 00:14:46,553 失礼いたした。 130 00:14:46,553 --> 00:15:36,870 ♬~ 131 00:15:36,870 --> 00:15:40,307 お気を付けて ありがとうございました。 132 00:15:40,307 --> 00:16:32,960 ♬~ 133 00:16:32,960 --> 00:16:37,297 ごっそさん。 うまかったぜ お篠さん。 134 00:16:37,297 --> 00:16:40,597 毎度あり。 また来て下さいね。 135 00:16:52,312 --> 00:16:55,649 ああ ああ。 136 00:16:55,649 --> 00:16:58,949 お世話になってやす。 こんにちは。 137 00:17:04,658 --> 00:17:06,593 ごめんよ。 (店員)いらっしゃいませ。 138 00:17:06,593 --> 00:17:10,330 (与兵衛)これは これは 萩原屋の旦那。 毎度のごひいき ありがとうごぜえやす。 139 00:17:10,330 --> 00:17:12,266 こいつらに 飯 食わしてやってくんな。 140 00:17:12,266 --> 00:17:17,266 へい。 旦那は ずずいと… さっ どうぞ。 141 00:17:19,339 --> 00:17:24,011 お篠はどうした? はい おりますよ。 フフッ。 142 00:17:24,011 --> 00:17:28,711 おい お篠さん。 ≪は~い。 143 00:17:36,957 --> 00:17:42,296 すまねえな。 貸し切るぜ。 いつも すみません。 144 00:17:42,296 --> 00:17:46,296 フフフッ…。 145 00:17:48,969 --> 00:17:53,307 あっ… 旦那 酒がこぼれちまいますよ。 146 00:17:53,307 --> 00:18:00,180 これで 弟に いい高麗人参でも煎じて飲ませてやりな。 147 00:18:00,180 --> 00:18:03,317 いつも すみません。 148 00:18:03,317 --> 00:18:06,987 この前の話 考えてくれたかい? 149 00:18:06,987 --> 00:18:09,890 半年前に お前が この宿場に来てからこっち➡ 150 00:18:09,890 --> 00:18:14,661 随分と入れ上げてるんだぜ。 151 00:18:14,661 --> 00:18:20,000 おかげさまで 弟の具合も すっかりよくなりました。 152 00:18:20,000 --> 00:18:23,337 旦那に足を向けて寝られません。 153 00:18:23,337 --> 00:18:30,210 だったらよう そろそろ 俺に 囲われたらどうだい? 154 00:18:30,210 --> 00:18:35,616 その弟も まとめて面倒見てやるぜ。 155 00:18:35,616 --> 00:18:40,287 萩原屋さんは この栗橋宿一の大店。 156 00:18:40,287 --> 00:18:44,158 そこの旦那が 飯屋の女を囲ったとあっちゃ➡ 157 00:18:44,158 --> 00:18:48,629 あの方が黙っちゃいませんよ。 お峰のことかい。 158 00:18:48,629 --> 00:18:52,299 あの方に 悋気を起こされて 痛い目に遭うのは ごめんです。 159 00:18:52,299 --> 00:18:58,299 店の主人は俺だぜ。 あの女に つべこべ言わせやしねえや。 160 00:18:59,973 --> 00:19:05,846 でも たった1年で身代を大きくしたのは おかみさんの内助の功。 161 00:19:05,846 --> 00:19:10,984 この宿場でも 一目置かれる怖いお人です。 162 00:19:10,984 --> 00:19:14,655 分かったかい? 女の名前は。 (女中)はい。 163 00:19:14,655 --> 00:19:22,996 お篠とかいう酌婦です。 ここんところ 昼も夜も入り浸りのようで…。 164 00:19:22,996 --> 00:19:27,296 ちょいと中を見ておいで。 (女中)はい! 165 00:19:28,869 --> 00:19:32,606 商売上手な上に 度胸もある。 166 00:19:32,606 --> 00:19:38,278 そんな方に目をつけられたら この宿場にいられなくなっちまいますよ。 167 00:19:38,278 --> 00:19:41,578 いらっしゃいます。 168 00:19:48,622 --> 00:19:57,297 おまんま食ったら 油売ってないで さっさと戻ってきな! 169 00:19:57,297 --> 00:20:01,168 …って 伝えておくれ。 170 00:20:01,168 --> 00:20:03,468 (女中)はい…! 171 00:20:14,648 --> 00:20:19,519 ♬~ 172 00:20:19,519 --> 00:20:30,819 (羽音) 173 00:20:40,340 --> 00:20:43,640 遅くなって ごめんよ。 174 00:20:46,213 --> 00:20:49,913 今日も たくさんお斬りだねえ。 175 00:21:00,360 --> 00:21:03,697 随分と巻き上げたもんだなあ。 176 00:21:03,697 --> 00:21:08,568 その伴蔵とかいう ひひじじいが哀れに思えてくるね。 177 00:21:08,568 --> 00:21:12,706 この宿場も そろそろ潮時だね。 178 00:21:12,706 --> 00:21:16,576 これ以上いると もめ事に巻き込まれちまう。 179 00:21:16,576 --> 00:21:19,046 もういっぺん言ってみな! 180 00:21:19,046 --> 00:21:21,948 も… もう うんざりだ! 181 00:21:21,948 --> 00:21:24,384 お… おめえと 離縁する! 182 00:21:24,384 --> 00:21:29,056 誰のおかげで金物問屋の旦那でございって 見え張れてると思ってんだ! ああ!? 183 00:21:29,056 --> 00:21:34,861 店を出す元手にした あの100両だって 私が幽霊どもから 巻き上げた金だよ? 184 00:21:34,861 --> 00:21:39,333 あんたは ただ 布団かぶって 震えてただけじゃないか。 185 00:21:39,333 --> 00:21:44,004 私が苦労して ここまで身代を大きくしたんだ。 186 00:21:44,004 --> 00:21:50,344 あんたは 店の上がりを 年増の飯盛り女に 貢いでるだけじゃないか! 187 00:21:50,344 --> 00:21:53,044 何とか お言いよ! 188 00:21:57,684 --> 00:22:02,356 私と別れて あの女と一緒になりたきゃ それでもいい。 189 00:22:02,356 --> 00:22:05,656 こんな店 くれてやる! 190 00:22:07,227 --> 00:22:12,032 そのかわり 手切れ金を 200両 よこしな。 191 00:22:12,032 --> 00:22:16,370 江戸を出る時に隠した 金むくの観音様。 192 00:22:16,370 --> 00:22:20,240 あれを掘り出して 私の前に持ってきな。 193 00:22:20,240 --> 00:22:28,382 鋳潰して 碁石金にすりゃあ 200両は軽く超える。 194 00:22:28,382 --> 00:22:31,682 それが別れる条件だ。 195 00:22:34,654 --> 00:22:37,557 すまねえ! 俺が悪かった! 196 00:22:37,557 --> 00:22:41,328 30年連れ添った おめえに そんなことまで言わしちまって…。 197 00:22:41,328 --> 00:22:44,231 あんた…。 俺は どうかしてた。 198 00:22:44,231 --> 00:22:49,202 目が覚めた。 お篠のことは すっぱり諦める。 199 00:22:49,202 --> 00:22:56,343 おめえにいなくなられちゃ 俺は… 俺は生きていられねえや! 200 00:22:56,343 --> 00:22:59,679 おやめよ。 大の男がみっともない…。 201 00:22:59,679 --> 00:23:03,016 堪忍してくれ… 俺を捨てねえでくれ! 202 00:23:03,016 --> 00:23:08,889 分かってくれりゃあいいんだよ。 お峰… すまねえ~! 203 00:23:08,889 --> 00:23:13,026 お前さん…。 204 00:23:13,026 --> 00:23:18,326 あ… ああ… お峰~! 205 00:23:27,374 --> 00:23:31,711 殿 申し訳ございませぬ。 206 00:23:31,711 --> 00:23:37,984 1年の間 お国と源次郎を 捜し歩きましたが➡ 207 00:23:37,984 --> 00:23:41,321 いまだ見つけられませぬ。 208 00:23:41,321 --> 00:23:45,659 他日 もう一度 仇討ちの旅に出ます。 209 00:23:45,659 --> 00:23:49,359 しばしのご猶予を。 210 00:23:56,303 --> 00:23:59,673 あっ…。 おい おい。 アハハハ! 211 00:23:59,673 --> 00:24:04,010 ちょいと飲み過ぎちまったね。 料理も うまかったぜ。 212 00:24:04,010 --> 00:24:07,347 さすが 街道一の料亭だ。 ありがとうございます。 213 00:24:07,347 --> 00:24:10,684 あっ 駕籠は呼ばなくても よろしいので? ああ。 214 00:24:10,684 --> 00:24:15,021 手に手を取って 川沿いを散歩としゃれ込むか。 215 00:24:15,021 --> 00:24:20,321 アハハッ 嫌だよ この人は。 お仲のよろしいことで。 216 00:24:27,601 --> 00:24:31,972 あんたが 改心してくれて あたしゃ 本当にうれしいよ。 217 00:24:31,972 --> 00:24:35,642 ああ。 あの女の幽霊どもから➡ 218 00:24:35,642 --> 00:24:41,982 まんまと100両巻き上げてからこっち 私ら夫婦にも やっと 運が開けたんだ。 219 00:24:41,982 --> 00:24:47,854 二人三脚で これからも 運を離さないようにしないとね。 220 00:24:47,854 --> 00:24:50,657 一つ 心配なことがある。 何だい? 221 00:24:50,657 --> 00:24:54,995 幽霊なんぞをたぶらかして たたられねえといいんだが…。 222 00:24:54,995 --> 00:24:59,666 アハハハッ! たたるもんなら とっくの昔に たたってるさ。 223 00:24:59,666 --> 00:25:02,666 そうかね…。 224 00:25:05,338 --> 00:25:09,209 うっ… 何すんだい…。 225 00:25:09,209 --> 00:25:16,349 私を殺して… お篠って女を女房にする気だねっ! 226 00:25:16,349 --> 00:25:19,252 知れたことよ… 観念しな! 227 00:25:19,252 --> 00:25:21,221 ううっ! 228 00:25:21,221 --> 00:25:24,521 ううう~っ! 229 00:25:27,360 --> 00:25:33,360 うううっ… う~っ…。 230 00:25:36,636 --> 00:25:39,336 離しやがれよ! 231 00:25:45,645 --> 00:25:49,516 うっ! ああ…。 232 00:25:49,516 --> 00:25:52,519 わあ~! あ… ああ~! 233 00:25:52,519 --> 00:26:49,509 ♬~ 234 00:26:49,509 --> 00:26:54,509 (笑い声) 235 00:27:00,186 --> 00:27:03,189 旦那。 (町役人)おう。 何の騒ぎです? 236 00:27:03,189 --> 00:27:07,894 それがな 萩原屋の夫婦が 川筋で追い剥ぎに遭ったらしいんだよ。 237 00:27:07,894 --> 00:27:13,333 おかみの方はよ なます切りで 川へぶち込まれちまったらしいよ。 238 00:27:13,333 --> 00:27:15,669 旦那の方は? ああ それがな➡ 239 00:27:15,669 --> 00:27:20,669 血だらけで そっちも虫の息だってよ。 じゃあ。 240 00:27:24,344 --> 00:27:30,016 ごめんよ。 お休みのところ ごめんくださりませ。 241 00:27:30,016 --> 00:27:33,887 お客人の中に お医者様は いらっしゃいますかい? 242 00:27:33,887 --> 00:27:35,822 (志丈)もし。 へい。 243 00:27:35,822 --> 00:27:40,122 江戸で医者をしている者だが どうしました? あ… へい。 244 00:27:47,967 --> 00:27:51,638 (町役人)気が付いたかい? 伴蔵さん。 245 00:27:51,638 --> 00:27:56,976 ああ…。 ここは あの世じゃねえよな…。 246 00:27:56,976 --> 00:28:00,647 災難だったなあ…。 で 早速で悪いんだけどよ➡ 247 00:28:00,647 --> 00:28:04,317 追い剥ぎのことについて 詳しく聞かしてくれねえかな? 248 00:28:04,317 --> 00:28:08,988 ええ…。 (志丈)今日は もう遅い。➡ 249 00:28:08,988 --> 00:28:14,327 傷も深いし だいぶ血がうせておる。 250 00:28:14,327 --> 00:28:18,665 明日にされよ。 そいつは ごもっともで。 251 00:28:18,665 --> 00:28:24,965 なら 伴蔵さん 明日また来るから。 大事にな。 ええ…。 252 00:28:29,676 --> 00:28:35,482 久しぶりだな 伴蔵さん。 せ… 先生。 253 00:28:35,482 --> 00:28:39,486 私は 金創医じゃないから 傷を縫うのは下手だが➡ 254 00:28:39,486 --> 00:28:45,158 なかなか うまく縫えた。 何しろ 傷が浅かったからね。➡ 255 00:28:45,158 --> 00:28:50,296 まるで 自分がつけた ためらい傷みたいだ。 256 00:28:50,296 --> 00:28:56,636 下野の古河に人を訪ねた帰りに この宿場に立ち寄ったが➡ 257 00:28:56,636 --> 00:29:00,974 フッ… とんでもないやつに出会ったもんだ。 258 00:29:00,974 --> 00:29:04,844 屋号は 萩原屋か。 259 00:29:04,844 --> 00:29:12,986 死んだ新三郎の名字を付けたのは 罪滅ぼしのつもりかい? 260 00:29:12,986 --> 00:29:15,889 先生 こいつには 込み入った訳が…。 261 00:29:15,889 --> 00:29:19,859 人相見の勇斎老人に 一部始終を聞いたよ。 262 00:29:19,859 --> 00:29:28,535 魔よけの金の仏像を持ち出して 女房ともども 逐電したそうな。➡ 263 00:29:28,535 --> 00:29:34,274 いわば お前は 主殺しの大悪人。 264 00:29:34,274 --> 00:29:40,947 我が友 新三郎の仇だ。 265 00:29:40,947 --> 00:29:45,618 先生… その話はどうか…。 266 00:29:45,618 --> 00:29:50,290 ふん… 見れば 随分と羽振りもよさそうじゃないか。 267 00:29:50,290 --> 00:29:54,160 その金の如来でも鋳潰して 金に換えたか? 268 00:29:54,160 --> 00:29:58,631 いえ… 仏様には 手をつけておりやせん。 269 00:29:58,631 --> 00:30:03,503 助けて頂いたお礼は ちゃんといたしますので➡ 270 00:30:03,503 --> 00:30:06,503 どうか ご勘弁を。 271 00:30:16,182 --> 00:30:22,856 これは ケガを診て頂いたお礼の25両。 272 00:30:22,856 --> 00:30:29,156 こっちの25両は 口止め料でございます。 273 00:30:39,672 --> 00:30:42,575 明日 また来る。 274 00:30:42,575 --> 00:30:45,011 役人には 口裏合わせておいてやろう。 275 00:30:45,011 --> 00:30:48,011 ヘヘッ 恩に着やす。 276 00:30:49,682 --> 00:30:55,355 相変わらずの小悪党ぶりだなあ。 フッ…。 277 00:30:55,355 --> 00:31:00,055 どっちが小悪党だ。 278 00:31:02,028 --> 00:31:06,699 主人 一杯だけ 飲ませてはくれぬか? 279 00:31:06,699 --> 00:31:09,602 へえ よろしゅうございます。 さっ どうぞ。 280 00:31:09,602 --> 00:31:13,373 かたじけない。 (与兵衛)お篠さん お銚子一本 頼むよ。 281 00:31:13,373 --> 00:31:17,373 は~い。 さかなは要らぬぞ。 へい。 282 00:31:29,389 --> 00:31:33,089 お国殿ではないか。 283 00:31:35,662 --> 00:31:39,532 この宿場は悪の巣窟か…? 284 00:31:39,532 --> 00:31:45,338 お久しゅうございます。 山本先生。 285 00:31:45,338 --> 00:31:49,038 源次郎殿も一緒か? 286 00:31:53,212 --> 00:31:58,685 先生に見つかってしまえば シラの切りようもございません。 287 00:31:58,685 --> 00:32:05,685 不義密通の上 主殺しとは 随分とまた 思い切ったことをしたのう。 288 00:32:07,360 --> 00:32:13,700 江戸では 黒川孝助が そなたらを討つと 御公儀に申し出ている。 289 00:32:13,700 --> 00:32:16,602 孝助が…。 290 00:32:16,602 --> 00:32:25,602 仇討ちができねば 飯島家はお取り潰し。 やつらも必死よ。 291 00:32:28,047 --> 00:32:34,047 後生です。 会わなかったことにして頂けませんか? 292 00:32:39,659 --> 00:32:42,959 はてさて…。 293 00:32:45,331 --> 00:32:48,331 こういうのはどうであろう? 294 00:32:51,004 --> 00:32:56,876 私は そなたに ひそかに懸想しておったのだ。 295 00:32:56,876 --> 00:33:00,680 どうしろと…? 296 00:33:00,680 --> 00:33:05,551 私は この先の旅籠に泊まっている。 297 00:33:05,551 --> 00:33:09,551 後ほど訪ねてまいれ。 298 00:33:11,324 --> 00:33:16,696 承知いたしました。 それで黙っていてくれるなら。 299 00:33:16,696 --> 00:33:23,696 思わぬお宝だ。 2~3日は とう留するとするか。 300 00:33:26,372 --> 00:33:30,072 (志丈)邪魔したな。 (与兵衛)ありがとうございました。 301 00:33:40,653 --> 00:33:46,325 今すぐ ここを出よう。 おう 追っ手でも来たのか? 302 00:33:46,325 --> 00:33:49,662 飯島家出入りの山本志丈って やぶ医者 知ってるだろう? 303 00:33:49,662 --> 00:33:52,331 ああ 見かけたことはある。 304 00:33:52,331 --> 00:33:57,203 店で あいつと出くわしたんだ。 あのゲス男…。 305 00:33:57,203 --> 00:34:00,503 何 言われた? 306 00:34:03,943 --> 00:34:09,682 ふ~ん… その野郎を斬る! 307 00:34:09,682 --> 00:34:12,585 あんな雑魚は ほっとけばいい! 308 00:34:12,585 --> 00:34:17,023 孝助が 私たちを捜してる。 309 00:34:17,023 --> 00:34:21,894 あの番犬が? あいつは 執念深い。 310 00:34:21,894 --> 00:34:28,194 絶対諦めない嫌なやつさ。 うん…。 311 00:34:43,983 --> 00:34:51,283 お国 ここらで因縁払いってのは どうだ? 312 00:34:54,327 --> 00:34:57,230 受けて立つ気かい? 313 00:34:57,230 --> 00:35:04,337 おめえとの2人暮らしは楽しいが ちょいとばかし 逃げ回るのに疲れた。 314 00:35:04,337 --> 00:35:12,337 あいつを返り討ちにして この因縁に縁を切る。 315 00:35:14,013 --> 00:35:19,886 お前様が そのつもりなら こっちから仕掛けてやる。 316 00:35:19,886 --> 00:35:22,355 おっ? 317 00:35:22,355 --> 00:35:28,027 果たし状を送りつけてやる。 先手必勝さ。 318 00:35:28,027 --> 00:35:34,634 猶予は3日。 その間に 伴蔵に貢がせた金で➡ 319 00:35:34,634 --> 00:35:37,537 人数と武器をそろえる。 320 00:35:37,537 --> 00:35:43,643 ハハッ! その方が お前らしいや。 321 00:35:43,643 --> 00:35:50,643 あいつは… きっと一人で来る。 322 00:36:00,193 --> 00:36:05,493 お国め… 人をこけにしやがって…。 323 00:36:09,335 --> 00:36:12,035 ふん…。 324 00:36:19,345 --> 00:36:25,645 まあ 女よりも金が先だなあ…。 325 00:36:27,220 --> 00:36:30,957 ひゃ… 100両!? 326 00:36:30,957 --> 00:36:37,296 昨日の金で 一生分の口止めとは 虫がよすぎる。 327 00:36:37,296 --> 00:36:42,168 え… い… 今は あいにく 持ち合わせがございやせん。 328 00:36:42,168 --> 00:36:48,641 金の仏像には手をつけてないと 昨日 申していたろう。 329 00:36:48,641 --> 00:36:53,312 あれは どうだ? へえ…。 330 00:36:53,312 --> 00:36:57,984 鋳潰せば 200両ほどになりましょう。 331 00:36:57,984 --> 00:37:02,655 山分けということで ご勘弁願います。 332 00:37:02,655 --> 00:37:09,655 いいだろう。 どこに隠してある? へえ。 333 00:37:24,910 --> 00:37:27,610 お国め…。 334 00:37:32,952 --> 00:37:38,291 果たし状です。 望むところだ…。 335 00:37:38,291 --> 00:37:43,162 お徳 すぐに 出立の用意を。 (お徳)仇が待っているのは? 336 00:37:43,162 --> 00:37:48,301 下野国 小山 大平山。 337 00:37:48,301 --> 00:38:04,650 ♬~ 338 00:38:04,650 --> 00:38:08,350 旦那 ありやしたぜ。 339 00:38:12,525 --> 00:38:18,225 こいつは見事だ…。 ヘッヘッヘ…。 340 00:38:19,999 --> 00:38:24,870 さっ 先生。 人に見られねえうちに戻りやしょう。 341 00:38:24,870 --> 00:38:41,287 ♬~ 342 00:38:41,287 --> 00:38:45,958 ところで 伴蔵。 こいつを どこで鋳潰す? 343 00:38:45,958 --> 00:38:49,295 先生 うちは 金物屋ですぜ? 344 00:38:49,295 --> 00:38:54,967 川向こうに住む 口のかてえ鋳掛職人に もう渡りをつけておりやす。 345 00:38:54,967 --> 00:39:00,840 ハッ 段取りがいいな。 小悪党は 小悪党なりに考えるもんだな。 346 00:39:00,840 --> 00:39:07,313 ヘヘッ… しかし 先生。 小悪党も 悪行を重ねれば➡ 347 00:39:07,313 --> 00:39:12,651 立派な大悪党でございましょう? 348 00:39:12,651 --> 00:39:20,526 ふん… 悪行の類いにもよる。 せこい悪行を重ねても小悪党のままだ。 349 00:39:20,526 --> 00:39:24,663 殺しなら どうですかい? 350 00:39:24,663 --> 00:39:26,663 えっ? 351 00:39:28,334 --> 00:39:32,938 ど… お前…。 女房も殺しちまったし➡ 352 00:39:32,938 --> 00:39:38,811 先生で2人目だ。 これでも 大悪党じゃござんせんかね? 353 00:39:38,811 --> 00:40:10,976 ♬~ 354 00:40:10,976 --> 00:40:15,314 往生際の悪い土左衛門だぜ…。 355 00:40:15,314 --> 00:40:23,189 ♬~ 356 00:40:23,189 --> 00:40:25,889 (伴蔵)ひっ! 357 00:40:41,340 --> 00:40:53,919 ♬~ 358 00:40:53,919 --> 00:40:57,690 待ち伏せには もってこいの場所だな…。 359 00:40:57,690 --> 00:41:19,378 ♬~ 360 00:41:19,378 --> 00:41:22,078 おのれ…。 361 00:41:30,389 --> 00:41:32,389 (銃声) 362 00:41:36,195 --> 00:41:38,195 (銃声) 363 00:41:39,999 --> 00:41:44,870 ギャ~ッ! あああ~! うう~っ! 364 00:41:44,870 --> 00:41:47,673 恨むなよ。 365 00:41:47,673 --> 00:42:01,020 ♬~ 366 00:42:01,020 --> 00:42:03,355 お国~! 367 00:42:03,355 --> 00:42:06,258 罠に落ちたね この 猪侍が! 368 00:42:06,258 --> 00:42:09,695 承知の上だ! 369 00:42:09,695 --> 00:42:11,695 あっ! うっ…。 370 00:42:13,365 --> 00:42:15,301 (銃声) 371 00:42:15,301 --> 00:42:17,301 おりゃ~っ! 372 00:42:23,042 --> 00:42:24,977 おりゃ~っ! 373 00:42:24,977 --> 00:42:26,977 ああ~っ! 374 00:42:28,714 --> 00:42:31,014 うっ! 375 00:42:37,990 --> 00:42:40,326 今のは浅かったな。 376 00:42:40,326 --> 00:42:47,666 主君 飯島平左衛門の仇 宮辺源次郎 観念しろ。 377 00:42:47,666 --> 00:42:50,336 バカも休み休み言え! 378 00:42:50,336 --> 00:42:55,036 それは こっちのせりふだぜ。 379 00:43:08,354 --> 00:43:15,054 どうした? 居合が怖いか? 380 00:43:27,373 --> 00:43:33,979 さすが まな弟子だな。 お前の剣は 叔父上にそっくりだ。 381 00:43:33,979 --> 00:43:39,318 だがな あの人は 居合の使い手でもあったんだ。 382 00:43:39,318 --> 00:43:44,990 そっちは この俺が受け継いだ。 どっちが強えか…➡ 383 00:43:44,990 --> 00:43:49,690 あの世の師匠に見てもらおうじゃねえか。 384 00:44:00,539 --> 00:44:03,342 そろそろ 決着つけようぜ。 385 00:44:03,342 --> 00:44:06,011 お前様 どいとくれ。 こいつは 私が…。 386 00:44:06,011 --> 00:44:09,348 黙って見てな。 387 00:44:09,348 --> 00:44:12,348 もうすぐ終わる。 388 00:44:22,695 --> 00:44:27,566 [ 回想 ] (平左衛門)これは 剣の師としての遺言だ。 389 00:44:27,566 --> 00:44:37,209 「進退窮まれば退くべからず。 引くに利あらず。➡ 390 00:44:37,209 --> 00:44:46,909 臆して引かば討たれ 火中に飛び込むとも進めば本望を遂ぐ」。 391 00:44:51,857 --> 00:44:54,157 お前様! 392 00:45:03,335 --> 00:45:09,635 お国 なぜ 殿を裏切った…。 393 00:45:16,882 --> 00:45:23,882 お前のような… 人間には分かるまい。 394 00:45:30,362 --> 00:45:34,362 死んでも分からないさ…。 395 00:45:41,640 --> 00:45:48,640 好きなだけ… 生きるがいい。 396 00:45:50,649 --> 00:45:52,949 フフッ…。 397 00:45:58,323 --> 00:46:14,623 (トンビの鳴き声) 398 00:46:28,687 --> 00:46:32,387 (古河藩士)待てい! 待たれよ! 399 00:46:33,959 --> 00:46:39,959 尋常ならざる体 名を名乗られい。 400 00:46:41,633 --> 00:46:51,643 御公儀書院番組頭 飯島平左衛門が旧臣 相川孝助と申す。 401 00:46:51,643 --> 00:46:54,980 そ… それは? 402 00:46:54,980 --> 00:46:59,852 主君の仇 宮辺源次郎と お国の首でござる。 403 00:46:59,852 --> 00:47:02,654 義によって 討ち果たし申した! 404 00:47:02,654 --> 00:47:10,329 ご城主 土井大炊頭様まで お届け出 願いたい。 405 00:47:10,329 --> 00:47:14,629 うっ…。 だ… 大丈夫でござるか!? 406 00:47:17,202 --> 00:47:21,673 水を1杯 所望できますか? 407 00:47:21,673 --> 00:47:24,009 おい! はっ! 408 00:47:24,009 --> 00:47:57,309 (トンビの鳴き声) 409 00:47:59,845 --> 00:49:24,845 ♬~ 410 00:50:32,964 --> 00:50:43,542 ♬「世界中の国の人と愛と金が 入り乱れていつか混ざりあえるの」 411 00:50:43,542 --> 00:50:46,342 「The Covers」 今夜は… 412 00:50:48,880 --> 00:50:54,453 今 注目のアコースティックバンド OAUが スタジオ初登場。 413 00:50:54,453 --> 00:50:59,024 井上陽水の名曲を熱唱!