1 00:00:01,070 --> 00:00:07,930 ♪~ 2 00:00:07,930 --> 00:00:11,230 今 私たちの身近にある… 3 00:00:15,070 --> 00:00:21,260 自分の思いをつづること。 特徴は 短い文章で 4 00:00:23,770 --> 00:00:29,530 挑んだ人物がいたことを 明治時代 そんなSNSと同じ表現方法に 5 00:00:29,530 --> 00:00:30,000 ご存じでしょうか? 6 00:00:30,000 --> 00:00:32,330 ご存じでしょうか? 7 00:00:42,900 --> 00:00:46,530 その魅力を… とりこになった 子規が 8 00:00:46,530 --> 00:00:50,930 字數少けれとも 「俳句の方 9 00:00:50,930 --> 00:00:55,230 遙に面白し」。 意味深くして 10 00:00:56,800 --> 00:00:59,500 子規が感じた… 11 00:01:02,970 --> 00:01:05,800 せ〜の! 12 00:01:05,800 --> 00:01:08,740 驚きの事実。 調査から見えてきた 13 00:01:08,740 --> 00:01:13,740 リズムだった⁉ 575は 日本人の心をつかむ 14 00:01:20,770 --> 00:01:24,070 晩年の子規が挑んだのは… 15 00:01:25,590 --> 00:01:28,430 明治版のSNSとも それは 16 00:01:28,430 --> 00:01:30,000 言えるものでした。 17 00:01:30,000 --> 00:01:30,740 言えるものでした。 18 00:01:37,530 --> 00:01:41,430 子規の知られざる挑戦に迫ります。 19 00:01:43,930 --> 00:01:46,740 「歴史探偵」 調査開始です。 20 00:01:46,740 --> 00:01:55,840 ♪~ 21 00:01:58,100 --> 00:02:00,000 さあ ということで 今回は 22 00:02:00,000 --> 00:02:00,530 さあ ということで 今回は 23 00:02:00,530 --> 00:02:04,460 正岡子規ですね。 明治時代に活躍した俳人である 24 00:02:04,460 --> 00:02:10,130 もう ほんとに超絶有名な俳人ですよね。 もう ほんとに言わずと知れた 25 00:02:10,130 --> 00:02:12,800 まあ もちろん その… あの まあ 僕もね 26 00:02:12,800 --> 00:02:18,100 ちょっとあれなんだけど あの まあ… えっと… 俳句と比べるのは 27 00:02:23,100 --> 00:02:25,070 ねえ。 なるほど。俳句と子規 いいですね。 28 00:02:25,070 --> 00:02:28,770 数多く残しているんですけれども その子規 有名な句を 29 00:02:28,770 --> 00:02:30,000 その中でも これでしょう。 30 00:02:30,000 --> 00:02:31,560 その中でも これでしょう。 31 00:02:34,870 --> 00:02:36,930 ねえ。 32 00:02:36,930 --> 00:02:40,630 鐘が ちょうど鳴ったっていうね。 柿を食べた時に 33 00:02:40,630 --> 00:02:43,500 思い浮かびますよね。 ねえ。 すごい 情景が 34 00:02:43,500 --> 00:02:46,300 近田探偵です。 さあ 今回 調査したのは 35 00:02:46,300 --> 00:02:49,200 あの 俳人といいますと よろしくお願いします。 36 00:02:49,200 --> 00:02:51,170 江戸時代の松尾芭蕉 小林一茶が 37 00:02:51,170 --> 00:02:53,260 有名ですけれども… 38 00:02:56,800 --> 00:03:00,000 はい。 こちらを まずは ご覧下さい。 39 00:03:00,000 --> 00:03:00,530 はい。 こちらを まずは ご覧下さい。 40 00:03:00,530 --> 00:03:03,200 そうですね。 どなたも もう超有名な俳人。 41 00:03:03,200 --> 00:03:07,770 詠んだかを示した数字ですけれども で それぞれが 生涯 どれだけの句を 42 00:03:07,770 --> 00:03:10,870 芭蕉が およそ1,000… 43 00:03:14,530 --> 00:03:16,460 う〜ん。 詠んでいるんです。 44 00:03:16,460 --> 00:03:19,200 まあ 1,000句だって えらい数ですけどね。 45 00:03:19,200 --> 00:03:22,170 小林一茶と ほぼ似てる感じですかね。 まあ じゃあ正岡子規は 46 00:03:22,170 --> 00:03:24,430 はい。 そう見えますよね。 47 00:03:24,430 --> 00:03:27,100 65歳で亡くなっているのに対して ただ 一茶は 48 00:03:27,100 --> 00:03:29,900 子規は 35歳で亡くなっている。 49 00:03:33,630 --> 00:03:36,530 じゃ その活動期間から考えると なるほど。 50 00:03:36,530 --> 00:03:39,300 異様に多いということですよね やっぱり ちょっと もう 51 00:03:39,300 --> 00:03:41,230 しかもですね所長。 子規はね。 52 00:03:41,230 --> 00:03:43,740 SNSをやってらっしゃいますよね。 所長は 53 00:03:48,000 --> 00:03:51,530 うん 楽しみだね それはね。 およっ! ほうほう ほうほう。 54 00:03:51,530 --> 00:03:55,230 俳句のどこに 魅力を感じていたのか まずはですね 子規が 55 00:03:55,230 --> 00:03:57,170 調べてきました。 56 00:03:57,170 --> 00:04:00,000 松山にやって来ました。 ということで 子規のふるさと 57 00:04:00,000 --> 00:04:01,000 松山にやって来ました。 ということで 子規のふるさと 58 00:04:01,000 --> 00:04:03,230 ここはですね 「俳都」 59 00:04:03,230 --> 00:04:05,200 俳句の都と呼ばれるほど 60 00:04:05,200 --> 00:04:08,000 俳句作りが盛んな町なんです。 61 00:04:11,870 --> 00:04:17,770 愛媛県松山市。 やって来たのは 正岡子規のふるさと 62 00:04:19,500 --> 00:04:22,000 町を歩けば… 63 00:04:25,200 --> 00:04:27,590 あっ。 64 00:04:33,770 --> 00:04:38,590 専用ポストです。 こちらは 俳句を投函するための 65 00:04:38,590 --> 00:04:41,590 俳句ポスト。 え〜! 66 00:04:45,230 --> 00:04:49,530 いつでもどこでも 俳句が詠めるんです。 67 00:04:56,800 --> 00:04:59,430 用意してんだ。 老眼鏡まで 68 00:04:59,430 --> 00:05:00,000 更に 自作の句を披露し合う 69 00:05:00,000 --> 00:05:03,100 更に 自作の句を披露し合う 70 00:05:03,100 --> 00:05:06,400 「句会」も頻繁に開かれています。 71 00:05:08,900 --> 00:05:13,590 一体 何ですか? 皆さん 俳句の魅力って 72 00:05:21,200 --> 00:05:23,400 あら。 73 00:05:33,100 --> 00:05:35,330 では 子規自身は 74 00:05:35,330 --> 00:05:38,530 惹かれたんでしょうか? 俳句のどこに 75 00:05:42,400 --> 00:05:44,400 どうも こんにちは。 76 00:05:44,400 --> 00:05:46,400 「歴史探偵」でございます。 こんにちは。 77 00:05:52,590 --> 00:05:55,000 それを調べるのに… 78 00:05:58,000 --> 00:06:00,000 子規が 22歳の時に書いた文章。 見せてくれたのは 79 00:06:00,000 --> 00:06:03,230 子規が 22歳の時に書いた文章。 見せてくれたのは 80 00:06:03,230 --> 00:06:07,330 俳句の魅力を こう記しています。 81 00:06:10,530 --> 00:06:14,200 (平岡)え〜 ここをご覧頂きますと…。 82 00:06:14,200 --> 00:06:18,070 「俳句の方 字數少けれとも 83 00:06:18,070 --> 00:06:22,840 意味深くして 遙に面白し」。 84 00:06:22,840 --> 00:06:26,800 「俳句は 字数が少ないけれど 85 00:06:26,800 --> 00:06:30,000 意味が深くて面白い」。 86 00:06:31,840 --> 00:06:37,030 きっかけとなった句があります。 子規が そう感じる 87 00:06:38,740 --> 00:06:41,200 (鳴き声) 88 00:06:41,200 --> 00:06:43,200 (飛び込む音) 89 00:06:48,800 --> 00:06:53,300 江戸時代の俳人 松尾芭蕉の句です。 90 00:07:00,930 --> 00:07:04,130 あっ こんにちは。 91 00:07:06,770 --> 00:07:08,970 井上泰至さんに 92 00:07:08,970 --> 00:07:11,260 話を伺いました。 93 00:07:25,100 --> 00:07:28,000 はい。 まあ 確かにね… 94 00:07:43,400 --> 00:07:46,840 じゃあ それぐらい… 95 00:07:46,840 --> 00:07:49,840 そうです そうです そうです。 (井上)そうです。 96 00:07:55,130 --> 00:07:58,030 「静か」ということばを 一切使わずに 97 00:07:58,030 --> 00:08:00,000 静けさを伝える。 98 00:08:00,000 --> 00:08:00,170 静けさを伝える。 99 00:08:00,170 --> 00:08:04,200 奥深さだといいます。 それが 俳句の 100 00:08:04,200 --> 00:08:06,700 非常に分かりやすいな。 なるほど これ 101 00:08:06,700 --> 00:08:10,030 うん 確かに。 102 00:08:10,030 --> 00:08:14,840 こう評しています。 子規は 芭蕉の俳句の妙を 103 00:08:37,700 --> 00:08:40,900 そして 子規は 俳句の奥深さには 104 00:08:40,900 --> 00:08:45,500 考えていました。 もうひとつ 大事な要素があると 105 00:08:47,500 --> 00:08:53,800 17文字に限られていること。 それは 使える字数が 106 00:08:55,870 --> 00:08:58,460 これは あくまで あの… 107 00:09:01,590 --> 00:09:04,500 (井上)ここから 古池の この雰囲気を… 108 00:09:12,200 --> 00:09:15,800 それから 静かそうっていうことですかね。 109 00:09:15,800 --> 00:09:19,100 鳥のさえずりも聞こえそうですし。 110 00:09:19,100 --> 00:09:22,590 あと 時々 何か 魚が跳ねそうで 111 00:09:22,590 --> 00:09:26,030 あとは 蚊が多そう。 112 00:09:26,030 --> 00:09:28,070 いっぱい出てきますよね。 そうですね。 113 00:09:28,070 --> 00:09:30,000 でも あの… 114 00:09:30,000 --> 00:09:31,170 でも あの… 115 00:09:40,300 --> 00:09:45,100 何を選ぶか。 情景から浮かぶ さまざまな ことばから 116 00:09:45,100 --> 00:09:49,630 俳句を より奥深くしている。 字数の制限こそが 117 00:09:49,630 --> 00:09:52,630 子規は そう感じていました。 118 00:09:56,300 --> 00:09:58,230 更に 子規は 119 00:09:58,230 --> 00:10:00,000 隠されていると考えていました。 俳句には 日本人を魅了する秘密が 120 00:10:00,000 --> 00:10:04,430 隠されていると考えていました。 俳句には 日本人を魅了する秘密が 121 00:10:06,500 --> 00:10:12,000 独特のリズムです。 それは 575が織り成す 122 00:10:18,500 --> 00:10:20,840 協力してもらい 佐藤栄作さんに 123 00:10:20,840 --> 00:10:24,330 ある実験を行いました。 街頭で 124 00:10:26,200 --> 00:10:29,590 何ですか? これは。 これなんです。 125 00:10:29,590 --> 00:10:30,000 これは 4つの動物の名前を 126 00:10:30,000 --> 00:10:32,430 これは 4つの動物の名前を 127 00:10:32,430 --> 00:10:36,000 助詞の「と」でつなげた文章。 128 00:10:36,000 --> 00:10:39,700 順番を変えた 4パターンを用意しました。 129 00:10:39,700 --> 00:10:44,530 「ライオンとキリンとゾウとマントヒヒ」は 実は 黄色の 130 00:10:44,530 --> 00:10:48,330 気付きましたか? 575になっています。 131 00:10:51,700 --> 00:10:53,630 これを 秘密にしたまま 132 00:10:53,630 --> 00:10:58,100 聞き取り調査。 どの文章が リズムがいいと感じるかを 133 00:10:58,100 --> 00:11:00,000 うんうん 町の方に。 134 00:11:00,000 --> 00:11:00,100 うんうん 町の方に。 135 00:11:00,100 --> 00:11:02,500 珍しいね この番組でこういう。 136 00:11:02,500 --> 00:11:04,930 街頭調査。 初めてぐらいじゃない? 137 00:11:04,930 --> 00:11:07,530 調査してるんですけども。 NHKの「歴史探偵」という番組で 138 00:11:14,070 --> 00:11:17,770 で 結果 黄色 はい。 これかな。 139 00:11:20,630 --> 00:11:22,560 テンポがよかった。 140 00:11:22,560 --> 00:11:24,870 せ〜の… これ。 141 00:11:24,870 --> 00:11:28,400 おお! 赤4 青1。 142 00:11:28,400 --> 00:11:30,000 総勢50人に調査した結果… 143 00:11:30,000 --> 00:11:31,300 総勢50人に調査した結果… 144 00:11:34,100 --> 00:11:36,300 ところが… 145 00:11:46,230 --> 00:11:48,300 声に出してもらっていいですか? もう一回 あっ そういうこと? 146 00:11:48,300 --> 00:11:50,400 はい。 黄色ですか? 147 00:11:55,300 --> 00:11:57,400 ずばぬけて… 148 00:11:59,300 --> 00:12:00,000 いいですか? ちょっと これと読み比べてもらって 149 00:12:00,000 --> 00:12:02,500 いいですか? ちょっと これと読み比べてもらって 150 00:12:07,740 --> 00:12:10,130 ハハハッ! 151 00:12:15,800 --> 00:12:18,300 黄色を選ばなかった人も 152 00:12:18,300 --> 00:12:20,230 575だと知った途端 153 00:12:20,230 --> 00:12:23,530 感じるようになりました。 リズムがいいと 154 00:12:25,740 --> 00:12:29,200 実は 和歌 俳句 川柳など 155 00:12:29,200 --> 00:12:30,000 古くから続く 詩や歌の多くは 156 00:12:30,000 --> 00:12:31,630 古くから続く 詩や歌の多くは 157 00:12:31,630 --> 00:12:35,230 5音と7音で構成されています。 158 00:12:39,230 --> 00:12:41,300 1,000年以上前から 159 00:12:41,300 --> 00:12:43,700 日本人は このリズムに沿って 160 00:12:43,700 --> 00:12:46,500 歌を詠んでいたんです。 161 00:12:50,900 --> 00:12:53,200 今も 私たちの周りは 162 00:12:53,200 --> 00:12:56,500 あふれています。 575のことばで 163 00:13:11,030 --> 00:13:13,930 かかわらず 形式が決められていないにも 164 00:13:13,930 --> 00:13:17,840 575になっています。 多くの標語が 165 00:13:47,300 --> 00:13:49,530 それが 子規の感じた 166 00:13:49,530 --> 00:13:52,230 俳句の魅力だったのです。 167 00:13:54,200 --> 00:13:58,530 ねえ たった 17文字ですけどね なるほど。 168 00:13:58,530 --> 00:14:00,000 奥が深い世界なんですねえ。 ほんとに 俳句って 169 00:14:00,000 --> 00:14:03,330 奥が深い世界なんですねえ。 ほんとに 俳句って 170 00:14:03,330 --> 00:14:06,360 調査にも ご協力頂きました 今回はですね 171 00:14:06,360 --> 00:14:10,000 お越し頂きました。 子規研究家の井上泰至先生に 172 00:14:10,000 --> 00:14:11,930 どうぞ よろしくお願いいたします。 173 00:14:11,930 --> 00:14:14,000 ようこそ。 よろしくお願いいたします。 174 00:14:14,000 --> 00:14:16,700 井上さん あの… 175 00:14:25,300 --> 00:14:28,070 そうですね。 176 00:14:28,070 --> 00:14:30,000 さっきの 古池の句で言うとですね… ほうほう ほうほう。 177 00:14:30,000 --> 00:14:32,260 さっきの 古池の句で言うとですね… ほうほう ほうほう。 178 00:14:38,740 --> 00:14:41,430 そうか その… 179 00:14:43,900 --> 00:14:45,970 セリフでも こう ドラマでもあるんじゃないですか? 180 00:14:45,970 --> 00:14:50,300 ことば少なくて むしろ 表情で…。 かえって いっぱい しゃべるより 181 00:14:50,300 --> 00:14:52,530 我々の中でも おっしゃるとおりです。 182 00:14:52,530 --> 00:14:55,130 「行間を読む」っていう。 よく俳優界わいで言うのは 183 00:14:55,130 --> 00:14:59,300 セリフに書かれていない 台本に書かれている ト書きとか 184 00:14:59,300 --> 00:15:00,000 俳優 すごい大事だって。 行間を読むっていうのはね 185 00:15:00,000 --> 00:15:02,800 俳優 すごい大事だって。 行間を読むっていうのはね 186 00:15:02,800 --> 00:15:06,200 そういう その… 187 00:15:06,200 --> 00:15:09,100 ちょっと そういう意味では… 188 00:15:09,100 --> 00:15:11,400 ちなみに あの 長年 その 189 00:15:11,400 --> 00:15:15,200 井上さんから見て 子規について研究をされてきた 190 00:15:15,200 --> 00:15:18,100 どんな人物だったんですか? 正岡子規というのは 191 00:15:18,100 --> 00:15:21,070 この番組に ちなんで言うとですね 192 00:15:21,070 --> 00:15:24,200 まあ 彼は「ことばの探偵」で 193 00:15:24,200 --> 00:15:26,260 更に言うと 「俳句の探偵」だと。 194 00:15:26,260 --> 00:15:29,770 とことん調べ尽くすと 自分で。 195 00:15:29,770 --> 00:15:30,000 「ことばオタク」と言いますか。 196 00:15:30,000 --> 00:15:32,230 「ことばオタク」と言いますか。 197 00:15:32,230 --> 00:15:35,430 なぜ その 子規は 198 00:15:35,430 --> 00:15:38,630 のめり込むようになったんですかね? そんなに ことばに 199 00:15:38,630 --> 00:15:42,030 まあ あの 環境的にもね… 200 00:15:47,700 --> 00:15:49,770 ありますけれども …とか そういうことも 201 00:15:49,770 --> 00:15:52,560 やっぱり あの… 202 00:16:03,200 --> 00:16:05,770 う〜ん なるほど。 203 00:16:05,770 --> 00:16:09,630 その「ことばオタク」ぶりを示す 所長ね 子規の 204 00:16:09,630 --> 00:16:12,200 ご紹介します。 こんなものが ありまして 205 00:16:12,200 --> 00:16:14,130 これなんですけれども… とっ! 206 00:16:14,130 --> 00:16:16,230 はい。 大きいね。 207 00:16:21,630 --> 00:16:24,840 ピックアップしてますけれども はい。 ごく一部を これ 208 00:16:24,840 --> 00:16:26,770 このページ見て下さい。 209 00:16:26,770 --> 00:16:28,970 「器物」とありますけれども… 210 00:16:34,300 --> 00:16:36,230 はぁ〜! 211 00:16:36,230 --> 00:16:39,100 え〜と 更に ジャンル分けで しかもね 器物のページで 212 00:16:39,100 --> 00:16:43,400 「楽器」だったら 「鐘」「鉦」「琴」「笛」。 213 00:16:43,400 --> 00:16:45,330 それから「武器」だったら 214 00:16:45,330 --> 00:16:48,200 「斧」「剣」「弓」と 215 00:16:48,200 --> 00:16:51,700 ことばを集めた。 あらゆるジャンル分けをして 216 00:16:51,700 --> 00:16:54,590 この中で気になったのが なるほど。 217 00:16:54,590 --> 00:16:57,430 一番 右側の上の辺りに 218 00:16:57,430 --> 00:16:59,930 というふうに 「一音」「二音」 219 00:16:59,930 --> 00:17:00,000 表されてるんですけど。 音の数が こう 220 00:17:00,000 --> 00:17:02,840 表されてるんですけど。 音の数が こう 221 00:17:02,840 --> 00:17:04,770 はいはい はいはい。 あ〜 222 00:17:04,770 --> 00:17:07,360 言ってるのは… 「一音」「二音」と 223 00:17:16,200 --> 00:17:21,700 はぁ〜。 これは もう何か… 224 00:17:23,430 --> 00:17:26,330 相当 その 時間も かかるだろうしね。 225 00:17:26,330 --> 00:17:28,770 で ですね所長。 実は子規は 226 00:17:28,770 --> 00:17:30,000 その ことばを集めるだけじゃなくって… 227 00:17:30,000 --> 00:17:31,770 その ことばを集めるだけじゃなくって… 228 00:17:34,130 --> 00:17:37,070 これ 野球用語 例えば こちらです。 229 00:17:37,070 --> 00:17:40,070 英語から日本語に訳したというふうに 230 00:17:40,070 --> 00:17:42,230 言われているんです。 231 00:17:42,230 --> 00:17:45,930 今で言うバッターですが 「打者」。 で 例えば 「striker」 232 00:17:45,930 --> 00:17:48,970 「打者」「走者」「直球」「飛球」 もう 今も使ってますよ。 233 00:17:48,970 --> 00:17:51,400 ことばじゃないですか。 全部 今 使う 234 00:17:51,400 --> 00:17:53,400 これ… えっ 子規が考えたんですか? 235 00:17:53,400 --> 00:17:55,800 え〜! そうです。 というふうに言われてるんですよね。 236 00:17:57,870 --> 00:18:00,000 ああ 今ほどね。 237 00:18:00,000 --> 00:18:00,260 ああ 今ほどね。 238 00:18:02,630 --> 00:18:05,130 そういう意味で やっぱり… 239 00:18:07,200 --> 00:18:11,300 ええ 大好きです。 あっ 子規は 野球 好きなんですね。 240 00:18:14,330 --> 00:18:17,330 で その時に 彼らしいのは… 241 00:18:20,590 --> 00:18:23,970 まいりたいんですけれども さあ 所長。 続いての調査に 242 00:18:23,970 --> 00:18:27,770 見て下さい。 こちらの 子規にまつわる写真を 243 00:18:27,770 --> 00:18:30,000 注目は この棚ではなくて 244 00:18:30,000 --> 00:18:30,500 注目は この棚ではなくて 245 00:18:30,500 --> 00:18:32,970 積み上げられた書物。 246 00:18:32,970 --> 00:18:34,900 ないですか? すごい量じゃ 247 00:18:34,900 --> 00:18:37,430 積み上がってますけども。 棚よりも高く 248 00:18:37,430 --> 00:18:40,130 これは 子規がですね… 249 00:18:46,840 --> 00:18:51,030 どんなに好きだったんだろうか。 ハハハハッ! 250 00:18:51,030 --> 00:18:53,070 その好きな俳句を 12万句集めて 251 00:18:53,070 --> 00:18:58,200 子規が ある感想を述べているんです。 先人たちの句を 252 00:18:58,200 --> 00:19:00,000 待って下さい。 ちょっと これです。 253 00:19:00,000 --> 00:19:01,170 待って下さい。 ちょっと これです。 254 00:19:01,170 --> 00:19:04,070 「卑俗陳腐」と読めるんですけど。 わたくしには 「卑俗で陳腐」。 255 00:19:04,070 --> 00:19:06,260 つまりは… 256 00:19:09,330 --> 00:19:11,260 (笑い声) ぼろくそじゃないですか! 257 00:19:11,260 --> 00:19:14,900 手厳しいですねえ。 ぼろかすに言ってるじゃないですか。 258 00:19:14,900 --> 00:19:20,530 そんなことを言ったんだろうかね? これ… これは どうして 259 00:19:20,530 --> 00:19:22,560 もう炎上だね。 260 00:19:22,560 --> 00:19:25,360 酷評したのか こんなふうに はい。 なぜ 261 00:19:25,360 --> 00:19:28,560 探ってきました。 子規の真意を 262 00:19:30,260 --> 00:19:32,930 「卑俗陳腐」と かつての俳句を 263 00:19:32,930 --> 00:19:37,100 正岡子規。 痛烈に批判した 264 00:19:37,100 --> 00:19:41,870 至ったのでしょうか? なぜ そのような考えに 265 00:19:41,870 --> 00:19:47,200 滋賀大学を訪ねました。 その謎を解くため 266 00:19:47,200 --> 00:19:49,590 「歴史探偵」です。 あっ よろしくお願いします。 267 00:19:49,590 --> 00:19:51,590 よろしくお願いします。 268 00:19:53,770 --> 00:19:57,260 さまざまな情報を読み取る… データ分析から 269 00:20:02,070 --> 00:20:06,930 科学的に調査し 今回 子規が集めた膨大な俳句を 270 00:20:06,930 --> 00:20:10,740 理由を探ります。 「卑俗陳腐」と評した 271 00:20:14,300 --> 00:20:17,900 分析するのは 12万のうち… 272 00:20:25,430 --> 00:20:29,230 これを AIに 一句ずつ読み込ませ 273 00:20:29,230 --> 00:20:30,000 洗い出します。 どんなことばが使われているかを 274 00:20:30,000 --> 00:20:34,900 洗い出します。 どんなことばが使われているかを 275 00:20:34,900 --> 00:20:37,400 すると こういう感じですね。 276 00:20:40,530 --> 00:20:43,770 その結果が こちら。 277 00:20:43,770 --> 00:20:46,200 ことばの下にある数字は 278 00:20:46,200 --> 00:20:49,100 使われた数を表しています。 279 00:20:51,030 --> 00:20:56,930 分かりました。 同じことばが 数多く使われていることが 280 00:21:00,430 --> 00:21:05,630 例えば 「秋」が入った句は 221。 281 00:21:05,630 --> 00:21:11,130 「秋」ということばを使っています。 10句に一つは 282 00:21:12,970 --> 00:21:15,400 「夜」と「雲」。 283 00:21:15,400 --> 00:21:19,590 こちらは ともに117回も登場。 284 00:21:24,400 --> 00:21:27,100 含まれる句は いずれかのことばが 285 00:21:27,100 --> 00:21:30,000 及んでいました。 全体の20%以上に 286 00:21:30,000 --> 00:21:31,300 及んでいました。 全体の20%以上に 287 00:21:35,230 --> 00:21:40,630 ほとんど同じような句も。 更に分析を進めると 288 00:21:40,630 --> 00:21:43,530 あ なるほど! 289 00:21:45,300 --> 00:21:47,260 こちらの2つの句には 290 00:21:47,260 --> 00:21:54,360 同じことばが 3つもあります。 「月」「鏡」「天下一」 291 00:21:56,070 --> 00:22:00,000 似通った表現が頻繁に使われ 昔の俳句には 292 00:22:00,000 --> 00:22:00,840 似通った表現が頻繁に使われ 昔の俳句には 293 00:22:00,840 --> 00:22:02,840 パターン化していたことが 294 00:22:02,840 --> 00:22:04,930 見えてきました。 295 00:22:22,630 --> 00:22:26,130 子規が 「卑俗陳腐」と評した理由は 296 00:22:26,130 --> 00:22:28,740 ここにあったのです。 297 00:22:49,200 --> 00:22:56,300 江戸時代における 俳句の徒弟制度です。 その原因と考えられるのが 298 00:22:58,500 --> 00:23:00,000 当時 俳句を学ぶには 299 00:23:00,000 --> 00:23:00,970 当時 俳句を学ぶには 300 00:23:00,970 --> 00:23:03,200 「宗匠」と呼ばれる先生に 301 00:23:03,200 --> 00:23:06,400 習わしでした。 弟子入りするのが 302 00:23:08,030 --> 00:23:13,330 先生の俳句を手本とすること。 そこでの しきたりは 303 00:23:15,300 --> 00:23:18,130 その結果 ことばづかいや 304 00:23:18,130 --> 00:23:20,840 表現のしかたが 似通った句が 305 00:23:20,840 --> 00:23:23,840 数多く生まれたと考えられます。 306 00:23:44,800 --> 00:23:48,500 この慣習を変えなければ… 307 00:23:50,200 --> 00:23:54,590 子規は 俳句作りに一石を投じます。 308 00:24:05,200 --> 00:24:07,530 意識して 「他人の評価を 309 00:24:07,530 --> 00:24:09,460 いるが 恥ずかしがる人が 310 00:24:09,460 --> 00:24:12,360 いけない」。 気にしては 311 00:24:14,770 --> 00:24:21,200 素直に表現するよう説いたのです。 自分が感じたことを 312 00:24:21,200 --> 00:24:26,900 ある手法に たどりつきます。 そして これを実践するため 313 00:24:30,870 --> 00:24:36,460 絵画の技法です。 景色や物を ありのままに写し取る 314 00:24:39,560 --> 00:24:44,970 写生が ふさわしいのか。 なぜ 俳句を作るのに 315 00:24:47,770 --> 00:24:50,130 子規は 写生の意義を 316 00:24:50,130 --> 00:24:54,030 論じています。 2人の俳人の句を比較して 317 00:24:58,230 --> 00:25:00,000 一つは こちら。 318 00:25:00,000 --> 00:25:00,840 一つは こちら。 319 00:25:05,740 --> 00:25:08,740 松尾芭蕉の句です。 320 00:25:10,530 --> 00:25:13,030 もう一つが こちら。 321 00:25:17,700 --> 00:25:20,900 与謝蕪村が詠んだものです。 322 00:25:22,530 --> 00:25:25,870 名作の呼び声が高い句ですが どちらも 323 00:25:25,870 --> 00:25:29,170 子規は 写生の観点から見ると… 324 00:25:30,770 --> 00:25:33,360 …と評しています。 325 00:25:37,070 --> 00:25:39,590 子規の考えに迫るべく 326 00:25:39,590 --> 00:25:44,800 ある実験を行いました。 絵画教室の皆さんの協力で 327 00:25:47,400 --> 00:25:52,300 絵に描いてもらいます。 2つの句から浮かぶ情景を 328 00:25:52,300 --> 00:25:57,000 面白い試みですね。 ほう。 へえ〜 329 00:25:58,900 --> 00:26:00,000 うん どうなる? 330 00:26:00,000 --> 00:26:01,500 うん どうなる? 331 00:26:03,400 --> 00:26:07,300 こちらの女性が描いたのが この2枚。 332 00:26:07,300 --> 00:26:10,130 右が 芭蕉の句 333 00:26:10,130 --> 00:26:13,840 左が 蕪村の句を絵にしたものです。 334 00:26:18,530 --> 00:26:21,330 「家二軒」ほど この俳句の中で… 335 00:26:25,100 --> 00:26:27,300 一方… 336 00:26:32,770 --> 00:26:36,660 「あつめて早し最上川」。 337 00:26:47,260 --> 00:26:49,200 蕪村の句から 338 00:26:49,200 --> 00:26:53,800 イメージした人もいました。 ことばには書かれていない情景を 339 00:27:18,200 --> 00:27:20,400 それは… 340 00:27:23,930 --> 00:27:29,840 子規は考えたのです。 これが 俳句に欠かせない要素だと 341 00:27:51,900 --> 00:27:53,840 さあ こちら 改めてですね 342 00:27:53,840 --> 00:27:59,430 イメージした絵を用意しました。 絵画教室の皆さんが 蕪村の句から 343 00:27:59,430 --> 00:28:00,000 「家二軒」が描かれていたりですとか… それぞれ やっぱり 344 00:28:00,000 --> 00:28:03,630 「家二軒」が描かれていたりですとか… それぞれ やっぱり 345 00:28:06,590 --> 00:28:09,800 与謝蕪村の この… 346 00:28:14,460 --> 00:28:19,870 古池の句じゃないけれども… さっきの その 347 00:28:26,770 --> 00:28:29,170 おっしゃるとおりですね。 だから… 348 00:28:32,300 --> 00:28:34,800 うん そうですよね。 349 00:28:37,100 --> 00:28:39,030 大きいものと 小さいものとか 350 00:28:39,030 --> 00:28:44,430 やっていくと その… 遠いものと 近いものとかっていうふうに 351 00:28:47,740 --> 00:28:49,740 う〜ん そうですよね はいはい。 352 00:28:49,740 --> 00:28:52,100 VTRにあったけれども さっきも ちょっと 353 00:28:52,100 --> 00:28:56,630 思うがままにやりなさい」っていうね。 「うまくなりたいなら 354 00:28:56,630 --> 00:28:58,700 表現全部 全般に それ 355 00:28:58,700 --> 00:29:00,000 見てたんですよ。 割と通じるかなと思いながら 356 00:29:00,000 --> 00:29:00,930 見てたんですよ。 割と通じるかなと思いながら 357 00:29:00,930 --> 00:29:04,630 すごいなあと思って。 そうやって 改革も起こし 358 00:29:04,630 --> 00:29:07,560 人たちがいるわけですよ。 目の前に いっぱい 芭蕉のマネをする 359 00:29:07,560 --> 00:29:11,300 その形だけ マネする人がいるんで 芭蕉 本来は偉いんですけど 360 00:29:11,300 --> 00:29:14,100 もう 邪魔で しょうがなかったから そういう人たちが 361 00:29:14,100 --> 00:29:17,530 ああいう悪口になってくると。 362 00:29:17,530 --> 00:29:20,460 だいぶ毒舌な人です。 恐らく… 363 00:29:20,460 --> 00:29:22,700 ええ〜。 364 00:29:22,700 --> 00:29:26,560 かなり強烈に悪口を言って 炎上系。 今で言う炎上系。 365 00:29:26,560 --> 00:29:29,000 注目を集めてる面というのは…。 それで こう 366 00:29:29,000 --> 00:29:30,000 ありですね。 自信もあるんですが じゃ 計算もあり? 367 00:29:30,000 --> 00:29:32,200 ありですね。 自信もあるんですが じゃ 計算もあり? 368 00:29:32,200 --> 00:29:35,200 それはやっぱり 目の前のマネして… 369 00:29:36,900 --> 00:29:39,200 ああ なるほどね。 370 00:29:39,200 --> 00:29:41,590 いろいろと見てきましたので… さあ所長 ここまで 371 00:29:45,840 --> 00:29:48,070 はい。 私が詠むってこと? 372 00:29:48,070 --> 00:29:50,070 違う番組で申し訳ないんだけども 私 あの ちょっと 373 00:29:50,070 --> 00:29:55,460 俳句を詠んだら… 俳句を詠む番組がありまして 374 00:29:58,330 --> 00:30:00,000 で 添削するんですけど 375 00:30:00,000 --> 00:30:00,260 で 添削するんですけど 376 00:30:00,260 --> 00:30:03,200 バツ打たれまして… っていう もう 原型がないぐらい 377 00:30:03,200 --> 00:30:05,630 僕が詠めるわけないじゃないか! 経験があるんで 378 00:30:05,630 --> 00:30:09,300 じゃ ちょっと… 379 00:30:09,300 --> 00:30:11,230 そういうトラウマがありますから。 それは だから 380 00:30:11,230 --> 00:30:14,070 じゃ そのトラウマを解消する意味でも 381 00:30:14,070 --> 00:30:18,170 詠んでみましょう。 ある先生に教えを聞いて 382 00:30:20,590 --> 00:30:23,100 ああ 先生。 あっ 先生?ご覧下さい。 383 00:30:27,030 --> 00:30:29,800 失礼しま〜す! 384 00:30:29,800 --> 00:30:30,000 あ〜! 夏井先生! はい。なつい 385 00:30:30,000 --> 00:30:32,530 あ〜! 夏井先生! はい。なつい 386 00:30:32,530 --> 00:30:34,530 いらっしゃいませ! 387 00:30:38,400 --> 00:30:42,100 夏井いつきさんに 辛口批評で人気の俳人 388 00:30:42,100 --> 00:30:45,900 コツを教わります。 人に伝わる俳句の 389 00:30:58,100 --> 00:31:00,000 そうですか。 じゃあ… 390 00:31:00,000 --> 00:31:00,700 そうですか。 じゃあ… 391 00:31:00,700 --> 00:31:03,900 バツイチがですか? 392 00:31:05,530 --> 00:31:07,530 生々しくて? 393 00:31:20,030 --> 00:31:23,740 まず 最初の5文字が完成。 394 00:31:23,740 --> 00:31:27,200 うわ いきなり「バツイチの」か! 395 00:31:27,200 --> 00:31:30,000 続いて 真ん中の七文字を作るコツは? 396 00:31:30,000 --> 00:31:31,400 続いて 真ん中の七文字を作るコツは? 397 00:31:37,500 --> 00:31:39,900 これは もう いろんな… 398 00:31:45,700 --> 00:31:49,430 今 飲みには行けないので 夜は まあ なかなか 399 00:31:49,430 --> 00:31:51,930 大体… 400 00:32:03,330 --> 00:32:07,030 今 ベラベラしゃべっているのが 全部… 401 00:32:09,100 --> 00:32:12,070 なります! なりますか⁉ 402 00:32:12,070 --> 00:32:16,630 五文字の季語を入れれば完成。 最後に 403 00:32:16,630 --> 00:32:21,590 俳句になったのか? 果たして 人の共感を呼ぶ 404 00:32:21,590 --> 00:32:24,800 では 発表します。 これです。 405 00:32:36,000 --> 00:32:38,870 ちょっと 涙なしでは見れない! 406 00:32:38,870 --> 00:32:40,870 涙なしでは…。 407 00:32:45,070 --> 00:32:47,560 ビュンビュン吹くってことは… 408 00:32:50,500 --> 00:32:53,300 この句が持ってる それが 409 00:32:53,300 --> 00:32:55,870 なってるわけですから リアリティーというものに 410 00:32:55,870 --> 00:32:59,100 才能ありです これは。やった! それでいいのです。 411 00:32:59,100 --> 00:33:00,000 悔しいな おい。 おっと 褒められてるじゃん 近田探偵 412 00:33:00,000 --> 00:33:01,500 悔しいな おい。 おっと 褒められてるじゃん 近田探偵 413 00:33:01,500 --> 00:33:04,590 「才能あり」だそうです。 所長 聞きました? 414 00:33:06,400 --> 00:33:08,970 ハハハハッ! 415 00:33:08,970 --> 00:33:10,930 はい 所長… 416 00:33:10,930 --> 00:33:12,930 ハハハッ! 417 00:33:12,930 --> 00:33:16,430 いやいや 頑張ったな! あなた… 418 00:33:16,430 --> 00:33:18,500 ありがとうございま〜す! 419 00:33:18,500 --> 00:33:20,740 複雑…。 420 00:33:20,740 --> 00:33:22,930 いや〜 まあ でも… 421 00:33:24,590 --> 00:33:27,500 先生も おっしゃっていたけれどもね。 …っていう 422 00:33:27,500 --> 00:33:30,000 いや マジか! さあ 所長の番です 今度は! 423 00:33:30,000 --> 00:33:30,070 いや マジか! さあ 所長の番です 今度は! 424 00:33:30,070 --> 00:33:34,900 所長に身近なもの。 はい… そこで お題 考えました。 425 00:33:34,900 --> 00:33:37,100 ほう。 426 00:33:39,100 --> 00:33:42,000 どうぞ どうぞ… いや いけそうな気がする。 427 00:33:42,000 --> 00:33:44,100 思うがままにね。 428 00:33:46,840 --> 00:33:49,530 まあでも これは ほんとに… …とかですね。 429 00:34:02,360 --> 00:34:05,100 アハハッ! あなたもう 何を偉そうに。 430 00:34:05,100 --> 00:34:08,000 はい。お願いします。 えっ じゃ マジでやりますよ。 431 00:34:08,000 --> 00:34:11,970 今 所長は考えております。 ほんとに リアルに 432 00:34:11,970 --> 00:34:15,070 ほんとです。 433 00:34:15,070 --> 00:34:17,630 考えること5分。 434 00:34:17,630 --> 00:34:21,430 所長が作った俳句が こちらです。 435 00:34:23,130 --> 00:34:26,330 いきますよ皆さん。 はい。 よろしいですか? 436 00:34:31,840 --> 00:34:35,630 妻がいて 息子がいるから 家で晩酌してて 437 00:34:35,630 --> 00:34:38,300 フフッ そういう… 酒は 更においしいんだという 438 00:34:38,300 --> 00:34:40,260 ことばで説明してしまいました。 あの 全部 439 00:34:40,260 --> 00:34:43,660 まあ一応 最後 季語がないのでね… これ あの 先生 どうでしょうか? 440 00:34:48,530 --> 00:34:51,070 今の季節ですけど 秋だとですね。 441 00:34:51,070 --> 00:34:53,070 そうします。 442 00:34:55,900 --> 00:34:59,230 ああ〜 出来上がりました! あ〜 なるほど。 443 00:34:59,230 --> 00:35:00,000 ありがとうございます。 444 00:35:00,000 --> 00:35:01,230 ありがとうございます。 445 00:35:01,230 --> 00:35:04,870 っていうことですよね。 その あの肩肘張らずに 446 00:35:04,870 --> 00:35:06,840 うん すごい楽しかったですよ。 447 00:35:06,840 --> 00:35:09,700 俳句も詠んだし 私 もう 脇汗をかきながら 448 00:35:09,700 --> 00:35:12,300 近田探偵… 449 00:35:12,300 --> 00:35:14,230 まだまだ終わらない。 いや まだまだ終わらないんです。 450 00:35:14,230 --> 00:35:16,170 ほうほう。 この先があります。 451 00:35:16,170 --> 00:35:19,970 俳句に とどまりませんでした。 子規の挑戦は 452 00:35:21,840 --> 00:35:25,930 新たな挑戦とは何か。 正岡子規の 453 00:35:27,630 --> 00:35:30,000 史料がありました。 その謎をひもとく 454 00:35:30,000 --> 00:35:31,500 史料がありました。 その謎をひもとく 455 00:35:31,500 --> 00:35:34,800 こちらが… 456 00:35:39,360 --> 00:35:41,500 「ホトトギス」は 457 00:35:41,500 --> 00:35:44,100 創刊された雑誌です。 俳句の専門誌として 458 00:35:44,100 --> 00:35:48,000 発行されたもの。 これは 子規が亡くなる4年前に 459 00:35:48,000 --> 00:35:51,700 中を見てみると…。 460 00:35:51,700 --> 00:35:54,930 ページをめくってますと 461 00:35:54,930 --> 00:35:58,430 あったんですけれども 俳句が多いのかなあというイメージが 462 00:35:58,430 --> 00:36:00,000 こう見ると… 463 00:36:00,000 --> 00:36:01,130 こう見ると… 464 00:36:05,030 --> 00:36:07,930 多くのページを占めていたのは… 465 00:36:09,930 --> 00:36:13,430 子規たっての希望によるものでした。 466 00:36:15,530 --> 00:36:18,030 子規は 当時の文芸誌に 467 00:36:18,030 --> 00:36:20,630 持っていました。 大きな疑問を 468 00:36:20,630 --> 00:36:24,840 文章の書き方です。 それは 469 00:36:28,130 --> 00:36:30,000 発行された こちらは ほぼ同時代に 470 00:36:30,000 --> 00:36:31,030 発行された こちらは ほぼ同時代に 471 00:36:31,030 --> 00:36:33,930 「舞姫」。 森 鷗外の小説 472 00:36:33,930 --> 00:36:37,740 見てみましょう。 その一節を 473 00:36:37,740 --> 00:36:41,660 早や積み果てつ 「石炭をば 474 00:36:41,660 --> 00:36:46,400 いと閑かにて 中等室の卓のほとりは 475 00:36:46,400 --> 00:36:51,400 晴れがましきもやくなし」。 熾熱燈の光の 476 00:36:55,170 --> 00:36:58,970 そうだもんね。 最初の2行で 477 00:36:58,970 --> 00:37:00,000 そうですよね 所長。 478 00:37:00,000 --> 00:37:01,300 そうですよね 所長。 479 00:37:01,300 --> 00:37:05,590 というわけにはいきません。 これでは 「誰もが読める」 480 00:37:10,740 --> 00:37:15,970 子規が書いた文章が こちら。 それに対して 481 00:37:15,970 --> 00:37:19,770 「飯待つ間」。 タイトルは 482 00:37:19,770 --> 00:37:23,100 アハハハッ。 もう 何か親近感が。 483 00:37:23,100 --> 00:37:29,000 寝たきりになっていた 子規。 当時 大病を患い 484 00:37:29,000 --> 00:37:30,000 身近なテーマを題材にしました。 「ごはんを待つ間」という 485 00:37:30,000 --> 00:37:34,100 身近なテーマを題材にしました。 「ごはんを待つ間」という 486 00:37:37,590 --> 00:37:40,200 「余は昔から 487 00:37:40,200 --> 00:37:43,770 きめて居る故 朝飯を喰はぬ事に 488 00:37:43,770 --> 00:37:47,660 病人ながらも 腹がへつて 489 00:37:47,660 --> 00:37:53,560 毎日の事である」。 晝飯を待ちかねるのは 490 00:37:57,300 --> 00:38:00,000 話しことばに近い… 子規がつづったのは 491 00:38:00,000 --> 00:38:02,200 話しことばに近い… 子規がつづったのは 492 00:38:02,200 --> 00:38:07,590 込められていました。 そこには 子規の切実な願いが 493 00:38:26,300 --> 00:38:30,000 文章に親しんでもらいたい。 より多くの人に 494 00:38:30,000 --> 00:38:31,740 文章に親しんでもらいたい。 より多くの人に 495 00:38:31,740 --> 00:38:33,660 そう考えた子規は 496 00:38:33,660 --> 00:38:36,360 起こします。 ある行動を 497 00:38:38,300 --> 00:38:40,970 日記の募集です。 498 00:38:40,970 --> 00:38:43,740 小説などと違い 日記なら 499 00:38:43,740 --> 00:38:49,330 考えたからです。 肩肘張らず 誰でも書けるはずだと 500 00:38:51,460 --> 00:38:55,360 募集要項には こんな一文が。 501 00:39:04,530 --> 00:39:08,330 書き方には こだわらない。 502 00:39:13,300 --> 00:39:18,100 俳句を改革した時と同じ思いでした。 503 00:39:20,000 --> 00:39:22,500 すると…。 504 00:39:24,930 --> 00:39:29,300 全国から 多くの反響が寄せられます。 505 00:39:29,300 --> 00:39:30,000 職人 牛飼い 農家など… 506 00:39:30,000 --> 00:39:33,700 職人 牛飼い 農家など… 507 00:39:38,400 --> 00:39:42,130 飢えてたっていうことも みんな こう 書くことに 508 00:39:42,130 --> 00:39:44,740 あったのかもしれないねえ。 509 00:39:46,430 --> 00:39:51,840 教師の日記を見てみると…。 大阪の小学校に勤める 510 00:40:20,200 --> 00:40:26,500 農作業に励む日々が つづられています。 こちらの日記には 511 00:40:40,130 --> 00:40:44,930 誰もが 自分のことばを発信すべきだ。 512 00:40:44,930 --> 00:40:47,840 子規が そう考えた背景には 513 00:40:47,840 --> 00:40:51,430 関係していました。 時代が 大きく 514 00:41:10,700 --> 00:41:13,660 子規の取り組んだ 新たな試みは 515 00:41:13,660 --> 00:41:17,800 多くの人々の共感を呼びました。 516 00:41:17,800 --> 00:41:20,200 そして ここから 517 00:41:20,200 --> 00:41:23,300 見せます。 思わぬ展開を 518 00:41:26,930 --> 00:41:30,000 題して「失望日記」。 きっかけは こちら。 519 00:41:30,000 --> 00:41:33,030 題して「失望日記」。 きっかけは こちら。 520 00:41:33,030 --> 00:41:37,970 旅行に行けなくなった無念さを 福島の男性が 病気のため 521 00:41:37,970 --> 00:41:40,460 したためたものです。 522 00:41:43,070 --> 00:41:47,900 山形の男性が その日記に共感した すると 523 00:41:47,900 --> 00:41:52,500 「失望日記」を投稿。 今度は 自分の 524 00:41:52,500 --> 00:41:55,400 つながったわけだ。 う〜ん 525 00:41:55,400 --> 00:41:58,900 まさに SNSで言う… 526 00:42:00,970 --> 00:42:03,560 なるほど なるほど。 527 00:42:24,170 --> 00:42:28,870 正岡子規が亡くなって 120年。 528 00:42:28,870 --> 00:42:30,000 今も息づいていました。 その志は SNSという意外な形で 529 00:42:30,000 --> 00:42:37,260 今も息づいていました。 その志は SNSという意外な形で 530 00:42:39,000 --> 00:42:41,970 あの まあ ことばに いや〜 ほんとですね。 531 00:42:41,970 --> 00:42:46,100 限られたっていうようなことで え〜と 字数の制限みたいな 532 00:42:46,100 --> 00:42:51,330 番組冒頭は思ってたんだけど SNSと共通点なのかなって 533 00:42:51,330 --> 00:42:54,970 もっと大きなところでね… 534 00:42:54,970 --> 00:42:57,170 それぐらい… 535 00:43:03,870 --> 00:43:08,070 いかがでしょうか 井上さん。 はい。 その時代背景っていうのもね 536 00:43:08,070 --> 00:43:10,260 そうですね… 537 00:43:28,200 --> 00:43:30,000 非常にこう 才能のある人だったし… メディア人として 538 00:43:30,000 --> 00:43:33,400 非常にこう 才能のある人だったし… メディア人として 539 00:43:38,740 --> 00:43:42,970 その 思うがまま 書きなさいよとか なるほどねえ。 540 00:43:42,970 --> 00:43:45,330 そういう そのスピリッツっていうか 541 00:43:45,330 --> 00:43:48,130 現代にも通じるっていうか…。 そういうのは もう全然 542 00:43:48,130 --> 00:43:50,070 うん 変わらない。 543 00:43:50,070 --> 00:43:53,430 胸を熱くさせるものがありますもんね。 現代の我々にも 544 00:43:53,430 --> 00:43:55,900 で 最後に 所長 実は 545 00:43:55,900 --> 00:43:59,330 何でしょう? 井上さんから プレゼントがあるんですよね。 546 00:43:59,330 --> 00:44:00,000 せっかく まあ 俳句詠まれて 547 00:44:00,000 --> 00:44:01,330 せっかく まあ 俳句詠まれて 548 00:44:01,330 --> 00:44:04,230 続けて頂きたいと思いますし 是非 これからも 549 00:44:04,230 --> 00:44:07,530 ですから もう まず 私の方から 550 00:44:07,530 --> 00:44:11,970 せん越ながら… 551 00:44:11,970 --> 00:44:13,900 あら まあ! 552 00:44:13,900 --> 00:44:15,970 「句陀仏」と読みます。 553 00:44:15,970 --> 00:44:19,330 役もやってらっしゃいましたけども。 失礼ながら 前 仏様のね あの 554 00:44:19,330 --> 00:44:21,260 今日は 他局の番組が よく出るな。 555 00:44:21,260 --> 00:44:23,840 これは あの 「句陀仏」も はい そうです。 仏やってました はい。 556 00:44:23,840 --> 00:44:25,770 笑いを入れて ちょっと テヘッと 557 00:44:25,770 --> 00:44:28,030 裏の意味は SNSで 558 00:44:28,030 --> 00:44:30,000 管を巻いて ブツブツ言うというですね。 559 00:44:30,000 --> 00:44:30,300 管を巻いて ブツブツ言うというですね。 560 00:44:30,300 --> 00:44:32,590 というオチで お許し下さい。 はあ〜! 561 00:44:32,590 --> 00:44:35,970 もう ありがたく 「句陀仏」。 いえいえ ありがとうございます。 562 00:44:35,970 --> 00:44:39,970 ええ 今日 帰ったら お母さんも息子も 563 00:44:39,970 --> 00:44:41,970 「句陀仏」と呼んで下さい。 お父さんのことは