1 00:00:01,070 --> 00:00:03,430 ♪~ 2 00:00:03,430 --> 00:00:06,230 雷鳴と稲妻を起こす… 3 00:00:09,930 --> 00:00:12,840 雨風をもたらす… 4 00:00:15,770 --> 00:00:19,100 江戸時代 一世を風靡した流派 5 00:00:19,100 --> 00:00:21,700 代表作です。 琳派の 6 00:00:25,530 --> 00:00:28,430 「歴史探偵」 今回調査するのは 7 00:00:28,430 --> 00:00:30,000 その 琳派の原点となった… 8 00:00:30,000 --> 00:00:31,130 その 琳派の原点となった… 9 00:00:34,590 --> 00:00:36,700 その名も… 10 00:00:41,700 --> 00:00:43,700 書を書かせれば 11 00:00:43,700 --> 00:00:46,660 達人。 江戸時代を代表する 12 00:00:46,660 --> 00:00:50,840 焼き物を作らせれば 国宝級! 13 00:00:50,840 --> 00:00:53,740 更に… 14 00:00:53,740 --> 00:00:57,630 才能を発揮。 …など さまざまな分野で 15 00:01:02,930 --> 00:01:06,530 …とも呼ばれる 天才芸術家です。 16 00:01:10,030 --> 00:01:12,840 しかし 現存する史料は少なく 17 00:01:12,840 --> 00:01:17,030 謎に包まれています。 その人物像は 18 00:01:19,330 --> 00:01:22,930 今回 知られざる本阿弥光悦について… 19 00:01:27,070 --> 00:01:30,000 謎の芸術家の実像に迫ります。 日本の そして世界の美術史を変えた 20 00:01:30,000 --> 00:01:34,930 謎の芸術家の実像に迫ります。 日本の そして世界の美術史を変えた 21 00:01:34,930 --> 00:01:38,000 「歴史探偵」 調査開始です。 22 00:01:38,000 --> 00:01:46,700 ♪~ 23 00:01:49,130 --> 00:01:53,530 「本阿弥光悦」。 ご存じでしたか? さあ 所長 今回調査するのは 24 00:01:53,530 --> 00:01:55,460 あのね 私 ごめんなさい。 25 00:01:55,460 --> 00:01:57,400 正直 知らなかったですね。 恥ずかしながらね 26 00:01:57,400 --> 00:02:00,000 すごいですよね。 すごい人なわけでしょ? 「日本のダ・ヴィンチ」って言われる 27 00:02:00,000 --> 00:02:01,900 すごいですよね。 すごい人なわけでしょ? 「日本のダ・ヴィンチ」って言われる 28 00:02:01,900 --> 00:02:05,800 ほんとに 本阿弥光悦っていうのは… そうなんですね。 29 00:02:15,900 --> 00:02:17,840 そういった意味では ほんとに 30 00:02:17,840 --> 00:02:20,740 言っていいと思うんですね。 スーパー・マルチアーティストだと 31 00:02:20,740 --> 00:02:23,030 なるほど。 急に… 32 00:02:23,030 --> 00:02:25,700 今 横文字を使いませんでした? 河合先生 若干 無理やり 33 00:02:25,700 --> 00:02:27,740 無理やり。 34 00:02:27,740 --> 00:02:30,000 さあさあさあ ということで こちら 35 00:02:30,000 --> 00:02:30,430 さあさあさあ ということで こちら 36 00:02:30,430 --> 00:02:36,200 光悦の代表作を お持ちいたしました。 37 00:02:36,200 --> 00:02:41,030 ご覧下さい どうぞ! では いきますよ。 38 00:02:41,030 --> 00:02:43,840 おお…。 39 00:02:43,840 --> 00:02:45,800 これは… 40 00:02:45,800 --> 00:02:49,630 妙な形っていうか 膨らんでますね。 41 00:02:49,630 --> 00:02:51,840 はい。 これはですね… 42 00:02:55,970 --> 00:02:57,900 ほう これ 本物ですか? 43 00:02:57,900 --> 00:03:00,000 これは複製なんですね。 本物と言いたいところなんですが 44 00:03:00,000 --> 00:03:00,770 これは複製なんですね。 本物と言いたいところなんですが 45 00:03:00,770 --> 00:03:02,970 ただ… 46 00:03:05,500 --> 00:03:07,460 はい。 あら! 47 00:03:07,460 --> 00:03:11,230 開けてみて下さい。 で 所長 是非 この蓋をですね 48 00:03:11,230 --> 00:03:14,100 いやいや 断らないで下さい。 嫌です。 49 00:03:14,100 --> 00:03:16,030 本物の金とかって聞いたのに そんな だって 今 50 00:03:16,030 --> 00:03:18,930 今日はね 手袋も用意してますからね。 怖くて開けられません 私。 51 00:03:18,930 --> 00:03:21,630 ず〜っとありました 私の。 手袋あります ごめんなさい 52 00:03:21,630 --> 00:03:25,070 そうですか ちょっと緊張しますね。 おもむろに。 53 00:03:25,070 --> 00:03:28,800 本阿弥光悦 時代的には? これ 河合先生 54 00:03:28,800 --> 00:03:30,000 江戸時代の初期ぐらい… 55 00:03:30,000 --> 00:03:32,530 江戸時代の初期ぐらい… 56 00:03:32,530 --> 00:03:35,560 はい で これね… 戦国時代から江戸初期? 57 00:03:35,560 --> 00:03:37,840 教科書に出てる。 58 00:03:37,840 --> 00:03:40,430 いいのかしら? こう 開ければ 59 00:03:40,430 --> 00:03:43,330 あっ 重い 重い 重い。 60 00:03:45,070 --> 00:03:48,430 そうなんです。 これ 硯じゃないですか。 61 00:03:48,430 --> 00:03:50,800 しかし 硯箱っていうのは 62 00:03:50,800 --> 00:03:53,900 普通に立方体じゃないですか。 まあ 普通 四角といいますか 63 00:03:55,930 --> 00:03:58,430 おっ そこですよ 所長。 64 00:03:58,430 --> 00:04:00,000 というところなんですが なぜ その 変わった形をしているのか 65 00:04:00,000 --> 00:04:03,000 というところなんですが なぜ その 変わった形をしているのか 66 00:04:03,000 --> 00:04:06,840 隠されているんです。 ここに 光悦のスゴさの秘密が 67 00:04:06,840 --> 00:04:08,870 どういうことなんでしょうか。 68 00:04:08,870 --> 00:04:11,260 調査してきました。 69 00:04:13,430 --> 00:04:15,360 お〜 走ってるね。 70 00:04:15,360 --> 00:04:17,870 さあ まずは 京都にやって来ました。 71 00:04:17,870 --> 00:04:22,030 調査してきます。 光悦 ゆかりの場所 72 00:04:22,030 --> 00:04:24,330 途中から。 普通に歩いた 73 00:04:25,900 --> 00:04:27,900 重要な手がかりがあると聞き 74 00:04:27,900 --> 00:04:30,000 京都市内にある… 訪ねたのは 75 00:04:30,000 --> 00:04:30,700 京都市内にある… 訪ねたのは 76 00:04:34,330 --> 00:04:39,840 15世紀に創建された 由緒ある お寺です。 77 00:04:43,100 --> 00:04:45,770 ああ おはようございます。 こんにちは。 78 00:04:45,770 --> 00:04:48,630 「歴史探偵」の探偵の山田といいます。 79 00:04:48,630 --> 00:04:54,430 住職の瀬川日照さんに案内して頂きます。 80 00:05:01,700 --> 00:05:03,700 ええ。 手がけたものですか? 81 00:05:03,700 --> 00:05:06,970 ひょっとして… あれですか 82 00:05:06,970 --> 00:05:09,070 (瀬川)そうですね。 83 00:05:16,130 --> 00:05:18,070 あっ 実際に あれは 84 00:05:18,070 --> 00:05:21,330 (瀬川)そうなんです。 光悦が書いた字なんですか? 85 00:05:21,330 --> 00:05:23,800 はぁ〜! 86 00:05:23,800 --> 00:05:29,400 代々 帰依してきた菩提寺。 本法寺は 本阿弥家が 87 00:05:32,300 --> 00:05:39,070 数多く残されています。 そのため 光悦にまつわる品が 88 00:05:39,070 --> 00:05:42,870 まず 出てきたのは…。 89 00:05:42,870 --> 00:05:48,070 お〜 立派な巻物ですね。 はぁ〜。 90 00:05:52,330 --> 00:05:54,630 「法華経」のお題目について書かれた 91 00:05:54,630 --> 00:05:57,840 光悦 直筆の書です。 92 00:06:02,200 --> 00:06:05,100 文字によって 光悦の書は 93 00:06:05,100 --> 00:06:09,930 激しく変わります。 墨の濃淡が 線の太さや 94 00:06:09,930 --> 00:06:12,430 まさに… 95 00:06:15,740 --> 00:06:19,300 光悦は 江戸時代初期の 書の達人 96 00:06:19,300 --> 00:06:21,630 「寛永の三筆」にも数えられ 97 00:06:21,630 --> 00:06:24,530 その書風は 「光悦流」という 98 00:06:24,530 --> 00:06:27,840 なるほどでした。 新たな流派と 99 00:06:50,660 --> 00:06:54,970 美しいねえ。 美しいですよね。 100 00:06:56,800 --> 00:07:00,000 こちらも 光悦が寄進した逸品。 101 00:07:00,000 --> 00:07:01,530 こちらも 光悦が寄進した逸品。 102 00:07:01,530 --> 00:07:03,930 これは あの… 103 00:07:11,500 --> 00:07:14,400 ♪~ 104 00:07:18,900 --> 00:07:22,230 お経を入れるための工芸品です。 105 00:07:22,230 --> 00:07:27,630 すごい もう… 嵐だ。 重要文化財とか 国宝とか 106 00:07:27,630 --> 00:07:30,000 貝殻を使った装飾 「螺鈿」によって 107 00:07:30,000 --> 00:07:31,200 貝殻を使った装飾 「螺鈿」によって 108 00:07:31,200 --> 00:07:34,800 草花を 巧みに表現しています。 109 00:07:38,840 --> 00:07:41,530 すごく魅力あるデザインですよね。 110 00:07:41,530 --> 00:07:46,230 はぁ〜… すごいなあ。 111 00:08:04,200 --> 00:08:10,800 屋外にあるといいます。 更に 光悦のすごさが分かるものが 112 00:08:18,300 --> 00:08:23,100 (瀬川)そうですね。 あっ 光悦は 庭も手がけてるんですか? 113 00:08:23,100 --> 00:08:25,330 はい。 庭も手がけたの⁉ 114 00:08:25,330 --> 00:08:29,200 広さ 200坪ほどの庭園 「巴の庭」。 115 00:08:29,200 --> 00:08:30,000 ここに 「ある仕掛け」が 116 00:08:30,000 --> 00:08:31,770 ここに 「ある仕掛け」が 117 00:08:31,770 --> 00:08:33,700 隠されているというのです。 118 00:08:33,700 --> 00:08:37,100 仕掛け? 庭に仕掛け? 119 00:08:42,400 --> 00:08:46,360 この庭にですか? 「日蓮」という文字が隠されている? 120 00:08:46,360 --> 00:08:48,530 (瀬川)そうです。 121 00:08:48,530 --> 00:08:53,100 日蓮宗の開祖 日蓮を お寺の宗派 122 00:08:53,100 --> 00:08:56,900 というのです。 なんと 庭で表現している 123 00:09:02,200 --> 00:09:05,100 ええ。 え? 文字? 124 00:09:05,100 --> 00:09:08,430 (瀬川)そうなんです。 この 光悦が手がけた庭の中にですか? 125 00:09:08,430 --> 00:09:12,030 えっ ちょっと待って下さいよ。 日蓮… 126 00:09:16,170 --> 00:09:19,590 大変 申し訳ないんですけども… 127 00:09:19,590 --> 00:09:22,590 おい 早いな。 128 00:09:24,430 --> 00:09:28,330 そこにある池ですか? はいはいはい。 池? あっ 129 00:09:41,840 --> 00:09:44,740 え〜? ちょっと 待って待って。 「日蓮」の「日」ですか? 130 00:09:44,740 --> 00:09:46,700 ここにありますか? どこ どこ? 131 00:09:46,700 --> 00:09:49,870 あれか! 違う? 左の。 この角度にありますか? 132 00:09:49,870 --> 00:09:52,770 はい。 133 00:09:52,770 --> 00:09:56,400 あの こう… 石 あれの これ! あ! 134 00:09:56,400 --> 00:09:58,740 あっ この石ですか。 135 00:09:58,740 --> 00:10:00,000 いや まあまあ ありがとう ありがとう。 すごい 所長。 136 00:10:00,000 --> 00:10:02,400 いや まあまあ ありがとう ありがとう。 すごい 所長。 137 00:10:02,400 --> 00:10:05,740 この円い石の真ん中に線が入って 「日」。 138 00:10:05,740 --> 00:10:09,430 なるほど。 「日」なんですね あれが。 139 00:10:09,430 --> 00:10:12,740 そして 池に植えられた「蓮」で 140 00:10:12,740 --> 00:10:16,030 面白い。 「日蓮」でした。 141 00:10:17,660 --> 00:10:20,930 庭に隠されていた… 142 00:10:20,930 --> 00:10:23,500 仕掛けこそが 実は こうした 143 00:10:23,500 --> 00:10:28,300 重要なカギだといいます。 光悦のすごさを ひもとく 144 00:10:32,840 --> 00:10:35,590 やって来たのは 関西大学です。 145 00:10:35,590 --> 00:10:40,400 調査してきます。 光悦の芸術は 何がすごいのか 146 00:10:40,400 --> 00:10:43,300 失礼しま〜す。 147 00:10:43,300 --> 00:10:46,070 あっ こんにちは。 148 00:10:46,070 --> 00:10:49,070 「歴史探偵」の探偵の山田といいます。 こんにちは。 149 00:10:49,070 --> 00:10:51,300 はじめまして。 ようこそ。 150 00:10:51,300 --> 00:10:54,800 迎えてくれたのは 心理学者の… 151 00:10:58,000 --> 00:11:00,000 あっ えっ… 152 00:11:00,000 --> 00:11:00,100 あっ えっ… 153 00:11:00,100 --> 00:11:02,800 ちょっと見て下さい。 ええ〜? 154 00:11:20,300 --> 00:11:22,300 あ そうなんですか。 155 00:11:26,100 --> 00:11:30,000 どう感じるのかを 石津さんは 人間が芸術を見た時に 156 00:11:30,000 --> 00:11:30,870 どう感じるのかを 石津さんは 人間が芸術を見た時に 157 00:11:30,870 --> 00:11:34,260 研究しています。 脳科学の視点から 158 00:11:46,700 --> 00:11:51,130 どういうものなのか。 光悦が 作品に込めたギミックとは 159 00:11:51,130 --> 00:11:53,590 体感してみましょう。 実際に 実験で 160 00:11:53,590 --> 00:11:56,900 似合うねえ。 山田さん… 161 00:12:03,000 --> 00:12:05,740 みんな 体 張ってます。 そうですね この番組の探偵は 162 00:12:05,740 --> 00:12:08,530 いよいよです 頑張りま〜す。 163 00:12:18,100 --> 00:12:24,400 見た時に起こる 脳の反応です。 最初の実験は 違和感のあるものを 164 00:12:26,300 --> 00:12:28,590 普通の顔を見た時と 165 00:12:28,590 --> 00:12:30,000 写真を加工し 変形させた顔を見た時の 166 00:12:30,000 --> 00:12:31,900 写真を加工し 変形させた顔を見た時の 167 00:12:31,900 --> 00:12:35,400 脳波の違いを測定します。 168 00:12:38,300 --> 00:12:41,200 実験の結果が こちら。 169 00:12:41,200 --> 00:12:43,170 普通の人の顔を見た時の 170 00:12:43,170 --> 00:12:45,970 脳波です。 171 00:12:45,970 --> 00:12:49,430 見た時の ここに 変形させた顔を 172 00:12:49,430 --> 00:12:51,400 脳波を重ねると… 173 00:12:51,400 --> 00:12:56,530 注目は この部分! 174 00:12:56,530 --> 00:12:59,430 同じなのですが 1回目の強い反応は 175 00:12:59,430 --> 00:13:00,000 時間がたったあとに 変形させた方は 176 00:13:00,000 --> 00:13:02,400 時間がたったあとに 変形させた方は 177 00:13:02,400 --> 00:13:06,900 示したのです。 もう一度 強い反応を 178 00:13:06,900 --> 00:13:10,400 ドキッとする感じはあるかなあ。 ちょっと 179 00:13:12,500 --> 00:13:17,030 違和感のあるものを目にすると つまり 人間は 180 00:13:17,030 --> 00:13:20,230 理由を探して 「なぜ こうなっているのか」と 181 00:13:20,230 --> 00:13:24,840 注意が ひきつけられるというのです。 より強く 182 00:13:28,400 --> 00:13:30,000 人の顔だけでなく この脳の働きは 183 00:13:30,000 --> 00:13:31,930 人の顔だけでなく この脳の働きは 184 00:13:31,930 --> 00:13:33,870 モノを見た時にも 185 00:13:33,870 --> 00:13:35,870 起こることが 同じような反応が 186 00:13:35,870 --> 00:13:38,260 分かっています。 187 00:13:41,400 --> 00:13:46,300 へえ〜。 なるほど。 はぁ〜 面白いですね。 188 00:13:46,300 --> 00:13:48,300 じゃあ やっぱり こう… 189 00:13:52,400 --> 00:13:55,000 そうですね。 190 00:14:01,170 --> 00:14:06,070 異様に膨らんだ 「舟橋蒔絵硯箱」。 191 00:14:06,070 --> 00:14:09,430 この形の違和感によって 光悦は 192 00:14:09,430 --> 00:14:11,400 見る人の脳を刺激し 193 00:14:11,400 --> 00:14:16,930 考えられます。 ひきつけていたと 注意を より強く 194 00:14:16,930 --> 00:14:19,930 この硯箱には さらに 195 00:14:19,930 --> 00:14:22,300 別のギミックが もう一つ 196 00:14:22,300 --> 00:14:24,700 いいます。 隠されていると 197 00:14:34,630 --> 00:14:39,460 再び挑戦です。 このギミックが分かる実験に 198 00:14:39,460 --> 00:14:43,400 今度は 分かりづらく加工した写真を 199 00:14:43,400 --> 00:14:45,930 繰り返し見る実験。 200 00:14:45,930 --> 00:14:48,000 1つ ハンバーガーがあったよ。 201 00:14:48,000 --> 00:14:51,740 ボタンを押し 何の写真か分かった時に 202 00:14:51,740 --> 00:14:56,100 測定します。 その瞬間の脳波を 203 00:14:56,100 --> 00:14:58,330 気になってしょうがないんだけど。 ハンバーガーが 204 00:14:58,330 --> 00:15:00,000 ハンバーガーが。 205 00:15:00,000 --> 00:15:00,530 ハンバーガーが。 206 00:15:02,740 --> 00:15:05,630 ありがとうございました。 山田さん お疲れさまでした。 207 00:15:05,630 --> 00:15:09,430 思うんですけど… いくつか 絵が出てきたと 208 00:15:15,400 --> 00:15:19,170 アハハッ! ハンバーガー! ハンバーガー。 209 00:15:19,170 --> 00:15:24,560 一緒じゃないか 山田君。 私と。 私と同じ。 210 00:15:30,230 --> 00:15:33,330 はい。 ただ… (石津)パンダ? 211 00:15:39,070 --> 00:15:41,560 はい。 (石津)なるほど。 212 00:15:51,970 --> 00:15:54,660 はい。 「ワンショット・ラーニング」。 213 00:15:59,630 --> 00:16:00,000 アハ体験。 214 00:16:00,000 --> 00:16:01,630 アハ体験。 215 00:16:01,630 --> 00:16:06,630 それまで分からなかったことを… 「アハ体験」とは 216 00:16:20,970 --> 00:16:23,840 芸術を鑑賞している時も 217 00:16:23,840 --> 00:16:30,000 脳内では アハ体験が起きます。 作品の意味を理解した瞬間 218 00:16:30,000 --> 00:16:30,530 脳内では アハ体験が起きます。 作品の意味を理解した瞬間 219 00:16:30,530 --> 00:16:35,300 感動が深まり すると 理解した喜びによって 220 00:16:35,300 --> 00:16:39,900 高まるとされています。 その作品に対する評価が 221 00:16:42,030 --> 00:16:51,030 アハ体験とは 一体 何なのでしょうか? それでは 光悦が「硯箱」に込めた 222 00:17:05,300 --> 00:17:07,630 そうですね。 223 00:17:07,630 --> 00:17:09,840 はい。 えっ これ 和歌なんですか? 224 00:17:11,560 --> 00:17:14,300 作られた 箱には 平安時代に 225 00:17:14,300 --> 00:17:17,800 「後撰和歌集」の和歌。 226 00:17:29,530 --> 00:17:30,000 ある発見が! しかし 箱に書かれた文字と比べると 227 00:17:30,000 --> 00:17:36,130 ある発見が! しかし 箱に書かれた文字と比べると 228 00:17:38,300 --> 00:17:42,100 ということは これですね。 あっ なるほど。 229 00:17:47,300 --> 00:17:50,100 すばらしい 山田さん。 230 00:17:56,700 --> 00:17:59,070 ないですね。 231 00:17:59,070 --> 00:18:00,000 ええ 感じます。 232 00:18:00,000 --> 00:18:01,630 ええ 感じます。 233 00:18:01,630 --> 00:18:04,330 じゃあ 山田さん… 234 00:18:13,630 --> 00:18:21,100 いや… いや はっ… 235 00:18:21,100 --> 00:18:23,500 ああ そうか。 (石津)分かっちゃいました? 236 00:18:23,500 --> 00:18:25,930 え〜 何で? 237 00:18:25,930 --> 00:18:28,770 ね 舟ですよね。 (石津)ありますね。 238 00:18:28,770 --> 00:18:30,000 あ〜! 239 00:18:30,000 --> 00:18:30,700 あ〜! 240 00:18:30,700 --> 00:18:33,030 (石津)ありますね。 241 00:18:33,030 --> 00:18:34,970 ほんとだ。 242 00:18:34,970 --> 00:18:37,770 いや 気付かなかった。 所長 気付きましたか? 243 00:18:37,770 --> 00:18:39,840 金で描かれた 舟。 244 00:18:39,840 --> 00:18:43,100 そして その上に架かる橋。 245 00:18:43,100 --> 00:18:47,300 蓋にちりばめられた和歌の背景に 「舟」と「橋」は 246 00:18:47,300 --> 00:18:50,500 しっかりと表現されていたのです。 247 00:19:19,900 --> 00:19:21,840 うわ〜! 248 00:19:21,840 --> 00:19:25,070 巧妙に利用する 脳の仕組みを 249 00:19:25,070 --> 00:19:27,430 計算された「仕掛け」。 250 00:19:27,430 --> 00:19:30,000 駆使していたとは それを 400年前に 251 00:19:30,000 --> 00:19:30,800 駆使していたとは それを 400年前に 252 00:19:30,800 --> 00:19:33,700 いやはや 驚きです。 253 00:19:36,660 --> 00:19:40,460 もう一度 見て頂きたいんですけど で 改めて この「硯箱」を 254 00:19:40,460 --> 00:19:44,230 「膨らみが」ってね 言ってましたよね。 最初に こう 255 00:19:44,230 --> 00:19:47,260 分かりましたけども で 私たち この 「橋」ということは 256 00:19:47,260 --> 00:19:50,430 改めて見ると… 257 00:19:50,430 --> 00:19:52,400 あ〜! 258 00:19:52,400 --> 00:19:56,000 アハッ のけぞってる! 所長が。 259 00:19:58,970 --> 00:20:00,000 そうか。 俺 ただ さっき平面で 260 00:20:00,000 --> 00:20:01,800 そうか。 俺 ただ さっき平面で 261 00:20:01,800 --> 00:20:03,740 「舟」「おっ!」 262 00:20:03,740 --> 00:20:06,500 「ハッ!」ってなったけど 「それを渡った この銀色の橋」 263 00:20:06,500 --> 00:20:09,400 そう。 今 実際見たら アーチだ。 264 00:20:09,400 --> 00:20:11,740 だからこその 膨らみだったんですよ。 265 00:20:11,740 --> 00:20:13,740 いや〜! 266 00:20:16,200 --> 00:20:18,170 多分 すごい反応してます 今。 267 00:20:18,170 --> 00:20:20,630 こんなん なって。 いや 俺の脳波が こうなってるよ。 268 00:20:20,630 --> 00:20:22,870 そういうことなんです。 いや〜 なるほど! あっ そうか。 269 00:20:22,870 --> 00:20:24,800 ええ。 こっちから見ると まさに橋だもん。 270 00:20:24,800 --> 00:20:27,800 はぁ〜 なるほどねえ。 271 00:20:27,800 --> 00:20:30,000 これ… 河合先生 この光悦の作品って 272 00:20:30,000 --> 00:20:31,100 これ… 河合先生 この光悦の作品って 273 00:20:31,100 --> 00:20:34,430 相当 斬新だったんじゃないですか? 当時は もう 274 00:20:34,430 --> 00:20:36,930 いや 斬新だったですね。 275 00:20:58,400 --> 00:21:00,000 はい でも 彼はそれをしなくて… そうですよね うん。 276 00:21:00,000 --> 00:21:02,590 はい でも 彼はそれをしなくて… そうですよね うん。 277 00:21:07,030 --> 00:21:09,590 なるほどね。 278 00:21:09,590 --> 00:21:12,100 やっぱり… 279 00:21:16,100 --> 00:21:18,800 そばに。 280 00:21:18,800 --> 00:21:20,770 そうですね。 281 00:21:20,770 --> 00:21:24,100 光悦ですけども で 数多くのね 作品を生み出した 282 00:21:24,100 --> 00:21:28,300 一体 どこから来たんでしょうか。 その独特な感性は 283 00:21:29,900 --> 00:21:30,000 本阿弥光悦が 革新的な芸術を 284 00:21:30,000 --> 00:21:32,740 本阿弥光悦が 革新的な芸術を 285 00:21:32,740 --> 00:21:36,840 なぜなのか。 次々と生み出すことができたのは 286 00:21:39,330 --> 00:21:44,330 本阿弥家の子孫を訪ねました。 答えを求めて 287 00:21:46,030 --> 00:21:49,530 ようこそ いらっしゃいました。 どうも はじめまして。 288 00:21:49,530 --> 00:21:54,100 よろしくお願いいたします。 本阿彌と申します。 289 00:21:54,100 --> 00:21:56,700 迎えてくれたのは… 290 00:22:06,800 --> 00:22:12,660 代々 伝わる家宝がありました。 本阿彌家には 291 00:22:12,660 --> 00:22:14,870 これは 何でしょうか? 292 00:22:14,870 --> 00:22:16,970 (本阿彌)こちらは… 293 00:22:30,400 --> 00:22:36,030 豊臣秀吉から拝領したとされている (本阿彌) 294 00:22:36,030 --> 00:22:37,970 お品物でございます。 295 00:22:37,970 --> 00:22:41,360 (本阿彌)はい。 豊臣秀吉からですか! 296 00:22:46,500 --> 00:22:50,030 光悦のいとこ 光徳に 豊臣秀吉がこうとく 297 00:22:50,030 --> 00:22:51,970 与えたと伝わる 298 00:22:51,970 --> 00:22:54,230 南北朝時代の名刀です。 299 00:22:54,230 --> 00:22:58,100 話が すごすぎて…。 300 00:22:58,100 --> 00:23:00,000 (本阿彌)そうですねえ。 美しいですね。 301 00:23:00,000 --> 00:23:01,700 (本阿彌)そうですねえ。 美しいですね。 302 00:23:06,300 --> 00:23:10,200 本阿弥家は 室町時代から 代々… 303 00:23:16,930 --> 00:23:22,530 豊臣秀吉の時代です。 本阿弥家が 特に活躍したのが 304 00:23:25,000 --> 00:23:29,530 刀剣に目をつけた秀吉。 家臣への褒美として 305 00:23:29,530 --> 00:23:30,000 その価値を高めるために 306 00:23:30,000 --> 00:23:31,500 その価値を高めるために 307 00:23:31,500 --> 00:23:37,100 刀剣を 公的に鑑定する部署を作ります。 日本で初めて 308 00:23:39,200 --> 00:23:44,700 本阿弥家だったのです。 その鑑定を任されたのが 309 00:23:46,930 --> 00:23:49,300 光悦の父 光二も 310 00:23:49,300 --> 00:23:53,800 刀の手入れをしたと伝わるほど 幼少期の徳川家康の 311 00:23:53,800 --> 00:23:57,000 研ぎ・鑑定の名人でした。 312 00:24:01,530 --> 00:24:04,430 光悦も幼い頃から 313 00:24:04,430 --> 00:24:07,100 受けていたと 刀剣についての英才教育を 314 00:24:07,100 --> 00:24:09,500 考えられています。 315 00:24:11,800 --> 00:24:13,740 失礼します。 316 00:24:13,740 --> 00:24:17,430 (本阿彌)こちらはですね 研磨… 317 00:24:22,400 --> 00:24:25,300 本阿彌家では 今も 318 00:24:25,300 --> 00:24:27,530 家業である刀剣の研ぎが 319 00:24:27,530 --> 00:24:29,740 受け継がれています。 320 00:24:31,400 --> 00:24:34,300 19代目の雅夫さんも 研ぎ師。 321 00:24:34,300 --> 00:24:39,500 日々 刀剣を磨き続けています。 昔ながらの技法で 322 00:24:44,590 --> 00:24:48,100 微妙な差異を見分ける 研ぎ師には 323 00:24:48,100 --> 00:24:52,100 欠かせません。 極めて繊細な感性が 324 00:24:57,300 --> 00:25:00,000 例えば 刀の この部分に注目。 325 00:25:00,000 --> 00:25:02,000 例えば 刀の この部分に注目。 326 00:25:02,000 --> 00:25:05,930 「砕き地艶」という研ぎをしたあとです。 327 00:25:05,930 --> 00:25:09,740 研ぐ前と比べると 328 00:25:09,740 --> 00:25:13,200 所長 違いが分かりますか? 329 00:25:13,200 --> 00:25:16,400 分かりません。 330 00:25:16,400 --> 00:25:21,100 近くで よ〜く見ると…。 331 00:25:26,840 --> 00:25:30,000 (本阿彌)はい そうですね。 332 00:25:30,000 --> 00:25:30,430 (本阿彌)はい そうですね。 333 00:25:33,200 --> 00:25:36,800 わかるけど。 ここまであれすると まあ そうだね。 334 00:25:42,930 --> 00:25:45,430 なるほど。 335 00:25:45,430 --> 00:25:49,800 僅かな違いを見極めながら 研ぎ師は このような 336 00:25:49,800 --> 00:25:54,300 およそ3週間かけて磨き上げます。 1本当たり 337 00:25:58,500 --> 00:26:00,000 「刃文」と呼ばれる模様。 更に 刀剣の顔である 338 00:26:00,000 --> 00:26:03,970 「刃文」と呼ばれる模様。 更に 刀剣の顔である 339 00:26:03,970 --> 00:26:05,970 これも 研ぎによって 340 00:26:05,970 --> 00:26:09,260 見た目が 大きく変化します。 341 00:26:16,530 --> 00:26:20,870 (本阿彌)そうですね。 違いが鮮明ですね。 342 00:26:20,870 --> 00:26:24,740 こちらが 研ぐ前と研いだ後。 343 00:26:24,740 --> 00:26:27,200 研ぎによって 刃文が 344 00:26:27,200 --> 00:26:29,630 分かります。 くっきりと際立つのが 345 00:26:29,630 --> 00:26:30,000 感じだね その刃文がね。 浮き上がってくるような 346 00:26:30,000 --> 00:26:33,330 感じだね その刃文がね。 浮き上がってくるような 347 00:26:42,740 --> 00:26:46,900 一つとして 同じものはない刀剣。 348 00:26:46,900 --> 00:26:49,130 美しさを引き出すためには 349 00:26:49,130 --> 00:26:54,530 審美眼が不可欠です。 それぞれの個性を見極める 350 00:27:04,300 --> 00:27:08,200 表現をしたりですとか… (本阿彌)…などというような 351 00:27:29,500 --> 00:27:30,000 …と 私は思いますけどね はい。 352 00:27:30,000 --> 00:27:32,870 …と 私は思いますけどね はい。 353 00:27:32,870 --> 00:27:36,740 光悦の 美の原点。 354 00:27:36,740 --> 00:27:39,530 それは 刀剣の景色を見極め 355 00:27:39,530 --> 00:27:45,630 審美眼にあったのかもしれません。 美しさを 最大限に引き出す 356 00:27:50,170 --> 00:27:54,170 本阿彌雅夫さんにも お越し頂いてます。 調査にもご協力頂きました 357 00:27:54,170 --> 00:27:56,840 よろしくお願いいたします。 よろしくお願いいたします。 358 00:27:56,840 --> 00:27:58,800 こちらこそ よろしくお願いします。 359 00:27:58,800 --> 00:28:00,000 大変 貴重な二振の刀剣。 で お持ち頂いたのが 360 00:28:00,000 --> 00:28:03,300 大変 貴重な二振の刀剣。 で お持ち頂いたのが 361 00:28:03,300 --> 00:28:07,170 こちら ともに室町時代のものでして 362 00:28:07,170 --> 00:28:09,870 まあ 1千万円以上はするという 363 00:28:09,870 --> 00:28:12,230 大変 価値の高いものになっております。 364 00:28:12,230 --> 00:28:14,170 はい。 副所長。 365 00:28:14,170 --> 00:28:16,970 はい。 もう一度 言って下さい。 366 00:28:16,970 --> 00:28:18,970 ともに? 367 00:28:18,970 --> 00:28:21,740 どちらもです。 368 00:28:21,740 --> 00:28:26,330 いや ちょっとねえ。 ですよね 私もですよ。 ほんとに! 369 00:28:26,330 --> 00:28:29,530 どちらも 1千万円以上ですね? これは 大変なことになってるぞと。 370 00:28:31,170 --> 00:28:36,970 備前国 現在の岡山県で作られたもの。 2つの刀剣は どちらも 371 00:28:36,970 --> 00:28:40,770 違いがあるんです。 しかし よく見ると 372 00:28:40,770 --> 00:28:46,230 左側の「兼長」の特徴は… 373 00:28:46,230 --> 00:28:50,840 刃文は 鮮やかな波打つ形。 374 00:28:53,800 --> 00:28:55,740 刀の表面には 375 00:28:55,740 --> 00:28:59,630 きらびやかな模様が広がっています。 376 00:29:02,930 --> 00:29:08,630 右側の「秀助」の特徴は… 一方ひですけ 377 00:29:08,630 --> 00:29:13,230 刃文は 落ち着いた なだらかな形。 378 00:29:13,230 --> 00:29:15,630 鏡のような表面の中に 379 00:29:15,630 --> 00:29:19,630 こまやかな模様を宿しています。 380 00:29:22,230 --> 00:29:25,800 研ぎ師には このような違いを見極め 381 00:29:25,800 --> 00:29:28,130 美しさを表現する感性が 382 00:29:28,130 --> 00:29:30,000 求められるのです。 383 00:29:30,000 --> 00:29:30,740 求められるのです。 384 00:29:44,300 --> 00:29:46,740 そうか。 これ… 385 00:29:46,740 --> 00:29:49,740 さようですね。 やっぱり その… 386 00:30:00,230 --> 00:30:03,930 言葉がございますね。 (本阿彌)…という 387 00:30:03,930 --> 00:30:08,700 「澄んだ秋の空のごとく」。 はぁ…。 388 00:30:08,700 --> 00:30:11,700 また この刃文ですね… 389 00:30:17,840 --> 00:30:20,770 当家では (本阿彌)…ということが 390 00:30:20,770 --> 00:30:22,770 言い伝えられてましてね。 391 00:30:26,530 --> 00:30:30,000 その表現も 何かこう 奥ゆかしくて。 392 00:30:30,000 --> 00:30:30,400 その表現も 何かこう 奥ゆかしくて。 393 00:30:30,400 --> 00:30:34,200 すごい すてきな表現ですよね。 そうだね ねえ。 394 00:30:34,200 --> 00:30:38,430 見極めて 生かしてと。 それを それぞれの刀の特色を 395 00:30:38,430 --> 00:30:42,740 ですね。 生かしていくと。奥深いね。 396 00:30:42,740 --> 00:30:44,660 河合先生 この刀剣が 397 00:30:44,660 --> 00:30:47,400 大きく影響したっていうのは 光悦の審美眼に 398 00:30:47,400 --> 00:30:49,330 今 ねっ 分かったんですけれども 399 00:30:49,330 --> 00:30:52,360 感性 磨かれてったんでしょうか? 他に どんなところで こう 400 00:30:52,360 --> 00:30:54,970 やっぱり あれほどの芸術ね… 401 00:31:01,000 --> 00:31:05,000 はい。 お母様? ほう。 402 00:31:05,000 --> 00:31:07,900 ほんとに 光悦のお母さんは… 403 00:31:11,230 --> 00:31:16,430 で 結構… うん うん うん。 404 00:31:16,430 --> 00:31:18,740 ほう! 405 00:31:24,500 --> 00:31:26,500 ハグ。 うわ〜! 406 00:31:32,200 --> 00:31:34,590 その自尊心を 絶対 傷つけることを なるほど。 407 00:31:34,590 --> 00:31:36,530 うん なるほど! 母親は しなかったんで。 408 00:31:36,530 --> 00:31:39,430 だから… 409 00:31:39,430 --> 00:31:42,000 大事なことだと思いますね。 これねえ…。 410 00:31:42,000 --> 00:31:47,840 自尊心も育って それを傷つけない。 ね。 褒めて育てるというのはね。 411 00:31:47,840 --> 00:31:49,930 難しい。 412 00:31:51,660 --> 00:31:56,200 プロの教員の河合先生でさえも。 駄目なんですよ 人前で怒っちゃう。 413 00:31:56,200 --> 00:31:59,100 見習いたい ほんとに。 いや〜 見習いたい。 414 00:31:59,100 --> 00:32:00,000 光悦の名声は 高まっていきます。 斬新な作品を 次々と生み出し続ける 415 00:32:00,000 --> 00:32:07,100 光悦の名声は 高まっていきます。 斬新な作品を 次々と生み出し続ける 416 00:32:10,770 --> 00:32:14,100 当時の文化人 千 利休をはじめとする 417 00:32:14,100 --> 00:32:20,700 一目置かれる存在となります。 朝廷の有力者や 大名たちからも 418 00:32:24,630 --> 00:32:27,430 なかでも 加賀の有力大名 419 00:32:27,430 --> 00:32:29,360 前田家からは 420 00:32:29,360 --> 00:32:30,000 禄を受けるほど… 421 00:32:30,000 --> 00:32:31,460 禄を受けるほど… 422 00:32:35,930 --> 00:32:43,130 不動の地位を築いていったのです。 光悦は 当代随一の文化人として 423 00:32:44,740 --> 00:32:48,500 しかし 1615年。 424 00:32:48,500 --> 00:32:55,300 突然 人生最大の転機が訪れます。 58歳になった光悦に 425 00:32:57,740 --> 00:33:00,000 天下統一を果たした… 426 00:33:00,000 --> 00:33:00,530 天下統一を果たした… 427 00:33:06,230 --> 00:33:09,930 その土地とは 京都の… 428 00:33:13,970 --> 00:33:19,430 京都の市街地から離れた 鷹峯は かつて「洛中」と呼ばれていた 429 00:33:19,430 --> 00:33:23,360 あたります。 都の外 「洛外」に 430 00:33:23,360 --> 00:33:26,630 史料には 鷹峯は 431 00:33:26,630 --> 00:33:30,000 記されています。 「辻斬り 追い剥ぎが出る」と 432 00:33:30,000 --> 00:33:30,900 記されています。 「辻斬り 追い剥ぎが出る」と 433 00:33:30,900 --> 00:33:32,840 あんまり治安が良くない。 434 00:33:32,840 --> 00:33:37,430 人の あまり住まない場所だったのです。 当時は 治安が悪く 435 00:33:39,700 --> 00:33:44,100 光悦を長年研究する… 436 00:33:44,100 --> 00:33:46,030 この一件には 437 00:33:46,030 --> 00:33:50,530 考えています。 家康の陰謀があったのではないかと 438 00:34:05,770 --> 00:34:08,970 あるいは 今の言葉で言うと… 439 00:34:14,840 --> 00:34:17,430 …と 私は思うんですね。 440 00:34:34,070 --> 00:34:39,330 ♪~ 441 00:34:39,330 --> 00:34:44,000 鷹峯という場所なんですね。 あ〜 ここが 442 00:34:44,000 --> 00:34:48,300 ちょっと行ってみましょう。 光悦が住んだ場所ですね。 443 00:34:53,300 --> 00:34:57,800 当時の鷹峯の面影を残す… 444 00:35:00,170 --> 00:35:04,870 こんにちは。 ようこそ。 こんにちは。 445 00:35:04,870 --> 00:35:07,770 案内してくれるのは… 446 00:35:16,230 --> 00:35:18,930 (山下)はい 中心部ですね。 447 00:35:22,590 --> 00:35:26,000 この場所で 華やかな都を眼下に望む 448 00:35:26,000 --> 00:35:30,000 どんな生活を送っていたのでしょうか。 光悦は 449 00:35:30,000 --> 00:35:30,590 どんな生活を送っていたのでしょうか。 光悦は 450 00:35:40,500 --> 00:35:43,200 (山下)それを見て頂けたらと思います。 451 00:35:53,070 --> 00:35:55,770 お寺に伝わる… 452 00:35:57,770 --> 00:36:00,000 貴重な資料です。 光悦が住んでいた頃の様子がうかがえる 453 00:36:00,000 --> 00:36:02,770 貴重な資料です。 光悦が住んでいた頃の様子がうかがえる 454 00:36:05,430 --> 00:36:09,400 土地だったという割には 当時は 人が あまり住んでいない 455 00:36:09,400 --> 00:36:13,000 書かれています。 随分 たくさんの人の名前が 456 00:36:13,000 --> 00:36:16,870 これは 一体…。 457 00:36:16,870 --> 00:36:19,460 周辺には… 458 00:36:24,630 --> 00:36:26,630 あ〜 ほんとだ。 ありますね。 459 00:36:29,300 --> 00:36:30,000 あっ そうなんですか はい。 460 00:36:30,000 --> 00:36:31,700 あっ そうなんですか はい。 461 00:36:41,430 --> 00:36:46,260 多くの職人たちが移り住み なんと 光悦を慕って 462 00:36:46,260 --> 00:36:51,000 なっていたのです。 ある種の 芸術村のように 463 00:36:51,000 --> 00:36:54,870 日蓮宗の信者で その多くが 光悦も信仰する 464 00:36:54,870 --> 00:36:59,260 伝わります。 信仰と芸術が根ざした村だったとも 465 00:37:19,400 --> 00:37:21,330 そうなんですね。 466 00:37:21,330 --> 00:37:26,700 鷹峯に突如現れた 芸術村。 467 00:37:26,700 --> 00:37:30,000 今回 古地図をもとに再現しました。 その様子を 468 00:37:30,000 --> 00:37:31,300 今回 古地図をもとに再現しました。 その様子を 469 00:37:34,930 --> 00:37:41,230 56の建物が連なる集落が広がります。 村に入ると 470 00:37:41,230 --> 00:37:43,170 うわ〜。 471 00:37:43,170 --> 00:37:48,000 治安までも変えちゃったっつ〜か。 56って すごいですね。 472 00:37:48,000 --> 00:37:50,000 ねえ。 あっ 確かに。 473 00:37:50,000 --> 00:37:52,300 こちら 右手。 474 00:37:52,300 --> 00:37:56,070 村の中心にあるのが 光悦の家です。 475 00:37:56,070 --> 00:37:58,260 ああ…。 476 00:38:01,500 --> 00:38:07,300 周囲には 蒔絵や金工 筆 紙など 477 00:38:07,300 --> 00:38:10,740 さまざまな分野の職人たちが集結。 478 00:38:10,740 --> 00:38:13,100 え〜。 うわ〜。 479 00:38:13,100 --> 00:38:17,800 指示しながら 光悦は 共に暮らす職人たちに 480 00:38:17,800 --> 00:38:23,130 考えられています。 多様な美術品を創作していたと 481 00:38:23,130 --> 00:38:27,840 これは楽しそうですね。 はぁ〜。 482 00:38:29,530 --> 00:38:30,000 クリエーターが集まる あらゆるジャンルに及ぶ 483 00:38:30,000 --> 00:38:32,500 クリエーターが集まる あらゆるジャンルに及ぶ 484 00:38:32,500 --> 00:38:37,000 芸術の一大拠点を つくり上げたのです。 485 00:38:50,800 --> 00:38:53,300 (河野)…という点が 非常に大きい。 486 00:39:08,900 --> 00:39:11,000 …というふうに思います。 487 00:39:14,070 --> 00:39:16,260 ここはですね… 488 00:39:18,970 --> 00:39:21,170 大虚庵? 489 00:39:28,900 --> 00:39:30,000 (山下)…と言われております。 490 00:39:30,000 --> 00:39:31,200 (山下)…と言われております。 491 00:39:35,800 --> 00:39:38,590 (山下)ですので ここで… 492 00:39:41,200 --> 00:39:45,400 ないかと思います。 主に こちらでしていたのでは (山下) 493 00:39:47,970 --> 00:39:51,840 光悦は それまでの常識を覆す 494 00:39:51,840 --> 00:39:57,130 革新的な茶碗を 次々と生み出します。 495 00:40:07,770 --> 00:40:10,200 器に入った大きな割れを 496 00:40:10,200 --> 00:40:14,100 あえて 金で装飾して強調。 497 00:40:16,630 --> 00:40:19,100 傷さえも 美しさに変えた 498 00:40:19,100 --> 00:40:22,800 他に類を見ない茶碗です。 499 00:40:24,500 --> 00:40:27,100 更に こちら。 500 00:40:33,130 --> 00:40:38,900 下半分が黒く焼け 生まれたと言われる 窯の中で 偶然にも 501 00:40:38,900 --> 00:40:42,300 白と黒の色彩。 502 00:40:44,700 --> 00:40:50,100 岩石のように変化。 底は 激しい火力によって 503 00:40:50,100 --> 00:40:53,590 この偶然の産物に 光悦は 504 00:40:53,590 --> 00:40:58,100 雪をいただく富士山を見いだしました。 505 00:41:01,100 --> 00:41:04,000 古い常識にとらわれず 506 00:41:04,000 --> 00:41:08,200 生涯 追い続けた光悦が 新たな芸術の可能性を 507 00:41:08,200 --> 00:41:12,900 最後に たどりついた集大成です。 508 00:41:16,530 --> 00:41:22,300 国宝の茶碗「不二山」の写しを。 さて こちらふじさん 509 00:41:22,300 --> 00:41:26,700 で 所長 これを 是非 触ってみて下さい。 はい。 510 00:41:32,930 --> 00:41:35,400 もうね ほんとに 511 00:41:35,400 --> 00:41:38,900 率直に申し上げてですね 512 00:41:38,900 --> 00:41:44,430 絵画もそうだし よく分からない。 芸術って ほんとに 513 00:41:44,430 --> 00:41:50,630 感想になってしまうんだけれども 何か すごい いいんだろうっていう感じの 514 00:41:50,630 --> 00:41:53,900 やっぱり 実際 この写しを見てもですね 515 00:41:53,900 --> 00:41:56,530 これをね いわゆる富士に 516 00:41:56,530 --> 00:42:00,000 ですよね はい。 富士山に例えたっていうところが…。 517 00:42:00,000 --> 00:42:01,430 ですよね はい。 富士山に例えたっていうところが…。 518 00:42:01,430 --> 00:42:04,230 これ 晩年… 519 00:42:09,630 --> 00:42:11,840 へえ〜。 520 00:42:18,070 --> 00:42:20,000 なるほど なるほど。 521 00:42:20,000 --> 00:42:24,840 河合先生のお話で。 また アハ効果がありました 今 522 00:42:24,840 --> 00:42:28,430 ただ そうか やっぱり最晩年で ほんとですね。 523 00:42:28,430 --> 00:42:30,000 生み出すっていうね。 更に こういったものを 524 00:42:30,000 --> 00:42:33,200 生み出すっていうね。 更に こういったものを 525 00:42:33,200 --> 00:42:38,100 で やっぱり 非常に自由な発想だと。 そうですよね。 526 00:42:38,100 --> 00:42:41,700 さっきの 傷を 逆に強調するとかね。 527 00:42:41,700 --> 00:42:44,500 ギミックの仕掛けとかも この 番組やってきた 528 00:42:44,500 --> 00:42:46,900 自由じゃないですか。 だから… 529 00:42:49,900 --> 00:42:53,770 なるほど〜 そっか。 …ということをね 感じましたね。 530 00:42:53,770 --> 00:42:57,000 すごい いい言葉ですね。 「頭の中の自由」って 531 00:42:57,000 --> 00:43:00,000 そうそう そうですよ。 532 00:43:00,000 --> 00:43:00,100 そうそう そうですよ。 533 00:43:03,840 --> 00:43:07,800 あっ ほんとだ。 書いてありますね。 534 00:43:07,800 --> 00:43:10,300 (山下)はい ここが… 535 00:43:23,300 --> 00:43:25,500 (山下)大変 ご長寿だったんですね。 536 00:43:25,500 --> 00:43:29,100 はい。 80歳まで生きたんですね。 537 00:43:30,800 --> 00:43:38,400 自由な表現を追い求めた 本阿弥光悦。 80年の生涯を通して 538 00:43:41,900 --> 00:43:45,400 その信念は 時代を超えて 539 00:43:45,400 --> 00:43:50,800 受け継がれていきます。 日本を代表する芸術家へと 540 00:43:56,530 --> 00:43:59,430 光悦を原点とする流派は 541 00:43:59,430 --> 00:44:00,000 一世を風靡。 「琳派」と呼ばれ 542 00:44:00,000 --> 00:44:03,360 一世を風靡。 「琳派」と呼ばれ 543 00:44:03,360 --> 00:44:05,700 「ジャポニスムの美」として 544 00:44:05,700 --> 00:44:10,800 大きな影響を与えました。 西洋美術にまで 545 00:44:15,000 --> 00:44:19,000 光悦の言葉が残っています。 546 00:44:35,400 --> 00:44:41,900 ♪~