1 00:00:25,128 --> 00:00:28,481 (汽笛) (坂本龍馬)うわ~! 2 00:00:28,481 --> 00:00:32,468 黒船の大筒に比べれば 刀など 縫い針じゃ! 3 00:00:32,468 --> 00:00:38,308 戦になったら 刀など 役には立ちません! 4 00:00:38,308 --> 00:00:40,310 おい! わしは! 5 00:00:40,310 --> 00:00:43,479 何のために 剣術を修行しちょるのか→ 6 00:00:43,479 --> 00:00:45,815 もう 分からんがです! 7 00:00:45,815 --> 00:00:48,651 (定吉)剣の道を見極めるのに 意味がないというなら→ 8 00:00:48,651 --> 00:00:51,471 お前は なぜ ここにおる。 9 00:00:51,471 --> 00:00:53,473 出ていきなさい! 10 00:00:53,473 --> 00:00:57,477 わしは なんちゅう ばかなことを…。 11 00:00:57,477 --> 00:01:01,677 わしは…。 12 00:01:06,135 --> 00:01:09,435 なんちゅうことを…! 13 00:01:11,641 --> 00:01:19,482 ♪♪~(テーマ音楽) 14 00:01:19,482 --> 00:03:49,816 ♪♪~ 15 00:03:49,816 --> 00:03:55,816 ♪♪~ 16 00:04:06,132 --> 00:04:10,132 (戸の開く音) 17 00:04:19,128 --> 00:04:23,633 当家に 御用かな? 18 00:04:23,633 --> 00:04:26,135 あの… 私→ 19 00:04:26,135 --> 00:04:29,138 千葉道場の 佐那と申します。 20 00:04:29,138 --> 00:04:33,809 え?! 千葉の… 鬼小町! 鬼ではありません! 21 00:04:33,809 --> 00:04:39,632 ああ いやいや こんな かわいらしい お方やったとは…。 22 00:04:39,632 --> 00:04:42,652 坂本龍馬様は いらっしゃいますか? 23 00:04:42,652 --> 00:04:49,141 龍馬? 稽古に行っちゅうですろう 千葉道場に。 24 00:04:49,141 --> 00:04:51,644 …は? 25 00:04:51,644 --> 00:04:55,815 おお! わしの勝ちじゃ。 26 00:04:55,815 --> 00:04:57,800 すご~い おじちゃん! 27 00:04:57,800 --> 00:05:00,136 よし もう一回やろう。 なあ? 28 00:05:00,136 --> 00:05:03,806 おいら もう帰んなきゃ。 あたいも。 29 00:05:03,806 --> 00:05:06,475 もう そんな時分かえ。 30 00:05:06,475 --> 00:05:09,478 おいらも帰る。 さよなら~! 31 00:05:09,478 --> 00:05:13,316 さよなら~! ああ… また明日ねや! 32 00:05:13,316 --> 00:05:15,816 明日ね~! 33 00:05:21,641 --> 00:05:25,341 ほっ ほっ ほっ ほっ…。 34 00:05:27,146 --> 00:05:30,446 坂本龍馬です。 35 00:05:32,134 --> 00:05:35,471 ほっ ほっ ほっ…。 36 00:05:35,471 --> 00:05:39,475 ふう~…。 37 00:05:39,475 --> 00:05:41,460 よし。 38 00:05:41,460 --> 00:05:43,479 わっ! 39 00:05:43,479 --> 00:05:45,982 帰ってきたか 龍馬。 はい。 40 00:05:45,982 --> 00:05:52,138 おお 汗 かいちゅうのぉ。 今日も 厳しい稽古でしたきに。 41 00:05:52,138 --> 00:05:54,640 ハハハ…。 へえ~。 42 00:05:54,640 --> 00:05:59,645 おまんを訪ねて お嬢様が来ちゅうぞ。 43 00:05:59,645 --> 00:06:01,645 え? 44 00:06:05,801 --> 00:06:07,987 お佐那様…! 45 00:06:07,987 --> 00:06:12,187 わしは 毎日 だまされちょったわけじゃ。 46 00:06:23,636 --> 00:06:26,639 どういて ここに…? 47 00:06:26,639 --> 00:06:29,976 道場に戻って下さい 坂本さん。 48 00:06:29,976 --> 00:06:34,176 このままでは 破門にされてしまいますよ。 49 00:06:36,132 --> 00:06:41,804 剣術の先生に 剣は役に立たん などと言うてしもうたがです。 50 00:06:41,804 --> 00:06:43,806 許されるわけがないですろう…。 51 00:06:43,806 --> 00:06:45,808 だから それは間違いであったと…。 52 00:06:45,808 --> 00:06:49,962 何を どう間違うちゅうがか わしには 分からんがです。 53 00:06:49,962 --> 00:06:56,485 侍が 剣の修行をやることは 当たり前のことではないですか! 54 00:06:56,485 --> 00:06:58,804 はあ…。 55 00:06:58,804 --> 00:07:01,140 坂本さん! 56 00:07:01,140 --> 00:07:05,140 黒船のことが 頭から離れんがです! 57 00:07:08,814 --> 00:07:13,152 どうやったら こんなもんが 造れるがやろうかとか→ 58 00:07:13,152 --> 00:07:17,139 いっぺんで えいきに 乗ってみたいとか→ 59 00:07:17,139 --> 00:07:19,642 そんなことまで 考えてしまうがです! 60 00:07:19,642 --> 00:07:21,811 どうして そんなことを…。 61 00:07:21,811 --> 00:07:24,463 黒船を見て 剣をやめるなんて→ 62 00:07:24,463 --> 00:07:26,482 江戸中 探したって 坂本さんぐらいですよ?! 63 00:07:26,482 --> 00:07:30,319 まだ やめたわけでは…! 64 00:07:30,319 --> 00:07:33,119 ああ もう! 65 00:07:37,309 --> 00:07:39,478 兄上 お願いします。 66 00:07:39,478 --> 00:07:42,798 坂本さんが戻れるよう 父上に お願いして下さい。 67 00:07:42,798 --> 00:07:45,468 無理だ。 坂本が 自ら剣を捨てたんだぞ! 68 00:07:45,468 --> 00:07:47,486 一途に続けてきたことに→ 69 00:07:47,486 --> 00:07:49,972 ふと疑問を感じてしまうことは 誰にだってあります。 70 00:07:49,972 --> 00:07:53,472 兄上までもが 突き放すなんて! 佐那…。 71 00:07:55,027 --> 00:08:00,649 私が 坂本さんを 好きなことを知ってるくせに。 72 00:08:00,649 --> 00:08:03,135 「お前の恋は わしが→ 73 00:08:03,135 --> 00:08:05,137 成就させてやる」って 言ったくせに。 74 00:08:05,137 --> 00:08:10,437 そうだが… 無理を言うな 佐那! 75 00:08:12,461 --> 00:08:14,461 兄上のばか! 76 00:08:17,983 --> 00:08:22,822 佐那が 何やら騒いでおったのぉ。 え…。 77 00:08:22,822 --> 00:08:26,142 坂本を戻せとか。 78 00:08:26,142 --> 00:08:29,462 いや… 何でしょうね あれは。 79 00:08:29,462 --> 00:08:33,132 重太郎。 わしは 坂本を→ 80 00:08:33,132 --> 00:08:36,802 嫌うている わけではないぞ。 …え? 81 00:08:36,802 --> 00:08:42,975 黒船に 剣で立ち向こうても そりゃあ 勝ち目はないだろう。 82 00:08:42,975 --> 00:08:46,145 何を おっしゃいます! だからこそ→ 83 00:08:46,145 --> 00:08:51,801 侍は 剣を 己の分身として 技を磨かねばならんのだ。 84 00:08:51,801 --> 00:08:57,101 特に 坂本のような男はな。 85 00:08:58,808 --> 00:09:05,608 要は 奴が それに気づくかどうか。 86 00:09:08,134 --> 00:09:11,134 はあ…。 87 00:09:16,976 --> 00:09:22,176 桂さんの言うたとおりに なってしもうた…。 88 00:09:42,635 --> 00:09:46,835 そのうち 連中は 日本を狙うてきよる! 89 00:09:49,141 --> 00:09:51,143 (桂)君に言うたことは すべて→ 90 00:09:51,143 --> 00:09:53,646 松陰先生の 受け売りじゃったからなあ。 91 00:09:53,646 --> 00:09:55,631 ん? 92 00:09:55,631 --> 00:09:57,650 あの お方は はようから このことを→ 93 00:09:57,650 --> 00:10:00,636 お見通しやったんじゃ。 94 00:10:00,636 --> 00:10:03,636 松陰先生…? 95 00:10:11,146 --> 00:10:13,799 今度は 何の用じゃ。 96 00:10:13,799 --> 00:10:17,469 また えらい やつれようじゃ…。 97 00:10:17,469 --> 00:10:22,541 毎夜 毎夜 黒船が 夢に出てきて 一睡もできん。 98 00:10:22,541 --> 00:10:25,644 そうですか…。 99 00:10:25,644 --> 00:10:28,314 桂さん。 100 00:10:28,314 --> 00:10:33,369 …松陰先生というのは どんなお方ですろう? 101 00:10:33,369 --> 00:10:37,640 あ? 桂さんの師匠やと聞いたけんど。 102 00:10:37,640 --> 00:10:42,144 吉田松陰先生は すごいお方じゃ。 5歳の時に→ 103 00:10:42,144 --> 00:10:45,481 長州藩の山鹿流兵学師範に 仮養子として迎えられ→ 104 00:10:45,481 --> 00:10:48,300 9歳で 教授見習。 教授見習…。 おう。 105 00:10:48,300 --> 00:10:51,303 11歳の時には 藩主 慶親様の前で→ 106 00:10:51,303 --> 00:10:54,139 「武教全書」を講義された。 11歳で?! 107 00:10:54,139 --> 00:10:56,141 ひと言で言やあ 天才っちゃ! 108 00:10:56,141 --> 00:10:59,311 会わせてつかあさい! 何? 109 00:10:59,311 --> 00:11:03,482 松陰先生なら わしに 答えを 教えてくれるがぜよ。 110 00:11:03,482 --> 00:11:07,303 桂さん 今すぐ 先生に会わせてつかあさい! 111 00:11:07,303 --> 00:11:09,638 先生に 教えを請いたいのは 僕の方じゃ! 112 00:11:09,638 --> 00:11:12,474 ほんなら一緒に! 113 00:11:12,474 --> 00:11:16,478 …無理じゃ! どういて? 114 00:11:16,478 --> 00:11:19,481 先生は 修学の旅に出ておられる。 115 00:11:19,481 --> 00:11:22,635 修学の旅? 今ごろは→ 116 00:11:22,635 --> 00:11:28,807 奥州か 京都… はたまた九州か。 117 00:11:28,807 --> 00:11:31,794 いつ 帰ってこられるがですか? 118 00:11:31,794 --> 00:11:35,798 分からん。 桂さん! 119 00:11:35,798 --> 00:11:38,598 分かりません! 120 00:11:43,472 --> 00:11:47,643 先生 そろそろ どこかで 休まれては…。 121 00:11:47,643 --> 00:11:51,443 そんな暇はない! はい…。 122 00:11:55,301 --> 00:12:01,807 (岩崎弥太郎)<1854年 半年前に去っていった ペリーが→ 123 00:12:01,807 --> 00:12:06,607 今度は 9隻の艦隊でやって来た> 124 00:12:08,647 --> 00:12:10,633 早すぎる! 125 00:12:10,633 --> 00:12:13,636 戻ってくるのが 早すぎる…! 126 00:12:13,636 --> 00:12:17,973 1年後と言うておったのでは なかったのか! 127 00:12:17,973 --> 00:12:20,142 伊勢守様! ペリー艦隊が→ 128 00:12:20,142 --> 00:12:22,144 浦賀を通り過ぎました! 129 00:12:22,144 --> 00:12:24,146 奴らは 江戸に→ 130 00:12:24,146 --> 00:12:26,131 乗り込んでくる つもりですぞ! 131 00:12:26,131 --> 00:12:28,817 とにかく 話を聞くと…→ 132 00:12:28,817 --> 00:12:33,138 話し合いたいと ペリーに伝えよ! はっ! 133 00:12:33,138 --> 00:12:39,645 <ペリーを上陸させた場所は 横浜村。→ 134 00:12:39,645 --> 00:12:46,151 今でこそ 大きな町じゃが 当時は 小さな漁村じゃ。→ 135 00:12:46,151 --> 00:12:50,139 そこに 急遽 応接所が造られ→ 136 00:12:50,139 --> 00:12:54,639 日本の運命を決める交渉が 始まった> 137 00:13:06,305 --> 00:13:10,309 「我らが求めるのは 前回 申し上げたとおり→ 138 00:13:10,309 --> 00:13:12,811 日本の開国である」。 139 00:13:12,811 --> 00:13:17,611 もし 我らが それを拒否したら? 140 00:13:27,810 --> 00:13:29,812 戦…?! 141 00:13:29,812 --> 00:13:32,798 しばし待たれよ! 142 00:13:32,798 --> 00:13:34,967 本当に 日本との交易を望むなら→ 143 00:13:34,967 --> 00:13:37,653 アメリカは 本気で 戦を仕掛ける気はないはず。 144 00:13:37,653 --> 00:13:40,639 我々が 何も知らぬと思うて 脅しを かけておるのじゃ。 145 00:13:40,639 --> 00:13:42,641 ならば ペリーなど 追い返すまでじゃ! 146 00:13:42,641 --> 00:13:46,979 それは できぬ! もはや 開国するしかあるまい。 147 00:13:46,979 --> 00:13:48,964 伊勢守様! 148 00:13:48,964 --> 00:13:55,821 アメリカとの交易で 幕府が潤えば 徳川の世は 未来永劫 続くのじゃ。 149 00:13:55,821 --> 00:14:01,977 これは 我らのための開国である! 150 00:14:01,977 --> 00:14:05,814 <そんな駆け引きが 行われておるとも知らんと→ 151 00:14:05,814 --> 00:14:12,154 各藩は 戦に備えて 江戸の沿岸に 陣を張りよった> 152 00:14:12,154 --> 00:14:15,140 (溝渕)来んのぉ…。 153 00:14:15,140 --> 00:14:20,479 今 ペリーに来られたら どう戦えゆうがじゃ。 154 00:14:20,479 --> 00:14:23,132 龍馬! 155 00:14:23,132 --> 00:14:28,137 侍ゆうがは 一体 何なんじゃ! 156 00:14:28,137 --> 00:14:33,437 しっ! ここで そんな恐ろしいことを言うな! 157 00:14:41,984 --> 00:14:45,804 <幕府が ペリーと 交渉を始めたゆう知らせは→ 158 00:14:45,804 --> 00:14:48,974 すぐに 土佐にも伝わったがじゃ。→ 159 00:14:48,974 --> 00:14:53,312 土佐藩主 山内豊信公のもとに 届いたがは→ 160 00:14:53,312 --> 00:14:56,482 武市半平太の 意見書じゃった> 161 00:14:56,482 --> 00:15:03,806 「今 この国の行く末を 幕府にだけ 任せておくわけにはいきません。→ 162 00:15:03,806 --> 00:15:12,131 この国を守れるのは 土佐の名君 山内豊信公のほかに→ 163 00:15:12,131 --> 00:15:15,634 誰がおりましょうか」。 フフ…。 164 00:15:15,634 --> 00:15:20,639 あきれるほど わしを 褒めちぎっちゅう。 165 00:15:20,639 --> 00:15:22,975 中身は ともかく→ 166 00:15:22,975 --> 00:15:26,311 その 武市という者は→ 167 00:15:26,311 --> 00:15:29,464 殿への忠義一筋で ございます。 168 00:15:29,464 --> 00:15:32,634 けんど 東洋→ 169 00:15:32,634 --> 00:15:36,305 こいつは 上士ではない! 170 00:15:36,305 --> 00:15:38,505 …はっ。 171 00:15:41,810 --> 00:15:47,649 おまさん 乙女さんから 反物を頂きました。 172 00:15:47,649 --> 00:15:52,471 これは かたじけない お乙女殿。 お気にせんとって下さい。 173 00:15:52,471 --> 00:15:54,973 龍馬は 江戸で頑張りゆうがか? 174 00:15:54,973 --> 00:15:58,644 手紙には 異国と戦になったら→ 175 00:15:58,644 --> 00:16:00,979 異人の首を取っちゃるなぞと→ 176 00:16:00,979 --> 00:16:03,632 書いちょりましたけんど…。 おお…。 177 00:16:03,632 --> 00:16:06,301 龍馬も 攘夷に目覚めたか。 178 00:16:06,301 --> 00:16:08,303 攘夷? 179 00:16:08,303 --> 00:16:12,140 日本に来る 異国人は 断固 打ち払えゆう考えじゃ。 180 00:16:12,140 --> 00:16:14,476 ちょうど 私も そのことについて→ 181 00:16:14,476 --> 00:16:17,145 お殿様に 意見書を 書きゆうところです。 182 00:16:17,145 --> 00:16:19,147 お殿様に! 183 00:16:19,147 --> 00:16:23,969 前に出した意見書が お殿様から お褒めの言葉をもらいましてのぉ。 184 00:16:23,969 --> 00:16:26,154 え~! (半平太)冨。 185 00:16:26,154 --> 00:16:31,143 侍の妻が そのようなことを 自慢げに言うたら いかん。 186 00:16:31,143 --> 00:16:33,812 申し訳ございません。 187 00:16:33,812 --> 00:16:36,148 では。 188 00:16:36,148 --> 00:16:39,484 乙女さん 早速 見せてもろうても えいかえ? 189 00:16:39,484 --> 00:16:41,484 うん。 190 00:16:47,626 --> 00:16:52,481 (加尾)「敬する所の者 寡くして 悦ぶ者は衆し。→ 191 00:16:52,481 --> 00:16:57,152 此れを 要道と謂うなり」。 192 00:16:57,152 --> 00:17:01,852 …岩崎先生。 193 00:17:03,809 --> 00:17:08,880 (加尾)読み終わりました。 (岩崎弥太郎)ああ… そうかえ。 194 00:17:08,880 --> 00:17:11,133 また ぼ~っとしちゅう。 195 00:17:11,133 --> 00:17:13,833 ふぬけじゃ。 やかましい! 196 00:17:16,471 --> 00:17:21,476 先生… 私も納得がいかんがです。 197 00:17:21,476 --> 00:17:25,464 先生の意見書が 箸にも棒にも かからんかったゆうて。 198 00:17:25,464 --> 00:17:27,649 箸にも棒にもっち…。 199 00:17:27,649 --> 00:17:32,638 (加尾)お城の方々は 先生の 優秀さを 分かっちょらんがぞね。 200 00:17:32,638 --> 00:17:38,143 …加尾殿は わしが何を書いたがか知らんろう。 201 00:17:38,143 --> 00:17:41,146 ほんなら 読ませてつかあさい。 202 00:17:41,146 --> 00:17:44,483 えっ? 先生が どんな考えを 持っちょられるがか→ 203 00:17:44,483 --> 00:17:47,636 私も知りたい。 204 00:17:47,636 --> 00:17:50,836 知りたい…?! 205 00:18:07,139 --> 00:18:10,809 おお 弥太郎。 どこ行くがぜよ。 206 00:18:10,809 --> 00:18:15,480 浦戸町の多賀屋とかいう 米問屋に呼ばれてのぉ。 207 00:18:15,480 --> 00:18:18,317 米問屋が おまんに何の用ぜよ? 208 00:18:18,317 --> 00:18:21,470 わしの秀才ぶりを伝え聞いて→ 209 00:18:21,470 --> 00:18:27,642 白い飯を 腹いっぱい食べて 頂きたいゆう話じゃろうのぉ! 210 00:18:27,642 --> 00:18:31,480 わしは 吉田東洋様に呼ばれたがじゃ。 211 00:18:31,480 --> 00:18:33,648 吉田様…?! 212 00:18:33,648 --> 00:18:36,818 藩のご重役と じきじきに会えるとは→ 213 00:18:36,818 --> 00:18:39,304 有り難いことぜよ。 214 00:18:39,304 --> 00:18:42,808 これからの土佐藩が どうあるべきか→ 215 00:18:42,808 --> 00:18:47,145 思うところを 存分に話してくるちや。 216 00:18:47,145 --> 00:18:52,467 藩のご重役が どういて 下士を呼ぶがやろう! 217 00:18:52,467 --> 00:18:56,638 何の用か 分かったもんじゃないぜよ! 218 00:18:56,638 --> 00:19:00,642 相変わらずじゃのぉ。 219 00:19:00,642 --> 00:19:06,148 私が 多賀屋久右衛門にございます。 220 00:19:06,148 --> 00:19:09,634 …岩崎弥太郎じゃ。 221 00:19:09,634 --> 00:19:12,471 一体 何の用で わしを呼びつけた。 222 00:19:12,471 --> 00:19:15,171 はあ。 実は…。 223 00:19:17,809 --> 00:19:21,609 これを 読まさせて頂きました。 224 00:19:34,142 --> 00:19:36,478 これ わしの意見書…。 225 00:19:36,478 --> 00:19:41,483 岩崎様の書かれちゅうことは 我々 商人にとっては→ 226 00:19:41,483 --> 00:19:44,803 思わず ひざを打つ ご意見にございました。 227 00:19:44,803 --> 00:19:49,141 どういて おんしが わしの意見書を? 228 00:19:49,141 --> 00:19:52,811 ああ 平井収二郎様のお妹様から→ 229 00:19:52,811 --> 00:19:56,798 ぜひ 読んでほしいと 頼まれましてのぉ。 加尾殿が?! 230 00:19:56,798 --> 00:19:58,817 岩崎様。 231 00:19:58,817 --> 00:20:03,138 江戸で 学問をなさりたいという お気持ちが あるんやったら→ 232 00:20:03,138 --> 00:20:07,642 費用は この多賀屋が 都合致しますけんど。 233 00:20:07,642 --> 00:20:13,799 あなた様は きっと 将来 大人物になられるがです。 234 00:20:13,799 --> 00:20:16,599 ええ…?! 235 00:20:18,303 --> 00:20:21,803 面を上げい。 はっ。 236 00:20:23,375 --> 00:20:27,629 吉田東洋じゃ。 237 00:20:27,629 --> 00:20:34,970 おんしが お殿様に出した意見書 わしも読ませてもろうた。→ 238 00:20:34,970 --> 00:20:41,810 おんしの土佐を思う心は 実に あっぱれじゃ。 239 00:20:41,810 --> 00:20:44,796 ありがとうございます! 240 00:20:44,796 --> 00:20:49,096 けんどのぉ…。 はっ? 241 00:20:52,804 --> 00:21:03,482 日本は 異国を打ち払えると 本心で思うちゅうがか。 242 00:21:03,482 --> 00:21:06,301 …と 申されますと? 243 00:21:06,301 --> 00:21:11,823 我が国の船では 西洋には行けんけんど→ 244 00:21:11,823 --> 00:21:16,144 向こうは 当たり前のように やって来ゆう。 245 00:21:16,144 --> 00:21:22,133 それだけで 力の差は歴然じゃ。 246 00:21:22,133 --> 00:21:26,137 吉田東洋様は 神州 日本が→ 247 00:21:26,137 --> 00:21:30,437 異人の足で 踏み荒らされても かまわんと? 248 00:21:32,794 --> 00:21:35,814 異国など 断固 打ち払うべきです! 249 00:21:35,814 --> 00:21:38,814 我らには それが できるがです。 250 00:21:41,636 --> 00:21:46,636 その程度の男じゃったか。 251 00:21:49,144 --> 00:21:56,468 (東洋)日本は もう 今までのようにはいかん。 252 00:21:56,468 --> 00:22:00,805 それも 分からんと。 253 00:22:00,805 --> 00:22:06,962 下士は… 下士は 口を出すなと? 254 00:22:06,962 --> 00:22:11,633 もう えい。 下がれ。 255 00:22:11,633 --> 00:22:17,639 そのような扱いには 慣れておりますきに。 256 00:22:17,639 --> 00:22:36,141 ♪♪~ 257 00:22:36,141 --> 00:22:44,149 吉田… 東洋! 258 00:22:44,149 --> 00:22:59,631 ♪♪~ 259 00:22:59,631 --> 00:23:04,131 ああ~! 260 00:23:14,646 --> 00:23:17,146 何?! 261 00:23:19,134 --> 00:23:21,634 先生…! 262 00:23:25,490 --> 00:23:29,127 おおっ?! 桂さん どういたがですか? 263 00:23:29,127 --> 00:23:31,479 坂本君 今日は 勘弁してくれ。 264 00:23:31,479 --> 00:23:35,150 松陰先生が 戻られたがか? 265 00:23:35,150 --> 00:23:37,802 違う! ほかの用っちゃ! 嘘じゃ! 266 00:23:37,802 --> 00:23:41,473 坂本君! 会わせてくれるゆう約束ぜよ! 267 00:23:41,473 --> 00:23:44,142 桂さん! 268 00:23:44,142 --> 00:23:47,145 じゃあ 一緒に来い。 はい! 269 00:23:47,145 --> 00:23:50,465 松陰先生を捜すんじゃ。 …捜す? 270 00:23:50,465 --> 00:23:53,765 先生から 手紙が来た。 271 00:23:55,804 --> 00:23:59,474 黒船に乗り込んで アメリカに行くと書いてある。 272 00:23:59,474 --> 00:24:01,476 ええっ?! 273 00:24:01,476 --> 00:24:04,479 幕府にばれたら 大変じゃ…。 藩にも知られとうない。 274 00:24:04,479 --> 00:24:08,179 一刻もはよう 見つけ出して 引き止めんにゃ! 275 00:24:11,136 --> 00:24:14,136 黒船に乗り込む…? 276 00:24:19,811 --> 00:24:22,811 (汽笛) 277 00:24:24,466 --> 00:24:28,803 黒船じゃ…。 あれに近づくためには→ 278 00:24:28,803 --> 00:24:32,140 どっかの浜から 小舟を出すはずじゃ。 279 00:24:32,140 --> 00:24:34,809 先生は 暗くなるのを 待っちょるんじゃ。 280 00:24:34,809 --> 00:24:37,479 手分けして捜そう! 281 00:24:37,479 --> 00:24:52,811 ♪♪~ 282 00:24:52,811 --> 00:24:56,147 恐れるな! (たたく音) 283 00:24:56,147 --> 00:24:58,800 アメリカへ行くんじゃ! (たたく音) 284 00:24:58,800 --> 00:25:01,152 恐れるな! 285 00:25:01,152 --> 00:25:03,805 先生も! 286 00:25:03,805 --> 00:25:06,474 ≪アメリカへ行くんじゃ! 先生! 287 00:25:06,474 --> 00:25:08,476 先生! 288 00:25:08,476 --> 00:25:12,630 (桂)先生~! 先生~! 289 00:25:12,630 --> 00:25:14,983 先生! あっ! 290 00:25:14,983 --> 00:25:20,038 先生! 私です! 桂 小五郎です! 291 00:25:20,038 --> 00:25:22,157 桂君! 292 00:25:22,157 --> 00:25:24,142 (桂)先生 おやめ下さい。→ 293 00:25:24,142 --> 00:25:27,812 黒船に乗り込むなど むちゃです! そうじゃ! 294 00:25:27,812 --> 00:25:31,149 わざわざ 命を捨てにいく ようなもんやないですろうか! 295 00:25:31,149 --> 00:25:36,638 誰だ 君は。 土佐藩士 坂本龍馬と申します。 296 00:25:36,638 --> 00:25:38,640 わしらは 先生を 止めに来たがです! 297 00:25:38,640 --> 00:25:40,809 なぜ? お願いします 先生! 298 00:25:40,809 --> 00:25:43,461 密航は やめてつかあさい! 299 00:25:43,461 --> 00:25:46,815 やれやれ…。 せっかく気合いを→ 300 00:25:46,815 --> 00:25:48,817 入れちょったところ じゃったのにのぉ→ 301 00:25:48,817 --> 00:25:51,469 金子君。 はあ…。 302 00:25:51,469 --> 00:25:54,806 彼は 商人の息子じゃ。 303 00:25:54,806 --> 00:25:57,809 しかし 大変 学問好きでの。→ 304 00:25:57,809 --> 00:26:01,312 自分も行きたい。 ぜひ 供をさせてくれっちゅうてきた。 305 00:26:01,312 --> 00:26:03,314 はい! 306 00:26:03,314 --> 00:26:05,650 桂君も そうじゃったのぉ。 307 00:26:05,650 --> 00:26:09,471 異国っちゅうのは どねえな所かと 興味津々じゃった。 308 00:26:09,471 --> 00:26:11,473 はあ…。 309 00:26:11,473 --> 00:26:14,809 坂本君は どねえに思う。 はっ? 310 00:26:14,809 --> 00:26:19,314 (松陰)この海の向こうに 何があるか 知りとうはないか? 311 00:26:19,314 --> 00:26:21,466 僕は 知りたい。 312 00:26:21,466 --> 00:26:25,136 異国を この目で見とうて たまらんのじゃ!→ 313 00:26:25,136 --> 00:26:28,807 今 そこに 黒船が来ちょるんぞ。→ 314 00:26:28,807 --> 00:26:32,477 黒船に乗りゃあ アメリカへ行けるんじゃ!→ 315 00:26:32,477 --> 00:26:37,148 日本より はるかに進んだ 文明の国へ! 316 00:26:37,148 --> 00:26:40,985 そねえな 絶好の機会を 目の前にして→ 317 00:26:40,985 --> 00:26:43,137 指を くわえて 見ちょれっちゅうんか! 318 00:26:43,137 --> 00:26:45,473 密航が見つかれば 先生は 死罪です! 319 00:26:45,473 --> 00:26:48,293 もし アメリカに渡れたとしても 二度と 日本には→ 320 00:26:48,293 --> 00:26:51,145 戻ってこられません! それが 何じゃ! 321 00:26:51,145 --> 00:26:54,816 そりゃ 失敗するかもしれん。 322 00:26:54,816 --> 00:26:58,820 黒船に行き着く前に 捕らえられるかもしれんし→ 323 00:26:58,820 --> 00:27:01,806 アメリカ人に 乗船を拒まれるかもしれん。 324 00:27:01,806 --> 00:27:04,142 それで ええんっちゃ! 325 00:27:04,142 --> 00:27:10,648 何もせんでおることより その方が 何千倍 何万倍も値打ちがある! 326 00:27:10,648 --> 00:27:13,134 僕は 死など 怖うない。 327 00:27:13,134 --> 00:27:16,804 そねえなことより 行きたいっちゅう気持ちの方が→ 328 00:27:16,804 --> 00:27:19,641 はるかに強いんじゃ! (桂)しかし…! 桂君。→ 329 00:27:19,641 --> 00:27:22,977 君が 本当に 異国に興味があるんなら→ 330 00:27:22,977 --> 00:27:25,813 きっと 僕と同じことをするはずじゃ。 331 00:27:25,813 --> 00:27:29,150 じゃが 君は それをせん。 332 00:27:29,150 --> 00:27:31,986 なぜじゃ? 333 00:27:31,986 --> 00:27:36,324 殺されるからか? 日本に帰れんからか? 334 00:27:36,324 --> 00:27:38,810 別れが つらいからか?! 335 00:27:38,810 --> 00:27:42,810 そんなものはな すべて 言い訳じゃ! 336 00:27:46,651 --> 00:27:50,805 見ろ! 僕には 言い訳など 何もない! 337 00:27:50,805 --> 00:27:54,142 どんな運命が待っちょろうが 後悔せん! 338 00:27:54,142 --> 00:28:00,481 僕が 今やるべきことは 黒船に 乗り込んで アメリカへ行くことじゃ! 339 00:28:00,481 --> 00:28:04,969 桂君 坂本君。 僕のことを 心配してくれて ありがとう。 340 00:28:04,969 --> 00:28:09,474 しかし 僕は 今 震えるほどの 喜びを感じちょるんじゃ! 341 00:28:09,474 --> 00:28:11,809 アメリカへ行くぞ! 342 00:28:11,809 --> 00:28:13,962 待ってつかあさい! 343 00:28:13,962 --> 00:28:17,148 待ってつかあさい 松陰先生! 344 00:28:17,148 --> 00:28:19,150 わしも…→ 345 00:28:19,150 --> 00:28:22,136 わしも一緒に 連れていって もらえませんろうか! 346 00:28:22,136 --> 00:28:25,473 何? 今の先生の話を聞いて→ 347 00:28:25,473 --> 00:28:30,478 わしは 自分が なんちゅう こんまいことで悩んじょったか→ 348 00:28:30,478 --> 00:28:33,648 自分が 恥ずかしゅうなりました! 349 00:28:33,648 --> 00:28:36,801 剣が役に立つとか 立たんとか…→ 350 00:28:36,801 --> 00:28:39,804 そんなことは もう どうでもえいちや! 351 00:28:39,804 --> 00:28:46,644 わしも… わしも 先生のような 生き方がしてみたいがです! 352 00:28:46,644 --> 00:28:49,981 (松陰)坂本君! はい! 353 00:28:49,981 --> 00:28:52,981 ばかたれ! うわっ! 354 00:28:55,036 --> 00:28:58,139 黒船に乗り込んで アメリカに行くんは→ 355 00:28:58,139 --> 00:29:01,139 僕のやるべきことであって 君じゃない! 356 00:29:03,478 --> 00:29:09,968 君は 何者じゃ。 何のために この天の下におる! 357 00:29:09,968 --> 00:29:14,806 君がやるべきことは 何なんじゃ! 358 00:29:14,806 --> 00:29:18,142 考えるな。 359 00:29:18,142 --> 00:29:21,813 己の心を見ろ! 360 00:29:21,813 --> 00:29:24,482 心…? そうじゃ! 361 00:29:24,482 --> 00:29:28,182 そこには もう 答えがあるはずじゃ。 362 00:29:37,645 --> 00:29:42,483 急げ! 黒船は そこじゃ!→ 363 00:29:42,483 --> 00:29:47,138 黒船! 黒船! 364 00:29:47,138 --> 00:29:50,641 先生 乗って下さい! 365 00:29:50,641 --> 00:29:55,480 アメリカ! アメリカ! えい! えい! 366 00:29:55,480 --> 00:30:00,818 (松陰)黒船! 黒船! アメリカ! 367 00:30:00,818 --> 00:30:29,147 ♪♪~ 368 00:30:29,147 --> 00:30:33,634 <安政元年(1854年)→ 369 00:30:33,634 --> 00:30:40,141 日本と アメリカは ついに 条約締結に至った> 370 00:30:40,141 --> 00:30:44,841 長崎以外に 箱館と下田。 371 00:30:59,644 --> 00:31:05,817 <この瞬間 徳川幕府の鎖国政策は 終わりを告げた。→ 372 00:31:05,817 --> 00:31:11,117 日本の歴史は 大きゅう変わったがじゃ> 373 00:31:14,308 --> 00:31:19,814 <結局 吉田松陰の計画は 失敗に終わったがじゃ。→ 374 00:31:19,814 --> 00:31:24,635 陸に戻った 松陰は その足で 自ら 奉行所に名乗り出→ 375 00:31:24,635 --> 00:31:27,805 長州へと送り返された> 376 00:31:27,805 --> 00:31:32,643 僕には 言い訳などない。 377 00:31:32,643 --> 00:31:36,643 …僕には 言い訳などない。 378 00:31:38,316 --> 00:31:40,802 吉田松陰? ああ。 379 00:31:40,802 --> 00:31:44,138 黒船に乗り込もうとしてよ 拒まれたんだと! 380 00:31:44,138 --> 00:31:47,475 てめえからよ お奉行所に お縄になりに来たんだと。 381 00:31:47,475 --> 00:31:51,646 何をしたかったんだ? そいつ。 さあな! ハハハハハハハ! 382 00:31:51,646 --> 00:31:55,633 そもそもよぉ てめえから お縄になりに来たってよ! 383 00:31:55,633 --> 00:31:59,333 おかしな奴もいたもんだな。 384 00:32:01,305 --> 00:32:04,605 (気合いの声) 385 00:32:08,629 --> 00:32:10,629 (定吉)佐那! 386 00:32:12,800 --> 00:32:15,800 少し 休みなさい。 387 00:32:27,865 --> 00:32:30,365 (重太郎)やめ! 次! 388 00:32:33,638 --> 00:32:37,141 坂本さん…! 389 00:32:37,141 --> 00:32:39,641 (重太郎)坂本! 390 00:32:53,641 --> 00:32:56,641 何の用だ。 391 00:33:03,134 --> 00:33:06,137 先生。 392 00:33:06,137 --> 00:33:10,474 わしは 間違うちょりました。 393 00:33:10,474 --> 00:33:14,645 わしは 剣を…→ 394 00:33:14,645 --> 00:33:21,135 剣を 道具じゃと 考えてしもうたがです。 395 00:33:21,135 --> 00:33:25,139 己は 何者か。 396 00:33:25,139 --> 00:33:29,310 己が進むべき道は どこながか。 397 00:33:29,310 --> 00:33:35,816 それは 己を 極限まで追い詰め→ 398 00:33:35,816 --> 00:33:42,139 無の境地に達してこそ 見えてくるがです。 399 00:33:42,139 --> 00:33:50,439 そのために わしは 剣術をやりよったがです。 400 00:33:56,637 --> 00:33:59,140 先生。 401 00:33:59,140 --> 00:34:05,813 どうか わしを許してつかあさい! 402 00:34:05,813 --> 00:34:09,467 もういっぺん…→ 403 00:34:09,467 --> 00:34:13,137 もういっぺん この道場で→ 404 00:34:13,137 --> 00:34:17,808 わしを 鍛えてつかあさい! 405 00:34:17,808 --> 00:34:20,508 お願い致します! 406 00:34:24,482 --> 00:34:31,489 一つだけ聞かせてくれ 坂本。 はい! 407 00:34:31,489 --> 00:34:37,789 剣で 黒船に立ち向かえるのか? 408 00:34:42,466 --> 00:34:46,137 黒船に通用するか せんかは→ 409 00:34:46,137 --> 00:34:49,640 剣ではなく→ 410 00:34:49,640 --> 00:34:54,840 この坂本龍馬ゆう人間の問題です。 411 00:35:03,471 --> 00:35:08,809 ハハハ! 坂本。 412 00:35:08,809 --> 00:35:12,809 時が かかったのぉ。 413 00:35:16,150 --> 00:35:22,150 よし。 すぐに 稽古の支度をせい! 414 00:35:25,142 --> 00:35:28,312 ありがとうございます! 415 00:35:28,312 --> 00:35:31,132 父上…! 416 00:35:31,132 --> 00:35:40,808 ♪♪~ 417 00:35:40,808 --> 00:35:43,144 (定吉)みんな 稽古を続けろ! 418 00:35:43,144 --> 00:35:45,144 (一同)はい! 419 00:35:49,483 --> 00:35:51,469 よかった…。 420 00:35:51,469 --> 00:35:54,805 よかったですね 坂本さん! 421 00:35:54,805 --> 00:35:56,807 はい…! 422 00:35:56,807 --> 00:36:01,295 坂本! ぐずぐずするな! 早く 用意しろ! 423 00:36:01,295 --> 00:36:03,814 はい! 424 00:36:03,814 --> 00:36:07,485 やあ! おう! えい! 425 00:36:07,485 --> 00:36:14,141 やあ! おう! えい! やあ! おう! えい! 426 00:36:14,141 --> 00:36:26,137 ♪♪~ 427 00:36:26,137 --> 00:36:32,126 <この年 5月 龍馬の江戸修行が終了した> 428 00:36:32,126 --> 00:36:34,478 今日まで ご指導頂き→ 429 00:36:34,478 --> 00:36:38,149 まっこと ありがとうございました。 430 00:36:38,149 --> 00:36:45,823 千葉道場での 1年と1か月の修行 決して 無駄には致しません。 431 00:36:45,823 --> 00:36:48,642 また 江戸に来い 坂本。 432 00:36:48,642 --> 00:36:51,479 ありがとうございます 重太郎先生。 433 00:36:51,479 --> 00:36:53,631 うん…。 434 00:36:53,631 --> 00:36:56,967 定吉先生。 435 00:36:56,967 --> 00:37:04,642 また お目にかかれる日まで どうか お達者で。 436 00:37:04,642 --> 00:37:28,142 ♪♪~ 437 00:37:29,717 --> 00:37:32,717 ここに おられたがですか。 438 00:37:34,472 --> 00:37:38,476 手伝います。 いえ 終わりました。 439 00:37:38,476 --> 00:37:42,476 ああ… それは 残念…。 440 00:37:49,136 --> 00:37:52,473 お世話になりました。 441 00:37:52,473 --> 00:37:58,128 ここでの修行は わしの宝になったがです。 442 00:37:58,128 --> 00:38:05,135 まっこと ありがとうございました。 443 00:38:05,135 --> 00:38:10,140 もう… 行かれるのですね。 444 00:38:10,140 --> 00:38:14,144 …はい。 445 00:38:14,144 --> 00:38:19,633 土佐に戻っても 精進を怠ってはなりませんよ。 446 00:38:19,633 --> 00:38:25,322 国許に戻ったら すんぐに 藩に 願い出るつもりですき。 447 00:38:25,322 --> 00:38:33,647 わしは もっと もっと 江戸で修行がしたいと。 448 00:38:33,647 --> 00:38:40,647 その時まで どうか お佐那様もお達者で。 449 00:38:48,979 --> 00:38:51,479 坂本さん! 450 00:38:57,137 --> 00:39:02,142 本当に 戻ってきて下さいね。 451 00:39:02,142 --> 00:39:04,842 必ずですよ。 452 00:39:07,131 --> 00:39:11,131 はい! 必ず。 453 00:39:15,806 --> 00:39:20,144 約束して。 え? 454 00:39:20,144 --> 00:39:23,144 約束。 455 00:39:26,150 --> 00:39:28,150 はい。 456 00:39:32,640 --> 00:39:40,640 指切りげんまん 嘘ついたら 針千本 飲ます! 457 00:39:45,135 --> 00:39:47,488 本当に飲ませますからね。 458 00:39:47,488 --> 00:39:51,141 嘘ついたら。 459 00:39:51,141 --> 00:39:55,296 …まっこと 千葉の鬼小町じゃ。 460 00:39:55,296 --> 00:39:59,633 私は 鬼ではありません! 461 00:39:59,633 --> 00:40:03,133 分かっちょります。 462 00:40:06,473 --> 00:40:09,143 ほいたら。 463 00:40:09,143 --> 00:40:33,133 ♪♪~ 464 00:40:33,133 --> 00:40:38,633 講義の前に 皆に言うちょきたいことがある。 465 00:40:43,143 --> 00:40:46,143 (収二郎)なんですろう 武市さん。 466 00:40:52,152 --> 00:40:56,490 徳川幕府は アメリカの言いなりになって→ 467 00:40:56,490 --> 00:40:59,643 ついに 鎖国を解いてしもうた。 468 00:40:59,643 --> 00:41:06,967 今こそ 我らが立ち上がらんと この国は 滅びる! 469 00:41:06,967 --> 00:41:13,807 ♪♪~ 470 00:41:13,807 --> 00:41:16,477 弥之助も食べや! 471 00:41:16,477 --> 00:41:19,813 よかったな 弥太郎! 飲みい! 472 00:41:19,813 --> 00:41:21,799 ああ~! 473 00:41:21,799 --> 00:41:25,636 何しゆう! ハハハハハハ! 474 00:41:25,636 --> 00:41:29,139 びしょびしょじゃ。 475 00:41:29,139 --> 00:41:32,476 大丈夫じゃ。 ハハハハハハハハ! 476 00:41:32,476 --> 00:41:49,143 ♪♪~ 477 00:41:49,143 --> 00:41:52,479 江戸に行ける…! 478 00:41:52,479 --> 00:41:56,479 江戸に行ける! 479 00:42:02,806 --> 00:42:05,476 岩崎先生。 480 00:42:05,476 --> 00:42:11,648 江戸へ行かれても どうか お体に お気をつけて。 481 00:42:11,648 --> 00:42:14,448 加尾殿…。 482 00:42:19,139 --> 00:42:22,476 一緒に 江戸へ行かんか? 483 00:42:22,476 --> 00:42:24,478 え? 484 00:42:24,478 --> 00:42:27,678 わしの女房になってくれ! 485 00:42:42,813 --> 00:42:53,140  心の声  父上 母上 兄上 姉様方 待っちょってつかあさい!→ 486 00:42:53,140 --> 00:42:58,145 わしゃ 土佐へ帰るきに! 487 00:42:58,145 --> 00:43:01,632 黒船です! 造れたら えいなあと…。 488 00:43:01,632 --> 00:43:04,301 これが 世界じゃ。 489 00:43:04,301 --> 00:43:06,487 ううっ うっ…! おまさん! 490 00:43:06,487 --> 00:43:09,640 私は… まだ 何も成し遂げちょりません。 491 00:43:09,640 --> 00:43:15,646 この世に生まれたからには 己の命を 使い切らんといかん! 492 00:43:15,646 --> 00:43:19,149 大きい花を咲かせるぜよ 龍馬は。 493 00:43:19,149 --> 00:43:22,449 父上 答えが見つかりました。 494 00:43:24,805 --> 00:43:29,810 <静岡県下田にやって来ました。→ 495 00:43:29,810 --> 00:43:36,149 ここは 吉田松陰が 海外渡航を試みた場所です。→ 496 00:43:36,149 --> 00:43:40,470 嘉永7年(1854年)→ 497 00:43:40,470 --> 00:43:44,308 松陰は 弟子の金子重輔と共に→ 498 00:43:44,308 --> 00:43:49,146 この家で 海外へ渡る機会を うかがっていたといいます。→ 499 00:43:49,146 --> 00:43:53,133 しかし 命を懸けた 松陰たちの試みは→ 500 00:43:53,133 --> 00:43:56,136 失敗してしまいます。→ 501 00:43:56,136 --> 00:44:00,140 ペリー艦隊の遠征記録には→ 502 00:44:00,140 --> 00:44:04,140 松陰たちの行動が こう書かれていました> 503 00:44:16,807 --> 00:44:21,144 <ペリー 一行の休息所となった 了仙寺。→ 504 00:44:21,144 --> 00:44:27,144 当時の話を 今に伝えています> 505 00:44:31,638 --> 00:44:38,145 <吉田松陰の情熱は 今なお 人々を魅了しています> 506 00:44:38,145 --> 00:44:48,145 ♪♪~