1 00:01:57,185 --> 00:01:58,052 2 00:01:58,052 --> 00:02:04,052 ♬~ 3 00:02:06,060 --> 00:02:12,066 (ナレーター)<昔々 この世に人間が現れる はるか前> 4 00:02:12,066 --> 00:02:15,069 <世界は 天も地も ひとつになって 5 00:02:15,069 --> 00:02:20,074 ドロドロと溶岩のように 漂い流れておりました> 6 00:02:20,074 --> 00:02:26,080 <やがて それが少しずつ固まり 4つの大陸ができました> 7 00:02:26,080 --> 00:02:32,086 <その中のひとつ 東勝神洲の一部に山がありました> 8 00:02:32,086 --> 00:02:36,090 <その名を花果山といいます> 9 00:02:36,090 --> 00:02:40,094 <その後 何万年たったことでしょう> 10 00:02:40,094 --> 00:02:45,099 <この花果山に 不思議な石が生まれました> 11 00:02:45,099 --> 00:02:48,102 <石から生まれた この卵は➡ 12 00:02:48,102 --> 00:02:54,108 まるで霊魂でも 宿っているかのようでした> 13 00:02:54,108 --> 00:02:58,108 <そして ある嵐の夜…> 14 00:03:02,050 --> 00:03:05,050 (叫び声) 15 00:03:10,058 --> 00:03:14,062 ♬『モンキー・マジック』 16 00:03:14,062 --> 00:03:34,082 ♬~ 17 00:03:34,082 --> 00:03:50,082 ♬~ 18 00:03:57,038 --> 00:04:03,044 <唐の都・長安を 旅立ちました玄奘三蔵と悟空たち> 19 00:04:03,044 --> 00:04:09,050 <早や数年の歳月を重ねましたが 西天の地は いまだ遠く➡ 20 00:04:09,050 --> 00:04:13,050 苦難の旅は いつ終わるとも知れません> 21 00:04:15,056 --> 00:04:19,060 <さて 山に伏し 谷川の岩を枕に➡ 22 00:04:19,060 --> 00:04:23,064 仮寝の夢を 結んでまいりました一行> 23 00:04:23,064 --> 00:04:28,069 <珍しく とある山あいの町へと さしかかりました> 24 00:04:28,069 --> 00:04:39,080 ♪~ 25 00:04:39,080 --> 00:04:41,082 (八戒)いやぁ こりゃいいや (悟空)おい 26 00:04:41,082 --> 00:04:43,084 オッ! 27 00:04:43,084 --> 00:04:46,087 ほら いやぁ いいなぁ これ 豚か? おい 28 00:04:46,087 --> 00:04:48,089 お師匠さま 29 00:04:48,089 --> 00:04:53,094 今夜は やっと柔らかい寝床に ありつけそうですぜ 30 00:04:53,094 --> 00:04:57,031 (悟浄)温かい寝床もええけども 何ちゅうても酒やな ええ? 31 00:04:57,031 --> 00:05:00,034 あるがな あるがな あっちにも こっちにも酒屋が 32 00:05:00,034 --> 00:05:03,037 でもよ 酒だけじゃ なんとなく 物足りねえんじゃねえか 33 00:05:03,037 --> 00:05:06,040 こっちの手に盃 持ったらよ こっちの手に何が来るか 34 00:05:06,040 --> 00:05:08,042 質問その1 何が来る? こっちの手は 35 00:05:08,042 --> 00:05:11,045 女… 当たりだよ 当たりだよ 兄貴 36 00:05:11,045 --> 00:05:15,049 (女性)フフフッ… おまちどおさま 37 00:05:15,049 --> 00:05:17,051 (八戒) にゃんにゃん 待っちゃってた 38 00:05:17,051 --> 00:05:19,053 ちょっと ちょっと もう飲むの やめたら? 39 00:05:19,053 --> 00:05:23,057 しつこいのよ あんた もう! (八戒)しつこいは ねえだろうよ 40 00:05:23,057 --> 00:05:26,060 こんな二枚目 見たことねえべや 本当に 41 00:05:26,060 --> 00:05:29,063 フフフッ… なっ? なっ? なっ? 42 00:05:29,063 --> 00:05:32,066 ねえ 八戒さま (八戒)何だよ? 43 00:05:32,066 --> 00:05:34,068 私のお願い 聞いてくださる? 44 00:05:34,068 --> 00:05:37,071 聞く 言うてごらん 言うてごらん 言うてごらん 45 00:05:37,071 --> 00:05:39,073 あのね 私ね… 46 00:05:39,073 --> 00:05:42,076 八戒さまと一緒にいらした あのお坊さまに お会いしたいの 47 00:05:42,076 --> 00:05:44,078 ほら 白いお馬に乗った あのお方 48 00:05:44,078 --> 00:05:47,081 白い馬? (女性)うん 49 00:05:47,081 --> 00:05:50,084 お師匠さまは よしたほうがいいよ あれ 女嫌いなんだ 女嫌い 50 00:05:50,084 --> 00:05:53,087 いやぁん そんなぁ (八戒)よしなよ よしなよ 51 00:05:53,087 --> 00:05:56,090 あのね お顔 見るだけでいいのよ 52 00:05:56,090 --> 00:06:01,029 お顔を見せてくれたら ウフフッ… 私 八戒さんと… ねっ? 53 00:06:01,029 --> 00:06:04,032 本当かい? (女性)うん 54 00:06:04,032 --> 00:06:07,035 グフフフッ… 55 00:06:07,035 --> 00:06:09,037 <色ぼけの八戒> 56 00:06:09,037 --> 00:06:13,041 <喜々として 三蔵の宿へ 女を案内することになりました> 57 00:06:13,041 --> 00:06:15,041 (八戒)待って 待って 58 00:06:30,058 --> 00:06:32,060 ≪(三蔵法師)そのようなことは… 59 00:06:32,060 --> 00:06:37,065 ≪ いえ そのようなことを言われても… 60 00:06:37,065 --> 00:06:41,069 おかしいなぁ 先客ありか おい 61 00:06:41,069 --> 00:06:44,072 ちょっと ちょっと (八戒)何だよ? 何だよ? しっ! 62 00:06:44,072 --> 00:06:47,075 なにが女嫌いのお坊さまよ! 63 00:06:47,075 --> 00:06:49,077 こんな時間に ちゃんと女を 引きずり込んでんじゃないのさ 64 00:06:49,077 --> 00:06:51,079 いや 女嫌いなんだよ 女嫌いなんだけどね 65 00:06:51,079 --> 00:06:53,081 なんか 迫られてるっていう 感じだったもんな 66 00:06:53,081 --> 00:06:55,081 魔が差したのかもしんないよ 67 00:06:58,019 --> 00:07:00,021 アア… お前 本当かよ? 68 00:07:00,021 --> 00:07:03,024 お師匠さまの部屋に 女の客がいたなんてよ 69 00:07:03,024 --> 00:07:07,028 うん 確かに聞いたぞ 俺は なんかな その女がよ 70 00:07:07,028 --> 00:07:10,031 なんか お師匠さまに 迫ってるって感じだったんだよ 71 00:07:10,031 --> 00:07:13,034 ちょっと待てよ 八戒 お前 なんでまた そんな真夜中に 72 00:07:13,034 --> 00:07:15,036 お師匠さまの部屋に 近づいたりしてんや? 73 00:07:15,036 --> 00:07:18,039 いや 俺はよ まあ… 吐いちゃえ 吐いちゃえ 74 00:07:18,039 --> 00:07:20,041 ≪ おはよう おはようございます 75 00:07:20,041 --> 00:07:23,044 (三蔵)そんな所で 何をしているのですか? 76 00:07:23,044 --> 00:07:25,044 おはようございま~す 77 00:07:27,048 --> 00:07:30,051 お師匠さま なんと お美しい… 78 00:07:30,051 --> 00:07:32,053 …お帽子でございます (殴る音) 79 00:07:32,053 --> 00:07:34,055 顔を褒めろ 顔を 馬鹿 80 00:07:34,055 --> 00:07:39,060 あの… 八戒の奴がね ゆうべ お師匠さんの部屋に… 81 00:07:39,060 --> 00:07:42,063 女? 女の客が来てたなんて➡ 82 00:07:42,063 --> 00:07:45,066 ほざいたもんですからね 女の客? 83 00:07:45,066 --> 00:07:48,069 ゆんべ 話してたでしょう? 女の人と 84 00:07:48,069 --> 00:07:52,073 ああ そのことですか ええ 85 00:07:52,073 --> 00:07:57,073 本当に奇妙な夢でした… 86 00:07:59,013 --> 00:08:04,018 (烏鶏国の国王) ((お~い 師父よ…)) 87 00:08:04,018 --> 00:08:08,018 ((師父よ… 師父よ…)) 88 00:08:10,024 --> 00:08:17,024 ((お助けくだされ お助けくだされ…)) 89 00:08:20,034 --> 00:08:22,036 ((何者ですか?)) 90 00:08:22,036 --> 00:08:29,043 ((妖怪 悪魔のたぐいであるならば 直ちに立ち去りなさい)) 91 00:08:29,043 --> 00:08:32,043 ((これは異なるお言葉)) 92 00:08:34,048 --> 00:08:39,053 ((我は妖怪にはあらず)) 93 00:08:39,053 --> 00:08:43,057 (国王)((御目を見開きたまえ)) 94 00:08:43,057 --> 00:08:49,063 (水の滴る音) 95 00:08:49,063 --> 00:08:55,069 ((これは… いずれの御代の 帝に おわしますやら)) 96 00:08:55,069 --> 00:08:58,005 ((このような夜半に 何のご用が?)) 97 00:08:58,005 --> 00:09:06,013 ((師父よ 私は この隣の烏鶏国と申す所の王)) 98 00:09:06,013 --> 00:09:11,018 ((3年前 心を許した者の手にかかり➡ 99 00:09:11,018 --> 00:09:15,022 果て申した…)) 100 00:09:15,022 --> 00:09:18,025 ((お聞きくだされ)) 101 00:09:18,025 --> 00:09:21,028 ((今を去ること5年の余)) 102 00:09:21,028 --> 00:09:28,035 ((我が烏鶏国は 未曽有の日照りに襲われ申した)) 103 00:09:28,035 --> 00:09:35,042 (風の音) 104 00:09:35,042 --> 00:09:43,050 (からすの鳴き声) 105 00:09:43,050 --> 00:09:48,055 ♬~ 106 00:09:48,055 --> 00:09:51,058 ((日照りは3年続き➡ 107 00:09:51,058 --> 00:09:55,062 我が国は 今やもう 滅ぶしかないというとき 108 00:09:55,062 --> 00:10:01,002 ひとりの道士が訪れてきて 雨ごいをするというのです)) 109 00:10:01,002 --> 00:10:05,006 (道士)((三極大君 日月星辰)) 110 00:10:05,006 --> 00:10:09,010 ((八方の諸神 司令司籍)) 111 00:10:09,010 --> 00:10:14,015 ((左は東王父 右は西王母)) 112 00:10:14,015 --> 00:10:18,019 ((五方五帝 四時四気)) 113 00:10:18,019 --> 00:10:22,023 ((ささぐるに しゅひんをもってし…)) 114 00:10:22,023 --> 00:10:26,027 (国王)((奇跡が起こりました)) 115 00:10:26,027 --> 00:10:28,029 (雷鳴) 116 00:10:28,029 --> 00:10:35,036 (雨の音) 117 00:10:35,036 --> 00:10:42,043 ♬~ 118 00:10:42,043 --> 00:10:46,047 ((烏鶏国は よみがえりました)) 119 00:10:46,047 --> 00:10:53,054 ((私は その道士を兄弟と呼び 国賓として もてなしたのです)) 120 00:10:53,054 --> 00:10:55,056 ((ところが…)) 121 00:10:55,056 --> 00:11:01,056 ((彼は 私の妻に よこしまな心を 寄せていたのです)) 122 00:11:03,998 --> 00:11:06,000 (突く音) 123 00:11:06,000 --> 00:11:16,010 ♬~ 124 00:11:16,010 --> 00:11:18,012 ≪(落下音) 125 00:11:18,012 --> 00:11:30,024 ♬~ 126 00:11:30,024 --> 00:11:34,028 (王妃)((お1人ですか? 道士さまは?)) 127 00:11:34,028 --> 00:11:37,031 (道士)((ああ このようなことが あってよいものか…)) 128 00:11:37,031 --> 00:11:42,036 ((あの男は私を裏切った)) (王妃)((裏切った?)) 129 00:11:42,036 --> 00:11:45,039 ((もうよい 下がっておくれ)) 130 00:11:45,039 --> 00:11:51,045 ♬~ 131 00:11:51,045 --> 00:11:55,049 (王妃)((あなた… あの道士さまが裏切った?)) 132 00:11:55,049 --> 00:11:57,051 ((兄弟と 呼び合ってらした あの方が?)) 133 00:11:57,051 --> 00:12:02,056 ((裏切ったのだ 事もあろうに 私の碧玉の圭を持って)) 134 00:12:02,056 --> 00:12:04,058 (王妃)((まさか…)) 135 00:12:04,058 --> 00:12:06,060 (国王)((その日以来➡ 136 00:12:06,060 --> 00:12:12,066 道士は 我が妃を妻とし 難癖をつけて 我が太子を遠ざけ➡ 137 00:12:12,066 --> 00:12:15,069 烏鶏国を 我が物としているのです)) 138 00:12:15,069 --> 00:12:18,072 お師匠さま たかが夢じゃありませんか 139 00:12:18,072 --> 00:12:22,076 いや しかし その者は 私に助けを求めていました 140 00:12:22,076 --> 00:12:25,079 そら まあ 正夢っちゅうことも ありますもんね 141 00:12:25,079 --> 00:12:28,082 ええ その者は その証拠にと言って➡ 142 00:12:28,082 --> 00:12:31,085 碧玉の圭を置いて… 143 00:12:31,085 --> 00:12:34,088 では 見せましょう 144 00:12:34,088 --> 00:12:36,090 (八戒) …で その碧玉の圭って何なの? 145 00:12:36,090 --> 00:12:39,093 (悟浄) これはな 天子さまが諸侯たちを➡ 146 00:12:39,093 --> 00:12:43,097 いろんな所へ赴任させるときに 印として賜る物やな 147 00:12:43,097 --> 00:12:46,100 まあ 平たく言えば お墨付きっちゅうやっちゃな 148 00:12:46,100 --> 00:12:48,102 ふ~ん… あっ これだ 149 00:12:48,102 --> 00:12:50,104 正夢やな (八戒)ほう… 150 00:12:50,104 --> 00:12:53,107 そういえばね 隣の国じゃ 大層 百姓がですね 151 00:12:53,107 --> 00:12:56,110 苦しめられてるそうなんですわ それで まあ 国を捨てて➡ 152 00:12:56,110 --> 00:13:01,048 どんどん どんどん逃げていく者が いるらしいんですね ええ 153 00:13:01,048 --> 00:13:06,053 ああ なるほど その烏鶏国の王さまとやらは➡ 154 00:13:06,053 --> 00:13:10,057 私を中心とした その他 手下2名の活躍を期待し➡ 155 00:13:10,057 --> 00:13:12,059 なおかつ その化け物をやっつけてほしいと 156 00:13:12,059 --> 00:13:15,062 こういうことなんでしょうな お師匠さま 157 00:13:15,062 --> 00:13:17,064 烏鶏国とやらに まいりましょう 158 00:13:17,064 --> 00:13:22,069 この圭を預かった以上 私には 事の真偽をただし➡ 159 00:13:22,069 --> 00:13:25,072 圭を 本当の王に返す義務があります 160 00:13:25,072 --> 00:13:27,074 よろしいですね? 161 00:13:27,074 --> 00:13:31,078 よろしいね? (八戒)はいはい よろしいです 162 00:13:31,078 --> 00:13:35,082 <かくて 三蔵法師と その一行は➡ 163 00:13:35,082 --> 00:13:40,087 碧玉の圭を手に 烏鶏国に旅立ったのであります> 164 00:13:40,087 --> 00:13:45,092 ♬~ 165 00:13:45,092 --> 00:13:48,095 (八戒)あっ 何だべ? あの声は 166 00:13:48,095 --> 00:13:51,095 お師匠さま そこから何か見えませんか? 167 00:13:53,100 --> 00:13:55,100 あそこに! 168 00:13:57,037 --> 00:14:03,043 (うめき声) 169 00:14:03,043 --> 00:14:05,045 どうしたのですか? 170 00:14:05,045 --> 00:14:09,049 何の科で そのような目に 遭っているのですか? 171 00:14:09,049 --> 00:14:12,052 (男性)おら… おら 何もしてねえ 172 00:14:12,052 --> 00:14:16,056 作った粟 差し出すのが少ねえ 働きが足りねえって 173 00:14:16,056 --> 00:14:18,058 見せしめのために こうなってるんだ 174 00:14:18,058 --> 00:14:22,062 悟空 外しておやり へい 175 00:14:22,062 --> 00:14:25,065 ああ やめてくれ! 何だよ? お前 176 00:14:25,065 --> 00:14:27,067 外してやるってのに やめてくれとは どういうことだ? 177 00:14:27,067 --> 00:14:30,070 10日も辛抱すれば 許してもらえるのだ 178 00:14:30,070 --> 00:14:34,074 助けられたりしたら 今度は役人に首をはねられる 179 00:14:34,074 --> 00:14:38,078 役人? 烏鶏国のか? うん そうそう そうそう 180 00:14:38,078 --> 00:14:40,080 こんなことなら この前の日照りのほうが➡ 181 00:14:40,080 --> 00:14:44,084 よっぽど ましだった 今は地獄だね この国は 182 00:14:44,084 --> 00:14:47,087 ハハハッ… 木っ端役人ぐらい心配するな 183 00:14:47,087 --> 00:14:50,090 おい 八戒 取ってやれ ああ や… やめてくれよ! 184 00:14:50,090 --> 00:14:53,093 やめてくれ やめてくれ 185 00:14:53,093 --> 00:14:55,095 あっ… 186 00:14:55,095 --> 00:15:00,034 お坊さま 助けてください 役人に殺されます! 187 00:15:00,034 --> 00:15:05,039 心配しなくていい 2~3日 どこかへ隠れていなさい 188 00:15:05,039 --> 00:15:09,043 …で 烏鶏国の王とは どのような人なのですか? 189 00:15:09,043 --> 00:15:12,046 3年前までは いい王さまでした 190 00:15:12,046 --> 00:15:16,050 しかし この3年で まるで別人のように おなりだ 191 00:15:16,050 --> 00:15:19,053 太子は何をしているのです? 192 00:15:19,053 --> 00:15:22,056 太子は そのような父君を いさめようとは しないのですか? 193 00:15:22,056 --> 00:15:27,061 太子さまは なぜか父上に嫌われて 王宮への出入りも禁じられ➡ 194 00:15:27,061 --> 00:15:30,064 毎日 狩りをして 憂さを晴らしておいでだ 195 00:15:30,064 --> 00:15:44,078 ♬~ 196 00:15:44,078 --> 00:15:47,081 (阿斗太子)何奴だ? 旅の僧でございます 197 00:15:47,081 --> 00:15:50,084 これより天竺までまいります途中 198 00:15:50,084 --> 00:15:52,086 (家臣) 怪しい奴 ひっ捕らえましょう 199 00:15:52,086 --> 00:15:55,089 おっと そうはさせねえぜ お前さんたち 何者だい? 200 00:15:55,089 --> 00:15:57,024 俺は この国 烏鶏国の太子だ 201 00:15:57,024 --> 00:16:01,028 ああ お前が この国の太子か 202 00:16:01,028 --> 00:16:03,030 なるほど あほ面してやがんな 203 00:16:03,030 --> 00:16:05,032 (笑い声) なんだと? 204 00:16:05,032 --> 00:16:08,035 だって そうだろう 自分の父親が殺されて➡ 205 00:16:08,035 --> 00:16:11,038 他人に すり替わってんのも 知らずに生きてんだからよ 206 00:16:11,038 --> 00:16:13,040 あほだけじゃ足りねえな おい 何か言ってやれよ 207 00:16:13,040 --> 00:16:17,044 兄貴よ 二度と立ち直れねえような ひどいこと言ってやれよ 208 00:16:17,044 --> 00:16:19,046 致命的なのな 致命的なやつよ 209 00:16:19,046 --> 00:16:23,050 豚! ああ 立ち直れねえ! 210 00:16:23,050 --> 00:16:26,053 (太子)おのれ ひっ捕らえろ! (家臣たち)はっ! 211 00:16:26,053 --> 00:16:29,056 静かに! 捕らえられましょう 212 00:16:29,056 --> 00:16:32,056 (八戒)兄貴 どうするよ? 213 00:16:38,065 --> 00:16:43,070 でたらめを抜かすな! 父君が替え玉だと? 214 00:16:43,070 --> 00:16:48,075 さよう 風とともに姿を くらましたのは あなたの誠の父上 215 00:16:48,075 --> 00:16:52,079 今 王の座にいる者こそ 雨ごいの道士です 216 00:16:52,079 --> 00:16:58,018 黙れ黙れ! 我が父君を偽り者とは許せん 217 00:16:58,018 --> 00:17:01,021 そのほうらの体 みじんに切り刻んでやる 218 00:17:01,021 --> 00:17:04,024 ヘヘヘッ… みじんだってよ (八戒)えっ? 駄目だよ 219 00:17:04,024 --> 00:17:07,027 お師匠さま こうなったら あれ見せるよりほかないね 220 00:17:07,027 --> 00:17:10,030 例の証拠の品さ (八戒)そうですね それしかねえわ 221 00:17:10,030 --> 00:17:16,036 太子 この箱をお改めください 222 00:17:16,036 --> 00:17:19,039 (家臣)はっ! (八戒)はい 持って 223 00:17:19,039 --> 00:17:21,039 びっくりしますよ 224 00:17:26,046 --> 00:17:31,051 ♬~ 225 00:17:31,051 --> 00:17:33,053 これは… 226 00:17:33,053 --> 00:17:37,057 紛れもなく 父上の物でありましょう 227 00:17:37,057 --> 00:17:39,059 (太子)坊主め… 228 00:17:39,059 --> 00:17:43,063 貴様 道士の姿に変えて 我が家の宝を騙り取り 229 00:17:43,063 --> 00:17:47,067 今また 坊主に化けて 我が前に のこのこと現れるとは! 230 00:17:47,067 --> 00:17:50,070 斬れい! 待った! 231 00:17:50,070 --> 00:17:56,076 太子 父君は道士の手によって 井戸に落とされて亡くなられた 232 00:17:56,076 --> 00:17:59,012 今いる父君は 父君に似て 父君にあらず! 次 233 00:17:59,012 --> 00:18:02,015 うん 3年前 道士が姿をくらませてから 234 00:18:02,015 --> 00:18:04,017 あなたのお父さんは 様子が変になったはずです 235 00:18:04,017 --> 00:18:06,017 3年前? 236 00:18:08,021 --> 00:18:10,021 そういえば… 237 00:18:12,025 --> 00:18:18,031 道士がいなくなった日 いつになく きつくお怒りになり 238 00:18:18,031 --> 00:18:22,035 以来 父上にも母上にも お目通りかなわぬ身となったが… 239 00:18:22,035 --> 00:18:25,038 それや それが おかしいやないか 240 00:18:25,038 --> 00:18:27,040 あんたね 1回 あなたの そのおふくろさんに➡ 241 00:18:27,040 --> 00:18:29,042 会うてみなさいよ おふくろさんかて➡ 242 00:18:29,042 --> 00:18:32,045 きっと おかしいと 思うてはるに違いないですよ 243 00:18:32,045 --> 00:18:35,048 それからでもね 我々のことを なますに切り刻むのは➡ 244 00:18:35,048 --> 00:18:39,052 遅くないと思うんですけどもね 八戒 (八戒)そうだよ 245 00:18:39,052 --> 00:18:43,056 しかし そのほうらは なぜ そのようなことを… 246 00:18:43,056 --> 00:18:45,058 お師匠さま よく知ってんだよ 247 00:18:45,058 --> 00:18:49,062 あなたの父上が 私の夢枕に立たれたのです 248 00:18:49,062 --> 00:18:53,062 その折 その碧玉の圭を… 249 00:18:56,069 --> 00:18:58,005 <太子の疑問を晴らすべく➡ 250 00:18:58,005 --> 00:19:04,011 早速 悟空は 太子と共に 妃の館に侵入しました> 251 00:19:04,011 --> 00:19:09,016 おい お妃さまは どこだい? 裏山を散歩中だ 252 00:19:09,016 --> 00:19:29,036 ♬~ 253 00:19:29,036 --> 00:19:48,055 ♬~ 254 00:19:48,055 --> 00:19:52,059 そのほうたち しばらく下がっていておくれ 255 00:19:52,059 --> 00:19:55,062 1人で考え事をしたい 256 00:19:55,062 --> 00:19:57,062 (侍女)かしこまりました 257 00:20:17,017 --> 00:20:22,022 阿斗 阿斗が来ているのか? 258 00:20:22,022 --> 00:20:25,025 母上 (王妃)阿斗! 259 00:20:25,025 --> 00:20:29,029 会いたかった! (太子)母上には お変わりなく 260 00:20:29,029 --> 00:20:33,033 しっ! 声が高い どこで目が光っているやもしれぬ 261 00:20:33,033 --> 00:20:36,036 そなたが ここへ現れたのを お父上がお知りになったら➡ 262 00:20:36,036 --> 00:20:39,036 どのようなことになるか… 263 00:20:44,044 --> 00:20:47,047 母上 お怒りにならずに お聞きください 264 00:20:47,047 --> 00:20:50,050 思い切って母上に 申し上げることがございます 265 00:20:50,050 --> 00:20:56,050 (王妃)何を? そなた 何を言おうとするのですか? 266 00:20:57,991 --> 00:21:02,996 母上 今 母上に 連れ添うておられる父上は➡ 267 00:21:02,996 --> 00:21:08,001 誠の父上でしょうか? (王妃)阿斗 なんということを… 268 00:21:08,001 --> 00:21:11,004 よくお考えください 269 00:21:11,004 --> 00:21:16,009 3年前 父上は 突然 私を遠ざけられました 270 00:21:16,009 --> 00:21:20,013 以来 民百姓は苦しみ抜いております 271 00:21:20,013 --> 00:21:24,017 あの慈悲深い父上が なぜ そのように変わられたのか 272 00:21:24,017 --> 00:21:27,017 私には どうしても合点がいきません 273 00:21:31,024 --> 00:21:37,030 実は 先ほど 唐の長安から来たという僧侶が➡ 274 00:21:37,030 --> 00:21:41,034 父上は 道士の手によって 井戸に投げ殺されたのだと… 275 00:21:41,034 --> 00:21:44,037 (王妃)阿斗! 276 00:21:44,037 --> 00:21:50,037 今の父上は 道士が姿を変えたものであると 277 00:21:52,045 --> 00:21:57,050 3年前の ご夫婦の御語らいと 今のそれとでは➡ 278 00:21:57,050 --> 00:22:01,054 母上 何かが違ってはおりませんか? 279 00:22:01,054 --> 00:22:04,054 まさか… まさか そのような… 280 00:22:06,059 --> 00:22:09,062 (太子)何か? 281 00:22:09,062 --> 00:22:13,062 父上の肌が氷のように冷たい… 282 00:22:15,068 --> 00:22:17,068 氷のように… 283 00:22:19,072 --> 00:22:21,072 もしや… 284 00:22:24,077 --> 00:22:27,080 ほかにも何か? 母上! 285 00:22:27,080 --> 00:22:29,082 (刺さる音) ウッ! 286 00:22:29,082 --> 00:22:32,082 阿斗! (太子)何奴!? 287 00:22:36,089 --> 00:22:39,092 やっぱり そうだったのか 288 00:22:39,092 --> 00:22:42,095 (布を破る音) 289 00:22:42,095 --> 00:22:46,099 (王妃)薬は あとで届けます よく手当てして 290 00:22:46,099 --> 00:22:49,102 さあ 早く逃げなさい! さあ… 291 00:22:49,102 --> 00:22:53,106 実の子が母に会いに来るのが そんなに いけないことでしょうか 292 00:22:53,106 --> 00:22:57,044 そんなこと… でも いつか必ず 阿斗と一緒に暮らせるだろうと 293 00:22:57,044 --> 00:23:01,048 それだけを望みに… ねっ? さあ… 294 00:23:01,048 --> 00:23:08,055 待っていてください その日は すぐに来ます すぐに… 295 00:23:08,055 --> 00:23:10,055 では… 296 00:23:14,061 --> 00:23:18,065 <この光景に かっかと来た孫悟空> 297 00:23:18,065 --> 00:23:22,069 <早速 事の次第を三蔵法師に告げました> 298 00:23:22,069 --> 00:23:28,075 そうだったのですか… かわいそうな太子 299 00:23:28,075 --> 00:23:31,078 (八戒)よっしゃ じゃ そのニセ者っちゅうのを➡ 300 00:23:31,078 --> 00:23:33,080 たたき出しましょうよ なっ? 悟浄 兄貴 なっ? 301 00:23:33,080 --> 00:23:35,082 いいですか? お師匠さま それでな 302 00:23:35,082 --> 00:23:39,086 いけません 八戒 そう簡単には たたき出せませんよ 303 00:23:39,086 --> 00:23:41,088 たたき出すには それなりの… 304 00:23:41,088 --> 00:23:44,091 なるほど 大義名分が要るっちゅうわけやね 305 00:23:44,091 --> 00:23:46,093 何だ? それ (悟浄)それや 306 00:23:46,093 --> 00:23:50,097 ええか 今の国王っちゅうのは 確かに化け物かもしれん 307 00:23:50,097 --> 00:23:54,101 しかしやね 姿形は 一応 国王になっとるわけや 308 00:23:54,101 --> 00:23:58,038 この男がやな 「わしは 間違いなく烏鶏国の国王である」 309 00:23:58,038 --> 00:24:00,040 「何ゆえをもって わしのことを捕らえるんだ」と 310 00:24:00,040 --> 00:24:02,042 こう来よった場合は これは弱るで 311 00:24:02,042 --> 00:24:06,046 夢のお告げやっちゅうようなこと 言うても 世間では通用しません 312 00:24:06,046 --> 00:24:09,049 あら そんなもんだべかな か~っ… 313 00:24:09,049 --> 00:24:13,053 だから お前は 大飯食らいの 色気豚だって言われんだよ 314 00:24:13,053 --> 00:24:16,056 さすが 悟浄 頭詰まってるね ええ? 315 00:24:16,056 --> 00:24:18,058 お前 空なんじゃないの? 316 00:24:18,058 --> 00:24:21,061 (たたく音) この音か? ハハハッ… 317 00:24:21,061 --> 00:24:24,064 泣くなっつうの お前は! 318 00:24:24,064 --> 00:24:29,069 こうなったら 死んだ国王の 死体が必要になってくるな 319 00:24:29,069 --> 00:24:34,074 化け物が殺した死体がありゃ 奴も ぐうの音も出ねえはずだ 320 00:24:34,074 --> 00:24:37,077 八戒 お前 死体運び 一緒に行くか? 321 00:24:37,077 --> 00:24:41,081 死体運び うん? 死体運びなんか行くかよ 322 00:24:41,081 --> 00:24:43,083 俺は それほど暇じゃねえんだかんな 323 00:24:43,083 --> 00:24:45,085 あっ そう じゃ 頼まねえよ 324 00:24:45,085 --> 00:24:47,087 馬鹿だね 八戒ってのは 325 00:24:47,087 --> 00:24:49,089 向こう行きゃ 八戒が 泣いて喜ぶようなこと あんのに 326 00:24:49,089 --> 00:24:51,091 馬鹿だな ありゃ 泣いて喜ぶ? 327 00:24:51,091 --> 00:24:53,093 ちょっと待て ちょっと待て 行かないんだろう? 328 00:24:53,093 --> 00:24:55,095 いやいや… 行かないんだろう? 329 00:24:55,095 --> 00:24:58,031 泣いて喜ぶっちゅうことの ちょっとだけ聞かせてごらん 330 00:24:58,031 --> 00:25:00,033 どういうことなの? それ 何があるの? 331 00:25:00,033 --> 00:25:04,037 あのさ 国王さまってのはよ 1人で死んでると思う? お前 332 00:25:04,037 --> 00:25:06,039 うん? その周りをだよ 333 00:25:06,039 --> 00:25:09,042 八戒好みの美女がよ 334 00:25:09,042 --> 00:25:13,046 ずら~っと 取り囲んでんだよ ずら~っと 335 00:25:13,046 --> 00:25:15,046 お色直ししてくるから 336 00:25:19,052 --> 00:25:23,052 ご覧 この いでたちを 337 00:25:33,066 --> 00:25:37,066 どこへ行く? (王妃)いいえ どこへも… 338 00:25:39,072 --> 00:25:42,075 フン… 膏薬か どこへ持っていく? 339 00:25:42,075 --> 00:25:47,080 あの… 阿斗が転んで 腕に けがをしたそうなので… 340 00:25:47,080 --> 00:25:50,083 ほう 転んで 腕に けがをな 341 00:25:50,083 --> 00:25:52,085 お願いです 行かせてください! 342 00:25:52,085 --> 00:25:56,089 ならん! 3年前から あいつは わしの子ではない 343 00:25:56,089 --> 00:26:00,026 あなた… あなたは 一体 誰なのです!? 344 00:26:00,026 --> 00:26:03,029 血迷うたか? 夫をつかまえて 誰とは 345 00:26:03,029 --> 00:26:06,032 ならば 阿斗は あなたと私の子 346 00:26:06,032 --> 00:26:08,034 どうして あなたの子ではないと 申されるのです? 347 00:26:08,034 --> 00:26:10,034 うるさい! (殴る音) 348 00:26:14,040 --> 00:26:27,053 ♬~ 349 00:26:27,053 --> 00:26:40,066 ♬~ 350 00:26:40,066 --> 00:26:42,066 エイッ! 351 00:26:51,077 --> 00:26:56,082 お坊さま 一刻も早く父上の敵を… 352 00:26:56,082 --> 00:26:59,019 今しばらく お待ちなさい 353 00:26:59,019 --> 00:27:03,023 まもなく供の者が 誠の父上をここへお連れ申します 354 00:27:03,023 --> 00:27:07,023 父上が? 本当ですか? 355 00:27:09,029 --> 00:27:12,032 おい 356 00:27:12,032 --> 00:27:14,034 こん中か ああ そうだ 357 00:27:14,034 --> 00:27:16,036 ハハハッ… おい 待った! 358 00:27:16,036 --> 00:27:19,039 やっぱな 俺が行くわ ちょっと待て ちょっと待て 359 00:27:19,039 --> 00:27:22,042 俺はよ 女が目当てなんだかんな 360 00:27:22,042 --> 00:27:25,045 抜け駆けしようったって そうは いかねえんだよ! 361 00:27:25,045 --> 00:27:29,049 おい 待て! 待てよ! アア~ッ! 362 00:27:29,049 --> 00:27:35,055 ウワッ! あいてて… ああ 痛い! あいてて… 363 00:27:35,055 --> 00:27:38,058 井戸の底が抜けやがった! 364 00:27:38,058 --> 00:27:44,064 ♬~ 365 00:27:44,064 --> 00:27:50,070 (怪物たち)フフフフッ… 366 00:27:50,070 --> 00:27:53,073 よいしょ… ここは どこですか? 367 00:27:53,073 --> 00:27:58,011 (怪物)ここは冥府だ 死者の国だよ 368 00:27:58,011 --> 00:28:02,015 そうですか (怪物)何しに来た? 369 00:28:02,015 --> 00:28:06,019 烏鶏国の国王の死体を 取りに来たんですがね 370 00:28:06,019 --> 00:28:10,023 (怪物) アハハッ… お前が使いの者か 371 00:28:10,023 --> 00:28:14,027 そこにある 372 00:28:14,027 --> 00:28:17,030 持っていけ 373 00:28:17,030 --> 00:28:22,035 ちょっと お尋ねしますがね (怪物)何だ? 374 00:28:22,035 --> 00:28:26,039 絶世の美女がいるということを 聞いて来たんですがね ヘヘヘッ… 375 00:28:26,039 --> 00:28:28,041 (怪物)美女? (八戒)ええ 376 00:28:28,041 --> 00:28:32,045 (怪物)あたしが美女よ (八戒)冗談は やめ… うわぁ! 377 00:28:32,045 --> 00:28:34,047 うわぁ! 気持ち悪い! 378 00:28:34,047 --> 00:28:39,052 ≪(八戒)お~い! お~い! 379 00:28:39,052 --> 00:28:43,056 戻ってきたな ≪ 悟空兄貴! 380 00:28:43,056 --> 00:28:45,058 ≪ お~い! どうした? 381 00:28:45,058 --> 00:28:48,061 ≪ おい 何か下ろしてくれよ 死体 担いでんだ 382 00:28:48,061 --> 00:28:51,064 ≪ とてもじゃねえけど 上がれねえんだ おい! 383 00:28:51,064 --> 00:28:54,067 そうか そうか そうか どうも ご苦労さんな 384 00:28:54,067 --> 00:28:57,067 これに つかまれや 385 00:29:00,006 --> 00:29:05,011 お~い 早く下ろせ ほら! もっと左だよ 左! 386 00:29:05,011 --> 00:29:07,013 よっ! 387 00:29:07,013 --> 00:29:09,013 いいか? 388 00:29:11,017 --> 00:29:15,021 上げるぞ! よし 上げろ! 389 00:29:15,021 --> 00:29:20,021 (呪文) 390 00:29:26,032 --> 00:29:29,035 上げろ 上げろ 上げろ! 391 00:29:29,035 --> 00:29:34,040 俺 見んの やだ… 392 00:29:34,040 --> 00:29:36,042 よいしょ 393 00:29:36,042 --> 00:29:38,044 オオッ… ちょっと待て ちょっと待て 394 00:29:38,044 --> 00:29:41,047 おい 八戒 お前 いつ八戒に戻ったんだよ? 395 00:29:41,047 --> 00:29:43,049 いや もうよ 二枚目なんか やってらんねえんだよ 396 00:29:43,049 --> 00:29:46,052 お前 性に合わねえんだよな そう 性に合わねえの 397 00:29:46,052 --> 00:29:49,055 でも お前 よく見つけたな おう 398 00:29:49,055 --> 00:29:52,058 でもよ 井戸の中に美女なんか いてへんで いてへんもん 399 00:29:52,058 --> 00:29:55,061 井戸の中に美女がいるなんて 信じるほうが おかしいんだよ 400 00:29:55,061 --> 00:29:57,997 そうか 井戸の中だから びじょびじょかと思ったんだよ 401 00:29:57,997 --> 00:29:59,999 おいおいおい 八戒よ お前 この死体をよ 402 00:29:59,999 --> 00:30:04,003 お師匠さまんとこ持ってってみろ お前 褒められるぞ お師匠さまに 403 00:30:04,003 --> 00:30:07,006 本当かよ? うん お前1人の手柄にしろ 404 00:30:07,006 --> 00:30:09,008 いいの? いいから 405 00:30:09,008 --> 00:30:11,010 兄貴 いいの? いいってばよ 406 00:30:11,010 --> 00:30:13,012 悪いな おい 仏の悟空だ お前 407 00:30:13,012 --> 00:30:15,014 早く しょえよ お前1人で お前の手柄だぞ 408 00:30:15,014 --> 00:30:20,019 偉いな お前は よくやったよ 褒めてもらうんだ 409 00:30:20,019 --> 00:30:23,022 お師匠さま お師匠さま 410 00:30:23,022 --> 00:30:27,026 王さまの遺体が到着しました うん 411 00:30:27,026 --> 00:30:32,031 アハハハッ… お師匠さま 八戒 ご苦労さまでした 412 00:30:32,031 --> 00:30:35,031 (太子)父上… さあ 向こうへ 向こう 413 00:30:47,046 --> 00:30:49,046 (太子)父上… 414 00:30:51,050 --> 00:30:54,053 (泣き声) 415 00:30:54,053 --> 00:30:56,053 うん? 416 00:30:59,993 --> 00:31:02,996 おい 八戒 お前よ お師匠さまに 褒められて良かったな 417 00:31:02,996 --> 00:31:05,999 褒められて良かったけどよ でも かわいそうだな 418 00:31:05,999 --> 00:31:08,001 太子? うん 419 00:31:08,001 --> 00:31:11,004 なんとか 慰めてやる方法なんか ねえもんかな 420 00:31:11,004 --> 00:31:13,006 おお あるある あるよ あるよ あるよ 421 00:31:13,006 --> 00:31:17,010 お前な 太子によ 八戒踊り 見せてやれよ 422 00:31:17,010 --> 00:31:20,013 いや 兄貴 まずいよ あれは 423 00:31:20,013 --> 00:31:22,015 こういうとこで 踊る踊りじゃねえもん 424 00:31:22,015 --> 00:31:24,017 お師匠さまに今 俺 聞いてくるからよ 425 00:31:24,017 --> 00:31:26,019 お師匠さまが 「本当ですか 八戒」って言ったら 426 00:31:26,019 --> 00:31:29,022 お前 踊ってやりゃ いいじゃねえかよ 喜ぶよ 427 00:31:29,022 --> 00:31:31,024 兄貴よ お師匠さまが いいっちゅうんだったら 428 00:31:31,024 --> 00:31:35,028 俺 やってもいいけどよ そうだろう? ちょっと聞いてくる 429 00:31:35,028 --> 00:31:39,032 お師匠さま 八戒の奴がね 430 00:31:39,032 --> 00:31:44,037 お父上を生き返らせる薬を 持ってくるっていうんですけどね 431 00:31:44,037 --> 00:31:48,041 本当ですか? 八戒 はい 432 00:31:48,041 --> 00:31:51,041 はい それじゃ… 433 00:31:53,046 --> 00:31:57,050 じゃ ひと差し… 兄貴 頼んだ 434 00:31:57,050 --> 00:32:01,054 ♪ チャチャリガ チャン おい チャチャリガ チャン 435 00:32:01,054 --> 00:32:05,058 ♪ あー 八つの戒め ころりと忘れて 436 00:32:05,058 --> 00:32:08,061 ♪ こっち向いてブー あっち向いてブー 437 00:32:08,061 --> 00:32:11,064 おやめなさい ♪ ブー ブー 438 00:32:11,064 --> 00:32:14,067 おやめなさい! えっ? 439 00:32:14,067 --> 00:32:19,072 太子のお気持ちも考えずに なんて馬鹿なことをするのです 440 00:32:19,072 --> 00:32:23,076 いや だって お師匠さん やっていいっつったんでしょう? 441 00:32:23,076 --> 00:32:26,079 あれ? 言わねえの? あれ? 442 00:32:26,079 --> 00:32:31,084 (悟浄)ははぁ… 読めたぞ 悟空 お前やな 八戒のこと乗せたんは 443 00:32:31,084 --> 00:32:36,089 乗るお前も お前やな 情けないやっちゃお前は ほんまに 444 00:32:36,089 --> 00:32:39,092 悟空 こうなったら お前が 薬 持ってこい 445 00:32:39,092 --> 00:32:41,094 ええ? ふだんから 「兄貴 兄貴」言うてんやったら 446 00:32:41,094 --> 00:32:43,096 1回 兄貴らしいこと やってみい 447 00:32:43,096 --> 00:32:45,098 そんな薬なんか あるわけねえじゃねえかよ 448 00:32:45,098 --> 00:32:47,100 あるやないか 珍竹林んとこの 太上老君とこ行ったら➡ 449 00:32:47,100 --> 00:32:51,104 薬ぐらいあるわい あっ… いや 駄目駄目 あれ 450 00:32:51,104 --> 00:32:54,107 あれ けちだから あったって くれねえよ そんなものは 451 00:32:54,107 --> 00:32:57,043 <いささか 調子に乗り過ぎた孫悟空> 452 00:32:57,043 --> 00:33:03,043 <死者が生き返る薬をもらいに 珍竹林に飛んできました> 453 00:33:05,051 --> 00:33:07,051 ほっ! 454 00:33:09,055 --> 00:33:11,057 老君さま 455 00:33:11,057 --> 00:33:14,057 老君さま! 456 00:33:16,062 --> 00:33:19,065 チェッ… 相変わらず へぼ碁かい 457 00:33:19,065 --> 00:33:22,068 (太上老君) へぼ碁とは なんだ へぼ碁とは 458 00:33:22,068 --> 00:33:26,068 聞こえねえでいいことは よく聞こえんだから もう 459 00:33:30,076 --> 00:33:32,078 何しに来たんだ? 460 00:33:32,078 --> 00:33:37,083 老君さま 例の薬 1つ欲しいんだけども 461 00:33:37,083 --> 00:33:40,086 なんだ まだ治らんのか? 何が? 462 00:33:40,086 --> 00:33:44,090 痔の薬だろう? えっ… あれは治ったんだよ 463 00:33:44,090 --> 00:33:47,093 最近 洋服着るようになったから けつが温まってさ 464 00:33:47,093 --> 00:33:51,097 おお そりゃ良かったね それより 九転還魂丹 465 00:33:51,097 --> 00:33:54,100 ほら 死んだ人が 急に生き返るという薬さ 466 00:33:54,100 --> 00:33:58,037 これ この石 難しいな… ねえ 九転還魂丹だよ! 467 00:33:58,037 --> 00:34:02,041 ああ ハハッ… あれな はい これ 468 00:34:02,041 --> 00:34:05,044 ありがとう これで1人… 469 00:34:05,044 --> 00:34:08,047 何だ? この七転八倒丸ってのは ええ? 470 00:34:08,047 --> 00:34:11,050 生きてる人間が ばったり倒れる薬だ 471 00:34:11,050 --> 00:34:13,052 違うよ! 472 00:34:13,052 --> 00:34:16,055 あらら? おい ちょっと待て 悟空 何する! 473 00:34:16,055 --> 00:34:19,058 頼むよ 1粒でいいんだから 1粒 なっ? 474 00:34:19,058 --> 00:34:21,060 1粒って これは わしが大事にしてる薬だ 475 00:34:21,060 --> 00:34:23,062 1粒しか残っとらんの 476 00:34:23,062 --> 00:34:26,065 これは わしが今日これから飲むんだよ 477 00:34:26,065 --> 00:34:28,067 これは 絶対 人に やれないんだ 478 00:34:28,067 --> 00:34:30,069 それよりも 悟空 479 00:34:30,069 --> 00:34:33,072 どうだ お前だったら この続き どう打つ? 480 00:34:33,072 --> 00:34:35,072 これ? ああ 481 00:34:38,077 --> 00:34:42,081 こんなとこへ打ちおって 馬鹿な… 482 00:34:42,081 --> 00:34:45,084 これで どうだ? 483 00:34:45,084 --> 00:34:47,086 じゃ 俺は もう… 484 00:34:47,086 --> 00:34:50,089 こう打ってさ… このまま打っちゃうかな 485 00:34:50,089 --> 00:34:53,092 こんなとこへ打ったりして! 486 00:34:53,092 --> 00:34:58,030 ハハハッ… わしは 絶対に 人に負けたことは ないんだから 487 00:34:58,030 --> 00:35:01,033 これはな これで どうだ? 488 00:35:01,033 --> 00:35:05,037 いや こういうのもあるぞ こういうのもある 489 00:35:05,037 --> 00:35:08,040 ハハハッ… これで どうだ? 490 00:35:08,040 --> 00:35:12,044 そうか それじゃ しょうがねえな 491 00:35:12,044 --> 00:35:14,044 リーチ 492 00:35:17,049 --> 00:35:20,052 どうだ? ロン! ロン はい 493 00:35:20,052 --> 00:35:23,055 まいった まいった… じゃ 失礼しますよ 494 00:35:23,055 --> 00:35:26,058 (笑い声) 495 00:35:26,058 --> 00:35:28,060 悟空! ばれたか!? 496 00:35:28,060 --> 00:35:31,063 もう ひと勝負 やっていかんか? 497 00:35:31,063 --> 00:35:33,065 ハハハッ… 498 00:35:33,065 --> 00:35:37,069 老君さまの腕じゃ100年やったって おいらに勝てねえや 499 00:35:37,069 --> 00:35:39,069 じゃ あばよ! 500 00:35:41,073 --> 00:35:46,073 くそ生意気な猿めが 何を言ってやがる 501 00:35:48,080 --> 00:35:51,083 うん? 502 00:35:51,083 --> 00:35:54,083 何だ? こりゃ 503 00:35:57,023 --> 00:36:08,034 ♬~ 504 00:36:08,034 --> 00:36:11,037 おい どうだ? 首尾は 505 00:36:11,037 --> 00:36:14,040 九転還魂丹だ (笑い声) 506 00:36:14,040 --> 00:36:16,042 (悟浄)お師匠さま 悟空が 薬 持ってきよりましたで 507 00:36:16,042 --> 00:36:18,044 (八戒)持ってきた 持ってきた 508 00:36:18,044 --> 00:36:22,044 薬 ほら これ 九転還魂丹っつうんだ 効くんだよ 509 00:36:48,074 --> 00:36:52,078 (心臓の鼓動音) 510 00:36:52,078 --> 00:36:54,080 何だ? この音は (八戒)何だべ? 511 00:36:54,080 --> 00:36:56,082 おい 来たんでねえか? 512 00:36:56,082 --> 00:36:58,017 来てんな 来たか 513 00:36:58,017 --> 00:37:02,017 (心臓の鼓動音) 514 00:37:04,023 --> 00:37:08,027 父上… 父上! 515 00:37:08,027 --> 00:37:12,031 うわぁ… おい! (八戒)よっよっよっ… 516 00:37:12,031 --> 00:37:16,035 あら… どうも はじめまして 517 00:37:16,035 --> 00:37:18,037 おい! 518 00:37:18,037 --> 00:37:21,040 父上! (国王)阿斗 519 00:37:21,040 --> 00:37:26,045 あら! 良かった 良かったな 520 00:37:26,045 --> 00:37:30,049 師父 先夜は 幽鬼となって お目通りいたしたに 521 00:37:30,049 --> 00:37:34,053 今は 思いもかけず この世の人として… 522 00:37:34,053 --> 00:37:38,057 父上 さぞかし ご無念でしたろう 523 00:37:38,057 --> 00:37:41,060 この上は 一刻も早く あの魔性の者を… 524 00:37:41,060 --> 00:37:43,062 うむ… 525 00:37:43,062 --> 00:37:45,064 悟空! 526 00:37:45,064 --> 00:37:47,066 悟浄! 527 00:37:47,066 --> 00:37:49,066 八戒! 528 00:37:51,070 --> 00:37:54,073 (家臣)ただいま 唐より天竺に向かう僧の一行 529 00:37:54,073 --> 00:37:56,075 通関の手形に➡ 530 00:37:56,075 --> 00:37:59,011 署名をいただきたいと申して まいっておりますが 531 00:37:59,011 --> 00:38:02,011 じきじきの署名が欲しいとな 532 00:38:04,016 --> 00:38:08,020 <さて 旅の僧に身を変えた国王と太子> 533 00:38:08,020 --> 00:38:12,024 <三蔵たちの助けを借りて いよいよ ニセの国王と➡ 534 00:38:12,024 --> 00:38:16,024 対決することに なったのであります> 535 00:38:18,030 --> 00:38:21,033 (家臣)無礼な! 頭を下げい! 536 00:38:21,033 --> 00:38:24,036 国王さまの御前であるぞ まあまあ まあまあ 537 00:38:24,036 --> 00:38:26,036 頭を下げい! 538 00:38:30,042 --> 00:38:34,046 和尚 いずれより まいられた? 539 00:38:34,046 --> 00:38:39,051 はい 私は 唐土より 勅命によって 天竺は大雷音寺まで 540 00:38:39,051 --> 00:38:46,051 仏を移し 経を求めてまいります者 手形へのご署名を賜りたい 541 00:38:58,004 --> 00:39:04,010 そのほうと供の者3名とあるが その2名は いかなる者どもか? 542 00:39:04,010 --> 00:39:07,013 面を上げよ! 疑わしき者を通すわけにはいかん 543 00:39:07,013 --> 00:39:09,015 申し上げます 544 00:39:09,015 --> 00:39:13,019 この両名は 当烏鶏国の王と その太子でございます 545 00:39:13,019 --> 00:39:15,021 なに!? 546 00:39:15,021 --> 00:39:18,024 妖怪! 今こそ 父君とともに➡ 547 00:39:18,024 --> 00:39:21,027 我が烏鶏国を取り返しにまいった (道士)黙れ! 548 00:39:21,027 --> 00:39:24,030 (太子)母上 ご安心ください 549 00:39:24,030 --> 00:39:29,035 父上は こちら旅のお方のお力にて 冥府より よみがえられました 550 00:39:29,035 --> 00:39:32,038 これぞ 誠の父上 551 00:39:32,038 --> 00:39:35,041 おお… (道士)黙れ黙れ! 552 00:39:35,041 --> 00:39:40,041 おのれ… 長年の我が情を裏切り 我が妻を奪った にっくき奴! 553 00:39:42,048 --> 00:39:45,051 (太子)母上! (八戒)おら 逃げんのか こら! 554 00:39:45,051 --> 00:39:52,058 ♬~ 555 00:39:52,058 --> 00:39:55,061 ウワッ! どこ行きやがった? 556 00:39:55,061 --> 00:39:58,061 ≪ 悟空! (悟浄)庭や! 557 00:39:59,999 --> 00:40:03,002 あっ… おい! 558 00:40:03,002 --> 00:40:06,005 どうなってんだ? おい 559 00:40:06,005 --> 00:40:09,008 (悟浄)お師匠さま (三蔵・道士)悟空 560 00:40:09,008 --> 00:40:12,011 どっちが妖怪なんだよ? おい… 561 00:40:12,011 --> 00:40:15,011 (2人)私が本物の玄奘です 562 00:40:17,016 --> 00:40:20,019 この者こそ ニセ者の私です 563 00:40:20,019 --> 00:40:23,022 お師匠さま もう こうなったらね 例の悟空の緊箍 締めるおまじない 564 00:40:23,022 --> 00:40:25,024 あれ やってくださいよ あれを ねっ? 565 00:40:25,024 --> 00:40:28,027 あれは勘弁してくれよ 嫌だよ 俺… 嫌だよ 嫌だよ 俺 566 00:40:28,027 --> 00:40:31,030 おい ちょっと やめて やめて やめて! 567 00:40:31,030 --> 00:40:33,032 あいたた… どうだ? どっちだ? 568 00:40:33,032 --> 00:40:38,037 おい どっちなんだよ? 両方かけてるのに 分かるか 馬鹿 569 00:40:38,037 --> 00:40:40,037 ちょっと やめてくださいよ 570 00:40:42,041 --> 00:40:44,041 あいつがニセ者や! 571 00:40:49,048 --> 00:40:51,048 母上! 572 00:40:53,052 --> 00:40:55,054 妃よ… 573 00:40:55,054 --> 00:40:56,989 あら 分かんねえな どうなってんだよ? おい 574 00:40:56,989 --> 00:40:58,991 おい おい… あっ ねえ おい 575 00:40:58,991 --> 00:41:02,995 (王妃)わらわには 今 連れ添うお人こそ 誠の夫! 576 00:41:02,995 --> 00:41:06,999 (国王)血迷うたか そなたは我が妻 その者は妖怪ではないか! 577 00:41:06,999 --> 00:41:09,001 (笑い声) 578 00:41:09,001 --> 00:41:11,003 いかにも 579 00:41:11,003 --> 00:41:15,007 しかしながら いったん 妖怪に身を任せたからには➡ 580 00:41:15,007 --> 00:41:19,011 わらわも また 妖しの血に染まりたる者 581 00:41:19,011 --> 00:41:22,014 妖しの術も いささか心得ておりまする 582 00:41:22,014 --> 00:41:24,016 どういうことなのよ? 兄貴 分かんねえよ 俺 583 00:41:24,016 --> 00:41:27,019 だから そういうことだろう だから 分かんねえっつってっぺよ 584 00:41:27,019 --> 00:41:30,022 この夫のために あの世までも 585 00:41:30,022 --> 00:41:34,026 おのれ… (太子)母上 なんということを! 586 00:41:34,026 --> 00:41:37,029 母上 父上のもとへ お帰りください! 587 00:41:37,029 --> 00:41:40,032 (笑い声) 588 00:41:40,032 --> 00:41:43,035 ええい 目ぇ覚まさせてやる! 589 00:41:43,035 --> 00:41:51,043 ♬~ 590 00:41:51,043 --> 00:41:54,043 ヤーッ! 591 00:41:56,048 --> 00:41:58,048 エイッ! 592 00:42:02,054 --> 00:42:10,062 ♬~ 593 00:42:10,062 --> 00:42:12,064 妃! (太子)母上! 594 00:42:12,064 --> 00:42:17,069 王よ 太子よ あなたたちは もう既に過ぎ去ったお人 595 00:42:17,069 --> 00:42:20,072 (太子)母上 先日 裏山で➡ 596 00:42:20,072 --> 00:42:25,077 私に 「阿斗に会いたかった」と おっしゃった 597 00:42:25,077 --> 00:42:29,077 あの言葉は嘘でしたか? (王妃)誠と思ったのか 愚か者 598 00:42:31,083 --> 00:42:33,085 ターッ! 599 00:42:33,085 --> 00:42:47,099 ♬~ 600 00:42:47,099 --> 00:42:49,101 エイッ! (当たる音) 601 00:42:49,101 --> 00:42:51,103 ターッ! (斬る音) 602 00:42:51,103 --> 00:42:54,106 アア… (太子)母上! 603 00:42:54,106 --> 00:42:57,042 妃よ! 604 00:42:57,042 --> 00:42:59,044 待てい! 605 00:42:59,044 --> 00:43:03,048 (国王)しっかりせい 妃よ 606 00:43:03,048 --> 00:43:06,051 母上! (王妃)阿斗や… 607 00:43:06,051 --> 00:43:09,054 しっかりせい! (王妃)あなた… 608 00:43:09,054 --> 00:43:13,058 なんということを… なんということを! 609 00:43:13,058 --> 00:43:16,061 いいのです… 610 00:43:16,061 --> 00:43:21,066 阿斗の手にかかって 私は本望です… 611 00:43:21,066 --> 00:43:26,071 夫が 魔性の者と分かった そのときから 612 00:43:26,071 --> 00:43:33,078 私は 阿斗の手にかかることを 願っていました… 613 00:43:33,078 --> 00:43:37,082 なぜ? なぜ そのようなことを? 614 00:43:37,082 --> 00:43:44,089 知らぬこととはいえ 魔性の者に身を委ねた恥ずかしさ 615 00:43:44,089 --> 00:43:51,089 生きて 再び あなた方に 合わせる顔はありません… 616 00:43:53,098 --> 00:44:02,041 死ぬことこそ… 私の唯一の願い… 617 00:44:02,041 --> 00:44:04,041 妃よ 618 00:44:07,046 --> 00:44:11,050 (太子)母上! 母上! 619 00:44:11,050 --> 00:44:15,054 (泣き声) 620 00:44:15,054 --> 00:44:22,061 再び この国を得ても そなたを失っては何になろう… 621 00:44:22,061 --> 00:44:28,067 (泣き声) 622 00:44:28,067 --> 00:44:30,069 やい こら! 623 00:44:30,069 --> 00:44:32,071 アチョー! 624 00:44:32,071 --> 00:44:35,074 (蹴る音) 625 00:44:35,074 --> 00:44:37,076 (殴る音) 626 00:44:37,076 --> 00:44:41,076 (突く音) 627 00:44:43,082 --> 00:44:51,090 (突く音) 628 00:44:51,090 --> 00:45:08,040 ♬~ 629 00:45:08,040 --> 00:45:11,043 <げに悲しきは女人の心> 630 00:45:11,043 --> 00:45:16,048 <三蔵法師の一行は 哀れな王妃の弔いを済ませて➡ 631 00:45:16,048 --> 00:45:20,048 烏鶏国をあとにいたしました> 632 00:45:22,054 --> 00:45:35,067 (爆竹の音) 633 00:45:35,067 --> 00:45:44,076 ≪(爆竹の音) 634 00:45:44,076 --> 00:45:52,084 ♬~ 635 00:45:52,084 --> 00:45:57,022 <行く手には 更に灼熱の砂漠が 峨々たる峻険が> 636 00:45:57,022 --> 00:46:01,026 <そして また 妖怪変化のたぐいが 待っております> 637 00:46:01,026 --> 00:46:04,029 <果たして いかなることに相なりますか> 638 00:46:04,029 --> 00:46:07,029 <それは 次回の講釈で> 639 00:46:12,037 --> 00:46:19,044 ♬『ガンダーラ』 640 00:46:19,044 --> 00:46:23,048 ♬ そこに行けば 641 00:46:23,048 --> 00:46:35,060 ♬ どんな夢も かなうというよ 642 00:46:35,060 --> 00:46:43,068 ♬ 誰もみな行きたがるが 643 00:46:43,068 --> 00:46:50,075 ♬ 遥かな世界 644 00:46:50,075 --> 00:46:55,080 ♬ その国の名は ガンダーラ 645 00:46:55,080 --> 00:46:58,016 ♬ 何処かにある ユートピア 646 00:46:58,016 --> 00:47:03,021 ♬ どうしたら行けるのだろう 647 00:47:03,021 --> 00:47:08,026 ♬ 教えて欲しい 648 00:47:08,026 --> 00:47:12,030 ♬ In Gandhara, Gandhara 649 00:47:12,030 --> 00:47:16,034 ♬ They say it was in India 650 00:47:16,034 --> 00:47:20,038 ♬ Gandhara, Gandhara 651 00:47:20,038 --> 00:47:24,042 ♬ 愛の国 Gandhara 652 00:47:24,042 --> 00:47:28,046 ♬ Gandhara, Gandhara 653 00:47:28,046 --> 00:47:32,050 ♬ They say it was in India 654 00:47:32,050 --> 00:47:36,054 ♬ Gandhara, Gandhara 655 00:47:36,054 --> 00:47:41,054 ♬ 愛の国 Gandhara 656 00:47:43,028 --> 00:47:47,032 <天竺に 1歩1歩と近づく三蔵一行> 657 00:47:47,032 --> 00:47:50,035 <その前に またまた 立ちふさがるように現れたのが➡ 658 00:47:50,035 --> 00:47:54,973 昼と夜の妖怪夫婦 この2人 夫婦げんかの真っ最中> 659 00:47:54,973 --> 00:47:57,976 <これには 我らの孫悟空も手が出ない> 660 00:47:57,976 --> 00:48:00,979 <…とはいっても このけんかの とばっちりで➡ 661 00:48:00,979 --> 00:48:03,982 若い恋人たちが 死刑台に据えられるとあっては➡ 662 00:48:03,982 --> 00:48:07,986 黙っているわけにはいかない さて いかなることになりますか> 663 00:48:07,986 --> 00:48:10,986 <次回 「昼と夜の妖怪夫婦」に ご期待ください> 664 00:48:52,164 --> 00:48:53,031 665 00:48:53,031 --> 00:48:56,034 (小林)皆さん お元気ですか 小林綾子です 666 00:48:56,034 --> 00:49:02,040 日本には 古くから 神社仏閣に伝わる行事や飾り物 667 00:49:02,040 --> 00:49:07,045 季節によって味わう旬な食べ物や その土地に伝わる風習など 668 00:49:07,045 --> 00:49:13,051 幸運を呼び込むために縁起を担ぐ さまざまな物や行いがあります 669 00:49:13,051 --> 00:49:18,056 皆さんの周りにも きっとある 幸運を呼ぶ縁起物 670 00:49:18,056 --> 00:49:22,060 この番組では そんな縁起物を ご紹介していきます 671 00:49:22,060 --> 00:49:25,060 さて 今日の縁起物は? 672 00:49:37,075 --> 00:49:42,080 香りと色で 春を感じさせてくれる桜餅 673 00:49:42,080 --> 00:49:46,084 桜の葉で餅を包む工夫は 江戸時代に始まったそうです 674 00:49:46,084 --> 00:49:50,088 ちなみに 桜餅は 2種類あることをご存じですか 675 00:49:50,088 --> 00:49:54,026 関東で多いといわれている桜餅は 676 00:49:54,026 --> 00:49:59,031 小麦粉などの生地を焼いた皮で あんを巻いたクレープ状のお餅 677 00:49:59,031 --> 00:50:01,033 一方 関西の桜餅は➡ 678 00:50:01,033 --> 00:50:06,038 道明寺粉で皮を作り あんを包んだ饅頭状のお餅で➡ 679 00:50:06,038 --> 00:50:10,042 道明寺粉の 粒々した食感が特徴です 680 00:50:10,042 --> 00:50:12,044 桜餅といえば➡ 681 00:50:12,044 --> 00:50:17,049 餅を包んでいる塩漬けの桜の葉の 存在が欠かせません 682 00:50:17,049 --> 00:50:21,053 正式には 葉を取って食べるのが 推奨されているそうです 683 00:50:21,053 --> 00:50:24,056 もちろん 食べても 問題はないそうですよ 684 00:50:24,056 --> 00:50:27,056 私は 時々 食べちゃうかな 685 00:50:32,064 --> 00:50:36,068 突然ですが 皆さんは 竹の子 お好きですか 686 00:50:36,068 --> 00:50:39,071 歯ごたえがよく 食べ飽きない風味で➡ 687 00:50:39,071 --> 00:50:42,074 私は もう大好きです 688 00:50:42,074 --> 00:50:45,077 昔から 出世運がアップする 縁起のよい食べ物として➡ 689 00:50:45,077 --> 00:50:47,079 愛されてきました 690 00:50:47,079 --> 00:50:51,083 竹の子は すくすくと まっすぐに 太陽に向かって伸びるため➡ 691 00:50:51,083 --> 00:50:56,021 神さまのご加護が得られやすいと 考えられていました 692 00:50:56,021 --> 00:50:59,024 また竹の子は 成長が早いため➡ 693 00:50:59,024 --> 00:51:02,027 竹の子のように 早く成長してほしいと➡ 694 00:51:02,027 --> 00:51:05,030 親が子供に 竹の子を食べさせたそうです 695 00:51:05,030 --> 00:51:10,035 そのほかにも めったに 病気にならない 子だくさんなど 696 00:51:10,035 --> 00:51:13,038 さまざまな効果があると 信じられていました 697 00:51:13,038 --> 00:51:16,041 おいしくて こんなに たくさんのご利益があるなら➡ 698 00:51:16,041 --> 00:51:18,043 食べないとですよね 699 00:51:18,043 --> 00:51:23,043 私は 竹の子ご飯が好きかなぁ ん~… 700 00:51:28,053 --> 00:51:32,057 突然ですが 皆さんは お茶はお好きですか 701 00:51:32,057 --> 00:51:39,064 ♪ 夏も近づく八十八夜 702 00:51:39,064 --> 00:51:42,067 この歌 一度は 聞いたことがありますよね 703 00:51:42,067 --> 00:51:47,067 『茶摘み』 でも 「八十八夜」とは 何のことでしょうか 704 00:51:52,010 --> 00:51:56,014 つまり 5月の初めごろのことをいいます 705 00:51:56,014 --> 00:52:01,019 節目の日とされる八十八夜は 末広がりの八が2つあることから 706 00:52:01,019 --> 00:52:03,021 縁起がよいとされてきました 707 00:52:03,021 --> 00:52:06,024 そのため 八十八夜に摘み取られるお茶は➡ 708 00:52:06,024 --> 00:52:09,027 不老長寿の縁起物として重宝され 709 00:52:09,027 --> 00:52:15,033 その新茶を飲むと 1年を災いなく 過ごせるといわれています 710 00:52:15,033 --> 00:52:19,037 また 「八十八夜の別れ霜」という 言葉があり➡ 711 00:52:19,037 --> 00:52:23,041 八十八夜以降は 霜の心配がなくなるので➡ 712 00:52:23,041 --> 00:52:27,045 農家では茶摘みや農作業を 始める時期でもありました 713 00:52:27,045 --> 00:52:32,050 縁起もよく さわやかな香りと 甘みもある新茶を飲んで➡ 714 00:52:32,050 --> 00:52:34,050 今年1年を元気に過ごしましょう 715 00:52:39,057 --> 00:52:44,062 七月七日といえば 七夕の日ですよね 716 00:52:44,062 --> 00:52:47,065 江戸時代には旧暦の七月七日は➡ 717 00:52:47,065 --> 00:52:51,069 もうひとつの大切な仕事が あったそうなんですが… 718 00:52:51,069 --> 00:52:54,005 それは 「井戸替え」です 719 00:52:54,005 --> 00:52:57,008 夏に 疫病が 流行するのを防ぐために➡ 720 00:52:57,008 --> 00:53:01,012 この時期に 井戸の中の掃除をしました 721 00:53:01,012 --> 00:53:05,016 「井戸浚え」 「晒井戸」とも呼ばれ➡ 722 00:53:05,016 --> 00:53:09,020 「つるつる」という落語や 歌舞伎にも登場するほど➡ 723 00:53:09,020 --> 00:53:12,023 夏の風物詩でもあったようです 724 00:53:12,023 --> 00:53:17,028 井戸の水を全て出して 井戸職人を中を掃除するのですが 725 00:53:17,028 --> 00:53:23,034 深~い井戸の中に入っての作業は 時に危険を伴ったそうです 726 00:53:23,034 --> 00:53:26,037 一方 水をくむときに➡ 727 00:53:26,037 --> 00:53:29,040 井戸に落としてしまった 髪飾りなども見つかるので➡ 728 00:53:29,040 --> 00:53:33,040 その日を楽しみに していた女性もいたそうですよ 729 00:53:38,049 --> 00:53:43,054 江戸時代から続く 夏の風物詩のひとつ 花火 730 00:53:43,054 --> 00:53:49,060 中でも 線香花火は 古くから 日本人に愛されていますが 731 00:53:49,060 --> 00:53:51,997 実は 国産の線香花火の製造は➡ 732 00:53:51,997 --> 00:53:55,000 一度 途絶えてしまったそうなんですが 733 00:53:55,000 --> 00:53:57,002 職人さんの手によって➡ 734 00:53:57,002 --> 00:54:01,006 今は 純国産の線香花火を 楽しめるようになりました 735 00:54:01,006 --> 00:54:05,010 1本1本 手作業で作られているため➡ 736 00:54:05,010 --> 00:54:08,013 表情や持続時間も 微妙に異なります 737 00:54:08,013 --> 00:54:12,013 また 純国産線香花火の 燃え方は… 738 00:54:20,025 --> 00:54:23,028 …と変化していきます 739 00:54:23,028 --> 00:54:25,030 この美しい変化は➡ 740 00:54:25,030 --> 00:54:29,034 はかなく消えゆく 人の一生が表現されているそうで 741 00:54:29,034 --> 00:54:33,034 この辺りは日本人ならではの 感性ですよね 742 00:54:38,043 --> 00:54:43,048 皆さんは 9月9日の 「重陽の節句」をご存じでしょうか 743 00:54:43,048 --> 00:54:47,052 大人の雛祭りとも いわれていますが… 744 00:54:47,052 --> 00:54:50,055 重陽は 菊の節句として伝わり➡ 745 00:54:50,055 --> 00:54:53,992 菊酒や 食用菊を 盛り込んだ料理・和菓子をたしなみ 746 00:54:53,992 --> 00:54:55,994 健康を祈願します 747 00:54:55,994 --> 00:55:02,000 また 行事として 「後の雛」という 風習も江戸時代から生まれ➡ 748 00:55:02,000 --> 00:55:07,000 3月に飾った雛人形を9月に もう一度 出すことで… 749 00:55:13,011 --> 00:55:15,013 桃の節句と違い➡ 750 00:55:15,013 --> 00:55:20,018 重陽は 菊が主役の節句なので 少し落ち着い雰囲気 751 00:55:20,018 --> 00:55:23,021 そして お酒に菊の花びらを浮かべて➡ 752 00:55:23,021 --> 00:55:26,024 長寿を願い飲む菊酒が 定番だそうで➡ 753 00:55:26,024 --> 00:55:31,024 正に大人の雛祭りといえますね 754 00:55:36,034 --> 00:55:40,038 突然ですが おはぎはお好きですか 755 00:55:40,038 --> 00:55:43,041 では ぼたもちは いかがでしょう? 756 00:55:43,041 --> 00:55:48,046 うん? おはぎと ぼたもちって 似ていますよね 757 00:55:48,046 --> 00:55:51,049 違いってあるんでしょうか… 758 00:55:51,049 --> 00:55:53,985 おはぎと ぼたもち その違いは➡ 759 00:55:53,985 --> 00:55:56,988 作られる季節によって 名前を変えていたそうです 760 00:55:56,988 --> 00:56:00,992 春のお彼岸に食べるのが 「ぼたもち」 761 00:56:00,992 --> 00:56:03,995 牡丹の咲く時期に 食べられたことから➡ 762 00:56:03,995 --> 00:56:07,999 「牡丹餅」と呼ばれていたのが 「ぼたもち」になったそうです 763 00:56:07,999 --> 00:56:12,003 一方 秋のお彼岸に 食べるのが 「おはぎ」です 764 00:56:12,003 --> 00:56:15,006 その由来は もちろん 萩です 765 00:56:15,006 --> 00:56:20,011 おはぎに使用する粒あんを 秋に咲く萩の花に見立て➡ 766 00:56:20,011 --> 00:56:22,013 こう呼ばれるようになりました 767 00:56:22,013 --> 00:56:25,016 同じものでも 季節によって 呼び方を変えるって➡ 768 00:56:25,016 --> 00:56:27,016 風流ですよねえ 769 00:56:33,024 --> 00:56:38,029 秋の味覚の最高峰とも言えるのが 松茸ではないでしょうか 770 00:56:38,029 --> 00:56:42,033 ウ~ン! このいい香りが たまりませ~ん! 771 00:56:42,033 --> 00:56:45,036 日本では 昔から親しまれ➡ 772 00:56:45,036 --> 00:56:49,040 『日本書紀』に 庶民から 天皇への献上品として➡ 773 00:56:49,040 --> 00:56:52,977 栗・鮎 そして 松茸を送ったそうです 774 00:56:52,977 --> 00:56:57,982 また 『万葉集』では 「秋の香りのよさ」と詠まれ➡ 775 00:56:57,982 --> 00:57:00,985 吉田兼好は 『徒然草』の中で➡ 776 00:57:00,985 --> 00:57:04,989 3大珍味の ひとつとして挙げています 777 00:57:04,989 --> 00:57:07,992 その後も 松尾芭蕉をはじめとする➡ 778 00:57:07,992 --> 00:57:10,995 江戸時代の俳人たちにも 詠まれてきました 779 00:57:10,995 --> 00:57:14,999 江戸時代では 庶民の食べ物だったそうで 780 00:57:14,999 --> 00:57:20,004 お吸い物や焼き物など さまざまな 料理で愛されていました 781 00:57:20,004 --> 00:57:25,004 ちなみに 私は 松茸の土瓶蒸しが大好きで~す 782 00:57:30,014 --> 00:57:35,019 皆さんは 冬の訪れの風物詩 亥の子餅って ご存じですか 783 00:57:35,019 --> 00:57:38,022 大変 ご利益もあり➡ 784 00:57:38,022 --> 00:57:41,025 紫式部の 『源氏物語』にも 登場するそうですが 785 00:57:41,025 --> 00:57:46,030 いのししの子供・ウリ坊の形に かたどった和菓子 786 00:57:46,030 --> 00:57:50,034 亥の月の 亥の日 亥の刻に➡ 787 00:57:50,034 --> 00:57:52,971 亥の子餅を食べると 無病息災となり 788 00:57:52,971 --> 00:57:56,975 また 子供をたくさん産む いのししにあやかって➡ 789 00:57:56,975 --> 00:57:59,978 子孫繁栄を願う意味が あるそうです 790 00:57:59,978 --> 00:58:03,982 平安時代に 中国から日本に伝わり 791 00:58:03,982 --> 00:58:06,985 亥の子祝いとして 貴族の間に広まり➡ 792 00:58:06,985 --> 00:58:10,989 紫式部の 『源氏物語』に 登場するほど➡ 793 00:58:10,989 --> 00:58:12,991 身近なイベントだったようです 794 00:58:12,991 --> 00:58:16,995 江戸時代になると 亥の子祝いの日に➡ 795 00:58:16,995 --> 00:58:20,999 亥の子餅を食べ いろりや こたつなどを使い始めると➡ 796 00:58:20,999 --> 00:58:25,003 火事が起きないという風習が 広まりました 797 00:58:25,003 --> 00:58:27,005 いかがでしたでしょうか 798 00:58:27,005 --> 00:58:32,010 まだまだ 私たちの知らないものや 意外なものにも➡ 799 00:58:32,010 --> 00:58:36,014 さまざまな縁起担ぎの意味が 込められているようですね 800 00:58:36,014 --> 00:58:39,017 身近にある そんな縁起物 801 00:58:39,017 --> 00:58:42,020 皆さんも お店や神社で探してみたり 802 00:58:42,020 --> 00:58:46,024 幸せを呼び込んでみては いかがでしょうか 803 00:58:46,024 --> 00:58:50,024 それでは またお会いしましょう 小林綾子でした