1 00:01:57,184 --> 00:01:58,051 2 00:01:58,051 --> 00:02:04,051 ♬~ 3 00:02:06,059 --> 00:02:12,065 (ナレーター)<昔々 この世に人間が現れる はるか前> 4 00:02:12,065 --> 00:02:15,068 <世界は 天も地も ひとつになって 5 00:02:15,068 --> 00:02:20,073 ドロドロと溶岩のように 漂い流れておりました> 6 00:02:20,073 --> 00:02:26,079 <やがて それが少しずつ固まり 4つの大陸ができました> 7 00:02:26,079 --> 00:02:32,085 <その中のひとつ 東勝神洲の一部に山がありました> 8 00:02:32,085 --> 00:02:36,089 <その名を花果山といいます> 9 00:02:36,089 --> 00:02:40,093 <その後 何万年たったことでしょう> 10 00:02:40,093 --> 00:02:45,098 <この花果山に 不思議な石が生まれました> 11 00:02:45,098 --> 00:02:48,101 <石から生まれた この卵は➡ 12 00:02:48,101 --> 00:02:54,107 まるで霊魂でも 宿っているかのようでした> 13 00:02:54,107 --> 00:02:58,107 <そして ある嵐の夜…> 14 00:03:04,051 --> 00:03:08,055 ♬『モンキー・マジック』 15 00:03:08,055 --> 00:03:28,075 ♬~ 16 00:03:28,075 --> 00:03:44,075 ♬~ 17 00:03:52,099 --> 00:03:57,037 ≪(太鼓と銅鑼の音) 18 00:03:57,037 --> 00:04:06,046 (太鼓と銅鑼の音) 19 00:04:06,046 --> 00:04:08,048 ≪(太鼓と銅鑼の音) 20 00:04:08,048 --> 00:04:10,050 (山神)また お呼び出しじゃ 21 00:04:10,050 --> 00:04:13,053 (山神) 行かんと えらいことになるぞ 22 00:04:13,053 --> 00:04:16,056 (太鼓と銅鑼の音) 23 00:04:16,056 --> 00:04:19,056 (聖嬰大王)やめい! 24 00:04:21,061 --> 00:04:23,061 待てい! 25 00:04:27,067 --> 00:04:30,070 (聖嬰大王)おい 貴様 (山神)わ… 私ですか? 26 00:04:30,070 --> 00:04:34,074 お前 今 俺の顔見て笑ったな? (山神)笑うなんて そんな… 27 00:04:34,074 --> 00:04:36,076 この顔で 笑ってねえってのか この! 28 00:04:36,076 --> 00:04:38,076 (殴る音) アアッ! 29 00:04:40,080 --> 00:04:42,082 (殴る音) ウワッ! 30 00:04:42,082 --> 00:04:47,087 いいか 俺さまはな 火焔山で 300年 修行してきてるんだ 31 00:04:47,087 --> 00:04:49,089 若いと思って なめてやがると ただじゃおかねえぞ こら 32 00:04:49,089 --> 00:04:51,091 (山神)そりゃもう 重々 承知しております 33 00:04:51,091 --> 00:04:54,094 あなたさまは きっと お父上のように➡ 34 00:04:54,094 --> 00:04:57,030 その名を 天上天下に鳴り響かせること… 35 00:04:57,030 --> 00:05:00,033 おい 貴様 なんだって いちいち 親父出して 引き合いに出すんだ? 36 00:05:00,033 --> 00:05:03,036 俺は俺だよ! (殴る音) 37 00:05:03,036 --> 00:05:05,038 六健将 (六健将)おう 38 00:05:05,038 --> 00:05:08,041 こいつらのねぐらを 全部 たたき壊せ 分かったな? 39 00:05:08,041 --> 00:05:10,043 (六健将)おう 40 00:05:10,043 --> 00:05:21,054 ♬~ 41 00:05:21,054 --> 00:05:32,065 ♬~ 42 00:05:32,065 --> 00:05:37,070 <唐の都・長安を旅立って 早や幾星霜> 43 00:05:37,070 --> 00:05:40,073 <西天の地は いまだ遠く➡ 44 00:05:40,073 --> 00:05:44,077 苦難の旅は いつ果てるとも知れません> 45 00:05:44,077 --> 00:05:48,081 <やってまいりましたのが 鑚頭号山のふもと> 46 00:05:48,081 --> 00:05:54,081 <うまく危難を避けて 無事 通り抜けられるでありましょうか> 47 00:05:57,024 --> 00:06:00,027 (急如火)見張ってろ 48 00:06:00,027 --> 00:06:03,030 (其美) あ~あ こぼさないでください 49 00:06:03,030 --> 00:06:05,032 うまい 50 00:06:05,032 --> 00:06:07,034 (其美)そうですか? (聖嬰大王)うん 51 00:06:07,034 --> 00:06:11,038 早く来やがらねえかな 唐の坊主め (其美)誰のことです? 52 00:06:11,038 --> 00:06:14,041 うん? 三蔵法師といって➡ 53 00:06:14,041 --> 00:06:17,044 数年前に お経を求めて 天竺へ旅立ってるはずなんだ 54 00:06:17,044 --> 00:06:20,047 だが ここを通りかかったら 年貢の納め時だな 55 00:06:20,047 --> 00:06:22,049 どうするおつもりです? 56 00:06:22,049 --> 00:06:26,053 決まってるじゃないか 蒸し焼きにして食っちまうのさ 57 00:06:26,053 --> 00:06:30,057 そうなりゃ 俺さまは有名になる 親父の牛魔王よりもな 58 00:06:30,057 --> 00:06:33,060 誰も 俺さまを馬鹿にできなくなるんだ 59 00:06:33,060 --> 00:06:36,063 誰も あなたを馬鹿になどしていません 60 00:06:36,063 --> 00:06:39,066 いいや しているんだ いちいち 親父の牛魔王と比べてな 61 00:06:39,066 --> 00:06:42,069 俺のことを馬鹿にしてる 陰で 笑ってる ちゃんと知ってるんだ 62 00:06:42,069 --> 00:06:47,074 だから どうでも その坊主を 食らって 万年の生を得るのよ 63 00:06:47,074 --> 00:06:50,077 お願い やめてください そんな恐ろしいこと… 64 00:06:50,077 --> 00:06:53,080 もう誰にも馬鹿にはさせんぞ 65 00:06:53,080 --> 00:06:57,017 うん 今日は すこぶる機嫌がいい 其美 かわいがってやろう 66 00:06:57,017 --> 00:06:59,019 ≪(急如火)大王! 67 00:06:59,019 --> 00:07:02,022 大王さま! (聖嬰大王)静かにしろ! 68 00:07:02,022 --> 00:07:04,022 (急如火)すいません… 69 00:07:07,027 --> 00:07:09,029 何の用だ? 70 00:07:09,029 --> 00:07:13,033 はい それが… 三蔵法師の一行が やって来たんです 71 00:07:13,033 --> 00:07:17,037 なに!? とうとう来た? どうして 早くそれを言わねえんだ 72 00:07:17,037 --> 00:07:19,039 この まぬけが! (殴る音) 73 00:07:19,039 --> 00:07:21,041 来い! 74 00:07:21,041 --> 00:07:23,043 (八戒)ああ 腹減った 75 00:07:23,043 --> 00:07:25,045 俺 もう動けねえ 何か食い物 探してこい 76 00:07:25,045 --> 00:07:28,048 (悟浄)ええかげんにせえよ お前は さっき あそこで➡ 77 00:07:28,048 --> 00:07:30,050 いただいたばっかりやないか ほんまに 78 00:07:30,050 --> 00:07:33,053 しゃあないやっちゃな ほんまに (三蔵法師)あっ! 79 00:07:33,053 --> 00:07:36,053 ご… 悟空 あれは… あれは何です? 80 00:07:38,058 --> 00:07:43,063 ♬~ 81 00:07:43,063 --> 00:07:46,063 何だ? あれ 82 00:07:49,069 --> 00:07:54,074 なんと ぶざまな奴らが 守っていることよ フフフフッ… 83 00:07:54,074 --> 00:07:56,076 今に驚くなよ 84 00:07:56,076 --> 00:08:02,015 ウ~ン… こりゃ分かった 素通りの妖怪や 大丈夫 85 00:08:02,015 --> 00:08:05,018 (悟空)素通りの妖怪? おう 86 00:08:05,018 --> 00:08:08,021 人に害を加えるということは ないと思うから 87 00:08:08,021 --> 00:08:13,026 それじゃ お師匠さま 出かけましょうか 行きましょう 88 00:08:13,026 --> 00:08:18,031 おいおい 沙悟浄 本当に 素通りの妖怪なんてのがいるのか 89 00:08:18,031 --> 00:08:20,033 なんや 悟空 お前 そんなことも知らんのか 90 00:08:20,033 --> 00:08:22,035 いや 初耳だな 「素通り」ってのは 91 00:08:22,035 --> 00:08:26,039 ええか よう聞けよ 山の魔王が宴会を開いたとせい 92 00:08:26,039 --> 00:08:28,041 そしたらやな あっちの妖怪 こっちの妖怪 93 00:08:28,041 --> 00:08:30,043 これ みんな 招待するわ うん するする 94 00:08:30,043 --> 00:08:35,048 なっ? 招待された妖怪どもは 宴会のことで頭がいっぱい 95 00:08:35,048 --> 00:08:37,050 そうすると おのずからやね ほかのことには➡ 96 00:08:37,050 --> 00:08:40,053 一切 気がつかないということやね 分かったか? 97 00:08:40,053 --> 00:08:43,056 「了解」しました よしよし 行こう 98 00:08:43,056 --> 00:08:45,058 頭がよくなったな こりゃ 99 00:08:45,058 --> 00:08:49,062 なあ その妖怪の中にはよ 女もいんのか? 100 00:08:49,062 --> 00:08:51,064 そら まあ 女もいるやろうな 101 00:08:51,064 --> 00:08:54,067 ああ そうか それじゃ 俺も ご相伴にあずかりてえな 102 00:08:54,067 --> 00:08:56,069 お前っちゅう奴は すぐ それやからな 103 00:08:56,069 --> 00:08:58,004 一体 女の どこがええねん? 104 00:08:58,004 --> 00:09:00,006 いいものは いいんだよ いいものは! 105 00:09:00,006 --> 00:09:03,009 女で苦労するというのは 大体 あほなんや 106 00:09:03,009 --> 00:09:06,009 わいは そんな あほなことは 一生せんぞ 107 00:09:17,023 --> 00:09:20,026 ≪(風の音) 108 00:09:20,026 --> 00:09:25,031 怪しいな… 来るぞ こいつは 109 00:09:25,031 --> 00:09:28,031 八戒! 悟浄! 110 00:09:31,037 --> 00:09:33,039 (白馬のいななき) 111 00:09:33,039 --> 00:09:47,053 ♬~ 112 00:09:47,053 --> 00:09:50,056 おい お師匠さまは? えっ? 113 00:09:50,056 --> 00:09:53,059 お師匠さまは!? あら やんだな 114 00:09:53,059 --> 00:09:56,062 お師匠さま? あれ? さっきまで いたけどな 115 00:09:56,062 --> 00:10:00,000 えっ!? おい 悟浄 お師匠さまは? 116 00:10:00,000 --> 00:10:03,003 いはらへんのや (悟空・八戒)えっ? 117 00:10:03,003 --> 00:10:05,005 おおかた 今の風で 118 00:10:05,005 --> 00:10:07,007 華奢なお人やから どっかへ飛んで いってしもうたん違うやろうか 119 00:10:07,007 --> 00:10:09,009 のんきなこと 言ってる場合じゃねえよ 捜せよ! 120 00:10:09,009 --> 00:10:12,012 お師匠さま! (八戒)お師匠さま お師匠さま 121 00:10:12,012 --> 00:10:15,015 こりゃ 妖怪に さらわれたに違いねえや 122 00:10:15,015 --> 00:10:17,017 だけどよ どこの妖怪が さらっていったんだよ? 123 00:10:17,017 --> 00:10:20,020 おかしいな ここらの妖怪は 素通りの妖怪やから➡ 124 00:10:20,020 --> 00:10:22,022 宴会で大忙しのはずなんやけどな 125 00:10:22,022 --> 00:10:26,022 よし 俺にな 任せとけよ 126 00:10:28,028 --> 00:10:31,031 (口笛) 127 00:10:31,031 --> 00:10:34,034 はい! 128 00:10:34,034 --> 00:10:36,034 よし いくぞ! 129 00:10:39,039 --> 00:10:41,041 それ いけ! 130 00:10:41,041 --> 00:10:47,047 ♬~ 131 00:10:47,047 --> 00:10:52,052 おい 出てこい! 聞きたいことがあるんだ おい! 132 00:10:52,052 --> 00:10:54,054 お呼びでしょうか 大聖さま 133 00:10:54,054 --> 00:10:56,056 何だい? お前たち 土地神だろう 134 00:10:56,056 --> 00:10:57,991 これじゃ 貧乏神みてえじゃねえかよ 135 00:10:57,991 --> 00:11:00,994 そうなんです! お聞きください 136 00:11:00,994 --> 00:11:03,997 この山を 最近 牛耳っている妖怪のために➡ 137 00:11:03,997 --> 00:11:09,002 難儀しておるんでございます! その妖怪 何て名だ? 138 00:11:09,002 --> 00:11:13,006 火焔山で300年 修行した聖嬰大王と申しまして 139 00:11:13,006 --> 00:11:16,009 幼名は紅孩児とか 140 00:11:16,009 --> 00:11:20,013 紅孩児? じゃ 牛魔王の せがれだろう? 141 00:11:20,013 --> 00:11:24,017 なぁんだ 牛魔王の せがれだったら 俺とは縁続きだ 142 00:11:24,017 --> 00:11:29,022 500年前 俺と あいつとは 兄弟の契りを結んだんだ 143 00:11:29,022 --> 00:11:31,024 (山神)さようでございますか それはそれは… 144 00:11:31,024 --> 00:11:34,027 …で その せがれってのは 一体 どこに住んでんだ? 145 00:11:34,027 --> 00:11:38,031 (山神)枯松澗という谷の近くの 火雲洞という所なんで 146 00:11:38,031 --> 00:11:47,040 ♬~ 147 00:11:47,040 --> 00:11:50,043 悟空 えらい ものものしい警戒やな 148 00:11:50,043 --> 00:11:52,045 大丈夫だって そやけどやな 149 00:11:52,045 --> 00:11:55,048 お前 兄弟の契り結んだ言うても 500年も前のこっちゃろう 150 00:11:55,048 --> 00:11:57,050 そんなもん せがれに塩梅 通じるか? 151 00:11:57,050 --> 00:11:59,052 俺たちの契りってのはな 152 00:11:59,052 --> 00:12:02,055 何百年たったって 消えることはねえんだ 153 00:12:02,055 --> 00:12:05,058 そうか ほんならな このことは そっくりお前に任すわ 154 00:12:05,058 --> 00:12:07,060 わし ちょっと なんか馬のことが 心配になってきよったから 155 00:12:07,060 --> 00:12:09,062 ああ そうかい 分かったよ 156 00:12:09,062 --> 00:12:13,062 八戒 お前 行くか? うん… 157 00:12:15,068 --> 00:12:19,072 うまそうだな ぽちゃぽちゃしてて やわらかそうで フフフッ… 158 00:12:19,072 --> 00:12:23,076 お前たち この坊主 裸にして ごしごし磨け 159 00:12:23,076 --> 00:12:25,078 垢ひとつ残すんじゃねえぞ 160 00:12:25,078 --> 00:12:27,080 お前たちは せいろの用意だ 早速 蒸し焼きにする 161 00:12:27,080 --> 00:12:29,082 ≪(急如火)大王! (聖嬰大王)おう 162 00:12:29,082 --> 00:12:32,085 (興掀)大王 大変です! (聖嬰大王)何だ? 163 00:12:32,085 --> 00:12:34,087 (急如火) 猿みたいな奴と豚みたいな野郎が 164 00:12:34,087 --> 00:12:36,089 師匠を返せって わめいてやがるんです 165 00:12:36,089 --> 00:12:41,094 そいつら きっと孫悟空と猪八戒だ よくも まあ 嗅ぎつけやがったな 166 00:12:41,094 --> 00:12:46,099 おい 紅孩児 早く出てこいよ! 167 00:12:46,099 --> 00:12:50,103 フフフッ… おい 聖嬰大王さんよ 168 00:12:50,103 --> 00:12:56,103 孫悟空さまと猪八戒さまの お出ましだぞ この野郎! 169 00:13:03,049 --> 00:13:09,055 ハァ… 何者だ? そこで ほざいているのは 170 00:13:09,055 --> 00:13:12,058 何だ? あの野郎 ええ? 171 00:13:12,058 --> 00:13:15,061 (八戒)まだ はなったれじゃねえの 幼い顔しちゃって 172 00:13:15,061 --> 00:13:18,064 はなったれ? 幼い顔? ちゃんと聞こえてんだ 173 00:13:18,064 --> 00:13:20,066 俺は そういうこと言われると いちばん頭に来るんだ! 174 00:13:20,066 --> 00:13:24,070 お前たちは誰なんだ! 俺だよ 俺・俺・俺 孫悟空 175 00:13:24,070 --> 00:13:27,073 俺は弟分の猪八戒だ ああ? 176 00:13:27,073 --> 00:13:30,076 その2人が この俺さまに何の用だ? 177 00:13:30,076 --> 00:13:33,079 お前が ちょっと さっき さらってったさ 178 00:13:33,079 --> 00:13:36,082 お師匠さま 返してもらいてえんだよ 179 00:13:36,082 --> 00:13:38,084 親戚の よしみじゃねえか 180 00:13:38,084 --> 00:13:41,087 なっ? 甥っ子 この きちがい猿め 181 00:13:41,087 --> 00:13:45,091 親戚が聞いてあきれるわ ええ? なにが甥っ子だ 182 00:13:45,091 --> 00:13:47,093 まあまあ まあまあ ちょっと落ち着けよ 183 00:13:47,093 --> 00:13:49,095 お前は知らねえだろうがな 184 00:13:49,095 --> 00:13:52,098 500年前に 俺は 天宮で大暴れしたときによ 185 00:13:52,098 --> 00:13:59,038 お前の父親の牛魔王と 兄弟の契りを固~く結んだんだ 186 00:13:59,038 --> 00:14:03,042 そりゃよ そんときは お前は まだ おぎゃあとは生まれてなかったよ 187 00:14:03,042 --> 00:14:06,045 でも 俺の甥御であることには 変わりねえんだ 188 00:14:06,045 --> 00:14:09,048 親父は親父 俺は俺だよ! 189 00:14:09,048 --> 00:14:13,052 その上 500年も昔の話なんか 俺には全く関係ねえや 190 00:14:13,052 --> 00:14:16,055 おいおい そんなこと言っていいの? 191 00:14:16,055 --> 00:14:20,059 親父さんに知れたら あんた 全く格好つかないよ 192 00:14:20,059 --> 00:14:24,063 黙れ! なにが親父だ とっとと うせろ! 193 00:14:24,063 --> 00:14:27,066 何だ? この 1人で興奮しちゃって 194 00:14:27,066 --> 00:14:29,068 おかしいですね 195 00:14:29,068 --> 00:14:33,072 突っ張んのは いいけどな お前 後悔するぞ 196 00:14:33,072 --> 00:14:36,075 後悔? ハハハッ… 197 00:14:36,075 --> 00:14:42,081 天と地と 風と木と土と水の精霊にかけて 198 00:14:42,081 --> 00:14:46,085 三昧 三昧 199 00:14:46,085 --> 00:14:48,087 何だい? ありゃ 200 00:14:48,087 --> 00:14:51,090 三昧 三昧 三昧 ボーッ! 201 00:14:51,090 --> 00:14:53,090 アアッ! あちっ! 202 00:14:57,030 --> 00:15:00,033 ウワッ! あちあちあち! 203 00:15:00,033 --> 00:15:15,048 ♬~ 204 00:15:15,048 --> 00:15:20,048 八戒 駄目だ! 逃げろ! 205 00:15:24,057 --> 00:15:27,060 やれやれ! やっちまえ! 206 00:15:27,060 --> 00:15:39,072 ♬~ 207 00:15:39,072 --> 00:15:51,072 ♬~ 208 00:16:04,030 --> 00:16:24,050 ♬~ 209 00:16:24,050 --> 00:16:41,050 ♬~ 210 00:16:45,071 --> 00:16:49,075 しかし 癪に障んな あのガキは うん 211 00:16:49,075 --> 00:16:52,078 兄貴 あの妙ちくりんな火 始末しねえと 212 00:16:52,078 --> 00:16:54,080 俺たち 手も足も出ねえんじゃねえか? 213 00:16:54,080 --> 00:16:59,018 こうなったら 相生相克の理でいくしかねえな 214 00:16:59,018 --> 00:17:02,021 何だ? それ お前には ちょっと難しかったな 215 00:17:02,021 --> 00:17:05,024 つまりは 水は火よりも強えってことだ 216 00:17:05,024 --> 00:17:09,024 竜宮へ行って 水軍の応援を頼もう 217 00:17:11,030 --> 00:17:14,033 (聖嬰大王)ハハハハッ… さあ 食え! もっと食うんだ 218 00:17:14,033 --> 00:17:18,037 食って食って 体中から においが 立ち上がるまで食いまくれ 219 00:17:18,037 --> 00:17:20,039 ハハハッ… うまそうだ 220 00:17:20,039 --> 00:17:22,041 (霧裏雲)大王 (聖嬰大王)何だ? 221 00:17:22,041 --> 00:17:24,043 また悟空の奴が現れました (聖嬰大王)なに? また来た? 222 00:17:24,043 --> 00:17:27,046 チッ… 性懲りのねえ猿だな 223 00:17:27,046 --> 00:17:31,046 聖嬰大王 出てこい! 224 00:17:33,052 --> 00:17:36,055 また来たのか 馬鹿が! 225 00:17:36,055 --> 00:17:38,057 この野郎… 226 00:17:38,057 --> 00:17:43,062 子供だと思って手加減したが 今度は そうはいかねえぞ 227 00:17:43,062 --> 00:17:47,066 血の巡りの悪い猿め 黒焼きにされるまで分からんのか 228 00:17:47,066 --> 00:17:52,071 おう 分からねえな 若えの やってみな 229 00:17:52,071 --> 00:17:56,075 カッ! 天と地と 風と木と土と水の精霊にかけて 230 00:17:56,075 --> 00:18:00,075 三昧 三昧 ボーッ! 231 00:18:03,015 --> 00:18:05,017 ウウッ… 232 00:18:05,017 --> 00:18:08,017 おい 今だ! ほれ! 233 00:18:10,022 --> 00:18:14,026 じゃ お願いします (悟浄)大丈夫でっしゃろな? 234 00:18:14,026 --> 00:18:17,029 (竜鬼)任せておきなさい 235 00:18:17,029 --> 00:18:20,032 カーッ! 236 00:18:20,032 --> 00:18:29,041 (水の音) 237 00:18:29,041 --> 00:18:33,045 よしよし その調子! いい調子! 238 00:18:33,045 --> 00:18:40,052 ♬~ 239 00:18:40,052 --> 00:18:43,055 あら? 消えねえな 240 00:18:43,055 --> 00:18:46,058 あかんわ 水が上に上がっていくがな 241 00:18:46,058 --> 00:18:48,060 どないなってますのや? これ 242 00:18:48,060 --> 00:18:53,065 ああ どうやら あれは三昧の真火ですな 243 00:18:53,065 --> 00:18:56,068 私どもには消すことができません 244 00:18:56,068 --> 00:19:02,008 あの火を消せるのは 観音さまが お持ちの甘露水だけですな 245 00:19:02,008 --> 00:19:04,008 甘露水? 246 00:19:06,012 --> 00:19:08,014 エイッ! 247 00:19:08,014 --> 00:19:11,017 あつっ! 248 00:19:11,017 --> 00:19:15,017 アアッ! あちあちあち! 249 00:19:17,023 --> 00:19:19,023 この野郎! 250 00:19:24,030 --> 00:19:26,032 アッ… 251 00:19:26,032 --> 00:19:28,034 アア~ッ! 252 00:19:28,034 --> 00:19:30,036 あっ 落ちちゃった (八戒)行くべ! 253 00:19:30,036 --> 00:19:36,042 ♬~ 254 00:19:36,042 --> 00:19:38,042 あっ! 255 00:19:41,047 --> 00:19:44,050 どうしたんですか? しっかりしてください! 256 00:19:44,050 --> 00:19:49,055 よいしょ… どうしたんですか? 大丈夫ですか? 大丈夫? 257 00:19:49,055 --> 00:19:53,059 よいしょ よいしょ よいしょ… 258 00:19:53,059 --> 00:19:56,062 しっかりしてください! よいしょ 259 00:19:56,062 --> 00:19:57,997 あっ… 260 00:19:57,997 --> 00:19:59,999 よいしょ 261 00:19:59,999 --> 00:20:01,999 (八戒)あっ! 262 00:20:04,003 --> 00:20:08,007 あららら… さあ よいしょ 263 00:20:08,007 --> 00:20:15,014 ♬~ 264 00:20:15,014 --> 00:20:18,017 1 2… もうちょっとよ 265 00:20:18,017 --> 00:20:20,019 (八戒)あっ いた! (悟浄)いた! 266 00:20:20,019 --> 00:20:23,022 あらぁ 悟空 (悟浄)悟空 悟空 267 00:20:23,022 --> 00:20:27,026 あら こちこちだよ おい あらら… (悟浄)おい 268 00:20:27,026 --> 00:20:29,028 ちょっと待て 269 00:20:29,028 --> 00:20:33,032 よっと! よいしょ よいしょ よいしょ 270 00:20:33,032 --> 00:20:36,035 ほら 座ってごらん 悟空 あら? そうか 271 00:20:36,035 --> 00:20:38,037 (力み声) 272 00:20:38,037 --> 00:20:43,042 おい 悟空 おい (八戒)悟空 悟空 273 00:20:43,042 --> 00:20:45,044 やっこいとこ 全然 ないんだもんな 274 00:20:45,044 --> 00:20:49,044 まだ脈がありますから大丈夫です 275 00:20:52,051 --> 00:20:55,054 手足を伸ばして 座禅を組ませてください 276 00:20:55,054 --> 00:20:56,989 (八戒)はい 277 00:20:56,989 --> 00:20:59,992 よっ! ほれ この野郎… 278 00:20:59,992 --> 00:21:02,995 ほんで… ほら よいしょ はい 279 00:21:02,995 --> 00:21:04,997 (手が当たる音) あいた! 280 00:21:04,997 --> 00:21:06,999 悟浄 お前 何やってんだよ 281 00:21:06,999 --> 00:21:09,001 手伝えよ ぼけっとしてねえで この おたんこが 282 00:21:09,001 --> 00:21:11,003 ほいで 組ませて どうするんですか? 283 00:21:11,003 --> 00:21:14,006 (其美) 按摩禅法を施して 体を温めれば➡ 284 00:21:14,006 --> 00:21:16,008 正気に戻ると思いますので 285 00:21:16,008 --> 00:21:19,011 (八戒)あらら… いや ちょっと… 286 00:21:19,011 --> 00:21:22,014 それ ちょっと親切すぎませんか (其美)いえいえ 287 00:21:22,014 --> 00:21:24,016 (八戒)いけない いけない そういうことしたら 288 00:21:24,016 --> 00:21:27,019 でもね… 大丈夫ですよ 疲れませんか? 289 00:21:27,019 --> 00:21:30,022 いいえ (悟浄)おい! こら! 290 00:21:30,022 --> 00:21:33,025 大丈夫なんですよ こいつはですね 死んだ真似がうまくてね 291 00:21:33,025 --> 00:21:35,027 72の変化の術を使うんですよ 292 00:21:35,027 --> 00:21:38,030 だから 72の命があることに なってるわけなんですから 293 00:21:38,030 --> 00:21:40,032 大丈夫ですよ 大丈夫 294 00:21:40,032 --> 00:21:44,036 お前は あっち行っとけ! (八戒)痛いな もう… 295 00:21:44,036 --> 00:21:46,038 お師匠さま… 296 00:21:46,038 --> 00:21:50,042 あら 声が出た あら… 297 00:21:50,042 --> 00:21:54,046 おい 兄貴 分かるか? 分かるか? 298 00:21:54,046 --> 00:21:58,050 いや しかしな 兄貴は 死んでも生きててもよ 299 00:21:58,050 --> 00:22:02,054 お師匠さまのことばっかり 考えてんだな 偉いな 感心だ 300 00:22:02,054 --> 00:22:06,058 兄貴 もっと何か しゃべってちょうだい ほら 兄貴 301 00:22:06,058 --> 00:22:08,060 どうしたらいいんだろう? ほれほれ 302 00:22:08,060 --> 00:22:11,060 これこれ ぐい~っと ほら ほらほら 303 00:22:15,067 --> 00:22:20,072 あっ… お前たち ここにいたのか うん 304 00:22:20,072 --> 00:22:23,075 えれえ目に遭っちゃったんだよ 305 00:22:23,075 --> 00:22:29,081 どこも けがなかったか? うん けがは ないようだけど… 306 00:22:29,081 --> 00:22:33,085 体中の骨が痛くて… (八戒)ふ~ん… 307 00:22:33,085 --> 00:22:37,089 誰か この… 無理やり折り曲げなかったか? 308 00:22:37,089 --> 00:22:40,092 フフフッ… 軽くな いてて… 309 00:22:40,092 --> 00:22:45,097 あれ? このお嬢さんは? 其美と申します 310 00:22:45,097 --> 00:22:48,100 (八戒)そう 其美さんっつってな 兄貴のこと助けてくれたんだぜ 311 00:22:48,100 --> 00:22:50,102 お礼 言いなさい お礼 言いなさい ほら 312 00:22:50,102 --> 00:22:53,105 そりゃ どうも かたじけない 恩に着ます… 313 00:22:53,105 --> 00:22:55,107 (八戒)あ~あ 本当に ぺたっとなっちゃって もう… 314 00:22:55,107 --> 00:23:00,046 首の骨が硬くなっちゃってんだよ どうぞ そのままで 315 00:23:00,046 --> 00:23:02,048 あっ どうも そんなに さすらないでください 316 00:23:02,048 --> 00:23:04,050 そんなに さすったら 本当に あれですもん… 317 00:23:04,050 --> 00:23:06,052 ももをちょっと さすってください 318 00:23:06,052 --> 00:23:09,055 いや! やめてよ さするのは 319 00:23:09,055 --> 00:23:13,059 じゃ 何か温かいものでも お作りしますわね 320 00:23:13,059 --> 00:23:16,062 そうですよ 手伝いますから ももだって この! 321 00:23:16,062 --> 00:23:19,065 待て待て! 待て待て (八戒)何だよ? この野郎 322 00:23:19,065 --> 00:23:21,067 そんな すけべな顔をするな 323 00:23:21,067 --> 00:23:23,069 すけべって なんちゅうこと言うんだよ 324 00:23:23,069 --> 00:23:26,072 聞こえたら どうすんだよ 恥ずかしいなぁ 325 00:23:26,072 --> 00:23:29,075 いやらしい顔しやがって ほんまに 326 00:23:29,075 --> 00:23:31,075 これは わしが行くわい 327 00:23:33,079 --> 00:23:35,081 (火吹き竹の音) 328 00:23:35,081 --> 00:23:39,085 ちょっと ちょっと そんなんしたら いかんって もう 329 00:23:39,085 --> 00:23:42,085 いえ 私 やりますから (悟浄)いいから いいから 330 00:23:45,091 --> 00:23:49,095 (火吹き竹の音) 331 00:23:49,095 --> 00:23:53,099 今ごろ お師匠さん どうしてんだろうな 332 00:23:53,099 --> 00:23:56,102 もう食われちまったんでねえかな 333 00:23:56,102 --> 00:24:01,040 あの火 消さないかぎり どうしようもねえだろう 334 00:24:01,040 --> 00:24:06,045 あの東海の竜鬼さまの話だとよ あの火 消せるのは➡ 335 00:24:06,045 --> 00:24:11,050 菩薩さまがお持ちの 甘露水しかねえんだってな 336 00:24:11,050 --> 00:24:17,056 また菩薩さまに頼るのか… 気が引けるな もう 337 00:24:17,056 --> 00:24:20,059 ウ~ン… 気がもめるなぁ 338 00:24:20,059 --> 00:24:23,062 どうしてんだろうな 其美さん 339 00:24:23,062 --> 00:24:26,065 ああ いっちょう いいとこ見せてやっかな 340 00:24:26,065 --> 00:24:28,067 よう 悟空よ 341 00:24:28,067 --> 00:24:32,071 お前 その体じゃ斗雲に乗るのは ちょっと無理だろう 342 00:24:32,071 --> 00:24:36,075 俺が斗雲に乗って 菩薩さまの とこへ頼みに行ってくるか 343 00:24:36,075 --> 00:24:41,080 ああ 八戒 そうしてもらえると ありがてえんだがな 344 00:24:41,080 --> 00:24:44,083 それから 菩薩さまに お会いしたときな 345 00:24:44,083 --> 00:24:46,085 お前 急に顔上げるなよ 346 00:24:46,085 --> 00:24:49,088 その顔 急に見たら 菩薩さまだって倒れるから 347 00:24:49,088 --> 00:24:51,090 徐々に上げてけ 348 00:24:51,090 --> 00:24:53,092 ≪ 友達みてえに しゃべるんじゃねえぞ 349 00:24:53,092 --> 00:24:56,095 ≪ 菩薩さまのほうから お尋ねがあったら➡ 350 00:24:56,095 --> 00:25:00,032 化け物の名と所を申し上げるんだ 351 00:25:00,032 --> 00:25:04,036 ≪ とにかく 三蔵法師さまを 助けてもらうように お願いすんだ 352 00:25:04,036 --> 00:25:06,038 (悟浄)あの… ちょっと 353 00:25:06,038 --> 00:25:09,038 いっぺん味見してくれはりますか (其美)はい 354 00:25:16,048 --> 00:25:19,051 おいしい とっても 355 00:25:19,051 --> 00:25:23,055 いやぁ 走る走る! いや 飛んでるなぁ! 356 00:25:23,055 --> 00:25:25,055 あら? 357 00:25:27,059 --> 00:25:30,059 あら? 何だべ? あの光は 358 00:25:32,064 --> 00:25:36,068 よし 行ってみっぺ 降りるど 359 00:25:36,068 --> 00:25:38,070 ウワッ! 360 00:25:38,070 --> 00:25:41,073 こら! 急に降ろすんじゃねえ この! 361 00:25:41,073 --> 00:25:46,078 あっ これはこれは 菩薩さま 猪八戒でございます 362 00:25:46,078 --> 00:25:49,081 (観世音菩薩)そちは 三蔵法師の 供をしておらなんだのか? 363 00:25:49,081 --> 00:25:52,084 はい それが そうなんですけれども 364 00:25:52,084 --> 00:25:54,086 お師匠さまの お供をしておりましたらば 365 00:25:54,086 --> 00:25:57,022 あの… ほら ほれ… 366 00:25:57,022 --> 00:26:02,027 あっ 枯松澗の火雲洞っちゅう所に 行ったんでございますけれど 367 00:26:02,027 --> 00:26:05,030 そしたらば あの… 368 00:26:05,030 --> 00:26:08,033 聖嬰大王っちゅう はなたれ妖怪に会いまして 369 00:26:08,033 --> 00:26:13,038 それで その はなたれ妖怪を さらっていったんで… あら? 370 00:26:13,038 --> 00:26:16,041 さらって… さらっていったのは どっちだと思いますか? 371 00:26:16,041 --> 00:26:18,043 違いますよ 372 00:26:18,043 --> 00:26:20,045 お師匠さまが さらわれたんで ございますよ ですから 373 00:26:20,045 --> 00:26:23,048 また さらわれたのですか… 374 00:26:23,048 --> 00:26:25,050 そちたちは 一体 何をしてるのです? 375 00:26:25,050 --> 00:26:27,052 申し訳ございません 376 00:26:27,052 --> 00:26:30,055 大体 ドジなんでございまして 悟空が 377 00:26:30,055 --> 00:26:35,060 ほいで 悟空と俺とで その… 行ったんでございますが 戦いに 378 00:26:35,060 --> 00:26:40,065 ところが そいつがですね 三昧の火っていうのを使いまして 379 00:26:40,065 --> 00:26:43,068 ほいで ボーボー ボーボー やるもんですから 380 00:26:43,068 --> 00:26:47,072 どうにもこうにも なんなくて また それが… 381 00:26:47,072 --> 00:26:51,076 あの… 菩薩さま ともかく お師匠さま 助けてくださいませ 382 00:26:51,076 --> 00:26:55,080 (菩薩)さてもさても おかしなことがあるものよのぅ 383 00:26:55,080 --> 00:26:57,016 火雲洞の主は… 384 00:26:57,016 --> 00:26:59,018 (聖嬰大王)殺生などする者では ないはずですが 385 00:26:59,018 --> 00:27:02,021 きっと そちたちが怒らせたのであろう 386 00:27:02,021 --> 00:27:06,025 あら? 声が変わったな 難しく言うと 変声期か? 387 00:27:06,025 --> 00:27:09,028 あら! (聖嬰大王)馬鹿 388 00:27:09,028 --> 00:27:12,031 お前たちの打ちそうな手ぐらい とうに分かっとるわ 馬鹿 389 00:27:12,031 --> 00:27:16,031 はなたれ 謀ったな! 390 00:27:18,037 --> 00:27:20,039 (聖嬰大王)捕まえろ 捕まえろ 391 00:27:20,039 --> 00:27:25,044 その豚は お前たちに 食わせてやるぞ ハハハハッ… 392 00:27:25,044 --> 00:27:28,047 こりゃ いかん こいつは縁起がよくねえや 393 00:27:28,047 --> 00:27:30,049 どうしたのです? 394 00:27:30,049 --> 00:27:33,052 八戒の奴が 妖怪に ひっ捕まったらしい 395 00:27:33,052 --> 00:27:36,055 なぜ分かるのです? あいつが助けを呼ぶ声がな 396 00:27:36,055 --> 00:27:40,059 今 生ぐさ~い風で 俺の顔をなでてったんだよ 397 00:27:40,059 --> 00:27:44,063 俺 ちょっと 様子を見に行ってこなくちゃ 398 00:27:44,063 --> 00:27:46,063 でも そのお体では… 399 00:27:50,069 --> 00:27:53,072 そりゃ 駄目だ 400 00:27:53,072 --> 00:27:57,009 あいつは こういう危ねえ橋は 渡らねえ主義なんだ 401 00:27:57,009 --> 00:27:59,011 あっ ほら… 悟浄 402 00:27:59,011 --> 00:28:02,014 俺… あいたた… 403 00:28:02,014 --> 00:28:06,018 あのな 俺 ちょっと 八戒が気になるんだよ 404 00:28:06,018 --> 00:28:09,021 火雲洞まで 様子を見に行ってくるから… 405 00:28:09,021 --> 00:28:12,024 ああ 分かってる 分かってる! お前 そういうこと嫌いだもんな 406 00:28:12,024 --> 00:28:14,026 ああ 俺が行ってくるからよ 407 00:28:14,026 --> 00:28:16,028 痛えな もう 本当に… じゃ 行ってくるから 408 00:28:16,028 --> 00:28:18,028 (其美)気をつけて 409 00:28:29,041 --> 00:28:31,043 (雲裏霧)おい どうする? 410 00:28:31,043 --> 00:28:33,045 やはり 牛魔王のおやじさんに お知らせしといたほうが➡ 411 00:28:33,045 --> 00:28:35,047 よいと思うんだがな (霧裏雲)そうだな 412 00:28:35,047 --> 00:28:37,049 あとあとのこと考えると そのほうがいいかもしれんな 413 00:28:37,049 --> 00:28:40,052 いや そりゃ いかん もし ばれたら どうなる? 414 00:28:40,052 --> 00:28:43,055 俺たち6人 どうなるか分からんぞ (快如風)まったく 415 00:28:43,055 --> 00:28:45,057 あの だだっ子ぶり めちゃくちゃだからな 416 00:28:45,057 --> 00:28:48,060 (聖嬰大王)おい お前たち 何をこそこそ やっておる? 417 00:28:48,060 --> 00:28:51,063 いいか 獲物のこと 誰にも漏らすんじゃないぞ 418 00:28:51,063 --> 00:28:53,065 特に 親父の牛魔王にはな 419 00:28:53,065 --> 00:28:58,003 ここで親父に割り込まれたんじゃ どうにもならん 分かったな? 420 00:28:58,003 --> 00:29:03,003 <こちら 悟浄は 人が違ったような 働き者になっております> 421 00:29:05,010 --> 00:29:08,013 もう結構ですよ 休んでください 422 00:29:08,013 --> 00:29:11,016 いえいえ 私ね 今日っちゅう今日はね 423 00:29:11,016 --> 00:29:13,018 徹底的に 1年分 全部 割ってしまいますから 424 00:29:13,018 --> 00:29:17,018 任せてください (其美)どうも すみません 425 00:29:32,037 --> 00:29:34,039 あの… 426 00:29:34,039 --> 00:29:37,042 あの… 今からね また ちょうど また やろうと思ってたんです 427 00:29:37,042 --> 00:29:39,044 いや もういいんです 早く逃げてください 428 00:29:39,044 --> 00:29:41,046 どうしたんです? (其美)訳は聞かないで 429 00:29:41,046 --> 00:29:45,046 さあ 早く 逃げてください! (悟浄)そうですか ほな ちょっと 430 00:29:50,055 --> 00:29:53,058 待てよ… 431 00:29:53,058 --> 00:29:56,995 早く逃げてって言うたけど なんで わしが逃げんならんのや 432 00:29:56,995 --> 00:29:59,995 どうも納得いかんな これ 433 00:30:09,007 --> 00:30:11,009 其美 其美 いるか? 434 00:30:11,009 --> 00:30:14,012 其美 其美… ああ 435 00:30:14,012 --> 00:30:18,016 喜べ 其美 やっと 唐の坊主を捕まえたぞ 436 00:30:18,016 --> 00:30:20,018 これから ゆっくり賞味することにした 437 00:30:20,018 --> 00:30:23,021 お前も一緒においで (其美)そんな恐ろしいこと 私は… 438 00:30:23,021 --> 00:30:25,023 (聖嬰大王)何を言うか 439 00:30:25,023 --> 00:30:29,027 お前にも一緒に万年の生を 授けてやろうと言っているんだ 440 00:30:29,027 --> 00:30:32,030 俺だけ長生きしても つまらぬからな 441 00:30:32,030 --> 00:30:34,032 さあ 来い 一緒に (其美)そんな… 442 00:30:34,032 --> 00:30:37,035 いいから 来い (其美)大王さま お願いです 443 00:30:37,035 --> 00:30:40,038 大王さま おやめください! (聖嬰大王)何を言っとるんだ 444 00:30:40,038 --> 00:30:42,040 うまそうだぞ 見るからに (其美)とんでもない! 445 00:30:42,040 --> 00:30:45,043 いいから わしの言うとおりに すればいいのだ 446 00:30:45,043 --> 00:30:52,050 <さても哀れなるかな 悟浄 その心境 いかばかりか> 447 00:30:52,050 --> 00:30:56,054 <さて お話 変わって こちらは孫悟空> 448 00:30:56,054 --> 00:30:57,990 (毛を抜く音) エイッ! 449 00:30:57,990 --> 00:31:00,993 (息を吹く音) 450 00:31:00,993 --> 00:31:05,993 (鷹の鳴き声) 451 00:31:09,001 --> 00:31:16,001 ええい はなたれ大王め 親父の怖さを教えてやるぞ 452 00:31:21,013 --> 00:31:25,017 どうだ 見ろ これが今晩の酒の肴だ 453 00:31:25,017 --> 00:31:27,019 見るからに ぽちゃぽちゃしてて うまそうだろう? 454 00:31:27,019 --> 00:31:29,021 やめてください こんな殺生は 455 00:31:29,021 --> 00:31:32,024 なぁに お前だって ひと切れ食えば 考えが変わるさ 456 00:31:32,024 --> 00:31:34,026 こんなことして 何になるんです? 457 00:31:34,026 --> 00:31:36,028 俺の力を 見くびっている天上天下の奴らに 458 00:31:36,028 --> 00:31:38,030 思い知らせてやるのさ 459 00:31:38,030 --> 00:31:40,032 何しろ これだけの坊主の肉を 食らった奴は➡ 460 00:31:40,032 --> 00:31:43,035 今までに誰もいないんだからな (其美)やめてください! 461 00:31:43,035 --> 00:31:45,037 あなたは間違ってます 462 00:31:45,037 --> 00:31:48,040 こんなことでしか 自分の力を示せないんですか? 463 00:31:48,040 --> 00:31:50,042 どういうことだ? 464 00:31:50,042 --> 00:31:53,045 あなたは だだっ子です 世の中をひがんでるだけです 465 00:31:53,045 --> 00:31:55,045 やかましい! (殴る音) 466 00:32:03,055 --> 00:32:05,057 何だ? その目は 467 00:32:05,057 --> 00:32:07,059 ≪(快如風)大王 (聖嬰大王)何だ? 468 00:32:07,059 --> 00:32:09,061 ≪ お父上がお見えです (聖嬰大王)なに!? 469 00:32:09,061 --> 00:32:11,063 チッ… どうやって嗅ぎつけたんだ? 470 00:32:11,063 --> 00:32:14,066 俺の部屋に通しておけ 471 00:32:14,066 --> 00:32:17,069 あっ 父上 ハハッ… ご機嫌久しゅう存じます 472 00:32:17,069 --> 00:32:21,073 (牛魔王) よう せがれ 何年ぶりかのぅ? 473 00:32:21,073 --> 00:32:24,076 かれこれ 100年以上にはなりますか 474 00:32:24,076 --> 00:32:27,079 (牛魔王) ああ もう そんなになるか 475 00:32:27,079 --> 00:32:30,082 いやぁ しかし お前も なかなか立派になったのぅ 476 00:32:30,082 --> 00:32:34,086 …して 父上 今日の突然のお越しは? 477 00:32:34,086 --> 00:32:38,090 (牛魔王)せがれよ 三蔵法師を捕まえたそうだな 478 00:32:38,090 --> 00:32:40,092 どうして それを? 479 00:32:40,092 --> 00:32:44,096 わしに食わせてくれるのは ありがたいが 480 00:32:44,096 --> 00:32:48,100 せがれ 手を引け! 引け引け 481 00:32:48,100 --> 00:32:50,102 (聖嬰大王)はぁ? 482 00:32:50,102 --> 00:32:55,107 (牛魔王)その三蔵法師は 孫悟空の師匠であろう 483 00:32:55,107 --> 00:33:02,047 あやつは昔 天宮で大暴れをした際 玉帝の天兵を10万も遣わしたが 484 00:33:02,047 --> 00:33:05,050 とうとう 捕まえることも かなわなかった 485 00:33:05,050 --> 00:33:09,054 奴のご機嫌を損ねるのは 愚の骨頂だ 486 00:33:09,054 --> 00:33:13,058 父上は 昔と 少しも変わっておられませんな 487 00:33:13,058 --> 00:33:16,061 私のやることに いちいち水を差して 488 00:33:16,061 --> 00:33:19,064 それをおっしゃるために わざわざ こんな所までいらしたんですか? 489 00:33:19,064 --> 00:33:22,067 なにも 水を差して言っているのではない 490 00:33:22,067 --> 00:33:25,070 お前の身を案じて言っておるのだ 491 00:33:25,070 --> 00:33:28,073 ハハハハッ… いやいや あの猿なら心配無用です 492 00:33:28,073 --> 00:33:31,076 奴とは 今まで2度ほど渡り合いましたが 493 00:33:31,076 --> 00:33:33,078 私の三昧の火を食らって➡ 494 00:33:33,078 --> 00:33:35,080 ほうほうの体で 逃げ去ったぐらいですから 495 00:33:35,080 --> 00:33:38,083 いいや 侮ってはいかんぞ 496 00:33:38,083 --> 00:33:42,087 奴は 70般の変化の術を心得た鉄胆 497 00:33:42,087 --> 00:33:46,091 銅心の輩であることを 忘れてはいかん! 498 00:33:46,091 --> 00:33:48,093 やけに肩を持つようですが 499 00:33:48,093 --> 00:33:51,096 奴と兄弟の契りを 結んでいるからですか? 500 00:33:51,096 --> 00:33:53,098 まあ そういうことだ (聖嬰大王)嘘だ! 501 00:33:53,098 --> 00:33:55,100 奴に おじけづいているからだ 502 00:33:55,100 --> 00:33:57,035 大体 父上は今まで➡ 503 00:33:57,035 --> 00:34:01,039 兄弟の契りなどとは無縁に 暮らしていたじゃありませんか 504 00:34:01,039 --> 00:34:03,041 まあ そう怒るな 505 00:34:03,041 --> 00:34:05,043 実はな せがれ 506 00:34:05,043 --> 00:34:10,048 わしは ここしばらく 精進を守っておるのだ 507 00:34:10,048 --> 00:34:13,051 精進!? (牛魔王)さよう 508 00:34:13,051 --> 00:34:16,051 カッ! 精進! 509 00:34:20,058 --> 00:34:22,060 (聖嬰大王)やめだ やめだ やめ! 510 00:34:22,060 --> 00:34:25,063 宴会は あしたに延期だ (掀興)あしたに? 511 00:34:25,063 --> 00:34:27,065 (聖嬰大王)父上は 近ごろ 養生なさっているそうな 512 00:34:27,065 --> 00:34:29,067 なんとか出し抜いてやるからな 513 00:34:29,067 --> 00:34:31,069 ≪(笑い声) 514 00:34:31,069 --> 00:34:37,075 (牛魔王)さよう 月に3度の 辛の日と それに6日じゃ 515 00:34:37,075 --> 00:34:41,079 今日は辛酉の日で 精進の日に当たっておるのじゃ 516 00:34:41,079 --> 00:34:44,082 3~4日 精進したって 罪滅ぼしにはならねえのに 517 00:34:44,082 --> 00:34:46,084 昔やってた悪事を 考えてみろってんだ 518 00:34:46,084 --> 00:34:50,088 せがれ! (聖嬰大王)何でしょうか? 519 00:34:50,088 --> 00:34:52,090 フフフッ… 520 00:34:52,090 --> 00:34:57,090 明日の楽しみに 三蔵法師を 見ておきたいのじゃがのぅ 521 00:34:59,030 --> 00:35:03,030 お師匠さま 早くお逃げください! そなた そんなことをして… 522 00:35:05,036 --> 00:35:08,039 其美 何をしておる お前 この! 523 00:35:08,039 --> 00:35:10,041 (殴る音) アアッ! 524 00:35:10,041 --> 00:35:13,044 やめろ! やめんか! 525 00:35:13,044 --> 00:35:17,044 こんな かわいそうなことをして かわいそうではないか! 526 00:35:21,052 --> 00:35:24,055 あっ お前は! 527 00:35:24,055 --> 00:35:26,057 アアッ! 528 00:35:26,057 --> 00:35:28,057 うん? 529 00:35:32,063 --> 00:35:36,067 せがれ これが三蔵法師か 530 00:35:36,067 --> 00:35:41,067 なにが 「せがれ」だ この騙りめ 悟空 お前の姿は もう… 531 00:35:43,074 --> 00:35:46,077 これ 親に向かって なんということを! 532 00:35:46,077 --> 00:35:49,080 馬鹿 ばれてるのが分からんのか 533 00:35:49,080 --> 00:35:51,080 おい 坊主を連れていけ (六健将)はっ! 534 00:35:53,084 --> 00:35:56,087 おい どこへ連れていく? 親不孝者め! 535 00:35:56,087 --> 00:35:59,024 悟空 悟空 早くお逃げなさい! 536 00:35:59,024 --> 00:36:03,024 お前の本性は もう見えているのです! 537 00:36:06,031 --> 00:36:08,031 (息を吹く音) 538 00:36:11,036 --> 00:36:13,038 (笑い声) 539 00:36:13,038 --> 00:36:15,040 みんな! 540 00:36:15,040 --> 00:36:19,044 待て! 慌てるな 慌てるな! 慌てちゃいかん 541 00:36:19,044 --> 00:36:21,046 (手をたたく音) (笑い声) 542 00:36:21,046 --> 00:36:24,049 これで どうだい! くそ… 543 00:36:24,049 --> 00:36:28,053 天と地と 風と木と土と水の精霊にかけて 544 00:36:28,053 --> 00:36:31,056 三昧 三昧… 三昧じゃねえや この三枚目 545 00:36:31,056 --> 00:36:35,060 この女が先に丸焦げになるぞ 546 00:36:35,060 --> 00:36:39,064 いいか 明朝 日の出の刻限 547 00:36:39,064 --> 00:36:43,068 この女と師匠と八戒の交換だ 548 00:36:43,068 --> 00:36:48,073 場所は 鑚頭号山の頂上! 549 00:36:48,073 --> 00:36:51,076 あばよ 550 00:36:51,076 --> 00:36:53,078 ああ 駄目 駄目 駄目! 551 00:36:53,078 --> 00:36:56,081 (笑い声) 552 00:36:56,081 --> 00:36:58,016 ごめんよ 553 00:36:58,016 --> 00:37:04,016 クッ… おのれ… おのれ 化け猿 覚えておれ! 554 00:37:08,026 --> 00:37:12,030 (悟浄)すいません こんな目に遭わせてしもうて 555 00:37:12,030 --> 00:37:18,036 (其美)いえ いいんです 悪いのは あの人のほうですから 556 00:37:18,036 --> 00:37:23,041 そんなふうに言われると どうもね 557 00:37:23,041 --> 00:37:28,046 (其美)あの人 ひねくれてしまったんですわ 558 00:37:28,046 --> 00:37:34,052 反抗していないと 自分が確かめられなくなって… 559 00:37:34,052 --> 00:37:36,054 お父さまや お母さまに➡ 560 00:37:36,054 --> 00:37:41,059 一度も心底から 甘えたことがなかったみたい 561 00:37:41,059 --> 00:37:49,067 本当は 寂しがり屋で 甘えん坊で 気が弱くて… 562 00:37:49,067 --> 00:37:54,072 結局 愛情に飢えてるんですわ 563 00:37:54,072 --> 00:37:59,010 だから せめて 私だけでも分かってあげないと➡ 564 00:37:59,010 --> 00:38:03,014 あの人 駄目になってしまうんです 565 00:38:03,014 --> 00:38:06,017 分かる! 分かるよ 其美さんの気持ち 566 00:38:06,017 --> 00:38:12,023 でもな 愛に飢えてるなら… いや 愛を得たいならな 567 00:38:12,023 --> 00:38:15,026 まず 自分の愛を尽くすことやないか? 568 00:38:15,026 --> 00:38:18,029 精いっぱい真剣に 相手に対して 569 00:38:18,029 --> 00:38:24,035 あいつに そんな芸当が できるんか? あんな乱暴な奴に 570 00:38:24,035 --> 00:38:27,038 しかしね 世の中には➡ 571 00:38:27,038 --> 00:38:31,042 そういうことが ちゃんとできる男がいるんですよ 572 00:38:31,042 --> 00:38:36,042 例えば あんたの すぐ近くに… 573 00:38:40,051 --> 00:38:42,053 其美さん… 574 00:38:42,053 --> 00:38:47,058 いやぁ ハハハッ… 土地神たちも みんな 賛成してくれてな 悟浄 575 00:38:47,058 --> 00:38:49,058 あっ そうだ 576 00:38:51,062 --> 00:38:55,066 さあ 食べな ねっ? 577 00:38:55,066 --> 00:38:59,066 悟浄 はい (悟浄)わしゃ要らんわい 578 00:39:02,007 --> 00:39:06,011 しかし あんたも因果だよな 579 00:39:06,011 --> 00:39:10,015 あんな はなたれの女房になってさ 580 00:39:10,015 --> 00:39:12,017 (悟浄)ええやないか! あいた! 581 00:39:12,017 --> 00:39:14,019 其美さんが誰を好きになろうと 582 00:39:14,019 --> 00:39:16,019 放っといてちょうだいよ! そんなもん 583 00:39:19,024 --> 00:39:24,029 悟空 お前は悪党やな 584 00:39:24,029 --> 00:39:27,032 命の恩人を こんな目に遭わせて 585 00:39:27,032 --> 00:39:30,035 目的のために 手段を選ばんっちゅうのはな 586 00:39:30,035 --> 00:39:32,035 下劣じゃ! 587 00:39:37,042 --> 00:39:43,048 ♬~ 588 00:39:43,048 --> 00:39:47,052 そろそろ夜明けだな 悟浄 589 00:39:47,052 --> 00:40:03,001 ♬~ 590 00:40:03,001 --> 00:40:05,003 早く女を放せ 591 00:40:05,003 --> 00:40:09,007 そっちこそ 師匠と豚1匹 放してもらおうか 592 00:40:09,007 --> 00:40:11,009 放せって言ってますけど 593 00:40:11,009 --> 00:40:13,011 お前は黙ってろ (八戒)はい 594 00:40:13,011 --> 00:40:15,011 どうぞ 595 00:40:18,016 --> 00:40:20,016 行け 596 00:40:26,024 --> 00:40:28,024 (八戒)どうも 597 00:40:32,030 --> 00:40:37,030 ハハハハッ… 騙されたな 悟空 598 00:40:41,039 --> 00:40:44,042 あっ… 599 00:40:44,042 --> 00:40:46,044 石か! 600 00:40:46,044 --> 00:40:48,046 おい (其美)えっ? 601 00:40:48,046 --> 00:40:51,049 見ろ 坊主と豚は ここだ! 602 00:40:51,049 --> 00:40:54,052 兄貴! 603 00:40:54,052 --> 00:40:56,054 騙しやがったな 604 00:40:56,054 --> 00:41:00,054 馬鹿 猿を騙すなど簡単なことだ おい やってしまえ 605 00:41:01,993 --> 00:41:03,995 土地神 今だ! 606 00:41:03,995 --> 00:41:09,000 (地鳴り) 607 00:41:09,000 --> 00:41:12,003 ≪(山神の笑い声) 608 00:41:12,003 --> 00:41:32,023 ♬~ 609 00:41:32,023 --> 00:41:45,036 ♬~ 610 00:41:45,036 --> 00:41:49,036 痛い! 痛い痛い痛い! 611 00:41:51,042 --> 00:41:53,044 いてて… 612 00:41:53,044 --> 00:41:55,046 やい 今日という今日は 仕返しするぞ! 613 00:41:55,046 --> 00:41:57,048 よくも ひどい目に遭わせてくれたな! 614 00:41:57,048 --> 00:42:00,051 覚悟しろ! (聖嬰大王)痛い痛い痛い… 615 00:42:00,051 --> 00:42:02,053 おい 助けてくれ 痛いよ 616 00:42:02,053 --> 00:42:04,055 助けてくれって よく言えんな この野郎! 617 00:42:04,055 --> 00:42:06,057 よくも ひどい目に 遭わせてくれたじゃねえか! 618 00:42:06,057 --> 00:42:09,057 (殴る音) いたっ! 痛いよ! 619 00:42:11,062 --> 00:42:14,065 このまま 閉じ込めてしまうのですか? 620 00:42:14,065 --> 00:42:16,067 ええ 土地神たちは➡ 621 00:42:16,067 --> 00:42:19,070 悪さができねえように 始末してくれっていうんですよ 622 00:42:19,070 --> 00:42:21,072 殺してしまうのか!? 623 00:42:21,072 --> 00:42:26,077 お師匠さま こんな下衆野郎は 早く始末するに限りますよ 624 00:42:26,077 --> 00:42:29,080 お師匠さま お慈悲でございます 625 00:42:29,080 --> 00:42:32,083 どうか 命ばかりは お助けください! 626 00:42:32,083 --> 00:42:34,085 どいてくだせえ! こいつめ! 627 00:42:34,085 --> 00:42:36,087 人間の女の出る幕じゃねえ! 628 00:42:36,087 --> 00:42:41,092 お慈悲でございます! お命を お助けください! 629 00:42:41,092 --> 00:42:45,096 お願いでございます! お助けください! 630 00:42:45,096 --> 00:42:47,096 お師匠さま 631 00:42:49,100 --> 00:42:51,102 わいからもお願いします 632 00:42:51,102 --> 00:42:54,105 どうか 命だけは助けてやってください 633 00:42:54,105 --> 00:42:57,041 悟浄 お前 本気で言ってんのかよ? 634 00:42:57,041 --> 00:42:59,043 お前 俺たちが あの野郎に➡ 635 00:42:59,043 --> 00:43:02,046 どんな ひどい目に遭わされたか 分かってんのかよ お前 636 00:43:02,046 --> 00:43:05,049 お願いします どうか改心する間を 与えてやってください 637 00:43:05,049 --> 00:43:09,053 改心って お前 あれが改心するわけねえべ お前 638 00:43:09,053 --> 00:43:11,055 うるさいねん お前は! 639 00:43:11,055 --> 00:43:14,058 お師匠さま お願いします! 640 00:43:14,058 --> 00:43:20,064 ♬~ 641 00:43:20,064 --> 00:43:24,068 (其美)お助けください! 今度ばかりは お許しください! 642 00:43:24,068 --> 00:43:30,074 お願いします! お願いします! お助けください! 643 00:43:30,074 --> 00:43:33,077 お師匠さん どうします? 644 00:43:33,077 --> 00:43:36,080 2人に頼まれちゃね 645 00:43:36,080 --> 00:43:48,092 ♬~ 646 00:43:48,092 --> 00:43:51,095 これに懲りて 心を入れ替えるのならば➡ 647 00:43:51,095 --> 00:43:55,095 助けてしんぜましょう おい 悟浄! 648 00:43:57,035 --> 00:44:01,039 おい 所詮な 力で無理押ししても 649 00:44:01,039 --> 00:44:03,041 思いどおりにならないってことが 分かったか? 650 00:44:03,041 --> 00:44:05,043 よく分かりました 651 00:44:05,043 --> 00:44:08,046 お前 すぐ分かっちゃうんだな 子供みてえな奴なんだから 652 00:44:08,046 --> 00:44:11,049 おい 引っ張ってやれ おう 653 00:44:11,049 --> 00:44:15,049 痛い痛い 痛い痛い痛い! 痛い… 654 00:44:20,058 --> 00:44:22,060 ありがとうございました! 655 00:44:22,060 --> 00:44:24,062 (聖嬰大王)其美 ここ痛い… (悟浄)おい 656 00:44:24,062 --> 00:44:26,064 おい よう聞けよ 657 00:44:26,064 --> 00:44:30,068 お前が助かったんはな 何もかも この人のおかげやぞ 658 00:44:30,068 --> 00:44:32,070 (聖嬰大王)分かってます 659 00:44:32,070 --> 00:44:35,073 其美 痛い ここ… (其美)フフッ… 660 00:44:35,073 --> 00:44:41,079 聖嬰大王 これから心を入れ替えますね? 661 00:44:41,079 --> 00:44:43,081 はい 662 00:44:43,081 --> 00:44:46,084 いいか 分かったな? はい 663 00:44:46,084 --> 00:44:48,086 声が小さい! はい! 664 00:44:48,086 --> 00:45:00,031 ♬~ 665 00:45:00,031 --> 00:45:11,042 ♬~ 666 00:45:11,042 --> 00:45:15,046 お前 何か落とし物しねえか? (悟浄)何にもないで 667 00:45:15,046 --> 00:45:18,049 ええっ? 大変なもの 落としたんじゃねえのか? お前 668 00:45:18,049 --> 00:45:22,053 ようようよう 例えば あの其美さんみたいな人よ うん? 669 00:45:22,053 --> 00:45:24,055 しょうもないことをな 言うてんなよ お前 670 00:45:24,055 --> 00:45:27,058 言うてんなよっちゅうて お前 顔が赤くなってるんだもの 671 00:45:27,058 --> 00:45:31,062 顔が赤いんだもの お前は (悟浄)やめとけ 冗談は 672 00:45:31,062 --> 00:45:35,066 冗談って お前の顔そのものが 冗談だよ お前 この野郎 673 00:45:35,066 --> 00:45:38,069 ハハハハッ… てれてるから てれて ほら 674 00:45:38,069 --> 00:45:41,072 ハハハハッ… うぶだね 野郎は 本当に本当に 675 00:45:41,072 --> 00:45:43,074 おいおい おいおい 何や? 676 00:45:43,074 --> 00:45:46,077 女で苦労すんのは あほやって言ってた お前が… 677 00:45:46,077 --> 00:45:49,080 世の中 分からねえもんだな 678 00:45:49,080 --> 00:45:51,082 お前まで 俺のことを馬鹿にすんのか! 679 00:45:51,082 --> 00:45:54,082 お前なんか知らん ツ~ン! 680 00:45:56,087 --> 00:45:59,023 (八戒) 沙悟浄 てれんな てれんな! 681 00:45:59,023 --> 00:46:02,026 <天竺までの道は まだ遠く➡ 682 00:46:02,026 --> 00:46:06,030 果たして この先 いかなる出来事が待ち受けるか> 683 00:46:06,030 --> 00:46:09,030 <それは 次回の講釈で> 684 00:46:11,035 --> 00:46:19,043 ♬『ガンダーラ』 685 00:46:19,043 --> 00:46:23,047 ♬ そこに行けば 686 00:46:23,047 --> 00:46:35,059 ♬ どんな夢も かなうというよ 687 00:46:35,059 --> 00:46:43,067 ♬ 誰もみな行きたがるが 688 00:46:43,067 --> 00:46:50,074 ♬ 遥かな世界 689 00:46:50,074 --> 00:46:55,079 ♬ その国の名は ガンダーラ 690 00:46:55,079 --> 00:46:58,015 ♬ 何処かにある ユートピア 691 00:46:58,015 --> 00:47:03,020 ♬ どうしたら行けるのだろう 692 00:47:03,020 --> 00:47:08,025 ♬ 教えて欲しい 693 00:47:08,025 --> 00:47:12,029 ♬ In Gandhara, Gandhara 694 00:47:12,029 --> 00:47:16,033 ♬ They say it was in India 695 00:47:16,033 --> 00:47:20,037 ♬ Gandhara, Gandhara 696 00:47:20,037 --> 00:47:24,041 ♬ 愛の国 Gandhara 697 00:47:24,041 --> 00:47:28,045 ♬ Gandhara, Gandhara 698 00:47:28,045 --> 00:47:32,049 ♬ They say it was in India 699 00:47:32,049 --> 00:47:36,053 ♬ Gandhara, Gandhara 700 00:47:36,053 --> 00:47:41,053 ♬ 愛の国 Gandhara 701 00:47:43,027 --> 00:47:46,030 <『西遊記』 次なるお話> 702 00:47:46,030 --> 00:47:51,035 <哀れな村人に化けて 現れた赤・青・黄の3妖怪に➡ 703 00:47:51,035 --> 00:47:55,973 まんまと騙された三蔵法師は 暴れまくる孫悟空を破門> 704 00:47:55,973 --> 00:48:01,979 <谷に落ちて行方不明の猪八戒に ウロウロと孤立無援の沙悟浄> 705 00:48:01,979 --> 00:48:05,983 <捕まえた三蔵の人肉を巡って 妖怪たちの仲間割れ> 706 00:48:05,983 --> 00:48:07,985 <次回も大荒れ> 707 00:48:07,985 --> 00:48:10,985 <「悟空 破門! 三妖怪の罠」に ご期待ください> 708 00:50:02,166 --> 00:50:03,034 709 00:50:03,034 --> 00:50:06,037 (小林)皆さん お元気ですか 小林綾子です 710 00:50:06,037 --> 00:50:12,043 日本には 古くから 神社仏閣に伝わる行事や飾り物 711 00:50:12,043 --> 00:50:17,048 季節によって味わう旬な食べ物や その土地に伝わる風習など 712 00:50:17,048 --> 00:50:23,054 幸運を呼び込むために縁起を担ぐ さまざまな物や行いがあります 713 00:50:23,054 --> 00:50:28,059 皆さんの周りにも きっとある 幸運を呼ぶ縁起物 714 00:50:28,059 --> 00:50:32,063 この番組では そんな縁起物を ご紹介していきます 715 00:50:32,063 --> 00:50:35,063 さて 今日の縁起物は? 716 00:50:47,078 --> 00:50:50,081 突然ですが クイズです 717 00:50:50,081 --> 00:50:54,085 江戸時代 異国の動物たちが 日本にやって来ました 718 00:50:54,085 --> 00:50:59,090 そんな中 特に人気となった 2大スターは何でしょうか? 719 00:50:59,090 --> 00:51:01,092 ひとつは 象 720 00:51:01,092 --> 00:51:03,092 もうひとつは… 721 00:51:05,029 --> 00:51:08,032 ちょっと意外でした? 722 00:51:08,032 --> 00:51:11,035 らくだが 江戸で 見せ物に掛けられると➡ 723 00:51:11,035 --> 00:51:15,039 大ブームとなり たくさんの人が押し寄せました 724 00:51:15,039 --> 00:51:20,044 これほど人気になった理由は 物珍しさだけでなく➡ 725 00:51:20,044 --> 00:51:25,049 らくだには たくさんのご利益が あると信じられていたからです 726 00:51:25,049 --> 00:51:31,055 ひとつ らくだの絵を貼っておくと 疱瘡・はしか除けになる 727 00:51:31,055 --> 00:51:36,060 2つ らくだの尿は 救命の霊薬となる 728 00:51:36,060 --> 00:51:42,066 3つ 雷をも避ける …と すごいご利益ですよね 729 00:51:42,066 --> 00:51:48,066 今度 動物園に行ったときは 是非 らくだに注目してみましょう 730 00:51:53,077 --> 00:51:55,079 突然ですが 皆さん 731 00:51:55,079 --> 00:51:59,083 引っ越しのとき 食べる物といば何でしょうか? 732 00:51:59,083 --> 00:52:04,021 そう! 引っ越し蕎麦ですよね でも 一体 なんで➡ 733 00:52:04,021 --> 00:52:08,025 引っ越しのときには お蕎麦なんでしょうか 734 00:52:08,025 --> 00:52:12,029 江戸時代 中ごろに 江戸を中心に行われていた➡ 735 00:52:12,029 --> 00:52:14,031 引っ越しの挨拶品として➡ 736 00:52:14,031 --> 00:52:17,034 蕎麦や 蕎麦切手という商品券を➡ 737 00:52:17,034 --> 00:52:22,039 向こう三軒両隣に配っていた 風習が始まりといわれています 738 00:52:22,039 --> 00:52:27,044 由来は 「おそばに越してきた」の シャレからだそうで➡ 739 00:52:27,044 --> 00:52:32,049 「おそばに末長く」 「細く長くおつきあいを」という➡ 740 00:52:32,049 --> 00:52:34,051 気持ちが込められているそうです 741 00:52:34,051 --> 00:52:37,054 また 年越し蕎麦も同様に➡ 742 00:52:37,054 --> 00:52:40,057 「お蕎麦のように 細く長く過ごせる」 743 00:52:40,057 --> 00:52:45,062 お蕎麦は切れやすいため 今年の 苦労や不運をきれいに切り捨てて 744 00:52:45,062 --> 00:52:48,065 新しい年を迎えるため …だそうです 745 00:52:48,065 --> 00:52:51,068 そばにいるのが 難しいご時世ですが 746 00:52:51,068 --> 00:52:56,068 お蕎麦で 気持ちを 伝えられたらいいですよね 747 00:53:02,012 --> 00:53:05,015 最近 よくエコバッグが 使われるようになりましたよね 748 00:53:05,015 --> 00:53:08,018 皆さんは どんな物をお使いですか 749 00:53:08,018 --> 00:53:12,022 じゃん! こちらなんてオススメですよ! 750 00:53:12,022 --> 00:53:16,026 日本の伝統的な エコバッグと言える風呂敷 751 00:53:16,026 --> 00:53:18,028 「風呂敷」と いわれるようになったのは➡ 752 00:53:18,028 --> 00:53:22,032 お風呂屋で 自分の服を包むために 用いられていたからだそうで 753 00:53:22,032 --> 00:53:26,036 その名のとおり お風呂で 使っていたからなんですね 754 00:53:26,036 --> 00:53:32,042 また 風呂敷の代表的な柄・蔦が 絡み広がっている唐草模様は➡ 755 00:53:32,042 --> 00:53:35,045 実は 縁起がいい柄なんです 756 00:53:35,045 --> 00:53:39,049 蔦は 生命力が強く 四方八方 どこまでも伸びるため➡ 757 00:53:39,049 --> 00:53:44,054 長寿繁栄を象徴する模様として 愛されてきました 758 00:53:44,054 --> 00:53:47,057 いろいろな結び方ができて とっても便利な風呂敷 759 00:53:47,057 --> 00:53:51,057 皆さんもエコバッグ代わりに いかがですか 760 00:53:56,066 --> 00:54:00,070 どこか 民族的な感じがする 木の葉猿 761 00:54:00,070 --> 00:54:06,010 名前は 木葉という地名から 来ているそうですが… 762 00:54:06,010 --> 00:54:10,014 言い伝えでは およそ1300年前 763 00:54:10,014 --> 00:54:13,017 都から逃げ落ちてきた人たちが 神を祀るため➡ 764 00:54:13,017 --> 00:54:17,021 木葉山の赤土で 祭礼の道具を作り➡ 765 00:54:17,021 --> 00:54:20,024 余った土を捨てたところ それが猿になり➡ 766 00:54:20,024 --> 00:54:24,028 「木葉の土で 猿を作れば 幸あらん」と➡ 767 00:54:24,028 --> 00:54:26,030 お告げを残したそうです 768 00:54:26,030 --> 00:54:28,032 そこで 人々は➡ 769 00:54:28,032 --> 00:54:32,036 猿の人形を作って 神さまにお供えしたところ➡ 770 00:54:32,036 --> 00:54:36,040 災難から逃れ 無事に過ごすことが できたといわれています 771 00:54:36,040 --> 00:54:42,046 以来 悪病・災難除け 夫婦和合・子孫繁栄の➡ 772 00:54:42,046 --> 00:54:44,046 守り神と されるようになったそうです 773 00:54:50,054 --> 00:54:55,054 獅子が刀をくわえ なんとも勇ましい加賀獅子頭 774 00:54:57,061 --> 00:55:03,000 天正11年 初代藩主・前田利家が 金沢城に入府の際➡ 775 00:55:03,000 --> 00:55:07,004 お祝いの獅子舞が盛大に 行われたのが ゆえんとなり➡ 776 00:55:07,004 --> 00:55:11,008 その豪華さは 天下随一となりました 777 00:55:11,008 --> 00:55:16,013 それから 祭礼などで 各町村が 競って獅子舞を演ずる風習は➡ 778 00:55:16,013 --> 00:55:19,016 加賀名物の代表といわれています 779 00:55:19,016 --> 00:55:24,021 その勇ましい姿から 男の子の成長祈願や➡ 780 00:55:24,021 --> 00:55:31,028 還暦の魔除け・厄払い・立身出世の 象徴として愛されてきました 781 00:55:31,028 --> 00:55:36,028 刀をくわえた獅子頭 勇ましくて格好いいですよね 782 00:55:42,039 --> 00:55:48,045 そっと息を吹き込むと 軽やかな音が鳴るビードロ 783 00:55:48,045 --> 00:55:51,048 ビードロは ガラスの弾力性を利用した➡ 784 00:55:51,048 --> 00:55:54,051 底の部分が とても薄いガラスのおもちゃで 785 00:55:54,051 --> 00:55:56,053 息を軽く吹き込むと… 786 00:55:56,053 --> 00:55:59,056 (ビードロの音) …という音がします 787 00:55:59,056 --> 00:56:01,992 ちなみに 昔は 子供のおもちゃではなく➡ 788 00:56:01,992 --> 00:56:06,997 厄落としの意味を込めて お正月に吹かれていたそうです 789 00:56:06,997 --> 00:56:11,001 おもちゃのビードロ細工は 古くから人気があったそうですが 790 00:56:11,001 --> 00:56:14,004 ビードロが作ることが できる職人が少なかったため➡ 791 00:56:14,004 --> 00:56:17,007 貴重品とされていました 792 00:56:17,007 --> 00:56:20,010 喜多川歌麿が 「ビードロを吹く女」を描くほど➡ 793 00:56:20,010 --> 00:56:22,012 人気があったみたいですね 794 00:56:22,012 --> 00:56:24,012 (ビードロの音) 795 00:56:29,019 --> 00:56:34,024 時代劇などで 出かける際に 登場する火打石 796 00:56:34,024 --> 00:56:38,028 江戸時代には 欠かせないものだったようですが 797 00:56:38,028 --> 00:56:44,034 その歴史は古く 『日本書紀』の ヤマトタケルの神話に登場します 798 00:56:44,034 --> 00:56:48,038 平安時代には まだ庶民の 手には届かない貴重品でしたが➡ 799 00:56:48,038 --> 00:56:52,042 江戸時代になると 広く庶民にも普及し➡ 800 00:56:52,042 --> 00:56:57,047 かまどや灯明・煙草などの火に 使われるようになりました 801 00:56:57,047 --> 00:57:00,050 また 時代劇などで 出かける際に 802 00:57:00,050 --> 00:57:02,986 「お前さん 気をつけて」 (火打石の音) 803 00:57:02,986 --> 00:57:05,989 …と 火打石を使用しますよね 804 00:57:05,989 --> 00:57:08,992 これは 「切り火」といわれ➡ 805 00:57:08,992 --> 00:57:13,997 厄除け・清め・邪鬼を払う 日本古来の風習です 806 00:57:13,997 --> 00:57:17,000 『銭形平次』でも登場しますよね 807 00:57:17,000 --> 00:57:21,004 そもそも火は 古くから 神聖なもの・清浄なものとされ➡ 808 00:57:21,004 --> 00:57:26,009 邪鬼など悪いものは火を嫌うと 考えられていたそうです 809 00:57:26,009 --> 00:57:29,012 ここ一番の大事な時や 試験の時など➡ 810 00:57:29,012 --> 00:57:32,012 切り火で 清めてみてはいかがでしょう? 811 00:57:38,021 --> 00:57:40,023 掃除には欠かせない ほうき 812 00:57:40,023 --> 00:57:44,023 しかし 昔は掃除をする道具では なかったそうです 813 00:57:54,037 --> 00:57:59,042 また ほうきには 「箒神」という神さまが宿るとされ 814 00:57:59,042 --> 00:58:02,980 妊婦の足もとに逆さまに立てたり おなかをなでると➡ 815 00:58:02,980 --> 00:58:04,982 安産になるといわれています 816 00:58:04,982 --> 00:58:06,984 ほうきが掃除道具として➡ 817 00:58:06,984 --> 00:58:09,987 使われるようになったのは 平安時代 818 00:58:09,987 --> 00:58:13,991 年神さまを迎えるため 宮中で年末に行われる➡ 819 00:58:13,991 --> 00:58:17,995 すす払いの道具として 使われるようになりました 820 00:58:17,995 --> 00:58:23,000 その後 仏教では 修行の 一環としての掃除が広まります 821 00:58:23,000 --> 00:58:27,004 神社やお寺で ほうきで 掃き掃除をしている姿を見ると➡ 822 00:58:27,004 --> 00:58:31,008 どこか凛として 清められている感じがするのも➡ 823 00:58:31,008 --> 00:58:34,008 この歴史があるからでしょうかね 824 00:58:39,016 --> 00:58:43,020 皆さんは ペット 何か飼ってらっしゃいますか 825 00:58:43,020 --> 00:58:47,024 江戸時代 犬や猫は もちろん 金魚・鈴虫など➡ 826 00:58:47,024 --> 00:58:49,026 ちょっとしたブームになった ペットたち 827 00:58:49,026 --> 00:58:53,030 そのほかに 小鳥も 大変 人気があったそうです 828 00:58:53,030 --> 00:58:58,035 そのため 小鳥を専門的に売る ペットショップも誕生しました 829 00:58:58,035 --> 00:59:02,973 愛鳥家たちの間では 小鳥合わせ・鳴き合わせという➡ 830 00:59:02,973 --> 00:59:07,978 小鳥の鳴き声や姿の美しさを 競い合うイベントが大流行し➡ 831 00:59:07,978 --> 00:59:09,980 大勢の観客を集めました 832 00:59:09,980 --> 00:59:14,985 特に 「ホーホケキョ」の鳴き声で おなじみのうぐいすと➡ 833 00:59:14,985 --> 00:59:18,989 うずらの小鳥合わせは 人気が高かったそうです 834 00:59:18,989 --> 00:59:22,993 また うずらの鳴き声が 「ゴキッチョー」! 835 00:59:22,993 --> 00:59:25,996 「ご吉兆」と聞こえることから➡ 836 00:59:25,996 --> 00:59:31,001 戦国時代の武将たちが 出陣前に 験担ぎに使うなど➡ 837 00:59:31,001 --> 00:59:34,001 縁起のよい鳥として 珍重されてきました 838 00:59:36,006 --> 00:59:38,008 いかがでしたでしょうか 839 00:59:38,008 --> 00:59:42,012 まだまだ 私たちの知らないものや 意外なものにも➡ 840 00:59:42,012 --> 00:59:46,016 さまざまな縁起担ぎの意味が 込められているようですね 841 00:59:46,016 --> 00:59:49,019 身近にある そんな縁起物 842 00:59:49,019 --> 00:59:52,022 皆さんも お店や神社で探してみたり 843 00:59:52,022 --> 00:59:56,026 幸せを呼び込んでみては いかがでしょうか 844 00:59:56,026 --> 01:00:00,026 それでは またお会いしましょう 小林綾子でした