1 00:00:01,235 --> 00:00:11,879 ♬~ (テーマ音楽) 2 00:00:11,879 --> 00:01:30,624 ♬~ 3 00:01:30,624 --> 00:01:32,960 (さくら)<アロハ~! さくらです。➡ 4 00:01:32,960 --> 00:01:36,296 私が日本に来て 春 夏が過ぎ➡ 5 00:01:36,296 --> 00:01:39,199 飛騨高山 古川も 既に秋です。➡ 6 00:01:39,199 --> 00:01:42,636 四季の移り変わりって 本当にすてき。➡ 7 00:01:42,636 --> 00:01:46,306 そんな ある日 お世話になっている 沼田家を揺るがす➡ 8 00:01:46,306 --> 00:01:48,241 突然の知らせが届いたのです> 9 00:01:48,241 --> 00:01:51,445 (筆子)はい。 沼田筆子さんですよね? 10 00:01:51,445 --> 00:01:53,380 はい そうですけど…? 11 00:01:53,380 --> 00:01:56,650 (シャッター音) あの ちょっと…。 12 00:01:56,650 --> 00:02:00,153 おめでとうございます! あっ… え? 13 00:02:00,153 --> 00:02:02,923 選ばれたんですよ あなたの書かれた小説が。 14 00:02:02,923 --> 00:02:05,258 岐阜県ふるさと文学賞に。 15 00:02:05,258 --> 00:02:08,261 え~! (シャッター音) 16 00:02:08,261 --> 00:02:13,400 あの… ほっとに ほっとに ほっとなんですか? 17 00:02:13,400 --> 00:02:17,270 (シャッター音) はい。 沼田さんの作品 「籠の鳥」が➡ 18 00:02:17,270 --> 00:02:21,775 今回の岐阜県ふるさと文学賞 最優秀賞に選ばれたんですよ。 19 00:02:21,775 --> 00:02:26,947 (シャッター音) あ… いや 何か 信じられなくて…。 20 00:02:26,947 --> 00:02:30,617 主婦の視点で書かれた内容が 非常に新鮮だということで➡ 21 00:02:30,617 --> 00:02:33,120 審査員の先生方 全員一致で決まったんですよ。 22 00:02:33,120 --> 00:02:37,624 そうなんですか? はあ… 信じらんない…。 23 00:02:37,624 --> 00:02:42,429 (カメラマン)目線 こっちいいですか? あっ あ あ… はい。 24 00:02:42,429 --> 00:02:45,298 (シャッター音) 2~3 質問よろしいでしょうか? 25 00:02:45,298 --> 00:02:48,135 受賞者の言葉として 広報誌に載せたいもんですから。 26 00:02:48,135 --> 00:02:50,070 は… はい。 27 00:02:50,070 --> 00:02:53,640 (担当者) これまでに 小説を書かれたご経験は? 28 00:02:53,640 --> 00:02:57,144 あっ 学生の頃に少し…。 29 00:02:57,144 --> 00:03:02,115 でも あの… こんなに本格的に書いたのは初めてです。 30 00:03:02,115 --> 00:03:04,885 (孫作) 筆子さん いつの間に書いとったんや? 31 00:03:04,885 --> 00:03:08,255 (健一)さあ…。 (たね)さあって あんたたちゃ夫婦やろ。 32 00:03:08,255 --> 00:03:10,924 (孫作)そうや。 知らんもんは知らんのやさ。 33 00:03:10,924 --> 00:03:13,260 なるほどね。 それで 今回の…。 34 00:03:13,260 --> 00:03:17,597 (武朗)<「人は見かけによらぬもの」と 申しますが…➡ 35 00:03:17,597 --> 00:03:21,802 いや 失礼! しかし 驚きましたな> 36 00:03:23,403 --> 00:03:26,773 じゃ 授賞式は3日後ということで よろしくお願いしますね。 37 00:03:26,773 --> 00:03:29,276 はい こちらこそ。 では また。 38 00:03:29,276 --> 00:03:31,578 ありがとうございました! 39 00:03:36,149 --> 00:03:39,619 あれ? お母さん どうしたんですか? 40 00:03:39,619 --> 00:03:44,958 あ… さくら先生 ちょっと つねってみて。 41 00:03:44,958 --> 00:03:47,294 えっ 何で? いいから。 42 00:03:47,294 --> 00:03:50,630 いや…。 43 00:03:50,630 --> 00:03:53,967 あ… もっと強う。いや でも…。 いいから! 44 00:03:53,967 --> 00:03:56,303 こうですか? 45 00:03:56,303 --> 00:03:58,238 痛い! あ~ ごめんなさい! 46 00:03:58,238 --> 00:04:03,577 痛いってことは… 夢やないんよね? 47 00:04:03,577 --> 00:04:07,914 ほっとなんや~! ほっとに ほっとなんや~! 48 00:04:07,914 --> 00:04:09,850 お母さん!? 49 00:04:09,850 --> 00:04:12,586 すごい! すごい すごい すご~い! 50 00:04:12,586 --> 00:04:16,256 そ~う? 「そ~う?」なんてもんじゃないですよ。 51 00:04:16,256 --> 00:04:19,159 ねえ お父さん。 えっ? ああ… まあな。 52 00:04:19,159 --> 00:04:21,595 ねえ おばあちゃん。 あ~ そやな。 53 00:04:21,595 --> 00:04:24,931 何やら よう分からんけど 大したもんやな。 54 00:04:24,931 --> 00:04:26,967 筆子さん おめでとう。 55 00:04:26,967 --> 00:04:29,603 ありがとうございます。 56 00:04:29,603 --> 00:04:33,273 とにかく お祝いしなきゃ。 ねっ。 パーティーですよ パーティー! 57 00:04:33,273 --> 00:04:35,942 Let’s have a party! イエ~イ! 58 00:04:35,942 --> 00:04:37,878 (みどり)へえ~。➡ 59 00:04:37,878 --> 00:04:41,615 お義姉さんに こんな才能が あったんやなんてな。 60 00:04:41,615 --> 00:04:44,417 何て言うか 私も信じられんの。 61 00:04:44,417 --> 00:04:46,486 (佳奈子)でも お母さん かっこいい。 そう? 62 00:04:46,486 --> 00:04:49,256 (省一)いや 正直言って見直したな 俺。 63 00:04:49,256 --> 00:04:51,291 (大介)僕もうれしいよ おすし食べれて。 64 00:04:51,291 --> 00:04:53,627 (たね)何やな そりゃ。 (笑い声) 65 00:04:53,627 --> 00:04:58,498 そやけど お父さんも張り込んだな。 特上やよ。 特上 10人前! 66 00:04:58,498 --> 00:05:01,067 食い過ぎんなよ お前は。 何いな そりゃ。 67 00:05:01,067 --> 00:05:03,737 ハハハハ…。 ほっとに ありがとうございました。 68 00:05:03,737 --> 00:05:08,241 ああ いや…。 そやけど いつの間に書いとったのいな? 69 00:05:08,241 --> 00:05:10,911 仕事の合間とか 夜中にとか…。 70 00:05:10,911 --> 00:05:14,247 おやじは? 知っとったんか? いや… あ いや。 71 00:05:14,247 --> 00:05:17,751 (佳奈子)全然? お父さん 一度寝たら起きんし。 72 00:05:17,751 --> 00:05:19,686 (笑い声) 73 00:05:19,686 --> 00:05:23,924 ねえ 賞金も出たんやろ? 賞金!? そうなの? 74 00:05:23,924 --> 00:05:26,827 (大介)いくらもらったの? ねえ。 興奮しんの そんなことで。 75 00:05:26,827 --> 00:05:29,729 (大介)そやけど…。 30万。 76 00:05:29,729 --> 00:05:35,101 (一同)30万!? (大介)すごいな…。 77 00:05:35,101 --> 00:05:37,771 (佳奈子)ねえ 何に使うの? そやなあ…。 78 00:05:37,771 --> 00:05:39,806 (大介)旅行! 絶対に旅行! 旅行? 79 00:05:39,806 --> 00:05:42,943 (佳奈子)ハワイに全員で! (省一)行けるか 全員でなんか。 80 00:05:42,943 --> 00:05:45,779 あのなあ 貯金するの とりあえず。 81 00:05:45,779 --> 00:05:49,616 貯金? 夢がないなあ。 82 00:05:49,616 --> 00:05:53,286 何 言っとるの。 あんたたちの学費もかかるんよ。 83 00:05:53,286 --> 00:05:57,624 面白うないな~。 何 言っとるの。 なあ。 84 00:05:57,624 --> 00:06:01,061 で どんなお話なんですか? その… 「籠の鳥」って。 85 00:06:01,061 --> 00:06:05,899 うん…。 舞台は 岐阜県のとある町の和紙屋。 86 00:06:05,899 --> 00:06:10,737 和紙屋? 主人公は そこの7代目に嫁いだ➡ 87 00:06:10,737 --> 00:06:12,772 45歳の女性。 88 00:06:12,772 --> 00:06:17,510 これちょっと その和紙屋を ろうそく屋にしたら…➡ 89 00:06:17,510 --> 00:06:20,447 そのまんま うちでないかいな。 違います~。 90 00:06:20,447 --> 00:06:23,450 でも 誰が聞いても そういうふうに思うんやないかな? 91 00:06:23,450 --> 00:06:28,922 大丈夫です。 微妙に家族構成とか 変えてあるし 子供は2人とか。 92 00:06:28,922 --> 00:06:31,258 そんでもなあ。 それで? 93 00:06:31,258 --> 00:06:36,396 そこで 彼女は じ~っと耐えとるの 退屈な日常に。 94 00:06:36,396 --> 00:06:39,599 退屈? あっ お話ですから お話。 95 00:06:39,599 --> 00:06:44,271 で? そんな彼女も ある日 気が付くの。 96 00:06:44,271 --> 00:06:49,142 たった一度しかない人生 このまんまで いいのかって。 97 00:06:49,142 --> 00:06:54,281 そして 悶々としたあげく 彼女は うちを飛び出す。 98 00:06:54,281 --> 00:07:00,086 新しい人生に向かってな。 簡単に言うと そういうお話。 99 00:07:00,086 --> 00:07:02,555 もしかして それって お母さんの願望? 100 00:07:02,555 --> 00:07:07,427 そうやろな。 義姉さんの抑圧された願望の表れやな~。 101 00:07:07,427 --> 00:07:11,564 そうなんかな? そんなことないです。 お話やから お話。 102 00:07:11,564 --> 00:07:15,235 それにしたって 周りは そうは思わんろ。 103 00:07:15,235 --> 00:07:18,138 そりゃ そうやな…。 そうや! 104 00:07:18,138 --> 00:07:21,908 うちはな 商売やっとるんやしな。 105 00:07:21,908 --> 00:07:26,746 う~ん… ちょっと軽いっていうか 意識が低いんじゃないかな? 106 00:07:26,746 --> 00:07:28,782 嫁さとしての…。 (佳奈子)出た~! 107 00:07:28,782 --> 00:07:32,552 そういうのが 原動力に なってるんじゃないの? 小説書かせた。 108 00:07:32,552 --> 00:07:34,487 そうなんかな? まあ ええさ。 109 00:07:34,487 --> 00:07:37,457 今日は めでたい日なんやぞ。 そりゃ そやけど…。 110 00:07:37,457 --> 00:07:40,927 でも そんで30万稼げたら すごいな そりゃ。 111 00:07:40,927 --> 00:07:43,263 お前は また それか。 いや そやけど。 112 00:07:43,263 --> 00:07:47,267 でも すごいですよね。 誰にもできないこと やったんだから。 113 00:07:47,267 --> 00:07:51,938 (孫作)そりゃ そうや。 そりゃ そやけどなあ…。 114 00:07:51,938 --> 00:07:54,841 とにかく もう一度 乾杯しましょ。 115 00:07:54,841 --> 00:07:58,812 では お母さんの受賞を祝って…➡ 116 00:07:58,812 --> 00:08:02,549 かんぱ~い! (一同)かんぱ~い! 117 00:08:02,549 --> 00:08:06,720 ほっとに まだ信じられないわ~! 118 00:08:06,720 --> 00:08:10,590 おい ちょっと! こりゃ何やよ? 119 00:08:10,590 --> 00:08:12,592 「ぐうたらで退屈な亭主」って。 120 00:08:12,592 --> 00:08:18,732 あれ あんたのことやないさ。 お話やで。 フィクション フィクション! 121 00:08:18,732 --> 00:08:20,667 そうは思えんもな。 122 00:08:20,667 --> 00:08:23,903 あっ 認めるんか? そういうことやないやろ。 123 00:08:23,903 --> 00:08:29,576 あ~ でも よかった~。 姑のこと それとなく ぼかしといて。 124 00:08:29,576 --> 00:08:33,747 本音書いたら 何 言われるか。 125 00:08:33,747 --> 00:08:36,249 何で黙っとたんやよ。 は? 126 00:08:36,249 --> 00:08:39,152 こんなもんを書いとったことをやさ。 127 00:08:39,152 --> 00:08:42,122 言ってもバカにするによ。 そんなことないさ。 128 00:08:42,122 --> 00:08:44,758 そうかな。 129 00:08:44,758 --> 00:08:47,260 格好つかんろが。 えっ? 130 00:08:47,260 --> 00:08:49,195 亭主が知らなんだなんて。 131 00:08:49,195 --> 00:08:51,598 ど… どういうこと? 132 00:08:51,598 --> 00:08:56,102 女房が賞を取ったこと 喜ぶんやなくて そういうこと言うわけ? 133 00:08:56,102 --> 00:08:58,805 あきれたな~。 134 00:09:01,074 --> 00:09:03,843 おい…。 135 00:09:03,843 --> 00:09:06,746 こりゃ何やよ? 136 00:09:06,746 --> 00:09:11,217 「彼女は 待ち焦がれていた。➡ 137 00:09:11,217 --> 00:09:16,089 何者かが 彼女の前に現れて この退屈な日々から➡ 138 00:09:16,089 --> 00:09:18,892 彼女を連れ出してくれるのを」。 139 00:09:18,892 --> 00:09:23,563 何やよ これ。 だから お話やって。 140 00:09:23,563 --> 00:09:27,233 書けるか? 普通 自分が考えとらんこと書けるか? 141 00:09:27,233 --> 00:09:30,570 まあ そういうとこもあるけど。 ほれ 見てみい! 142 00:09:30,570 --> 00:09:35,442 いいによ。 生活の憂さを そういう形で表しても。 143 00:09:35,442 --> 00:09:38,912 憂さ? 今 言ったな 憂さって。 144 00:09:38,912 --> 00:09:42,782 そんな 深い意味があるわけやないさ。 145 00:09:42,782 --> 00:09:45,785 ええさ もう。 お前の気持ちは よう分かったで。 146 00:09:45,785 --> 00:09:50,256 何よ。 何が「籠の鳥」じゃ! 147 00:09:50,256 --> 00:09:54,127 何するのいな! 148 00:09:54,127 --> 00:09:58,431 何よ もう…。 ふん! 149 00:10:00,266 --> 00:10:04,604 あれ 新聞 読まはったんですか? 恥ずかしいさ~。 150 00:10:04,604 --> 00:10:07,607 えらいもんやな 新聞ってもんは。 151 00:10:09,275 --> 00:10:12,178 あ~ もう わざわざ ありがとうございました。 152 00:10:12,178 --> 00:10:15,615 はい 失礼します。 153 00:10:15,615 --> 00:10:17,550 はあ~。 154 00:10:17,550 --> 00:10:20,120 ☎ おい 鳴っとるぞ。 155 00:10:20,120 --> 00:10:22,622 (筆子)トイレに行きたいんやさ。 出てもらえん? 156 00:10:22,622 --> 00:10:25,959 仕事やっとるんやぞ。 ☎ 157 00:10:25,959 --> 00:10:28,428 はい 沼田ろうそく店で…。 158 00:10:28,428 --> 00:10:35,201 あっ どうも。 あ… 読まはったんですか?➡ 159 00:10:35,201 --> 00:10:37,170 いいえ もう…。 160 00:10:37,170 --> 00:10:40,807 (遼平)へえ~。 これ お前んとこの母ちゃんやろ? 161 00:10:40,807 --> 00:10:44,644 まあな。 (潤)すごいな~。 なあ。 162 00:10:44,644 --> 00:10:46,579 (彰)やっぱ あれ? 将来はプロか? 163 00:10:46,579 --> 00:10:49,149 そんなことないさ。 (哲生)あ~ 俺 今のうちに➡ 164 00:10:49,149 --> 00:10:51,651 サインとか もらっとこうかな。 165 00:10:51,651 --> 00:10:54,988 大したもんやな~。 ま… まぐれやって。 166 00:10:54,988 --> 00:10:57,891 <そして 職員室でも…> 167 00:10:57,891 --> 00:11:02,795 (竹下)いや~ すごいですね 沼田大介のお母さんは。 ねえ。ですよね。 168 00:11:02,795 --> 00:11:05,398 (桂木)しかし こういう才能が あったとはな。 169 00:11:05,398 --> 00:11:08,101 ねっ。 人は見かけによらないもんだ。 170 00:11:08,101 --> 00:11:10,036 言ってやろ。 言うなよ! 171 00:11:10,036 --> 00:11:13,907 (花園)賞金30万円か… 私も挑戦しようかな。えっ 先生が? 172 00:11:13,907 --> 00:11:16,276 だって 結婚資金が欲しいんだもん。 ねえ。 173 00:11:16,276 --> 00:11:18,211 (守口)あっ そうだ それはいい。 頑張って! 174 00:11:18,211 --> 00:11:22,415 (沢田)懸賞じゃないんだよ。 全く 何考えてんだか。 175 00:11:22,415 --> 00:11:25,618 (遠山)これって あれですよね 矢富先生が挑戦してるやつ。 176 00:11:25,618 --> 00:11:28,288 えっ? あら そうなの? 177 00:11:28,288 --> 00:11:30,223 (矢富)えっ? いや まあ…➡ 178 00:11:30,223 --> 00:11:32,959 一度だけ 入選したことはあるんですけどね。 179 00:11:32,959 --> 00:11:36,296 すご~い! その後 どうなったんですか? 180 00:11:36,296 --> 00:11:41,134 バカだね 君は。 どうかなってりゃ ここにはいないよ。 ねえ。 181 00:11:41,134 --> 00:11:43,169 あっ いや…。 182 00:11:43,169 --> 00:11:45,805 なぜ 君は そういう質問するかな。 僕ですか? 183 00:11:45,805 --> 00:11:48,141 いや 君だろう。 いや そうじゃないと思うな 僕じゃ…。 184 00:11:48,141 --> 00:11:50,176 君だよ! 185 00:11:50,176 --> 00:11:53,012 <そして そのあとも…> 186 00:11:53,012 --> 00:11:59,319 へえ~。 あの作品は こういう環境の中で 生まれたものなんですね。 187 00:11:59,319 --> 00:12:02,922 ええ まあ…。 (シャッター音) 188 00:12:02,922 --> 00:12:06,593 (中西)いや~ まさか 古川に こんな人が ござったなんてな。 189 00:12:06,593 --> 00:12:10,263 ほっとに 古川の誇りやさ! スター誕生やな! 190 00:12:10,263 --> 00:12:12,599 なあ 鼻が高いろ? 健一さんも。 191 00:12:12,599 --> 00:12:17,470 えっ? あ… そやな。 (笑い声) 192 00:12:17,470 --> 00:12:20,273 (カメラマン)じゃあ 写真いいですか? 目線 こちらに下さい。 193 00:12:20,273 --> 00:12:23,109 はい。 194 00:12:23,109 --> 00:12:25,044 (シャッター音) 195 00:12:25,044 --> 00:12:27,947 だいぶ慣れたみたいやな おふくろ 取材受けるの。 196 00:12:27,947 --> 00:12:31,417 うん。 輝いてますよね お母さん。 ヘヘヘ…。 197 00:12:31,417 --> 00:12:34,787 痛っ! 今日 褒められたんやよ 先生に。 198 00:12:34,787 --> 00:12:36,823 沼田のお母さんはすごいって。 199 00:12:36,823 --> 00:12:41,427 友達にも いろいろ聞かれるし 気分よかった~! 200 00:12:41,427 --> 00:12:44,797 もしかして プロになるんか? お母さん。 プロ? 201 00:12:44,797 --> 00:12:48,968 プロですか? ええ。 つまり 小説家ですが。 202 00:12:48,968 --> 00:12:51,004 そんな… 無理ですよ。 203 00:12:51,004 --> 00:12:55,308 でも もし そういう依頼が来たら どうします? 204 00:12:55,308 --> 00:13:00,913 あ… そんなことは 絶対にないと思いますけど…➡ 205 00:13:00,913 --> 00:13:03,583 そん時に考えます。 206 00:13:03,583 --> 00:13:06,619 (カメラマン)すみません 目線 もう一度 お願いします。 207 00:13:06,619 --> 00:13:12,592 <しかし その時は 意外に早くやって来たのです> 208 00:13:12,592 --> 00:13:15,628 え~! 原稿の依頼ですか!? 209 00:13:15,628 --> 00:13:21,934 (高梨)はい。 書き下ろしで60枚 次の次の号に載せたいと思うんですが。 210 00:13:21,934 --> 00:13:24,404 あの…。 は? 211 00:13:24,404 --> 00:13:28,274 それって 小説の依頼ですか? 212 00:13:28,274 --> 00:13:30,943 (高梨)もちろんです。 213 00:13:30,943 --> 00:13:32,879 そのために わざわざ東京から? 214 00:13:32,879 --> 00:13:35,815 先生に お願いに上がるんですから 当然です。 215 00:13:35,815 --> 00:13:39,652 「先生」…。 いかがでしょう? 216 00:13:39,652 --> 00:13:46,959 あっ あの 家族の者と相談して それから お返事ということでは…? 217 00:13:46,959 --> 00:13:50,763 (高梨)そうですか。 分かりました。 218 00:13:56,302 --> 00:13:59,205 遠いところ わざわざ ありがとうございました。 219 00:13:59,205 --> 00:14:02,742 それでは 色よい返事 お待ちしております。 220 00:14:02,742 --> 00:14:05,244 ありがとうございました! 221 00:14:05,244 --> 00:14:11,918 ♬~ 222 00:14:11,918 --> 00:14:15,254 ただいま~! 223 00:14:15,254 --> 00:14:18,591 え… どうかしたんですか? 224 00:14:18,591 --> 00:14:22,462 さくら先生…。 はい? 225 00:14:22,462 --> 00:14:26,466 つねってみて。 またですか~? 226 00:14:26,466 --> 00:14:30,203 いいから はよ! ん… こうですか~? 227 00:14:30,203 --> 00:14:32,138 痛っ! あっ ごめんなさい! 228 00:14:32,138 --> 00:14:39,278 夢やないんや… 夢やないんや~! 229 00:14:39,278 --> 00:14:43,783 ♬ ラ~ ラ~ ラ~ ラ~ 230 00:14:43,783 --> 00:14:51,491 ♬~