1
00:00:00,970 --> 00:00:08,030
字幕制作:⚔ Honorable Team ⚔ @Viki.com
2
00:00:28,010 --> 00:00:30,940
♫ 剣に問え 刀に問え 憤怒を絶つために ♫
3
00:00:30,940 --> 00:00:34,480
♫ 古き恨みと新たな仇が 心を惑わせる ♫
4
00:00:34,480 --> 00:00:37,530
♫ 計略に問え 策に問え 誰がより有能か ♫
5
00:00:37,530 --> 00:00:41,230
♫ 人生の浮き沈みは 予測しがたく ♫
6
00:00:41,230 --> 00:00:44,590
♫ 道に問え 彼方を横切る旅に問え ♫
7
00:00:44,590 --> 00:00:47,940
♫ 孤独な俺の知己は どこにいる? ♫
8
00:00:47,940 --> 00:00:50,770
♫ 雨に問え 晴天に問え この心の葛藤を ♫
9
00:00:50,770 --> 00:00:54,630
♫ 昼も夜も 月と向き合う ♫
10
00:00:54,630 --> 00:00:57,650
♫ 花に問え 草葉に問え 完璧なその色を ♫
11
00:00:57,650 --> 00:01:01,260
♫ 喜びと苦しみは過ぎていく
春の宵は あといくつ ♫
12
00:01:01,260 --> 00:01:04,120
♫ 秋に問え 冬に問え 風雪は続く ♫
13
00:01:04,120 --> 00:01:07,100
♫ 虹は儚く散らばり 歳月は耐えがたく ♫
14
00:01:07,100 --> 00:01:10,420
♫ 早咲く花の理由を 誰も知らない ♫
15
00:01:10,420 --> 00:01:13,750
♫ 天は笑わぬ 老いるがために ♫
16
00:01:13,750 --> 00:01:17,010
♫ 江湖は狭く 天地は果てしなく ♫
17
00:01:17,010 --> 00:01:20,410
♫ 人は去り 我忘れ去り ♫
18
00:01:20,410 --> 00:01:23,850
♫ 枯れゆく花の理由を 誰も知らない ♫
19
00:01:23,850 --> 00:01:27,150
♫ 天は嘆かぬ 老いるがために ♫
20
00:01:27,150 --> 00:01:30,450
♫ 英雄は死に 歳月はわずか ♫
21
00:01:30,450 --> 00:01:36,290
♫ 人は去り 我忘れ去り ♫
22
00:01:44,730 --> 00:01:50,100
山河令 - Word of Honor -
23
00:01:50,100 --> 00:01:53,010
第23話
24
00:01:55,930 --> 00:01:59,640
沈叔 お見送りします
25
00:02:02,040 --> 00:02:06,660
お怪我は...痛みますか?
26
00:02:08,760 --> 00:02:10,610
たいしたことは ない
27
00:02:11,850 --> 00:02:14,180
温家に借りがある
28
00:02:15,480 --> 00:02:18,300
大きな 大きな借りだ
29
00:02:18,300 --> 00:02:23,040
では...これから どこへ?
30
00:02:23,040 --> 00:02:25,840
小怜を探さなければ
31
00:02:25,840 --> 00:02:28,810
失踪してから かなり経つ
もしや...
32
00:02:28,810 --> 00:02:29,920
ありえません!
33
00:02:29,920 --> 00:02:34,320
高叔は 琉璃甲を壊しています
34
00:02:34,320 --> 00:02:36,260
みんなを守るために
35
00:02:36,260 --> 00:02:39,320
小怜姐さんを傷つけるはずは ありません
36
00:02:39,320 --> 00:02:40,960
そう願う
37
00:02:40,960 --> 00:02:43,090
大兄の親戚は 少ない
38
00:02:43,090 --> 00:02:45,720
彼女を守れなかったら...
39
00:02:54,500 --> 00:02:59,180
お前は 四季山庄の弟子だ
40
00:02:59,180 --> 00:03:01,440
とても 嬉しく思う
41
00:03:01,440 --> 00:03:04,950
我ら兄弟は 温家に借りがある
42
00:03:04,950 --> 00:03:08,550
2人の師父に孝行しろ
43
00:03:08,550 --> 00:03:10,650
過ちの償いになる
44
00:03:10,650 --> 00:03:13,040
沈叔 わかりました
45
00:03:13,040 --> 00:03:18,200
私は小怜を探し 大孤山派に連れていく
46
00:03:18,200 --> 00:03:22,930
だが いつか私が消えたら -
47
00:03:22,930 --> 00:03:28,070
小怜が許婚だろうとなかろうと
面倒をみてくれるな?
48
00:03:28,070 --> 00:03:31,240
できるなら 四季山庄へ連れていけ
49
00:03:31,240 --> 00:03:34,960
身寄りのない子だ いいな?
50
00:03:34,970 --> 00:03:38,730
わかりました 必ず お世話します
51
00:03:38,730 --> 00:03:40,650
いい子だ
52
00:03:41,640 --> 00:03:43,500
では さらばだ
53
00:03:44,700 --> 00:03:46,280
元気で
54
00:03:47,150 --> 00:03:51,490
[ 李家 ]
55
00:04:13,850 --> 00:04:15,620
まだ 目覚めないか?
56
00:04:19,220 --> 00:04:24,970
阿湘 老温は吐血したことが?
57
00:04:26,030 --> 00:04:27,660
ないわ でも -
58
00:04:27,660 --> 00:04:32,670
私が子どもの頃 よく病気で寝てた
59
00:04:32,670 --> 00:04:35,070
大きくなってからは 寝込んだことない
60
00:04:37,130 --> 00:04:39,270
老温に いつから仕えてる?
61
00:04:40,360 --> 00:04:43,640
記憶があるときには もう一緒だった
62
00:04:43,640 --> 00:04:45,400
では...
63
00:04:47,100 --> 00:04:49,520
いつ 彼はそこに来た?
64
00:04:51,720 --> 00:04:53,400
そこって?
65
00:04:55,020 --> 00:04:56,880
なんでもない
66
00:04:56,880 --> 00:04:59,670
おい 行って休め
67
00:04:59,670 --> 00:05:01,420
私が看よう
68
00:05:02,400 --> 00:05:05,070
いい ご主人様のそばにいる
69
00:05:05,070 --> 00:05:06,730
曹少侠はどうする
70
00:05:06,730 --> 00:05:09,860
君がいないから 飲み食いもしていない
71
00:05:10,960 --> 00:05:14,100
どうして彼の世話を? ご主人様が重要
72
00:05:14,100 --> 00:05:17,270
いいから 行って休め
73
00:05:17,270 --> 00:05:19,000
私がいる
74
00:05:22,350 --> 00:05:24,260
いいわ でも ご主人様が起きたら -
75
00:05:24,260 --> 00:05:26,700
すぐに教えてよ!
76
00:06:08,500 --> 00:06:11,520
阿行が まちがってました
罰してください
77
00:06:11,520 --> 00:06:13,240
そのとおりだ
78
00:06:13,240 --> 00:06:15,850
覚えておけ ここは鬼谷
79
00:06:15,850 --> 00:06:19,960
山谷の谷にあらず 毒寄生虫の谷だ
80
00:06:19,960 --> 00:06:23,350
すべてを破壊する最強の王だけが -
81
00:06:23,350 --> 00:06:24,970
生き残れる
82
00:06:24,970 --> 00:06:27,590
十万もの鬼の住処だ
83
00:06:27,590 --> 00:06:32,140
お前が死ねば 生き残れる
84
00:06:34,660 --> 00:06:37,000
みんな痛みを怖れるが お前は違う
85
00:06:37,000 --> 00:06:39,120
痛みを楽しんでいる
86
00:06:39,120 --> 00:06:42,110
お前が生きれば 奴らが死ぬ
87
00:06:42,110 --> 00:06:45,140
阿行 お前は若くして谷に入った
88
00:06:45,140 --> 00:06:47,080
今日まで生き残るのも -
89
00:06:47,080 --> 00:06:50,950
その才を身につけるのも
至難の業だったはず
90
00:06:51,760 --> 00:06:56,070
教えるのは お前を見込んでいるからだ
91
00:06:56,070 --> 00:06:59,180
ありがとうございます 胸に刻みます
92
00:06:59,180 --> 00:07:00,920
よし
93
00:07:00,920 --> 00:07:05,490
万の悪鬼を従える王になるかどうかは -
94
00:07:05,490 --> 00:07:08,320
お前の運次第だ
95
00:07:30,070 --> 00:07:33,210
老温 気がついたか
96
00:07:35,830 --> 00:07:37,500
阿絮
97
00:07:41,830 --> 00:07:43,960
一昼夜 きみの意識がなかった
98
00:07:43,960 --> 00:07:46,360
内息を調整しろ
99
00:07:46,360 --> 00:07:50,270
脈は正常だから 薬は処方していない
100
00:07:50,960 --> 00:07:52,790
大丈夫だ
101
00:07:52,790 --> 00:07:56,170
内息の流れが 滞っただけだ
102
00:07:58,510 --> 00:08:00,180
沈慎は?
103
00:08:00,180 --> 00:08:02,550
もう 追い出した
104
00:08:03,090 --> 00:08:05,060
どうしてだ?
105
00:08:05,800 --> 00:08:09,710
沈慎は無知で 利己的な男だが -
106
00:08:09,710 --> 00:08:13,360
最終的に 利用されていたんだ
死ぬことはない
107
00:08:14,120 --> 00:08:18,740
これまで 良心の呵責に悩んできたんだ
108
00:08:18,740 --> 00:08:20,660
良心?
109
00:08:20,660 --> 00:08:24,190
周子舒 みんなに良心があると?
110
00:08:24,190 --> 00:08:27,000
沈慎が恥もなく 親は健在かと聞いた
111
00:08:27,000 --> 00:08:29,800
2人の元に 送り出してやる!
112
00:08:32,520 --> 00:08:34,480
老温 結局 -
113
00:08:34,480 --> 00:08:36,380
罪を問うべきは 趙敬だ
114
00:08:36,380 --> 00:08:39,400
みんな それぞれに苦労がある
115
00:08:39,400 --> 00:08:42,030
今度は みなに苦労があると?
116
00:08:42,030 --> 00:08:44,110
私の両親はどうだ?
117
00:08:44,110 --> 00:08:48,190
悪党の苦労は苦労で
善人は 死を受け入れろと?
118
00:08:48,190 --> 00:08:50,160
なりたければ 菩薩になれ!
119
00:08:50,160 --> 00:08:55,050
私はむしろ 悪鬼の頭になる!
地獄にいる方がましだ!
120
00:08:55,050 --> 00:08:56,740
老温...
121
00:08:58,400 --> 00:09:00,380
すまない
122
00:09:00,380 --> 00:09:02,960
これは きみの仇だ
123
00:09:04,090 --> 00:09:06,540
私が決めることでは ない
124
00:09:08,810 --> 00:09:10,530
すまない
125
00:09:12,190 --> 00:09:15,760
きみの手が血に染まるのを
見たくなかっただけだ
126
00:09:23,150 --> 00:09:24,660
もう どうでもいい
127
00:09:24,660 --> 00:09:27,530
沈慎を殺せば -
128
00:09:27,530 --> 00:09:29,760
奴の罪が 死で
あがなわれることになる
129
00:09:29,760 --> 00:09:31,900
安すぎる代償だ
130
00:09:31,900 --> 00:09:35,940
生かしておくさ!
五湖盟の犬どもを眺めてろ
131
00:09:35,940 --> 00:09:37,640
きみが回復したら -
132
00:09:37,640 --> 00:09:41,340
ともに 趙敬を討とう
133
00:09:45,260 --> 00:09:50,160
私は平気だ 少し喉が渇いた
134
00:09:50,160 --> 00:09:52,310
飲ませてくれ
135
00:10:06,750 --> 00:10:08,960
酒に替えてやろうか?
136
00:10:18,250 --> 00:10:22,220
仇討ちに行くとしたら
きみが全快した後だ
137
00:10:22,220 --> 00:10:25,850
五湖盟の連中は 仁義や道徳を口にする
138
00:10:25,850 --> 00:10:30,110
だが 実際は裏切りあいだ
盟主の座は -
139
00:10:30,110 --> 00:10:33,880
無情で不義な悪党の手に落ちた
140
00:10:33,880 --> 00:10:35,780
これも 業(ごう)じゃないか?
141
00:10:35,780 --> 00:10:39,700
腐った犬どもは 互いを咬み合う
142
00:10:39,700 --> 00:10:42,420
私が殺すより うんと満足いく光景だ
143
00:10:43,050 --> 00:10:44,830
ご主人様!
144
00:10:47,010 --> 00:10:49,270
ご主人様 死ぬかと思ったわ!
145
00:10:49,270 --> 00:10:50,470
うるさい奴だ
146
00:10:50,470 --> 00:10:54,150
気分は? めまいは?
お腹は? 何か作ろうか?
147
00:10:54,150 --> 00:10:56,740
お前は 最高に騒々しい
148
00:10:56,750 --> 00:11:00,200
話してろ 成嶺を見てくる
149
00:11:07,410 --> 00:11:10,220
ご主人様 あの -
150
00:11:11,460 --> 00:11:13,370
忘却の水だ
151
00:11:14,020 --> 00:11:16,950
主が裏切らなければ -
152
00:11:16,950 --> 00:11:20,220
私も裏切らない
153
00:11:20,920 --> 00:11:23,010
敬郎
154
00:11:23,010 --> 00:11:25,690
- ご主人様
- 敬郎!
155
00:11:25,690 --> 00:11:30,030
- ご主人様
- 敬郎!
156
00:11:33,050 --> 00:11:35,830
趙敬の名をもつ者は 多い
157
00:11:35,830 --> 00:11:38,500
この狂った女が呼ぶ趙敬は
偶然なのだろう
158
00:11:38,500 --> 00:11:39,790
行かないわ...
159
00:11:39,790 --> 00:11:45,080
急色鬼に彼女を殺すよう
義父上が命じたのは なぜだ?
160
00:11:45,080 --> 00:11:47,370
敬郎...
161
00:11:48,150 --> 00:11:53,220
敬郎... 主が裏切らなければ...
162
00:11:53,220 --> 00:11:55,240
私も裏切らない
163
00:11:56,700 --> 00:11:58,910
敬郎...
164
00:12:01,790 --> 00:12:04,160
何がしたい?
165
00:12:04,160 --> 00:12:06,440
何ができる?
166
00:12:07,860 --> 00:12:11,710
彼女の脈を診る どけ
167
00:12:14,040 --> 00:12:17,460
お前を肉片にしてやろうか?
168
00:12:32,210 --> 00:12:34,140
こうなったのは -
169
00:12:34,880 --> 00:12:37,770
忘却の水を飲んだからか?
170
00:12:37,770 --> 00:12:39,730
いいえ
171
00:12:39,730 --> 00:12:43,800
忘却の水は 執着しているものを
忘れさせるだけ
172
00:12:43,800 --> 00:12:46,330
意識を傷つけることはない
173
00:12:46,330 --> 00:12:48,830
ご主人様には 持病があったのです
174
00:12:48,830 --> 00:12:52,310
誰かが それを刺激したかと
175
00:12:52,310 --> 00:12:54,240
こんな状態になるまで
176
00:13:01,190 --> 00:13:03,810
執着しているものを忘れさせる...
177
00:13:05,190 --> 00:13:07,480
彼女が忘れたいものは -
178
00:13:08,230 --> 00:13:10,490
自分をだました人物
179
00:13:11,170 --> 00:13:13,520
どう癒やす?
180
00:13:14,790 --> 00:13:18,060
主が裏切らなければ...
181
00:13:18,060 --> 00:13:21,680
蝎王 私は 忘却の水を飲んでいません
182
00:13:21,680 --> 00:13:23,910
自ら鬼谷に入ったわけでは ないのです
183
00:13:23,910 --> 00:13:26,210
行く当てがなく -
184
00:13:27,310 --> 00:13:30,160
自殺を図った私を ご主人様が助け -
185
00:13:30,160 --> 00:13:32,630
青崖山に連れていったのです
186
00:13:32,630 --> 00:13:36,920
谷主が哀れに思い 例外として
私を受け入れた
187
00:13:36,920 --> 00:13:39,610
忘却の水を飲むべきだった
例外としてだと?
188
00:13:39,610 --> 00:13:42,070
なぜなら 記憶にある限り -
189
00:13:42,070 --> 00:13:44,340
同じ間違いはしないと思ったから
190
00:13:45,660 --> 00:13:48,360
すべてを覚えているのなら -
191
00:13:49,600 --> 00:13:52,280
なぜ 干 (ユ) の側に戻った?
192
00:13:52,290 --> 00:13:55,310
賭け事に興じる人を ご覧になったことが?
193
00:13:56,090 --> 00:14:00,120
賭ければ賭けるほど 負け
負ければ負けるほど 賭ける
194
00:14:01,340 --> 00:14:03,820
心を与えることは -
195
00:14:03,820 --> 00:14:06,270
大きな賭け
196
00:14:07,370 --> 00:14:09,730
私は まちがった宝に賭けた
197
00:14:09,730 --> 00:14:12,500
幸せに負けられると思っていた
198
00:14:12,500 --> 00:14:14,670
でも ご主人様のお陰で
199
00:14:14,670 --> 00:14:18,020
人として 鬼として 生きられた
200
00:14:19,630 --> 00:14:22,830
急色鬼が彼女を殺しに来たとき -
201
00:14:22,830 --> 00:14:26,130
私が盾にならなければと思ったわ
202
00:14:26,130 --> 00:14:28,460
すべて失う方が いいのかもしれない
203
00:14:28,460 --> 00:14:30,950
まさか 天が私を -
204
00:14:30,950 --> 00:14:33,390
生かしておくなんて
205
00:14:35,970 --> 00:14:37,680
阿呆らしい
206
00:14:41,070 --> 00:14:43,200
鬼谷がどうやって -
207
00:14:43,200 --> 00:14:46,180
お前のような人間を育てた?
208
00:14:46,970 --> 00:14:48,710
薄情司
209
00:14:49,500 --> 00:14:51,600
なぜ そう呼ぶ?
210
00:14:51,600 --> 00:14:54,320
ご主人様が 言われたわ
211
00:14:54,320 --> 00:14:58,590
古来より "男は薄情 女は薄命"だと
212
00:14:58,590 --> 00:15:03,190
不実な男に傷つけられた女のため
義を正そうとされた
213
00:15:03,190 --> 00:15:06,190
愛を裏切る男を殺すことで
214
00:15:08,980 --> 00:15:11,910
薄情なのは 人の性だ
215
00:15:11,910 --> 00:15:14,170
男女に差などない
216
00:15:14,170 --> 00:15:15,990
バカげている
217
00:15:18,490 --> 00:15:20,760
裏切らぬ者など いるか
218
00:15:22,600 --> 00:15:25,160
裏切りを知らぬ者がいるか
219
00:15:26,870 --> 00:15:28,990
お前の人生は 苦しみだらけだ
220
00:15:30,740 --> 00:15:32,630
もう欲しくないね
221
00:15:34,700 --> 00:15:36,260
どうだ?
222
00:15:36,920 --> 00:15:39,780
選択の機会をやろう
223
00:15:44,460 --> 00:15:47,170
私に忠誠を誓うなら -
224
00:15:47,170 --> 00:15:48,940
干 (ユ) という名を口にしないなら -
225
00:15:48,940 --> 00:15:50,890
望むものは 何でも -
226
00:15:50,890 --> 00:15:53,050
お前に約束しよう
227
00:15:53,050 --> 00:15:54,820
どんな手段を使っても かまわない
228
00:15:54,820 --> 00:15:57,200
忘却の水をどう作るか -
229
00:15:57,200 --> 00:15:59,250
教えろ
230
00:16:02,100 --> 00:16:04,240
そうすれば 解放してやる
231
00:16:26,480 --> 00:16:29,560
ご主人様が谷に来たとき
7才か8才だったわ
232
00:16:29,560 --> 00:16:32,190
どうして 忘却の水を飲んだの?
233
00:16:35,270 --> 00:16:38,840
過去を思い出させたくない連中がいた
234
00:16:39,820 --> 00:16:43,610
悪いな 失望させた
235
00:16:45,730 --> 00:16:48,010
忘却の水を飲んだのに -
236
00:16:48,010 --> 00:16:50,010
どうして覚えてるの?
237
00:16:50,010 --> 00:16:53,830
深い仇は 歯を失っても忘れ難し
238
00:16:53,830 --> 00:16:57,090
ちっぽけな椀の忘却の水など
言うに足りない
239
00:16:57,090 --> 00:16:59,570
私の骸が八つ裂きにされても -
240
00:16:59,570 --> 00:17:03,110
地獄の底から這ってでも -
241
00:17:03,120 --> 00:17:05,520
奴らを見つけだし 報復してやる
242
00:17:09,190 --> 00:17:11,180
子どもの頃 -
243
00:17:11,180 --> 00:17:14,250
頭痛に襲われては血を吐き
意識を失った
244
00:17:14,250 --> 00:17:17,650
忘却の水がもつ力に 抵抗していたせいだ
245
00:17:17,650 --> 00:17:19,680
しばらく 症状もなかったが -
246
00:17:19,680 --> 00:17:21,830
環境の変化に刺激を受けた
247
00:17:21,830 --> 00:17:23,990
なんらかの影響が出るだろう
248
00:17:24,840 --> 00:17:27,040
いつの日か
249
00:17:27,040 --> 00:17:30,810
この頭痛が 私を狂わせる
250
00:17:30,810 --> 00:17:34,980
その日が来る前に 敵どもを -
251
00:17:34,980 --> 00:17:37,900
目の前で なぶり殺してやる
252
00:17:44,680 --> 00:17:46,610
怖がるな
253
00:17:48,940 --> 00:17:51,510
その日が来る前に
254
00:17:52,490 --> 00:17:54,960
お前に 良い環境を与えてやる
255
00:17:55,900 --> 00:17:58,240
怖くないわ 怒ってるの!
256
00:17:58,240 --> 00:18:00,650
ご主人様が 育ててくれた
257
00:18:00,650 --> 00:18:03,410
不安があるなら
なぜ 言ってくれなかったの?
258
00:18:03,410 --> 00:18:06,180
命をかけて助けるのに!
259
00:18:06,180 --> 00:18:07,800
お前の助けは いらない
260
00:18:07,800 --> 00:18:10,970
阿湘 いいか
261
00:18:14,210 --> 00:18:16,450
曹蔚宁が 好きか?
262
00:18:17,880 --> 00:18:21,850
- なに言ってるの? まじめな話を -
- 答えろ
263
00:18:21,850 --> 00:18:24,790
好きでなければ 奴の腸を抜くぞ
264
00:18:24,790 --> 00:18:26,440
ご...ご主...
265
00:18:26,440 --> 00:18:28,490
では 好きなんだな
266
00:18:33,320 --> 00:18:35,070
好きであれば -
267
00:18:35,750 --> 00:18:38,740
彼と一緒に 清風剣派に向かえ
268
00:18:40,460 --> 00:18:44,040
あの莫懐陽 (モ・ファイヤン) は 狡猾な武人
269
00:18:44,040 --> 00:18:47,410
自分の門派を 災いから守る男だ
270
00:18:47,410 --> 00:18:50,120
安全に暮らせる
271
00:18:51,940 --> 00:18:55,900
ご主人様 私を捨てるの?
272
00:18:57,530 --> 00:19:02,030
私が歩む道は 黄泉へ続く道だ
273
00:19:02,030 --> 00:19:04,840
お前は 鬼谷に入り込んだ
ただの魂
274
00:19:04,840 --> 00:19:08,670
今のお前には 光の下で生きる
機会があるんだ
275
00:19:08,670 --> 00:19:12,600
曹蔚宁には 百もの不満があるが -
276
00:19:12,600 --> 00:19:14,990
少なくとも 扱いは簡単だ
277
00:19:14,990 --> 00:19:16,960
人間の世界に戻り -
278
00:19:16,960 --> 00:19:18,680
平凡に暮らせ
279
00:19:18,680 --> 00:19:21,380
あいつに問題を起こす力はない
280
00:19:22,050 --> 00:19:24,660
ご主人様 これって -
281
00:19:24,670 --> 00:19:26,900
まだ 言ったことなかったけど
282
00:19:26,900 --> 00:19:28,680
曹蔚宁についていったのは -
283
00:19:28,680 --> 00:19:32,370
彼の清風剣派に 高崇が -
284
00:19:32,370 --> 00:19:34,920
琉璃甲を渡してるかもって
285
00:19:34,920 --> 00:19:36,980
彼が言ったからなの
286
00:19:36,980 --> 00:19:39,700
曹蔚宁と一緒に行けば -
287
00:19:39,710 --> 00:19:41,440
ご主人様に
288
00:19:41,440 --> 00:19:46,630
琉璃甲を見つけてあげられると
そう思ってたの
289
00:19:46,630 --> 00:19:48,390
でも...
290
00:19:48,980 --> 00:19:53,130
でも...私もよく分かんないけど -
291
00:19:54,620 --> 00:19:59,340
あいつと 一緒にいることになっちゃった
292
00:20:03,160 --> 00:20:05,570
ご主人様 お願い
293
00:20:05,570 --> 00:20:08,360
清風剣派を襲わないで
294
00:20:11,160 --> 00:20:16,410
ごめんなさい こんなこと言うべきじゃ...
295
00:20:18,310 --> 00:20:19,960
でも...
296
00:20:21,390 --> 00:20:24,290
でも 嫌われたくないの!
297
00:20:26,240 --> 00:20:29,500
彼は...私とは関係ないし
298
00:20:30,470 --> 00:20:32,080
私...
299
00:20:32,900 --> 00:20:34,390
あいつが...
300
00:20:34,390 --> 00:20:36,640
大変な目にあうのはイヤ
301
00:20:43,290 --> 00:20:48,560
心配するな 泣くようなことじゃない
302
00:20:48,560 --> 00:20:50,800
でも ご主人様
303
00:20:52,660 --> 00:20:55,050
怖いんだもん
304
00:21:06,950 --> 00:21:09,180
みんな 言ってたわ
305
00:21:09,180 --> 00:21:12,550
人と鬼は 一緒に歩けないって
306
00:21:14,300 --> 00:21:16,980
曹大兄と私は まったく別物
307
00:21:16,980 --> 00:21:19,010
私が知ってるのは...
308
00:21:19,010 --> 00:21:22,000
人を殺すこと 傷つけること
309
00:21:22,000 --> 00:21:24,930
私を傷つけないようにさせること
310
00:21:24,930 --> 00:21:28,160
曹大兄に近づいた理由も -
311
00:21:28,920 --> 00:21:31,650
不純だし
312
00:21:32,490 --> 00:21:35,100
私に優しくしてくれるのも -
313
00:21:36,220 --> 00:21:40,150
本当の自分を隠してるから
314
00:21:40,150 --> 00:21:43,730
私の正体を知った彼が -
315
00:21:43,730 --> 00:21:45,450
剣をふりあげて
316
00:21:45,450 --> 00:21:47,420
私を殺したら
317
00:21:47,420 --> 00:21:50,130
それって 善行になるのよ
318
00:21:50,130 --> 00:21:52,100
やってみろ!
319
00:22:02,080 --> 00:22:05,830
曹蔚宁がお前を捨てでもしたら
門派を破滅させてやる
320
00:22:05,830 --> 00:22:08,260
ご主人様
321
00:22:08,260 --> 00:22:12,150
私が悪いんだもの 彼じゃない
322
00:22:16,320 --> 00:22:18,520
怖くて たまらない
323
00:22:18,520 --> 00:22:20,540
なんだか...
324
00:22:21,580 --> 00:22:25,090
彼が優しければ 優しいほど -
325
00:22:25,090 --> 00:22:28,520
すべてが ウソに思える
326
00:22:28,520 --> 00:22:31,550
昔の雪だるまみたい
327
00:22:32,260 --> 00:22:34,870
太陽が当たったら
328
00:22:39,040 --> 00:22:43,210
溶けちゃった
329
00:22:43,210 --> 00:22:46,150
また作ってやったろ
330
00:22:46,150 --> 00:22:47,350
もう泣くな
331
00:22:47,350 --> 00:22:51,030
最初の雪だるまが 良かったんだもん!
332
00:22:51,740 --> 00:22:55,240
どんなに大きくて完璧でも -
333
00:22:55,240 --> 00:22:59,510
一緒に作った雪だるまとは
比べものになんない
334
00:22:59,510 --> 00:23:01,860
考えてみてよ
335
00:23:01,860 --> 00:23:05,190
いつか 周絮が正体を知ったら
336
00:23:05,190 --> 00:23:09,250
彼を殺して 新しい友達を探すの?
337
00:23:09,250 --> 00:23:12,430
もういい! 顧湘
338
00:23:12,430 --> 00:23:14,510
自分が无心紫煞であることを 忘れるな
339
00:23:14,510 --> 00:23:18,300
少し人間と過ごしたくらいで
感傷的になってるぞ
340
00:23:18,300 --> 00:23:21,080
忘れられないんだもん!
341
00:23:22,350 --> 00:23:25,560
醜い妻でも 旦那さんに会える
342
00:23:25,560 --> 00:23:30,830
でも...鬼谷の无心紫煞は
光が見られないんだもん!
343
00:23:32,690 --> 00:23:36,880
わかった 私が決めよう
344
00:23:39,330 --> 00:23:43,170
いいか お前は鬼谷で育った
345
00:23:43,170 --> 00:23:45,280
江湖で暮らしたことは ない
346
00:23:45,280 --> 00:23:49,260
身元が明らかになることはない
隠し通すんだ
347
00:23:50,250 --> 00:23:54,570
約束する 清風剣派は傷つけない
348
00:23:54,570 --> 00:23:58,300
今後は 鬼谷のことに関わるな
349
00:23:58,300 --> 00:24:02,170
そのまま 清風剣派に留まれ
350
00:24:03,250 --> 00:24:08,300
じゃ...琉璃甲は いらないの?
351
00:24:11,080 --> 00:24:12,950
欲しくない
352
00:24:19,700 --> 00:24:21,980
あの琉璃甲は...
353
00:24:21,980 --> 00:24:24,240
所詮 見せかけだ
354
00:24:45,640 --> 00:24:48,730
気がついたんですね 大丈夫ですか?
355
00:24:51,810 --> 00:24:55,120
ああ ちょっと来てくれ
356
00:24:55,120 --> 00:24:57,000
話がある
357
00:25:00,320 --> 00:25:03,250
温叔 曹大兄 行かないで!
358
00:25:03,250 --> 00:25:05,490
ご飯 つくれないよ
359
00:25:16,120 --> 00:25:20,410
どうして急に... 問題でも?
360
00:25:22,750 --> 00:25:24,490
私は...
361
00:25:25,390 --> 00:25:28,260
子どもだった頃に -
362
00:25:29,380 --> 00:25:31,480
阿湘を拾った
363
00:25:32,870 --> 00:25:34,990
はじめて 粥を食べさせたときは -
364
00:25:35,530 --> 00:25:37,860
口に やけどをさせた
365
00:25:40,720 --> 00:25:43,550
子どもの頃に住んでいた場所は -
366
00:25:43,550 --> 00:25:45,950
人間が住む場所ではなかった
367
00:25:45,950 --> 00:25:48,670
自分の世話も満足にできず -
368
00:25:48,670 --> 00:25:50,500
重荷などいらないと思った
369
00:25:50,500 --> 00:25:53,310
彼女を捨てる機会は 何度もあった
370
00:25:54,270 --> 00:25:58,300
だが まだ話もできない赤ん坊は -
371
00:25:58,300 --> 00:26:01,310
物乞いのように頑固だった
372
00:26:01,310 --> 00:26:04,960
私が行くところに あの子もついてきた
373
00:26:04,960 --> 00:26:07,230
口は いつも火傷だらけ
374
00:26:07,230 --> 00:26:10,430
だが 私を見て笑った
375
00:26:10,430 --> 00:26:12,680
捨てられるのを 怖れていたんだ
376
00:26:13,520 --> 00:26:15,490
阿湘が 前に話してくれました
377
00:26:15,490 --> 00:26:20,050
知っています 苦労していたこと
378
00:26:23,210 --> 00:26:25,510
あの子が私のような者を信じ -
379
00:26:25,510 --> 00:26:29,420
歪みもせずに育ったことは 幸運だった
380
00:26:33,190 --> 00:26:35,530
阿湘は 私の侍女ではない
381
00:26:35,530 --> 00:26:38,930
私は 彼女を救ったんだ
成長した後で -
382
00:26:38,930 --> 00:26:43,090
私に仕えたいと言った
侍女と呼ぶのは そのせいだ
383
00:26:45,160 --> 00:26:47,260
実は -
384
00:26:48,570 --> 00:26:51,320
気づいたことがある
385
00:26:51,320 --> 00:26:53,510
私が あの子を救ったのではない
386
00:26:54,090 --> 00:26:56,100
あの子が 私を救ったのだ
387
00:26:57,240 --> 00:26:59,880
あの小娘が 私の側にいなかったら -
388
00:26:59,880 --> 00:27:03,090
私の心を温めるものがなかったら -
389
00:27:03,090 --> 00:27:04,700
私は -
390
00:27:11,680 --> 00:27:15,630
この話を 君にしたのは -
391
00:27:15,630 --> 00:27:18,330
阿湘が妹のような存在だからだ
392
00:27:18,330 --> 00:27:22,150
大げさに言えば 私が親代わりだ
393
00:27:22,150 --> 00:27:24,760
娘のような存在ともいえる
394
00:27:25,950 --> 00:27:30,340
この人生 私を気遣ってくれた者は少ない
395
00:27:30,340 --> 00:27:34,470
気遣ってくれた者には
命に替えても 恩を返す
396
00:27:34,470 --> 00:27:37,220
阿湘は その1人だ
397
00:27:38,820 --> 00:27:42,360
昔は いろいろとあった
398
00:27:42,360 --> 00:27:46,490
思い出したくもない 遠い記憶だ
399
00:27:47,290 --> 00:27:49,290
だが 今 -
400
00:27:50,280 --> 00:27:52,830
それほど遠くもないように感じる
401
00:27:56,860 --> 00:27:59,280
あの子には 幸せになってほしい
402
00:28:00,730 --> 00:28:02,860
いつの日か -
403
00:28:03,310 --> 00:28:06,760
普通の人間として 暮らしてほしい
404
00:28:11,030 --> 00:28:15,560
曹蔚宁 普通の暮らしを
彼女にあげられるか?
405
00:28:15,560 --> 00:28:17,490
はい! もちろんです!
406
00:28:17,490 --> 00:28:20,490
裕福な生活はできませんが 私は -
407
00:28:20,490 --> 00:28:23,320
裕福な暮らしは 望んでいない
408
00:28:23,320 --> 00:28:25,620
明日 あの子を清風剣派に連れていけ
409
00:28:25,620 --> 00:28:27,960
だが 約束しろ
410
00:28:27,960 --> 00:28:30,620
阿湘を けして裏切るな
411
00:28:30,620 --> 00:28:33,350
何があろうと あの子を守れ
412
00:28:33,350 --> 00:28:36,120
あの子の前に立ち 安全を確保しろ
413
00:28:36,120 --> 00:28:38,460
なんの心配もさせるな
414
00:28:38,460 --> 00:28:40,350
できるか?
415
00:28:41,020 --> 00:28:44,760
温公子 わかりました
任せてください
416
00:28:44,760 --> 00:28:49,350
あなたの前で 天に誓います
417
00:28:50,220 --> 00:28:53,060
天と地よ 私は誓う
418
00:28:53,060 --> 00:28:55,820
この曹蔚宁 死を迎えるまで -
419
00:28:55,820 --> 00:28:58,610
どの瞬間においても
420
00:28:58,610 --> 00:29:00,660
阿湘を裏切りはしません
421
00:29:00,660 --> 00:29:03,730
誓いを守れなければ
天地に見放されましょう
422
00:29:03,730 --> 00:29:06,080
油断するな
423
00:29:06,080 --> 00:29:08,390
私たちは知り合って まだ日が浅い
424
00:29:08,390 --> 00:29:11,390
きみが思っているような子では
ないかもしれない
425
00:29:12,160 --> 00:29:15,070
誓わなければ 無理は言わなかったが -
426
00:29:15,070 --> 00:29:17,860
今日 ここで誓ったからには -
427
00:29:17,860 --> 00:29:20,550
神や鬼は存在しないなどと 思うな
428
00:29:20,550 --> 00:29:25,460
阿湘を裏切れば 私がお前を打ちのめす
429
00:29:26,330 --> 00:29:29,230
わかりました
彼女のことは 理解しています
430
00:29:29,230 --> 00:29:32,960
人を理解するのに 時間は関係ありません
431
00:29:32,960 --> 00:29:35,520
初めて阿湘に会ってから -
432
00:29:35,520 --> 00:29:37,970
ずっと 面倒をみたいと思っていました
433
00:29:37,970 --> 00:29:41,500
今日 その願いが叶ったのです
434
00:29:41,500 --> 00:29:44,190
心から嬉しいです!
435
00:29:44,190 --> 00:29:47,200
もし 私が裏切ったら -
436
00:29:47,200 --> 00:29:51,330
お手を煩わす必要はありません
自分で 喉をかき切ります
437
00:29:52,460 --> 00:29:55,710
わかった 自分で言ったな
438
00:29:55,710 --> 00:30:00,120
その言葉を裏切れば
鬼になろうとも 許しはしないぞ
439
00:30:01,820 --> 00:30:03,760
約束します!
440
00:30:04,530 --> 00:30:06,260
約束だ
441
00:30:09,930 --> 00:30:12,520
義父が なぜそう凶暴になる?
442
00:30:12,520 --> 00:30:14,870
娘婿が 後悔するかもしれないぞ
443
00:30:14,870 --> 00:30:16,330
盗み聞きしてたのか?
444
00:30:16,330 --> 00:30:19,800
盗み聞きなどするか 堂々と聞いていた
445
00:30:19,800 --> 00:30:23,730
蔚宁 きみの義父に虐められたら -
446
00:30:23,730 --> 00:30:26,850
私が何とかする きみは阿湘の世話を
447
00:30:26,850 --> 00:30:30,530
明日出発します 支度をしてきます
448
00:30:34,900 --> 00:30:37,400
義理の息子は 善人だが -
449
00:30:37,400 --> 00:30:41,600
なぜ そこまで急いで
阿湘を送りだそうとする?
450
00:30:41,600 --> 00:30:43,800
義理の両親は 厄介かもしれないぞ
451
00:30:43,800 --> 00:30:45,400
こっちも容赦しない
452
00:30:49,200 --> 00:30:50,600
老温
453
00:30:50,600 --> 00:30:54,200
なぜ 阿湘を誰かに託す?
454
00:30:56,000 --> 00:30:58,200
信用できる奴に会ったからだ
455
00:30:58,200 --> 00:31:02,200
添わせてやろうと思った
阿湘を送り出し -
456
00:31:02,200 --> 00:31:06,160
私はきみと 穏やかな山林で暮らす
457
00:31:08,300 --> 00:31:10,200
温大善人
458
00:31:10,200 --> 00:31:13,300
私にも 誰か紹介してくれないか?
459
00:31:16,400 --> 00:31:19,200
温叔 曹大兄を返してください
460
00:31:19,200 --> 00:31:22,200
食事がつくれません 焦げてるみたい
461
00:31:22,200 --> 00:31:24,500
どうしましょう?
462
00:31:24,500 --> 00:31:27,900
あいつは 食材を買いに下山した
作らなくていいぞ
463
00:31:29,100 --> 00:31:32,800
神仙のような暮らしは どうだ?
464
00:31:32,800 --> 00:31:34,440
この小僧と一緒に -
465
00:31:34,440 --> 00:31:37,600
混沌とした騒がしい人生になるぞ
466
00:31:44,500 --> 00:31:47,300
阿絮 これは酢か 酒か?
467
00:31:47,300 --> 00:31:49,500
よく こんなものが飲めるな
468
00:31:55,700 --> 00:31:58,200
寂れた場所だ
469
00:31:58,200 --> 00:32:01,000
いい酒など 望めるか? 我慢しろ
470
00:32:01,000 --> 00:32:02,800
四季山庄に着いたら -
471
00:32:02,800 --> 00:32:05,600
梅林に埋めてある酒がめを掘り起こし -
472
00:32:05,600 --> 00:32:07,000
飲ませてやる
473
00:32:07,000 --> 00:32:10,500
師父 梅林があるんですか?
474
00:32:11,400 --> 00:32:13,400
梅林だけじゃない
475
00:32:13,400 --> 00:32:16,800
江湖は こう呼んだ
476
00:32:16,800 --> 00:32:21,200
”四季の花は常に在り
天下のことを知り尽くす”
477
00:32:22,600 --> 00:32:26,400
[ 五湖盟盟主 趙敬殿 ]
478
00:32:27,900 --> 00:32:29,600
義父上!
479
00:32:29,600 --> 00:32:32,400
蝎儿 いいところに来た
480
00:32:32,400 --> 00:32:35,600
仙霞派の処理は 見事だった
481
00:32:35,600 --> 00:32:39,600
連中は 嵩山へ逃げていった
482
00:32:39,600 --> 00:32:42,400
少林寺の山門前で 三日三晩
ひざまずき -
483
00:32:42,400 --> 00:32:45,200
和尚らに 助けを求めたらしい
484
00:32:45,200 --> 00:32:49,200
慈穆 (ツム) が 何と言ったと思う?
485
00:32:49,200 --> 00:32:51,100
座ってもいられまい!
486
00:32:51,900 --> 00:32:54,800
鬼谷を叩こうと 各門派に声をかけている
487
00:32:54,800 --> 00:32:57,400
”栄誉ある趙盟主をお迎えできれば”
488
00:32:57,400 --> 00:32:59,900
”光栄に存じます”
489
00:33:01,000 --> 00:33:03,200
どう お返事を?
490
00:33:03,200 --> 00:33:05,800
何を言うつもりもない
491
00:33:05,800 --> 00:33:08,200
こういった偽りの正門は -
492
00:33:08,200 --> 00:33:11,500
鬼谷が五湖盟を襲ったとき -
493
00:33:11,500 --> 00:33:13,400
見て見ぬふりをしていた
494
00:33:13,400 --> 00:33:17,200
今や 剣先は彼らの喉元にある
痛みが分かるだろう
495
00:33:17,200 --> 00:33:19,400
五湖盟盟主を招待するのは -
496
00:33:19,400 --> 00:33:22,330
そう簡単ではないぞ 私を招きたければ...
497
00:33:22,330 --> 00:33:23,800
そうだな
498
00:33:23,800 --> 00:33:26,100
誠意を見せろ
499
00:33:28,300 --> 00:33:31,200
義父上 よく分かりません
500
00:33:32,600 --> 00:33:34,000
蝎儿
501
00:33:34,000 --> 00:33:37,000
お前にはまだ 経験が足りない
502
00:33:37,000 --> 00:33:39,400
高崇も 以前はそうだった
503
00:33:39,400 --> 00:33:41,600
道理を知らないまま 生きていたのだ
504
00:33:41,600 --> 00:33:44,600
鬼谷が悪事を働きに来る
505
00:33:44,600 --> 00:33:46,400
だが 小さな恨みを除き -
506
00:33:46,400 --> 00:33:49,200
大きな恨みは 五湖盟に向けられる
507
00:33:49,200 --> 00:33:53,200
だが 高崇は狗熊大会を開催した
508
00:33:53,200 --> 00:33:57,000
参加するのは ハエだけだ
509
00:33:57,000 --> 00:33:59,800
大きな門派からは -
510
00:33:59,800 --> 00:34:01,500
誰が来た?
511
00:34:04,020 --> 00:34:05,510
確かに
512
00:34:07,450 --> 00:34:11,910
八大門派は 誰1人として来ていない
513
00:34:13,450 --> 00:34:16,110
長明山の古剣仙ですら -
514
00:34:16,780 --> 00:34:18,980
弟子を送っただけだ
515
00:34:19,000 --> 00:34:20,100
そういうわけだ
516
00:34:20,100 --> 00:34:24,100
いわゆる 正道と言われる大きな派は -
517
00:34:24,100 --> 00:34:28,100
下心があるか 勢力がないか
518
00:34:28,100 --> 00:34:30,600
策略は 一方から他方に伸びるだけ
519
00:34:30,600 --> 00:34:33,400
連中を束ね 鬼谷を討伐するか?
520
00:34:33,400 --> 00:34:35,800
大義のためだけ 利益はない
521
00:34:35,800 --> 00:34:37,000
うまくいかん
522
00:34:37,000 --> 00:34:39,800
利益のためだけ 名目なし
それも失敗する
523
00:34:39,800 --> 00:34:44,200
私たちは 絵の中に餅を描く
大義と利益を添えて
524
00:34:44,200 --> 00:34:46,700
それこそが 策だ
525
00:34:47,700 --> 00:34:51,600
いい子だ たくさん食べたら
阿湘を乗せてくれよ
526
00:34:51,600 --> 00:34:54,200
暴れたりしないで
527
00:34:54,200 --> 00:34:56,400
どれが あなたの?
528
00:34:58,200 --> 00:35:01,200
小紅と大紅 1頭を選んで行くわよ
529
00:35:01,200 --> 00:35:03,200
食べ物と飲み物は 準備したわ
530
00:35:03,200 --> 00:35:05,200
ここで別れましょ
531
00:35:05,200 --> 00:35:07,800
阿湘 まだ怒ってるの?
532
00:35:07,800 --> 00:35:10,800
怒ってないわ 私はご主人様の侍女よ
533
00:35:10,800 --> 00:35:14,800
私は ご主人様についていく
清風剣派に行けば?
534
00:35:14,800 --> 00:35:18,000
阿湘 私が悪かった
もう怒らないで
535
00:35:18,000 --> 00:35:19,400
あなたが悪いと 誰が言ったの?
536
00:35:19,400 --> 00:35:22,000
あなたは名門の少侠よ
537
00:35:22,000 --> 00:35:25,400
私は ただの田舎娘 同じ道は進めないの
538
00:35:25,400 --> 00:35:27,800
誰が田舎娘だって?
539
00:35:27,800 --> 00:35:28,800
温叔!
540
00:35:28,800 --> 00:35:30,400
ご主人様?
541
00:35:32,000 --> 00:35:34,000
お前は 私の侍女じゃなかったか?
542
00:35:34,000 --> 00:35:36,200
では 私は田舎者か?
543
00:35:38,200 --> 00:35:41,500
曹蔚宁 荷作りは済んだか?
544
00:35:41,500 --> 00:35:43,200
はい 済みました
545
00:35:46,700 --> 00:35:49,400
この娘は もういらない
銀貨3000枚で お前に売るぞ
546
00:35:49,400 --> 00:35:52,600
欲しいか? 欲しいなら 金を寄こせ
547
00:35:52,600 --> 00:35:56,000
金を受け取り 人を受け取る
後悔なしだ
548
00:35:56,000 --> 00:35:57,600
ご主人様! ひどすぎる!
549
00:35:57,600 --> 00:36:00,800
ほら見ろ 野蛮な奴隷は 主人を殴る
550
00:36:00,800 --> 00:36:02,400
養えるものか
551
00:36:02,400 --> 00:36:04,200
どうだ? 割り引いてやる
552
00:36:04,200 --> 00:36:06,600
銀貨1500枚だ 高くないだろう?
553
00:36:06,600 --> 00:36:10,800
阿絮は働き者だが
せいぜい銀貨3000枚だ
554
00:36:12,310 --> 00:36:14,150
なに笑ってんのよ?
555
00:36:15,100 --> 00:36:17,400
周絮 どうして止めないの?
556
00:36:19,400 --> 00:36:21,600
止められるものか
557
00:36:21,600 --> 00:36:24,100
あんたに出来なかったら 誰に出来るの?
558
00:36:24,100 --> 00:36:25,700
凶暴な娘だぞ
559
00:36:26,400 --> 00:36:28,600
ただでやる 私はいらない
560
00:36:28,600 --> 00:36:30,500
もっていけ
561
00:36:33,930 --> 00:36:37,700
温兄 天が 私の証人です
562
00:36:37,700 --> 00:36:41,400
阿湘を 侍女のように扱うことは
決して しません
563
00:36:41,400 --> 00:36:44,200
私を信じ 彼女を与えてくれました
564
00:36:44,200 --> 00:36:45,400
師父に報告したら -
565
00:36:45,400 --> 00:36:48,400
十里紅粧に添って式を挙げ
彼女を妻に迎えます
566
00:36:48,400 --> 00:36:52,000
絶対に 悲しませたりしません
567
00:36:54,400 --> 00:36:58,200
十里紅粧? それって
良家の娘のしきたりでは?
568
00:36:58,200 --> 00:37:00,000
うるさいわね!
569
00:37:00,000 --> 00:37:01,600
阿湘!
570
00:37:01,600 --> 00:37:03,300
[ 李家 ]
571
00:37:10,200 --> 00:37:13,040
蝎儿 鬼の名簿をつくるぞ
572
00:37:13,040 --> 00:37:15,400
江湖に広めるのだ
573
00:37:15,400 --> 00:37:19,000
彼らと手を結んでいるのに
なぜです?
574
00:37:19,000 --> 00:37:22,300
義父上 この名簿を広めれば -
575
00:37:22,300 --> 00:37:24,400
彼らの退路が断たれることに
576
00:37:24,400 --> 00:37:27,400
それでは...もう 命令できなくなります
577
00:37:27,400 --> 00:37:30,700
蝎儿 少林寺さえ顔を出したのだ
578
00:37:30,700 --> 00:37:33,600
機はもう熟した
579
00:37:33,600 --> 00:37:37,300
そもそも まだ鬼達が必要か?
580
00:37:38,000 --> 00:37:41,600
蜘蛛の巣は張りめぐらされた
獲物を待つばかりだ
581
00:37:41,600 --> 00:37:43,500
飛び込んでくるぞ
582
00:37:44,900 --> 00:37:46,700
まだ 分からんか?
583
00:37:56,600 --> 00:37:58,400
鬼谷をつぶす
584
00:37:58,400 --> 00:38:01,600
だが 鬼達は谷にいない どうする?
585
00:38:01,600 --> 00:38:04,400
私の庇護が受けられなくなれば -
586
00:38:04,400 --> 00:38:06,800
鬼達は 江湖を動き回れなくなる
587
00:38:06,800 --> 00:38:08,600
どこに向かうと思う?
588
00:38:08,600 --> 00:38:11,000
つまり...
589
00:38:11,000 --> 00:38:15,200
鬼達を 鬼谷へ追い返すと?
590
00:38:15,200 --> 00:38:19,400
鬼達が 私たちの計略を暴露したら...
591
00:38:19,400 --> 00:38:21,600
誰が 鬼の言うことを信じる?
592
00:38:21,600 --> 00:38:25,600
高崇が鬼谷と結託した噂も
根強く残っている
593
00:38:25,600 --> 00:38:28,200
今も 事実は闇の中だ
594
00:38:28,200 --> 00:38:29,500
表向きは 取り沙汰されていないが -
595
00:38:29,500 --> 00:38:33,800
五湖盟に悪影響を及ぼしている
596
00:38:33,800 --> 00:38:36,000
今のうちに -
597
00:38:36,000 --> 00:38:40,400
あの鬼どもに共食いさせておく
598
00:38:40,400 --> 00:38:43,200
仲間にふさわしい悪鬼の頭が見つかるぞ
599
00:38:43,200 --> 00:38:45,400
”鬼谷が 五湖盟を陥れた”
600
00:38:45,400 --> 00:38:48,000
”鬼の目的は 江湖の分裂だった”
601
00:38:48,000 --> 00:38:51,000
五湖盟は 不当に非難されるだろう
602
00:38:51,000 --> 00:38:53,000
私たちは潔白を示す そのとき -
603
00:38:53,000 --> 00:38:56,000
死んだ高崇大兄に 何ができる
604
00:38:56,000 --> 00:39:01,000
江湖の門派は 恨みがましく
思うんじゃないか?
605
00:39:01,000 --> 00:39:05,200
そのとき 私が彼らを鬼谷へ導く
606
00:39:05,200 --> 00:39:08,600
権力と大義があり -
607
00:39:08,600 --> 00:39:12,000
すべての門派が抱える憤りもある
608
00:39:12,000 --> 00:39:14,800
江湖の盟主を決めるとき -
609
00:39:16,400 --> 00:39:17,800
私以外に 誰を選ぶ?
610
00:39:17,800 --> 00:39:19,400
義父上
611
00:39:20,400 --> 00:39:22,700
なんと聡明な
612
00:39:24,000 --> 00:39:26,600
あの諸葛亮孔明でさえ -
613
00:39:26,600 --> 00:39:31,600
あなたの策には 青ざめたでしょう
614
00:39:31,600 --> 00:39:34,800
口がうまい
615
00:39:34,800 --> 00:39:37,200
私の喜ばせ方を知っている
616
00:39:37,200 --> 00:39:41,600
小さな策略だ 偉大な武侯の比較になるか
617
00:39:46,000 --> 00:39:50,600
ただ...急色鬼からの報せが来ない
618
00:39:51,800 --> 00:39:56,000
于丘烽は 奴の相手にもならん
619
00:39:56,000 --> 00:40:00,200
何かを感づき 身を潜めたのか?
620
00:40:00,200 --> 00:40:05,100
いや 江湖の者はみな
私に味方している
621
00:40:05,100 --> 00:40:08,300
何処に潜んでいるか 楽しみだ
622
00:40:10,930 --> 00:40:19,120
字幕制作:⚔ Honorable Team ⚔ @Viki.com
日本語字幕:HuiMei_69
623
00:40:42,000 --> 00:40:48,400
♫ 冷たい河を渡れば 空は灰色
達成された この責務 ♫
624
00:40:49,600 --> 00:40:55,700
♫ 杯に浮かぶ月の不条理に微笑んで ♫
625
00:40:56,800 --> 00:41:03,800
♫ 馬の背に揺られ 世をさすらう ♫
626
00:41:03,800 --> 00:41:11,300
♫ 酒の夢におぼれても
覚めれば故郷は見つからず ♫
627
00:41:12,400 --> 00:41:19,400
♫ 冷たい秋雨が 窓に口づける ♫
628
00:41:19,400 --> 00:41:26,900
♫ 憎しみや中傷はかまわない
ただ 憂いが残るだけ ♫
629
00:41:26,900 --> 00:41:34,400
♫ 春風は 河を越えて緑を運びながら
この心の氷塊を溶かしもしない ♫
630
00:41:34,400 --> 00:41:42,200
♫ どこからともなく現れた 我らの光か ♫
631
00:41:42,200 --> 00:41:49,400
♫ もう少し早く きみと会えていたら
でも 遅すぎることはない♫
632
00:41:49,400 --> 00:41:57,400
♫ 痩馬の背で行く冒険は捨てて
せせらぎ聞く静かな生活を ♫
633
00:41:57,400 --> 00:42:04,600
♫ 万家の灯が 万里の丘を照らす
煙のように消えた過去が 砂嵐に揺れる ♫
634
00:42:04,600 --> 00:42:11,700
♫ 凍えた日々を忘れ 穏やかに余生を生きる
きみと酌み交わす酒と茶を ♫
635
00:42:11,700 --> 00:42:20,000
♫ どれほど山高く海深くとも
私は きみの側にいる ♫