1 00:00:33,497 --> 00:00:38,302 (講釈師)慶長20年夏 豊臣家を滅ぼした徳川家康は→ 2 00:00:38,302 --> 00:00:45,102 京二条城に滞在の後 駿府への 帰途に着いていたのでございます。 3 00:00:55,302 --> 00:00:59,006 その軍団に たった一人で 立ち向かったのが→ 4 00:00:59,006 --> 00:01:03,026 豊臣方に付いて 勇猛名高き真田幸村のもと→ 5 00:01:03,026 --> 00:01:09,883 八面六臂の忍びの働きをした 忍者 猿飛佐助であった。 6 00:01:09,883 --> 00:01:26,099 ♪♪~ 7 00:01:26,099 --> 00:01:28,752 (武士1)危ない! (武士2)しまった! 8 00:01:28,752 --> 00:02:15,399 ♪♪~ 9 00:02:15,399 --> 00:02:18,599 (徳川家康)あっ… あっ…。 10 00:02:23,557 --> 00:02:26,343 (初代 佐助)猿飛佐助 推参。 11 00:02:26,343 --> 00:02:28,428 ひゃ~ ああ…。 12 00:02:28,428 --> 00:02:32,528 家康殿 ご覚悟を。 13 00:02:34,601 --> 00:02:38,305 時を経る事 それから 数十年。 14 00:02:38,305 --> 00:02:42,709 かつて 戦場を駆け巡った 忍びの者の働き場は→ 15 00:02:42,709 --> 00:02:46,430 ほとんど失われておりました。 16 00:02:46,430 --> 00:02:52,436 その子孫達も また 受け継いだ 忍びの技を 発揮する場もなく→ 17 00:02:52,436 --> 00:02:57,536 若き血潮のたぎりを 持て余していたようで。 18 00:03:05,499 --> 00:03:07,799 ≪(才蔵)佐助! 19 00:03:09,886 --> 00:03:12,139 面白い遊びしてんな。 20 00:03:12,139 --> 00:03:15,993 で 忍びの極意は つかめそうか? 21 00:03:15,993 --> 00:03:19,262 (猿飛佐助)黙ってろ! クククク…。 22 00:03:19,262 --> 00:03:23,162 あ~っ えい! 23 00:03:41,068 --> 00:03:44,104 ≪(孫兵衛)お市様! 24 00:03:44,104 --> 00:03:46,623 (お市)大事ない! 25 00:03:46,623 --> 00:04:19,773 ♪♪~ 26 00:04:19,773 --> 00:04:21,792 あっ! (さぼてん)佐助! 27 00:04:21,792 --> 00:04:43,497 ♪♪~ 28 00:04:43,497 --> 00:04:47,634 きゃ! だ~っ こら! 29 00:04:47,634 --> 00:04:51,721 このまま この里で じいちゃん ばあちゃんになるだけか 俺達。 30 00:04:51,721 --> 00:04:56,059 (才蔵)ハハハ… 俺は ならん! 31 00:04:56,059 --> 00:04:59,196 俺は いつか 忍びの技をもって 世に出る。 32 00:04:59,196 --> 00:05:02,499 あの山の向こうには 何かあるはずだからよ。 33 00:05:02,499 --> 00:05:04,599 あ~っ! 34 00:05:08,638 --> 00:05:11,141 当たり! 35 00:05:11,141 --> 00:05:14,077 出るのか? 才蔵。 おう。 36 00:05:14,077 --> 00:05:17,531 私も いつかは 都に行くつもりさ。 37 00:05:17,531 --> 00:05:22,431 さぼてんも? 都には いい男がいるだろうし。 38 00:05:25,188 --> 00:05:28,758 お前は考えんのか? この先の事。 39 00:05:28,758 --> 00:05:32,295 ♪♪~ 40 00:05:32,295 --> 00:05:35,098 おばちゃん一人残すのが 気がかりか? 41 00:05:35,098 --> 00:05:38,001 母ちゃんは 関係ねえ! 42 00:05:38,001 --> 00:05:40,754 このままじゃいかんとは 俺だって…。 43 00:05:40,754 --> 00:05:43,440 ふ~ん。 44 00:05:43,440 --> 00:05:47,360 (とんびの鳴き声) 45 00:05:47,360 --> 00:06:05,028 ♪♪~ 46 00:06:05,028 --> 00:06:07,428 ああ…。 47 00:06:09,499 --> 00:06:16,323 ♪♪~ 48 00:06:16,323 --> 00:06:19,559 おいおい どうした? 49 00:06:19,559 --> 00:06:22,095 (才蔵)おい! おい! 50 00:06:22,095 --> 00:06:24,164 佐助! 佐助! 51 00:06:24,164 --> 00:06:26,650 佐助! おい どこへ行くんだよ? 52 00:06:26,650 --> 00:06:30,303 ♪♪~ 53 00:06:30,303 --> 00:06:33,006 だ~っ! やっ! 54 00:06:33,006 --> 00:06:36,306 あれ…? 55 00:06:39,012 --> 00:06:41,064 わ~っ! 56 00:06:41,064 --> 00:06:43,764 ああ ああ ああ! 57 00:06:46,369 --> 00:06:50,569 (孫兵衛)助けて! 助けて! 58 00:06:52,559 --> 00:07:00,500 助けて! どうしよう? 助けて! 助けて! 59 00:07:00,500 --> 00:07:02,502 猿? 60 00:07:02,502 --> 00:07:06,273 この男 初代 猿飛佐助の孫。 61 00:07:06,273 --> 00:07:08,858 ♪♪~ 62 00:07:08,858 --> 00:07:12,395 その名も 佐助。 63 00:07:12,395 --> 00:07:17,100 (初代 佐助)「忍びとは 天下に 風のごとくありて→ 64 00:07:17,100 --> 00:07:24,691 人を知り 友を集め 己を殺して 他を生かす事。→ 65 00:07:24,691 --> 00:07:28,962 これが 忍びの極意である」。 66 00:07:28,962 --> 00:07:33,199 ♪♪~(テーマ音楽) 67 00:07:33,199 --> 00:08:32,499 ♪♪~ 68 00:08:34,628 --> 00:08:38,228 (お辰)2~3日で 痛みは取れるものと。 69 00:08:40,300 --> 00:08:45,171 (お辰)しかし まあ 隠し道を 張り巡らした この里に→ 70 00:08:45,171 --> 00:08:47,874 ようも たどりつかれた。 71 00:08:47,874 --> 00:08:51,861 梅宮主膳の娘 市と申します。 72 00:08:51,861 --> 00:08:55,932 市だとよ。 かわいいなぁ。 73 00:08:55,932 --> 00:08:59,669 (重次)梅宮様は その昔→ 74 00:08:59,669 --> 00:09:07,994 我ら一族を 徳川の追っ手から お助け頂いた大恩あるお方じゃ。 75 00:09:07,994 --> 00:09:12,565 その父が お役目の中で 窮地に立たされております。 76 00:09:12,565 --> 00:09:15,669 えっ? それを回避する知恵を→ 77 00:09:15,669 --> 00:09:18,221 猿飛の鬼丸殿に おすがりせよと。 78 00:09:18,221 --> 00:09:21,274 (重次)鬼丸になぁ…。 79 00:09:21,274 --> 00:09:26,463 亭主は… いえ 鬼丸は→ 80 00:09:26,463 --> 00:09:32,569 20年も前に里を出たきり いまだ 行方が知れず。 81 00:09:32,569 --> 00:09:34,804 (世話役1)鬼丸は 倅の佐助に→ 82 00:09:34,804 --> 00:09:39,159 この「秘伝七術」の極意を 伝える事もなく 忍びを捨て→ 83 00:09:39,159 --> 00:09:42,896 そのため 倅は 腑抜けに成り下がった。 84 00:09:42,896 --> 00:09:46,032 腑抜けって! 佐助 お黙り! 85 00:09:46,032 --> 00:09:49,536 (世話役2)このありさまじゃ 猿飛といわれた 初代 佐助も→ 86 00:09:49,536 --> 00:09:51,671 草葉の陰で お嘆きじゃろう。 87 00:09:51,671 --> 00:09:57,577 おい! (才蔵)佐助! 88 00:09:57,577 --> 00:10:01,064 そういう訳で 鬼丸は ここには。 89 00:10:01,064 --> 00:10:04,033 では 何とすれば…? 90 00:10:04,033 --> 00:10:08,805 あの… 主繕様から お預かりしたものが…。 91 00:10:08,805 --> 00:10:11,705 では 私が。 92 00:10:23,203 --> 00:10:25,705 何か? 93 00:10:25,705 --> 00:10:29,793 あなた様は 私がお預かりします。 94 00:10:29,793 --> 00:10:33,430 えっ? 書状には 何と? 95 00:10:33,430 --> 00:10:36,830 ええ…。 是非にも! 96 00:10:39,869 --> 00:10:43,690 ご家中の お父上に反感を持つ者の動きが→ 97 00:10:43,690 --> 00:10:47,227 激しくなっているようです。 そんな…。 98 00:10:47,227 --> 00:10:53,727 それで お市様を 椚の里で預かってくれと。 99 00:10:57,804 --> 00:11:04,060 「ついては 死をも覚悟せねば ならない事態ゆえ…」。 100 00:11:04,060 --> 00:11:08,731 じゃ 親父さんは その人を心配して ここに? 101 00:11:08,731 --> 00:11:10,767 京へ戻る。 102 00:11:10,767 --> 00:11:15,104 ♪♪~ 103 00:11:15,104 --> 00:11:18,041 主膳様のお頼みです。 お戻しする訳にはまいりません。 104 00:11:18,041 --> 00:11:20,243 いえ! 105 00:11:20,243 --> 00:11:27,801 ♪♪~ 106 00:11:27,801 --> 00:11:29,836 (孫兵衛)どなたか お市様を! 107 00:11:29,836 --> 00:11:34,007 (才蔵)じゃ 俺が! いや 俺が! 108 00:11:34,007 --> 00:11:37,594 佐助 待て。 109 00:11:37,594 --> 00:11:46,603 ♪♪~ 110 00:11:46,603 --> 00:11:49,289 これを持ってけ。 えっ? 111 00:11:49,289 --> 00:11:54,360 佐助 お前は 猿飛の血を引いた忍び。 112 00:11:54,360 --> 00:11:59,065 その事を 腹に据えてな。 113 00:11:59,065 --> 00:12:02,569 (世話役1)お辰よ。 悪いが その倅殿には無理。 114 00:12:02,569 --> 00:12:06,890 里から逃げ出した親父と 一緒にせんでもらいたい! 115 00:12:06,890 --> 00:12:09,192 (才蔵)おい 佐助! 116 00:12:09,192 --> 00:12:11,160 道具。 117 00:12:11,160 --> 00:12:19,202 ♪♪~ 118 00:12:19,202 --> 00:12:21,187 おい 待てって! 119 00:12:21,187 --> 00:12:23,940 おい! 戻らぬ! 120 00:12:23,940 --> 00:12:25,940 いいや! 121 00:12:28,895 --> 00:12:31,364 何だ? やるのか? 122 00:12:31,364 --> 00:12:33,967 そなたに尋ねる。 おう。 123 00:12:33,967 --> 00:12:37,537 万一 母親の命に関わるという時→ 124 00:12:37,537 --> 00:12:40,790 そなたは のんびり 我が身を隠すのか? 125 00:12:40,790 --> 00:12:43,860 いや それは…。 親の危機とあらば→ 126 00:12:43,860 --> 00:12:47,360 駆けつけるのが 子の務めではないのか!? 127 00:12:50,700 --> 00:12:52,769 おい おい! 128 00:12:52,769 --> 00:12:54,769 待てって! 129 00:13:02,395 --> 00:13:04,898 道が違う。 130 00:13:04,898 --> 00:13:07,400 女の足じゃ 無理だ。 131 00:13:07,400 --> 00:13:10,637 見損なうでない! 落ちたら 死ぬぞ! 132 00:13:10,637 --> 00:13:13,706 恐ろしければ そなたは お戻りなさい。 133 00:13:13,706 --> 00:13:16,025 好きにしろ! 134 00:13:16,025 --> 00:13:32,558 ♪♪~ 135 00:13:32,558 --> 00:13:35,061 キャッ! ああっ! 136 00:13:35,061 --> 00:13:37,561 おい! おい! 大丈夫か!? 137 00:13:39,666 --> 00:13:43,202 そのまま そのまま。 138 00:13:43,202 --> 00:13:46,439 そのまま。 頑張れよ。 139 00:13:46,439 --> 00:13:51,694 ♪♪~ 140 00:13:51,694 --> 00:13:54,097 今 行くからな。 141 00:13:54,097 --> 00:14:17,704 ♪♪~ 142 00:14:17,704 --> 00:14:19,756 動くな! 143 00:14:19,756 --> 00:14:21,774 ♪♪~ 144 00:14:21,774 --> 00:14:23,793 それ! 145 00:14:23,793 --> 00:14:29,499 あ~っ! 146 00:14:29,499 --> 00:14:35,755 何も 好んで死のうという訳では ありません。 147 00:14:35,755 --> 00:14:40,460 なれど 仕える主君の進退次第で→ 148 00:14:40,460 --> 00:14:44,030 家臣の生き死にが決するのが 武家です。 149 00:14:44,030 --> 00:14:47,300 へえ。 150 00:14:47,300 --> 00:14:51,387 女とはいえ 武家に生まれたからには→ 151 00:14:51,387 --> 00:14:53,973 その覚悟は 常にある。 152 00:14:53,973 --> 00:14:58,995 ほう。 生き死にの事まで 考えておるのか? 153 00:14:58,995 --> 00:15:02,465 忍びの者は 違いますか? 154 00:15:02,465 --> 00:15:06,465 技は いろいろ 身に付けたが…。 155 00:15:13,860 --> 00:15:19,115 それは? 「秘伝七術」といってな。 156 00:15:19,115 --> 00:15:23,415 忍びの極意が 7つ 書かれている。 157 00:15:26,289 --> 00:15:31,189 俺は まだ 一つも会得してないがな。 158 00:15:34,797 --> 00:15:39,552 里で 俺が どう思われてるか 聞いただろう? 159 00:15:39,552 --> 00:15:43,806 随分と あしざまに。 160 00:15:43,806 --> 00:15:47,806 言っておくが 腕がない訳じゃないぞ。 161 00:15:58,571 --> 00:16:03,609 ただ 血を見るのが どうもな。 162 00:16:03,609 --> 00:16:07,130 生き物を射止めた事がないのじゃ。 163 00:16:07,130 --> 00:16:13,269 ウサギなんかが もがく姿を まともに見られんのよ。 164 00:16:13,269 --> 00:16:18,291 だから 「佐助は 忍びとしての気概がない。→ 165 00:16:18,291 --> 00:16:23,291 意気地がない。 役立たずだ」と みんなに。 166 00:16:25,631 --> 00:16:28,601 ♪♪~ 167 00:16:28,601 --> 00:16:34,157 だから とにかく 今は あんたを 連れ戻さん事には 俺の…。 168 00:16:34,157 --> 00:16:38,357 そなたは 役立たずなどでは ありませんよ。 169 00:16:40,346 --> 00:16:43,933 それに 私は この世に→ 170 00:16:43,933 --> 00:16:47,787 役に立たないものなどないと 思っています。 171 00:16:47,787 --> 00:16:50,056 えっ? 172 00:16:50,056 --> 00:16:55,194 お城の城壁の石垣の 大きな石と石の間に→ 173 00:16:55,194 --> 00:16:59,799 小さな石が はめ込まれているのを 見た事がありますか? 174 00:16:59,799 --> 00:17:05,121 いや 城というもんは まだ…。 175 00:17:05,121 --> 00:17:10,259 それは ゴロタ石というそうです。 176 00:17:10,259 --> 00:17:13,029 「ゴロタ」? 177 00:17:13,029 --> 00:17:17,800 一見 役に立っていなそうな その小さなゴロタ石が→ 178 00:17:17,800 --> 00:17:23,339 大きな石を支え 城壁を堅固にしているそうです。 179 00:17:23,339 --> 00:17:26,025 へえ。 180 00:17:26,025 --> 00:17:30,425 そなたにだって きっと できる事があります。 181 00:17:32,498 --> 00:17:35,198 そう思うか? 182 00:17:37,203 --> 00:17:43,726 そうか。 俺にもな。 ヘヘヘ そうか。 いや~。 183 00:17:43,726 --> 00:17:46,979 ♪♪~ 184 00:17:46,979 --> 00:17:50,900 しかし 物知りだな。 185 00:17:50,900 --> 00:17:56,973 都にいれば さまざまな事を目にし 耳にも入ります。 186 00:17:56,973 --> 00:18:00,743 都か…。 えっ? 187 00:18:00,743 --> 00:18:04,230 ♪♪~ 188 00:18:04,230 --> 00:18:10,469 姫様! 私は 姫などではありません。 189 00:18:10,469 --> 00:18:17,059 俺は 姫様を 都に送り届ける事にします。 190 00:18:17,059 --> 00:18:19,328 私のために? おう。 191 00:18:19,328 --> 00:18:21,530 だが 気遣いは無用。 192 00:18:21,530 --> 00:18:24,430 これは 俺のためでもあるからな。 193 00:18:26,419 --> 00:18:29,338 ありがとう。 194 00:18:29,338 --> 00:18:31,574 ♪♪~ 195 00:18:31,574 --> 00:18:34,610 おうおう おうおう。 196 00:18:34,610 --> 00:18:39,282 ♪♪~ 197 00:18:39,282 --> 00:18:43,753 おう! 198 00:18:43,753 --> 00:18:47,556 これが 都か!? 199 00:18:47,556 --> 00:18:54,030 ♪♪~ 200 00:18:54,030 --> 00:18:57,333 ヤッホー! 201 00:18:57,333 --> 00:19:05,458 江戸時代も 初めの このころ 京の都は 40万人が暮らす大都。 202 00:19:05,458 --> 00:19:08,694 これは な な な 何だ? これは タコ。 203 00:19:08,694 --> 00:19:10,997 タコか? 204 00:19:10,997 --> 00:19:14,834 全国の華やかな文物が 集まり 動く→ 205 00:19:14,834 --> 00:19:19,138 日本の商業の中心地でありました。 206 00:19:19,138 --> 00:19:23,826 だが しかし 光ある所には 必ず 陰。 207 00:19:23,826 --> 00:19:27,330 幕府の 容赦ない大名家取り潰しにより→ 208 00:19:27,330 --> 00:19:30,633 職を失った侍達は 浪人となり→ 209 00:19:30,633 --> 00:19:36,989 京には 行き場を失った人々が ひしめいていたのであった。 210 00:19:36,989 --> 00:19:42,411 ♪♪~ 211 00:19:42,411 --> 00:19:45,614 (梅宮主膳)お市が戻った? 212 00:19:45,614 --> 00:19:49,302 なんという事だ!? 213 00:19:49,302 --> 00:19:51,270 こら! 慌て者! 214 00:19:51,270 --> 00:19:53,472 (家臣)申し訳ございません。 215 00:19:53,472 --> 00:19:57,172 離せ! ああっ! 216 00:20:03,616 --> 00:20:07,236 あっ! ああ…。 217 00:20:07,236 --> 00:20:13,175 父上は 私に嘘をついて 屋敷から去らさせましたね!? 218 00:20:13,175 --> 00:20:16,228 いや あれは…。 219 00:20:16,228 --> 00:20:18,297 悲しゅうございます。 220 00:20:18,297 --> 00:20:22,335 万一 父上に 危害が及ぶ事があれば→ 221 00:20:22,335 --> 00:20:27,707 遠く離れた所で 生き残った私は 生涯 悔いが残ります! 222 00:20:27,707 --> 00:20:33,129 しかし 猿飛佐助の倅とあろう者が→ 223 00:20:33,129 --> 00:20:38,034 事情を知りながら 何故 そなたを引き止めん!? 224 00:20:38,034 --> 00:20:42,972 鬼丸殿は 20年前から 行方知れずだそうです。 225 00:20:42,972 --> 00:20:45,441 なに!? 226 00:20:45,441 --> 00:20:47,827 佐助! 居ますね? 227 00:20:47,827 --> 00:20:50,329 えっ? 佐助? 228 00:20:50,329 --> 00:20:52,329 ≪ おう! 229 00:20:55,334 --> 00:20:58,637 鬼丸殿のお子の佐助です。 230 00:20:58,637 --> 00:21:02,975 お前は あの猿飛の孫か? 231 00:21:02,975 --> 00:21:07,229 はあ…。 しかも 名まで 佐助とは…。 232 00:21:07,229 --> 00:21:10,466 ああ… 名前は 俺が付けた訳じゃなく…。 233 00:21:10,466 --> 00:21:12,635 そんな事は分かっとる。 234 00:21:12,635 --> 00:21:17,022 だが 書状にしたためた わしの思いを→ 235 00:21:17,022 --> 00:21:21,293 里の者は 何故 くみ取れなかったのか!? 236 00:21:21,293 --> 00:21:24,530 俺は 姫様の心意気に 胸を打たれて→ 237 00:21:24,530 --> 00:21:26,665 それで 送り届ける事に。 238 00:21:26,665 --> 00:21:30,236 思いがけず 楽しい道中となりました。 239 00:21:30,236 --> 00:21:33,055 ああ もう…。 240 00:21:33,055 --> 00:21:35,357 (橋本鉄之助)申し上げます。 えっ? 241 00:21:35,357 --> 00:21:40,229 たった今 国元から 納戸役 桑原殿が。 242 00:21:40,229 --> 00:21:43,532 来たか…。 243 00:21:43,532 --> 00:21:45,835 (橋本)いかが致しましょうか? 244 00:21:45,835 --> 00:21:50,039 広間に。 はっ。 245 00:21:50,039 --> 00:21:52,074 木島。 (木島)はっ。 246 00:21:52,074 --> 00:21:54,660 お市を隠せ。 いいえ 私も。 247 00:21:54,660 --> 00:21:56,629 いや ならん! さあ。 248 00:21:56,629 --> 00:21:58,764 父上! あの…。 249 00:21:58,764 --> 00:22:00,933 そのほうは 立ち帰ってよい。 父上! 250 00:22:00,933 --> 00:22:03,233 お市様。 佐助! 251 00:22:05,821 --> 00:22:07,821 おおっ。 252 00:22:21,303 --> 00:22:23,703 え~い! 253 00:22:26,792 --> 00:22:34,300 ♪♪~ 254 00:22:34,300 --> 00:22:36,936 京都所司代 北倉治重。 255 00:22:36,936 --> 00:22:46,061 都にあって 強大な権力を 一手に 握る幕府の重鎮でありました。 256 00:22:46,061 --> 00:22:48,797 (服部伴蔵) 丹後高波藩の一件ですが→ 257 00:22:48,797 --> 00:22:54,336 国元より 梅宮主膳追い落としを 謀る者どもが 上洛致しました。 258 00:22:54,336 --> 00:23:00,693 首魁の桑原なにがしは 既に 我らが手の内にございます。 259 00:23:00,693 --> 00:23:04,363 (北倉治重)おう 面白い。 260 00:23:04,363 --> 00:23:09,235 ヤツらが 梅宮を斬れば 家中の乱れを口実に→ 261 00:23:09,235 --> 00:23:13,172 高波藩を取り潰す事も容易かと。 262 00:23:13,172 --> 00:23:21,730 さすれば 高波藩の港は この北倉のものか。 263 00:23:21,730 --> 00:23:23,732 御意。 264 00:23:23,732 --> 00:23:30,839 その火種 お前が もっと たきつけよ。 265 00:23:30,839 --> 00:23:32,942 はっ。 266 00:23:32,942 --> 00:23:40,366 ♪♪~ 267 00:23:40,366 --> 00:23:42,568 ≪ 姫様。 268 00:23:42,568 --> 00:23:48,207 ♪♪~ 269 00:23:48,207 --> 00:23:51,293 ああ 佐助。 シッ! 270 00:23:51,293 --> 00:23:54,263 ♪♪~ 271 00:23:54,263 --> 00:23:58,717 おお 待たせたな。 272 00:23:58,717 --> 00:24:03,272 遠路 ご苦労でござった。 273 00:24:03,272 --> 00:24:06,225 ≪(桑原)高波藩の財政を 苦しめておる根源の一つは→ 274 00:24:06,225 --> 00:24:09,061 この京屋敷にあると存ずる。 275 00:24:09,061 --> 00:24:11,830 こっち。 (橋本)国元では どうも→ 276 00:24:11,830 --> 00:24:16,702 梅宮様が 私腹を肥やしている という噂もあるようで。 277 00:24:16,702 --> 00:24:20,623 ハハハ… まさか ハハハ…。 278 00:24:20,623 --> 00:24:22,658 (桑原)笑い事ではござらん! 279 00:24:22,658 --> 00:24:30,532 父は 浪々の身から取り立てられ 京屋敷の留守居役までに。 280 00:24:30,532 --> 00:24:37,606 古参のご家来衆には それを 面白く思わない方々も多いのです。 281 00:24:37,606 --> 00:24:41,026 (桑原)京屋敷に 非はないと申されるか!? 282 00:24:41,026 --> 00:24:47,383 全くもって 心当たりはない! 283 00:24:47,383 --> 00:24:49,668 まあ まあ まあ まあ…。 284 00:24:49,668 --> 00:24:57,860 わしを斬って 台所が潤うなら 斬ればよい! 285 00:24:57,860 --> 00:25:00,560 だ~っ! 286 00:25:07,469 --> 00:25:10,923 皆様方に伺います! お市 下がれ! 287 00:25:10,923 --> 00:25:14,526 お家の内情に関わる事は ご重役しか ご存じない事。 288 00:25:14,526 --> 00:25:17,730 そんな大事を どうして 皆様方が お知りなのか→ 289 00:25:17,730 --> 00:25:20,799 不思議でなりません! いや それは…。 290 00:25:20,799 --> 00:25:24,269 あんた達 ただ このじいさんが 嫌いなだけだろ!? 291 00:25:24,269 --> 00:25:26,839 そのほう 何者だ!? 怪しいヤツ! 292 00:25:26,839 --> 00:25:29,858 おう! ちょっと ちょっと! (徳三郎)おお これは これは。 293 00:25:29,858 --> 00:25:31,960 取り込んでいらっしゃいましたか。 294 00:25:31,960 --> 00:25:34,096 (桑原)誰だ? そのほう。 295 00:25:34,096 --> 00:25:39,702 諸色問屋 渡海屋の番頭 徳三郎と申します。 296 00:25:39,702 --> 00:25:47,826 外で聞こえてきたお話やと ご家中に 乱れがおありのようで。 297 00:25:47,826 --> 00:25:50,529 (橋本)渡海屋。 いえ それやと→ 298 00:25:50,529 --> 00:25:54,333 私ども渡海屋の商いにも 障りが生じますし→ 299 00:25:54,333 --> 00:25:58,520 ご家中が乱れてらっしゃる お相手との商いは→ 300 00:25:58,520 --> 00:26:05,828 できたら ご遠慮申し上げたい いうのが 本音でございます。 301 00:26:05,828 --> 00:26:09,331 ああ 皆様 どうか ここは→ 302 00:26:09,331 --> 00:26:13,831 今日のところは お納め頂き どうか どうか! 303 00:26:20,175 --> 00:26:22,394 どうも ご家中には→  304 00:26:22,394 --> 00:26:26,999 梅宮様を快う思うてへん方々が いらっしゃるようですな。 305 00:26:26,999 --> 00:26:33,372 我が高波藩は 3万石にも満たぬ小国ぞ。 306 00:26:33,372 --> 00:26:39,762 しかも 外様となれば お家安泰を考えねばならぬ。 307 00:26:39,762 --> 00:26:45,033 その苦労を分からぬヤツらが いるとは 嘆かわしいわい! 308 00:26:45,033 --> 00:26:50,439 とにかく ご家中の嵐が 収まらん事には→ 309 00:26:50,439 --> 00:26:54,293 私どもの商いにも ちと障りが。 310 00:26:54,293 --> 00:26:58,063 お前 よくも そんな事 さらりと言えるな!? 311 00:26:58,063 --> 00:27:01,233 まだ いたのか? 312 00:27:01,233 --> 00:27:04,036 こちらはんは? うん。 313 00:27:04,036 --> 00:27:12,361 わしが かつて 大坂の陣で 共に働いた猿飛佐助の孫でな。 314 00:27:12,361 --> 00:27:14,863 えっ? じいさんを知ってるのか? 315 00:27:14,863 --> 00:27:23,705 うん わしが知っている猿飛佐助は 思慮深くして 豪胆であった。→ 316 00:27:23,705 --> 00:27:31,497 大坂落城の後 駿府へ戻る家康公を 襲撃した時など→ 317 00:27:31,497 --> 00:27:38,403 まさに 疾風迅雷の働きであったと 聞く。→ 318 00:27:38,403 --> 00:27:44,893 お前のじいさまは それほどの忍びの者よ。 319 00:27:44,893 --> 00:27:51,767 知っとる。 まあ ともかく 娘を送り届けてくれた礼は言う。→ 320 00:27:51,767 --> 00:27:56,872 まあ 佐助は 里へ戻るがよい。 321 00:27:56,872 --> 00:27:59,324 う~ん。 322 00:27:59,324 --> 00:28:01,624 (主膳)何だ? 323 00:28:03,729 --> 00:28:07,699 帰るのは 嫌だ! 324 00:28:07,699 --> 00:28:09,735 佐助。 325 00:28:09,735 --> 00:28:14,840 みんながみんな お前のじいさんは 猿飛だと誉めそやすが。 326 00:28:14,840 --> 00:28:18,026 (主膳)当たり前だ。 327 00:28:18,026 --> 00:28:23,365 じいさんが働けたのは 戦国の世だったからだ。 328 00:28:23,365 --> 00:28:28,504 なのに 今は 畑や木を相手の毎日よ。 329 00:28:28,504 --> 00:28:32,424 ならば まあ それを まっとうすればよい。 330 00:28:32,424 --> 00:28:37,863 いや! 俺は 道々 姫様に いろいろ思い知らされた。 331 00:28:37,863 --> 00:28:41,800 生きるって事は 食う事だと 何となく思っていたが→ 332 00:28:41,800 --> 00:28:44,887 どうも そうじゃなさそうだ。 うん。 333 00:28:44,887 --> 00:28:48,941 はい。 俺 山の中で→ 334 00:28:48,941 --> 00:28:52,060 姫様に 「ありがとう」って 言われたんだ。 その時 思った。 335 00:28:52,060 --> 00:28:57,399 生きるっちゅうのは 誰かの ちょっとした事でもいいから→ 336 00:28:57,399 --> 00:29:02,070 役に立つ事なんじゃないかって。 まあ 言うてみれば その…→ 337 00:29:02,070 --> 00:29:05,891 ゴロタ石のように。 なっ? 338 00:29:05,891 --> 00:29:07,891 佐助。 339 00:29:09,962 --> 00:29:17,236 俺は 都で 今までの俺とは違う 俺になりたいんだ。 340 00:29:17,236 --> 00:29:20,472 そやけど それは 里に居てても できますな。 341 00:29:20,472 --> 00:29:24,893 いや。 人の役に立つて→ 342 00:29:24,893 --> 00:29:29,197 口では 簡単に言えますわ。 343 00:29:29,197 --> 00:29:31,366 おい こら! 商人! 番頭さん。 344 00:29:31,366 --> 00:29:34,169 せっかくの意気込みを 潰すような事は…。 345 00:29:34,169 --> 00:29:37,689 いいえ お市様 ちょっとした思いつきで→ 346 00:29:37,689 --> 00:29:41,526 人の役に立てるほど 甘いもんやございません。 347 00:29:41,526 --> 00:29:45,230 俺は 忍びだ。 そのくらい分かってる。 348 00:29:45,230 --> 00:29:48,400 (徳三郎)己を捨てる覚悟は おありで? 349 00:29:48,400 --> 00:29:52,571 なに!? (徳三郎)さまざまな欲→ 350 00:29:52,571 --> 00:29:57,171 命さえも捨てる覚悟の事ですけど。 351 00:29:59,695 --> 00:30:07,085 ♪♪~ 352 00:30:07,085 --> 00:30:09,938 畜生! 353 00:30:09,938 --> 00:30:28,590 ♪♪~ 354 00:30:28,590 --> 00:30:33,261 屋敷に出入りの者を使って 梅宮主膳を おびき出すのだ。 355 00:30:33,261 --> 00:30:36,598 策は…。 (赤目)心得ております。 356 00:30:36,598 --> 00:30:40,869 ヤツらが しくじった時は…→ 357 00:30:40,869 --> 00:30:42,904 必ず 殺せ。 358 00:30:42,904 --> 00:30:47,359 京都所司代の意を受け 京の都を暗躍していたのは→ 359 00:30:47,359 --> 00:30:52,364 忍者 服部伴蔵率いる鴉の一党。 360 00:30:52,364 --> 00:30:56,034 高波藩取り潰しをもくろむ 鴉の目は→ 361 00:30:56,034 --> 00:30:59,934 梅宮主膳へと向けられていた。 362 00:31:01,974 --> 00:31:04,326 辰おばちゃん。 (お辰)うん? 363 00:31:04,326 --> 00:31:06,445 佐助は 戻らなかったな。 364 00:31:06,445 --> 00:31:08,697 うん。 365 00:31:08,697 --> 00:31:14,319 もしかして おばちゃん 佐助を ここから出すつもりだったのか? 366 00:31:14,319 --> 00:31:17,739 ♪♪~ 367 00:31:17,739 --> 00:31:22,644  回想  (お辰)佐助 お前は 猿飛の血を引いた忍び。→ 368 00:31:22,644 --> 00:31:26,398 その事を 腹に据えてな。 369 00:31:26,398 --> 00:31:41,229 ♪♪~ 370 00:31:41,229 --> 00:31:46,084 そなたにだって きっと できる事はあります。 371 00:31:46,084 --> 00:31:56,011 ♪♪~ 372 00:31:56,011 --> 00:31:58,013 でっ! 373 00:31:58,013 --> 00:32:02,367 ♪♪~ 374 00:32:02,367 --> 00:32:06,204 ああ! ≪(山田)捜しておったぞ! 375 00:32:06,204 --> 00:32:09,241 お前ら 昨日の? 376 00:32:09,241 --> 00:32:13,695 ♪♪~ 377 00:32:13,695 --> 00:32:16,965 (山田)実は 頼みがある。 何だ? 378 00:32:16,965 --> 00:32:20,302 我らには ひそかに 主膳殿に 伝えねばならん事がある。 379 00:32:20,302 --> 00:32:24,673 (茂木)我ら まことは いさかいが 起きる事を憂いているのだ。 380 00:32:24,673 --> 00:32:28,473 (山田)その事を じかに 梅宮様に お伝えしたいのだ。 381 00:32:30,395 --> 00:32:34,449 是非とも そなたの力に おすがりしたい! 382 00:32:34,449 --> 00:32:39,671 いや それは つまり…。 383 00:32:39,671 --> 00:32:42,324 梅宮様を救う事になるのだ。→ 384 00:32:42,324 --> 00:32:45,310 ひいては お家のためにも。 385 00:32:45,310 --> 00:32:49,498 という事は 姫様のためでも? 386 00:32:49,498 --> 00:32:51,498 そうだ。 387 00:32:55,637 --> 00:32:59,658 その侍は 東山離宮の跡地に おいで願いたいと→ 388 00:32:59,658 --> 00:33:01,958 そう言っていた。 389 00:33:03,962 --> 00:33:06,064 何か? 390 00:33:06,064 --> 00:33:11,670 お前は かの者どもの言い分を どう思う? 391 00:33:11,670 --> 00:33:15,170 うん 信じていいと思う。 392 00:33:18,143 --> 00:33:21,096 何だ? 393 00:33:21,096 --> 00:33:24,566 分かった。 参ろう。 394 00:33:24,566 --> 00:33:27,302 何なら 俺も付いていこうか? 395 00:33:27,302 --> 00:33:29,302 無用! 396 00:33:39,865 --> 00:33:41,865 姫様。 397 00:33:43,969 --> 00:33:47,906 佐助。 やはり まだ 都に? 398 00:33:47,906 --> 00:33:52,427 うん もう少し残って 何か お役に立とうかと。 399 00:33:52,427 --> 00:33:56,331 でも 無理をしないで。 はやる事のないように。 400 00:33:56,331 --> 00:33:58,331 ああ! 401 00:34:05,841 --> 00:34:09,194 何? 402 00:34:09,194 --> 00:34:14,382 いや あの時 確か…。 403 00:34:14,382 --> 00:34:18,382 ♪♪~ 404 00:34:36,538 --> 00:34:40,275 (桑原)やはり 我らは 奸物 梅宮主膳を→ 405 00:34:40,275 --> 00:34:44,896 取り除かねばならんのだ! 406 00:34:44,896 --> 00:34:49,501 もしやと 思わんでもなかったが! 407 00:34:49,501 --> 00:35:37,315 ♪♪~ 408 00:35:37,315 --> 00:35:39,618 畜生! 409 00:35:39,618 --> 00:35:43,305 や~っ! 410 00:35:43,305 --> 00:35:45,290 佐助! 411 00:35:45,290 --> 00:35:51,429 ♪♪~ 412 00:35:51,429 --> 00:35:53,429 梅宮様! 413 00:35:55,433 --> 00:35:57,433 あっ! 414 00:36:09,664 --> 00:36:11,664 俺は…。 415 00:36:13,735 --> 00:36:16,871 俺は 猿飛佐助だ! 416 00:36:16,871 --> 00:36:20,792 ♪♪~ 417 00:36:20,792 --> 00:36:23,361 わ~っ! 418 00:36:23,361 --> 00:36:36,691 ♪♪~ 419 00:36:36,691 --> 00:36:39,861 梅宮様! 420 00:36:39,861 --> 00:36:42,230 佐助! 421 00:36:42,230 --> 00:36:52,874 ♪♪~ 422 00:36:52,874 --> 00:36:54,874 あ~っ! 423 00:36:57,295 --> 00:36:59,695 誰だ? 誰だ? 424 00:37:01,700 --> 00:37:03,900 (桑原)引け! 引け! 425 00:37:08,006 --> 00:37:12,310 あの石ツブテは…? 426 00:37:12,310 --> 00:37:22,871 ♪♪~ 427 00:37:22,871 --> 00:37:24,956 お前は? 428 00:37:24,956 --> 00:37:36,156 ♪♪~ 429 00:37:40,472 --> 00:37:45,960 仲間割れは あきまへんな。 430 00:37:45,960 --> 00:37:56,760 ♪♪~ 431 00:37:58,957 --> 00:38:03,661 あいつ 梅宮様に 話したい事があるって…。 432 00:38:03,661 --> 00:38:06,131 お家のためだって。 433 00:38:06,131 --> 00:38:12,331 だから… それが こんな事とは…。 434 00:38:14,522 --> 00:38:19,527 相すまん事で! 相すまん事で! 435 00:38:19,527 --> 00:38:24,227 お前は まだ 無垢すぎる。 436 00:38:32,257 --> 00:38:41,166 猿飛の孫なら 佐助という名を名乗るのなら→ 437 00:38:41,166 --> 00:38:48,866 もう少し 物事を見極めるのじゃ。 438 00:39:00,969 --> 00:39:14,916 (雷鳴) 439 00:39:14,916 --> 00:39:38,373 ♪♪~ 440 00:39:38,373 --> 00:39:43,094  心の声  (伴蔵)梅宮襲撃は 不首尾に帰したか。→ 441 00:39:43,094 --> 00:39:49,467 我らの他にも 何者かが 高波藩を…。 442 00:39:49,467 --> 00:40:11,873 ♪♪~ 443 00:40:11,873 --> 00:40:14,573 腹をすかせたでしょう? 444 00:40:16,661 --> 00:40:24,035 俺は お父上を危ない目に…。 445 00:40:24,035 --> 00:40:30,158 よくよく 俺は 愚か者じゃ。 446 00:40:30,158 --> 00:40:32,961 ♪♪~ 447 00:40:32,961 --> 00:40:39,350 でも よかれと思うて した事でしょう? 448 00:40:39,350 --> 00:40:43,004 はい! 449 00:40:43,004 --> 00:40:49,104 その事 姫様に分かってもらえれば…。 450 00:40:51,062 --> 00:40:53,062 俺は…。 451 00:40:56,334 --> 00:40:58,734 里へ帰れます。 452 00:41:02,457 --> 00:41:04,857 帰るのか? 453 00:41:09,814 --> 00:41:12,414 帰りたいのか? 454 00:41:19,907 --> 00:41:24,462 俺は… 俺は→ 455 00:41:24,462 --> 00:41:27,799 このまま 都に残って…→ 456 00:41:27,799 --> 00:41:32,103 姫様のそばに…。 457 00:41:32,103 --> 00:41:38,803 ならば。 けど こんな俺では! 458 00:41:44,899 --> 00:41:50,499 これまでの佐助ではない佐助に なりたいのでしょう? 459 00:41:55,643 --> 00:42:02,016 そなたになら できるはずです。 460 00:42:02,016 --> 00:42:08,640 ♪♪~ 461 00:42:08,640 --> 00:42:12,060 姫様。 462 00:42:12,060 --> 00:42:24,856 ♪♪~ 463 00:42:24,856 --> 00:42:28,359 さあ お食べ。 464 00:42:28,359 --> 00:43:02,360 ♪♪~ 465 00:43:02,360 --> 00:43:04,529 姫様が かどわかされたというのは 本当か!? 466 00:43:04,529 --> 00:43:07,999 (伴蔵)梅宮主膳の娘が 飛び込んできました。 467 00:43:07,999 --> 00:43:10,768 それも 一興じゃの。 468 00:43:10,768 --> 00:43:14,655 (お辰)忍びの者としての覚悟が お前にはないのか!? 469 00:43:14,655 --> 00:43:16,708 (主膳)佐助! 470 00:43:16,708 --> 00:43:19,827 (徳三郎)お市様のお役に立ちたい いう あなた様の思いは→ 471 00:43:19,827 --> 00:43:22,663 そんなもんでしたか? 俺は→ 472 00:43:22,663 --> 00:43:26,563 猿飛佐助だ~っ!