1 00:00:33,497 --> 00:00:35,899 (斉彬)輿入れ先は➡ 2 00:00:35,899 --> 00:00:40,570 徳川家定公。 まごう事なき 公方様じゃ。 3 00:00:40,570 --> 00:00:44,441 <斉彬は 篤姫に➡ 4 00:00:44,441 --> 00:00:48,912 嫁ぎ先が 将軍家である事を言い渡し➡ 5 00:00:48,912 --> 00:00:54,251 御台所としての厳しい教育を 受けさせていました> 6 00:00:54,251 --> 00:00:56,251 (吉之助)チェスト いけ~! 7 00:00:58,922 --> 00:01:03,593 <そうして斉彬は 篤姫を御台所にするため➡ 8 00:01:03,593 --> 00:01:09,593 徳川 十三代将軍 家定との対面を果たしたのです> 9 00:01:12,269 --> 00:01:15,605 薩摩守 斉彬にございます。 10 00:01:15,605 --> 00:01:20,605 本日は お目通りがかない 恐悦至極に存じまする。 11 00:01:22,479 --> 00:01:27,617 (阿部)畏れながら 上様に新しき御台様を➡ 12 00:01:27,617 --> 00:01:32,222 薩摩より お迎えしてはと かねて 申し上げておりましたる一件➡ 13 00:01:32,222 --> 00:01:35,125 お覚えにございますか? 14 00:01:35,125 --> 00:01:37,825 (家定)うん。 15 00:01:39,896 --> 00:01:44,234 ならば 薩摩の姫との御婚儀➡ 16 00:01:44,234 --> 00:01:47,137 話を進めても よろしゅうございますな? 17 00:01:47,137 --> 00:01:49,137 (カラスの鳴き声) 18 00:01:52,109 --> 00:01:58,809 (カラスの鳴き声) 19 00:02:04,554 --> 00:02:08,258 カア! カア!➡ 20 00:02:08,258 --> 00:02:12,596 カア! カア! 21 00:02:12,596 --> 00:02:30,614 ♬~ 22 00:02:30,614 --> 00:02:34,217 ♬~ 23 00:02:34,217 --> 00:03:23,266 ♬~ 24 00:03:23,266 --> 00:03:39,749 ♬~ 25 00:03:39,749 --> 00:04:59,449 ♬~ 26 00:05:13,910 --> 00:05:17,747 聞いておりますぞ 薩摩守殿。 27 00:05:17,747 --> 00:05:23,553 そなた様の姫君を御台様にと 働きかけておられるとか。 28 00:05:23,553 --> 00:05:26,923 薩摩の丈夫な娘をという➡ 29 00:05:26,923 --> 00:05:30,594 公方様のご意向を お受けしたまでの事。 30 00:05:30,594 --> 00:05:34,464 ほう あの公方様が? 31 00:05:34,464 --> 00:05:37,164 さよう。 32 00:05:38,868 --> 00:05:41,771 ざれ言を申されますな。 33 00:05:41,771 --> 00:05:47,544 公方様が まことにそのような事を 望んでおられるはずがない。 34 00:05:47,544 --> 00:05:50,213 分家の娘を御台所におし立て➡ 35 00:05:50,213 --> 00:05:54,551 舅面をして公方様に近づく 腹積もりであろう? 36 00:05:54,551 --> 00:05:58,888 <島津斉彬と井伊直弼の対立。➡ 37 00:05:58,888 --> 00:06:01,558 それは 次の将軍を巡る➡ 38 00:06:01,558 --> 00:06:03,893 対立でした。➡ 39 00:06:03,893 --> 00:06:06,796 彦根藩主 井伊直弼は➡ 40 00:06:06,796 --> 00:06:11,234 血筋として 最も正統な紀州藩主➡ 41 00:06:11,234 --> 00:06:15,572 徳川慶福を 推そうとしていました。➡ 42 00:06:15,572 --> 00:06:20,443 一方 幕政を根本から 改革しようとする斉彬は➡ 43 00:06:20,443 --> 00:06:25,582 養女 篤姫を家定の御台所とし➡ 44 00:06:25,582 --> 00:06:33,189 そして 次の将軍に英邁の誉れ高い 一橋慶喜を推挙しようと➡ 45 00:06:33,189 --> 00:06:37,060 考えていました> 46 00:06:37,060 --> 00:06:44,534 いや 薩摩守殿が 公方様の舅御になろうとは…。 47 00:06:44,534 --> 00:06:49,534 恐ろしいのは 異国の船ばかりではありませぬな。 48 00:06:58,882 --> 00:07:06,182 どちらの思いが強いのか 天命を待つのみかと存じまする。 49 00:07:08,892 --> 00:07:11,795 薩摩守殿。 50 00:07:11,795 --> 00:07:16,232 くれぐれも御身 大切になされませ。 51 00:07:16,232 --> 00:07:26,576 ♬~ 52 00:07:26,576 --> 00:07:30,246 (篤姫)東 西郷! 53 00:07:30,246 --> 00:07:32,182 おう! 54 00:07:32,182 --> 00:07:35,518 (篤姫)西 虎寿丸様! (虎寿丸)おう! 55 00:07:35,518 --> 00:07:37,854 (喜久)虎寿丸様。 56 00:07:37,854 --> 00:07:40,554 (篤姫)見合って 見合って…。 57 00:07:42,525 --> 00:07:45,428 (篤姫)始め! はっ! 58 00:07:45,428 --> 00:07:47,864 のこった のこった! 59 00:07:47,864 --> 00:07:51,201 押しやんせ 押しやんせ! 虎寿丸様! 60 00:07:51,201 --> 00:07:53,536 まだまだ! 61 00:07:53,536 --> 00:07:57,207 ん…! おっ! まだまだ! 62 00:07:57,207 --> 00:07:59,542 (幾島)西郷の どあほっ。 63 00:07:59,542 --> 00:08:02,542 あいがとございもした。 64 00:08:05,415 --> 00:08:11,154 虎寿丸様 諦めてはいけませぬ。 今日こそ勝てます。 65 00:08:11,154 --> 00:08:14,454 思いの強い方が勝ちますぞ。 66 00:08:16,893 --> 00:08:20,893 さ… 西郷 もう一番…。 67 00:08:22,565 --> 00:08:26,236 虎寿丸様!? 虎寿丸様! (篤姫)虎寿丸様!? 68 00:08:26,236 --> 00:08:29,906 虎寿丸様! (篤姫)虎寿丸様! 誰か 誰か! 69 00:08:29,906 --> 00:08:33,777 虎寿丸様! 虎寿丸様! 70 00:08:33,777 --> 00:08:36,477 虎寿丸様! 71 00:08:41,518 --> 00:08:46,189 <数日後 虎寿丸は亡くなりました。➡ 72 00:08:46,189 --> 00:08:51,528 斉彬は これで 5人の子を失ったのです> 73 00:08:51,528 --> 00:08:56,199 (篤姫)虎寿丸様 ないごて…! 74 00:08:56,199 --> 00:09:00,899 (すすり泣き) 75 00:09:20,223 --> 00:09:26,563 明後日の 水戸様と越前守との宴…➡ 76 00:09:26,563 --> 00:09:31,234 滞りなく進めよ。 (山田)殿 このような時に…。➡ 77 00:09:31,234 --> 00:09:34,838 日を改められては? 何も言うな。 78 00:09:34,838 --> 00:09:37,740 時がない。 79 00:09:37,740 --> 00:09:40,040 (山田)はっ…。 80 00:09:41,711 --> 00:09:46,850 <虎寿丸の死があって なお 斉彬は 日々迫りくる➡ 81 00:09:46,850 --> 00:09:51,521 列強の脅威に立ち向かうため 働き続けたのです> 82 00:09:51,521 --> 00:09:56,392 これは いつ試せるんだ? はっ 今しばらく。 急げ。 83 00:09:56,392 --> 00:10:00,864 もっと技術者を増やしても構わん。 (一同)はっ! 84 00:10:00,864 --> 00:10:21,184 ♬~ 85 00:10:21,184 --> 00:10:26,184 姫様 手が止まっておいでですが。 86 00:10:30,560 --> 00:10:35,899 虎寿丸様が お亡くなりになった ばかりだというのに➡ 87 00:10:35,899 --> 00:10:40,570 お父上は 悲しくないのだろうか? 88 00:10:40,570 --> 00:10:45,909 姫様も お殿様のように➡ 89 00:10:45,909 --> 00:10:49,779 はよう お気持ちを切り替えあそばせ。 90 00:10:49,779 --> 00:10:54,079 そなたには心がなかとな!? 91 00:10:56,252 --> 00:11:02,592 姫様が 何をおいても考えるべき事は➡ 92 00:11:02,592 --> 00:11:09,265 恥じる事のない御台所となり お世継ぎさんを産む事。 93 00:11:09,265 --> 00:11:13,265 お忘れであらしゃいますか。 94 00:11:19,609 --> 00:11:25,481 (大山)こげん突然 身まかられるち おかしか。 95 00:11:25,481 --> 00:11:29,781 (俊斎)また お由羅… 呪いか? 96 00:11:31,554 --> 00:11:34,554 (大山)どげんした? しっ。 97 00:11:44,901 --> 00:11:48,771 人ん気配がした。 98 00:11:48,771 --> 00:11:53,471 だいが聞いちょっか分からんど。 気を付けんと。 99 00:12:01,451 --> 00:12:06,589 <斉彬の父 斉興と お由羅は➡ 100 00:12:06,589 --> 00:12:12,889 幕府の命で 江戸の高輪で 隠居暮らしをしていました> 101 00:12:17,233 --> 00:12:20,136 (由羅)頂戴致します。 102 00:12:20,136 --> 00:12:23,139 ≪斉興様 申し上げもす。 103 00:12:23,139 --> 00:12:27,610 (斉興)今頃 何用じゃ? 入れ。 104 00:12:27,610 --> 00:12:42,558 ♬~ 105 00:12:42,558 --> 00:12:47,258 こいで 5人目か…。 106 00:12:49,432 --> 00:12:56,105 (由羅)お気の毒に…。 また私が呪い殺したなどと➡ 107 00:12:56,105 --> 00:13:00,910 あらぬ疑いを かけられるのでしょうね。 108 00:13:00,910 --> 00:13:03,910 ああ 嫌だっ。 109 00:13:09,585 --> 00:13:13,885 <江戸から知らせが届いた 薩摩では…> 110 00:13:15,925 --> 00:13:18,225 (有馬)吉二郎。 111 00:13:23,599 --> 00:13:27,470 (吉二郎)お由羅様は 久光様を藩主にしようち➡ 112 00:13:27,470 --> 00:13:29,939 まだ諦めちょらんとでごわんそか。 113 00:13:29,939 --> 00:13:32,208 今度という今度は許さん! 114 00:13:32,208 --> 00:13:35,111 (正助)今は まだ…➡ 115 00:13:35,111 --> 00:13:39,882 待つ時でごわす。 待ってなどおれっか! 116 00:13:39,882 --> 00:13:43,753 (新八)お由羅の方のせいで 赤山先生は切腹➡ 117 00:13:43,753 --> 00:13:47,757 正助さぁのお父上も 遠島処分のままじゃ! 118 00:13:47,757 --> 00:13:51,757 (有馬)仇を討つ時じゃ 正助! 119 00:13:58,901 --> 00:14:02,572 いかん どこ置いたけ 全然 思い出せん。➡ 120 00:14:02,572 --> 00:14:04,872 お~い 大久保! 121 00:14:06,442 --> 00:14:10,913 文政7年の宝島の一件 記録が どこかにあったち思っで➡ 122 00:14:10,913 --> 00:14:14,584 探しちょってくれんか。 文政7年の記録でごわすか。 123 00:14:14,584 --> 00:14:18,254 ないごて そげな古か記録など? じゃっでよ…。 124 00:14:18,254 --> 00:14:22,254 (小声で)殿の弟君が読みたかち 仰せじゃっで。 125 00:14:25,928 --> 00:14:28,628 お任せを。 126 00:14:37,206 --> 00:14:41,878 畏れながら お聞きしても よかでございもすか? (久光)ん? 127 00:14:41,878 --> 00:14:46,215 仰せつかりもした記録とは 我が藩… いえ 日の本が➡ 128 00:14:46,215 --> 00:14:49,118 西洋の国と初めて戦った 記録でございもんそ。 129 00:14:49,118 --> 00:14:52,555 ないごて 今 お調べになっとでございもすか? 130 00:14:52,555 --> 00:14:57,855 エゲレス人が どげなふうに 戦ったのかを知りたか。 131 00:14:59,428 --> 00:15:05,134 今後 異国との戦になるやもしれん。 132 00:15:05,134 --> 00:15:10,834 少しでも多く 知識を蓄えておかんにゃならん。 133 00:15:24,253 --> 00:15:26,923 見つからんか? 134 00:15:26,923 --> 00:15:30,793 まだ 見当たりもはん。 135 00:15:30,793 --> 00:15:34,730 もし よろしければ 明日にでん お城に お届け致しもんそ。 136 00:15:34,730 --> 00:15:37,430 いや 待つ。 137 00:15:41,871 --> 00:15:45,541 畏れながら 江戸では 虎寿丸様が➡ 138 00:15:45,541 --> 00:15:49,412 突然に 身まかられたと 聞きもした。 139 00:15:49,412 --> 00:15:53,883 城下士の中には 先年の騒動を思い出し➡ 140 00:15:53,883 --> 00:15:57,220 暴挙に出かねん 勢いの者もおいもす。 141 00:15:57,220 --> 00:16:02,520 こんままでは また多くの血が 流るっこつにないもす。 142 00:16:05,895 --> 00:16:11,595 私は あなた様の御名を 傷つけたくあいもはん! 143 00:16:14,570 --> 00:16:19,242 あなた様なら 必ずや立ち上がり こん騒動を鎮められるち➡ 144 00:16:19,242 --> 00:16:21,542 信じちょいもす! 145 00:16:23,913 --> 00:16:26,613 お主…。 146 00:16:30,253 --> 00:16:32,855 名は ないな? 147 00:16:32,855 --> 00:16:38,194 はっ 名乗るほどの者では…。 148 00:16:38,194 --> 00:16:44,533 じゃっどん あなた様への思いは 城下士一同 同じでございもす! 149 00:16:44,533 --> 00:17:15,533 ♬~ 150 00:17:17,233 --> 00:17:22,571 <江戸の薩摩藩邸では 斉彬が かねてより図っていた➡ 151 00:17:22,571 --> 00:17:26,242 諸公との密談が 始まろうとしていました> 152 00:17:26,242 --> 00:17:30,242 (山田)水戸様 一橋様の お成りでございます。 153 00:17:41,524 --> 00:17:46,195 (斉彬)これは これは 水戸様 一橋様。 154 00:17:46,195 --> 00:17:50,533 今宵は ご足労を賜り 恐悦至極に存じまする。 155 00:17:50,533 --> 00:17:57,406 何やら 内密の話との事じゃが。 156 00:17:57,406 --> 00:18:01,406 まあまあ それは ゆるりと。 (慶喜)お主…。 157 00:18:03,546 --> 00:18:08,217 そこの蘭方医 西郷 こっちに来い。 158 00:18:08,217 --> 00:18:13,889 (慶永)おお 左内 既に一橋様に お目にかかっておったか。 159 00:18:13,889 --> 00:18:16,792 (左内)いえ 顔見知りなど もったいのうございます。 160 00:18:16,792 --> 00:18:19,562 ただ擦れ違っただけの事。 161 00:18:19,562 --> 00:18:24,900 どこで擦れ違うたのじゃ? 江戸は広うございますから。 162 00:18:24,900 --> 00:18:27,803 なあ? はっ。 163 00:18:27,803 --> 00:18:35,177 ハハハハ。 この左内 和漢の学は もちろんの事➡ 164 00:18:35,177 --> 00:18:38,514 蘭語を読みこなし 政の是非を的確に判断し➡ 165 00:18:38,514 --> 00:18:41,183 誤る事がございません。 (斉彬)おお! 166 00:18:41,183 --> 00:18:44,854 (慶永)私の使い番として 信頼しております。 167 00:18:44,854 --> 00:18:49,525 西郷も お許しだ 上がってこい。 168 00:18:49,525 --> 00:18:51,525 はっ。 169 00:18:53,863 --> 00:19:01,537 ならば 篤姫の輿入れは 公方様との間に世継ぎをもうけ➡ 170 00:19:01,537 --> 00:19:07,877 いずれは 薩摩が幕府を 思いどおりにするなどという➡ 171 00:19:07,877 --> 00:19:12,548 もくろみは みじんもない という事じゃな? 薩摩守殿。 172 00:19:12,548 --> 00:19:16,248 めっそうもない事にござりまする。 173 00:19:18,220 --> 00:19:21,557 とは申せ 万に一つでも➡ 174 00:19:21,557 --> 00:19:24,460 その篤姫との間に 世継ぎができれば➡ 175 00:19:24,460 --> 00:19:29,432 気も変わるというのが 親心というものではないのか? 176 00:19:29,432 --> 00:19:33,502 御隠居様 ご心配なさらずとも 万に一つでも➡ 177 00:19:33,502 --> 00:19:36,172 公方様に お世継ぎができるはずは ございませぬ。 178 00:19:36,172 --> 00:19:39,842 越前守殿。 そいは どげなっ…。 179 00:19:39,842 --> 00:19:43,179 何も知らないんだな。 180 00:19:43,179 --> 00:19:46,849 公方様は大うつけ 世継ぎはつくれん。 181 00:19:46,849 --> 00:19:53,522 ならば… ないごて篤姫様を御台所に? 182 00:19:53,522 --> 00:19:57,393 篤を公方様のお側に置くは➡ 183 00:19:57,393 --> 00:20:01,864 跡継ぎは一橋慶喜様にと ご推挙下さいますよう➡ 184 00:20:01,864 --> 00:20:06,735 じきじきに働きかけるため。 (斉昭の笑い声) 185 00:20:06,735 --> 00:20:12,208 うん 御一同の考え よう分かった。 186 00:20:12,208 --> 00:20:17,079 太平に安んじる この国は 異国から見れば赤子のようなもの。 187 00:20:17,079 --> 00:20:19,882 たちまちに のみ込まれてしまいまする。 188 00:20:19,882 --> 00:20:24,220 すべからく 一橋様を先頭に 立ち上がらねば。➡ 189 00:20:24,220 --> 00:20:28,891 この思い 御賛同頂けるという事で よろしいかな? 190 00:20:28,891 --> 00:20:35,231 (斉昭)いや 賛同も何も 我が子を次の将軍に推されて➡ 191 00:20:35,231 --> 00:20:40,569 異を唱える親が どこにあると申すのじゃ。 192 00:20:40,569 --> 00:20:43,869 水戸を挙げて尽力致そう。 193 00:20:46,242 --> 00:20:49,578 薩摩守様 これは めでたい! 194 00:20:49,578 --> 00:20:53,278 改めて 我ら同志 祝いと固めの杯を! 195 00:21:00,222 --> 00:21:04,927 よくもまあ めでたいなどと 勝手な事を申されますな。 196 00:21:04,927 --> 00:21:10,799 慶喜 無礼であろう。 皆 そなたのために こうして…。 197 00:21:10,799 --> 00:21:14,937 私のため? 誰が いつ 将軍になりたいなどと➡ 198 00:21:14,937 --> 00:21:19,608 申しましたか? 俺は 将軍になどなりたくない! 199 00:21:19,608 --> 00:21:22,511 そう申したはずだぞ 西郷! 200 00:21:22,511 --> 00:21:25,481 はっ。 201 00:21:25,481 --> 00:21:31,554 一橋様 お気持ちは 聞き及んでおりまする。 ですが➡ 202 00:21:31,554 --> 00:21:34,890 我らとしても ここで 引き下がる訳にはまいりません。 203 00:21:34,890 --> 00:21:37,560 日本国のため➡ 204 00:21:37,560 --> 00:21:43,432 一橋様には 将軍の座に おつき頂かねばならんのです。 205 00:21:43,432 --> 00:21:49,905 悪いが… 私は そなたらが 思うておるような人物ではない。 206 00:21:49,905 --> 00:21:54,777 メリケンやエゲレス そんな異国と 互角に渡り合うなど➡ 207 00:21:54,777 --> 00:21:58,247 考えただけでも逃げ出したくなる。 208 00:21:58,247 --> 00:22:00,916 それでようございます。 209 00:22:00,916 --> 00:22:04,587 メンツや見えに こだわっていては 何も変わりません。 210 00:22:04,587 --> 00:22:10,459 そう お考えあそばす一橋様にしか この難局は乗り切れません。 211 00:22:10,459 --> 00:22:15,759 我ら身命を賭して お仕え致しまする。 212 00:22:17,933 --> 00:22:22,271 将軍になれ 慶喜。 213 00:22:22,271 --> 00:22:26,571 この父の命が聞けぬと申すか! 214 00:22:28,143 --> 00:22:31,547 ここには どうやら まともな父親は➡ 215 00:22:31,547 --> 00:22:35,417 誰一人おらぬようじゃな。 何じゃと? 216 00:22:35,417 --> 00:22:38,887 幼子が死んだというのに➡ 217 00:22:38,887 --> 00:22:41,790 祝いの杯を交わしておる。 218 00:22:41,790 --> 00:22:46,762 篤姫とかいう娘の行く末も 思いやられる。 219 00:22:46,762 --> 00:22:51,900 何が日本国じゃ…。 俺は つきあいきれぬ! 220 00:22:51,900 --> 00:23:18,127 ♬~ 221 00:23:18,127 --> 00:23:20,427 ありがとよ。 へい。 222 00:23:22,264 --> 00:23:24,564 飲み直しじゃ。 223 00:23:37,546 --> 00:23:42,846 畏れながら お聞きしたかこっがございもす。 224 00:23:45,888 --> 00:23:49,224 公方様に お世継ぎができんちゅうとは➡ 225 00:23:49,224 --> 00:23:52,224 まことでございもすか? 226 00:24:00,836 --> 00:24:03,238 殿! 227 00:24:03,238 --> 00:24:05,908 殿! (うめき声) 228 00:24:05,908 --> 00:24:09,578 殿~! だいか! 229 00:24:09,578 --> 00:24:12,481 だいか 殿が! 殿! 230 00:24:12,481 --> 00:24:15,918 いったらいけもはんど 殿! 231 00:24:15,918 --> 00:24:18,821 おい だいか~! お~い! 232 00:24:18,821 --> 00:24:22,821 しっかりしてたもんせ 殿! 殿! 233 00:24:32,401 --> 00:24:36,872 (喜久)殿。 殿! 234 00:24:36,872 --> 00:24:48,884 ♬~ 235 00:24:48,884 --> 00:24:51,184 父上! 236 00:24:57,559 --> 00:25:02,431 父上に お預けした 私の命を使ってたもんせ…! 237 00:25:02,431 --> 00:25:09,731 <藩主 斉彬が倒れ 藩邸内には動揺が広がりました> 238 00:25:18,847 --> 00:25:23,786 南無不動明王 殿に降りかかっ 全ての邪をはらい➡ 239 00:25:23,786 --> 00:25:26,922 殿を お救いやったもんせ! 240 00:25:26,922 --> 00:25:31,760 不動明王 殿は 日の本になくてはならん御方。 241 00:25:31,760 --> 00:25:37,866 こん西郷吉之助の命に代え 殿を何とぞ お救いやったもんせ! 242 00:25:37,866 --> 00:25:43,739 (真言を唱える声) 243 00:25:43,739 --> 00:25:47,209 殿は 日の本に なくてはならん御方じゃ。 244 00:25:47,209 --> 00:25:49,878 (真言を唱える声) 245 00:25:49,878 --> 00:25:52,214 殿を お救いやったもんせ! 246 00:25:52,214 --> 00:25:54,149 お願い致しもす。 247 00:25:54,149 --> 00:25:59,449 <斉彬は すんでのところで 一命を取り留めました> 248 00:26:01,557 --> 00:26:04,226 うっ…。 駄目だ。 249 00:26:04,226 --> 00:26:09,097 あ… 見つからんのう。 お由羅の仕業なら➡ 250 00:26:09,097 --> 00:26:13,902 呪いの痕跡があっはずじゃ。 おお 吉之助。 吉之助! 251 00:26:13,902 --> 00:26:17,773 こげなお家の一大事に ないをしよっとか。 探せ! 252 00:26:17,773 --> 00:26:20,242 [ 回想 ] 虎寿丸様! 253 00:26:20,242 --> 00:26:22,578 (篤姫)虎寿丸様!? 虎寿丸様! 254 00:26:22,578 --> 00:26:25,480 しっかりしてたもんせ 殿! 255 00:26:25,480 --> 00:26:51,206 ♬~ 256 00:26:51,206 --> 00:26:58,506 <斉彬は 周囲の心配をよそに 再び働き始めました> 257 00:27:03,785 --> 00:27:09,892 殿 お願いがございもす。 何じゃ? 258 00:27:09,892 --> 00:27:14,763 毒が盛られちょっかもしれもはん。 疑いが晴れるまで➡ 259 00:27:14,763 --> 00:27:19,234 そんお食事には お手をつけんよう お願い致しもす。 260 00:27:19,234 --> 00:27:25,234 (山田)殿。 毒ならば 何者の仕業か必ずや突き止めもす。 261 00:27:45,861 --> 00:27:48,161 ありがとうございました。 262 00:27:50,198 --> 00:27:53,035 (ふき)西郷さぁ! 今日は お一人ですか? 263 00:27:53,035 --> 00:27:55,537 さあさあ どうぞ。 ふきどん あんお医者様は➡ 264 00:27:55,537 --> 00:27:58,440 来ちょらんどかい? は? あん 若か越前の。 265 00:27:58,440 --> 00:28:02,044 ああ 奥で女子衆を診てます。 266 00:28:02,044 --> 00:28:05,080 みんな 頭が痛いとか 腰が痛いとか。 267 00:28:05,080 --> 00:28:07,916 さ… 西郷さぁ? いらっしゃいませ。 268 00:28:07,916 --> 00:28:11,553 はいはい みんな 先生は お忙しいんだよ。➡ 269 00:28:11,553 --> 00:28:13,889 はい みんな 商売 商売。 270 00:28:13,889 --> 00:28:16,224 ≪(左内) また今度ゆっくり診ますから。 271 00:28:16,224 --> 00:28:19,524 はい 戻って戻って。 え~! 272 00:28:22,097 --> 00:28:25,901 ヒー様 盗み聞きなんて お里が知れますよ。 273 00:28:25,901 --> 00:28:29,237 いいんだよ。 いつもは こっちが聞かれてるんだ。 274 00:28:29,237 --> 00:28:31,840 でも 西郷さぁは 先生に大事なお話があるって。 275 00:28:31,840 --> 00:28:34,540 静かにせい。 276 00:28:37,512 --> 00:28:41,850 そうですか。 薩摩守様は 3日間も眠り続けて…。 277 00:28:41,850 --> 00:28:46,550 お付きの医師たちは 原因が分からんち申しちょいもす。 278 00:28:48,190 --> 00:28:52,060 やっぱい 毒が盛られちょっじゃ なかかち…。 279 00:28:52,060 --> 00:28:54,062 (戸が開く音) 280 00:28:54,062 --> 00:28:56,064 一橋様! ヒー様。 281 00:28:56,064 --> 00:28:58,533 聞き捨てならぬ。 282 00:28:58,533 --> 00:29:02,233 俺も危うく 毒を食うところだったのか。 283 00:29:04,206 --> 00:29:08,076 だから嫌だと言ったのだ。 うかつに目立てば➡ 284 00:29:08,076 --> 00:29:12,080 こうやって 毒を盛られて寿命を縮める。 285 00:29:12,080 --> 00:29:17,753 政なんてな 命知らずの物好きなやつらに➡ 286 00:29:17,753 --> 00:29:21,053 任せておけばよいのだ! くそっ。 287 00:29:28,897 --> 00:29:33,197 西郷殿 それで? はっ。 288 00:29:40,509 --> 00:29:43,178 それは まさか…。 289 00:29:43,178 --> 00:29:47,049 殿の御膳から拝借してきもした。 290 00:29:47,049 --> 00:29:49,851 おいは 今 だいも信じちょいもはん。 291 00:29:49,851 --> 00:29:53,522 たとえ藩医であろうとも。 292 00:29:53,522 --> 00:29:57,859 橋本殿 恥を忍んで お願いしもす。 293 00:29:57,859 --> 00:30:01,859 毒が盛られちょっかどうか 調べて頂けもはんか。 294 00:30:08,503 --> 00:30:12,803 そいは ないを? 見ていて下さい。 295 00:30:22,084 --> 00:30:26,384 やはり 砒素です。 砒素か! 296 00:30:28,223 --> 00:30:31,126 鉱物である砒素は銀に反応します。 297 00:30:31,126 --> 00:30:35,564 無味無臭の上 色もないため 混入されても分かりません。 298 00:30:35,564 --> 00:30:39,234 やっぱい 毒じゃったか! 299 00:30:39,234 --> 00:30:46,908 つまり 毒味をされたあとに 屋敷の何者かが… という事か。 300 00:30:46,908 --> 00:30:49,811 砒素は 僅かでは症状は出にくい。 301 00:30:49,811 --> 00:30:54,583 恐らく日々の食事に 少しずつ盛られていたのでしょう。 302 00:30:54,583 --> 00:30:58,086 そいなら 虎寿丸様も…!? 303 00:30:58,086 --> 00:31:02,424 十分考えられます。 たとえ僅かでも幼子では命取りに。 304 00:31:02,424 --> 00:31:07,262 なんちな! (左内)問題は 誰の仕業か➡ 305 00:31:07,262 --> 00:31:09,962 という事ですね。 306 00:31:19,608 --> 00:31:22,277 うあっ! な… 何じゃ!? 307 00:31:22,277 --> 00:31:24,946 (しゃっくり) 308 00:31:24,946 --> 00:31:28,283 部屋を間違えもした。 309 00:31:28,283 --> 00:31:30,619 驚かせるな 酔っ払いが。 310 00:31:30,619 --> 00:31:34,489 ちょっと待て そなた 酒のにおいがせぬが…。 311 00:31:34,489 --> 00:31:36,892 うわっ…! 312 00:31:36,892 --> 00:31:38,892 橋本殿! 313 00:31:40,562 --> 00:31:45,901 西郷 行け! そん言葉 薩摩の者じゃな? 314 00:31:45,901 --> 00:31:48,201 何者じゃ!? 西郷殿! 315 00:31:49,771 --> 00:31:52,774 だいの手先じゃ!? 316 00:31:52,774 --> 00:31:58,246 まさか 大殿様と お由羅の方様の…!? 317 00:31:58,246 --> 00:32:00,582 あっ あ~っ…! 318 00:32:00,582 --> 00:32:02,517 (悲鳴) 319 00:32:02,517 --> 00:32:05,517 橋本殿! 橋本殿! 320 00:32:08,456 --> 00:32:10,592 (悲鳴) 321 00:32:10,592 --> 00:32:13,495 腕が! 腕が! いいから あの男を早く! 322 00:32:13,495 --> 00:32:15,463 頼みもす! 323 00:32:15,463 --> 00:32:17,463 (悲鳴) 324 00:32:26,608 --> 00:32:28,908 わいが~! 325 00:32:30,946 --> 00:32:32,946 うわっ! 326 00:32:36,551 --> 00:32:38,887 しもた…。 327 00:32:38,887 --> 00:32:41,223 西郷様! 328 00:32:41,223 --> 00:32:44,523 大丈夫 戻っちょけ。 329 00:32:46,895 --> 00:32:50,195 本丸に乗り込んど。 330 00:32:53,235 --> 00:32:58,907 あ~っ! おいは会うて下さるまで ここに居座りもんで! 331 00:32:58,907 --> 00:33:03,607 大殿様! 大殿様~! 332 00:33:21,596 --> 00:33:25,467 西郷! 入れ。 333 00:33:25,467 --> 00:33:29,467 大殿様が お会いになっとの事じゃ。 334 00:33:43,551 --> 00:33:48,890 (斉興)西郷吉之助 面を上げよ。 335 00:33:48,890 --> 00:33:51,590 はっ。 336 00:33:53,561 --> 00:33:59,234 (鳴き声) お前が 西郷か。 337 00:33:59,234 --> 00:34:01,903 はい。 338 00:34:01,903 --> 00:34:05,774 そなたが いつ来るか いつ来るかと➡ 339 00:34:05,774 --> 00:34:10,074 大殿様と話しておったところじゃ。 340 00:34:12,547 --> 00:34:16,918 畏れながら お聞きしたかこっがございもす。 341 00:34:16,918 --> 00:34:20,789 まあまあまあ 西郷 話は後じゃ。 342 00:34:20,789 --> 00:34:24,592 苦しゅうない これへ。 343 00:34:24,592 --> 00:34:26,792 はっ。 344 00:34:44,079 --> 00:34:48,216 薩摩の菓子じゃ。 345 00:34:48,216 --> 00:34:54,556 お前の働きは 余のところまでも よう聞こえてきちょっど。 346 00:34:54,556 --> 00:34:59,894 そん褒美ち思い 遠慮なく受け取れ。 347 00:34:59,894 --> 00:35:02,094 さあ。 348 00:35:09,237 --> 00:35:11,537 あいがとさげもす。 349 00:35:15,910 --> 00:35:18,210 食え。 350 00:35:24,586 --> 00:35:26,886 (由羅)どうした? 351 00:35:28,456 --> 00:35:36,197 せっかく大殿様から賜った菓子を 食わぬと申すか? 352 00:35:36,197 --> 00:35:42,537 それとも 食えぬ理由でもあるのか? 353 00:35:42,537 --> 00:35:52,547 ♬~ 354 00:35:52,547 --> 00:35:59,220 お前 わしらが そん菓子に毒を盛ったち➡ 355 00:35:59,220 --> 00:36:07,896 疑っちょっとか? 毒? 毒ですと!? 356 00:36:07,896 --> 00:36:12,233 まあ なんと恐ろしい事! 357 00:36:12,233 --> 00:36:18,106 そげな事は…。 (斉興)なら ないごて食わん? 358 00:36:18,106 --> 00:36:23,578 お前が 何やら お由羅を疑って 嗅ぎ回っちょっとは➡ 359 00:36:23,578 --> 00:36:26,878 筒抜けに分かっちょっ! 360 00:36:29,250 --> 00:36:32,153 それを確かめたくて➡ 361 00:36:32,153 --> 00:36:35,857 うれしそうに来たんでしょう? 362 00:36:35,857 --> 00:36:42,530 畏れながら 斉彬様の召し上がるもんから➡ 363 00:36:42,530 --> 00:36:47,830 毒が見つかりもした。 だいの仕業でございもんそか。 364 00:36:51,539 --> 00:36:53,839 私だと? 365 00:36:56,411 --> 00:37:00,215 まあ… 怖い目! 366 00:37:00,215 --> 00:37:07,215 大殿様 お聞きになりましたか? 確かに聞いた。 367 00:37:08,890 --> 00:37:14,562 そなた 私を疑うからには➡ 368 00:37:14,562 --> 00:37:20,562 私の仕業だという証拠の一つでも あるのであろうな? 369 00:37:23,571 --> 00:37:31,571 証拠は そいはございもはん。 ございもはんどん…。 370 00:37:53,535 --> 00:37:57,205 証拠など あるはずがない。 371 00:37:57,205 --> 00:38:05,505 当然じゃ。 我らは 毒など盛っておらぬゆえな! 372 00:38:12,220 --> 00:38:17,892 確かに わしは 今でん 斉彬が憎か。 373 00:38:17,892 --> 00:38:23,231 憎くて たまらん! じゃがな➡ 374 00:38:23,231 --> 00:38:27,902 あいつを憎んじょっとは わしだけではなか。 375 00:38:27,902 --> 00:38:32,173 ほかに山ほどおっど! 376 00:38:32,173 --> 00:38:42,517 卑しき身の分際で 何の証拠もなく こい以上 わしらを疑うならば➡ 377 00:38:42,517 --> 00:38:47,188 こちらとて容赦はせん! 378 00:38:47,188 --> 00:38:55,488 (由羅)そうなれば 斉彬様とて 無事では済みますまい。 379 00:38:58,199 --> 00:39:02,070 よ~く覚えておきなさい。 380 00:39:02,070 --> 00:39:08,209 (笑い声) 381 00:39:08,209 --> 00:39:11,879 (笑い声) 382 00:39:11,879 --> 00:39:16,217 二度と そん顔を見せんな! 383 00:39:16,217 --> 00:39:20,917 (笑い声) 384 00:39:25,226 --> 00:39:28,896 おお~ 回ったか! (一同)はっ。 385 00:39:28,896 --> 00:39:34,168 このシリンダというやつが やっかいだったんだろ? 386 00:39:34,168 --> 00:39:36,838 (笑い声) 387 00:39:36,838 --> 00:39:42,176 よ~し あとは いつ実用化できるかだな。 388 00:39:42,176 --> 00:39:45,847 どれぐらいかかる? あと半年は…。 389 00:39:45,847 --> 00:39:49,183 西郷吉之助 まかり越しもした。 390 00:39:49,183 --> 00:39:52,086 あとは鉄だな。 391 00:39:52,086 --> 00:39:56,057 (山田) 殿 こんなに一度になさっては お体に障ります。➡ 392 00:39:56,057 --> 00:39:58,860 医者は まだ安静にと! 393 00:39:58,860 --> 00:40:01,529 西郷。 394 00:40:01,529 --> 00:40:05,400 高輪の父のもとへ 行っておったそうじゃのう。 395 00:40:05,400 --> 00:40:10,400 はっ。 大殿様から お呼び出しがございもしたで。 396 00:40:16,544 --> 00:40:21,544 皆 ご苦労であった。 下がってよい。 (一同)はっ。 397 00:40:25,219 --> 00:40:27,519 はっ。 398 00:40:39,567 --> 00:40:41,903 この大バカ者! 399 00:40:41,903 --> 00:40:45,773 この大事な時に お前は何をしておるのじゃ!? 400 00:40:45,773 --> 00:40:48,776 殿のお命を狙っちょ者を➡ 401 00:40:48,776 --> 00:40:51,245 一刻もはよ探索せねばち…。 402 00:40:51,245 --> 00:40:55,116 そんなくだらぬ事のために お前を召し上げたのではない! 403 00:40:55,116 --> 00:40:59,120 確かに… 確かに毒が 盛られちょったとでございもす! 404 00:40:59,120 --> 00:41:05,259 殿のお命が 何より大事でござ…。 つまらん つまらん つまら~ん! 405 00:41:05,259 --> 00:41:11,132 時がないのが分からんのか。 わしは 命など惜しゅうはない。 406 00:41:11,132 --> 00:41:15,432 命に代えても やらねばならぬ事があるのだ! 407 00:41:18,606 --> 00:41:22,477 この国を変える。 408 00:41:22,477 --> 00:41:25,480 この国を強うする。 409 00:41:25,480 --> 00:41:29,780 殿! 殿…。 410 00:41:32,153 --> 00:41:37,558 わしが なぜ お前を側に置くか分かるか? 411 00:41:37,558 --> 00:41:44,232 わしも お前と同じ 大バカ者だからだ。 412 00:41:44,232 --> 00:41:49,570 民のために命を捨てられる。 そうだろう? 413 00:41:49,570 --> 00:41:54,870 おいの命は…。 414 00:42:00,581 --> 00:42:07,455 民のための国を そんな国をつくりたい。 415 00:42:07,455 --> 00:42:12,155 のう… のう 西郷。 416 00:42:14,128 --> 00:42:16,597 殿…。 417 00:42:16,597 --> 00:42:20,268 <今宵は ここらでよかろかい。➡ 418 00:42:20,268 --> 00:42:24,568 西郷どん チェスト 気張れ> 419 00:42:33,548 --> 00:42:39,887 そうか。 薩摩守殿は持ち直したか。 420 00:42:39,887 --> 00:42:44,759 (長野)はっ。 しかしながら 薩摩守殿には 敵が多く➡ 421 00:42:44,759 --> 00:42:48,229 方々から命を狙われております。 うん。 422 00:42:48,229 --> 00:42:53,100 更に申し上げます。 一橋公は品川宿に入り浸り➡ 423 00:42:53,100 --> 00:42:58,239 日がな一日 女の絵を描いております。 424 00:42:58,239 --> 00:43:04,239 政を嫌い 将軍になる気は なさそうにございます。 425 00:43:05,913 --> 00:43:08,213 ほう。 426 00:43:11,586 --> 00:43:14,488 ♬「カライモ イブスキ サクラジマ」 427 00:43:14,488 --> 00:43:17,925 えい! うっ…。 強うおなりあそばせ。 428 00:43:17,925 --> 00:43:21,596 どげな事があろうとも 御台所に なりたかとでございもすか? 429 00:43:21,596 --> 00:43:24,265 そなたの まことの役目は…。 (幾島)恐ろしく。 430 00:43:24,265 --> 00:43:26,601 運の強い。 死なない姫は どれじゃ? 431 00:43:26,601 --> 00:43:28,536 篤姫様! 432 00:43:28,536 --> 00:43:31,336 一緒に逃げておくれ。 篤姫様。 433 00:43:35,877 --> 00:43:39,547 行楽地として人気を博した この地に➡ 434 00:43:39,547 --> 00:43:45,219 吉之助にゆかりのある 目黒不動尊 瀧泉寺があります。 435 00:43:45,219 --> 00:43:49,557 江戸時代には 徳川将軍家から庇護を受け➡ 436 00:43:49,557 --> 00:43:52,894 その伽藍は 目黒御殿と称されるほど➡ 437 00:43:52,894 --> 00:43:56,564 華麗を極めました。 438 00:43:56,564 --> 00:44:01,903 目黒は 日帰りで行き来できる 距離であった事から➡ 439 00:44:01,903 --> 00:44:06,240 多くの人が訪れ 門前は 立ち並ぶ店で➡ 440 00:44:06,240 --> 00:44:09,940 にぎわいを見せたといいます。 441 00:44:11,579 --> 00:44:14,279 境内にある… 442 00:44:16,450 --> 00:44:21,150 古くから水ごりの道場として 利用されていました。 443 00:44:23,925 --> 00:44:29,597 嘉永7年 吉之助は 病に倒れた島津斉彬の回復を➡ 444 00:44:29,597 --> 00:44:33,467 ここで祈願したと伝わっています。 445 00:44:33,467 --> 00:44:37,405 その後 斉彬は無事に回復。 446 00:44:37,405 --> 00:44:41,876 以降も 吉之助は目黒不動尊を信仰し➡ 447 00:44:41,876 --> 00:44:47,548 明治に入ったあとも 祈願に訪れたといいます。 448 00:44:47,548 --> 00:44:51,886 吉之助が心を寄せた 目黒不動尊は➡ 449 00:44:51,886 --> 00:44:56,586 今も 多くの人の信仰を集めています。 450 00:45:33,494 --> 00:45:36,897 (鳥の鳴き声) 451 00:45:36,897 --> 00:45:42,236 ♬~ 452 00:45:42,236 --> 00:45:44,271 (おちか おたえ)うわっ。 453 00:45:44,271 --> 00:45:47,108 (信兵衛)ん? あ~ すまん すまん。 454 00:45:47,108 --> 00:45:49,577 すまん すまん。 すまん。 455 00:45:49,577 --> 00:45:51,912 (おたえ)ちょっと 旦那! ん? 456 00:45:51,912 --> 00:45:56,250 そんな ゴシゴシ洗ったら おむつ 穴開いちゃいますよ。 457 00:45:56,250 --> 00:45:58,185 え? (おたえ)ねえ!