1 00:00:33,799 --> 00:01:05,230 ♬~(歌声) 2 00:01:05,230 --> 00:01:09,230 (島の言葉で) 3 00:01:29,922 --> 00:02:19,571 ♬~ 4 00:02:19,571 --> 00:02:23,242 ♬~ 5 00:02:23,242 --> 00:03:12,558 ♬~ 6 00:03:12,558 --> 00:03:28,907 ♬~ 7 00:03:28,907 --> 00:04:48,907 ♬~ 8 00:04:50,856 --> 00:04:57,196 <幕府に追い詰められた吉之助は 藩からも見放され➡ 9 00:04:57,196 --> 00:05:02,868 ついに 月照と共に 海に身を投げました。➡ 10 00:05:02,868 --> 00:05:08,540 冷たい海から救い出された 吉之助は➡ 11 00:05:08,540 --> 00:05:13,240 奇跡的に蘇生しました> 12 00:05:15,881 --> 00:05:19,751 (琴)兄さぁ 兄さぁ!➡ 13 00:05:19,751 --> 00:05:25,451 目を覚ましてくいやんせ! 兄さぁ! 14 00:05:27,226 --> 00:05:30,896 (琴)兄さぁ? 兄さぁが気が付きもした! 15 00:05:30,896 --> 00:05:34,196 (正助)吉之助さぁ! (吉二郎)兄さぁ! 16 00:05:36,702 --> 00:05:42,341 (吉之助)こ… こ… ここは? (俊斎)吉之助さぁの家じゃ! 17 00:05:42,341 --> 00:05:47,179 (大山)おはんは 三日三晩 寝たまんまじゃった! 18 00:05:47,179 --> 00:05:51,516 (熊吉)若さぁ よう目を開けて下さった。 19 00:05:51,516 --> 00:05:54,419 おいは…? 20 00:05:54,419 --> 00:05:59,191 (新八)海に落ちちょったとを 正助さぁが すぐに見つけて。 21 00:05:59,191 --> 00:06:03,862 月照様…!? 22 00:06:03,862 --> 00:06:06,765 (琴)まだ起きたらいけもはん。 23 00:06:06,765 --> 00:06:12,871 げ… 月照様 ど… どこに? 24 00:06:12,871 --> 00:06:18,871 月照様は… もうおらん。 25 00:06:23,515 --> 00:06:28,515 助かったのは 吉之助さぁだけじゃ。 26 00:06:31,823 --> 00:06:35,123 ない… ごて…。 27 00:06:37,696 --> 00:06:41,996 ないごて 助けた? 28 00:06:44,403 --> 00:06:50,703 ないごて 死なせてくれんかった…! 29 00:06:52,844 --> 00:06:58,183 <幕府の目を欺くため 菊池源吾と名を変え➡ 30 00:06:58,183 --> 00:07:06,058 薩摩から遠く離れた島に 幽閉される事になったのです。➡ 31 00:07:06,058 --> 00:07:09,194 ここ 奄美大島は➡ 32 00:07:09,194 --> 00:07:12,097 もともと琉球に 属していましたが➡ 33 00:07:12,097 --> 00:07:17,069 徳川家康が幕府を開いた頃 薩摩が制圧し➡ 34 00:07:17,069 --> 00:07:22,741 以来 薩摩藩の支配下に 置かれていました。➡ 35 00:07:22,741 --> 00:07:29,214 島に住む人々 シマンチュは 砂糖を年貢として➡ 36 00:07:29,214 --> 00:07:33,485 薩摩に納める事が 課せられていました> 37 00:07:33,485 --> 00:07:36,785 (荒い息遣い) 38 00:07:44,830 --> 00:07:49,167 <砂糖は 刈り取ったサトウキビを搾り➡ 39 00:07:49,167 --> 00:07:52,838 その汁を煮詰めて作ります。➡ 40 00:07:52,838 --> 00:07:56,174 しかし そうして出来る砂糖の量は➡ 41 00:07:56,174 --> 00:08:00,512 元のサトウキビの 僅か100分の1。➡ 42 00:08:00,512 --> 00:08:07,853 島の人々は 薩摩から要求される 重たい年貢に苦しんでいました> 43 00:08:07,853 --> 00:08:09,788 (腹が鳴る音) 44 00:08:09,788 --> 00:08:11,788 (鳴き声) 45 00:08:16,862 --> 00:08:19,162 (こむるめ)タケ! 46 00:08:23,535 --> 00:08:25,835 (こむるめ) すみよらん すみよらん! 47 00:08:49,494 --> 00:08:52,794 (とぅま)タケ 泣くな。 48 00:08:55,167 --> 00:09:01,506 ♬「アラヘイヤ サリコノヨ ヨホイヤ」 49 00:09:01,506 --> 00:09:05,177 (2人)♬「アラヘイヨーホー」 50 00:09:05,177 --> 00:09:12,050 ♬「ハレ長月ぬてぃだやヨー」 51 00:09:12,050 --> 00:09:20,192 ♬「ハレゆぬくりどぅまちゅり ヨホイヤ」 52 00:09:20,192 --> 00:09:28,533 ♬「アラヘイヨーホー アラヘイヤ サリコノヨ」 53 00:09:28,533 --> 00:09:34,806 <吉之助は 龍 佐民の 屋敷近くにある離れを➡ 54 00:09:34,806 --> 00:09:39,106 その住みかとして 与えられていました> 55 00:10:03,835 --> 00:10:07,706 おはんは 死んだらいかん。 56 00:10:07,706 --> 00:10:11,706 天が おはんを生かしたとじゃ。 57 00:10:16,848 --> 00:10:19,518 じゃっで…➡ 58 00:10:19,518 --> 00:10:24,518 生きてくいやい! 吉之助さぁ! 59 00:10:30,529 --> 00:10:33,229 嘘じゃ…! 60 00:10:36,868 --> 00:10:43,742 天が おいを生かしたち? 嘘じゃ。 61 00:10:43,742 --> 00:10:49,447 (大声で)嘘じゃ~! 嘘じゃっどが~! 62 00:10:49,447 --> 00:10:54,747 ないが天じゃ… ないが天じゃ~! 63 00:10:56,555 --> 00:11:02,255 くそが~! 嘘じゃ! 嘘じゃ~! 64 00:11:06,898 --> 00:11:10,235 答えんか~! 65 00:11:10,235 --> 00:11:15,235 おいに生きる値打ちなど なか~! 66 00:11:33,458 --> 00:11:37,696 <ケンムンとは 時々 シマンチュに悪さをする➡ 67 00:11:37,696 --> 00:11:40,196 もののけの事です> 68 00:11:59,084 --> 00:12:01,384 (子どもたち)わあ~! 69 00:12:07,559 --> 00:12:18,859 ♬~ 70 00:13:07,552 --> 00:13:09,487 うん。 71 00:13:09,487 --> 00:13:13,425 <アンゴとは 薩摩の侍が島にいる間だけ➡ 72 00:13:13,425 --> 00:13:16,425 妻になる女性の事> 73 00:13:21,566 --> 00:13:23,566 なあ? 74 00:14:27,365 --> 00:14:29,865 とぅま。 75 00:14:52,524 --> 00:14:57,195 [ 回想 ] 助かったのは 吉之助さぁだけじゃ。 76 00:14:57,195 --> 00:15:03,067 ないごて 死なせてくれんかった…! 77 00:15:03,067 --> 00:15:07,367 生きてくいやい! 吉之助さぁ! 78 00:16:09,534 --> 00:16:12,834 ごはん作り 来ました。 79 00:16:37,495 --> 00:16:40,795 そん手は 何じゃ? 80 00:16:47,505 --> 00:16:51,843 女子の身で入れ墨をしちょっち➡ 81 00:16:51,843 --> 00:16:55,543 わいは 盗人か? 82 00:17:05,857 --> 00:17:11,857 そげな入れ墨の手で作ったもんが 食えっか。 83 00:17:45,830 --> 00:17:49,130 おいのこつは ほっちょけ。 84 00:18:02,847 --> 00:18:04,847 う~! 85 00:18:07,719 --> 00:18:09,719 う~! 86 00:18:33,478 --> 00:18:39,150 <砂糖船と呼ばれる 薩摩からの船がやって来ました。➡ 87 00:18:39,150 --> 00:18:46,024 島で精製した砂糖のほとんどは 薩摩藩に召し上げられました。➡ 88 00:18:46,024 --> 00:18:52,697 島には貨幣はなく 砂糖で 米や日用品と交換するのです。➡ 89 00:18:52,697 --> 00:18:57,835 しかし その交換の歩合は かなり不当で➡ 90 00:18:57,835 --> 00:19:03,835 シマンチュの暮らしは 薩摩藩の 意のままとなっていました> 91 00:19:08,846 --> 00:19:16,587 こいでは 我が藩の定めちょっ 斤目には足らんとではなかか?➡ 92 00:19:16,587 --> 00:19:19,490 わいも そう思わんか? 木場。 93 00:19:19,490 --> 00:19:21,790 はっ…。 94 00:19:25,396 --> 00:19:27,532 富堅! 95 00:19:27,532 --> 00:19:32,136 ご無礼つかまつりょうた。 96 00:19:32,136 --> 00:19:37,008 しかしながら 今年は何度も嵐に見舞われ➡ 97 00:19:37,008 --> 00:19:42,146 島のサトウキビがやられたんを お代官様だれば➡ 98 00:19:42,146 --> 00:19:45,483 よくご存じではないかと。➡ 99 00:19:45,483 --> 00:19:49,353 島の者が食べるもんも 同じでございます。 100 00:19:49,353 --> 00:19:52,824 皆 飢え苦しんでたまらん。 101 00:19:52,824 --> 00:19:56,694 どうか お慈悲を賜りたく。 102 00:19:56,694 --> 00:20:03,468 うむ そうか。 じゃったら もう ほかの作物は作んな。 103 00:20:03,468 --> 00:20:07,168 全てサトウキビ畑にせえ! 104 00:20:09,373 --> 00:20:13,845 では 我々は➡ 105 00:20:13,845 --> 00:20:17,181 何を食べれば よろしいのでしょうか? 106 00:20:17,181 --> 00:20:20,852 海があっどが。 魚をとって食えばよか。 107 00:20:20,852 --> 00:20:26,152 畑は全てサトウキビにして 藩に納めろ! 108 00:20:28,192 --> 00:20:30,528 兄ぃ… 兄ぃ! 109 00:20:30,528 --> 00:20:41,539 ♬~ 110 00:20:41,539 --> 00:20:44,208 タケ! 小僧。 111 00:20:44,208 --> 00:20:46,144 (タケ)あっ! 112 00:20:46,144 --> 00:20:49,444 逃がすな! こら! こら! 113 00:20:54,552 --> 00:20:59,223 今 砂糖をなめちょったどが! 114 00:20:59,223 --> 00:21:02,223 嘘をつくな! 115 00:21:04,562 --> 00:21:06,862 (タケ)おっかん! 116 00:21:09,901 --> 00:21:12,570 ならん! 117 00:21:12,570 --> 00:21:18,242 よかか 島の砂糖は 皆 薩摩んもんじゃ! 118 00:21:18,242 --> 00:21:24,582 そいを盗み食うのは 薩摩のお殿様のもんを➡ 119 00:21:24,582 --> 00:21:27,485 盗み取るのと同じこっじゃ! 120 00:21:27,485 --> 00:21:31,455 そいが いかに重たか罪か➡ 121 00:21:31,455 --> 00:21:34,859 ここにおる者たちにも 思い知らせてやれ! 122 00:21:34,859 --> 00:21:38,529 田中様 一度 代官所に引っ立て 申し開きを聞いてからでん➡ 123 00:21:38,529 --> 00:21:42,867 よかとじゃごわはんか。 砂糖をなめた小僧も➡ 124 00:21:42,867 --> 00:21:47,738 そん母親も同罪じゃ! 2人そろうて打ち据えろ! 125 00:21:47,738 --> 00:21:50,208 こんくぁ どうか! どうか…! (とぅま)やめてくれれ! 126 00:21:50,208 --> 00:21:53,878 やめっ。 (富堅)とぅま! 127 00:21:53,878 --> 00:21:58,216 とぅま! とぅま~! 128 00:21:58,216 --> 00:22:00,216 うっ! 129 00:22:03,087 --> 00:22:07,892 何じゃ わいは? やるなら おいをやれ。 130 00:22:07,892 --> 00:22:11,229 ないを言うちょっ? 131 00:22:11,229 --> 00:22:13,898 おいを殴れち言うちょっどじゃ! 132 00:22:13,898 --> 00:22:16,598 あっ! (投げ飛ばす音) 133 00:22:18,236 --> 00:22:21,536 何をすっとじゃ!? (田中)やめ~い! 134 00:22:24,108 --> 00:22:27,578 こん流人風情が! 135 00:22:27,578 --> 00:22:32,578 こげなこつして ただで済むち思うな! 136 00:22:34,385 --> 00:22:40,524 わしに刃向かうのは 薩摩に刃向かうのと同じじゃ! 137 00:22:40,524 --> 00:22:43,427 薩摩…。 138 00:22:43,427 --> 00:22:46,864 (田中)そうじゃ。➡ 139 00:22:46,864 --> 00:22:52,737 お殿様より お役目を頂戴しちょっ わしに…。 おい! 140 00:22:52,737 --> 00:22:56,207 ないをしちょっ!? やめい! 待て! 141 00:22:56,207 --> 00:23:01,879 菊池様! そこまでに! 悪いんは我々です。 142 00:23:01,879 --> 00:23:08,879 お代官様に もしもの事があれば 島ん者 全員が罰を受ける事に…。 143 00:23:44,188 --> 00:23:46,857 あげ~! 144 00:23:46,857 --> 00:23:48,857 あげ! 145 00:23:56,534 --> 00:23:58,534 とぅま。 146 00:24:01,405 --> 00:24:03,405 はい。 147 00:24:07,178 --> 00:24:09,880 ありがっさまりょうた。 148 00:24:09,880 --> 00:24:39,880 ♬~ 149 00:25:20,518 --> 00:25:22,818 待て。 150 00:25:25,423 --> 00:25:32,423 昨日の あん子どもは どげな悪かこつをしたとじゃ? 151 00:25:41,172 --> 00:25:43,472 ほかには? 152 00:25:55,719 --> 00:25:59,719 そげんバカなこっがあっか。 153 00:26:08,866 --> 00:26:12,566 知っても しかたなか。 154 00:26:18,209 --> 00:26:22,209 おいは 亡霊のようなもんじゃ。 155 00:27:05,523 --> 00:27:08,523 何じゃち…? 156 00:27:30,748 --> 00:27:34,685 わいに ないが分かっとじゃ! 157 00:27:34,685 --> 00:27:39,156 亡き殿は 一番に民のこつを思うて➡ 158 00:27:39,156 --> 00:27:44,156 国のために どれだけ尽くされたち 思っちょっとじゃ! 159 00:28:43,821 --> 00:28:46,121 (ユタ)とぅま。 160 00:29:04,208 --> 00:29:21,191 ♬~ 161 00:29:21,191 --> 00:29:23,191 (雷鳴) 162 00:29:32,469 --> 00:29:36,807 (木場)薩摩から こいが届いちょいもした。 163 00:29:36,807 --> 00:29:40,807 大事な知らせかち思い 急ぎ届けもした。 164 00:29:42,479 --> 00:29:44,779 では。 165 00:29:55,826 --> 00:29:59,697 <それは 正助からの文でした。➡ 166 00:29:59,697 --> 00:30:04,835 吉之助が島に流されたあと 大老 井伊直弼によって➡ 167 00:30:04,835 --> 00:30:08,505 家茂の将軍擁立に 反対した者たちの➡ 168 00:30:08,505 --> 00:30:12,843 多くが捕らえられ 厳しいお咎めを受けている事が➡ 169 00:30:12,843 --> 00:30:15,179 書かれていました> 170 00:30:15,179 --> 00:30:19,049 「橋本左内様は 最後の最後まで➡ 171 00:30:19,049 --> 00:30:23,520 きぜんと御公儀に 憂国の念を 訴え続けたそうでごわす。➡ 172 00:30:23,520 --> 00:30:29,193 こん国は 変わらねばならん 変わらねばならんち…」。 173 00:30:29,193 --> 00:30:43,207 ♬~ 174 00:30:43,207 --> 00:30:48,545 (左内)あとは頼みます。 175 00:30:48,545 --> 00:30:50,881 吉之助殿。 176 00:30:50,881 --> 00:30:54,881 (雷鳴) 177 00:30:57,554 --> 00:31:10,254 (泣き声) 178 00:31:14,571 --> 00:31:17,908 ないごてじゃ~! 179 00:31:17,908 --> 00:31:21,908 ないごて 左内どんまで…。 180 00:31:23,781 --> 00:31:27,918 殺せ… 殺せ! 181 00:31:27,918 --> 00:31:31,588 おいを殺さんか! 182 00:31:31,588 --> 00:31:44,588 ♬~ 183 00:32:03,887 --> 00:32:06,187 熱っ! 184 00:32:14,231 --> 00:32:19,570 (とぅま)あげ~! あげ~! 185 00:32:19,570 --> 00:32:22,270 (荒い息遣い) 186 00:32:32,850 --> 00:32:35,150 とぅま。 187 00:32:39,723 --> 00:32:42,023 (富堅)えっ? 188 00:33:49,860 --> 00:33:54,160 (荒い息遣い) 189 00:34:00,871 --> 00:34:05,742 (ユタ)この熱さわりごとあらば 天地まきあげ ほんぶまきあげ➡ 190 00:34:05,742 --> 00:34:09,042 ふきは返すど ふきはもどすど! 191 00:34:18,889 --> 00:34:20,889 う~っ! 192 00:34:31,234 --> 00:34:33,234 あ~っ! 193 00:35:01,865 --> 00:35:05,736 助かったのは 吉之助さぁだけじゃ。 194 00:35:05,736 --> 00:35:10,207 助かったのは 吉之助さぁだけじゃ…。 195 00:35:10,207 --> 00:35:12,507 おいは 亡霊のようなもんじゃ。 196 00:35:18,882 --> 00:35:21,882 おいに生きる値打ちなど なか~! 197 00:35:28,225 --> 00:35:33,925 ないごて 死なせてくれんかった…! 198 00:35:35,832 --> 00:35:40,832 どうか… どうか こん人を助けてくりしょり! 199 00:35:51,381 --> 00:36:02,381 ♬~ 200 00:37:02,853 --> 00:37:07,153 とぅまの作ったソテツのかゆです。 201 00:37:18,401 --> 00:37:27,077 夢ん中で あん娘の声を聞きもした。 202 00:37:27,077 --> 00:37:34,484 あの子の父親は くん島ぬ代官の不正ば訴えに➡ 203 00:37:34,484 --> 00:37:39,156 船 出して薩摩に行きようた。 204 00:37:39,156 --> 00:37:43,827 じゃが 帰ってこんかったち。 205 00:37:43,827 --> 00:37:49,499 薩摩の役人に 殺されたんかもしらん。 206 00:37:49,499 --> 00:37:54,838 それから 弟の子の あの兄妹を➡ 207 00:37:54,838 --> 00:37:58,708 ず~っと育ててきました。 208 00:37:58,708 --> 00:38:04,181 兄の富堅も 妹のとぅまも➡ 209 00:38:04,181 --> 00:38:08,852 ヤマトンチュば憎んでいます。 210 00:38:08,852 --> 00:38:16,526 そのとぅまが あなた様の首にしがみついて➡ 211 00:38:16,526 --> 00:38:21,226 ずっと祈ってました。 212 00:38:22,866 --> 00:38:29,539 こん人ば助けてくりしょりち。 213 00:38:29,539 --> 00:38:35,145 どうか あなたを➡ 214 00:38:35,145 --> 00:38:40,016 助けてくりしょりち…。 215 00:38:40,016 --> 00:40:03,166 ♬~ 216 00:40:03,166 --> 00:40:06,466 礼を言いもす。 217 00:40:08,505 --> 00:40:11,805 あいがとさげもした。 218 00:40:21,084 --> 00:40:24,384 おはんに頼みがある。 219 00:40:37,534 --> 00:40:41,834 とま… どん。 220 00:41:04,561 --> 00:41:07,464 心配せんでよか。 221 00:41:07,464 --> 00:41:11,901 そげな頼みじゃなか。 222 00:41:11,901 --> 00:41:14,901 じゃ…。 223 00:41:20,577 --> 00:41:23,913 おはんに言われたとおり➡ 224 00:41:23,913 --> 00:41:29,213 おいは こん島の事を ないも知らん。 225 00:41:31,721 --> 00:41:39,195 こん島の砂糖のおかげで 薩摩は 大藩ち言われるようになった。 226 00:41:39,195 --> 00:41:45,068 じゃっどん おいは こん島の人たちの暮らしも➡ 227 00:41:45,068 --> 00:41:49,839 砂糖のこつも まるで知らん。 228 00:41:49,839 --> 00:41:53,743 おはんらの苦労を 何一つ知らんまま➡ 229 00:41:53,743 --> 00:42:01,043 おいは 藩の金を 湯水のように使うてきた。 230 00:42:05,889 --> 00:42:10,889 とまどん 頼む。 231 00:42:13,563 --> 00:42:17,863 おいに こん島の事を教えてくいやんせ。 232 00:42:21,905 --> 00:42:24,407 頼みもす。 233 00:42:24,407 --> 00:42:33,907 ♬~ 234 00:42:44,727 --> 00:43:01,544 ♬~ 235 00:43:01,544 --> 00:43:05,215 <今宵は ここらでよかろかい。➡ 236 00:43:05,215 --> 00:43:11,888 西郷どん チェスト! 気張れ!> 237 00:43:11,888 --> 00:43:15,225 おいの妻になってくいやんせ。 許さんど! 238 00:43:15,225 --> 00:43:17,560 (木場)島の者たちに深入りしては いけもはん。 239 00:43:17,560 --> 00:43:21,431 嘘ち決まとっかな! (田中)刃向かう者に容赦はせんど。 240 00:43:21,431 --> 00:43:23,433 あ~っ! 241 00:43:23,433 --> 00:43:26,569 愛… 加那? 242 00:43:26,569 --> 00:43:31,869 おいを信じてくいやんせ。 菊池様は いつか薩摩に帰る人。 243 00:43:33,843 --> 00:43:37,714 鹿児島市から およそ400キロ南に位置する➡ 244 00:43:37,714 --> 00:43:40,183 奄美大島。 245 00:43:40,183 --> 00:43:44,521 ルリカケスをはじめ 貴重な動植物が生息する➡ 246 00:43:44,521 --> 00:43:49,392 自然豊かな亜熱帯の島です。 247 00:43:49,392 --> 00:43:53,530 江戸時代 薩摩藩の支配下にあった この島は➡ 248 00:43:53,530 --> 00:43:56,199 琉球の影響を強く受け➡ 249 00:43:56,199 --> 00:44:01,899 薩摩とは異なる文化が 築かれていました。 250 00:44:07,810 --> 00:44:11,748 奄美大島で古くから 歌い継がれている島唄は➡ 251 00:44:11,748 --> 00:44:18,221 暮らしの中から生まれ 祝い事や 集まりの席では欠かせません。 252 00:44:18,221 --> 00:44:25,094 安政6年 西郷は 現在の龍郷町に上陸します。 253 00:44:25,094 --> 00:44:29,832 この時 西郷が乗った舟を つなぎ止めた松が➡ 254 00:44:29,832 --> 00:44:34,132 かつて この地に残っていました。 255 00:44:35,705 --> 00:44:40,476 西郷は 海岸近くの空き家で 2か月を過ごした後➡ 256 00:44:40,476 --> 00:44:44,380 龍家の離れに移り住みます。 257 00:44:44,380 --> 00:44:48,518 絶望のふちに追いやられた 西郷は➡ 258 00:44:48,518 --> 00:44:53,218 この地で 再起を図る事となるのです。 259 00:45:33,796 --> 00:45:39,535 阿波へと旅立ち 行方をくらました 甲賀世阿弥の娘 千絵を救うため➡ 260 00:45:39,535 --> 00:45:43,206 お綱の助けを借りて 甲賀の屋敷に忍び込んだ➡ 261 00:45:43,206 --> 00:45:45,875 法月弦之丞だったが➡ 262 00:45:45,875 --> 00:45:49,212 屋敷に火をつけた 旅川周馬の手により➡ 263 00:45:49,212 --> 00:45:52,548 千絵は いずこかへと 連れ去られてしまう。➡ 264 00:45:52,548 --> 00:45:54,484 掏摸の見返りお綱は➡ 265 00:45:54,484 --> 00:45:57,220 運命の出会いと信じる 弦之丞と共に➡ 266 00:45:57,220 --> 00:45:59,155 阿波へ行く事を願うが➡