1 00:00:34,027 --> 00:00:35,963 (タンダ)ヤクーたちは昔から➡ 2 00:00:35,963 --> 00:00:38,865 目に見えない もう一つの世があると信じている。 3 00:00:38,865 --> 00:00:40,801 それが ナユグだ。 4 00:00:40,801 --> 00:00:43,103 ナユグの ある生き物が卵を産むと➡ 5 00:00:43,103 --> 00:00:45,038 ヤクーたちは考えてきた。 6 00:00:45,038 --> 00:00:47,274 (バルサ)チャグムには その精霊の卵が➡ 7 00:00:47,274 --> 00:00:49,209 産み付けられたっていうのか? 8 00:00:49,209 --> 00:00:51,945 (聖導師) その卵が かえらなければ➡ 9 00:00:51,945 --> 00:00:55,282 この地は大干ばつに見舞われます。 10 00:00:55,282 --> 00:00:57,217 (二ノ妃) 大干ばつ…。 11 00:00:57,217 --> 00:00:59,152 (ニナ)精霊の卵を狙って➡ 12 00:00:59,152 --> 00:01:01,154 卵食いのラルンガが➡ 13 00:01:01,154 --> 00:01:03,156 やって来るんだって。 14 00:01:03,156 --> 00:01:05,993 (シュガ)チャグム王子は 青池に向かうはずです。 15 00:01:05,993 --> 00:01:08,629 急いで下さい。 ラルンガに襲われる前に…。 16 00:01:08,629 --> 00:01:11,429 うわっ! ああ~っ! 17 00:01:17,638 --> 00:01:22,809 うわっ! ああっ! みんな 木に登れ! 早く! 18 00:01:22,809 --> 00:01:24,809 (チャグム)うわ~! 19 00:01:30,150 --> 00:03:23,150 ♬~ 20 00:03:24,798 --> 00:03:28,668 (咆哮) 21 00:03:28,668 --> 00:03:42,916 ♬~ 22 00:03:42,916 --> 00:03:45,418 チャグム。 23 00:03:45,418 --> 00:03:47,418 バルサ…。 24 00:03:49,289 --> 00:03:51,291 (トロガイ)ああ…。 25 00:03:51,291 --> 00:03:53,291 バルサ! 26 00:03:55,095 --> 00:03:57,030 (咆哮) 27 00:03:57,030 --> 00:04:07,808 ♬~ 28 00:04:07,808 --> 00:04:09,808 チャグム! 29 00:04:16,783 --> 00:04:18,783 チャグム! 30 00:04:22,956 --> 00:04:25,292 チャグムは? 何が起きた!? 31 00:04:25,292 --> 00:04:27,794 ニュンガ・ロ・イムの卵に 変化が起きたんだ。 32 00:04:27,794 --> 00:04:30,630 孵化する時が近いんだよ。 33 00:04:30,630 --> 00:04:33,233 それで卵は チャグムの体を➡ 34 00:04:33,233 --> 00:04:36,269 完全に自分の意思で 動かし始めたんだ。 35 00:04:36,269 --> 00:04:39,573 (モン)王子は どこへ行った!? 36 00:04:39,573 --> 00:04:41,608 (トロガイ)さあね…。 37 00:04:41,608 --> 00:04:44,744 あんたらは どこまで知ってるんだい? 38 00:04:44,744 --> 00:04:48,248 「青池で王子を待つように」と 言われただけだ。 39 00:04:48,248 --> 00:04:52,586 青池を知っているという事は➡ 40 00:04:52,586 --> 00:04:57,924 王宮に何かの記録が 残っているという事だね。➡ 41 00:04:57,924 --> 00:05:00,827 ラルンガの事は聞かなかったのかい? 42 00:05:00,827 --> 00:05:04,431 魔物が出るとは… あれが ラルンガか? 43 00:05:04,431 --> 00:05:12,606 その恐ろしさは そこの男が知っているはずだがね。 44 00:05:12,606 --> 00:05:16,109 やつは今 我々の仲間ではない! 45 00:05:16,109 --> 00:05:20,614 俺も帝の影として ここにいる。 帝が!? 46 00:05:20,614 --> 00:05:25,114 帝は 今でも チャグムを 消したがってるって事か? 47 00:05:30,123 --> 00:05:32,823 霧だ…。 48 00:05:34,394 --> 00:05:40,267 この匂いは シグ・サルアの花だ。 チャグムの匂いだ! 49 00:05:40,267 --> 00:05:45,572 この霧も卵を助けるために➡ 50 00:05:45,572 --> 00:05:50,076 ニュンガ・ロ・イムが たてているのかもしれないねえ。 51 00:05:50,076 --> 00:05:54,576 ラルンガに居所が 分からないようにするためだ。 52 00:05:57,417 --> 00:06:04,190 この霧は 山の上から下の方に流れてくる。 53 00:06:04,190 --> 00:06:09,596 チャグムが川に出るとしたら…➡ 54 00:06:09,596 --> 00:06:13,433 上流へ向かったのさ。 55 00:06:13,433 --> 00:06:15,368 バルサ! 56 00:06:15,368 --> 00:06:17,304 ジン! 57 00:06:17,304 --> 00:06:37,757 ♬~ 58 00:06:37,757 --> 00:06:40,527 バルサ。 59 00:06:40,527 --> 00:06:43,229 霧が消えた。 ああ。 60 00:06:43,229 --> 00:06:45,229 チャグムは どこだ? 61 00:06:59,245 --> 00:07:03,083 霧が消えたのは チャグムが また 自分の意思で➡ 62 00:07:03,083 --> 00:07:05,783 動き始めたからかもしれないな。 63 00:07:10,757 --> 00:07:16,096 もし 精霊の卵を産んだら➡ 64 00:07:16,096 --> 00:07:20,096 チャグムは どうなる? どうなるって? 65 00:07:22,268 --> 00:07:27,768 また 私たちのところへ 戻ってくるのか? 66 00:07:29,943 --> 00:07:32,443 それは分からないよ。 67 00:07:35,715 --> 00:07:39,052 きっと戻ってくると 俺は信じてるけど。 68 00:07:39,052 --> 00:07:41,554 だって 今のチャグムにとって➡ 69 00:07:41,554 --> 00:07:44,354 頼れる人は お前しかいないんだから。 70 00:07:46,226 --> 00:07:52,999 その私が この手を離してしまったんだ。 71 00:07:52,999 --> 00:08:03,777 ♬~ 72 00:08:03,777 --> 00:08:05,777 (咆哮) 73 00:08:08,081 --> 00:08:13,381 私が チャグムの手を離さなければ…。 74 00:08:17,424 --> 00:08:22,424 珍しいな。 そこまで お前が 弱気になるなんて。 75 00:08:27,767 --> 00:08:34,541 本気で守りたいものができると 誰でも そうなるんだな。 76 00:08:34,541 --> 00:08:41,047 きっと ジグロにだって そういう時があったんだと思うよ。 77 00:08:41,047 --> 00:08:47,821 俺は そういう お前に会えて 何だか うれしいよ。 78 00:08:47,821 --> 00:08:50,056 分かったような事を言うな! 79 00:08:50,056 --> 00:08:52,959 私は 自分の事を言ってる訳じゃない! 80 00:08:52,959 --> 00:08:56,563 こうしている間に チャグムが ラルンガに襲われたら どうすんだ!? 81 00:08:56,563 --> 00:08:59,065 分かってるよ! 82 00:08:59,065 --> 00:09:01,065 すまない。 83 00:09:03,570 --> 00:09:10,076 分かるけど… まあ そんなに焦るな。 84 00:09:10,076 --> 00:09:15,248 戦うためには休息も大事だろ。 ほら 食え。 85 00:09:15,248 --> 00:09:33,199 ♬~ 86 00:09:33,199 --> 00:09:36,699 あっ そうだ! 火だ! 87 00:09:38,705 --> 00:09:43,209 火は水に弱く 水は土に弱く 土は火に弱い。 88 00:09:43,209 --> 00:09:46,045 そんな事は 呪術の基本じゃないか! 89 00:09:46,045 --> 00:09:50,717 どうした? 水の精霊であるニュンガ・ロ・イムは➡ 90 00:09:50,717 --> 00:09:53,553 土の精霊であるラルンガに弱い。 91 00:09:53,553 --> 00:09:59,893 そして ラルンガは きっと この世では火に弱いんだ。 92 00:09:59,893 --> 00:10:01,828 火で退治できるという事か? 93 00:10:01,828 --> 00:10:04,731 夏至祭りに そういう踊りがあっただろ。 94 00:10:04,731 --> 00:10:08,568 大松明を持った男たちが その火を ブンブン振り回して➡ 95 00:10:08,568 --> 00:10:11,237 踊り狂う化け物を 追い詰めていくんだ。 96 00:10:11,237 --> 00:10:13,573 そこに帝が登場するものだから➡ 97 00:10:13,573 --> 00:10:15,608 ヤクーの祭りも すっかり 王宮の神話に➡ 98 00:10:15,608 --> 00:10:17,744 塗り替えられてしまったと 思って➡ 99 00:10:17,744 --> 00:10:20,647 こんな簡単な事に 気付かなかったんだ。 100 00:10:20,647 --> 00:10:23,616 あの火には ちゃんと そういう意味があったんだよ。 101 00:10:23,616 --> 00:10:28,316 ヤクーの言い伝えは 夏至祭りに ちゃんと残ってたんだよ! 102 00:11:16,769 --> 00:12:03,216 ♬~ 103 00:12:03,216 --> 00:12:06,152 ああ…。 104 00:12:06,152 --> 00:12:08,955 そなたが トロガイか。 105 00:12:08,955 --> 00:12:12,625 あんたが 聖導師かい。 106 00:12:12,625 --> 00:12:15,295 (ガカイ)まさか 汚らわしい ヤクーの呪術師を➡ 107 00:12:15,295 --> 00:12:17,630 捕まえて戻るとは 思いませんでした。 108 00:12:17,630 --> 00:12:20,133 帝に知らせましょう。 すぐに清めてもらわねば。 109 00:12:20,133 --> 00:12:23,803 いや それは話を聞いてからだ。 110 00:12:23,803 --> 00:12:26,472 (トロガイ)さすがに話が分かるね。 111 00:12:26,472 --> 00:12:30,310 王子にとって 一刻の猶予もない事が➡ 112 00:12:30,310 --> 00:12:34,280 よく分かってると見える。 113 00:12:34,280 --> 00:12:37,417 青池に ジンが現れました。 ジンが? 114 00:12:37,417 --> 00:12:41,921 王宮を追放されたはずのジンが 新たに帝の命を受け➡ 115 00:12:41,921 --> 00:12:44,257 王子を清めるために来たと。 116 00:12:44,257 --> 00:12:46,759 ジンは今? 王子の行方を追っています。 117 00:12:46,759 --> 00:12:49,262 おやおや…➡ 118 00:12:49,262 --> 00:12:52,765 王宮も 2つに割れているようだねえ。 119 00:12:52,765 --> 00:12:55,668 バルサという用心棒は どうした? 王子と一緒か? 120 00:12:55,668 --> 00:12:58,104 残念ながら 今の王子を追える人間は➡ 121 00:12:58,104 --> 00:13:01,140 一人もいないよ! 122 00:13:01,140 --> 00:13:05,278 古い記録を知らない限りね。 123 00:13:05,278 --> 00:13:09,449 そなたにも 魔物の退治法は 分からないのか? 124 00:13:09,449 --> 00:13:13,119 私にだって そう古い事は分からないんだよ。 125 00:13:13,119 --> 00:13:18,624 何しろ ヤクーは 文字も持たない先住民だからね。 126 00:13:18,624 --> 00:13:25,498 その土地を奪い取った 帝に仕える者たちの方が➡ 127 00:13:25,498 --> 00:13:29,635 古い事も よ~く 分かってるんじゃないのかい? 128 00:13:29,635 --> 00:13:33,406 (ガカイ)なんという無礼な! シュガという星読は どうしたね?➡ 129 00:13:33,406 --> 00:13:37,243 その星読が そういう事を 調べてるはずなんだがね。 130 00:13:37,243 --> 00:13:41,080 口を慎め! そのような者は ラルンガ退治には関わっていない! 131 00:13:41,080 --> 00:13:45,380 おや ラルンガなんて よく知ってるねえ。 132 00:13:47,587 --> 00:13:52,458 古い記録を知る事ができれば 王子を助けられるのか? 133 00:13:52,458 --> 00:13:55,461 ふん…。 134 00:13:55,461 --> 00:14:01,761 それは やってみないとねえ。 135 00:14:04,771 --> 00:14:06,771 分かった。 136 00:14:16,482 --> 00:14:20,282 シュガ お前に客だ。 137 00:14:22,188 --> 00:14:25,091 トロガイ! おやおや➡ 138 00:14:25,091 --> 00:14:28,294 呪術の修業でもしてたのかい? 139 00:14:28,294 --> 00:14:31,798 ここで じっくり 心行くまで…➡ 140 00:14:31,798 --> 00:14:36,769 いや あの世に逝くまで話し合え。 ハハハッ。 141 00:14:36,769 --> 00:14:41,474 何だ 閉じ込められてたのかい? 142 00:14:41,474 --> 00:14:44,076 ここにあるものは 王宮が封印していたものだ。 143 00:14:44,076 --> 00:14:46,979 建国神話を守るために。 なるほどねえ。 144 00:14:46,979 --> 00:14:52,785 チャグム王子は? まだ生きてるよ。 今のところはね。 145 00:14:52,785 --> 00:14:56,656 だから あんたに 急いで会いに来たんだ。 146 00:14:56,656 --> 00:15:15,942 ♬~ 147 00:15:15,942 --> 00:15:18,845 これに 青池の事が書いてあるんだね? 148 00:15:18,845 --> 00:15:21,747 そうだ。 「そこで シグ・サルアの花を 食べた」と書いてある。 149 00:15:21,747 --> 00:15:25,117 その蜜が精霊の卵を 更に成長させたんだ。 150 00:15:25,117 --> 00:15:28,454 そうだろうね。 そのあと ラルンガに襲われて➡ 151 00:15:28,454 --> 00:15:31,958 卵は チャグムごと どこかへ 飛び去っちまった! 152 00:15:31,958 --> 00:15:34,861 「青池のあとは サアナンの地に至る」と書いてある。 153 00:15:34,861 --> 00:15:37,563 この「サアナン」の意味が 分からないんだ! 154 00:15:37,563 --> 00:15:39,899 サアナンか…。 155 00:15:39,899 --> 00:15:44,399 そうかい。 サアナンか! (シュガ)何なんだ? 156 00:15:46,239 --> 00:15:50,743 ヤクーの言葉で サアナンは 青弓川の源。 157 00:15:50,743 --> 00:15:52,778 水源の事だ! 158 00:15:52,778 --> 00:15:57,078 チャグムは サアナンに向かったのか。 159 00:16:05,591 --> 00:16:09,095 この世で サアナンにたどりついた者は 誰もおらんのだ。 160 00:16:09,095 --> 00:16:12,765 少なくとも 私らが生きている間はね。 161 00:16:12,765 --> 00:16:23,109 ♬~ 162 00:16:23,109 --> 00:16:29,615 そこは巨大な木の中にあると聞く。 木の中? 163 00:16:29,615 --> 00:16:33,219 枯れて 化石のようになった木だ。 164 00:16:33,219 --> 00:16:35,555 その中に水源があって➡ 165 00:16:35,555 --> 00:16:41,360 そこは この世とナユグの 結び目だともいわれておる。 166 00:16:41,360 --> 00:16:43,296 結び目…。 167 00:16:43,296 --> 00:16:46,065 何が起こっても不思議ではない。 168 00:16:46,065 --> 00:16:51,237 そうか そこで精霊の卵は 産まれるのか! 169 00:16:51,237 --> 00:17:00,413 ♬~ 170 00:17:00,413 --> 00:17:05,084 これに ラルンガの退治法も 書いてあったのか? 171 00:17:05,084 --> 00:17:08,588 それが… 分からないんだ。 172 00:17:08,588 --> 00:17:11,090 分からない? 173 00:17:11,090 --> 00:17:15,390 もともと ラルンガは 退治されていなかったのだ。 174 00:17:17,430 --> 00:17:19,765 何だって!? 175 00:17:19,765 --> 00:17:33,065 ♬~ 176 00:17:40,886 --> 00:17:43,886 (帝)ノーボラン ノーボラン ノーボラン ノーボラン。 177 00:17:46,225 --> 00:17:49,025 ノーボラン ノーボラン ノーボラン…。 178 00:17:50,730 --> 00:17:54,430 ノーボラン ノーボラン ノーボラン ノーボラン…。 179 00:18:18,758 --> 00:19:34,033 ♬~ 180 00:19:34,033 --> 00:19:36,033 チャグム! 181 00:19:38,204 --> 00:19:44,710 結びの水源で ニュンガ・ロ・イムの卵は ラルンガに食われちまったのか? 182 00:19:44,710 --> 00:19:46,645 (シュガ)いや 卵は助かったんだ。➡ 183 00:19:46,645 --> 00:19:49,215 でなければ 建国神話は 生まれていないだろう。 184 00:19:49,215 --> 00:19:51,717 それじゃ 卵は どうやって? 185 00:19:51,717 --> 00:19:55,054 それは ナナイ大聖導師たちと一緒にいた➡ 186 00:19:55,054 --> 00:19:58,754 ヤクーの呪術師が救ったんだ。 え? 187 00:20:03,229 --> 00:20:09,735 「ヤクーの呪術師 命を賭して ラルンガの爪のうちへ自ら飛び込み➡ 188 00:20:09,735 --> 00:20:14,573 裂けたる子どもの体より 産まれたる卵を手に取りて➡ 189 00:20:14,573 --> 00:20:17,073 天に投げ上げたり」。 190 00:20:21,747 --> 00:20:24,583 「卵は海に至る。➡ 191 00:20:24,583 --> 00:20:29,455 深き海にて 卵は かえり 天に雲を吐く。➡ 192 00:20:29,455 --> 00:20:33,092 ああ これぞ 天のことわり。➡ 193 00:20:33,092 --> 00:20:39,265 天に むら雲 湧きて あまき雨 地を潤したる」。 194 00:20:39,265 --> 00:20:43,435 これが 精霊の卵に関する 最後の記述だ。 195 00:20:43,435 --> 00:20:50,309 その呪術師は 子を救えなかったが 卵は かえしたのか。 196 00:20:50,309 --> 00:20:55,147 それを トルガル帝が魔物を退治した という事にして➡ 197 00:20:55,147 --> 00:20:58,347 この国の神話は生まれた訳だ。 198 00:21:05,124 --> 00:21:09,295 ノーボラン ノーボラン ノーボラン ノーボラン ノーボラン ノーボラン ノーボラン! 199 00:21:09,295 --> 00:21:13,799 ノーボラン ノーボラン ノーボラン ノーボラン ノーボラン! 200 00:21:13,799 --> 00:21:17,970 ノーボラン ノーボラン ノーボラン ノーボラン ノーボラン! 201 00:21:17,970 --> 00:21:19,970 ノーボラン ノーボラン! 202 00:21:44,430 --> 00:21:47,099 ああっ… ああっ! 203 00:21:47,099 --> 00:21:49,599 はっ… ああ…。 204 00:21:51,437 --> 00:21:53,437 チャグム~! 205 00:21:55,107 --> 00:22:14,793 ♬~ 206 00:22:14,793 --> 00:22:16,793 チャグム 逃げよう! 207 00:22:19,298 --> 00:22:21,233 ああっ…。 208 00:22:21,233 --> 00:23:10,449 ♬~ 209 00:23:10,449 --> 00:23:14,119 それが精霊の卵か。 210 00:23:14,119 --> 00:23:19,291 [ 回想 ] ニュンガ・ロ・イムは 雲を作る 水の精霊なんだって。 211 00:23:19,291 --> 00:23:23,162 新しい精霊が また 雲を吐いてくれるように➡ 212 00:23:23,162 --> 00:23:26,362 卵を産むまで守る事にしたの。 213 00:23:35,741 --> 00:23:38,243 (トロガイ)どういう事なんだ?➡ 214 00:23:38,243 --> 00:23:44,583 「卵を手に取りて天に投げ上げたり 卵は海に至る。➡ 215 00:23:44,583 --> 00:23:50,923 深き海にて 卵は かえり 天に雲を吐く」。 216 00:23:50,923 --> 00:23:54,426 なぜ 天に投げるだけで海に至る? 217 00:23:54,426 --> 00:23:58,426 分からない。 大きな謎だ。 218 00:24:02,301 --> 00:24:04,436 行くぞ。 219 00:24:04,436 --> 00:24:14,113 ♬~ 220 00:24:14,113 --> 00:24:16,048 チャグム 行け! 221 00:24:16,048 --> 00:24:23,822 ♬~ 222 00:24:23,822 --> 00:24:26,125 チャグム! 223 00:24:26,125 --> 00:24:33,232 (トロガイ)あれは ラルンガかい? ああ。 そうだと思う。 224 00:24:33,232 --> 00:24:38,732 この壁画には 建国神話とは 違う事が示されているらしい。 225 00:24:56,922 --> 00:24:59,622 ちょいと 肩を貸せ! 226 00:25:01,427 --> 00:25:09,601 ♬~ 227 00:25:09,601 --> 00:25:11,601 あっ! 228 00:25:16,775 --> 00:25:19,775 (咆哮) 229 00:25:27,786 --> 00:25:29,786 バルサ! 230 00:25:33,592 --> 00:25:36,395 うっ ああ…。 231 00:25:36,395 --> 00:25:49,408 ♬~ 232 00:25:49,408 --> 00:25:52,244 火だ! 233 00:25:52,244 --> 00:25:55,747 (シュガ)どこだ? (トロガイ)火だ! 234 00:25:55,747 --> 00:25:58,650 (シュガ)あった! よし。 235 00:25:58,650 --> 00:26:10,929 ♬~ 236 00:26:10,929 --> 00:26:14,766 おい。 水のある所へ連れていけ! 237 00:26:14,766 --> 00:26:19,438 ≪(シュガ)お~い! 誰か~! ガカイさん 来てくれ!➡ 238 00:26:19,438 --> 00:26:22,138 卵を助ける方法が分かったんだ! 239 00:26:23,775 --> 00:26:26,445 チャグム~! 240 00:26:26,445 --> 00:26:28,445 チャグム! 241 00:26:46,231 --> 00:26:48,231 ああ~っ! 242 00:26:51,570 --> 00:26:53,605 タンダ…。 間に合って よかった! 243 00:26:53,605 --> 00:26:56,408 一体 どうなってるんだ!? 卵は もう産まれたんだぞ! 244 00:26:56,408 --> 00:26:58,708 とにかく ここを出よう! 245 00:27:05,083 --> 00:27:08,587 (戸をたたく音) (シュガ)お~い! 誰か~!➡ 246 00:27:08,587 --> 00:27:11,787 おい! ああ…。 247 00:27:14,459 --> 00:27:17,159 (シュガ)せ… 聖導師様…。 急げ! 248 00:27:20,199 --> 00:27:22,134 うお~っ! はっ! 249 00:27:22,134 --> 00:27:24,134 チャグム! 250 00:27:30,776 --> 00:27:34,776 タンダ! (咆哮) 251 00:27:39,585 --> 00:27:41,585 ああっ! 252 00:27:54,900 --> 00:27:57,700 (咆哮) 253 00:27:59,571 --> 00:28:01,506 バルサ 行け! 254 00:28:01,506 --> 00:28:18,590 ♬~ 255 00:28:18,590 --> 00:28:21,426 これは? 星を読むための水鏡だ。 256 00:28:21,426 --> 00:28:23,362 王宮の地下水とも つながっている! 257 00:28:23,362 --> 00:28:27,099 そうか! これなら 青弓川の水源とも➡ 258 00:28:27,099 --> 00:28:29,599 つながってるだろ! 259 00:28:31,270 --> 00:28:33,872 魂を飛ばすんだな。 初めて見る。 260 00:28:33,872 --> 00:28:35,807 しっ! (シュガ)え? しっ! 261 00:28:35,807 --> 00:28:39,044 どうして…。 262 00:28:39,044 --> 00:28:43,344 パラダー! 263 00:28:47,219 --> 00:28:50,122 お~ ハハハッ! 本当に消えた! 264 00:28:50,122 --> 00:28:53,622 本当に消えた! あ~ 見逃した! 265 00:28:58,397 --> 00:29:00,732 (咆哮) 266 00:29:00,732 --> 00:29:11,376 ♬~ 267 00:29:11,376 --> 00:29:15,747 チャグム! 卵を捨てろ! それを捨てるんだ! 268 00:29:15,747 --> 00:29:18,784 駄目だ! これを食われる訳には いかないんだ! 269 00:29:18,784 --> 00:29:20,784 うわっ! 270 00:29:23,488 --> 00:29:25,488 バルサ! バルサ! 271 00:29:35,867 --> 00:29:40,038 (トロガイ)タンダ! し… 師匠! 272 00:29:40,038 --> 00:29:45,038 (トロガイ)ナージだ! ナージに卵を投げ上げるんだよ! 273 00:29:48,213 --> 00:29:55,721 (鳴き声) 274 00:29:55,721 --> 00:29:59,221 (トロガイ)ナージだ! ナージだ! 275 00:30:01,059 --> 00:30:03,562 「ナージ 飛べ飛べ➡ 276 00:30:03,562 --> 00:30:08,262 海まで飛べば 雨降り 稲穂は すくすく育つ」。 277 00:30:09,901 --> 00:30:13,238 ああっ! うっ! 278 00:30:13,238 --> 00:30:15,574 うわっ! 279 00:30:15,574 --> 00:30:17,574 あ~っ! 280 00:30:19,244 --> 00:30:22,914 ナージだ! チャグム! ナージに投げろ! 281 00:30:22,914 --> 00:30:26,251 卵を ナージに投げ上げるんだ! 282 00:30:26,251 --> 00:30:30,756 ううっ! うっ… ああっ! 283 00:30:30,756 --> 00:30:32,756 ああっ! 284 00:30:41,099 --> 00:30:44,603 ああっ! 285 00:30:44,603 --> 00:30:46,803 (鳴き声) 286 00:30:51,476 --> 00:30:53,976 タンダ 火をよこせ! 287 00:30:59,117 --> 00:31:01,117 やあっ! 288 00:31:09,628 --> 00:31:11,628 ああっ! 289 00:31:13,498 --> 00:31:19,304 (咆哮) 290 00:31:19,304 --> 00:31:21,239 ああっ! 291 00:31:21,239 --> 00:31:36,588 (咆哮) 292 00:31:36,588 --> 00:31:52,938 ♬~ 293 00:31:52,938 --> 00:31:58,276 ううっ ああ~…。 294 00:31:58,276 --> 00:32:02,113 どうした? 295 00:32:02,113 --> 00:32:06,618 大丈夫。 卵は助かったよ。 296 00:32:06,618 --> 00:32:09,521 王子も無事だ。 297 00:32:09,521 --> 00:32:12,321 バルサが守ったよ。 298 00:32:14,292 --> 00:32:19,464 (トロガイ)ハッハッハッハッ ハッハッハッハッハッ! 299 00:32:19,464 --> 00:32:24,636 (シュガ)ハハハッ。 (トロガイ)ハハハハハハッ!➡ 300 00:32:24,636 --> 00:32:28,507 アハハハハハッ! ハハハッ。 301 00:32:28,507 --> 00:32:32,444 アハハハハハハハハッ! 302 00:32:32,444 --> 00:32:48,944 ♬~ 303 00:32:50,795 --> 00:32:52,795 バルサ! 304 00:32:55,267 --> 00:32:57,267 よかった…。 305 00:32:59,104 --> 00:33:02,904 お前が無事で 本当によかった。 306 00:33:06,444 --> 00:33:08,444 (足音) 307 00:33:15,620 --> 00:33:18,420 よせ。 もう終わったんだ! 308 00:33:23,295 --> 00:33:27,165 どういうつもりだ? なぜ ためらう? 309 00:33:27,165 --> 00:33:29,365 ためらうな! 310 00:33:33,939 --> 00:33:39,578 わざと負ける者を斬る気はない。 311 00:33:39,578 --> 00:33:42,247 王子を守るのが お前の役目だろう。 312 00:33:42,247 --> 00:33:45,150 それなのに…➡ 313 00:33:45,150 --> 00:33:48,150 なぜ 俺を助けた!? 314 00:33:55,794 --> 00:33:57,794 うわっ! 315 00:34:01,600 --> 00:34:05,270 敵に助けられるとは…。 316 00:34:05,270 --> 00:34:10,108 その時から 俺は もう 狩人ではない。 317 00:34:10,108 --> 00:34:12,444 私は あんたを助けた覚えなどない。 318 00:34:12,444 --> 00:34:17,616 お前が あの時! 俺の腕を斬らなければ➡ 319 00:34:17,616 --> 00:34:21,286 俺は あの化け物に引き裂かれ➡ 320 00:34:21,286 --> 00:34:25,790 この世ではない所に 消されていただろう。 321 00:34:25,790 --> 00:34:35,900 ♬~ 322 00:34:35,900 --> 00:34:42,200 借りは返す。 どこへでも王子と逃げろ。 323 00:34:45,577 --> 00:34:49,080 あんたは どうなるんだ? 324 00:34:49,080 --> 00:34:56,254 裏切り者として 一生 王宮に追われる身となるぞ。 325 00:34:56,254 --> 00:34:58,923 お前に救われた命だ。 326 00:34:58,923 --> 00:35:02,594 己のために使う気はない。 327 00:35:02,594 --> 00:35:06,464 お前が斬らないと言うなら➡ 328 00:35:06,464 --> 00:35:09,367 帝に この首を差し出すまでだ。 329 00:35:09,367 --> 00:36:01,586 ♬~ 330 00:36:01,586 --> 00:36:06,386 ナナイ大聖導師には ナユグが見えていました。 331 00:36:09,094 --> 00:36:12,764 この国をつくったのは もともとは帝ではなく➡ 332 00:36:12,764 --> 00:36:16,434 その 聖導師でした。 333 00:36:16,434 --> 00:36:20,605 そして ナナイ大聖導師は 手記の中で➡ 334 00:36:20,605 --> 00:36:25,777 この国が やがて終わる事も 予言していたのです。 335 00:36:25,777 --> 00:36:30,648 その時は もう 目の前に迫っております。 336 00:36:30,648 --> 00:36:39,724 その予言が その手記にも 書いてあったか? 337 00:36:39,724 --> 00:36:42,227 知っていたのですか? 338 00:36:42,227 --> 00:36:50,902 それは 聖導師だけが 代々 引き継いできた秘め事だ。 339 00:36:50,902 --> 00:36:56,708 では 聖導師様も その予言が正しいと? 340 00:36:56,708 --> 00:37:06,751 されど 今の帝には この国は救えまい。 341 00:37:06,751 --> 00:37:11,589 だからこそ チャグム王子の資質を見極め➡ 342 00:37:11,589 --> 00:37:14,259 その上で 何としても➡ 343 00:37:14,259 --> 00:37:17,759 生きてもらわなければ ならなかったのだ。 344 00:37:21,132 --> 00:37:24,769 シュガよ お前が➡ 345 00:37:24,769 --> 00:37:30,942 チャグム皇太子の教育係となれ。 え? 346 00:37:30,942 --> 00:37:39,651 そして 新たな帝の聖導師となるのだ。 347 00:37:39,651 --> 00:38:02,240 ♬~ 348 00:38:02,240 --> 00:38:04,275 陛下…。 349 00:38:04,275 --> 00:38:07,075 皇太子が消え去ってしまった。 350 00:38:09,581 --> 00:38:12,483 まことに おいたわしい事です。 351 00:38:12,483 --> 00:38:16,354 そなたは うれしくないのか? 352 00:38:16,354 --> 00:38:21,292 なぜ そのような ひどい事を…。 353 00:38:21,292 --> 00:38:23,992 チャグムが生き延びたのだ。 354 00:38:26,030 --> 00:38:32,203 これで 我が国を受け継ぐ者は チャグムしか いなくなった。 355 00:38:32,203 --> 00:38:50,703 ♬~ 356 00:38:54,392 --> 00:38:59,192 サグムの代わりを そなたが産むのだ。 357 00:39:04,736 --> 00:39:06,671 陛下…。 358 00:39:06,671 --> 00:39:18,471 ♬~ 359 00:39:25,123 --> 00:39:29,594 はい。 あ~ 全く お前は。 360 00:39:29,594 --> 00:39:32,196 今も こうして生きてるのが 不思議だよ。 361 00:39:32,196 --> 00:39:35,496 それは あんたの腕が いいからだろ。 362 00:39:37,368 --> 00:39:42,206 ほら チャグムも 手際よくなっちゃって。 363 00:39:42,206 --> 00:39:46,878 もう すっかり一人前だよ チャグムは。 364 00:39:46,878 --> 00:39:50,715 どこに行ったって生きていける。 365 00:39:50,715 --> 00:39:56,054 宿無しの暮らしが お前にとっては 一人前だからな。 366 00:39:56,054 --> 00:39:59,390 チャグムは もう バルサをまねする事は ないんだぞ。 367 00:39:59,390 --> 00:40:02,293 それは どういう意味だ? だって そうだろ。 368 00:40:02,293 --> 00:40:05,196 精霊の卵が産まれて 魔物が消えれば➡ 369 00:40:05,196 --> 00:40:07,732 これから どう生きていこうと チャグムの勝手だ。 370 00:40:07,732 --> 00:40:10,635 もう お前と旅をする理由も なくなったんだよ。 371 00:40:10,635 --> 00:40:15,239 一緒に旅をする理由なら あるよ。 え? 372 00:40:15,239 --> 00:40:19,110 私は バルサのように強くなりたい。 373 00:40:19,110 --> 00:40:24,248 だから これから 私は バルサの弟子になる! 374 00:40:24,248 --> 00:40:29,087 え… え? ちょっと待て チャグム。 それは やめとけ。 375 00:40:29,087 --> 00:40:31,422 用心棒の弟子になって➡ 376 00:40:31,422 --> 00:40:34,258 みすみす 命をまた 危険にさらすのか? 377 00:40:34,258 --> 00:40:37,929 それだったら この俺か トロガイの弟子になれ。 378 00:40:37,929 --> 00:40:40,598 ちょっと待った。 トロガイや あんたが➡ 379 00:40:40,598 --> 00:40:45,436 チャグムに ナユグの事を教えられるのか? 380 00:40:45,436 --> 00:40:49,941 弟子よりも劣る師匠ってのは どうなんだろうね。 381 00:40:49,941 --> 00:40:55,641 あ~! でも とにかく バルサだけは やめとけ! 382 00:40:57,448 --> 00:41:03,121 そうだね。 とりあえず これから どこに行こうか? 383 00:41:03,121 --> 00:41:05,056 チャグムは まだ 王宮には➡ 384 00:41:05,056 --> 00:41:07,256 見つからない方が いいだろうからねえ。 385 00:41:10,795 --> 00:41:14,132 それじゃあ 異国に行くか。 386 00:41:14,132 --> 00:41:16,801 うん 異国に行ってみたい! 387 00:41:16,801 --> 00:41:22,140 カンバルも 新ヨゴも駄目だとしたら とりあえず ロタか。 388 00:41:22,140 --> 00:41:26,010 はい お供します! 師匠! 389 00:41:26,010 --> 00:41:30,210 知らないからな。 何があっても 俺は知らないからな! 390 00:41:36,788 --> 00:41:38,923 [ 回想 ] (ジグロ)バルサ…。 391 00:41:38,923 --> 00:41:43,594 私は お前を助けたとは 思っていない。➡ 392 00:41:43,594 --> 00:41:47,765 お前と旅をして 楽しかった。➡ 393 00:41:47,765 --> 00:41:53,571 お前の成長が うれしかった。 394 00:41:53,571 --> 00:41:56,274 幸せだった。 395 00:41:56,274 --> 00:42:45,923 ♬~ 396 00:42:45,923 --> 00:42:49,723 はい。 ありがとう。 ありがとう。 397 00:42:53,097 --> 00:42:55,397 うまい。 うん。 398 00:43:08,646 --> 00:43:11,449 王宮の兵だ。 399 00:43:11,449 --> 00:43:13,449 待て…。 400 00:43:20,958 --> 00:43:23,461 あれは…。 401 00:43:23,461 --> 00:43:25,461 トロガイ!? 402 00:43:52,924 --> 00:43:55,593 お命が ご無事でありました事を➡ 403 00:43:55,593 --> 00:43:59,263 せん越ながら お喜び申し上げます!➡ 404 00:43:59,263 --> 00:44:04,101 我らは トルガル帝の再来を 目の当たりにするという➡ 405 00:44:04,101 --> 00:44:07,772 身に余る幸運を得ました! 406 00:44:07,772 --> 00:44:10,107 これより代々 この事は➡ 407 00:44:10,107 --> 00:44:14,807 輝かしい英雄譚として 伝えられていく事でしょう。 408 00:44:18,816 --> 00:44:22,453 皇太子殿下! 409 00:44:22,453 --> 00:44:25,356 皇太子? (モン)はい。 410 00:44:25,356 --> 00:44:30,194 昨日 御兄君 サグム皇太子➡ 411 00:44:30,194 --> 00:44:35,566 病のため お亡くなりになりました。➡ 412 00:44:35,566 --> 00:44:37,501 帝より正式に➡ 413 00:44:37,501 --> 00:44:42,907 チャグム王子を皇太子とするとの お言葉がありました。➡ 414 00:44:42,907 --> 00:44:49,207 これより 宮まで 我らが殿下を お守り申し上げます! 415 00:44:55,253 --> 00:44:58,155 ちょっと待ってよ! 416 00:44:58,155 --> 00:45:04,155 私は バルサといたい。 王宮には戻りたくないよ! 417 00:45:06,430 --> 00:45:10,101 バルサやタンダと旅をしたいんだ! 418 00:45:10,101 --> 00:45:12,136 戻りたくない! 419 00:45:12,136 --> 00:45:28,786 ♬~ 420 00:45:28,786 --> 00:45:34,086 それなら 私が ここで 一暴れしてやろうか? 421 00:45:39,063 --> 00:45:44,568 どうする? どちらでも お前が望むままだ。 422 00:45:44,568 --> 00:46:07,591 ♬~ 423 00:46:07,591 --> 00:46:11,462 分かったよ。 424 00:46:11,462 --> 00:46:15,466 自分から逃げるなって…。 425 00:46:15,466 --> 00:46:21,105 どんな事でも 笑って受け入れろって➡ 426 00:46:21,105 --> 00:46:23,405 バルサは言うんだろ? 427 00:46:28,612 --> 00:46:33,217 だったら 王宮に戻るよ。 428 00:46:33,217 --> 00:46:35,517 皇太子にもなるよ。 429 00:46:37,722 --> 00:46:40,224 皇太子になって➡ 430 00:46:40,224 --> 00:46:46,731 いつか バルサを カンバル王国に 帰れるようにしてあげる。 431 00:46:46,731 --> 00:46:51,902 え? カンバル王を倒してでも…。 432 00:46:51,902 --> 00:46:57,702 そのために 私は 王宮に戻り 皇太子になる。 433 00:47:00,911 --> 00:47:04,415 チャグム…。 434 00:47:04,415 --> 00:47:09,715 誰かのために生きるなんて 愚かな事は よせ。 435 00:47:12,289 --> 00:47:16,127 誰かのために生きるなら➡ 436 00:47:16,127 --> 00:47:19,327 顔も知らない者たちのために 生きろ。 437 00:47:24,802 --> 00:47:29,502 お前なら きっと それができる。 438 00:47:34,879 --> 00:47:42,620 お前には いつか そういう帝になってもらいたい。 439 00:47:42,620 --> 00:48:30,034 ♬~ 440 00:48:30,034 --> 00:48:36,234 ありがとう バルサ。 ありがとう…。 441 00:48:39,710 --> 00:48:42,010 礼など必要ない。 442 00:48:44,048 --> 00:48:48,548 私は 金で雇われただけだ。 443 00:48:56,560 --> 00:48:59,463 あ~! 444 00:48:59,463 --> 00:49:05,163 ありがとう タンダ。 じゃあ またな チャグム。 445 00:49:11,909 --> 00:49:14,578 おっ! 446 00:49:14,578 --> 00:49:16,514 ありがとう。 447 00:49:16,514 --> 00:49:29,927 ♬~ 448 00:49:29,927 --> 00:49:32,427 (モン)出発! 449 00:49:34,698 --> 00:49:36,998 (トロガイ)ほっといてやりな。 450 00:49:39,036 --> 00:49:45,736 あの子は本気で チャグムのために 暴れたかったんだろうねえ。 451 00:49:48,546 --> 00:49:55,052 自分のためには ついぞ 何かを した事のない子だよ。 452 00:49:55,052 --> 00:50:06,052 ♬~ 453 00:50:15,372 --> 00:50:18,072 母上! チャグム! 454 00:50:20,744 --> 00:50:23,444 よくぞ 無事で…。 455 00:50:29,753 --> 00:50:37,453 (太鼓の音) 456 00:50:52,610 --> 00:50:57,310 父上 ただいま戻りました。 457 00:51:12,796 --> 00:51:15,132 父上のおかげで➡ 458 00:51:15,132 --> 00:51:19,470 この国から また 魔物が消え去り➡ 459 00:51:19,470 --> 00:51:22,270 この命も救われました。 460 00:51:28,812 --> 00:51:34,312 うん よく戻った。 461 00:51:36,553 --> 00:51:42,092 狩人のジンが 私を守ってくれました。 462 00:51:42,092 --> 00:51:46,292 魔物退治は ジンの手柄です! 463 00:51:49,600 --> 00:51:54,471 父上が ジンを遣わして下さった おかげです。 464 00:51:54,471 --> 00:51:57,971 心より感謝申し上げます。 465 00:52:26,370 --> 00:52:28,370 (物音) 466 00:52:30,140 --> 00:52:32,409 ここにいたのか バルサ。 467 00:52:32,409 --> 00:52:35,209 や~ あっついな…。 468 00:52:37,081 --> 00:52:40,751 まだ 雨は降らないな。 469 00:52:40,751 --> 00:52:47,451 村の田畑が干上がってきたよ。 おっかしいな…。 470 00:52:57,101 --> 00:53:01,605 そろそろ 夏だというのに…。 471 00:53:01,605 --> 00:53:03,605 それから…。 472 00:53:06,276 --> 00:53:12,449 今年の王宮の夏至祭りには 皇太子になった チャグムを祝いに➡ 473 00:53:12,449 --> 00:53:14,649 カンバル王が来るらしい。 474 00:53:18,789 --> 00:53:24,461 お前… まさか 変な事 考えるなよ! 475 00:53:24,461 --> 00:53:27,131 何を考えるというんだ? 476 00:53:27,131 --> 00:53:31,131 私に何ができる? それは そうだが…。 477 00:53:33,403 --> 00:53:37,741 それじゃあ もう行くよ。 どこに? 478 00:53:37,741 --> 00:53:42,913 仕事だ。 ロタに向かう商人に雇われた。 479 00:53:42,913 --> 00:53:46,713 そのまま 新ヨゴ国には戻らないよ。 480 00:53:50,254 --> 00:53:53,754 その方が チャグムにとっても いいだろう。 481 00:53:56,593 --> 00:54:01,293 …といっても それを知らせる術もないか。 482 00:54:06,937 --> 00:54:12,737 バルサ…。 それじゃ タンダ 達者でな。 483 00:54:23,287 --> 00:54:47,611 ♬~ 484 00:54:47,611 --> 00:54:50,080 [ 回想 ] カンバル王となったログサムから➡ 485 00:54:50,080 --> 00:54:53,417 一生 その命を 狙われる身となったのだ。➡ 486 00:54:53,417 --> 00:54:58,088 だからは 私は 武術を教わる事にした。 487 00:54:58,088 --> 00:55:00,991 カンバル王を倒すためにだ。 488 00:55:00,991 --> 00:55:22,946 ♬~ 489 00:55:22,946 --> 00:55:28,146 (雷鳴) 490 00:55:36,059 --> 00:55:43,734 (一同)雨だ! 491 00:55:43,734 --> 00:56:16,600 ♬~ 492 00:56:16,600 --> 00:56:19,503 (トロガイ)「天に むら雲 湧きて➡ 493 00:56:19,503 --> 00:56:24,203 あまき雨 地を潤したる」。 494 00:56:25,943 --> 00:56:29,613 (ニナ)おじいちゃん! おじいちゃん! 雨だよ 雨!➡ 495 00:56:29,613 --> 00:56:32,113 おじいちゃん 雨だよ! 496 00:56:33,583 --> 00:56:37,583 やった! 雨 雨! やった~! 497 00:56:44,728 --> 00:56:49,399 見ているか? バルサ。 498 00:56:49,399 --> 00:56:56,599 この国を守ったのは 誰が何と言おうと お前だ。 499 00:57:04,881 --> 00:57:21,264 (一同)マビヤー! 500 00:57:21,264 --> 00:58:06,243 ♬~ 501 00:58:06,243 --> 00:58:10,414 (雷鳴) 502 00:58:10,414 --> 00:58:20,123 ♬~ 503 00:58:20,123 --> 00:58:22,123 バルサ! 504 01:00:45,619 --> 01:00:49,389 >>オリンピック代表をかけた競 泳の日本選手権。 505 01:00:52,392 --> 01:00:56,162 >>オリンピック代表決定!