1 00:00:17,090 --> 00:00:24,390 <この世界は 計り知れない力にあふれている> 2 00:00:26,166 --> 00:00:29,836 <用心棒 バルサが出会ったのは➡ 3 00:00:29,836 --> 00:00:32,506 一人の少女だった> 4 00:00:32,506 --> 00:00:34,841 (アスラ)お兄ちゃん…。 (チキサ)アスラ! 大丈夫か? 5 00:00:34,841 --> 00:00:38,141 (バルサ)ここを出よう! この子を私の背に。 6 00:00:39,713 --> 00:00:44,518 この子は チャグムと同じじゃないのか? 7 00:00:44,518 --> 00:00:46,853 この子にも 何かが宿っている。 8 00:00:46,853 --> 00:00:54,194 <少女も また 計り知れない力を持っていた> 9 00:00:54,194 --> 00:00:57,864 お母さ~ん! 10 00:00:57,864 --> 00:01:04,204 <その力を恐れる大人たちがいた> 11 00:01:04,204 --> 00:01:06,540 (スファル)我々は カシャルだ。➡ 12 00:01:06,540 --> 00:01:11,878 古来より 王宮に陰で仕えている呪術師だ。 13 00:01:11,878 --> 00:01:14,214 あの子を殺せと命じられたのか? 14 00:01:14,214 --> 00:01:18,485 <彼らは 少女を抹殺しようと➡ 15 00:01:18,485 --> 00:01:23,485 何度も 何度も 追っ手を放った> 16 00:01:25,359 --> 00:01:29,830 <ただ一人 バルサは守った。➡ 17 00:01:29,830 --> 00:01:36,530 その恐ろしい少女を守り続けた> 18 00:01:43,176 --> 00:01:49,476 これまで何があったのか 話してくれるかな? え? 19 00:01:51,051 --> 00:01:55,751 チキサとアスラに何があったのか…。 20 00:01:57,724 --> 00:02:00,024 カミサマの事? 21 00:02:02,195 --> 00:02:07,534 どうして その カミサマに会った? 22 00:02:07,534 --> 00:02:10,437 お母さんが招いたから。 23 00:02:10,437 --> 00:02:14,875 招いた? どこで? 24 00:02:14,875 --> 00:02:17,575 深い森の中。 25 00:02:19,479 --> 00:02:23,817 (アスラ)カミサマのお墓。➡ 26 00:02:23,817 --> 00:02:30,490 そこには タルのカミサマがいるの。➡ 27 00:02:30,490 --> 00:02:37,164 だけど今は タル人は 入ってはいけないの。 28 00:02:37,164 --> 00:02:51,178 (トリーシア)♬「タルハマンヤ タルハマンヤ」 29 00:02:51,178 --> 00:02:58,852 ♬「ヤハイツサズミ」 30 00:02:58,852 --> 00:03:40,460 ♬~ 31 00:03:40,460 --> 00:03:46,160 チキサ お前は ここで待っていなさい。 32 00:03:49,503 --> 00:03:52,839 さっ アスラ。 33 00:03:52,839 --> 00:04:02,849 ♬~ 34 00:04:02,849 --> 00:04:08,522 (アスラ)お母さん 怖い…。➡ 35 00:04:08,522 --> 00:04:12,859 ここは 入っちゃいけない所でしょ?➡ 36 00:04:12,859 --> 00:04:15,859 ここに何があるの? 37 00:04:19,466 --> 00:04:23,803 (トリーシア)ここには カミサマがいるのよ。 38 00:04:23,803 --> 00:04:26,706 カミサマ? 39 00:04:26,706 --> 00:04:29,476 恐れなくてもいいのよ。 40 00:04:29,476 --> 00:04:32,776 間違っているのは ほかの人たちだから。 41 00:04:34,814 --> 00:04:37,717 (トリーシア)今は ロタの神様が 置かれているけれど➡ 42 00:04:37,717 --> 00:04:43,490 本当に カミサマが見えるのは➡ 43 00:04:43,490 --> 00:04:46,159 私たち タルの民だけ。 44 00:04:46,159 --> 00:05:23,159 ♬~ 45 00:05:24,998 --> 00:07:17,998 ♬~ 46 00:07:25,452 --> 00:07:27,752 川みたい…。 47 00:07:52,145 --> 00:07:55,482 (トリーシア)ユチウ ユチウ ヤハ➡ 48 00:07:55,482 --> 00:08:01,821 ユチウ ユチウ ヤハ ユチウ ユチウ ヤハ➡ 49 00:08:01,821 --> 00:08:06,493 タルハマンヤ タルハマンヤ➡ 50 00:08:06,493 --> 00:08:15,301 ヤハイツサズミ ヤハイツサズミ。 51 00:08:15,301 --> 00:08:18,301 あっ 光の輪…。 52 00:08:20,039 --> 00:08:25,779 アスラ… あなたには それが見えるのね? 53 00:08:25,779 --> 00:08:29,779 見えるわ。 お母さんには見えないの? 54 00:08:31,451 --> 00:08:33,787 それは聖なる宿り木の輪よ。 55 00:08:33,787 --> 00:08:38,124 あなたの その胸にあるものと同じ。 56 00:08:38,124 --> 00:08:41,824 さあ さあ…。 57 00:08:48,768 --> 00:08:53,473 (トリーシア)まぶしすぎる光は 人の目をくらませる。➡ 58 00:08:53,473 --> 00:08:59,145 光を見ているのに 闇を見ていると思い込むのよ。➡ 59 00:08:59,145 --> 00:09:05,819 本当に カミサマが見えるのは 私たち タルの民だけ。 60 00:09:05,819 --> 00:09:13,119 さあ アスラ その聖なる宿り木の輪を 手にお取りなさい。 61 00:09:15,628 --> 00:09:18,765 怖いわ。 (トリーシア)大丈夫。➡ 62 00:09:18,765 --> 00:09:21,465 大丈夫 お母さんが ついてるわ。 63 00:09:24,437 --> 00:09:28,308 これは あなたに訪れた運命なのよ。 64 00:09:28,308 --> 00:09:34,781 タルの命運が あなたに託されたの。 さあ。 65 00:09:34,781 --> 00:10:11,781 ♬~ 66 00:10:14,821 --> 00:10:21,694 はっ! はあはあ…。 67 00:10:21,694 --> 00:10:25,465 怖い夢を見たんだね。 68 00:10:25,465 --> 00:10:28,167 ここは どこ? 69 00:10:28,167 --> 00:10:33,867 ここは 遊牧民の野営地だ。 昨日から ここにいる。 70 00:10:37,176 --> 00:10:40,513 バルサは ずっといる? 71 00:10:40,513 --> 00:10:43,416 ああ いるよ。 72 00:10:43,416 --> 00:10:49,522 私は あんたの用心棒を 引き受けたんだ。 73 00:10:49,522 --> 00:10:51,822 ようじんぼう…。 74 00:10:53,860 --> 00:10:57,160 だから 安心して もう少し お眠り。 75 00:11:07,407 --> 00:11:10,407 やけに濃い朝霧だ。 76 00:11:17,083 --> 00:11:22,488 これも幻影… 目くらましか? 77 00:11:22,488 --> 00:11:24,824 どうやら見つかったようだ。 78 00:11:24,824 --> 00:11:29,162 いいかい ここを動くんじゃないよ。 79 00:11:29,162 --> 00:11:32,065 私も行く! 駄目だ。 80 00:11:32,065 --> 00:11:34,033 いいかい? アスラ。 81 00:11:34,033 --> 00:11:38,838 何があっても カミサマを招いちゃいけないよ。 82 00:11:38,838 --> 00:11:41,138 どうして? 83 00:11:43,710 --> 00:11:47,180 私は あんたの用心棒だ。 84 00:11:47,180 --> 00:11:50,480 あんたを守るのが私の役目だよ。 85 00:11:54,053 --> 00:11:56,856 バルサは死なない? 86 00:11:56,856 --> 00:11:59,525 ああ 絶対に。 87 00:11:59,525 --> 00:12:57,225 ♬~ 88 00:12:58,851 --> 00:14:02,181 ♬~ 89 00:14:02,181 --> 00:14:04,117 ≪(アスラ)バルサ! 90 00:14:04,117 --> 00:14:07,053 バルサ! アスラ 来ちゃいけない! 91 00:14:07,053 --> 00:14:09,055 危ない! 92 00:14:09,055 --> 00:14:37,817 ♬~ 93 00:14:37,817 --> 00:14:41,517 (マクル)ああ~っ! 94 00:14:47,160 --> 00:14:49,160 殺したの? 95 00:14:51,030 --> 00:14:55,730 殺してないよ。 気を失ってるだけだ。 96 00:14:58,171 --> 00:15:00,471 (マクル)殺してみろ 化け物。 97 00:15:02,508 --> 00:15:06,808 ここにいる みんなが お前を 化け物だと思って見ているぞ。 98 00:15:11,851 --> 00:15:17,456 アスラ あんたを試しているだけだ。 99 00:15:17,456 --> 00:15:19,392 気にするな。 100 00:15:19,392 --> 00:15:22,328 俺たちを殺さなければ お前の兄が死ぬぞ! 101 00:15:22,328 --> 00:15:26,132 母親と同じようになるぞ!➡ 102 00:15:26,132 --> 00:15:28,067 そうだ やれ! 103 00:15:28,067 --> 00:15:31,470 ここにいる みんなを 殺してしまえ 化け物! 104 00:15:31,470 --> 00:15:33,770 さあ行こう アスラ。 105 00:15:40,813 --> 00:15:42,813 殺して…。 106 00:15:46,485 --> 00:15:51,157 あいつを殺して! 107 00:15:51,157 --> 00:15:53,092 アスラ…。 108 00:15:53,092 --> 00:16:46,812 ♬~ 109 00:16:46,812 --> 00:16:53,486 バルサは どうやら ロタと新ヨゴの国境に広がる街➡ 110 00:16:53,486 --> 00:16:56,155 四路街に向かったようだ。 111 00:16:56,155 --> 00:17:00,026 (タンダ)また逃げられたんですね。 112 00:17:00,026 --> 00:17:03,496 (シハナ)四路街で あの女が行きそうな所を教えろ。 113 00:17:03,496 --> 00:17:05,796 さあね… プッ! 114 00:17:08,367 --> 00:17:13,839 ここに縛りつけていても あの女が戻ってくるとは思えない。 115 00:17:13,839 --> 00:17:16,742 好きにすればいい。 116 00:17:16,742 --> 00:17:18,678 そんな事したって➡ 117 00:17:18,678 --> 00:17:21,647 俺とチキサが 四路街に 向かうはずもないでしょう。 118 00:17:21,647 --> 00:17:23,649 そうかな? 119 00:17:23,649 --> 00:17:29,121 本当に放っておけるのかな? アスラを。➡ 120 00:17:29,121 --> 00:17:33,421 放っておけば どうなるか 兄のお前なら分かるはずだ。 121 00:17:35,795 --> 00:17:40,132 タル人が その恐ろしい神の力を使って➡ 122 00:17:40,132 --> 00:17:43,035 この世を支配してきた事を➡ 123 00:17:43,035 --> 00:17:47,807 お前の母親なら 話しているだろうからね。 124 00:17:47,807 --> 00:17:50,710 支配などしていない! 平和を守ってきたんだ! 125 00:17:50,710 --> 00:17:56,148 それを勝手に滅ぼしたのは お前ら ロタ人じゃないか! 126 00:17:56,148 --> 00:18:01,448 だから 母さんが処刑された時 カミサマが怒ったんだ! 127 00:18:03,823 --> 00:18:07,159 怒ったのは 妹だよ。 128 00:18:07,159 --> 00:18:09,459 妹の力だよ。 129 00:18:13,833 --> 00:18:20,106 その恐ろしき神の名は タルハマヤ。 130 00:18:20,106 --> 00:18:22,406 タルハマヤ? 131 00:18:24,443 --> 00:18:29,782 (スファル)この神を祭り 栄華を誇った その氏族➡ 132 00:18:29,782 --> 00:18:34,482 それが タルの民の祖先だ。 133 00:18:36,455 --> 00:18:40,326 (スファル)太古のロタの国で➡ 134 00:18:40,326 --> 00:18:44,797 タルの祖先である一人の娘が➡ 135 00:18:44,797 --> 00:18:47,797 異能者として この世に生を受けた。 136 00:18:51,470 --> 00:18:54,807 (スファル)娘は美しかった。➡ 137 00:18:54,807 --> 00:18:58,144 美しすぎた。➡ 138 00:18:58,144 --> 00:19:00,479 その 美しさから➡ 139 00:19:00,479 --> 00:19:04,350 ほかの氏族たちに さらわれそうになり➡ 140 00:19:04,350 --> 00:19:08,050 その時 親を目の前で殺された。 141 00:19:14,493 --> 00:19:17,396 (スファル)この世に失望した娘は➡ 142 00:19:17,396 --> 00:19:20,696 死に場所を求めて歩いていた。 143 00:19:23,769 --> 00:19:27,769 (スファル) そこで 不思議な泉と出会った。 144 00:19:32,111 --> 00:19:37,111 (スファル)その泉には 巨大な木が生えていた。 145 00:19:38,984 --> 00:19:44,684 (スファル)人の目には見えぬ その木を 娘は見る事ができた。 146 00:19:52,798 --> 00:19:56,135 (スファル)その泉は 異界とつながり➡ 147 00:19:56,135 --> 00:20:00,473 そこには 血に飢えた恐ろしい神➡ 148 00:20:00,473 --> 00:20:03,173 タルハマヤが住んでいた。 149 00:20:04,810 --> 00:20:08,681 (スファル) タルハマヤは 人の絶望に取りつき➡ 150 00:20:08,681 --> 00:20:12,151 怒りや憎しみに力を与える。 151 00:20:12,151 --> 00:20:22,161 ♬~ 152 00:20:22,161 --> 00:20:25,064 (スファル)その娘の名は➡ 153 00:20:25,064 --> 00:20:28,033 サーダ・タルハマヤ。➡ 154 00:20:28,033 --> 00:20:31,837 神と一つになりし者と呼ばれ➡ 155 00:20:31,837 --> 00:20:35,508 他の氏族たちを殺戮し➡ 156 00:20:35,508 --> 00:20:38,508 たちまち 全土を征服した。 157 00:20:44,183 --> 00:20:47,086 それから 数百年して➡ 158 00:20:47,086 --> 00:20:51,857 今度は アスラが サーダ・タルハマヤになるのよ。 159 00:20:51,857 --> 00:20:55,194 違う… 違う! 160 00:20:55,194 --> 00:20:57,530 それは ロタが作り上げた伝説だ! 161 00:20:57,530 --> 00:20:59,865 サーダ・タルハマヤは 神を招く事によって➡ 162 00:20:59,865 --> 00:21:02,768 氏族同士の戦いを 終わらせたんだ!➡ 163 00:21:02,768 --> 00:21:05,538 平和な世をつくり上げたんだ! チキサ! 164 00:21:05,538 --> 00:21:09,875 確かに 氏族同士の争い事はなくなった。 165 00:21:09,875 --> 00:21:16,682 だが それは 恐怖ゆえに 声を出す者がいなかっただけだ。 166 00:21:16,682 --> 00:21:21,382 タル人は その恐怖で ロタ人を押さえつけた。 167 00:21:24,156 --> 00:21:27,826 お前は それを平和と呼ぶのか? 168 00:21:27,826 --> 00:21:30,496 もうやめろ! 169 00:21:30,496 --> 00:21:34,196 チキサを苦しめて これ以上 どうするんだ! 170 00:21:36,835 --> 00:21:38,835 (スファル)タンダ…。 171 00:21:41,507 --> 00:21:46,807 時には 犠牲を 払わねばならない事もある。 172 00:22:03,529 --> 00:22:06,198 バルサ 大丈夫? 173 00:22:06,198 --> 00:22:43,836 ♬~ 174 00:22:43,836 --> 00:22:47,172 甘くて おいしいよ。 食べてみないかい? 175 00:22:47,172 --> 00:23:01,520 ♬~ 176 00:23:01,520 --> 00:23:05,190 ちょちょちょちょ…! どこへ行くんだい!? 177 00:23:05,190 --> 00:23:07,190 あ~ もう! 178 00:23:12,064 --> 00:23:15,467 行商人かね? 179 00:23:15,467 --> 00:23:21,140 はい。 マーサさんにお会いしたいのですが。 180 00:23:21,140 --> 00:23:25,477 大奥様に? それを売りにかい? 181 00:23:25,477 --> 00:23:28,380 私は バルサと申します。 182 00:23:28,380 --> 00:23:31,817 バルサ? 183 00:23:31,817 --> 00:23:34,153 ちょいと お待ちを。 184 00:23:34,153 --> 00:23:38,490 大奥様! 大奥様! (マーサ)な~に? 185 00:23:38,490 --> 00:23:41,393 バルサという方が 見えておるんですけど…。 186 00:23:41,393 --> 00:23:44,830 (マーサ)バルサ? はい。 187 00:23:44,830 --> 00:23:47,530 ちょちょ…。 はいはい はいはい。 188 00:23:49,168 --> 00:23:51,503 あっ ちょ…。 189 00:23:51,503 --> 00:23:53,503 ちょっと ごめんなさいね。 190 00:23:56,375 --> 00:23:59,675 バルサ! バルサ! 191 00:24:02,848 --> 00:24:07,519 (マーサ)まあ! バルサじゃないの! 192 00:24:07,519 --> 00:24:09,519 しばらくでした。 193 00:24:18,464 --> 00:24:20,399 (マーサ)とりあえず➡ 194 00:24:20,399 --> 00:24:24,136 食事は 様子を見てから 出す事にしますからね。 195 00:24:24,136 --> 00:24:27,806 いえ 長居をするつもりは ありませんから。 196 00:24:27,806 --> 00:24:30,142 そうじゃないの。 197 00:24:30,142 --> 00:24:33,842 私が様子を見ると言ったのは ケガの事。 198 00:24:35,481 --> 00:24:37,481 ケガしてるでしょう? 199 00:24:39,818 --> 00:24:42,721 マーサさんの目は ごまかせませんね。 200 00:24:42,721 --> 00:24:45,691 (マーサ)そうよ。 顔色一つで➡ 201 00:24:45,691 --> 00:24:48,494 あなたの事だったら 何でも分かってしまう。➡ 202 00:24:48,494 --> 00:24:51,794 さあ 見せてごらんなさい。 203 00:24:59,138 --> 00:25:01,840 (マーサ)ああ 矢が刺さったのね。 204 00:25:01,840 --> 00:25:05,177 すぐに信用のおける 医術師を呼ぶわ。 205 00:25:05,177 --> 00:25:08,847 実は 追われています。 206 00:25:08,847 --> 00:25:10,783 迷惑がかかります。 207 00:25:10,783 --> 00:25:14,720 追われているなら なおさらの事。 ここで休むべきよ。➡ 208 00:25:14,720 --> 00:25:17,456 タロ! ≪はいはい はいはい! 209 00:25:17,456 --> 00:25:20,359 あのね すぐに 医術師を呼んできてちょうだい。 210 00:25:20,359 --> 00:25:22,327 へえ! 211 00:25:22,327 --> 00:25:24,327 お願いよ。 へえ! 212 00:25:29,067 --> 00:25:31,470 はい。 213 00:25:31,470 --> 00:25:36,809 これで また あなたを 用心棒として雇う事にします。 214 00:25:36,809 --> 00:25:40,679 もう これで どこにも行けないでしょ。➡ 215 00:25:40,679 --> 00:25:46,819 よし。 お嬢さんは着替える前に 湯あみした方がいいわね。 216 00:25:46,819 --> 00:26:03,368 ♬~ 217 00:26:03,368 --> 00:26:08,068 (マーサ)はい。 じゃあ 腕を上げて下さい。 218 00:26:15,781 --> 00:26:20,652 まあ これは…。 219 00:26:20,652 --> 00:26:23,652 あなたも ケガをしているの? 220 00:26:25,791 --> 00:26:30,462 これは…➡ 221 00:26:30,462 --> 00:26:32,762 生まれた時からあるの。 222 00:26:35,133 --> 00:26:37,133 そう…。 223 00:26:52,684 --> 00:27:13,171 ♬「ユチウ ユチウ ヤハ」 224 00:27:13,171 --> 00:27:34,459 ♬「ユチウ ユチウ ヤハ」 225 00:27:34,459 --> 00:27:43,135 ♬「タルハマンヤ」 226 00:27:43,135 --> 00:27:52,144 ♬「タルハマンヤ」 227 00:27:52,144 --> 00:28:00,018 ♬「ヤハイツサズミ」 228 00:28:00,018 --> 00:28:08,493 ♬~ 229 00:28:08,493 --> 00:28:10,829 お母さ~ん! 230 00:28:10,829 --> 00:28:12,829 アスラ! 231 00:28:24,109 --> 00:28:29,809 (シハナ)なあ 妹が サーダ・タルハマヤになってもいいのか? 232 00:28:35,120 --> 00:28:37,456 四路街で バルサが立ち寄りそうな場所を➡ 233 00:28:37,456 --> 00:28:40,156 教えてくれないか。 234 00:28:51,803 --> 00:28:54,103 分かりました。 235 00:28:56,141 --> 00:28:59,478 けど 俺とチキサも一緒に行く。 236 00:28:59,478 --> 00:29:03,148 アスラを救う道があるんなら 最後まで それを探る。 237 00:29:03,148 --> 00:29:05,083 それが条件です。 238 00:29:05,083 --> 00:29:07,819 お前みたいな無能者が何を言うか。 239 00:29:07,819 --> 00:29:12,819 俺は無力でも 死んでも バルサを裏切らない。 240 00:29:37,449 --> 00:29:39,384 (アマン) そんなバカな事がありますか!? 241 00:29:39,384 --> 00:29:41,787 (イーハン)バカな? (アマン)そうではござりませぬか!➡ 242 00:29:41,787 --> 00:29:43,722 なぜ 北部のために 南部のみが➡ 243 00:29:43,722 --> 00:29:45,657 増税させられなければ ならないのです! 244 00:29:45,657 --> 00:29:48,660 北部のためではない! このロタ王国のためだ! 245 00:29:48,660 --> 00:29:53,131 羊の疫病が蔓延し この増税は やむをえない事だ。 246 00:29:53,131 --> 00:29:55,467 それなら 北部も増税すべきです! 247 00:29:55,467 --> 00:29:57,402 それが平等というものでしょう! 248 00:29:57,402 --> 00:29:59,337 (ラハン)何が平等ですか!➡ 249 00:29:59,337 --> 00:30:01,807 疫病が蔓延してるのは 北部のみです! 250 00:30:01,807 --> 00:30:05,677 それなら なおさら 北部だけの落ち度ではないか! 251 00:30:05,677 --> 00:30:08,146 そうだ! 落ち度とは何だ! 252 00:30:08,146 --> 00:30:13,018 お前ら 北のために…! 253 00:30:13,018 --> 00:30:15,018 (ヨーサム)静まれ! 254 00:30:16,822 --> 00:30:20,158 たー! (一同)たー! 255 00:30:20,158 --> 00:30:32,737 ♬~ 256 00:30:32,737 --> 00:30:39,037 (スーアン)畏れながら…。 (ヨーサム)スーアン。 257 00:30:40,846 --> 00:30:47,519 イーハン殿下が 北部に肩入れするのは 北部にいるタルの民を➡ 258 00:30:47,519 --> 00:30:51,189 解放したいと思っての事では ござりませぬかな? 259 00:30:51,189 --> 00:30:53,125 何を…。 260 00:30:53,125 --> 00:30:55,527 タルと この増税は関係がない! 261 00:30:55,527 --> 00:31:02,227 では 祭儀場での惨状とも 関係ないのですかな? 262 00:31:05,203 --> 00:31:07,203 [ 回想 ] トリーシア…。 263 00:31:09,875 --> 00:31:11,810 (スーアン)あの惨状は➡ 264 00:31:11,810 --> 00:31:14,746 あの おぞましきタルの伝説を➡ 265 00:31:14,746 --> 00:31:19,446 彷彿とさせるものでは ござりませぬか? 266 00:31:21,153 --> 00:31:25,023 だとしたら 今こそ タル人を➡ 267 00:31:25,023 --> 00:31:30,723 この国から 一掃すべき時ではないのですか! 268 00:31:34,166 --> 00:31:40,505 (ヨーサム)スーアン! 増税と その事は関係ない。 269 00:31:40,505 --> 00:31:42,805 分かりました。 270 00:31:45,844 --> 00:31:50,182 南部のみの増税は承知しましょう。 271 00:31:50,182 --> 00:31:52,517 そのかわり➡ 272 00:31:52,517 --> 00:32:00,217 ツーラム港を タルシュ帝国に開港する事を お認め下さい。 273 00:32:02,861 --> 00:32:06,198 (スーアン) タルシュ帝国と同盟を結ぶ事で➡ 274 00:32:06,198 --> 00:32:11,536 戦は避けられ 国は豊かになります。 275 00:32:11,536 --> 00:32:15,407 新ヨゴ国のようには なりませぬよう➡ 276 00:32:15,407 --> 00:32:18,407 ご考慮下さいませ。 277 00:32:20,345 --> 00:32:23,645 新ヨゴ国が いかがした? 278 00:32:26,484 --> 00:32:30,155 サンガルから戻った 交易商人の知らせによれば➡ 279 00:32:30,155 --> 00:32:33,825 あの新ヨゴ国の船は➡ 280 00:32:33,825 --> 00:32:37,162 海の藻屑と消えたようです。 281 00:32:37,162 --> 00:33:03,388 ♬~ 282 00:33:03,388 --> 00:33:06,688 (ガカイ)サンガル王国より 書状が届きました。 283 00:33:10,061 --> 00:33:12,063 (ガカイ)書状によりますと➡ 284 00:33:12,063 --> 00:33:16,801 援軍に行った者 皆 捕らえられたようです。 285 00:33:16,801 --> 00:33:18,737 (ラドウ)皇太子も捕らえられたのか? 286 00:33:18,737 --> 00:33:23,141 (ガカイ)いえ 殿下については 触れておりませぬ。 287 00:33:23,141 --> 00:33:25,477 (ラドウ)船は戦わずして 敵にとられたのか? 288 00:33:25,477 --> 00:33:31,349 (ガカイ)いや 船は燃えたようです。 トーサ閣下と共に。 289 00:33:31,349 --> 00:33:33,818 やはり 罠であったか…。➡ 290 00:33:33,818 --> 00:33:37,118 サンガルは タルシュの手に落ちたのか。 291 00:33:39,691 --> 00:33:44,691 (帝)それで サンガル王国は何と? 292 00:33:47,165 --> 00:33:49,165 はっ! 293 00:33:53,838 --> 00:33:58,176 直ちに降伏の意を示し 捕虜たちを取り戻すか➡ 294 00:33:58,176 --> 00:34:01,513 我らと戦う意志を持って 兵を送り込むかは➡ 295 00:34:01,513 --> 00:34:05,183 帝のお心次第だと。 296 00:34:05,183 --> 00:34:12,524 (聖導師)陛下 直ちに タルシュ帝国との交渉の術を探ります。 297 00:34:12,524 --> 00:34:14,524 捨て置け。 298 00:34:29,007 --> 00:34:32,010 私は 相手にせぬ。 299 00:34:32,010 --> 00:34:34,010 なっ…。 300 00:34:40,151 --> 00:34:42,087 捨て置け。 301 00:34:42,087 --> 00:34:46,825 (聖導師)陛下… 捕虜たちを捨て置くのですか? 302 00:34:46,825 --> 00:34:51,162 私が動かねば 相手が動くしかなかろう。➡ 303 00:34:51,162 --> 00:34:53,832 それを待てばよい。 304 00:34:53,832 --> 00:34:56,532 (聖導師)お待ち下さい 陛下。 305 00:34:59,504 --> 00:35:03,174 (聖導師)万が一 皇太子が捕らわれた事が➡ 306 00:35:03,174 --> 00:35:06,874 敵の知るところとなりますれば…。 案ずるな。 307 00:35:10,048 --> 00:35:14,185 ラドウ陸軍大将は 敵の動きに備えよ。 (ラドウ)はっ! 308 00:35:14,185 --> 00:35:17,485 (聖導師)陛下… 陛下! 309 00:35:19,457 --> 00:35:22,360 かわいそうに シュガのやつ…。 310 00:35:22,360 --> 00:36:03,034 ♬~ 311 00:36:03,034 --> 00:36:05,837 あ~っ! 312 00:36:05,837 --> 00:36:39,837 ♬~ 313 00:37:06,164 --> 00:37:09,164 最初は きついけど 今じゃ病みつきだ。 314 00:37:11,035 --> 00:37:15,773 (シュガ)さあ 殿下 もう少し お召し上がりませんと。 315 00:37:15,773 --> 00:37:18,109 (チャグム)もうよい。 316 00:37:18,109 --> 00:37:23,448 いつも 少量 口にされるだけで それでは 体がもちませぬ。 317 00:37:23,448 --> 00:37:26,784 何のために もたせるのだ? 318 00:37:26,784 --> 00:37:33,124 ただ 死を待つためにか? そのような事はございません。 319 00:37:33,124 --> 00:37:38,824 ならば どうなる? 父上が動くとでも思うのか? 320 00:37:40,798 --> 00:37:44,669 それでも 助けを待つのです。 321 00:37:44,669 --> 00:37:47,138 助けなどあるまい。 322 00:37:47,138 --> 00:37:53,011 私は おじい様を助けられなかった。 323 00:37:53,011 --> 00:37:57,782 トーサ大提督を 見殺しにするほか なかったのだ。 324 00:37:57,782 --> 00:38:00,151 (ジン)泣くのはおやめ下さい。➡ 325 00:38:00,151 --> 00:38:03,488 気が滅入る。 (シュガ)おい。 326 00:38:03,488 --> 00:38:06,157 やはり 子どもでしたな あなたは。 327 00:38:06,157 --> 00:38:08,092 (モン)やめぬか ジン。 328 00:38:08,092 --> 00:38:10,828 (ジン)精霊の卵を抱いて➡ 329 00:38:10,828 --> 00:38:13,731 魔物のいる水源に 飛び込んだ時のあなたは➡ 330 00:38:13,731 --> 00:38:18,436 ただの子どもではないと 思いましたが➡ 331 00:38:18,436 --> 00:38:21,773 今の方が よほど 子どもに見える。 (シュガ)無礼な口を利くな! 332 00:38:21,773 --> 00:38:24,676 (ジン)今は皇太子ではないだろう。 口の利き方に気を付けていたら➡ 333 00:38:24,676 --> 00:38:28,446 敵に気取られよう。 334 00:38:28,446 --> 00:38:32,317 それでも ここにいる者たちにとって➡ 335 00:38:32,317 --> 00:38:35,119 あなたは 皇太子に違いなく➡ 336 00:38:35,119 --> 00:38:38,456 誰もが あなたの言動を気にしています。 337 00:38:38,456 --> 00:38:41,793 そんな事も分からぬ 子どもだったとは➡ 338 00:38:41,793 --> 00:38:44,462 皆も生きる気力をなくしましょう。 339 00:38:44,462 --> 00:38:48,162 (モン)もうよい。 殿下を責めるな。 340 00:38:51,803 --> 00:38:53,738 殿下のおつらさは➡ 341 00:38:53,738 --> 00:38:57,141 誰もが 分かっている事でございます。 342 00:38:57,141 --> 00:38:59,811 虜囚になるくらいなら➡ 343 00:38:59,811 --> 00:39:03,511 死を選んだ方が ましだと思っているのです。 344 00:39:10,154 --> 00:39:14,826 [ 回想 ] (トーサ)殿下は 生きる事が使命です。➡ 345 00:39:14,826 --> 00:39:22,126 我が国を 民を 生き延びさせる事が使命です。 346 00:39:23,635 --> 00:39:26,437 無駄じゃない…。 347 00:39:26,437 --> 00:39:30,437 絶対に 無駄にはしない。 348 00:39:39,017 --> 00:39:42,453 殿下。 349 00:39:42,453 --> 00:39:48,326 トーサ大提督の死を無駄にしないと おっしゃったのは 殿下です。 350 00:39:48,326 --> 00:40:01,139 ♬~ 351 00:40:01,139 --> 00:40:06,439 皆 すまなかった! 許してくれ! 352 00:40:08,012 --> 00:40:12,712 いや そんな事はしなくていい。 食事を続けてくれ。 353 00:40:17,155 --> 00:40:21,826 私も今は そなたらと同じ捕虜の身である。 354 00:40:21,826 --> 00:40:25,496 私への気遣いは不要だ。 355 00:40:25,496 --> 00:40:30,168 トーサ大提督は 自らの死を選ぶ事で➡ 356 00:40:30,168 --> 00:40:34,505 そなたらに 生きる事のつらさを選ばせた。 357 00:40:34,505 --> 00:40:38,843 あえて その つらさを背負わせたのだ。 358 00:40:38,843 --> 00:40:48,519 ♬~ 359 00:40:48,519 --> 00:40:51,422 生き抜こう。 360 00:40:51,422 --> 00:40:58,422 どんな目に遭おうとも 生きる事を恥じる事はないのだ。 361 00:41:00,531 --> 00:41:06,204 生きている そなたたちを 私は誇りに思う。 362 00:41:06,204 --> 00:41:10,074 (一同)殿下…! 363 00:41:10,074 --> 00:41:15,012 さあ もう その呼び方は これっきりだ。 364 00:41:15,012 --> 00:41:17,148 チャグムと呼んでくれ。 365 00:41:17,148 --> 00:41:35,500 ♬~ 366 00:41:35,500 --> 00:41:37,500 うめえ! 367 00:42:03,194 --> 00:42:12,194 (笑い声) 368 00:42:17,708 --> 00:42:20,678 おっ やった! 369 00:42:20,678 --> 00:42:28,352 ♬~ 370 00:42:28,352 --> 00:42:31,652 (アスラ)はい。 フフフッ。 371 00:42:36,093 --> 00:42:38,093 よいしょ。 372 00:42:40,832 --> 00:42:45,169 これをね ツンツンって やって… はい。➡ 373 00:42:45,169 --> 00:42:48,840 ピンと張って これを入れます。 374 00:42:48,840 --> 00:42:53,140 上手 上手! ハハハハハッ! 375 00:42:54,712 --> 00:43:00,184 あっ ほら バルサが目を覚ましたわ。 376 00:43:00,184 --> 00:43:03,484 (アスラ)あっ バルサ! 大丈夫? 377 00:43:07,058 --> 00:43:10,828 (マーサ)一日中 眠っていたのよ。 (アスラ)バルサ。 378 00:43:10,828 --> 00:43:13,528 (マーサ)おなかすいたでしょ? 379 00:43:15,466 --> 00:43:20,137 一日… ずっと アスラの面倒を 見て下さっていたんですか? 380 00:43:20,137 --> 00:43:26,811 違うわよ。 仕事を仕込んでいたの。 この子 とっても上手だわよ! 381 00:43:26,811 --> 00:43:30,681 機織りの筋があるのね。 私の若い頃みたい。 382 00:43:30,681 --> 00:43:36,153 顔は全然違うけど。 アハハハハハッ! 383 00:43:36,153 --> 00:43:38,489 (アスラ)ねえ バルサ! 384 00:43:38,489 --> 00:43:41,158 マーサさんの布は とてもいい匂いがするわ! 385 00:43:41,158 --> 00:43:44,829 まるで お花を織った布みたい! ほら。 386 00:43:44,829 --> 00:43:48,499 (マーサ)あなた とっても似合ってるわよ! 387 00:43:48,499 --> 00:43:50,499 (アスラ)本当? 388 00:43:52,169 --> 00:43:55,840 (マーサ)バルサが あなたと同じ年の頃には➡ 389 00:43:55,840 --> 00:44:00,711 私が いくら頼んでも とうとう着てもらえなかった。 390 00:44:00,711 --> 00:44:05,850 用心棒だから 女らしい衣は嫌だって言ってね。 391 00:44:05,850 --> 00:44:10,721 えっ バルサは そんな小さい頃から 用心棒をしていたの? 392 00:44:10,721 --> 00:44:14,191 そうよ。 そのころは➡ 393 00:44:14,191 --> 00:44:18,491 とっても強いお父さんと 一緒だった。 394 00:44:23,000 --> 00:44:25,000 (ジグロ)はっ! 395 00:44:33,477 --> 00:44:35,477 う~っ! うっ! 396 00:44:39,150 --> 00:44:41,150 やっ! 397 00:44:53,164 --> 00:44:56,464 (泣き叫ぶ声) 398 00:45:00,504 --> 00:45:03,407 (マーサ)あっ そうだ! バルサに滋養のつくもの➡ 399 00:45:03,407 --> 00:45:06,377 何か持ってきてあげるね。 ちょっと待っててね。➡ 400 00:45:06,377 --> 00:45:12,116 みんな 夕飯にしましょう! (一同)はい! 401 00:45:12,116 --> 00:45:16,116 バルサのお父さんは 今 どうしてるの? 402 00:45:17,788 --> 00:45:22,126 もう死んでしまったよ。 403 00:45:22,126 --> 00:45:28,799 そう…。 私のお父さんも死んでしまった。 404 00:45:28,799 --> 00:45:31,499 私が小さい時に。 405 00:45:37,141 --> 00:45:43,441 お母さんや お父さんの分まで アスラが生きるしかないね。 406 00:45:48,753 --> 00:46:00,164 ♬~ 407 00:46:00,164 --> 00:46:08,506 私だって 二親がいなくたって なんとか生きてこられたよ。 408 00:46:08,506 --> 00:46:13,206 (アスラ)だけど 殺された訳じゃないでしょ? 409 00:46:15,312 --> 00:46:22,053 バルサには タル人の事は 何も分からないのよ。 410 00:46:22,053 --> 00:46:33,464 ♬~ 411 00:46:33,464 --> 00:46:35,464 アスラ…。 412 00:46:39,336 --> 00:46:48,036 さっき マーサさんと いる時のアスラは とても幸せそうだったよ。 413 00:46:51,816 --> 00:46:56,516 そうやって生きていったって いいんだよ あんたは。 414 00:47:02,460 --> 00:47:07,760 優しくて親切な人は この世に いくらだって いるんだ。 415 00:47:10,835 --> 00:47:19,110 そういう人たちに 恩を返したり 返されたり➡ 416 00:47:19,110 --> 00:47:21,810 そうやって みんな生きている。 417 00:47:25,449 --> 00:47:29,320 それでも 悪い人を➡ 418 00:47:29,320 --> 00:47:32,620 カミサマに 殺してもらいたいと思うか? 419 00:47:37,061 --> 00:47:41,799 (トウノ)バルサ! バルサ! 目が覚めたって! 420 00:47:41,799 --> 00:47:44,468 これ これ! これだ これ! これ見て これ! 421 00:47:44,468 --> 00:47:48,139 バルサに蹴られて 崖から落ちた時の傷だ。 422 00:47:48,139 --> 00:47:50,474 こんな岩に頭を打ちつけてな。 423 00:47:50,474 --> 00:47:53,144 あん時は 盗賊に襲われて➡ 424 00:47:53,144 --> 00:47:55,479 トウノさんが 立ち向かってゆくもんだから。 425 00:47:55,479 --> 00:48:01,152 トウノは 何度 バルサに命を救われたか 分かったもんじゃないわ。 426 00:48:01,152 --> 00:48:04,822 (アスラ)えっ そんなに ずっと バルサと旅をしていたの? 427 00:48:04,822 --> 00:48:08,692 そうよ。 みんな 聞いて!➡ 428 00:48:08,692 --> 00:48:11,162 この店が大きくなる前はね➡ 429 00:48:11,162 --> 00:48:15,766 もう あっちこっち 行商に 出かけなくちゃなんなかったの。 430 00:48:15,766 --> 00:48:19,637 それで こっちは 母一人に 息子一人! 431 00:48:19,637 --> 00:48:23,440 用心棒は 父一人に 娘一人でしょ。➡ 432 00:48:23,440 --> 00:48:26,110 旅をしながら どこへ行っても➡ 433 00:48:26,110 --> 00:48:30,447 本当の家族だって 思われちゃってさ! アハハハハッ! 434 00:48:30,447 --> 00:48:35,119 バルサ おふくろは本気で ジグロに惚れてたんだよ。 435 00:48:35,119 --> 00:48:37,788 なんて事 言うのよ! 本当に…。 436 00:48:37,788 --> 00:48:41,458 まあ 悲しいぐらい 相手にされてなかったんだけどな。 437 00:48:41,458 --> 00:48:49,758 (笑い声) 438 00:48:52,102 --> 00:48:56,473 (マーサ)これ 似合うわよね!➡ 439 00:48:56,473 --> 00:49:01,812 いや~ よかった! 似合うわね~。 440 00:49:01,812 --> 00:49:07,112 次は 私のも着せてもいいですか? (マーサ)うん。 これもいいね。 441 00:49:09,153 --> 00:49:11,453 ほら 次 私のも! 442 00:49:23,100 --> 00:49:26,971 ごめんなさいね 勝手に あんな事。 443 00:49:26,971 --> 00:49:33,444 いいえ。 マーサさん ありがとうございます。 444 00:49:33,444 --> 00:49:37,314 本当に ここに来て よかった。 445 00:49:37,314 --> 00:49:40,784 あの子に あんな笑顔があるなんて➡ 446 00:49:40,784 --> 00:49:44,121 私も 誤解するところでした。 447 00:49:44,121 --> 00:49:46,790 (マーサ)誤解? 448 00:49:46,790 --> 00:49:52,790 あの子は やっぱり 心の優しい女の子なんです。 449 00:49:57,434 --> 00:50:03,340 それなら いつまでも ここにいていいのよ。 450 00:50:03,340 --> 00:50:05,340 バルサ。 451 00:50:10,481 --> 00:50:14,151 あの子に何があるのか 分からないけど➡ 452 00:50:14,151 --> 00:50:18,489 あの子は ちゃんと 愛情を受けて育った子よ。 453 00:50:18,489 --> 00:50:23,827 それだけは私にも分かる。 454 00:50:23,827 --> 00:50:28,165 あの子と あなたは似ているわ。 455 00:50:28,165 --> 00:50:30,465 私には そう見える。 456 00:50:32,836 --> 00:50:39,710 愛情だけで幸せになれるほど この世は簡単ではないけどね。 457 00:50:39,710 --> 00:50:57,528 ♬~ 458 00:50:57,528 --> 00:50:59,863 ジグロ? 459 00:50:59,863 --> 00:51:17,815 ♬~ 460 00:51:17,815 --> 00:51:19,815 ジグロ! 461 00:51:24,154 --> 00:51:26,154 ジグロ…。 462 00:51:32,029 --> 00:51:34,498 ジグロ~! 463 00:51:34,498 --> 00:51:44,174 ♬~ 464 00:51:44,174 --> 00:51:46,474 ジグロ! 465 00:52:05,863 --> 00:52:10,563 四路街に入ったぞ。 おい。 466 00:52:25,149 --> 00:52:30,487 (シハナ)なあ もういいだろ。 早く あの女の居場所を教えて。 467 00:52:30,487 --> 00:52:33,157 用心棒の口入れ屋のところか? 468 00:52:33,157 --> 00:52:36,493 口入れ屋は足がつくから 行かないでしょう。 469 00:52:36,493 --> 00:52:40,364 マーサという女の人がいる。 マーサ? 470 00:52:40,364 --> 00:52:43,167 四路街で衣装店をやってる。 471 00:52:43,167 --> 00:52:46,167 バルサが頼るとしたら その人ぐらいだ。 472 00:52:48,839 --> 00:52:53,139 マーサ… ね。 473 00:52:57,514 --> 00:52:59,450 (シハナ)分かったわよ! 474 00:52:59,450 --> 00:53:03,187 (悲鳴) 475 00:53:03,187 --> 00:53:05,522 だましたのか!? 違う! 476 00:53:05,522 --> 00:53:08,192 (シハナ)父さん ごめん。 こっからは 父さん抜きでやる。 477 00:53:08,192 --> 00:53:10,527 シハナ… 何をする気だ!? 478 00:53:10,527 --> 00:53:13,430 ロタ王国を変える。 479 00:53:13,430 --> 00:53:19,430 ロタの北部と南部を タルによって 再び 一つにする。 480 00:53:25,042 --> 00:53:27,042 お妃様。 481 00:53:29,480 --> 00:53:35,152 聖導師 いかがした? 482 00:53:35,152 --> 00:53:38,489 チャグムに何かあったのですか!? 483 00:53:38,489 --> 00:53:40,824 生きておられます。 484 00:53:40,824 --> 00:53:46,697 ほかの者たちと一緒に サンガル王国に捕らわれたようです。 485 00:53:46,697 --> 00:53:49,500 捕虜にされたのです。 486 00:53:49,500 --> 00:53:53,170 捕虜…。 はい。 487 00:53:53,170 --> 00:54:00,043 向こうは まだ 皇太子とは 気付いておりません。 488 00:54:00,043 --> 00:54:05,516 恐らくは トーサ閣下のご配慮が あっての事かと…。 489 00:54:05,516 --> 00:54:08,185 父上の…。 490 00:54:08,185 --> 00:54:15,485 万が一 それに気付かれた時には 厄介な事になります。 491 00:54:17,461 --> 00:54:20,797 案ずるなと言ったはずだ 聖導師。 492 00:54:20,797 --> 00:54:22,733 陛下。 493 00:54:22,733 --> 00:54:26,470 陛下! すぐに チャグムをお救い下さい! 494 00:54:26,470 --> 00:54:34,811 いや チャグム自らが サンガル王国への援軍にたち➡ 495 00:54:34,811 --> 00:54:39,149 討ち死にしたと知ったら 民は いかに思う? 496 00:54:39,149 --> 00:54:43,020 タルシュ帝国への怨念に奮い立ち➡ 497 00:54:43,020 --> 00:54:48,825 この国は 一つとなって 悪と戦うだろう。 498 00:54:48,825 --> 00:54:51,525 これ以上の戦備えはあるまい。 499 00:54:53,163 --> 00:54:58,035 あなたは初めから その存念で…。➡ 500 00:54:58,035 --> 00:55:02,506 陛下が 捕虜となった皇太子を 見捨てた事を知れば➡ 501 00:55:02,506 --> 00:55:04,841 民は この国の神を呪うでしょう! 502 00:55:04,841 --> 00:55:08,512 捕虜となる事はない。 503 00:55:08,512 --> 00:55:12,182 だから 案ずるな 聖導師。 504 00:55:12,182 --> 00:55:17,882 陛下 まさか 狩人に…。 505 00:55:47,818 --> 00:56:14,978 ♬~ 506 00:56:14,978 --> 00:56:20,278 あっ…。 (アスラ)バルサ! どうしたの!? 507 00:56:25,455 --> 00:56:27,791 何でもない…。 508 00:56:27,791 --> 00:56:29,726 肩の傷が治ってないだけだ。 509 00:56:29,726 --> 00:56:36,466 バルサ! たった今 店の方に これを バルサに渡してくれって。 510 00:56:36,466 --> 00:56:40,337 誰から? それが タンダと名乗る者から…。 511 00:56:40,337 --> 00:56:43,340 タンダさんが来たの? いや 違うと思う。 512 00:56:43,340 --> 00:56:46,143 声をかけたら行っちまったし…。 513 00:56:46,143 --> 00:57:06,830 ♬~ 514 00:57:06,830 --> 00:57:11,702 「建国ノ儀の朝 朝の鐘が鳴り始めたら➡ 515 00:57:11,702 --> 00:57:14,702 ロタ祭儀場の門をくぐれ」。 516 00:57:21,778 --> 00:57:27,651 「現れねば 鐘が鳴り終わる時➡ 517 00:57:27,651 --> 00:57:31,121 タンダとチキサの命も尽きる」。 518 00:57:31,121 --> 00:57:44,121 ♬~ 519 00:57:45,669 --> 00:57:48,138 この国を一つにできる王が やっと現れた。 520 00:57:48,138 --> 00:57:51,808 お前は なんという恐ろしい事を 考えているのだ! 521 00:57:51,808 --> 00:57:54,711 カミサマ いたでしょ? 522 00:57:54,711 --> 00:57:56,680 バルサも見たでしょ? 523 00:57:56,680 --> 00:57:58,682 逃げたぞ~! 524 00:57:58,682 --> 00:58:00,817 チャグム殿下! しっかりして下さい! 525 00:58:00,817 --> 00:58:03,720 私も… ここを離れたくない。 526 00:58:03,720 --> 00:58:05,689 人に槍を向けた時➡ 527 00:58:05,689 --> 00:58:08,989 お前は自分の魂にも 槍を向けているのだ。 528 01:00:29,583 --> 01:00:33,370 >>プロ野球キャンプ、初めての 週末。 529 01:00:33,370 --> 01:00:37,140 ソフトバンクのキャンプ地には、 朝から大勢のお客さんが訪れてい 530 01:00:37,140 --> 01:00:39,159 ます。 注目を集めたのは。