1 00:00:34,010 --> 00:00:41,417 ♬~ 2 00:00:41,417 --> 00:00:45,087 (チャグム) <戦の足音が近づいてきた。➡ 3 00:00:45,087 --> 00:00:51,427 巨大国家 タルシュ帝国の 王子 ラウルの指揮する軍が 海を渡り➡ 4 00:00:51,427 --> 00:00:56,098 我が国 新ヨゴ国に 攻め入ろうとしていた。➡ 5 00:00:56,098 --> 00:01:00,436 国を守るため 皇太子である 私 チャグムは➡ 6 00:01:00,436 --> 00:01:05,107 隣国のロタ王国 カンバル王国との同盟を結ぼうと➡ 7 00:01:05,107 --> 00:01:07,043 カンバルに入った。➡ 8 00:01:07,043 --> 00:01:10,980 しかし カンバルの聖なる山の奥では…> 9 00:01:10,980 --> 00:01:15,117 (ログサム)山の王の扉が開いた! 10 00:01:15,117 --> 00:01:18,788 儀式の時が やって来たぞ! 11 00:01:18,788 --> 00:01:24,088 <そして今 新たな戦が 始まろうとしている> 12 00:01:27,129 --> 00:01:31,000 <神聖なる儀式を 戦の場にしようとたくらむ➡ 13 00:01:31,000 --> 00:01:37,000 ログサム王の野望が 今 明らかになろうとしていた> 14 00:01:55,091 --> 00:01:58,791 ラルーグ 久しぶりであるのう。 15 00:02:00,963 --> 00:02:04,433 チャグム皇太子 用件を聞こう。 16 00:02:04,433 --> 00:02:10,133 その前にお伺いしたい。 バルサをどうするおつもりですか? 17 00:02:18,981 --> 00:02:26,281 ハハハハハハッ! 18 00:02:28,457 --> 00:02:34,157 バルサは自ら望んで そこにいるのだ。 19 00:02:40,069 --> 00:02:44,769 それは どういう事ですか? 20 00:02:46,742 --> 00:02:51,742 バルサは 王の槍となったのだ。 21 00:02:55,084 --> 00:02:58,421 カグロが ジグロを殺して そうなったように➡ 22 00:02:58,421 --> 00:03:03,721 バルサも カグロを殺して 王の槍となった。 23 00:03:09,065 --> 00:03:11,065 バルサが? 24 00:03:19,108 --> 00:03:24,108 私が命じれば そなたの命とて奪いかねぬぞ。 25 00:03:41,063 --> 00:03:50,763 (バルサ)いいえ。 私は今でも チャグム皇太子の用心棒です。 26 00:03:52,408 --> 00:03:54,343 それでも構わぬ。 27 00:03:54,343 --> 00:04:00,043 山の王を下すには 最強の槍が必要なのだ。 28 00:04:02,752 --> 00:04:08,052 王の槍が一人でもいなければ 戦にならぬ。 29 00:04:11,761 --> 00:04:13,761 (ラダール)戦? 30 00:04:17,099 --> 00:04:20,436 しかし そんな事をしたら 山の王は…。 31 00:04:20,436 --> 00:04:23,105 (ラルーグ)恐れながら申し上げたい。 32 00:04:23,105 --> 00:04:27,443 山の王を下そうなど ゆめゆめ お思いになりませぬよう➡ 33 00:04:27,443 --> 00:04:30,780 伏して お願い申し上げたい。 (ログサム)ラルーグ! 34 00:04:30,780 --> 00:04:36,585 ならば 申してみよ。 山の王とは何者だ? 35 00:04:36,585 --> 00:04:41,057 それは… 誰にも分かりませぬ。 36 00:04:41,057 --> 00:04:45,394 山の王は ルイシャ贈りの儀式に行った者でも➡ 37 00:04:45,394 --> 00:04:49,265 その姿を見た者は 一人もおりません。 38 00:04:49,265 --> 00:04:58,741 ♬~ 39 00:04:58,741 --> 00:05:01,410 (ログサム)それならば申してみよ。 40 00:05:01,410 --> 00:05:04,080 そなたが行った儀式で➡ 41 00:05:04,080 --> 00:05:11,080 英雄となったジグロは 誰と槍を交じ合わせたのだ? 42 00:05:13,089 --> 00:05:15,424 ヒョウルです。 43 00:05:15,424 --> 00:05:19,724 闇の守り人と呼ばれる者たちです。 44 00:05:28,003 --> 00:05:32,374 (ログサム)それは何者だ? 45 00:05:32,374 --> 00:05:37,046 人か? 魔物か? 46 00:05:37,046 --> 00:05:39,949 それは 掟で申し上げられません。 47 00:05:39,949 --> 00:05:42,918 掟? 48 00:05:42,918 --> 00:05:46,388 一体 誰が そう決めた? 49 00:05:46,388 --> 00:05:52,061 その方たちは 山の王を神のように崇めるが➡ 50 00:05:52,061 --> 00:05:59,935 神とは所詮 人のつくったものだ。 51 00:05:59,935 --> 00:06:02,404 愚かな…。 52 00:06:02,404 --> 00:06:05,307 愚かだと? 53 00:06:05,307 --> 00:06:10,746 神の恵みを待つだけで 国は強くなるのか? 54 00:06:10,746 --> 00:06:14,617 民たちは豊かになるのか?➡ 55 00:06:14,617 --> 00:06:18,621 私が タルシュと通じたのも皆➡ 56 00:06:18,621 --> 00:06:24,760 山の王を重んじて ひもじさに耐える➡ 57 00:06:24,760 --> 00:06:29,460 この国の貧しさ故からだ。 58 00:06:31,433 --> 00:06:35,304 もっと ルイシャを得るためには➡ 59 00:06:35,304 --> 00:06:38,707 それを変えてゆかなくては ならないのだ。 60 00:06:38,707 --> 00:06:49,718 ♬~ 61 00:06:49,718 --> 00:06:51,654 (ログサム)バルサ。 62 00:06:51,654 --> 00:06:56,354 そなたとチャグム皇太子が助かる道は ただ一つ。 63 00:06:59,728 --> 00:07:07,403 儀式の場で山の王を下してみせよ。 64 00:07:07,403 --> 00:07:13,103 できなければ チャグム皇太子は その場で殺す。 65 00:07:16,412 --> 00:07:20,749 それができれば➡ 66 00:07:20,749 --> 00:07:28,424 私は喜んで ロタ王と手を結んで➡ 67 00:07:28,424 --> 00:07:32,294 新ヨゴ国の援軍ともなろう。 68 00:07:32,294 --> 00:08:44,900 ♬~ 69 00:08:44,900 --> 00:08:51,640 ♬~ 70 00:08:51,640 --> 00:09:33,640 ♬~ 71 00:09:38,020 --> 00:09:40,720 (雷鳴) 72 00:09:45,361 --> 00:09:50,361 バルサ 一体 ここで何があったのだ? 73 00:09:55,037 --> 00:10:01,337 カグロを殺したというのは 本当なのか? 74 00:10:03,379 --> 00:10:09,679 カグロは 自ら命を絶った。 75 00:10:12,054 --> 00:10:14,754 この私を生かすために。 76 00:10:16,725 --> 00:10:18,725 (扉が開く音) 77 00:10:22,064 --> 00:10:23,999 カーム。 78 00:10:23,999 --> 00:10:26,299 父上は なぜ死んだ!? 79 00:10:30,406 --> 00:10:34,076 お前は一体 誰なんだ? 80 00:10:34,076 --> 00:10:47,089 ♬~ 81 00:10:47,089 --> 00:10:50,426 [ 回想 ] (ジグロ)まさか 山の王と 戦うつもりか?➡ 82 00:10:50,426 --> 00:10:56,765 その考えは危うい。 この国を滅ぼします。 83 00:10:56,765 --> 00:10:59,101 そうか…。 84 00:10:59,101 --> 00:11:04,101 私を殺すか 私に従うか…。 85 00:11:05,974 --> 00:11:08,110 2つに1つだ。 86 00:11:08,110 --> 00:11:12,410 お前の覚悟を見せてみよ! 87 00:11:18,754 --> 00:11:22,658 お前の覚悟が➡ 88 00:11:22,658 --> 00:11:28,958 結果として あのバルサを ここへ送り込んだのだ。 89 00:11:31,800 --> 00:11:35,800 バルサを儀式へ連れてゆく。 90 00:11:38,073 --> 00:11:45,373 結局 お前は 私に従ったのだ。 91 00:11:52,621 --> 00:11:55,624 父上。 92 00:11:55,624 --> 00:12:01,096 ラダール どうした? 93 00:12:01,096 --> 00:12:03,796 山の王は怒っています。 94 00:12:07,436 --> 00:12:13,308 私には 不思議な影が見えるのです。 95 00:12:13,308 --> 00:12:15,310 影? 96 00:12:15,310 --> 00:12:20,610 山の王が 何かを訴えているように 思えてなりません。 97 00:12:23,785 --> 00:12:28,457 ラダール。 その影は➡ 98 00:12:28,457 --> 00:12:33,729 お前の心がつくり出している 戦への不安にすぎぬ。 99 00:12:33,729 --> 00:12:40,402 父上には 恐れというものがないのですか? 100 00:12:40,402 --> 00:12:44,740 恐れるから戦うのだ。 101 00:12:44,740 --> 00:12:50,040 この国を滅ぼさぬために。 102 00:12:54,082 --> 00:12:57,082 己を信じて…。 103 00:13:00,756 --> 00:13:08,056 さあ お前も一緒に飲め。 前祝いだ。 104 00:13:14,770 --> 00:13:17,673 (カーム)父上は死ぬ前に➡ 105 00:13:17,673 --> 00:13:21,443 ジグロは盗みなどしていないと 言った。 106 00:13:21,443 --> 00:13:28,116 王の槍の誇りに懸けて あんたを育てたと。 107 00:13:28,116 --> 00:13:30,816 それは どういう意味だ? 108 00:13:33,388 --> 00:13:38,727 ジグロは なぜ あんたを育てた? 109 00:13:38,727 --> 00:13:41,727 私を助けるために…。 110 00:13:45,067 --> 00:13:50,067 私を ログサムから守るためにだ。 111 00:13:52,741 --> 00:13:58,041 私の父は 医術師として 王に仕えていた。 112 00:14:01,416 --> 00:14:07,756 父は ログサムに命じられて 先代の王を暗殺した。 113 00:14:07,756 --> 00:14:13,428 そして 私の父も殺された。 114 00:14:13,428 --> 00:14:18,428 その父が死ぬ前に ジグロに私を託した。 115 00:14:20,769 --> 00:14:29,769 ジグロは 私を守るため 王の槍たちを殺した。 116 00:14:32,381 --> 00:14:38,253 自分の身を切るような つらい思いをして➡ 117 00:14:38,253 --> 00:14:40,553 仲間を殺してきたんだ。 118 00:14:48,730 --> 00:14:54,730 我々は ずっと あの王に だまされていたという事か? 119 00:14:56,405 --> 00:14:59,705 ジグロを この国から消したのも…。 120 00:15:02,077 --> 00:15:04,777 カグロを殺したのも…。 121 00:15:07,949 --> 00:15:10,249 私のせいだ。 122 00:15:15,090 --> 00:15:17,759 (ダーグ)我々 王の槍は➡ 123 00:15:17,759 --> 00:15:20,662 このまま あの王に 従っていいのか? 124 00:15:20,662 --> 00:15:25,634 しかし 今は 儀式を前にしての大事な時。 125 00:15:25,634 --> 00:15:30,772 もし ルイシャが得られなければ この国は どうなる? 126 00:15:30,772 --> 00:15:35,472 ますます 民たちに 穀物が行き渡らなくなる。 127 00:15:38,046 --> 00:15:39,981 お願いします。 128 00:15:39,981 --> 00:15:44,281 どうか このまま 儀式に向かって下さい! 129 00:15:48,056 --> 00:15:52,394 牧童のトトに言われたのだ。 130 00:15:52,394 --> 00:15:57,065 山の王の扉が開いた 今 この時に➡ 131 00:15:57,065 --> 00:16:01,365 私たちが ここに来たのには 意味があると。 132 00:16:06,408 --> 00:16:14,750 バルサが 儀式に行くのには きっと 意味があるはずだ。 133 00:16:14,750 --> 00:16:21,089 この国の民が救われるために できる事をしたいのだ。 134 00:16:21,089 --> 00:16:23,089 頼む。 135 00:16:27,763 --> 00:16:31,099 チャグム…。 136 00:16:31,099 --> 00:16:35,799 私は初めから 行くつもりだよ。 137 00:16:40,375 --> 00:16:45,714 ジグロや カグロは 自分の槍で➡ 138 00:16:45,714 --> 00:16:48,714 カンバルを救いたかったはずだ。 139 00:16:51,052 --> 00:16:57,352 その槍で 私が カンバルを守る。 140 00:17:02,397 --> 00:17:06,268 <そして 儀式の日が やって来た> 141 00:17:06,268 --> 00:17:27,622 ♬~ 142 00:17:27,622 --> 00:17:32,694 この儀式で 最強の武人と認められれば➡ 143 00:17:32,694 --> 00:17:37,566 戻る時には 最強の王の槍となる。 144 00:17:37,566 --> 00:17:40,866 ジグロが そうであったように。 145 00:17:49,244 --> 00:17:52,047 そなたも これを持て。➡ 146 00:17:52,047 --> 00:17:55,717 この国では 王族とて武人だ。 147 00:17:55,717 --> 00:17:59,417 我が息子のラダールも持っておる。 148 00:18:05,393 --> 00:18:07,693 ありがとうございます。 149 00:18:11,733 --> 00:18:16,071 これは そなたの槍だ。 150 00:18:16,071 --> 00:18:19,407 ジグロや カグロの分も励めよ。 151 00:18:19,407 --> 00:18:38,693 ♬~ 152 00:18:38,693 --> 00:18:44,032 これより ルイシャ贈りの儀式に向かう。 153 00:18:44,032 --> 00:18:49,371 山の王は火を厭う。 火を消せ! 154 00:18:49,371 --> 00:18:51,371 ≪お待ち下さい! 155 00:18:57,712 --> 00:19:04,052 おやおや いささか 従者の数が 多いようでございますが。 156 00:19:04,052 --> 00:19:07,923 掟よりもか。 気にするな。 157 00:19:07,923 --> 00:19:12,394 それでは これより 牧童のトトから➡ 158 00:19:12,394 --> 00:19:16,694 儀式について説明がございます。 159 00:19:22,737 --> 00:19:26,408 (トト)あの入り口を抜けて まっすぐ どこまでも➡ 160 00:19:26,408 --> 00:19:32,213 山の底へ下りてゆきますれば そこが儀式の場です。 161 00:19:32,213 --> 00:19:34,683 そこには 最後の扉があり➡ 162 00:19:34,683 --> 00:19:38,019 それは まだ開かれてはおりません。➡ 163 00:19:38,019 --> 00:19:41,890 そこで 山の王に仕える 闇の守り人たちと➡ 164 00:19:41,890 --> 00:19:44,359 その技を見せ合い➡ 165 00:19:44,359 --> 00:19:49,230 最後まで勝ち残った者が 最強の武人として➡ 166 00:19:49,230 --> 00:19:53,034 最後の守り人と 対する事になります。➡ 167 00:19:53,034 --> 00:19:55,937 見事に勝ちますれば 扉は開かれ➡ 168 00:19:55,937 --> 00:20:02,711 山の王より ルイシャが贈られましょう。 169 00:20:02,711 --> 00:20:06,381 ご武運を。 170 00:20:06,381 --> 00:20:09,718 時が来た! 171 00:20:09,718 --> 00:20:12,620 カンバル最強の槍使いたちよ。 172 00:20:12,620 --> 00:20:19,394 そなたらの腕で 貧しいカンバルを豊かにするのだ。 173 00:20:19,394 --> 00:20:21,329 いざ 行かん! 174 00:20:21,329 --> 00:20:23,732 ウン! (一同)バォー! 175 00:20:23,732 --> 00:20:25,667 ウン! (一同)バォー! 176 00:20:25,667 --> 00:20:28,069 ウン! (一同)バォー! 177 00:20:28,069 --> 00:20:44,619 ♬~ 178 00:20:44,619 --> 00:20:47,088 行け! 179 00:20:47,088 --> 00:21:27,462 ♬~ 180 00:21:27,462 --> 00:21:30,131 ここが儀式の場か。 181 00:21:30,131 --> 00:21:43,678 ♬~ 182 00:21:43,678 --> 00:21:47,615 ここは ナユグとの結び目だ。 183 00:21:47,615 --> 00:22:02,430 ♬~ 184 00:22:02,430 --> 00:22:05,767 (ログサム)これが最後の扉だ。 185 00:22:05,767 --> 00:22:09,104 山の王に贈り物をささげよ。 186 00:22:09,104 --> 00:22:20,448 ♬~ 187 00:22:20,448 --> 00:22:23,351 (ログサム)山の王よ! 188 00:22:23,351 --> 00:22:28,323 日の下より カンバル王 来たり! 189 00:22:28,323 --> 00:22:31,793 その心根を示さん! 190 00:22:31,793 --> 00:22:44,739 ♬~ 191 00:22:44,739 --> 00:22:46,674 これは…。 192 00:22:46,674 --> 00:23:01,756 ♬~ 193 00:23:01,756 --> 00:23:04,659 あれが ヒョウルか。 194 00:23:04,659 --> 00:23:06,628 ヒョウル? 195 00:23:06,628 --> 00:23:10,765 従者たちよ 戦え! 196 00:23:10,765 --> 00:23:13,465 やあ~っ! 197 00:23:24,112 --> 00:23:29,984 あれは ナユグの魔物か? 198 00:23:29,984 --> 00:23:34,722 いや ここは何て言うか…➡ 199 00:23:34,722 --> 00:23:38,593 魂に直接触れてくるようだ。 200 00:23:38,593 --> 00:23:42,597 懐かしいような 苦しいような…。 201 00:23:42,597 --> 00:23:45,733 我々の心と 重なっているようなナユグだ。 202 00:23:45,733 --> 00:23:51,606 まるで 心の底にいるみたいだ。 203 00:23:51,606 --> 00:23:53,608 どういう事だ? 204 00:23:53,608 --> 00:24:04,752 ♬~ 205 00:24:04,752 --> 00:24:09,452 王の槍たちよ その技を示せ! 206 00:24:14,762 --> 00:24:20,101 バルサは まだ行くな。 ほかの者が先だ。➡ 207 00:24:20,101 --> 00:24:22,036 行け~! 208 00:24:22,036 --> 00:25:05,336 ♬~ 209 00:25:11,753 --> 00:25:32,373 ♬~ 210 00:25:32,373 --> 00:25:34,309 バルサ…。 211 00:25:34,309 --> 00:26:05,073 ♬~ 212 00:26:05,073 --> 00:26:07,008 うお~っ! 213 00:26:07,008 --> 00:26:09,008 チャグム! 214 00:26:11,746 --> 00:26:15,083 うお~っ! 215 00:26:15,083 --> 00:26:17,018 どけ! 216 00:26:17,018 --> 00:26:31,432 ♬~ 217 00:26:31,432 --> 00:26:33,368 チャグム! 218 00:26:33,368 --> 00:26:54,668 ♬~ 219 00:26:58,393 --> 00:27:02,730 見事だ。 バルサが残った。 220 00:27:02,730 --> 00:27:05,430 最強の武人だ。 221 00:27:07,602 --> 00:27:13,074 ♬~ 222 00:27:13,074 --> 00:27:17,745 バルサ。 最後のヒョウルが現れる。 223 00:27:17,745 --> 00:27:37,031 ♬~ 224 00:27:37,031 --> 00:27:40,701 あれは…➡ 225 00:27:40,701 --> 00:27:43,037 ジグロか? 226 00:27:43,037 --> 00:27:59,587 ♬~ 227 00:27:59,587 --> 00:28:04,587 バルサにとって 最後のヒョウルは ジグロか。 228 00:28:06,727 --> 00:28:09,027 それは どういう事だ? 229 00:28:10,598 --> 00:28:16,404 ヒョウルとは かつての武人たちです。 230 00:28:16,404 --> 00:28:23,704 山の精霊と人の魂が重なり合って ここで生きているんだ。 231 00:28:26,080 --> 00:28:30,418 ヒョウルとは 俺たちの祖先? 232 00:28:30,418 --> 00:28:35,118 俺たちは 祖先と戦っていたのだ。 233 00:28:39,026 --> 00:28:42,897 死人など怖くなかろう! 殺せ! 234 00:28:42,897 --> 00:28:48,369 その魔物を退治せよ! ジグロを殺せ バルサ! 235 00:28:48,369 --> 00:28:53,241 やれ~! やらねば 扉は開かぬぞ! 236 00:28:53,241 --> 00:28:56,941 カンバルや新ヨゴ国を救えぬぞ! 237 00:29:02,917 --> 00:29:04,917 ジグロ…。 238 00:29:08,055 --> 00:29:11,055 私は どうすればいい? 239 00:29:13,928 --> 00:29:16,228 どうすればいいんだ? 240 00:29:19,066 --> 00:29:21,066 戦え~! 241 00:29:29,076 --> 00:29:31,776 戦える訳がない。 242 00:29:33,347 --> 00:29:35,347 できない。 243 00:29:37,018 --> 00:29:41,355 ジグロと戦う事は できない。 何を言うか! 244 00:29:41,355 --> 00:29:43,691 私には できない。 245 00:29:43,691 --> 00:29:45,991 ジグロは殺せない! 246 00:29:53,367 --> 00:29:55,367 どけ! 247 00:29:59,040 --> 00:30:03,711 それなら ジグロは俺が殺す。 248 00:30:03,711 --> 00:30:05,646 父上! 249 00:30:05,646 --> 00:30:19,727 ♬~ 250 00:30:19,727 --> 00:30:24,065 (ログサム) お前は このカンバルを捨てたのだ! 251 00:30:24,065 --> 00:30:28,065 カンバルの民を 見殺しにしようとしたのだ! 252 00:30:30,738 --> 00:30:33,038 なぜだ ジグロ! 253 00:30:35,076 --> 00:30:37,979 あれほど 私が頼んだではないか。 254 00:30:37,979 --> 00:30:41,749 お前が必要だと! 255 00:30:41,749 --> 00:30:44,085 なぜ この私を見捨てた! 256 00:30:44,085 --> 00:30:46,988 助けてくれなかったのだ! 257 00:30:46,988 --> 00:30:58,099 ♬~ 258 00:30:58,099 --> 00:31:01,435 お前は この私が殺す。 259 00:31:01,435 --> 00:31:33,735 ♬~ 260 00:31:50,751 --> 00:32:02,051 ♬~ 261 00:32:10,104 --> 00:32:15,804 ジグロに ログサムは殺させない。 262 00:32:17,978 --> 00:32:22,450 ここで ログサムを殺したら➡ 263 00:32:22,450 --> 00:32:29,450 ジグロの魂は 永遠に悲しみを抱えたままだ。 264 00:32:31,792 --> 00:32:37,598 そんな事は もう絶対させない。 265 00:32:37,598 --> 00:32:49,598 ♬~ 266 00:32:55,750 --> 00:32:58,450 よく分かったよ。 267 00:33:02,623 --> 00:33:09,296 ジグロが本当に恨んでいたのは➡ 268 00:33:09,296 --> 00:33:11,596 この私だ。 269 00:33:18,773 --> 00:33:23,644 私を殺せ。 270 00:33:23,644 --> 00:33:25,644 殺してくれ! 271 00:33:35,723 --> 00:33:43,397 ジグロは 私さえいなければって➡ 272 00:33:43,397 --> 00:33:45,697 ずっと そう思ってきたんだろ? 273 00:33:48,736 --> 00:33:51,639 私さえいなければ➡ 274 00:33:51,639 --> 00:33:54,339 友を殺す事もなかった。 275 00:33:56,076 --> 00:34:02,416 私さえいなければ カンバルから逃げる事もなかった。 276 00:34:02,416 --> 00:34:06,086 足手まといな娘さえいなければ➡ 277 00:34:06,086 --> 00:34:08,786 カンバルを救う事もできた。 278 00:34:11,759 --> 00:34:20,434 それなのに 私が いつまでも あんたにしがみついて➡ 279 00:34:20,434 --> 00:34:22,734 あんたを追いかけてた。 280 00:34:24,305 --> 00:34:27,308 どうして! どうして 私を置いていくの!? 281 00:34:27,308 --> 00:34:30,444 (ジグロ)ここに残れば きっと幸せになれる。 282 00:34:30,444 --> 00:34:34,144 なら どうして ジグロは残らないの!? 283 00:34:37,718 --> 00:34:40,018 幸せになってくれ。 284 00:34:42,389 --> 00:34:48,262 ジグロは一人で カンバルに戻ろうとしていたんだ。 285 00:34:48,262 --> 00:34:50,962 それを私が邪魔をした。 286 00:34:58,939 --> 00:35:01,639 だったら どうだと言うのだ? 287 00:35:06,413 --> 00:35:10,084 それが本当だとして➡ 288 00:35:10,084 --> 00:35:13,084 今更 どうしろと言うのだ? 289 00:35:21,428 --> 00:35:24,128 やっと本性を現したな。 290 00:35:25,766 --> 00:35:31,438 お前を育てた事を 後悔しろと言うのか? 291 00:35:31,438 --> 00:35:38,045 私は お前に 幸せになってもらいたかった。 292 00:35:38,045 --> 00:35:40,345 それは嘘ではない。 293 00:35:42,383 --> 00:35:45,286 だったら…➡ 294 00:35:45,286 --> 00:35:48,055 なぜ 私に槍を教えた! 295 00:35:48,055 --> 00:36:24,758 ♬~ 296 00:36:24,758 --> 00:36:27,428 (タンダ)大丈夫か? バルサ。 297 00:36:27,428 --> 00:36:30,331 どけ。 298 00:36:30,331 --> 00:36:32,266 邪魔をするな。 299 00:36:32,266 --> 00:36:36,266 タンダ。 バルサの事を頼む。 300 00:36:40,374 --> 00:36:43,074 まだ終わっていない! 終わりだ! 301 00:36:49,049 --> 00:36:52,049 お前は 私を殺した。 302 00:36:58,058 --> 00:37:00,728 私の人生を殺したんだ。 303 00:37:00,728 --> 00:37:17,745 ♬~ 304 00:37:17,745 --> 00:37:20,080 ジグロ! 305 00:37:20,080 --> 00:37:22,416 ふざけるな。 306 00:37:22,416 --> 00:37:26,286 私が あんたの人生を殺したって どういう事だ!? 307 00:37:26,286 --> 00:37:30,090 だったら あんたは私に何をしたんだ! 308 00:37:30,090 --> 00:37:35,896 まだ 6つの子どもだった私に 何をした? 309 00:37:35,896 --> 00:37:39,366 私は何も選べなかったんだ! 310 00:37:39,366 --> 00:37:45,066 私に 何ができたというんだ! 311 00:37:48,042 --> 00:37:51,042 私は 死ねばよかったのか! 312 00:37:53,914 --> 00:37:57,384 この世に生まれてこなければ よかったのか! 313 00:37:57,384 --> 00:38:38,025 ♬~ 314 00:38:38,025 --> 00:38:40,025 槍舞いだ。 315 00:38:41,895 --> 00:38:48,669 これは 殺し合いの儀式ではない。 316 00:38:48,669 --> 00:38:50,969 弔いの儀式だ。 317 00:38:54,041 --> 00:38:56,944 自分の心と➡ 318 00:38:56,944 --> 00:39:00,244 精霊の心を重ねるしかない戦いだ。 319 00:39:07,054 --> 00:39:09,354 精霊? 320 00:39:11,391 --> 00:39:18,732 バルサの心が ジグロの心を すっかり受け入れなければ➡ 321 00:39:18,732 --> 00:39:20,732 勝つ事はできない。 322 00:39:25,405 --> 00:39:30,277 あんたは気付かれてないと 思ってるかもしれないけど➡ 323 00:39:30,277 --> 00:39:34,214 あんたが友を殺す度に➡ 324 00:39:34,214 --> 00:39:38,214 私は あんたに恨まれてる事を 感じていたんだ! 325 00:39:41,355 --> 00:39:47,694 それが どんなに苦しい事か あんたには分かるのか! 326 00:39:47,694 --> 00:39:51,031 あんたが死んだあとも➡ 327 00:39:51,031 --> 00:39:53,700 私は ずっと➡ 328 00:39:53,700 --> 00:39:57,000 その苦しみを背負って 生きてきたんだ! 329 00:40:00,374 --> 00:40:04,711 あんたが私に与えた痛みは➡ 330 00:40:04,711 --> 00:40:09,383 運命なんていう そんな軽々しい言葉で➡ 331 00:40:09,383 --> 00:40:13,253 片づけられるような もんじゃない! 332 00:40:13,253 --> 00:40:18,253 私が憎いなら 私を殺せばいいだろう! 333 00:40:20,027 --> 00:40:21,962 殺してくれ! 334 00:40:21,962 --> 00:40:54,428 ♬~ 335 00:40:54,428 --> 00:40:57,097 バルサ…。 336 00:40:57,097 --> 00:41:02,436 最後まで戦って 必ず勝ってくれ。 337 00:41:02,436 --> 00:41:26,436 ♬~ 338 00:41:42,409 --> 00:41:45,078 ユーカ叔母さん…。 339 00:41:45,078 --> 00:41:47,778 ユーカを愛していた。 340 00:41:49,750 --> 00:41:55,750 ユーカを尊敬し 共に生きてゆきたいと思っていた。 341 00:41:59,092 --> 00:42:05,392 だが 私は お前を連れて 黙って カンバルを去った。 342 00:42:09,736 --> 00:42:16,436 カンバルを去る前に 私は ユーカに緑白石を渡した。 343 00:42:18,111 --> 00:42:24,985 (ジグロ)私の心が変わらない証しに ユーカに持っていてほしかった。 344 00:42:24,985 --> 00:42:35,595 ♬~ 345 00:42:35,595 --> 00:42:39,399 私は確かに➡ 346 00:42:39,399 --> 00:42:42,736 お前という運命を 呪ったかもしれない。 347 00:42:42,736 --> 00:42:46,073 ユーカは 私を恨んだかもしれない。 348 00:42:46,073 --> 00:42:52,773 だが それで 私や ユーカが 不幸だったとは言えない。 349 00:42:57,417 --> 00:43:01,717 私たちを不幸にするものが あるとするならば…。 350 00:43:06,093 --> 00:43:09,093 それは お前の心一つだ。 351 00:43:13,433 --> 00:43:22,133 お前の心一つが 私たちを幸せにも 不幸にもする。 352 00:43:29,783 --> 00:43:32,483 タンダのもとに戻れ バルサ。 353 00:43:35,055 --> 00:43:38,392 これ以上 私を追うな。 354 00:43:38,392 --> 00:43:49,736 ♬~ 355 00:43:49,736 --> 00:43:51,671 父さん…。 356 00:43:51,671 --> 00:44:41,021 ♬~ 357 00:44:41,021 --> 00:44:42,956 バルサ。 358 00:44:42,956 --> 00:45:55,395 ♬~ 359 00:45:55,395 --> 00:45:57,695 父さん…。 360 00:46:00,734 --> 00:46:03,069 ありがとう バルサ。 361 00:46:03,069 --> 00:46:28,762 ♬~ 362 00:46:28,762 --> 00:46:31,062 バルサ! 363 00:46:39,372 --> 00:47:05,599 ♬~ 364 00:47:05,599 --> 00:47:08,735 最後の扉が開いた! 365 00:47:08,735 --> 00:47:11,435 あの向こうへ行け! 366 00:47:15,075 --> 00:47:17,410 行ってはいけない。 367 00:47:17,410 --> 00:47:19,346 あの先を侵してはいけない! 368 00:47:19,346 --> 00:47:23,083 何をしておるか! 戦は これからだ。 369 00:47:23,083 --> 00:47:25,018 我に続け~! 370 00:47:25,018 --> 00:47:28,018 父上 いけません! 371 00:47:43,703 --> 00:47:46,003 カグロ…。 372 00:47:47,574 --> 00:47:50,043 父上…。 373 00:47:50,043 --> 00:47:55,743 お前たちは ジグロに殺された王の槍たちか。 374 00:47:57,717 --> 00:47:59,653 どけ。 375 00:47:59,653 --> 00:48:01,588 どけ~! 376 00:48:01,588 --> 00:48:50,937 ♬~ 377 00:48:50,937 --> 00:48:52,937 ラダール! 378 00:48:57,043 --> 00:49:01,381 カグロ…。 379 00:49:01,381 --> 00:49:07,681 お前の心は 私が受け入れる。 380 00:49:11,725 --> 00:49:15,395 だから…➡ 381 00:49:15,395 --> 00:49:22,268 山の王よ 父上をお許し下さい! 382 00:49:22,268 --> 00:49:32,879 ♬~ 383 00:49:32,879 --> 00:49:34,881 ラダール! 384 00:49:34,881 --> 00:50:43,750 ♬~ 385 00:50:43,750 --> 00:50:45,685 バルサ…。 386 00:50:45,685 --> 00:51:34,067 ♬~ 387 00:51:34,067 --> 00:51:37,737 バルサ! ラダール王子! (一同)王子! 388 00:51:37,737 --> 00:51:42,609 バルサ… バルサ! バルサ! 389 00:51:42,609 --> 00:51:54,909 ♬~ 390 00:52:05,431 --> 00:52:15,441 ♬~ 391 00:52:15,441 --> 00:52:18,741 (ラダール)これが ルイシャか…。 392 00:52:21,114 --> 00:52:24,450 ラダール王子。 393 00:52:24,450 --> 00:52:30,150 山の王は あなたを待っていたのです。 394 00:52:34,060 --> 00:52:36,729 あなたが成長するのを待って➡ 395 00:52:36,729 --> 00:52:41,401 山の王は きっと扉を開いたのです。 396 00:52:41,401 --> 00:52:53,746 ♬~ 397 00:52:53,746 --> 00:52:59,619 父上は 精霊になったのか? 398 00:52:59,619 --> 00:53:01,619 はい。 399 00:53:04,090 --> 00:53:09,963 あなたが 山の王に認められたからです。 400 00:53:09,963 --> 00:53:21,107 ♬~ 401 00:53:21,107 --> 00:53:30,116 それは… バルサのおかげだ。 402 00:53:30,116 --> 00:53:52,739 ♬~ 403 00:53:52,739 --> 00:53:54,739 皆の者…。 404 00:53:58,077 --> 00:54:00,377 ルイシャを持て。 405 00:54:03,950 --> 00:54:07,086 城に戻ろう! 406 00:54:07,086 --> 00:54:09,022 (一同)はっ! 407 00:54:09,022 --> 00:54:43,322 ♬~ 408 00:54:48,061 --> 00:54:49,996 (ユーカ)バルサ…。 409 00:54:49,996 --> 00:54:54,996 あなた 無事だったの! よかった…。 410 00:55:09,082 --> 00:55:11,382 ユーカ叔母さん…。 411 00:55:13,753 --> 00:55:21,094 私は ジグロに会いました。 412 00:55:21,094 --> 00:55:23,094 え…? 413 00:55:28,434 --> 00:55:34,134 ジグロは ここにいました。 414 00:55:36,242 --> 00:55:40,046 ずっと前から➡ 415 00:55:40,046 --> 00:55:42,746 ここで生きていたんです。 416 00:55:49,388 --> 00:55:53,259 叔母さんがいてくれたから➡ 417 00:55:53,259 --> 00:56:00,032 ジグロは きっと カンバルに戻れたんです。 418 00:56:00,032 --> 00:56:04,732 その事が 私にも分かったんです。 419 00:56:13,613 --> 00:56:18,084 ジグロは今➡ 420 00:56:18,084 --> 00:56:23,384 ここで幸せに生きています。 421 00:56:29,095 --> 00:56:35,395 ジグロを待っていてくれて ありがとうございました。 422 00:56:40,373 --> 00:56:45,673 ありがとう ユーカ叔母さん。 423 00:56:49,715 --> 00:56:51,715 お帰り。 424 00:57:00,059 --> 00:57:04,397 お帰りなさい バルサ。 425 00:57:04,397 --> 00:58:00,097 ♬~ 426 00:58:02,388 --> 00:58:04,688 ああ~っ! 427 00:58:07,727 --> 00:58:11,063 タンダ! 428 00:58:11,063 --> 00:58:13,399 なんて恐ろしい…。 429 00:58:13,399 --> 00:58:15,735 タルシュ軍として ついてこいと言ったのだ。 430 00:58:15,735 --> 00:58:18,404 南部の兵を率いてるのは タルシュ軍です。 431 00:58:18,404 --> 00:58:21,741 無事だったんだね こんなとこで会うなんて。 432 00:58:21,741 --> 00:58:25,041 必ずや この北の大陸を守ってくれ。 433 01:00:51,924 --> 01:00:55,711 >>ピョンチャンへの僅か2枚の 切符を懸けた戦い。 434 01:00:55,711 --> 01:00:57,730 手にするのは誰か。