1 00:00:02,300 --> 00:00:04,240 (タンダ)ヤクーたちは昔から➡ 2 00:00:04,240 --> 00:00:07,140 目に見えない もう一つの世があると信じている。 3 00:00:07,140 --> 00:00:09,080 それが ナユグだ。 4 00:00:09,080 --> 00:00:11,380 ナユグの ある生き物が卵を産むと➡ 5 00:00:11,380 --> 00:00:13,310 ヤクーたちは考えてきた。 6 00:00:13,310 --> 00:00:15,550 (バルサ)チャグムには その精霊の卵が➡ 7 00:00:15,550 --> 00:00:17,480 産み付けられたっていうのか? 8 00:00:17,480 --> 00:00:20,220 (聖導師) その卵が かえらなければ➡ 9 00:00:20,220 --> 00:00:23,560 この地は大干ばつに見舞われます。 10 00:00:23,560 --> 00:00:25,490 (二ノ妃) 大干ばつ…。 11 00:00:25,490 --> 00:00:27,430 (ニナ)精霊の卵を狙って➡ 12 00:00:27,430 --> 00:00:29,430 卵食いのラルンガが➡ 13 00:00:29,430 --> 00:00:31,430 やって来るんだって。 14 00:00:31,430 --> 00:00:34,270 (シュガ)チャグム王子は 青池に向かうはずです。 15 00:00:34,270 --> 00:00:36,900 急いで下さい。 ラルンガに襲われる前に…。 16 00:00:36,900 --> 00:00:39,700 うわっ! ああ~っ! 17 00:00:45,910 --> 00:00:51,080 うわっ! ああっ! みんな 木に登れ! 早く! 18 00:00:51,080 --> 00:00:53,080 (チャグム)うわ~! 19 00:00:58,430 --> 00:02:51,430 ♬~ 20 00:02:53,070 --> 00:02:56,940 (咆哮) 21 00:02:56,940 --> 00:03:11,190 ♬~ 22 00:03:11,190 --> 00:03:13,690 チャグム。 23 00:03:13,690 --> 00:03:15,690 バルサ…。 24 00:03:17,560 --> 00:03:19,570 (トロガイ)ああ…。 25 00:03:19,570 --> 00:03:21,570 バルサ! 26 00:03:23,370 --> 00:03:25,310 (咆哮) 27 00:03:25,310 --> 00:03:36,080 ♬~ 28 00:03:36,080 --> 00:03:38,080 チャグム! 29 00:03:45,060 --> 00:03:47,060 チャグム! 30 00:03:51,230 --> 00:03:53,570 チャグムは? 何が起きた!? 31 00:03:53,570 --> 00:03:56,070 ニュンガ・ロ・イムの卵に 変化が起きたんだ。 32 00:03:56,070 --> 00:03:58,910 孵化する時が近いんだよ。 33 00:03:58,910 --> 00:04:01,510 それで卵は チャグムの体を➡ 34 00:04:01,510 --> 00:04:04,540 完全に自分の意思で 動かし始めたんだ。 35 00:04:04,540 --> 00:04:07,850 (モン)王子は どこへ行った!? 36 00:04:07,850 --> 00:04:09,880 (トロガイ)さあね…。 37 00:04:09,880 --> 00:04:13,020 あんたらは どこまで知ってるんだい? 38 00:04:13,020 --> 00:04:16,520 「青池で王子を待つように」と 言われただけだ。 39 00:04:16,520 --> 00:04:20,860 青池を知っているという事は➡ 40 00:04:20,860 --> 00:04:26,200 王宮に何かの記録が 残っているという事だね。➡ 41 00:04:26,200 --> 00:04:29,100 ラルンガの事は聞かなかったのかい? 42 00:04:29,100 --> 00:04:32,710 魔物が出るとは… あれが ラルンガか? 43 00:04:32,710 --> 00:04:40,880 その恐ろしさは そこの男が知っているはずだがね。 44 00:04:40,880 --> 00:04:44,380 やつは今 我々の仲間ではない! 45 00:04:44,380 --> 00:04:48,890 俺も帝の影として ここにいる。 帝が!? 46 00:04:48,890 --> 00:04:53,390 帝は 今でも チャグムを 消したがってるって事か? 47 00:04:58,400 --> 00:05:01,100 霧だ…。 48 00:05:02,670 --> 00:05:08,540 この匂いは シグ・サルアの花だ。 チャグムの匂いだ! 49 00:05:08,540 --> 00:05:13,850 この霧も卵を助けるために➡ 50 00:05:13,850 --> 00:05:18,350 ニュンガ・ロ・イムが たてているのかもしれないねえ。 51 00:05:18,350 --> 00:05:22,850 ラルンガに居所が 分からないようにするためだ。 52 00:05:25,690 --> 00:05:32,470 この霧は 山の上から下の方に流れてくる。 53 00:05:32,470 --> 00:05:37,870 チャグムが川に出るとしたら…➡ 54 00:05:37,870 --> 00:05:41,710 上流へ向かったのさ。 55 00:05:41,710 --> 00:05:43,640 バルサ! 56 00:05:43,640 --> 00:05:45,580 ジン! 57 00:05:45,580 --> 00:06:06,030 ♬~ 58 00:06:06,030 --> 00:06:08,800 バルサ。 59 00:06:08,800 --> 00:06:11,500 霧が消えた。 ああ。 60 00:06:11,500 --> 00:06:13,500 チャグムは どこだ? 61 00:06:27,520 --> 00:06:31,360 霧が消えたのは チャグムが また 自分の意思で➡ 62 00:06:31,360 --> 00:06:34,060 動き始めたからかもしれないな。 63 00:06:39,030 --> 00:06:44,370 もし 精霊の卵を産んだら➡ 64 00:06:44,370 --> 00:06:48,370 チャグムは どうなる? どうなるって? 65 00:06:50,540 --> 00:06:56,040 また 私たちのところへ 戻ってくるのか? 66 00:06:58,220 --> 00:07:00,720 それは分からないよ。 67 00:07:03,990 --> 00:07:07,330 きっと戻ってくると 俺は信じてるけど。 68 00:07:07,330 --> 00:07:09,830 だって 今のチャグムにとって➡ 69 00:07:09,830 --> 00:07:12,630 頼れる人は お前しかいないんだから。 70 00:07:14,500 --> 00:07:21,270 その私が この手を離してしまったんだ。 71 00:07:21,270 --> 00:07:32,050 ♬~ 72 00:07:32,050 --> 00:07:34,050 (咆哮) 73 00:07:36,360 --> 00:07:41,660 私が チャグムの手を離さなければ…。 74 00:07:45,700 --> 00:07:50,700 珍しいな。 そこまで お前が 弱気になるなんて。 75 00:07:56,040 --> 00:08:02,820 本気で守りたいものができると 誰でも そうなるんだな。 76 00:08:02,820 --> 00:08:09,320 きっと ジグロにだって そういう時があったんだと思うよ。 77 00:08:09,320 --> 00:08:16,100 俺は そういう お前に会えて 何だか うれしいよ。 78 00:08:16,100 --> 00:08:18,330 分かったような事を言うな! 79 00:08:18,330 --> 00:08:21,230 私は 自分の事を言ってる訳じゃない! 80 00:08:21,230 --> 00:08:24,840 こうしている間に チャグムが ラルンガに襲われたら どうすんだ!? 81 00:08:24,840 --> 00:08:27,340 分かってるよ! 82 00:08:27,340 --> 00:08:29,340 すまない。 83 00:08:31,850 --> 00:08:38,350 分かるけど… まあ そんなに焦るな。 84 00:08:38,350 --> 00:08:43,520 戦うためには休息も大事だろ。 ほら 食え。 85 00:08:43,520 --> 00:09:01,470 ♬~ 86 00:09:01,470 --> 00:09:04,970 あっ そうだ! 火だ! 87 00:09:06,980 --> 00:09:11,480 火は水に弱く 水は土に弱く 土は火に弱い。 88 00:09:11,480 --> 00:09:14,320 そんな事は 呪術の基本じゃないか! 89 00:09:14,320 --> 00:09:18,990 どうした? 水の精霊であるニュンガ・ロ・イムは➡ 90 00:09:18,990 --> 00:09:21,830 土の精霊であるラルンガに弱い。 91 00:09:21,830 --> 00:09:28,170 そして ラルンガは きっと この世では火に弱いんだ。 92 00:09:28,170 --> 00:09:30,100 火で退治できるという事か? 93 00:09:30,100 --> 00:09:33,010 夏至祭りに そういう踊りがあっただろ。 94 00:09:33,010 --> 00:09:36,840 大松明を持った男たちが その火を ブンブン振り回して➡ 95 00:09:36,840 --> 00:09:39,510 踊り狂う化け物を 追い詰めていくんだ。 96 00:09:39,510 --> 00:09:41,850 そこに帝が登場するものだから➡ 97 00:09:41,850 --> 00:09:43,880 ヤクーの祭りも すっかり 王宮の神話に➡ 98 00:09:43,880 --> 00:09:46,020 塗り替えられてしまったと 思って➡ 99 00:09:46,020 --> 00:09:48,920 こんな簡単な事に 気付かなかったんだ。 100 00:09:48,920 --> 00:09:51,890 あの火には ちゃんと そういう意味があったんだよ。 101 00:09:51,890 --> 00:09:56,590 ヤクーの言い伝えは 夏至祭りに ちゃんと残ってたんだよ! 102 00:10:45,040 --> 00:11:31,490 ♬~ 103 00:11:31,490 --> 00:11:34,430 ああ…。 104 00:11:34,430 --> 00:11:37,230 そなたが トロガイか。 105 00:11:37,230 --> 00:11:40,900 あんたが 聖導師かい。 106 00:11:40,900 --> 00:11:43,570 (ガカイ)まさか 汚らわしい ヤクーの呪術師を➡ 107 00:11:43,570 --> 00:11:45,910 捕まえて戻るとは 思いませんでした。 108 00:11:45,910 --> 00:11:48,410 帝に知らせましょう。 すぐに清めてもらわねば。 109 00:11:48,410 --> 00:11:52,080 いや それは話を聞いてからだ。 110 00:11:52,080 --> 00:11:54,750 (トロガイ)さすがに話が分かるね。 111 00:11:54,750 --> 00:11:58,590 王子にとって 一刻の猶予もない事が➡ 112 00:11:58,590 --> 00:12:02,560 よく分かってると見える。 113 00:12:02,560 --> 00:12:05,690 青池に ジンが現れました。 ジンが? 114 00:12:05,690 --> 00:12:10,200 王宮を追放されたはずのジンが 新たに帝の命を受け➡ 115 00:12:10,200 --> 00:12:12,530 王子を清めるために来たと。 116 00:12:12,530 --> 00:12:15,030 ジンは今? 王子の行方を追っています。 117 00:12:15,030 --> 00:12:17,540 おやおや…➡ 118 00:12:17,540 --> 00:12:21,040 王宮も 2つに割れているようだねえ。 119 00:12:21,040 --> 00:12:23,940 バルサという用心棒は どうした? 王子と一緒か? 120 00:12:23,940 --> 00:12:26,380 残念ながら 今の王子を追える人間は➡ 121 00:12:26,380 --> 00:12:29,420 一人もいないよ! 122 00:12:29,420 --> 00:12:33,550 古い記録を知らない限りね。 123 00:12:33,550 --> 00:12:37,720 そなたにも 魔物の退治法は 分からないのか? 124 00:12:37,720 --> 00:12:41,390 私にだって そう古い事は分からないんだよ。 125 00:12:41,390 --> 00:12:46,900 何しろ ヤクーは 文字も持たない先住民だからね。 126 00:12:46,900 --> 00:12:53,770 その土地を奪い取った 帝に仕える者たちの方が➡ 127 00:12:53,770 --> 00:12:57,910 古い事も よ~く 分かってるんじゃないのかい? 128 00:12:57,910 --> 00:13:01,680 (ガカイ)なんという無礼な! シュガという星読は どうしたね?➡ 129 00:13:01,680 --> 00:13:05,520 その星読が そういう事を 調べてるはずなんだがね。 130 00:13:05,520 --> 00:13:09,360 口を慎め! そのような者は ラルンガ退治には関わっていない! 131 00:13:09,360 --> 00:13:13,660 おや ラルンガなんて よく知ってるねえ。 132 00:13:15,860 --> 00:13:20,730 古い記録を知る事ができれば 王子を助けられるのか? 133 00:13:20,730 --> 00:13:23,740 ふん…。 134 00:13:23,740 --> 00:13:30,040 それは やってみないとねえ。 135 00:13:33,050 --> 00:13:35,050 分かった。 136 00:13:44,760 --> 00:13:48,560 シュガ お前に客だ。 137 00:13:50,460 --> 00:13:53,370 トロガイ! おやおや➡ 138 00:13:53,370 --> 00:13:56,570 呪術の修業でもしてたのかい? 139 00:13:56,570 --> 00:14:00,070 ここで じっくり 心行くまで…➡ 140 00:14:00,070 --> 00:14:05,040 いや あの世に逝くまで話し合え。 ハハハッ。 141 00:14:05,040 --> 00:14:09,750 何だ 閉じ込められてたのかい? 142 00:14:09,750 --> 00:14:12,350 ここにあるものは 王宮が封印していたものだ。 143 00:14:12,350 --> 00:14:15,250 建国神話を守るために。 なるほどねえ。 144 00:14:15,250 --> 00:14:21,060 チャグム王子は? まだ生きてるよ。 今のところはね。 145 00:14:21,060 --> 00:14:24,930 だから あんたに 急いで会いに来たんだ。 146 00:14:24,930 --> 00:14:44,220 ♬~ 147 00:14:44,220 --> 00:14:47,120 これに 青池の事が書いてあるんだね? 148 00:14:47,120 --> 00:14:50,020 そうだ。 「そこで シグ・サルアの花を 食べた」と書いてある。 149 00:14:50,020 --> 00:14:53,390 その蜜が精霊の卵を 更に成長させたんだ。 150 00:14:53,390 --> 00:14:56,730 そうだろうね。 そのあと ラルンガに襲われて➡ 151 00:14:56,730 --> 00:15:00,230 卵は チャグムごと どこかへ 飛び去っちまった! 152 00:15:00,230 --> 00:15:03,140 「青池のあとは サアナンの地に至る」と書いてある。 153 00:15:03,140 --> 00:15:05,840 この「サアナン」の意味が 分からないんだ! 154 00:15:05,840 --> 00:15:08,170 サアナンか…。 155 00:15:08,170 --> 00:15:12,670 そうかい。 サアナンか! (シュガ)何なんだ? 156 00:15:14,510 --> 00:15:19,020 ヤクーの言葉で サアナンは 青弓川の源。 157 00:15:19,020 --> 00:15:21,050 水源の事だ! 158 00:15:21,050 --> 00:15:25,350 チャグムは サアナンに向かったのか。 159 00:15:33,870 --> 00:15:37,370 この世で サアナンにたどりついた者は 誰もおらんのだ。 160 00:15:37,370 --> 00:15:41,040 少なくとも 私らが生きている間はね。 161 00:15:41,040 --> 00:15:51,380 ♬~ 162 00:15:51,380 --> 00:15:57,890 そこは巨大な木の中にあると聞く。 木の中? 163 00:15:57,890 --> 00:16:01,490 枯れて 化石のようになった木だ。 164 00:16:01,490 --> 00:16:03,830 その中に水源があって➡ 165 00:16:03,830 --> 00:16:09,640 そこは この世とナユグの 結び目だともいわれておる。 166 00:16:09,640 --> 00:16:11,570 結び目…。 167 00:16:11,570 --> 00:16:14,340 何が起こっても不思議ではない。 168 00:16:14,340 --> 00:16:19,510 そうか そこで精霊の卵は 産まれるのか! 169 00:16:19,510 --> 00:16:28,690 ♬~ 170 00:16:28,690 --> 00:16:33,360 これに ラルンガの退治法も 書いてあったのか? 171 00:16:33,360 --> 00:16:36,860 それが… 分からないんだ。 172 00:16:36,860 --> 00:16:39,370 分からない? 173 00:16:39,370 --> 00:16:43,670 もともと ラルンガは 退治されていなかったのだ。 174 00:16:45,710 --> 00:16:48,040 何だって!? 175 00:16:48,040 --> 00:17:01,340 ♬~ 176 00:17:09,160 --> 00:17:12,160 (帝)ノーボラン ノーボラン ノーボラン ノーボラン。 177 00:17:14,500 --> 00:17:17,300 ノーボラン ノーボラン ノーボラン…。 178 00:17:19,010 --> 00:17:22,710 ノーボラン ノーボラン ノーボラン ノーボラン…。 179 00:17:47,030 --> 00:19:02,310 ♬~ 180 00:19:02,310 --> 00:19:04,310 チャグム! 181 00:19:06,480 --> 00:19:12,990 結びの水源で ニュンガ・ロ・イムの卵は ラルンガに食われちまったのか? 182 00:19:12,990 --> 00:19:14,920 (シュガ)いや 卵は助かったんだ。➡ 183 00:19:14,920 --> 00:19:17,490 でなければ 建国神話は 生まれていないだろう。 184 00:19:17,490 --> 00:19:19,990 それじゃ 卵は どうやって? 185 00:19:19,990 --> 00:19:23,330 それは ナナイ大聖導師たちと一緒にいた➡ 186 00:19:23,330 --> 00:19:27,030 ヤクーの呪術師が救ったんだ。 え? 187 00:19:31,500 --> 00:19:38,010 「ヤクーの呪術師 命を賭して ラルンガの爪のうちへ自ら飛び込み➡ 188 00:19:38,010 --> 00:19:42,850 裂けたる子どもの体より 産まれたる卵を手に取りて➡ 189 00:19:42,850 --> 00:19:45,350 天に投げ上げたり」。 190 00:19:50,020 --> 00:19:52,860 「卵は海に至る。➡ 191 00:19:52,860 --> 00:19:57,730 深き海にて 卵は かえり 天に雲を吐く。➡ 192 00:19:57,730 --> 00:20:01,370 ああ これぞ 天のことわり。➡ 193 00:20:01,370 --> 00:20:07,540 天に むら雲 湧きて あまき雨 地を潤したる」。 194 00:20:07,540 --> 00:20:11,710 これが 精霊の卵に関する 最後の記述だ。 195 00:20:11,710 --> 00:20:18,580 その呪術師は 子を救えなかったが 卵は かえしたのか。 196 00:20:18,580 --> 00:20:23,420 それを トルガル帝が魔物を退治した という事にして➡ 197 00:20:23,420 --> 00:20:26,620 この国の神話は生まれた訳だ。 198 00:20:33,400 --> 00:20:37,570 ノーボラン ノーボラン ノーボラン ノーボラン ノーボラン ノーボラン ノーボラン! 199 00:20:37,570 --> 00:20:42,070 ノーボラン ノーボラン ノーボラン ノーボラン ノーボラン! 200 00:20:42,070 --> 00:20:46,250 ノーボラン ノーボラン ノーボラン ノーボラン ノーボラン! 201 00:20:46,250 --> 00:20:48,250 ノーボラン ノーボラン! 202 00:21:12,710 --> 00:21:15,370 ああっ… ああっ! 203 00:21:15,370 --> 00:21:17,870 はっ… ああ…。 204 00:21:19,710 --> 00:21:21,710 チャグム~! 205 00:21:23,380 --> 00:21:43,070 ♬~ 206 00:21:43,070 --> 00:21:45,070 チャグム 逃げよう! 207 00:21:47,570 --> 00:21:49,510 ああっ…。 208 00:21:49,510 --> 00:22:38,720 ♬~ 209 00:22:38,720 --> 00:22:42,390 それが精霊の卵か。 210 00:22:42,390 --> 00:22:47,570 [ 回想 ] ニュンガ・ロ・イムは 雲を作る 水の精霊なんだって。 211 00:22:47,570 --> 00:22:51,440 新しい精霊が また 雲を吐いてくれるように➡ 212 00:22:51,440 --> 00:22:54,640 卵を産むまで守る事にしたの。 213 00:23:04,020 --> 00:23:06,520 (トロガイ)どういう事なんだ?➡ 214 00:23:06,520 --> 00:23:12,860 「卵を手に取りて天に投げ上げたり 卵は海に至る。➡ 215 00:23:12,860 --> 00:23:19,200 深き海にて 卵は かえり 天に雲を吐く」。 216 00:23:19,200 --> 00:23:22,700 なぜ 天に投げるだけで海に至る? 217 00:23:22,700 --> 00:23:26,700 分からない。 大きな謎だ。 218 00:23:30,580 --> 00:23:32,710 行くぞ。 219 00:23:32,710 --> 00:23:42,390 ♬~ 220 00:23:42,390 --> 00:23:44,320 チャグム 行け! 221 00:23:44,320 --> 00:23:52,100 ♬~ 222 00:23:52,100 --> 00:23:54,400 チャグム! 223 00:23:54,400 --> 00:24:01,510 (トロガイ)あれは ラルンガかい? ああ。 そうだと思う。 224 00:24:01,510 --> 00:24:07,010 この壁画には 建国神話とは 違う事が示されているらしい。 225 00:24:25,200 --> 00:24:27,900 ちょいと 肩を貸せ! 226 00:24:29,700 --> 00:24:37,880 ♬~ 227 00:24:37,880 --> 00:24:39,880 あっ! 228 00:24:45,050 --> 00:24:48,050 (咆哮) 229 00:24:56,060 --> 00:24:58,060 バルサ! 230 00:25:01,870 --> 00:25:04,670 うっ ああ…。 231 00:25:04,670 --> 00:25:17,680 ♬~ 232 00:25:17,680 --> 00:25:20,520 火だ! 233 00:25:20,520 --> 00:25:24,020 (シュガ)どこだ? (トロガイ)火だ! 234 00:25:24,020 --> 00:25:26,930 (シュガ)あった! よし。 235 00:25:26,930 --> 00:25:39,200 ♬~ 236 00:25:39,200 --> 00:25:43,040 おい。 水のある所へ連れていけ! 237 00:25:43,040 --> 00:25:47,710 ≪(シュガ)お~い! 誰か~! ガカイさん 来てくれ!➡ 238 00:25:47,710 --> 00:25:50,410 卵を助ける方法が分かったんだ! 239 00:25:52,050 --> 00:25:54,720 チャグム~! 240 00:25:54,720 --> 00:25:56,720 チャグム! 241 00:26:14,510 --> 00:26:16,510 ああ~っ! 242 00:26:19,850 --> 00:26:21,880 タンダ…。 間に合って よかった! 243 00:26:21,880 --> 00:26:24,680 一体 どうなってるんだ!? 卵は もう産まれたんだぞ! 244 00:26:24,680 --> 00:26:26,980 とにかく ここを出よう! 245 00:26:33,360 --> 00:26:36,860 (戸をたたく音) (シュガ)お~い! 誰か~!➡ 246 00:26:36,860 --> 00:26:40,060 おい! ああ…。 247 00:26:42,730 --> 00:26:45,430 (シュガ)せ… 聖導師様…。 急げ! 248 00:26:48,470 --> 00:26:50,410 うお~っ! はっ! 249 00:26:50,410 --> 00:26:52,410 チャグム! 250 00:26:59,050 --> 00:27:03,050 タンダ! (咆哮) 251 00:27:07,860 --> 00:27:09,860 ああっ! 252 00:27:23,180 --> 00:27:25,980 (咆哮) 253 00:27:27,850 --> 00:27:29,780 バルサ 行け! 254 00:27:29,780 --> 00:27:46,870 ♬~ 255 00:27:46,870 --> 00:27:49,700 これは? 星を読むための水鏡だ。 256 00:27:49,700 --> 00:27:51,640 王宮の地下水とも つながっている! 257 00:27:51,640 --> 00:27:55,370 そうか! これなら 青弓川の水源とも➡ 258 00:27:55,370 --> 00:27:57,870 つながってるだろ! 259 00:27:59,550 --> 00:28:02,150 魂を飛ばすんだな。 初めて見る。 260 00:28:02,150 --> 00:28:04,080 しっ! (シュガ)え? しっ! 261 00:28:04,080 --> 00:28:07,320 どうして…。 262 00:28:07,320 --> 00:28:11,620 パラダー! 263 00:28:15,490 --> 00:28:18,400 お~ ハハハッ! 本当に消えた! 264 00:28:18,400 --> 00:28:21,900 本当に消えた! あ~ 見逃した! 265 00:28:26,670 --> 00:28:29,010 (咆哮) 266 00:28:29,010 --> 00:28:39,650 ♬~ 267 00:28:39,650 --> 00:28:44,020 チャグム! 卵を捨てろ! それを捨てるんだ! 268 00:28:44,020 --> 00:28:47,060 駄目だ! これを食われる訳には いかないんだ! 269 00:28:47,060 --> 00:28:49,060 うわっ! 270 00:28:51,760 --> 00:28:53,760 バルサ! バルサ! 271 00:29:04,140 --> 00:29:08,310 (トロガイ)タンダ! し… 師匠! 272 00:29:08,310 --> 00:29:13,310 (トロガイ)ナージだ! ナージに卵を投げ上げるんだよ! 273 00:29:16,490 --> 00:29:24,000 (鳴き声) 274 00:29:24,000 --> 00:29:27,500 (トロガイ)ナージだ! ナージだ! 275 00:29:29,330 --> 00:29:31,840 「ナージ 飛べ飛べ➡ 276 00:29:31,840 --> 00:29:36,540 海まで飛べば 雨降り 稲穂は すくすく育つ」。 277 00:29:38,180 --> 00:29:41,510 ああっ! うっ! 278 00:29:41,510 --> 00:29:43,850 うわっ! 279 00:29:43,850 --> 00:29:45,850 あ~っ! 280 00:29:47,520 --> 00:29:51,190 ナージだ! チャグム! ナージに投げろ! 281 00:29:51,190 --> 00:29:54,530 卵を ナージに投げ上げるんだ! 282 00:29:54,530 --> 00:29:59,030 ううっ! うっ… ああっ! 283 00:29:59,030 --> 00:30:01,030 ああっ! 284 00:30:09,370 --> 00:30:12,880 ああっ! 285 00:30:12,880 --> 00:30:15,080 (鳴き声) 286 00:30:19,750 --> 00:30:22,250 タンダ 火をよこせ! 287 00:30:27,390 --> 00:30:29,390 やあっ! 288 00:30:37,900 --> 00:30:39,900 ああっ! 289 00:30:41,770 --> 00:30:47,580 (咆哮) 290 00:30:47,580 --> 00:30:49,510 ああっ! 291 00:30:49,510 --> 00:31:04,860 (咆哮) 292 00:31:04,860 --> 00:31:21,210 ♬~ 293 00:31:21,210 --> 00:31:26,550 ううっ ああ~…。 294 00:31:26,550 --> 00:31:30,390 どうした? 295 00:31:30,390 --> 00:31:34,890 大丈夫。 卵は助かったよ。 296 00:31:34,890 --> 00:31:37,800 王子も無事だ。 297 00:31:37,800 --> 00:31:40,600 バルサが守ったよ。 298 00:31:42,570 --> 00:31:47,740 (トロガイ)ハッハッハッハッ ハッハッハッハッハッ! 299 00:31:47,740 --> 00:31:52,910 (シュガ)ハハハッ。 (トロガイ)ハハハハハハッ!➡ 300 00:31:52,910 --> 00:31:56,780 アハハハハハッ! ハハハッ。 301 00:31:56,780 --> 00:32:00,720 アハハハハハハハハッ! 302 00:32:00,720 --> 00:32:17,220 ♬~ 303 00:32:19,070 --> 00:32:21,070 バルサ! 304 00:32:23,540 --> 00:32:25,540 よかった…。 305 00:32:27,380 --> 00:32:31,180 お前が無事で 本当によかった。 306 00:32:34,720 --> 00:32:36,720 (足音) 307 00:32:43,900 --> 00:32:46,700 よせ。 もう終わったんだ! 308 00:32:51,570 --> 00:32:55,440 どういうつもりだ? なぜ ためらう? 309 00:32:55,440 --> 00:32:57,640 ためらうな! 310 00:33:02,210 --> 00:33:07,850 わざと負ける者を斬る気はない。 311 00:33:07,850 --> 00:33:10,520 王子を守るのが お前の役目だろう。 312 00:33:10,520 --> 00:33:13,430 それなのに…➡ 313 00:33:13,430 --> 00:33:16,430 なぜ 俺を助けた!? 314 00:33:24,070 --> 00:33:26,070 うわっ! 315 00:33:29,880 --> 00:33:33,550 敵に助けられるとは…。 316 00:33:33,550 --> 00:33:38,380 その時から 俺は もう 狩人ではない。 317 00:33:38,380 --> 00:33:40,720 私は あんたを助けた覚えなどない。 318 00:33:40,720 --> 00:33:45,890 お前が あの時! 俺の腕を斬らなければ➡ 319 00:33:45,890 --> 00:33:49,560 俺は あの化け物に引き裂かれ➡ 320 00:33:49,560 --> 00:33:54,070 この世ではない所に 消されていただろう。 321 00:33:54,070 --> 00:34:04,180 ♬~ 322 00:34:04,180 --> 00:34:10,480 借りは返す。 どこへでも王子と逃げろ。 323 00:34:13,850 --> 00:34:17,360 あんたは どうなるんだ? 324 00:34:17,360 --> 00:34:24,530 裏切り者として 一生 王宮に追われる身となるぞ。 325 00:34:24,530 --> 00:34:27,200 お前に救われた命だ。 326 00:34:27,200 --> 00:34:30,870 己のために使う気はない。 327 00:34:30,870 --> 00:34:34,740 お前が斬らないと言うなら➡ 328 00:34:34,740 --> 00:34:37,640 帝に この首を差し出すまでだ。 329 00:34:37,640 --> 00:35:29,860 ♬~ 330 00:35:29,860 --> 00:35:34,660 ナナイ大聖導師には ナユグが見えていました。 331 00:35:37,370 --> 00:35:41,040 この国をつくったのは もともとは帝ではなく➡ 332 00:35:41,040 --> 00:35:44,710 その 聖導師でした。 333 00:35:44,710 --> 00:35:48,880 そして ナナイ大聖導師は 手記の中で➡ 334 00:35:48,880 --> 00:35:54,050 この国が やがて終わる事も 予言していたのです。 335 00:35:54,050 --> 00:35:58,920 その時は もう 目の前に迫っております。 336 00:35:58,920 --> 00:36:08,000 その予言が その手記にも 書いてあったか? 337 00:36:08,000 --> 00:36:10,500 知っていたのですか? 338 00:36:10,500 --> 00:36:19,180 それは 聖導師だけが 代々 引き継いできた秘め事だ。 339 00:36:19,180 --> 00:36:24,980 では 聖導師様も その予言が正しいと? 340 00:36:24,980 --> 00:36:35,030 されど 今の帝には この国は救えまい。 341 00:36:35,030 --> 00:36:39,860 だからこそ チャグム王子の資質を見極め➡ 342 00:36:39,860 --> 00:36:42,530 その上で 何としても➡ 343 00:36:42,530 --> 00:36:46,030 生きてもらわなければ ならなかったのだ。 344 00:36:49,410 --> 00:36:53,040 シュガよ お前が➡ 345 00:36:53,040 --> 00:36:59,220 チャグム皇太子の教育係となれ。 え? 346 00:36:59,220 --> 00:37:07,930 そして 新たな帝の聖導師となるのだ。 347 00:37:07,930 --> 00:37:30,520 ♬~ 348 00:37:30,520 --> 00:37:32,550 陛下…。 349 00:37:32,550 --> 00:37:35,350 皇太子が消え去ってしまった。 350 00:37:37,860 --> 00:37:40,760 まことに おいたわしい事です。 351 00:37:40,760 --> 00:37:44,630 そなたは うれしくないのか? 352 00:37:44,630 --> 00:37:49,570 なぜ そのような ひどい事を…。 353 00:37:49,570 --> 00:37:52,270 チャグムが生き延びたのだ。 354 00:37:54,310 --> 00:38:00,480 これで 我が国を受け継ぐ者は チャグムしか いなくなった。 355 00:38:00,480 --> 00:38:18,980 ♬~ 356 00:38:22,670 --> 00:38:27,470 サグムの代わりを そなたが産むのだ。 357 00:38:33,010 --> 00:38:34,950 陛下…。 358 00:38:34,950 --> 00:38:46,750 ♬~ 359 00:38:53,400 --> 00:38:57,870 はい。 あ~ 全く お前は。 360 00:38:57,870 --> 00:39:00,470 今も こうして生きてるのが 不思議だよ。 361 00:39:00,470 --> 00:39:03,770 それは あんたの腕が いいからだろ。 362 00:39:05,640 --> 00:39:10,480 ほら チャグムも 手際よくなっちゃって。 363 00:39:10,480 --> 00:39:15,150 もう すっかり一人前だよ チャグムは。 364 00:39:15,150 --> 00:39:18,990 どこに行ったって生きていける。 365 00:39:18,990 --> 00:39:24,330 宿無しの暮らしが お前にとっては 一人前だからな。 366 00:39:24,330 --> 00:39:27,670 チャグムは もう バルサをまねする事は ないんだぞ。 367 00:39:27,670 --> 00:39:30,570 それは どういう意味だ? だって そうだろ。 368 00:39:30,570 --> 00:39:33,470 精霊の卵が産まれて 魔物が消えれば➡ 369 00:39:33,470 --> 00:39:36,010 これから どう生きていこうと チャグムの勝手だ。 370 00:39:36,010 --> 00:39:38,910 もう お前と旅をする理由も なくなったんだよ。 371 00:39:38,910 --> 00:39:43,510 一緒に旅をする理由なら あるよ。 え? 372 00:39:43,510 --> 00:39:47,390 私は バルサのように強くなりたい。 373 00:39:47,390 --> 00:39:52,520 だから これから 私は バルサの弟子になる! 374 00:39:52,520 --> 00:39:57,360 え… え? ちょっと待て チャグム。 それは やめとけ。 375 00:39:57,360 --> 00:39:59,700 用心棒の弟子になって➡ 376 00:39:59,700 --> 00:40:02,530 みすみす 命をまた 危険にさらすのか? 377 00:40:02,530 --> 00:40:06,200 それだったら この俺か トロガイの弟子になれ。 378 00:40:06,200 --> 00:40:08,870 ちょっと待った。 トロガイや あんたが➡ 379 00:40:08,870 --> 00:40:13,710 チャグムに ナユグの事を教えられるのか? 380 00:40:13,710 --> 00:40:18,220 弟子よりも劣る師匠ってのは どうなんだろうね。 381 00:40:18,220 --> 00:40:23,920 あ~! でも とにかく バルサだけは やめとけ! 382 00:40:25,720 --> 00:40:31,400 そうだね。 とりあえず これから どこに行こうか? 383 00:40:31,400 --> 00:40:33,330 チャグムは まだ 王宮には➡ 384 00:40:33,330 --> 00:40:35,530 見つからない方が いいだろうからねえ。 385 00:40:39,070 --> 00:40:42,410 それじゃあ 異国に行くか。 386 00:40:42,410 --> 00:40:45,080 うん 異国に行ってみたい! 387 00:40:45,080 --> 00:40:50,420 カンバルも 新ヨゴも駄目だとしたら とりあえず ロタか。 388 00:40:50,420 --> 00:40:54,290 はい お供します! 師匠! 389 00:40:54,290 --> 00:40:58,490 知らないからな。 何があっても 俺は知らないからな! 390 00:41:05,060 --> 00:41:07,200 [ 回想 ] (ジグロ)バルサ…。 391 00:41:07,200 --> 00:41:11,870 私は お前を助けたとは 思っていない。➡ 392 00:41:11,870 --> 00:41:16,040 お前と旅をして 楽しかった。➡ 393 00:41:16,040 --> 00:41:21,850 お前の成長が うれしかった。 394 00:41:21,850 --> 00:41:24,550 幸せだった。 395 00:41:24,550 --> 00:42:14,200 ♬~ 396 00:42:14,200 --> 00:42:18,000 はい。 ありがとう。 ありがとう。 397 00:42:21,370 --> 00:42:23,670 うまい。 うん。 398 00:42:36,920 --> 00:42:39,720 王宮の兵だ。 399 00:42:39,720 --> 00:42:41,720 待て…。 400 00:42:49,230 --> 00:42:51,740 あれは…。 401 00:42:51,740 --> 00:42:53,740 トロガイ!? 402 00:43:21,200 --> 00:43:23,870 お命が ご無事でありました事を➡ 403 00:43:23,870 --> 00:43:27,540 せん越ながら お喜び申し上げます!➡ 404 00:43:27,540 --> 00:43:32,380 我らは トルガル帝の再来を 目の当たりにするという➡ 405 00:43:32,380 --> 00:43:36,050 身に余る幸運を得ました! 406 00:43:36,050 --> 00:43:38,380 これより代々 この事は➡ 407 00:43:38,380 --> 00:43:43,080 輝かしい英雄譚として 伝えられていく事でしょう。 408 00:43:47,090 --> 00:43:50,730 皇太子殿下! 409 00:43:50,730 --> 00:43:53,630 皇太子? (モン)はい。 410 00:43:53,630 --> 00:43:58,470 昨日 御兄君 サグム皇太子➡ 411 00:43:58,470 --> 00:44:03,840 病のため お亡くなりになりました。➡ 412 00:44:03,840 --> 00:44:05,780 帝より正式に➡ 413 00:44:05,780 --> 00:44:11,180 チャグム王子を皇太子とするとの お言葉がありました。➡ 414 00:44:11,180 --> 00:44:17,480 これより 宮まで 我らが殿下を お守り申し上げます! 415 00:44:23,530 --> 00:44:26,430 ちょっと待ってよ! 416 00:44:26,430 --> 00:44:32,430 私は バルサといたい。 王宮には戻りたくないよ! 417 00:44:34,710 --> 00:44:38,380 バルサやタンダと旅をしたいんだ! 418 00:44:38,380 --> 00:44:40,410 戻りたくない! 419 00:44:40,410 --> 00:44:57,060 ♬~ 420 00:44:57,060 --> 00:45:02,360 それなら 私が ここで 一暴れしてやろうか? 421 00:45:07,340 --> 00:45:12,840 どうする? どちらでも お前が望むままだ。 422 00:45:12,840 --> 00:45:35,870 ♬~ 423 00:45:35,870 --> 00:45:39,740 分かったよ。 424 00:45:39,740 --> 00:45:43,740 自分から逃げるなって…。 425 00:45:43,740 --> 00:45:49,380 どんな事でも 笑って受け入れろって➡ 426 00:45:49,380 --> 00:45:51,680 バルサは言うんだろ? 427 00:45:56,890 --> 00:46:01,490 だったら 王宮に戻るよ。 428 00:46:01,490 --> 00:46:03,790 皇太子にもなるよ。 429 00:46:06,000 --> 00:46:08,500 皇太子になって➡ 430 00:46:08,500 --> 00:46:15,010 いつか バルサを カンバル王国に 帰れるようにしてあげる。 431 00:46:15,010 --> 00:46:20,180 え? カンバル王を倒してでも…。 432 00:46:20,180 --> 00:46:25,980 そのために 私は 王宮に戻り 皇太子になる。 433 00:46:29,190 --> 00:46:32,690 チャグム…。 434 00:46:32,690 --> 00:46:37,990 誰かのために生きるなんて 愚かな事は よせ。 435 00:46:40,560 --> 00:46:44,400 誰かのために生きるなら➡ 436 00:46:44,400 --> 00:46:47,600 顔も知らない者たちのために 生きろ。 437 00:46:53,080 --> 00:46:57,780 お前なら きっと それができる。 438 00:47:03,150 --> 00:47:10,900 お前には いつか そういう帝になってもらいたい。 439 00:47:10,900 --> 00:47:58,310 ♬~ 440 00:47:58,310 --> 00:48:04,510 ありがとう バルサ。 ありがとう…。 441 00:48:07,990 --> 00:48:10,290 礼など必要ない。 442 00:48:12,320 --> 00:48:16,820 私は 金で雇われただけだ。 443 00:48:24,840 --> 00:48:27,740 あ~! 444 00:48:27,740 --> 00:48:33,440 ありがとう タンダ。 じゃあ またな チャグム。 445 00:48:40,180 --> 00:48:42,850 おっ! 446 00:48:42,850 --> 00:48:44,790 ありがとう。 447 00:48:44,790 --> 00:48:58,200 ♬~ 448 00:48:58,200 --> 00:49:00,700 (モン)出発! 449 00:49:02,970 --> 00:49:05,270 (トロガイ)ほっといてやりな。 450 00:49:07,310 --> 00:49:14,010 あの子は本気で チャグムのために 暴れたかったんだろうねえ。 451 00:49:16,820 --> 00:49:23,330 自分のためには ついぞ 何かを した事のない子だよ。 452 00:49:23,330 --> 00:49:34,330 ♬~ 453 00:49:43,650 --> 00:49:46,350 母上! チャグム! 454 00:49:49,020 --> 00:49:51,720 よくぞ 無事で…。 455 00:49:58,030 --> 00:50:05,730 (太鼓の音) 456 00:50:20,890 --> 00:50:25,590 父上 ただいま戻りました。 457 00:50:41,070 --> 00:50:43,410 父上のおかげで➡ 458 00:50:43,410 --> 00:50:47,750 この国から また 魔物が消え去り➡ 459 00:50:47,750 --> 00:50:50,550 この命も救われました。 460 00:50:57,090 --> 00:51:02,590 うん よく戻った。 461 00:51:04,830 --> 00:51:10,370 狩人のジンが 私を守ってくれました。 462 00:51:10,370 --> 00:51:14,570 魔物退治は ジンの手柄です! 463 00:51:17,880 --> 00:51:22,750 父上が ジンを遣わして下さった おかげです。 464 00:51:22,750 --> 00:51:26,250 心より感謝申し上げます。 465 00:51:54,650 --> 00:51:56,650 (物音) 466 00:51:58,420 --> 00:52:00,680 ここにいたのか バルサ。 467 00:52:00,680 --> 00:52:03,480 や~ あっついな…。 468 00:52:05,360 --> 00:52:09,030 まだ 雨は降らないな。 469 00:52:09,030 --> 00:52:15,730 村の田畑が干上がってきたよ。 おっかしいな…。 470 00:52:25,380 --> 00:52:29,880 そろそろ 夏だというのに…。 471 00:52:29,880 --> 00:52:31,880 それから…。 472 00:52:34,550 --> 00:52:40,720 今年の王宮の夏至祭りには 皇太子になった チャグムを祝いに➡ 473 00:52:40,720 --> 00:52:42,920 カンバル王が来るらしい。 474 00:52:47,060 --> 00:52:52,740 お前… まさか 変な事 考えるなよ! 475 00:52:52,740 --> 00:52:55,410 何を考えるというんだ? 476 00:52:55,410 --> 00:52:59,410 私に何ができる? それは そうだが…。 477 00:53:01,680 --> 00:53:06,020 それじゃあ もう行くよ。 どこに? 478 00:53:06,020 --> 00:53:11,190 仕事だ。 ロタに向かう商人に雇われた。 479 00:53:11,190 --> 00:53:14,990 そのまま 新ヨゴ国には戻らないよ。 480 00:53:18,530 --> 00:53:22,030 その方が チャグムにとっても いいだろう。 481 00:53:24,870 --> 00:53:29,570 …といっても それを知らせる術もないか。 482 00:53:35,210 --> 00:53:41,010 バルサ…。 それじゃ タンダ 達者でな。 483 00:53:51,560 --> 00:54:15,890 ♬~ 484 00:54:15,890 --> 00:54:18,360 [ 回想 ] カンバル王となったログサムから➡ 485 00:54:18,360 --> 00:54:21,690 一生 その命を 狙われる身となったのだ。➡ 486 00:54:21,690 --> 00:54:26,360 だからは 私は 武術を教わる事にした。 487 00:54:26,360 --> 00:54:29,270 カンバル王を倒すためにだ。 488 00:54:29,270 --> 00:54:51,220 ♬~ 489 00:54:51,220 --> 00:54:56,420 (雷鳴) 490 00:55:04,330 --> 00:55:12,010 (一同)雨だ! 491 00:55:12,010 --> 00:55:44,880 ♬~ 492 00:55:44,880 --> 00:55:47,780 (トロガイ)「天に むら雲 湧きて➡ 493 00:55:47,780 --> 00:55:52,480 あまき雨 地を潤したる」。 494 00:55:54,220 --> 00:55:57,890 (ニナ)おじいちゃん! おじいちゃん! 雨だよ 雨!➡ 495 00:55:57,890 --> 00:56:00,390 おじいちゃん 雨だよ! 496 00:56:01,860 --> 00:56:05,860 やった! 雨 雨! やった~! 497 00:56:13,000 --> 00:56:17,670 見ているか? バルサ。 498 00:56:17,670 --> 00:56:24,870 この国を守ったのは 誰が何と言おうと お前だ。 499 00:56:33,160 --> 00:56:49,540 (一同)マビヤー! 500 00:56:49,540 --> 00:57:34,520 ♬~ 501 00:57:34,520 --> 00:57:38,690 (雷鳴) 502 00:57:38,690 --> 00:57:48,400 ♬~ 503 00:57:48,400 --> 00:57:50,400 バルサ!