1 00:00:02,700 --> 00:01:22,780 ♬~ 2 00:01:22,780 --> 00:01:25,680 (アスラ)お母さん! お母さんを殺さないで! 3 00:01:25,680 --> 00:01:27,650 お母さ~ん! 4 00:01:27,650 --> 00:01:29,650 (トリーシア)泣くな! 5 00:01:29,650 --> 00:01:32,460 泣かないで アスラ。 6 00:01:32,460 --> 00:01:35,790 お前は 誇り高き神の子です!➡ 7 00:01:35,790 --> 00:01:38,490 タル人として気高く生きなさい! 8 00:01:45,130 --> 00:01:48,470 さあ アスラ 神を招きなさい! 9 00:01:48,470 --> 00:01:51,810 聖なる宿り木の輪を 手に取りなさい! 10 00:01:51,810 --> 00:01:55,140 ああ~っ! 11 00:01:55,140 --> 00:01:57,140 (トリーシア)うっ! 12 00:02:03,420 --> 00:02:05,420 (チキサ)母さ~ん! 13 00:02:09,090 --> 00:02:11,090 アスラ…。 14 00:02:19,440 --> 00:02:23,110 お母さ~ん! 15 00:02:23,110 --> 00:03:08,080 ♬~ 16 00:03:08,080 --> 00:03:11,780 (ヨーサム) 狼にかみ殺された痕のようだ。 17 00:03:13,760 --> 00:03:18,133 ゆうべ この祭儀場に忍び込んだ➡ 18 00:03:18,130 --> 00:03:22,430 タル人の女を 処刑するとの知らせがあった。 19 00:03:22,430 --> 00:03:24,730 (イーハン)タル人の女? 20 00:03:32,780 --> 00:03:49,330 ♬~ 21 00:03:49,330 --> 00:03:52,800 トリーシア…。 22 00:03:52,800 --> 00:03:55,500 (ヨーサム)どうしたのだ? イーハン。 23 00:03:58,130 --> 00:04:05,430 イーハン まさか この女が…。 24 00:04:14,080 --> 00:04:24,090 <この世界は 眼に映るものだけが 生きているわけではない。➡ 25 00:04:24,090 --> 00:04:30,970 常に 神秘とともにある この世で➡ 26 00:04:30,970 --> 00:04:36,440 人は 王として生まれる者もあれば➡ 27 00:04:36,440 --> 00:04:42,110 不遇な民として生きる者もある。➡ 28 00:04:42,110 --> 00:04:48,990 王に父を殺された女は 用心棒となった。➡ 29 00:04:48,990 --> 00:04:53,990 女の名は バルサ> 30 00:04:58,460 --> 00:05:06,740 <精霊の卵を宿した王子 チャグムを救ったバルサは…> 31 00:05:06,740 --> 00:05:13,610 ♬~ 32 00:05:13,610 --> 00:05:17,750 <カンバル国王の暗殺を謀り…> 33 00:05:17,750 --> 00:05:20,080 (チャグム)バルサ! 34 00:05:20,080 --> 00:05:22,990 <姿をくらませた> 35 00:05:22,990 --> 00:06:30,290 ♬~ 36 00:06:52,010 --> 00:06:54,010 (バルサ)ご主人様。 37 00:06:55,980 --> 00:07:02,390 約束どおり 私の役目は ここまでです。 38 00:07:02,390 --> 00:07:08,260 あんたは 新ヨゴ国には帰らないのか? 39 00:07:08,260 --> 00:07:12,960 国境を抜けるまで 一緒に来てくれ。 40 00:07:15,930 --> 00:07:20,400 私は 一緒には行けません。 41 00:07:20,400 --> 00:07:22,740 どうして? 42 00:07:22,740 --> 00:07:31,410 私は 新ヨゴ国の役人に見つかれば 捕らえられる身なのです。 43 00:07:31,410 --> 00:07:35,280 隠していた事を謝ります。 44 00:07:35,280 --> 00:07:41,580 そういう事なら しかたないな。 ここで 報酬を払おう。 45 00:07:46,760 --> 00:07:53,440 しかし 私が そんな事も知らずに 雇ったと思うかね? 46 00:07:53,440 --> 00:07:59,780 お前を突き出せば 我らに その何倍もの報酬が入る。 47 00:07:59,780 --> 00:08:05,380 それを みすみす逃すと思うかね。 うん? 48 00:08:05,380 --> 00:08:08,380 用心棒のバルサ。 49 00:08:11,250 --> 00:08:15,250 お尋ね者のバルサさんよ。 50 00:08:25,400 --> 00:08:29,070 やっぱりね…。 51 00:08:29,070 --> 00:08:32,770 あんたは 食えない商人だと思ったよ。 52 00:08:35,410 --> 00:08:40,710 欲を持ち過ぎると 命を捨てる事になるよ。 53 00:08:43,750 --> 00:08:47,750 あ~っ! うわっ! 54 00:08:50,430 --> 00:08:52,360 でや~っ! 55 00:08:52,360 --> 00:09:40,360 ♬~ 56 00:10:34,800 --> 00:12:26,800 ♬~ 57 00:12:29,980 --> 00:13:22,100 ♬~ 58 00:13:22,100 --> 00:13:25,000 うっ! (チキサ)アスラ アスラ! 59 00:13:25,000 --> 00:13:28,970 しっかり歩け シャットイ! おら! 60 00:13:28,970 --> 00:13:32,440 (チキサ)離せ! 61 00:13:32,440 --> 00:13:35,340 (アスラ)お兄ちゃん…。 62 00:13:35,340 --> 00:13:37,340 (チキサ)離せよ。 63 00:13:40,320 --> 00:13:43,450 どけ! 64 00:13:43,450 --> 00:13:45,390 離せ! 65 00:13:45,390 --> 00:13:48,120 邪魔だ! 66 00:13:48,120 --> 00:14:24,960 ♬~ 67 00:14:24,960 --> 00:14:29,730 (タンダ)あっ ごめん… バルサ。 68 00:14:29,730 --> 00:14:32,100 年に一度の草市だから➡ 69 00:14:32,100 --> 00:14:35,770 きっと あんたも ロタ王国に 来てるんだと思ったよ。 70 00:14:35,770 --> 00:14:38,440 バルサ~! 71 00:14:38,440 --> 00:14:41,780 はっ! 72 00:14:41,780 --> 00:14:44,450 (小声で)お前 こんな所で 何してるんだよ!? 73 00:14:44,450 --> 00:14:46,380 だから お前がいるかと思って…。 74 00:14:46,380 --> 00:14:49,120 (小声で)今まで 何してたんだ!? 75 00:14:49,120 --> 00:14:53,460 ずっと ロタ王国で 仕事をしていた。 76 00:14:53,460 --> 00:14:56,130 ちょっと こっち来い。 77 00:14:56,130 --> 00:15:00,830 ごめんよ ちょっと どいて。 ほら。 78 00:15:02,930 --> 00:15:10,070 あ~ お前は 何で あんなバカな事をしたんだ。 79 00:15:10,070 --> 00:15:13,070 タンダにも 迷惑をかけたろうね。 80 00:15:15,410 --> 00:15:20,750 お前の事だ チャグムの前で カンバル王を倒そうとしたのは➡ 81 00:15:20,750 --> 00:15:23,090 チャグムのためなんだろ。 82 00:15:23,090 --> 00:15:27,090 チャグムが お前のために カンバル王を倒すなんて言ったから。 83 00:15:31,430 --> 00:15:35,100 これから行く所でもあるのか? 84 00:15:35,100 --> 00:15:40,970 ないさ。 また どこかで 仕事を見つけるだけだ。 85 00:15:40,970 --> 00:15:44,110 ここでは私も シャットイだよ。 86 00:15:44,110 --> 00:15:46,780 シャットイ? 87 00:15:46,780 --> 00:15:49,780 ロタでは 野良犬という意味だ。 88 00:15:55,780 --> 00:15:59,480 それじゃ とりあえず 俺と一緒に来い! ほら。 89 00:16:11,070 --> 00:16:15,370 おいしい魚 いっぱいあるよ。 じゃあ このお魚 2尾。 はい。 90 00:16:26,420 --> 00:16:29,320 今日は ここに泊まればいい。 91 00:16:29,320 --> 00:16:34,090 お前の宿か? うん。 もし 心配なら➡ 92 00:16:34,090 --> 00:16:37,760 俺の女房だと言えばいい。 フッ…。 93 00:16:37,760 --> 00:16:40,660 笑うなよ 人が真面目に言ってるのに。 94 00:16:40,660 --> 00:16:44,100 いや 真面目に言うからさ。 95 00:16:44,100 --> 00:16:47,440 この格好じゃ お前の用心棒と言った方が➡ 96 00:16:47,440 --> 00:16:52,310 信用されるんじゃないのか? 好きにしろ。 97 00:16:52,310 --> 00:16:54,780 猿…。 98 00:16:54,780 --> 00:16:56,780 (スファル)タンダさん。 99 00:16:59,110 --> 00:17:04,810 久しぶりですね。 スファルさん… スファルさんでしたか! 100 00:17:06,390 --> 00:17:10,260 あっ スファルさんは ロタの呪術師だ。 101 00:17:10,260 --> 00:17:13,730 トロガイ師匠も一目置くような 呪術師なんだ。 102 00:17:13,730 --> 00:17:17,600 この猿は 恐らく スファルさんの目なんだ。 103 00:17:17,600 --> 00:17:19,600 だから 俺に気付いたんでしょ? 104 00:17:19,600 --> 00:17:24,600 もしかして こちらは バルサさんですか? 105 00:17:30,280 --> 00:17:34,420 何で バルサだと すぐに分かったんですか? 106 00:17:34,420 --> 00:17:39,290 この人は強い。 相当の槍使いだ。 107 00:17:39,290 --> 00:17:43,430 しかも カンバル人で 女の用心棒となれば➡ 108 00:17:43,430 --> 00:17:46,090 誰でも その名を思いつく。 109 00:17:46,090 --> 00:17:55,100 ♬~ 110 00:17:55,100 --> 00:17:57,040 気を付けて。 111 00:17:57,040 --> 00:19:12,380 ♬~ 112 00:19:12,380 --> 00:19:15,050 ≪(チキサ)やめろ 離せ。 113 00:19:15,050 --> 00:19:17,720 諦めな! 114 00:19:17,720 --> 00:19:19,720 お兄ちゃん! 115 00:19:24,060 --> 00:19:27,360 ≪じゃあ 紹介状 見せてもらいましょうか。 116 00:19:34,400 --> 00:19:38,100 あの部屋に 何か気にかかる事でも? 117 00:19:42,280 --> 00:19:48,950 今の男たちは 青い手の者でしょう。 青い手? 118 00:19:48,950 --> 00:19:52,750 人身売買をするヨゴ人の一味です。 119 00:19:52,750 --> 00:19:55,090 (スファル) さっきのロタ人が連れていた➡ 120 00:19:55,090 --> 00:19:58,960 男の子と女の子を買うために…。➡ 121 00:19:58,960 --> 00:20:01,960 見たところ あの2人は タル人です。 122 00:20:01,960 --> 00:20:06,700 ロタ王国では ロタ人よりタル人は身分が低い。 123 00:20:06,700 --> 00:20:10,640 奴隷として売られるのも 珍しくはないでしょう。 124 00:20:10,640 --> 00:20:13,780 だから 放っておけと? 125 00:20:13,780 --> 00:20:17,110 あまり関わり合いに ならない方がいい。 126 00:20:17,110 --> 00:20:19,780 それとも何か 放っておけない理由でも➡ 127 00:20:19,780 --> 00:20:22,680 おありなのですかな? 128 00:20:22,680 --> 00:20:25,980 人を助けるのに 理由は必要ないでしょう。 129 00:20:33,330 --> 00:20:36,130 (チキサ)早く ここから逃げるんだ。 (アスラ)逃げるって どこに? 130 00:20:36,130 --> 00:20:40,000 (チキサ)どこでもいい。 逃げないと 俺たち 売られてしまう。 え? 131 00:20:40,000 --> 00:20:43,000 (チキサ)だから その前に逃げるんだ。 132 00:20:43,000 --> 00:20:45,810 早く お兄ちゃんに乗って ここから出ろ。 お兄ちゃんは? 133 00:20:45,810 --> 00:20:50,150 (チキサ)俺も後から必ず行くから。 なっ? 早くしろ。 134 00:20:50,150 --> 00:21:02,720 ♬~ 135 00:21:02,720 --> 00:21:06,430 ハハハハハッ さあ どうぞ。 136 00:21:06,430 --> 00:21:10,770 何やってんだよ お前は! 137 00:21:10,770 --> 00:21:14,640 どうですか? よく見て下さいよ。 138 00:21:14,640 --> 00:21:16,640 妹に触るな! 139 00:21:25,780 --> 00:21:28,120 どうですか? 140 00:21:28,120 --> 00:21:31,790 これだけ見栄えのいい子は そう いませんよ。 141 00:21:31,790 --> 00:21:36,120 タル人といっても 新ヨゴ国では関係ないでしょう。 142 00:21:36,120 --> 00:21:39,460 将来を見据えても 大変な お買い得ですよ。 143 00:21:39,460 --> 00:21:43,800 ≪(チキサ)やめろ! 銀3枚ってところだな。 144 00:21:43,800 --> 00:21:49,140 ハハハハッ またまた 冗談は よして下さいよ。 145 00:21:49,140 --> 00:21:54,810 いくら見栄えがよくても こう顔色が悪くっちゃな。 146 00:21:54,810 --> 00:21:58,480 どんな美人でも死なれたら丸損だ。 147 00:21:58,480 --> 00:22:01,080 それなら こっちの兄の方も つけましょう。 148 00:22:01,080 --> 00:22:06,420 もちろん。 そっちもつけて銀3枚だ。 149 00:22:06,420 --> 00:22:09,090 腕っぷしも からっきしだったしな。 150 00:22:09,090 --> 00:22:15,430 駄目だ! 約束どおり 金1枚じゃなきゃ譲れない。 151 00:22:15,430 --> 00:22:17,370 うらっ! あっ! 152 00:22:17,370 --> 00:22:19,770 じゃあ これなら どうだ! 153 00:22:19,770 --> 00:22:25,070 ああ~っ! うわっ! ああっ! 154 00:22:33,110 --> 00:22:36,020 (トリーシア)恐れなくてもいいのよ。➡ 155 00:22:36,020 --> 00:22:38,990 間違っているのは ほかの人たちだから。 156 00:22:38,990 --> 00:22:40,990 ああっ! 157 00:22:44,460 --> 00:22:48,330 (トリーシア)まぶしすぎる光は 人の目をくらませる。 158 00:22:48,330 --> 00:22:53,330 光を見ているのに 闇を見ていると思い込むのよ。 159 00:22:57,470 --> 00:23:02,080 これを お前の懐に ねじ込んでやろうか? 160 00:23:02,080 --> 00:23:06,410 それとも ガキを殺せば➡ 161 00:23:06,410 --> 00:23:09,750 金を払う必要もなくなるだろう。 162 00:23:09,750 --> 00:23:13,090 [ 回想 ] (アスラ)お母さん! 泣くな! 163 00:23:13,090 --> 00:23:15,420 泣かないで アスラ。 164 00:23:15,420 --> 00:23:18,760 お前は誇り高き神の子です!➡ 165 00:23:18,760 --> 00:23:22,430 タル人として気高く生きなさい! 166 00:23:22,430 --> 00:23:25,770 さあ アスラ 神を招きなさい! 167 00:23:25,770 --> 00:23:30,070 聖なる宿り木の輪を 手に取りなさい! 168 00:23:37,780 --> 00:23:39,780 危ない。 169 00:23:41,650 --> 00:23:44,650 駄目だ アスラ! よせ! 170 00:23:44,650 --> 00:24:10,350 ♬~ 171 00:24:18,750 --> 00:24:41,440 ♬~ 172 00:24:41,440 --> 00:24:44,780 (チキサ)アスラ アスラ!➡ 173 00:24:44,780 --> 00:24:48,120 アスラ 大丈夫か? アスラ。 174 00:24:48,120 --> 00:24:50,790 ≪バルサ! 175 00:24:50,790 --> 00:24:53,690 バルサ! 176 00:24:53,690 --> 00:24:57,130 バルサ! 何があった!? 177 00:24:57,130 --> 00:24:59,060 スファルは? スファル? 178 00:24:59,060 --> 00:25:01,400 スファルさんと一緒にいたのか? 179 00:25:01,400 --> 00:25:11,740 ♬~ 180 00:25:11,740 --> 00:25:16,610 (スファル)ギャロニ ギャロニ カデャロニ ギャロニ。➡ 181 00:25:16,610 --> 00:25:26,290 ギャロニ ギャロニ カデャロニ ギャロニ。➡ 182 00:25:26,290 --> 00:25:29,990 ギャロニ ギャロニ カデャロニ ギャロニ。 183 00:25:33,030 --> 00:25:34,960 何をしている? 184 00:25:34,960 --> 00:25:38,770 (スファル)この子たちを連れて 早く。 え? 185 00:25:38,770 --> 00:25:40,700 この2人の手当てを してやってくれ! 186 00:25:40,700 --> 00:25:42,640 こ… この子たちは どうしたんですか!? 187 00:25:42,640 --> 00:25:44,940 とにかく 2人を移そう! うん。 188 00:26:03,930 --> 00:26:07,730 (シハナ) まるで 祭儀場の死者たちだね。 189 00:26:07,730 --> 00:26:12,730 タルの神が再臨したのだ。 間違いない。 190 00:26:20,310 --> 00:26:22,610 一体 何があったんだ? 191 00:26:26,410 --> 00:26:29,110 あの子は どうして 気を失ってるんだ? 192 00:26:35,090 --> 00:26:37,760 スファルさんの事は知ってるのか? 193 00:26:37,760 --> 00:26:42,100 少しは 自分で考えなよ。 呪術師だろ。 194 00:26:42,100 --> 00:26:45,400 (チキサ)呪術師? まあね。 195 00:26:49,440 --> 00:26:51,770 あの人は? 196 00:26:51,770 --> 00:26:57,650 ああ… あいつは用心棒だ。 バルサという。 197 00:26:57,650 --> 00:27:01,050 怪しいけど 悪いやつじゃない。 198 00:27:01,050 --> 00:27:54,100 ♬~ 199 00:27:54,100 --> 00:27:57,800 アスラ。 アスラ。 200 00:28:01,710 --> 00:28:06,580 この子は チャグムと同じじゃないのか? 201 00:28:06,580 --> 00:28:11,050 えっ チャグムと? 202 00:28:11,050 --> 00:28:14,050 この子にも 何かが宿っている。 203 00:28:15,720 --> 00:28:22,060 だから スファルさんも 気にかけていたんじゃないのか? 204 00:28:22,060 --> 00:28:24,400 そうなのか? 205 00:28:24,400 --> 00:29:06,010 ♬~ 206 00:29:06,010 --> 00:29:09,310 えいっ! ふっ ふっ! 207 00:29:19,050 --> 00:29:21,050 ああ~っ! 208 00:29:23,390 --> 00:29:26,690 (シュガ)殿下。 シュガ! 209 00:29:31,730 --> 00:29:35,030 あったか! (シュガ)苦労しましたよ 本当に。 210 00:29:42,080 --> 00:29:46,950 これは 思い出の味なのだ。 211 00:29:46,950 --> 00:29:48,950 [ 回想 ] 食べてみよ。 212 00:29:56,420 --> 00:29:59,330 うん うまい。 213 00:29:59,330 --> 00:30:10,440 ♬~ 214 00:30:10,440 --> 00:30:12,740 さあ行くよ。 215 00:30:15,310 --> 00:30:19,450 (シュガ)王宮から逃げ出していた頃が 懐かしいですか? 216 00:30:19,450 --> 00:30:22,350 え? お立場を考えて➡ 217 00:30:22,350 --> 00:30:25,320 もう こんな買い物は 頼まないで下さい。 218 00:30:25,320 --> 00:30:29,790 いいのか? シュガ。 お前が勝手に トロガイの弟子になって➡ 219 00:30:29,790 --> 00:30:35,460 呪術を学んでいると知ったら 聖導師は さぞ驚くだろうなあ。 220 00:30:35,460 --> 00:30:38,130 私を脅すおつもりですか! 221 00:30:38,130 --> 00:30:40,830 これからも仲よくしようと 言ってるだけだ。 222 00:30:42,470 --> 00:31:23,440 (鐘の音) 223 00:31:38,130 --> 00:31:43,430 お妃 トーサ閣下がお見えです。 (二ノ妃)すぐに これへ。 224 00:31:47,470 --> 00:31:51,140 (トーサ)お妃! ご機嫌麗しゅう。 225 00:31:51,140 --> 00:31:54,840 父上も お元気そうで何よりです。 うん。 226 00:31:58,480 --> 00:32:01,380 トゥグム王子!➡ 227 00:32:01,380 --> 00:32:04,290 ハッハッハッハッハッ!➡ 228 00:32:04,290 --> 00:32:12,990 しばらく見ぬ間に また大きくなって! ハハハハッ。 229 00:32:14,760 --> 00:32:18,060 (二ノ妃)トゥグム おじい様ですよ。 230 00:32:23,440 --> 00:32:27,110 チャグムには もう お会いになりましたか? 231 00:32:27,110 --> 00:32:29,780 これから お目にかかる事になるだろう。 232 00:32:29,780 --> 00:32:33,110 (二ノ妃)これから? 評定が開かれる。 233 00:32:33,110 --> 00:32:35,450 そのために 王宮に呼ばれたのだ。 234 00:32:35,450 --> 00:32:46,460 ♬~ 235 00:32:46,460 --> 00:32:48,800 (聖導師)サンガル王国が➡ 236 00:32:48,800 --> 00:32:54,670 我が新ヨゴ国に 援軍を求めてきました。➡ 237 00:32:54,670 --> 00:33:00,740 サンガル王国は 海に広がる島々を 一帯とする国です。➡ 238 00:33:00,740 --> 00:33:08,080 そこへ 南の大陸から タルシュ帝国が攻め入ってきたのです。 239 00:33:08,080 --> 00:33:13,080 それで サンガル王国は 負けそうなのか? はい。 240 00:33:21,100 --> 00:33:26,970 (帝)私は タルシュ帝国と戦う気など 毛頭ない。 241 00:33:26,970 --> 00:33:31,440 戦など 愚かな人間のする事だ。 242 00:33:31,440 --> 00:33:35,110 だが こうして 助けを乞われている以上➡ 243 00:33:35,110 --> 00:33:37,780 見捨てる事はしない。➡ 244 00:33:37,780 --> 00:33:42,120 そこで 陸軍大将軍 ラドウ。 はっ。 245 00:33:42,120 --> 00:33:44,790 (帝)海軍大提督 トーサ➡ 246 00:33:44,790 --> 00:33:47,690 それぞれの意見を聞きたい。 247 00:33:47,690 --> 00:33:50,460 (ラドウ)畏れながら 申し上げます。➡ 248 00:33:50,460 --> 00:33:58,330 私は援軍を出すべきと考えます。 サンガルの島々が陥落すれば➡ 249 00:33:58,330 --> 00:34:02,400 タルシュは この北の大陸にある我が国へ➡ 250 00:34:02,400 --> 00:34:05,070 一気に攻め入る道を得ます。 251 00:34:05,070 --> 00:34:12,750 サンガルを守る事は 我らが戦を避ける 最善の道と心得ます。 252 00:34:12,750 --> 00:34:17,080 (トーサ) これが もし 罠だとしたら…➡ 253 00:34:17,080 --> 00:34:22,960 サンガルが 既に タルシュの手に落ちていたとしたら➡ 254 00:34:22,960 --> 00:34:27,730 どうなりますか? トーサ…。 255 00:34:27,730 --> 00:34:30,630 それを証明できるのか? 256 00:34:30,630 --> 00:34:32,630 いいえ。 257 00:34:34,640 --> 00:34:38,370 父上 タルシュ帝国の狙いが➡ 258 00:34:38,370 --> 00:34:42,110 この北の大陸を 征服する事にあるとすれば➡ 259 00:34:42,110 --> 00:34:45,450 同じ運命にある ロタ王国とカンバル王国と➡ 260 00:34:45,450 --> 00:34:48,350 今のうちに 同盟を結んでおくべきかと➡ 261 00:34:48,350 --> 00:34:52,120 私は考えます。 (帝)そなたは➡ 262 00:34:52,120 --> 00:34:57,460 私が他国の力を借りなければ この国を守れぬと申すのか? 263 00:34:57,460 --> 00:35:00,360 力を借りるのではありません。 264 00:35:00,360 --> 00:35:03,260 友として 助け合うのです。 265 00:35:03,260 --> 00:35:07,270 そなたは カンバルとも 手を結べると思うのか?➡ 266 00:35:07,270 --> 00:35:09,740 何があったか忘れたか? 267 00:35:09,740 --> 00:35:11,740 バルサ! 268 00:35:17,410 --> 00:35:19,410 これを! 269 00:35:24,290 --> 00:35:27,420 (帝) あれを機に カンバル王は我が国に➡ 270 00:35:27,420 --> 00:35:31,090 金の無心ばかり してくるようになった。 271 00:35:31,090 --> 00:35:37,430 その カンバル王に 私が助けを求めよと申すのか? 272 00:35:37,430 --> 00:35:39,770 それでは せめて ロタ王国とだけでも…。 273 00:35:39,770 --> 00:35:43,440 よく覚えておくがよい 皇太子。 274 00:35:43,440 --> 00:35:46,110 神の加護なき国が➡ 275 00:35:46,110 --> 00:35:50,440 我が国に 助けを求めてきたのなら➡ 276 00:35:50,440 --> 00:35:53,350 私は喜んで この手を差し出そう。 277 00:35:53,350 --> 00:35:57,320 だが 神の加護あつき この国が➡ 278 00:35:57,320 --> 00:36:02,020 他国の助けを乞うような事は 決してあってはならぬ事だ。 279 00:36:10,400 --> 00:36:15,100 (トロガイ) どうした? 何を心配している? 280 00:36:17,270 --> 00:36:20,740 (シュガ)分かりますか? 分かるよ。 281 00:36:20,740 --> 00:36:25,080 お前さんが持ってきた この酒の味で分かる。 282 00:36:25,080 --> 00:36:27,010 (シュガ)分かるんですか。 283 00:36:27,010 --> 00:36:35,090 お前さんら星読が読む天にだけ 相が現れる訳ではないんだぞ。➡ 284 00:36:35,090 --> 00:36:43,760 音にも 匂いにも 空気にも 酒にも相はある。 285 00:36:43,760 --> 00:36:48,440 それを読み解くのが 呪術師だ。 286 00:36:48,440 --> 00:36:52,110 (シュガ)酒にも 相があるんですか? 287 00:36:52,110 --> 00:36:59,980 ハハッ… いや 酒にあるのは 善しあしだけだな。 288 00:36:59,980 --> 00:37:03,720 今日は 呪術を学んでいる場合では ないのです。 289 00:37:03,720 --> 00:37:09,590 いや これからも 学びに 来られなくなるかもしれません。 290 00:37:09,590 --> 00:37:13,590 (トロガイ)一体 何があったんだ? 291 00:37:18,070 --> 00:37:21,400 戦です。 戦? 292 00:37:21,400 --> 00:37:24,400 タルシュ帝国が攻め込んできたのです。 293 00:37:27,270 --> 00:37:29,280 ちっとも気付かなかったよ。 294 00:37:29,280 --> 00:37:32,410 (シュガ)まだ ここには来ていません。 サンガル王国にです。 295 00:37:32,410 --> 00:37:36,280 ハッハッハッハッハッ。 296 00:37:36,280 --> 00:37:39,090 (シュガ)我が国に 援軍を求めてきました。 297 00:37:39,090 --> 00:37:43,420 その事で 帝に皇太子が盾ついたのです。 298 00:37:43,420 --> 00:37:46,090 チャグムが…? 299 00:37:46,090 --> 00:37:52,430 (帝) では サンガルへは戦闘帆船を1隻➡ 300 00:37:52,430 --> 00:37:56,770 援軍として送る事に致そう。 301 00:37:56,770 --> 00:38:01,470 トーサ お前が それを率いよ。 302 00:38:04,580 --> 00:38:07,720 はっ。 お待ち下さい! 303 00:38:07,720 --> 00:38:11,050 なぜ 1隻なのですか!? (トーサ)殿下! 304 00:38:11,050 --> 00:38:14,750 少数精鋭 それでよかろう。 305 00:38:18,730 --> 00:38:24,060 父上は トーサを 見殺しにするおつもりですか? 306 00:38:24,060 --> 00:38:26,000 (聖導師) 殿下 お言葉が過ぎまする。 307 00:38:26,000 --> 00:38:28,700 父上! チャグム! 308 00:38:33,070 --> 00:38:35,070 見殺しではない。 309 00:38:36,740 --> 00:38:43,740 その証しに 皇太子 お前も行くがよい。 310 00:38:45,420 --> 00:38:52,290 (帝)私の代わりに トーサをお前が守護するんだ。➡ 311 00:38:52,290 --> 00:38:54,760 今こそ お前の力を見せてみよ。 312 00:38:54,760 --> 00:39:00,100 陛下 それは あまりにも…。 私は 息子の力を信じておる。 313 00:39:00,100 --> 00:39:04,710 聖導師 星読のシュガを 供につけてやってくれ。 314 00:39:04,710 --> 00:39:08,380 シュガを…。 (帝)シュガが留守の間は➡ 315 00:39:08,380 --> 00:39:12,250 ガカイが その分まで 星読たちを束ねよ。➡ 316 00:39:12,250 --> 00:39:14,950 よいな? ガカイ。 317 00:39:18,720 --> 00:39:22,590 (ガカイ) ははっ 謹んでお受け致しまする。 318 00:39:22,590 --> 00:39:24,590 父上! 319 00:39:29,360 --> 00:39:34,070 (トロガイ)帝は まだ 息子を疎んじているのか。 320 00:39:34,070 --> 00:39:37,940 かつて 自分が暗殺を命じた事➡ 321 00:39:37,940 --> 00:39:41,740 皇太子も それを知っている事が お二人にとっては➡ 322 00:39:41,740 --> 00:39:45,080 決して抜く事のできない トゲになってるんでしょう。 323 00:39:45,080 --> 00:39:51,950 それに 庶民の間では 今や帝より チャグムの方が➡ 324 00:39:51,950 --> 00:39:56,090 魔物を退治した英雄だからなあ…。 325 00:39:56,090 --> 00:40:10,640 ♬~ 326 00:40:10,640 --> 00:40:12,640 チャグム。 327 00:40:14,440 --> 00:40:16,380 母上。 328 00:40:16,380 --> 00:40:27,020 ♬~ 329 00:40:27,020 --> 00:40:33,130 おじい様から聞きました。 私が 帝に頼んでみます。 330 00:40:33,130 --> 00:40:39,130 いいんです 母上。 私が おじい様をお守りします。 331 00:40:42,470 --> 00:40:46,340 無理です そんな事は。 332 00:40:46,340 --> 00:40:52,480 まだ 15のお前をこんな危ない目に 遭わせるなんて➡ 333 00:40:52,480 --> 00:40:58,150 私は どうしても納得がいきません。 334 00:40:58,150 --> 00:41:03,960 私も望んでいる事なんですよ 母上。 335 00:41:03,960 --> 00:41:05,960 え…? 336 00:41:05,960 --> 00:41:08,760 王宮にいても何もできません。 337 00:41:08,760 --> 00:41:13,460 だったら 外に出て 少しでも この国のために働きたい。 338 00:41:19,770 --> 00:41:25,110 許して下さい チャグム。 何を許すのです? 339 00:41:25,110 --> 00:41:32,790 私が 第二王子を産まなければ 帝は お前をこんな目には…。 340 00:41:32,790 --> 00:41:36,460 バカな事を言わないで下さい! 341 00:41:36,460 --> 00:41:40,790 トゥグムが かわいそうです。 342 00:41:40,790 --> 00:41:45,670 私にとっても掛けがえのない かわいい弟です。 343 00:41:45,670 --> 00:41:50,470 トゥグムがいるから 母上にも寂しい思いはさせない。 344 00:41:50,470 --> 00:41:53,170 だから 安心して行けるのです。 345 00:42:00,480 --> 00:42:11,480 どうして お前は そこまで 強くなってしまったのでしょう。 346 00:42:15,430 --> 00:42:19,100 私にできる事はあるかい? 347 00:42:19,100 --> 00:42:22,440 もし困った時には 助けを求めるかもしれません。 348 00:42:22,440 --> 00:42:24,370 私も ここで修業をして➡ 349 00:42:24,370 --> 00:42:28,310 なんとか 魂を飛ばす事ぐらいは できるでしょうから。 350 00:42:28,310 --> 00:42:34,310 その時は しっかりと受け止めてやるよ。 351 00:42:36,450 --> 00:42:40,120 お願いします。 352 00:42:40,120 --> 00:42:45,990 こんな戦で チャグム殿下を 死なせる訳にはいきません。 353 00:42:45,990 --> 00:42:47,990 絶対に それだけは…。 354 00:43:02,380 --> 00:43:05,380 バルサ ちょっといいか? 355 00:43:22,430 --> 00:43:28,100 バルサ 悪い事は言わない。 あの子たちと一緒にいるのは➡ 356 00:43:28,100 --> 00:43:31,770 あの子たちが元気になるまでだ。 え? 357 00:43:31,770 --> 00:43:34,770 それ以上は あの子たちに関わるな。 358 00:43:36,640 --> 00:43:39,650 お前が あの子たちを 気にしている理由は分かる。 359 00:43:39,650 --> 00:43:43,780 だけど 俺だって 呪術師の端くれだ。 360 00:43:43,780 --> 00:43:47,780 あの子が普通じゃない事ぐらいは お前より分かるんだ。 361 00:43:50,660 --> 00:43:55,400 普通じゃないから 見捨てろと言うのか? 362 00:43:55,400 --> 00:43:57,800 あんたらしくないね。 あの子から漂ってくる➡ 363 00:43:57,800 --> 00:44:01,100 死のにおいは ただごとじゃない! 364 00:44:10,080 --> 00:44:12,980 あそこで何が起きたのかは 分からないけど➡ 365 00:44:12,980 --> 00:44:15,750 大の男たちが あっという間に殺され➡ 366 00:44:15,750 --> 00:44:19,090 外にいた お前までが 傷を負ってるのに➡ 367 00:44:19,090 --> 00:44:22,760 あの妹の方は 全くの無傷だ。 368 00:44:22,760 --> 00:44:27,460 兄の傷だって お前の傷に比べれば軽いものだ。 369 00:44:31,100 --> 00:44:34,970 あの兄妹が殺したというのか? 370 00:44:34,970 --> 00:44:42,440 俺は あの妹の魂に触れようとした時➡ 371 00:44:42,440 --> 00:44:45,110 ぞっとしたんだ。 372 00:44:45,110 --> 00:44:50,980 今まで感じた事もないような 言いようのない恐ろしさを感じた。 373 00:44:50,980 --> 00:44:53,680 全身に震えが走った。 374 00:44:57,120 --> 00:45:01,400 あの子は呪われてる訳でも 悪霊に取りつかれてる訳でもない。 375 00:45:01,400 --> 00:45:04,730 それなら まだ 対処のしかたも分かる。 376 00:45:04,730 --> 00:45:09,600 だけど あの子には どう対処していいのかさえも…。 377 00:45:09,600 --> 00:45:19,750 ♬~ 378 00:45:19,750 --> 00:45:21,750 スファルさん。 379 00:45:24,420 --> 00:45:29,720 スファルさんは知ってるんですか? あの商人たちが死んだ理由を。 380 00:45:35,430 --> 00:45:41,100 やっぱり あなたが あの宿にいたのは➡ 381 00:45:41,100 --> 00:45:44,400 初めから あの子たちを 捜していたからですね? 382 00:45:46,770 --> 00:45:51,650 あの妹 あの子は不吉だ。 383 00:45:51,650 --> 00:45:56,120 決して人の手に負える子ではない。 384 00:45:56,120 --> 00:46:00,450 何があるんです? あの子には。 385 00:46:00,450 --> 00:46:05,290 何も聞かずに手を引くのが賢明だ。 386 00:46:05,290 --> 00:46:11,290 さもなくば 恐ろしい災いに 巻き込まれる事になるだろう。 387 00:46:13,400 --> 00:46:18,070 ≪(チキサ)助けて! バルサ! 388 00:46:18,070 --> 00:46:30,650 ♬~ 389 00:46:30,650 --> 00:46:34,090 何をしている? 邪魔をさせるな。 390 00:46:34,090 --> 00:46:50,440 ♬~ 391 00:46:50,440 --> 00:46:52,440 やめろ! 392 00:46:55,780 --> 00:46:58,450 アスラを起こすな! 目覚めさせるな! 393 00:46:58,450 --> 00:47:02,720 逆だよ。 起こさないように魂を縛ってる。 394 00:47:02,720 --> 00:47:05,390 この子が人を殺さないようにね。 395 00:47:05,390 --> 00:47:28,610 ♬~ 396 00:47:28,610 --> 00:47:31,610 バルサ! 呪術だ 見るな! 397 00:47:31,610 --> 00:48:12,310 ♬~ 398 00:48:29,400 --> 00:48:31,740 お兄ちゃん…。 アスラ! 大丈夫か? 399 00:48:31,740 --> 00:48:35,440 ここを出よう! この子を私の背に。 400 00:49:01,370 --> 00:49:06,370 父さん あの女 何者なの? 401 00:49:08,040 --> 00:49:12,910 短槍使いのバルサだ。 バルサ? 402 00:49:12,910 --> 00:49:18,690 新ヨゴ国の王子が 精霊の卵を宿した時➡ 403 00:49:18,690 --> 00:49:24,060 その身を守った用心棒だ。 404 00:49:24,060 --> 00:49:28,060 へえ あの女が…。 405 00:49:48,080 --> 00:50:37,130 ♬~ 406 00:50:37,130 --> 00:50:39,430 バルサ。 407 00:50:42,000 --> 00:50:44,000 お前は もしかして➡ 408 00:50:44,000 --> 00:50:47,300 チャグムの代わりを 探してるだけじゃないのか? 409 00:50:50,480 --> 00:50:52,480 どういう意味だ? 410 00:50:54,810 --> 00:50:56,750 バカな事を聞くな。 411 00:50:56,750 --> 00:51:02,090 俺は ただ お前を失いたくないだけだ。 412 00:51:02,090 --> 00:51:52,810 ♬~ 413 00:51:52,810 --> 00:51:55,110 お兄ちゃん…。 414 00:52:01,610 --> 00:52:05,090 お兄ちゃん。 415 00:52:05,090 --> 00:52:10,420 アスラ… 気が付いたか? 416 00:52:10,420 --> 00:52:17,100 お兄ちゃん ここは どこ? 417 00:52:17,100 --> 00:52:21,770 ゆうべの事は 何も覚えていないのか? 418 00:52:21,770 --> 00:52:24,470 ゆうべ? うん。 419 00:52:26,640 --> 00:52:32,110 あ… お母さんに会った。 420 00:52:32,110 --> 00:52:35,110 お母さんの背中に おぶわれてたわ。 421 00:52:37,450 --> 00:52:41,120 お母さん 生きてたの? お母さんは どこ? 422 00:52:41,120 --> 00:52:45,990 その前の事は覚えてないのか? 423 00:52:45,990 --> 00:52:48,690 その前の事? 424 00:52:51,770 --> 00:52:53,770 (チキサ)お前が また…。 425 00:52:57,140 --> 00:53:02,140 また 人が死んだの? 426 00:53:08,080 --> 00:53:12,420 それで お前は また 気を失ったんだ。➡ 427 00:53:12,420 --> 00:53:14,750 アレを呼んじゃいけないと 言ったのに。 428 00:53:14,750 --> 00:53:18,090 アレなんて言っては駄目よ! カミサマでしょ。 429 00:53:18,090 --> 00:53:23,760 殺されたのは 悪い人だったから カミサマに罰せられたのよ。 430 00:53:23,760 --> 00:53:27,430 お母さんだって そう言ってたでしょ。 431 00:53:27,430 --> 00:53:31,300 間違っているのは ほかの人たちだって。 432 00:53:31,300 --> 00:53:35,310 だから カミサマが怒ったのよ。 433 00:53:35,310 --> 00:53:37,310 (チキサ)これを見ろ。 434 00:53:41,450 --> 00:53:44,350 俺も その時 ケガをしたんだ。 435 00:53:44,350 --> 00:53:47,790 お前を止めようとして…。 436 00:53:47,790 --> 00:53:53,090 お前のカミサマは 俺にも ケガをさせるのか? 437 00:53:56,130 --> 00:54:01,400 だけど カミサマは お兄ちゃんを殺さなかったでしょ。 438 00:54:01,400 --> 00:54:05,100 アスラ もうやめてくれ。 439 00:54:07,070 --> 00:54:11,410 俺は もう 人が死ぬのを見たくないんだ。 440 00:54:11,410 --> 00:54:14,080 だから もう カミサマを呼ばないでくれ。 441 00:54:14,080 --> 00:54:19,420 カミサマは 私たちを守ってくれたのよ。 442 00:54:19,420 --> 00:54:22,760 どうして そんな事を言うの? 443 00:54:22,760 --> 00:54:25,760 そんな事 言ったら カミサマが怒るわ。 444 00:54:32,770 --> 00:54:38,100 (風を切る音) 445 00:54:38,100 --> 00:54:40,100 あの音は? 446 00:54:42,780 --> 00:54:44,710 (チキサ)さあ…。 447 00:54:44,710 --> 00:55:06,730 ♬~ 448 00:55:06,730 --> 00:55:12,070 (チキサ)あの人が 俺とアスラを守ってくれたんだ。 449 00:55:12,070 --> 00:55:14,970 あの人が? 450 00:55:14,970 --> 00:55:19,670 お前は あの人に おぶわれていたんだよ。 451 00:55:24,420 --> 00:55:29,720 (チキサ)カミサマを呼んだ時も あの人は近くにいた。 452 00:55:31,760 --> 00:55:37,100 (チキサ)あの人も ひどいケガをしたんだ。 453 00:55:37,100 --> 00:55:43,440 だったら あの人は いい人なのよ。 454 00:55:43,440 --> 00:55:46,440 カミサマが殺さなかったんだもの。 455 00:55:50,110 --> 00:55:54,810 あの人 何ていうの? 456 00:55:56,980 --> 00:55:58,980 バルサ。 457 00:56:01,050 --> 00:56:02,990 バルサ。 458 00:56:02,990 --> 00:56:35,420 ♬~ 459 00:56:35,420 --> 00:56:44,120 <この世界は 眼に映るものだけが 生きているわけではない> 460 00:56:49,770 --> 00:56:57,640 <王に父を殺された女は 用心棒となった。➡ 461 00:56:57,640 --> 00:57:01,940 女の名は バルサ> 462 00:57:11,720 --> 00:57:16,060 私は あんたの用心棒を 引き受けたんだ。 463 00:57:16,060 --> 00:57:20,730 大いなる神と一つになって 人々を導きなさい! 464 00:57:20,730 --> 00:57:23,070 バルサ~! 465 00:57:23,070 --> 00:57:27,770 その娘の名は サーダ・タルハマヤ。 466 00:57:30,940 --> 00:57:35,080 命を決して無駄にしては なりませぬぞ 殿下。 467 00:57:35,080 --> 00:57:37,020 新ヨゴ国に攻め入る。 468 00:57:37,020 --> 00:57:39,750 今は 命を救う事だけを考えろ! 469 00:57:39,750 --> 00:57:41,690 ハハハハハハッ! 470 00:57:41,690 --> 00:57:45,630 バルサ また 私を守ってくれ。 471 00:57:45,630 --> 00:57:51,760 自分の魂を どう守るかは お前が自分で考えろ。 472 00:57:51,760 --> 00:57:53,700 殺させない。 473 00:57:53,700 --> 00:57:55,700 誰にも殺させない!