1 00:00:02,050 --> 00:00:07,990 ♬~ 2 00:00:07,990 --> 00:00:11,130 (チャグム)無駄じゃない…。 3 00:00:11,130 --> 00:00:16,000 絶対に 無駄にはしない。 4 00:00:16,000 --> 00:00:20,300 (トロガイ) チャグムも今 戦っているんだよ。 5 00:00:22,140 --> 00:00:25,470 (バルサ)え? 6 00:00:25,470 --> 00:00:31,150 (トロガイ)タルシュ帝国との戦いに行って 捕らわれちまったのさ。 7 00:00:31,150 --> 00:00:33,080 チャグムが…。 8 00:00:33,080 --> 00:00:36,020 うっ…! (ヒュウゴ)まだ無理はなさらぬように。 9 00:00:36,020 --> 00:00:41,790 私は ヒュウゴと申します。 あなたと同じ ヨゴ人です。 10 00:00:41,790 --> 00:00:44,490 ヨゴ…? 11 00:00:44,490 --> 00:00:49,370 帝は 捕らわれたチャグムを どうするつもりなんだ? 12 00:00:49,370 --> 00:00:58,510 帝は 他国と取り引きするつもりは ないだろうね。 13 00:00:58,510 --> 00:01:00,440 (帝)捨て置け。 14 00:01:00,440 --> 00:01:04,110 それなら チャグムを 取り戻す事は考えないのか! 15 00:01:04,110 --> 00:01:09,990 もともと チャグムを戦に行かせたのは 帝だ。 16 00:01:09,990 --> 00:01:15,826 帝は チャグムの死を 願っていたという訳さ。 17 00:01:15,906 --> 00:01:21,130 (聖導師)陛下 まさか 狩人に…。 18 00:01:21,130 --> 00:01:31,470 ♬~ 19 00:01:31,470 --> 00:01:33,410 (タンダ)どこに行くつもりだ? まさか タルシュ帝国に行くつもり…。 20 00:01:33,410 --> 00:01:36,150 行ける訳がないだろう! バルサ。 21 00:01:36,150 --> 00:01:41,850 今のチャグムを守る力は 私にはない。 22 00:01:45,490 --> 00:01:48,490 チャグムといい アスラといい…。 23 00:01:50,830 --> 00:01:55,130 私は 何のためにいるのか。 24 00:01:57,500 --> 00:02:01,100 バルサが 何のために生きているのかは➡ 25 00:02:01,100 --> 00:02:05,770 チャグムやアスラの方が よく分かってると思うよ。 26 00:02:05,770 --> 00:02:07,770 離れていてもね。 27 00:02:10,450 --> 00:02:15,780 守るべき者の力を信じる事も➡ 28 00:02:15,780 --> 00:02:21,460 用心棒の大事な務めじゃ ないのかい? バルサ! 29 00:02:21,460 --> 00:02:33,800 ♬~ 30 00:02:33,800 --> 00:02:36,710 チャグム…。 31 00:02:36,710 --> 00:02:41,480 <バルサの声が届かない。➡ 32 00:02:41,480 --> 00:02:45,350 そこは はるか南。➡ 33 00:02:45,350 --> 00:02:51,150 強大な帝国は 北の大陸に手を伸ばし始め➡ 34 00:02:51,150 --> 00:02:57,830 君臨する者は 世界の王になろうとしている> 35 00:02:57,830 --> 00:03:00,130 (ラウル)この腫れは いつからある? 36 00:03:02,430 --> 00:03:05,730 申し訳ありません。 分かりませんでした。 37 00:03:08,100 --> 00:03:12,800 ああ~っ! 38 00:03:17,780 --> 00:03:21,450 必要なものが 見えぬ目なら➡ 39 00:03:21,450 --> 00:03:24,150 2つあっても 意味がなかろう。 40 00:03:27,790 --> 00:03:34,130 タルシュ帝国とは 他国を食う事で生きている獣です。 41 00:03:34,130 --> 00:05:37,430 ♬~ 42 00:05:40,460 --> 00:05:43,360 チャグム皇太子殿下 これより我らが➡ 43 00:05:43,360 --> 00:05:47,660 タルシュ帝国の帝都 ラハーンまで お導き致します! 44 00:05:50,800 --> 00:05:55,100 殿下 これにて セナとは お別れにございます。 45 00:05:59,810 --> 00:06:02,410 セナ。 46 00:06:02,410 --> 00:06:06,710 そなたと泳いだ海を 私は 一生 忘れまい。 47 00:06:11,420 --> 00:06:14,320 (セナ)ヤルターシ・コゥ・ラー。 48 00:06:14,320 --> 00:06:18,020 あなたに海の恵みがあらん事を。 49 00:06:21,760 --> 00:06:23,700 ありがとう。 50 00:06:23,700 --> 00:07:15,400 ♬~ 51 00:07:21,760 --> 00:07:24,430 [ 回想 ] タルシュが最も巧みなのは➡ 52 00:07:24,430 --> 00:07:29,300 不幸にさえも民を慣れさせていく という事です。➡ 53 00:07:29,300 --> 00:07:34,770 そうやって 少しずつ ゆっくりと➡ 54 00:07:34,770 --> 00:07:37,770 その国を消してゆくのです。 55 00:07:41,640 --> 00:07:48,780 あなたが一人で戦っても タルシュ帝国には勝てない。 56 00:07:48,780 --> 00:08:26,420 ♬~ 57 00:08:26,420 --> 00:08:32,090 (クールズ)ようこそ タルシュ帝国へ。 チャグム皇太子殿下。 58 00:08:32,090 --> 00:08:36,390 長旅で さぞや お疲れの事でしょう。 59 00:08:38,430 --> 00:08:43,310 この方は この城で ラウル王子をお守りしている➡ 60 00:08:43,310 --> 00:08:45,610 クールズ宰相です。 61 00:08:48,440 --> 00:08:52,780 ここは ラウル王子のお城ですか? 62 00:08:52,780 --> 00:08:55,120 (クールズ)さようです。 63 00:08:55,120 --> 00:08:59,960 私は 皇帝にお会いするのでは ないのですか? 64 00:08:59,960 --> 00:09:03,390 (クールズ)皇帝陛下への拝謁には およびません。➡ 65 00:09:03,390 --> 00:09:07,060 全て ラウル殿下が応対します。➡ 66 00:09:07,060 --> 00:09:10,930 まずは 旅の疲れを お癒やし下さい。 67 00:09:10,930 --> 00:09:13,400 ご案内します。 68 00:09:13,400 --> 00:09:47,100 ♬~ 69 00:09:58,780 --> 00:10:03,120 殿下の身の回りのお世話をする 侍女です。 70 00:10:03,120 --> 00:10:05,790 湯あみや食事の支度も致します。 71 00:10:05,790 --> 00:10:09,090 ほかにも何なりと お申しつけ下さい。 72 00:10:12,130 --> 00:10:16,800 しばらく ここには ほかの者は参りません。 73 00:10:16,800 --> 00:10:20,800 どうか ゆっくりと おくつろぎ下さい。 74 00:10:44,490 --> 00:10:48,830 では 私の役目も ここで終わりです。 75 00:10:48,830 --> 00:10:53,500 どうか 私との縁は お忘れ下さい。 76 00:10:53,500 --> 00:10:55,500 どういう意味だ? 77 00:10:58,370 --> 00:11:05,110 私は ヨゴ人として 殿下に助言を申し上げました。 78 00:11:05,110 --> 00:11:09,990 民を思うなら 戦うよりも服従しろと。 79 00:11:09,990 --> 00:11:17,130 ただし あなたと私は違います。 80 00:11:17,130 --> 00:11:23,800 ここにいるヨゴ人は あなたの民ではございません。 81 00:11:23,800 --> 00:11:27,800 その事だけは お忘れなきよう。 82 00:11:36,140 --> 00:11:40,440 (戸が閉まる音) 83 00:11:45,820 --> 00:11:49,160 来るな。 84 00:11:49,160 --> 00:11:56,160 用があれば 私から呼ぶ。 それまで ここから出てってくれ。 85 00:11:58,830 --> 00:12:02,440 何でもします。 86 00:12:02,440 --> 00:12:08,140 私が お気に召しませんか? 87 00:12:11,450 --> 00:12:16,320 私は ここに幽閉された身だ。 88 00:12:16,320 --> 00:12:21,020 その事を 忘れたくないだけだ。 89 00:12:26,460 --> 00:12:28,400 (ラウル)ヒュウゴ。➡ 90 00:12:28,400 --> 00:12:33,100 なぜ チャグム皇太子を お前の故国へ連れていった? 91 00:12:34,800 --> 00:12:37,100 答えられないのか? 92 00:12:40,140 --> 00:12:44,010 疑念を晴らすためです。 (ラウル)疑念? 93 00:12:44,010 --> 00:12:48,020 タルシュ帝国によって 国が滅ぼされる事はないと➡ 94 00:12:48,020 --> 00:12:50,490 教えたかったのです。 95 00:12:50,490 --> 00:12:53,820 (ラウル) それで 教える事はできたのか? 96 00:12:53,820 --> 00:12:59,160 (ヒュウゴ)恐らくは。 (クールズ)曖昧な返事をするな。 97 00:12:59,160 --> 00:13:05,160 チャグム皇太子は ラウル王子に 服従を示すというのだな? 98 00:13:06,770 --> 00:13:10,110 どうなのだ! 99 00:13:10,110 --> 00:13:12,040 (ラウル)まあ ヒュウゴとて➡ 100 00:13:12,040 --> 00:13:16,980 そこは 明確に 答えを聞いた訳ではなかろう。➡ 101 00:13:16,980 --> 00:13:21,720 答えは全て チャグム皇太子が握っている。➡ 102 00:13:21,720 --> 00:13:26,450 そのような獲物を捕らえたのは ヒュウゴの手柄だ。 103 00:13:26,450 --> 00:13:37,800 ♬~ 104 00:13:37,800 --> 00:13:45,670 ヒュウゴ お前は あのチャグム皇太子をどう思った?➡ 105 00:13:45,670 --> 00:13:49,810 帝によって 戦に送り込まれたという事は➡ 106 00:13:49,810 --> 00:13:54,680 既に命を惜しまれてはおらぬ という事であろう。 107 00:13:54,680 --> 00:14:01,680 それでも 我々が人質として 生かしておく価値はあるのか? 108 00:14:04,760 --> 00:14:08,430 (ヒュウゴ)あります。 (ラウル)なぜ? 109 00:14:08,430 --> 00:14:12,100 チャグム皇太子には 不思議な力があります。➡ 110 00:14:12,100 --> 00:14:14,770 人には見えないものを見つめ➡ 111 00:14:14,770 --> 00:14:19,640 世の動きを知る術を 心得ております。 112 00:14:19,640 --> 00:14:23,110 帝には見えないものを見つめ➡ 113 00:14:23,110 --> 00:14:27,410 民の心を動かす力も 備えておりましょう。 114 00:14:33,760 --> 00:14:37,460 お前は その チャグム皇太子を どうしたい? 115 00:14:39,460 --> 00:14:43,330 ヒュウゴも チャグム皇太子に心をつかまれた➡ 116 00:14:43,330 --> 00:14:48,800 民の一人ではないのか? 同じヨゴ人として。 117 00:14:48,800 --> 00:15:04,100 ♬~ 118 00:15:32,110 --> 00:15:35,980 あなたの好きにしてよいのです。 119 00:15:35,980 --> 00:15:38,980 私が お手伝いします。 120 00:15:41,460 --> 00:15:44,130 手伝う? 121 00:15:44,130 --> 00:15:48,830 逃げたければ 私に ついてきて下さい。 122 00:15:50,470 --> 00:15:53,130 お前は…? 123 00:15:53,130 --> 00:15:59,010 あの人に言われて 私は ここにいます。 124 00:15:59,010 --> 00:16:02,310 ヒュウゴが? どうなさいますか? 125 00:16:09,080 --> 00:16:14,960 いや…➡ 126 00:16:14,960 --> 00:16:18,090 私は逃げない。 127 00:16:18,090 --> 00:16:20,430 どこに逃げても無駄だ。 128 00:16:20,430 --> 00:16:27,300 逃げ道は 一つしかない。 一つ? 129 00:16:27,300 --> 00:16:29,600 私が死ぬ事だ。 130 00:16:38,450 --> 00:16:42,320 それならば ラウル王子に会ってみよう。 131 00:16:42,320 --> 00:16:47,460 会って 今の状況を把握したい。 132 00:16:47,460 --> 00:16:51,460 我が新ヨゴ国が どうあるべきかを。 133 00:16:55,330 --> 00:16:58,800 人質にされてもよいのですか? 134 00:16:58,800 --> 00:17:01,500 死ぬ事は いつでもできる。 135 00:17:04,610 --> 00:17:13,080 その覚悟を持って 私は戦うと そう ヒュウゴに伝えてくれ。 136 00:17:13,080 --> 00:17:47,450 ♬~ 137 00:17:47,450 --> 00:17:51,790 [ 回想 ] 私が ここで一暴れしてやろうか? 138 00:17:51,790 --> 00:17:53,720 どうする? 139 00:17:53,720 --> 00:17:57,660 分かったよ。 140 00:17:57,660 --> 00:18:01,600 自分から逃げるなって…。 141 00:18:01,600 --> 00:18:07,070 どんな事でも 笑って受け入れろって➡ 142 00:18:07,070 --> 00:18:09,740 バルサは言うんだろ? 143 00:18:09,740 --> 00:18:13,610 だったら 王宮に戻るよ。 144 00:18:13,610 --> 00:18:16,410 皇太子になって➡ 145 00:18:16,410 --> 00:18:22,750 いつか バルサを カンバル王国に 帰れるようにしてあげる。 146 00:18:22,750 --> 00:18:26,090 カンバル王を倒してでも…。 147 00:18:26,090 --> 00:18:32,090 そのために私は 王宮に戻り 皇太子になる。 148 00:19:06,730 --> 00:19:21,080 ♬~ 149 00:19:21,080 --> 00:19:28,750 これは 帝 ご機嫌麗しく 何よりに存じます。 150 00:19:28,750 --> 00:19:35,090 カンバル王 わざわざのご訪問 痛み入ります。 151 00:19:35,090 --> 00:20:04,450 ♬~ 152 00:20:04,450 --> 00:20:09,450 これで 堅苦しい挨拶は 抜きに願いたい。 153 00:20:13,130 --> 00:20:18,800 ところで 皇太子のお姿が見えませぬが➡ 154 00:20:18,800 --> 00:20:21,140 いかが致しましたか?➡ 155 00:20:21,140 --> 00:20:23,470 体調でも崩されましたか? 156 00:20:23,470 --> 00:20:28,810 畏れながら 皇太子殿下は ただいま 外交で➡ 157 00:20:28,810 --> 00:20:31,480 国を留守にしてございます。 158 00:20:31,480 --> 00:20:35,350 外交? なるほど。 159 00:20:35,350 --> 00:20:44,060 それは ロタ王国ですか? それとも サンガル王国ですか? 160 00:20:44,060 --> 00:20:47,830 サンガル王国です。 161 00:20:47,830 --> 00:20:53,130 そうですか 南の島ですか。 162 00:20:56,840 --> 00:20:59,170 (ログサム)それは残念。 163 00:20:59,170 --> 00:21:34,010 ♬~ 164 00:21:34,010 --> 00:21:37,010 (ガカイ)今宵の宴は 随分 熱が入っているようですね➡ 165 00:21:37,010 --> 00:21:39,310 トゥグム様。 166 00:21:45,150 --> 00:21:47,490 ご覧下さい。 167 00:21:47,490 --> 00:21:50,830 今宵は星も見えませぬ。 168 00:21:50,830 --> 00:21:54,500 この国の行く末も 見えませぬ。 169 00:21:54,500 --> 00:21:57,830 殿下には 早く大きくなって➡ 170 00:21:57,830 --> 00:22:01,700 立派な皇太子になって頂かねば。 171 00:22:01,700 --> 00:22:04,110 (二ノ妃)それは どういう事です? 172 00:22:04,110 --> 00:22:07,010 (ガカイ)これは 二ノ妃様。 173 00:22:07,010 --> 00:22:09,780 ガカイ…。 174 00:22:09,780 --> 00:22:13,650 チャグム皇太子は 亡くなったと? 175 00:22:13,650 --> 00:22:16,120 いえ まだ…。 (二ノ妃)まだ? 176 00:22:16,120 --> 00:22:20,790 いや… 私は 帝から➡ 177 00:22:20,790 --> 00:22:23,690 トゥグム様の守り役を 仰せつかりました。 178 00:22:23,690 --> 00:22:27,660 どんな事があっても 大切に お守りしようと存じております。 179 00:22:27,660 --> 00:22:32,130 行き過ぎた事がございましたら どうか ご指摘下さいませ。 180 00:22:32,130 --> 00:22:50,150 ♬~ 181 00:22:50,150 --> 00:22:53,050 トゥグムをお頼みします。 182 00:22:53,050 --> 00:22:55,020 はっ。 183 00:22:55,020 --> 00:23:07,440 ♬~ 184 00:23:07,440 --> 00:23:12,310 カンバル王 それで いかほど欲しいのです? 185 00:23:12,310 --> 00:23:14,310 ん? 186 00:23:14,310 --> 00:23:16,780 こうして くつろいでるからには 遠慮は いらぬ。 187 00:23:16,780 --> 00:23:19,110 率直に話しても構いませぬ。 188 00:23:19,110 --> 00:23:23,810 こたびは いかほど 用立てれば よいのです? 189 00:23:25,990 --> 00:23:34,130 これはこれは 帝とは思われぬ 品のない尋ね方ですなあ。 190 00:23:34,130 --> 00:23:41,470 相手の品性を受け入れるのが 我が国の習わしです。 191 00:23:41,470 --> 00:23:47,140 実に面白くなってきましたなあ。➡ 192 00:23:47,140 --> 00:23:52,140 この国の神楽よりも よほど楽しい。 193 00:23:54,480 --> 00:23:59,780 ささいな事は 早く済ませたいだけです。 194 00:24:01,290 --> 00:24:07,590 それならば この国の全てを頂こう。 195 00:24:13,770 --> 00:24:28,120 ハハハハハハハハハッ…!➡ 196 00:24:28,120 --> 00:24:31,790 そのような顔をなさりますな。➡ 197 00:24:31,790 --> 00:24:37,460 なにも 戦をしようと 言っている訳ではあるまいに。 198 00:24:37,460 --> 00:24:45,760 この国の全てとは 帝の真心です。 違いますか? 199 00:24:48,800 --> 00:24:52,140 (ログサム)帝が差し出すだけ➡ 200 00:24:52,140 --> 00:24:56,440 ありがたく頂戴致そうと 言っているのです。 201 00:25:01,950 --> 00:25:03,950 分かりました。 202 00:25:07,090 --> 00:25:16,430 そのように潔く物乞いされては かえって すがすがしい。 フッ。 203 00:25:16,430 --> 00:25:28,730 ♬~ 204 00:26:21,100 --> 00:26:24,000 (ラウル)よく来た チャグム。 205 00:26:24,000 --> 00:26:27,700 親しみを込めて チャグムと呼ばせてもらおう。 206 00:26:29,770 --> 00:26:33,640 私の事は ラウルと呼んでくれ。 207 00:26:33,640 --> 00:26:38,640 これで 一つ 余計な手間が省けた。 208 00:26:43,320 --> 00:26:46,120 ラウル殿下 この度は お目にかか…。 209 00:26:46,120 --> 00:26:51,420 余計な挨拶は抜きだと言ったのだ チャグム。 210 00:26:53,990 --> 00:26:56,460 (ラウル)遠慮は いらぬ。➡ 211 00:26:56,460 --> 00:27:00,330 ここでは そなたの したいようにすればよい。 212 00:27:00,330 --> 00:27:04,740 それなら ラウル殿下。 213 00:27:04,740 --> 00:27:09,410 私を捕らえた理由を お聞かせ下さい。 214 00:27:09,410 --> 00:27:12,080 理由などない。➡ 215 00:27:12,080 --> 00:27:15,420 そなたから飛び込んできたのだ。 216 00:27:15,420 --> 00:27:20,090 従って 私から言う事は何もない チャグム。 217 00:27:20,090 --> 00:27:24,790 そなたから言いたい事があれば それを聞こう。 218 00:27:31,700 --> 00:27:37,440 (ラウル)どうした? ヒュウゴに導かれて ここに来る間➡ 219 00:27:37,440 --> 00:27:41,110 いろいろと考えた事があるだろう。 220 00:27:41,110 --> 00:27:43,410 それを話せばよい。 221 00:27:45,780 --> 00:27:49,650 (ラウル)何も考えてはおらぬか?➡ 222 00:27:49,650 --> 00:27:52,650 情けを乞いたければ乞えばよい。 223 00:27:56,120 --> 00:27:58,820 情けを乞う気などない。 224 00:28:00,960 --> 00:28:05,960 ならば お前の考えを示せ。 225 00:28:10,400 --> 00:28:15,740 あなたの考えが 何も心に響いていません。 226 00:28:15,740 --> 00:28:21,440 従って 私から示せる考えも 見つかりません。 227 00:28:25,750 --> 00:28:28,420 (ラウル)そうか。➡ 228 00:28:28,420 --> 00:28:30,720 それで十分だ。 229 00:28:33,090 --> 00:28:38,770 お前は 私と戦うと言ったのだな。 いいえ! 230 00:28:38,770 --> 00:28:41,440 ごまかしは きかない。 231 00:28:41,440 --> 00:28:43,770 お前は ヒュウゴから聞いたような話を➡ 232 00:28:43,770 --> 00:28:47,110 もう一度 ここで 私にしろと言うのか?➡ 233 00:28:47,110 --> 00:28:49,780 その手間を惜しむなと 言いたいのか? 234 00:28:49,780 --> 00:28:53,650 お前は 私の考えを分かっていて 答えた。➡ 235 00:28:53,650 --> 00:28:56,650 私の考えを拒絶したのだ。 お待ち下さい! 236 00:28:56,650 --> 00:28:59,120 (ラウル)もう十分に待った。 237 00:28:59,120 --> 00:29:02,120 ならば その答えに答えよう。 238 00:29:04,930 --> 00:29:08,730 私は これから お前を人質に取り➡ 239 00:29:08,730 --> 00:29:14,600 20万もの タルシュ兵を従え 新ヨゴ国に攻め入る。 240 00:29:14,600 --> 00:29:33,950 ♬~ 241 00:29:33,950 --> 00:29:38,730 国土を焼き 民を虐殺する。 242 00:29:38,730 --> 00:29:42,030 王族が住む宮に火をかけ…。 243 00:29:45,430 --> 00:29:48,100 (ラウル)そなたの母の耳をそぎ➡ 244 00:29:48,100 --> 00:29:53,440 弟の手足を切り落とし➡ 245 00:29:53,440 --> 00:29:59,110 その泣き叫ぶ声を そなたに聞かせよう。➡ 246 00:29:59,110 --> 00:30:02,110 帝の首は…。 247 00:30:07,450 --> 00:30:12,130 都の大路にさらされよう。 248 00:30:12,130 --> 00:30:17,460 これは 脅しでも ざれ言でもない。 249 00:30:17,460 --> 00:30:20,460 戦の正しい在り方だ。 250 00:30:22,340 --> 00:30:27,140 それにあらがう兵力がない事も お前は知っている。 251 00:30:27,140 --> 00:30:29,480 知っていながら➡ 252 00:30:29,480 --> 00:30:36,180 それでも 私の考えは 心に響かぬと答えたのだ。 253 00:30:38,820 --> 00:30:43,160 これでも まだ響かぬか? 254 00:30:43,160 --> 00:30:49,030 私に… どうしろと? 255 00:30:49,030 --> 00:30:55,500 この場に ひざまずかせて 私に何をしろと言うのです? 256 00:30:55,500 --> 00:30:59,170 私が あなたに服従したところで➡ 257 00:30:59,170 --> 00:31:04,010 新ヨゴ国が 服従した事にはなりません。 258 00:31:04,010 --> 00:31:07,450 父は認めません。 259 00:31:07,450 --> 00:31:13,150 その私に 何をしろと言うのです。 260 00:31:15,320 --> 00:31:23,620 その問いには ここに ひざまずかぬ者には答えぬ 坊や。 261 00:31:36,810 --> 00:31:39,480 分かった。 262 00:31:39,480 --> 00:31:44,350 少し 2人だけで話そう。 263 00:31:44,350 --> 00:31:49,350 同じ 一国の王子として そなたに助言を乞いたい。 264 00:32:15,780 --> 00:32:18,480 お前に都を見せてやろう。 265 00:32:56,820 --> 00:33:00,690 (ラウル)外の景色に 注意を払うのも よいが➡ 266 00:33:00,690 --> 00:33:02,690 これを見よ チャグム。 267 00:33:04,430 --> 00:33:07,430 世界は お前の足元にある。 268 00:33:10,300 --> 00:33:15,080 ここは全て タルシュ帝国の領土だ。 269 00:33:15,080 --> 00:33:21,780 赤い石で埋められているのは 私が この手で征服した国だ。 270 00:33:23,780 --> 00:33:26,080 お前の国は ここだ。 271 00:33:29,120 --> 00:33:34,120 さて この地図を見て 何を思う? 272 00:33:43,470 --> 00:33:47,340 世界は広いです。 273 00:33:47,340 --> 00:33:51,350 私が お前の年ぐらいに これを見た時は➡ 274 00:33:51,350 --> 00:33:54,820 逆の事を思った。 275 00:33:54,820 --> 00:33:57,720 世界は狭すぎる。 276 00:33:57,720 --> 00:34:03,620 これから私が手に入れられる国は もう僅かしかないと。 277 00:34:03,620 --> 00:34:09,920 その時の むなしさは 今も私の胸の中にある。 278 00:34:12,770 --> 00:34:14,770 安心しろ。 279 00:34:19,110 --> 00:34:23,440 私は 支配した国の民が 幸福になってこそ➡ 280 00:34:23,440 --> 00:34:27,110 真の征服だと思っている。 281 00:34:27,110 --> 00:34:32,990 そのために必要のない殺生は しなくていいとも思っている。 282 00:34:32,990 --> 00:34:36,290 だが 必要ならば 手段は選ばない。 283 00:34:38,460 --> 00:34:43,460 それを選ぶのは 常に他国の方だ。 284 00:34:47,470 --> 00:34:51,340 私の言っている事が分かるか? 285 00:34:51,340 --> 00:34:56,480 分かりますが 理解は できません。 286 00:34:56,480 --> 00:35:02,080 同じような豊かさを与えて 民の心を買う事は できても➡ 287 00:35:02,080 --> 00:35:07,420 人々を重い税で縛り 他国との戦に駆り出せば➡ 288 00:35:07,420 --> 00:35:11,090 いつか必ず 人々の心は不満で崩れます! 289 00:35:11,090 --> 00:35:13,430 何もせぬ国を庇護する事はできぬ。 290 00:35:13,430 --> 00:35:18,430 だったら 初めから手を出さなければいい! 291 00:35:21,770 --> 00:35:26,110 世界が共通の幸福を求める事は➡ 292 00:35:26,110 --> 00:35:30,780 それほど意味のない事か? 293 00:35:30,780 --> 00:35:38,080 お前の国は それほど今が幸福なのか? 294 00:35:41,120 --> 00:35:47,990 チャグム 私と一緒に 人々を幸福にせぬか? 295 00:35:47,990 --> 00:35:53,290 私とお前で 共通の世界を創ろう。 296 00:35:58,470 --> 00:36:04,170 そのために私は お前を帝にしてやる。 297 00:36:06,750 --> 00:36:10,080 え…? 298 00:36:10,080 --> 00:36:13,750 お前に 新しい国の支配権を委ねる。➡ 299 00:36:13,750 --> 00:36:17,420 その上で お前には 考えてもらいたい。 300 00:36:17,420 --> 00:36:21,760 この北の大陸 ロタ王国とカンバル王国を➡ 301 00:36:21,760 --> 00:36:24,760 どのように平定して…。 待て! 302 00:36:26,630 --> 00:36:29,640 帝にするとは どういう事だ? 303 00:36:29,640 --> 00:36:37,110 新ヨゴ国の王宮には 我々と内通している者が既にいる。 304 00:36:37,110 --> 00:36:42,810 お前が帰国をすれば その者が全てを心得ている。 305 00:36:44,990 --> 00:36:48,460 お前が 帝の座を得られるよう➡ 306 00:36:48,460 --> 00:36:52,160 その者が 万事 働いてくれるだろう。 307 00:36:54,130 --> 00:36:57,030 たやすい事だ。 308 00:36:57,030 --> 00:37:01,740 帝が死ねば お前が帝になるのだから。 309 00:37:01,740 --> 00:37:04,070 バカな事を言うな! 310 00:37:04,070 --> 00:37:08,740 私に 父を殺せと言うのか! 311 00:37:08,740 --> 00:37:29,060 ♬~ 312 00:37:29,060 --> 00:37:39,440 父は… たとえ 誰に裏切られようと➡ 313 00:37:39,440 --> 00:37:43,780 民が全て逃げてしまっても➡ 314 00:37:43,780 --> 00:37:49,120 たった一人で 顔を上げて➡ 315 00:37:49,120 --> 00:37:52,420 何万のも兵に 立ち向かってゆくだろう。 316 00:37:56,460 --> 00:38:03,160 国の魂は 決して 他国には差し出さない! 317 00:38:05,070 --> 00:38:09,740 その父を…➡ 318 00:38:09,740 --> 00:38:15,080 敵に情けを乞うために➡ 319 00:38:15,080 --> 00:38:19,410 この手で 父を殺せと言うのか! 320 00:38:19,410 --> 00:38:24,750 為政者ならば 情けは捨てよ。➡ 321 00:38:24,750 --> 00:38:29,750 お前の その情けは いつか 国を滅ぼす。 322 00:38:38,300 --> 00:38:40,770 ちょうどよい。 323 00:38:40,770 --> 00:38:43,670 お前に見せてやろう。➡ 324 00:38:43,670 --> 00:38:46,670 情けが身を滅ぼすところを。 325 00:39:14,400 --> 00:39:20,070 これは…!? 私は ヒュウゴに お前を降伏させて➡ 326 00:39:20,070 --> 00:39:23,370 私の前に連れてくるように命じた。 327 00:39:24,950 --> 00:39:29,080 (ラウル)だが ヒュウゴは お前をヨゴ国に連れてゆき➡ 328 00:39:29,080 --> 00:39:34,960 その結果 お前に余計な疑念を抱かせた。➡ 329 00:39:34,960 --> 00:39:38,090 その罪は重い。➡ 330 00:39:38,090 --> 00:39:42,760 お前が私にとって 重要な人間であればこそ➡ 331 00:39:42,760 --> 00:39:44,700 許し難い。 332 00:39:44,700 --> 00:40:17,460 ♬~ 333 00:40:17,460 --> 00:40:24,160 (床を鳴らす音) 334 00:40:27,470 --> 00:40:29,810 待ってくれ! 335 00:40:29,810 --> 00:40:32,150 ヒュウゴは何もしてない! 336 00:40:32,150 --> 00:40:35,820 あなたを裏切るような事は 何もしてないんだ! 337 00:40:35,820 --> 00:40:38,720 そうか? 338 00:40:38,720 --> 00:40:40,720 (手をたたく音) 339 00:40:48,160 --> 00:40:51,460 この女に お前は何か言われなかったか? 340 00:41:00,110 --> 00:41:03,010 (ラウル)どうだ? 341 00:41:03,010 --> 00:41:05,710 何を言われた? 342 00:41:09,120 --> 00:41:11,120 ヒュウゴ…。 343 00:41:21,690 --> 00:41:24,660 嘘だ…。 344 00:41:24,660 --> 00:41:29,960 嘘? 何が嘘だ? 345 00:41:31,810 --> 00:41:37,510 これは あなたが仕組んだ。 346 00:41:44,380 --> 00:41:51,380 残念ながら ヒュウゴに答えを聞く事は できぬ。 347 00:41:54,830 --> 00:41:56,830 待て! 348 00:41:59,170 --> 00:42:06,970 ヒュウゴは… 間違ってない。 349 00:42:06,970 --> 00:42:09,670 それは どういう意味だ? 350 00:42:21,790 --> 00:42:31,460 私は… ヒュウゴに言われて➡ 351 00:42:31,460 --> 00:42:33,760 降伏を受け入れた。 352 00:42:37,340 --> 00:42:40,040 (ラウル)それなら それを証明しろ。 353 00:42:47,480 --> 00:42:50,380 (ラウル)それまで ヒュウゴの命は預かる。 354 00:42:50,380 --> 00:43:41,130 ♬~ 355 00:43:41,130 --> 00:43:47,470 新ヨゴ国が 落ちたか。 356 00:43:47,470 --> 00:44:12,470 ♬~ 357 00:44:26,310 --> 00:44:29,450 (一同)ああ! 殿下! 殿下! 358 00:44:29,450 --> 00:44:31,780 殿下が生きてる! 359 00:44:31,780 --> 00:44:35,080 皆 無事で何よりだ。 360 00:44:37,120 --> 00:44:39,460 (シュガ)殿下…。 361 00:44:39,460 --> 00:44:42,800 よくぞ ご無事で! 362 00:44:42,800 --> 00:44:45,800 ご苦労だった シュガ。 363 00:44:49,470 --> 00:44:51,400 お許し下さい。 364 00:44:51,400 --> 00:44:56,340 私は 何も お役に立てず…。 365 00:44:56,340 --> 00:45:03,750 いや こうして 生きていてくれただけで➡ 366 00:45:03,750 --> 00:45:08,090 私の力になっている。 367 00:45:08,090 --> 00:45:10,090 殿下…。 368 00:45:13,430 --> 00:45:18,770 さあ みんな一緒に ここを出よう! 369 00:45:18,770 --> 00:45:20,770 (一同)はい! 370 00:45:32,780 --> 00:45:37,450 モン。 何も気に病む事はない。 371 00:45:37,450 --> 00:45:40,750 お前は堂々と 帰国してくれ。 372 00:45:43,120 --> 00:45:45,790 (一同)ああ! 373 00:45:45,790 --> 00:45:47,730 ジン! 374 00:45:47,730 --> 00:45:51,660 お前も無事か よかった! 375 00:45:51,660 --> 00:45:57,400 (ジン)殿下 私も殺さぬとは 敵の考えが分かりませぬ。 376 00:45:57,400 --> 00:46:03,400 敵は殿下に 何を背負わせようと しているのです? 377 00:46:08,410 --> 00:46:16,090 何も そのような事はない。 378 00:46:16,090 --> 00:46:19,090 さあ 出発だ! 379 00:46:20,760 --> 00:46:24,630 右方向転進 舵おさえ~! 380 00:46:24,630 --> 00:46:27,430 (一同)おさえ よ~し! 381 00:46:27,430 --> 00:46:32,430 帆綱つけ~! (一同)帆綱よ~し! 382 00:47:08,740 --> 00:47:13,440 新ヨゴ国では 私が必ず お力になります。 383 00:47:19,750 --> 00:47:24,750 あの船は 我々が帰国するまで 見張る気でしょうか? 384 00:47:27,430 --> 00:47:33,430 シュガ すまないが しばらく 一人にしてくれ。 385 00:47:52,650 --> 00:47:59,790 (ラウル)父を殺すのが嫌ならば お前は 手を汚さなくてもよい。➡ 386 00:47:59,790 --> 00:48:04,630 お前に従う者が それを成し遂げる。➡ 387 00:48:04,630 --> 00:48:09,630 お前が やらなければならぬ事は そのあとだ。 388 00:48:11,740 --> 00:48:14,070 (ラウル)国を開き➡ 389 00:48:14,070 --> 00:48:18,950 タルシュ帝国に服従する事が 最善の道であると➡ 390 00:48:18,950 --> 00:48:23,950 全ての臣下や民を納得させる事だ。 391 00:48:27,420 --> 00:48:30,720 (ラウル)これが なかなか難しい事だ。 392 00:48:34,090 --> 00:48:37,430 だが 心配するな。 393 00:48:37,430 --> 00:48:41,730 混乱が起きれば 私が行って助けてやる。 394 00:48:44,300 --> 00:48:50,010 私の目に狂いがなければ➡ 395 00:48:50,010 --> 00:48:53,010 お前は きっと うまくやれるはずだ。 396 00:49:01,050 --> 00:49:07,750 私に 捕虜たちを返して下さい。 397 00:49:10,400 --> 00:49:16,270 捕虜たちを置き去りにして帰れば 誰にも信用されません。 398 00:49:16,270 --> 00:49:20,740 そうか。 分かった。 399 00:49:20,740 --> 00:49:25,610 その者たちを連れて 堂々と帰るがよい。 400 00:49:25,610 --> 00:49:52,440 ♬~ 401 00:49:52,440 --> 00:49:55,340 [ 回想 ] (帝)今こそ お前の力を見せてみよ。 402 00:49:55,340 --> 00:49:57,310 (聖導師) 陛下 それは あまりにも…。 403 00:49:57,310 --> 00:50:00,010 私は 息子の力を信じておる。 404 00:50:05,990 --> 00:50:08,450 それが精霊の卵か。 405 00:50:08,450 --> 00:50:10,790 チャグム! ナージに投げろ! 406 00:50:10,790 --> 00:50:13,460 卵を ナージに投げ上げるんだ! 407 00:50:13,460 --> 00:50:15,800 やあっ! 408 00:50:15,800 --> 00:50:17,730 ああっ! 409 00:50:17,730 --> 00:50:57,430 ♬~ 410 00:51:08,050 --> 00:51:13,990 殿下 そろそろ 私にも 話して頂けませんか? 411 00:51:13,990 --> 00:51:16,690 殿下の抱えているもの。 412 00:51:19,660 --> 00:51:25,130 シュガ 私は逃げようと思う。 413 00:51:25,130 --> 00:51:27,470 え? 414 00:51:27,470 --> 00:51:32,810 やっと決心がついた。 タルシュ帝国に降伏はしない。 415 00:51:32,810 --> 00:51:38,480 そのために 私は ここから逃げる。 416 00:51:38,480 --> 00:51:40,480 ジンとモンを呼んでくれ。 417 00:51:48,820 --> 00:51:51,520 帝を殺せと? 418 00:51:53,490 --> 00:51:57,360 (シュガ)タルシュ帝国の狙いは 皇太子の後ろ盾となって➡ 419 00:51:57,360 --> 00:52:02,100 内側から 新ヨゴ国を支配する事でしたか。 420 00:52:02,100 --> 00:52:08,770 そうだ。 そのために 王宮には 既に内通者がいると言った。 421 00:52:08,770 --> 00:52:13,110 (モン)内通者? それは一体 誰です? 422 00:52:13,110 --> 00:52:17,810 分からぬ。 そなたらで探ってくれ。 423 00:52:20,990 --> 00:52:26,460 殿下は どこに逃げようというのです? 424 00:52:26,460 --> 00:52:28,790 ロタ王国だ。 425 00:52:28,790 --> 00:52:31,130 ロタ王国? 426 00:52:31,130 --> 00:52:33,470 タルシュ帝国と戦うためには➡ 427 00:52:33,470 --> 00:52:36,800 どうしても ロタ王国と結束する必要がある。 428 00:52:36,800 --> 00:52:41,670 私は その同盟の道を探ろうと思う。 429 00:52:41,670 --> 00:52:45,480 ロタには どうやって? 430 00:52:45,480 --> 00:52:47,480 泳いでいく。 431 00:52:52,150 --> 00:52:55,490 ここが サンガル諸島最後の島だ。 432 00:52:55,490 --> 00:52:59,160 その近くを通る時に 船から この島まで➡ 433 00:52:59,160 --> 00:53:01,430 泳いで渡るしかない。 434 00:53:01,430 --> 00:53:05,430 そこから ロタ王国へは なんとか 道を見つける。 435 00:53:07,770 --> 00:53:11,640 無理です。 むちゃくちゃです。 436 00:53:11,640 --> 00:53:16,780 たとえ 島へ渡れても 財も持たずに どう生きるのです? 437 00:53:16,780 --> 00:53:37,100 ♬~ 438 00:53:37,100 --> 00:53:41,470 タルシュ帝国の王子から 贈られたものだ。 439 00:53:41,470 --> 00:53:46,340 これを身につけて行けば なんとかなるだろう。 440 00:53:46,340 --> 00:53:49,810 それなら 私も行きます! 駄目だ! 441 00:53:49,810 --> 00:53:52,710 お前が消えれば 逃げたと疑われる。 442 00:53:52,710 --> 00:53:56,786 では 私が お供します。 私には 死ぬ理由があります。 443 00:53:56,853 --> 00:53:58,820 駄目だ! 444 00:53:58,820 --> 00:54:04,090 モンは 父上のもとに帰るのだ。 445 00:54:04,090 --> 00:54:10,760 帰って 私を船から 突き落とした事にしろ。 446 00:54:10,760 --> 00:54:16,100 それで 父上は 私が死んだ事を信じる。 447 00:54:16,100 --> 00:54:19,970 捕虜となった者たちも許されよう。 448 00:54:19,970 --> 00:54:29,450 そして 父上は帝として 心おきなく タルシュ帝国と戦える。 449 00:54:29,450 --> 00:54:35,120 その父上に 私は 援軍を連れて戻るのだ。 450 00:54:35,120 --> 00:55:09,960 ♬~ 451 00:55:09,960 --> 00:55:15,090 殿下 ナユグは もうじき春を迎えます。 452 00:55:15,090 --> 00:55:18,430 その時こそ あなたの力が必要なのです。 453 00:55:18,430 --> 00:55:24,770 あなたは これからの私たちの祖国 新ヨゴ国そのものです。 454 00:55:24,770 --> 00:55:28,640 それをどうか お忘れなきよう。 455 00:55:28,640 --> 00:55:30,640 分かった。 456 00:55:30,640 --> 00:55:40,790 ♬~ 457 00:55:40,790 --> 00:55:43,690 殿下…。 行くぞ。 458 00:55:43,690 --> 00:55:57,340 ♬~ 459 00:55:57,340 --> 00:56:00,740 [ 回想 ] チャグム…。 460 00:56:00,740 --> 00:56:04,610 誰かのために生きるなら➡ 461 00:56:04,610 --> 00:56:07,610 顔も知らない者たちのために 生きろ。 462 00:56:09,750 --> 00:56:14,750 [ 回想 ] お前なら きっと それができる。 463 00:56:17,620 --> 00:56:22,090 [ 心の声 ] バルサ また 私を守ってくれ。 464 00:56:22,090 --> 00:57:28,090 ♬~ 465 00:57:31,100 --> 00:57:34,000 アスラ いけない! 殺してはいけない! 466 00:57:34,000 --> 00:57:37,300 アスラは死んだ。 あんたが殺した! 467 00:57:38,970 --> 00:57:43,110 大いなる神と一つになって 人々を導きなさい! 468 00:57:43,110 --> 00:57:47,450 さあ アスラ 神を招きなさい。 469 00:57:47,450 --> 00:57:51,120 アスラの魂を いけにえにはさせない! 470 00:57:51,120 --> 00:57:54,120 お母さん これでいいの?