1 00:00:01,210 --> 00:00:13,630 ♬~ 2 00:00:13,630 --> 00:00:17,500 (チャグム) <戦の足音が近づいてきた。➡ 3 00:00:17,500 --> 00:00:21,500 巨大国家 タルシュ帝国が海を渡り➡ 4 00:00:21,500 --> 00:00:26,640 我が国 新ヨゴ国に 攻め入ろうとしていた。➡ 5 00:00:26,640 --> 00:00:30,510 国を守るため 皇太子である 私 チャグムは➡ 6 00:00:30,510 --> 00:00:36,210 隣国のロタ王国 カンバル王国と 同盟を結ぼうと旅に出た> 7 00:00:37,980 --> 00:00:40,650 <それを知った タルシュ帝国の王子 ラウルに➡ 8 00:00:40,650 --> 00:00:43,950 私は 命を付け狙われる事になった> 9 00:00:45,530 --> 00:00:50,660 <私を守るために 一人の用心棒が雇われた。➡ 10 00:00:50,660 --> 00:00:55,340 人呼んで 短槍使いのバルサ。➡ 11 00:00:55,340 --> 00:00:59,210 私とバルサは ようやく カンバル王国に入ったが➡ 12 00:00:59,210 --> 00:01:02,940 王のログサムは 既に タルシュ帝国と通じていて➡ 13 00:01:02,940 --> 00:01:06,610 私たちは追われる身となった。➡ 14 00:01:06,610 --> 00:01:09,950 そして カンバルの聖なる山の奥では…> 15 00:01:09,950 --> 00:01:13,820 (ログサム)山の王の扉が開いた! 16 00:01:13,820 --> 00:01:17,820 儀式の時が やって来たぞ! 17 00:01:17,820 --> 00:01:21,820 (一同)ウン バォー! 18 00:01:28,640 --> 00:02:05,940 ♬~ 19 00:02:05,940 --> 00:02:08,840 (カグロ)あれほど 手を出すなと 言ったはずだ!➡ 20 00:02:08,840 --> 00:02:12,280 いなくなったでは済まされぬ! 21 00:02:12,280 --> 00:02:15,280 私が余計な事を言ったせいだな。 22 00:02:16,950 --> 00:02:20,650 (カーム)父上は ジグロを 殺していないと言ったんです。 23 00:02:23,620 --> 00:02:26,290 槍を教えられただけで➡ 24 00:02:26,290 --> 00:02:29,990 ジグロは 父上に 殺されたふりをしただけだと。 25 00:02:31,970 --> 00:02:34,630 あの女が そう言ったんです! 26 00:02:34,630 --> 00:02:37,300 そのような嘘に乗せられおって! 27 00:02:37,300 --> 00:02:39,600 あの女は誰なんですか? 28 00:02:41,980 --> 00:02:47,650 ジグロは なぜ あの女を育てたんですか? 29 00:02:47,650 --> 00:02:56,320 ♬~ 30 00:02:56,320 --> 00:03:01,020 バルサ これから どうする? 31 00:03:03,600 --> 00:03:05,530 (バルサ)チャグムは どうしたい? 32 00:03:05,530 --> 00:03:08,470 このまま諦める訳にはいかない。 33 00:03:08,470 --> 00:03:10,470 私は なんとかして➡ 34 00:03:10,470 --> 00:03:14,240 カンバル王に 会わなければならないのだ。 35 00:03:14,240 --> 00:03:17,140 それなら もっと➡ 36 00:03:17,140 --> 00:03:21,150 カンバル王の事を 知らなければいけないね。 37 00:03:21,150 --> 00:03:27,620 だけど バルサは このまま カンバルにいていいのか? 38 00:03:27,620 --> 00:03:31,290 ≪うま~いロッソだよ~! 39 00:03:31,290 --> 00:03:36,990 果物 ひき肉 ラガ 何でも入れちゃうよ~! 40 00:03:41,630 --> 00:03:44,330 うん おいしい! 41 00:03:46,310 --> 00:03:48,980 ロッソというんだ。 42 00:03:48,980 --> 00:03:52,280 これにも ヤギの乳や肉が入っているよ。 43 00:03:56,850 --> 00:04:00,150 その臭さは全く感じないよ。 44 00:04:10,930 --> 00:04:13,230 懐かしい味だ。 45 00:04:15,270 --> 00:04:18,940 ≪うま~いロッソだよ~!➡ 46 00:04:18,940 --> 00:04:22,640 何でも入れちゃうよ~! 47 00:04:27,280 --> 00:06:21,920 ♬~ 48 00:06:24,600 --> 00:06:30,300 <それは 29年前 バルサが まだ 幼い頃の事だ> 49 00:06:40,610 --> 00:06:42,910 (ナグル)すまない。 50 00:06:48,490 --> 00:06:51,260 カルナ どうなのです? 51 00:06:51,260 --> 00:06:55,160 (カルナ)はい。 もう ご心配には及びません。 52 00:06:55,160 --> 00:06:57,160 お熱も下がりましたし➡ 53 00:06:57,160 --> 00:06:59,570 明日からは しっかりと滋養のつくものを➡ 54 00:06:59,570 --> 00:07:02,900 お召し上がり頂ければ ご回復されるかと存じます。 55 00:07:02,900 --> 00:07:05,200 それは よかった。 56 00:07:12,250 --> 00:07:14,910 ここに来るなと言ってあろう。 57 00:07:14,910 --> 00:07:17,580 その大事な体に何かあったら どうする? 58 00:07:17,580 --> 00:07:22,260 生まれてくる子には 私のように 弱くあってほしくないのだ。 59 00:07:22,260 --> 00:07:24,190 申し訳ありません。 60 00:07:24,190 --> 00:07:29,930 陛下 そのお気持ちこそ よい薬かと存じます。 61 00:07:29,930 --> 00:07:32,600 健やかなお子に恵まれますよう➡ 62 00:07:32,600 --> 00:07:37,940 まずは陛下が 病を振り払う お心を強くされる事が肝要です。 63 00:07:37,940 --> 00:07:39,870 分かっておる。 64 00:07:39,870 --> 00:07:44,280 カルナ 妻を病で亡くしたばかりの お前に➡ 65 00:07:44,280 --> 00:07:47,610 これ以上 つらい思いは させたくないからな。 66 00:07:47,610 --> 00:07:49,550 陛下…。 67 00:07:49,550 --> 00:07:53,290 さあ 早く娘のもとへ 帰ってやるがいい。 68 00:07:53,290 --> 00:07:57,960 恐れ入ります。 それでは 明日の朝 参ります。 69 00:07:57,960 --> 00:08:10,240 ♬~ 70 00:08:10,240 --> 00:08:12,570 お父さん 遅いねえ。 71 00:08:12,570 --> 00:08:14,570 うん…。 72 00:08:26,120 --> 00:08:30,120 ログサム殿下がお呼びです。 73 00:08:30,120 --> 00:08:32,420 ログサム殿下が? 74 00:08:37,260 --> 00:08:39,200 お呼びでしょうか ログサム殿下。 75 00:08:39,200 --> 00:08:41,600 カルナ。 兄上は どうした? 76 00:08:41,600 --> 00:08:44,500 (カルナ)はい。 もう ご心配はございません。➡ 77 00:08:44,500 --> 00:08:48,940 この度は 風邪を こじらせただけでございました。 78 00:08:48,940 --> 00:08:52,280 心の臓が弱っていたのでは なかったのか? 79 00:08:52,280 --> 00:08:55,620 その懸念もございましたが 違ったようです。 80 00:08:55,620 --> 00:08:58,520 子どもの頃から兄上は あのように➡ 81 00:08:58,520 --> 00:09:02,220 いつも伏してばかりだ。 82 00:09:02,220 --> 00:09:08,560 そんな兄上を父上は 甘やかしてばかりいた。 83 00:09:08,560 --> 00:09:12,900 そのような国王を お前は どう思う? 84 00:09:12,900 --> 00:09:19,240 はい。 お父上にも増して お優しい王でございます。 85 00:09:19,240 --> 00:09:25,940 だが そんな兄上が 山の王を動かす事ができるか? 86 00:09:27,910 --> 00:09:29,850 山の王? 87 00:09:29,850 --> 00:09:40,490 誰よりも強く 気高き武人にしか 応えぬ山の王が➡ 88 00:09:40,490 --> 00:09:49,490 果たして 病弱な兄上に 王の座を任せるのか。 89 00:09:52,940 --> 00:09:58,640 さような事は 医術師の私には 分かりませぬが…。 90 00:10:01,280 --> 00:10:08,980 お前は明日から この城から出る事を禁ずる。 91 00:10:11,620 --> 00:10:17,960 ず~っと兄上に付きっきりで 病を診るのだ。 92 00:10:17,960 --> 00:10:20,870 いえ その必要はございませぬが。 93 00:10:20,870 --> 00:10:23,870 いや 必要なのだ。 94 00:10:25,640 --> 00:10:27,570 いつまででございますか? 95 00:10:27,570 --> 00:10:30,870 兄上が死ぬまでだ。 96 00:10:37,250 --> 00:10:42,250 兄上の病は 明日から重くなる。 97 00:10:44,320 --> 00:10:47,320 お前が そうするのだ。 98 00:10:56,900 --> 00:10:59,200 何を仰せになりますか? 99 00:11:00,810 --> 00:11:10,510 既に この城の半数以上の者が 兄上ではなく 私に従っておる。 100 00:11:12,950 --> 00:11:15,950 殿下…。 兄上の病を重くしろ。 101 00:11:17,620 --> 00:11:22,500 薬を使えば 造作もない事だ。 102 00:11:22,500 --> 00:11:24,500 王の槍は…➡ 103 00:11:24,500 --> 00:11:29,240 王の槍たちは この事を…! (ログサム)王の槍たちは➡ 104 00:11:29,240 --> 00:11:35,170 お前と私との話を知る事はない。 永久にだ!➡ 105 00:11:35,170 --> 00:11:40,650 今日のところは 娘のもとに帰ってやるがよい。 106 00:11:40,650 --> 00:11:45,350 名を バルサといったか。 107 00:11:48,520 --> 00:11:52,260 次に王が立ち上がる時は➡ 108 00:11:52,260 --> 00:11:58,200 お前の娘が眠る時だと思え。 109 00:11:58,200 --> 00:12:20,200 ♬~ 110 00:12:22,960 --> 00:12:25,860 お帰りなさい! 兄さん 遅かったわね。 111 00:12:25,860 --> 00:12:28,160 もう先に食べてたわよ。 112 00:12:30,830 --> 00:12:36,500 お父さん ロッソがあるのよ。 ユーカ叔母さんと買ってきたの。 113 00:12:36,500 --> 00:12:39,310 バルサ…。 114 00:12:39,310 --> 00:12:43,310 どうしたの? 顔色がよくないけど…。 115 00:12:45,640 --> 00:12:50,520 カンバル王の病が 思ったより重いのだ。 116 00:12:50,520 --> 00:12:55,650 それで 明日から城に籠もって 陛下のご様子を診る事にした。 117 00:12:55,650 --> 00:12:57,590 そういう事なら➡ 118 00:12:57,590 --> 00:12:59,930 私が もうしばらく ここにいてもいいわよ。 119 00:12:59,930 --> 00:13:04,800 いや お前は 郷に帰れ。 ここにいて どうする! 120 00:13:04,800 --> 00:13:07,270 どうしたの? 121 00:13:07,270 --> 00:13:13,610 いや… 郷にある診療所は どうするのだ? 122 00:13:13,610 --> 00:13:16,280 様子を見に来てくれるのは ありがたいが➡ 123 00:13:16,280 --> 00:13:21,610 医術師として 自分の患者を いつまでも放っておくな。 124 00:13:21,610 --> 00:13:23,910 だけど…。 125 00:13:30,290 --> 00:13:34,960 大丈夫だ。 126 00:13:34,960 --> 00:13:37,260 バルサの事は心配するな。 127 00:13:49,980 --> 00:13:51,980 バルサ…。 128 00:13:59,250 --> 00:14:01,250 (ジグロ)おはよう。 129 00:14:09,260 --> 00:14:12,560 あいよ。 ありがとう。 130 00:14:18,600 --> 00:14:20,600 どうした? 131 00:14:23,940 --> 00:14:25,880 カルナが弱っている? 132 00:14:25,880 --> 00:14:29,280 そうなのよ。 あの兄さんの様子だと➡ 133 00:14:29,280 --> 00:14:32,620 カンバル王の具合は 相当よくないのかもしれない。 134 00:14:32,620 --> 00:14:34,550 そんな話は聞いておらぬが…。 135 00:14:34,550 --> 00:14:38,490 医術師として無力を感じても しかたがないわ。 136 00:14:38,490 --> 00:14:45,630 もし何かあれば ジグロ あなたが 兄さんを支えてあげて。 137 00:14:45,630 --> 00:14:47,570 ああ…。 138 00:14:47,570 --> 00:14:53,310 兄さんには あなたしか頼れる人いないから。 139 00:14:53,310 --> 00:14:56,980 君は ヨンサ氏族の郷に戻るのか? 140 00:14:56,980 --> 00:15:02,250 ええ。 いつまでも診療所を 放っておけないもの。 141 00:15:02,250 --> 00:15:07,590 いつか来てね 私のお城にも。 142 00:15:07,590 --> 00:15:10,260 ああ 分かった。 143 00:15:10,260 --> 00:15:16,930 分かった? 必ず行く。 144 00:15:16,930 --> 00:15:22,800 本当に? なぜ疑う? 145 00:15:22,800 --> 00:15:26,940 疑ってる訳じゃないけど…➡ 146 00:15:26,940 --> 00:15:29,610 本当? 147 00:15:29,610 --> 00:15:32,950 本当だ。 148 00:15:32,950 --> 00:15:36,250 ユーカが生まれた郷を見ておきたい。 149 00:15:38,820 --> 00:15:41,120 約束する。 150 00:15:45,290 --> 00:15:48,960 (ユーカ)じゃあ 待ってるから。 151 00:15:48,960 --> 00:15:50,960 うん。 152 00:16:03,480 --> 00:16:08,180 どうした? 震えておるぞ。 153 00:16:09,920 --> 00:16:11,850 申し訳ございません。 154 00:16:11,850 --> 00:16:16,850 まさか お前に風邪をうつしたか? 155 00:16:18,590 --> 00:16:23,930 いえ さような事は…。 156 00:16:23,930 --> 00:16:29,800 [ 回想 ] その若さで すごい事だ カルナ。 王の主治医になるなんて。 157 00:16:29,800 --> 00:16:35,270 父親にもなったばかりで 実に めでたい。 158 00:16:35,270 --> 00:16:39,140 医術師としての才を 見込んできた俺も➡ 159 00:16:39,140 --> 00:16:42,150 誇らしい限りだ。 何を言うか! 160 00:16:42,150 --> 00:16:45,620 その若さで 王の槍を務めるお前が! 161 00:16:45,620 --> 00:16:47,950 しかも この国最強だ! 162 00:16:47,950 --> 00:16:50,860 そのお前と こうして 酒を飲める事が➡ 163 00:16:50,860 --> 00:16:56,300 俺にとって どれほど誇らしい事か! 164 00:16:56,300 --> 00:16:58,960 どうして 男同士って そう たたえ合うのが➡ 165 00:16:58,960 --> 00:17:01,230 好きなのかしらね。 166 00:17:01,230 --> 00:17:14,780 ♬~ 167 00:17:14,780 --> 00:17:16,780 カルナ。 168 00:17:18,780 --> 00:17:20,780 ジグロ…。 169 00:17:27,930 --> 00:17:31,260 陛下に何か? 170 00:17:31,260 --> 00:17:34,260 少し ご様子が気になってな…。 171 00:17:35,930 --> 00:17:40,930 心配はいらない と言いたいところだが…。 172 00:17:43,280 --> 00:17:45,280 (ジグロ)重いのか? 173 00:17:47,150 --> 00:17:49,450 ジグロ…。 (ログサム)ジグロではないか。 174 00:17:53,620 --> 00:17:56,960 いかがした? (ジグロ)陛下のご様子を伺いに。 175 00:17:56,960 --> 00:17:59,560 私も心配になって やって来たのだが…➡ 176 00:17:59,560 --> 00:18:02,900 どうだ? カルナ。 177 00:18:02,900 --> 00:18:04,830 死力を尽くします。 178 00:18:04,830 --> 00:18:08,230 頼むぞ カルナ。 179 00:18:08,230 --> 00:18:10,170 はい。 180 00:18:10,170 --> 00:18:15,170 それより どうだ ジグロ。 久しぶりに手合わせを願えぬか。 181 00:18:22,250 --> 00:18:25,150 どうだ? ジグロ! 182 00:18:25,150 --> 00:18:27,590 更に腕を上げてございます。 183 00:18:27,590 --> 00:18:32,290 そうか。 ジグロがいない時も 鍛えておるからな。 184 00:18:38,930 --> 00:18:42,600 いつ 山の王の扉が 開いてもいいように。 185 00:18:42,600 --> 00:18:46,300 儀式のためにですか? そうだ ジグロ。 186 00:18:49,480 --> 00:18:51,940 兄上は あのとおり 病弱の身だ。 187 00:18:51,940 --> 00:18:54,850 それに代わって 私が 強くあらねばならぬ。 188 00:18:54,850 --> 00:18:57,620 それは立派なお心がけに存じます。 189 00:18:57,620 --> 00:19:03,220 しかし 武力の強さと心の強さは 違うものです。 190 00:19:03,220 --> 00:19:06,560 分かっておる。 頼むぞ ジグロ。 191 00:19:06,560 --> 00:19:08,890 私を もっと鍛えろ! 192 00:19:08,890 --> 00:20:44,990 ♬~ 193 00:20:44,990 --> 00:20:49,860 どうして? もう心配ないと言ったのに…。 194 00:20:49,860 --> 00:20:52,660 どうして よくならないの? 195 00:20:52,660 --> 00:20:56,340 申し訳ございません。 196 00:20:56,340 --> 00:20:59,000 私の見立てが間違っておりました。 197 00:20:59,000 --> 00:21:02,870 心の臓が かなり弱くなられていた…。 198 00:21:02,870 --> 00:21:05,610 その心配はないと言ったのに! 199 00:21:05,610 --> 00:21:10,280 カルナ 陛下を助けなさい! 陛下を救いなさい! 200 00:21:10,280 --> 00:21:13,580 お妃 お体に障ります! 201 00:21:16,150 --> 00:21:19,630 陛下…。➡ 202 00:21:19,630 --> 00:21:21,960 陛下…。 203 00:21:21,960 --> 00:21:51,960 ♬~ 204 00:22:03,940 --> 00:22:06,240 (雷鳴) 205 00:22:07,810 --> 00:22:10,810 (戸をたたく音) 206 00:22:19,280 --> 00:22:22,980 カルナ… どうしたのだ? 207 00:22:27,960 --> 00:22:30,960 まさか 陛下の御身に 何かあったのか? 208 00:22:35,300 --> 00:22:37,240 殺した。 209 00:22:37,240 --> 00:22:40,170 え? 210 00:22:40,170 --> 00:22:44,310 もうじき 陛下は お亡くなりになるだろう! 211 00:22:44,310 --> 00:22:47,010 私が殺したのだ! 212 00:22:49,180 --> 00:22:51,180 入れ。 213 00:22:57,860 --> 00:23:00,790 どういう事だ? 214 00:23:00,790 --> 00:23:07,790 ログサム殿下に命じられて 私は 少しずつ毒を盛った。 215 00:23:09,470 --> 00:23:14,610 誰も その事には 気付かぬであろう。 216 00:23:14,610 --> 00:23:17,910 ログサム殿下は既に 反乱を起こしていた! 217 00:23:19,950 --> 00:23:23,250 陛下を病で葬る算段だ。 218 00:23:24,820 --> 00:23:28,290 カルナ… お前が それを? 219 00:23:28,290 --> 00:23:30,590 バルサを救うためだ! 220 00:23:34,160 --> 00:23:37,860 バルサの命と引き換えに 俺は…。 221 00:23:40,300 --> 00:23:43,300 王を暗殺してしまった。 222 00:23:47,640 --> 00:23:52,340 もはや 俺は どうなろうと構わない。 223 00:23:57,650 --> 00:24:01,950 心配なのは バルサの事だ。 224 00:24:03,460 --> 00:24:10,930 バルサのもとに帰れば バルサも殺されるであろう。 225 00:24:10,930 --> 00:24:14,270 だから その前に俺は命を絶つ。 226 00:24:14,270 --> 00:24:16,270 待て! 227 00:24:17,940 --> 00:24:20,840 残されたバルサをお前が守ってくれ! 228 00:24:20,840 --> 00:24:22,840 頼む! 229 00:24:27,280 --> 00:24:29,980 待て カルナ! 230 00:24:36,960 --> 00:24:41,960 死ぬな。 死んではならん! 231 00:24:44,300 --> 00:24:47,000 俺に考えさせてくれ。 232 00:24:54,310 --> 00:24:58,310 すまぬ ジグロ…。 233 00:25:00,110 --> 00:25:03,110 お前を巻き込んで…。 234 00:25:09,790 --> 00:25:16,930 巻き込まれているのは このカンバルの全ての人々だ。 235 00:25:16,930 --> 00:25:18,860 そうであろう? 236 00:25:18,860 --> 00:25:36,160 ♬~ 237 00:25:42,950 --> 00:25:47,650 カルナ! どこに行っていたのです!? 238 00:25:53,300 --> 00:25:59,300 逃げてはならぬ。 悪夢から目を背けてはならぬ。 239 00:26:12,780 --> 00:26:20,260 兄上は 幼き頃から 病と精いっぱい闘ってきたのだ。 240 00:26:20,260 --> 00:26:23,560 医術師のお前が逃げるな。 241 00:26:44,280 --> 00:26:46,580 無念です。 242 00:26:48,950 --> 00:27:07,650 (妃の泣き叫ぶ声) 243 00:27:10,580 --> 00:27:37,280 ♬~(歌声) 244 00:27:44,480 --> 00:27:47,280 ≪(悲鳴) 245 00:27:47,280 --> 00:28:01,560 ♬~ 246 00:28:01,560 --> 00:28:06,900 後を追われた! お妃が陛下の後を追われました! 247 00:28:06,900 --> 00:28:14,570 ♬~ 248 00:28:14,570 --> 00:28:17,480 お妃は 自ら命を絶たれたのではない。 249 00:28:17,480 --> 00:28:21,480 恐らくは ログサムに殺されたのだ。 250 00:28:23,580 --> 00:28:27,250 陛下のお子を殺したのだ。 251 00:28:27,250 --> 00:28:31,120 俺の子も ログサムは生かしておくまい。 252 00:28:31,120 --> 00:28:33,120 ジグロ! 253 00:28:39,260 --> 00:28:43,200 ジグロ様! ジグロ様! 254 00:28:44,940 --> 00:28:46,940 ジグロ…。 255 00:28:50,610 --> 00:28:54,950 兄上の事を聞いたか? 256 00:28:54,950 --> 00:28:57,950 (ジグロ)全て聞きました。 257 00:29:03,760 --> 00:29:09,460 カルナに聞いたのか。 裏切り者め。 258 00:29:12,900 --> 00:29:17,570 殿下 なぜ さような事を…。 259 00:29:17,570 --> 00:29:21,910 なぜ? なぜと言うならば➡ 260 00:29:21,910 --> 00:29:26,580 なぜ 弟というだけで 王にはなれぬ? 261 00:29:26,580 --> 00:29:32,450 力のある者が王にならなければ この国は変えられぬ。 262 00:29:32,450 --> 00:29:34,920 この国を変える? 263 00:29:34,920 --> 00:29:40,590 そうだ。 この国は貧しすぎる。 264 00:29:40,590 --> 00:29:43,930 穀物は ほとんど取れず➡ 265 00:29:43,930 --> 00:29:48,600 武人でさえ 多くの者が他国に➡ 266 00:29:48,600 --> 00:29:52,470 出稼ぎに行かなくては 生きてはゆかれぬ。 267 00:29:52,470 --> 00:30:00,470 その一番の元凶は 山の王に頼り過ぎたのだ。 268 00:30:07,950 --> 00:30:13,250 まさか 山の王と戦うつもりか? 269 00:30:15,290 --> 00:30:17,290 そうだ。 270 00:30:24,970 --> 00:30:32,270 山の王が たとえ 神であろうと 魔物であろうと構わぬ。 271 00:30:35,610 --> 00:30:38,520 宝石のルイシャ。 272 00:30:38,520 --> 00:30:42,520 これが この国の財だ。 273 00:30:45,290 --> 00:30:49,660 この財を 手に入れる事ができなければ➡ 274 00:30:49,660 --> 00:30:52,660 まことのカンバル王とは言えまい。 275 00:30:54,530 --> 00:30:58,340 何という事を… 殿下! 276 00:30:58,340 --> 00:31:01,240 殿下ではない! 277 00:31:01,240 --> 00:31:04,540 これからは陛下だ。 278 00:31:07,610 --> 00:31:10,520 (ジグロ)その考えは危うい。 279 00:31:10,520 --> 00:31:13,950 この国を滅ぼします! 280 00:31:13,950 --> 00:31:17,620 そうか…。 281 00:31:17,620 --> 00:31:22,620 ならば 私を殺すか? ジグロ。 282 00:31:25,500 --> 00:31:30,800 私を殺すか 私に従うか…。 283 00:31:32,640 --> 00:31:34,940 2つに1つだ。 284 00:31:39,980 --> 00:31:44,280 お前の覚悟を見せてみよ! 285 00:31:45,850 --> 00:31:47,850 さあ。 286 00:31:47,850 --> 00:31:50,620 お前も カルナのように裏切るのか? 287 00:31:50,620 --> 00:31:52,560 カルナと娘に手を出すな。 288 00:31:52,560 --> 00:31:55,530 それは お前次第だ。 289 00:31:55,530 --> 00:32:15,810 ♬~ 290 00:32:15,810 --> 00:32:22,550 ジグロ… 私を助けてくれ。➡ 291 00:32:22,550 --> 00:32:28,490 この国の者を救えるのは 私とお前しかおらぬ。 292 00:32:28,490 --> 00:33:14,190 ♬~ 293 00:33:40,300 --> 00:33:45,640 (石笛の音) 294 00:33:45,640 --> 00:33:53,640 ≪アーラライラールー。 (石笛の音) 295 00:33:55,310 --> 00:34:02,590 ≪アーラライラールー。 296 00:34:02,590 --> 00:34:09,890 ≪アーラライルールー。 297 00:34:13,600 --> 00:34:26,180 ♬~ 298 00:34:26,180 --> 00:34:31,950 (トト)珍しいなあ。 お前さんが こんな所に来るなんて。 299 00:34:31,950 --> 00:34:36,250 トト。 聞きたい事があって来た。 300 00:34:39,290 --> 00:34:45,960 アーラライラーラー。 301 00:34:45,960 --> 00:34:51,640 ≪アーラライルールー。 302 00:34:51,640 --> 00:34:53,970 聞きたい事? 303 00:34:53,970 --> 00:34:59,670 もし 山からルイシャを奪おうとすれば どうなる? 304 00:35:01,780 --> 00:35:05,920 山の王に戦いを挑めば どうなる? 305 00:35:05,920 --> 00:35:09,790 そんな事は無理だ。 306 00:35:09,790 --> 00:35:14,790 それは お前さんが 一番よく分かっている事だろう。 307 00:35:16,930 --> 00:35:24,800 山の王は 人が倒せるような相手ではない。 308 00:35:24,800 --> 00:35:31,800 山の王の怒りを買えば 人は生きて この闇から出られん。 309 00:35:33,480 --> 00:35:40,180 人が支配できるのは せいぜい 人の心ぐらいなものだ。 310 00:35:41,950 --> 00:35:47,290 この闇を支配する事など…➡ 311 00:35:47,290 --> 00:35:49,630 できやせん。➡ 312 00:35:49,630 --> 00:35:57,930 山の中では… 謙虚であらねば 光を得る事はできん。 313 00:36:00,240 --> 00:36:02,540 (指笛) 314 00:36:05,580 --> 00:36:13,880 これは 闇の奥を照らす宝石 緑白石だ。 315 00:36:21,130 --> 00:36:23,930 (トト)ほい。➡ 316 00:36:23,930 --> 00:36:30,630 もし その新しい王に 光を与えたくなければ…。 317 00:36:32,940 --> 00:36:37,610 簡単な事だよ。 318 00:36:37,610 --> 00:36:41,310 お前さんが いなければいい。 319 00:36:42,950 --> 00:36:50,820 この国で最強の槍の使い手である お前さんがいなければ➡ 320 00:36:50,820 --> 00:36:56,290 闇の奥で眠っている 最も光り輝くルイシャを➡ 321 00:36:56,290 --> 00:36:59,990 その王は手に入れる事はできまい。 322 00:37:04,570 --> 00:37:08,910 しかし それでは このカンバルの人々を➡ 323 00:37:08,910 --> 00:37:11,910 貧しさで苦しめる事になる。 324 00:37:17,250 --> 00:37:23,590 いずれにせよ 人々は苦しむ。 325 00:37:23,590 --> 00:37:31,930 山の王は そのカンバル王を 決して認めないだろう。 326 00:37:31,930 --> 00:37:34,270 お前さんがいなければ➡ 327 00:37:34,270 --> 00:37:37,170 王は闇にのみ込まれて 死ぬだけだ。➡ 328 00:37:37,170 --> 00:37:40,940 それとも…➡ 329 00:37:40,940 --> 00:37:47,610 お前さんが その王のために 光を求めて戦うか? 330 00:37:47,610 --> 00:37:51,480 山の王と。 331 00:37:51,480 --> 00:38:34,930 ♬~ 332 00:38:34,930 --> 00:38:38,260 (ジグロ)ハッ ハッ ハッ! 333 00:38:38,260 --> 00:38:51,280 ♬~ 334 00:38:51,280 --> 00:38:54,280 (いななき) 335 00:39:04,560 --> 00:39:06,560 (ユーカ)どうしたの? 336 00:39:11,430 --> 00:39:14,130 (ジグロ)ユーカの郷を見に来た。 337 00:39:15,900 --> 00:39:21,600 本当に… 来てくれたの。 338 00:39:26,240 --> 00:39:28,580 じゃあ 中に入って。 339 00:39:28,580 --> 00:39:30,580 (ジグロ)王が死んだ。 340 00:39:33,250 --> 00:39:35,250 え? 341 00:39:37,590 --> 00:39:40,890 ログサムが王位を継ぐ事になる。 342 00:39:42,930 --> 00:39:47,230 そんな時に こんな所に来ていいの? 343 00:39:51,270 --> 00:39:54,270 君に これを渡したくて。 344 00:40:01,280 --> 00:40:04,620 ジグロ もしかして…。 345 00:40:04,620 --> 00:40:11,920 ユーカ 私の気持ちは その石のように変わる事はない。 346 00:40:18,960 --> 00:40:23,260 はい 分かりました。 347 00:40:24,840 --> 00:40:28,540 もちろん 私の気持ちも…。 348 00:40:35,980 --> 00:40:38,650 もう行かねば。 349 00:40:38,650 --> 00:40:40,580 ジグロ! 350 00:40:40,580 --> 00:40:50,660 ♬~ 351 00:40:50,660 --> 00:40:57,330 ありがとう。 兄さんとバルサをお願いね。 352 00:40:57,330 --> 00:41:42,630 ♬~ 353 00:41:47,320 --> 00:41:49,320 ジグロ。 354 00:41:51,290 --> 00:41:54,960 兄上 もう着いたのですか。 355 00:41:54,960 --> 00:41:57,380 まさか こんなに早く➡ 356 00:41:57,380 --> 00:42:00,590 また 王のご葬儀で 都に来る事になろうとはな。 357 00:42:02,230 --> 00:42:06,100 カームは 大きくなりましたか? 358 00:42:06,100 --> 00:42:09,910 うん。 やっと 言葉を 話せるようになったよ。 359 00:42:09,910 --> 00:42:11,840 (ジグロ)そうですか。 360 00:42:11,840 --> 00:42:16,780 まだ何を言ってるか よく分からんがな。 ハッハッハッハッ。 361 00:42:16,780 --> 00:42:19,920 会いたいです。 (カグロ)いつでも会いに来てくれ。➡ 362 00:42:19,920 --> 00:42:23,250 できれば 武術を教えてやってほしい。➡ 363 00:42:23,250 --> 00:42:26,160 お前のような武人に育てたいのだ。 364 00:42:26,160 --> 00:42:30,590 これは ムサ氏族の長として お前にお願いする。➡ 365 00:42:30,590 --> 00:42:37,470 それより お前も早く いい妻を迎えねばな。➡ 366 00:42:37,470 --> 00:42:40,270 この国一番の王の槍が➡ 367 00:42:40,270 --> 00:42:43,610 いつまでも子孫を残さず 一人でいては➡ 368 00:42:43,610 --> 00:42:48,480 このカンバルの行く末が危ぶまれる。 ハッハッハッハッ。 369 00:42:48,480 --> 00:42:52,280 兄上 お許し下さい。 370 00:42:52,280 --> 00:42:54,620 (カグロ)ん? 何をだ? 371 00:42:54,620 --> 00:43:00,890 カームは 兄上の手で 強い武人に育てて下さい。 372 00:43:00,890 --> 00:43:32,590 ♬~ 373 00:43:32,590 --> 00:43:34,520 はっ…。 374 00:43:34,520 --> 00:43:37,460 離して! 375 00:43:37,460 --> 00:43:43,830 離して! 離して! 376 00:43:43,830 --> 00:43:45,830 離して! 377 00:43:54,950 --> 00:43:56,950 (いななき) 378 00:44:00,550 --> 00:44:02,490 来るんだ バルサ。 379 00:44:02,490 --> 00:44:25,580 ♬~ 380 00:44:25,580 --> 00:44:29,910 ムサ氏族のジグロが この私を裏切った。 381 00:44:29,910 --> 00:44:35,790 ジグロは 正当な理由もなく 私の王位継承に異を唱え➡ 382 00:44:35,790 --> 00:44:41,530 即位式に必要な 金の輪を持ち去って逃げたのだ。 383 00:44:41,530 --> 00:44:46,260 これは 王の槍である お前たちをおとしめ➡ 384 00:44:46,260 --> 00:44:50,930 このカンバル王国を 愚弄するものである。➡ 385 00:44:50,930 --> 00:44:56,270 残されたムサ氏族は 領地を追われて滅ぶであろう。 386 00:44:56,270 --> 00:45:02,550 お前たちは 必ず ジグロを仕留めるのだ。➡ 387 00:45:02,550 --> 00:45:07,420 己の氏族のために戦え。 (一同)はっ! 388 00:45:07,420 --> 00:45:11,220 耳なし口なしの誓いを立てよ! 389 00:45:11,220 --> 00:45:48,590 ♬~ 390 00:45:48,590 --> 00:45:50,930 (ジグロ)見ろ バルサ。 391 00:45:50,930 --> 00:45:54,800 ここは もう新ヨゴ国だ。 392 00:45:54,800 --> 00:45:58,500 お前の王や神は もう どこにもいない。 393 00:46:01,200 --> 00:46:04,880 王や神だというものを信じるな。 394 00:46:04,880 --> 00:46:13,550 ♬~ 395 00:46:13,550 --> 00:46:15,490 やあっ! 396 00:46:15,490 --> 00:46:31,900 ♬~ 397 00:46:31,900 --> 00:46:34,200 (ジグロ)許せ…。 398 00:46:45,250 --> 00:46:52,120 (ログサム)ムサ氏族のカグロ… 随分 苦労したようだな。 399 00:46:52,120 --> 00:46:59,260 あれから15年 8人の王の槍を差し向けたが➡ 400 00:46:59,260 --> 00:47:05,960 お前の弟を仕留め 戻ってきた者は 一人もおらぬ。 401 00:47:07,870 --> 00:47:14,540 ジグロは 今も この国を苦しめ続けている。 402 00:47:14,540 --> 00:47:19,420 ジグロが不吉をもたらしたせいか➡ 403 00:47:19,420 --> 00:47:23,720 あれから 山の王の扉を 開く事もない。 404 00:47:28,560 --> 00:47:34,260 この国のため 私のそばで働かぬか? 405 00:47:35,900 --> 00:47:37,900 カグロ。 406 00:47:54,580 --> 00:47:58,460 お前に全てを話そう。 407 00:47:58,460 --> 00:48:04,860 ジグロは カルナの娘を連れて逃げたのだ。 408 00:48:04,860 --> 00:48:12,160 カルナは 私に命じられて 兄上を暗殺した医術師だ。 409 00:48:15,210 --> 00:48:22,880 (ログサム)それを聞いて 私を蔑むか? 410 00:48:22,880 --> 00:48:28,550 ジグロとカルナは 私を蔑み裏切った。 411 00:48:28,550 --> 00:48:36,230 私は 2人に裏切られて とても悲しかった。 412 00:48:36,230 --> 00:48:41,530 だから お前たち ムサ氏族を苦しめた。 413 00:48:43,570 --> 00:48:52,910 (ログサム)どうだ? 全てを知って お前も私を裏切るか? 414 00:48:52,910 --> 00:48:56,780 ならば この場で私に刃向かえ!➡ 415 00:48:56,780 --> 00:49:00,080 その機を与えてやろう。 416 00:49:02,190 --> 00:49:04,190 さあ。 417 00:49:07,520 --> 00:49:09,820 さあ。 418 00:49:14,200 --> 00:49:16,500 私は…。 419 00:49:24,210 --> 00:49:27,880 陛下を裏切りません。 420 00:49:27,880 --> 00:49:33,550 それなら お前が ムサ氏族の誇りにかけて➡ 421 00:49:33,550 --> 00:49:37,890 裏切り者を討ち果たすのだ。 422 00:49:37,890 --> 00:49:44,230 お前が この国の英雄になれ。 423 00:49:44,230 --> 00:50:31,610 ♬~ 424 00:50:31,610 --> 00:50:33,610 ジグロ…。 425 00:50:35,480 --> 00:50:41,620 (カグロ)ジグロ ジグロ…。➡ 426 00:50:41,620 --> 00:50:45,490 ジグロ~! 427 00:50:45,490 --> 00:51:07,190 ♬~ 428 00:51:14,920 --> 00:51:17,220 お前は手を出すな。 429 00:51:20,260 --> 00:51:22,260 ジグロ…。 430 00:51:33,270 --> 00:51:35,940 (タンダ)バルサ あれは誰だ? 431 00:51:35,940 --> 00:51:38,270 分からない。 432 00:51:38,270 --> 00:51:42,270 かつての友は 全員倒したはずだ。 433 00:51:44,610 --> 00:51:46,950 どうして? 434 00:51:46,950 --> 00:51:50,820 戦いは もう終わったんじゃ なかったのか? 435 00:51:50,820 --> 00:51:56,630 8人いる王の槍は みんな 去年 倒したはずだ! 436 00:51:56,630 --> 00:51:59,630 さっきの武人は誰なんだ!? 437 00:52:01,230 --> 00:52:03,930 あの武人は カグロ。 438 00:52:05,570 --> 00:52:07,870 私の兄だ。 439 00:52:13,240 --> 00:52:19,920 (ジグロ)その兄を カンバル王は 追っ手として最後に放った。➡ 440 00:52:19,920 --> 00:52:24,250 それが どういう意味か 分かるか?➡ 441 00:52:24,250 --> 00:52:28,120 王の槍は 必ず誰かが 継がなければならない。➡ 442 00:52:28,120 --> 00:52:33,260 私が死んで 兄が王の槍を継げば➡ 443 00:52:33,260 --> 00:52:35,960 氏族は滅びないという事だ。 444 00:52:39,600 --> 00:52:42,300 だから 殺さないのか? 445 00:52:46,940 --> 00:52:51,610 氏族のために殺せないのか。 446 00:52:51,610 --> 00:52:54,280 カンバル王は どこまで卑劣なんだ! 447 00:52:54,280 --> 00:53:27,920 ♬~ 448 00:53:27,920 --> 00:53:33,620 (ジグロ) 兄上は もう 立派な王の槍です。 449 00:53:38,560 --> 00:53:40,930 (ジグロ) これを持っていって下さい。➡ 450 00:53:40,930 --> 00:53:47,270 そして カンバル王に 私を殺したと告げて下さい。 451 00:53:47,270 --> 00:54:19,570 ♬~ 452 00:54:19,570 --> 00:54:25,270 ジグロは自ら 兄を王の槍にした。 453 00:54:29,580 --> 00:54:33,250 ジグロも チャグムと同じだ。 454 00:54:33,250 --> 00:54:37,120 故国を思う チャグムと同じように➡ 455 00:54:37,120 --> 00:54:43,420 ジグロも最後まで このカンバルの事を 思い続けていたんだ。 456 00:54:45,600 --> 00:54:48,300 それだけは確かだ。 457 00:54:49,930 --> 00:54:55,230 私も このまま逃げる訳にはいかない。 458 00:55:04,450 --> 00:55:06,420 すまないが➡ 459 00:55:06,420 --> 00:55:09,890 ヨンサ氏族の郷に行くには どうしたらいい? 460 00:55:09,890 --> 00:55:16,560 ああ ヨンサなら あの山を越えりゃあいいんだ。 461 00:55:16,560 --> 00:55:18,490 俺は ヨンサの生まれだ。 462 00:55:18,490 --> 00:55:22,430 私も ヨンサ氏族だ。 え? 463 00:55:22,430 --> 00:55:25,430 カンバルにいたのは幼い頃だけだが…。 464 00:55:30,570 --> 00:55:35,910 ちょっと尋ねるが ユーカという 女の医術師を知らないかね? 465 00:55:35,910 --> 00:55:42,790 ユーカ? ああ 知ってるよ。 郷で診療所をやってる。 466 00:55:42,790 --> 00:55:47,920 生きてる? まだ ヨンサ氏族の郷に いるんですか? 467 00:55:47,920 --> 00:55:50,260 いると思うよ。 468 00:55:50,260 --> 00:55:54,130 何年か前だけど 俺の女房が診てもらったんだ。 469 00:55:54,130 --> 00:55:57,930 その時 金はなかったけど➡ 470 00:55:57,930 --> 00:56:01,800 このロッソでいいって言われたよ。 471 00:56:01,800 --> 00:56:04,740 お嬢ちゃん 何入りがいい? 472 00:56:04,740 --> 00:56:07,040 これと これ。 473 00:56:11,480 --> 00:56:14,880 行こう チャグム。 474 00:56:14,880 --> 00:56:19,760 それは誰? 私の叔母だ。 475 00:56:19,760 --> 00:56:22,230 今は その人に会うしかない。 476 00:56:22,230 --> 00:57:06,740 ♬~ 477 00:57:06,740 --> 00:57:10,040 (ジグロ)ハッ ハッ ハッ! 478 00:57:14,880 --> 00:57:18,210 ハッ ハッ ハッ! 479 00:57:18,210 --> 00:57:28,510 ♬~ 480 00:57:30,230 --> 00:57:32,560 どうして あなたが あんな裏切り者と…。 481 00:57:32,560 --> 00:57:35,470 あれが見えるか? ナユグの水だ。 482 00:57:35,470 --> 00:57:39,900 ここが なくなるから…。 483 00:57:39,900 --> 00:57:45,240 ジグロから この国には 不思議な儀式があると聞きました。 484 00:57:45,240 --> 00:57:49,910 それほど強いのか バルサは。 485 00:57:49,910 --> 00:57:53,210 ハハハハハハッ!