1 00:00:00,850 --> 00:00:04,520 (バルサ)タンダ! 私だ。 2 00:00:04,520 --> 00:00:06,450 分かるか? 3 00:00:06,450 --> 00:00:08,390 (タンダ)バルサ…。 4 00:00:08,390 --> 00:00:11,390 いいか タンダ。 5 00:00:11,390 --> 00:00:15,690 あんたの足は腐ってしまっている。 6 00:00:19,060 --> 00:00:23,540 バルサ すまない…。 7 00:00:23,540 --> 00:00:25,470 切ってくれ。 8 00:00:25,470 --> 00:00:28,410 大丈夫だ。 9 00:00:28,410 --> 00:00:31,410 私が あんたを死なせやしない。 10 00:00:34,550 --> 00:00:39,420 あんたが死んだら 私も生きてはいけないだろう。 11 00:00:39,420 --> 00:00:43,890 絶対に… 私が あんたを助ける。 12 00:00:43,890 --> 00:00:46,560 うわ~っ! 13 00:00:46,560 --> 00:02:40,530 ♬~ 14 00:02:42,210 --> 00:02:46,510 (チャグム) <私は2度 父に命を狙われた> 15 00:02:48,080 --> 00:02:51,220 <11歳の時に殺されかけたが➡ 16 00:02:51,220 --> 00:02:53,150 バルサという用心棒に助けられた> 17 00:02:53,150 --> 00:02:56,090 早く行け! 18 00:02:56,090 --> 00:02:58,090 <2度目は 15歳の時。➡ 19 00:02:58,090 --> 00:03:03,160 私は 父の命を受けた 刺客に襲われた。➡ 20 00:03:03,160 --> 00:03:07,860 国を挙げて弔われ 私は戦神になった> 21 00:03:10,840 --> 00:03:16,170 <しかし 大国 タルシュの密偵 ヒュウゴに救い出され➡ 22 00:03:16,170 --> 00:03:18,870 その都に捕らわれていた> 23 00:03:21,850 --> 00:03:25,180 <圧倒的な武力で 我が新ヨゴ国の領土を狙う➡ 24 00:03:25,180 --> 00:03:30,060 タルシュの王子 ラウルは 私を唆す。➡ 25 00:03:30,060 --> 00:03:32,060 「父を殺せ。➡ 26 00:03:32,060 --> 00:03:36,060 そして タルシュ属国の新たな帝になれ」と> 27 00:03:38,200 --> 00:03:44,540 <ラウルの野心を拒んだ私は 海に身を投げ 自死を装い➡ 28 00:03:44,540 --> 00:03:49,410 再会したバルサと共に国々を巡り 仲間を増やし➡ 29 00:03:49,410 --> 00:03:53,880 そして ふるさとを目指す。➡ 30 00:03:53,880 --> 00:03:57,220 敵に蹂躙される祖国を 守るために➡ 31 00:03:57,220 --> 00:04:01,920 私が生きている事を許さない 父のもとへ> 32 00:04:05,020 --> 00:04:10,720 (鳴き声) 33 00:04:34,050 --> 00:04:36,520 ああっ! 34 00:04:36,520 --> 00:04:38,820 うわ~っ! 35 00:04:41,190 --> 00:04:43,130 もはや これまで…。 36 00:04:43,130 --> 00:04:45,830 ならば 刺し違えるまでだ。 37 00:04:47,530 --> 00:05:11,490 ♬~ 38 00:05:11,490 --> 00:05:14,160 ウン! (一同)バォー! 39 00:05:14,160 --> 00:05:39,380 ♬~ 40 00:05:39,380 --> 00:05:44,860 あれは… ロタ軍とカンバル軍です! ラドウ閣下!➡ 41 00:05:44,860 --> 00:05:48,530 ロタ王国とカンバル王国が 来てくれました! 42 00:05:48,530 --> 00:06:08,010 ♬~ 43 00:06:08,010 --> 00:06:11,150 まさか… 誰が そのような事を!? 44 00:06:11,150 --> 00:06:16,490 しかし 援軍です! 援軍としか思えません! 45 00:06:16,490 --> 00:06:20,160 帝だ! 帝が援軍を送って下さった! 46 00:06:20,160 --> 00:06:23,060 帝が援軍を送って下すったぞ~! 47 00:06:23,060 --> 00:06:25,060 帝? 48 00:06:31,170 --> 00:06:33,510 (シュバル)山の上の敵の数は 計り知れません。 49 00:06:33,510 --> 00:06:36,410 ここは一旦 兵を引き 策を練りましょう。 50 00:06:36,410 --> 00:06:40,850 落とせませんでしたで 済むと思うのか~! 51 00:06:40,850 --> 00:06:46,550 諦めるな。 所詮は他国の援軍だ。 命までは懸けん! 52 00:06:52,460 --> 00:06:58,860 <私は 1万5, 000のカンバル兵 ロタ 2万5, 000の兵を率いて➡ 53 00:06:58,860 --> 00:07:06,470 砦に肉薄する5万のタルシュ軍を 側面 後方の三方から包囲する。➡ 54 00:07:06,470 --> 00:07:10,140 新ヨゴ国を窮地に陥れていた 油と炎は➡ 55 00:07:10,140 --> 00:07:13,440 今や タルシュ軍を焼き尽くしていた> 56 00:07:16,820 --> 00:07:19,150 (カーム)敵が来ます。 57 00:07:19,150 --> 00:07:21,820 後方にお下がり下さい。 58 00:07:21,820 --> 00:07:27,490 異国の兵たちが 我が国に 命を懸けてきてくれるのに➡ 59 00:07:27,490 --> 00:07:31,160 後方で見ているつもりはない。 60 00:07:31,160 --> 00:07:34,830 今こそ 敵の背後をつく時! 61 00:07:34,830 --> 00:07:37,170 行くぞ! 62 00:07:37,170 --> 00:07:39,470 殿下…。 63 00:07:42,040 --> 00:07:45,840 志ある者は 我に続け! 64 00:07:45,840 --> 00:08:05,330 ♬~ 65 00:08:05,330 --> 00:08:09,070 援軍も動いた。 敵の背後をつく気だ。 66 00:08:09,070 --> 00:08:11,470 援軍に後れを取るな~! 67 00:08:11,470 --> 00:08:18,340 ♬~ 68 00:08:18,340 --> 00:08:20,480 はあっ! 69 00:08:20,480 --> 00:08:41,770 ♬~ 70 00:08:41,770 --> 00:08:43,770 逃がすな~! 71 00:08:53,180 --> 00:08:56,510 う~っ! うわ~っ! 72 00:08:56,510 --> 00:09:11,030 ♬~ 73 00:09:11,030 --> 00:09:13,030 うっ…! 74 00:09:15,470 --> 00:09:17,770 ああっ! ううっ! 75 00:09:28,810 --> 00:09:31,720 [ 回想 ] 戦うなら殺す気で戦え。 76 00:09:31,720 --> 00:09:34,020 うっ…! 77 00:09:37,820 --> 00:09:39,820 うお~っ! 78 00:09:46,160 --> 00:09:48,160 うっ…! ああ…! 79 00:10:12,860 --> 00:10:14,790 ああ~っ! はっ! 80 00:10:14,790 --> 00:10:17,530 殿下 お下がり下さい! 81 00:10:17,530 --> 00:10:39,550 ♬~ 82 00:10:39,550 --> 00:10:41,490 ああ~っ! 83 00:10:41,490 --> 00:10:45,890 (帝)ドメイロニ・ハッタ。➡ 84 00:10:45,890 --> 00:10:55,230 ドメイロニ・ハッタ。 85 00:10:55,230 --> 00:11:37,810 ♬~ 86 00:11:37,810 --> 00:11:40,550 うお~っ! 87 00:11:40,550 --> 00:11:52,250 ♬~ 88 00:11:54,090 --> 00:12:01,170 <総司令官 シュバル麾下の攻撃部隊は 大打撃を受け 敗走を始めた。➡ 89 00:12:01,170 --> 00:12:03,500 砦の火災も鎮火し➡ 90 00:12:03,500 --> 00:12:07,170 熾烈な戦いは 双方に甚大な被害を与え➡ 91 00:12:07,170 --> 00:12:10,070 終局を迎えようとしていた> 92 00:12:10,070 --> 00:12:22,190 ♬~ 93 00:12:22,190 --> 00:12:25,520 あの方は…。 94 00:12:25,520 --> 00:12:27,820 止まれ! 止まれ! 95 00:12:37,140 --> 00:12:39,140 あなた様は…。 96 00:12:41,540 --> 00:12:43,840 ラドウ大将…。 97 00:12:46,880 --> 00:12:49,180 はっ! 98 00:12:50,750 --> 00:12:53,550 よく戦った! 99 00:12:53,550 --> 00:12:55,550 ははっ! 100 00:12:57,220 --> 00:13:00,490 皆も よく戦った! 101 00:13:00,490 --> 00:13:05,790 私は 新ヨゴ国皇太子 チャグムである! 102 00:13:10,500 --> 00:13:14,500 ただいま 新ヨゴ国に生還した。 103 00:13:18,380 --> 00:13:22,380 この戦 我らの勝ちだ! 104 00:13:26,520 --> 00:13:28,450 マビヤー! 105 00:13:28,450 --> 00:13:33,190 (一同)マビヤー! 106 00:13:33,190 --> 00:14:04,190 ♬~ 107 00:14:08,830 --> 00:14:11,130 伝令~! 108 00:14:16,170 --> 00:14:18,470 (ラウル)チャグム皇太子が…! 109 00:14:20,510 --> 00:14:24,210 あのクールズが チャグムに負けたか…。 110 00:14:27,380 --> 00:14:33,080 …で 兵は どのくらい残っておる? 111 00:14:33,080 --> 00:14:36,050 およそ半数の兵を失い➡ 112 00:14:36,050 --> 00:14:40,830 1万5, 000の兵が 今も ヤズノ周辺におります。➡ 113 00:14:40,830 --> 00:14:44,530 敵は 3万以上かと…。 114 00:14:44,530 --> 00:14:46,860 ここと合わせれば まだ我らが有利。 115 00:14:46,860 --> 00:14:49,200 (ヒュウゴ)お待ち下さい。 116 00:14:49,200 --> 00:14:53,070 ロタ王とカンバル王が 新ヨゴ国の味方についた以上➡ 117 00:14:53,070 --> 00:14:57,070 このまま 王宮に攻め上がっても 帝を降伏させる事はできません。 118 00:14:57,070 --> 00:14:59,070 皆殺しに致せ。 119 00:15:01,480 --> 00:15:05,350 ヒュウゴ。 120 00:15:05,350 --> 00:15:08,650 お前に チャグムを殺させてやろう。 121 00:15:10,490 --> 00:15:16,160 ならば 本国に援軍を要請し 万全を期しましょう。 122 00:15:16,160 --> 00:15:19,500 その間に砦は再建されてしまう。 123 00:15:19,500 --> 00:15:26,170 いや 敵は いきまいて ここに攻め込んでくるであろう。 124 00:15:26,170 --> 00:15:28,840 今すぐ 全軍を挙げて攻撃せよ。 125 00:15:28,840 --> 00:15:31,140 それでは 我らが負けます! 126 00:15:38,850 --> 00:15:43,190 ロタ王が動いた以上 南部の軍勢は 当てにできません。 127 00:15:43,190 --> 00:15:45,120 本国からの援軍を待ちましょう。 128 00:15:45,120 --> 00:15:47,120 ヒュウゴ…。 129 00:15:50,060 --> 00:15:55,060 私は ここにいる。 本国ではない。 130 00:15:58,740 --> 00:16:00,740 分かりました。 131 00:16:02,670 --> 00:16:09,150 全軍に通達! 全兵力を光扇京へ! 132 00:16:09,150 --> 00:16:11,150 (一同)シャイヤー! 133 00:16:12,820 --> 00:16:16,150 <新ヨゴ国の都 光扇京は➡ 134 00:16:16,150 --> 00:16:20,830 ヤズノ砦を越えれば 目と鼻の先だった。➡ 135 00:16:20,830 --> 00:16:25,830 そこには 我が父 帝の住む王宮があった> 136 00:16:29,500 --> 00:16:33,370 ドメイロニ・ハッタ。 137 00:16:33,370 --> 00:16:36,170 (聖導師)陛下! 138 00:16:36,170 --> 00:16:40,470 ヤズノ砦より 知らせが参りました。 139 00:16:42,510 --> 00:16:45,180 落ちたか…。 140 00:16:45,180 --> 00:16:48,880 (聖導師)いえ 勝ちました。 141 00:16:51,060 --> 00:17:23,020 ♬~ 142 00:17:23,020 --> 00:17:26,490 ラドウ… 勝ったか? 143 00:17:26,490 --> 00:17:33,490 はっ。 ヤズノ砦にて 我が軍が勝利しました。 144 00:17:35,830 --> 00:17:41,170 勝ったか… 勝った。 145 00:17:41,170 --> 00:17:45,040 (ラドウ)思わぬ援軍が 現れてございます。 146 00:17:45,040 --> 00:17:47,040 援軍? 147 00:17:50,850 --> 00:17:56,520 ロタ王国と カンバル王国の軍勢にございます!➡ 148 00:17:56,520 --> 00:18:01,790 それを率いておられましたのは➡ 149 00:18:01,790 --> 00:18:05,090 チャグム皇太子殿下にございます! 150 00:18:08,470 --> 00:18:11,140 何を申すか…。 151 00:18:11,140 --> 00:18:18,440 チャグム皇太子は まこと 軍神であらせられました。 152 00:18:20,480 --> 00:18:25,150 民は 歓喜に沸き立ってございます! 153 00:18:25,150 --> 00:18:43,450 ♬~ 154 00:18:48,370 --> 00:18:50,370 ありがとう。 155 00:18:50,370 --> 00:18:55,850 こちらこそ 助けて下さって ありがとうございました。➡ 156 00:18:55,850 --> 00:18:59,450 これで助かりますよね? 157 00:18:59,450 --> 00:19:02,120 分かりません。 158 00:19:02,120 --> 00:19:05,120 私は 医術師じゃありませんから。 159 00:19:08,460 --> 00:19:12,760 私には あんな事 とても無理です。 160 00:19:14,800 --> 00:19:20,800 私は 血の臭いに 慣れ過ぎているんです。 161 00:19:30,350 --> 00:19:34,150 タンダをお願いします。 162 00:19:34,150 --> 00:19:36,150 え? 163 00:19:38,020 --> 00:19:41,490 どこへ行くんですか? 164 00:19:41,490 --> 00:19:46,830 タンダが助かれば 私には もう用がない。 165 00:19:46,830 --> 00:19:49,500 そんな事ないです! 166 00:19:49,500 --> 00:19:52,170 そんな事ありません! 167 00:19:52,170 --> 00:19:55,470 目が覚めて あなたがいなかったら あの人は…! 168 00:19:57,040 --> 00:20:00,340 タンダさんは どんなに悲しむか。 169 00:20:05,520 --> 00:20:09,820 あなたの名前を ずっと呼んでいました。 170 00:20:11,860 --> 00:20:13,790 私は何も…。 171 00:20:13,790 --> 00:20:16,190 いいんです! 172 00:20:16,190 --> 00:20:19,530 よく分かりましたから。 173 00:20:19,530 --> 00:20:23,830 あなたとタンダさんが どういった仲なのか。 174 00:20:32,880 --> 00:20:37,580 私には 無理です。 175 00:20:43,220 --> 00:20:45,220 切れません。 176 00:20:49,090 --> 00:20:54,570 タンダさんも あなたと同じ事を 言っていました。 177 00:20:54,570 --> 00:20:58,870 あいつが必要な時にしか 俺は いらないんだって。 178 00:21:01,170 --> 00:21:05,470 2人とも 本当は そうじゃないと思います。 179 00:21:07,510 --> 00:21:15,190 本当は 離れていても いつも思い合っている。 180 00:21:15,190 --> 00:21:19,190 だったら どうして離れるんですか? 181 00:21:27,200 --> 00:21:33,540 タンダさんのそばに いて下さい。 182 00:21:33,540 --> 00:21:35,540 お願いします。 183 00:21:44,550 --> 00:21:48,250 タンダを助けてくれて…。 184 00:21:51,220 --> 00:21:56,220 あなたには 何てお礼を言ったらいいか。 185 00:21:59,830 --> 00:22:02,530 何も言わないで下さい。 186 00:22:05,500 --> 00:22:10,500 弟のために しただけですから…。 187 00:22:14,510 --> 00:22:19,510 本当に 助かってよかった。 188 00:22:21,850 --> 00:22:24,850 (足音) 189 00:22:39,400 --> 00:22:42,540 礼を言う。 190 00:22:42,540 --> 00:22:44,840 さすがの切れ味だった。 191 00:22:46,410 --> 00:22:49,210 これであいこだ。 192 00:22:49,210 --> 00:22:51,210 [ 回想 ] うっ…! 193 00:22:58,560 --> 00:23:01,460 砦を落としたのか? 194 00:23:01,460 --> 00:23:05,160 いや チャグム王子に負けた。 195 00:23:09,170 --> 00:23:11,870 お前がまた強くしたのか? 196 00:23:15,040 --> 00:23:17,040 いや…。 197 00:23:19,180 --> 00:23:21,180 勝手になったんだ。 198 00:23:24,050 --> 00:23:27,750 これから 俺たちも出兵する。 199 00:23:30,190 --> 00:23:33,090 チャグム王子と戦う事になった。 200 00:23:33,090 --> 00:23:48,210 ♬~ 201 00:23:48,210 --> 00:23:50,140 (シュガ)殿下…。 202 00:23:50,140 --> 00:23:53,080 シュガ…。 203 00:23:53,080 --> 00:23:57,210 これまで 苦労をかけたな。 204 00:23:57,210 --> 00:24:04,490 いえ 殿下こそ よくぞ ご無事で…。 205 00:24:04,490 --> 00:24:07,390 お前に話したい事が山ほどある。 206 00:24:07,390 --> 00:24:09,360 私もです。 207 00:24:09,360 --> 00:24:11,660 その前に…。 208 00:24:16,500 --> 00:24:18,440 父上に会わねば。 209 00:24:18,440 --> 00:24:35,190 ♬~ 210 00:24:35,190 --> 00:24:41,060 父上 ただいま戻りました。 211 00:24:41,060 --> 00:24:44,760 父上もご無事で何よりに存じます。 212 00:24:47,770 --> 00:24:51,540 その姿は いかがした?➡ 213 00:24:51,540 --> 00:24:55,210 随分 汚れておる。 214 00:24:55,210 --> 00:25:01,210 はい。 私は汚れております。 215 00:25:03,480 --> 00:25:07,350 されど この宮の外では➡ 216 00:25:07,350 --> 00:25:12,820 多くの者が このように汚されております。 217 00:25:12,820 --> 00:25:19,160 血の臭いを嗅ぎ 死の臭いを感じながら➡ 218 00:25:19,160 --> 00:25:24,160 帝の魂に救いを求めて皆 戦っておりました。 219 00:25:25,840 --> 00:25:32,140 それは 父上がお与えになった 汚れではございませぬか? 220 00:25:39,380 --> 00:25:44,190 どうか その汚れに目を向け➡ 221 00:25:44,190 --> 00:25:49,490 長い年月をかけても父上が 民をお救い下さいませ。 222 00:25:57,530 --> 00:26:02,370 この戦は 私が始めたと…➡ 223 00:26:02,370 --> 00:26:08,070 この私の汚れであると そう申したいのか? 224 00:26:09,810 --> 00:26:12,480 誰の汚れかは存じません。 225 00:26:12,480 --> 00:26:16,350 ただ 人が生きるのに➡ 226 00:26:16,350 --> 00:26:20,050 時として汚れを避けて通る事は できないのです。 227 00:26:23,830 --> 00:26:28,830 お前は 人か? 228 00:26:39,840 --> 00:26:44,520 私は 人です。 229 00:26:44,520 --> 00:26:57,090 ♬~ 230 00:26:57,090 --> 00:26:59,060 人でなければ➡ 231 00:26:59,060 --> 00:27:03,800 これほどにも多くの人には 助けられはしないでしょう。 232 00:27:03,800 --> 00:27:12,140 これほどにも 人の心に 迷いはしないでしょう。 233 00:27:12,140 --> 00:27:16,840 これほどにも 人を求めはしないでしょう。 234 00:27:19,480 --> 00:27:23,350 父上…➡ 235 00:27:23,350 --> 00:27:29,490 あなたの息子は➡ 236 00:27:29,490 --> 00:27:35,490 この手で 人を殺しました。 237 00:27:40,840 --> 00:27:44,510 この国のために➡ 238 00:27:44,510 --> 00:27:48,850 はるばる ロタとカンバルから 来てくれた兵たちが➡ 239 00:27:48,850 --> 00:27:51,750 私と共に戦ってくれました。 240 00:27:51,750 --> 00:27:58,190 そして 多くの兵たちを 死なせてしまいました。 241 00:27:58,190 --> 00:28:02,060 私は その事を汚れとは➡ 242 00:28:02,060 --> 00:28:05,800 口が裂けても 申す事はできません! 243 00:28:05,800 --> 00:28:10,100 今更 神の子に 戻るつもりもございません! 244 00:28:16,440 --> 00:28:18,440 どうか 父上…。 245 00:28:21,140 --> 00:28:26,020 我々のために戦ってくれた ロタ王国とカンバル王国に➡ 246 00:28:26,020 --> 00:28:28,820 感謝の念を向け➡ 247 00:28:28,820 --> 00:28:32,690 兵たちに ねぎらいと ご慈悲を賜りますよう➡ 248 00:28:32,690 --> 00:28:36,690 切にお願い申し上げます! 249 00:28:36,690 --> 00:28:41,160 そして 一刻も早く➡ 250 00:28:41,160 --> 00:28:44,500 この戦を終わらせますよう➡ 251 00:28:44,500 --> 00:28:46,440 お考え下さい! 252 00:28:46,440 --> 00:29:09,460 ♬~ 253 00:29:09,460 --> 00:29:11,800 聖導師…。 254 00:29:11,800 --> 00:29:16,100 お前は チャグムが生きていた事を 知っていたのか? 255 00:29:17,670 --> 00:29:20,800 いえ…。 256 00:29:20,800 --> 00:29:26,100 まことか? まことに知らなかったか? 257 00:29:29,480 --> 00:29:32,180 (帝)もう 偽りはよい。 258 00:29:35,150 --> 00:29:41,850 (帝)偽りを申すな。 もう 偽りはよい 聖導師。 259 00:29:46,160 --> 00:29:49,500 申し訳ございません。 260 00:29:49,500 --> 00:29:54,500 生きているとの知らせを聞いて 存じておりました。 261 00:30:03,510 --> 00:30:07,850 母上 悲しくさせて➡ 262 00:30:07,850 --> 00:30:10,190 申し訳ございませんでした。 263 00:30:10,190 --> 00:30:14,860 いいえ 私は信じていました。 264 00:30:14,860 --> 00:30:17,860 チャグムに また会える事を…。 265 00:30:19,730 --> 00:30:27,430 母上は 私が生きていると 知っていたのですか? 266 00:30:41,890 --> 00:30:43,890 チャグム…。 267 00:30:45,760 --> 00:30:50,890 聖導師に あまり何でも 話さぬようになさい。 268 00:30:50,890 --> 00:30:53,230 なぜです? 269 00:30:53,230 --> 00:30:59,530 聖導師は 何を思っているのか 分かりません。 270 00:31:01,840 --> 00:31:07,140 チャグムが生きて戻り お前は喜んでおるのか? 271 00:31:09,510 --> 00:31:14,850 殿下は 必ずや 陛下のお力に なるものと存じます。 272 00:31:14,850 --> 00:31:28,400 ♬~ 273 00:31:28,400 --> 00:31:31,400 それは お前のまことか? 274 00:31:33,200 --> 00:31:36,540 まことでございます。 275 00:31:36,540 --> 00:31:43,540 この国を救うのは神ではなく 人であるチャグムであると申すか? 276 00:31:45,880 --> 00:31:51,760 神は 人を受け入れます。 人の罪さえも。 277 00:31:51,760 --> 00:31:55,890 どうか チャグム殿下をお許し下さい。 278 00:31:55,890 --> 00:32:07,500 ♬~ 279 00:32:07,500 --> 00:32:09,800 よう分かった。 280 00:32:18,850 --> 00:32:23,190 お前の申す事は いつも正しい。 281 00:32:23,190 --> 00:32:29,060 一度たりとて お前を疑った事はない。➡ 282 00:32:29,060 --> 00:32:34,800 それは 自らを疑う事だと 思ってきたからだ。 283 00:32:34,800 --> 00:32:40,540 聖導師 私とお前は➡ 284 00:32:40,540 --> 00:32:43,540 一つの魂だ。 285 00:32:51,880 --> 00:32:54,780 もったいないお言葉にございます。 286 00:32:54,780 --> 00:32:58,760 さあ どうか もう お休み下さい。 287 00:32:58,760 --> 00:33:22,060 ♬~ 288 00:33:28,720 --> 00:33:31,420 (シュガ) お話ししたい事がございます。 289 00:33:34,190 --> 00:33:39,060 この地に 未曽有の天災が 近づいております。 290 00:33:39,060 --> 00:33:41,060 天災? 291 00:33:41,060 --> 00:33:43,200 ナユグに異変が起きてございます。 292 00:33:43,200 --> 00:33:47,900 トロガイは それを ナユグに春が来たと 申しておりました。 293 00:33:50,070 --> 00:33:54,810 私は カンバルのユサ山脈を見た。 294 00:33:54,810 --> 00:34:00,810 それに青霧山脈も ナユグの水につかっていた。 295 00:34:06,820 --> 00:34:10,490 殿下 その熱で かつてないほどの雪解けが➡ 296 00:34:10,490 --> 00:34:12,430 一斉に起きるかもしれません。 297 00:34:12,430 --> 00:34:15,830 そうなれば この国は どうなるか。 298 00:34:15,830 --> 00:34:20,500 トロガイは この国が消えてなくなると 申しておりました。 299 00:34:20,500 --> 00:34:22,440 消えてなくなる? 300 00:34:22,440 --> 00:34:25,380 一刻も早く戦を終わらせ 我々は➡ 301 00:34:25,380 --> 00:34:28,380 大勢の民を 救わなければなりません。 302 00:34:31,510 --> 00:34:34,180 (アマン)スーアン大領主! 本当に戦に行くのか! 303 00:34:34,180 --> 00:34:36,850 ロタとカンバルが 新ヨゴの味方についたのですよ! 304 00:34:36,850 --> 00:34:39,760 我々が どうして タルシュのために 戦わなければならないのだ! 305 00:34:39,760 --> 00:34:42,530 今更 ジタバタしても始まるまい。 306 00:34:42,530 --> 00:34:48,200 我々には もう戻る国はないのだ。 ロタ王に既に負けたのだ。 307 00:34:48,200 --> 00:34:51,530 こうなったら ロタ人として 恥ずかしくないよう➡ 308 00:34:51,530 --> 00:34:54,200 潔く戦って散ろうではないか。 309 00:34:54,200 --> 00:34:56,500 (アマン)ちょっと待て! 何だ! 310 00:34:58,880 --> 00:35:01,140 (アマン)カシャルではないか? 311 00:35:01,140 --> 00:35:11,150 ♬~ 312 00:35:11,150 --> 00:35:13,090 (アマン)何と? 313 00:35:13,090 --> 00:35:18,030 ロタ王が 今帰れば 我々を許すと書いてある。 314 00:35:18,030 --> 00:35:20,586 まさか! そんな事は信じられぬ! 315 00:35:20,626 --> 00:35:25,840 いや 私は ロタ人として ロタ王を信じる。 316 00:35:25,840 --> 00:35:29,710 まだ 我々を 味方と思って下さるのだ。 317 00:35:29,710 --> 00:35:34,710 すぐにロタに帰ろう! (一同)オ~ッ! 318 00:35:37,450 --> 00:35:42,450 ラウル王子 ロタの南部軍が 火を放って逃げ出しました。 319 00:35:44,850 --> 00:35:49,530 <スーアン率いるロタ南部の軍勢が 戦列を離れた事で➡ 320 00:35:49,530 --> 00:35:52,860 ラウル王子は 都攻めの出発を延期し➡ 321 00:35:52,860 --> 00:35:56,160 軍勢の立て直しを余儀なくされた> 322 00:35:57,730 --> 00:36:00,140 <スーアンたちを動かしたのは➡ 323 00:36:00,140 --> 00:36:05,480 ロタ王 イーハンが放った 一羽の使いだった> 324 00:36:05,480 --> 00:36:21,180 (鳴き声) 325 00:36:31,500 --> 00:36:33,440 ああっ! うっ…! 326 00:36:33,440 --> 00:36:35,440 うわっ! 327 00:36:43,850 --> 00:36:48,520 殿下 よろしいでしょうか? 328 00:36:48,520 --> 00:36:51,420 聖導師…。 329 00:36:51,420 --> 00:36:53,420 いかがした? 330 00:37:03,470 --> 00:37:06,770 どうしたのだ? 聖導師。 331 00:37:12,480 --> 00:37:19,150 私は 聖導師を退きたいと存じます。 332 00:37:19,150 --> 00:37:21,820 聖導師をやめる? なぜだ。 333 00:37:21,820 --> 00:37:24,150 これからも そなたにいてもらわねば困る。 334 00:37:24,150 --> 00:37:27,150 それは シュガに託します。 335 00:37:29,490 --> 00:37:32,400 殿下…。 336 00:37:32,400 --> 00:37:36,700 私は タルシュ帝国と 内通してございました。 337 00:37:39,840 --> 00:37:46,840 民を戦から救う手だてとして 帝を裏切ってございました。 338 00:37:50,480 --> 00:37:57,850 あの帝を 神として育てたのは私です。 339 00:37:57,850 --> 00:38:04,460 一点の汚れもなく 清らかな天の子として生まれ➡ 340 00:38:04,460 --> 00:38:07,130 神として存在する事が➡ 341 00:38:07,130 --> 00:38:12,470 この国の形を支えるものと 信じておりました。 342 00:38:12,470 --> 00:38:19,770 それが誤りかと教えてくれたのは チャグム王子でした。 343 00:38:26,020 --> 00:38:30,490 あの 精霊の卵を宿された時から➡ 344 00:38:30,490 --> 00:38:32,820 幾たびもの苦難を➡ 345 00:38:32,820 --> 00:38:37,160 よくぞ不屈に 乗り越えてこられましたな。 346 00:38:37,160 --> 00:38:41,860 それこそが 神のお与えになった力です。 347 00:38:43,500 --> 00:38:45,800 聖導師…。 348 00:38:48,840 --> 00:38:57,510 帝に罪を告白し どのような罰でも受ける所存です。 349 00:38:57,510 --> 00:39:02,120 もし 生きる事が許されるならば➡ 350 00:39:02,120 --> 00:39:06,460 私は これから 一人の老人として➡ 351 00:39:06,460 --> 00:39:09,760 帝をお慕いしてまいりたいと 存じます。 352 00:39:14,130 --> 00:39:20,830 新しき この国の 最初の民になりとう存じます。 353 00:39:34,150 --> 00:39:42,850 (鐘の音) 354 00:39:55,440 --> 00:40:00,380 (帝) チャグム そなたの処遇を言い渡す。➡ 355 00:40:00,380 --> 00:40:07,050 こたびの戦は タルシュ帝国が招いたものだ。 356 00:40:07,050 --> 00:40:15,190 汚れた魂を持つタルシュ帝国が 神に逆らったにすぎぬ。 357 00:40:15,190 --> 00:40:23,190 だが その汚れた魂を この地に導いた者もいよう。 358 00:40:25,200 --> 00:40:32,200 敵に捕まり 一度は その汚れに 染まろうとした者だ。 359 00:40:35,210 --> 00:40:39,080 あまつさえ 他国の者に頭を下げ➡ 360 00:40:39,080 --> 00:40:42,080 神の威信をおとしめた。 361 00:40:45,560 --> 00:40:51,860 チャグム… お前は私を裏切ったのだ。 362 00:40:59,840 --> 00:41:02,510 (帝)その罪は 許し難い。 363 00:41:02,510 --> 00:41:08,380 お前を 王子として認める事は できぬ。 364 00:41:08,380 --> 00:41:10,850 父上! 私は どうなっても構いません。 365 00:41:10,850 --> 00:41:14,720 しかし ロタとカンバルには 感謝の念を! 366 00:41:14,720 --> 00:41:19,720 三国の同盟だけは どうか 受け入れて下さい! 367 00:41:22,190 --> 00:41:28,190 戦を避けるためにも それをどうか お許し下さい! 368 00:41:35,200 --> 00:41:39,200 私は 異国の兵に 守られるつもりはない。 369 00:41:43,080 --> 00:41:49,220 他国の者は 全ての兵を連れ 直ちに祖国へ戻るがよい。 370 00:41:49,220 --> 00:41:56,090 父上は… この国を滅ぼすおつもりですか!? 371 00:41:56,090 --> 00:42:01,090 民を無残に殺され 王宮を奪われてもよいのですか!? 372 00:42:03,730 --> 00:42:07,170 降伏すれば その魂が汚れる。 373 00:42:07,170 --> 00:42:13,040 死してもなお 魂が清らかなれば 国は滅びぬ。 374 00:42:13,040 --> 00:42:18,340 永久に その魂を残すであろう。 375 00:42:23,190 --> 00:42:27,520 お前は最後まで➡ 376 00:42:27,520 --> 00:42:30,220 それを見届けるがよい。 377 00:42:33,200 --> 00:42:36,500 チャグムを 投獄せよ。 378 00:42:44,210 --> 00:42:46,540 陛下! 379 00:42:46,540 --> 00:42:48,540 お許し下され! 380 00:42:52,880 --> 00:42:54,880 (聖導師)あっ! 381 00:43:00,160 --> 00:43:02,160 陛下…。 382 00:43:17,170 --> 00:43:21,040 まことであったか…。 383 00:43:21,040 --> 00:43:26,850 お前が 私の事を 裏切っていたという事は…。 384 00:43:26,850 --> 00:43:30,720 なぜだ。 なぜ お前が私を殺す? 385 00:43:30,720 --> 00:43:38,460 お前自身を… この私を殺すのだ? 聖導師。 386 00:43:38,460 --> 00:43:40,760 お許しを…。 387 00:43:43,200 --> 00:43:45,540 チャグム殿下…。 388 00:43:45,540 --> 00:43:50,410 陛下は 私を罰したのです。➡ 389 00:43:50,410 --> 00:43:54,880 殿下を罰したのではありません。➡ 390 00:43:54,880 --> 00:44:00,580 本当は チャグム殿下を 許しておられるのです。 391 00:44:07,160 --> 00:44:14,500 どうか 帝を 恨む事のなきよう…。 392 00:44:14,500 --> 00:44:16,500 シュガよ! 393 00:44:18,370 --> 00:44:25,070 恐れず この国を導け…。 394 00:44:31,850 --> 00:44:36,190 聖導師様! 聖導師様! 395 00:44:36,190 --> 00:44:46,200 ♬~ 396 00:44:46,200 --> 00:44:48,200 (シュガ)聖導師様…。 397 00:44:50,070 --> 00:44:52,370 聖導師様! 398 00:44:54,540 --> 00:44:56,840 聖導師様! 399 00:45:33,180 --> 00:45:35,110 痛むか? 400 00:45:35,110 --> 00:45:37,110 いや…。 401 00:45:42,850 --> 00:45:49,850 なあ バルサ ケガをしてからの俺は 呪術の腕が上がったらしい。 402 00:45:51,860 --> 00:45:54,530 呪術の? 403 00:45:54,530 --> 00:45:57,200 その… 体から魂を抜いて➡ 404 00:45:57,200 --> 00:46:00,470 好きな所に 飛ばせるようになったんだ。 405 00:46:00,470 --> 00:46:05,340 それは 死にかけてただけだろう。 そうだけど…。 406 00:46:05,340 --> 00:46:10,480 あっ 今も 青霧山脈の様子を 見に行ってたんだ。 407 00:46:10,480 --> 00:46:15,820 夢を見ていたのか。 だから 夢じゃないって…。 408 00:46:15,820 --> 00:46:17,820 分かったよ。 409 00:46:22,160 --> 00:46:25,060 夢と思うなら…➡ 410 00:46:25,060 --> 00:46:29,060 今 バルサが そばにいる事の方だ。 411 00:46:33,170 --> 00:46:38,510 岩屋でバルサを見た時も 夢かと思った。 412 00:46:38,510 --> 00:46:43,180 俺は もう 死んだのかなって思ったよ。 413 00:46:43,180 --> 00:46:45,180 バカ。 414 00:46:54,790 --> 00:46:58,490 ありがとう バルサ。 415 00:47:00,660 --> 00:47:04,800 よく戻ってきてくれたね。 416 00:47:04,800 --> 00:47:08,800 いい旅をしてきた事は すぐに分かったよ。 417 00:47:10,670 --> 00:47:15,370 お前の顔が とても優しくなってたから。 418 00:47:24,820 --> 00:47:28,820 ジグロとの誓いは果たせたのか? 419 00:47:32,160 --> 00:47:35,500 ああ…。 420 00:47:35,500 --> 00:47:40,500 それも もう終わった。 421 00:47:44,510 --> 00:47:48,180 俺は ずっと待ってたんだ。 422 00:47:48,180 --> 00:47:54,050 お前が誓いを果たすまで 待とうと思ってた。 423 00:47:54,050 --> 00:47:56,350 やっと…。 424 00:48:02,120 --> 00:48:05,460 やっと その時が来たのに➡ 425 00:48:05,460 --> 00:48:08,160 こんな体になってしまったけど…。 426 00:48:19,010 --> 00:48:21,710 私が あんたを助けるさ。 427 00:48:25,480 --> 00:48:31,780 これからは 私が あんたを助ける番だろ。 428 00:48:40,500 --> 00:48:44,830 あんたのそばで➡ 429 00:48:44,830 --> 00:48:47,500 私が用心棒になる。 430 00:48:47,500 --> 00:50:11,190 ♬~ 431 00:50:11,190 --> 00:50:13,190 ありがとう…。 432 00:50:16,530 --> 00:50:21,860 バルサ 頼みがあるんだ。 え? 433 00:50:21,860 --> 00:50:26,200 俺を あの家に連れて帰ってくれ。 434 00:50:26,200 --> 00:50:29,870 あんたとトロガイの家にか? ああ…。 435 00:50:29,870 --> 00:50:32,210 師匠に話したい事があるんだ。 436 00:50:32,210 --> 00:50:34,510 一刻も早く帰りたい。 437 00:50:36,550 --> 00:50:40,220 けど 大丈夫か? 438 00:50:40,220 --> 00:50:42,220 大丈夫だ。 439 00:50:44,890 --> 00:50:48,590 よし 帰ろう。 440 00:50:59,400 --> 00:51:01,370 何の用だ? 441 00:51:01,370 --> 00:51:24,860 ♬~ 442 00:51:24,860 --> 00:51:32,530 ヒュウゴ 私は負けたのか? 443 00:51:32,530 --> 00:51:37,230 いえ… 本国からの援軍を待ちましょう。 444 00:51:39,210 --> 00:51:43,210 とうとう 父上に助けを求めるのか…。 445 00:51:45,550 --> 00:51:50,890 この北の大陸でも 皇帝に 頭を下げねばならなくなった。 446 00:51:50,890 --> 00:51:54,890 皇帝にとっては 願ったりかなったりであろうな。 447 00:51:58,230 --> 00:52:00,500 これで私は➡ 448 00:52:00,500 --> 00:52:05,830 皇帝に従順な王子として 戦うほかあるまい。 449 00:52:05,830 --> 00:52:11,170 従順と忠誠は 違うと思ってきたが➡ 450 00:52:11,170 --> 00:52:15,170 帝国では 従順ばかりが重宝されるようだ。 451 00:52:18,050 --> 00:52:21,180 ヒュウゴ。 452 00:52:21,180 --> 00:52:25,480 従順な私に従っていても 先行きはないぞ。 453 00:52:27,520 --> 00:52:35,200 いいえ 自分の先行きは しっかりと見極めてございます。 454 00:52:35,200 --> 00:52:42,540 いつ どうやって私を裏切るのか 見ものだな。 455 00:52:42,540 --> 00:52:47,210 さような事は致しません。 神に誓って。 456 00:52:47,210 --> 00:52:50,510 戯れ言だ。 457 00:52:52,550 --> 00:52:54,880 (足音) 458 00:52:54,880 --> 00:52:57,790 殿下 朗報にございます! どうした? 459 00:52:57,790 --> 00:53:03,160 ロタ王国とカンバル王国の軍勢が 引き返していきます。➡ 460 00:53:03,160 --> 00:53:05,090 殿下の読みどおりです。 461 00:53:05,090 --> 00:53:09,830 恐らく 帝が同盟を 認めなかったものと思われます。 462 00:53:09,830 --> 00:53:14,500 まさか…。 この国の帝なら ありえる。 463 00:53:14,500 --> 00:53:18,840 己の威信を保つためなら 平気で民を犠牲にする。 464 00:53:18,840 --> 00:53:23,180 (クールズ) 今なら 都の守りは手薄です。 465 00:53:23,180 --> 00:53:26,850 (ラウル)すぐに支度を致せ。 都攻めだ。 466 00:53:26,850 --> 00:53:28,780 (クールズ)はっ! 467 00:53:28,780 --> 00:53:30,720 (ヒュウゴ)お待ち下さい! 468 00:53:30,720 --> 00:53:33,720 これは チャグム皇太子の罠かもしれません! 469 00:53:33,720 --> 00:53:35,860 罠? 470 00:53:35,860 --> 00:53:38,760 ロタとカンバルの軍勢に また背後をつかれては➡ 471 00:53:38,760 --> 00:53:42,060 ひとたまりもありません。 お前らしくもない。 472 00:53:44,530 --> 00:53:50,870 もし それが本当ならば 私に言うまい。 473 00:53:50,870 --> 00:53:55,870 お前は チャグムの味方であろう? 474 00:53:58,550 --> 00:54:02,420 何を仰せになりますか。 475 00:54:02,420 --> 00:54:05,150 クールズ。 はっ。 476 00:54:05,150 --> 00:54:17,170 ♬~ 477 00:54:17,170 --> 00:54:19,870 (ラウル)お前が助けた女だ。 478 00:54:22,500 --> 00:54:25,500 この女に何を話した? 479 00:54:30,380 --> 00:54:32,380 答えろ! 480 00:54:34,520 --> 00:54:37,420 チャグムの事を話しました。➡ 481 00:54:37,420 --> 00:54:41,120 しかし…。 その女が チャグムの用心棒か? 482 00:54:43,530 --> 00:54:47,400 その女に 我が手の密偵が 何人も殺されたと聞く。 483 00:54:47,400 --> 00:54:49,400 そのとおりです。 しかし…! 484 00:54:49,400 --> 00:54:53,700 お前が この女を チャグムに差し向けたのだろう! 485 00:54:56,100 --> 00:55:02,010 お前は ヨゴ人として 我らを欺いていたのだ。➡ 486 00:55:02,010 --> 00:55:07,150 お前は チャグムを 私の前へ連れてきた時から➡ 487 00:55:07,150 --> 00:55:10,490 あの皇太子を 立派な帝にする術だけを➡ 488 00:55:10,490 --> 00:55:13,160 考えていたのだ。 489 00:55:13,160 --> 00:55:15,160 違うか? 490 00:55:19,030 --> 00:55:24,030 この私を 疑っておられるのですか? 491 00:55:28,170 --> 00:55:32,170 お前から本心を聞けた事など 一度もない。 492 00:55:34,510 --> 00:55:37,410 殿下…。 493 00:55:37,410 --> 00:55:44,110 私は むしろ お前をたたえているのだ ヒュウゴ。 494 00:55:49,520 --> 00:55:56,520 さて チャグムは この女のために 何をしてくれるかな? 495 00:55:58,200 --> 00:56:00,800 フフッ…。 496 00:56:00,800 --> 00:56:04,500 戦遊びも ほどほどにしてほしいね。 497 00:56:06,140 --> 00:56:10,480 それにつきあわされる民の身にも なってほしいもんだ。 498 00:56:10,480 --> 00:56:15,350 そんなやつらに 従順だの忠誠だのって➡ 499 00:56:15,350 --> 00:56:18,350 バカらしくて笑えてくるよ。 500 00:56:20,490 --> 00:56:22,790 黙れ。 501 00:56:24,830 --> 00:56:29,700 チャグムはね あんたと違って➡ 502 00:56:29,700 --> 00:56:32,700 もう とっくに 一人で 生きてるんだ! 503 00:56:34,500 --> 00:56:38,370 一人で この国を守ろうとしてきたんだ。 504 00:56:38,370 --> 00:56:43,510 いや 創ろうとしているんだ。 505 00:56:43,510 --> 00:57:05,770 ♬~ 506 00:57:05,770 --> 00:57:07,770 (物音) うっ! 507 00:57:13,140 --> 00:57:15,140 ジン…。 508 00:57:17,010 --> 00:57:19,010 (ジン)殿下…。 509 00:57:19,010 --> 00:57:23,150 殿下の事は 私がお守りします。 510 00:57:23,150 --> 00:57:27,490 チャグムは 何があっても➡ 511 00:57:27,490 --> 00:57:30,790 自分や民を 投げ出したりはしないよ。 512 00:57:42,040 --> 00:57:49,180 新ヨゴ国が消えた…。 513 00:57:49,180 --> 00:57:51,180 バルサ!