1 00:00:03,336 --> 00:00:08,341 ♪~ 2 00:01:27,420 --> 00:01:32,425 ~♪ 3 00:01:50,643 --> 00:01:52,679 (シュガ)この辺りのはずだが… 4 00:01:54,714 --> 00:01:58,118 急がねば 昨日の大雨で消えた毒霧が― 5 00:01:58,218 --> 00:02:00,553 再び谷底を満たしてしまう 6 00:02:02,255 --> 00:02:07,627 殿下 チャグム皇子の生きている証し 必ずや持ち帰ります! 7 00:02:22,242 --> 00:02:28,148 (一ノ妃(いちのきさき)の泣き声) 8 00:02:31,818 --> 00:02:33,219 (帝(みかど))許せ… 9 00:02:33,853 --> 00:02:37,657 今は まだ この事実を 外に漏らすことはできんのだ 10 00:02:38,291 --> 00:02:42,328 しかるべき時が来たら 必ずや国を挙げて弔おう 11 00:02:42,428 --> 00:02:44,898 それまでは辛抱してくれ 12 00:02:55,542 --> 00:02:57,176 (聖導師(せいどうし)のため息) 13 00:03:04,517 --> 00:03:05,685 (ため息) 14 00:03:11,691 --> 00:03:15,862 (聖導師)帝がおられぬと 人々の心も千々(ちぢ)に乱れる 15 00:03:16,396 --> 00:03:20,600 このままでは 政(まつりごと)が立ち行かなくなってしまう 16 00:03:22,769 --> 00:03:25,638 わずかに残された望みは… 17 00:03:28,908 --> 00:03:30,243 (シュガ)う… 18 00:03:32,445 --> 00:03:33,613 うっ… 19 00:03:34,280 --> 00:03:36,316 (馬のいななき) 20 00:03:39,986 --> 00:03:42,589 なぜ そなたたちが ここに 21 00:03:49,562 --> 00:03:53,633 (ジン)無人を手なずけ 碑文ノ間(ひぶんのま)に出入りしていたこと― 22 00:03:53,733 --> 00:03:56,336 聖導師様は とうにお気付きだ! 23 00:03:57,003 --> 00:04:00,940 (モン)我らは 聖導師様の命により ここに参った 24 00:04:01,641 --> 00:04:04,277 シュガ様が この地に赴いたのは― 25 00:04:04,377 --> 00:04:08,014 チャグム皇子が生きておられると 考えてのことだと察するが― 26 00:04:08,314 --> 00:04:11,918 その推理 どこまで自信がおありか 27 00:04:12,518 --> 00:04:15,822 碑文を読み 願望が確信に変わった 28 00:04:18,691 --> 00:04:22,428 もし その確信とやらが 誤りであったならば― 29 00:04:22,528 --> 00:04:26,332 あなた様は あの者とともに むくろとなり― 30 00:04:26,432 --> 00:04:29,369 谷底に消えるものと 覚悟していただきたい! 31 00:04:51,958 --> 00:04:54,294 毒霧が引いている… 32 00:05:31,698 --> 00:05:34,567 (せきこみ) 33 00:05:40,573 --> 00:05:43,910 あのとき すぐに 谷底に降りていればな… 34 00:05:45,712 --> 00:05:48,781 あったのは 黒蝗馬(こっこうば)の死骸と衣装のみ 35 00:05:48,881 --> 00:05:51,951 皇子と女用心棒の死体は なかった 36 00:05:52,051 --> 00:05:53,686 (ジン)あっ… 37 00:05:55,421 --> 00:05:57,657 (ゼン) 私がお止めせねば 今頃は… 38 00:05:57,957 --> 00:06:01,627 あのときは 俺でも 生きて帰れぬほどの 毒霧が出ていた 39 00:06:01,728 --> 00:06:03,796 正しい判断だ 40 00:06:04,530 --> 00:06:07,767 これで 皇子の 生存の確率は高まった 41 00:06:07,867 --> 00:06:10,970 あとは どうやって 皇子を見つけ出すか… 42 00:06:11,070 --> 00:06:14,140 その手段 考えておられるのか? 43 00:06:14,674 --> 00:06:15,908 無論だ 44 00:06:19,078 --> 00:06:21,013 (モン)急ぎ 宮に戻るぞ 45 00:06:21,114 --> 00:06:25,685 まずは 帝と聖導師様に このことを ご報告せねばならん 46 00:06:27,520 --> 00:06:30,757 サグム殿下も さぞ お喜びになるだろう 47 00:06:30,857 --> 00:06:31,958 (ジン)ん… 48 00:06:35,628 --> 00:06:36,629 (シュガ)ん…? 49 00:06:37,897 --> 00:06:39,432 (モン)シュガ様 50 00:06:40,800 --> 00:06:43,402 心してお聞きください 51 00:07:04,090 --> 00:07:07,894 (シュガ) あのとき せめて ひと言― 52 00:07:07,994 --> 00:07:13,533 “チャグム皇子は生きておられる”と そう伝えられていたら… 53 00:07:27,647 --> 00:07:29,182 聖導師様 54 00:07:29,882 --> 00:07:33,186 すでにご存じのとおり 私は秘倉に忍び入り― 55 00:07:33,486 --> 00:07:35,521 一人 碑文を 読み進めてまいりました 56 00:07:36,055 --> 00:07:39,926 そして ある重大な事実を 見いだしたのです 57 00:07:40,726 --> 00:07:45,598 建国正史(けんこくせいし)に語られる 我が新ヨゴ皇国建国の言い伝えに― 58 00:07:45,932 --> 00:07:47,900 大きな誤りがあったことを 59 00:07:48,000 --> 00:07:49,535 (一同)あ… 60 00:07:51,571 --> 00:07:54,507 (シュガ)建国正史は この国の民を統べるために― 61 00:07:54,607 --> 00:07:57,143 作り上げられた 偽りの物語 62 00:07:57,910 --> 00:08:02,515 そして水妖(すいよう)とは 本来 雲を吐き この地に恵みをもたらす― 63 00:08:02,615 --> 00:08:05,051 水の精霊だったのです 64 00:08:05,151 --> 00:08:10,056 うーむ… にわかには信じられん話だが… 65 00:08:10,923 --> 00:08:13,659 先住民であったヤクーたちは― 66 00:08:13,759 --> 00:08:16,896 聖祖トルガル帝が この地に降り立つ以前から― 67 00:08:16,996 --> 00:08:21,567 この世とは別の世 ナユグの 存在に気づいており― 68 00:08:21,901 --> 00:08:25,571 その はざまにおりし精霊の もたらす恵みのあることを― 69 00:08:25,671 --> 00:08:27,773 理解していたのです 70 00:08:28,541 --> 00:08:31,544 そのことに脅威を感じた カイナン・ナナイは― 71 00:08:31,644 --> 00:08:36,582 表向き 別の神話をねつ造することで ヤクーの伝承を絶やし― 72 00:08:36,682 --> 00:08:40,520 我らが新ヨゴ皇国の礎を 築いてくださった 73 00:08:41,754 --> 00:08:46,859 ですが 誤った伝承を伝えたまま きたるべき日が訪れては困ると― 74 00:08:46,959 --> 00:08:50,530 碑文ノ間を作り 我らに真実を託したのです 75 00:08:51,797 --> 00:08:56,035 あの地下の石碑の一文に こう うたわれた箇所がございました 76 00:08:57,069 --> 00:08:59,839 “星読みの職務に 就きし者たちは―” 77 00:08:59,939 --> 00:09:03,643 “100年ごとに起こりうるであろう 天災に備え―” 78 00:09:03,743 --> 00:09:09,582 “ここに記する文言を解読し 絶えず後世に語り継ぐべし”と 79 00:09:10,249 --> 00:09:14,620 今回の出来事は まさに 聖導師様が私に語られたとおり― 80 00:09:15,221 --> 00:09:20,860 政に気を取られすぎた 我ら星読みの 怠慢が招いた有事にございます 81 00:09:21,794 --> 00:09:25,698 その証拠に 碑文の示す事柄を追った結果― 82 00:09:25,798 --> 00:09:30,002 チャグム皇子の存命を ほぼ確認することができたのです 83 00:09:30,102 --> 00:09:33,005 皇子は今も 精霊の卵を宿したまま― 84 00:09:33,573 --> 00:09:36,576 この光扇京(こうせんきょう)のどこかで 暮らしております! 85 00:09:37,944 --> 00:09:39,011 (聖導師)む… 86 00:09:39,345 --> 00:09:44,850 では 仮に皇子に宿りしつきものが 水をもたらす精霊だとして― 87 00:09:44,951 --> 00:09:48,854 いまだ晴れぬ乾ノ相(かわきのそう)に関しては なんとする? 88 00:09:53,125 --> 00:09:57,930 このたびの乾ノ相は 水の精霊の 生まれ変わりに際し起こる― 89 00:09:58,030 --> 00:10:00,866 あらかじめ定められた 相にございます 90 00:10:01,701 --> 00:10:05,004 もし あのとき 皇子を暗殺していたら― 91 00:10:05,104 --> 00:10:08,040 昨日の豪雨はもとより もはや この地に二度と― 92 00:10:08,140 --> 00:10:10,910 水の恵みは もたらされなかったことでしょう 93 00:10:12,278 --> 00:10:15,147 (帝)シュガよ (シュガ)はっ… 94 00:10:15,247 --> 00:10:17,717 (帝)その話 誠であろうな? 95 00:10:19,018 --> 00:10:22,788 はい 私は そう確信しております 96 00:10:24,090 --> 00:10:27,727 では チャグムは 間違いなく 生きておるというのだな? 97 00:10:27,827 --> 00:10:28,828 はい 98 00:10:29,362 --> 00:10:32,331 まだ そのお姿を じかに拝見してはおりませぬが― 99 00:10:32,898 --> 00:10:34,367 間違いないかと 100 00:10:36,936 --> 00:10:38,170 そうか… 101 00:10:40,039 --> 00:10:44,276 もし 私めに チャグム皇子捜索の 権限をいただけたなら― 102 00:10:44,844 --> 00:10:47,346 数日の後に 皇子を見つけ出してまいります 103 00:10:47,647 --> 00:10:49,849 (狩人たち)ん… (聖導師)む… 104 00:10:52,652 --> 00:10:53,719 帝… 105 00:10:54,320 --> 00:10:56,856 私は 自身で思っていた以上に― 106 00:10:56,956 --> 00:11:01,060 政に うつつを 抜かしていたようでございます 107 00:11:01,394 --> 00:11:05,965 今の私にできることは 1つしかございません 108 00:11:06,265 --> 00:11:11,771 このシュガめに チャグム皇子捜索に 関わる全権をお与えください 109 00:11:11,871 --> 00:11:14,340 私からも お願い申し上げます 110 00:11:14,874 --> 00:11:16,342 何とぞ… 111 00:11:17,843 --> 00:11:20,312 分かった 思うようにするがよい 112 00:11:20,980 --> 00:11:23,015 (聖導師)ありがとうございます 113 00:11:25,718 --> 00:11:30,189 皇子捜索に際し 1つ お借りしたいものがございます 114 00:11:31,424 --> 00:11:34,093 何を借りたいと申すのじゃ 115 00:11:37,930 --> 00:11:39,231 (狩人たち)ん… 116 00:11:49,975 --> 00:11:52,378 (サヤ)あっ はい お茶 117 00:11:52,478 --> 00:11:54,313 (トーヤ)おっ ありがとう 118 00:11:56,115 --> 00:11:58,417 (タンダ) ずいぶん繁盛しているようだな 119 00:11:58,717 --> 00:11:59,718 (サヤ)いらっしゃいまし! 120 00:12:00,920 --> 00:12:02,788 (トーヤ)何だ タンダか 121 00:12:02,888 --> 00:12:04,423 (タンダ)何だは ないだろう 122 00:12:04,723 --> 00:12:06,859 今日は客として来たんだぞ 123 00:12:08,094 --> 00:12:09,862 これらの品を… 124 00:12:11,330 --> 00:12:15,468 ここに届けておいてほしいんだ できれば今日か あす中に 125 00:12:16,001 --> 00:12:17,136 できるかな? 126 00:12:19,038 --> 00:12:21,040 誰にものを言ってるんだよ 127 00:12:21,140 --> 00:12:24,777 俺は この街一番の 頼まれ屋だぜ? 128 00:12:26,078 --> 00:12:28,280 そうだったな じゃあ問題ない 129 00:12:28,380 --> 00:12:29,381 よろしくな 130 00:12:32,751 --> 00:12:33,419 ふう… 131 00:12:33,519 --> 00:12:35,087 (モン)シュガ様 (シュガ)あっ… 132 00:12:35,421 --> 00:12:38,491 (モン) そろそろ仕掛けようと思いますが 133 00:12:39,225 --> 00:12:41,393 機は お前たちに任せる 134 00:12:46,432 --> 00:12:49,135 (戸の開閉音) 135 00:12:57,877 --> 00:13:01,213 (トーヤ)今日中に用意できるけど その支度からすると― 136 00:13:01,313 --> 00:13:04,216 ねえさん どこか遠出する気かな? 137 00:13:04,316 --> 00:13:07,186 (タンダ) さあ そいつはどうかな 138 00:13:08,053 --> 00:13:12,525 あっ そういうことなら うまく 分からないように届けるよ 139 00:13:13,893 --> 00:13:16,996 これは あいつから預かった代金だ 140 00:13:17,329 --> 00:13:19,965 そいつは受け取れねえよ! 141 00:13:20,065 --> 00:13:24,236 こうやって 俺とサヤが店を持てたのは ねえさんのおかげなんだ 142 00:13:24,336 --> 00:13:27,940 本当は まだ使っちゃいけないって 言われてたのに… 143 00:13:28,040 --> 00:13:32,311 だから 少しぐらい 俺たちにも恩返しさせてくれよ 144 00:13:32,411 --> 00:13:35,080 そうか 分かった 145 00:13:35,447 --> 00:13:37,249 じゃあ そう伝えておくよ 146 00:13:37,816 --> 00:13:39,818 (トーヤ)そう来なくっちゃ (タンダ)ハハッ 147 00:13:40,085 --> 00:13:41,520 じゃ 頼んだぞ 148 00:13:41,820 --> 00:13:43,956 (トーヤ)あいよ 任せとけって 149 00:13:44,323 --> 00:13:45,991 毎度! 150 00:13:47,560 --> 00:13:49,128 あれ? 棟りょう! 151 00:13:49,828 --> 00:13:52,932 今日はどうしたんです? こんな時間に 152 00:13:53,432 --> 00:13:57,303 実は さるお屋敷で 大きな改築を頼まれてな 153 00:13:58,003 --> 00:14:00,072 (戸の開閉音) (ゼン)今日はその準備に追われている 154 00:14:00,172 --> 00:14:02,274 ひのきを 大量に買い付けたいんだが― 155 00:14:02,374 --> 00:14:05,611 確か お前のところは 木材も扱えたな? 156 00:14:05,911 --> 00:14:07,246 (トーヤ)もちろんですよ! 157 00:14:07,613 --> 00:14:12,351 だてに頼まれ屋の看板 上げてるわけじゃありませんからね! 158 00:14:12,451 --> 00:14:14,553 まっ 話は中で 159 00:14:17,189 --> 00:14:19,525 しかし驚かされる 160 00:14:19,625 --> 00:14:23,095 5日で 報告にあった頼まれ屋を 見つけ出し― 161 00:14:23,195 --> 00:14:26,532 3日で あそこまで 警戒心を解くとは… 162 00:14:27,032 --> 00:14:31,503 狩人は 腕の立つ武人であれば 務まるというわけではありません 163 00:14:32,104 --> 00:14:35,507 諜報こそが むしろ我らの本懐 164 00:14:35,608 --> 00:14:37,309 そうだったな 165 00:14:37,977 --> 00:14:43,249 しかし あの女用心棒がチャグム皇子と 光扇京で暮らすためには― 166 00:14:43,349 --> 00:14:46,952 頼まれ屋の存在が欠かせぬ ということは分かったが― 167 00:14:47,052 --> 00:14:48,587 次はどうする? 168 00:14:49,221 --> 00:14:51,924 じかに姿を現すとは思えんが 169 00:14:52,892 --> 00:14:56,896 黙って見ていてくだされば すぐに片はつきます 170 00:15:03,335 --> 00:15:06,238 (トーヤ)期日が7日後ってんなら 間に合わせますよ? 171 00:15:06,939 --> 00:15:09,141 手付けには これで足りるか? 172 00:15:09,241 --> 00:15:12,077 十分です ありがとうございます 173 00:15:12,444 --> 00:15:16,015 ちょっと待っててください 手形切りますんで 174 00:15:18,350 --> 00:15:20,552 (戸の開閉音) 175 00:15:22,488 --> 00:15:23,589 動いた 176 00:16:03,662 --> 00:16:05,364 どうぞ (ゼン)うむ 177 00:16:11,470 --> 00:16:13,172 (トーヤ)おっと 178 00:16:14,173 --> 00:16:16,408 お待たせしました 手形にございます 179 00:16:17,242 --> 00:16:21,146 それでは 7日後に 必ず ご所望の品をお届けしますんで 180 00:16:21,246 --> 00:16:23,248 うむ 任せたぞ 181 00:16:25,651 --> 00:16:27,319 ご苦労だった 182 00:16:44,370 --> 00:16:47,639 あの短時間に 全てを暗記したというのか…? 183 00:16:59,018 --> 00:17:02,654 (バルサ)この距離だと ゆっくり見積もって 片道2日 184 00:17:02,755 --> 00:17:05,024 正味5日ってとこか 185 00:17:08,727 --> 00:17:10,763 ちょっと心もとないね… 186 00:17:13,766 --> 00:17:16,168 (チャグム)うーん… (バルサ)チャグム 187 00:17:16,268 --> 00:17:18,103 (チャグム)ん? (バルサ)扇(おうぎ)の下(しも)まで出かけるよ 188 00:17:18,504 --> 00:17:20,739 旅の資金も調達したいし― 189 00:17:21,040 --> 00:17:23,809 お前の脚半と カッルも買ってやろう 190 00:17:24,109 --> 00:17:25,244 分かった 191 00:17:29,515 --> 00:17:31,350 ライ ヒョク (ライ・ヒョク)はっ 192 00:17:31,450 --> 00:17:33,185 タガ スン (タガ・スン)はっ! 193 00:17:33,585 --> 00:17:37,122 この場所を 2人組で順番に当たれ (一同)はっ 194 00:17:37,222 --> 00:17:39,258 短槍(たんそう)使いの隠れ家を見つけたら― 195 00:17:39,358 --> 00:17:42,494 必ず 1人を見張りに残し すぐ連絡しろ 196 00:17:42,594 --> 00:17:45,497 我ら全員で 一斉に奇襲をかける 197 00:17:45,597 --> 00:17:48,400 単独で仕掛けることは 絶対に許さん 198 00:17:48,734 --> 00:17:51,804 今度こそ確実にしとめるぞ (一同)はっ! 199 00:17:52,104 --> 00:17:55,407 あとの者は ここに残り 頼まれ屋を見張る 200 00:17:59,411 --> 00:18:01,780 私からは 何も言うことはない 201 00:18:02,081 --> 00:18:07,686 あとは任せるが 皇子奪還の際には 必ず私を同行させてくれ 202 00:18:08,253 --> 00:18:11,557 お前たちは 暗殺の際 皇子に顔を見られている 203 00:18:12,091 --> 00:18:15,561 私がいなければ チャグム皇子も恐れるだろうからな 204 00:18:15,661 --> 00:18:19,098 皇子の身を案じているのは あなた様だけではござらん 205 00:18:19,431 --> 00:18:21,133 やめろ ジン 206 00:18:21,600 --> 00:18:23,235 承知いたしました 207 00:18:23,335 --> 00:18:25,671 して シュガ様は どうされますかな? 208 00:18:25,771 --> 00:18:29,608 短槍使いの隠れ家は 今日にも 見つかるやもしれませぬが― 209 00:18:29,708 --> 00:18:31,410 3日後になるやも… 210 00:18:31,510 --> 00:18:33,445 (シュガ) 私は 一度宮に戻り― 211 00:18:33,545 --> 00:18:36,849 碑文を さらに読み進める 手はずを整える 212 00:18:37,149 --> 00:18:41,620 チャグム皇子が戻りしだい 皇子の奇跡の生還を演出し― 213 00:18:41,720 --> 00:18:45,891 いまだ その死を 公にして 差し上げることすらかなわぬ― 214 00:18:46,191 --> 00:18:50,262 サグム殿下の国葬も 同時に 執り行わなければならんからな 215 00:18:50,596 --> 00:18:52,831 そのための理由づけが必要となる 216 00:18:53,132 --> 00:18:57,669 場合によっては 建国正史すら 書き換えねばならんのだ 217 00:18:59,171 --> 00:19:02,207 分かりました 必ずお呼びいたします 218 00:19:03,509 --> 00:19:04,643 頼んだぞ 219 00:19:39,344 --> 00:19:42,581 どこまで行くんだ? (バルサ)行けば分かるさ 220 00:19:55,627 --> 00:19:57,529 頼まれ屋が店を空けるぞ 221 00:19:59,932 --> 00:20:01,500 (サヤ)いってらっしゃい (トーヤ)ああ 222 00:20:02,267 --> 00:20:07,406 (モン)小僧自らが荷を担いで 店を空けるのは 初めてのことだな 223 00:20:07,773 --> 00:20:09,408 ユン! (ユン)はっ 224 00:20:09,942 --> 00:20:12,244 (モン) ゼンは少し距離を置いて尾行しろ 225 00:20:12,511 --> 00:20:14,780 お前は 頼まれ屋に 顔を知られている 226 00:20:14,880 --> 00:20:18,717 だが いざというときは 棟りょうを装い 情報を引き出せ 227 00:20:18,817 --> 00:20:19,818 はっ 228 00:20:26,291 --> 00:20:27,426 (チャグム)ここは… 229 00:20:27,526 --> 00:20:30,596 (バルサ)そう お墓さ ついてきな 230 00:20:48,547 --> 00:20:50,649 確か ここだったね… 231 00:20:54,920 --> 00:20:56,588 あっ! バルサ 232 00:20:56,688 --> 00:20:58,857 何してるんだ? 怒られるぞ 233 00:21:11,370 --> 00:21:13,005 (チャグム)え? (バルサ)家に置いとくのも― 234 00:21:13,305 --> 00:21:17,643 物騒だし いちいち 持って歩くのも面倒だからね 235 00:21:17,743 --> 00:21:20,879 こうやって あっちこっちに隠してあるのさ 236 00:21:21,847 --> 00:21:22,848 お金? 237 00:21:23,282 --> 00:21:26,652 今まで 用心棒稼業もせずに 暮らしてこられたのは― 238 00:21:26,752 --> 00:21:28,920 こういう秘密があったのさ 239 00:21:29,488 --> 00:21:30,689 (チャグム)なるほど 240 00:21:30,789 --> 00:21:32,724 “もずの はやにえ”のようなものか 241 00:21:32,824 --> 00:21:34,493 ん? はやにえ? 242 00:21:34,593 --> 00:21:38,297 ああ そうかもな うまい言葉 知ってんだな 243 00:21:38,597 --> 00:21:39,865 えっへへへ… 244 00:21:44,603 --> 00:21:47,472 (バルサ)トウミ村までは ちょっとした旅になる 245 00:21:47,806 --> 00:21:50,475 結構歩くから覚悟しときな 246 00:21:50,575 --> 00:21:53,378 (チャグム)新しい脚半と カッルがあれば 大丈夫だよ! 247 00:21:54,313 --> 00:21:57,749 どうだかね もう おんぶしてやらないよ 248 00:21:58,517 --> 00:22:00,719 むっ 大丈夫だよ 249 00:22:06,591 --> 00:22:07,592 (バルサ)ん? 250 00:22:08,026 --> 00:22:10,729 (チャグム)うわっ! (バルサ)ああ ごめん ごめん 251 00:22:11,363 --> 00:22:13,665 これでヘキムームでも買ってきな 252 00:22:13,765 --> 00:22:15,600 えっ いいの? 253 00:22:15,701 --> 00:22:18,637 ああ あしたからは しばらく食べられないからね 254 00:22:18,737 --> 00:22:20,906 うまく値切って いっぱい買ってきな! 255 00:22:21,006 --> 00:22:22,741 わあ うん! 256 00:22:23,709 --> 00:22:26,044 (チャグムの足音) 257 00:23:08,520 --> 00:23:13,525 ♪~ 258 00:24:37,075 --> 00:24:42,080 ~♪