1 00:00:32,938 --> 00:00:37,776 (尾高惇忠) 異人の商館のある横浜を焼き討ちにする。 2 00:00:37,776 --> 00:00:42,014 (渋沢喜作)焼き討ち? そうだ。 3 00:00:42,014 --> 00:00:47,886 栄一たちは 外国人居留地を焼き討ちにし➡ 4 00:00:47,886 --> 00:00:56,028 ひいては 幕府を転覆させる計画を立て 実行に移そうとしていました。 5 00:00:56,028 --> 00:00:58,228 (渋沢栄一)とっさま。 6 00:01:02,701 --> 00:01:09,041 俺を… この中の家から勘当してください。 7 00:01:09,041 --> 00:01:14,041 (渋沢ゑい)え? 家を出て 天下のために働きてえと思う。 8 00:01:15,914 --> 00:01:20,386 (渋沢千代)私からもお願いいたします。 9 00:01:20,386 --> 00:01:27,259 (渋沢市郎右衛門) 俺は政がどんなに悪かろうが➡ 10 00:01:27,259 --> 00:01:30,996 百姓の分は守り通す。➡ 11 00:01:30,996 --> 00:01:34,796 お前はお前の道を行け。 12 00:01:36,502 --> 00:01:39,202 ありがとうございます。 13 00:01:53,919 --> 00:01:56,119 (吉岡なか)かっさま。 14 00:02:00,159 --> 00:02:04,530 (渋沢てい)千代さん 本当によかったの? 15 00:02:04,530 --> 00:02:06,465 (なか)いいわきゃあねぇがね。 16 00:02:06,465 --> 00:02:09,168 うただって小せえんに。 17 00:02:09,168 --> 00:02:13,872 とっさまも何で止めねんだがねえ。 18 00:02:13,872 --> 00:02:16,375 実はね…➡ 19 00:02:16,375 --> 00:02:22,375 とっさまも 若ぇ頃は お武家様になりたがってたんだよ。 20 00:02:24,049 --> 00:02:29,855 とっさまは 元は東の家の三男坊だろ。 21 00:02:29,855 --> 00:02:39,998 若い頃は 家を継ぐ必要もねぇからって 本ばっかり読んで 武芸を学んで➡ 22 00:02:39,998 --> 00:02:43,869 いつかお武家様になるんだって ずうっと言ってたんだよ。 23 00:02:43,869 --> 00:02:52,578 ♬~ 24 00:02:52,578 --> 00:02:58,350 (ゑい) 婿に入られてからは百姓に専念されて➡ 25 00:02:58,350 --> 00:03:04,156 なかが生まれる前に 一遍だけ 聞いてみたことがあるんだ。 26 00:03:04,156 --> 00:03:08,994 お武家様にならなくて よかったんですかって。➡ 27 00:03:08,994 --> 00:03:11,363 そしたら…。 28 00:03:11,363 --> 00:03:15,234 (市郎右衛門)運よくお武家様の端くれに 加わったとしても➡ 29 00:03:15,234 --> 00:03:19,104 才覚で出世ができるわけでもねぇ。➡ 30 00:03:19,104 --> 00:03:23,942 その点 百姓は この腕で勝負ができる。➡ 31 00:03:23,942 --> 00:03:29,642 こっちの方が よほどやりがいがあらぁ。 ハハハハハハ…。 32 00:03:32,317 --> 00:03:35,117 お前様…。 33 00:03:38,123 --> 00:03:40,323 そうですか。 34 00:03:42,327 --> 00:03:48,200 はぁ とっさまは 百姓の仕事に誇りを持ってるんだね。 35 00:03:48,200 --> 00:03:55,007 まっこと男の中の男 百姓の中の百姓だに。 36 00:03:55,007 --> 00:03:58,877 だから… あの人も根っこのとこで➡ 37 00:03:58,877 --> 00:04:03,148 栄一の気持ちが 分かってしまったのかもしんねぇ。 38 00:04:03,148 --> 00:04:25,648 ♬~ 39 00:04:30,042 --> 00:04:35,042 さっきは ありがとう。 40 00:04:42,988 --> 00:04:50,688 お前様… 一つだけお願いがございます。 41 00:04:53,498 --> 00:04:59,498 うたを 抱いてやっていただけませんか。 42 00:05:04,009 --> 00:05:10,709 うたが生まれてから お前様は まだ一度も うたを抱いておりません。 43 00:05:17,556 --> 00:05:21,159 あなたの子です。 44 00:05:21,159 --> 00:05:28,859 どうか旅立たれる前に 一度でも お前様のぬくもりを…。 45 00:05:50,489 --> 00:06:16,014 ♬~ 46 00:06:16,014 --> 00:06:20,886 栄一と喜作は 再び江戸に来ていました。 47 00:06:20,886 --> 00:06:40,105 ♬~ 48 00:06:40,105 --> 00:06:43,105 おい。 おお。 49 00:06:45,978 --> 00:06:47,978 おい! 50 00:06:53,118 --> 00:06:55,118 待たぬか! 51 00:06:57,656 --> 00:06:59,656 痛っ…。 52 00:07:03,528 --> 00:07:06,832 (平岡円四郎) 見たところ田舎っぺぇの百姓だが➡ 53 00:07:06,832 --> 00:07:11,832 追われてっとこを見ると 何か悪いことでもしてたのか。 54 00:07:14,706 --> 00:07:20,506 (円四郎) 悪いが ちい~っとばかり話があるんだ。 55 00:07:25,017 --> 00:10:15,717 ♬~ 56 00:10:21,993 --> 00:10:24,896 悪ぃことは 何一つしておりません。 57 00:10:24,896 --> 00:10:26,865 ほう。 58 00:10:26,865 --> 00:10:32,003 俺は百姓ではありますが ある志を抱き➡ 59 00:10:32,003 --> 00:10:37,003 この先 命をかけ戦うつもりでおります。 60 00:10:39,344 --> 00:10:43,014 それを邪魔されるわけにはいがねぇ。 61 00:10:43,014 --> 00:10:46,351 だから恥ずかしながら逃げたんです。 62 00:10:46,351 --> 00:10:51,523 ほほう。 百姓が命をかけて戦うってか? 63 00:10:51,523 --> 00:10:54,223 はい そうです。 64 00:10:56,027 --> 00:11:00,532 俺は 百姓の志が➡ 65 00:11:00,532 --> 00:11:03,732 お武家様のそれより下とは 思っておりません。 66 00:11:05,870 --> 00:11:10,742 俺たちは ふだんは鍬を振り 藍を売り➡ 67 00:11:10,742 --> 00:11:16,242 その合間に もうけた金で 日の本のために戦う支度をしております。 68 00:11:18,583 --> 00:11:25,724 百姓だろうが商い人だろうが 立派な志を持つものは いくらでもいる。 69 00:11:25,724 --> 00:11:32,831 それが生まれつきの身分だけで ものも言えねぇのがこの世なら…➡ 70 00:11:32,831 --> 00:11:37,531 俺はやっぱり この世をぶっつぶさねばならねぇ! 71 00:11:41,339 --> 00:11:44,843 なるほど。 72 00:11:44,843 --> 00:11:47,543 こりゃあ おかしれぇや。 73 00:11:50,715 --> 00:11:52,715 おかしれぇ? 74 00:11:55,153 --> 00:11:57,153 御免! 75 00:11:59,024 --> 00:12:02,360 喜作! おぉ 栄一! 76 00:12:02,360 --> 00:12:07,165 そ… そうだい。 俺たちには大事な仲間もおります。 77 00:12:07,165 --> 00:12:12,971 もしも… もしも ここから逃がしていただけねえのなら…。 78 00:12:12,971 --> 00:12:16,174 あぁ 心意気は分かったから やめとけ。 79 00:12:16,174 --> 00:12:21,546 そいつが おめえらを みじん切りにするだけだ。 80 00:12:21,546 --> 00:12:25,717 それによ こちとら斬る気はねぇ。 81 00:12:25,717 --> 00:12:28,620 話がしたかっただけだ。 82 00:12:28,620 --> 00:12:34,426 ただ そんなでっけぇ志があるってんなら…➡ 83 00:12:34,426 --> 00:12:39,364 おめえら いっそ 俺のもとに仕えてみてはどうだ。 84 00:12:39,364 --> 00:12:41,499 へ? 85 00:12:41,499 --> 00:12:45,670 (円四郎)今 ちょうど 家臣を探してたとこなんだ。 86 00:12:45,670 --> 00:12:48,573 おめえらの狙いが何かは知らねぇが…➡ 87 00:12:48,573 --> 00:12:54,679 おめえが思うよりずっと 世の中は大きく動いておる。 88 00:12:54,679 --> 00:12:58,516 だがお前の言うとおり 百姓の身分では➡ 89 00:12:58,516 --> 00:13:01,853 もとより それを 見ることも知ることもできぬであろう。 90 00:13:01,853 --> 00:13:07,158 でっけぇことをしてぇなら まあ文句はあるだろうが➡ 91 00:13:07,158 --> 00:13:10,528 武士になっちまった方がいい。 92 00:13:10,528 --> 00:13:12,864 武士に? そうだ。 93 00:13:12,864 --> 00:13:14,799 それに もし万が一➡ 94 00:13:14,799 --> 00:13:20,038 おめえらが ぶっつぶしてえっていうのが ご公儀だというなら…➡ 95 00:13:20,038 --> 00:13:25,710 我が殿がいる所は 江戸のお城のど真ん中だ。 96 00:13:25,710 --> 00:13:30,181 手っとり早くぶっつぶしに行くには もってこいの場所だぜ。 97 00:13:30,181 --> 00:13:32,484 どうだい? 98 00:13:32,484 --> 00:13:38,184 どうせ でっけぇことをしてみてぇなら 俺のとこ来なよ。 99 00:13:44,996 --> 00:13:49,868 いやぁ 思いもかけねぇお言葉ですが➡ 100 00:13:49,868 --> 00:13:56,007 俺たちには田舎に仲間もいるし… な? 101 00:13:56,007 --> 00:13:58,807 あぁ そうです。 102 00:14:01,146 --> 00:14:07,352 あぁ… そりゃ惜しいねぇ。➡ 103 00:14:07,352 --> 00:14:10,388 じゃ 帰るか。 104 00:14:10,388 --> 00:14:14,225 失礼ですが あなた様のお名前は…。 105 00:14:14,225 --> 00:14:17,028 そうだ お名前は…。 (円四郎)バカ野郎! 106 00:14:17,028 --> 00:14:20,828 人に名前を聞くんだったら 先に名乗らねぇか! 107 00:14:23,902 --> 00:14:28,039 渋沢栄一と申します! 渋沢喜作と申します! 108 00:14:28,039 --> 00:14:30,875 (円四郎)へえ~ 兄弟なのかい? 109 00:14:30,875 --> 00:14:33,645 あ いや いとこです。 いや いとこ…。 110 00:14:33,645 --> 00:14:35,845 そうかい。 111 00:14:38,116 --> 00:14:45,323 某は一橋家家臣 平岡円四郎と申す。 112 00:14:45,323 --> 00:14:47,258 一橋家家臣? 113 00:14:47,258 --> 00:14:51,996 あ~あ。 いい話だと思ったんだがな。 114 00:14:51,996 --> 00:14:54,899 やらなきゃならねえことが あるってんなら しょうがねぇや。 115 00:14:54,899 --> 00:14:56,899 (戸が開く音) 116 00:14:59,871 --> 00:15:03,007 (中根長十郎)ここにおったか。 117 00:15:03,007 --> 00:15:06,511 平岡 殿がお捜しだ。 早く参れ。 118 00:15:06,511 --> 00:15:09,011 おっと そりゃまずいや…。 119 00:15:11,382 --> 00:15:14,252 つきあわせて悪かったなぁ。 120 00:15:14,252 --> 00:15:19,090 あぁ… おい いつか気が変わったら来な。 121 00:15:19,090 --> 00:15:21,359 悪いようにはしねぇから。 122 00:15:21,359 --> 00:15:32,804 ♬~ 123 00:15:32,804 --> 00:15:36,107 今 一橋家と言ったか? 124 00:15:36,107 --> 00:15:39,978 あの御三卿の一橋家か? 125 00:15:39,978 --> 00:15:45,116 だとすれば あのお方の言ってた殿ってのは➡ 126 00:15:45,116 --> 00:15:49,116 水戸烈公のご子息の一橋様だいなぁ。 127 00:15:50,822 --> 00:15:58,322 は~… そんなとこのお方が 俺たちを召し抱えたいとは…。 128 00:16:01,132 --> 00:16:03,832 バカ… 何言ってんだ! 分かってらい。 129 00:16:05,503 --> 00:16:08,006 (円四郎)久しぶりに おかしれぇのに会ってきたぜ。 130 00:16:08,006 --> 00:16:09,941 (やす)あんた それより…。 131 00:16:09,941 --> 00:16:15,346 これが百姓なんだがよ 談じてみるってえと至っておかしれぇ。 132 00:16:15,346 --> 00:16:18,850 その上 どうやら その辺の直参にも負けねぇくれぇ➡ 133 00:16:18,850 --> 00:16:22,353 実に国の行く末を 案じているときたもんだ。 134 00:16:22,353 --> 00:16:25,023 あら お百姓さんに会ってきたのかい? 135 00:16:25,023 --> 00:16:30,528 そうよ。 一橋の家臣に よさそうなのが いねえか いろいろ探したんだが➡ 136 00:16:30,528 --> 00:16:35,366 今日会った渋沢ってのは 図抜けておかしろいぜ。 137 00:16:35,366 --> 00:16:38,970 しぶさわ? でもなぁ➡ 138 00:16:38,970 --> 00:16:44,776 あの無謀っぷりじゃなあ… きっと長生きはしねえだろうなぁ。 139 00:16:44,776 --> 00:16:47,312 多少剣が使えたって 所詮は百姓だ。 140 00:16:47,312 --> 00:16:52,483 「うわぁ」っていったとこで「ドウッ」て あっさり斬られちまうのが落ちだ。 141 00:16:52,483 --> 00:16:57,322 あ~ 惜しいねえ。 死んじまうだろうなぁ。 142 00:16:57,322 --> 00:16:59,657 死なねえといいんだがなぁ…。 143 00:16:59,657 --> 00:17:02,126 ≪(川路聖謨)おめぇこそ 用心しろい。 144 00:17:02,126 --> 00:17:05,626 川路様! そうだよ さっきお寄りくださってさ。 145 00:17:08,499 --> 00:17:10,435 (よね)お帰りなさいまし。 146 00:17:10,435 --> 00:17:16,240 川路様。 あ 川路様も確か 外国方にお戻りになったとか。 147 00:17:16,240 --> 00:17:23,014 水戸や長州や薩摩がバカやったせいで 毎日 外国から袋だたきだったぜ。 148 00:17:23,014 --> 00:17:26,017 しかし もう ご公儀を存分にお守りするには➡ 149 00:17:26,017 --> 00:17:29,787 身が思うように動かねぇ。 そろそろ隠居だ。 150 00:17:29,787 --> 00:17:32,290 あれまぁ もったいないこと。 151 00:17:32,290 --> 00:17:36,094 ありがとよ やす。 ハハ。 152 00:17:36,094 --> 00:17:41,394 それより 嫌なうわさを聞いた。 153 00:17:42,967 --> 00:17:49,974 水戸の過激なやつらが おめぇの命を狙ってるってぇ話だ。 154 00:17:49,974 --> 00:17:54,812 水戸の連中は 一橋様が お父上の烈公と同じ➡ 155 00:17:54,812 --> 00:17:57,649 攘夷論者だと思い込んでる。 156 00:17:57,649 --> 00:18:00,318 なのに攘夷をしねぇのは➡ 157 00:18:00,318 --> 00:18:04,122 御用人の誰かの入れ知恵に 違いねぇって考えてるんだ。 158 00:18:04,122 --> 00:18:07,492 おっと そりゃ 買いかぶり過ぎってえもんですぜ。 159 00:18:07,492 --> 00:18:13,131 あの剛情なお方が 俺なんかの入れ知恵を そうやすやすと聞き入れるわけがねぇ。 160 00:18:13,131 --> 00:18:16,034 そうですよ。 この人なんて 開国した今でも➡ 161 00:18:16,034 --> 00:18:19,904 「あぁ 異国人は怖ぇなぁ」なんて こそこそ言ってるってえのに。 162 00:18:19,904 --> 00:18:22,507 それを言うなよ おめえ。 だって フフフ…。 163 00:18:22,507 --> 00:18:26,010 俺はよぅ 円四郎➡ 164 00:18:26,010 --> 00:18:32,283 烈公や東湖先生が生み出した 攘夷って思想が➡ 165 00:18:32,283 --> 00:18:35,086 長い時がたつうちに変異して➡ 166 00:18:35,086 --> 00:18:39,624 とんでもねぇはやり病に なっちまった気がしてる。➡ 167 00:18:39,624 --> 00:18:46,397 その熱に一旦浮かされちまうと そうやすやすとは治まらねぇのさ。 168 00:18:46,397 --> 00:18:49,897 はやり病ねぇ。 169 00:18:55,640 --> 00:18:59,940 やがて 赤城おろしが吹き始め…。 170 00:19:02,980 --> 00:19:07,318 攘夷決行の日が近づいていました。 171 00:19:07,318 --> 00:19:27,004 ♬~ 172 00:19:27,004 --> 00:19:29,340 (尾高平九郎)あにぃ!➡ 173 00:19:29,340 --> 00:19:32,640 あにぃが 長七郎あにぃが帰ってきた! 174 00:19:35,613 --> 00:19:37,648 長七郎! (真田範之助)尾高よ! 175 00:19:37,648 --> 00:19:40,485 長七郎 待ちわびたぞ! 176 00:19:40,485 --> 00:19:44,088 これで百人力だい! おう! 177 00:19:44,088 --> 00:19:48,088 よく戻った 長七郎。 座れ。 178 00:19:51,629 --> 00:19:55,800 知ってのとおり 来月12日➡ 179 00:19:55,800 --> 00:20:01,606 死を覚悟した我ら69人で 高崎城を乗っ取り➡ 180 00:20:01,606 --> 00:20:06,978 横浜へ向かい 焼き討ちして異人を斬り殺す。 181 00:20:06,978 --> 00:20:10,314 武器も不足なくそろった。 182 00:20:10,314 --> 00:20:13,651 道場には 刀が70振りと槍が30本…。 183 00:20:13,651 --> 00:20:16,320 (尾高長七郎)これは暴挙だ。 (惇忠)ん? 184 00:20:16,320 --> 00:20:19,120 今 何と言った? 長七郎。 185 00:20:20,992 --> 00:20:24,862 あにぃの謀は間違っている。 186 00:20:24,862 --> 00:20:28,499 俺は同意できぬ。 何? 187 00:20:28,499 --> 00:20:34,138 (長七郎)70やそこらの烏合の衆が 立ち上がったところで何ができる? 188 00:20:34,138 --> 00:20:40,344 幕府を倒す口火どころか 百姓一揆にもならねぇ。 189 00:20:40,344 --> 00:20:43,014 百姓一揆にもならねぇ!? 190 00:20:43,014 --> 00:20:45,917 (範之助)おのれ 尾高! (中村三平)この卑怯者! 191 00:20:45,917 --> 00:20:47,917 待て! 192 00:20:49,687 --> 00:20:54,387 ならば 100人集まればいいのか? それとも1, 000人か? 193 00:20:56,027 --> 00:21:00,698 ならば大丈夫だ。 俺たちは69人だけじゃねぇ。 194 00:21:00,698 --> 00:21:04,368 立ち上がれば俺たちの意気に応じて あまたの兵が集まって…。 195 00:21:04,368 --> 00:21:06,304 いいや 集まらねぇ! 196 00:21:06,304 --> 00:21:10,708 こんな子供だましの愚かな謀は 即刻やめるべきだと言っているんだ! 197 00:21:10,708 --> 00:21:14,378 何だと! 待て 喜作。 198 00:21:14,378 --> 00:21:16,314 なぜそう思う? 長七郎。➡ 199 00:21:16,314 --> 00:21:22,014 長州や薩摩も エゲレスやフランスと 立派に戦ったというではないか。 200 00:21:24,055 --> 00:21:26,390 立派? 201 00:21:26,390 --> 00:21:30,995 立派どころか 薩摩はエゲレスの軍艦に撃ち込まれ➡ 202 00:21:30,995 --> 00:21:33,664 もう攘夷を捨てた。 203 00:21:33,664 --> 00:21:35,600 それだけじゃねぇ。 204 00:21:35,600 --> 00:21:39,537 8月には大和で 1, 000人以上もの 手だれの同志が挙兵したが➡ 205 00:21:39,537 --> 00:21:42,673 あっという間に敗れた。 206 00:21:42,673 --> 00:21:47,545 おもだったものは皆 無残に死んだ。 207 00:21:47,545 --> 00:21:52,383 長州も攘夷派の公家衆も皆 京から追い出され➡ 208 00:21:52,383 --> 00:21:57,221 雨の中 逃げ落ちたんだ。 209 00:21:57,221 --> 00:22:02,221 しかも その命を下したのは 天子様だという。 210 00:22:03,961 --> 00:22:08,799 天子様は攘夷の志士よりも幕府を選んだ。 211 00:22:08,799 --> 00:22:12,169 なぜだ…? 212 00:22:12,169 --> 00:22:17,969 天子様のための義挙が なぜこんなことに…。 213 00:22:21,178 --> 00:22:25,383 こんな時勢で誰が俺たちに加勢する? 214 00:22:25,383 --> 00:22:29,887 あにぃの謀は訥庵先生に劣らず 乱暴千万だ! 215 00:22:29,887 --> 00:22:32,187 (範之助)尾高先生に何を言うか! 216 00:22:34,659 --> 00:22:37,995 命が惜しくなったのか。 217 00:22:37,995 --> 00:22:39,995 長七郎! 218 00:22:44,869 --> 00:22:50,574 日の本は幕府のもんでも 公家や大名のもんでもねぇ。 219 00:22:50,574 --> 00:22:56,147 百姓や町人やみんなのもんだ。 220 00:22:56,147 --> 00:22:59,850 だから俺たちは それを救うために➡ 221 00:22:59,850 --> 00:23:03,721 世間の笑い者になろうが 愚かと言われようが➡ 222 00:23:03,721 --> 00:23:10,361 たとえ死んでも 一矢報いてやろうと 覚悟したんでねぇか! 223 00:23:10,361 --> 00:23:15,700 そうだ。 なぜ今更そんなことを言う? 224 00:23:15,700 --> 00:23:20,571 おめえはいつも俺たちの前に立ち 俺たちを引っ張ってくれた。 225 00:23:20,571 --> 00:23:26,771 誰よりこの国のために 命を投げ出す覚悟だったじゃねぇか。 226 00:23:30,982 --> 00:23:33,985 (範之助)いいや。 いくら剣が強くても➡ 227 00:23:33,985 --> 00:23:38,723 心根が腐ってしまっては 何の役にも立たぬ。 228 00:23:38,723 --> 00:23:43,327 これ以上 文句を言うなら俺は…➡ 229 00:23:43,327 --> 00:23:45,262 お主を斬る。 230 00:23:45,262 --> 00:23:47,462 (惇忠)やめろ 真田! 231 00:23:50,501 --> 00:23:53,501 俺の命は惜しくはない。 232 00:23:55,673 --> 00:23:58,576 裏切り者と怨むのなら➡ 233 00:23:58,576 --> 00:24:02,847 甘んじてお前たちの刃で死んでやろう。 234 00:24:02,847 --> 00:24:04,782 何してんだよ 長七郎! 235 00:24:04,782 --> 00:24:09,020 お前たちが暴挙で そろって打ち首になるよりはましだ!➡ 236 00:24:09,020 --> 00:24:14,825 俺は命を捨ててでも お前たちを思いとどまらせる。 237 00:24:14,825 --> 00:24:16,761 いや 俺は決してやめねぇ! 238 00:24:16,761 --> 00:24:19,363 だったら殺せ! 239 00:24:19,363 --> 00:24:22,163 刺し違えてでも行がせねぇぞ! 240 00:24:26,704 --> 00:24:30,975 むざむざ命を捨てるなと…➡ 241 00:24:30,975 --> 00:24:36,675 無駄死にするなと言ったのは お前ではないか 栄一! 242 00:24:39,650 --> 00:24:44,989 俺は 河野たちは国のために➡ 243 00:24:44,989 --> 00:24:48,689 天子様のために 命を捨てたのだと思っていた。 244 00:24:52,329 --> 00:24:56,000 しかし今は…➡ 245 00:24:56,000 --> 00:25:01,500 あいつらが何のために 死んでしまったのか分からねぇ。 246 00:25:04,708 --> 00:25:11,348 俺は今 ただ…➡ 247 00:25:11,348 --> 00:25:21,848 ただもう お前たちの尊い命を 犬死にで終わらせたくねぇんだ! 248 00:25:27,364 --> 00:25:32,064 なぜ… なぜそれが分からねぇ…。 249 00:25:36,640 --> 00:25:40,511 ああっ… あ~! 250 00:25:40,511 --> 00:25:42,980 あ~…。 251 00:25:42,980 --> 00:25:58,329 (泣き声) 252 00:25:58,329 --> 00:26:04,835 ≪(泣き声) 253 00:26:04,835 --> 00:26:17,014 ♬~ 254 00:26:17,014 --> 00:26:19,014 (惇忠)真田殿。 255 00:26:22,686 --> 00:26:29,460 俺はきっともう 違う道を行く。 256 00:26:29,460 --> 00:27:07,498 ♬~ 257 00:27:07,498 --> 00:27:12,198 焼き討ちは取りやめになりました。 258 00:27:33,090 --> 00:27:35,090 お前様…。 259 00:28:15,666 --> 00:28:19,136 話していて すぐに気が付いたんだ。 260 00:28:19,136 --> 00:28:22,336 長七郎の方が正しいと。 261 00:28:24,942 --> 00:28:28,879 すぐには呑み込めなかった。 262 00:28:28,879 --> 00:28:33,651 でも間違ってた。 浅はかだった。 263 00:28:33,651 --> 00:28:37,655 俺は間違ってたんだ。 264 00:28:37,655 --> 00:28:41,955 自分の信じた道が間違っていたなんて…。 265 00:28:50,634 --> 00:28:52,834 それだけじゃねぇ。 266 00:28:54,471 --> 00:28:57,374 俺はとんだ臆病者だ。 267 00:28:57,374 --> 00:29:04,874 俺は… うたの顔を まともに見ることができなかった。 268 00:29:08,485 --> 00:29:11,989 怖かった。 269 00:29:11,989 --> 00:29:16,827 このちっちぇえ あったけぇのを この手に抱いて➡ 270 00:29:16,827 --> 00:29:21,131 穴が開くほど見つめて 慈しんで慈しんで…➡ 271 00:29:21,131 --> 00:29:32,443 それを… 市太郎の時みてぇに失うのが怖かった。 272 00:29:32,443 --> 00:29:35,643 あんな思い 二度としたくなかった。 273 00:29:38,315 --> 00:29:47,615 その上 父親の役目も果たそうとせず 命を投げ出そうとしたんだ。 274 00:29:49,626 --> 00:29:56,326 うたに合わせる顔がねぇ。 でも…。 275 00:30:03,974 --> 00:30:08,274 かぁいいな うた。 276 00:30:10,314 --> 00:30:13,984 お前 なんて かぁいいんだ。 277 00:30:13,984 --> 00:30:39,843 ♬~ 278 00:30:39,843 --> 00:30:45,343 あぁ… うん? ハハ…。 279 00:30:47,351 --> 00:30:50,351 許してくれ うた。 280 00:30:52,156 --> 00:30:56,527 お前のとっさまは臆病者だ。 281 00:30:56,527 --> 00:31:02,699 臆病者の 愚かで みっともねぇ➡ 282 00:31:02,699 --> 00:31:06,199 口ばっかのとっさまだ。 283 00:31:09,173 --> 00:31:16,046 あぁ~… ぬくてえなぁ。 284 00:31:16,046 --> 00:31:18,846 あぁ…。 285 00:31:22,719 --> 00:31:25,719 死なねぇでよかったぁ。 286 00:31:31,328 --> 00:31:35,199 お前様。 287 00:31:35,199 --> 00:31:38,899 道は 決してまっすぐではありません。 288 00:31:41,004 --> 00:31:43,507 孔子様とて➡ 289 00:31:43,507 --> 00:31:51,014 「過ちて改めざる これを過ちという」と おっしゃっております。 290 00:31:51,014 --> 00:31:56,353 曲がったり 時には間違えて引き返したって➡ 291 00:31:56,353 --> 00:31:59,553 よいではありませんか。 292 00:32:05,028 --> 00:32:07,528 うむ。 293 00:32:09,533 --> 00:32:18,333 もう うたを抱いたからには 俺は 自ら死ぬなんて二度と言わねぇ。 294 00:32:22,713 --> 00:32:31,421 どんなに間違えても みっともなくても 生きてみせる。 295 00:32:31,421 --> 00:32:55,612 ♬~ 296 00:32:55,612 --> 00:32:59,550 はぁ? 城を乗っ取るだと!? 297 00:32:59,550 --> 00:33:04,350 そして横浜を焼き討ちに…。 298 00:33:06,857 --> 00:33:13,163 しかし 京で時勢を見てきた 長七郎の助言もあって➡ 299 00:33:13,163 --> 00:33:16,463 企てを取りやめることになりました。 300 00:33:20,871 --> 00:33:26,571 ついては とっさまに 謝らなければならねぇことがある。 301 00:33:28,178 --> 00:33:30,978 商いの金をちょろまかした。 302 00:33:33,483 --> 00:33:37,120 その金のうちで 刀を買ったり 着込みを作ったり➡ 303 00:33:37,120 --> 00:33:41,992 ほかにもいろんなことに使った。 304 00:33:41,992 --> 00:33:45,692 どうか お許しください。 305 00:33:47,764 --> 00:33:50,667 いくらだ? 306 00:33:50,667 --> 00:33:56,667 合わせておよそ150… いや 160両。 307 00:34:04,681 --> 00:34:10,153 気を付けていたつもりだったが 八州廻りに目をつけられた。 308 00:34:10,153 --> 00:34:14,953 企ては取りやめても このままこの村にいたら迷惑をかける。 309 00:34:17,861 --> 00:34:24,061 喜作と… この村を出て 京に向かおうと思う。 310 00:34:25,602 --> 00:34:29,873 今 政は江戸から京に移ってる。 311 00:34:29,873 --> 00:34:36,313 京でもう一度 俺たちが天下のために 何ができるのか 探ってみてぇんだ。 312 00:34:36,313 --> 00:34:42,113 お前は はぁ 百姓じゃあねぇ。 313 00:34:43,820 --> 00:34:49,326 俺はもう お前のすることに是非は言わねぇ。 314 00:34:49,326 --> 00:34:59,970 それでこの先 名をあげるか 身を亡ぼすか 俺の知るところじゃねぇ。 315 00:34:59,970 --> 00:35:01,970 ただし…。 316 00:35:05,509 --> 00:35:10,147 物の道理だけは踏み外すなよ。 317 00:35:10,147 --> 00:35:17,888 あくまで道理は踏み外さず➡ 318 00:35:17,888 --> 00:35:23,527 まことを貫いたと胸張って生きたなら➡ 319 00:35:23,527 --> 00:35:31,334 俺は それが幸か不幸か 死ぬか生きるかにかかわらず➡ 320 00:35:31,334 --> 00:35:34,805 満足することにすべえ。 321 00:35:34,805 --> 00:35:54,991 ♬~ 322 00:35:54,991 --> 00:36:00,864 これから先は きっと大変なはずだ。 323 00:36:00,864 --> 00:36:03,064 持っていけ。 324 00:36:07,704 --> 00:36:13,343 あ~ぁ。 俺はこの年になるまで➡ 325 00:36:13,343 --> 00:36:20,016 孝行は子が親にするものだとばかり 思っていたが➡ 326 00:36:20,016 --> 00:36:24,516 親が子にするものだったとはなぁ。 327 00:36:31,661 --> 00:36:34,461 とっさま…。 328 00:36:38,301 --> 00:36:40,971 ありがとうございます! 329 00:36:40,971 --> 00:37:01,825 ♬~ 330 00:37:01,825 --> 00:37:03,760 (徳川慶喜)私はこれより京に向かい➡ 331 00:37:03,760 --> 00:37:08,331 徳川家の一人として 心して 天子様をお助けしたいと存じます。 332 00:37:08,331 --> 00:37:10,667 (徳信院)私や美賀君からも➡ 333 00:37:10,667 --> 00:37:14,337 天子様や親類に 書状を出しておきましょう。 334 00:37:14,337 --> 00:37:17,841 慶喜殿をよろしくと。 335 00:37:17,841 --> 00:37:20,041 ありがとうございます。 336 00:37:30,420 --> 00:37:37,627 (やす)ねえ その蒸気船ってえのは 本当に沈まないんだろうねぇ。 337 00:37:37,627 --> 00:37:40,964 わざわざエゲレスから買った船で 上洛するなんて。 338 00:37:40,964 --> 00:37:42,899 当ったりめぇよ。 339 00:37:42,899 --> 00:37:46,469 長崎で船を学んだ 勝 麟太郎ってぇ方の話じゃ➡ 340 00:37:46,469 --> 00:37:50,106 それに乗りゃ おかっぱりで行くより ずっと速えらしいや。 341 00:37:50,106 --> 00:37:54,311 ふ~ん。 でも何だかさみしくなるねえ。 342 00:37:54,311 --> 00:37:58,114 大したお役目のない貧乏だった頃の方が ずっと一緒にいられたじゃないか。 343 00:37:58,114 --> 00:38:01,484 皮肉を言うない。 344 00:38:01,484 --> 00:38:05,322 寂しいかもしれねえがよ 我慢してくれ。 345 00:38:05,322 --> 00:38:09,322 へぇへぇ。 分かってますけど…。 346 00:38:12,662 --> 00:38:22,162 天皇をそばで支え 国をまとめるため 慶喜は京に向かいました。 347 00:38:26,509 --> 00:38:30,146 しかし これでもう…➡ 348 00:38:30,146 --> 00:38:35,846 妾が殿のお子を産むことは あらしゃりません。 349 00:38:39,289 --> 00:38:42,089 そうかもしれません。 350 00:38:44,160 --> 00:38:51,460 私も先代のお世継ぎを産むことは できませなんだ。 351 00:38:53,303 --> 00:38:58,975 しかしそれでも 我らの一橋家を守るという務めに➡ 352 00:38:58,975 --> 00:39:01,675 変わりはありませぬ。 353 00:39:11,688 --> 00:39:13,888 はい。 354 00:39:18,995 --> 00:39:22,495 (渋沢よし)どうぞ この家のことは 心配しないどくれ。 355 00:39:24,134 --> 00:39:30,334 家のことも 私のことも一切忘れ 必ずや本懐を遂げてください! 356 00:39:36,279 --> 00:39:38,949 およし…。 357 00:39:38,949 --> 00:39:42,285 俺が おめえのこと 忘れるわきゃあねぇだんべ。 358 00:39:42,285 --> 00:39:45,789 忘れてください。 359 00:39:45,789 --> 00:39:50,289 いえ 忘れないで…。 360 00:39:52,462 --> 00:39:57,334 やっぱり さみしい。 361 00:39:57,334 --> 00:40:01,034 さみしくって しょうがねえよ…。 362 00:40:07,644 --> 00:40:18,144 (泣き声) 363 00:40:19,823 --> 00:40:26,023 体にだけは 十分気を付くんだよ。 364 00:40:38,208 --> 00:40:43,346 ♬~ 365 00:40:43,346 --> 00:41:28,825 ♬~ 366 00:41:28,825 --> 00:41:32,128 次こそは俺も行がせてくれ。 367 00:41:32,128 --> 00:41:35,031 きっと役立つ男になる。 368 00:41:35,031 --> 00:41:47,343 ♬~ 369 00:41:47,343 --> 00:41:49,843 どうかしたのか? 370 00:41:52,148 --> 00:41:55,018 キツネがいたのだ。 371 00:41:55,018 --> 00:42:08,818 ♬~ 372 00:42:20,543 --> 00:42:24,047 ねえさま 行きましょう。 373 00:42:24,047 --> 00:42:26,747 うん。 374 00:42:28,718 --> 00:42:34,418 あ~ うた 眠いねぇ。 ハハハ…。 375 00:42:37,427 --> 00:42:42,427 (徳川家康)さあ 血洗島編はここまでだ。 376 00:42:44,134 --> 00:42:51,875 ここから物語の舞台は江戸を離れ 激動の京へと向かいます。 377 00:42:51,875 --> 00:42:59,175 そう… いよいよ 我が江戸幕府の終焉が近づくのです。 378 00:43:01,017 --> 00:43:02,952 こんばんは。 379 00:43:02,952 --> 00:43:07,157 徳川はもう 政の委任を返上した方がよい。 380 00:43:07,157 --> 00:43:10,059 ちょっと待った! こうして2人そろって➡ 381 00:43:10,059 --> 00:43:12,695 もう一度 顔を見せてくれた。 382 00:43:12,695 --> 00:43:15,365 「幕府を転覆せねば」と 悲憤慷慨しております。 383 00:43:15,365 --> 00:43:18,868 はぁ? あんたのとっさまのせいで大変だに。 384 00:43:18,868 --> 00:43:22,739 汝なぜ この長七郎をたぶらかそうとする! 385 00:43:22,739 --> 00:43:25,939 長七郎が捕まった。 は? 386 00:43:33,850 --> 00:43:37,153 群馬県高崎市。 387 00:43:37,153 --> 00:43:42,353 高崎城は 栄一たちが乗っ取ろうと企てた 平城です。 388 00:43:43,927 --> 00:43:48,364 かつては広大な城郭を誇った高崎城。 389 00:43:48,364 --> 00:43:56,364 今も残る建物の一部や土塁が 当時の面影をとどめています。 390 00:44:03,179 --> 00:44:07,550 栄一たちは 江戸を通らず横浜に行くため➡ 391 00:44:07,550 --> 00:44:12,750 鎌倉街道が通る高崎の地に 目をつけたのです。 392 00:44:14,424 --> 00:44:19,896 利根川の水運を使って 江戸から武器を運んだ栄一たちは➡ 393 00:44:19,896 --> 00:44:25,068 この中瀬に武器を隠したと 伝わっています。 394 00:44:25,068 --> 00:44:27,904 尾高惇忠の家には➡ 395 00:44:27,904 --> 00:44:36,012 横浜の外国人居留地襲撃について 話し合った部屋が残されています。 396 00:44:36,012 --> 00:44:44,212 69人もの同志が集まる中 長七郎の猛反対を受け 計画を断念。 397 00:44:46,522 --> 00:44:51,394 栄一と喜作は 生まれ育った血洗島に別れを告げ➡ 398 00:44:51,394 --> 00:44:55,894 時代の荒波に 飛び込んでいきました。 399 00:45:32,935 --> 00:45:36,139 <天保13年 初物の野菜を➡ 400 00:45:36,139 --> 00:45:41,511 高値で売買することを禁ずる お触れが出ました> 401 00:45:41,511 --> 00:45:44,147 おい。 402 00:45:44,147 --> 00:45:47,350 初物のなすを 高く売ったそうだよ。 403 00:45:47,350 --> 00:45:51,350 いくらご法度だって なすぐれえでなあ。 404 00:45:53,690 --> 00:45:56,025 また召し捕りか…。