1 00:00:06,139 --> 00:00:13,146 後に 近代日本経済の父と呼ばれる 渋沢栄一。 2 00:00:16,283 --> 00:00:25,592 幕末に生まれ 明治 大正 昭和へと続く 激動の時代を駆け抜けました。 3 00:00:31,632 --> 00:00:37,638 栄一は 若き日の旅の中で 詩を詠んでいます。 4 00:00:39,373 --> 00:00:43,810 (渋沢栄一)「一巻の書を肩に 険しい峰をよじ登る。➡ 5 00:00:43,810 --> 00:00:51,685 やがて谷を歩くも峰をよじ登るも ますます深く険しくなり➡ 6 00:00:51,685 --> 00:00:56,323 見たこともないような 大きな岩や石が横たわっている」。 7 00:00:56,323 --> 00:01:16,276 ♬~ 8 00:01:16,276 --> 00:01:23,150 「私は 青天を衝く勢いで…➡ 9 00:01:23,150 --> 00:01:27,154 白雲を突き抜けるほどの勢いで進む!」。 10 00:01:46,807 --> 00:01:49,309 よっこらせっと…。 11 00:01:52,145 --> 00:01:55,816 ♬「たんと 食ったら ピチャラ ホィ」 12 00:01:55,816 --> 00:01:59,152 負けるもんか~! や~! 13 00:01:59,152 --> 00:02:01,088 (渋沢市郎右衛門)お前は 辛抱が足らん。 14 00:02:01,088 --> 00:02:04,958 上に立つものは下のものへの責任がある。 15 00:02:04,958 --> 00:02:07,260 せきにんとは何だい? 16 00:02:07,260 --> 00:02:10,597 大事なものを守るつとめだ。 17 00:02:10,597 --> 00:02:12,632 大事なもの…。 18 00:02:12,632 --> 00:02:14,768 俺は お千代が大事だ。 19 00:02:14,768 --> 00:02:17,104 お千代を幸せにしてぇ。 20 00:02:17,104 --> 00:02:21,408 (渋沢ゑい)人は 生まれてきたその時から 一人でないんだよ。 21 00:02:21,408 --> 00:02:23,777 それを ここの奥底だって 分かってんだよ。 22 00:02:23,777 --> 00:02:25,712 ここか。 23 00:02:25,712 --> 00:02:28,615 ここに聞きな。 24 00:02:28,615 --> 00:02:31,284 それが本当に正しいか。 25 00:02:31,284 --> 00:02:34,955 何で? 何で日の本は終わるんだ? 26 00:02:34,955 --> 00:02:40,127 (高島秋帆)皆がそれぞれ 自分の胸に聞き 動くしかないのだ。 27 00:02:40,127 --> 00:02:46,900 むね? おぉ ここか。 28 00:02:46,900 --> 00:02:51,138 誰かが守らなくてはな この国は…。 29 00:02:51,138 --> 00:02:55,642 俺が守ってやんべぇ この国を。 30 00:03:04,685 --> 00:03:07,387 よ~! 31 00:03:10,090 --> 00:03:12,025 や~! 32 00:03:12,025 --> 00:03:23,637 ♬~ 33 00:03:23,637 --> 00:03:27,107 あ~ ハハハハ…。 34 00:03:27,107 --> 00:03:29,910 (渋沢喜作)ハハハ…。 35 00:03:32,612 --> 00:03:34,815 (尾高千代)お疲れさまです。 36 00:03:40,120 --> 00:03:44,424 よ~! よ~! 37 00:03:44,424 --> 00:03:48,128 よ~! よ~! や~! 38 00:03:48,128 --> 00:03:54,634 栄一は 武蔵国 血洗島の農家に生まれました。 39 00:03:54,634 --> 00:03:58,505 (渋沢なか)そんでも獅子舞ん時ほど 腰が据わってねぇんでねぇの。 40 00:03:58,505 --> 00:04:02,909 そうか? よおし。 41 00:04:02,909 --> 00:04:04,845 あ~! 42 00:04:04,845 --> 00:04:06,847 (尾高長七郎)や~! 43 00:04:09,683 --> 00:04:11,618 うわ~! 44 00:04:11,618 --> 00:04:15,388 とおりゃあ~! よし いいぞ 長七郎! 45 00:04:15,388 --> 00:04:18,592 よし。 46 00:04:18,592 --> 00:04:26,466 家業の畑仕事の一方 幼い頃から 剣術や読書に励んでいました。 47 00:04:26,466 --> 00:04:28,935 「南国に名を轟かせた。➡ 48 00:04:28,935 --> 00:04:30,871 これでも連れてゆくか」。 おい。 49 00:04:30,871 --> 00:04:34,808 「あるいは我をくびり殺すかと 舟人を」…。 栄一! おい! 50 00:04:34,808 --> 00:04:38,278 おおっ…。 51 00:04:38,278 --> 00:04:41,114 読書は な~んも悪ぃことじゃねぇ。 52 00:04:41,114 --> 00:04:45,986 だけんど 仕事をおろそかにするとは もっての外。 53 00:04:45,986 --> 00:04:50,791 このまんまじゃ お前にこの中の家を 任せるわけにはいがねぇ。 54 00:04:50,791 --> 00:04:54,127 そんな…。 55 00:04:54,127 --> 00:04:56,163 いいか 栄一。 56 00:04:56,163 --> 00:05:01,868 藍の葉は 手間暇かけた分だけ いい青が出せるんだ。 57 00:05:01,868 --> 00:05:05,739 いい青…。 そうだ。 58 00:05:05,739 --> 00:05:08,942 手ぇ抜くやつに その青は出せねぇ。 59 00:05:10,577 --> 00:05:14,247 この地の大事な収入源となっていたのが➡ 60 00:05:14,247 --> 00:05:18,118 衣類を青い色に染めるための藍作りです。 61 00:05:18,118 --> 00:05:23,590 おぉ 青だ。 きれえだなぁ。 62 00:05:23,590 --> 00:05:27,928 藍作りは 藍の葉を育てるだけでなく➡ 63 00:05:27,928 --> 00:05:32,265 それを加工して 藍玉と呼ばれる染料にするまで➡ 64 00:05:32,265 --> 00:05:35,969 大変手間のかかる仕事でした。 65 00:05:37,604 --> 00:05:46,780 栄一の父 渋沢市郎右衛門は 農民として また 藍玉作りの職人として➡ 66 00:05:46,780 --> 00:05:52,953 そして それを売る商人として 一年中忙しく暮らしていました。 67 00:05:52,953 --> 00:05:55,755 (紺屋)いい色が出てるじゃないですか。 68 00:05:57,424 --> 00:06:02,229 父の傍らで藍作りを学んだ栄一。 69 00:06:05,899 --> 00:06:09,369 いやんばいす。 藍を買いに来たい! 70 00:06:09,369 --> 00:06:11,304 (藤兵衛)おぉ 藍を買いに? 71 00:06:11,304 --> 00:06:15,242 まいど。 血洗島ん中の家から藍を買いに来たにい。 72 00:06:15,242 --> 00:06:21,381 よい藍葉を買い付けるために 遠方の村を回ることもありました。 73 00:06:21,381 --> 00:06:25,585 厚みもあるし色も濃くてきれいだ。 こりゃ上等だで。 74 00:06:25,585 --> 00:06:29,089 全部で何貫あるんだい? あと30貫ばっかあるだが。 75 00:06:29,089 --> 00:06:31,591 じゃあ 30貫 みんなくれとくれ。 76 00:06:34,261 --> 00:06:36,263 うちのは買えんかなえ? 77 00:06:36,263 --> 00:06:40,133 うちで使う藍としては てんで駄目だ。 78 00:06:40,133 --> 00:06:42,135 そうかえ…。 しかたがねえ。➡ 79 00:06:42,135 --> 00:06:46,406 また来年頑張りましょう。 な…。 80 00:06:46,406 --> 00:06:49,276 じゃあ みんな丸めて1両2分でいいかい。 81 00:06:49,276 --> 00:06:51,211 い… 1両? 82 00:06:51,211 --> 00:06:55,415 1両あれば 来年は〆粕を10斗買っても どうにかなるんだいな。 83 00:06:55,415 --> 00:06:59,619 へえ。 そしたら もっといい藍が➡ 84 00:06:59,619 --> 00:07:03,356 今年の倍はとれるわけだいなぁ。 へえ! 85 00:07:03,356 --> 00:07:07,560 来年も また必ず うちに売ってくれるかい。 86 00:07:07,560 --> 00:07:10,363 もちろんだらず! 87 00:07:10,363 --> 00:07:13,733 おお ありがてえ。 よろしく頼むで。 88 00:07:13,733 --> 00:07:17,904 ありがてえ…。 いがったな いがったな。 89 00:07:17,904 --> 00:07:23,243 ♬~ 90 00:07:23,243 --> 00:07:27,747 商いとは なっから楽しいもんだい。 91 00:07:27,747 --> 00:07:33,053 俺はこれからも励むで。 この国のために。 92 00:07:34,921 --> 00:07:36,923 何だい そりゃ。 93 00:07:45,632 --> 00:07:47,634 嘉永6年。 94 00:07:47,634 --> 00:07:53,773 アメリカは日本に開国を迫り 艦隊を派遣。 95 00:07:53,773 --> 00:07:57,410 Japan. The United States are coming. 96 00:07:57,410 --> 00:08:00,413 (永井尚志)ペ ペルリが! ペルリが! 97 00:08:00,413 --> 00:08:04,417 ⚟(遠雷のような音) (堀田正睦)何事じゃ? 何の音じゃ? 98 00:08:06,553 --> 00:08:12,425 突然の事態に 江戸は混乱に陥りました。 99 00:08:12,425 --> 00:08:15,562 (徳川斉昭)打ち払ってしまえ! 皆殺しにしてくれるわ。 100 00:08:15,562 --> 00:08:22,902 断固開国に反対したのは 水戸の前藩主 徳川斉昭です。 101 00:08:22,902 --> 00:08:26,239 放て! (砲声) 102 00:08:26,239 --> 00:08:31,745 斉昭は早くから 日本を外国から守るべく立ち上がり➡ 103 00:08:31,745 --> 00:08:35,582 軍事訓練を行っていました。 104 00:08:35,582 --> 00:08:39,586 そして その息子が…。 105 00:08:43,757 --> 00:08:46,092 (鳴き声) 106 00:08:46,092 --> 00:08:51,264 後の十五代将軍 徳川慶喜です。 107 00:08:51,264 --> 00:08:54,267 見事じゃ。 108 00:08:54,267 --> 00:08:56,403 はっ! 109 00:08:56,403 --> 00:09:02,542 そなたには 人の上に立つ器量がある。 110 00:09:02,542 --> 00:09:10,049 いずれは この父より 更に多くのものの上に立ち➡ 111 00:09:10,049 --> 00:09:14,354 その命運を担うことになるかもしれぬ。 112 00:09:15,922 --> 00:09:26,066 我が息子は 水戸から初めて出る 征夷大将軍になれるやもしれぬぞ! 113 00:09:26,066 --> 00:09:31,271 快なり! 快なり 快なり 快なり! 114 00:09:50,590 --> 00:09:56,096 私の子は 男は家祥を除いて皆死んだ。➡ 115 00:09:56,096 --> 00:09:58,998 家祥も…。 (徳川家祥)おお…。 116 00:09:58,998 --> 00:10:03,603 (家慶)あの様子では 子を残せるかどうか…。 117 00:10:03,603 --> 00:10:13,780 慶喜… 水戸の壮健な体を持つそなたが この一橋に入ったこと➡ 118 00:10:13,780 --> 00:10:20,420 徳川にとって何よりと思うておる。 119 00:10:20,420 --> 00:10:25,258 (徳川慶喜)ははっ。 ありがたき幸せに存じ上げまする。 120 00:10:25,258 --> 00:10:40,740 ♬~ 121 00:10:40,740 --> 00:10:47,514 黒船来航の話は 栄一たちのいる血洗島にも伝わりました。 122 00:10:47,514 --> 00:10:50,817 (惇忠)水戸様が案じていたとおり やはり日の本は➡ 123 00:10:50,817 --> 00:10:54,687 太平の夢を貪っていることなど できなかったのだ。➡ 124 00:10:54,687 --> 00:10:57,323 これを読みない。➡ 125 00:10:57,323 --> 00:11:01,594 清国が夷狄に乗っ取られた様が つぶさに書かれておる。 126 00:11:01,594 --> 00:11:04,397 日の本も清国のようになんのか。 127 00:11:04,397 --> 00:11:06,466 それはならねぇ。 128 00:11:06,466 --> 00:11:11,271 今こそ人心を一つにして戦わねぇと。 129 00:11:11,271 --> 00:11:22,115 (清兵が英兵に殺される声や音) 130 00:11:22,115 --> 00:11:24,617 (長七郎)この日の本も危ないぞ。 131 00:11:24,617 --> 00:11:27,520 メリケンは もう 日の本に足を踏み入れてる。 132 00:11:27,520 --> 00:11:30,123 え? メリケン人はもう入ってきてんのか! 133 00:11:30,123 --> 00:11:32,058 それじゃあ いつメリケンの連中が➡ 134 00:11:32,058 --> 00:11:35,295 俺たちの魂を奪おうとするか 分かんねぇに。 135 00:11:35,295 --> 00:11:37,797 そうだよな。 (長七郎)あぁ。 136 00:11:37,797 --> 00:11:42,969 俺は とうとう生きる道を見つけた。 137 00:11:42,969 --> 00:11:46,306 なぜ俺たちが剣を学ぶか。 138 00:11:46,306 --> 00:11:48,241 それは…。 139 00:11:48,241 --> 00:11:50,743 え~い! 140 00:11:53,446 --> 00:11:55,381 敵を斬るためだ。 141 00:11:55,381 --> 00:11:58,985 敵を斬る? 142 00:11:58,985 --> 00:12:04,257 気張れよ~! 長七郎! 143 00:12:04,257 --> 00:12:08,461 長七郎は 江戸へと向かいました。 144 00:12:11,998 --> 00:12:14,400 (ゑい)また ご陣屋からお呼び出しですか。 145 00:12:14,400 --> 00:12:16,936 (渋沢宗助)お前は明日も紺屋回りか。 146 00:12:16,936 --> 00:12:21,808 あぁ。 だけんど 行がねえわけにはいがねぇだんべなあ。 147 00:12:21,808 --> 00:12:28,548 うん… だったら栄一 お前が行ぎない。 148 00:12:28,548 --> 00:12:31,951 え… え? 俺が岡部のご陣屋へ? 149 00:12:31,951 --> 00:12:36,255 お前もこの家の跡継ぎだで。 一度行ってみろい。 150 00:12:37,824 --> 00:12:43,429 (利根吉春)この度 物入りのため その方どもに御用金を申しつける。 151 00:12:43,429 --> 00:12:49,636 渋沢宗助は1千両 伊勢屋甚五郎は400両➡ 152 00:12:49,636 --> 00:12:52,538 渋沢市郎右衛門は500両。 153 00:12:52,538 --> 00:12:56,976 500両…。 (一同)ははっ。 154 00:12:56,976 --> 00:13:00,246 (小声で)ほれ 栄一。 155 00:13:00,246 --> 00:13:02,915 ははっ。 156 00:13:02,915 --> 00:13:05,752 私は父の名代で参りましたゆえ。 157 00:13:05,752 --> 00:13:08,254 御用の高は確かに伺いました。 158 00:13:08,254 --> 00:13:10,923 家に戻りまして父に申し伝えた上➡ 159 00:13:10,923 --> 00:13:12,959 またお受けにまかり出ます。 160 00:13:12,959 --> 00:13:15,094 ハッ たわけたことを…。 161 00:13:15,094 --> 00:13:17,397 なれども自分はただ御用を伺いに…。 162 00:13:17,397 --> 00:13:19,332 はぁ? (宗助)もうやめろ。 163 00:13:19,332 --> 00:13:21,267 御用を伺いに来たのみゆえ➡ 164 00:13:21,267 --> 00:13:23,269 やはりお受けすることはできません。 165 00:13:23,269 --> 00:13:26,773 下郎め! 承知と言わぬか! 166 00:13:26,773 --> 00:13:29,275 言わぬとただではおかぬぞ! 167 00:13:29,275 --> 00:13:32,278 言え! 言わんか! 168 00:13:32,278 --> 00:13:35,081 言え! 言え! 169 00:13:39,986 --> 00:13:42,989 (市郎右衛門) なぜすぐに払うと言わなかった? 170 00:13:45,124 --> 00:13:51,331 俺たちは… 藍葉を百姓衆から かご一つ大体30文で買っている。 171 00:13:53,433 --> 00:13:56,336 藍の百姓は その金で食っていき➡ 172 00:13:56,336 --> 00:14:01,074 俺たちは その葉を使って 多くの者を雇って藍玉にし➡ 173 00:14:01,074 --> 00:14:05,378 それを一つ1両ちょっとで紺屋に売る。 174 00:14:05,378 --> 00:14:09,082 かっさまや姉さまが育てている お蚕さんは➡ 175 00:14:09,082 --> 00:14:14,387 ひとつき寝ずに繭をとって ひとつかみでせいぜい1文だ。 176 00:14:15,955 --> 00:14:19,092 500両という金は 決して名代の俺が➡ 177 00:14:19,092 --> 00:14:24,964 へぇへぇと軽々しく 返事をしていいような額じゃねぇ。 178 00:14:24,964 --> 00:14:27,266 俺はそう思う。 179 00:14:33,940 --> 00:14:36,142 とっさまはどう思う? 180 00:14:39,112 --> 00:14:46,619 いかに道理を尽くそうが しかたのないこと。➡ 181 00:14:46,619 --> 00:14:51,824 明日すぐに行って そのまま払ってくるがよい。 182 00:15:02,235 --> 00:15:05,571 500両 持ってまいりました。 183 00:15:05,571 --> 00:15:08,474 そうか。 下がれ。 184 00:15:08,474 --> 00:15:11,778 恐れながら! 185 00:15:14,280 --> 00:15:18,251 それが我々百姓の銭にございます! 186 00:15:18,251 --> 00:15:22,121 朝から晩まで働き その小さな銭が…。 187 00:15:22,121 --> 00:15:40,273 ♬~ 188 00:15:40,273 --> 00:15:43,943 承服できん。 189 00:15:43,943 --> 00:15:49,415 承服できん! 承服できん! 190 00:15:49,415 --> 00:15:51,350 承服できん! 191 00:15:51,350 --> 00:15:54,153 承服できんぞ! ばかばかしい! 192 00:15:56,289 --> 00:15:58,424 (平岡円四郎)一橋家ですと? 193 00:15:58,424 --> 00:16:02,728 御三卿一橋家を御相続なされた 刑部卿様の小姓に➡ 194 00:16:02,728 --> 00:16:06,365 お主を欲しいと お父上の水戸のご老公が➡ 195 00:16:06,365 --> 00:16:11,737 かの高名な懐刀 藤田東湖殿を通じての仰せだ。 196 00:16:11,737 --> 00:16:18,544 あやつをそばで支える 直言の臣はおらぬのか! 197 00:16:21,747 --> 00:16:23,749 (藤田東湖)そういえば…。 198 00:16:29,388 --> 00:16:32,091 おなりにございます。 199 00:16:32,091 --> 00:16:42,268 ♬~ 200 00:16:42,268 --> 00:16:45,605 平岡円四郎にございます。 201 00:16:45,605 --> 00:17:05,725 ♬~ 202 00:17:05,725 --> 00:17:07,760 (円四郎)へぇ お待ち。 203 00:17:07,760 --> 00:17:11,364 まことのことを申せ。 204 00:17:11,364 --> 00:17:14,267 まことに給仕のしかたを知らぬのか。 205 00:17:14,267 --> 00:17:20,473 それとも私の小姓をするのが不服で かように不作法なことをしておるのか。 206 00:17:28,781 --> 00:17:32,251 某は下谷練塀小路の生まれで➡ 207 00:17:32,251 --> 00:17:35,087 旗本のせがれとはいえ四男坊と➡ 208 00:17:35,087 --> 00:17:37,757 跡取りには程遠い厄介者。 209 00:17:37,757 --> 00:17:44,764 その自分が このように屋敷に籠もる 風流なお役目なんてのは… あっ。 210 00:17:50,336 --> 00:17:54,540 よいか。 まず椀をこう持つ。 211 00:17:56,776 --> 00:18:01,213 そして 杓子をこう持ち➡ 212 00:18:01,213 --> 00:18:07,219 かようにして飯をよそう。 213 00:18:11,924 --> 00:18:16,362 (慶喜)どうじゃ。 ははっ 何てぇか そのぉ…➡ 214 00:18:16,362 --> 00:18:21,200 実にふわりと 美しく盛られてございまする。 215 00:18:21,200 --> 00:18:27,006 さようか… よかった。 216 00:18:27,006 --> 00:18:34,380 平岡円四郎は 慶喜の小姓として 一橋家に入り 働き始めました。 217 00:18:34,380 --> 00:18:38,250 途中で口を利く者がおるか。 218 00:18:38,250 --> 00:18:40,252 すいやせん…。 219 00:18:40,252 --> 00:18:53,265 ♬~ 220 00:18:53,265 --> 00:18:55,267 お千代! 221 00:18:59,071 --> 00:19:02,375 はぁ… はぁ…。 222 00:19:09,749 --> 00:19:15,454 俺は お前が欲しい。 223 00:19:20,726 --> 00:19:26,232 俺は己の力で立っている。 224 00:19:26,232 --> 00:19:31,070 青い天に拳を突き上げている。 225 00:19:31,070 --> 00:19:35,941 霧が晴れて 道が開かれた気がした。 226 00:19:35,941 --> 00:19:38,577 俺の道だ。 227 00:19:38,577 --> 00:19:41,247 栄一さんの道…。 228 00:19:41,247 --> 00:19:46,752 藍を作って 百姓といえども大いに戦って➡ 229 00:19:46,752 --> 00:19:51,390 俺は… この世を変えたい。 230 00:19:51,390 --> 00:19:53,759 その道をお千代と共に歩みてえ…。 231 00:19:53,759 --> 00:19:57,263 本当に なっからしゃべる男だのう おめえは。 232 00:20:00,266 --> 00:20:05,471 栄一 俺と勝負しろ。 233 00:20:07,940 --> 00:20:10,443 (栄一 喜作)や~! 234 00:20:14,113 --> 00:20:16,115 や~! 235 00:20:22,421 --> 00:20:24,356 やあ! 236 00:20:24,356 --> 00:20:26,292 うっ…。 237 00:20:26,292 --> 00:20:28,594 栄一さん 気張って! 238 00:20:31,964 --> 00:20:33,966 うぉ~! 239 00:20:36,435 --> 00:20:38,370 (喜作 栄一)ううっ…。 240 00:20:38,370 --> 00:20:41,640 (惇忠)そこまで! 241 00:20:41,640 --> 00:20:44,977 この勝負 喜作の勝ち! 242 00:20:44,977 --> 00:20:49,982 (歓声) 243 00:20:52,451 --> 00:20:54,386 お千代。 244 00:20:54,386 --> 00:20:59,158 あいつは俺の弟分だ。 245 00:20:59,158 --> 00:21:04,130 見てのとおり 実にまだまだの男だ。 246 00:21:04,130 --> 00:21:12,271 あいつには… おめえのような しっかりものの嫁がいた方がよい。 247 00:21:12,271 --> 00:21:15,074 あいつの面倒を見てやってくれ。 248 00:21:17,610 --> 00:21:19,612 あの 喜作さん! 249 00:21:24,383 --> 00:21:27,286 幸せにしろよ。 250 00:21:27,286 --> 00:21:58,250 ♬~ 251 00:21:58,250 --> 00:22:02,755 そのころ 江戸では…。 252 00:22:02,755 --> 00:22:04,690 だいぶうまくなったな。 253 00:22:04,690 --> 00:22:06,625 さいですか? 254 00:22:06,625 --> 00:22:09,929 私は徳川の飾り物ゆえ 見栄えも大事だ。 255 00:22:09,929 --> 00:22:12,832 まぁたそんなことを。 256 00:22:12,832 --> 00:22:20,940 前から思ってましたがね あなた様は飾り物には向かねぇお方だ。 257 00:22:20,940 --> 00:22:23,776 馬の扱いも弓も一級。 258 00:22:23,776 --> 00:22:29,281 ご老公や東湖先生のご指導で 銃や大筒にだってお詳しい。 259 00:22:29,281 --> 00:22:35,154 あたしゃ あなた様をこの乱世に潜む 武士のもぐらと見ておりますんで。 260 00:22:35,154 --> 00:22:37,156 私がもぐらだと? 261 00:22:37,156 --> 00:22:39,992 また口が過ぎちまったぃ。 262 00:22:39,992 --> 00:22:44,129 しかし 過ぎたついでにもう一つだけ。 263 00:22:44,129 --> 00:22:47,433 この日の本の皆の憂いが消え➡ 264 00:22:47,433 --> 00:22:53,239 お亡くなりになった東湖先生の 御霊も喜ぶ方法が一つだけございます。 265 00:22:53,239 --> 00:22:55,174 何だ? 聞こう。 266 00:22:55,174 --> 00:23:02,581 あなた様が 次の公方様になっちまうことです。 267 00:23:02,581 --> 00:23:04,516 お前までそんなことを。 268 00:23:04,516 --> 00:23:09,088 ハハッ。 まあ小姓の戯言とお聞き流しを。 269 00:23:09,088 --> 00:23:13,592 あたしはあなた様に ほれ込んでますんで。 270 00:23:13,592 --> 00:23:19,098 幕府は 将軍の世継ぎを巡って 揺れていました。 271 00:23:19,098 --> 00:23:22,768 一橋家当主 徳川慶喜か➡ 272 00:23:22,768 --> 00:23:26,572 紀州藩主 徳川慶福か。 273 00:23:33,412 --> 00:23:38,784 (徳川家定)なぜそのように 急いで世継ぎを決めねばならぬ。 274 00:23:38,784 --> 00:23:43,956 わしはまだ若く 篤を御台に迎えたばかりじゃぞ。 275 00:23:43,956 --> 00:23:49,428 (篤君)えぇ 今日も 上様のお芋はおいしゅうございもす。 276 00:23:49,428 --> 00:23:52,631 そうよのう。 277 00:23:52,631 --> 00:23:55,434 (歌橋)大奥では 水戸のご老公が➡ 278 00:23:55,434 --> 00:23:59,638 ご子息を次の公方様にするたくらみで 動いているとの➡ 279 00:23:59,638 --> 00:24:02,908 専らのうわさでございます。 280 00:24:02,908 --> 00:24:06,779 わしは越前も慶喜も好かぬ! 281 00:24:06,779 --> 00:24:09,581 あいちゃ~。 282 00:24:09,581 --> 00:24:14,453 井伊掃部頭に 大老職を申しつける! 283 00:24:14,453 --> 00:24:17,456 (井伊直弼)ははっ。 284 00:24:17,456 --> 00:24:20,225 井伊掃部頭? 285 00:24:20,225 --> 00:24:27,132 井伊の大老就任は 多くの人々の予想に反したことでした。 286 00:24:27,132 --> 00:24:34,440 将軍お世継ぎには 紀州様を推したいと思う。 287 00:24:37,409 --> 00:24:39,778 お言葉なれど➡ 288 00:24:39,778 --> 00:24:45,417 今日は天下多事にて 人心不安の時。 289 00:24:45,417 --> 00:24:51,957 年長にして賢明なるお方を 将軍家の補佐にすることこそ➡ 290 00:24:51,957 --> 00:24:54,293 急務ではござるまいか。 291 00:24:54,293 --> 00:24:56,295 備中! 292 00:24:58,297 --> 00:25:06,572 我らは臣として 君の命に背くことがあってはならぬ。 293 00:25:06,572 --> 00:25:10,242 は ははぁ…。 294 00:25:10,242 --> 00:25:16,915 安政5年6月 ハリスと交渉を重ねていた幕府は➡ 295 00:25:16,915 --> 00:25:21,787 日米修好通商条約に調印しました。 296 00:25:21,787 --> 00:25:28,394 しかし これは 天皇の許しを得ないままの調印でした。 297 00:25:28,394 --> 00:25:33,265 一橋様がお屋敷に参るよう 仰せにございます。 298 00:25:33,265 --> 00:25:35,968 一橋様が? 299 00:25:41,940 --> 00:25:46,812 先日は大老職を命じられ 大儀なことである。➡ 300 00:25:46,812 --> 00:25:50,416 今回の調印は そこもとも承知の上でのことか。 301 00:25:50,416 --> 00:25:52,951 それとも そこもとは不承知であるのに➡ 302 00:25:52,951 --> 00:25:59,425 備中守などが無理に取り計らったゆえ 今日のような違勅となったのか? 303 00:25:59,425 --> 00:26:02,061 (直弼)恐れ入り奉りまする。 304 00:26:02,061 --> 00:26:04,730 しかたなく同意を…。 305 00:26:04,730 --> 00:26:10,536 天子様のご叡慮に反し それをまた 奉書のみにて京に伝えるとは何事か! 306 00:26:10,536 --> 00:26:14,072 朝廷を軽んじるにも程があるぞ! 307 00:26:14,072 --> 00:26:16,875 ははっ。 恐れ入ります! 308 00:26:23,782 --> 00:26:26,585 お世継ぎの件は どうなったのだ? 309 00:26:31,256 --> 00:26:36,762 ははっ 恐れ入り奉りまする。 310 00:26:36,762 --> 00:26:38,797 さっきから何を恐れ入っておる? 311 00:26:38,797 --> 00:26:43,302 お 恐れ入り奉りまする。 312 00:26:45,103 --> 00:26:51,276 そうか。 いよいよ紀州殿に決まったのだな。 313 00:26:51,276 --> 00:26:54,279 それは大慶至極ではないか。 314 00:26:54,279 --> 00:26:57,616 私も何やかんやと言われ案じていたが 安心した。 315 00:26:57,616 --> 00:27:04,056 それでは 一橋様は紀州様でよろしいと。 316 00:27:04,056 --> 00:27:06,358 さもありなん。 317 00:27:09,928 --> 00:27:13,232 お待ちくだされ。 318 00:27:13,232 --> 00:27:15,167 お待ちくだされ 殿! 319 00:27:15,167 --> 00:27:17,569 今 聞いたとおりだ。 320 00:27:17,569 --> 00:27:21,373 このようなことで長くもめては ますます公儀を弱らせるのみ。 321 00:27:21,373 --> 00:27:23,675 そんな…。 322 00:27:27,079 --> 00:27:29,915 お待ちくだされ! 323 00:27:29,915 --> 00:27:32,718 おかしなものじゃ。 324 00:27:34,786 --> 00:27:41,293 ホッとしたような どこかさみしいような…。 325 00:27:53,138 --> 00:27:58,844 父上は さぞ がっかりされたことだろうのう。 326 00:28:01,213 --> 00:28:07,419 (慶喜)私は父上の… 最後の望みまで摘み取ってしまった。 327 00:28:11,857 --> 00:28:21,533 こうして 将軍の世継ぎは 紀州藩主 徳川慶福に決定しました。 328 00:28:21,533 --> 00:28:23,535 (大名たち)ははっ。 329 00:28:29,741 --> 00:28:32,644 上様! よいか 井伊。 330 00:28:32,644 --> 00:28:39,384 水戸や越前を皆処分せよ。 331 00:28:39,384 --> 00:28:42,187 慶喜もじゃ。 332 00:28:45,190 --> 00:28:50,929 わしの願いをかなえよ…。 333 00:28:50,929 --> 00:29:09,214 ♬~ 334 00:29:09,214 --> 00:29:13,085 上様の命を申し遣わす。 335 00:29:13,085 --> 00:29:18,557 徳川斉昭を謹慎に処す。➡ 336 00:29:18,557 --> 00:29:21,593 徳川慶喜を➡ 337 00:29:21,593 --> 00:29:24,596 登城禁止に処す! 338 00:29:27,265 --> 00:29:34,106 後に安政の大獄と呼ばれる 弾圧政策が始まりました。 339 00:29:34,106 --> 00:29:40,379 徳川斉昭や慶喜をはじめ 100人以上を処罰➡ 340 00:29:40,379 --> 00:29:44,249 橋本左内など 多くの志士を死に追いやり➡ 341 00:29:44,249 --> 00:29:48,587 日本中に暗い影を落としたのです。 342 00:29:48,587 --> 00:29:52,391 (武田耕雲斎)ご老公! (藩士たち)ご老公! 343 00:29:58,263 --> 00:30:05,037 (大橋訥庵)井伊大老は 攘夷を願う天子様を彦根城に押し込め➡ 344 00:30:05,037 --> 00:30:11,276 祐宮様を 即位させようとしておるとのこと。 345 00:30:11,276 --> 00:30:14,112 なんという不敬な! 346 00:30:14,112 --> 00:30:20,118 これも皆 夷狄のたくらみ! 347 00:30:22,287 --> 00:30:26,158 今こそ この言葉のもと 立ち上がらねばならん! 348 00:30:26,158 --> 00:30:28,960 夷狄を斬れ~! 349 00:30:33,999 --> 00:30:38,637 幕府が 天皇に対する不敬を 繰り返したことで➡ 350 00:30:38,637 --> 00:30:42,441 尊王攘夷の志士たちが過激化。 351 00:30:42,441 --> 00:30:44,443 覚悟! 352 00:30:50,315 --> 00:30:55,987 イギリス公使館通訳殺害事件や…。 353 00:30:55,987 --> 00:30:59,658 オランダ人船長が斬殺されるなど➡ 354 00:30:59,658 --> 00:31:05,163 外国人を狙った襲撃事件が 次々と起こりました。 355 00:31:10,268 --> 00:31:16,141 今な 江戸の公儀には井伊掃部頭っつう とんでもねぇ大老がいてな➡ 356 00:31:16,141 --> 00:31:20,912 その大老が悪ぃことばっかりしてる。 357 00:31:20,912 --> 00:31:23,281 天子様のお言葉を退けて➡ 358 00:31:23,281 --> 00:31:28,153 自分の言うこと聞かねぇやつを 次々と血祭りに挙げてるっつう話だ。 359 00:31:28,153 --> 00:31:33,992 そんなこと わしら百姓には何の関わりもねぇ。 360 00:31:33,992 --> 00:31:35,994 ご公儀がどうのこうの➡ 361 00:31:35,994 --> 00:31:42,634 百姓の分際で あれこれ物申すのは とんでもねぇ間違いだ。 362 00:31:42,634 --> 00:31:47,139 とっさまには あの時も叱られた。 363 00:31:48,974 --> 00:31:52,811 でも… あとになって気が付いた。 364 00:31:52,811 --> 00:31:59,451 あのお代官は 岡部のお殿様の命を 俺たち百姓にそのまま伝えてただけだ。 365 00:31:59,451 --> 00:32:03,321 下郎め! 承知と言え! 366 00:32:03,321 --> 00:32:06,258 言わぬとただではおかぬぞ! 367 00:32:06,258 --> 00:32:11,129 あやつを殴ったとしても まあ一瞬スキッとはするかもしれねぇが➡ 368 00:32:11,129 --> 00:32:14,766 根本は何も変わりやしねぇ。 369 00:32:14,766 --> 00:32:19,604 だったら 俺は一体 誰を倒せばいいんだ? 370 00:32:19,604 --> 00:32:21,540 岡部のお殿様か? 371 00:32:21,540 --> 00:32:24,276 お殿様!? いや 駄目だい。 372 00:32:24,276 --> 00:32:28,113 お代官を倒しても お殿様をとっちめても➡ 373 00:32:28,113 --> 00:32:31,950 また別の武士がやって来て 俺ら百姓に命令する。 374 00:32:31,950 --> 00:32:36,788 その仕組みは永遠に変わらねぇ。 375 00:32:36,788 --> 00:32:39,124 お武家様とか 百姓とか…➡ 376 00:32:39,124 --> 00:32:41,793 生まれつき そういう身分がある この世自体が➡ 377 00:32:41,793 --> 00:32:47,132 つまり幕府がおかしいのかもしれねぇ。 378 00:32:47,132 --> 00:32:54,005 だとしたら俺はどうすればいい? 379 00:32:54,005 --> 00:32:58,143 幕府を変えるには この世を変えるには…。 380 00:32:58,143 --> 00:33:12,791 ♬~ 381 00:33:12,791 --> 00:33:16,595 (美賀君) 我が殿には何の落ち度もなかったはず。 382 00:33:18,396 --> 00:33:23,235 (美賀君)平岡 その方のせいぞ。 383 00:33:23,235 --> 00:33:26,605 越前殿やご老公やその方たちが 勝手に殿を慕い➡ 384 00:33:26,605 --> 00:33:29,274 勝手に殿を祀り上げるゆえ かようなことになったのじゃ! 385 00:33:29,274 --> 00:33:33,612 (徳信院)美賀君 お言葉が過ぎまする。 お黙りくだされ! 386 00:33:33,612 --> 00:33:37,916 かようなお年で謹慎とは 命を奪われたも同じぞ! 387 00:33:41,286 --> 00:33:47,158 ♬~ 388 00:33:47,158 --> 00:33:50,795 安政7年3月。 389 00:33:50,795 --> 00:34:04,075 ♬~ 390 00:34:04,075 --> 00:34:06,077 (銃声) 391 00:34:09,748 --> 00:34:18,256 (喚声) 392 00:34:18,256 --> 00:34:21,459 (刃音) 393 00:34:24,062 --> 00:34:26,131 ううっ…。 394 00:34:26,131 --> 00:34:41,780 ♬~ 395 00:34:41,780 --> 00:34:46,952 (斉昭)今 江戸より急報が入った。 396 00:34:46,952 --> 00:34:55,126 外桜田門にて 井伊掃部頭が襲撃された。 397 00:34:55,126 --> 00:34:57,796 (吉子)えっ? 398 00:34:57,796 --> 00:35:04,002 これで水戸は… 敵持ちになってしまった。 399 00:35:07,372 --> 00:35:10,575 お前様…。 400 00:35:19,384 --> 00:35:23,755 (徳信院)先ほど 水戸から使いが参り…➡ 401 00:35:23,755 --> 00:35:29,260 水戸のお父上が… 亡くなられたそうです。 402 00:35:32,097 --> 00:35:34,799 そうか。 403 00:35:37,969 --> 00:35:48,546 謹慎というのは… 親の見舞いどころか➡ 404 00:35:48,546 --> 00:35:51,349 死に顔も見られぬのか…? 405 00:35:59,791 --> 00:36:06,998 私は なんという親不孝者だ…。 406 00:36:09,601 --> 00:36:14,239 (泣き声) 407 00:36:14,239 --> 00:36:17,542 父上…。 408 00:36:22,747 --> 00:36:26,251 (一同)え~い! え~い! 409 00:36:26,251 --> 00:36:29,254 このころから 血洗島には➡ 410 00:36:29,254 --> 00:36:35,593 日本各地から 志士や脱藩浪士が 立ち寄るようになりました。 411 00:36:35,593 --> 00:36:41,266 このままでは 日の本は骨抜きにされ 食い潰されてしまう。 412 00:36:41,266 --> 00:36:46,604 何より幕府は今 和宮様のご降嫁のことしか考えてねぇ。 413 00:36:46,604 --> 00:36:51,109 幕府の勝手はもう許せんぜよ。 414 00:36:51,109 --> 00:36:57,982 大老 井伊直弼が 攘夷派の志士に暗殺され➡ 415 00:36:57,982 --> 00:37:04,989 代わりに政務を執ることになったのが 老中 安藤信正でした。 416 00:37:07,058 --> 00:37:12,931 安藤は 天皇の妹君 和宮を将軍家へ迎え➡ 417 00:37:12,931 --> 00:37:16,735 朝廷との結び付きを 深めようとしていました。 418 00:37:22,240 --> 00:37:28,046 和宮様。 これから末永く➡ 419 00:37:28,046 --> 00:37:34,753 どうかよろしくお願いいたします。 420 00:37:37,589 --> 00:37:45,096 (和宮)こ… こちらこそ よろしゅうお頼申します。 421 00:37:47,599 --> 00:37:51,402 (椋木 潜)本日 和宮様が➡ 422 00:37:51,402 --> 00:37:55,106 江戸城にお入りになられたとのこと。 何だと! 423 00:37:55,106 --> 00:37:57,041 (多賀谷 勇) わしら いつまで待ちゃあええんですか? 424 00:37:57,041 --> 00:38:00,912 (塾生たち)先生! 425 00:38:00,912 --> 00:38:08,052 先生 こうなれば 義挙に乗り出すしかありません。 426 00:38:08,052 --> 00:38:13,558 水戸の浪士と組み 奸臣 安藤対馬守を討つのです。 427 00:38:16,361 --> 00:38:21,866 安藤対馬守を暗殺するか。 428 00:38:25,103 --> 00:38:27,405 尾高よ。 429 00:38:31,743 --> 00:38:34,245 はい。 430 00:38:34,245 --> 00:38:39,551 (訥庵)その手で安藤を斬れ。 431 00:38:53,097 --> 00:39:01,339 年が明けて1月… 河野と俺たちで安藤を斬る。 432 00:39:01,339 --> 00:39:04,876 安藤を斬る? あぁ。 433 00:39:04,876 --> 00:39:11,082 俺が安藤を斬り うまくいった暁には 切腹する。 434 00:39:12,750 --> 00:39:18,056 一介の百姓のこの俺が 老中を斬って名を遺すのだ。 435 00:39:18,056 --> 00:39:20,758 これ以上何を望む? 436 00:39:23,728 --> 00:39:28,566 いや それはならねぇ。 437 00:39:28,566 --> 00:39:31,369 安藤一人斬ったところで何が変わる? 438 00:39:31,369 --> 00:39:34,906 一人殺して 急に幕府が 攘夷に傾くわけがねぇんだ。 439 00:39:34,906 --> 00:39:37,809 しかし…。 これは無駄死にだ。 440 00:39:37,809 --> 00:39:42,380 暗殺に一命をかけるのは お前のような大丈夫のなすことではねぇ。 441 00:39:42,380 --> 00:39:46,251 あにぃはそうして知識ばかりを身につけ 一生動かぬおつもりですか! 442 00:39:46,251 --> 00:39:48,586 長七郎…。 443 00:39:48,586 --> 00:39:52,090 あにぃの言うとおりだ。 444 00:39:52,090 --> 00:39:57,595 安藤を動かしてるのも 井伊を動かしていたのも結局は幕府だ。 445 00:39:57,595 --> 00:40:01,766 幕吏が何人死のうが入れ代わろうが 何も変わらねぇ。 446 00:40:01,766 --> 00:40:03,701 そうだんべぇ。 447 00:40:03,701 --> 00:40:09,274 いつだって幕吏らが己の利のために 勝手に謀をこねくり回し➡ 448 00:40:09,274 --> 00:40:13,111 俺たち下の者は何も知らされず その尻拭いばかりだ。 449 00:40:13,111 --> 00:40:20,418 もっと… もっと根本から糺さねぇと 世の中は何も変わらねぇ。 450 00:40:26,658 --> 00:40:28,960 (惇忠)そうだ 長七郎。 451 00:40:28,960 --> 00:40:33,264 この兄も もはやじっとしてはおらぬ。 452 00:40:36,834 --> 00:40:41,973 我らこそが口火となり 挙国一致し➡ 453 00:40:41,973 --> 00:40:48,179 四方応じて幕府を転覆させる! 454 00:40:55,520 --> 00:40:58,423 行くな 長七郎。 455 00:40:58,423 --> 00:41:01,326 お前のような掛けがえのない剣士を➡ 456 00:41:01,326 --> 00:41:04,929 安藤一人のために失いたくねぇんだ。 457 00:41:04,929 --> 00:41:15,573 ♬~ 458 00:41:15,573 --> 00:41:20,578 長七郎は 京に逃れることになりました。 459 00:41:28,619 --> 00:41:31,422 奉りまする! 奉りまする! 460 00:41:31,422 --> 00:41:33,358 安藤様! 461 00:41:33,358 --> 00:41:35,793 (銃声) 覚悟! 462 00:41:35,793 --> 00:41:50,141 ♬~ 463 00:41:50,141 --> 00:41:54,979 う… ううっ…。 464 00:41:54,979 --> 00:41:58,449 安藤… 安藤! 465 00:41:58,449 --> 00:42:01,953 あ~! 466 00:42:09,494 --> 00:42:14,265 幕府を根本から正し 国を一家のように➡ 467 00:42:14,265 --> 00:42:19,771 家が国 国が家であるようにして 初めて攘夷がなる。 468 00:42:19,771 --> 00:42:24,642 そのためには 天下の耳目を驚かす大騒動を起こし➡ 469 00:42:24,642 --> 00:42:28,279 世間を目覚めさせなくてはならねぇ。 470 00:42:28,279 --> 00:42:31,783 そこで 俺は考えた。 471 00:42:31,783 --> 00:42:37,422 異人の商館のある横浜を焼き討ちにする。 472 00:42:37,422 --> 00:42:40,625 焼き討ち? そうだ。 473 00:42:40,625 --> 00:42:46,798 横浜の異人の居留地を 異人ごと全て焼き払う。 474 00:42:46,798 --> 00:42:53,571 そうか。 一方 横浜がやられりゃ 異国が黙って見てるはずがねぇ。 475 00:42:53,571 --> 00:42:59,143 異国は幕府を責め 幕府はそれを到底支え切れず転覆する。 476 00:42:59,143 --> 00:43:01,746 え? 幕府が転覆する? 477 00:43:01,746 --> 00:43:03,681 長七郎にも文を送る。 478 00:43:03,681 --> 00:43:08,519 この計画には 長七郎が是非とも必要だ。 479 00:43:08,519 --> 00:43:14,525 俺たちは この北武蔵から 攘夷を決行する! 480 00:43:17,929 --> 00:43:24,936 計画に向けて 栄一たちは 武器や同志を集め始めました。 481 00:43:41,285 --> 00:43:45,022 おい! 482 00:43:45,022 --> 00:43:47,024 待たぬか! 483 00:43:50,428 --> 00:43:53,798 (円四郎) 見たところ田舎っぺぇの百姓だが➡ 484 00:43:53,798 --> 00:43:58,102 追われてっとこを見ると 何か悪いことでもしてたのか。 485 00:44:01,239 --> 00:44:06,744 悪いが ちい~っとばかり話があるんだ。 486 00:44:13,251 --> 00:44:16,254 悪ぃことは 何一つしておりません。 487 00:44:16,254 --> 00:44:18,389 ほう。 488 00:44:18,389 --> 00:44:23,227 俺は百姓ではありますが ある志を抱き➡ 489 00:44:23,227 --> 00:44:29,133 この先 命をかけ戦うつもりでおります。 490 00:44:29,133 --> 00:44:31,936 百姓が命をかけて戦うってか? 491 00:44:31,936 --> 00:44:34,238 はい そうです。 492 00:44:36,407 --> 00:44:40,945 俺は 百姓の志が➡ 493 00:44:40,945 --> 00:44:45,416 お武家様のそれより下とは 思っておりません。 494 00:44:45,416 --> 00:44:49,954 生まれつきの身分だけで ものも言えねぇのがこの世なら…➡ 495 00:44:49,954 --> 00:44:54,258 俺はやっぱり この世をぶっつぶさねばならねぇ! 496 00:44:58,429 --> 00:45:00,631 なるほど。 497 00:45:02,300 --> 00:45:04,602 こりゃあ おかしれぇや。 498 00:45:07,138 --> 00:45:09,140 御免! 499 00:45:11,008 --> 00:45:13,377 喜作! おぉ 栄一! 500 00:45:13,377 --> 00:45:15,313 こちとら斬る気はねぇ。➡ 501 00:45:15,313 --> 00:45:17,582 話がしたかっただけだ。 502 00:45:17,582 --> 00:45:24,088 ただ そんなでっけぇ志があるってんなら…➡ 503 00:45:24,088 --> 00:45:28,926 おめえら いっそ 俺のもとに仕えてみてはどうだ。 504 00:45:28,926 --> 00:45:31,629 へ? 505 00:45:37,602 --> 00:45:42,106 いやぁ 思いもかけねぇお言葉ですが➡ 506 00:45:42,106 --> 00:45:46,978 俺たちには田舎に仲間もいるし… な? 507 00:45:46,978 --> 00:45:50,781 あぁ そうです。 508 00:45:50,781 --> 00:45:55,653 今日会った渋沢ってのは 図抜けておかしろいぜ。 509 00:45:55,653 --> 00:45:59,123 しぶさわ? でもなぁ➡ 510 00:45:59,123 --> 00:46:04,929 あの無謀っぷりじゃなあ… きっと長生きはしねえだろうなぁ。 511 00:46:04,929 --> 00:46:07,565 多少剣が使えたって 所詮は百姓だ。 512 00:46:07,565 --> 00:46:12,737 「うわぁ」っていったとこで「ドウッ」て あっさり斬られちまうのが落ちだ。 513 00:46:12,737 --> 00:46:15,539 あ~ 惜しいねえ。 514 00:46:17,375 --> 00:46:25,182 横浜焼き討ち計画の決行直前 京から長七郎が帰ってきました。 515 00:46:27,385 --> 00:46:30,254 あにぃが 長七郎あにぃが帰ってきた! 516 00:46:30,254 --> 00:46:35,126 長七郎! これで百人力だい! おう! 517 00:46:35,126 --> 00:46:38,829 よく戻った 長七郎。 座れ。 518 00:46:42,767 --> 00:46:46,637 知ってのとおり 来月12日➡ 519 00:46:46,637 --> 00:46:52,476 死を覚悟した我ら69人で 高崎城を乗っ取り➡ 520 00:46:52,476 --> 00:46:57,615 横浜へ向かい 焼き討ちして異人を斬り殺す。 521 00:46:57,615 --> 00:46:59,950 あにぃの謀は間違っている。 522 00:46:59,950 --> 00:47:03,921 何? 薩摩はエゲレスの軍艦に撃ち込まれ➡ 523 00:47:03,921 --> 00:47:06,757 もう攘夷を捨てた。 524 00:47:06,757 --> 00:47:08,759 それだけじゃねぇ。 525 00:47:08,759 --> 00:47:12,897 8月には大和で 1,000人以上もの 手だれの同志が挙兵したが➡ 526 00:47:12,897 --> 00:47:15,733 あっという間に敗れた。 527 00:47:15,733 --> 00:47:19,737 おもだったものは皆 無残に死んだ。 528 00:47:21,605 --> 00:47:25,910 こんな時勢で誰が俺たちに加勢する? 529 00:47:25,910 --> 00:47:32,249 あにぃの謀は訥庵先生に劣らず 乱暴千万だ! 530 00:47:32,249 --> 00:47:37,121 これ以上 文句を言うなら俺は…➡ 531 00:47:37,121 --> 00:47:40,124 お主を斬る。 (惇忠)やめろ 真田! 532 00:47:43,761 --> 00:47:46,564 俺の命は惜しくはない。 533 00:47:48,632 --> 00:47:51,936 裏切り者と怨むのなら➡ 534 00:47:51,936 --> 00:47:56,273 甘んじてお前たちの刃で死んでやろう。 535 00:47:56,273 --> 00:47:58,209 何してんだよ 長七郎! 536 00:47:58,209 --> 00:48:02,079 お前たちが暴挙で そろって打ち首になるよりはましだ!➡ 537 00:48:02,079 --> 00:48:07,918 俺は命を捨ててでも お前たちを思いとどまらせる。 538 00:48:07,918 --> 00:48:09,920 いや 俺は決してやめねぇ! 539 00:48:09,920 --> 00:48:12,556 だったら殺せ! 540 00:48:12,556 --> 00:48:15,359 刺し違えてでも行がせねぇぞ! 541 00:48:17,428 --> 00:48:23,067 俺は 河野たちは国のために➡ 542 00:48:23,067 --> 00:48:26,771 天子様のために 命を捨てたのだと思っていた。 543 00:48:30,374 --> 00:48:33,911 しかし今は…➡ 544 00:48:33,911 --> 00:48:40,117 あいつらが何のために 死んでしまったのか分からねぇ。 545 00:48:42,920 --> 00:48:49,393 俺は今 ただ…➡ 546 00:48:49,393 --> 00:49:02,072 ただもう お前たちの尊い命を 犬死にで終わらせたくねぇんだ!➡ 547 00:49:02,072 --> 00:49:07,778 なぜ… なぜそれが分からねぇ…。 548 00:49:10,047 --> 00:49:13,551 ああっ… あ~! 549 00:49:19,223 --> 00:49:23,527 計画は中止となりました。 550 00:49:34,238 --> 00:49:36,540 お前様…。 551 00:49:51,255 --> 00:49:56,260 あぁ… うん? ハハ…。 552 00:49:58,762 --> 00:50:01,065 許してくれ うた。 553 00:50:03,400 --> 00:50:06,403 お前のとっさまは臆病者だ。 554 00:50:11,775 --> 00:50:14,078 お前様。 555 00:50:15,646 --> 00:50:21,418 道は 決してまっすぐではありません。 556 00:50:21,418 --> 00:50:23,954 孔子様とて➡ 557 00:50:23,954 --> 00:50:31,428 「過ちて改めざる これを過ちという」と おっしゃっております。 558 00:50:31,428 --> 00:50:36,800 曲がったり 時には間違えて引き返したって➡ 559 00:50:36,800 --> 00:50:40,638 よいではありませんか。 560 00:50:40,638 --> 00:50:49,346 どんなに間違えても みっともなくても 生きてみせる。 561 00:50:49,346 --> 00:51:08,265 ♬~ 562 00:51:08,265 --> 00:51:14,471 喜作と… この村を出て 京に向かおうと思う。 563 00:51:16,140 --> 00:51:20,411 今 政は江戸から京に移ってる。 564 00:51:20,411 --> 00:51:26,617 京でもう一度 俺たちが天下のために 何ができるのか 探ってみてぇんだ。 565 00:51:26,617 --> 00:51:32,623 お前は はぁ 百姓じゃあねぇ。 566 00:51:34,291 --> 00:51:39,630 俺はもう お前のすることに是非は言わねぇ。 567 00:51:39,630 --> 00:51:50,307 それでこの先 名をあげるか 身を亡ぼすか 俺の知るところじゃねぇ。 568 00:51:50,307 --> 00:51:52,610 ただし…。 569 00:51:55,813 --> 00:52:00,651 物の道理だけは踏み外すなよ。 570 00:52:00,651 --> 00:52:08,392 あくまで道理は踏み外さず➡ 571 00:52:08,392 --> 00:52:13,931 まことを貫いたと胸張って生きたなら➡ 572 00:52:13,931 --> 00:52:21,805 俺は それが幸か不幸か 死ぬか生きるかにかかわらず➡ 573 00:52:21,805 --> 00:52:25,409 満足することにすべえ。 574 00:52:25,409 --> 00:52:28,112 とっさま…。 575 00:52:31,949 --> 00:52:33,984 ありがとうございます! 576 00:52:33,984 --> 00:52:51,969 ♬~ 577 00:52:51,969 --> 00:52:59,443 文久2年 処分が解けた慶喜は 将軍後見職に任命されました。 578 00:52:59,443 --> 00:53:01,378 ははっ。 579 00:53:01,378 --> 00:53:08,385 若輩ゆえ 政道を誤らぬよう よろしく輔弼の任を果たしてくだされ。 580 00:53:11,055 --> 00:53:18,262 慶喜は 将軍 家茂を補佐するため 京へ向かうことになります。 581 00:53:23,934 --> 00:53:28,772 やっぱり さみしい。 582 00:53:28,772 --> 00:53:31,675 さみしくって しょうがねえよ…。 583 00:53:31,675 --> 00:53:47,624 ♬~ 584 00:53:47,624 --> 00:53:53,430 体にだけは 十分気を付くんだよ。 585 00:53:53,430 --> 00:54:00,237 ♬~ 586 00:54:00,237 --> 00:54:31,935 ♬~ 587 00:54:31,935 --> 00:54:38,609 (徳川家康)さあ 血洗島編はここまでだ。 588 00:54:38,609 --> 00:54:46,350 ここから物語の舞台は江戸を離れ 激動の京へと向かいます。 589 00:54:46,350 --> 00:54:54,057 そう… いよいよ 我が江戸幕府の終焉が近づくのです。