1 00:01:35,148 --> 00:01:39,152 <出羽の国 六郷藩士 松葉刑部> 2 00:01:39,152 --> 00:01:43,156 <忠誠を誓う主君に 愛する妻を奪われたあげく・ 3 00:01:43,156 --> 00:01:47,160 謀反人に仕立て上げられ 藩を追われた> 4 00:01:47,160 --> 00:01:52,165 <そして 江戸で武芸を売る浪人に 成り果てた> 5 00:01:52,165 --> 00:01:57,165 <だが 刑部には もう一つ 裏の顔があった> 6 00:02:15,188 --> 00:02:19,192 (お囃子) 7 00:02:19,192 --> 00:02:23,196 (刑部)腕に覚えのある者は 拙者と立ち合ってみられよ・ 8 00:02:23,196 --> 00:02:25,198 獲物は 木刀 たんぽ槍・ 9 00:02:25,198 --> 00:02:27,134 己の得手とするもの 何でも よろしい 10 00:02:27,134 --> 00:02:32,139 (刑部)拙者は この扇子一本で お相手つかまつる 11 00:02:32,139 --> 00:02:36,143 1回10文 拙者の体を かすっただけで 1朱 12 00:02:36,143 --> 00:02:38,145 胴か面を取れば 1分 進ぜよう 13 00:02:38,145 --> 00:02:42,149 (お六)1分? 本当に? そんなに もらえるんなら 私 やる 14 00:02:42,149 --> 00:02:44,151 (男性)いくら何でも お前には 無理だろうが 15 00:02:44,151 --> 00:02:46,153 (お六)だって 10文が 1分になるんだよ 16 00:02:46,153 --> 00:02:49,156 勝てば ひとつき寝て暮らせるんだ 17 00:02:49,156 --> 00:02:52,156 それに このお侍さん 弱そうだもん 18 00:02:55,162 --> 00:02:58,162 (浪人)ならば 拙者が 名乗り出よう 19 00:03:02,169 --> 00:03:07,174 すまん 今日は 店じまいだ (浪人)どうした おじけづいたのか 20 00:03:07,174 --> 00:03:09,176 (男性)何でえ やめちまうのか 情けねえな 21 00:03:09,176 --> 00:03:12,179 旦那 どうしたんですか 22 00:03:12,179 --> 00:03:25,192 ・~ 23 00:03:25,192 --> 00:03:29,129 拙者を見失ったことに してもらえぬか 24 00:03:29,129 --> 00:03:34,129 さすれば お主らを斬らずに済む 25 00:03:45,145 --> 00:04:03,163 ・~ 26 00:04:03,163 --> 00:04:10,163 ・~ 27 00:04:15,175 --> 00:04:20,180 ・(彦九郎)葛様 もう我慢なりませぬ! 28 00:04:20,180 --> 00:04:23,183 (彦九郎)次は 拙者が 29 00:04:23,183 --> 00:04:26,183 (又五郎)隠密裏に 刑部を消せという密令じゃ 30 00:04:28,121 --> 00:04:31,124 我らが手を出すのは 最後の最後 31 00:04:31,124 --> 00:04:37,130 それに やつは お主の手には負えぬ 32 00:04:37,130 --> 00:04:42,130 ならば どうなさる おつもりですか 33 00:04:50,143 --> 00:04:53,146 もしや 葛様… 34 00:04:53,146 --> 00:04:57,150 松葉刑部とは 同じ道場で 竜虎と称され・ 35 00:04:57,150 --> 00:05:01,150 竹馬の友であったと 伺っておりまする 36 00:05:04,157 --> 00:05:08,161 (彦九郎)されば もともと 斬る気はないと… 37 00:05:08,161 --> 00:05:21,174 黙れ! 拙者は 六郷藩横目頭ぞ 私情に走るような愚はせぬ 38 00:05:21,174 --> 00:05:26,179 必ず 脱藩者 松葉刑部を始末する 39 00:05:26,179 --> 00:05:42,128 ・(定斎屋)定斎屋でござい 定斎… 定斎屋でござい 定斎… 40 00:05:42,128 --> 00:05:46,132 (お静)刑部様! おかえりなさい おお お静さん 41 00:05:46,132 --> 00:05:48,134 (お静)今日は お早かったんですね 42 00:05:48,134 --> 00:05:52,138 ああ 手ごわい相手が現れたので 逃げてきた ハハハ… 43 00:05:52,138 --> 00:05:55,141 えっ そうなんですか ああ 44 00:05:55,141 --> 00:05:57,143 でしたら あのような お仕事は・ 45 00:05:57,143 --> 00:05:59,145 もう お辞めになられたら いかがですか 46 00:05:59,145 --> 00:06:04,150 そうだな 考えとく ハハ… あ… 47 00:06:04,150 --> 00:06:09,155 夕食 うちで召し上がってください 父も 喜びますから 48 00:06:09,155 --> 00:06:13,159 そうか あ… はい 49 00:06:13,159 --> 00:06:16,162 (およね) ごちそうさまでございます 50 00:06:16,162 --> 00:06:21,167 嫌だ およねさんったら (およね)フフッ… 51 00:06:21,167 --> 00:06:24,167 (お静)ウフフッ… 52 00:06:29,109 --> 00:06:33,109 ・(女性)おかえり! ただいま 53 00:06:44,124 --> 00:06:47,127 (伊三次)御開帳は 八つ時からなんでい 54 00:06:47,127 --> 00:06:54,127 (伊三次)あっ 旦那 親分! おみえんなりましたぜ 55 00:07:06,146 --> 00:07:09,149 (徳松)旦那 急な仕事で 申し訳ありやせんが・ 56 00:07:09,149 --> 00:07:14,154 ちょいと やっかいな仕事が 舞い込んできやしたんで 57 00:07:14,154 --> 00:07:17,157 で…? (徳松)へい・ 58 00:07:17,157 --> 00:07:24,164 実は 公儀直参旗本の奥方の命が 狙われているみたいです 59 00:07:24,164 --> 00:07:28,101 何? 旗本の奥方を? 60 00:07:28,101 --> 00:07:35,108 (徳松)旗本の名は 渋江武左衛門 奥方の名は おこの・ 61 00:07:35,108 --> 00:07:41,108 実は この おこの さる御大身の御側室だったそうで 62 00:07:43,116 --> 00:07:45,118 (おこの) 《いってらっしゃいませ》 63 00:07:45,118 --> 00:07:47,120 (渋江)《うん》 64 00:07:47,120 --> 00:07:54,127 大身の側室? それが なぜ 旗本の奥方になった? 65 00:07:54,127 --> 00:07:57,130 (徳松)おこのが 御大身のお屋敷に 女中奉公しているときに・ 66 00:07:57,130 --> 00:08:01,134 殿様の手が付きまして 側室になったそうで 67 00:08:01,134 --> 00:08:04,137 ところが そのあと 殿様は 正室を迎えられて・ 68 00:08:04,137 --> 00:08:09,142 おこのは 家来筋の渋江武左衛門に 下げ渡しになったそうでやす 69 00:08:09,142 --> 00:08:12,145 下げ渡した? ええっ! 70 00:08:12,145 --> 00:08:15,148 手を付けた女を 都合が悪くなりゃ ぽい? 71 00:08:15,148 --> 00:08:17,150 侍なんて 所詮 そんなもんよ 72 00:08:17,150 --> 00:08:21,154 (才助)殿様に 文句の一つも 言いたくても言えねえ 73 00:08:21,154 --> 00:08:24,157 だって 行く方も行く方ですよ (伊三次)そうよ 74 00:08:24,157 --> 00:08:26,159 (徳松)うるせえ 75 00:08:26,159 --> 00:08:28,094 (伊三次・才助)へい (お六)はい 76 00:08:28,094 --> 00:08:33,099 ところが この御大身 おこののことが忘れられなくて・ 77 00:08:33,099 --> 00:08:37,103 渋江に下げ渡したあとも 度々 渋江の屋敷で・ 78 00:08:37,103 --> 00:08:40,106 おうせを 繰り返していたそうなんでさあ 79 00:08:40,106 --> 00:08:43,109 (お六)旦那の家に行って? ああ なんてことを 80 00:08:43,109 --> 00:08:45,111 侍なんて 所詮 そんなもんさ 81 00:08:45,111 --> 00:08:48,114 (お六)ええ? (才助)よっぽど 侍嫌いなんですな 82 00:08:48,114 --> 00:08:50,116 (徳松)黙れって (才助)へい 83 00:08:50,116 --> 00:08:52,118 (お六)はい (伊三次)へい 84 00:08:52,118 --> 00:08:56,122 そうして ついに おこのは 殿の お種を宿し・ 85 00:08:56,122 --> 00:08:59,125 間もなく 子が生まれるそうなんです 86 00:08:59,125 --> 00:09:05,131 ふん… とすると 世継ぎ問題で もめているわけか 87 00:09:05,131 --> 00:09:08,134 そうなんでさあ 88 00:09:08,134 --> 00:09:12,138 殿様には もう一人 側室がいて 子供が1人いる 89 00:09:12,138 --> 00:09:15,141 ところが 殿様は おこのを寵愛し・ 90 00:09:15,141 --> 00:09:21,147 もしも 男の子が生まれたならば その子を お世継ぎにしたいと 91 00:09:21,147 --> 00:09:28,087 なるほど ならば その側室の筋が おこのの子を消そうと… 92 00:09:28,087 --> 00:09:31,090 へい そのとおりです ヘヘッ… 93 00:09:31,090 --> 00:09:34,093 ところで 旦那 その… 94 00:09:34,093 --> 00:09:38,097 渋江武左衛門という 旗本なんですが・ 95 00:09:38,097 --> 00:09:43,102 堀部安兵衛と肩を並べるほどの 剣客だそうでやすよ 96 00:09:43,102 --> 00:09:46,105 堀部安兵衛と? ええ 97 00:09:46,105 --> 00:09:49,108 これまで 何度か 刺客に襲われたそうなんですが・ 98 00:09:49,108 --> 00:09:53,112 ことごとく 返り討ちにしたそうで 99 00:09:53,112 --> 00:09:58,117 とはいっても このままでは おこののことは 守りきれないと・ 100 00:09:58,117 --> 00:10:03,122 実は 渋江武左衛門の方から 用心棒の依頼が来たんでやす 101 00:10:03,122 --> 00:10:09,128 しかし 徳松 それがしは 始末屋 用心棒ではない 102 00:10:09,128 --> 00:10:14,133 ああ… ならば その刺客を 斬ってほしいという依頼ならば・ 103 00:10:14,133 --> 00:10:16,135 どうでございやしょう? 104 00:10:16,135 --> 00:10:20,139 フフフ… 相変わらず口が達者だな えっ? 徳松 105 00:10:20,139 --> 00:10:23,142 ヘヘヘッ… (お六)でも お頭 106 00:10:23,142 --> 00:10:26,145 お世継ぎ問題とはいえ おこのの腹の子・ 107 00:10:26,145 --> 00:10:29,082 その大身の子か 渋江の子か 分からないんじゃ… 108 00:10:29,082 --> 00:10:34,087 それが この渋江武左衛門という男 よっぽど律儀な男らしく・ 109 00:10:34,087 --> 00:10:38,091 おこの様には 指一本 触れてねえようだ 110 00:10:38,091 --> 00:10:40,091 ふーん 111 00:10:43,096 --> 00:10:47,096 これが 手付けの3両でございやす 112 00:10:57,110 --> 00:11:02,110 (渋江)おお 用心棒が参られたか 待ち焦がれておったぞ! 113 00:11:04,117 --> 00:11:09,122 (渋江)おう その方が用心棒殿か はあ 114 00:11:09,122 --> 00:11:11,124 (渋江) かなりの すご腕と聞いておるぞ 115 00:11:11,124 --> 00:11:14,127 いえいえ 渋江様の聞こえに比ぶれば・ 116 00:11:14,127 --> 00:11:17,130 まだまだ 未熟者にござります 117 00:11:17,130 --> 00:11:21,134 (渋江)ハハハ… 拙者の何が聞こえておる? 118 00:11:21,134 --> 00:11:25,138 堀部安兵衛様と 肩を並べる腕前と聞いております 119 00:11:25,138 --> 00:11:33,146 そう聞いておるか うん 実はな… はあ 120 00:11:33,146 --> 00:11:37,150 それがしが 自分で 言い触らしてるだけじゃ 121 00:11:37,150 --> 00:11:43,156 ハハハ…・ 122 00:11:43,156 --> 00:11:45,158 さあ 中へ… 中へ入られよ 123 00:11:45,158 --> 00:11:49,162 あの… こちらからで よろしいので? 124 00:11:49,162 --> 00:11:52,165 遠慮するな はあ 125 00:11:52,165 --> 00:11:58,171 拙者 直参旗本 渋江武左衛門でござる 126 00:11:58,171 --> 00:12:03,176 松葉刑部と申します 故あって あるじは持ちませぬ 127 00:12:03,176 --> 00:12:07,180 おお そうか ・(おこの)よろしいでしょうか 128 00:12:07,180 --> 00:12:11,180 ああ おこの殿 129 00:12:14,187 --> 00:12:16,187 (渋江)ささっ 130 00:12:20,193 --> 00:12:22,195 (おこの)こちらが? 131 00:12:22,195 --> 00:12:28,134 松葉刑部殿とおっしゃる 剣の達人でござる 132 00:12:28,134 --> 00:12:31,137 (おこの)おこのと申します よろしくお願いいたします 133 00:12:31,137 --> 00:12:34,140 はい どうじゃ 松葉殿 134 00:12:34,140 --> 00:12:37,143 このような お美しさであれば・ 135 00:12:37,143 --> 00:12:41,147 命に代えてでも 守ろうという気に なったであろう うん? 136 00:12:41,147 --> 00:12:43,149 (おこの)武左衛門様 おやめくださいませ 137 00:12:43,149 --> 00:12:48,149 ハハハ… (おこの)フフ… 138 00:13:09,175 --> 00:13:15,181 松葉殿 碁は たしなまれるかな 些少は… 139 00:13:15,181 --> 00:13:21,187 ああ そうか それは よかった それでは 一手 お相手願えるかな 140 00:13:21,187 --> 00:13:25,191 渋江殿 いつ いかなるときに・ 141 00:13:25,191 --> 00:13:28,127 どんな刺客が 現れるともかぎりませぬ 142 00:13:28,127 --> 00:13:34,133 ハァ… そうか いや しかし 一局だけなら… 143 00:13:34,133 --> 00:13:37,136 また 日を改めて… 144 00:13:37,136 --> 00:13:45,144 ふん… 毎日 日が改まるともかぎらぬが 145 00:13:45,144 --> 00:13:51,144 ああ そうだ 松葉殿 肝心な話をしておらなかった 146 00:13:53,152 --> 00:13:56,155 何でしょうか 147 00:13:56,155 --> 00:14:02,161 それがし お小姓組として 一日ごとに登城しておる 148 00:14:02,161 --> 00:14:10,169 お小姓組は 書院番と共に 将軍家をお守りする筆頭じゃ 149 00:14:10,169 --> 00:14:13,172 いや… 本当だぞ 150 00:14:13,172 --> 00:14:16,175 お主に できるかというような 顔をしておるぞ 151 00:14:16,175 --> 00:14:20,179 えっ? いや そのようなことは… 152 00:14:20,179 --> 00:14:25,184 フッ ハハ… ならばよいが 153 00:14:25,184 --> 00:14:29,121 出仕する日は 五つ半に屋敷を出て・ 154 00:14:29,121 --> 00:14:36,128 翌日の朝 五つ半 当番の者と交代して 下城する 155 00:14:36,128 --> 00:14:39,131 そして 次の日は休み 156 00:14:39,131 --> 00:14:45,131 更にまた 次の日の朝 出仕するというようなことになる 157 00:14:56,148 --> 00:15:02,148 留守のときは おこの殿を頼む はあ 158 00:15:05,157 --> 00:15:09,161 それと もう一つ 守ってもらいたいことがある 159 00:15:09,161 --> 00:15:11,163 はあ 160 00:15:11,163 --> 00:15:14,166 いくら おこの殿が 美しいからというて・ 161 00:15:14,166 --> 00:15:21,173 決して 手を出してはならんぞ 首が飛ぶ ハハハ・ 162 00:15:21,173 --> 00:15:29,115 ハハハ… ハハハ… 163 00:15:29,115 --> 00:15:34,120 いってらっしゃいませ お早いお帰り お待ちしております 164 00:15:34,120 --> 00:15:38,124 おこの殿 さようなことは してはなりませぬと・ 165 00:15:38,124 --> 00:15:41,127 何度も 申し上げてるはず (おこの)はい 166 00:15:41,127 --> 00:15:46,132 それに くれぐれも転ばぬよう お願いしますぞ 167 00:15:46,132 --> 00:15:51,132 (おこの)ありがとうございます (渋江)ならば 168 00:15:57,143 --> 00:16:01,143 後を頼む はっ 169 00:16:08,154 --> 00:16:14,160 松葉様 はあ 170 00:16:14,160 --> 00:16:19,165 何か しばし よろしいでしょうか 171 00:16:19,165 --> 00:16:21,167 はい… 172 00:16:21,167 --> 00:16:23,169 それがし 不作法で 173 00:16:23,169 --> 00:16:27,106 フッ… いいんですよ お好きに召し上がれば 174 00:16:27,106 --> 00:16:29,106 はあ では 175 00:16:31,110 --> 00:16:33,112 申し訳ございません 176 00:16:33,112 --> 00:16:37,116 私のような女のために お命懸けまで 177 00:16:37,116 --> 00:16:39,118 お気遣い かたじけない 178 00:16:39,118 --> 00:16:43,122 しかし それがし それが なりわいでして 179 00:16:43,122 --> 00:16:47,126 そうですか? えっ あっ はあ… 180 00:16:47,126 --> 00:16:51,130 武左衛門様は 本当に 松葉様を お気に召したようですね 181 00:16:51,130 --> 00:16:55,134 とっても 楽しそう 182 00:16:55,134 --> 00:17:00,139 おこの様ともども いつ刺客が現れるか分からぬ中・ 183 00:17:00,139 --> 00:17:04,143 見事な腹の据え方 感服いたしております 184 00:17:04,143 --> 00:17:09,148 覚悟を決めてしまえば 怖いものなどございません 185 00:17:09,148 --> 00:17:11,148 覚悟… 186 00:17:15,154 --> 00:17:20,154 《覚悟 覚悟…》 187 00:17:26,165 --> 00:17:31,165 (ゆい)《私 側室に上がります》 188 00:17:47,119 --> 00:18:00,132 ・~ 189 00:18:00,132 --> 00:18:04,136 お休みでござりますか ・(おこの)いえ どうぞ 190 00:18:04,136 --> 00:18:08,140 失礼 何か 191 00:18:08,140 --> 00:18:12,144 しばし 納戸に お潜みあそばしますよう 192 00:18:12,144 --> 00:18:15,147 かしこまりました 193 00:18:15,147 --> 00:18:33,099 ・~ 194 00:18:33,099 --> 00:18:53,119 ・~ 195 00:18:53,119 --> 00:19:07,133 ・~ 196 00:19:07,133 --> 00:19:10,136 方々 お出合いなされ! 197 00:19:10,136 --> 00:19:19,145 ・~ 198 00:19:19,145 --> 00:19:21,147 (家臣)何やつ! (家臣)くせ者! 199 00:19:21,147 --> 00:19:28,087 ・~ 200 00:19:28,087 --> 00:19:32,087 (一斎)貴様! 松葉刑部! 201 00:19:34,093 --> 00:19:38,097 お主 闇猫の… 202 00:19:38,097 --> 00:19:41,100 (一斎)おのれーっ! 203 00:19:41,100 --> 00:19:52,111 ・~ 204 00:19:52,111 --> 00:19:54,113 (一斎)今だーっ! 205 00:19:54,113 --> 00:20:03,122 ・~ 206 00:20:03,122 --> 00:20:08,127 ハッ どこまでも 運のいい男よのう 207 00:20:08,127 --> 00:20:13,132 運がよい? そのように思ったこと 一度もない 208 00:20:13,132 --> 00:20:15,134 (一斎)いくぞ 209 00:20:15,134 --> 00:20:28,080 ・~ 210 00:20:28,080 --> 00:20:31,083 (信次)ハァ… まだ 終わってないようだね 211 00:20:31,083 --> 00:20:33,085 (政五郎)そのようで 212 00:20:33,085 --> 00:20:35,087 ・(一斎の気合い) 213 00:20:35,087 --> 00:20:53,105 ・~ 214 00:20:53,105 --> 00:20:56,105 ・~ 215 00:20:59,111 --> 00:21:01,111 (政五郎)おのれ… 216 00:21:06,118 --> 00:21:10,122 (信次)えらいことになりましたね 217 00:21:10,122 --> 00:21:14,126 貴様… (信次)松葉刑部 218 00:21:14,126 --> 00:21:18,126 これで 闇猫を 本気で 怒らしてしまいましたよ 219 00:21:27,139 --> 00:21:30,142 獄門の おやめなさい 220 00:21:30,142 --> 00:21:35,147 この御仁は 今回 請け負った相手じゃござんせん 221 00:21:35,147 --> 00:21:39,151 しとめたとこで 1文にも なりゃしませんさ・ 222 00:21:39,151 --> 00:21:42,154 松葉の旦那!・ 223 00:21:42,154 --> 00:21:50,162 そちらが 手を掛けなすったんだ 弔いを よろしくお願いしますよ・ 224 00:21:50,162 --> 00:21:58,170 でなきゃ… 闇猫は 化けて出ますぜ 225 00:21:58,170 --> 00:22:01,170 ハハハ… 226 00:22:08,180 --> 00:22:10,182 おこの様… 227 00:22:10,182 --> 00:22:12,182 入ります 228 00:22:15,187 --> 00:22:18,187 ・(おこの)松葉様 229 00:22:22,194 --> 00:22:25,197 片づきました お休みを 230 00:22:25,197 --> 00:22:30,135 松葉様… 一つ お願いがございます 231 00:22:30,135 --> 00:22:32,137 何でしょう? 232 00:22:32,137 --> 00:22:38,137 この懐剣から 手が離れないのでございます 233 00:22:44,149 --> 00:22:46,149 ああ… 234 00:22:48,153 --> 00:22:51,156 ありがとうございます 235 00:22:51,156 --> 00:22:57,162 これで また 武左衛門様の 碁の相手ができます 236 00:22:57,162 --> 00:22:59,162 はあ… 237 00:23:02,167 --> 00:23:05,170 おこの! (おこの)武左衛門様!・ 238 00:23:05,170 --> 00:23:07,172 お勤め御苦労さまです・ 239 00:23:07,172 --> 00:23:10,175 お出迎えもせず 申し訳ございません 240 00:23:10,175 --> 00:23:14,179 (渋江)なんの なんの… 無事で何よりじゃ・ 241 00:23:14,179 --> 00:23:19,179 おこの! (おこの)武左衛門様! 242 00:23:25,190 --> 00:23:29,128 おこの殿 松葉殿が見ておられる 243 00:23:29,128 --> 00:23:33,128 構いませぬ 構いませぬ 244 00:23:37,136 --> 00:23:41,140 (渋江)松葉殿 よーく 守ってくれた 245 00:23:41,140 --> 00:23:43,142 御安心召されるな 246 00:23:43,142 --> 00:23:48,147 敵は まだ 目的を達しておりませぬ 247 00:23:48,147 --> 00:23:53,152 必ずや 二の手 三の手が 襲ってまいりましょう 248 00:23:53,152 --> 00:23:59,158 分かっておる このままでは 済ませぬ 249 00:23:59,158 --> 00:24:02,158 このままでは… 250 00:24:07,166 --> 00:24:13,166 それと 一つ頼みがある 251 00:24:15,174 --> 00:24:21,180 何も見ておりませぬ 何も… 252 00:24:21,180 --> 00:24:26,180 あっ そうか かたじけない 253 00:24:31,123 --> 00:24:36,123 (猫の鳴き声) 254 00:24:38,130 --> 00:24:48,130 (お吉)そうか… 湖堂軒一斎が 落ちたか 255 00:24:50,142 --> 00:24:55,147 改めて 腕の立つ浪人を 5~6人 雇って・ 256 00:24:55,147 --> 00:24:58,150 仕上げし直します 257 00:24:58,150 --> 00:25:03,155 (お吉)フッ… フフフ… 258 00:25:03,155 --> 00:25:12,164 でも 松葉刑部って 面白いねえ (政五郎)お頭 259 00:25:12,164 --> 00:25:18,170 この闇猫に よく じゃれついてくれるよ 260 00:25:18,170 --> 00:25:21,173 確かに 261 00:25:21,173 --> 00:25:25,177 (お吉)ところで 信次 (信次)へい 262 00:25:25,177 --> 00:25:28,113 (お吉)今夜は 何を食べようか 263 00:25:28,113 --> 00:25:36,113 では 川舟でも出しますかね (お吉)そうだねぇ 264 00:25:51,136 --> 00:25:54,136 (かんぬきの閉まる音) 265 00:26:00,145 --> 00:26:04,145 (供侍)部屋に戻られますように はあ 266 00:26:29,107 --> 00:26:31,107 なんと… 267 00:26:33,111 --> 00:26:40,111 あの紋所は まさか… 268 00:26:44,122 --> 00:26:47,125 (渋江)松葉殿 しばし よいか 入るぞ 269 00:26:47,125 --> 00:26:49,127 あっ どうぞ 270 00:26:49,127 --> 00:26:53,131 今夜は どうじゃ? 勝負じゃ 271 00:26:53,131 --> 00:26:59,137 渋江殿 今 おこの殿の お部屋に入っていかれたのは… 272 00:26:59,137 --> 00:27:03,141 おこの殿の部屋に? 273 00:27:03,141 --> 00:27:08,146 いや 拙者には 何も見えなかったぞ 274 00:27:08,146 --> 00:27:10,146 はあ? 275 00:27:18,156 --> 00:27:23,161 本はといえば おこのは 殿の御側室ゆえ・ 276 00:27:23,161 --> 00:27:27,099 会いに来て悪いという法はない 277 00:27:27,099 --> 00:27:29,099 渋江殿… 278 00:27:36,108 --> 00:27:42,114 松葉殿 お主 どのようにして 武士を捨てた? 279 00:27:42,114 --> 00:27:46,114 よかったら 教えてもらえぬか 280 00:27:48,120 --> 00:27:56,128 武家というものに 幻滅いたした 何故に? 281 00:27:56,128 --> 00:28:02,134 生まれたときから 忠誠を 尽くしてきた主君に 裏切られ・ 282 00:28:02,134 --> 00:28:08,140 妻を奪われ申した なんと… 283 00:28:08,140 --> 00:28:11,143 それで お主は どうしたのじゃ? 284 00:28:11,143 --> 00:28:20,152 それが 武士の道だというのならば 拙者は 武士を捨てる… 285 00:28:20,152 --> 00:28:24,152 そう覚悟いたした 286 00:28:26,158 --> 00:28:34,099 そうか… 拙者は それができなんだ 287 00:28:34,099 --> 00:28:44,109 実はのう おこのは 殿のおそばに はべる前は・ 288 00:28:44,109 --> 00:28:48,113 それがしの いいなずけだったのだ 289 00:28:48,113 --> 00:28:51,116 なんと… 290 00:28:51,116 --> 00:28:58,123 殿より おこのを お召しの 御沙汰があり・ 291 00:28:58,123 --> 00:29:04,123 家臣として 拒むすべもなく 差し出してござる 292 00:29:07,132 --> 00:29:13,138 そのとき 拙者は 武士と人との岐路に立ち・ 293 00:29:13,138 --> 00:29:20,145 人を捨て申した 人を捨てた? 294 00:29:20,145 --> 00:29:24,149 そなたのように 武士を捨てていれば・ 295 00:29:24,149 --> 00:29:30,088 このような ぶざまをさらすことは なかったであろうとも… 296 00:29:30,088 --> 00:29:37,095 さほどまでして 何故 武士に こだわりますか 297 00:29:37,095 --> 00:29:43,101 三河以来の家柄を 自分の我意を通すために・ 298 00:29:43,101 --> 00:29:46,104 つぶすわけには まいらぬ 299 00:29:46,104 --> 00:29:55,104 「妻に代わりはあれど 家に 代わりはござらん」と… 人は言う 300 00:29:57,115 --> 00:30:00,115 心なき人は 301 00:30:03,121 --> 00:30:11,129 しかし おこの殿は どのような お気持ちで… 302 00:30:11,129 --> 00:30:19,137 自害せいと申されるか 毎日 泣いて暮らせと申されるか 303 00:30:19,137 --> 00:30:23,141 あのお顔を見て 察してもらえぬか 304 00:30:23,141 --> 00:30:30,081 武士と 武士の妻であるならば 受け入れねばならぬことと・ 305 00:30:30,081 --> 00:30:38,089 おこのと話し合うた ならば せめて笑顔でいよう・ 306 00:30:38,089 --> 00:30:49,100 それが それがしと おこのの せめてもの あらがいである 307 00:30:49,100 --> 00:30:54,105 とはいえ それがしは おこのと 同じ屋敷で住める喜びを・ 308 00:30:54,105 --> 00:30:58,109 日々 味わっておる そして おこのも また・ 309 00:30:58,109 --> 00:31:02,109 それがしと 一緒に暮らせる喜びを… 310 00:31:12,123 --> 00:31:16,127 (ゆい)《参ります》・ 311 00:31:16,127 --> 00:31:26,137 《たとえ 奥へ上がりましても 私の生涯の夫は あなた様お一人》 312 00:31:26,137 --> 00:31:30,141 (ゆい)《その思いで 参りますことだけは・ 313 00:31:30,141 --> 00:31:33,144 お忘れなきよう》 314 00:31:33,144 --> 00:31:45,144 ・~ 315 00:31:51,162 --> 00:31:55,166 (又五郎)片桐様 国元より 遠路 御苦労さまでござりまする 316 00:31:55,166 --> 00:32:01,172 (片桐)葛 いつまで待たせる 殿は お怒りじゃぞ 317 00:32:01,172 --> 00:32:04,175 (又五郎)申し訳ござりません 318 00:32:04,175 --> 00:32:12,183 よいか これ以上 待たせるならば お主が脱藩して 刑部を斬れ 319 00:32:12,183 --> 00:32:16,187 拙者が 脱藩? (片桐)うん 320 00:32:16,187 --> 00:32:20,191 公儀にも知られてはならぬ 密命とあらば・ 321 00:32:20,191 --> 00:32:23,194 その方法しかあるまい (又五郎)片桐様… 322 00:32:23,194 --> 00:32:29,134 忘れてはおらんな? 国境で 刑部を斬れとの命を受けながら・ 323 00:32:29,134 --> 00:32:34,139 お主は 刑部を逃がしてしまった そうであろう?・ 324 00:32:34,139 --> 00:32:41,146 葛又五郎 しばしの猶予は与えるが 刑部を消せぬなら・ 325 00:32:41,146 --> 00:32:44,146 そのつもりでおれ (又五郎)はっ 326 00:32:46,151 --> 00:32:48,153 (産声) 327 00:32:48,153 --> 00:32:52,157 松葉殿! 松葉殿! 328 00:32:52,157 --> 00:32:55,160 おお 松葉殿! いかがなされた? 329 00:32:55,160 --> 00:32:59,164 生まれたぞ! 生まれたぞ! 立派な男子じゃ 330 00:32:59,164 --> 00:33:02,167 それは おめでとうござります 331 00:33:02,167 --> 00:33:09,174 ありがとう 松葉殿のおかげじゃ 生まれたぞ アハハ… 332 00:33:09,174 --> 00:33:13,178 名前は 大之助じゃ いい名であろう? 333 00:33:13,178 --> 00:33:17,182 大之助様… よい名前でござる 334 00:33:17,182 --> 00:33:21,186 そうであろう ずっと考えておった ハハハ… 335 00:33:21,186 --> 00:33:23,188 ・(大之助の泣き声) 336 00:33:23,188 --> 00:33:26,191 おお 泣いとる 泣いとる 失礼する 337 00:33:26,191 --> 00:33:30,128 (大之助の泣き声) 338 00:33:30,128 --> 00:33:32,130 (おこの)よしよし よしよし 339 00:33:32,130 --> 00:33:35,133 (渋江)おお おこの まだ起きては… 340 00:33:35,133 --> 00:33:37,135 (おこの)よろしいんです 341 00:33:37,135 --> 00:33:39,137 (大之助の泣き声) 342 00:33:39,137 --> 00:33:44,142 泣いておる 大之助 乳が欲しいか アハハ… 343 00:33:44,142 --> 00:33:48,142 武左衛門様… (渋江)おこの 344 00:33:51,149 --> 00:33:54,152 これ よしよし… 345 00:33:54,152 --> 00:33:59,157 ・(大之助の泣き声) 346 00:33:59,157 --> 00:34:02,160 男子か… 347 00:34:02,160 --> 00:34:06,160 ・(大之助の泣き声) 348 00:34:10,168 --> 00:34:18,168 (お吉)男の子か… フフ… 面白くなったねぇ 349 00:34:21,179 --> 00:34:29,179 信次 請負料は 奥方の分しか もらっちゃいない 350 00:34:32,123 --> 00:34:39,130 生まれた子供の分は 別だよ (信次)なるほど 351 00:34:39,130 --> 00:34:43,130 お頭 早速 先方と掛け合ってきます 352 00:34:48,139 --> 00:34:51,139 話の続きを 353 00:34:56,147 --> 00:35:14,165 ・~ 354 00:35:14,165 --> 00:35:19,170 ・~ 355 00:35:19,170 --> 00:35:22,173 渋江殿… 356 00:35:22,173 --> 00:35:27,173 すまぬな 松葉殿 こうする他 ござらんかった 357 00:35:29,114 --> 00:35:32,117 ・(渋江の気合い) 358 00:35:32,117 --> 00:35:38,123 まさか おこの殿と御子息を 斬るというのか 359 00:35:38,123 --> 00:35:40,123 (気合い) 360 00:35:42,127 --> 00:35:44,129 ならば なぜ おこの殿を守るために・ 361 00:35:44,129 --> 00:35:47,132 拙者を雇い入れた? 362 00:35:47,132 --> 00:35:51,136 おこのを守るため お家を守るため 363 00:35:51,136 --> 00:35:55,140 ならば なぜ こうして 今夜は 刺客にならんとする? 364 00:35:55,140 --> 00:35:58,143 拙者 武士として 人を捨てたつもりでござったが・ 365 00:35:58,143 --> 00:36:02,147 人の尾を 断ち切れませなんだ 366 00:36:02,147 --> 00:36:04,149 人の尾を? 367 00:36:04,149 --> 00:36:06,151 いいなずけを差し出し・ 368 00:36:06,151 --> 00:36:10,155 妻として 下げ戻されたあとも 一指も触れず・ 369 00:36:10,155 --> 00:36:16,161 あまつさえ この屋敷で 殿とは申せ 他の男に・ 370 00:36:16,161 --> 00:36:19,164 妻を抱かれるのを見過ごすという この屈辱・ 371 00:36:19,164 --> 00:36:24,164 この胸に 深く刻みつけてまいった 372 00:36:35,113 --> 00:36:37,115 人として 許しがたきことを・ 373 00:36:37,115 --> 00:36:44,122 武士として 耐えねばならぬ苦衷も 既に 限界にきたわな 374 00:36:44,122 --> 00:36:48,126 忠ならんとすれば 人ならず! 375 00:36:48,126 --> 00:36:56,134 人ならんと欲すれば 忠ならず! おやめなされ! 渋江殿 376 00:36:56,134 --> 00:37:00,138 松葉殿 御貴殿が うらやましゅうござる 377 00:37:00,138 --> 00:37:06,144 拙者も 家も武士も捨て 御貴殿のように生きられたら・ 378 00:37:06,144 --> 00:37:09,147 他の生きようもあったであろう 379 00:37:09,147 --> 00:37:14,152 武左衛門様… おこの殿… 380 00:37:14,152 --> 00:37:18,156 これが 武士と家の重さに 押しつぶされた者の・ 381 00:37:18,156 --> 00:37:20,158 成れの果てでござる 382 00:37:20,158 --> 00:37:23,158 (おこの)おやめください! (渋江)うわーっ! 383 00:37:26,164 --> 00:37:32,103 渋江殿 なぜ 刀を… なぜ 止めた? 384 00:37:32,103 --> 00:37:34,105 (渋江)くっ… (おこの)武左衛門様! 385 00:37:34,105 --> 00:37:40,105 武士の情け… ありがたく頂戴いたす 386 00:37:43,114 --> 00:37:52,114 うっ… おこの 大之助を頼む 387 00:37:56,127 --> 00:38:01,127 武左衛門様… 約束が違います 388 00:38:05,136 --> 00:38:07,136 渋江殿… 389 00:38:10,141 --> 00:38:14,145 (おこの)約束が違います 390 00:38:14,145 --> 00:38:19,150 どんな屈辱を受けようとも 耐えて生きようと・ 391 00:38:19,150 --> 00:38:23,154 2人で 生き抜こう ややが生まれたら 3人でと・ 392 00:38:23,154 --> 00:38:26,154 約束したではありませぬか 393 00:38:29,093 --> 00:38:36,100 (おこの)何故 私一人を 置いていかれるのですか・ 394 00:38:36,100 --> 00:38:38,102 あなた様と 2人だからこそ・ 395 00:38:38,102 --> 00:38:42,106 おこのは 耐えてこられたのでは ありませぬか・ 396 00:38:42,106 --> 00:38:47,111 何故に こんな・ 397 00:38:47,111 --> 00:38:56,111 武左衛門様 武左衛門様… お答えくださいまし 398 00:39:01,125 --> 00:39:04,128 依頼人が 手を引けと言ってきたって? 399 00:39:04,128 --> 00:39:08,132 お役者の そらぁ 一体 どういうことだい? 400 00:39:08,132 --> 00:39:12,136 どうも 渋江が死んだことで この一件は 落着らしい 401 00:39:12,136 --> 00:39:16,140 おこのと子は まだ 生きてるぜ 402 00:39:16,140 --> 00:39:22,140 いいねえ そりゃ めでたいじゃないか 403 00:39:26,150 --> 00:39:31,089 お頭… (お吉)闇猫が手を下さなくとも・ 404 00:39:31,089 --> 00:39:37,095 請負料とは別に 取り下げ料も 手に入れたんだろう? 405 00:39:37,095 --> 00:39:41,099 ええ これに 200両 406 00:39:41,099 --> 00:39:43,101 (お吉)フフフ… 407 00:39:43,101 --> 00:39:55,101 松葉刑部が じゃれついてくれた おかげだねえ うん? フフフ… 408 00:39:57,115 --> 00:39:59,117 (中盆)半方ないか (客)半だ! 半! 409 00:39:59,117 --> 00:40:04,122 (中盆)出来た! 勝負! 五二の半 410 00:40:04,122 --> 00:40:06,122 (どよめき) 411 00:40:12,130 --> 00:40:17,135 渋江は亡くなる前に 生まれた子を 渋江家の家督に立て・ 412 00:40:17,135 --> 00:40:22,140 跡目相続を公儀に願い出すべく 手配してあったそうだ 413 00:40:22,140 --> 00:40:25,143 つまり 渋江は・ 414 00:40:25,143 --> 00:40:30,081 「おこの親子を 刺客から守って 討ち死に」と届け出れば・ 415 00:40:30,081 --> 00:40:33,084 大之助の家督相続が許されると・ 416 00:40:33,084 --> 00:40:36,087 こういう計算を したってことですかい? 417 00:40:36,087 --> 00:40:40,091 自分の命と引き換えにな 418 00:40:40,091 --> 00:40:44,095 でも 旦那 一体 どこの御大身だったんですかい? 419 00:40:44,095 --> 00:40:48,099 お六の考えを はるかに超えた御仁だろう 420 00:40:48,099 --> 00:40:52,103 私の考えを はるかに超えた御仁? 421 00:40:52,103 --> 00:40:57,108 えっ まさか… えっ そうなんですかい? 旦那 422 00:40:57,108 --> 00:41:03,114 言わぬが花 聞かぬが花 423 00:41:03,114 --> 00:41:06,117 かもしれませんね 424 00:41:06,117 --> 00:41:09,120 しかし 渋江殿は 屈辱に 耐えに耐え・ 425 00:41:09,120 --> 00:41:14,125 最後に 我が身を捨てて 主君の落とし種を・ 426 00:41:14,125 --> 00:41:17,128 渋江家の後継者として 奪い取るとは・ 427 00:41:17,128 --> 00:41:20,131 見事な しっぺ返しよ 428 00:41:20,131 --> 00:41:24,135 武士の意地ってこってすかい? 429 00:41:24,135 --> 00:41:29,140 いや 人の意地だ 430 00:41:29,140 --> 00:41:35,140 ああ 人の… あっ 旦那 こちら 431 00:41:41,152 --> 00:41:45,156 これは 受け取る気にはなれん 432 00:41:45,156 --> 00:41:48,159 武士の意地でやすか 433 00:41:48,159 --> 00:41:54,159 いや… 人の意地よ 434 00:41:57,168 --> 00:42:03,174 (中盆)四二の丁 (どよめき) 435 00:42:03,174 --> 00:42:05,176 (男性)すいません 2分 回しておくんなせい 436 00:42:05,176 --> 00:42:07,176 ・(男性)はいよ! 437 00:42:10,181 --> 00:42:13,184 (徳松)ヘヘッ… 438 00:42:13,184 --> 00:42:15,186 (お六)か… 頭! (徳松)何だい!・ 439 00:42:15,186 --> 00:42:18,189 これは 松葉の旦那から 私が もらったんだい 440 00:42:18,189 --> 00:42:20,191 (才助・伊三次)えっ… (お六)ええっ? 441 00:42:20,191 --> 00:42:23,191 (徳松)ヒヒッ… (伊三次)いや 頭… 442 00:42:31,135 --> 00:42:33,135 ・(又五郎)松葉刑部! 443 00:42:41,145 --> 00:42:43,145 (又五郎)久しぶりだな 刑部 444 00:42:46,150 --> 00:42:48,150 葛又五郎 445 00:42:50,154 --> 00:42:55,154 こたびは お主 自ら拙者の刺客か 446 00:42:57,161 --> 00:43:03,167 刑部 拙者を竹馬の友だなどと 思わぬことだ 447 00:43:03,167 --> 00:43:12,167 葛 我が妻 ゆいがどうなったか それを知ったうえ それがしを… 448 00:43:16,180 --> 00:43:23,187 そうか 拙者を斬るまでは 国元へ戻れんのか 449 00:43:23,187 --> 00:43:27,124 それが 藩に仕える武士の道か 450 00:43:27,124 --> 00:43:31,128 それが 武士として生きる 我らが定め 451 00:43:31,128 --> 00:43:36,133 又五郎 その剣の正義は どこにある? 452 00:43:36,133 --> 00:43:39,136 拙者を斬ることが お主の正義か 453 00:43:39,136 --> 00:43:42,139 (又五郎)言うな 刑部 いくぞ! 454 00:43:42,139 --> 00:43:47,144 拙者は 既に 武士を捨てた 無益な殺生は 好まぬ 455 00:43:47,144 --> 00:43:50,147 六郷藩横目頭 葛又五郎 456 00:43:50,147 --> 00:43:54,151 お主と違って 武士の誇りを 捨ててはおらぬのじゃ 457 00:43:54,151 --> 00:43:56,151 ・(お静)刑部様! 458 00:43:59,156 --> 00:44:01,158 ああ お静さん 459 00:44:01,158 --> 00:44:04,161 (お静)まあ 傘も差されずに ああ… 460 00:44:04,161 --> 00:44:07,164 (お静)お願いします ああ かたじけない 461 00:44:07,164 --> 00:44:11,164 (お静)一体 どうされたんですか いや… 462 00:44:19,176 --> 00:44:24,181 突然 いらっしゃらなくなって 私 もう 心配で心配で… 463 00:44:24,181 --> 00:44:26,181 すまん 464 00:44:28,119 --> 00:44:32,119 でも お帰りになられて よかった 465 00:44:42,133 --> 00:44:47,138 私 万一のことが あったのではないかと・ 466 00:44:47,138 --> 00:44:52,143 夜も寝られなかったんですよ はあ… 467 00:44:52,143 --> 00:44:57,148 戻ろうか はい 468 00:44:57,148 --> 00:45:15,166 ・~ 469 00:45:15,166 --> 00:45:19,170 ・~ 470 00:45:19,170 --> 00:45:21,172 (お六)目さらいだよ・ 471 00:45:21,172 --> 00:45:24,175 さあさあ 目に入った 砂ぼこりを取るよ 472 00:45:24,175 --> 00:45:26,177 片目で8文 両目で15文 473 00:45:26,177 --> 00:45:28,112 さあ さあ さあ さあ どうだ! 474 00:45:28,112 --> 00:45:32,116 腕に覚えのある者は 拙者と立ち合ってみられよ 475 00:45:32,116 --> 00:45:34,118 獲物は 木刀 たんぽ槍・ 476 00:45:34,118 --> 00:45:37,121 己の得手とするもの 何でも よろしい 477 00:45:37,121 --> 00:45:40,124 拙者は この扇子一本で お相手つかまつる 478 00:45:40,124 --> 00:45:44,128 1回10文 拙者の体を かすっただけで 1朱 479 00:45:44,128 --> 00:45:49,133 胴か面を取れば 1分進ぜよう さあ どうだ! さあさあ どうだ! 480 00:45:49,133 --> 00:45:52,136 さあ どうだ! 481 00:45:52,136 --> 00:45:55,139 (吉蔵)死神の町 つくる 俺たちの天下をつくる 482 00:45:55,139 --> 00:45:57,141 (権右衛門)この町を お救いくださいまし 483 00:45:57,141 --> 00:46:00,144 お引き受け申す (お蝶)おとっつぁん 484 00:46:00,144 --> 00:46:03,144 (郡兵衛)江戸世直し組 出陣じゃ! 485 00:46:28,139 --> 00:46:30,174 ・~ (八木莉可子)ファミマの~! (吉田鋼太郎)プリン! 486 00:46:30,174 --> 00:46:32,209 定番のとろける~? プリン・・・! 487 00:46:32,209 --> 00:46:34,779 新作はサンドの? プリン!? 488 00:46:34,779 --> 00:46:37,081 <ぷるあま&ほろにが さらに新感覚も!> うま! うま! 489 00:46:37,081 --> 00:46:39,116 <ファミマの最高!プリンスイーツ登場!> 490 00:46:39,116 --> 00:46:41,152 (2人)≪プリンの沼にどっぷりん≫