1 00:00:27,361 --> 00:00:30,297 {\an8}(眞澄) 12月28日?→ 2 00:00:30,364 --> 00:00:32,366 {\an8}同じだわ! 3 00:00:34,368 --> 00:00:36,370 {\an8}(平野) 失礼しました。 4 00:00:39,373 --> 00:00:41,308 {\an8}(崑一) おっ。 ぼたん。 5 00:00:41,375 --> 00:00:43,377 {\an8}お姉さんに ご挨拶したか? 6 00:00:45,379 --> 00:00:48,315 {\an8}(崑一) びっくりさせちゃったかな?→ 7 00:00:48,382 --> 00:00:50,317 {\an8}子供が いるなんて 話してなかったからね。 8 00:00:50,384 --> 00:00:56,323 {\an8}(眞澄) あっ。 あのう…。 (崑一) でも よかった。→ 9 00:00:56,390 --> 00:01:00,394 {\an8}あの子に 会ってもらいたかった。 10 00:01:04,331 --> 00:01:10,271 {\an8}(崑一) カワイイだろ? お客の前では 猫かぶってるけど→ 11 00:01:10,337 --> 00:01:13,274 {\an8}あれで ずいぶん こましゃくれてるんだ。→ 12 00:01:13,340 --> 00:01:17,278 {\an8}おニャン子クラブの まねなんかして 踊ったり 歌ったり。 13 00:01:17,344 --> 00:01:19,280 (崑一) ああ。 全国の 主要都市の名前を→ 14 00:01:19,346 --> 00:01:22,283 北から順に 全部 暗記してるんだからね。→ 15 00:01:22,349 --> 00:01:25,286 誰に似たのか 知らないけど。 16 00:01:25,352 --> 00:01:27,288 (眞澄) よそから おもらいに なったんですか? 17 00:01:27,354 --> 00:01:30,291 >> えっ? (眞澄) あの お子さん→ 18 00:01:30,357 --> 00:01:32,359 よそから おもらいに なったんじゃ? 19 00:01:37,364 --> 00:01:39,300 (崑一) 面白いこと 言うんだな。→ 20 00:01:39,366 --> 00:01:42,303 そりゃ 確かに 僕には 似てないところも あるけれども→ 21 00:01:42,369 --> 00:01:46,307 れっきとした 小日向家の血筋。 僕の娘ですよ。 22 00:01:46,373 --> 00:01:49,310 (眞澄) だって…。 だって ぼたんだなんて。 23 00:01:49,376 --> 00:01:52,313 それで びっくりしたの? 24 00:01:52,379 --> 00:01:56,317 ああ。 ローズガーデンを 経営してる家の娘が→ 25 00:01:56,383 --> 00:01:59,320 ぼたんって 名前なのは 変といえば 変だよね きっと。 26 00:01:59,386 --> 00:02:03,257 でも うちの おじいさんが 薔薇を植え始めた 明治のころは→ 27 00:02:03,324 --> 00:02:05,259 日本人は ほとんど 見たことがないから→ 28 00:02:05,326 --> 00:02:09,263 いばらぼたんとか 洋ぼたんとか 呼んでたそうだ。 29 00:02:09,330 --> 00:02:15,269 (眞澄) そうなんですか…。 (崑一) うん? どうしたの?→ 30 00:02:15,336 --> 00:02:17,338 座らない? 31 00:02:20,341 --> 00:02:23,277 (崑一) ハハッ。 よそから もらった子か。→ 32 00:02:23,344 --> 00:02:27,281 ハハハ。 何で そんなふうに 思ったんだろう? 33 00:02:27,348 --> 00:02:33,287 (眞澄) だって…。 じゃあ お母さんは? お母さんは いらっしゃらないの? 34 00:02:33,354 --> 00:02:39,293 >> 離婚したんだよ。 2年ほど前に。 (眞澄) そうだったんですか。 35 00:02:39,360 --> 00:02:41,295 そのことも 今日は あなたに→ 36 00:02:41,362 --> 00:02:44,298 ちゃんと 言っとかなきゃ いけないと 思ってた。 37 00:02:44,365 --> 00:02:48,302 幻滅したかな? (眞澄) いいえ。 幻滅なんか。 38 00:02:48,369 --> 00:02:52,306 がっかりも してません。 >> そう。 39 00:02:52,373 --> 00:02:55,309 それは 心丈夫だ。 40 00:02:55,376 --> 00:02:57,378 \(ぼたん) えい。 \(平野) ああー。 41 00:03:00,381 --> 00:03:04,251 \(ぼたん) アハハ。 \(平野) ああ ああ ああ。→ 42 00:03:04,318 --> 00:03:09,256 よーっ。 よっ。 よーっ。→ 43 00:03:09,323 --> 00:03:13,260 ああ。 ああ。 ああ。 フフフ。 (ぼたん) フフッ。→ 44 00:03:13,327 --> 00:03:17,264 おいっちに。 (平野) よいしょ。 ほら。 いくよ。 45 00:03:17,331 --> 00:03:19,266 (眞澄) ぼたんちゃん。 46 00:03:19,333 --> 00:03:24,271 ずっと お母さんが いなくて 寂しいでしょうね。 47 00:03:24,338 --> 00:03:27,274 (ぼたん) うわーっ。 あっ。 (平野) ああ。 あっ。 大丈夫?→ 48 00:03:27,341 --> 00:03:31,345 大丈夫? よし。 49 00:03:35,349 --> 00:03:40,287 (眞澄) 私 ぼたんちゃんと 仲良くなりたいわ。 50 00:03:40,354 --> 00:03:43,357 いけません? 51 00:03:45,359 --> 00:03:50,297 (崑一) 願ってもないことだよ。 ぜひ そうしてやってほしいな。 52 00:03:50,364 --> 00:03:56,370 (眞澄) いいんですね? >> うれしいよ。 そう 言ってくれて。 53 00:03:56,370 --> 00:04:12,319 ♪~ 54 00:04:12,319 --> 00:04:16,323 (眞澄) これは お出掛け用にね。 どう? 55 00:04:19,326 --> 00:04:23,263 (眞澄) あら。 興味 ないのかしら? 56 00:04:23,330 --> 00:04:26,266 (平野) 慣れてないんでしょ? そういうものに。 57 00:04:26,333 --> 00:04:30,270 (眞澄) じゃあね ジャン。 58 00:04:30,337 --> 00:04:33,273 着せ替え お人形。 カワイイでしょ? 59 00:04:33,340 --> 00:04:38,278 お名前 付けてあげて。 フフフ。 60 00:04:38,345 --> 00:04:42,349 (ぼたん) やだ やだ。 (眞澄) あら。 61 00:04:45,352 --> 00:04:49,289 (眞澄) そうなのね。 お絵描きが いいのね。 62 00:04:49,356 --> 00:04:53,293 何だろう? お月さま? (ぼたん) 違う。 63 00:04:53,360 --> 00:04:59,299 (眞澄) 違うの? うーん。 何だろうな? うーん? 分かんない。 64 00:04:59,366 --> 00:05:04,238 お手上げ。 教えて。 (ぼたん) 象さん お鼻が長いの。 65 00:05:04,305 --> 00:05:06,240 (眞澄) そっか。 象さんか。 66 00:05:06,306 --> 00:05:11,245 (ぼたん) お絵描きして お絵描き。 はい。 (眞澄) あっ。 いいわよ。 67 00:05:11,311 --> 00:05:15,249 じゃあ 何 描こうかな? うーん。 68 00:05:15,315 --> 00:05:19,253 じゃあ ぼたんちゃん。 お姉さんと 遊んでなさいね。 69 00:05:19,319 --> 00:05:23,323 お願いします。 (眞澄) どうぞ ご心配なく。 70 00:05:26,326 --> 00:05:29,263 (眞澄) じゃあね 描くよ。 71 00:05:29,329 --> 00:05:33,267 これは 何でしょう? 72 00:05:33,333 --> 00:05:39,273 何だろな? 見たこと あるかな? 73 00:05:39,339 --> 00:05:47,281 (ぼたん) あっ。 猫。 猫だ。 (眞澄) 正解。 すごいね。 猫さんでした。 74 00:05:47,347 --> 00:05:49,283 はい。 完成。 75 00:05:49,349 --> 00:05:52,286 じゃあ 次はね いくよ。 76 00:05:52,353 --> 00:05:56,290 何だろな? 何だろね? 77 00:05:56,356 --> 00:06:01,228 丸。 丸。 だんだん 分かってきたよ。 78 00:06:01,295 --> 00:06:04,231 何だろな? 何だろな? 79 00:06:04,298 --> 00:06:09,236 (ぼたん) お猿さん。 お猿さん。 (眞澄) すごい。 よく 分かったね。 80 00:06:09,303 --> 00:06:14,308 偉い。 偉いわ。 お利口さん。 81 00:06:26,320 --> 00:06:29,256 (ぼたん) どうしたの? 82 00:06:29,323 --> 00:06:32,326 (眞澄) ごめんなさいね。 83 00:06:37,331 --> 00:06:41,335 (ぼたん) 偉い。 偉いわ。 お利口さん。 84 00:06:47,341 --> 00:06:52,279 (眞澄) ⟨この子の ママになりたい。 償いをしたい⟩ 85 00:06:52,346 --> 00:06:56,283 ⟨私が 産み捨てにしてしまった あの子に対する 贖罪⟩ 86 00:06:56,350 --> 00:07:00,287 ⟨それこそが 天が与えたもうた→ 87 00:07:00,354 --> 00:07:04,224 私の運命と いうものでは ないかしら?⟩ 88 00:07:04,291 --> 00:07:06,226 (ぼたん) バイバイ。 また 来てね。 89 00:07:06,293 --> 00:07:09,229 (眞澄) バイバイ。 ぼたんちゃん。 また 遊びましょうね。 90 00:07:09,296 --> 00:07:11,231 \(カオルコ) フー イズ イット? 91 00:07:11,298 --> 00:07:15,302 (カオルコ) 誰? 誰だい? 92 00:07:17,304 --> 00:07:19,239 (カオルコ) 新しく入った ベビーシッターかい? 93 00:07:19,306 --> 00:07:23,243 (平野) いえ。 違うんです。 (カオルコ) じゃあ 誰なんだい? 94 00:07:23,310 --> 00:07:27,247 こんな女が どうして この家に 出入りしてるんだい? 95 00:07:27,314 --> 00:07:30,317 (眞澄) 失礼します。 96 00:07:37,324 --> 00:07:39,259 (崑一) 今日は 色々 ありがとう。→ 97 00:07:39,326 --> 00:07:41,261 あなたに 遊んでもらって→ 98 00:07:41,328 --> 00:07:44,264 さぞや ぼたんも うれしかっただろう。 99 00:07:44,331 --> 00:07:47,267 (眞澄) 最初は 私が 持っていった お人形なんか→ 100 00:07:47,334 --> 00:07:49,269 見向きも されなくって。 101 00:07:49,336 --> 00:07:52,272 あの子は 女の子らしい遊び したことが ないからね。 102 00:07:52,339 --> 00:07:54,274 おもちゃの刀なんか 振り回して→ 103 00:07:54,341 --> 00:07:56,276 えいやーって 立ち回りを やってるんだから。 104 00:07:56,343 --> 00:07:59,279 (眞澄) パパが相手だと そうなるんです。 105 00:07:59,346 --> 00:08:03,217 どうしても 女親が いないとね。 106 00:08:03,283 --> 00:08:05,219 (眞澄) お手伝いさん任せなんでしょう? 107 00:08:05,285 --> 00:08:09,223 でも あの人 何となく しゃくし定規で→ 108 00:08:09,289 --> 00:08:13,227 冷たい感じがして ぼたんちゃんが かわいそう。 109 00:08:13,293 --> 00:08:17,231 あんな人に 子供の 情操教育が できるのかしら? 110 00:08:17,297 --> 00:08:20,234 情操教育か。 111 00:08:20,300 --> 00:08:24,238 (眞澄) 私が 育ててあげたい。 112 00:08:24,304 --> 00:08:31,245 愛情 込めて 手を かけて ずっと 一緒に いてあげたい。 113 00:08:31,311 --> 00:08:38,252 いけません? ねっ? ねっ? 私じゃ 駄目ですか? 114 00:08:38,318 --> 00:08:41,255 私じゃ 若過ぎて 駄目? 私みたいな女じゃ。 115 00:08:41,321 --> 00:08:43,257 いやぁ。 若過ぎるなんてことは ないよ。 116 00:08:43,323 --> 00:08:46,260 (眞澄) 彼女のためなら どんなことでも してあげたいの。 117 00:08:46,326 --> 00:08:48,262 今より もっと もっと 幸せな→ 118 00:08:48,328 --> 00:08:52,266 カワイイ 名前のとおり 牡丹のような 女の子に。 119 00:08:52,332 --> 00:08:54,268 牡丹のような? 120 00:08:54,334 --> 00:08:58,272 (眞澄) いいでしょ? 私が ママ代わりになっても。 121 00:08:58,338 --> 00:09:03,210 そう。 そこまで 言ってくれるなら。 122 00:09:03,277 --> 00:09:05,212 (眞澄) 私 あの子と 一緒に いられるんなら→ 123 00:09:05,279 --> 00:09:10,217 ベビーシッターでも いいわ。 >> えっ? よしなさい。 124 00:09:10,284 --> 00:09:13,287 あなたを ベビーシッターに するつもりは ないよ。 125 00:09:15,289 --> 00:09:21,295 (崑一) じゃあ 行こう。 (眞澄) えっ? ど… どこへ? 126 00:09:26,300 --> 00:09:28,302 どうしたの? 127 00:09:34,308 --> 00:09:37,311 おいで。 こっちに。 128 00:09:41,315 --> 00:09:44,251 (眞澄) すみません。 本当に すみません。 129 00:09:44,318 --> 00:09:46,253 えっ? 130 00:09:46,320 --> 00:09:52,326 (眞澄) 私 こう 見えても バージンじゃないんです。 131 00:09:54,328 --> 00:10:00,267 何も そんなこと…。 132 00:10:00,334 --> 00:10:04,338 言わなくても いいんだよ そんなことは。 133 00:10:11,345 --> 00:10:16,283 今どきね そんなことを 告白する女は いないよ。 134 00:10:16,350 --> 00:10:20,287 あなたは 正直過ぎるんだ。 135 00:10:20,354 --> 00:10:27,294 (眞澄) でも…。 私 嘘つきなんです。 136 00:10:27,361 --> 00:10:30,297 あなたに隠してることが 他にも 色々と…。 137 00:10:30,364 --> 00:10:32,366 シッ。 138 00:10:34,368 --> 00:10:37,304 黙ってなさい。 139 00:10:37,371 --> 00:10:42,309 秘密は そっと 胸の中に しまっておけばいい。 140 00:10:42,376 --> 00:10:49,316 あなたが 若くて 健康で 美しいってこと。 141 00:10:49,383 --> 00:10:54,321 その上 ぼたんを かわいがってくれてるし→ 142 00:10:54,388 --> 00:10:56,390 僕には それだけで。 143 00:10:56,390 --> 00:11:07,334 ♪~ 144 00:11:07,334 --> 00:11:12,339 それだけで 十分だ。 それだけで。 145 00:11:12,339 --> 00:11:31,358 ♪~ 146 00:11:31,358 --> 00:11:36,363 はじけるような肌だ。 眞澄。 147 00:11:38,365 --> 00:11:41,368 眞澄。 眞澄。 148 00:11:45,705 --> 00:11:49,643 (世奈子) 眞澄さん。 婚約 おめでとうございます。 149 00:11:49,710 --> 00:11:54,648 (眞澄) あら。 ありがとうございます。 150 00:11:54,714 --> 00:11:57,651 (世奈子) 今日は お祝いの席を レストランの方に用意してあるの。 151 00:11:57,717 --> 00:11:59,653 あちらに いらっしゃらない? 152 00:11:59,719 --> 00:12:04,658 (崑一) 慌てることないよ。 あのね。 実はね…。 153 00:12:06,660 --> 00:12:12,599 (崑一) こちらが…。 ママなんだよ。 154 00:12:12,666 --> 00:12:16,603 (眞澄) うん。 マダムでしょ? こちらの。 155 00:12:16,670 --> 00:12:23,610 >> いや。 そうじゃなく…。 (眞澄) 何? 何なの? 156 00:12:23,677 --> 00:12:28,615 あっ…。 参ったな。 (世奈子) ちょっと あなた。→ 157 00:12:28,682 --> 00:12:30,617 酔っぱらってるの? (崑一) いや。 158 00:12:30,684 --> 00:12:34,621 彼女と 付き合ってるとね 時々 こう 外されて→ 159 00:12:34,688 --> 00:12:36,690 ずっこけそうになる。 160 00:12:40,694 --> 00:12:45,632 (崑一) あのですね こちらの マダム ヨナがですね→ 161 00:12:45,699 --> 00:12:52,706 ぼたんのママ。 母親なんだ。 (眞澄) えっ? 162 00:12:55,709 --> 00:13:03,650 (眞澄) じゃあ…。 じゃあ? >> つまり 離婚した 僕の 元 妻。 163 00:13:05,652 --> 00:13:08,655 (世奈子) おめでとうございます。 (崑一) ありがとさん。 164 00:13:14,661 --> 00:13:17,597 (世奈子) 眞澄さん。 崑一を よろしくね。 165 00:13:17,664 --> 00:13:22,602 (眞澄) ええ。 あのう。 私 離婚した男女は→ 166 00:13:22,669 --> 00:13:26,606 口も 利かなくなるものだと 思ってました。 167 00:13:26,673 --> 00:13:28,608 でも 何だか お二人を 見てると…。 168 00:13:28,675 --> 00:13:31,611 (世奈子) でも この人とは ずいぶん ケンカも したけど→ 169 00:13:31,678 --> 00:13:34,614 嫌いで たまらないってことは なかったの。 170 00:13:34,681 --> 00:13:37,617 でも どうしても 耐えられないことが あって。 171 00:13:37,684 --> 00:13:39,619 (眞澄) それは? >> 私の器量では→ 172 00:13:39,686 --> 00:13:42,622 とても 乗り越えることが できなくって。 173 00:13:42,689 --> 00:13:46,626 (眞澄) あっ。 崑一さんって 女性に モテそうだから。 174 00:13:46,693 --> 00:13:48,628 (世奈子) 違うの。 そういうんじゃないの。→ 175 00:13:48,695 --> 00:13:51,631 そういう 単純なことなら いいんだけど。 176 00:13:51,698 --> 00:13:54,634 そのうち あなたにも 分かるでしょうけどね。 177 00:13:54,701 --> 00:13:57,637 (崑一) おいおい。 もう それ以上 言わないで。 178 00:13:57,704 --> 00:13:59,639 眞澄が おじけづいてしまうよ。 ホント。 179 00:13:59,706 --> 00:14:03,577 (世奈子) まあ この人は 若いから 大丈夫かもしれないわね。 180 00:14:03,643 --> 00:14:06,580 (崑一) 頼むよ。 (世奈子) 眞澄さん。→ 181 00:14:06,646 --> 00:14:10,584 私に関しては 何も 心配することないのよ。→ 182 00:14:10,650 --> 00:14:13,587 崑一さんから 慰謝料も頂いて。→ 183 00:14:13,653 --> 00:14:18,592 この店だって 立派に こうして やっていけてるんだし。 でもね→ 184 00:14:18,658 --> 00:14:22,596 子供を残して 出てるもんだから そのことだけが。 185 00:14:22,662 --> 00:14:24,598 (崑一) だから 彼女なら→ 186 00:14:24,664 --> 00:14:27,601 ぼたんのことを任せても 絶対 大丈夫。→ 187 00:14:27,667 --> 00:14:30,604 僕に ほれてるのかと思ったら ぼたんに 目がないんだよ。→ 188 00:14:30,670 --> 00:14:33,607 ぼたんが かわいくて ぼたんの面倒 見てやりたくて→ 189 00:14:33,673 --> 00:14:38,612 それで 僕と 結婚する気に なったといっても いいぐらいで。 190 00:14:38,678 --> 00:14:40,614 ねっ? そうだよね? 191 00:14:40,680 --> 00:14:43,617 (眞澄) まるで 私の子供みたいなんですもの。 192 00:14:43,683 --> 00:14:45,619 (崑一) ハハハ。 (世奈子) あら。 嫌だ。 193 00:14:45,685 --> 00:14:48,622 あなたの子じゃないのよ? 194 00:14:48,688 --> 00:14:52,626 間違えないでちょうだい。 ぼたんは 私の子なのよ? 195 00:14:52,692 --> 00:14:56,630 (眞澄) ごめんなさい。 もちろん…。 もちろん そうなんですけど。 196 00:14:56,696 --> 00:14:58,698 それは…。 197 00:15:01,635 --> 00:15:04,638 (崑一) あっ…。 食べよう。 198 00:15:06,640 --> 00:15:09,576 (世奈子) 一つだけ 条件があるわ。 199 00:15:09,643 --> 00:15:14,581 いつでも 私の好きなときに ぼたんに 会わせてくださいね。 200 00:15:14,648 --> 00:15:17,584 (崑一) そんなことは 分かりきったことだよ。 201 00:15:17,651 --> 00:15:22,589 眞澄だって 了解してるよ。 ねっ? 眞澄。 202 00:15:22,656 --> 00:15:27,594 私としては あなたには いっぱい 言いたいことが あるけど→ 203 00:15:27,661 --> 00:15:29,596 まあ 余計なこと 言って→ 204 00:15:29,663 --> 00:15:32,599 ぼたんに つらく 当たられても 困るし。 205 00:15:32,666 --> 00:15:34,601 (眞澄) そんなこと しません! 206 00:15:34,668 --> 00:15:37,671 私 絶対 まま子いじめなんか しません。 207 00:15:40,674 --> 00:15:43,610 ちょっと 大人げないよ。 208 00:15:43,677 --> 00:15:45,612 自分の子供のように かわいがってくれるって いうのに→ 209 00:15:45,679 --> 00:15:48,615 それ以上 何が不足なんだ?→ 210 00:15:48,682 --> 00:15:51,618 おっ。 いいよ。 泣かなくても いいよ。→ 211 00:15:51,685 --> 00:15:53,620 眞澄が 悪いんじゃない。→ 212 00:15:53,687 --> 00:15:56,623 この家出妻が 年がいもなく ひがんでるだけなんだから。 うん。 213 00:15:56,690 --> 00:15:59,626 (崑一) 頭を下げたら どう?→ 214 00:15:59,693 --> 00:16:02,562 どうせ 自分じゃ 育てられないんだし→ 215 00:16:02,629 --> 00:16:06,633 ぼたんを よろしく 頼むって。 そう 言ったら? 216 00:16:08,635 --> 00:16:13,573 (世奈子) そうね。 私としたことが。 217 00:16:13,640 --> 00:16:20,580 こんな若い人が 4歳の子の母親に なってくれるっていうのに。 218 00:16:20,647 --> 00:16:23,583 悪かったわ。 219 00:16:23,650 --> 00:16:27,654 ホントに 悪うございました。 220 00:16:30,657 --> 00:16:39,599 (世奈子) 頼みますね。 ぼたんのこと よろしくね。 221 00:16:39,666 --> 00:16:43,603 かわいがってやってくださいね。 222 00:16:43,670 --> 00:16:49,609 (眞澄) 私 立派に育てたいんです。 私に 育てさせてほしいんです。 223 00:16:49,676 --> 00:16:54,614 (世奈子) ええ。 ええ。 お願いするわ。 眞澄さん。 224 00:16:54,681 --> 00:16:59,619 (眞澄) ママ。 必ず 私が。 225 00:16:59,686 --> 00:17:07,560 (崑一) ああ。 いい景色だ。 もう こたえらんない。 226 00:17:07,627 --> 00:17:11,631 (世奈子) おバカさん。 いい気になるんじゃないわ もう。 227 00:17:13,633 --> 00:17:17,570 (世奈子) 私ね 薔薇って花が 大嫌いなの。→ 228 00:17:17,637 --> 00:17:21,574 美しいくせに とげがあって 自分の美貌を 意識して→ 229 00:17:21,641 --> 00:17:24,577 つーんと お高く とまってる 女みたいでしょう? 230 00:17:24,644 --> 00:17:26,579 (崑一) 眞澄は 違うよ。 ちっとも 美人ぶらない。 231 00:17:26,646 --> 00:17:29,582 (世奈子) いいの。 あなたは 黙ってて。→ 232 00:17:29,649 --> 00:17:31,584 薔薇が 嫌いだなんて→ 233 00:17:31,651 --> 00:17:35,588 ローズガーデンを営んでる人に 嫁いできて 罰が当たるけど。 234 00:17:35,655 --> 00:17:38,591 でも 嫌いなものは嫌いだから 仕方ないじゃない? 235 00:17:38,658 --> 00:17:44,597 だから 薔薇に対抗して 子供には ぼたんって名前を 付けたの。 236 00:17:44,664 --> 00:17:46,599 (眞澄) そうなんですか? ママが。 (世奈子) うん。 237 00:17:46,666 --> 00:17:48,601 牡丹のように 気高く→ 238 00:17:48,668 --> 00:17:52,605 気品のある娘に 育ってほしいと思って。 239 00:17:52,672 --> 00:17:56,609 (眞澄) ええ。 分かります。 240 00:17:56,676 --> 00:18:00,613 ぼたんちゃん。 きっと 名前どおりの子に。 241 00:18:00,680 --> 00:18:03,616 >> 頼みますね。 (眞澄) ええ。 242 00:18:03,683 --> 00:18:07,620 私の 力の限り。 243 00:18:07,687 --> 00:18:11,691 これで まあ 何とか 結婚に こぎ着けられそうだな。 244 00:18:15,628 --> 00:18:17,564 (司会) それでは ご入場です。 (拍手) 245 00:18:17,630 --> 00:18:22,635 🔈(♪“結婚行進曲”) 246 00:18:22,635 --> 00:18:34,581 ♪~ 247 00:18:34,581 --> 00:18:37,517 (司会) 新郎新婦の お色直しは…。 248 00:18:37,584 --> 00:18:40,520 (世奈子) はい。 どうぞ。 うーん。 おいしい? 249 00:18:40,587 --> 00:18:45,525 (萌子) あのう。 私 眞澄の母。 女優の 萌子でございます。 250 00:18:45,592 --> 00:18:50,530 (世奈子) これは どうも。 恐れ入ります。→ 251 00:18:50,597 --> 00:18:53,533 びっくりしておりますの。 お母さまが→ 252 00:18:53,600 --> 00:18:56,536 有名な女優さんで いらっしゃると聞いて もう 私。 253 00:18:56,603 --> 00:18:59,539 (萌子) いえいえ。 有名だなんて とんでもない。 254 00:18:59,606 --> 00:19:03,543 (世奈子) いいえ。 テレビで よく お見掛けする お顔ですわ。→ 255 00:19:03,610 --> 00:19:06,546 光栄ですわ ホントに。 (萌子) よろしく お願い…。 256 00:19:06,613 --> 00:19:08,548 (世奈子) こちらこそ よろしく お願いいたします。 257 00:19:08,615 --> 00:19:12,552 うるさい! ゴー ホーム! 帰れ!→ 258 00:19:12,619 --> 00:19:16,556 帰んなさいよ。 ここを どこだと思ってるの?→ 259 00:19:16,623 --> 00:19:19,559 お前なんかが 出しゃばる幕じゃないよ。→ 260 00:19:19,626 --> 00:19:23,563 さっさと 帰れ。 261 00:19:23,630 --> 00:19:27,567 (世奈子) 私はね 崑一さんが 出てくれというから→ 262 00:19:27,634 --> 00:19:31,504 出席してるだけなんです。 263 00:19:31,571 --> 00:19:34,507 崑一が 何を言ったか 知らないけど アイ ドント ケア。 264 00:19:34,574 --> 00:19:38,511 てめえ どの面 下げて のこのこ 出てこれると 思ってんだ。 265 00:19:38,578 --> 00:19:41,514 この カオルコが 許さないよ。 266 00:19:41,581 --> 00:19:46,519 ずうずうしいにも 程がある。 さっさと 出てけ。 267 00:19:46,586 --> 00:19:51,524 (世奈子) ドント タッチ ミー! 触らないでよ。 268 00:19:51,591 --> 00:19:54,527 (カオルコ) あんたもね どうして こんな あばずれに→ 269 00:19:54,594 --> 00:19:57,530 挨拶なんか するんだ? 花嫁の母親なら→ 270 00:19:57,597 --> 00:20:01,534 まず 私のところへ 来て 頭を下げるのが 筋だろうが! 271 00:20:01,601 --> 00:20:04,537 (萌子) すみません。 おみそれいたしました。 272 00:20:04,604 --> 00:20:08,541 おい。 こら。 出ていけ。 恥を知れ。 273 00:20:08,608 --> 00:20:14,614 何 もたもたしてる! こら。 出ていかんかい! 274 00:20:16,616 --> 00:20:19,552 (萌子) あっ!? それ 私の赤ワイン。 275 00:20:19,619 --> 00:20:21,621 出ていけ。 276 00:20:28,628 --> 00:20:30,563 (ぼたん) ママ。 (平野) 駄目ですよ。 277 00:20:30,630 --> 00:20:33,499 (ぼたん) ママ。 ママ…。 278 00:20:33,566 --> 00:20:37,570 (泣き声) 279 00:20:39,572 --> 00:20:44,510 (司会) 新郎新婦の お色直しが 整いました。→ 280 00:20:44,577 --> 00:20:50,516 さて ここで 花婿の 崑一さまから 花嫁の 眞澄さまへ→ 281 00:20:50,583 --> 00:20:56,522 特別なプレゼントが ございます。 (どよめき) 282 00:20:56,589 --> 00:21:00,526 (司会) 皆さま。 かねてより 崑一さまが→ 283 00:21:00,593 --> 00:21:03,529 ご自身の 小日向ローズガーデンの 研究室にて→ 284 00:21:03,596 --> 00:21:08,534 開発に 力を注いでおられました 新種の薔薇。→ 285 00:21:08,601 --> 00:21:14,540 それが ついに 今日 この日に 完成いたしました。 286 00:21:14,607 --> 00:21:19,612 (歓声・拍手) 287 00:21:21,614 --> 00:21:25,551 (司会) この 香り高き 新種の薔薇は→ 288 00:21:25,618 --> 00:21:30,556 花嫁の お名前を取って マスミ。 (萌子) マスミ!? 289 00:21:30,623 --> 00:21:32,492 (司会) マスミと 名付けられまして→ 290 00:21:32,558 --> 00:21:34,494 ただ今 ここに 花嫁へ→ 291 00:21:34,560 --> 00:21:36,496 お贈りすることに なったのでございます。→ 292 00:21:36,562 --> 00:21:40,500 何という 愛情の発露でございましょうか。→ 293 00:21:40,566 --> 00:21:42,502 オードリー・ヘプバーン。 プリンセス モナコ。→ 294 00:21:42,568 --> 00:21:45,505 世界には 名だたる美女の名前を 冠した薔薇が→ 295 00:21:45,571 --> 00:21:47,507 数々 ございますけれども→ 296 00:21:47,573 --> 00:21:51,511 こよい ここに マスミ。 マスミと 名付けられました→ 297 00:21:51,577 --> 00:21:56,516 新種の薔薇が 花嫁 眞澄さまに 贈られたのでございます。 298 00:21:56,582 --> 00:21:58,518 (拍手) (司会) 花婿からの→ 299 00:21:58,584 --> 00:22:01,521 最高の 愛の証し。→ 300 00:22:01,587 --> 00:22:05,525 心の底からの 贈り物。→ 301 00:22:05,591 --> 00:22:10,596 妻として これ以上の 幸せが ありますでしょうか?