1 00:00:03,003 --> 00:00:04,939 (美輪子) お母さんも パパも 知らない秘密を→ 2 00:00:05,005 --> 00:00:06,941 私たちだけが 共有してるんだわ。→ 3 00:00:07,008 --> 00:00:11,946 もし それが 明るみに出れば この家に 激震が走るわね。 4 00:00:12,012 --> 00:00:13,948 (世奈子) 大変なことが 判明したの。→ 5 00:00:14,015 --> 00:00:16,951 これで 天地が ひっくり返るわよ。 6 00:00:17,017 --> 00:00:18,953 (眞澄) ママから 何か? (崑一) えっ?→ 7 00:00:19,020 --> 00:00:21,956 どうせ 富貴子と 綱輝君の 婚約のことで→ 8 00:00:22,023 --> 00:00:24,959 嫌みの 一つでも 言いたいんだろ。 ほっとけばいい。 ハハハ。 9 00:00:25,026 --> 00:00:26,961 (綱輝) ママは いまだに ぼたんの亡霊に→ 10 00:00:27,027 --> 00:00:28,963 取りつかれてるんですよ。 11 00:00:29,029 --> 00:00:32,967 (崑一) まさか! そんなことが あるのか? おい! 12 00:00:33,033 --> 00:00:34,969 (世奈子) 弟の多摩留が ストーカーになった 揚げ句に→ 13 00:00:35,036 --> 00:00:36,971 放火殺人犯になって ぼたんを 殺し→ 14 00:00:37,037 --> 00:00:38,973 田園調布の家に 火を付けて 燃やしたことも→ 15 00:00:39,039 --> 00:00:40,975 何もかも 承知の上で→ 16 00:00:41,042 --> 00:00:43,978 あの女は 小日向家に 入りこんでるのよ。 17 00:00:44,045 --> 00:00:49,049 富貴子が…。 あの 富貴子が!? 18 00:00:56,057 --> 00:00:57,992 \(ドアの開く音) 19 00:00:58,058 --> 00:00:59,994 (世奈子) 遅いじゃないの。→ 20 00:01:00,060 --> 00:01:03,931 何も こんなときに 身なりを 構うことなんて ないのよ。→ 21 00:01:03,998 --> 00:01:05,933 普段着で 駆け付けてくれば いいじゃないの。→ 22 00:01:06,000 --> 00:01:09,937 小日向家の 一大事なんだから。 (眞澄) 何が 一大事なんです? 23 00:01:10,004 --> 00:01:12,940 (眞澄) いったい 富貴子が どうしたって いうんですか? 24 00:01:13,007 --> 00:01:15,009 (世奈子) うんっ。 25 00:01:17,011 --> 00:01:19,947 (世奈子) あんた ひょっとして 知ってたんじゃない? 26 00:01:20,014 --> 00:01:22,950 (眞澄) えっ? 私が? 27 00:01:23,017 --> 00:01:24,952 (世奈子) 富貴子が 多摩留の 姉だってこと 知りながら→ 28 00:01:25,019 --> 00:01:29,957 家に 入れたんじゃない? (眞澄) でも 姉といっても あの子は…。 29 00:01:30,024 --> 00:01:32,960 (世奈子) 養女だからってね 赤ん坊のときから→ 30 00:01:33,027 --> 00:01:35,963 あの 天ぷら屋に もらわれて 弟と 一緒に 育ったんだから→ 31 00:01:36,030 --> 00:01:37,965 事実上の 姉じゃないの。→ 32 00:01:38,032 --> 00:01:40,968 小日向家を 絶望の どん底に陥れた→ 33 00:01:41,035 --> 00:01:43,971 放火殺人犯 多摩留の 姉じゃないの! 34 00:01:44,038 --> 00:01:46,974 (眞澄) 待ってくださいよ。 そんな がんがん 言われても 私は…。 35 00:01:47,041 --> 00:01:49,977 (世奈子) あなたはね 自分が 産んだ子だから→ 36 00:01:50,044 --> 00:01:52,980 富貴子が カワイイんでしょうけど 親子で 小日向家を→ 37 00:01:53,047 --> 00:01:54,982 乗っ取るつもりじゃ なかったのかって→ 38 00:01:55,049 --> 00:01:56,984 疑われても しかたがないのよ? 39 00:01:57,051 --> 00:01:59,987 (眞澄) 乗っ取る? 何を言ってるんですか? 40 00:02:00,054 --> 00:02:03,924 そんなこと 言うから 訳が分からなくなるんじゃないの。 41 00:02:03,991 --> 00:02:05,926 (崑一) どうなんだ? 眞澄。→ 42 00:02:05,993 --> 00:02:08,929 お前 本当に 何も知らずに 今まで? 43 00:02:08,996 --> 00:02:11,932 (眞澄) 当たり前じゃないですか あなた。 44 00:02:11,999 --> 00:02:17,938 富貴子が 多摩留の姉だなんて そんなこと…。 そんなこと。 45 00:02:18,005 --> 00:02:23,010 今の今まで…。 あなたたちが言うまで 私は…。 46 00:02:25,012 --> 00:02:27,948 それじゃ 富貴子は お前にも 知らさずに→ 47 00:02:28,015 --> 00:02:31,952 誰にも 言わずに どえらい秘密を 抱えたままで。 48 00:02:32,019 --> 00:02:34,955 (世奈子) あちらの家が 変なんじゃないの?→ 49 00:02:35,022 --> 00:02:39,960 弟が 放火殺人を働いた家に わざわざ 姉を行かせるなんて。 50 00:02:40,027 --> 00:02:43,964 (崑一) そりゃ そうだ。 天ぷら屋の あの 養父母は→ 51 00:02:44,031 --> 00:02:48,969 全て 承知しながら 黙認したってことだから。 52 00:02:49,036 --> 00:02:52,973 何か 魂胆が あるんじゃないのかしら? 53 00:02:53,040 --> 00:02:55,976 普通なら 考えられないことだがね。 54 00:02:56,043 --> 00:02:59,980 (眞澄) どうして こんなことに なるのよ? 55 00:03:00,047 --> 00:03:05,986 いくら何でも ひどい。 ひど過ぎる! 56 00:03:34,014 --> 00:03:35,950 {\an8}(富貴子) えっ? アメリカから 友達が? 57 00:03:36,016 --> 00:03:37,952 {\an8}📱(峰靖) 知らせるのを 忘れてたから→ 58 00:03:38,018 --> 00:03:39,954 {\an8}ちょっと 耳に入れといた方が いいと 思ってな。 59 00:03:40,020 --> 00:03:42,957 {\an8}(富貴子) どんな人たちなの? (峰靖) 中年の女 2人だ。→ 60 00:03:43,023 --> 00:03:46,961 {\an8}なかなか いい身なり してた。 ☏(富貴子) そう。 61 00:03:47,027 --> 00:03:49,964 {\an8}(峰靖) 別に 用事はない。 それだけだ。→ 62 00:03:50,030 --> 00:03:52,967 {\an8}また 顔 見せに おいで。 63 00:03:53,033 --> 00:03:56,971 {\an8}(伊佐子) 食べもしない 天ぷら 注文してさ。→ 64 00:03:57,037 --> 00:04:00,975 {\an8}「富貴子さんは こちらの 養女なんですか?」なんて→ 65 00:04:01,041 --> 00:04:02,910 {\an8}余計なことまで 聞いて 帰っちゃって。→ 66 00:04:02,977 --> 00:04:05,980 {\an8}何さ。 あの アメリカ帰り女が。 67 00:04:07,982 --> 00:04:12,920 {\an8}(富貴子) アメリカの そんな友達なんて いないのに。 68 00:04:12,987 --> 00:04:14,922 {\an8}\(美輪子) どうしたの? お姉ちゃま。→ 69 00:04:14,989 --> 00:04:17,925 {\an8}お客さまから 文句でも 言われたの? 70 00:04:17,992 --> 00:04:19,927 {\an8}(富貴子) いえ。 大したことじゃないの。 71 00:04:19,994 --> 00:04:22,930 (美輪子) 今日 私 夜 誘われてるのよ。→ 72 00:04:22,997 --> 00:04:25,933 ゼミの連中との 食事会。→ 73 00:04:26,000 --> 00:04:28,936 助教授が 私を 必ず 呼べって ご指名なんですって。 74 00:04:29,003 --> 00:04:30,938 (富貴子) じゃあ 行かなくちゃ。 75 00:04:31,005 --> 00:04:33,941 (美輪子) クラブの ホステスと 間違えてないかしら? 76 00:04:34,008 --> 00:04:36,944 (美輪子) 私に ワインを つがせて やに下がってるんだから→ 77 00:04:37,011 --> 00:04:38,946 先が 思いやられるわ。 78 00:04:39,013 --> 00:04:42,950 (富貴子) ゆっくりしてらっしゃい。 先に 帰ってるから。 79 00:04:43,017 --> 00:04:47,955 あっ。 美輪ちゃん。 (美輪子) 何? 80 00:04:48,022 --> 00:04:52,960 (富貴子) 秘密。 大丈夫ね? (美輪子) ええ。 81 00:04:53,027 --> 00:04:55,029 (富貴子) ただいま。 82 00:04:57,031 --> 00:05:00,034 美輪ちゃん 遅くなるんですって。 83 00:05:01,969 --> 00:05:03,904 (眞澄) そう。 84 00:05:03,971 --> 00:05:07,908 (富貴子) 色々 お総菜 買ってきたわ。 デパ地下で。 85 00:05:07,975 --> 00:05:11,912 夕食は わざわざ 作らなくても いいくらいよ。 86 00:05:11,979 --> 00:05:13,981 (眞澄) 富貴子。 87 00:05:16,984 --> 00:05:19,920 (富貴子) どうしたの? お母さん。 88 00:05:19,987 --> 00:05:25,926 (眞澄) あなた一人で 食べなさい。 私は 食べたくないから。 89 00:05:25,993 --> 00:05:30,931 (富貴子) おなかの具合でも 悪いの? (眞澄) いいえ。 食欲が ないだけ。 90 00:05:30,998 --> 00:05:36,003 (富貴子) そう。 じゃあ 残りは 冷蔵庫に 入れときます。 91 00:05:39,006 --> 00:05:57,024 ♪~ 92 00:05:57,024 --> 00:05:59,960 \(ドアの開く音) 93 00:06:00,027 --> 00:06:03,897 (富貴子) あら。 パパ。 94 00:06:03,964 --> 00:06:05,966 おかえりなさい。 95 00:06:07,968 --> 00:06:10,904 お母さん。 食欲が ないんですって。 96 00:06:10,971 --> 00:06:12,906 こんなに 早く 帰ってらっしゃるんだったら→ 97 00:06:12,973 --> 00:06:17,911 パパと 一緒に 食べたら よかったわ。 98 00:06:17,978 --> 00:06:20,914 夕食 パパの分は 取ってあるの。 すぐ ご用意します。 99 00:06:20,981 --> 00:06:23,984 いい いい。 食べてきたから いい! 100 00:06:23,984 --> 00:06:40,000 ♪~ 101 00:06:40,000 --> 00:06:43,937 じゃあ 今から 言うか? (眞澄) えっ? 102 00:06:44,004 --> 00:06:46,940 美輪子が いないんなら ちょうどいいじゃないか。 103 00:06:47,007 --> 00:06:49,943 どうせ あの子は ここには 置いとけない。 104 00:06:50,010 --> 00:06:51,945 出ていくように 言わねば。 105 00:06:52,012 --> 00:06:56,016 (眞澄) 待ってください。 あなた。 ちょっと待って。 106 00:06:56,016 --> 00:07:13,967 ♪~ 107 00:07:13,967 --> 00:07:15,903 (眞澄) 富貴子に 罪は ないんですよ。 108 00:07:15,969 --> 00:07:19,907 たまたま 養女に もらわれた先に 弟が生まれて→ 109 00:07:19,973 --> 00:07:21,909 それが 多摩留だったと いうだけで。 110 00:07:21,975 --> 00:07:23,911 そんな 運命の偶然 あの子にだって→ 111 00:07:23,977 --> 00:07:25,913 どうしようもないじゃ ありませんか。 112 00:07:25,979 --> 00:07:28,916 いや。 私は 許せない。 113 00:07:28,982 --> 00:07:32,920 虫も 殺さぬような顔して 黙っていたのが 許せない。 114 00:07:32,986 --> 00:07:35,923 (眞澄) きっと 恐ろしくて とても 自分の口からは→ 115 00:07:35,989 --> 00:07:37,925 言えなかったんです。 >> 恐ろしけりゃ→ 116 00:07:37,991 --> 00:07:39,927 この屋敷に 入ってこなきゃ いいじゃないか。 117 00:07:39,993 --> 00:07:44,932 言ってみりゃ ここは 敵陣だよ。 腹に 一物 抱えながら→ 118 00:07:44,998 --> 00:07:46,934 あの子は 敵陣に 乗り込んできたんだよ。 119 00:07:47,000 --> 00:07:49,937 (眞澄) 美輪子が 放さなかったからじゃないですか。 120 00:07:50,003 --> 00:07:53,006 お姉ちゃま お姉ちゃまって。 121 00:07:55,008 --> 00:07:57,945 しかし ここは けじめだ。 断じて 出てってもらう。 122 00:07:58,011 --> 00:08:01,882 (眞澄) あなた。 姉妹の間を 引き裂いたら どうなると 思うんです? 123 00:08:01,949 --> 00:08:05,953 美輪子が ショックを受けて 大変な騒ぎになるわ。 124 00:08:08,956 --> 00:08:11,959 私だって 愁嘆場は ごめんだよ。 125 00:08:19,967 --> 00:08:27,975 しかし このままに しておくわけには いかない。 126 00:08:27,975 --> 00:09:06,947 ♪~ 127 00:09:06,947 --> 00:09:09,883 \(眞澄) 富貴子。 128 00:09:09,950 --> 00:09:14,888 こんなに早く どこへ? (富貴子) お母さん。 129 00:09:14,955 --> 00:09:17,891 (眞澄) 朝ご飯も 食べずに どこ 行くの? 130 00:09:17,958 --> 00:09:20,894 (富貴子) ウオーキングがてら カフェまで。 131 00:09:20,961 --> 00:09:24,898 最近 歩いてないので。 (眞澄) そう。 132 00:09:24,965 --> 00:09:26,967 (富貴子) いってきます。 133 00:10:01,001 --> 00:10:04,871 (富貴子) 父さん。 おはよう。 134 00:10:04,938 --> 00:10:06,940 \(戸の開く音) 135 00:10:12,946 --> 00:10:14,881 (富貴子) パパ…。 136 00:10:14,948 --> 00:10:18,885 パパと呼ぶのは やめた方が いいね。 137 00:10:18,952 --> 00:10:21,955 お前は ここの娘なんだから。 138 00:10:25,959 --> 00:10:31,898 富貴子。 よくも 私を だましてくれたね。 139 00:10:31,965 --> 00:10:33,900 私だけじゃない。 140 00:10:33,967 --> 00:10:37,904 眞澄も 美輪子も お前は だまし続けたんだ。 141 00:10:37,971 --> 00:10:42,976 (富貴子) いいえ…。 (崑一) がっかりしたよ お前には。 142 00:10:44,978 --> 00:10:46,913 両親を 呼びなさい。 143 00:10:46,980 --> 00:10:48,982 \(峰靖) おっ。 おはよう。 144 00:10:50,984 --> 00:10:54,921 しばらくだね。 吉田さん。 145 00:10:54,988 --> 00:10:56,923 (峰靖) あっ。 いや。 これは…。 146 00:10:56,990 --> 00:10:59,926 \(伊佐子) 富貴子が 帰ってきたの?→ 147 00:10:59,993 --> 00:11:01,862 ああ…。 (崑一) ハハッ。→ 148 00:11:01,928 --> 00:11:05,866 びっくりさせて 悪かったね。 149 00:11:05,932 --> 00:11:10,871 (伊佐子) 富貴子。 どうしたのよ? どうして こんな人を? 150 00:11:10,937 --> 00:11:14,875 (崑一) フフッ。 私だって こんなところ→ 151 00:11:14,941 --> 00:11:18,879 二度と 来たくなかった。 152 00:11:18,945 --> 00:11:22,883 まあ 立ったままじゃ 話にならないから→ 153 00:11:22,949 --> 00:11:25,952 座らせてもらうよ。 154 00:11:25,952 --> 00:11:44,971 ♪~ 155 00:11:44,971 --> 00:11:46,907 (峰靖) 何か 富貴子に→ 156 00:11:46,973 --> 00:11:49,910 ご不満なことが あるんでしょうか? 157 00:11:49,976 --> 00:11:54,915 ご不満だと? 決まってるじゃないか。 158 00:11:54,981 --> 00:11:59,920 こんな いわく 因縁のある家の 娘を 差し向けて。 159 00:11:59,986 --> 00:12:02,856 何の魂胆があって そんなこと する? 160 00:12:02,923 --> 00:12:05,859 魂胆なんか ありませんよ。 161 00:12:05,926 --> 00:12:08,862 お宅の 美輪子さんとは 姉妹なんだから→ 162 00:12:08,929 --> 00:12:10,864 しかたがないじゃ ないですか。 163 00:12:10,931 --> 00:12:14,868 お互いの血が 引かれ合ってるんだから。 164 00:12:14,935 --> 00:12:17,871 それだけかね? 165 00:12:17,938 --> 00:12:20,874 他に 何があるっていうんです? 166 00:12:20,941 --> 00:12:24,878 うちにとっても 富貴子は 大事な娘ですよ。→ 167 00:12:24,945 --> 00:12:27,881 小日向家には 近寄らない方が いい。→ 168 00:12:27,948 --> 00:12:29,883 身元が バレたら 大変なことに なるからって→ 169 00:12:29,950 --> 00:12:32,886 何度も 反対したんです。→ 170 00:12:32,953 --> 00:12:36,890 でもね どうしても 妹が かわいそうだから→ 171 00:12:36,957 --> 00:12:39,893 実母のところに 帰るって 言われりゃ→ 172 00:12:39,960 --> 00:12:44,965 養い親としては 止めようが ないんですよ。 173 00:12:47,968 --> 00:12:50,971 そうなのか? 富貴子。 174 00:12:52,973 --> 00:13:00,914 それだけなのか? (富貴子) ええ。 申し訳ありません。 175 00:13:00,981 --> 00:13:03,850 (伊佐子) 何も あんたが 謝ることないよ。→ 176 00:13:03,917 --> 00:13:06,853 何 一つ 悪いことなんか してないんだから。 177 00:13:06,920 --> 00:13:10,857 (杉彦) 帰れ。 帰れ! 帰れ! 178 00:13:10,924 --> 00:13:13,860 (伊佐子) 本当はね あの事件だって→ 179 00:13:13,927 --> 00:13:16,863 うちの 多摩留だけが 悪いんじゃないんだ。 180 00:13:16,930 --> 00:13:19,866 (伊佐子) お宅の 美輪子って わがまま娘が→ 181 00:13:19,933 --> 00:13:22,869 多摩留を 誘惑した揚げ句に…。 (峰靖) よしなさい。 182 00:13:22,936 --> 00:13:26,873 お宅が うちに 恨みを持ってるのと 同じくらい→ 183 00:13:26,940 --> 00:13:28,875 私たちだって 恨んでますよ。 184 00:13:28,942 --> 00:13:30,877 それだけは 覚えといてくださいよ。 185 00:13:30,944 --> 00:13:33,947 (富貴子) 母さん。 お願い。 やめて。 186 00:13:35,949 --> 00:13:39,886 言いたい放題 言うんじゃない! 187 00:13:39,953 --> 00:13:42,889 どちらが 被害者だと 思ってんだ? 188 00:13:42,956 --> 00:13:45,892 (杉彦) 帰れ! 帰れ!→ 189 00:13:45,959 --> 00:13:47,894 帰れ! (崑一) うわ!? 190 00:13:47,961 --> 00:13:49,896 (峰靖) やめろ! 杉彦! (杉彦) 帰れ! 帰れ! 191 00:13:49,963 --> 00:13:51,898 (峰靖) やめなさい! (杉彦) 帰れ…。 192 00:13:51,965 --> 00:13:53,900 (峰靖) 杉彦! (崑一) 何なんだ? これは! 193 00:13:53,967 --> 00:13:56,903 (峰靖) 杉彦! (富貴子) すみません。 194 00:13:56,970 --> 00:13:58,905 あっ。 195 00:13:58,972 --> 00:14:03,843 富貴子。 お前は もう このまま 戻らなくていい。 196 00:14:03,910 --> 00:14:06,846 (富貴子) えっ? 197 00:14:06,913 --> 00:14:11,851 荷物は こちらに 送ってやる。 いいな? 198 00:14:11,918 --> 00:14:15,855 二度と 小日向家の敷居を またぐことは ならん! 199 00:14:15,922 --> 00:14:18,859 美輪子とも 二度と 会うな! 200 00:14:18,925 --> 00:14:22,929 姉妹の縁を 切ってもらう! 分かったな! 201 00:14:24,931 --> 00:14:29,936 \(杉彦) 帰ったよ。 帰ったよ。 ハハハ。 202 00:14:37,944 --> 00:14:40,880 (峰靖) 富貴子。 大丈夫か? 203 00:14:40,947 --> 00:14:43,883 なるように なったんだ。 204 00:14:43,950 --> 00:14:47,954 他に どうしようも ないじゃないか。 205 00:14:54,694 --> 00:14:57,631 (美輪子) お母さん…。 おばあちゃま。 来てたの? 206 00:14:57,697 --> 00:15:01,635 (萌子) 美輪ちゃん。 夕方からね お邪魔してたのよ。 207 00:15:01,701 --> 00:15:05,639 (美輪子) おかしいの お母さん。 お姉ちゃまに 連絡がつかないの。 208 00:15:05,705 --> 00:15:08,642 (眞澄) そう。 どうしたのかしらねぇ。 209 00:15:08,708 --> 00:15:12,646 (美輪子) 今日は 朝 早く 出たきり ローズカフェにも 出てこなくて。 210 00:15:12,712 --> 00:15:14,648 予約の ネイルアートの お客さまが→ 211 00:15:14,714 --> 00:15:16,650 ぷんぷんして 帰っちゃったわ。 212 00:15:16,716 --> 00:15:20,654 昼間から 何回 かけてるか 知れやしない。 213 00:15:20,720 --> 00:15:23,657 (眞澄) もしかしたら 綱輝さんと 一緒かもしれないし。 214 00:15:23,723 --> 00:15:25,659 (美輪子) 綱輝さんにも 連絡したわよ。 215 00:15:25,725 --> 00:15:29,663 だけど 今日は 一度も 電話は ないって。 216 00:15:29,729 --> 00:15:32,599 (眞澄) あっ。 じゃあ どこか 知り合いのところにでも…。 217 00:15:32,666 --> 00:15:34,668 (美輪子) だって…。 218 00:15:38,672 --> 00:15:42,609 (美輪子) じゃあ 私 もう 寝ます。 219 00:15:42,676 --> 00:15:45,679 (萌子) 美輪ちゃん。 おやすみなさい。 220 00:15:50,684 --> 00:15:52,619 (萌子) どうするのよ? 眞澄。 221 00:15:52,686 --> 00:15:54,621 美輪ちゃん かわいそうじゃないの。 222 00:15:54,688 --> 00:15:58,625 (眞澄) 崑一が 怒り心頭で 富貴子を 追い出すの 一点張りで。 223 00:15:58,692 --> 00:16:00,627 どうしたら いいのか 私には もう…。 224 00:16:00,694 --> 00:16:04,631 ねえ。 ちょっと。 もう一度 筋道を立てて 話してよ。 225 00:16:04,698 --> 00:16:08,635 (眞澄) ああ。 どこまで 話したのか…。 >> あのう。 崑一さんが→ 226 00:16:08,702 --> 00:16:10,637 粉まみれになって 帰ってきたところまで。 227 00:16:10,704 --> 00:16:13,640 (眞澄) そうなのよ。 びっくりしちゃった。 228 00:16:13,707 --> 00:16:16,643 頭から 天ぷらの小麦粉を 掛けられたらしくって→ 229 00:16:16,710 --> 00:16:21,648 体中 真っ白で。 >> ひどいわね。 向こうの親も。 230 00:16:21,715 --> 00:16:25,652 (眞澄) もう あそこまで いったら 駄目ね。 収拾が つかないわ。 231 00:16:25,719 --> 00:16:27,654 かんかんになって 出てったっきり→ 232 00:16:27,721 --> 00:16:30,657 帰ってきやしない。 >> じゃあ 2人は? 233 00:16:30,724 --> 00:16:34,661 美輪子と 富貴子は 引き裂かれるの? 234 00:16:34,728 --> 00:16:36,663 (眞澄) もう しかたがないのよ。 235 00:16:36,730 --> 00:16:40,667 崑一が 憎んでるんだもの。 富貴子を。 236 00:16:40,734 --> 00:16:44,671 やっぱり 自分の子じゃないから。 237 00:16:44,738 --> 00:16:49,676 でも かわいそうね。 2人とも。 もう 何て→ 238 00:16:49,743 --> 00:16:54,681 かわいそうな子たちなのかしら ホントに。 239 00:16:54,748 --> 00:16:58,685 ☏ 240 00:16:58,752 --> 00:17:01,688 ☏ (伊佐子) また 美輪子からだよ。→ 241 00:17:01,755 --> 00:17:05,692 あんた 出なさいよ。 もう 会えなくなったって→ 242 00:17:05,759 --> 00:17:08,695 はっきり 言うしか ないじゃないの。 243 00:17:08,762 --> 00:17:11,698 ☏ 244 00:17:11,765 --> 00:17:15,702 (伊佐子) 杉彦。 電話に出て 閉店だって 言いな。 245 00:17:15,769 --> 00:17:18,705 ☏ 246 00:17:18,772 --> 00:17:21,775 (杉彦) 閉店です。 閉店です。 247 00:17:27,781 --> 00:17:32,719 (美輪子) お姉ちゃま…。 どうしちゃったの? 248 00:17:32,719 --> 00:17:45,732 ♪~ 249 00:17:45,732 --> 00:17:47,667 \(足音) 250 00:17:47,734 --> 00:17:49,669 \(ノック) \(ドアの開く音) 251 00:17:49,736 --> 00:17:53,673 (眞澄) 美輪ちゃん。 (男性たち) おはようございます。 252 00:17:53,740 --> 00:17:55,675 (美輪子) 何なの? どうしたの? 253 00:17:55,742 --> 00:17:59,679 (眞澄) こちら側のものは 全部 運びだしてもらって いいですから。 254 00:17:59,746 --> 00:18:02,682 (男性) ベッドもですか? (眞澄) いえ。 ベッドや 机は いいの。 255 00:18:02,749 --> 00:18:06,686 この辺りの こまごまとしたもの。 本も。 256 00:18:06,753 --> 00:18:08,755 (男性) はい。 (眞澄) あと…。 257 00:18:10,757 --> 00:18:13,693 こちら側の 服や バッグも 全部。 (男性) はい。 分かりました。 258 00:18:13,760 --> 00:18:16,696 (眞澄) お願いします。 259 00:18:16,763 --> 00:18:19,699 (美輪子) お母さん。 何なの? これは。 どういうことなの? 260 00:18:19,766 --> 00:18:23,703 (眞澄) パパがね 富貴子を 引っ越しさせるって 聞かないのよ。 261 00:18:23,770 --> 00:18:25,705 (美輪子) 引っ越しですって? 262 00:18:25,772 --> 00:18:28,708 (眞澄) 美輪ちゃん。 あなたは ここに いない方が いいわ。 263 00:18:28,775 --> 00:18:31,644 下へ 行きましょう。 264 00:18:31,711 --> 00:18:33,646 (美輪子) やめて! やめて! (男性) ちょっと…。→ 265 00:18:33,713 --> 00:18:36,649 邪魔しないでくださいよ。 (眞澄) 美輪子。 行くのよ。 266 00:18:36,716 --> 00:18:39,652 (美輪子) やだ。 何なの? (眞澄) ほら。 来なさい。 来なさい。 267 00:18:39,719 --> 00:18:41,654 (美輪子) やめてよ! (眞澄) 来なさい。 268 00:18:41,721 --> 00:18:45,658 (美輪子) パパ。 いくら何でも ひど過ぎるわ! 269 00:18:45,725 --> 00:18:47,660 どうして そんな 無慈悲なことを なさるのよ? 270 00:18:47,727 --> 00:18:50,663 (崑一) 落ち着きなさい 美輪子。→ 271 00:18:50,730 --> 00:18:52,665 パパだって 富貴子を→ 272 00:18:52,732 --> 00:18:54,667 追い出すような まねは したくなかった。→ 273 00:18:54,734 --> 00:18:56,669 しかし どうしても ここに→ 274 00:18:56,736 --> 00:18:59,672 置いておくわけには いかない 理由が あるんだよ。 275 00:18:59,739 --> 00:19:03,676 (美輪子) 理由? 理由って 何よ!? 276 00:19:03,743 --> 00:19:07,680 恐ろしいことなんだよ。 これは。→ 277 00:19:07,747 --> 00:19:11,684 お前に ショックを 与えたくないんだが。 278 00:19:11,751 --> 00:19:15,688 (美輪子) 言えば いいじゃないの。 早く! 279 00:19:15,755 --> 00:19:19,692 (眞澄) ねえ。 美輪子。 後で お母さんが ちゃんと 説明するから。 280 00:19:19,759 --> 00:19:22,695 (美輪子) 説明なんか してくれなくたって いいわ。 281 00:19:22,762 --> 00:19:26,699 どうせ 富貴子が 多摩留の姉だからでしょう? 282 00:19:26,766 --> 00:19:29,702 (眞澄) えっ? 283 00:19:29,769 --> 00:19:33,640 (美輪子) ぼたんを 殺し 田園調布の家を 放火して 死んだ→ 284 00:19:33,706 --> 00:19:36,643 おぞましい 宿敵。 285 00:19:36,709 --> 00:19:41,648 多摩留の その姉 吉田屋の養女が お姉ちゃまだから。 286 00:19:41,714 --> 00:19:46,653 そうでしょう? それが 理由なんでしょう? 287 00:19:46,719 --> 00:19:51,658 (眞澄) 美輪子。 あなた 知ってたの? 288 00:19:51,724 --> 00:19:55,662 (美輪子) 私たちは ただの姉妹じゃないのよ? 289 00:19:55,728 --> 00:20:01,668 牡丹と薔薇の姉妹なのよ。 そんなこと 百も承知だわ! 290 00:20:01,734 --> 00:20:05,672 (眞澄) じゃあ 富貴子が あなたに? 291 00:20:05,738 --> 00:20:10,677 (美輪子) 私と お姉ちゃま。 2人だけの→ 292 00:20:10,743 --> 00:20:14,747 誰にも 知られてはならない 秘密だったのに。 293 00:20:16,749 --> 00:20:20,687 どうして そっとしておいてくれないのよ? 294 00:20:20,753 --> 00:20:24,691 静かに 見守ってくれないのよ? 295 00:20:24,757 --> 00:20:30,763 そうか。 知っていたのか。 296 00:20:35,702 --> 00:20:39,639 (崑一) だったら 話は早い。→ 297 00:20:39,706 --> 00:20:44,644 パパとしても 心を鬼にして→ 298 00:20:44,711 --> 00:20:48,715 富貴子を 追い出すしか なかったんだよ。 299 00:20:50,717 --> 00:20:57,657 (美輪子) パパ。 お姉ちゃまを 許してあげてください。 300 00:20:57,724 --> 00:21:01,661 それは できない。 301 00:21:01,728 --> 00:21:03,663 (美輪子) お願いだから。 302 00:21:03,730 --> 00:21:08,668 パパの 広い お心で。 慈悲の お心で。 303 00:21:08,735 --> 00:21:11,671 駄目だ! 304 00:21:11,738 --> 00:21:14,674 この家で 富貴子に うろちょろされちゃ→ 305 00:21:14,741 --> 00:21:20,747 死んだ ぼたんの魂が 浮かばれないじゃないか。 306 00:21:24,751 --> 00:21:26,686 (崑一) いいかね?→ 307 00:21:26,753 --> 00:21:29,756 美輪子も あんな姉とは 二度と 会うな。 308 00:21:31,691 --> 00:21:36,696 それだけは パパが 許さない。 いいかね? 309 00:21:36,696 --> 00:21:48,708 ♪~ 310 00:21:48,708 --> 00:21:52,712 (美輪子) パパは 何にも 分かってない! 311 00:21:56,716 --> 00:22:03,656 (美輪子) 亡くなった ぼたんの魂は 富貴子に 乗り移ってるのに。 312 00:22:03,723 --> 00:22:10,663 私たちを 引き裂くことなんて 誰にも できやしないわ。 313 00:22:10,730 --> 00:22:13,733 絶対に 誰にも。